JP4980826B2 - 中継装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

複数のネットワークの間で送受信する情報を中継する技術に関する。
近年のIP(Internet Protocol)網の発展に伴い、VoIP(Voice over IP)サービスが普及してきている。
VoIPとは、IP網上で音声情報を送受信する技術である。VoIPは、通信装置間に仮想的な通話路(セッション)を設定する。IPパケット化された音声データは、設定した通信路上で転送される。通信装置間のセッション確立、維持、切断を制御するため、セッション制御プロトコルが要求される。その中でもSIP(Session Initiation Protocol)は機能の拡張性が高いため、VoIPのセッション制御プロトコルとして注目されている。
ここで、拠点毎に設けられているネットワークに接続されている端末間での通信、特にVoIPの通話を可能にするため、ネットワーク間の通信を中継する中継装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−340076号公報
従来の中継装置では、ネットワークに接続されている端末からの要求に応じて、他のネットワークの端末や装置に情報を送信するようにしており、ネットワークの状態を判断して、中継装置から自発的に情報を送信して、円滑な中継処理を行うことができるようにすることは行われていなかった。
そのため、例えば、情報を送信する先のネットワークに障害があった場合でも、端末からの発信があると、情報を送信する先のネットワークへの発信処理を行い、当該ネットワークへの発信に失敗してから、発信元の端末に発信の失敗を伝えるようになっており、中継処理に遅延が発生するようなこともあった。
そこで、本発明は、ネットワークの状態を判断して、中継装置から自発的に情報を送信して、円滑な中継処理を行うことができるようにすることを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、中継装置が自発的に、中継処理を行うために必要な情報をネットワークに接続されている装置に送信するようにしている。
例えば、本発明は、第1のIP網と第2のIP網とに接続され、前記第1のIP網のSIP端末と、前記第2のIP網のSIP端末との間のセッションを制御するためのメッセージを中継する中継装置であって、
前記第1のIP網の第1のSIPサーバに、前記第2のIP網のSIP端末論理的なアドレス情報に対応させて自装置の接続用アドレス情報を登録することで、前記論理的なアドレス情報を宛先とするメッセージを前記第1のSIPサーバより受信して、受信したメッセージを前記第2のIP網の第2のSIPサーバに転送し、
前記第2のSIPサーバへ送信したメッセージに対して、当該第2のSIPサーバからエラー応答を受信した場合、または、予め定められた期間内に当該第2のSIPサーバから応答を受信しなかった場合に、前記第1のSIPサーバに、前記登録した、前記第2のIP網に接続されているSIP端末の論理的なアドレス情報の削除を要求することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、ネットワークの状態を判断して、中継装置から自発的に情報を送信することで、円滑な中継処理を行うことができる。
図1は、第一の実施形態である通信システム100の概略図である。
図示するように、通信システム100は、中継装置110と、第1のSIPサーバ150と、第2のSIPサーバ151と、SIP端末160A〜160Dと、を備える。
第1のSIPサーバ150、SIP端末160A及びSIP端末160Bは、第1のネットワーク170に接続されており、第2のSIPサーバ151、SIP端末160C及びSIP端末160Dは、第2のネットワーク171に接続されており、第1のネットワーク170Aと第2のネットワーク171は、中継装置110を介して、相互に情報の送受信を行うことができるようにされている。
ここで、第1のSIPサーバ150、第2のSIPサーバ151及びSIP端末160A〜160Dは汎用のものを用いればよいため、詳細な説明を省略する。
図2は、中継装置110の概略図である。
図示するように、中継装置110は、記憶部120と、制御部130と、第1のIF部140と、第2のIF部141と、を備える。
記憶部120は、登録情報記憶領域121と、対応関係記憶領域122と、接続情報記憶領域123と、を備える。
登録情報記憶領域121には、第1のネットワーク170及び第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160A〜160Dの論理的なアドレス情報(本実施形態では、電話番号)を特定する情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、図3(登録情報テーブル121a、121bの概略図)に示すような登録情報テーブル121a、121bが、中継装置110により中継されるネットワーク毎に記憶される。
登録情報テーブル121aには、第1のネットワーク170に接続されているSIP端末160A、160Bに割り当てられている論理的なアドレス情報である電話番号が格納されており、登録情報テーブル121bには、第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160C、160Dに割り当てられている論理的なアドレス情報である電話番号が格納されている。
図2に戻り、対応関係記憶領域122には、第1のSIPサーバ150及び第2のSIPサーバ151との間の通信が可能か否かを特定する情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、図4(対応関係テーブル122aの概略図)に示すような対応関係テーブル122aが記憶される。
図示するように、対応関係テーブル122aは、SIPサーバ欄122cと、通信状況欄122cと、を備える。
SIPサーバ欄122cには、中継装置110が中継するネットワークに接続されているSIPサーバを特定する情報が格納される。
本実施形態においては、中継装置110が中継する第1のネットワーク170及び第2のネットワーク171に接続されている第1のSIPサーバ150及び第2のSIPサーバ151のIPアドレスが格納される。
通信状況欄122cには、SIPサーバ欄122cで特定されるSIPサーバとの間の通信が可能か否かを特定する情報が格納される。
ここでは、通信が可能である場合には「可」の文字が、通信が不可能である場合には「不可」の文字が、本欄に格納される。
なお、SIPサーバとの間の通信の可又は不可は、後述する監視処理部132で判断し、判断した結果が本欄に格納される。
接続情報記憶領域123には、中継装置110を介して、接続(ダイアログ)を確立したSIP端末を特定する情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、図5(接続情報テーブル123aの概略図)に示すような接続情報テーブル123aが記憶される。
図示するように、接続情報テーブル123aは、第1のネットワーク側SIP端末アドレス欄123bと、第2のネットワーク側SIP端末アドレス欄123cと、を備える。
第1のネットワーク側SIP端末アドレス欄123bには、中継装置110を介して、接続を確立したSIP端末のうち、第1のネットワーク170に接続されているSIP端末を特定する情報(ここでは、IPアドレス)が格納される。
第2のネットワーク側SIP端末アドレス欄123cには、中継装置110を介して、接続を確立したSIP端末のうち、第2のネットワーク171に接続されているSIP端末を特定する情報(ここでは、IPアドレス)が格納される。
なお、これらのSIP端末を特定する情報については、SIPのINVITEメッセージや当該INVITEメッセージに対する成功応答メッセージ(200OKメッセージ)等から取得すればよい。また、BYEメッセージやCANCELメッセージを中継した際に、格納した情報を削除すればよい。
図2に戻り、制御部130は、中継処理部131と、監視処理部132と、を備える。
中継処理部131は、宛先又は送信元のアドレスを変換することにより、ネットワーク間での情報の送受信を中継する処理を行う。
監視処理部132は、ネットワークに接続されているSIPサーバと通信が可能か否かを監視する処理を行う。
具体的には、本実施形態では、予め定められたときにREGISTERメッセージ及びreINVITEメッセージをSIPサーバに送信し、その成功応答(200OKメッセージ)を受信した際には、当該SIPサーバとの間の通信が可能と判断し、エラーメッセージを受信した場合や予め定められた期間内にSIPサーバより応答メッセージを受信しなかった場合には、当該SIPサーバとの間の通信が不可能と判断する。
なお、監視処理部132は、SIPサーバとの間の通信が可能と判断した場合には、対応関係テーブル122aの当該SIPサーバに対応するレコードの通信状況欄122cに「可」の文字を格納し、一方、SIPサーバとの間の通信が不可能と判断した場合には、対応関係テーブル122aの当該SIPサーバに対応するレコードの通信状況欄122cに「不可」の文字を格納する。
また、監視処理部132は、中継処理部131を介して通話中のSIP端末がある場合に、SIPサーバとの通信ができないものと判断した場合には、通信中のSIP端末の通信を切断する処理を行う。
具体的には、SIPサーバに対して送信したreINVITEメッセージに対してエラー応答メッセージを受信し、または、予め定められた期間内に応答メッセージを受信しない場合には、通話中のSIP端末にBYEメッセージを送信して、これらの間の通話を切断する処理を行う。
第1のIF部140は、第1のネットワーク170を介した情報の送受信を行うためのインターフェースである。
第2のIF部141は、第2のネットワーク171を介した情報の送受信を行うためのインターフェースである。
図6は、通信システム100における処理の第1の例を説明するシーケンス図である。
ここで、図6は、第1のネットワーク170に接続されている第1のSIPサーバ150及び第2のネットワーク171に接続されている第2のSIPサーバ151が、ともに正常に動作している場合の処理を説明するもののである。
まず、中継装置110の監視処理部132は、中継装置110の電源がONにされた場合、または、REGISTERの送信タイムアウトが発生した場合に(S500)、登録情報テーブル121bに格納されている第2のネットワーク171に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置110に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージを生成して、第1のIF部140を介して第1のSIPサーバ150に送信する(S501)。
また、中継装置110の監視処理部132は、登録情報テーブル121aに格納されている第1のネットワーク170に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置110に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージを生成して、第2のIF部141を介して第2のSIPサーバ151に送信する(S502)。
このようなREGISTERメッセージを第1のSIPサーバ150及び第2のSIPサーバ151に送信することにより、第1のネットワーク170に接続されているSIP端末160A、160Bからのメッセージは、第1のSIPサーバ150を介して、中継装置110に送られるようになり、また、第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160C、160Dからのメッセージは、第2のSIPサーバ151を介して、中継装置110に送られるようになる。
中継装置110からREGISTERメッセージを受信した第1のSIPサーバ150は、正常に動作している場合、中継装置110に成功応答である200OKメッセージを送信する(S503)。
第1のSIPサーバ150から200OKメッセージを受信した中継装置110では、監視処理部132が、第1のSIPサーバ150に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第1のSIPサーバ150に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S504)。
なお、ステップS501において、第1のSIPサーバ150に複数のREGISTERメッセージを送信した場合には、その何れか一つにでも成功応答メッセージを受信したときには、第1のSIPサーバ150に対して発信が可能であると判断すればよい。
また、中継装置110からREGISTERメッセージを受信した第2のSIPサーバ151も、正常に動作している場合、中継装置110に成功応答である200OKメッセージを送信する(S505)。
第2のSIPサーバ151から200OKメッセージを受信した中継装置110では、監視処理部132が、第2のSIPサーバ150に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第2のSIPサーバ151に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S506)。
ここで、ステップS502において、第2のSIPサーバ151に複数のREGISTERメッセージを送信した場合には、その何れか一つにでも成功応答メッセージを受信したときには、第2のSIPサーバ151に対して発信が可能であると判断すればよい。
このような状況において、例えば、第1のネットワーク170に接続されているSIP端末160Aから第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160Cに対するINVITEメッセージが送信された場合には(S507)、第1のSIPサーバ150は、受信したINVITEメッセージで特定されている論理的なアドレス情報(SIP端末160Cの電話番号)に対応して記憶されているコンタクトアドレス(IPアドレス)を有する中継装置110に当該INVITEメッセージを転送する(S508)。
このようなINVITEメッセージを受信した中継装置110では、第2のSIPサーバ151にINVITEメッセージを転送し(S509)、第2のSIPサーバ151は、REGISTER情報に基づいて、SIP端末160CにINVITEメッセージを転送する(S510)。
その後は、通常のSIP処理に従って、SIP端末160AとSIP端末160Cの間の接続が確立される(S511)。
そして、中継装置110の監視処理部132は、REGISTERの送信タイムアウトが発生すると(S512)、上述と同様に、REGISTERメッセージを生成して、第1のIF部140を介して第1のSIPサーバ150に送信し(S513)、また、REGISTERメッセージを生成して、第2のIF部141を介して第2のSIPサーバ151に送信する(S514)。
中継装置110からREGISTERメッセージを受信した第1のSIPサーバ150は、正常に動作している場合、中継装置110に成功応答である200OKメッセージを送信する(S515)。
第1のSIPサーバ150から200OKメッセージを受信した中継装置110では、第1のSIPサーバ150に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第1のSIPサーバ150に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S516)。
また、中継装置110からREGISTERメッセージを受信した第2のSIPサーバ151も、正常に動作している場合、中継装置110に成功応答である200OKメッセージを送信する(S517)。
第2のSIPサーバ151から200OKメッセージを受信した中継装置110では、第2のSIPサーバ151に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第2のSIPサーバ151に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S518)。
なお、ステップS512〜ステップS518に示した監視処理の結果については、通信中の呼には影響しない。
図7は、通信システム100における処理の第2の例を説明するシーケンス図である。
ここで、図7は、図6に示すシーケンスにおいて、第2のSIPサーバ151に障害が生じた場合の例を示す。
まず、第2のSIPサーバ151に障害が生じており、SIPによる呼制御を行うことができなくなっているものとする(S520)
ここで、中継装置110の監視処理部132は、中継装置110の電源がONにされた場合、または、REGISTERの送信タイムアウトが発生した場合に(S521)、登録情報テーブル121bに格納されている第2のネットワーク171に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置110に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージを生成して、第1のIF部140を介して第1のSIPサーバ150に送信する(S522)。
また、中継装置110の監視処理部132は、登録情報テーブル121aに格納されている第1のネットワーク170に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置110に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージを生成して、第2のIF部141を介して第2のSIPサーバ151に送信する(S523)。
中継装置110からREGISTERメッセージを受信した第1のSIPサーバ150は、正常に動作している場合、中継装置110に成功応答である200OKメッセージを送信する(S524)。
第1のSIPサーバ150から200OKメッセージを受信した中継装置110では、監視処理部132が、第1のSIPサーバ150に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第1のSIPサーバ150に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S525)。
また、中継装置110からREGISTERメッセージを受信した第2のSIPサーバ151では、障害が生じているため、例えば、SIPの400番台や500番台のエラー応答メッセージを中継装置110に送信する(S526)。
このようなエラー応答メッセージを受信した中継装置110では、監視処理部132が、第2のSIPサーバ151に対して発信が不可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第2のSIPサーバ151に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「不可」にする(S527)。
そして、監視処理部132は、第1のSIPサーバ150に対して、第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160C、160Dへのメッセージを転送しないように、登録情報テーブル121bに格納されている第2のネットワーク171に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置110に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージにおいて、有効期間を「0」に設定した(Expire=0)REGISTERメッセージを生成して、第1のIF部140を介して第1のSIPサーバ150に送信する(S528)。
このようなREGISTERメッセージを受信した第1のSIPサーバ150では、第2のネットワークに接続されているSIP端末160C、160Dの登録情報を削除し、成功応答である200OKメッセージを中継装置110に送信する(S529)。
このような状況において、例えば、第1のネットワーク170に接続されているSIP端末160Aから第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160Cに対するINVITEメッセージが送信された場合には(S530)、第1のSIPサーバ150は、受信したINVITEメッセージで特定されている論理的なアドレス情報(SIP端末160Cの電話番号)に対応する登録情報がないため、SIP端末160Aに対して記憶されているエラー応答メッセージを返信する(S531)。
以上のように、本発明によれば、障害が生じているネットワークには、メッセージが送信されないため、中継装置110による中継処理に遅滞が生じることがなくなるほか、障害が生じているネットワークメッセージを送信することで、障害を悪化させてしまうようなこともなくなる。
図8は、中継装置110の電源がONにされた場合、または、REGISTERの送信タイムアウトが発生した場合に、中継装置110の監視処理部132が行う監視処理のフローチャートである。
まず、監視処理部132は、中継装置110の電源がONにされたこと、または、REGISTERの送信タイムアウトが発生したこと、を検出した場合には(S540でYES)、中継装置110が中継するネットワークに接続されている対象のSIPサーバにREGISTERメッセージを送信する(S541)。なお、この場合のREGISTERメッセージは、SIPサーバが接続されているネットワークとは異なるネットワークに接続されているSIP端末の電話番号と、中継装置110のIPアドレスと、を登録するものとする。
そして、監視処理部132は、REGISTERメッセージを送信したSIPサーバから成功応答(200OKメッセージ)を受信した場合には(S542でYES)、送信してきたSIPサーバに対応する対応関係テーブル122aの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S543)。
また、監視処理部132は、成功応答を受信せずに(S542でNO)、エラー応答を受信した場合には(S544でYES)、送信してきたSIPサーバに対応する対応関係テーブル122aの通信状況欄122cに格納されている情報を「不可」にする(S545)。
そして、監視処理部132は、成功応答を受信せず(S542でNO)、また、エラー応答も受信せず(S544でNO)に、予め定められた期間が経過した場合には(S546でYES)、応答のないSIPサーバに対応する対応関係テーブル122aの通信状況欄122cに格納されている情報を「不可」にする(S547)。
図9は、通信システム100における処理の第3の例を説明するシーケンス図である。
ここで、図9では、SIP端末160AとSIP端末160Cが通話中に、第2のSIPサーバに障害が生じた場合の例を示す。
まず、第1のネットワーク170に接続されているSIP端末160Aと、第2のネットワークに接続されているSIP端末160Cと、が通話中であるとする(S550)。
そして、第2のSIPサーバ151に障害が生じ、SIPによる呼制御を行うことができなくなっているものとする(S551)。
ここで、中継装置110の監視処理部132は、第1のネットワーク170側のセッション更新タイムアウトが発生した場合(S552)、セッションを継続するためにreINVITEメッセージを第1のSIPサーバ150に送信する(S553)。
中継装置110からreINVITEメッセージを受信した第1のSIPサーバ150は、正常に動作している場合、中継装置110に成功応答である200OKメッセージを送信する(S554)。
これに対して、中継装置110の監視処理部132は、受信応答であるACKメッセージを返信し、セッションを継続する(S555)。
また、中継装置110の監視処理部132は、第2のネットワーク171側のセッション更新タイムアウトが発生した場合(S556)、セッションを継続するためにreINVITEメッセージを第2のSIPサーバ151に送信する(S557)。
中継装置110からreINVITEメッセージを受信した第2のSIPサーバ151では、障害が発生しているため、例えば、SIPの400番台や500番台のエラー応答メッセージを中継装置110に送信する(S558)。
このようなエラー応答メッセージを受信した中継装置110では、第2のネットワーク171側のセッションタイマの満了した場合に(S559)、監視処理部132が、第1のSIPサーバ150及び第2のSIPサーバ151を介して(S560、S564)、SIP端末161A及びSIP端末160CにBYEメッセージを送信し(S561、S565)、これらの間の通話を切断する。なお、SIPサーバに障害が生じている側のSIP端末には、接続情報記憶領域123に記憶されている接続情報テーブル123aを参照して、SIP端末に直接BYEメッセージを送信するようにしてもよい。
なお、このようなBYEメッセージを受信したSIP端末160A、160Bは、第1のSIPサーバ150及び第2のSIPサーバ151を介して(S562、S566)、中継装置110に200OKメッセージを送信する(S563、S567)。
以上のような処理を行うことで、SIP端末間での通信の切断を確実に行うことができるようになる。
なお、図9の例では、ステップS564で、障害が発生している第2のSIPサーバ151を介して、BYEメッセージを送信するようにしているが、このような態様に限定されず、例えば、接続情報テーブル123aから接続中のSIP端末160CのIPアドレスを特定して、当該SIP端末160Cに直接BYEメッセージを送信するようにしてもよい。
図10は、セッション更新タイムアウトが発生した場合に、中継装置110の監視処理部132が行う監視処理のフローチャートである。
まず、監視処理部132は、セッション更新タイムアウトが発生したことを検出した場合には(S570でYES)、セッション更新タイムアウトが発生したネットワークに接続されているSIPサーバにreINVITEメッセージを送信する(S571)。
そして、監視処理部132は、reINVITEメッセージを送信したSIPサーバから成功応答(200OKメッセージ)を受信した場合には(S572でYES)、通話を継続して(S573)、処理を終了する。
一方、監視処理部132は、成功応答を受信せずに(S572でNO)、エラー応答を受信した場合には(S574でYES)、送信してきたSIPサーバが接続されているネットワークに接続されているSIP端末の通話を切断する(S575)。通話の切断は、BYEメッセージを中継端末110からSIP端末に送信することで行うことができる。
そして、監視処理部132は、成功応答を受信せず(S572でNO)、また、エラー応答も受信せず(S574でNO)に、予め定められた期間が経過した場合には(S576でYES)、応答のないSIPサーバが接続されているネットワークに接続されているSIP端末の通話を切断する(S577)。
図11は、第2の実施形態である通信システム200の概略図である。
図示するように通信システム200は、第1の中継装置210Aと、第2の中継装置210Bと、第1のSIPサーバ150と、第2のSIPサーバ251と、第3のSIPサーバ252と、SIP端末160A〜160Dと、を備える。
第1のSIPサーバ150、SIP端末160A及びSIP端末160Bは、第1のネットワーク170に接続されており、第2のSIPサーバ251、第3のSIPサーバ252、SIP端末160C及びSIP端末160Dは、第2のネットワーク171に接続されており、第1のネットワーク170Aと第2のネットワーク171は、第1の中継装置210A及び第2の中継装置210Bを介して、相互に情報の送受信を行うことができるようにされている。
ここで、本実施形態に係る通信システム200は、第一の実施形態である通信システム100と比較して、第2のネットワーク171に第2のSIPサーバ251及び第3のSIPサーバ252が接続されており、一方のSIPサーバに障害が生じた場合には、他方のSIPサーバを使用することで、二重化が図られている。また、これに伴い、中継装置も第1の中継装置210Aと第2の中継装置210Bの二重化を図っている。
このような二重化を図ることにより、例えば、本実施形態においては、第2のSIPサーバ251及び第1の中継装置210Aを運用系として使用し、第2のSIPサーバ251に障害が生じた場合には、第3のSIPサーバ252及び第2の中継装置210Bを予備系として使用している。
なお、第1の中継装置210A及び第2の中継装置210Bの構成は、第一の実施形態における中継装置110と同様であり、また、第2のSIPサーバ251及び第3のSIPサーバ252も汎用のものを使用すればよい。
図12は、通信システム200における処理を示すシーケンス図である。
ここで、第2のネットワーク171に接続されている第2のSIPサーバ251に障害が生じており、SIPによる呼制御を行うことができなくなっているものとする(S580)
ここで、第1の中継装置210Aの監視処理部132は、中継装置110の電源がONにされた場合、または、REGISTERの送信タイムアウトが発生した場合に(S581)、登録情報テーブル121bに格納されている第2のネットワーク171に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、第1の中継装置110に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージを生成して、第1のIF部140を介して第1のSIPサーバ150に送信する(S582)。
また、第1の中継装置210Aの監視処理部132は、登録情報テーブル121aに格納されている第1のネットワーク170に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置110に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージを生成して、第2のIF部141を介して第2のSIPサーバ251に送信する(S583)。
第1の中継装置210AからREGISTERメッセージを受信した第1のSIPサーバ150は、正常に動作している場合、第1の中継装置210Aに成功応答である200OKメッセージを送信する(S584)。
第1のSIPサーバ150から200OKメッセージを受信した第1の中継装置210Aでは、監視処理部132が、第1のSIPサーバ150に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第1のSIPサーバ150に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S585)。
また、第1の中継装置210AからREGISTERメッセージを受信した第2のSIPサーバ251では、障害が生じているため、例えば、SIPの400番台や500番台のエラー応答メッセージを第1の中継装置210Aに送信する(S586)。
このようなエラー応答メッセージを受信した第1の中継装置210Aでは、監視処理部132が、第2のSIPサーバ251に対して発信が不可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第2のSIPサーバ251に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「不可」にする(S587)。
そして、監視処理部132は、第1のSIPサーバ150に対して、第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160C、160Dへのメッセージを転送しないように、登録情報テーブル121bに格納されている第2のネットワーク171に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、第1の中継装置210Aに割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージにおいて、有効期間を「0」に設定した(Expire=0)REGISTERメッセージを生成して、第1のIF部140を介して第1のSIPサーバ150に送信する(S588)。
このようなREGISTERメッセージを受信した第1のSIPサーバ150では、第2のネットワークに接続されているSIP端末160C、160Dの登録情報を削除し、成功応答である200OKメッセージを第1の中継装置210Aに送信する(S589)。
ここで、第1のSIPサーバ150では、第2のネットワーク171に接続されているSIP端末の電話番号については、第1の中継装置210AのIPアドレスと、第2の中継装置210BのIPアドレスと、の両方に関連付けられて記憶されているものとし、第1の中継装置210AのIPアドレスの優先度(q値)が高くなるように設定されているものとする。すなわち、優先度の高い第1の中継装置210AのIPアドレスの登録が削除されることにより、第2の中継装置210Bに接続が切り替えられる。
このような状況において、例えば、第1のネットワーク170に接続されているSIP端末160Aから第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160Cに対するINVITEメッセージが送信された場合には(S590)、第1のSIPサーバ150は、受信したINVITEメッセージを第2の中継装置210Bに転送する(S591)。
このようなINVITEメッセージを受信した第2の中継装置210Bでは、第3のSIPサーバ252にINVITEメッセージを転送し(S592)、第3のSIPサーバ252は、REGISTER情報に基づいて、SIP端末160CにINVITEメッセージを転送し、その後は、通常のSIP処理に従って、SIP端末160AとSIP端末160Cの間の接続が確立される(S593)。
そして、第2の中継装置210Bの監視処理部132は、REGISTERの送信タイムアウトが発生すると(S594)、上述と同様に、REGISTERメッセージを生成して、第1のIF部140を介して第1のSIPサーバ150に送信し(S595)、また、REGISTERメッセージを生成して、第2のIF部141を介して第3のSIPサーバ252に送信する(S596)。
第2の中継装置210BからREGISTERメッセージを受信した第1のSIPサーバ150は、正常に動作している場合、第2の中継装置210Bに成功応答である200OKメッセージを送信する(S597)。
第1のSIPサーバ150から200OKメッセージを受信した第2の中継装置210Bでは、第1のSIPサーバ150に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第1のSIPサーバ150に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S598)。
また、第2の中継装置210BからREGISTERメッセージを受信した第3のSIPサーバ252も、正常に動作している場合、第2の中継装置210Bに成功応答である200OKメッセージを送信する(S599)。
第3のSIPサーバ252から200OKメッセージを受信した第2の中継装置210Bでは、第3のSIPサーバ252に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第2のSIPサーバ151に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S600)。
なお、ステップS593〜ステップS600に示した監視処理の結果については、通信中の呼には影響しない。
図13は、第3の実施形態である通信システム300の概略図である。
図示するように通信システム300は、中継装置310と、第1のSIPサーバ150と、第2のSIPサーバ351と、第3のSIPサーバ352と、SIP端末160A〜160Dと、を備える。
第1のSIPサーバ150、SIP端末160A及びSIP端末160Bは、第1のネットワーク170に接続されており、第2のSIPサーバ351、第3のSIPサーバ352、SIP端末160C及びSIP端末160Dは、第2のネットワーク171に接続されており、第1のネットワーク170Aと第2のネットワーク171は、中継装置310を介して、相互に情報の送受信を行うことができるようにされている。
ここで、第二の実施形態においては、第2のSIPサーバ及び第1の中継装置210Aを運用系として使用し、第2のSIPサーバ251に障害が生じた場合には、第3のSIPサーバ252及び第2の中継装置210Bを予備系として使用することで、二重化を図っていたが、本実施形態では、中継装置310を一つだけ設けることで二重化を図ることができるようにしている。
なお、本実施形態においても第2のSIPサーバ351を運用系として使用し、第2のSIPサーバ251に障害が生じた場合には、第3のSIPサーバ352を予備系として使用するようにしている。
なお、第2のSIPサーバ351及び第3のSIPサーバ352も汎用のものを使用すればよい。
図14は、中継装置310の概略図である。
図示するように、中継装置310は、記憶部320と、制御部330と、第1のIF部140と、第2のIF部141と、を備え、第一の実施形態と比較して記憶部320と、制御部330と、が異なっているため、以下、これらに関連する事項について説明する。
本実施形態における記憶部320には、サーバ情報記憶領域324が設けられている。
サーバ情報記憶領域324は、SIPサーバ毎に、所属するネットワーク及び優先順位を特定する情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、図15(サーバ情報テーブル324aの概略図)に示すようなサーバ情報テーブル324aが記憶される。
図示するように、サーバ情報テーブル324aは、サーバ欄324bと、ネットワーク欄324cと、優先順位欄324dと、を備える。
サーバ欄324bには、中継装置110が中継するいずれかのネットワークに接続されているSIPサーバを特定する情報(ここでは、IPアドレス)が格納される。
ネットワーク欄324cには、サーバ欄324bで特定されるSIPサーバが接続されているネットワークを識別する情報が格納される。ここでは、各ネットワークを識別するために予め割り振られたネットワークIDが格納される。
優先順位欄324dには、サーバ欄324bで特定されるSIPサーバが、ネットワーク欄324cで識別されるネットワークにおいて使用される優先順位が格納される。ここでは、「1」から順番に連番を格納し、大きな数になるほど優先順位が低くなるようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
本実施形態における制御部330は、中継処理部331と、監視処理部132と、を備えており、第一の実施形態と比較して、中継処理部331が異なっているため、以下、この異なっている点に関連する事項について説明する。
本実施形態における中継処理部331は、宛先又は送信元のアドレスを変換することにより、ネットワーク間での情報の送受信を中継する処理を行うほか、INVITEメッセージを受信した場合に、対応関係テーブル122aを確認し、INVITEメッセージの送信先のネットワークに接続されているSIPサーバのうち、通信状況欄122cが「可」になっているSIPサーバを特定し、特定したSIPサーバの中で、サーバ情報テーブル324aの優先順位欄324dに格納された数字が最も小さいものを選択して、選択したSIPサーバに当該INVITEメッセージを送信する処理を行う。
図16は、通信システム300における処理を示すシーケンス図である。
ここで、第2のネットワーク171に接続されている第2のSIPサーバ351に障害が生じており、SIPによる呼制御を行うことができなくなっているものとする(S610)
ここで、中継装置310の監視処理部132は、中継装置310の電源がONにされた場合、または、REGISTERの送信タイムアウトが発生した場合に(S611)、登録情報テーブル121bに格納されている第2のネットワーク171に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置310に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージを生成して、第1のIF部140を介して第1のSIPサーバ150に送信する(S612)。
また、中継装置310の監視処理部132は、登録情報テーブル121aに格納されている第1のネットワーク170に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置310に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージを生成して、第2のIF部141を介して第2のSIPサーバ351に送信する(S613)。
さらに、中継装置310の監視処理部132は、登録情報テーブル121aに格納されている第1のネットワーク170に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置310に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージを生成して、第2のIF部141を介して第3のSIPサーバ352に送信する(S614)。
中継装置310からREGISTERメッセージを受信した第1のSIPサーバ150は、正常に動作している場合、中継装置310に成功応答である200OKメッセージを送信する(S615)。
第1のSIPサーバ150から200OKメッセージを受信した中継装置310では、監視処理部132が、第1のSIPサーバ150に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第1のSIPサーバ150に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S616)。
また、中継装置310からREGISTERメッセージを受信した第2のSIPサーバ351では、障害が生じているため、例えば、SIPの400番台や500番台のエラー応答メッセージを中継装置310に送信する(S617)。
このようなエラー応答メッセージを受信した中継装置310では、監視処理部132が、第2のSIPサーバ351に対して発信が不可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第2のSIPサーバ351に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「不可」にする(S618)。
そして、監視処理部132は、第1のSIPサーバ150に対して、第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160C、160Dへのメッセージを転送しないように、登録情報テーブル121bに格納されている第2のネットワーク171に接続されているSIP端末の電話番号を論理的なアドレスとし、中継装置310に割り振られているIPアドレスをコンタクトアドレスとするREGISTERメッセージにおいて、有効期間を「0」に設定した(Expire=0)REGISTERメッセージを生成して、第1のIF部140を介して第1のSIPサーバ150に送信する(S619)。
このようなREGISTERメッセージを受信した第1のSIPサーバ150では、第2のネットワークに接続されているSIP端末160C、160Dの登録情報を削除し、成功応答である200OKメッセージを中継装置310に送信する(S620)。
さらに、中継装置310からREGISTERメッセージを受信した第3のSIPサーバ352は、正常に動作している場合、中継装置310に成功応答である200OKメッセージを送信する(S621)。
第3のSIPサーバ352から200OKメッセージを受信した中継装置310では、監視処理部132が、第3のSIPサーバ352に対して発信が可能であると判断し、対応関係テーブル122aの第3のSIPサーバ352に対応するレコードの通信状況欄122cに格納されている情報を「可」にする(S622)。
このような状況において、例えば、第1のネットワーク170に接続されているSIP端末160Aから第2のネットワーク171に接続されているSIP端末160Cに対するINVITEメッセージが送信された場合には(S623)、第1のSIPサーバ150は、受信したINVITEメッセージを中継装置310に転送する(S624)。
このようなINVITEメッセージを受信した中継装置310では、中継処理部331が、対応関係テーブル122a及びサーバ情報テーブル324aを確認し、INVITEメッセージの送信先のネットワークに接続されているSIPサーバのうち、通信状況欄122cが「可」になっているSIPサーバを特定し、特定したSIPサーバの中で、最も優先順位が高いもの(ここでは、第3のSIPサーバ352)を選択して、選択したSIPサーバに当該INVITEメッセージを転送する(S625)。
そして、第3のSIPサーバ352は、REGISTER情報に基づいて、SIP端末160CにINVITEメッセージを転送し、その後は、通常のSIP処理に従って、SIP端末160AとSIP端末160Cの間の接続が確立される(S626)。
以上に記載した実施形態においては、REGISTERメッセージ又はreINVITEメッセージを用いてSIPサーバが正常に稼働しているか否かによりネットワークの状態を監視するようにしているが、このような態様に限定されるわけではなく、RTP(Transport Protocol for RealTime Applications)を監視したり、LANリンクの監視を行ったり、SIPサーバとの間でヘルスチェック用のパケットを交換したり、といった方法で、ネットワークの状態を監視することも可能である。
上述したように、SIPは拡張性が高く、第1のネットワーク170に接続されているSIPサーバと、第二のネットワーク171に接続されているSIPサーバと、で異なる拡張機能を用いて異なるサービスを提供している場合もある。このような場合には、例えば、中継装置の記憶部に変換元の文字列と、変換先の文字列と、を特定しておき、中継処理部において、SIPメッセージの変換を行うようにすることも可能である。
第一の実施形態である通信システムの概略図。 中継装置の概略図。 登録情報テーブルの概略図。 対応関係テーブルの概略図。 接続情報テーブルの概略図。 通信システムにおける処理の第1の例を説明するシーケンス図。 通信システムにおける処理の第2の例を説明するシーケンス図。 中継装置の監視処理部が行う監視処理のフローチャート。 通信システムにおける処理の第3の例を説明するシーケンス図。 中継装置の監視処理部が行う監視処理のフローチャート。 第2の実施形態である通信システムの概略図。 通信システムにおける処理を示すシーケンス図。 第3の実施形態である通信システムの概略図。 中継装置の概略図。 サーバ情報テーブルの概略図。 通信システムにおける処理を示すシーケンス図。
符号の説明
100、200、300 通信システム
110、210、310 中継装置
120 記憶部
121 登録情報記憶領域
122 対応関係記憶領域
123 接続情報記憶領域
324 サーバ情報記憶領域
130 制御部
131、331 中継処理部
132 監視処理部
140 第1のIF部
141 第2のIF部
150 第1のSIPサーバ
151、251、351 第2のSIPサーバ
252、352 第3のSIPサーバ
160 SIP端末

Claims (6)

  1. 第1のIP網と第2のIP網とに接続され、前記第1のIP網のSIP端末と、前記第2のIP網のSIP端末との間のセッションを制御するためのメッセージを中継する中継装置であって、
    前記第1のIP網の第1のSIPサーバに、前記第2のIP網のSIP端末論理的なアドレス情報に対応させて自装置の接続用アドレス情報を登録することで、前記論理的なアドレス情報を宛先とするメッセージを前記第1のSIPサーバより受信して、受信したメッセージを前記第2のIP網の第2のSIPサーバに転送し、
    前記第2のSIPサーバへ送信したメッセージに対して、当該第2のSIPサーバからエラー応答を受信した場合、または、予め定められた期間内に当該第2のSIPサーバから応答を受信しなかった場合に、前記第1のSIPサーバに、前記登録した、前記第2のIP網に接続されているSIP端末の論理的なアドレス情報の削除を要求することを特徴とする中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記第2のIP網のSIP端末の論理的なアドレス情報を記憶する記憶部と、
    制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶されている前記論理的なアドレス情報を自装置の接続用アドレス情報に対応させる登録メッセージを前記第1のSIPサーバに送信する処理を行うことを特徴とする中継装置。
  3. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記第2のSIPサーバへ送信したメッセージに対して、当該第2のSIPサーバからエラー応答を受信したか否か、または、予め定められた期間内に当該第2のSIPサーバから応答を受信したか否かを判定するために、所定の時間間隔で前記第2のSIPサーバへメッセージを送信し、
    当該メッセージは、REGISTERメッセージであることを特徴とする中継装置。
  4. 請求項に記載の中継装置であって、
    前記第2のIP網には第3のSIPサーバも接続されており、
    前記第2のSIPサーバおよび前記第3のSIPサーバに、前記所定の時間間隔で前記REGISTERメッセージを送信することでそれぞれのSIPサーバとの間の通信の状況を監視し、
    前記第2のSIPサーバとの間の通信に障害が生じた場合に、前記第3のSIPサーバとの間の通信が可能であれば、前記第1のSIPサーバから受信した前記論理的なアドレス情報を宛先とするメッセージを、前記第3のSIPサーバへ転送することを特徴とする中継装置。
  5. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記第2のIP網のSIP端末に、前記第2のSIPサーバを介さずにBYEメッセージを送信することでセッションを切断することを特徴とする中継装置。
  6. 第1のIP網と第2のIP網とに接続され、前記第1のIP網のSIP端末と、前記第2のIP網のSIP端末との間のセッションを制御するためのメッセージを中継する中継装置が行う情報処理方法であって、
    前記第1のIP網の第1のSIPサーバに、前記第2のIP網のSIP端末論理的なアドレス情報に対応させて自装置の接続用アドレス情報を登録する登録過程と、
    前記論理的なアドレス情報を宛先とするメッセージを前記第1のSIPサーバより受信して、受信したメッセージを前記第2のIP網の第2のSIPサーバに転送する転送過程と、
    前記第2のSIPサーバへ送信したメッセージに対して、当該第2のSIPサーバからエラー応答を受信した場合、または、予め定められた期間内に当該第2のSIPサーバから応答を受信しなかった場合に、前記第1のSIPサーバに、前記登録した、前記第2のIP網に接続されているSIP端末の論理的なアドレス情報の削除を要求する削除要求過程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
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