JP4425841B2 - 中継システムおよび呼救済方法 - Google Patents

中継システムおよび呼救済方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4425841B2
JP4425841B2 JP2005268282A JP2005268282A JP4425841B2 JP 4425841 B2 JP4425841 B2 JP 4425841B2 JP 2005268282 A JP2005268282 A JP 2005268282A JP 2005268282 A JP2005268282 A JP 2005268282A JP 4425841 B2 JP4425841 B2 JP 4425841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
relay
relay device
log
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005268282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007081933A (ja
Inventor
忠 利安
恵理 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005268282A priority Critical patent/JP4425841B2/ja
Publication of JP2007081933A publication Critical patent/JP2007081933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4425841B2 publication Critical patent/JP4425841B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、中継システムおよび呼救済方法に係り、特に、セッション制御および管理を行う装置が障害時に、既に確立されたセション情報を復旧するシステム及び方法、さらには、安価にシステムの信頼性を高めるための中継システムおよび呼救済方法に関する。
インターネット上でVoIP(Voice over IP)やインスタントメッセージング等のリアルタイムサービスに用いられるプロトコルとして、SIP(Session Initiation Protocol)の標準化が行われ、IETF RFC3261(非特許文献1)として制定されている。サービスの実現に当たっては、センタ側でSIPプロキシー(Proxy)の機能とSIP登録(Registrar)の機能を併せ持つSIPサーバの提供が必要となる。SIPサーバは、複数の端末からの接続要求を受け付け、相手端末との通信(以降セッションと呼ぶ)の状態を管理している。従って、システムの実現に当たってはその信頼性および可用性に配慮した設計が重要となる。
一般に、システムの信頼性・可用性を確保する技術としてホットスタンバイ(ホットスペア)方式とコールドスタンバイ方式が知られている。ホットスタンバイは、同じ構成のシステムを2系統用意しておき、片方(現用系)を作動させ、もう一方(待機系)は同じ動作を行ないながら待機状態にしておく。待機系は現用系と常に同じ状態を保っておき、現用系に障害が発生すると即座に待機系に処理が引き継がれる。一方、コールドスタンバイは、同じ構成の2つのシステムを構築し、片方は通常通りに動作させておき、もう一方は予備として動作させずに待機させておく。通常動作を行っているシステムに障害が発生した場合に、予備のシステムを起動し、通常動作のシステムと同じ状態にした後に切り替える方式である。
コールドスタンバイでは、障害が発生してから予備のシステムを起動して切り替えるため、障害発生時にはシステム全体の停止時間が長くなる。通常時には予備のシステムを稼動しておく必要がないため、コストを安く抑えられるというメリットがある。一方、ホットスタンバイは、常に予備のシステムも動作させているためコストがかかるが、障害発生時には瞬時に切り替えられるため、システム全体の停止時間は短くなり、耐障害性が高まるというメリットがある。
電子交換機の分野においては、制御系装置内の以上でも呼救済を実現し、サービス追加に伴う救済処理の変更を大幅に軽減する方法等が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、現用(ACT)系と予備(SBY)系と、それらの系間で共有が必要なデータを記憶する領域を有する外部記憶装置と、外部記憶装置の接続系を切り替える切替スイッチを設け、系間の情報転送、運転同期を取る方式が開示されている(例えば、特許文献2参照)。また、アクティブサーバ及び非アクティブサーバの各々内蔵ハードディスクドライブの一部をミラー化することによりデータの2重化を行うことが開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−22761号公報 特開平5−244260号公報 特開2002−171544号公報 IETF(internet Engineering Task Force) RFC3261
本発明は、SIPサーバを高いコストパフォーマンスで実現するために考案されたものである。すなわち、ホットスタンバイでは、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークといった全てのハードウエアを二重化してこれを同時に動作させる必要があるため、コスト上昇が避けられない。コールドスタンバイにおける引継ぎ方式として現用系システムの全メモリ内容を外部記憶装置にバックアップし、待機系システムはこれを再ロードして再開するという方式が考えられる。しかし、この方式では全メモリ内容の書き込み負荷および再開時の再ロード時間が大きく、特に大規模システムの運用方式としては実用的ではない。
本発明は、以上の点に鑑み、コストの安いコールドスタンバイをベースとしてシステムの停止時間を短縮するための中継システムおよび呼救済方法を提供することを目的とする。また、本発明は、SIPサーバ固有の特性に着目することによって既に確立されたセッション状態の復元時間を高速化することでシステム全体の停止時間を短縮することを目的とする。
また、本発明は、SIPサーバの障害時のセッション情報の復旧を高いコストパフォーマンスで実現する手段を提供することを目的のひとつとする。本発明は、特殊なハードウエアやソフトウエアを用いる従来のホットスタンバイ方式に比べると安価に、かつ、従来のコールドスタンバイ方式における現用系装置の全メモリのバックアップ方式に比べると、高速にセッション情報を復旧させることを目的とする。例えば、本発明は、中継装置が扱う全セッションというよりある特定のセッションに着目し、この情報のみを読み込むことでシステムの復旧時間を短縮することを目的とする。また、本発明は、テキストベースのジャーナルファイルを読み込む方法を採用し、SIPサーバソフトウェアのバージョンやSIPサーバの種類に依存することが少ないシステム及び方法を提供することを目的とする。
SIPサーバをコールドスタンバイ方式で構築し、外部記憶装置内にジャーナルファイルと呼救済対象リストを作成しておき、SIPメッセージの共通ヘッダにあるCall−IDをキーとしてSIPメッセージを待機系に入力することで該当するセッションの状態を復旧し、通信の信頼性を確保する。
本発明の中継装置は、SIPメッセージを中継する中継処理部と、再開処理を行う再開処理部と、監視制御を行う監視制御部とを備える。中継処理部は、セッション状態を管理、更新する状態管理部と、SIPメッセージの送受信処理及びメッセージ変換処理を行うSIPプロトコル制御部とを有する。再開処理部は、ログファイルから呼救済処理を行うログだけを作成したファイル(以下、ジャーナルファイル)を受信するジャーナルファイル送受信部と、それを変換するメッセージ作成部とを有する。ネットワークに接続された二つの端末が中継装置となるSIPサーバ経由でセッションを張る場合、中継装置はSIPに関するログを外部記憶装置に掃きだし(出力し)ておくことで、中継装置を経由する全てのメッセージを外部記憶装置内に記録する。本発明の外部記憶装置は、メッセージのログを蓄積するログファイルと、救済すべきセッションを示す呼救済対象リストとを有する。
運用中に現用系の中継装置(SIPサーバ)が何らかの原因で障害となった場合、外部記憶装置内にあらかじめ登録した呼救済対象リストに基づいて、記録されたメッセージのうち救済するべき対象となるセッション情報を、待機系中継装置内の中継処理部が読み込む。これにより中継装置の状態を復元する。尚、どのセッションを救済するかは外部記憶装置内に登録される呼救済対象リストに応じて決定されるが、これは特定の発信端末、特定の着信端末、特定のアプリケーションやこれらの組み合わせによって選択することが可能である。
本発明の第1の解決手段によると、
端末間でネットワークを介して送受信されるメッセージを中継して該端末間のセッションを管理する、現用系としての第1の中継装置と、
端末間でネットワークを介して送受信されるメッセージを中継して該端末間のセッションを管理するための、コールドスタンバイで待機する待機系としての第2の中継装置と、
前記第1の中継装置により中継されるメッセージのメッセージログを記憶し、待機系から現用系へ切り替えられた前記第2の中継装置に該メッセージログを出力する記憶装置と
を備え、
前記第1の中継装置は、中継されるメッセージのメッセージログを前記記憶装置に出力し、
前記記憶装置は、
前記第1の中継装置から受信されたメッセージログが記憶されるログ保存部と、
障害時に接続状態を復元する呼又はセッションを示す呼救済対象識別子が予め記憶される呼救済対象リスト保存部と、
前記ログ保存部に記憶されたメッセージログから、前記呼救済対象リスト保存部に記憶された呼救済対象識別子が含まれるメッセージログを抽出するファイル作成部と、
抽出されたメッセージログを前記第2の中継装置に送信する送信部と
を有し、
前記第2の中継装置は、
入力されるメッセージに応じた処理を実行し、端末を相互に接続する中継処理部と、
前記第1の中継装置の障害を検出して、自装置を待機系から現用系へ切り替える監視制御部と、
抽出されたメッセージログを前記記憶装置から受信し、メッセージログ又はメッセージログに基づく情報を前記中継処理部に出力する再開処理部と
を有し、
前記中継処理部は、前記再開処理部から入力したメッセージ又は情報に応じた処理を実行して、前記第1の中継装置での接続状態を復元する中継システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
端末間でネットワークを介して送受信されるメッセージを中継して該端末間のセッションを管理する、現用系としての第1の中継装置は、中継されるメッセージのメッセージログを出力し、
第1の中継装置からのメッセージログを記憶し、
第1の中継装置の障害を検出して、コールドスタンバイで待機する待機系としての第2の中継装置を待機系から現用系へ切り替え、
記憶されたメッセージログから、障害時に接続状態を復元する呼又はセッションを示す予め記憶された呼救済対象識別子が含まれるメッセージログを抽出し、
抽出されたメッセージログを第2の中継装置へ出力し、
第2の中継装置が、抽出されたメッセージログを受信し、メッセージログ又はメッセージログに基づく情報に応じた処理を実行して、第1の中継装置での接続状態を復元する呼救済方法が提供される。
本発明によると、コストの安いコールドスタンバイをベースとして、システムの停止時間を短縮するための中継システムおよび呼救済方法を提供することができる。また、本発明によると、SIPサーバ固有の特性に着目することによって既に確立されたセッション状態の復元時間を高速化することでシステム全体の停止時間を短縮することができる。
本発明によると、SIPサーバの障害時のセッション情報の復旧を高いコストパフォーマンスで実現する手段を提供することができる。本発明によると、特殊なハードウエアやソフトウエアを用いる従来のホットスタンバイ方式に比べると安価に、かつ、従来のコールドスタンバイ方式における現用系装置の全メモリのバックアップ方式に比べると、高速にセッション情報を復旧させることが可能となる。これは、中継装置が扱う全セッションというよりある特定のセッションに着目し、この情報のみを読み込むことでシステムの復旧時間を短縮することが可能となるためである。また、本発明によると、テキストベースのジャーナルファイルを読み込む方法を採用しているため、SIPサーバソフトウェアのバージョンやSIPサーバの種類に依存することが少ない利点がある。
図1は、SIPサーバを用いたセッション確立〜データ通信〜セッション開放までのシーケンス図である。まず、端末Aと端末Bが中継装置を介して通信する時の動作について図1を参照して説明する。
端末Aと端末Bは、各々ネットワークに接続された時、中継装置(例えば、SIPサーバ)に対して自分の位置を登録するREGISTERメッセージ101、102を送信する。中継装置1が、REGISTERメッセージを受け付けると、200 OKメッセージ103、104を返信する。その後、端末Aが端末Bと通信をする時に、端末AはINVITEメッセージ105を中継装置1に送信し、中継装置1は端末Bと接続中であることを示す100 Trying106を端末Aに返信した後、中継装置1はINVITE 107を端末Bに中継する。
端末Bは、中継装置1と接続中であることを示す100 Tryingメッセージ108を返す。INVITEメッセージ107を受信した端末Bは、通信ができる状態なら200 OK109という応答を中継装置1に戻し、このメッセージは端末Aに中継される。端末Aは、200 OK110の受信を待ってACKメッセージ111、112を中継装置1経由で端末Bに送信し、この結果として端末Aと端末Bの間にセッションが張られることになる。この後、端末A−端末B間ではRTP(Real Time Protocol)を用いた双方向のデータ通信が行われる。データ通信は端末間で行われるため中継装置1は転送に関与しない。
通信が終了する場合は、端末AまたはBからBYEメッセージ113が送信され、中継装置1はBYEメッセージ114を転送し、一方の端末からの200 OKメッセージ115、116によってセッションは終了となる。端末A、端末Bのデータのやりとりは、INVITE107、200 OK109、ACK112それぞれでネゴシエートした通信方式、IPアドレスが用いられる
図2は、SIPメッセージにおけるヘッダ情報の例を示す図である。
端末と中継装置1間でやり取りされる各種のSIPメッセージの先頭にあるSIPヘッダの構成についてその代表例を図2で説明する。SIPヘッダは、例えば、図2に示すようにリクエストが送信された経路を示すVia、リクエストの生成元を示すFrom、リクエストの着信先を示すTo、一つのセッションを識別するCall−ID、の他トランザクション毎にインクリメントされるCSeq、SIP URIの情報を示すContact、ボディ部のメディアタイプやそのサイズを示すContent−TypeやContent−Length等を含む。
図3は、システム構成図である。
中継システムは、現用系としての中継装置(第1の中継装置)11と、待機系又は予備系としての中継装置(第2の中継装置)12と、外部記憶装置2とを備える。中継装置11及び中継装置12は、それぞれ外部記憶装置2と接続される。また、中継装置11及び中継装置12は、端末A3、B4間の通信を中継する。中継装置としては、例えば、SIPサーバを用いることができる。なお、ネットワークには、適宜ルータ5等が備えられてもよい。なお、中継装置12は、例えば、コールドスタンバイ方式で待機する。
中継装置は、ネットワークに接続された複数の端末を相互に接続するための2つの中継装置であり、第1の中継装置11は端末からのメッセージログを外部記憶装置2に出力し、第2の中継装置12は外部記憶装置2からの特定のメッセージログに基づいて端末との接続状態を復元する。特定のメッセージログとは、例えば、SIPヘッダのCall−IDをキーとして検索された一連のデータ系列である。
ネットワークに接続された二つの端末A3と端末B4が中継装置(SIPサーバ)経由でセッションを張る場合、中継装置11はSIPに関するログを外部記憶装置2に出力しておく。これにより中継装置11を経由する全てのメッセージは外部記憶装置2に記録されることとなる。運用中に中継装置11が何らかの原因で障害となった場合、中継装置11内にある運用中のセッション情報は失われることとなるが、これを上記の外部記憶装置2を用いて復元する。復元の方法については後述する。
図4〜図7に中継装置の機能ブロックを示す。中継装置の詳細について以下に示す。
中継装置は、SIPメッセージ中継処理を行う中継処理部1Aと、再開制御処理、ジャーナルファイル変換処理を行う再開処理部1Bと、現用待機監視処理を行う監視制御部1Cとを備える。中継装置1の中継処理部1Aは、例えば図5に示すように、セッション状態を管理する状態管理部1A1と、SIPメッセージ変換、送受信処理を行うSIPプロトコル制御部(プロトコル制御部)1A2とを備える。また、中継装置1の再開処理部1Bは、例えば図6に示すように、メッセージ作成部1B1と、ジャーナルファイル送受信部(受信部)1B2とを備える。中継装置1の監視制御部1Cは、例えば、図7に示すように、監視プログラム送信部1C1と、タイマ制御部1C2と、現用待機切替部1C3とを備える。中継装置1が障害と判断する際は監視制御部1Cで判断する。また、中継装置1は、適宜メモリを有することができる。
中継装置11は、複数の端末をネットワークを介して相互に接続するための装置であり、現用系として動作する。中継装置12は、複数の端末をネットワークを介して相互に接続するための装置であり、待機系又は予備系として中継装置11の障害に備える。例えば、中継装置12はコールドスタンバイで待機する。
中継処理部1Aは、入力されるメッセージに応じた処理を実行し、端末を相互に接続する。監視制御部1Cは、現用系の中継装置の障害を検出して、自中継装置を待機系から現用系へ切り替える。再開処理部1Bは、監視制御部1Cにより現用系へ切り替えられると、抽出されたメッセージログを外部記憶装置2から受信し、メッセージログ又はメッセージログに基づく情報(例えば、メッセージログに基づくSIPメッセージ構造体、イベント等)を中継処理部1Aに出力し、出力したメッセージ又は情報に応じた処理を中継処理部1Aに実行させて、中継装置11での接続状態を復元させる。
図8は、外部記憶装置の機能ブロックを示す図である。
外部装置記憶装置2は、例えば図8に示すように、ジャーナルファイル作成部2Aと、呼救済対象リスト保存部2Bと、ログ保存部2Cと、ジャーナルファイル送受信部2Dとの4ブロックを備える。
外部記憶装置2は、中継装置11のメッセージログを保存し、中継装置12が待機系から現用系へ切り替わる際に該メッセージログを中継装置12へ出力する。なお、本実施の形態では、記憶装置を中継装置の外部に設けているが、中継装置11及び12のいずれかの内部の記憶装置を用いるなど、適宜の場所にあってもよい。
ログ保存部2Cは、中継装置11と端末との間で送受信されるメッセージログ(通信ログ)が記憶される。呼救済対象リスト保存部2Bは、接続状態を復元する呼又はセッションを示す呼救済対象識別子が予め記憶される。ジャーナルファイル作成部2Aは、ログ保存部2Cに記憶されたメッセージログから、呼救済対象リスト保存部2Bに記憶された呼救済対象識別子のメッセージログを抽出したジャーナルファイルを作成する。ジャーナルファイル送信部2Dは、抽出されたメッセージログ(ジャーナルファイル)を送信する。
全体のシステム構成としては、図3に示すようにネットワークに接続された端末A3、端末B4に対して、センタ側では同一LANに収容された2つの中継装置11(現用系)と中継装置12(待機系)をコールドスタンバイ方式で配備しておき、ログファイルと呼救済対象リストを持つ外部記憶装置2を共有ディスクとして2つの中継装置11及び12に接続する。通常の運用時は、中継装置1から外部記憶装置2のログファイルに対してセッションの確立や切断のために端末とやりとりするSIPメッセージのログを出力しておく。また、運用中は、現用系と待機系の動作をモニターするために2つの中継装置11及び12上で動作する監視プログラムによって、相手中継装置の動作状態を監視しておく。現用系の中継装置11の障害が検出され、処理が続行できなくなった時点で待機系の中継装置12が現用系として切り替わり、外部記憶装置2に対して内部に登録された呼救済対象リストに示されるセッションに関する一連のログの出力を要求し、中継装置12の中で該当するセッション情報の復元が実行される。あるいは、現用系装置11から出力されるセッションログのうち呼救済対象リストに示されるセッションについては直ちに待機系の装置12にログ情報を入力することで、待機系装置に現用系と同一のセッション状態を再生しておくことで現用系装置の障害時に対する普及時間の短縮を図ることも可能である。
図10は、中継装置(現用)11から中継装置(待機)12に切り替わる際の概略処理シーケンス図である。各処理の詳細については後述する。
中継装置(待機系)12は、監視メッセージを中継装置(現用系)11に対して送信し(処理121)、監視メッセージに対する応答が所定時間内に返信されない場合、タイムアウト122の契機により現用、待機の切替を行う。次に、待機系の中継装置12は、ジャーナルファイル読み込み要求を外部記憶装置2に送信する(処理123)。外部記憶装置2は、読み込み要求受付を送信した後(処理124)、その時点で保持しているログファイルを読み込み、呼救済対象ログのみを抽出したジャーナルファイルを作成する。外部記憶装置2は、ジャーナルファイルを待機系の中継装置12に対して送信する(処理125)。待機系の中継装置2は、状態復元処理を行い、復元完了メッセージを送信して(処理126)待機系への切り替わり完了とする。
図11は、上述の図10の監視メッセージの送信(処理121)から待機、現用切り替わり処理までのシーケンスを詳細フロー化したものである。
中継装置12は、監視プログラムを監視プログラム送信部1C1から送信する(処理132、図10の処理121に相当)。なお、監視プログラム以外にも、監視メッセージ、監視信号等適宜の形式のデータを送信してもよい。また、タイマ制御部1C2により、タイマセット処理を行う(処理133)。
中継装置12は、監視メッセージに対する応答をタイマ中(所定時間内)に受信するかどうか判定する(処理134)。例えば、中継装置12は、所定時間内に応答メッセージを受信した場合(YES)は、中継装置11が生存している(正常に動作している)ものとみなし、監視プログラム送信(処理132)からの処理を繰り返す。一方、処理134で所定時間内に応答メッセージを受信できなかった場合(NO)、待機から現用状態への切替処理を現用待機切替制御部1C3により行い(処理135)、待機系の中継装置(自中継装置)を現用系の中継装置として動作させる。また、中継装置12は、読み込み要求を外部記憶装置2に送信する(処理136)。
図12は、図10の読み込み要求(処理123)からジャーナルファイル送信(処理125)までの詳細フローを示した図である。また、図9に、ジャーナルファイル作成処理の概要説明図を示す。
外部記憶装置2は、読み込み要求を受信すると(処理141)、呼救済対象リスト保存部2Bで保存している呼救済対象リスト22(後述の図14)を読み込み、メモリ上に展開する(処理142)。また、外部記憶装置2は、ログ保存部2Cにて保存している通信ログ23を読み込む(処理143)。外部記憶装置2は、通信ログ23が呼救済対象リストにヒットするかどうかをジャーナルファイル作成部2Aにより判定する(処理144)。呼救済対象リスト22は、救済するセッション情報を予め選択できるようにするためのものであり、選択にあたってはセッションをユニークに指定する。例えば、図2で述べたSIPヘッダの中のCall−IDをキーとし、例えば、ジャーナルファイル作成部2Aは、ログ保存部2Cに記憶されたメッセージログのCall−IDと、呼救済対象リスト保存部に2B記憶されたCall−IDとが一致するメッセージログを抽出することができる。
外部記憶装置2は、通信ログ23が呼救済対象リストにヒットする場合(処理144)、ヒットした通信ログをジャーナルファイルに書き込む(処理145)。一方、外部記憶装置2は、通信ログ23が呼救済対象リストにヒットしない場合、処理146に移る。処理146では、外部記憶装置2は、全ログファイルについての判定が完了したか判断する。例えば、ログファイルを先頭からサーチして処理144の判定をしていき、ログファイルが残っていなければ全ログファフィルについて判定が完了したと判断し(処理146ではYES)、一方、ログファフィルが残っていれば未完了(処理146ではNO)と判断できる。外部記憶装置2は、全ログファフィルについて判定が完了したと判断すると(処理146:YES)、ジャーナルファイル作成部2Aに書き込まれたジャーナルファイルを、ジャーナルファイル送信部2Dを介して中継装置12に送信する(処理147)。一方、外部記憶装置2は、全ログファフィルについて判定が完了していないと判断すると(処理146:NO)、処理144に移り、以降の処理を繰り返す。
図13に、通信ログ23の具体的な記述例を示す。ログファイルは、SIPサーバから出力されたSIPメッセージをそのまま保存しており、例えば、図2で示すSIPヘッダの構成を含むものである。図13中のCall−IDは、一つのセッションに対してユニークにアサインされる(一意に割り当てられる)。
図14に、呼救済対象リストの例を示す。図14中のCall−ID例えば「123456@192.168.0.1」に基づき通信ログを参照し、該当するCall−IDを含む通信ログ23をすべて抽出する。該当ログにヒットしないものについては抽出しない。また、Call−IDの一部に「@192.168.0.1」を含むものを全て抽出することもできる。
図15に、ジャーナルファイル作成方法の概要を示す。このとき同一のCall−IDで検索できるログ情報は、セッション情報の場合は以下のとおりとなる(以下、同一Call−ID情報と呼ぶ)。例えば、図1に示す処理の各情報である。なお、図15の通信ログ、ジャーナルファイルには、便宜上、リクエストの種類(メソッド名)とCall−IDのみを示している。
端末AからのREGISTER受信
端末Aへの200 OK
端末BからのREGISTER受信
端末Bへの200 OK
端末AからのINVITE受信
端末Aへの100 Trying送信
端末BへのINVITE送信
端末Bからの100 Trying受信
端末Bからの200 OK受信
端末Aへの200 OK送信
端末AからのACK受信
端末BへのACK送信
端末AからのBYE受信
端末BへのBYE送信
端末Bからの200 OK受信
端末Aへの200 OK送信
通信ログのCall−IDが、呼救済対象リスト23に一致するかどうかの判定処理を行い、一致する場合、該当する同一Call−ID情報をジャーナルファイルに書き込むことになる。外部記憶装置2は、図8のジャーナルファイル作成をどのタイミングでも行うことができ、運用中に予め行っておくことで待機系復旧時の時間短縮が可能である。
図16に、図10のジャーナルファイル送信(処理125)から復元完了(処理126)までの処理フローを示す。
まず、外部記憶装置2のジャーナルファイル送信部2Dからジャーナルファイルを送信する処理を行う(処理151)。中継装置1の再開処理部は、中継装置12が既存のSIPメッセージの受信ルートを併用できるようにジャーナルファイルを展開する(処理152)。
図17は、中継装置の受信処理の説明図である。図18は、中継処理部のメモリマップである。また、図19は、イベント1A3の構成例である。再開処理の説明の前に中継装置の受信処理概要について、図17〜図19を参照して説明する。
SIPパケット31が、例えば端末A3からルータ(Router)5を経由して中継装置1に中継される場合、中継装置1は、SIPパケット31をSIPプロトコル制御部1A2の送受信処理部1A22で受信する。また、メッセージ変換部1A21は、受信したSIPパケット31をSIPメッセージ構造体(後述の図23)として保持する。また、SIPメッセージ構造体として保持した情報を状態管理部1A1に、例えばイベントとして通知する。
図23は、本実施の形態におけるSIPメッセージ構造体の説明図である。SIPメッセージ構造体は、例えば、Request−URI1B21、From1B22、To1B23、再開flag(再開フラグ)1B24を含む。また、これら以外にも、SIPメッセージに基づく適宜の情報を含むことができる。Request−URI1B21、From1B22、To1B23、は、受信されたパケットに含まれる情報が用いられる。再開flag1B24は、接続状態を復元するための情報か又は運用中の情報かのいずれかを示す。通常の運用中は、再開flag1B24のフラグは立てない。後述する中継装置1の再開処理部1Bで生成するSIPパケット(メッセージ)のSIPメッセージ構造体1B2においては、再開flag1B24にビットを立てて、再開用メッセージであることを意識付けする。また、SIPメッセージ構造体は、図18のように中継装置のSIPプロトコル制御部のメモリマップ上に存在する。
図19に、イベント処理内容を示す。イベント処理内容は、例えば、SIPメッセージ構造体のアドレス1A311と、受信IPアドレス1A322と、送信元IPアドレス1A313とを含む。図19の例では、SIPメッセージ構造体のメモリのアドレス1A311(0x12345678)をイベント1A3で通知する。また、受信IPアドレス1A322には中継装置1のレイヤ3 IPアドレス(192.168.10.1)を保持し、送信元IPアドレスには端末A3のレイヤ3 IPアドレス(192.168.200.220)を保持する。これらのアドレスは、例えばSIPパケットのヘッダから得ることができる。受信IPアドレス、送信元IPアドレスをイベント1A3として通知する理由は、例えば、中継装置がレイヤ3 IPアドレス情報と図2のSIPヘッダ中のContactにふくまれるIPアドレス情報とを見ることによりIPアドレス詐称を検知するためである。
受信したイベントを状態管理部1A1で刈り取り(入力し)、状態更新処理を行った後に次に行うアクションを決定し、イベントを登録する。例えば、イベントをキューに出力する。SIPプロトコル制御部1A2は、イベントを刈り取り(入力し)、メッセージ変換部1A21によりSIPメッセージ構造体に再開flag1B24にビットが立っていないことを確認し、SIPパケット31に変換する。その後、送受信処理部1A22によりSIPパケット31を送信する。
図20は、中継装置での再開処理概要の説明図である。図21は、中継処理部のメモリマップである。また、図22は、再開処理部から状態管理部へ渡すイベントの構成例である。上述の中継装置の受信処理概要を踏まえて、図16、図20〜図22を参照して中継装置の再開処理について説明する。
外部記憶装置2は、作成したジャーナルファイル21を中継装置に送信し(図16のジャーナルファイル送信151、図10の処理125に対応)、中継装置では、再開処理部1Bのメッセージ作成部1B1でSIPメッセージ構造体で保持する。メッセージ作成部1B1は、上述の図17のSIPプロトコル制御部1A2のメッセージ変換部1A21と同等の機能を有するものである。また、再開処理部1BのSIPメッセージ構造体は、前述のものと同様に図21のように中継処理部のメモリマップ上に存在する。再開処理部1Bでは、ジャーナルファイル21をSIPメッセージ構造体1B2として保持する際、再開flag 1B24にビットを立てる。
再開処理部1Bは、SIPメッセージ構造体のアドレスを状態管理部1A1へのイベント1A4として登録する(図16:イベント受信153)。図22に、イベント1A4のイベント内容を示す。イベント1A4は、SIPメッセージ構造体アドレス1A41と、受信IPアドレス1A42(192.168.10.1)と、送信元IPアドレス1A43(192.168.200.220)とを含む。登録したイベント1A4は、状態管理部1A1が刈り取り(入力し)、状態更新(図16の状態更新154)を行った後、次に行うアクションを決定し、イベント1A5を登録する(図16のイベント送信155)。
SIPプロトコル制御部1A2で受け取ったイベント1A5のアドレスに従い、メッセージ変換部1A21によりSIPメッセージ構造体からSIPパケットに変換して図16のSIPメッセージ送信を行おうとするが、再開flag1B24にビットが立っているため、SIPパケットには変換せずそのまま破棄する(処理156)。すなわち、SIPプロトコル制御部1A2は、SIPメッセージ構造体の再開flag1B24を参照し、フラグが立っていなければSIPメッセージ構造体をSIPパケットに変換して送信し、一方、フラグが立っていればSIPパケットに変換せず破棄する。これによりSIPパケットを外に飛ばさず、状態更新だけを行うようにする。
上記の処理により、待機系の中継装置2にはあらかじめ指定されたCall−IDを持つセッションが復元することが可能となる。なお、中継装置12は、中継装置11と並行して動作してもよく、中継装置11の障害時にセッションの高速引継ぎが可能となる。
本発明は、SIPプロトコルを用いるVoIPサービス、インスタントメッセージングサービス等のリアルタイムコラボレーションサービスを実現するための装置・システムに適用することが可能である。接続される端末や適用するサービスの種類に応じてセッションの復元時間を高速化することができるようになる。
SIPサーバを用いたセッション確立〜データ通信〜セッション開放までのシーケンス図。 SIPメッセージにおけるヘッダ情報の例を示す図。 システム構成図。 中継装置機能ブロック。 中継処理部機能ブロックを示す図。 再開処理部機能ブロックを示す図。 監視制御部機能ブロックを示す図。 外部記憶装置機能ブロックを示す図。 外部記憶装置処理概要を示す図。 障害検知から復元完了までの処理シーケンス図。 障害検知の処理フローを示す図。 ジャーナルファイル作成の処理フローを示す図。 通信ログの例。 呼救済対象リストの例。 ジャーナルファイル作成を示す図。 中継装置でのジャーナルファイル受信から復元完了までの処理シーケンス図。 中継装置のSIPパケット受信処理概要を示す図。 中継装置SIPプロトコル制御部メモリマップ。 SIPプロトコル制御部から状態管理部へ渡すイベント内容。 中継装置での再開処理概要を示す図。 中継処理部のメモリマップ。 再開処理部から状態管理部へ渡すイベント内容。 SIPメッセージ構造体。
符号の説明
11 中継装置(現用系)
12 中継装置(待機系)
2 外部記憶装置
1A 中継処理部
1B 再開処理部
1C 監視制御部
1A1 状態管理部
1A2 SIPプロトコル制御部
1B1 メッセージ作成部
1B2 ジャーナルファイル送受信部
1C1 監視プログラム送信部
1C2 タイマ制御部
1C3 現用待機切替部
2A ジャーナルファイル作成部
2B 呼救済対象リスト保存部
2C ログ保存部
2D ジャーナルファイル送受信部

Claims (9)

  1. 端末間でネットワークを介して送受信されるメッセージを中継して該端末間のセッションを管理する、現用系としての第1の中継装置と、
    端末間でネットワークを介して送受信されるメッセージを中継して該端末間のセッションを管理するための、コールドスタンバイで待機する待機系としての第2の中継装置と、
    前記第1の中継装置により中継されるメッセージのメッセージログを記憶し、待機系から現用系へ切り替えられた前記第2の中継装置に該メッセージログを出力する記憶装置と
    を備え、
    前記第1の中継装置は、中継されるメッセージのメッセージログを前記記憶装置に出力し、
    前記記憶装置は、
    前記第1の中継装置から受信されたメッセージログが記憶されるログ保存部と、
    障害時に接続状態を復元する呼又はセッションを示す呼救済対象識別子が予め記憶される呼救済対象リスト保存部と、
    前記ログ保存部に記憶されたメッセージログから、前記呼救済対象リスト保存部に記憶された呼救済対象識別子が含まれるメッセージログを抽出するファイル作成部と、
    抽出されたメッセージログを前記第2の中継装置に送信する送信部と
    を有し、
    前記呼救済対象リスト保存部に保存される呼救済対象識別子は、SIPヘッダのCall−IDであり、
    前記ファイル作成部は、前記ログ保存部に記憶されたメッセージログのCall−IDと、前記呼救済対象リスト保存部に記憶されたCall−IDとが一致するメッセージログを抽出し、
    前記第2の中継装置は、
    入力されるメッセージに応じた処理を実行し、端末を相互に接続する中継処理部と、
    前記第1の中継装置の障害を検出して、自装置を待機系から現用系へ切り替える監視制御部と、
    抽出されたメッセージログを前記記憶装置から受信し、メッセージログ又はメッセージログに基づく情報を前記中継処理部に出力する再開処理部と
    を有し、
    前記中継処理部は、前記再開処理部から入力したメッセージ又は情報に応じた処理を実行して、前記第1の中継装置での接続状態を復元する中継システム。
  2. 前記メッセージログに基づく情報は、
    リクエストの次の宛先を示すリクエストURIヘッダ情報と、リクエストの最終的な着信先を示すToヘッダ情報と、リクエストの生成元を示すFromヘッダ情報と、接続状態を復元するための情報か又は運用中の情報かのいずれかを示す再開フラグとを含む請求項1に記載の中継システム。
  3. 前記第1及び第2の中継装置は、SIP(Session Initiation Protocol)に基づくSIPメッセージを中継して、端末間のセッションを管理するSIPサーバである請求項1に記載の中継システム。
  4. 前記中継処理部は、
    端末間のセッション状態を管理する状態管理部と、
    メッセージの送受信処理、及び、送受信するパケットと内部で保持するメッセージ構造体とを相互に変換するメッセージ変換処理を行うプロトコル制御部と
    を有する請求項1に記載の中継システム。
  5. 前記再開処理部は、
    前記記憶装置からメッセージログを受信する受信部と、
    前記受信部で受信されたメッセージログ内の予め定められた情報と、接続状態を復元するための情報か又は運用中の情報かのいずれかを示す再開フラグとを含むメッセージ構造体を作成し、該メッセージ構造体を又はメッセージ構造体が保持されたメモリ上のアドレスを前記中継処理部へ出力するメッセージ作成部と、
    を有し、
    前記中継処理部は、前記メッセージ作成部からの出力に従いメッセージ構造体を参照してセッション状態を更新し、及び、メッセージ構造体の再開フラグに従いメッセージ構造体をパケットに変換して送信するか、若しくは、パケットを送信しないかを判断する請求項1に記載の中継システム。
  6. 前記中継処理部は、
    メッセージ構造体の再開フラグが、運用中の情報を示す場合にはメッセージ構造体をパケットに変換して送信し、接続状態を復元するための情報を示す場合には、パケットを送信しない請求項5に記載の中継システム。
  7. 前記監視処理部は、
    前記第1の中継装置へ監視信号を送信する監視信号送信部と、
    タイマをセットするタイマ制御部と、
    前記タイマを参照し、前記監視信号送信部からの監視信号に対する応答が予め定められた時間内に受信されないと、自装置を待機系から現用系へ切り替える現用待機切り替え部と
    を有する請求項1に記載の中継システム。
  8. 端末間でネットワークを介して送受信されるメッセージを中継して該端末間のセッションを管理する、現用系としての第1の中継装置は、中継されるメッセージのメッセージログを出力し、
    第1の中継装置からのメッセージログを記憶し、
    第1の中継装置の障害を検出して、コールドスタンバイで待機する待機系としての第2の中継装置を待機系から現用系へ切り替え、
    記憶されたメッセージログから、該メッセージログのCall−IDと障害時に接続状態を復元する呼又はセッションを示す予め記憶されたSIPヘッダのCall−IDとが一致するメッセージログを抽出し、
    抽出されたメッセージログを第2の中継装置へ出力し、
    第2の中継装置が、抽出されたメッセージログを受信し、メッセージログ又はメッセージログに基づく情報に応じた処理を実行して、第1の中継装置での接続状態を復元する呼救済方法。
  9. 抽出されたメッセージログ内の予め定められた情報と、接続状態を復元するための情報か又は運用中の情報かのいずれかを示す再開フラグとを含むメッセージ構造体を作成することと、
    該メッセージ構造体を参照してセッション状態を更新し、及び、メッセージ構造体の再開フラグに従いメッセージ構造体をパケットに変換して送信するか、若しくは、パケットを送信しないかを判断すること
    をさらに含む請求項に記載の呼救済方法。
JP2005268282A 2005-09-15 2005-09-15 中継システムおよび呼救済方法 Expired - Fee Related JP4425841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005268282A JP4425841B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-15 中継システムおよび呼救済方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005268282A JP4425841B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-15 中継システムおよび呼救済方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007081933A JP2007081933A (ja) 2007-03-29
JP4425841B2 true JP4425841B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=37941740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005268282A Expired - Fee Related JP4425841B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-15 中継システムおよび呼救済方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4425841B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012109953A1 (zh) * 2011-02-17 2012-08-23 中兴通讯股份有限公司 一种sip会话保护的方法和系统

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4984814B2 (ja) * 2006-10-18 2012-07-25 富士通株式会社 通信管理装置および通信管理方法
JP5125207B2 (ja) * 2007-04-26 2013-01-23 Necインフロンティア株式会社 Ip電話通信システムおよびip電話通信方法
JP4800270B2 (ja) * 2007-07-24 2011-10-26 日本電信電話株式会社 ダイアログ救済方法
JP4980826B2 (ja) * 2007-08-28 2012-07-18 株式会社日立製作所 中継装置及び情報処理方法
JP4868608B2 (ja) * 2008-01-22 2012-02-01 Kddi株式会社 複数のセッション管理サーバからなる経路を動的に切り替える経路制御方法及びシステム
JP2010160537A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Hitachi Ltd 通信装置および系切り替え方法
JP5182586B2 (ja) * 2009-02-04 2013-04-17 トヨタ自動車株式会社 中継システム、及び当該システムで用いられる中継方法
JP5417120B2 (ja) * 2009-10-26 2014-02-12 Kddi株式会社 Sipサーバ復旧システム
JP5213886B2 (ja) * 2010-02-12 2013-06-19 日本電信電話株式会社 プロトコルモニタ装置、ログ情報収集方法及びログ情報収集プログラム
JP5023202B2 (ja) * 2010-08-12 2012-09-12 日本電信電話株式会社 帯域情報復旧方法、および、セッション制御サーバ
JP5655492B2 (ja) * 2010-10-18 2015-01-21 株式会社ナカヨ 通信装置、および通信装置のバックアップ方法
JP5449229B2 (ja) * 2011-02-17 2014-03-19 日本電信電話株式会社 呼救済システム及び呼救済方法
JP5851919B2 (ja) * 2012-04-12 2016-02-03 日本電信電話株式会社 呼制御システムおよび呼制御に利用する情報の冗長化方法
JP5763030B2 (ja) * 2012-09-28 2015-08-12 株式会社日立製作所 二重化ネットワーク制御システムおよび二重化ネットワーク制御方法
JP6503654B2 (ja) * 2013-09-30 2019-04-24 株式会社リコー 通信管理システム、通信システム、及び通信方法
JP6429188B2 (ja) 2014-11-25 2018-11-28 APRESIA Systems株式会社 中継装置
CN106487578B (zh) * 2015-08-26 2019-11-26 大同股份有限公司 错误恢复方法及应用其的物联网系统与充电系统
JP6787576B2 (ja) * 2017-02-20 2020-11-18 ウイングアーク1st株式会社 クラウド中継システムおよび中継サーバ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012109953A1 (zh) * 2011-02-17 2012-08-23 中兴通讯股份有限公司 一种sip会话保护的方法和系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007081933A (ja) 2007-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4425841B2 (ja) 中継システムおよび呼救済方法
US7916855B2 (en) System and method for storing and restoring communication dialog
CN101989922B (zh) 用于恢复会话初始协议事务的方法和系统
EP1955506B1 (en) Methods, systems, and computer program products for session initiation protocol (sip) fast switchover
US8374079B2 (en) Proxy server, communication system, communication method and program
JP4087271B2 (ja) 代理応答装置およびネットワークシステム
CN101572709B (zh) 套接字连接的切换方法、系统、服务器和客户端设备
JP5169362B2 (ja) セッション情報複製方法、前記方法を実行する呼制御サーバ及び前記方法のプログラム
JP4481876B2 (ja) サーバ装置の制御方法、クライアント装置の制御方法、セッション制御方法
JP2005229273A (ja) サーババックアップ装置
JP2010239216A (ja) 呼制御方法
JP4757670B2 (ja) システム切替方法、その計算機システム及びプログラム
JP2009177338A (ja) 複数のセッション管理サーバからなる経路を動的に切り替える経路制御方法及びシステム
CN107454178B (zh) 数据传输方法及装置
JP4258482B2 (ja) iSCSIストレージシステムおよびそのシステムにおけるパス多重化方法
JP4796883B2 (ja) Nat管理システム
US8301782B2 (en) Stateless gateways having remote dialog store
JP2007141129A (ja) システム切替方法、その計算機システム及びプログラム
WO2006014176A2 (en) Method and apparatus of maintaining a pbx system
CN108337103B (zh) Sip服务器的备份方法、备用恢复方法和系统
JP5342578B2 (ja) 呼制御システムおよび呼制御に利用する情報の冗長化方法
JP5851809B2 (ja) 呼制御に利用する情報の冗長化方法および呼制御システム
JP2003084996A (ja) ホストコンピュータの切替方法
JP2009055342A (ja) Sip対応メディアゲートウェイシステム
JP5225914B2 (ja) ネットワーク中継装置およびネットワーク中継方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees