JP5851919B2 - 呼制御システムおよび呼制御に利用する情報の冗長化方法 - Google Patents

呼制御システムおよび呼制御に利用する情報の冗長化方法 Download PDF

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Description

本発明は、呼制御によりセッション確立の制御を行う呼制御システムおよび呼制御に利用する情報の冗長化方法に関する。
従来、呼制御によりセッション確立の制御を行う技術として、通信制御プロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)が開発されている。このSIPは、IPネットワークを利用して、固定電話網が持つような高い品質、信頼性、および安定性を保持してユーザ端末間で音声情報や映像情報等のメディア通信を行うことを可能にする。
SIPによる呼制御は、IPネットワークを介して接続された、エンドユーザが利用する加入者端末と加入者端末間の通信を中継するSIPサーバとの間や、複数のSIPサーバ間で実行される。
この呼制御による通信を高い信頼性で確立するために、ACT(現用)系呼制御サーバとSBY(予備用)系呼制御サーバとを冗長化した呼制御システムを利用する技術がある。
この冗長化した呼制御システムでは、ACT(現用)系呼制御サーバは通常運転処理をしながら所定のタイミングでSBY(予備用)系呼制御サーバにセッション確立に関するデータを転送して記憶させることにより、同期処理を行う。
このように同期処理を実行しておくことにより、ACT(現用)系呼制御サーバで故障が発生しSBY(予備用)系呼制御サーバに呼制御処理が切り替えられる際の、切り替え時間(必要データの転送時間)を短縮することができる。
緒方 祐介,原 大輔,松尾 和雅,江村 義樹:呼処理サーバの系切替え時間短縮化方法, 2010年電子情報通信学会総合大会講演論文集,B-6-15 (Mar. 2010).
しかし、上述したような同期処理を実行していても、系切り替え時には、(i) ACT(現用)系呼制御サーバからSBY(予備用)系呼制御サーバに未転送のデータを転送する処理、および、(ii) SBY(予備用)系呼制御サーバ(新たなACT(現用)系呼制御サーバ)において、ヒープ領域に呼制御アプリケーションのインスタンスを生成することによりプログラムを立ち上げて、記憶されたデータを展開してプログラムの実行を開始する処理が必要になる。
これらの(i)、(ii)の処理が実行されている間はやはりサービスが中断した状態となるため、サービス中断時間を低減させることによりさらに系切り替え時間を短縮させる技術が望まれていた。
そこで本発明では、ACT(現用)系呼制御サーバとSBY(予備用)系呼制御サーバとで冗長化された呼制御システムにおいて、ACT(現用)系呼制御サーバで故障が発生し呼制御処理をSBY(予備用)系呼制御サーバに切り替えて実行する際に、短時間で系切り替え処理を実行することが可能な呼制御システムおよび呼制御に利用する情報の冗長化方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための、本発明の呼制御システムは、複数のサーバ間の呼処理を制御し、通常時に稼働する現用系呼制御サーバとこの現用系呼制御サーバに故障が発生したときに現用系に切り替わって稼働する予備用系呼制御サーバとを備えた呼制御システムであって、前記現用系呼制御サーバは、自サーバで実行中の呼処理に利用する第1呼処理データと、自サーバで実行した呼処理に関し、呼処理を構成する部分処理の発生順に、各部分処理を特定する情報を含む書誌情報を登録した第1イベント管理表情報とを記憶する第1データ記憶部と、外部から受信した信号に基づいて呼処理を構成する部分処理が発生したときに、当該発生した部分処理に関する書誌情報で前記第1データ記憶部に記憶された第1イベント管理表情報を更新し、当該更新した書誌情報に基づいて、前記予備用系呼制御サーバとの前記第1イベント管理表情報の同期処理が必要であると判断すると、前記第1イベント管理表情報の更新分を前記予備用系呼制御サーバに転送するための転送依頼を生成し、また、所定時間間隔で前記第1イベント管理表情報を監視して、記憶された書誌情報に基づいて実行すべき部分処理を特定する第1イベント管理機能部と、前記第1イベント管理機能部で生成された転送依頼に基づいて前記第1イベント管理表情報の更新分を前記予備用系呼制御サーバに転送し、これに応じて前記予備用系呼制御サーバから新たな呼処理データが要求されたときには、該当する前記第1呼処理データを前記第1データ記憶部から取得して前記予備用系呼制御サーバに転送することで応答する第1同期処理機能部と、前記外部から受信した信号に基づいて発生した部分処理、および、前記第1イベント管理機能部により特定された部分処理を、前記第1データ記憶部に記憶された第1呼処理データを利用して実行する第1呼処理機能部とを有し、前記予備用系呼制御サーバは、自サーバで実行中の呼処理に利用する第2呼処理データと、自サーバで実行した呼処理に関し、呼処理を構成する部分処理の発生順に、各部分処理を特定する情報を含む書誌情報を登録した第2イベント管理表情報とを記憶する第2データ記憶部と、前記現用系呼制御サーバから前記第1イベント管理表情報の更新分が転送されたときに、転送された情報で前記第2データ記憶部に記憶された第2イベント管理表情報を更新し、当該更新した情報に基づいて、自サーバで部分処理を実行する際に必要となる新たな呼処理データを前記現用系呼制御サーバに要求し、また、所定時間間隔で前記第2イベント管理表情報を監視して、記憶された書誌情報に基づいて実行すべき部分処理を特定する第2イベント管理機能部と、前記第2イベント管理機能部から新たな呼処理データを要求したことにより応答して転送された第1呼処理データで、前記第2データ記憶部に記憶された前記第2呼処理データを更新することにより、前記現用系呼制御サーバに記憶された情報との同期処理を行う第2同期処理機能部と、前記第2イベント管理機能部により特定された部分処理のうち、外部のサーバへの信号送信処理を除く部分処理を、前記第2データ記憶部に記憶された第2呼処理データを利用して実行する第2呼処理機能部とを有することを特徴とする。
また本発明の呼制御に利用する情報の冗長化方法は、複数のサーバ間の呼処理を制御し、通常時に稼働する現用系呼制御サーバとこの現用系呼制御サーバに故障が発生したときに現用系に切り替わって稼働する予備用系呼制御サーバとを備えた呼制御システムの、前記現用系呼制御サーバが、自サーバで実行中の呼処理に利用する第1呼処理データと、自サーバで実行した呼処理に関し、呼処理を構成する部分処理の発生順に、各部分処理を特定する情報を含む書誌情報を登録した第1イベント管理表情報とを記憶するステップと、前記現用系呼制御サーバが、外部から受信した信号に基づいて呼処理を構成する部分処理が発生したときに、当該発生した部分処理に関する書誌情報で記憶された第1イベント管理表情報を更新し、当該更新した書誌情報に基づいて、前記予備用系呼制御サーバとの前記第1イベント管理表情報の同期処理が必要であると判断すると、前記第1イベント管理表情報の更新分を前記予備用系呼制御サーバに転送するための転送依頼を生成するステップと、前記現用系呼制御サーバが、前記生成された転送依頼に基づいて前記第1イベント管理表情報の更新分を前記予備用系呼制御サーバに転送するステップと、前記予備用系呼制御サーバが、自サーバで実行中の呼処理に利用する第2呼処理データと、自サーバで実行した呼処理に関し、呼処理を構成する部分処理の発生順に、各部分処理に関する書誌情報を登録した第2イベント管理表情報とを記憶するステップと、前記予備用系呼制御サーバが、前記現用系呼制御サーバから前記第1イベント管理表情報の更新分が転送されたときに、転送された情報で前記記憶された第2イベント管理表情報を更新するステップと、前記現用系呼制御サーバが、前記外部から受信した信号に基づいて発生した部分処理を、前記第1呼処理データを利用して実行するステップと、前記現用系呼制御サーバが、所定時間間隔で前記第1イベント管理表情報を監視して、記憶された書誌情報に基づいて実行すべき部分処理を特定するステップと、前記現用系呼制御サーバが、前記特定した部分処理を、前記第1呼処理データを利用して実行するステップと、前記予備用系呼制御サーバが、所定時間間隔で前記第2イベント管理表情報を監視して、記憶された書誌情報に基づいて実行すべき部分処理を特定するステップと、前記予備用系呼制御サーバが、前記第2イベント管理表情報の監視により特定された部分処理を実行する際に必要となる新たな呼処理データを前記現用系呼制御サーバに要求するステップと、前記現用系呼制御サーバが、前記予備用系呼制御サーバから新たな呼処理データが要求されたときに、該当する前記第1呼処理データを取得して前記予備用系呼制御サーバに転送することで応答するステップと、前記予備用系呼制御サーバが、前記新たな呼処理データを要求したことにより応答して転送された第1呼処理データで、記憶された前記第2呼処理データを更新することにより、前記現用系呼制御サーバに記憶された情報との同期処理を行うステップと、前記予備用系呼制御サーバが、特定された実行すべき部分処理のうち、外部のサーバへの信号送信処理を除く部分処理を、前記第2呼処理データを利用して実行するステップとを有することを特徴とする。
本発明の呼制御システムおよび呼制御に利用する情報の冗長化方法によれば、ACT(現用)系呼制御サーバとSBY(予備用)系呼制御サーバとで冗長化された呼制御システムにおいて、ACT(現用)系呼制御サーバで故障が発生し呼制御処理をSBY(予備用)系呼制御サーバに切り替えて実行する際に、短時間で系切り替え処理を実行することが可能になる。
本発明の一実施形態による呼制御システムを用いたSIP通信システムの構成を示す全体図である。 本発明の一実施形態による呼制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による呼制御システムの呼制御サーバに記憶されるイベント管理表情報の一例を示す表である。 本発明の一実施形態による呼制御システム内のサーバで実行される信号受信処理の動作を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による呼制御システム内のサーバで実行される信号生成処理の動作を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による呼制御システム内のサーバで実行される信号送信処理の動作を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による呼制御システム内のサーバで実行されるタイマ切れによる信号再送処理の動作を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による呼制御システム内のサーバで実行される、外部のサーバからの発呼依頼の受信処理の動作を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による呼制御システム内のサーバにおいて、現用系と予備用系が切り替えられるときの処理を示すシーケンス図である。
本発明の一実施形態による呼制御システムは前後に1以上のSIPサーバが接続されたSIPサーバで構成され、これら前後のSIPサーバとの間で、予め設定された一連の処理シーケンス(工程)情報に従ってSIP信号を送受信することにより、呼を確立させメディア通信のサービス提供を可能にさせるものである。
〈一実施形態による呼制御サーバを利用したSIP通信システムの構成〉
本発明の一実施形態による呼制御サーバを利用したSIP通信システム1の構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態によるSIP通信システム1は、複数の加入者端末2A〜2Dと、これらの加入者端末のうち加入者端末2Aおよび加入者端末2BにIPネットワーク3を介して接続されたプロキシサーバであるSIPサーバ4Aと、加入者端末2Cおよび加入者端末2DにIPネットワーク3を介して接続されたプロキシサーバであるSIPサーバ4Bと、SIPサーバ4AおよびSIPサーバ4Bに接続されたIPネットワーク3上の複数の転送装置3A〜3Gと、SIPサーバ4AとSIPサーバ4Bとの間を中継する中継サーバ5A、5Bと、SIPサーバ4A、SIPサーバ4B、および中継サーバ5B等に接続された呼制御システム6と、呼制御システム6に接続されたIPネットワーク3上のメディアサーバ7A、7Bとを有する。音声情報や映像情報等のメディア情報のトラヒックは、IPネットワーク3上の転送装置3A〜3G等を経由して、加入者端末2A〜2D間や、加入者端末2A〜2Dとメディアサーバ7A、7B間で転送される。
加入者端末2A〜2Dはそれぞれ、ユーザである加入者が利用するIP電話、HGW(ホームゲートウェイ)等であり、SIPを利用して音声情報や映像情報などの加入者端末間で利用するメディア通信を行うためのSIPネゴシエーションを行う機能を有する。加入者端末2A〜2Dは、SIPネゴシエーションの結果決定した、信号条件でメディア通信を行う機能を有する。
転送装置3A〜3Gはそれぞれ、IPネットワーク3に位置し、加入者端末間2A〜2Dのメディア通信のトラヒックを転送する。
SIPサーバ4Aは、加入者端末2Aおよび2BのSIP信号を中継するプロキシサーバであり、SIPサーバ4Bは加入者端末2Cおよび2DのSIP信号を中継するプロキシサーバである。SIPサーバ4A、4Bは、加入者端末間のSIPネゴシエーションを中継し、加入者契約情報に基づいて補足する機能を有し、あらかじめ保持したルールに従ってSIP信号を編集する機能を有している。
中継サーバ5A、5Bは、SIPサーバ4AとSIPサーバ4Bとを接続し、SIP信号中継する機能を有する。
呼制御システム6は、図2に示すようにクラスタシステムとして構築されたACT(現用)系呼制御サーバ61とSBY(予備用)系呼制御サーバ62とを有し、いずれかのサーバにより、SIPサーバでの加入者契約情報種別および要求サービスに基づいてSIPサーバ4Aと4Bとの間の呼の確立、切断の制御を行い、必要に応じてメディアサーバ7A、7Bと加入者端末2A〜2Dとのメディア通信ができるよう、SIPネゴシエーションを行う。また、その後の加入者端末2A〜2D間のメディア通信が行えるように、SIP信号を編集してSIPネゴシエーションを中継し、呼を確立する。
図1においては呼制御システム6には2台のSIPサーバ(プロキシサーバ)4A、4B、および2台のメディアサーバ7A、7B等が接続されている場合について示しているが、実際にはさらに多くのSIPサーバ、メディアサーバ等に接続され、これらの装置間における複数の呼の確立、切断の制御が可能である。
通常時にはACT(現用)系呼制御サーバ61が稼働し、このACT(現用)系呼制御サーバ61に故障が発生したときに、SBY(予備用)系呼制御サーバ62が現用系に切り替わって稼働する。
本実施形態において、ACT(現用)系呼制御サーバ61およびSBY(予備用)系呼制御サーバ62では、一連の呼処理を構成する部分処理、例えばSIP信号受信処理、SIP信号生成処理、およびSIP信号送信処理を、自サーバにおいて発生したイベントとして扱う。
ACT(現用)系呼制御サーバ61は図2に示すように、第1のデータ記憶部611と、第1のイベント管理機能部612と、第1の呼処理機能部613と、第1の同期処理機能部614と、第1のタイマ管理機能部615と、第1の外部接続機能部616とを有する。
データ記憶部611は、自サーバ61で実行中の呼処理に利用する第1の呼処理データ6111aと、自サーバ61におけるイベントの発生順に登録された、各イベントを一意に特定可能な情報を含む書誌情報をイベント情報としてリスト化して格納した第1のイベント管理表情報6111bとを、一時的に記憶するヒープ領域6111と、イベントが発生したタイミングでヒープ領域6111に記憶された情報を取得し、呼処理データ6112aおよびイベント管理表情報6112bとして記憶する同期領域6112とを有する。
イベント管理機能部612は、イベントが発生したときに、当該発生したイベントのイベント情報でデータ記憶部611のヒープ領域6111に登録されたイベント管理表情報6112bを更新する。またイベント管理機能部612は、更新したイベント情報に基づいて、SBY(予備用)系呼制御サーバ62とのイベント管理表情報の同期処理が必要であると判断すると、イベント管理表情報6111bの更新分をSBY(予備用)系呼制御サーバ62に転送するための転送依頼を生成する。またイベント管理機能部612は、所定時間間隔でイベント管理表情報6111bを監視して、記憶されたイベント情報に基づいて実行すべきイベントを特定する。
呼処理機能部613は、イベント管理機能部612により特定されたイベントを、データ記憶部611のヒープ領域6111に記憶された呼処理データ6111aを利用して実行する。
同期処理機能部614は、イベント管理機能部612で生成された転送依頼に基づいて、ヒープ領域6111のイベント管理表情報6111bの更新分で同期領域6112のイベント管理表情報6112bを更新するとともに、当該更新分の情報をSBY(予備用)系呼制御サーバ62に転送する。また同期処理機能部614は、イベント管理表情報の更新分を転送したことにより、SBY(予備用)系呼制御サーバ62から新たな呼処理データが要求されたときには、該当する呼処理データ6112aをデータ記憶部611の同期領域6112から取得してSBY(予備用)系呼制御サーバに転送することで応答する。
タイマ管理機能部615は、呼処理機能部613におけるSIP信号の送信からの経過時間が所定の有効期間を超えたか否かを判定するタイマ機能を有し、当該SIP信号の送信に関する処理完了通知を受信せずに有効時間を超えタイマ切れとなったと判定するとイベント管理機能部612に当該信号再送を実行させるための再送信号生成イベントの登録を依頼する。
外部接続機能部616は、外部のWebアプリケーションサーバ等に接続され、ユーザがWebページ上のリンクをクリックすることでSIPに対応した端末を呼び出すことができるような「click to dial」等のサービスを利用して、当該接続されたサーバから送信された発呼依頼を受信してIPネットワーク3内から所定の加入者端末への発呼処理を行う。
SBY(予備用)系呼制御サーバ62は、第2のデータ記憶部621と、第2のイベント管理機能部622と、第2の呼処理機能部623と、第2の同期処理機能部624と、第2のタイマ管理機能部625と、第2の外部接続機能部626とを有する。
データ記憶部621は、自サーバ62で実行中の呼処理に利用する第2の呼処理データ6211aと、自サーバ62におけるイベントの発生順に登録された、各イベントに関する書誌情報をイベント情報としてリスト化して格納した第2のイベント管理表情報6211bとを、一時的に記憶するヒープ領域6211と、イベントが発生したタイミングでヒープ領域6211に記憶された情報を取得し、呼処理データ6212aおよびイベント管理表情報6212bとして記憶する同期領域6212とを有する。
イベント管理機能部622は、イベントが発生したときに、当該発生したイベントのイベント情報でデータ記憶部621のヒープ領域6211に登録されたイベント管理表情報6212bを更新する。またイベント管理機能部622は、ACT(現用)系呼制御サーバ61から転送されたイベント管理表情報の更新分によりデータ記憶部621の同期領域6212に記憶されたイベント管理表情報6212bを更新し、さらにヒープ領域6211のイベント管理表情報6211bを更新して展開する。またイベント管理機能部622は、ACY(現用)系呼制御サーバ61からイベント管理表情報の更新分が転送されたときに、転送された情報でデータ記憶部621に記憶されたイベント管理表情報6212bを更新し、さらにヒープ領域6211のイベント管理表情報6211bを更新して展開する。またイベント管理機能部622は、当該更新した情報に基づいて、呼処理機能部623でイベントを実行する際に必要となる新たな呼処理データをACT(現用)系呼制御サーバ61に要求する。またイベント管理機能部622は、所定時間間隔でイベント管理表情報6211bを監視して、記憶されたイベント情報に基づいて実行すべきイベントを特定する。
呼処理機能部623は、イベント管理機能部622により特定されたイベントのうち、外部のサーバへの信号送信処理を除くイベントを、データ記憶部621のヒープ領域6211に記憶された呼処理データ6211aを利用して実行する。
同期処理機能部624は、イベント管理機能部622から新たな呼処理データを要求したことにより応答して転送された呼処理データで、データ記憶部621に記憶された呼処理データ6212aおよび呼処理データ6211aを更新することにより、ACT(現用)系呼制御サーバ61に記憶された情報との同期処理を行う。
タイマ管理機能部625は、呼処理機能部623においてSIP信号を送信すべき時点からの経過時間が所定の有効期間を超えたか否かを判定するタイマ機能を有し、当該SIP信号に関する処理完了通知を受信せずに有効時間を超えタイマ切れとなったと判定するとイベント管理機能部622に当該信号再送を実行させるための再送信号生成イベントの登録を依頼する。
外部接続機能部626は、外部のWebアプリケーションサーバ等に接続され、当該接続されたサーバから送信された発呼依頼を受信し、click to dial等のサービスを利用してIPネットワーク3内から所定の加入者端末への発呼処理を行う。
〈一実施形態による呼制御サーバを利用したSIP通信システムの動作〉
本実施形態によるSIP通信システム1において、発信端末である加入者端末2Aまたは2BからSIPサーバ4A、呼制御システム6、SIPサーバ4Bを経由して加入者端末2Cまたは2Dに呼制御に関するSIP信号が送信されるときの、呼制御システム6のACT(現用)系呼制御サーバ61およびSBY(予備用)系呼制御サーバ62の動作について説明する。
本実施形態において、ACT(現用)系呼制御サーバ61のデータ記憶部611のヒープ領域6111に記憶されるイベント管理表情報6111b、同期領域6112に記憶されるイベント管理表情報6112b、SBY(予備用)系呼制御サーバ62のデータ記憶部621のヒープ領域6211に記憶されるイベント管理表情報6211b、および同期領域6212に記憶されるイベント管理表情報6212bは、図3に示すように、イベントを一意に特定するための情報を含む書誌情報である「イベントID」、「呼ID」、「データID」、「受付時刻」、「信号送信時刻」等の情報を、イベント情報としてリスト化して格納している。
図3において「イベントID」は、発生したイベントごとにユニークに付加される番号である。本実施形態において一連の呼処理の部分処理である「イベント」には、外部からのSIP信号受信時に生成される信号受信イベント、外部から受信されたSIP信号を解析した結果応答信号の送信が必要な場合に生成される応答信号生成イベント、既に送信済みの信号に対する応答が所定の有効期間中に得られないときに生成される再送信号生成イベント、外部のWebサーバからの依頼により発呼処理を行う際に生成される発呼信号生成イベント、および、自身がACT(現用)系呼制御サーバ61であり生成した信号を送信する際に生成される信号送信イベントなどの種別があり、イベントIDではこれらのイベント種別が特定される情報、およびイベントの発生タイミングを示す情報が含まれる。
また「呼ID」は、該当するイベントの属する呼を識別するCall-IDタグ、受信者に関する情報であるtoタグ、および送信者に関する情報であるfromタグから生成される番号であり、サーバ内で呼を特定するために用いられる。
また「データID」は、イベントIDで示される情報と呼IDで示される情報と含む番号であり、イベント処理に必要なデータを特定するために用いられる。データIDとして、さらに詳細なイベントの種別ごとのIDを設けるようにしてもよい。
また「受付時刻」は、イベント情報が登録された時の時刻情報であり、SBY(予備用)系呼制御サーバ62内のイベント管理表の情報が、ACT(現用)系呼制御サーバ61内のイベント管理表の情報と同期した最新のものであるか否かを判定するために用いられる。
また「信号送信時刻」は、生成された信号が、信号送信イベントにより外部に送信された時の時刻情報である。
図4は、外部のSIPサーバからSIP信号が受信されたときのACT(現用)系呼制御サーバ61およびSBY(予備用)系呼制御サーバ62の動作を示すシーケンス図である。
まず、ACT(現用)系呼制御サーバ61において、外部のSIPサーバからSIP信号が受信されると(S1)、呼処理機能部613により当該SIP信号がヒープ領域6111に呼処理データ6111aとして記憶される(S2)。そして呼処理機能部613において、当該SIP信号が新規の呼に関するものであれば新たな呼IDが生成され、既存の呼に関するものであれば呼IDの特定が行われ、この呼IDに関するSIP信号を受信したことがイベント管理機能部612に通知される。
次にイベント管理機能部612において当該SIP信号の受信に関するイベントIDが払い出され、ヒープ領域6111のイベント管理表情報6111b内に、当該イベントIDと、呼IDと、イベントIDおよび呼IDから生成されたデータIDとが、受付時刻情報とともに信号受信イベントとして登録され、イベント管理表が更新される(S3)。また、信号受信イベント登録時は、SBY(予備用)系呼制御サーバ62のイベント管理表情報との同期処理を行う必要があると判断され、イベント管理機能部612から同期処理機能部614へ、イベント管理表の更新分のイベント情報の転送が依頼される。
次に同期処理機能部614により、ヒープ領域6111に記憶されたイベント管理表情報6111bの更新分の情報により、同期領域6112のイベント管理表情報6112bが更新され、記憶される(S4)。
次に同期処理機能部614により、同期領域6112のイベント管理表情報6112bの更新分の情報がSBY(予備用)系呼制御サーバ62に転送される(S5)。
SBY(予備用)系呼制御サーバ62では、同期処理機能部624により、ACT(現用)系呼制御サーバ61から転送された更新分の情報でデータ記憶部621の同期領域のイベント管理表情報6212bが更新され、さらにヒープ領域6211のイベント管理表情報6211bが更新されて展開され、記憶される(S6)。
SBY(予備用)系呼制御サーバ62の同期処理機能部624において更新分の情報による更新が完了すると、ACT(現用)系呼制御サーバ61に対し、イベント管理表書き込み完了通知が送信される(S7)。ACT(現用)系呼制御サーバ61では、このイベント管理表書き込み完了通知を受信して同期処理が完了するまで、次の処理が停止され待機されている。
次に、登録された信号受信イベント基づいて呼処理が実行されるときのACT(現用)系呼制御サーバ61およびSBY(予備用)系呼制御サーバ62の動作について、図5のシーケンス図を参照して説明する。
まずACT(現用)系呼制御サーバ61のイベント管理機能部612により、ヒープ領域6111のイベント管理表情報6111bがポーリング等により定期的に確認され、イベント管理表情報6111b内のデータIDに基づいて処理対象とするイベント情報(ここでは信号受信イベント)が取り出され、呼処理機能部613に送出される(S11)。
呼処理機能部613では、取得したイベント情報に基づいて、該当する呼処理データ6111aが用いられて呼処理が開始される(S12)。
一方、SBY(予備用)系呼制御サーバ62のイベント管理機能部622においても、ヒープ領域6211のイベント管理表情報6211bがポーリング等により定期的に確認され、イベント管理表情報6211b内のデータIDに基づいて処理対象とするイベント情報(ここでは信号受信イベント)が取り出され、同期処理機能部624に送出される(S13)。
イベント管理機能部622では、取得したイベント情報のイベントIDに含まれるイベント種別と発生タイミングを示す情報とから、各イベント情報の呼処理データ6212a中のデータのうち当該イベント処理で必要なデータが判断され、さらにこの必要なデータの同期処理の要否が判定される。ここでは、イベントIDに含まれるイベント種別が「信号受信イベント」であり、発生タイミングが外部からの信号受信時であるため、該当する呼処理データ6212aのSIP信号データ(受信信号データ)の同期処理が必要であると判断される。
そして、イベント管理表情報6212b内の当該信号受信イベントに関するイベントID、データID、受付時刻情報とともに、当該イベントに関する受信信号データの取得要求がイベント管理機能部622からACT(現用)系呼制御サーバ61に送信される(S14)。
ACT(現用)系呼制御サーバ61の同期処理機能部614では、取得されたイベントID、データID、受付時刻情報が最新のデータであるか否かが判定され、最新のデータであると判定されたときにはその旨を伝える通知が返信されることで応答され、最新のデータでないと判定されたときは要求された受信信号の最新データが呼処理データ6112aから取り出されてSBY(予備用)系呼制御サーバ62に転送されることで応答される(S15)。
SBY(予備用)系呼制御サーバ62では、転送された受信信号の最新データで同期領域6212中の呼処理データ6212aが同期処理機能部624により更新され、さらにヒープ領域6211の呼処理データ6211aが更新されて展開され、記憶される(S16)。
SBY(予備用)系呼制御サーバ62の同期処理機能部624において転送された受信信号の最新データによる更新が完了すると、ACT(現用)系呼制御サーバ61に対し、転送データ書き込み完了通知が送信される(S17)。
また、ACT(現用)系呼制御サーバ61の呼処理機能部613では、外部からのSIP信号の受信により実行される呼処理(ステップS12の信号受信イベントによる呼処理)では応答信号を生成する必要があると判断されて応答信号が生成されるとともに、イベント管理機能部612に対し、当該呼ID、データIDとともに応答信号生成イベントおよび信号送信イベントの登録依頼が通知される(S18)。
そしてイベント管理機能部612により、通知された応答信号生成イベントおよび信号送信イベントの登録依頼に基づいてそれぞれイベントIDが払い出され、ヒープ領域6111のイベント管理表情報6111b内に、それぞれ応答信号生成イベント、および信号送信イベントとして登録される(S19)。これらの応答信号生成イベント、および信号送信イベントの情報はそれぞれ、該当するイベントIDと、呼IDと、データIDと、受付時刻情報と、送信時刻情報とを含む。このとき、信号送信イベントの信号送信時刻情報は空欄となっている。またこのとき、ACT(現用)系呼制御サーバ61からSBY(予備用)系呼制御サーバ62へ、イベント管理表情報の同期処理は行われない。
一方、SBY(予備用)系呼制御サーバ62の呼処理機能部623では、ステップS16で更新された呼処理データ6211aが用いられて呼処理が開始される(S20)。
そして、当該呼処理も信号受信イベントであるため応答信号を生成する必要があると判断されて応答信号が生成されるとともに、イベント管理機能部622に対し、当該呼ID、データIDとともに応答信号生成イベントおよび信号送信イベントの登録依頼が通知される(S21)。
そしてイベント管理機能部622により、通知された応答信号生成イベントおよび信号送信イベントの登録依頼に基づいてそれぞれイベントIDが払い出され、ヒープ領域6211のイベント管理表情報6211b内に、それぞれ応答信号生成イベント、および信号送信イベントとして登録される(S22)。これらの応答信号生成イベント、および信号送信イベントの情報はそれぞれ、該当するイベントIDと、呼IDと、データIDと、受付時刻情報と、送信時刻情報とを含む。このとき、信号送信イベントの信号送信時刻情報は空欄となっている。
次に、生成された応答信号が送信されるときの処理について、図6のシーケンス図を参照して説明する。
まずACT(現用)系呼制御サーバ61のイベント管理機能部612により、ヒープ領域6111のイベント管理表情報6111bに基づいて処理対象の送信信号イベントの検出が行われる。ここで、イベント管理表情報6111bに登録された送信信号イベントのうち、信号送信時刻情報が空欄になっている信号送信イベントが、処理対象の送信信号イベントとして検出される。
次に、イベント管理機能部612で検出された処理対象の送信信号イベントが、呼処理機能部613に通知される(S31)。
呼処理機能部613では、通知により処理対象の信号送信イベントが特定されると(S32)、自身がACT(現用)系呼制御サーバ61であることが認識され(S33)、これにより生成した応答信号を所定の送信先のSIPサーバに送信する必要があると判断されて送信処理が実行される(S34)。
一方、SBY(予備用)系呼制御サーバ62のイベント管理機能部622においても、同様にヒープ領域6211のイベント管理表情報6211bに登録された送信信号イベントのうち、信号送信時刻情報が空欄になっている信号送信イベントが処理対象の送信信号イベントとして検出され、呼処理機能部623に通知される(S35)。
このとき呼処理機能部623では、通知により処理対象の信号送信イベントが特定されるが(S36)、自身がSBY(予備用)系呼制御サーバ62でありACT(現用)系ではないと認識され(S37)、これにより生成した応答信号を送信する必要がないと判断されて送信処理は実行されない(S38)。
ACT(現用)系呼制御サーバ61の処理に戻り、ステップS34で送信処理が実行された送信時刻情報が、呼処理機能部613からイベント管理機能部612に通知される(S39)。
イベント管理機能部612では、通知された送信時刻情報により、イベント管理表情報6111bの当該信号送信イベントの送信時刻情報が更新される(S40)。また、更新した送信時刻情報のSBY(予備用)系呼制御サーバ62への転送処理が同期処理機能部614に依頼される(S41)。
そして同期処理機能部614により、ヒープ領域6111において更新された送信時刻情報で同期領域6112のイベント管理表情報6112bが更新され、さらに同期領域6112において更新された送信時刻情報がSBY(予備用)系呼制御サーバ62に転送される(S42)。
SBY(予備用)系呼制御サーバ62では、同期処理機能部624により、ACT(現用)系呼制御サーバ61から転送された更新分の送信時刻情報でデータ記憶部621の同期領域6212のイベント管理表情報6212bが更新され、さらにヒープ領域6211のイベント管理表情報6211bが更新されて展開され、記憶される(S43)。
SBY(予備用)系呼制御サーバ62の同期処理機能部624において更新分のイベント情報による更新が完了すると、イベント管理機能部622に対して、当該送信信号イベントに関するイベント管理表書き込み完了通知が送出される(S44)。
以上のステップS1〜S42の処理により、外部から受信したSIP信号に応答して他のSIPサーバに応答信号を送信するときの処理の説明を終了する。
次に本実施形態において、信号(PRACK信号等)を送信した先の装置からの応答信号(ACK信号等)がなくSIPの再送タイマ切れによる再送信号が生成、送信される際のACT(現用)系呼制御サーバ61およびSBY(予備用)系呼制御サーバ62の動作を、図7のシーケンス図を参照して説明する。
まず、ACT(現用)系呼制御サーバ61のタイマ管理機能部615により、イベント管理表情報6111bの信号送信イベントの送信時刻情報に基づいて、呼処理機能部613におけるSIP信号の送信からの経過時間が所定の有効期間を超えたか否かが監視され(S51)、送信したSIP信号に対応して処理完了通知が受信されずに有効期間を超過しタイマ切れとなったと判断すると(S52)、イベント管理機能部612に当該信号再送に関する再送信号生成イベントおよび信号送信イベントの登録が依頼される(S53)。
これに応じてイベント管理機能部612により、当該再送信号生成イベントおよび信号送信イベントの登録依頼に関するイベントIDがそれぞれ払い出され、ヒープ領域6111のイベント管理表情報6111b内に、それぞれ再送信号生成イベント、および信号送信イベントとして登録される(S54)。これらの再送信号生成イベント、および信号送信イベントの情報はそれぞれ、該当するイベントIDと、呼IDと、データIDと、受付時刻情報と、送信時刻情報とを含む。このとき、当該タイマ切れとなった前回送受信時の呼処理データは既にSBY(予備用)系呼制御サーバ62に保持されているため、再送信号生成イベントおよびその信号送信イベントに関しては、ACT(現用)系呼制御サーバ61とSBY(予備用)系呼制御サーバ62とのイベント管理表情報の同期処理は行われない。
そして、上述したステップS11〜S22、およびステップS31〜S34と同様の処理により、生成された再送信号の生成処理およびACT(現用)系呼制御サーバ61からの信号送信処理が実行される(S55)。
また、SBY(予備用)系呼制御サーバ62においても、ステップS51〜S54と同様の処理が実行され、信号再送処理としてステップS35〜S38と同様に信号送信イベントは特定されるが(S60)、ACT系ではないため外部サーバへの送信は行われない(S35〜S38)。
ステップS55およびS60において信号再送処理が実行されると、図6のステップS39〜S44と同様の処理が実行され、送信時刻情報の更新、同期処理が行われる。
以上のステップS51〜S60の処理により、タイマ切れによる再送信号の生成、送信が行われるときの処理の説明を終了する。
次に本実施形態において、外部のWebアプリケーションサーバ等からの発呼依頼により、IPネットワーク3内から所定の加入者端末へ発呼するサービス(例えば、「click to dialサービス」)を利用して発呼処理を行う際のACT(現用)系呼制御サーバ61およびSBY(予備用)系呼制御サーバ62の動作を、図8のシーケンス図を参照して説明する。
まず、ACT(現用)系呼制御サーバ61の外部接続機能部616において、外部のWebアプリケーションサーバ等から所定の加入者端末に対する発呼要求信号が受信されると(S71)、外部接続機能部616により当該発呼要求信号がヒープ領域6111に呼処理データ6111aとして記憶される(S72)。そして外部接続機能部616において、当該発呼要求信号に関する呼IDが生成され、この呼IDに関する発呼要求信号を受信したことがイベント管理機能部612に通知される。
次にイベント管理機能部612において当該発呼要求信号の受信に関するイベントIDが払い出され、ヒープ領域6111のイベント管理表情報6111b内に、当該イベントIDと、呼IDと、イベントIDおよび呼IDから生成されたデータIDとが、受付時刻情報とともに信号受信イベントとして登録され、イベント管理表が更新される(S73)。またイベント管理機能部612から同期処理機能部614へ、イベント管理表の更新分の情報の転送が依頼される。
次に同期処理機能部614により、ヒープ領域6111に記憶されたイベント管理表情報6111bの更新分の情報で同期領域6112のイベント管理表情報6112bが更新され、記憶される(S74)。
次に同期処理機能部614により、同期領域6112のイベント管理表情報6112bの更新分の情報がSBY(予備用)系呼制御サーバ62に転送される(S75)。
SBY(予備用)系呼制御サーバ62では、同期処理機能部624により、ACT(現用)系呼制御サーバ61から転送された更新分の情報でデータ記憶部621の同期領域のイベント管理表情報6212bが更新され、さらにヒープ領域6211のイベント管理表情報6211bが更新されて展開され、記憶される(S76)。
SBY(予備用)系呼制御サーバ62の同期処理機能部624において更新分の情報による更新が完了すると、ACT(現用)系呼制御サーバ61に対し、イベント管理表書き込み完了通知が送信される(S77)。
以上のステップS71〜S77の処理により、外部のWebアプリケーションサーバ等からの発呼依頼を受信した際の受信処理の説明を終了する。以降、登録された信号受信イベント基づいて呼処理およびイベント管理表情報の同期処理が実行されるときの処理については図5のステップS11〜S22と同様であり、この呼処理により信号送信を行うときの処理については図6のステップS31〜S44と同様であるため、詳細な説明は省略する。
上述した各処理により呼制御システム6により呼処理が実行されている状態において、ACT(現用)系呼制御サーバ61で故障が発生した場合の処理について図9のシーケンス図を参照して説明する。
ACT(現用)系呼制御サーバ61で故障が発生して、当該サーバがACT(現用)系からSBY(予備用)系に切り替わると、この系切り替え情報がイベント管理機能部612に通知される。
イベント管理機能部612では、系切り替え情報が取得されると(S81)、イベント管理機能部612によりイベント管理表情報6111bがチェックされて未送信の信号送信イベントが検出され、呼処理機能部613に通知される(S82)。
呼処理機能部613では、通知により未処理の信号送信イベントが特定され起動されるが(S83)、自身がSBY(予備用)系呼制御サーバ62となっておりACT(現用)系ではないと認識され(S84)、該当する応答信号を送信する必要がないと判断されて送信処理は実行されない(S85)。
一方、SBY(予備用)系呼制御サーバ62かSBY(予備用)系からACT(現用)系に切り替わると、この系切り替え情報がイベント管理機能部622に通知される。
イベント管理機能部622では、系切り替え情報が取得されると(S86)、イベント管理機能部622によりイベント管理表情報6211bがチェックされて未送信の信号送信イベントが検出され、呼処理機能部623に通知される(S87)。
呼処理機能部623では、通知により未処理の信号送信イベントが特定されると(S88)、自身がACT(現用)系になっていることが認識され(S89)、該当する応答信号を所定の送信先のSIPサーバに送信する必要があると判断されて送信処理が実行される(S90)。
次に、ステップS90で送信処理が実行された送信時刻情報が、呼処理機能部623からイベント管理機能部622に通知される(S91)。
イベント管理機能部622では、通知された送信時刻情報により、イベント管理表情報6211bの当該信号送信イベントの送信時刻情報が更新される(S92)。また、更新した送信時刻情報のSBY(予備用)系の呼制御サーバ61への転送処理が同期処理機能部624に依頼される(S93)。
そして同期処理機能部624により、ヒープ領域6211において更新された送信時刻情報で同期領域6212のイベント管理表情報6212bが更新され、さらに同期領域6212において更新された送信時刻情報がSBY(予備用)系の呼制御サーバ61に転送される(S94)。
SBY(予備用)系の呼制御サーバ61では、同期処理機能部614により、ACT(現用)系の呼制御サーバ62から転送された更新分の送信時刻情報でデータ記憶部611の同期領域6112のイベント管理表情報6112bが更新され、さらにヒープ領域6211のイベント管理表情報6211bが更新されて展開され、記憶される(S95)。
SBY(予備用)系の呼制御サーバ61の同期処理機能部614において更新分のイベント情報による更新が完了すると、イベント管理機能部612に対して、当該送信信号イベントに関するイベント管理表書き込み完了通知が送出される(S96)。これにより、イベント管理機能部612では、起動した信号送信イベントに関する処理が完了したことが認識される。
以上の本実施形態によれば、呼処理に関する各詳細な部分処理(SIP信号受信処理、応答信号生成処理、タイムアウト時の再送信号生成処理、外部からの依頼による発呼処理、信号送信処理等)をそれぞれイベントとして扱い、その書誌情報をイベント管理表で情報を管理することで、各処理を発生順にACT系、SBY系それぞれのSIPサーバで処理を実行することができ、信号の発生場所やタイミング(信号解析結果時、タイマ切れ発生時、外部サーバからの発呼時等)によらず、処理の実行状況に応じた適正な管理が可能になる。
また、SIP信号受信時や外部からの依頼による発呼処理発生時など、イベントごとに必要に応じて新たな呼処理データをACT系呼制御サーバからSBY系呼制御サーバに転送してヒープ領域に展開させて同期を行うとともに、SBY系呼制御サーバにおいてもACT系呼制御サーバと同じタイミングで信号送信処理以外の呼処理を実行しておくことで、ACT系呼制御サーバに故障が発生した際のデータ転送量を削減することができ、切り替え処理時間を大幅に短縮することができる。
また、必要に応じて新たな呼処理データをACT系呼制御サーバからSBY系呼制御サーバに転送する際は、イベント管理表で管理されている呼IDやイベントID等の項目情報により必要な呼処理データを予め特定してから転送して同期処理を行うため、無駄なデータ転送を省くことができ、同期処理時のデータ転送量を削減することができ処理量を高めることができる。
また、呼制御サーバによる呼処理時に、信号生成イベントと信号送信イベントとを別個のイベントとして扱うことにより、
(i)ACT系制御サーバでは信号生成イベントを実行するとともに信号送信イベントを実行し、一方SBY系呼制御サーバでは信号生成イベントを実行するが信号送信イベントは実行しないように設定することで、適正に呼処理を実行させることができ、
(ii)系切り替え時には、旧ACT系からの呼処理データの転送や信号の生成は完了しているので、信号送信イベントのみを発生させることで信号送信できるため、系切替時の処理時間を短縮することができる。
さらに、SBY系呼制御サーバでもACT系制御サーバによる信号送信のタイミング(送信信号時刻情報)の同期をとっておくことにより、信号送信後の対向装置からの応答信号タイマのタイマ切れによる信号生成処理をSBY系呼制御サーバでも適切に実行することができ、さらに系切り替え時の処理時間を短縮することができる。
またその際、ACT系呼制御サーバとSBY系呼制御サーバとの双方で応答信号が生成されるが、信号送信処理は自サーバがACT系呼制御サーバである場合のみに実行され、SBY系呼制御サーバである場合は実行されないようにすることで、外部のSIPサーバに対しては正常に稼動することができる。
1…SIP通信システム
2A〜2D…加入者端末
3…IPネットワーク
3A〜3G…転送装置
4A、4B…SIPサーバ
5A、5B…中継サーバ
6…呼制御システム
7A、7B…メディアサーバ
61…ACY(現用)系呼制御サーバ
62…SBY(予備用)系呼制御サーバ
611…データ記憶部
612…イベント管理機能部
613…呼処理機能部
614…同期処理機能部
615…タイマ管理機能部
616…外部接続機能部
621…データ記憶部
622…イベント管理機能部
623…呼処理機能部
624…同期処理機能部
625…タイマ管理機能部
626…外部接続機能部
6111、6211…ヒープ領域
6111a、6112a、6211a、6212a…呼処理データ
6111b、6112b、6211b、6212b…イベント管理表情報
6112、6212…同期領域

Claims (5)

  1. 複数のサーバ間の呼処理を制御し、通常時に稼働する現用系呼制御サーバとこの現用系呼制御サーバに故障が発生したときに現用系に切り替わって稼働する予備用系呼制御サーバとを備えた呼制御システムであって、
    前記現用系呼制御サーバは、
    自サーバで実行中の呼処理に利用する第1呼処理データと、自サーバで実行した呼処理に関し、呼処理を構成する部分処理の発生順に、各部分処理を特定する情報を含む書誌情報を登録した第1イベント管理表情報とを記憶する第1データ記憶部と、
    外部から受信した信号に基づいて呼処理を構成する部分処理が発生したときに、当該発生した部分処理に関する書誌情報で前記第1データ記憶部に記憶された第1イベント管理表情報を更新し、当該更新した書誌情報に基づいて、前記予備用系呼制御サーバとの前記第1イベント管理表情報の同期処理が必要であると判断すると、前記第1イベント管理表情報の更新分を前記予備用系呼制御サーバに転送するための転送依頼を生成し、また、所定時間間隔で前記第1イベント管理表情報を監視して、記憶された書誌情報に基づいて実行すべき部分処理を特定する第1イベント管理機能部と、
    前記第1イベント管理機能部で生成された転送依頼に基づいて前記第1イベント管理表情報の更新分を前記予備用系呼制御サーバに転送し、これに応じて前記予備用系呼制御サーバから新たな呼処理データが要求されたときには、該当する前記第1呼処理データを前記第1データ記憶部から取得して前記予備用系呼制御サーバに転送することで応答する第1同期処理機能部と、
    前記外部から受信した信号に基づいて発生した部分処理、および、前記第1イベント管理機能部により特定された部分処理を、前記第1データ記憶部に記憶された第1呼処理データを利用して実行する第1呼処理機能部とを有し、
    前記予備用系呼制御サーバは、
    自サーバで実行中の呼処理に利用する第2呼処理データと、自サーバで実行した呼処理に関し、呼処理を構成する部分処理の発生順に、各部分処理を特定する情報を含む書誌情報を登録した第2イベント管理表情報とを記憶する第2データ記憶部と、
    前記現用系呼制御サーバから前記第1イベント管理表情報の更新分が転送されたときに、転送された情報で前記第2データ記憶部に記憶された第2イベント管理表情報を更新し、当該更新した情報に基づいて、自サーバで部分処理を実行する際に必要となる新たな呼処理データを前記現用系呼制御サーバに要求し、また、所定時間間隔で前記第2イベント管理表情報を監視して、記憶された書誌情報に基づいて実行すべき部分処理を特定する第2イベント管理機能部と、
    前記第2イベント管理機能部から新たな呼処理データを要求したことにより応答して転送された第1呼処理データで、前記第2データ記憶部に記憶された前記第2呼処理データを更新することにより、前記現用系呼制御サーバに記憶された情報との同期処理を行う第2同期処理機能部と、
    前記第2イベント管理機能部により特定された部分処理のうち、外部のサーバへの信号送信処理を除く部分処理を、前記第2データ記憶部に記憶された第2呼処理データを利用して実行する第2呼処理機能部と
    を有することを特徴とする呼制御システム。
  2. 前記現用系呼制御サーバは、
    前記第1呼処理機能部で信号送信の部分処理を実行してから処理完了通知を受信せずに所定の有効時間が経過したと判断すると、前記第1イベント管理機能部に当該信号の再送を実行させるための部分処理に関する書誌情報の登録を依頼する第1タイマ管理機能部をさらに有し、
    前記第1イベント管理機能部は、前記第1タイマ管理機能部から取得した前記信号の再送を実行させるための部分処理に関する書誌情報を前記第1イベント管理表情報に登録し、
    前記予備用系呼制御サーバは、
    前記第2呼処理機能部で信号送信の部分処理を実行してから処理完了通知を受信せずに所定の有効時間が経過したと判断すると、前記第2イベント管理機能部に当該信号の再送を実行させるための部分処理に関する書誌情報の登録を依頼する第2タイマ管理機能部をさらに有し、
    前記第2イベント管理機能部は、前記第2タイマ管理機能部から取得した前記信号の再送を実行させるための部分処理に関する書誌情報を前記第2イベント管理表情報に登録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の呼制御システム。
  3. 前記現用系呼制御サーバは、
    外部のサーバから送信された発呼依頼を、前記第1イベント管理機能部に通知する外部接続機能部をさらに有し、
    前記第1イベント管理機能部は、前記外部接続機能部から取得した前記発呼依頼に基づいて発呼を実行させるための部分処理に関する書誌情報を前記第1イベント管理表情報に登録して更新し、また、当該更新した書誌情報に基づいて、前記予備用系呼制御サーバとの情報の同期処理が必要であると判断し、前記第1イベント管理表情報の更新分を前記予備用系呼制御サーバに転送するための転送依頼を生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の呼制御システム。
  4. 前記予備用系呼制御サーバの第2イベント管理機能部は、自サーバが現用系に切り替わったときに、前記第2イベント管理表情報から未処理の部分処理である信号送信処理を特定し、この特定により前記第2呼処理機能部で実行された信号送信処理の実行時刻情報で前記第2イベント管理表情報を更新し、
    前記第2同期処理機能部は、前記信号送信処理の実行時刻情報を、予備系に切り替わった前記現用系呼制御サーバに転送し、
    前記第1イベント管理機能部は、自サーバが予備用系に切り替わったときに、前記第1イベント管理表情報から未処理の部分処理である信号送信処理を特定し、前記第2同期処理機能部から転送された信号送信処理の実行時刻情報で、特定した信号送信処理に関する第1イベント管理表情報を更新する
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の呼制御システム。
  5. 複数のサーバ間の呼処理を制御し、通常時に稼働する現用系呼制御サーバとこの現用系呼制御サーバに故障が発生したときに現用系に切り替わって稼働する予備用系呼制御サーバとを備えた呼制御システムの、
    前記現用系呼制御サーバが、自サーバで実行中の呼処理に利用する第1呼処理データと、自サーバで実行した呼処理に関し、呼処理を構成する部分処理の発生順に、各部分処理を特定する情報を含む書誌情報を登録した第1イベント管理表情報とを記憶するステップと、
    前記現用系呼制御サーバが、外部から受信した信号に基づいて呼処理を構成する部分処理が発生したときに、当該発生した部分処理に関する書誌情報で記憶された第1イベント管理表情報を更新し、当該更新した書誌情報に基づいて、前記予備用系呼制御サーバとの前記第1イベント管理表情報の同期処理が必要であると判断すると、前記第1イベント管理表情報の更新分を前記予備用系呼制御サーバに転送するための転送依頼を生成するステップと、
    前記現用系呼制御サーバが、前記生成された転送依頼に基づいて前記第1イベント管理表情報の更新分を前記予備用系呼制御サーバに転送するステップと、
    前記予備用系呼制御サーバが、自サーバで実行中の呼処理に利用する第2呼処理データと、自サーバで実行した呼処理に関し、呼処理を構成する部分処理の発生順に、各部分処理に関する書誌情報を登録した第2イベント管理表情報とを記憶するステップと、
    前記予備用系呼制御サーバが、前記現用系呼制御サーバから前記第1イベント管理表情報の更新分が転送されたときに、転送された情報で前記記憶された第2イベント管理表情報を更新するステップと、
    前記現用系呼制御サーバが、前記外部から受信した信号に基づいて発生した部分処理を、前記第1呼処理データを利用して実行するステップと、
    前記現用系呼制御サーバが、所定時間間隔で前記第1イベント管理表情報を監視して、記憶された書誌情報に基づいて実行すべき部分処理を特定するステップと、
    前記現用系呼制御サーバが、前記特定した部分処理を、前記第1呼処理データを利用して実行するステップと、
    前記予備用系呼制御サーバが、所定時間間隔で前記第2イベント管理表情報を監視して、記憶された書誌情報に基づいて実行すべき部分処理を特定するステップと、
    前記予備用系呼制御サーバが、前記第2イベント管理表情報の監視により特定された部分処理を実行する際に必要となる新たな呼処理データを前記現用系呼制御サーバに要求するステップと、
    前記現用系呼制御サーバが、前記予備用系呼制御サーバから新たな呼処理データが要求されたときに、該当する前記第1呼処理データを取得して前記予備用系呼制御サーバに転送することで応答するステップと、
    前記予備用系呼制御サーバが、前記新たな呼処理データを要求したことにより応答して転送された第1呼処理データで、記憶された前記第2呼処理データを更新することにより、前記現用系呼制御サーバに記憶された情報との同期処理を行うステップと、
    前記予備用系呼制御サーバが、特定された実行すべき部分処理のうち、外部のサーバへの信号送信処理を除く部分処理を、前記第2呼処理データを利用して実行するステップとを有することを特徴とする呼制御に利用する情報の冗長化方法。
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