JP4980502B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置に関する。
特許文献1には、ガスレーザ発振器用の電源装置において、商用電源の交流電圧がコンバータ部で直流電圧に変換されてインバータ部に入力され、スイッチング素子及び還流ダイオードを有するインバータ部で直流電圧が方形波交流電圧に変換され、インバータ部の出力電圧がインダクタンスを有した高周波トランスで昇圧されて誘電体電極間に印加されることにより、誘電体電極間に放電が発生することが記載されている。この電源装置では、インバータ部の出力側に高周波トランスと並列にリアクトルが接続されている。これにより、特許文献1によれば、誘電体電極間に放電が発生していないときに、インバータ部内の還流ダイオードに流れるリカバリー電流を低減できるので、還流ダイオードの発熱を抑えることができるとされている。
特許文献2には、レーザ電源装置において、整流部が商用の交流電源を整流し、その整流電圧を昇圧コンバータ部が平滑して直流電圧にして昇圧し、その昇圧された直流電圧をインバータ部が高周波電圧に変換し、その高周波電圧を昇圧トランスがレーザ発振用放電電極部への印加電圧まで昇圧することが記載されている。これにより、特許文献2によれば、昇圧コンバータ部により商用の交流電源を昇圧して昇圧トランスの巻き数比(昇圧比)を低減できるので、トランスにおける2次側巻き数の2乗に比例する2次側漏れインダクタンスを低減できるとされている。
特許文献3には、直流電源装置において、整流器が交流入力電源を直流電圧に整流してインバータへ入力し、その直流電圧をインバータが高周波電圧に変換し、その高周波電圧が、並列接続された2つの絶縁トランスのそれぞれの1次巻線と結合トランスにおける2つの巻線とへ印加されることが記載されている。この直流電源装置では、結合トランスにおける2つの巻線が、2つの絶縁トランスのうちの一方の絶縁トランスにおける1次巻線の一方の極性の入力電路と、2つの絶縁トランスのうちの他方の絶縁トランスにおける1次巻線の逆極性の入力電路とを、巻数比1で磁気的に結合する。これにより、特許文献3によれば、結合トランスにおける2つの巻線に強制的に等しい電流が流れて、2つの絶縁トランスのそれぞれの1次巻線に強制的に等しい電流が流れるので、2つの絶縁トランスの電流バランスがとれるとされている。
国際公開第2005/104343号 特開2003−243749号公報 特開平9−215181号公報
特許文献1及び特許文献2には、インバータ部の出力側に複数の昇圧トランス(変圧器)を並列接続する構成に関して記載がない。
特許文献3に記載の発明では、2つの絶縁トランス(変圧器)の電流バランスをとるためにインバータと2つの絶縁トランスとの間に新たに結合トランスを追加して設ける必要があるので、直流電源装置が大型化する傾向にある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電流バランスをとるための素子を追加することなく2つの変圧器の電流バランスを均等にできる電源装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の1つの側面にかかる電源装置は、出力端子群を有し、直流電力から交流電力を生成し前記出力端子群から出力するインバータと、前記出力端子群から出力された交流電力を変圧する第1の変圧器と、前記出力端子群に対して前記第1の変圧器と並列に接続され、前記出力端子群の中心を通るとともに前記出力端子群を含む平面に垂直に延びた直線に関して前記第1の変圧器の反対側に配され、前記出力端子群から出力された交流電力を変圧する第2の変圧器と、前記出力端子群と前記第1の変圧器の両端とを接続する複数の第1の導電ラインと、前記出力端子群と前記第2の変圧器の両端とを接続する複数の第2の導電ラインとを備え、前記インバータ、前記複数の第1の導電ライン、及び前記第1の変圧器により形成される第1のループの面積は、前記インバータ、前記複数の第2の導電ライン、及び前記第2の変圧器により形成される第2のループの面積と均等であることを特徴とする。
本発明によれば、インバータ及び第1の変圧器の間の電流路のインダクタンスとインバータ及び第2の変圧器の間の電流路のインダクタンスとを均等にできるので、第1の変圧器及び第2の変圧器の電流バランスを均等にできる。すなわち、電流バランスをとるための素子を追加することなく2つの変圧器の電流バランスを均等にできる。
図1は、実施の形態1にかかる電源装置の構成を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる電源装置の構成を示す図である。 図3は、実施の形態1の変形例にかかる電源装置の構成を示す図である。 図4は、実施の形態1の他の変形例にかかる電源装置の構成を示す図である。 図5は、実施の形態2にかかる電源装置の構成を示す図である。 図6は、実施の形態3にかかる電源装置の構成を示す図である。 図7は、実施の形態3の変形例にかかる電源装置の構成を示す図である。 図8は、実施の形態4にかかる電源装置の構成を示す図である。 図9は、実施の形態4にかかる電源装置の構成を示す図である。 図10は、実施の形態5にかかる電源装置の構成を示す図である。
以下に、本発明にかかる電源装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
実施の形態1にかかる電源装置1の回路構成について図2を用いて説明する。図2は、電源装置1の回路構成を示す図である。
電源装置1は、外部から交流電力を受けて、交流電力から高周波電力を生成して負荷素子50の両端へ印加する。負荷素子50は、例えば、一対の電極51、52を有する。すなわち、電源装置1は、一対の電極51、52の間に高周波電力を印加することにより、一対の電極51、52の間に放電を発生させる。一対の電極51、52は、例えば、ガスレーザ発振器における放電電極対である。
電源装置1は、昇圧チョッパ回路(コンバータ)10、インバータ20、導電ライン(複数の第1の導電ライン)L11、L12、導電ライン(複数の第2の導電ライン)L21、L22、トランス(第1の変圧器)30、トランス(第2の変圧器)40、導電ライン(複数の第3の導電ライン)L31、L32、及び導電ライン(複数の第4の導電ライン)L41、L42を備える。この電源装置1では、インバータ20の出力側にトランス30とトランス40とが互いに並列に接続されている。トランス30とトランス40とは、負荷素子50の両端に互いに並列に接続されている。
昇圧チョッパ回路10は、外部から受けた交流電力(例えば、商用の交流電源電力)から昇圧された直流電力を生成する。昇圧チョッパ回路10は、リアクトル11、スイッチング素子12、ダイオード13、ダイオード14、及びコンデンサ15を有する。スイッチング素子12がオンされている期間に、リアクトル11が流れ込んだ電流に応じたエネルギーを蓄える。スイッチング素子12がオフされると、リアクトル11は、蓄えたエネルギーを放出する。このとき、ダイオード14は、外部から受けた交流電力にそのエネルギーが加わった交流電力、すなわち昇圧された交流電力を受けて、昇圧された交流電力を昇圧された直流電力に変換する。コンデンサ15は、その変換後の直流電力を平滑化してインバータ20へ出力する。
インバータ20は、昇圧チョッパ回路10から受けた直流電力から高周波電力(交流電力)を生成し出力端子群T11〜T22から出力する。インバータ20は、複数のスイッチング素子SW1〜SW4及び複数のダイオードD1〜D4を有する。例えば、スイッチング素子SW1、SW4がオンしスイッチング素子SW2、SW3がオフしている期間に、出力ノードN1から出力端子T11、T21へ向かう方向の電流と、出力端子T12、T22から出力ノードN2へ向かう方向の電流とをそれぞれ発生させる。例えば、スイッチング素子SW2、SW3がオンしスイッチング素子SW1、SW4がオフしている期間に、出力端子T11、T21から出力ノードN1へ向かう方向の電流と、出力ノードN2から出力端子T12、T22へ向かう方向の電流とをそれぞれ発生させる。
複数の導電ラインL11、L12は、出力端子群T11〜T22とトランス30における後述の1次側コイル31の両端31a、31bとを接続する。例えば、導電ラインL11は、インバータ20の出力端子T11(出力ノードN1)と1次側コイル31の一端31aとを接続する。導電ラインL12は、インバータ20の出力端子T12(出力ノードN2)と1次側コイル31の他端31bとを接続する。
複数の導電ラインL21、L22は、出力端子群T11〜T22とトランス40における後述の1次側コイル41の両端41a、41bとを接続する。例えば、導電ラインL21は、インバータ20の出力端子T11(出力ノードN1)と1次側コイル41の一端41aとを接続する。導電ラインL22は、インバータ20の出力端子T12(出力ノードN2)と1次側コイル41の他端41bとを接続する。
トランス30は、出力端子群T11〜T22に対してトランス40と並列に接続されている。トランス30は、複数の導電ラインL11、L12を介してインバータ20から受けた高周波電力を昇圧して複数の導電ラインL31、L32経由で負荷素子50の両端(一対の電極51、52)へ印加する。トランス30は、1次側コイル31及び2次側コイル32を有する。トランス30は、インバータ20からの高周波電力を1次側コイル31の両端31a、31bで受け、1次側コイル31及び2次側コイル32の巻数比に応じた昇圧比で高周波電力を昇圧する。トランス30は、昇圧した高周波電力を2次側コイル32の両端32a、32bから複数の導電ラインL31、L32経由で負荷素子50の両端へ印加する。なお、トランス30は、さらに鉄心33を有していても良い。この場合、トランス30は、1次側コイル31の両端31a、31bで受けた高周波電力を、鉄心33を介して昇圧し、昇圧された高周波電力を2次側コイル32の両端32a、32bに発生させる。
トランス40は、出力端子群T11〜T22に対してトランス30と並列に接続されている。トランス40は、複数の導電ラインL21、L22を介してインバータ20から受けた高周波電力を昇圧して複数の導電ラインL41、L42経由で負荷素子50の両端(一対の電極51、52)へ印加する。トランス40は、1次側コイル41及び2次側コイル42を有する。トランス40は、インバータ20からの高周波電力を1次側コイル41の両端41a、41bで受け、1次側コイル41及び2次側コイル42の巻数比に応じた昇圧比で高周波電力を昇圧する。トランス40は、昇圧した高周波電力を2次側コイル42の両端42a、42bから複数の導電ラインL41、L42経由で負荷素子50の両端へ印加する。なお、トランス40は、さらに鉄心43を有していても良い。この場合、トランス40は、1次側コイル41の両端41a、41bで受けた高周波電力を、鉄心43を介して昇圧し、昇圧された高周波電力を2次側コイル42の両端42a、42bに発生させる。
複数の導電ラインL31、L32は、トランス30における2次側コイル32の両端32a、32bと負荷素子50の両端(一対の電極51、52)とを接続する。例えば、導電ラインL31は、2次側コイル32の一端32aと電極51とを接続する。導電ラインL32は、2次側コイル32の他端32bと電極52とを接続する。
複数の導電ラインL41、L42は、トランス40における2次側コイル42の両端42a、42bと負荷素子50の両端(一対の電極51、52)とを接続する。例えば、導電ラインL41は、2次側コイル42の一端42aと電極51とを接続する。導電ラインL42は、2次側コイル42の他端42bと電極52とを接続する。
次に、実施の形態1にかかる電源装置1の外観構成について図1を用いて説明する。図1は、電源装置1の外観構成の一部を示す平面図である。
図1には、図2に示す構成のうち、インバータ20、トランス30、トランス40、複数の導電ラインL11、L12、複数の導電ラインL21、L22に対応した外観構成が示されている。
図1に示すように、インバータ20は、例えば、略直方体形状のケーシング20cを有する。ケーシング20c内には、複数のスイッチング素子SW1〜SW4及び複数のダイオードD1〜D4(図2参照)が実装されている。ケーシング20cにおけるトランス30及びトランス40に向く面20c1には、出力端子群T11〜T22が配されている。すなわち、面20c1に沿った平面P1には、出力端子群T11〜T22と、出力端子群T11〜T22の中心C1とが含まれている。
トランス30及びトランス40は、出力端子群T11〜T22の中心C1を通り平面P1に垂直に延びた直線(仮想線)SLの両側に配されている。
トランス30は、直線SLに関してトランス40の反対側に配されている。トランス30は、例えば、略直方体形状のケーシング30cを有する。ケーシング30c内には、1次側コイル31及び2次側コイル32(図2参照)が実装されている。ケーシング30cにおけるインバータ20に向く面30c1には、1次側コイル31の両端への接続端子31a、31bが配されている。
トランス40は、直線SLに関してトランス30の反対側に配されている。トランス40は、例えば、略直方体形状のケーシング40cを有する。ケーシング40c内には、1次側コイル41及び2次側コイル42(図2参照)が実装されている。ケーシング40cにおけるインバータ20に向く面40c1には、1次側コイル41の両端への接続端子41a、41bが配されている。
複数の導電ラインL11、L12は、例えば、複数のブスバーBB11、BB12を有する。複数のブスバーBB11、BB12のそれぞれは、例えば、金属などの導体で形成された棒状の部材である。ブスバーBB11は、インバータ20の出力端子T11とトランス30の接続端子31aとを接続している。ブスバーBB12は、インバータ20の出力端子T12とトランス30の接続端子31bとを接続している。すなわち、インバータ20とトランス30とは2本のブスバーBB11、BB12で接続されている。2本のブスバーBB11、BB12は、インバータ20からトランス30まで互いに並んで延びている。これに応じて、図1に破線で示すように、インバータ20、複数のブスバーBB11、BB12、及びトランス30によりループLP1が形成されている。
複数の導電ラインL21、L22は、例えば、複数のブスバーBB21、BB22を有する。複数のブスバーBB21、BB22のそれぞれは、例えば、金属などの導体で形成された棒状の部材である。ブスバーBB21は、インバータ20の出力端子T21とトランス40の接続端子41aとを接続している。ブスバーBB22は、インバータ20の出力端子T22とトランス40の接続端子41bとを接続している。すなわち、インバータ20とトランス40とは2本のブスバーBB21、BB22で接続されている。2本のブスバーBB21、BB22は、インバータ20からトランス40まで互いに並んで延びている。これに応じて、図1に破線で示すように、インバータ20、複数のブスバーBB21、BB22、及びトランス40によりループLP2が形成されている。
図1に示すように、トランス30及びトランス40は、インバータ20の出力側に並列に接続されるとともに、直線(仮想線)SLの両側に配されている。これに応じて、ループLP1及びループLP2も、直線SLの両側に配されている。そして、ループLP1の面積とループLP2の面積とは互いに均等になっている。
また、トランス30及びトランス40は、直線SLの両側における直線SLに関して互いに対称な位置に配されている。2本のブスバーBB11、BB12と2本のブスバーBB21、BB22とは、直線SLの両側における直線SLに関して互いに対称な位置に配されている。これにより、ループLP1とループLP2とは、直線SLに関して互いに対称な形状(例えば、略L字形状)を有している。
ここで、仮に、トランス30及びトランス40の電流バランスをとるために、導電ラインL12と導電ラインL21とを巻数比1で磁気的に結合するような結合トランスを設ける場合について考える。この場合、図1に示す構成においてインバータ20とブスバーBB12、BB21との間に結合トランスを追加して設けることになる。これにより、電源装置が直線SLに沿った方向に長くなり、電源装置が大型化する傾向にある。
それに対して、実施の形態1では、トランス30及びトランス40が、インバータ20の出力側に並列に接続されるとともに、直線(仮想線)SLの両側に配されている。これに応じて、ループLP1及びループLP2も、直線SLの両側に配されている。そして、ループLP1の面積とループLP2の面積とは互いに均等になっている。これにより、インバータ20及びトランス30の間の電流路のインダクタンスとインバータ20及びトランス40の間の電流路のインダクタンスとを均等にできるので、トランス30及びトランス40の電流バランスを均等にできる。すなわち、電流バランスをとるための素子を追加することなく2つのトランス30、40の電流バランスを均等にできる。この結果、2つのトランス30、40の一方に過大な電流が流れることを低減できるので、過大な電流に起因した発熱によるトランスの劣化(例えば、コイルや鉄心の劣化)を低減できる。
また、実施の形態1では、ループLP1とループLP2とが、直線SLに関して互いに対称な形状(例えば、略L字形状)を有している。これにより、各電流ループ(ループLP1、LP2)で発生する浮遊のインダクタンスを例えば約1/2にすることができる。
さらに、ループLP1とループLP2とが直線SLに関して互いに対称な形状を有しているので、ループの形状で決まる浮遊のインダクタンスを電極の直線SLの両側の各ループにて等しくすることが容易であり、2つのループ間での電流偏りを低減することが容易である。
また、ループLP1とループLP2とが直線SLに関して互いに対称な形状を有しているので、ループLP1とループLP2を形成するための部材、すなわちブスバーBB11〜BB22及び各トランスにおける接続端子を直線SLに関して共通化できる。これにより、ループLP1の面積とループLP2の面積とが互いに均等になるように電源装置を製造することが容易であるとともに、電源装置の製造コストを低減することが容易である。
さらに、ループLP1とループLP2とが直線SLに関して互いに対称な形状を有しているので、ループLP1で生成される磁界とループLP2で生成される磁界とが互いに等しく逆向きになるように発生でき互いに打ち消しあうようにすることができる。これにより、各電流ループ(ループLP1、LP2)におけるインダクタンスを低減できる。
また、実施の形態1では、直線SLの両側のそれぞれにおいて、2本のブスバーがインバータからトランスまで互いに並んで延びている。すなわち、直線SLの一方の側において、2本のブスバーBB11、BB12は、インバータ20からトランス30まで互いに並んで延びている。直線SLの他方の側において、2本のブスバーBB21、BB22は、インバータ20からトランス40まで互いに並んで延びている。これにより、ループLP1とループLP2とが直線SLに関して互いに対称な形状を有するようにすることが容易である。
なお、インバータ20と複数のトランス30、40との接続部分(電流路、すなわちループLP1、LP2)に生じるインダクタンス値より大きな1次側漏れリアクタンスを複数のトランス30、40にそれぞれ設けてもよい。これにより、インバータ20と複数のトランス30、40との接続部分に発生するインダクタンス分のばらつきにより複数のトランス30、40間の電流バランスが崩れることを抑制できる。
また、複数の導電ラインL11、L12は、複数のブスバーBB11、BB12に代えて例えば複数のケーブルを有していてもよい。同様に、複数の導電ラインL21、L22は、複数のブスバーBB21、BB22に代えて例えば複数のケーブルを有していてもよい。この場合でも、複数のケーブルのそれぞれが所定の部材(例えば、他の装置のケーシング)に固定されれば、直線SLの両側に互いに面積の均等なループLP1及びループLP2を形成することができる。あるいは、所定のガイド部材(例えば、プラスチック等のチューブ)で案内されれば、直線SLの両側に互いに面積の均等なループLP1及びループLP2を形成することができる。
また、実施の形態1の考え方は、図9に示すような、インバータ320の出力側に複数のトランス330、340と並列にリアクトル360を接続する回路構成の場合に適用してもよい。この場合も、実施の形態1と同様の効果を奏する。なお、リアクトル360は、インバータ320におけるダイオードD1〜D4がリカバリモードに入ることを防止または軽減するためのものである。ダイオードD1〜D4がリカバリモードに入りダイオードD1〜D4にリカバリー電流が流れるとダイオードD1〜D4に異常発熱が発生する可能性がある。
また、図3に示すように、電源装置1iにおいて、2本のブスバーBB11i、BB12iと2本のブスバーBB21i、BB22iとは、直線SLの両側における直線SLに関して互いに非対称な位置に配されていてもよい。これに応じて、ループLP1iとループLP2iとは、直線SLに関して互いに対称な形状を有していてもよい。この場合でも、ループLP1iの面積とループLP2iの面積とは互いに均等になっている。これにより、インバータ20及びトランス30の間の電流路のインダクタンスとインバータ20及びトランス40の間の電流路のインダクタンスとを均等にできるので、トランス30及びトランス40の電流バランスを均等にできる。
あるいは、図4に示すように、電源装置1jにおいて、インバータ20とトランス30、40とを結ぶブスバーを2本としてもよい。すなわち、ブスバーBB11及びブスバーBB21を共通化してブスバーBB11jとしても良い。このブスバーBB11jは、トランス30の接続端子31aとトランス40の接続端子41bとをともに、インバータ20における出力端子T11、T21の共通化された出力端子T11jへ接続する。ブスバーBB11jは、例えば、平面視において略L字形状を有している。同様に、ブスバーBB12及びブスバーBB22を共通化してブスバーBB22jとしても良い。このブスバーBB22jは、トランス30の接続端子31bとトランス40の接続端子41aとをともに、インバータ20における出力端子T12、T22の共通化された出力端子T22jへ接続する。ブスバーBB22jは、例えば、平面視において略L字形状を有している。この場合、ブスバーを形成するための材料の量を低減することができ、電源装置1jの製造コストを低減できる。
また、この場合でも、図4に示すように、ループLP1jの面積とループLP2jの面積とは互いに均等になっているとともに、ループLP1jとループLP2jとが直線SLに関して互いに対称な形状を有している。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる電源装置100について図5を用いて説明する。図5は、実施の形態2にかかる電源装置100の外観構成の一部を示す平面図である。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
電源装置100は、複数の導電ラインL131、L132、及び複数の導電ラインL141、L142を備える。図5には、複数の導電ラインL131、L132、複数の導電ラインL141、L142、及び負荷素子50に対応した外観構成がさらに示されている。図5において、負荷素子50における一対の電極(レーザ励起用放電電極)51、52は、図5に示す電極51および紙面奥方向に電極51と平行に配置したもう1本の電極51の合計2本があり、2本で一対の放電電極を構成している。放電電流は、インバータ→ブスバー→トランス→導体部材→電極51→電極52→導体部材→トランス→ブスバー→インバータの経路で流れる。負荷素子50における一対の電極51、52のそれぞれは、例えば、インバータ20等よりも紙面奥方向において直線SLに沿った方向に延びている。
図5に示すように、トランス30のケーシング30cにおけるインバータ20に向く面30c1の反対側の面30c2には、2次側コイル32の両端への接続端子32a、32bが配されている。同様に、トランス40のケーシング40cにおけるインバータ20に向く面40c1と反対側の面40c2には、2次側コイル42の両端への接続端子42a、42bが配されている。
複数の導電ラインL131、L132は、例えば、複数の導体部材CM131、CM132を有する。複数の導体部材CM131、CM132のそれぞれは、例えば、金属などの導体で形成された棒状の部材である。導体部材CM131は、トランス30の接続端子32aと負荷素子50の電極51とを接続している。導体部材CM132は、トランス30の接続端子32bと負荷素子50の電極52とを接続している。すなわち、トランス30と負荷素子50とは2本の導体部材CM131、CM132で接続されている。2本の導体部材CM131、CM132は、トランス30から負荷素子50まで互いに並んで延びている。これに応じて、図5に破線で示すように、トランス30、複数の導体部材CM131、CM132、及び負荷素子50によりループLP103が形成されている。
複数の導電ラインL141、L142は、例えば、複数の導体部材CM141、CM142を有する。複数の導体部材CM141、CM142のそれぞれは、例えば、金属などの導体で形成された棒状の部材である。導体部材CM141は、トランス40の接続端子42aと負荷素子50の電極51とを接続している。導体部材CM142は、トランス40の接続端子42bと負荷素子50の電極52とを接続している。すなわち、トランス40と負荷素子50とは2本の導体部材CM141、CM142で接続されている。2本の導体部材CM141、CM142は、トランス40から負荷素子50まで互いに並んで延びている。これに応じて、図5に破線で示すように、トランス40、複数の導体部材CM141、CM142、及び負荷素子50によりループLP104が形成されている。
このように、実施の形態2では、直線(仮想線)SLに対して各トランスと電極とを接続する電流路(ループLP103及びループLP104)を対称に構成することができる。例えば、ループLP103及びループLP104は、それぞれ、直線SLに関して対称な略L字形状とすることができる。これにより、インバータ20とトランス30、40との間の電流路に加えてトランス30、40と負荷素子50との間の電流路のインダクタンスを均等にすることができるので、2個のトランスに流れる電流のバランスを均等に保つことがさらに容易である。
なお、上記の実施の形態では、インバータ20の出力側に2個のトランス30、40を並列接続する場合について例示したが、インバータの出力側に複数のトランスを偶数個並列接続し、一対のレーザ励起用電極を両断する直線(仮想線)の両側にその複数のトランスを同数ずつ配置してもよい。
実施の形態3.
実施の形態3にかかる電源装置200について図6を用いて説明する。図6は、実施の形態3にかかる電源装置200の外観構成の一部を示す平面図である。以下では、実施の形態2と異なる部分を中心に説明する。
電源装置200は、インバータ220、複数の導電ラインL211、L212、複数の導電ラインL221、L222、及びトランス230、240を備える。
インバータ220は、例えば、略直方体形状の複数のケーシング221c、222cを有する。ケーシング221c内には、複数のスイッチング素子SW1、SW2及び複数のダイオードD1、D2(図2参照)が第1の逆変換器として実装されている。ケーシング221cにおけるトランス230に向く面221c1には、出力端子T11、T12が配されている。同様に、ケーシング222c内には、複数のスイッチング素子SW3、SW4及び複数のダイオードD3、D4(図2参照)が第2の逆変換器として実装されている。ケーシング222cにおけるトランス240に向く面222c1には、出力端子T21、T22が配されている。なお、直線SL200は、出力端子群T11〜T22の中心C201を通る直線であるとともに、出力端子群T11〜T22を含む平面P201に垂直に延びた直線となっている。
図6に示すように、複数のケーシング221c、222cは、直線SL200の両側における互いに対称な位置であって、平面視で電極51、52に重ならない位置に配されている。同様に、トランス230のケーシング230cとトランス240のケーシング240cとは、直線SLの両側における互いに対称な位置であって、平面視で電極51、52に重ならない位置に配されている。これに応じて、複数の導電ラインL211、L212は、直線SL200に沿って直線状にそれぞれ延びた複数のブスバーBB211、BB212を有する。すなわち、インバータ220のケーシング221cとトランス230のケーシング230cとは2本の略平行なブスバーBB211、BB212で接続されている。これに応じて、図6に破線で示すように、インバータ220、複数のブスバーBB211、BB212、及びトランス230により略長方形のループLP201が形成されている。
同様に、複数の導電ラインL221、L222は、直線SL200に沿って直線状にそれぞれ延びた複数のブスバーBB221、BB222を有する。すなわち、インバータ220のケーシング222cとトランス240のケーシング240cとは2本の略平行なブスバーBB221、BB222で接続されている。これに応じて、図6に破線で示すように、インバータ220、複数のブスバーBB221、BB222、及びトランス240により略長方形のループLP202が形成されている。
このように、実施の形態3では、インバータ220がトランス230、240に対応して第1の逆変換器と第2の逆変換器とに分割され直線SLの両側に配されている。これに応じて、直線SLの両側に配された複数のブスバーBB211、BB212と複数のブスバーBB221、BB222とのそれぞれを直線状の形状にすることができる。これにより、ループLP201とループLP202とが直線SL200に関して互いに対称な形状を有するようにすることがさらに容易である。
なお、図7に示すように、電源装置200iにおいて、インバータ220iにおける複数のケーシング221ci、222ciは、直線SL200の両側における互いに対称な位置であって、平面視で電極51、52に一部重なる位置に配されていてもよい。また、トランス230iのケーシング230ciとトランス240iのケーシング240ciとは、直線SL200の両側における互いに対称な位置であって、平面視で電極51、52に一部重なる位置に配されていてもよい。この場合でも、複数のケーシング221ci、222ciと複数のケーシング230ci、240ciとが直線SL200の両側における対応した位置に配されているので、直線SL200の両側に配された複数のブスバーBB211、BB212と複数のブスバーBB221、BB222とのそれぞれを直線状の形状にすることができる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4にかかる電源装置300について図8及び図9を用いて説明する。図8(a)は、実施の形態4にかかる電源装置300の外観構成の一部を示す斜視図である。図8(b)は、実施の形態4にかかる電源装置300の外観構成の一部を示す平面図である。図9は、実施の形態4にかかる電源装置300の回路構成を示す図である。以下では、図4に示す実施の形態1の変形例と異なる部分を中心に説明する。
電源装置300は、インバータ320、複数の導電ラインL311〜L322、トランス330、340、及びリアクトル360を備える。
インバータ320のケーシング320cにおけるトランス330及びトランス340に向く面320c1には、出力端子群T311、T322が配されている。各出力端子T311、T322は、例えば、平面視(図8(b)参照)において直線SL300に重なる位置であって、リアクトル360の中心軸CA300に沿って互いにシフトさせた位置に配されている。なお、直線SL300は、出力端子群T311、T322の中心C301を通る直線であるとともに、出力端子群T311、T322を含む平面P301に垂直に延びた直線となっている。
トランス330のケーシング330cにおけるインバータ320に向く面330c1には、1次側コイル331の両端への接続端子331a、331bが配されている。各接続端子331a、331bは、リアクトル360の中心軸CA300に沿って互いにシフトさせた位置に配されている。同様に、トランス340のケーシング340cにおけるインバータ320に向く面340c1には、1次側コイル341の両端への接続端子341a、341bが配されている。各接続端子341a、341bは、リアクトル360の中心軸CA300に沿って互いにシフトさせた位置に配されている。
複数の導電ラインL311〜L322は、例えば、複数のブスバーBB311、BB322を有する。ブスバーBB311及びブスバーBB322は、例えば、平面視(図8(b)参照)において直線SL300に重なる位置であって、リアクトル360の中心軸CA300に沿って互いにシフトさせた位置に配されている。ブスバーBB311及びブスバーBB322のそれぞれは、例えば、平面視において略T字形状を有している。これに応じて、図8(a)に破線で示すように、インバータ320、複数のブスバーBB311、BB322、及びトランス330により、略L字状に折り曲げた板形状のループLP301が形成されている。また、図8(a)に2点鎖線で示すように、インバータ320、複数のブスバーBB311、BB322、及びトランス340により、略L字状に折り曲げた板形状のループLP302が形成されている。なお、ブスバーBB311が、ブスバーBB11及びブスバーBB21(図1参照)が共通化されたものであり、ブスバーBB322が、ブスバーBB12及びブスバーBB22(図1参照)が共通化されたものである点は、実施の形態1の変形例と同様である。
リアクトル360は、図9に示すように、インバータ320の出力側にトランス330、340と並列に接続されている。すなわち、リアクトル360は、図8(a)に示すように、トランス330及びトランス340と並列に出力端子群T311、T322へ接続されている。リアクトル360に電流が流れる毎にリアクトル360の中心軸CA300と平行に磁束が発生する。なお、リアクトル360は、前述のように、インバータ320におけるダイオードD1〜D4がリカバリモードに入ることを防止または軽減するためのものである。
図8(b)に示すように、上記のループLP301、LP302は、それぞれ、リアクトル360の中心軸CA300に沿った方向に延びた面P302、P303内に配されている。すなわち、リアクトル360は、リアクトル360の発生させる磁束が各ループLP301、LP302と鎖交しない位置に配置されている。面P302は、平面視において、インバータ320からトランス330まで直線SL300に沿って延びるとともに、トランス330の面330c1に沿って直線SL300から遠ざかるように延びている。面P303は、平面視において、インバータ320からトランス340まで直線SL300に沿って延びるとともに、トランス340の面340c1に沿って直線SL300から遠ざかるように延びている。
ここで、仮に、ループLP301、LP302がリアクトル360の中心軸CA300と交差する方向に延びた面内に配されている場合を考える。この場合、リアクトル360の発生させる磁束がインバータとトランスとの間の電流路(ループLP301、LP302)と鎖交するとその電流路に電圧が誘起され、各トランスに流れる電流バランスが崩れる可能性がある。
それに対して、実施の形態4では、ループLP301、LP302は、それぞれ、リアクトル360の中心軸CA300に沿った方向に延びた面P302、P303内に配されている。すなわち、リアクトル360は、リアクトル360の発生させる磁束が各ループLP301、LP302と鎖交しない位置に配置されている。例えば、各ブスバーBB311、BB322の長手方向に対しリアクトル360の中心軸CA300がねじれの位置となるようにリアクトル360を配置している。これにより、リアクトル360を流れる電流で発生する磁束がループLP301、LP302と鎖交しにくいので、リアクトル360で発生する磁束によりインバータとトランスとの間の電流路(ループLP301、LP302)に電圧が誘起されることを抑制でき、各トランスに流れる電流バランスが崩れることを低減できる。
なお、図8(a)、(b)には、インバータ320の出力側に接続したリアクトル360をその中心軸CA300がインバータとトランスとの間のブスバーBB311、BB322の長手方向に対しねじれの位置に配置する場合について例示しているが、ねじれの位置に限らずリアクトル360が作る磁束がループLP301、LP302と鎖交しない位置に配置すればよい。
実施の形態5.
次に、実施の形態5にかかる電源装置400について図10を用いて説明する。図10は、実施の形態5にかかる電源装置400の外観構成の一部を示す斜視図である。以下では、図4に示す実施の形態4と異なる部分を中心に説明する。
電源装置400は、昇圧チョッパ回路410を備える。昇圧チョッパ回路410は、リアクトル11(図2参照)に対応したリアクトル411を有する。また、図10に示すように、昇圧チョッパ回路410は、例えば、略直方体形状のケーシング410cを有する。ケーシング410cの外側には、リアクトル411が配置されている。リアクトル411に電流が流れる毎にリアクトル411の中心軸(図8(b)に示す中心軸CA300と同様の方向に延びた中心軸)と平行に磁束が発生する。
実施の形態5では、ループLP301、LP302(図8(a)参照)は、それぞれ、リアクトル411の中心軸に沿った方向に延びた面P302、P303内に配されている。すなわち、リアクトル411は、リアクトル411の発生させる磁束が各ループLP301、LP302と鎖交しない位置に配置されている。例えば、各ブスバーBB311、BB322の長手方向に対しリアクトル411の中心軸がねじれの位置となるようにリアクトル411を配置している。これにより、リアクトル411を流れる電流で発生する磁束がループLP301、LP302と鎖交しにくいので、リアクトル411で発生する磁束によりインバータとトランスとの間の電流路(ループLP301、LP302)に電圧が誘起されることを抑制でき、各トランスに流れる電流バランスが崩れることを低減できる。
なお、図10には、リアクトル360が示されていないが、実施の形態4と同様に、インバータ320のケーシング320cの外側にリアクトル360が配されていても良い。
上記の実施の形態1〜5では、昇圧チョッパ回路やインバータにおけるスイッチング素子及びダイオードが例えば珪素によって形成されたものを示したが、珪素に比べてバンドギャップが大きいワイドバンドギャップ半導体によって形成してもよい。ワイドバンドギャップ半導体としては、例えば、炭化珪素、窒化ガリウム系材料又はダイヤモンドがある。
このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子やダイオードは、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、スイッチング素子やダイオード素子の小型化が可能であり、これら小型化されたスイッチング素子やダイオード素子を用いることにより、これらの素子を組み込んだ半導体モジュールの小型化が可能となる。
また耐熱性も高いため、ヒートシンクの放熱フィンの小型化や、水冷部の空冷化が可能であるので、半導体モジュールの一層の小型化が可能になる。
更に電力損失が低いため、スイッチング素子やダイオードの高効率化が可能であり、延いては半導体モジュールの高効率化が可能になる。このため、例えば、スイッチング素子及びダイオードが珪素で形成されている場合と同様の条件で用いれば、電源盤上に実装された昇圧チョッパ回路やインバータの温度を下げることができるので、電源盤を介して昇圧チョッパ回路やインバータからトランスへ伝達される熱量も低減でき、これにより電源盤上に実装されたトランスの温度の上昇を抑制できる。
なお、スイッチング素子及びダイオードの両方がワイドバンドギャップ半導体によって形成されていることが望ましいが、いずれか一方の素子がワイドバンドギャップ半導体よって形成されていてもよく、この実施の形態に記載の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる電源装置は、ガスレーザ発振器の電源装置に適している。
1 電源装置
1i 電源装置
1j 電源装置
10 昇圧チョッパ回路
12 スイッチング素子
13 ダイオード
14 ダイオード
20 インバータ
30 トランス
40 トランス
50 負荷素子
51 電極
52 電極
100 電源装置
200 電源装置
200i 電源装置
220 インバータ
220i インバータ
230 トランス
230i トランス
240 トランス
240i トランス
300 電源装置
320 インバータ
330 トランス
340 トランス
360 リアクトル
400 電源装置
410 昇圧チョッパ回路
411 リアクトル
BB11〜BB22 ブスバー
BB11i〜BB22i ブスバー
BB11j〜BB22j ブスバー
BB211〜BB222 ブスバー
BB311〜BB322 ブスバー
CM131〜CM142 導体部材
D1〜D4 ダイオード
L11〜L42 導電ライン
L131〜L142 導電ライン
L211〜L222 導電ライン
L311〜L322 導電ライン
LP1、LP2 ループ
LP1i、LP2i ループ
LP1j、LP2j ループ
SL 直線
SL200 直線
SW1〜SW4 スイッチング素子
T11〜T22 出力端子
T11j、T22j 出力端子
T311、T322 出力端子

Claims (8)

  1. 出力端子群を有し、直流電力から交流電力を生成し前記出力端子群から出力するインバータと、
    前記出力端子群から出力された交流電力を変圧する第1の変圧器と、
    前記出力端子群に対して前記第1の変圧器と並列に接続され、前記出力端子群の中心を通る直線であって前記出力端子群を含む平面に垂直に延びた直線に関して前記第1の変圧器の反対側に配され、前記出力端子群から出力された交流電力を変圧する第2の変圧器と、
    前記出力端子群と前記第1の変圧器の両端とを接続する複数の第1の導電ラインと、
    前記出力端子群と前記第2の変圧器の両端とを接続する複数の第2の導電ラインと、
    を備え、
    前記インバータ、前記複数の第1の導電ライン、及び前記第1の変圧器により形成される第1のループの面積は、前記インバータ、前記複数の第2の導電ライン、及び前記第2の変圧器により形成される第2のループの面積と均等である
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記第1のループと前記第2のループとは、前記直線に関して互いに対称な形状を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第1の変圧器により変圧された交流電力と前記第2の変圧器により変圧された交流電力とをそれぞれ受ける負荷素子と、
    前記第1の変圧器の両端と前記負荷素子の両端とを接続する複数の第3の導電ラインと、
    前記第2の変圧器の両端と前記負荷素子の両端とを接続する複数の第4の導電ラインと、
    をさらに備え、
    前記第1の変圧器、前記複数の第3の導電ライン、及び前記負荷素子により形成される第3のループの面積は、前記第2の変圧器、前記複数の第4の導電ライン、及び前記負荷素子により形成される第4のループの面積と均等である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  4. 前記インバータは、
    前記出力端子群に含まれる第1の出力端子群を有し、直流電力から交流電力を生成し前記第1の出力端子群から出力する第1の逆変換器と、
    前記出力端子群に含まれる第2の出力端子群を有し、前記直線に関して前記第1の逆変換器の反対側に配され、直流電力から交流電力を生成し前記第2の出力端子群から出力する第2の逆変換器と、
    を有し、
    前記第1の変圧器は、前記第1の出力端子群から出力された交流電力を変圧し、
    前記第2の変圧器は、前記第2の出力端子群から出力された交流電力を変圧し、
    前記第1のループは、前記第1の逆変換器、前記複数の第1の導電ライン、及び前記第1の変圧器により形成され、
    前記第2のループは、前記第2の逆変換器、前記複数の第2の導電ライン、及び前記第2の変圧器により形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  5. 前記第1の変圧器及び前記第2の変圧器と並列に前記出力端子群へ接続されたリアクトルをさらに備え、
    前記第1のループ及び前記第2のループは、それぞれ、前記リアクトルの中心軸に沿った方向に延びた面内に配されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  6. 第2のリアクトルを有し、前記第2のリアクトルを用いて交流電力から直流電力を生成して前記インバータへ出力するコンバータをさらに備え、
    前記第1のループ及び前記第2のループは、それぞれ、前記第2のリアクトルの中心軸に沿った方向に延びた面内に配されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  7. 前記インバータは、スイッチング素子とダイオード素子とを有し、
    前記スイッチング素子及び前記ダイオード素子の少なくとも一方は、ワイドバンドギャップ半導体で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  8. 前記コンバータは、スイッチング素子とダイオード素子とを有し、
    前記スイッチング素子及び前記ダイオード素子の少なくとも一方は、ワイドバンドギャップ半導体で形成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
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