JP4980414B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、同心円状に配置された複数のコイルを備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来の誘導加熱調理器では、整流回路が共用化された複数の高周波電源回路によって、同心円状に配置された複数のコイルをそれぞれ独立に制御する方式が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3687028号公報(第4―6頁、第1図)
前述した従来の誘導加熱調理器では、高周波電源回路の整流回路が共用化されていることから、一般に用いられる整流回路への入力電流値から消費電力を検知する方式では、全てのコイルの合計の消費電力のみを検知することになり、各コイルそれぞれの消費電力を検知することができない。そのため、コイルそれぞれについての電力フィードバック制御を行うことができず、鍋の種類や駆動周波数などの駆動条件の違いにより、コイル間の電力バランスがずれ、加熱ムラを引き起こすという課題があった。また、鍋振り調理などによって、鍋の載置位置がコイルの中心部から外周方向へずれた場合には、火力が低下するという課題があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、整流回路を共用化した複数の高周波電源回路により、同心円状に配置された複数のコイルを駆動する構成の誘導加熱調理器において、最外周部に配置されたコイルの電力を検知し各コイルの電力フィードバック制御を行うようにして加熱ムラを低減すると共に、鍋ずれを検知した場合には加熱コイルの最外周部に配置されたコイルで加熱を行うことで利便性を向上させた誘導加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、主コイルと、主コイルの外周に所定間隔を置いて巻かれた補助コイルと、外部電源からの交流電力を直流電力に変換する直流電源部と、直流電源部からの直流電力を高周波電力に変換し、主コイルに高周波電流を供給する第1の高周波電源部と、直流電源部からの直流電力を高周波電力に変換し、補助コイルに高周波電流を供給する第2の高周波電源部と、外部電源から直流電源部に入力される交流電流を検知し、その検知値に応じて信号を出力する入力電流検知部と、補助コイルに流れる高周波電流を検知し、その検知値に応じて信号を出力するコイル電流検知部と、補助コイルに印加される高周波電圧を検知し、その検知値に応じて信号を出力するコイル電圧検知部とを備え、入力電流検知部の信号及び外部電源の交流電圧から入力電力を算出し、コイル電流検知部及びコイル電圧検知部からの各信号を基に補助コイルの消費電力を算出して、入力電力とから主コイルの消費電力を算出する制御部とを備え、制御部は、算出した主コイルの消費電力と電流とから磁性鍋あるいは非磁性鍋と判定して主コイルのみに高周波電流を供給しているときに、間欠的に載置鍋判定用の駆動信号により第2の高周波電源部を駆動し、その時のコイル電流検知部及びコイル電圧検知部からの各信号で得られる電圧値が所定の閾値を超えたときには、第2の高周波電源部を制御して、補助コイルに高周波電流を供給する。
本発明においては、算出した主コイルの消費電力と電流とから磁性鍋あるいは非磁性鍋と判定して主コイルのみに高周波電流を供給しているときに、間欠的に載置鍋判定用の駆動信号により第2の高周波電源部を駆動し、その時のコイル電流検知部及びコイル電圧検知部からの各信号で得られる電圧値が所定の閾値を超えたときには、第2の高周波電源部を制御して、補助コイルに高周波電流を供給するようにしている。これにより、鍋のあおりや鍋振りにより鍋の載置位置が加熱口の外周方向にずれたとしても補助的な加熱を行うことができ、使用者の利便性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器を上方から見て示すトッププレートの上面図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の右加熱口に設けられた加熱コイルの概略構成を示す平面図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の右加熱口側の回路構成を示す図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の補助コイル周辺の各回路の動作波形図である。 実施の形態1の誘導加熱調理器における鍋種判定のための加熱コイルの消費電力と電流の相関を示す図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の加熱コイルと大径鍋の関係を示す断面図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の加熱コイルと小径鍋の関係を示す断面図である。 実施の形態1の誘導加熱調理器における主コイル及び補助コイルの鍋径に応じた通電状態を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の加熱コイルと小径鍋の関係を示す断面図である。 実施の形態2に係る誘導加熱調理器における小径鍋載置の際の高周波電源回路の駆動状態と積分回路の出力状態を示す波形図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器を上方から見て示すトッププレートの上面図、図2は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の右加熱口に設けられた加熱コイルの概略構成を示す平面図である。
図1において、トッププレート1は、耐熱性強化ガラスにより構成され、右加熱口2、左加熱口3及び中央加熱口4の合計3口の加熱口を有している。各加熱口2,3,4の下部には加熱コイル5,51,52がそれぞれ設置されている。各加熱コイル5,51,52は、高周波電流により高周波磁界を発生し、各加熱口2,3,4の上部に載置された鍋を誘導加熱する。右加熱口2と左加熱口3の間に設けられた操作・表示部9は、加熱口2,3,4の選択、火力を調整するためのスイッチや、加熱状態を表示する例えば液晶パネルの表示デバイスなどから構成されている。右加熱口2の下部に設置された加熱コイル5は、図2に示すように、渦巻状に巻かれた直径の小さい主コイル6と、主コイル6の外周に所定間隔を置いて巻かれた直径の大きい補助コイル7とで構成されている。各コイル6,7は、右加熱口2の中心軸を中心として同心円状に配置されている。
図3は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の右加熱口側の回路構成を示す図、図4は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の補助コイル周辺の各回路の動作波形図である。
図3において、直流電源部である直流電源回路10は、ダイオードブリッジ12、チョークコイル13及び平滑コンデンサ14で構成され、外部電源である商用電源11から入力された交流電力を全波整流し直流電力に変換して出力する。直流電源回路10の入力側に設けられた入力電流検知回路15(入力電流検知部)は、商用電源11から直流電源回路10に入力される電流を検知し、その検知値に応じた信号(アナログ電圧)を制御回路22へ出力する。
第1及び第2の高周波電源部である高周波電源回路37,38は、直流電源回路10の出力端の直流母線と接地線との間に並列に接続され、それぞれIGBT31〜34、35,36により構成されている。高周波電源回路37(第1の高周波電源部)は、IGBT31〜34が2個直列に接続されたスイッチングアームが直流母線と接地線との間にそれぞれ並列に接続された、いわゆるフルブリッジ型のインバータで構成されている。その高周波電源回路37は、一般的なデューティ制御もしくは位相差制御により電力を制御する。高周波電源回路38(第2の高周波電源部)は、IGBT35,36が直列に接続されたスイッチングアームが直流母線と接地線との間に接続された、いわゆるハーフブリッジ型のインバータで構成されている。その高周波電源回路38は、一般的なデューティ制御により電力を制御する。また、2つの高周波電源回路37,38は、周波数の差分に相当する干渉によって発生する鍋なりを抑制するため、同一周波数で駆動されている。これらのスイッチングアームのスイッチング動作により直流電力を20〜30KHz程度の高周波電力に変換する。
主コイル6及び共振コンデンサ16は、高周波電源回路37の出力端に直列に接続され、高周波電源回路37の高周波電圧の印加により共振電流が流れる。コイル電流検知回路26は、主コイル6に流れる数十KHzの高周波電流を検知し、その検知値に応じた信号(アナログ電圧)を制御回路22へ出力する。補助コイル7及び共振コンデンサ17は、高周波電源回路38の出力端に直列に接続され、高周波電源回路38の高周波電圧の印加により共振電流が流れる。
コイル電圧検知回路19(コイル電圧検知部)は、補助コイル7に印加される数十KHzの高周波電圧を検知し、その電圧に対応した信号(アナログ電圧)を出力する(図4(a)参照)。コイル電流検知回路18(コイル電流検知部)は、補助コイル6に流れる数十KHzの高周波電流を検知し、その検知値に応じた信号(アナログ電圧)を出力する(図4(b)参照)。乗算回路20は、コイル電流検知回路18からのアナログ電圧とコイル電圧検知回路19からのアナログ電圧を乗算して出力する(図4(c)参照)。積分回路21は、乗算回路20から出力されるアナログの乗算波形を積分し、アナログの直流電圧に変換して制御部22へ出力する(図4(d)参照)。このように、補助コイル7に流れる電流と電圧の積算平均から、補助コイル7で消費される有効電力に相当するアナログ電圧を得る。
制御部である制御回路22は、入力電流検知回路15のアナログ電圧をA/D変換して一定間隔毎に読み込み、そのアナログ電圧から入力電流に変換して商用電源11の交流電圧との積算により直流電源回路10への入力電力を検知する。また、制御回路22は、積分回路21からのアナログの直流電圧から補助コイル7の消費電力を算出して検知する。次いで、制御回路22は、先に検知した入力電力から補助コイル7の消費電力を減算して主コイル6での消費電力を検知する。
次に、実施の形態1の誘導加熱調理器の動作について図5乃至図8を用いて説明する。
図5は実施の形態1の誘導加熱調理器における鍋種判定のための加熱コイルの消費電力と電流の相関を示す図、図6は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の加熱コイルと大径鍋の関係を示す断面図、図7は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の加熱コイルと小径鍋の関係を示す断面図、図8は実施の形態1の誘導加熱調理器における主コイル及び補助コイルの鍋径に応じた通電状態を示す図である。
使用者によって、トッププレート1上の右加熱口2に鍋が載置され、操作・表示部9の操作により調理が開始されると、制御回路22は、直ちに高周波電源回路37,38を鍋種判定用の駆動信号で制御する。そして、制御回路22は、入力電流検知回路15からのアナログ電圧から入力電流を検知し、その入力電流と商用電源11の交流電圧とを積算して入力電力を算出する。また、制御回路22は、コイル電流検知回路18からのアナログ電圧から補助コイル7に流れる電流を検知すると共に、積分回路21からのアナログの直流電圧を読み込んで補助コイル7の消費電力を検知する。さらに、制御回路22は、先に得た入力電力から補助コイル7の消費電力を減算し、主コイル6の消費電力を算出する。
その後、制御回路22は、コイル電流検知回路26からのアナログ電圧から主コイル6の電流を検知し、先に算出した主コイル6の消費電力とで載置鍋の判定を行う(図5参照)。制御回路22は、主コイル6の消費電力と電流とから無負荷、あるいはアルミ・銅鍋と判定したときには、調理用の駆動信号を出力することなく停止し、その旨を操作・表示部9を介して使用者に報知する。
制御回路22は、主コイル6の消費電力と電流とから磁性鍋あるいは非磁性鍋と判定したときには、先に算出した補助コイル7の消費電力と先に検知した補助コイル7の電流とから補助コイル7上に鍋が載置されているかどうかを判定する。制御回路22は、補助コイル7の消費電力と電流とから磁性鍋あるいは非磁性鍋を検知したときには(図5参照)、図6に示すように、加熱コイル5の主コイル6及び補助コイル7の上に大径鍋23が載置されていると判定して、調理用の駆動信号(同一周波数)により高周波電源回路37,38を駆動し、主コイル6及び補助コイル7に通電する(図8参照)。
また、制御回路22は、主コイル6の消費電力と電流とから磁性鍋あるいは非磁性鍋と判定したときには、先に算出した補助コイル7の消費電力と先に検知した補助コイル7の電流とから補助コイル7上に鍋が載置されているかどうかを判定する(図5参照)。制御回路22は、補助コイル7の消費電力と電流とから無負荷を検知したときには、図6に示すように、加熱コイル5の主コイル6上に小径鍋25が載置されていると判定して、調理用の駆動信号により高周波電源回路37を駆動し、主コイル6のみに通電する(図8参照)。
なお、図6及び図7において、温度センサー41,42は、トッププレート1を介して加熱口上に載置された鍋の温度を検知するものであり、例えば温度により抵抗値が変化するサーミスタなどの接触式の温度センサーである。また、温度センサー41は、鍋サイズによらず各加熱口2,3,4の中央近くに置かれた鍋温度を検知することができ、温度センサー42は、例えば後述の図9に示すような位置に置かれた小鍋の温度を検知することができ、各検知信号は制御回路22に送られ、各加熱コイルの制御に利用されるようになっている。
以上の鍋種判定の後、制御回路22は、使用者により設定された火力となるように、入力電流検知回路15、積分回路21及びコイル電流検知回路18からの信号(アナログ電圧)を基に主コイル6と補助コイル7の電力フィードバック制御を行い、高周波電源回路37,38をそれぞれ制御する。制御回路22は、使用者の操作による加熱停止を操作・表示部9を介して検知したときには、高周波電源回路37,38への駆動信号の出力を停止し、加熱動作を終了する。
以上のように実施の形態1においては、主コイル6の外周に所定間隔を置いて巻かれた補助コイル7に流れる電流とその補助コイル7に印加される高周波電圧を基に補助コイル7の消費電力を算出し、直流電源回路10に入力される入力電力とから主コイル6の消費電力を算出するようにした。これにより、鍋径に応じて補助コイル7に通電するかどうかの判定が可能になり、鍋径に応じた効率の良い加熱を行うことができる。また、主コイル6と補助コイル7の各電力を独立して制御することができ、加熱ムラの無いきめ細かな制御が可能になる。さらに、高周波電源回路37,38を同一周波数で駆動するようにしているので、干渉音の発生を抑制することができる。
実施の形態1では、補助コイル7を右加熱口2側に設置したことを述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、左加熱口3側に設置しても良いし、右加熱口2と左加熱口3の両側にそれぞれ補助コイル7を設置しても良い。
また、主コイル6をフルブリッジ型インバータで、補助コイル7をハーフブリッジ型インバータで駆動する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、両方ともフルブリッジ型インバータで駆動するようにしても良いし、あるいは両方ともハーフブリッジ型インバータで駆動するようにしても良い。
実施の形態2.
実施の形態2は、小径鍋25を検知した際に所定期間毎に補助コイル7に通電し、小径鍋25が主コイル6から補助コイル7に跨っているかどうかを判定し、その結果に応じて補助コイル7への通電を制御するようにしたものである。
図9は本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の加熱コイルと小径鍋の関係を示す断面図、図10は実施の形態2に係る誘導加熱調理器における小径鍋載置の際の高周波電源回路の駆動状態と積分回路の出力状態を示す波形図である。なお、実施の形態2における主コイルと補助コイルの構成及びその各コイルを制御する回路構成は、実施の形態1と同様であるため、同じ符号を付して説明する。
制御回路22は、実施の形態1と同様に、主コイル6の消費電力と電流とから磁性鍋あるいは非磁性鍋と判定したときには、補助コイル7の消費電力と補助コイル7に流れる電流とから補助コイル7上に鍋が載置されているかどうかを判定する。制御回路22は、補助コイル7の消費電力と電流とから無負荷を検知したときには、加熱コイル5の主コイル6上に小径鍋25が載置されていると判定して、調理用の駆動信号により高周波電源回路37を制御し、主コイル6のみに通電する。
制御回路22は、補助コイル7の無負荷状態を検知すると、図10に示すように所定期間Tb毎に所定時間Taの間、載置鍋判定用の駆動信号により高周波電源回路38のIGBT35,36を交互に駆動し、補助コイル7に通電する。そして、制御回路22は、所定時間Taの間、積分回路21の出力電圧(アナログの直流電圧)を読み込んで閾値Paを超えたかどうかを判定する。図7に示すように右加熱口2の中央部に小径鍋25が載置されている場合には、補助コイル7と小径鍋25との間に一定の距離があるため、補助コイル7の消費電力は微弱となり、積分回路21の出力電圧は閾値Paより小さくなる(図10参照)。この場合、制御回路22は、使用者によって設定された火力となるように高周波電源回路37のみを制御する。
制御回路22は、所定期間Tb毎に所定時間Taだけ繰り返し載置鍋判定用の駆動信号で高周波電源回路38を駆動しているときに、積分回路21の出力電圧が閾値Paを超えたことを検知すると、補助コイル7上にも小径鍋25が載置されていると判定する。これは、使用者による小径鍋25のあおりや鍋振り調理により、図9に示すように小径鍋25の載置位置が右加熱口2の外周方向にずれたときである。この場合、補助コイル7の判定制御期間(所定時間Ta)での消費電力が大きくなり、積分回路21の出力電圧が上昇する。
この時、制御回路22は、高周波電源回路37の制御に加えて、高周波電源回路38に調理用の駆動信号を出力し、補助コイル7に通電する。この場合、実施の形態1と同様に、高周波電源回路37,38を制御する駆動信号の周波数は同一である。制御回路22は、補助コイル7に通電しているときに、閾値Paより低い積分回路21の出力電圧を検知すると、小径鍋25の載置位置が主コイル6の中央部に修正されたと判定する。この時、制御回路22は、所定期間Tb経過後に所定時間Taの間、載置鍋判定用の駆動信号により高周波電源回路38を制御し、補助コイル7に通電して積分回路21の出力電圧が閾値Paを超えたかどうかの判定に入る。
以上のように実施の形態2においては、主コイル6の外周に所定間隔を置いて巻かれた補助コイル7に対し、所定期間Tb毎に所定時間Taの間、載置鍋判定用の駆動信号により補助コイル7に通電する。その時の積分回路21の出力電圧が閾値Paを超えた場合には鍋振りや鍋ずれと判定して調理用の駆動信号により補助コイル7にも通電するようにしている。これにより、鍋のあおりや鍋振りにより鍋の載置位置が右加熱口2の外周方向にずれたとしても補助的な加熱を行うことができ、使用者の利便性を向上させることができる。
なお、積分回路21の出力電圧が閾値Paを超えた場合、検出レベルに合わせて補助コイル7に流す電流を制御するようにしても良い。
1 トッププレート、2 右加熱口、3 左加熱口、4 中央加熱口、
5,51,52 加熱コイル、6 主コイル、7 補助コイル、9 操作・表示部、
10 直流電源回路、11 商用電源、12 ダイオードブリッジ、13 チョークコイル、14 平滑コンデンサ、15 入力電流検知回路、16,17 共振コンデンサ、
18,26 コイル電流検知回路、19 コイル電圧検知回路、20 乗算回路、
21 積分回路、22 制御回路、23 大径鍋、25 小径鍋、31〜36 IGBT、37,38 高周波電源回路、41,42 温度センサー。

Claims (3)

  1. 主コイルと、
    前記主コイルの外周に所定間隔を置いて巻かれた補助コイルと、
    外部電源からの交流電力を直流電力に変換する直流電源部と、
    前記直流電源部からの直流電力を高周波電力に変換し、前記主コイルに高周波電流を供給する第1の高周波電源部と、
    前記直流電源部からの直流電力を高周波電力に変換し、前記補助コイルに高周波電流を供給する第2の高周波電源部と、
    部電源から前記直流電源部に入力される交流電流を検知し、その検知値に応じて信号を出力する入力電流検知部と、
    前記補助コイルに流れる高周波電流を検知し、その検知値に応じて信号を出力するコイル電流検知部と、
    前記補助コイルに印加される高周波電圧を検知し、その検知値に応じて信号を出力するコイル電圧検知部とを備え、
    記入力電流検知部の信号及び外部電源の交流電圧から入力電力を算出し、前記コイル電流検知部及び前記コイル電圧検知部からの各信号を基に前記補助コイルの消費電力を算出して、前記入力電力とから前記主コイルの消費電力を算出する制御部とを備え、
    前記制御部は、算出した前記主コイルの消費電力と電流とから磁性鍋あるいは非磁性鍋と判定して当該主コイルのみに高周波電流を供給しているときに、間欠的に載置鍋判定用の駆動信号により前記第2の高周波電源部を駆動し、その時の前記コイル電流検知部及び前記コイル電圧検知部からの各信号で得られる電圧値が所定の閾値を超えたときには、前記第2の高周波電源部を制御して、前記補助コイルに高周波電流を供給することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記制御部は、載置鍋判定用の駆動信号により前記第2の高周波電源部を駆動し、その時の前記コイル電流検知部及び前記コイル電圧検知部からの各信号を基に前記補助コイル上に鍋が載置されていないと判定したとき、前記第2の高周波電源部の制御を停止することを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記制御部は、前記第1及び第2の高周波電源部を同一の周波数の駆動信号で駆動することを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱調理器。
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