JP4979916B2 - 測量装置及び測量方法 - Google Patents

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Description

本発明は、測量装置及び測量方法に関する。詳しくは測定対象物に光を照射し、その反射光を受光して遅延時間又は距離を測定するための測量装置及び測量方法に関する。
従来、ターゲット等のなど測定対象物から反射されてくる反射光を光電子倍増管やAPD(アバランシェフォトダイオード)などで増幅して受光し、所定の処理を施し、遅延時間や距離測定を行なう装置があった。かかる装置においては、近距離からの強い反射光から遠方からの微小な反射光までの広範囲なレベルの光を受光することが求められ、このためダイナミックレンジを大きくするために、光電子倍増管やAPDのバイアス電圧を調整するものがあった。(例えば、特許文献1参照)
特開2000−206246号公報(段落0006)
しかし、従来の装置のように、単なるバイアス電圧による増倍率の調整によるダイナミックレンジの幅には一定の制限があった。
特に、遥か遠方からの微小な反射光と極めて近方からの強い反射光の両者を受光することとなると、ダイナミックレンジに制限がある場合には、近方、遠方のいずれかの測定に支障がでるという問題があった。このため、ダイナミックレンジをさらに拡大する新しい測量装置及び測量方法が望まれていた。
本発明は、ダイナミックレンジを拡大する新しい遅延時間又は距離を測定する測量装置及び測量方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る測量装置は、例えば図1、図2、図4に示すように、逆バイアス電圧Vに応じて電流増倍率αが変化する第1領域A1と、逆バイアス電圧Vに応じて端子間容量Cが変化する第2領域A2とを有し、基準パルス光r及び測定パルス光oを受光信号として受光する受光素子9と、受光素子9に印加する逆バイアス電圧Vを調整するバイアス電圧調整器30と、受光信号r、oからタイミング信号r’、o’を形成するタイミング信号形成部36と、基準パルス光rから形成されたタイミング信号r’と測定パルス光oから形成されたタイミング信号o’との受光時間差に基づき測定パルス光oの基準パルス光rに対する遅延時間又は測定対象物までの距離を算定する測定値算定部33とを備える。
ここにおいて、測量装置には距離や方向を測定する装置の他に、光の所要時間差や受光時間差を測定する装置も含むものとする。また、遅延時間と距離の測定はその一方を行なっても良く、遅延時間を測定した後に距離を測定しても良く、距離を測定した後に遅延時間を測定しても良い、また、第1領域A1と第2領域A2は必ずしも明確な境界がなくてもよく、一部領域が重複しあっても良く、間にどちらにも属さない領域があっても良い。また、測定量算定部33等の各部は必ずしも一体的に構成されていなくても良く、例えば演算に用いるコンピュータは電気回路と別に構成されていても良い。このように構成すると、ダイナミックレンジを拡大する新しい遅延時間又は距離を測定する測量装置を提供できる。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様に係る測量装置において、例えば図2、図5に示すように、受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて小さい場合には第1領域A1で逆バイアス電圧Vを調整して電流増倍率αを増加させ、受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて大きい場合には第2領域A2で逆バイアス電圧Vを調整して受光素子9の出力信号の時定数を大きくして出力信号の振幅を減少させることにより、ダイナミックレンジを拡大する。
ここにおいて、標準範囲STとは受光処理部21の適切なダイナミックレンジの範囲内に入る受光信号r、oのレベル範囲、すなわち、補正なしに遅延時間又は距離の正確な測定値を得られる受光信号r、oのレベル範囲をいう。このように構成すると、逆バイアス電圧Vの調整に関し、受光素子9の電流増倍率αの変化と端子間容量Cの変化の双方を利用して、大きなダイナミックレンジを実現することができる。
また、本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に係る測量装置において、例えば図2に示すように、受光素子9はアバランシェフォトダイオード(APD)から成る。
このように構成すると、APDは逆バイアス電圧Vによる電流増倍率αの変化及び端子間容量Cの変化が共に大きいので、大きなダイナミックレンジを実現することができる。
また、本発明の第4の態様は、第2又は第3の態様に係る測量装置において、受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて大きい場合又は小さい場合に受光信号r、oのレベルRL及び逆バイアス電圧Vに対応して遅延時間又は距離の補正を行なう。
このように構成すると、受光信号r、oのレベルRLの変化に応じて発生する遅延時間又は距離の測定誤差を高精度に補正できる。
また、本発明の第5の態様は、第4の態様に係る測量装置において、遅延時間又は距離の補正は、測定値算定部33において、受光信号r、oのレベルRL及び逆バイアス電圧Vに対応する補正量を算出して又は補正量を記憶したテーブルを用いて補正を行なう。
このように構成すると、測定データ又はテーブルを用いることにより、確実かつ簡便に補正を実行できる。
また、本発明の第6の態様は、第1乃至第5のいずれかの態様に係る測量装置において、測定対象物がターゲットを含む。
このように構成すると、ターゲットを用いて、効率良く高精度の測量を実行できる。なお、ターゲットとは、測量において測定対象物の位置、形状を高精度に特定するために、測定対象物に貼付する標識をいう。
上記課題を解決するために、本発明の第7の態様に係る測量方法は、例えば図5に示すように、逆バイアス電圧Vに応じて電流増倍率αが変化する第1領域A1と、逆バイアス電圧Vに応じて端子間容量Cが変化する第2領域A2とを有する受光素子9を用いて、基準パルス光r及び測定パルス光oを受光信号として受光する受光工程(S01)と、受光信号r、oのレベルRLと標準範囲STとを比較するレベル比較工程(S02)と、受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて小さい場合には第1領域A1で逆バイアス電圧Vを調整して電流増倍率αを増加させ、受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて大きい場合には第2領域A2で逆バイアス電圧Vを調整して受光素子9の出力信号の時定数を大きくして出力信号の振幅を減少させるバイアス電圧調整工程(S04、S05)と、受光信号r、oからタイミング信号r’、o’を形成するタイミング信号形成工程(S06)と、基準パルス光rから形成されたタイミング信号r’と測定パルス光oから形成されたタイミング信号o’との受光時間差に基づき測定パルス光oの基準パルス光rに対する遅延時間又は測定対象物までの距離を測定する測定値算定工程(S07)とを備える。
このように構成すると、ダイナミックレンジを拡大する新しい遅延時間又は距離を測定する測量方法を提供できる。
本発明によれば、ダイナミックレンジを拡大する新しい遅延時間又は距離を測定する測量装置及び測量方法を提供できる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態では、光源として発光素子(パルスレーザーダイオード:PLD)を用い、光源から照射された測定パルス光が測定対象物で反射され、その反射光が戻るまでに要する所要時間を検出することにより、測定パルス光の基準パルス光に対する遅延時間(所要時間差)又は測定対象物までの距離の測定を行う、TOF(Time of Flight)測定を用いる測量装置について説明を行う。
図1に本発明の第1の実施の形態における装置構成例のブロック図を示す。
発光素子であるPLD1からの光束はコリメートレンズ2で平行光束にされた後、ビームスプリッタ3へ入射され、外部測定パルス光束(測定パルス光)oと内部測定パルス光束(基準パルス光)rとに分けられる。
ビームスプリッタ3で反射された基準パルス光rは、集光レンズ4により集光されて基準ファイバー5を通過した後、再びレンズ6により平行光束に変換されてビームスプリッタ7に入射し、その反射光がレンズ8により受光素子であるAPD(アバランシェフォトダイオード)9上に集光される。ここに、PLD1から、ビームスプリッタ3、基準ファイバー5、レンズ8を通過してAPD9に到る光路を参照光路F1といい、この基準パルス光rの受光される時間を基準時間ということとする。
ビームスプリッタ3を透過した測定パルス光oは、集光レンズ10により発光ファイバー11に集光される。この発光ファイバー11を基準ファイバー5に対して十分に長くすることで、測定パルス光oを基準パルス光rに対し時間的に遅延させる遅延ファイバーとしての機能をもたせることが出来る。また光源の発光ムラやスペックルを除去するためのミキシング機能をもたせることも出来る。
発光ファイバー11からの射出光はレンズ12によりコリメートされた後ミラー13により反射され、さらに、ミラー14により反射されて装置外部へと導かれ、図示されない測定対象物へ照射される。ミラー14は光軸上で回転可能に構成されており、本装置の外周を360度全域にわたって測定可能である。
測定対象物から反射された測定パルス光oは、ミラー14により反射された後レンズ15により受光ファイバー16に集光される。受光ファイバー16を透過した測定パルス光oはレンズ17により平行光束に変換され、ビームスプリッタ7を透過してレンズ8によりAPD9上に集光される。
ここに、PLD1から、ビームスプリッタ3、発光ファイバー11を通過し、測定対象物で反射され、受光ファイバー16、レンズ8を通過してAPD9に到る光路を測定パルス光路F2という。また、測定パルス光oが受光される時間を測定時間ということとし、測定時間と基準時間との時間差を求めることで、測定パルス光oの基準パルス光rに対する遅延時間及び測定物までの距離を求めることが可能である。
測定対象物が本測定装置から遠方にある場合から近辺にある場合まで、予想される光量変化は非常に大きくなるため、受光素子9には広いダイナミックレンジが要求される。他方、後述するように、受光光量により光束の波形が変化したり、受光処理部21内のタイミング信号形成部36で生成されるタイミング信号r’、o’の位置がずれることから、受光信号r、oのレベルRLが受光処理部21の適切なダイナミックレンジの範囲(この範囲を標準範囲STと称することとする)内にある場合にのみ補正なしに正確な測定値が得られる。このため、精密測定には、測定パルス光oの光量をこの標準範囲ST内に調整する必要があった。受光素子であるAPD9は逆バイアス電圧Vを変化させることでその電流増倍率αを変化できるので、逆バイアス電圧Vの調整は受光信号(正確には、APDの出力信号)のレベルを一定に保つ用途に用いられることが多かった。しかし本実施の形態は、測定のダイナミックレンジを広げるために逆バイアス電圧Vの制御を行うものである。
駆動部32は、発光素子PLD1を駆動するPLDドライバー31と、受光素子APD9のバイアスを調整するバイアス調整器30等で構成される。PLDドライバー31の駆動によりPLD1から単一パルスが発生される。受光処理部21はAPD9により受光された受光信号r、oを測定値算定部33の処理前に処理するもので、負荷18、プリアンプ19、コンパレータ20、ピークホールド回路29等により構成される。受光信号は、基準パルス光信号r、測定パルス光信号oの順に受光素子APD9に入射され、APD9により増幅される。APD9の逆バイアス電圧Vはバイアス調整器30により制御され、電流増倍率αが調整される。APD9からの出力信号は負荷18により電流電圧変換され、プリアンプ19によってさらに増幅され、コンパレータ20とピークホールド回路29に入力される。コンパレータ20により基準パルス光信号rおよび測定パルス光信号oはそれぞれデジタル的なタイミング信号r’、o’に変換される。このように、受光処理部21は受光信号r、oからタイミング信号r’、o’を形成するタイミング信号形成部36(負荷18、プリアンプ19、コンパレータ20で構成される)を有する。また、ピークホールド回路29で基準パルス光信号rと測定パルス光信号oとが標準範囲STと比較され、比較の結果は後述するように、バイアス調整器30に反映される。測定値算定部33(演算部27+算定回路部25)については後述する。
なお、光源PLD1を駆動するPLDドライバー31は、演算部27により制御する構成とした。この構成によると、受光光量の変化に影響を受けにくい受光処理部21を構成出来る。
次にAPD9の制御について説明する。
図2にAPDの逆バイアス特性の例を示す。この特性は日本電気(株)社製品のデータシートから抽出したAPD(型式番号NDL1202)に関する例であり、図2(a)に電流増倍率αの逆バイアス電圧V特性を、図2(b)に端子間容量Cの逆バイアス電圧V特性を示す。図2(a)より、APDの電流増倍率αは、逆バイアス電圧 Vを制御することで変化する領域があり、この領域を第1領域A1と呼ぶ。この領域において、電流増倍率αは200倍以上の調整範囲を持つ(2〜500)。したがって、遠方からの反射光などのため受光信号r、oの振幅が小さい場合には、逆バイアス電圧Vを大きくし電流増倍率αを上げるように制御できる。
図2(b)より、電流増倍率αに対してAPDの端子間容量Cは、逆バイアス電圧 Vを下げると大きくなる領域があり、この領域を第2領域A2と呼ぶ。この領域において、10倍程度の容量C変化が生じるため、この効果を利用できる。すなわち、近い測定対象物からの反射光などで受光信号r、oが大きくなる場合には、逆バイアス電圧Vを下げていき、端子間容量Cが大きくなるように制御することにより、受光波形の振幅を小さくすることが出来、この特性を利用すると、APDの電流増倍率αにプラスアルファのゲイン可変範囲を得ることが可能になる。
なお、受光信号r、oのレベルRLが受光処理部21の適切なダイナミックレンジの範囲(標準範囲)STにある場合には、例えば第1領域A1と第2領域A2の境界近傍で、逆バイアス電圧Vの調整なしに(例えば、逆バイアス電圧V120〜140V、電流倍増率2〜3倍のいずれかに固定して)使用される。
図3に逆バイアス電圧調整による受光信号への影響を示す。受光信号r、oのレベルRLが標準範囲ST内にある場合には(図5参照)、波形S2A、S2Bに示すように、小さい倍増率(例えば2〜3倍)で増幅する。このとき、逆バイアス電圧Vの調整は行なわない。受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて小さい場合には、波形S1A、S1Bに示すように、第1領域A1で逆バイアス電圧Vを調整して電流増倍率αを大幅に増加させる。また、受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて大きい場合には、波形S3A、S3Bに示すように、第2領域A2で逆バイアス電圧Vを調整して受光素子r、oの出力信号の時定数を大きくして、受光信号r、oに周波数成分から波形のなまりを生じさせて、信号振幅を減少させる。このように、逆バイアス電圧Vを調整することにより、受光処理部21の負担を軽減し、受光信号検出に係るダイナミックレンジを拡大できる。すなわち、広いダイナミックレンジを持った受光処理部21を構成することが出来る。
但し、逆バイアス電圧Vを調整する場合には、図3に示すように受光信号(受光素子9の出力信号)の重心位置に波形のなまりにより時間遅れが生じるため、精密測定には、時間遅れの補正を行なうことが必要になる。
次に遅延時間、距離測定の流れを説明する。
図4は受光後の信号の流れを説明するための図である。PLDドライバー31の駆動により発光素子PLD1より単一パルスが発生する((a)参照)。受光素子APD9に入射した受光信号は、負荷18により電流電圧変換されプリアンプ19によって増幅される。受光信号は、プリアンプ出力に示すように基準パルス光信号r、測定パルス光信号oの順に発生する((b)参照)。基準パルス光信号rおよび測定パルス光信号oはコンパレータ20によりそれぞれデジタル的なタイミング信号r’、o’に変換される((c)参照)。コンパレータ20の出力であるタイミング信号r’、o’は、算定回路部22に送られ、A/Dコンバータ25に入力されて遅延時間や距離の測定に用いられる。
算定回路部22は、基準クロック発生回路(TCXO)23、基準SIN/COS信号発生回路24、2回路(基準SIN/COS信号用)入りA/Dコンバータ25、メモリ26等により構成され、演算部33と協働して測定パルス光oの基準パルス光rに対する遅延時間(所要時間差)又は測定対象物までの距離を算定する。すなわち、遅延時間や測定対象物までの距離を算出する測定量算定部33は演算部27と算定回路部22により構成される。
算定回路部22では、装置の基準となるクロックを基準クロック発生回路(TCXO)23により発生させ、基準SIN/COS信号発生回路24によりある所定の周波数の基準サイン/コサイン信号を生成する((d)、(e)参照)。基準サイン/コサイン信号は正確に90度の位相差を持った既知の同一周波数の信号として生成されていれば、2回路入りA/Dコンバータ25の2つのA/D変換器にそれぞれの波形を入力しておき、基準パルス光r、測定パルス光oの受光タイミングを用いてサンプリングし、メモリ26に保存することで、測定パルス光oの基準パルス光rに対する遅延時間又は測定対象物からの距離を、サンプルされたサイン/コサインそれぞれの位相から計算で求めることが出来る。
以上の手順で記憶されたデータは基準パルス光rおよび測定パルス光oの光量が受光処理部21の適正なダイナミックレンジの範囲(標準範囲)ST内にある場合にのみ補正なしに正確な値を検出できる。そこで基準パルス光rおよび測定パルス光oの光量が適正であるかどうかを判断するためプリアンプ19の出力をピークホールドする。プリアンプ19の出力はピークホールド回路29に入力され、ある一定時間DCレベルを保つ((f)参照)。ピークホールド回路29の出力はCPU(中央処理ユニット)28に入力され、受光信号r、oの光量が適正であるかどうかを判断される。
受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STにある場合には、APD9の逆バイアス電圧Vの調整は行なわれず、小さい倍増率(例えば2〜3倍)で増幅される。受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて小さい場合には、CPU28はバイアス調整器30を第1領域A1で逆バイアス電圧Vを電流増倍率αを大幅に増加させるように調整する。また、受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて大きい場合には、CPU28はバイアス調整器30を第2領域A2で逆バイアス電圧Vを受光素子9の出力信号の時定数を大きくして、信号振幅を減少させるように調整する。このように、逆バイアス電圧Vを調整することにより、受光信号r、oに関するダイナミックレンジを拡大できる。
A/D変換され、メモリ26に保存された基準サイン/コサイン波形の位相データは、演算部27のCPU28で計算処理され、測定パルス光oの基準パルス光rに対する遅延時間や対象物までの距離が計算される。
また、これらの信号位相差や振幅に誤差がある場合には、補正によりその時間差を正すことが可能となる。すなわち、逆バイアス電圧Vによる波形の歪み及び受光レベルの変化に対して遅延時間や距離の測定値変動の補正が行われる。すなわち、さらに精度の高い測定をする場合は逆バイアス電圧V及び基準パルス光rと測定パルス光oとの厳密な光量差を計算しその差が原因で発生する遅延時間や距離の測定値の誤差を補正する。この場合光量差と測定値誤差の関係をあらかじめテーブル化しておき、測定の都度このテーブルの値に基づいて補正を実行すればよい。なお、広範な距離範囲で受光信号r、oが標準範囲ST内に入るようにして測定した測定値をメモリに保持しておけば、測定の都度、このデータを用いて受光信号r、oの測定値についての測定誤差を算定して補正することも可能である。
受光時間が0.01ns異なると、距離にして1.5mmの差異が生じる。したがって、1mm以下の精度で測量するには、パルスの重心の精度を0.02/3ns以下にしなければならない。前記テーブルを用いて実際の補正の精度を標準偏差が0.3mm以下になるように行うと、1.0mmの精度を確保できる。したがって、psオーダーの補正テーブルが作成される。
図5に、本実施の形態における測量方法の処理フローを概略的に示す。
まず、逆バイアス電圧Vに応じて電流増倍率αが変化する第1領域A1と、逆バイアス電圧Vに応じて端子間容量Cが変化する第2領域A2とを有する受光素子9を用いて、基準パルス光r及び測定パルス光oを受光信号として受光する(受光工程:ステップS01)。
次に、受光信号r、oのレベルRLと標準範囲STとを比較する(レベル比較工程:ステップS02)。受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに入る場合には、逆バイアス電圧Vの調整を行わず、プリアンプ19を通常の増幅率で使用する(ステップS03)。受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて小さい場合には第1領域A1で逆バイアス電圧Vを調整して電流増倍率αを増加させ(第1領域A1でのバイアス電圧調整工程:ステップS04)、受光信号r、oのレベルRLが標準範囲STに比べて大きい場合には第2領域A2で逆バイアス電圧Vを調整して受光素子9の出力信号の時定数を大きくして出力信号の振幅を減少させる(第2領域A2でのバイアス電圧調整工程:ステップS05)。
次に、タイミング信号形成部36(負荷18、プリアンプ19とコンパレータ20で構成される)を用いて、受光信号r、oからタイミング信号r’、o’を形成する(タイミング信号形成工程:ステップS06)。
次に、基準パルス光rから形成されたタイミング信号r’と測定パルス光oから形成されたタイミング信号o’との時間差に基づき測定パルス光oの基準パルス光rに対する遅延時間又は測定対象物までの距離を測定する(測定値算定工程:ステップS07)。
次に本発明における第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態とはタイミング信号形成部36の構成のみが異なる。すなわちタイミング信号形成部36において、受光光量が変化した場合には誤差が大きくならないように、受光信号(受光素子9の出力信号)からダンピング信号を形成し、ダンピング信号における微小レベルの信号の増幅率を高く増幅し、増幅器により微小レベルの信号を増幅した出力信号を用いて、受光信号r、oからタイミング信号r’、o’を形成するものである。
以下、信号処理について説明する。
図6に受光素子であるAPD9と接地の間に接続される負荷18とAPD9の動作波形との関係を示す。図6(a)にAPD9の動作波形を、図6(b)に受光処理部21における負荷18とプリアンプ19の回路構成(m1〜m3)を示す。パルス発光された光束がAPD9に受光された場合、負荷18が通常使用される抵抗34の場合には(m1参照)、その受光信号は波形S1Uのようになり、その0レベル付近を拡大すると波形S1Vのようになる。
ノイズの影響を除去するために、波形S1Vと閾値L1(レベルを破線で示す)との比較を行い、その大小で受光を判断するのが一般的であるが、波形S1Vのように波形が緩やかな勾配を有する場合には、受光光量が変化した場合には誤差が大きくなるという問題があった。すなわち、勾配が小さい程、波形S1Vが閾値L1とクロスする点は波形の立ち上がり点Qに遠く、勾配が大きい程、波形S1Vが閾値L1とクロスする点は波形の立ち上がり点Qに近い。したがって、閾値L1とのクロス点で受光時間を判定する場合には、波形の勾配が緩やかな場合には、受光信号の変動量が大きくなると、受光時間の測定値が大きく変化することが解る。
ところで、受光信号r、oの重心位置でタイミング信号r’、o’を発生させるのが、受光時間の測定誤差を小さくできて好ましい。波形S2Uに示すように、負荷18にインダクタ35を用い(m2参照)、受光信号r、oからある周波数成分のみを取り出し、減衰振動波形を取り出すと、そのゼロクロスポイントQは振幅が変化しても移動せず、受光信号r、oの重心相当位置とみなせるので、ゼロクロスポイントを測定に使用する方法がとられている。
波形S2UのゼロクロスポイントQ付近を拡大すると波形S2Vのようになる。そして、図中、上の破線を閾値L2、下の破線をゼロラインとすると、この減衰振動波形においても波形の勾配が緩やかな場合には、受光信号r、oの変動量が大きくなると、波形S2Vの勾配により閾値L2とクロスする点が変化し、受光時間の測定値が大きく変化する。
本実施の形態では、波形S3Uに示すように、受光素子(APD)9の負荷18に直接インダクタ35を配置して減衰振動を発生させ、さらにその出力に、微小レベルの信号の増幅率を高く増幅するプリアンプ19を配置して、光量変化に影響を受けにくい受光処理部21を構成した(m3参照)。すなわち、波形S3Vに示すように、ゼロクロスポイントQ付近の勾配を急峻にした。図中、上の破線を閾値L2、下の破線をゼロラインとすると、微小レベルの信号の増幅率を高く増幅することにより、光量変化による閾値L2とのクロス点の時間の変化を極力抑制する構成としている。
また、プリアンプ19は、波形の高いレベルについては、増幅による位相の変化がない、すなわちゼロクロスポイントが移動しない増幅器であることが好ましく、このため、増幅率が低いか又は飽和しても位相の変化がない増幅器が好ましい。これらの増幅器として、リミッティングアンプやログアンプを用いることで、所望の特性を得ることが出来る。
このように、測定の対象をダンピング信号のゼロクロスとした場合は、スレッショルドなどにより信号振幅によって誤差を生じることとなるが、本実施の形態のようにログアンプやリミッティングアンプにより増幅し、ゼロクロス付近の増幅率を大きくすることにより、立ち上がりの傾斜による誤差の影響を少なくすることができる。
タイミング信号形成部36の構成以外は第1の実施の形態と同様の構成であり、同様の効果を奏する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜実施の形態に変更を加えられることは明白である。
例えば、上記実施の形態では、受光器(APD)9のプリアンプ19の出力をピークホールド回路29により検出し、演算部27のCPU28で受光信号r、oのレベルRLに応じて駆動部32のバイアス調整器30でAPD9の逆バイアス電圧Vの制御が行える構成としたが、ピークホールド回路29のデータをバイアス調整器30が直接受けてAPD9の逆バイアス電圧Vを制御しても良い。また、上記実施の形態では、受光信号r、oと標準範囲STの比較をピークホールド回路29で行う例を説明したが、コンパレータ20でこの比較をして、比較結果をバイアス調整器30やCPU28に送信しても良い。また、光源1については発光素子に限られない。
本発明は、測定対象物に光を照射し、その反射光を受光して遅延時間又は距離を測定するための測量装置及び測量方法に利用できる。
本発明の第1の実施の形態における装置構成例のブロック図である。 APDの逆バイアス特性の例を示す図である。 逆バイアス電圧調整による受光信号への影響を示す図である。 受光後の信号の流れを説明するための図である 第1の実施の形態における測量方法の処理フローを概略的に示す図である。 負荷とAPDの動作波形との関係を示す図である。
符号の説明
1 発光素子(PLD)
2 コリメートレンズ
3 ビームスプリッタ
4 集光レンズ
5 基準ファイバー
6 レンズ
7 ビームスプリッタ
8 レンズ
9 受光素子(APD)
10 集光レンズ
11 発光ファイバー
12 レンズ
13 ミラー
14 ミラー
15 レンズ
16 受光ファイバー
17 レンズ
18 負荷
19 プリアンプ
20 コンパレータ
21 受光処理部
22 算定回路部
23 基準クロック発生回路
24 基準SIN/COS信号発生回路
25 2回路入りA/Dコンバータ
26 メモリ
27 演算部
28 CPU
29 ピークホールド回路
30 バイアス調整器
31 PLDドライバー
32 駆動部
33 測定量算定部
34 抵抗
35 インダクタ
36 タイミング信号形成部
A1 第1領域
A2 第2領域
端子間容量
F1 参照光路
F2 測定パルス光路
L1、L2 閾値
m1〜m3 受光処理部の回路構成(負荷とプリアンプの部分)
測定パルス光信号
Q 立ち上がり点
ゼロクロスポイント
r 基準パルス光信号
r’、o’ タイミング信号
RL 受光信号のレベル
S1A〜S3B、S1U〜S3V 信号波形
ST 標準範囲
逆バイアス電圧
α 電流増倍率

Claims (7)

  1. 逆バイアス電圧に応じて電流増倍率が変化する第1領域と、前記逆バイアス電圧に応じて端子間容量が変化する第2領域とを有し、基準パルス光及び測定パルス光を受光信号として受光する受光素子と;
    前記受光素子に印加する逆バイアス電圧を調整するバイアス電圧調整器と;
    前記受光信号からタイミング信号を形成するタイミング信号形成部と、
    前記基準パルス光から形成されたタイミング信号と前記測定パルス光から形成されたタイミング信号との受光時間差に基づき前記測定パルス光の前記基準パルス光に対する遅延時間又は測定対象物までの距離を算定する測定値算定部とを備え;
    前記受光信号から得られる遅延時間について又は測定対象物までの距離について補正することなしに正確な測定値が得られるレベルの範囲を標準範囲と称し、前記標準範囲で使用する逆バイアス電圧は前記第1領域と前記第2領域の境界近傍にあり;
    前記受光信号から得られる遅延時間について又は測定対象物までの距離は、前記受光信号から形成されたタイミング信号間の前記受光時間差に基づいて得られる遅延時間について又は測定対象物までの距離であり;
    前記補正は、逆バイアス電圧が原因で発生する、又は、基準パルス光と測定パルス光との光量差が原因で発生する遅延時間や距離の測定値の誤差を補正するものであり;
    前記受光信号のレベルが前記標準範囲に比べて小さい場合には前記標準範囲で使用する逆バイアス電圧の高電圧側の前記第1領域で逆バイアス電圧を調整して電流増倍率を増加させ、受光信号のレベルが前記標準範囲に比べて大きい場合には前記標準範囲で使用する逆バイアス電圧の低電圧側の前記第2領域で逆バイアス電圧を調整して前記受光素子の出力信号の時定数を大きくして前記出力信号の振幅を減少させることにより、ダイナミックレンジを拡大する;
    測量装置。
  2. 前記受光素子はアバランシェフォトダイオードから成る;
    請求項1に記載の測量装置。
  3. 前記受光信号のレベルが前記標準範囲に比べて大きい場合又は小さい場合に、前記基準パルス光と前記測定パルス光との光量差及び前記逆バイアス電圧に対応して前記遅延時間又は前記距離の前記誤差について補正を行なう;
    請求項1又は請求項2に記載の測量装置。
  4. 逆バイアス電圧に応じて電流増倍率が変化する第1領域と、逆バイアス電圧に応じて端子間容量が変化する第2領域とを有する受光素子であって
    前記受光信号から得られる遅延時間について又は測定対象物までの距離について補正することなしに正確な測定値が得られるレベルの範囲を標準範囲と称し、前記標準範囲で使用する逆バイアス電圧は前記第1領域と前記第2領域の境界近傍にある受光素子を用いて、基準パルス光及び測定パルス光を受光信号として受光する受光工程と
    前記受光信号のレベルと前記標準範囲とを比較するレベル比較工程と;
    前記受光信号のレベルが前記標準範囲に比べて小さい場合には前記標準範囲で使用する逆バイアス電圧の高電圧側の前記第1領域で逆バイアス電圧を調整して電流増倍率を増加させ、前記受光信号のレベルが前記標準範囲に比べて大きい場合には前記標準範囲で使用する逆バイアス電圧の低電圧側の前記第2領域で逆バイアス電圧を調整して前記受光素子の出力信号の時定数を大きくして前記出力信号の振幅を減少させるバイアス電圧調整工程と;
    前記受光信号からタイミング信号を形成するタイミング信号形成工程と、
    前記基準パルス光から形成されたタイミング信号と前記測定パルス光から形成されたタイミング信号との受光時間差に基づき前記測定パルス光の前記基準パルス光に対する遅延時間又は測定対象物までの距離を測定する測定値算定工程とを備え;
    前記受光信号から得られる遅延時間について又は測定対象物までの距離は、前記受光信号から形成されたタイミング信号間の前記受光時間差に基づいて得られる遅延時間について又は測定対象物までの距離であり;
    前記補正は、逆バイアス電圧が原因で発生する、又は、基準パルス光と測定パルス光との光量差が原因で発生する遅延時間や距離の測定値の誤差を補正するものである;
    測量方法。
  5. 前記受光素子はアバランシェフォトダイオードから成る;
    請求項4に記載の測量方法。
  6. 前記受光信号のレベルが前記標準範囲に比べて大きい場合又は小さい場合に、前記基準パルス光と前記測定パルス光との光量差及び前記逆バイアス電圧に対応して前記遅延時間又は前記距離の前記誤差について補正を行なう;
    請求項4又は請求項5に記載の測量方法。
  7. 前記遅延時間又は前記距離の補正は、前記測定値算定工程において、前記基準パルス光と前記測定パルス光との光量差及び前記逆バイアス電圧に対応する補正量を算出して又は前記補正量を記憶したテーブルを用いて補正を行なう;
    請求項4に記載の測量方法。
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