JP6825565B2 - 測距装置 - Google Patents

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Description

本開示は、測距装置に関する。
従来から、測定対象物に対してパルス光を照射し、その反射光を受光するまでに要する時間(飛行時間(TOF(Time Of Flight))と称されることもある)を計測することにより、測定対象物までの距離を測定する測距装置が知られている。例えば下記特許文献1には、受光部にアバランシェフォトダイオードを使用した測距装置が記載されている。
特許4898176号公報
このような測距装置の分野では、より高精度に距離を測定することが望まれている。
したがって、本開示は、より高精度に距離を測定することが可能な測距装置を提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本開示は、例えば、
少なくとも1つの計測ユニットと他の計測ユニットとを備え、
計測ユニットは、
複数のフォトンカウント型受光素子が接続されて成る第1の受光部と、
第1の受光部から出力される電流を電圧に変換する第1の変換部と、
第1の変換部から出力される電圧を増幅した増幅値を出力し、該増幅値が所定の制限値を超える場合には、該制限値で出力する第1の増幅部と、
第1の増幅部からの出力値が所定の閾値に達するタイミングを計測する第1の計測部とを備え
他の計測ユニットは、
第2の受光部と、
第2の受光部から出力される電流を電圧に変換する第2の変換部と、
第2の変換部からの出力値が所定の閾値に達するタイミングを計測する第2の計測部と、
第2の変換部から出力される電圧を増幅した増幅値を出力し、増幅値が所定の制限値を超える場合には、該制限値で出力する第2の増幅部を備え
さらに、第1および第2の計測部により得られるタイミングの差に基づいて、測定対象物までの距離を算出し、第1の受光部により受光されたフォトン数に応じた補正量に基づいて、算出した距離を補正する算出部を備える
測距装置である。
本開示の少なくとも一の実施形態によれば、測定対象物までの距離をより高精度に測定することができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果であってもよい。また、例示された効果により本開示の内容が限定して解釈されるものではない。
図1は、一実施形態に係る測距装置の構成を示すブロック図である。 図2は、一実施形態に係るSPAD和信号の波形例を示す図である。 図3は、一実施形態に係る増幅部の特性の一例を説明するための図である。 図4は、一実施形態に係る計測部における処理の一例を説明するための図である。 図5は、変形例に係る測距装置の構成を示すブロック図である。 図6は、反射パルス光の光強度の強弱に応じて発生し得る誤差の一例を説明するための図である。 図7は、誤差に応じて測距の精度が低下することを説明するための図である。
以下、本開示の実施形態等について図面を参照しながら説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<1.一実施形態>
<2.変形例>
以下に説明する実施形態等は本開示の好適な具体例であり、本開示の内容がこれらの実施形態等に限定されるものではない。
<1.一実施形態>
「測距装置の構成例」
図1は、本開示の一実施形態に係る測距装置1の構成例を示している。測距装置1は、例えば、1の計測ユニットとしての第1計測ユニット10と、他の計測ユニットとしての第2計測ユニット20と、投光部30と、算出部40とを備えている。概略的に説明すれば、本実施形態に係る測距装置1は、投光部30から照射されたパルス光のうち測定対象物MTからの反射パルス光RP(反射光)を第1計測ユニット10により受光しつつ、基準パルス光SP(基準光)を第2計測ユニット20により受光し、受光タイミングの差からパルス光の飛行時間TTOFを求め、当該飛行時間TTOFに例えば光速を乗算し、乗算結果を2で除算することで測定対象物MTまでの距離を測定する装置である。
測距装置1の各部について詳細に説明する。第1計測ユニット10は、例えば、受光部101と、変換部102と、増幅部103と、計測部104とを備えている。受光部101は、例えば、複数のフォトンカウント型受光素子が並列に接続されることにより構成されている。フォトンカウント型受光素子として本実施形態では、シングルフォトンアバランシェフォトダイオード(以下適宜、SPAD(Single Photon Avalanche Diode)と称する)を用いている。
図1に示すように、受光部101は、複数のSPAD1051、SPAD1052・・SPAD105n(nは任意の整数)で構成されており、以下の説明において、個々のSPADを区別する必要がない場合は、単にSPAD105と称する。SPAD105は、降伏電圧以上の逆バイアス下(ガイガーモードと称される)で動作させるAPD(Avalanche
Photo Diode)106と、APD106に接続されるクエンチング抵抗107とを備えている。
変換部102は、受光部101から出力される電流を電圧に変換する素子や回路から構成されており、本実施形態における変換部102は、受光部101とグランド(GND)との間に接続される抵抗により構成されている。
増幅部103は、変換部102から出力される電圧を増幅し、増幅後の電圧(増幅値)を出力するアンプ(増幅器)である。詳細は後述するが、本実施形態における増幅部103は、増幅後の電圧が所定の制限値を超える場合には、当該制限値を出力するリミッティングアンプとして構成されている。
計測部104は、増幅部103から出力される電圧(出力値)が所定の閾値に達するタイミングを計測し、計測したタイミングを算出部40に出力する。本実施形態における計測部104は、計測したタイミングをデジタル値に変換して出力する時間−デジタル変換器(以下適宜、TDC(Time Digital Converter)と称する)により構成されている。
次に、第2計測ユニット20について説明する。本実施形態における第2計測ユニット20の構成は第1計測ユニット10の構成と同様とされており、例えば、受光部201と、変換部202と、増幅部203と、計測部204とを備えている。
第2計測ユニット20の各部については概略的に説明する。受光部201は、複数のSPADが並列に接続されることにより構成されている。変換部202は、受光部201から出力される電流を電圧に変換する素子や回路から構成されており、抵抗により構成されている。増幅部203は、変換部202から出力される電圧を増幅し、増幅後の電圧を出力するアンプであり、増幅後の電圧が所定の制限値を超える場合には、当該制限値を出力するリミッティングアンプとして構成されている。計測部204は、増幅部203から出力される電圧が所定の閾値に達するタイミングを計測し、計測したタイミングをデジタル値に変換して算出部40に出力するTDCである。
投光部30は、光源として例えばパルスレーザーダイオードと、パルスレーザーダイオードを駆動するドライバ等を備えている。ドライバが動作することにより、パルスレーザーダイオードからパルス光が出射される。一例として、投光部30からは、波長800nm(ナノメートル)程度、半値幅100ps(ピコ秒)以下のパルス光が20MHz(メガヘルツ)の繰り返しでもって出射される。パルス光の波長は、外乱光となる太陽光に含まれる割合の少ない波長が好ましいものの、上述した例と異なる波長のパルス光でもよい。また、パルス光の半値幅は、SPAD105から出力される信号(以下適宜、SPAD信号と称する)の立ち上がり時間より小さく設定することが望ましい。
算出部40は、マイクロコンピュータ等から構成されており、計測部104および計測部204のそれぞれから入力されるタイミングの差に基づいて飛行時間TTOFを求める。そして、求めた飛行時間TTOFに対して光速を乗算し、乗算結果を例えば2で除算することにより測定対象物MTまでの距離を算出する。
「受光部の詳細について」
次に、本実施形態における受光部101について詳細に説明する。なお、本実施形態では、受光部201も受光部101と同様の構成としているので、以下の説明は受光部201に適用することも可能である。
SPAD105におけるAPD106は、単一のフォトンを受光するとアバランシェ増倍を起こし、105〜106の増倍率でアバランシェ電流を発生する。アバランシェ増倍は、APD106に印加される電圧を降伏電圧以下に下げることで停止することできる。この機能は、クエンチング抵抗107に実現される。すなわち、アバランシェ電流がクエンチング抵抗107を流れることでクエンチング抵抗107の両端に電圧が発生し、これによりAPD106に対する印加電圧が降下してアバランシェ増倍が停止する。以上のメカニズムからSPAD信号は指数関数的に減少する電流パルスとなる。
APD106は、所定期間であるアバランシェ増倍を起こしている間は別のフォトンを受光しても反応しない。不感期間は、一般に数ns(ナノ秒)である。すなわち、フォトンカウント型受光素子とは、例えば、単一のフォトンを受光した後、所定期間内に他のフォトンを受光しても反応しない素子(例えば、APD106)を含み、出力を見ることで1個のフォトンを受光したことを判別できる素子を意味する。
ところで、SPAD105から生じるノイズ信号として、ダークカウントおよびアフターパルスが挙げられる。ダークカウントは熱的に励起されたキャリアによって発生するパルス信号であり、アフターパルスはアバランシェ増倍の過程で結晶欠陥などにキャリアが捕獲され、このキャリアの放出により発生するパルス信号である。
受光部101を特許文献1に記載の技術の如く単一のSAPD105により構成した場合には、上述したノイズ信号と反射パルス光RP(基準パルス光SPでもよい)とを区別することが困難となり、高いS/N(Signal to Noise)を得ることができない。そこで、本実施形態では受光部101を、複数のSPAD105を並列に接続したマルチピクセル型の構成としている。これにより、並列接続したSPAD105の数だけフォトンを同時に受光することが可能となり、各SPAD105から出力されるSPAD信号が重畳されて出力されるため、SPAD信号と偶発的に発生しうるノイズ信号とを区別することができる。また、高いS/Nの信号を得ることができ、微弱な反射パルス光RPも受光できるようになる。
図2は、受光部101から出力される電流信号を変換部102に通し、変換部102に発生する電圧信号の波形例を示している。受光部101から出力される電流信号は、各SPAD105から出力される電流信号を合成したものであり、以下適宜、SPAD和信号と称する。
図2において縦軸は電圧の値を示し、横軸は時間を示している。なお、本例では、受光部101としてSPAD105が縦120個*横120個に並列接続されたもの(SPAD105間の間隔(ピッチ間隔)は25μm(マイクロメートル))を使用した。受光可能な反射パルス光のダイナミックレンジはSPAD数を最大とし、本例では、14400個のSPAD105が並列接続されているため、1〜14400までのフォトンを受光することが可能であり、そのダイナミックレンジは4桁以上になる。
図2において、波形W1が、受光部101が20個のフォトンを受光したときのSPAD和信号の波形を示し、波形W2が、受光部101が50個のフォトンを受光したときのSPAD和信号の波形を示し、波形W3が、受光部101が90個のフォトンを受光したときのSPAD和信号の波形を示し、波形W4が、受光部101が220個のフォトンを受光したときのSPAD和信号の波形を示し、波形W5が、受光部101が380個のフォトンを受光したときのSPAD和信号の波形を示している。
一般に、複数のSPAD105を使用した場合、各SPAD105がフォトンを受光するタイミングにばらつきが生じ、SPAD和信号が複数に分離された信号となることが考えられる。しかしながら、投光部30から出射されるパルス光の半値幅をSPAD信号の立ち上がり時間に比べて十分に小さくすることで、図2に示すように、SPAD和信号は分離された信号とならず、SPAD信号と同様の指数関数的に減衰する波形として取り扱うことができる。
SPAD和信号の立ち上がり時間は1ns程度であり、立ち下がり時間(信号レベルが1/e(eは対数)になる時間)は20ns程度であり、受光したSPAD105数の増加によるSPAD和信号の波形変化も認められない。SPAD和信号のピークレベルは受光フォトン数の増加にしたがって大きくなり、1フォトン当たりの信号レベルは0.2mV(ミリボルト)程度である。ノイズレベルの顕著な増幅は見られず、受光フォトン数の増加によりS/Nが改善されたSPAD和信号を得ることができる。
複数のSPAD105による多数のフォトンの同時受光は、S/Nの改善だけでなく、SPAD105に起因する受光時間のばらつき(以下適宜、SPADジッタと称する)を減少させることができる。この点について詳細に説明する。
正規分布の母集団を想定した場合、平均値m、標準偏差σの母集団から大きさNの標本を抽出すると、その平均値m'、標準偏差σ'はそれぞれm'=m、σ'=σ/√Nで与えられる。ここで、SPAD105固有のジッタをσ_SPADとすると、N個のフォトンを同時受光した時の実効的なSPADジッタはσ_SPAD/√Nで与えられ、フォトン数であるNが増加すればするほど実効的なSPADジッタを低減することができる。すなわち、複数のSPAD105を用いて受光するフォトン数Nを増加させることでSPADジッタを統計的誤差の範囲内に収めることができる。換言すれば、複数のSPAD105により受光した際のSPADジッタを、個々のSPAD105が受光した際のSPADジッタよりも小さくすることができる。このように複数のSPAD105により受光部101を構成しているので受光部101におけるジッタを低減でき、ジッタの影響による測距の精度の低下を防止することができる。
図2に示すように、SPAD和信号が収束する収束時間は、60ns〜80nsであり、投光部30からのパルス光の繰り返し周波数10MHz(周期でみれば100ns)にも対応することができる。この収束時間は、SPAD105を含めた回路の時定数等によって決まるものであり、主として受光部101を構成する複数のSPAD105の全寄生容量に依存する。SPAD105間のピッチ間隔を狭めたり、SPAD105の数を減らすことで収束時間を短縮することができ、さらに速く繰り返される測距にも対応することができる。すなわち、SPAD105の数、配列態様等は例示したものに限定されることはなく、測距装置1の用途や反射パルス光RPの強度等を考慮して任意に設定することができる。
「増幅部の詳細について」
次に、本実施形態における増幅部103について詳細に説明する。なお、本実施形態では、増幅部203も増幅部103と同様の構成としているので、以下の説明は増幅部203に適用することも可能である。
図3は、増幅部103の特性を説明するための図である。図3において、縦軸は増幅部103から出力される信号の電圧を示し、横軸はフォトン数Nを示している。グラフ中の点線G1においてプロットされている4点(P1,P2,P3,P4)は、図2に示したのと同様に各フォトンにおけるSPAD和信号の波高値(ピークレベル)を示している。
点P1〜P4に示される通りSPAD和信号の波高値は数10mVであり、後段の計測部104の入力規格電圧(例えば、100mV)に満たない。従って、SPAD和信号の電圧(レベル)を増幅部103で増幅する必要がある。
ここで、本実施形態では受光部101を複数のSPAD105により構成することによりSPAD和信号のダイナミックレンジを例えば4桁以上にできる一方、ダイナミックレンジ全域にわたってSPAD和信号を線形増幅すると、後段の計測部104に用いられるデジタル回路の入力規格を超えてしまう。そこで、増幅部103は、微弱なレベルの信号は増幅し、その増幅値が計測部104におけるデジタル回路の入力規格(Vlim)を超える場合には、その規格内で出力制限するような増幅器であることが望まれる。
このような増幅器して、例えば、リミッティングアンプを用いることができる。リミッティングアンプはギガビット・イーサーネット(GbE)や光ファイバ・チャンネル光レシーバのアプリケーションに最適化された高速、高ゲインの増幅器であり、信号振幅の異なる入力信号を一定振幅の差動信号出力に増幅し、波形整形するIC(Integrated Circuit)チップである。リミッティングアンプの大きな特徴は、入力信号を一律の差動利得で増幅しながらも、一定値を超える出力はリミッティング(制限)し、入力信号レベルに関わらず定格の出力が得られる点である。
一例として、差動増幅率126倍のリミッティングアンプを用いた場合の振幅増幅率は63倍になる。図3に示すように、SPAD和信号のレベルが小さい時には、そのレベルがほぼ線形(リニア)に63倍増幅され、増幅後のSPAD和信号(以下適宜、リミッティングアンプ信号と称する)が生成される。例えば、フォトン数Nが20個の場合のSPAD和信号のレベル(ピークレベル)0.005V程度がリミッティングアンプにより増幅され、シングルエンド出力300mV程度のレベルのリミッティングアンプ信号が生成される。
一方で、リミッティングアンプ信号のレベルが、計測部104の制限電圧(例えば、450mV程度)を超える場合には、その信号レベルは一定に制限される。例えば、フォトン数Nが120個の場合のSPAD和信号のレベルはリミッティングアンプにより出力制限がなされるようにして増幅され、450mV程度のレベルのリミッティングアンプ信号が生成される。以上のようにして、後段の計測部104の入力規格を満たす構成とすることができる。すなわち、信号の広ダイナミックレンジを図るために受光部101を複数のSPAD105により構成しつつ、当該構成を採用したことで起こり得る不都合を防止できる増幅部103の構成とすることができる。なお、増幅部103の増幅率が満たない場合は、その前段にリニアアンプ等を設けてもよい。
「測距装置の動作」
次に、測距装置1の動作の一例について説明する。投光部30のドライバが動作することで投光部30からパルス光が出射する。パルス光の一部がハーフミラーHMで反射された光が、基準パルス光(非反射パルス光)SPとして第2計測ユニット20の受光部201により受光される。基準パルス光SPを受光することにより受光部201からSPAD和信号S21が出力されるそして、変換部202では、電流パルスであるSPAD和信号S21を電圧パルスのSPAD和信号S22に変換して増幅部203に出力する。
増幅部203によりSPAD和信号S22を増幅したリミッティングアンプ信号S23が生成され、計測部204に出力される。計測部204は、図4に示すように、リミッティングアンプ信号S23の電圧が所定の閾値Vthに達したタイミングtaを計測し、タイミングtaを示すデジタル信号を生成する。計測部204は、タイミングtaを示すデジタル信号を算出部40に出力する。なお、図4では、基準パルス光SPの波形がガウス関数に近似したもので示されているが、変換部202以降の処理で取り扱われる信号の実際の波形は、図2に例示した波形である(反射パルス光RPおよび後述する図6,図7についても同様である)。
一方、パルス光の一部が測定対象物MTで反射され、反射パルス光RPとして第1計測ユニット10の受光部101により受光される。反射パルス光RPを受光することにより受光部101からはSPAD和信号S11が出力される、そして、変換部102では、電流パルスであるSPAD和信号S11を電圧パルスのSPAD和信号S12に変換して増幅部103に出力する。
増幅部103によりSPAD和信号S12を増幅したリミッティングアンプ信号S13が生成され、計測部104に出力される。計測部104は、図4に示すように、リミッティングアンプ信号S13の電圧が所定の閾値Vthに達したタイミングtbを計測し、タイミングtbを示すデジタル信号を生成する。計測部104は、タイミングtbを示すデジタル信号を算出部40に出力する。
算出部40は、計測部104から入力されるタイミングtbと、計測部204から入力されたタイミングtaとの差分(tb−ta)を求める。そして、算出部40は、パルス光の飛行時間TTOFに相当する差分(tb−ta)に対して光速を乗算し、乗算結果を2で除算することにより測定対象物MTまでの距離を算出して一連の処理を終了する。
なお、装置における各構成要素の誤差の確率分布期待値が正規分布に従っており、各々独立な誤差をもつとすれば、分散の加法性に基づき、それらを組み合わせた誤差は各構成要素の誤差の二乗和の平方根になる。すなわち、測距装置1の測距の精度は、第1計測ユニット10における受光部101、変換部102、増幅部103、計測部104の各々のジッタの二乗和の平方根になる(第2計測ユニットについても同様)。なお、ここでの距離精度は、1点、1パルス当たりの測距の精度である。
本実施形態では、投光部30から出射されるパルス光の繰り返し周期(例えば、10MHzから数10MHz)に対応して測距を行うことが可能である。しかしながら、1点あたりQ回の測定を行うことで、その標準誤差は上述の測距の精度の√Q分の1(1/√Q)になり更に測距の精度を上げることができるので、1点当たりの測定回数を増やしてもよい。(但し、測距の繰り返しはQ分の1になる。)
以上、一実施形態に係る測距装置1について詳細に説明した。上述したように、測距装置1により高精度な測距を行うことが可能となる。なお、受光部を複数のSPADで構成し、各SPADからの出力信号を矩形パルスに変換する複数の弁別回路を設けることも考えられる。しかしながらこの構成では、受光部のジッタは減少できるものの、他要素のジッタの影響が大きくなるため測距の精度を上げることができない。本実施形態における測距装置1は、各SPADからの出力信号を一つのSPAD和信号として取り扱い、SPAD和信号を処理する一の処理系統(変換部102、増幅部103および計測部104)のみを設けた構成としている。このため、構成要素を少なくすることができ、各構成要素のジッタや遅延時間のばらつきにより測距の精度が低下することを防止できる。
なお、微弱光を受光する素子としてSPADに代えてAPDを使用し、受光時間(積算時間)を長くしたり、当該APDの受光面積を大きくすることにより微弱な反射パルス光を検出することも可能になる。しかしながら、高速に測距を繰り返すためにはSPADを使用することが望ましい。なお、SPADを使用する場合にも、APD(上述した実施形態におけるAPD106)の受光面積を大きくしてもよいが、この場合、寄生容量の増加によるSPAD和信号の収束時間の増加が生じるおそれがあるため、高速に測距を行うため且つSPADの受光感度を所定以上とするために、APDのサイズを適切に設定する必要がある。
<2.変形例>
以上、本開示の一実施形態について具体的に説明したが、本開示の内容は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
「変形例1」
図5は、変形例1に係る測距装置(測距装置2)の構成を示している。測距装置1と構成的に異なる点は、測距装置2は第2計測ユニット20を備えていない点である。
測距装置2の動作について説明する。投光部30のドライバが動作することで投光部30からパルス光が出射する。パルス光の一部がハーフミラーHMで反射され、基準パルス光SPとして受光部101により受光される。基準パルス光SPを受光することにより受光部101からはSPAD和信号S31が出力されるそして、変換部102は、電流パルスであるSPAD和信号S31を電圧パルスのSPAD和信号S32に変換して増幅部103に出力する。
増幅部103によりSPAD和信号S32を増幅したリミッティングアンプ信号S33が生成され、計測部104に出力される。計測部104はリミッティングアンプ信号S33の電圧が所定の閾値Vthに達したタイミングtcを計測し、タイミングtcを示すデジタル信号を生成して一時的に記憶する。
一方、所定時間経過後に、測定対象物MTで反射された反射パルス光RPが受光部101により受光される。反射パルス光RPを受光することにより受光部101からはSPAD和信号S41が出力されるそして、変換部102は、電流パルスであるSPAD和信号S41を電圧パルスのSPAD和信号S42に変換して増幅部103に出力する。
増幅部103によりSPAD和信号S42を増幅したリミッティングアンプ信号S43が生成され、計測部104に出力される。計測部104は、リミッティングアンプ信号S43の電圧が所定の閾値Vthに達したタイミングtdを計測し、タイミングtdを示すデジタル信号を生成して一時的に記憶する。そして、計測部104は、タイミングtcおよびタイミングtdを示すデジタル信号を例えば時分割多重して算出部40に出力する。
算出部40は、計測部104から入力されるタイミングtcおよびタイミングtdとの差分(td−tc)を求める。そして、算出部40は、パルス光の飛行時間TTOFに相当する差分(td−tc)に対して光速を乗算し、乗算結果を2で除算することにより測定対象物MTまでの距離を算出して一連の処理を終了する。
以上、説明したように、本開示の測距装置は、少なくとも1つの計測ユニット(例示した第1計測ユニット10)を備えていればよく、必ずしも計測ユニットを2個備えている必要はない。なお、測距装置が3個以上の計測ユニットを備え、多点の測距が並列的になされるようにしてもよい。上述した変形例1において、時間的に先に取得されるタイミングtcを算出部40が記憶するようにしてもよい。
「変形例2」
次に、変形例2について説明する。受光部101で受光される反射パルス光RPの光強度は、測定対象物MTまでの距離や測定対象物MTの反射率などの条件によって変化する。伝送信号(パルス光)は完全な三角波ではなく、信号の立ち上がりおよびパルス頂上付近で時間に対する電圧変化量が小さくなる。図6に示すように、反射パルス光RPの光強度が弱い場合には、光強度が強いレベルの反射パルス光RPの場合と比べて所定の閾値Vthに達する時間がΔtb(=tb'−tb)分遅れてしまう。この誤差Δtbにより測定対象物MTまでの距離が長く算出され、測距の精度に影響を与えるおそれがある。なお、受光部201により受光される基準パルス光SPの光強度の変動は少ないものの誤差Δtaが生じ得る。図7に示すように、算出部40で計測される飛行時間tTOFは、真の飛行時間TTOFとは(Δtb-Δta)分だけ異なった値となるため、高い距離分解能を得るためには誤差量(Δtb-Δta)を補正する必要がある。
誤差量(Δtb-Δta)を補正する方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。図2に例示した通り、受光部101から出力されるSPAD和信号は、フォトン数に応じて波高値が変わるだけで波形そのものは略同じであるので、反射パルス光RPの波高値を測定すれば、フォトン数を得ることができる。例えばフォトン数とΔtbとを対応付けたテーブルを用意しこのテーブルを参照することで、得られたフォトン数からΔtbを見積ることができる。上述したように、基準パルス光SPの光強度の変動は少ないので誤差Δtaを0若しくは一定値として考えれば、誤差量(Δtb-Δta)を得ることができる。そして、得られた誤差量(Δtb-Δta)を飛行時間tTOFから減算することにより、真の飛行時間TTOFを得、これに光速を乗算し乗算結果を2で除算することで正確な距離を算出することができる。以上のような補正処理は、算出部40が実行してもよく、マイクロコンピュータ等の制御部が実行してもよい。本開示の測距装置において上述した補正処理を実行することによりさらに測距精度を向上させることができる。
「その他の変形例」
その他の変形例について説明する。反射パルス光RPを処理する系と基準パルス光SPを処理する系、すなわち、第1計測ユニット10の構成および第2計測ユニット20の構成は等長配線とし同一の構成とすることが好ましいが、異なる構成であってもよい。例えば、第2計測ユニット20の受光部201は、比較的強い光強度の基準パルス光SPを受光するので、必ずしもSPADを使用せずにPD(Photo Diode)等で構成してもよい。また、受光部201の構成に応じて受光部201より後段の構成を適宜変更してもよい。例えば、変換部202から出力される信号のレベルが十分である場合には、増幅部203の構成がなくてもよい。さらに、受光部201の特性に応じてハーフミラーHMの透過度等を適宜変更してもよい。
フォトンカウント型受光素子は、SPADに限定されることなく、受光フォトン数に応じた信号を出力する他の受光素子を使用することもできる。また、受光部101は、複数のSPAD105を2次元(3次元でもよい)に電気的に接続すればよく、その接続態様は並列接続に限らず適宜、変更できる。SPAD105を構成するクエンチング抵抗107や変換部102、変換部202は、抵抗に限らずトランジスタ等の他の回路素子でもよい。
増幅部103は、リミッティングアンプ等の非線形増幅器に限定されることはない。例えば、増幅率が異なる複数の増幅器を設け、SPAD和信号の電圧に応じて異なる増幅率でもって増幅がなされるようにしてもよい。増幅部203についても同様である。
計測部104は、TDCに限定されることはない。例えば、所定の波形の減衰波形と、当該所定の波形を遅延反転させた波形とを足し合わせてゼロクロス点(タイミングta等に相当)を検出するCFD(Constant Fraction Discriminator)等を使用してもよい。計測部204についても同様である。
上述した一実施形態および変形例に係る測距装置1,2は、説明した全ての構成を備える必要はなく、任意の構成を追加、削除してもよいし、ある構成要素の機能を他の構成要素の機能に統合することも可能である。
例えば、測距装置1,2は、投光部30を備えなくてもよい。測距装置1,2は、算出部40を備えなくてもよい。測距装置1,2は、投光部30および算出部40の一方のみを備えていてもよい。
算出部40の機能を計測部104または計測部204が担うようにしてもよい。例えば、計測部204から計測部104に対してタイミングtaを示す信号が入力されるように構成する。そして、計測部104がタイミングta、tbから飛行時間TTOFを求め、飛行時間TTOFに光速を乗算して測定対象物MTまでの距離を算出するようにしてもよい。
本開示の測距装置は、測距装置単体としてではなく、各種の機器に組み込まれて使用されてもよい。例えば、プロジェクタ装置に測距装置が組み込まれてもよい。そして、投影面である壁面の各点に対して測距がなされるようにし、当該壁面の凹凸を識別するようにしてもよい。識別した壁面の凹凸に応じて投影画像の画像データの全体または一部に補正処理(コントラスト改善処理や色調改善処理等)が行われてもよい。また、本開示の測距装置は、ゲーム機器、撮像装置等の各種の電子機器にも適用可能である。
本開示の測距装置は、歩行者や障害物等までの距離を検知し、距離に応じてブレーキを作動させる安全装置にも適用可能である。すなわち、本開示の測距装置は、このような安全装置が使用され得る自動車、電車、飛行機、ヘリコプター、小型飛行体等の移動体にも適用可能である。また、本開示の測距装置は、ロボット(接客用ロボットや災害救助用ロボット、掃除用ロボット等)や防犯装置にも適用可能である。
本開示は、例えば、上述の実施形態において挙げた構成、方法、工程、形状、材料および数値などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料および数値などを用いてもよい。また、本開示は、装置、方法、複数の装置からなるシステム等により実現することができ、一実施形態および変形例で説明した事項は、技術的な矛盾が生じない限り相互に組み合わせることができる。
なお、本開示は、以下のような構成も取ることができる。
(1)
少なくとも1つの計測ユニットを備え、
前記計測ユニットは、
複数のフォトンカウント型受光素子が接続されて成る第1の受光部と、
前記第1の受光部から出力される電流を電圧に変換する第1の変換部と、
前記第1の変換部から出力される電圧を増幅した増幅値を出力し、該増幅値が所定の制限値を超える場合には、該制限値で出力する第1の増幅部と、
前記第1の増幅部からの出力値が所定の閾値に達するタイミングを計測する第1の計測部とを備える測距装置。
(2)
他の計測ユニットを備え、
前記他の計測ユニットは、
第2の受光部と、
前記第2の受光部から出力される電流を電圧に変換する第2の変換部と、
前記第2の変換部からの出力値が所定の閾値に達するタイミングを計測する第2の計測部とを備える(1)に記載の測距装置。
(3)
前記他の計測ユニットは、
前記第2の変換部から出力される電圧を増幅した増幅値を出力し、増幅値が所定の制限値を超える場合には、該制限値で出力する第2の増幅部を備える(2)に記載の測距装置。
(4)
前記第1の受光部は、投光部から投光された光が測定対象物により反射された反射光を受光するように構成され、
前記第2の受光部は、前記投光部から投光された基準光を受光するように構成される(2)または(3)に記載の測距装置。
(5)
前記投光部を備える(4)に記載の測距装置。
(6)
前記第1および第2の計測部により得られるタイミングの差に基づいて、測定対象物までの距離を算出する算出部を備える(2)乃至(5)のいずれかに記載の測距装置。
(7)
前記第1の受光部は、投光部から投光された基準光および前記投光部から投光された光が測定対象物により反射された反射光を受光するように構成される(1)に記載の測距装置。
(8)
前記フォトンカウント型受光素子は、単一のフォトンを受光した後、所定期間内に他のフォトンを受光しても反応しない素子を含む(1)乃至(7)のいずれかに記載の測距装置。
(9)
複数のフォトンカウント型受光素子が接続されて成る第1の受光部が、投光部から投光された基準光および前記投光部から投光された光が測定対象物により反射された反射光のうち、少なくとも前記反射光を受光し、
第1の変換部が、前記反射光の受光に伴って前記第1の受光部から出力される電流を電圧に変換し、
第1の増幅部が、前記第1の変換部から出力される電圧を増幅した増幅値を出力し、増幅値が所定の制限値を超える場合には、該制限値で出力し、
第1の計測部が、前記第1の増幅部からの出力値が所定の閾値に達するタイミングを計測する測距方法。
1,2・・・測距装置
10・・・第1計測ユニット
20・・・第2計測ユニット
30・・・投光部
40・・・算出部
101,201・・・受光部
102,202・・・変換部
103,203・・・増幅部
104,204・・・計測部
MT・・・測定対象物

Claims (3)

  1. 少なくとも1つの計測ユニットと他の計測ユニットとを備え、
    前記計測ユニットは、
    複数のフォトンカウント型受光素子が接続されて成る第1の受光部と、
    前記第1の受光部から出力される電流を電圧に変換する第1の変換部と、
    前記第1の変換部から出力される電圧を増幅した増幅値を出力し、該増幅値が所定の制限値を超える場合には、該制限値で出力する第1の増幅部と、
    前記第1の増幅部からの出力値が所定の閾値に達するタイミングを計測する第1の計測部とを備え、
    前記他の計測ユニットは、
    第2の受光部と、
    前記第2の受光部から出力される電流を電圧に変換する第2の変換部と、
    前記第2の変換部からの出力値が所定の閾値に達するタイミングを計測する第2の計測部と、
    前記第2の変換部から出力される電圧を増幅した増幅値を出力し、増幅値が所定の制限値を超える場合には、該制限値で出力する第2の増幅部とを備え、
    さらに、前記第1および第2の計測部により得られるタイミングの差に基づいて、測定対象物までの距離を算出し、前記第1の受光部により受光されたフォトン数に応じた補正量に基づいて、前記算出した距離を補正する算出部を備える
    測距装置。
  2. 前記第1の受光部は、投光部から投光された光が測定対象物により反射された反射光を受光するように構成され、
    前記第2の受光部は、前記投光部から投光された基準光を受光するように構成される請求項1に記載の測距装置。
  3. 前記投光部を備える請求項2に記載の測距装置。
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