JP4979501B2 - コンロッドレスプレス - Google Patents
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104はヨークで、摺動室102内で上下の摺動面103に接し、横方向に移動自在に挿入されている。
このヨーク104はエキセン軸105に取付けられており、このエキセン軸105が回転すると、ヨーク104が円運動するので、スライド101が昇降させられる。
図3に示すように、上記スライド101の下面には、上ダイホルダ106を介して上金型M1が取付けられている。一方、ベッド107の上面には、下ダイホルダ108を介して下金型M2が取付けられている。そして、ベッド107と下ダイホルダ108との間には、シャットハイト調整機構110が設けられている。
このシャットハイト調整機構110は、クサビ形のウエッジ111をボルト・ナット式等の駆動装置112で前進後退させ、下ダイホルダ108の高さを調整し、上下金型M1,M2間の高さ調整を行うものである。
また、下ダイホルダ108等の取出し時に、プレス外部の台車とベッド面高さ方向の差を、その都度調整する必要があり、手間がかかるという問題がある。
図4において、224はスライドで、225はヨーク、226は主軸である。223は摺動室で、221は上摺動面、222は下摺動面である。ヨーク225は、摺動室223内の上下の摺動面221,222に接触した状態で水平方向に往復動しながら円運動する。そして、シャットハイト調整機構は、スライド224の下面に取付けられている。
このシャットハイト調整機構の詳細は、つぎのとおりである。前記スライド224の底面の下にウエッジホルダー201を上下摺動可能に付勢して取付け、このウエッジホルダー201内に傾斜面で相互に係合する下ウエッジ202と上ウエッジ203 とを重ね合わせ、下ウエッジ202の端面にウエッジホルダー外に回動軸を突き出した雄ねじ204と螺合する雌ねじ205を具えている。そのため回転軸を回動させると、ねじの螺進によってくさび作用が生じて付勢力に抗して上または下へ移動し、主軸226の中心Rからウエッジホルダー201の底面までの距離を増減することができる。
そして、ウエッジホルダー201はスライド224の下部から、ボルト211とスプリング212で吊下げる吊下機構210により取付けられている。
しかも、シャットハイト調整機構の分だけ従動系の重量が増加するので、駆動系や制動機構なども大型化・高出力化せざるを得なくなり、スコッチヨークプレスの特徴であるコンパクト性が失われるとともに、ランニングコストも増加する。
第2発明のコンロッドレスプレスは、第1発明において、前記ヨークを複数備えており、該複数のヨークは、互いに間隔を空けた状態で、前記エキセン軸の軸方向に並んで配設されていることを特徴とする。
第2発明によれば、スライドからの荷重を幅広い位置で受けてエキセン軸に伝えることができるので、偏心荷重に強い構造とすることができる。また、スライドの幅が広くなっても、個々のヨークの幅を狭くすることができるから、従動系の重量増加を抑えることができる。よって、プレスのコンパクト性を維持することができ、ランニングコストの増加も抑制することができる。
図1(A)は本発明の一実施形態に係るコンロッドレスプレスの正面図であり、(B)は(A)のB−B線断面矢視図である。
このエキセン軸5の偏心部5aには、スライド7が取り付けられている。このスライド7には、図1における左右方向の面間を貫通する摺動室7hが形成されており、その摺動室7h内に偏心部5aを収容するように形成されている。
なお、エキセン軸5には、減速機等の駆動機構が連結されており、また、クラッチ、ブレーキ等の制動機構も取り付けられている。
図1に示すように、前記ヨーク6とエキセン軸5の偏心部5aの外周との間には、シャットハイト調整機構10の偏心部材11が設けられている。この偏心部材11は、その軸方向(図1(A)では左右方向)と直交する断面において、外周面(ヨーク6と接する面)の中心と内周面(偏心部5aと接する面)の中心が偏心したスリーブである。
そして、この偏心部材11は、その外周面に沿ってウォームホイール11gが設けられている。なお、ヨーク6内面には、その内周面に沿って溝状の空間が形成されており、偏心部材11のウォームホイール11gはこの溝状の空間内にヨーク6内面と接触しないように配置されている。
しかも、偏心部材11は軽量であるから、シャットハイト調整機構10を設けたことによる従動系の重量増加を抑えることができる。すると、駆動系や制動機構などを大型化・高出力化する必要がないから、プレスのコンパクト性を維持することができ、ランニングコストの増加も抑制することができる。
上記の駆動装置12aおよびウォーム軸12bが特許請求の範囲にいう回転手段である。
すると、スライド7からの荷重が加わったときに、その荷重を幅広い位置で受けてエキセン軸5に伝えることができるから、偏心荷重に強い構造とすることができる。
しかも、一対のヨーク6,6の合計重量は、スライド7と同じ幅を有するヨークに比べて軽量になるから、ヨーク6を含む従動系の重量を抑えることができる。すると、駆動系や制動機構なども小型化・低出力化することが可能となる。
したがって、本実施形態のプレス1をスライド7の幅W1が広い多工程プレスに採用しても、従動系の大型化や重量増加を抑えることができる。よって、駆動系や制動機構などが大型化・高出力化することも抑えることができるから、プレスのコンパクト性を維持することができ、ランニングコストの増加も防ぐことができる。
5 エキセン軸
5a 偏心部
6 ヨーク
7 スライド
7h 摺動室
10 シャットハイト調整機構
11 偏心部材
12 回転手段
Claims (2)
- エキセン軸の偏心部の外周にヨークが回転自在に嵌められ、該ヨークが金型が配設されるスライドに形成された摺動室に摺動自在に嵌められているコンロッドレスプレスであって、
前記ヨークと前記エキセン軸の偏心部との間に両者に対して回転可能に配設された偏心部材と、該偏心部材を回転させる回転手段とからなるシャットハイト調整機構を備えており、
前記回転手段が、前記ヨークに取り付けられている
ことを特徴とするコンロッドレスプレス。 - 前記ヨークを複数備えており、
該複数のヨークは、
互いに間隔を空けた状態で、前記エキセン軸の軸方向に並んで配設されている
ことを特徴とする請求項1記載のコンロッドレスプレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007199632A JP4979501B2 (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | コンロッドレスプレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007199632A JP4979501B2 (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | コンロッドレスプレス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009034701A JP2009034701A (ja) | 2009-02-19 |
JP4979501B2 true JP4979501B2 (ja) | 2012-07-18 |
Family
ID=40437116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007199632A Active JP4979501B2 (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | コンロッドレスプレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4979501B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-07-31 JP JP2007199632A patent/JP4979501B2/ja active Active
Also Published As
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JP2009034701A (ja) | 2009-02-19 |
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