JP4979431B2 - 弾球遊技機の遊技球通路構造 - Google Patents

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Description

本発明は、各々軸周り方向に回転自在で、回転軸方向に交差する一端面が遊技機正面側に向けられた複数の回転体を遊技領域に備え、その遊技領域に設けられた通路入口に到達した遊技球を上記回転体の回転に伴って通路出口側に移動させる弾球遊技機の遊技球通路構造に関するものである。
従来、この種の技術としては特許文献1に記載のものがあった。
これは、遊技球の保持部を有する回転体を2つ並べて配置し、遊技球を一方の回転体から他方の回転体へと受け渡す、というものである。
特開平4−146781号公報
上記従来技術では、2つの回転体は回転軸方向に直交する一端面が遊技機正面側を向いているので、一方の回転体から他方の回転体への遊技球の受け渡しが遊技者から見ることができて楽しむことができるという利点がある。しかし、2つの回転体は同一平面上に配置されており、遊技球の動きは遊技盤面に対して平面的であって単調であり、また、盤面(遊技領域)の有効利用の点でも改善の余地があった。
本発明の課題は、遊技球の動きが単調になることを避け得、面白みを増すことができると共に、遊技領域を有効に利用できる弾球遊技機の遊技球通路構造を提供することにある。
上記課題を解決するための手段を以下に述べる。
各手段は、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本発明の理解を容易にするためであって、本明細書に記載の技術的特徴が以下の各項に記載のものに限定されるものではない。
以下の各手段のうち、(1)項が請求項1に、(2)項が請求項2に、(3)項が請求項3に、(4)項が請求項4に、各々対応する。なお、各手段においては、必要に応じてその作用等についても述べる。
(1)各々軸周り方向に回転自在で、回転軸方向に交差する一端面が遊技機正面側に向けられた複数の回転体及び回転振分け体を遊技領域に備え、該遊技領域に設けられた通路入口に到達した遊技球を前記複数の回転体の回転に伴って通路出口側に移動させた後、当該移動させた遊技球が進入してきたときの回転状態に応じて、前記回転振分け体が当り経路又は外れ経路のうちのいずれかに振分けて導入させる弾球遊技機の遊技球通路構造において、前記複数の回転体の各々と前記回転振分け体とを、遊技機奥側から手前側に向かって位置をずらせて前記遊技領域に配置し、前記複数の回転体は、前記通路入口から進入してきた遊技球を、当該複数の回転体の各々の回転に基づいて、前記遊技領域の延出面に沿う方向の移動をさせてから離脱をさせ、その離脱後に、前記遊技領域の延出面に交差する方向に移動させることを順次行い、前記通路入口から進入してきた遊技球を遊技機奥側から手前側に順次近づけさせ、前記回転振分け体は、当該回転振分け体に進入してきた遊技球の自由落下方向と重ならない位置に、その回転軸の前記遊技領域の延出面に沿う方向における左右の位置が設定されたことを特徴とする弾球遊技機の遊技球通路構造。
遊技領域の延出面に交差する方向とは、遊技機奥行き方向、換言すれば遊技者から見て遠近方向を指す。また、遊技領域の延出面に沿う方向とは、遊技領域の上下及び/又は左右方向を指す。遊技機奥側とは遊技者とは反対側を指し、また手前側とは遊技者側を指す。なお、遊技領域は遊技盤の盤面に形成されており、したがって遊技領域の延出面に、交差する方向及び沿う方向と、遊技盤の盤面に、交差する方向及び沿う方向とはほぼ同様である。
(2)前記複数の回転体の各々と前記回転振分け体とは、前記遊技領域の上方側から下方側に向かって位置をずらせて配置され、1の前記回転体から離脱させた遊技球を、他の前記回転体又は前記回転振分け体の上方に向かって移動させる通路部を設けたことを特徴とする(1)項に記載の弾球遊技機の遊技球通路構造。
(3)前記複数の回転体は第1回転体及び第2回転体からなり、前記第1回転体及び前記回転振分け体は同じ方向に回転し、前記第1回転体及び前記回転振分け体に対して前記遊技領域の上下方向における中間に位置する前記第2回転体は、前記第1回転体及び前記回転振分け体の回転方向とは反対方向に回転することを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の弾球遊技機の遊技球通路構造。
(4)前記複数の回転体は第1回転体及び第2回転体からなり、当該第2回転体は、前記第1回転体が2回転する間に1回転するように設定されたことを特徴とする(1)項、(2)項又は(3)項に記載の弾球遊技機の遊技球通路構造。
(1)項に記載の発明によれば、遊技球が3次元空間で動き回るので、遊技球の動きが単調になることを避け得、面白みを増すことができると共に、遊技領域を有効に利用できる。特に、遊技機奥側から手前側に順次近づいてくる(遊技者に対して迫りくる)遊技球移動・回転体回転演出が行えるという効果がある。また、回転振分け体における、いわゆる球噛みの発生を防止できる。
(2)項に記載の発明によれば(1)項に記載の発明において、(3)項に記載の発明によれば(1)項又は(2)項に記載の発明において、(4)項に記載の発明によれば(1)項、(2)項又は(3)項に記載の発明において、各々更に面白みを増すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明が適用されたパチンコ機の遊技盤の盤面構成例を示す図である。
図示するように、盤面1にはレール2が取り付けられており、このレール2の内側には、遊技領域3が形成されている。レール2は、図示しないハンドルの操作により発射された遊技球(図示せず)が盤面1の左側上部から遊技領域3内へ打ち込まれるように案内する。
遊技領域3には種々の遊技領域構成部品が設けられている。
すなわち、遊技領域3のほぼ中央には、特定遊技領域構成部品、ここでは任意の画像を表示する液晶表示器等からなる画像表示器4が配置されている。この画像表示器4は、遊技中に図柄等、遊技者に遊技上種々の演出効果を与える画像を表示する他、パチンコ機が稼働していない時にはそのパチンコ機の使用方法を説明したり、任意の宣伝画像を表示したりする等、様々な画像を表示できる。
この画像表示器4の周囲には、センタ役物5が配置されている。センタ役物5は、画像表示器4を囲む位置を装飾するが、主に遊技全体の流れの中で遊技球の入賞を容易にし得る機能を有し、また遊技を演出する機能を有する。
また遊技領域3には、センタ役物5の位置を基準として、下方及びその両側には始動入賞口6が、上方には上大入賞口7が、下方の始動入賞口6の直下には下大入賞口8が、各々設けられている。その他、いくつかの一般入賞口9が遊技領域3に設けられている。入賞口6〜9に入賞(入球)すると賞球が獲得される。なお7aは、上大入賞口7を開放する羽根である。
上,下大入賞口7,8は、図1では閉じた状態を示しているが、開放時には、他の入賞口6,9よりも入賞が著しく容易な形態となるように、ここでは入賞開口が著しく大きくなるように構成されている。したがって遊技者は、上,下大入賞口7,8の開放時には一般入賞口9や始動入賞口6の入賞時よりも多くの賞球を獲得し得る。
更に、遊技領域3(センタ役物5内)には、後述する遊技球振分け機構が設けられた箇所に、後述する当り経路及び外れ経路への入口等が各々開口している(図1においては符号が省略されている)。
遊技領域3の左右側には、各々サイドランプ10が設けられている。ゲート11や風車12も遊技領域3の適所に設けられている。
遊技領域3の最下部には、入賞しなかった遊技球を回収するアウト口13が設けられている。
更に、上記各部品2,4〜12やアウト口13を避けた適宜箇所には、多数の遊技釘14(一部のみ図示)が打ち込まれている。
なお、遊技領域3は透明ガラス板(図示せず)により覆われ、遊技球が遊技領域3から離脱することはない。
本発明による遊技球通路構造は、このような遊技領域3に設けられた回転演出機構(図1中、破線で囲んだ領域21内に示す。)及び、これに連結する遊技球振分け機構(同じく破線で囲んだ領域22内に示す。)に適用されている。
ここで、回転演出機構21は、矢印アに示すように、その入口21aに到達した遊技球を、詳細を後述する回転体、本実施形態では正面に装飾が施された装飾回転体の回転に伴って遊技球振分け機構22の上方に移送し、その上方入口22aに進入させる機構である。
この場合、遊技球は、遊技領域3の延出面(換言すれば盤面1)に交差する方向、つまり遊技機奥行き方向(遊技者から見て遠近方向)に移動しながら、遊技領域3の延出面に沿う方向、つまり遊技領域3の上下及び/又は左右方向に移動して、遊技球振分け機構22の上方に移送される。図示例では、遊技球は遊技機奥側から手前側(遊技者側)に移動しながら、遊技領域3の下方向及び左右方向に移動して、遊技球振分け機構22の上方に移送される。
また遊技球振分け機構22は、上方入口22aに進入してきた遊技球を、その上方入口22a進入時の、詳細を後述する回転振分け体の回転駆動状態に応じて特定の領域、ここではVゾーンを通過(V入賞)させて賞球を獲得させ得る当り経路、又はVゾーンを通過させることのない外れ経路(共に図示せず)のうちのいずれかに振分け導入させる機構である。
以下、図2〜図4を参照して上記回転演出機構21及び遊技球振分け機構22の具体例を説明する。
図示例では、回転演出機構21及び遊技球振分け機構22は1ユニット化されている。
図2〜図4は、1ユニット化された回転演出機構21及び遊技球振分け機構22(回転演出・遊技球振分け機構ユニットUT)の一例を取り出し拡大して示す図で、図2は正面図、図3は斜視図、図4は分解斜視図である。なお、各図の拡大率は異にしている。
まず回転演出機構21について説明する。
回転演出機構21は、入口21a,出口21b、第1,第2装飾回転体23,24及びその駆動装置(図示せず)、並びにこれら装飾回転体23,24及び駆動装置等を取り付ける第1,第2取付台25,26を備えて構成されている。
上記第1,第2装飾回転体23,24は、各々回転軸方向に交差する一端面(正面)をパチンコ機正面側に向けて、第1,第2取付台25,26に各別に回転自在に取り付けられ、上記駆動装置によって回転駆動される。第1,第2装飾回転体23,24の正面には所望の意匠、例えば平面的な模様やキャラクタが描かれ、あるいは浮彫り等による装飾等が施されている。
上記駆動装置はモータ及び歯車機構等によって構成されるが、2つの装飾回転体23,24に各別に設けてもよく、あるいは1つの駆動装置を2つの装飾回転体23,24に共用させてもよい。
本実施形態では、第2装飾回転体24は、第1装飾回転体23が2回転する間に1回転するように設定されている。
第1,第2装飾回転体23,24は、その回転により、上記第1,第2取付台25,26に形成されたリブ状の仕切り27及び連絡口28によって形成された遊技球通路31の入口31a側から出口31b側(遊技球振分け機構22の上方入口22a側)に向けて遊技球を送る。なお図示例では、第1装飾回転体23は時計回りに回転し、第2装飾回転体24は反時計回りに回転する。
上記第第1,第2装飾回転体23,24は、各々外周面に3つの遊技球保持部29が等間隔に切欠き形成され、第1,第2装飾回転体23,24に向かって進入してきた遊技球を、最初に対向する遊技球保持部29で保持して軸周り方向に移動させるように構成されている。そして、遊技球保持部29に保持した遊技球を、同遊技球保持部29が各々予め定められた回転角度に達したときにその遊技球保持部29から離脱するように構成されている。
回転演出機構21における遊技球通路(符号省略)は、回転演出機構21の入口21a(通路入口31a)に到達した遊技球BLを上述したような動きを伴わせて回転演出機構21の出口21b、つまり上方入口22aに進入させるまでの通路であり、その詳細は後述する。
次に遊技球振分け機構22について説明する
遊技球振分け機構22は、その上方入口22aから進入してきた遊技球を、上記当り経路又は外れ経路(共に図示せず)のいずれかに振り分ける機構である。
遊技球振分け機構22は、上方入口22a、当り開口33、外れ開口34、回転振分け体32及びその駆動装置(図示せず)、並びにこれら回転振分け体32及び駆動装置等を取り付ける第3取付台35とを備えて構成されている。
なお、当り開口33、外れ開口34は、回転振分け体32の他端面(裏面)に近接対向する回転振分け体取付面33に穿設されている。
上記回転振分け体32は、回転軸方向に交差する一端面(正面)をパチンコ機正面側に向けて、第3取付台35に回転自在に取り付けられ、上記駆動装置によって回転駆動される。回転振分け体32の正面には、第1,第2装飾回転体23,24の場合と同様に所望の意匠が施されている。
上記駆動装置はモータ及び歯車機構等によって構成されるが、回転振分け体32に独立して設けてもよく、あるいは上記2つの装飾回転体23,24に共用されている駆動装置を、この回転振分け体32にも共用させるように構成してもよい。
なお本実施形態においては、回転振分け体32の回転軸の図中左右方向の位置が、上方入口22aからの遊技球の自由落下方向(垂線)と重ならない位置に設定されている。図示例では、回転振分け体32の回転軸の左右方向の位置を、上方入口22aの左右方向の位置に対して右側にずらした位置に設定されている。上方入口22aに遊技球が連なって待機した場合に、上方入口22a及び回転振分け体32間における、いわゆる球噛みの発生を防止するためである。
回転振分け体32は、その回転により、上記第3取付台35に形成されたリブ状の仕切り27、上方入口22a、当り開口33、外れ開口34によって形成された遊技球振分け機構22における遊技球通路(符号省略)の入口から出口(上方入口22aから当り開口33又は外れ開口34)に向けて遊技球を送る。
回転振分け体32は、外周面に2つの外れ球保持部36と1つの当り球保持部37とが等間隔に切欠き形成され、時計回り(図3中、矢印イ参照)に回転する。
このような遊技球振分け機構22は、進入してきた遊技球を、回転振分け体32の最初に対向する外れ球保持部36又は当り球保持部37で保持して時計回りに移動させるように構成されている。そして、外れ球保持部36に保持した遊技球を、その外れ球保持部36が外れ経路の入口(外れ開口34)に対向した際にその外れ経路に導入させ、また、当り球保持部37に保持した遊技球を、その当り球保持部37が下方に向いたときに当り経路の入口(当り開口33)内に導入させるように構成されている。
遊技球振分け機構22における遊技球通路(符号省略)は、遊技球振分け機構22の入口、つまり遊技球振分け機構22への上方入口22aに到達した遊技球を、上述したような動きを伴わせて遊技球振分け機構22の出口となる当り開口33又は外れ開口34に進入させるまでの通路であり、その詳細は後述する。
以上のように構成された回転演出機構21及び遊技球振分け機構22(回転演出・遊技球振分け機構ユニットUT)において、遊技球通路構造は次のように構成されている。
すなわち、本実施形態において遊技球通路構造は、その入口31a側から出口31bまでの移動過程において、遊技領域3の延出面に交差する方向の移動と、同遊技領域3の延出面に沿う方向の移動とを含んで、遊技球を移動させる遊技球通路31を備えてなる。
この遊技球通路31は、遊技領域3の延出面に交差(図示例ではほぼ直交)する方向と、同遊技領域3の延出面に沿う方向の2種類の通路部が組み合わされて入口31a及び出口31b相互間が連結され、この入口31aから出口31bに向かって遊技球が移動されるように構成されている。以下、遊技領域3の延出面に交差する方向の通路部をZ軸方向通路部、略してZ通路部と称し、同じく沿う方向の通路部をX,Y軸方向通路部、略してXY通路部と称する。
このような遊技球通路31について、図4を参照して更に詳しく説明する。
図4に示す例において、遊技球通路31は、第1〜第3取付台25,26,35に形成された仕切り27、連絡口28、上方入口22a、当り開口33及び外れ開口34によって形成され、第1XY通路部41、第1Z通路部42、第2XY通路部43、第2Z通路部44、第3XY通路部45、第3Z通路部46及び第4Z通路部47を備えて構成されている。
これら通路部41〜47のうち、第1XY通路部41、第1Z通路部42、第2XY通路部43及び第2Z通路部44は、回転演出機構21における遊技球通路(符号省略)を構成する。また、第3XY通路部45、第3Z通路部46及び第4Z通路部47は、遊技球振分け機構22における遊技球通路(符号省略)を構成する。
本実施形態における遊技球通路31は、回転演出機構21における遊技球通路(符号省略)及び遊技球振分け機構22における遊技球通路(符号省略)を連結してなる遊技球通路である。
以下、各通路部41〜47について詳述する。
まず第1XY通路部41は、遊技球通路31の入口31a(回転演出機構21の入口21a)から図中右方向に向かい、第1装飾回転体23の回転軸回りを時計回りにほぼ半周して同第1装飾回転体23を抜け、その終端に至る通路部である。
第1Z通路部42は、第1XY通路部41の終端から遊技機手前側に向かい、連絡口28を通って終端(第2装飾回転体24)に至る通路部である。
第2XY通路部43は、第1Z通路部42の終端から第2装飾回転体24の回転軸回りを反時計回りにほぼ1/4周して同第2装飾回転体24を抜け、図中左方に向かってその終端に至る通路部である。
第2Z通路部44は、第2XY通路部43の終端から遊技機手前側に向かい、上方入口22aを通って終端(遊技球振分け機構の回転振分け体32)に至る通路部である。
第3XY通路部45は、第2Z通路部44の終端から回転振分け体32の回転軸回りを時計回りにほぼ1/4周して外れ経路に通ずる外れ開口34に対向し、あるいはほぼ半周して当り経路に通ずる当り開口33に対向する通路部である。
第3Z通路部46は、第3XY通路部45の外れ開口34に対向する位置から外れ開口34を通って外れ経路に向かう通路部である。
第4Z通路部47は、第3XY通路部45の当り開口33に対向する位置から当り開口33を通って当り経路36に向かう通路部である。
なお、第1XY通路部41中の第1装飾回転体23部分を除いた箇所と、第2XY通路部43中の第2装飾回転体24部分を除いた箇所は、各々遊技球進行方向に向かって下り勾配に形成されている。したがって遊技球は、これらの箇所において定められた方向に自重で転動移動する。
また、第1,第2Z通路部42,44は、遊技機奥側から手前側に向けて下り勾配に形成されている。したがって、この第1,第2Z通路部42,44における遊技球の移動は、遊技機奥側から手前側(遊技者側)への移動となる。
第4Z通路部47は、第1,第2Z通路部42,44とは逆方向の下り勾配が形成され、ここでの遊技球の移動は、遊技機手前側(遊技者側)から奥側への移動となる。
外れ球保持部36は、その奥行き方向の内周面がパチンコ機奥側に向けてやや広げられているので、そこからの遊技球は遊技機手前側(遊技者側)から奥側へ自重で転動する。したがって、第3Z通路部46における遊技球の移動も、遊技機手前側(遊技者側)から奥側への移動となる。
上記第1装飾回転体23、第2装飾回転体24及び回転振分け体32は、以上述べた遊技球通路31の構成を可能とするため、図4から分かるように、遊技機奥側から手前側(遊技者側)に向かって第1装飾回転体23、第2装飾回転体24及び回転振分け体32の順序で位置をずらせて配置されている。
以上の説明から分かるように、本実施形態における遊技球通路31は、遊技機奥行き方向(遊技者から見て遠近方向)と遊技領域3の上下及び/又は左右方向の2種類の通路部が組み合わされて入口31a及び出口31b相互間が連結され、遊技球がこれら両方向の移動を含んで入口31aから出口31bに向かって移動される構成となっている。
これにより遊技球は、変化の富んだ動きをしながらVゾーンに至る当り開口33に進入し得る回転振分け体32まで導かれる。特に、奥側から手前側に順次近づいてくる(遊技者に対して迫りくる)という遊技球移動演出が行える。更に、図示例によれば、外れ開口34や当り開口33へのZ通路部(第3,第4Z通路部46,47)おける移動のみが手前側から奥側になっている。したがって、遊技球は奥側から手前側に順次近づいてきて、最後は奥側に移動するという変化に富んだ移動演出が行える。
この間、正面に所望の意匠が施された第1,第2装飾回転体24及び回転振分け体32が回転しているので、回転体回転演出も行え、回転演出機構21及び遊技球振分け機構22において、変化に富み面白みが倍加された遊技球移動・回転体回転演出が行える。
次に、上述実施の形態の動作について図1、図2及び図4を参照して説明する。
図1において、遊技球(図示せず)が遊技領域3内に打ち込まれ、3つある始動入賞口6のいずれかに入賞すると大当り抽選が行われ、この大当り抽選に当ると上大入賞口7が開放する。これにより遊技球が上大入賞口7に入賞すると、その遊技球は図中左右のいずれかの方向に振分け移動される。
いま遊技球が右方向に移動した場合には、予め定められた条件を満たすことによって、概ね矢印アに示す経路で通路入口31aに到達する。
通路入口31aに到達した遊技球BLは、第1XY通路部41の導入部分を自重で転動走行して第1装飾回転体23に至り、第1装飾回転体23の最初に対向した遊技球保持部29内に落下、保持される。そして、時計回りにほぼ半周してその遊技球保持部29から離脱し、第1XY通路部41の終端に至る。第1装飾回転体23の遊技球保持部29内への遊技球の落下、保持は、第1装飾回転体23外周の切欠き開口(切欠きの正面)から行われる。
第1XY通路部41の終端、つまり第1Z通路部42の入口に至った遊技球は、その位置から遊技機手前側に向かい、連絡口28を通って第1Z通路部42の終端に至る。
第1Z通路部42の終端に至った遊技球は、第2装飾回転体24の最初に対向した遊技球保持部29内に落下、保持される。そして、反時計回りにほぼ1/4周して遊技球保持部29から離脱し、第2XY通路部43の終端に至る。第2装飾回転体24の遊技球保持部29内への遊技球の落下、保持は、第2装飾回転体24の切欠きの側方から行われる。
第2XY通路部43の終端、つまり第2Z通路部44の入口に至った遊技球は、その位置から遊技機手前側に向かい、遊技球振分け機構22の上方入口22aを通って第2Z通路部44の終端に至る。
第2Z通路部44の終端(遊技球振分け機構の回転振分け体32)に至った遊技球は、回転振分け体32の最初に対向した外れ球保持部36又は当り球保持部37内に落下、保持される。
遊技球が外れ球保持部36内に落下、保持された場合には、時計回りにほぼ1/4周して外れ開口34に対向すると、その外れ球保持部36から離脱し、外れ開口34を通って外れ経路に導入される。遊技球が当り球保持部37内に落下、保持された場合には、ほぼ半周して当り経路に通ずる当り開口33に対向すると、その当り球保持部37から離脱し、当り開口33を通って当り経路に導入される。回転振分け体32の外れ球保持部36又は当り球保持部37内への遊技球の落下、保持は、回転振分け体32の切欠きの側方から行われる。
遊技球が当り経路に導入されるとVゾーンを通過する。遊技球22がVゾーンを通過すると、下大入賞口8の所定の開放動作を何回(ラウンド)繰り返すかを決定するラウンド抽選が行われる。その後、下大入賞口8は、ラウンド抽選の結果に従った回数分、開放動作を繰り返すもので、遊技者は一般入賞口9や始動入賞口6の入賞時よりも多くの賞球を獲得可能である。
ラウンド抽選を、上記大当り抽選と同時に行うようにしてもよい。この場合、ラウンド抽選結果は一時記憶され、遊技球22がVゾーンを通過した場合に有効とされて読み出され、下大入賞口8は、その読み出されたラウンド抽選結果に従った回数分、開放動作を繰り返す。
ラウンド回数(ラウンド抽選結果に従った大入賞口開放動作回数)に、上記上大入賞口7の開放動作1回分を含めるか否かは適宜定められる。
遊技球が外れ経路に導入されると、Vゾーンを通過することはなく、下大入賞口8は開放動作しない。
なお、当り経路36内に導入された遊技球も、外れ経路内に導入された遊技球も、最終的には盤面1の裏面側で共通に回収される。
以上述べたように本実施形態では、遊技球通路31を、遊技領域3の延出面に交差する方向(遊技機奥行き方向:遊技者から見て遠近方向)と、同遊技領域3の延出面に沿う方向(遊技領域3の上下及び/又は左右方向)との2種類の通路部を組み合わせて入口及び出口相互間を連結して構成した。つまり遊技球を、上記交差する方向及び沿う方向の移動を含んで入口から出口に向かって移動する構成とした。したがって本実施形態によれば、次のような効果を発揮できる。
すなわち遊技球は、変化の富んだ動き(3次元空間における動き回り)をしながらVゾーンに至る当り開口33に進入し得る回転振分け体32まで導かれる。特に、奥側から手前側に順次近づいてきて、最後は奥側に移動するという変化に富んだ移動演出が行える。
この間、正面に所望の意匠が施された第1,第2装飾回転体24及び回転振分け体32が回転しているので、これらによる回転演出も行え、回転演出機構21及び遊技球振分け機構22において、変化に富み、面白みが倍加された遊技球移動・回転体回転演出が行える。
また、回転振分け体32の回転軸の図2中、左右方向の位置を、上方入口22aからの遊技球の自由落下方向(垂線)と重ならない位置に設定したので、上方入口22aに遊技球が連なって待機した場合に、上方入口22a及び回転振分け体32間における、いわゆる球噛みの発生を防止するできる。
本発明が適用されたパチンコ機の遊技盤の盤面構成例を示す図である。 図1中の要部を取り出し拡大して示す正面図である。 同じく斜視図である。 同じく分解斜視図である。
符号の説明
3:遊技領域、4:画像表示器(特定遊技領域構成部品)、5:センタ役物、6:始動入賞口、7:上大入賞口、8:下大入賞口、21:回転演出機構、22:遊技球振分け機構、22a:上方入口、23,24:装飾回転体、25,26,35:取付台、27:仕切り、28:連絡口、29:遊技球保持部、31:遊技球通路、31a:通路入口、31b:通路出口、32:回転振分け体、33:当り開口、34:外れ開口、36:外れ球保持部、37:当り球保持部、41,43,45:XY通路部(X,Y軸方向通路部)、42,44,46,47:Z通路部(Z軸方向通路部)、BL:遊技球。

Claims (4)

  1. 各々軸周り方向に回転自在で、回転軸方向に交差する一端面が遊技機正面側に向けられた複数の回転体及び回転振分け体を遊技領域に備え、該遊技領域に設けられた通路入口に到達した遊技球を前記複数の回転体の回転に伴って通路出口側に移動させた後、当該移動させた遊技球が進入してきたときの回転状態に応じて、前記回転振分け体が当り経路又は外れ経路のうちのいずれかに振分けて導入させる弾球遊技機の遊技球通路構造において、
    前記複数の回転体の各々と前記回転振分け体とを、遊技機奥側から手前側に向かって位置をずらせて前記遊技領域に配置し、
    前記複数の回転体は、前記通路入口から進入してきた遊技球を、当該複数の回転体の各々の回転に基づいて、前記遊技領域の延出面に沿う方向の移動をさせてから離脱をさせ、その離脱後に、前記遊技領域の延出面に交差する方向に移動させることを順次行い、前記通路入口から進入してきた遊技球を遊技機奥側から手前側に順次近づけさせ、
    前記回転振分け体は、当該回転振分け体に進入してきた遊技球の自由落下方向と重ならない位置に、その回転軸の前記遊技領域の延出面に沿う方向における左右の位置が設定されたことを特徴とする弾球遊技機の遊技球通路構造。
  2. 前記複数の回転体の各々と前記回転振分け体とは、前記遊技領域の上方側から下方側に向かって位置をずらせて配置され、
    1の前記回転体から離脱させた遊技球を、他の前記回転体又は前記回転振分け体の上方に向かって移動させる通路部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の遊技球通路構造。
  3. 前記複数の回転体は第1回転体及び第2回転体からなり、前記第1回転体及び前記回転振分け体は同じ方向に回転し、前記第1回転体及び前記回転振分け体に対して前記遊技領域の上下方向における中間に位置する前記第2回転体は、前記第1回転体及び前記回転振分け体の回転方向とは反対方向に回転することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機の遊技球通路構造。
  4. 前記複数の回転体は第1回転体及び第2回転体からなり、当該第2回転体は、前記第1回転体が2回転する間に1回転するように設定されたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の弾球遊技機の遊技球通路構造。
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