JP4979165B2 - 磁気抵抗素子の感応特性評価装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば半導体からなるウエハに集積して形成された磁気抵抗素子の感応特性を評価する評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の磁気抵抗素子は内部の磁化方向に対する外部磁界の横切り方向により、その電気抵抗が変化することから、その内部の磁化方向を二値の情報に対応させることで、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)の1つのメモリセルとしての応用が期待されている。この種のMRAMは、いわゆるDRAMなどの内部メモリやハードディスクなどの外部メモリに比べて優れた性能を発揮することが可能であり、近年、MRAMの開発が盛んに行われている。
【0003】
この種の磁気抵抗素子にはスピン依存トンネル効果(TMR効果)を利用したTMR素子が使用され、TMR素子は主として強磁性層、絶縁層および強磁性層の3層構造をなしている。そして、MRAMの1つのメモリセルを構成するTMR素子は半導体からなるウエハ上に集積して形成されるため、個々のTMR素子の検査、つまり、その感応特性の評価はウエハ上にTMR素子を形成した段階のMRAMの製造途中にて実施するが好ましく、これにより、不良のTMR素子を早期に除外でき、MRAMの歩留まりの向上を図ることができる。
【0004】
ところで、上述したTMR素子の感応特性評価装置はたとえばその一例が特開平9-283578号公報に開示されているが、この公知の評価装置は、一対のソレノイドにより磁極間に形成される磁界に対して、TMR素子からの出力を取出すプローブの配置のみを規定しているに過ぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
それゆえ、公知の評価装置にあっては、ウエハを載置するテーブルを有したXYZステージと、ソレノイドとの関係が具体的ではなく、その実現性に乏しい。すなわち、TMR素子の感応特性評価を高精度に実施するには、ウエハの表面に沿ってTMR素子を横切るような磁界を均一に形成する必要があるが、このためには、ウエハの直上にて一対の磁極を水平方向に対向配置する一方、これら磁極間の磁気ギャップを大きく確保しなければならない。
【0006】
しかしながら、磁気ギャップの拡大に伴い、磁極間に所望の磁界強度を有した均一磁界を安定して発生させるには大径のソレノイドが必要不可欠となり、このようなソレノイドの大径化は、ソレノイドとXYZステージ上のウエハとの干渉を招き、ウエハの移動範囲を大きく制約する。この結果、公知の感応特性評価装置では、ウエハ上の全てのTMR素子に対して感応特性評価を実施するのは非常に困難である。
【0007】
また、高精度な感応特性の評価のためには、TMR素子を横切る磁界を正確に形成し、また、TMR素子に対するプローブの接触を確実に保証すべきであるが、これらを実現するための工夫に関しても、公知の感応特性評価装置は何等開示していない。
本発明は、上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、磁気抵抗素子の感応特性評価を高精度に実施するうえで、高い実現性を有する磁気抵抗素子の感応特性評価装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の磁気抵抗素子の感応特性評価装置は、多数の磁気抵抗素子が形成されたウエハを載置し、このウエハを所定温度まで加熱可能なウエハテーブルと、ウエハテーブルを前後左右上下の3軸方向に加え、水平面内にて回転させることで、ウエハの任意の磁気抵抗素子を検査位置に位置付けて検査対象素子とするテーブル移動手段と、検査位置の上方に配置され、検査対象素子を任意の方向に横切る水平な外部磁界を形成する電磁石ユニットであって、検査位置上方の水平面に配置され、対向する一対のコアおよびこれらコアにそれぞれ装着されたソレノイドを有する電磁石と、各コアから検査位置に向けてそれぞれ延び、ソレノイドよりも下方且つ検査位置の直上方にて互いに近接する先端部及び冷却器を設置する受け面を有した一対の延長磁路形成部材と、一対の延長磁路形成部材における先端部の端面にてそれぞれ形成され、水平方向に互い近接対向した一対の磁極と、一方の磁極に隣接して配置されるセンサホルダに備えられ、一対の磁極間の磁極強度を測定するためのホール素子と、前記センサホルダを備え、前記ホール素子を備えた側の延長磁路形成部材の前記受け面に配置され、ホール素子を冷却する冷却器とを含む電磁石ユニットと、外部磁界に対する検査対象素子の感応出力を取出すためのプローブホルダであって、検査位置にて検査対象素子の入出力端子に電気的に接触可能且つ検査対象素子に所望の入力を印加可能な複数のプローブを含み、これらプローブを一対の磁極間の間隙を通じて支持するプローブホルダとを備える(請求項1)。
【0009】
すなわち、請求項1の電磁石ユニットは、検査位置上方の水平面に配置され、対向する一対のコアおよびこれらコアにそれぞれ装着されたソレノイドを有する電磁石と、各コアから検査位置に向けてそれぞれ延び、ソレノイドの径方向でみて先端同士がソレノイドの外周を越えた検査位置の直上にて磁極として近接対向する延長磁路形成部材とを含んでいる。
【0010】
上述の感応特性評価装置によれば、電磁石の一対の磁極はそのソレノイドの外周よりもウエハテーブル側に位置付けられているので、ウエハテーブル上のウエハはソレノイドと干渉することなく、テーブル移動手段によりウエハ上の任意の磁気抵抗素子を検査位置に位置付け可能となる
【0011】
ホール素子はその出力が温度上昇により変化するが、電磁石ユニットは冷却器を含んでいるので、この冷却器によりホール素子が冷却されることで、ホール素子の出力は電磁石が形成する磁界の強度を正確に示すことになる。
具体的には、冷却器(請求項2)は、前記延長磁路形成部材の前記受け面に密着し、内部に冷媒通路を有した冷却ブロックと、ホール素子の熱を冷却ブロックに伝達する熱伝達経路とを含むことができる。この場合、ホール素子は冷却ブロックにより熱伝達経路を介して冷却され、その温度上昇が抑制される。
【0012】
より好ましくは、冷却ブロック(請求項3)は、各延長磁路形成部材の先端間に跨って装着される形状をなし、上下方向に貫通して一対の磁極間に臨む挿通孔を有する。この場合、冷却ブロックの熱容量が大きく確保され、冷却ブロックはホール素子を効率的に冷却する。
さらに、冷却器の前記センサホルダ(請求項4)は、磁極とホール素子との間に断熱層を含んでいるのが好ましい。この場合、断熱層は、延長磁路形成部材からホール素子に伝達される熱を遮断し、ホール素子の加熱を防止する。
【0013】
プローブホルダ(請求項5,6)は、磁極間にて形成される磁気ギャップまたは冷却ブロックの挿通孔内を延び、その下端面にプローブを備えた中空のプローブ挿入体を有する。このようなプローブ挿入体によれば、延長磁路形成部材や冷却ブロックの存在に拘わりなく、その下端面のプローブを検査対象素子の入出力端子に接触させることができる。
【0014】
さらに、感応特性評価装置は、プローブ挿入体内を通じて検査対象素子およびプローブの先端を撮像する撮像手段をさらに備えることができ、この撮像手段(請求項)は、プローブホルダの上方に配置され、プローブ挿入体と同軸の鏡筒およびCCDカメラを有したカメラユニットと、一端にてカメラユニットを支持する一方、他端を中心としてカメラユニットの水平方向の回動を許容する取付けアーム(回動アーム)とを含む。
【0015】
このようにしてカメラユニットが配置されていると、プローブ挿入体、つまり、プローブホルダの交換時、カメラユニットは取付けアームを介し水平方向に回動されてプローブホルダの上方から退避し、これにより、カメラユニットの存在に拘わりなくプローブホルダへのアクセスが許容される。
感応特性評価装置(請求項)は、装置ベースと、装置ベースと電磁石ユニットとの間を連結し、電磁石ユニットを支持する支柱と、装置ベースに振動吸収部材を介して支持され、テーブル移動手段およびプローブホルダの荷重を受ける載置台とをさらに備えている。この場合、通電時における電磁石ユニットの振動は振動吸収部材により遮断され、電磁石ユニットの振動が載置台に伝達されることはない。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、磁気抵抗素子の感応特性評価装置は装置ベースとしての基台2を備えており、この基台2は複数の伸縮可能な脚4を介してフロアF上に配置されている。なお、基台2の下面には複数のキャスタ6が取付けられ、これらキャスタ6は各脚4が収縮されたときにフロアFに接地し、評価装置の移動を可能にする。
【0017】
基台2上には振動吸収部材として6つのエアクッション8が配置されており、これらエアクッション8に載置台としてのステージ台10が支持されている。ステージ台10の上方にはウエハテーブル12が配置され、このウエハテーブル12の上面は多数の吸着孔(図示しない)を有するサクション面として形成されている。
【0018】
ウエハテーブル12はテーブル移動機構14を介しステージ台10に支持されている。より詳しくは、テーブル移動機構14はその下部にXYステージ16を備え、このXYステージ16がステージ台10上に配置されている。XYステージ16はその上側および下側にそれぞれ可動ステージ18,20を有し、下側の可動ステージ18は直動ガイド24を介してステージ台10に支持され、一方、上側の可動ステージ20は直動ガイド24とは直交する直動ガイド26を介して可動ステージ18上に支持されてている。
【0019】
また、可動ステージ18,20はその直動ガイド24,26と平行に延びるフィードスクリュー28,30(図2参照)を備えており,これらフィードスクリュー28,30はステップモータ32,34にそれぞれ連結されている。ステップモータ32,34はフィードスクリュー28,30を正逆方向に回転させ、これらフィードスクリュー28,30の回転により、上側および下側の可動ステージ18,20は水平面内にて互いに直交する2方向、すなわちXY方向に独立して移動することができ、そして、これら可動ステージ18,20の移動が組み合わされることで、上側の可動ステージ20を所望位置に位置付け可能である。
【0020】
上側の可動ステージ20上にはZ軸ステージ36およびθ軸ステージ38が順次配置され、そして、θ軸ステージ38上に吸着/ヒータユニット40を介して、前述のウエハテーブル12が取付けられている。
Z軸ステージ36はジャッキ機構を内蔵し、θ軸ステージ38を所定の範囲内で昇降させることができる。一方、θ軸ステージ38は吸着/ヒータユニット40とともに、ウエハテーブル12を所定の回転角の範囲内にて回転させることができる。さらに、吸着/ヒータユニット40はその内部にサクション室および電気ヒータ(何れも図示しない)を内蔵し、サクション室はウエハテーブル12の吸着孔にサクション圧を供給し、一方、電気ヒータはウエハテーブル12を所定温度、例えば200℃まで加熱することができる。
【0021】
なお、上述したテーブル移動機構14は測定コントローラ(図示しない)に電気的に接続され、この測定コントローラにより各ステージ18,20,36,38や吸着/ヒータユニット40の動作が制御される。
図2に示すようにウエハテーブル12はP1位置にて、その上面に半導体からなるウエハWの供給を受ける。ウエハWはウエハテーブル12の上面、つまり、サクション面に吸着保持され、そして、ウエハテーブル12を介してたとえば200℃に加熱される。この後、XYステージ16の作動を受け、ウエハテーブル12はウエハWとともに、P1位置からP2位置を経てP3位置に至るような略L字状の移動経路を移動する。ウエハWの移動中、Z軸ステージ36はθ軸ステージ38、すなわち、ウエハテーブル12を降下させているが、P3位置にてウエハテーブル12を上昇させることで、ウエハWの上面を検査位置レベルに位置付けることができる。
【0022】
ここで、ウエハWには、磁気抵抗素子、つまり、前述したTMR素子が集積して形成されており、これらTMR素子は格子状に配列されている。より詳しくは、図3に示すように各TMR素子Eはその近傍に所定の配列パターンにしたがって、たとえば4つの入出力端子Tを備えており、これら入出力端子TはウエハWの上面に露出した状態にある。なお、入出力端子Tを含む個々のTMR素子Eの形成領域はたとえば0.4×0.4mmの領域内に収められている。
【0023】
3位置にあるウエハテーブル12の直上には、図1に示されるような箱状の電磁石ユニット42が配置されており、電磁石ユニット42は、基台2から立設した4本の支柱44に正方形の枠46を介して支持されている。図2でみて、電磁石ユニット42は前述したP2位置とP3位置との間のほぼ中央に位置し、ウエハテーブル12上のウエハWの全てのポイントに磁界を印加可能である。
【0024】
図4および図5に示されるように、電磁石ユニット42は磁性材料からなる正方形のフレーム48を有し、このフレーム48の各内壁からはコア50がそれぞれ突出されている。これらコア50は同一の水平面内に配置され、各コア50にソレノイド52がそれぞれ装着されている。すなわち、互いに対向するコア50およびこれらコア50に装着されたソレノイド52は電磁石を構成し、電磁石ユニット42は2つの電磁石を含んでいる。
【0025】
さらに、各電磁石のソレノイド52は冷却パイプからなる冷却ジャケット54によりそれぞれ囲まれており、これら冷却ジャケット54は冷却パイプに冷媒としての冷却水が供給されることで、対応するソレノイド52を冷却する。
各電磁石においては、その各コア50からフレーム48の中央に向けて延長磁路形成部材、つまり、ヨーク56がそれぞれ延び、これらヨーク56の先端はフレーム48の中央にて近接対向する一対の磁極58を形成し、各電磁石の一対の磁極58はその対向方向が互いに直交する。ここで、各対の磁極58間にはたとえば30mmの磁気ギャップが形成されている。なお、各電磁石は前述した測定コントローラに電気的に接続され、この測定コントローラにより各電磁石への通電が制御される。磁極58は、対向する2極を一組として直交する位置に配置され、合計2組でウエハWの面内に磁界を印加し、2組の磁極が発生する磁界強さの比を変えることにより、任意の方向に磁界を発生させることができる。
【0026】
ヨーク56に関して詳述すると、各ヨーク56はコア50からソレノイド52の外周、つまり、フレーム48の下面を越えて垂直に下降する垂直部分56と、この垂直部分56の下端からフレーム48の中央に向けて水平に延びる水平部分56とを有し、図5から明かなように水平部分56はフレーム48の中央に向けて先細状となっている。したがって、前述した磁極58はソレノイド52の径方向でみて、ソレノイド52の外周よりも下方に位置付けられている。
【0027】
なお、各コア50にはヨーク56側の端部に消磁コイル60がそれぞれ装着され、これら消磁コイル60はヨーク56の残留磁場を除去するために使用される。
さらに、各ヨーク56の先端部にはその上面に磁極58に向けて下方に傾斜した受け面62(図4)が形成され、これらヨーク56の受け面62に冷却ブロック64(図5)が密着した状態で装着されている。
【0028】
冷却ブロック64は熱伝導性に優れた真鍮からなり、図6に示されるように下向きの四角錐台形状をなしている。冷却ブロック64の中央には正方形の挿通孔66が形成され、挿通孔66は冷却ブロック64を上下に貫通している。
挿通孔66内には隣接する一対の内壁にセンサホルダ68がそれぞれ取付けられている。これらセンサホルダ68は長尺なプレート状をなし、冷却ブロック64の上面から下面を越えて延び、冷却ブロック64の下方に突出している。
【0029】
さらに、冷却ブロック64内には冷媒通路70が形成されており、冷媒通路70は冷却ブロック64の対角上に位置した角部にそれれ開口する入口72および出口74を有している。より詳しくは、図7に示されるように冷媒通路70は入口72から一対のセンサホルダ68の近傍を順次通過した後、出口74に向けて延びている。
【0030】
なお、図7中、参照符号76は冷却ブロック64をヨーク56の受け面62に固定するボルトの挿通孔を示し、参照符号78は冷媒通路70の形成に使用した孔を閉塞するためのプラグを示している。
冷媒通路70の入口72および出口74には冷却液の導入管80および排出管82(図5参照)がそれぞれ接続されており、これら導入管80および排出管82が冷却液循環装置(図示しない)に接続されている。したがって、冷却ブロック64は冷却液循環装置により循環される冷却液の供給を受けて冷却される。
【0031】
図8に示されるように、冷却ブロック64が各ヨーク56の受け面62に装着されたとき、冷却ブロック64の上面はヨーク56における水平部分56 の上面と面一となり、そして、冷却ブロック64の下面から突出した一対のセンサホルダ68の下端部は対応するヨーク56の磁極58に隣接して位置付けられる。
図9から明かなように各センサホルダ68は熱伝導性に優れた真鍮製のホルダプレート84を有し、ホルダプレート84は冷却ブロック64の内面からヨーク56の磁極58に亘って密着し、冷却ブロック64に取付けねじ(図示しない)を介して固定されている。ホルダプレート84は耐熱性を有したカバー86により覆われ、カバー86とホルダプレート84との間にて素子基板88の挿入空間が形成されている。素子基板88は熱伝導性に優れた材料からなり、その下端にホール素子90を有している。ホール素子90は磁極58間に形成される磁界強度を測定し、その測定結果が素子基板88を介して測定コントローラに出力される。これにより、測定コントローラはホール素子90からの出力に基づき、電磁石ユニット42における各電磁石への通電を制御し、その磁極58間に所望の水平磁界を形成する。
【0032】
さらに、図9に示されるように磁極58とホルダプレート84との間にはセラミックからなる断熱シート92が配置され、この断熱シート92は磁極58に貼り付けられている。
一方、冷却ブロック64の挿通孔66にはセラミック製のプローブホルダ94が挿通されている。より詳しくは、プローブホルダ94は、挿通孔66に挿通可能なプローブ挿入体96を有し、このプローブ挿入体96はその中央に貫通孔97を有し、中空形状をなしている。プローブ挿入体96の上端は冷却ブロック64から突出し、この上端に取付けフランジ98が一体に形成されている。ブロー挿入体96の下端面はヨーク56における水平部分56 の下面、すなわち、磁極58の下縁と面一に位置付けられ、この下端面から複数のタングステン製のプローブ100が突出されている。これらプローブ100の本数は前述したTMR素子Eにおける入出力端子Tの個数と同数であり、その配列パターンもまた入出力端子Tの配列パターンと同一である。
【0033】
プローブ100はプローブホルダ94を介して測定コントローラに電気的に接続され、また、図8中、参照符号Gはプローブ100の先端間のギャップを拡大して示している。
図8から明らかなようにプローブホルダ94はその取付けフランジ98を介して、取付けプレート102の段付き装着孔に取付けられ、そして、取付けプレート102は複数の支持フィンガ104上に配置されている。より詳しくは、取付けフランジ98は位置決めピン106を介して取付けプレート102に位置決めされ、そして、締付けボルト108のねじ込みによりクリップ110を介して取付けプレート102に保持されている。
【0034】
一方、各支持フィンガ104は電磁石ユニット42の外側からヨーク56を避けた状態で、取付けプレート102に向けて水平に延び、その基端は図1に示されるように水平な支持枠112に取付けられている。支持枠112はたとえば4本の支持ロッド114を介してステージ台10に支持されている。
さらに、図1に示されるようにプローブホルダ94の上方にはカメラユニット116が配置されており、カメラユニット116はズーム鏡筒118と、ズーム鏡筒118の上端に取付けられたCCDカメラ120とを含んでいる。ズーム鏡筒118はプローブ挿入体96の貫通孔97と同軸上に位置した状態でヨーク56により囲まれており、そして、CCDカメラ120はズーム鏡筒118を通じて撮像した画像をモニタ(図示しない)に出力可能である。
【0035】
さらに、図10に示されるように、カメラユニット116はそのズーム鏡筒118の上部が回動アーム122の先端に取付けられ、回動アーム122はその基端がブラケット124に水平面内にて回動可能に取付けられている。ブラケット124は電磁石ユニット42の直上を延び、電磁石ユニット42の側方に配置された支柱126の上端に取付けられている。
【0036】
上述した感応特性評価装置によれば、P3位置に位置付けられたウエハWは、XYステージ16およびθ軸ステージ38の作動を介して所望のTMR素子Eがプローブホルダ94のプローブ100の直下、つまり、検査位置の直下に検査対象素子として位置付けられる。この後、Z軸ステージ36によりウエハW、つまり、その検査対象素子が検査位置に上昇され、この検査位置にて、プローブホルダ94の各プローブ100は検査対象素子の対応する入出力端子Tにそれぞれ接触し、プローブ100と入出端子Tとの電気的な接続が確立される。
【0037】
この際、前述したカメラユニット116のCCDカメラ120にて、プローブ100と入出力端子Tとの間の接触状態がプローブホルダ94の貫通孔97を通じて撮像され、その画像がモニタに出力される。このモニタの出力画像からプローブ100と入出力端子Tとの間の接触状態が不完全であると判定された場合には、測定コントローラを介してウエハWを一旦下降させ、そして、前記接触状態を完全にすべくXYステージ16又はθ軸ステージ38を介してウエハWの位置を微調整し、検査対象素子をその検査位置に正確に位置付ける。
【0038】
この状態で、検査対象素子の所定の入出力端子Tにプローブ100を通じて必要な入力が加えられる一方、電磁石ユニット42の一方の電磁石に通電される。この通電を受けて、電磁石の一対の磁極58間に磁界が形成され、この磁界は検査対象素子を所望の水平方向から横切る。ここで、磁極58間に形成された磁界強度は対応する側のセンサホルダ68のホール素子90により測定され、ホール素子90からの出力により電磁石への通電が制御される結果、磁極58間に所望の磁界を形成することができる。
【0039】
このような外部磁界が検査対象素子を横切ると、検査対象素子における磁気抵抗等の特性が変化し、この変化が所定の入出力端子Tからプローブ100を通じて測定コントローラに出力される。この結果、測定コントローラはプローブ100からの出力結果に基づき、その検査対象素子の感応特性を評価することができる。
【0040】
上述した感応特性は、テーブル移動機構14によりウエハWを移動させ、個々のTMR素子Eを検査位置に位置付けることで、ウエハWの全てのTMR素子Eに対して実施される。ここで、TMR素子Eは格子状に正確に配列されていることから、カメラユニット116は最初のTMR素子Eを検査位置に位置付けるために使用され、この後は、テーブル移動機構14により各TMR素子Eを検査位置に正確に位置付けることができる。
【0041】
前述した各電磁石の磁極58はヨーク56の先端にて形成され、ソレノイド52の外周よりも下方に位置付けられている。それゆえ、ウエハWが移動されても、ソレノイド52がウエハWと干渉することはなく、ウエハWの全てのTMR素子Eに対し、その感応特性の評価を容易に実施可能となる。
また、前述したようにウエハWは感応特性の評価時、200℃の高温に加熱されているため、センサホルダ68のホール素子90もまたウエハWからの熱に晒されることになる。しかしながら、ホール素子90はセンサホルダ68のカバー86により覆われている一方、その素子基板88がホルダプレート84を介して冷却ブロック64に密着した状態にあるので、ホール素子90は冷却ブロック64からホルダプレート84を介して冷却される。これにより、素子基板88上のホール素子90の温度を一定に維持できるので、磁極58間に形成される磁界強度を正確に測定することができる。この結果、検査対象素子を所望の磁界中に置くことができ、検査対象素子の感応特性の評価を高精度に実施可能となる。
【0042】
冷却ブロック64は、各ヨーク56の先端に形成した受け面62に装着される下向きの四角錐台形状をなしているので、ホール素子90の近傍に容易に配置することができ、しかも、その熱容量を大きく確保することができる。それゆえ、冷却ブロック64によるホール素子90の冷却効果は高い。
しかも、磁極58とセンサホルダ68との間には断熱シート92が介在しているで、ウエハWからの熱によりヨーク56が加熱されても、ヨーク56からホール素子90への熱伝達を低減することができる。
【0043】
プロープホルダ94は、冷却ブロック64の挿通孔66内を延びるプロープ挿入体96を有しているので、プローブ挿入体96の下端面にプローブ100を設けることで、ヨーク56や冷却ブロック64の存在に拘わらず、プローブ100を検査対象素子の入出力端子Tに容易に接触させることができる。
さらに、電磁石ユニット42は、支柱44を介して基台2に支持されているので、電磁石ユニット42の重量がステージ台10に加わることはない。それゆえ、ステージ台10を支持するエアクッション8に小形のものを使用することができる。
【0044】
また、電磁石ユニット42の各電磁石はそのソレノイドへの通電に伴い振動するが、この振動はエアクッション8により遮断され、ウエハWやプローブホルダ94に電磁石ユニット42の振動が伝達されることはない。
さらにまた、プローブホルダ94は、感応特性の評価対象となる磁気抵抗素子のタイプ、つまり、その入出力端子の個数および配列パターンに応じたプローブ100を有するものであり、磁気抵抗素子のタイプが異なる場合には対応したプローブホルダ94に交換する必要がある。ここで、プローブホルダ94の上方に位置するカメラユニット116は水平面内にて回動可能であるから、プローブホルダ94の交換時には、カメラユニット116を回動させることで、プローブホルダ94の上方から側方に退避させることができ、この結果、プローブホルダ94の交換を容易かつ迅速に行うことができる。
【0045】
本発明は上述の実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
たとえば、一実施例の場合、コア50から延びるヨーク56は断面L字形をなしているが、この断面L字形に限らず、ヨーク56はコア50から検査位置に向けて真っ直ぐに延びるものであってもよい。
また、冷却ブロック64の形状も、下向きの四角錐台形状に限られるものではない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の磁気抵抗素子の感応特性評価装置(請求項1〜3)によれば、電磁石ユニットの電磁石はその一対のコアから延びる延長磁路形成部材の先端にて磁極が形成されているから、電磁石の一対の磁極をそのソレノイドの外周よりもウエハテーブル側に位置付けることが可能となり、この結果、ウエハはソレノイドと干渉することなく移動することができ、ウエハの個々の磁気抵抗素子を検査位置に容易に位置付けることで、その磁気抵抗素子の感応特性を正確に評価することができる。
【0047】
また、感応特性評価装置はホール素子の冷却を備えているので、ホール素子は磁界強度を正確に測定でき、磁極間に所望の磁界を正確に発生させることができる。さらに、冷却手段が各延長磁路形成部材の先端間に跨って装着される冷却ブロックを備えていれば、この冷却ブロックの熱容量を大きく確保でき、ホール素子を効果的に冷却することができる。
【0048】
さらに、磁極とホール素子との間に断熱層が介在されていれば(請求項)、ホール素子の温度上昇をより効果的に防止することができる。
プローブホルダが中空のプローブ挿入体を有していれば(請求項5,6)、延長磁路形成部材や冷却ブロックの存在に拘わりなく、そのプローブを磁気抵抗素子の入出力端子に正確に接触させることができる。
【0049】
また、プローブホルダの上方に配置されるカメラユニットが側方に退避可能であれば(請求項)、プローブホルダの交換を容易に行うことができる。
さらにまた、電磁石ユニットがウエハテーブルおよびプローブホルダ側と別系統にして支持され、そして、これら支持系統間に振動吸収部材が介在されていれば(請求項)、電磁石ユニットからウエハテーブルおよびプローブホルダに伝達されようとする振動を振動吸収部材により阻止することができるばかりでなく、振動吸収部材に電磁石ユニットの重量が加わらないので、振動吸収部材に小形のものを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の感応特性評価装置を一部破断して示した正面図である。
【図2】図1の感応特性評価装置におけるテーブル移動機構の平面図である。
【図3】 TMR素子の拡大平面図である。
【図4】電磁石ユニットの断面図である。
【図5】電磁石ユニットの平面図である。
【図6】冷却ブロックの側面図である。
【図7】冷却ブロックの底面図である。
【図8】プローブホルダ周辺の断面図である。
【図9】図8中、IX部の拡大断面図である。
【図10】カメラユニットを上方からみた図である。
【符号の説明】
2 基台
10 ステージ台
12 ウエハテーブル
14 テーブル移動機構(テーブル移動手段)
42 電磁石ユニット
50 コア
52 ソレノイド
56 ヨーク(延長磁路形成部材)
58 磁極
64 冷却ブロック
66 挿通孔
68 センサホルダ
70 冷媒通路
84 ホルダプレート
86 カバー
90 ホール素子
92 断熱シート(断熱層)
94 プローブホルダ
96 プローブ挿入体
100 プローブ
116 カメラユニット
122 回動アーム(取付けアーム)
E TMR素子(磁気抵抗素子)
T 入出力端子
W ウエハ

Claims (8)

  1. 多数の磁気抵抗素子が形成されたウエハを載置し、前記ウエハを所定温度まで加熱可能なウエハテーブルと、
    前記ウエハテーブルを前後左右上下の3軸方向に加え、水平面内にて回転させることで、前記ウエハの任意の磁気抵抗素子を検査位置に位置付けて検査対象素子とするテーブル移動手段と、
    前記検査位置の上方に配置され、前記検査対象素子を任意の方向に横切る水平な外部磁界を形成する電磁石ユニットであって、
    前記検査位置上方の水平面に配置され、対向する一対のコアおよびこれらコアにそれぞれ装着されたソレノイドを有する電磁石と、
    前記各コアから前記検査位置に向けてそれぞれ延び、前記ソレノイドよりも下方且つ前記検査位置の直上方にて互いに近接する先端部及び冷却器を設置する受け面を有した一対の延長磁路形成部材と、
    前記一対の延長磁路形成部材における先端部の端面にてそれぞれ形成され、水平方向に互い近接対向した一対の磁極と、
    一方の磁極に隣接して配置されるセンホルダに備えられ、前記一対の磁極間の磁極強度を測定するためのホール素子と、
    前記センサホルダを備え、前記ホール素子を備えた側の前記延長磁路形成部材の前記受け面に配置され、前記ホール素子を冷却する冷却器と
    を含む電磁石ユニットと、
    前記外部磁界に対する前記検査対象素子の感応出力を取出すためのプローブホルダであって、前記検査位置にて前記検査対象素子の入出力端子と電気的に接触可能且つ前記検査対象素子に所望の入力を印加可能な複数のプローブを含み、これらプローブを前記一対の磁極間の間隙を通じて支持するプローブホルダと
    を具備したことを特徴とする磁気抵抗素子の感応特性評価装置。
  2. 前記冷却器は
    前記延長磁路形成部材の前記受け面に密着し、内部に冷媒通路を有した冷却ブロックと、
    前記ホール素子の熱を前記冷却ブロックに伝達する熱伝達経路と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗素子の感応特性評価装置。
  3. 前記冷却ブロックは、
    前記各延長磁路形成部材の先端部間に跨って装着される形状をなし、上下方向に貫通して前記一対の磁極間に臨む挿通孔を有することを特徴とする請求項2に記載の磁気抵抗素子の感応特性評価装置。
  4. 前記冷却器の前記センサホルダは、前記磁極と前記ホール素子との間に断熱層をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の磁気抵抗素子の感応特性評価装置。
  5. 前記プローブホルダは、前記磁極間にて形成される磁気ギャップ内を延び、下端面に前記プローブを備えた中空のプローブ挿入体を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗素子の感応特性評価装置。
  6. 前記プローブホルダは、前記冷却ブロックの前記挿通孔内を延び、下端面に前記プローブを備えた中空のプローブ挿入体を有することを特徴とする請求項3に記載の磁気抵抗素子の感応特性評価装置。
  7. 前記プローブ挿入体内を通じて前記検査対象素子および前記プローブの先端を撮像する撮像手段をさらに備え、
    前記撮像手段は、
    前記プローブホルダの上方に配置され、前記プローブ挿入体と同軸の鏡筒およびCCDカメラを有したカメラユニットと、
    一端にて前記カメラユニットを支持する一方、他端を中心として前記カメラユニットの水平方向の回動を許容する取付けアームと
    を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の磁気抵抗素子の感応特性評価装置。
  8. 装置ベースと、
    前記装置ベースと前記電磁石ユニットとの間を連結し、前記電磁石ユニットを支持する支柱と、
    前記装置ベースに振動吸収部材を介して支持され、前記テーブル移動手段および前記プローブホルダの荷重を受ける載置台と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗素子の感応特性評価装置。
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