JP4977576B2 - 永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法および鉄心 - Google Patents

永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法および鉄心 Download PDF

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本発明は、永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法および鉄心に関するものである。
永久磁石付き回転子の一例を図7,8を用いて説明する。図7は永久磁石付き回転子100の断面を示し、図8は永久磁石120の配置箇所を示す。図7,8において積層鉄心における鋼板110には、六角形の各辺に対応する部位に各辺に沿って延びるスロット115が形成され、各スロット115に永久磁石120がそれぞれ挿入されている。
ここで、積層鉄心を構成する鋼板110の形成の際には、図9に示すように、鋼板PSに対し、6つのスロット115を1回の打ち抜きにて形成する(例えば特許文献1)。
あるいは、鋼板PSに対し、図10に示すように6つのスロットのうちの1個おきに配するスロット115a,115b,115cを第1工程で同時に打ち抜き、図11に示すように残りの3つのスロット115d,115e,115fを第2工程で同時に打ち抜く(例えば特許文献2)。このように、各3つのスロット115a,115b,115cおよび115d,115e,115fを2工程にわたり打ち抜く。
特開2002−84722号公報 特開2006−115613号公報
スロット115の端部と鋼板110の外周面との間隔について言及すると、図12に示すように回転子およびステータによる磁気回路としての第1の永久磁石→第2の永久磁石→ステータ(ステータティース)→第1の永久磁石を通る磁束に対し、各永久磁石における漏れ磁束を少なくする必要から、図7のスロット115の端部と鋼板110の外周面との間隔L100を高精度に小さくする必要がある。
ところが、図9で説明したように6つのスロット115を同時に打ち抜くと、6つのスロット115の位置精度は高いが、金型強度が維持できず金型破損を招く可能性がある。詳しくは、図13,14に示すように、スロットの端部と鋼板の外周面とは位置精度を必要とする箇所であり、6つのスロットを同時に打ち抜けば位置精度は確保できるがパンチによるプレス荷重を支持するため金型強度が不足してしまう。
一方、図10,11で説明したように各3つのスロット115a,115b,115cおよび115d,115e,115fを2工程にわたり打ち抜くと、金型強度を確保することができるが、位置精度が悪く第1工程と第2工程でスロット位置のずれが発生してモータ特性の悪化を招いてしまう。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、金型強度保持とスロット位置精度を両立することができる永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法および鉄心を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、鋼板を積層して構成した積層鉄心における前記鋼板には、複数の細長いスロットが形成され、前記スロットの端部が前記鋼板の外周面に接近して形成され、当該各スロットに細長い断面形状の永久磁石がそれぞれ挿入される永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法であって、鋼板における各スロット形成予定領域のうちの永久磁石の中央部分に対応する部分を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜く中央部分打抜工程と、前記鋼板における各スロット形成予定領域のうちの永久磁石の両端部分に対応する部分を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜く両端部分打抜工程と、を有し、前記中央部分打抜工程で打ち抜く部分は、前記両端部分打抜工程で打ち抜く部分と一部が重なるとともに、前記両端部分打抜工程で打ち抜く部分よりもスロットの延設方向に直交する方向での幅が広いことを要旨とする。
これにより、スロットの端部は精度が必要な部分であり、この精度が必要な部分のみを同時に打ち抜くことによりスロット位置精度を確保できる。また、両端部分打抜工程では永久磁石の中央部分に対応する部分でも金型プレス荷重を支持しており、金型の強度を保持することができる。また、中央部分打抜工程で打ち抜く部分は両端部分打抜工程で打ち抜く部分と一部が重なることにより、2つの工程の位置ずれを吸収することができる。さらに、中央部分打抜工程で打ち抜く部分は両端部分打抜工程で打ち抜く部分よりもスロットの延設方向に直交する方向での幅が広いので、2つの工程の位置ずれを吸収することができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法において中央部分打抜工程の後に両端部分打抜工程を行うようにしてもよい。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法において前記各スロットには前記永久磁石が、前記スロットにおける両端をフラックスバリアとして残した状態でそれぞれ挿入される永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法であって、前記両端部分打抜工程において、前記鋼板における各スロット形成予定領域のうちの永久磁石の両端部分およびフラックスバリアに対応する部分を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜くようにしてもよい。
請求項4に記載の発明は、鋼板を積層して構成した積層鉄心における前記鋼板には、複数の細長いスロットが形成され、前記スロットの端部が前記鋼板の外周面に接近して形成され、当該各スロットに細長い断面形状の永久磁石がそれぞれ挿入される永久磁石付き回転子における鉄心であって、前記鋼板におけるスロットは、永久磁石の中央部分に対応する第1部分と、永久磁石の両端部分に対応する第2部分を有し、各スロット同時に打ち抜かれる第1部分は、第1部分とは異なるタイミングで各スロット同時に打ち抜かれる第2部分よりもスロットの延設方向に直交する方向での幅が広いことを要旨とする。
これにより、スロットの端部は精度が必要な部分であり、この精度が必要な部分のみを同時に打ち抜くことによりスロット位置精度を確保できる。また、永久磁石の両端部分に対応する第2部分を打ち抜く際には永久磁石の中央部分に対応する第1部分でも金型プレス荷重を支持しており、金型の強度を保持することができる。また、第1部分は第2部分よりもスロットの延設方向に直交する方向での幅が広いので、第1部分の打ち抜きと第2部分の打ち抜きの際の位置ずれを吸収することができる。
本発明によれば、金型強度保持とスロット位置精度を両立することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1には、本実施形態における永久磁石付き回転子1の縦断面を示す。図1でのA−A線での断面を図2に示す。
図1において、積層鉄心10は、図2に示すように鋼板10aを積層して構成されている。図1の積層鉄心10における鋼板10aには、かしめ部(窪み)11が6箇所に形成され、図2に示すように、鋼板10aを重ねたときに鋼板10aのかしめ部11が係合して鋼板10aを結束させている。さらに、図1の積層鉄心10における鋼板10aにはリベット穴12が6箇所に形成され、このリベット穴12にはリベット13が嵌挿されている。つまり、図2に示すように積層鉄心10の両面に端板P1,P2を配置し、積層鉄心10および端板P1,P2を貫通するリベット13にて固定して積層鉄心10を結束させている。
さらに、図1の積層鉄心10の中心部にはシャフト用貫通孔14が形成され、この貫通孔14には回転軸(シャフト)15が嵌挿されている。
図1において、積層鉄心10における鋼板10aには、複数の細長いスロット20が形成されている。詳しくは、スロット20は正六角形の各辺に対応する部位において各辺に沿って延びている。各スロット20には、断面が長方形の永久磁石30が挿入されている。スロット20の端部が鋼板10aの外周面に近接して形成されている。図1においてスロット20の端部と鋼板10aの外周面との距離L1は0.6mm程度である。
図3は、スロット付近の拡大図である。各スロット20に関して、図3に示すように、スロット20は、永久磁石30の両端部分に対応する部分21と、この部分21(永久磁石30における両端)から延びるフラックスバリア22と、永久磁石30の中央部分に対応する部分23からなる。スロット20の延設方向Xに直交する方向Yでの幅W1,W2,W3について、スロット20における永久磁石の両端部分に対応する部分21での幅W1は永久磁石30の幅よりも若干大きくなっている。また、スロット20における永久磁石の両端部分に対応する部分21での幅W1よりも永久磁石における両端から延びるフラックスバリア22での幅W2の方が狭くなっており(W1>W2)、この段差により、断面が長方形の永久磁石30が移動不能に支持されている。このように、各スロット20には、細長い断面形状の永久磁石30が、スロット20における両端をフラックスバリアとして残した状態でそれぞれ挿入されている。
また、永久磁石の両端部分に対応する部分21の幅W1よりも、永久磁石の中央部分に対応する部分23の幅W3の方が広くなっている(W1<W3)。これにより、スロット20における永久磁石の両端部分に対応する部分21において永久磁石30が位置決めされている。
具体的には、例えば、永久磁石の中央部分に対応する部分23の長さL10は8mm程度であり、この部分23および永久磁石の両端部分に対応する部分21の全長L11は20mm程度である。長さL10は金型強度が許す限り小さくするのがよい。
次に、永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法について説明する。
図4に示すように、鋼板PSを用意し、第1工程として1回目のプレス加工にて、各スロット形成予定領域のうちの永久磁石の中央部分に対応する部分40を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜く。また、この中央部分打抜工程においてかしめ部11も同時に形成する。スロットについて図6で説明すると、各スロット形成予定領域のうちの永久磁石の中央部分に対応する部分40を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜く。この中央部分打抜工程においてはスロットの位置精度は必要ない。
さらに、図5に示すように、第2工程として2回目のプレス加工にて、鋼板PSにおける各スロット形成予定領域のうちの永久磁石の両端部分に対応する部分50およびフラックスバリアに対応する部分60を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜く。この両端部分打抜工程で打ち抜く部分50,60と、中央部分打抜工程で打ち抜く部分40について、図6に示すように、中央部分打抜工程で打ち抜く部分40と両端部分打抜工程で打ち抜く部分50とは一部が重なり、かつ、中央部分打抜工程で打ち抜く部分40は両端部分打抜工程で打ち抜く部分50(60)よりもスロットの延設方向Xに直交する方向Yでの幅が広い。例えば、永久磁石の中央部分に対応する部分40(23)の幅W3は、永久磁石の両端部分に対応する部分50(21)の幅W1に比べて0.4mm程度大きくなっている。また、この両端部分打抜工程において、図5に示すように、リベット穴12も同時に形成する。
その結果、スロットの端部は精度が必要な部分であり、この精度が必要な部分のみを第2工程としての両端部分打抜工程において同時に打ち抜くことによりスロット位置精度を確保できる。また、図5に示すように、金型プレス荷重を、スロット間の6箇所と、永久磁石の中央部分に対応する部分(6箇所)の計12箇所で支持している。つまり、両端部分打抜工程では永久磁石の中央部分に対応する部分でも金型プレス荷重を支持している。よって、金型強度を確保することができる。さらに、図6に示すように、中央部分打抜工程で打ち抜く部分40は両端部分打抜工程で打ち抜く部分50と一部が重なることにより、打ち抜き箇所の端部同士をオーバーラップすることによって第1工程としての中央部分打抜工程と第2工程としての両端部分打抜工程の2つの工程の位置ずれ(型ずれ)を吸収することができる。さらには、中央部分打抜工程で打ち抜く部分40は両端部分打抜工程で打ち抜く部分50(60)よりもスロットの延設方向Xに直交する方向Yでの幅が広いので、2つの工程の位置ずれ(型ずれ)を吸収することができる。
このようにして、6つのスロットを分割抜きにて製造することにより金型強度と位置精度を両立させることができる。つまり、永久磁石を挿入するスロットを永久磁石の中央部と両端部に分割して打ち抜くこととし、第1工程では永久磁石の中央部での打ち抜きを同時に行い、第2工程では永久磁石の両端部での打ち抜きを同時に行い、金型強度を保持しつつスロット位置精度が向上する効果を得る(モータ特性への影響を抑えることができる)。
図5の状態から、さらに、次工程でシャフト用貫通孔14を形成するプレス加工を行うとともに、鉄心の外形形状を作るプレス加工を行う(図5でK1で示すラインで打ち抜く)。
そして、鋼板を積層して配置するとともに永久磁石30をスロット20に挿入する。さらに、鉄心の両側に端板P1,P2(図2参照)を配し、この端板P1,P2を含めて積層した鉄心を貫通するリベット13により支持する。
さらに、鉄心10に回転軸15を焼き嵌めにて固定する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法として、図4に示すごとく中央部分打抜工程と、図5に示すごとく両端部分打抜工程の6スロット分割抜きとし、かつ、図6に示すごとく中央部分打抜工程で打ち抜く部分40は、両端部分打抜工程で打ち抜く部分50と一部が重なるとともに、両端部分打抜工程で打ち抜く部分50よりもスロットの延設方向Xに直交する方向Yでの幅が広い。よって、金型強度保持とスロット位置精度を両立することができる。
(2)両端部分打抜工程において、永久磁石の両端部分に対応する部分50に加えてフラックスバリアに対応する部分60を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜くことにより、フラックスバリアも容易に形成できる。
(3)永久磁石付き回転子における鉄心として、図3に示すごとく鋼板10aにおけるスロット20は、永久磁石の中央部分に対応する第1部分23と、永久磁石の両端部分に対応する第2部分21を有し、各スロット同時に打ち抜かれる第1部分23は、第1部分23とは異なるタイミングで各スロット同時に打ち抜かれる第2部分21よりもスロットの延設方向Xに直交する方向Yでの幅が広い(W3>W1)。そして、スロット20における永久磁石の両端部分に対応する第2部分21において永久磁石30を位置決めしている。よって、スロット20の端部は精度が必要な部分であり、この精度が必要な部分のみを同時に打ち抜くことによりスロット位置精度を確保でき、また、永久磁石の両端部分に対応する第2部分21を打ち抜く際には永久磁石の中央部分に対応する第1部分23でも金型プレス荷重を支持しており、金型の強度を保持することができる。また、第1部分23は第2部分21よりもスロット20の延設方向Xに直交する方向Yでの幅が広いので、第1部分23の打ち抜きと第2部分21の打ち抜きの際の位置ずれを吸収することができる。さらに、両側で永久磁石30を支持し中央部分が永久磁石30よりも幅広となっており、永久磁石30とは接していない。これにより、以下に説明する効果を奏する。回転軸(シャフト)15は積層鉄心10の貫通孔14に焼き嵌めにて嵌入固定するが、このとき、鉄心10が変形してスロット20が曲がり(弓なりになり)、永久磁石30が破損するおそれがある。あるいは、焼き嵌め後に永久磁石30をスロット20に挿入する場合において、焼き嵌め時に鉄心10が変形してスロット20が曲がり(弓なりになり)、焼き嵌め後に永久磁石30をスロット20に挿入できなくなるおそれがある。これに対し、本実施形態においてはスロット20の中央部が幅広となっているので、焼き嵌め時の変形を吸収することができる。即ち、径方向に応力が加わった際に第1部分23において変形を吸収して応力を緩和することができる。これにより、鉄心10の変形を抑制して(スロット20の曲がりを抑制して)、永久磁石30の破損を防止することができる。あるいは、焼き嵌め後に永久磁石30をスロット20に挿入する場合において、焼き嵌め時の鉄心10の変形(スロット20が曲がり)を抑制して、焼き嵌め後に永久磁石30をスロット20に挿入することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
図4の中央部分打抜工程の後に図5の両端部分打抜工程を行うようにしたが、両端部分打抜工程の後に中央部分打抜工程を行ってもよい。
図1では正六角形の各辺に対応する部位に、各辺に沿って延びるスロット20が形成されているが、これに代わり、他の正多角形、例えば、正四角形の各辺に対応する部位に、各辺に沿って延びるスロットが形成されていてもよいし、他にも、同心円上に所定角度ごとに円周上に延びるスロットが形成されていてもよい。要は、細長いスロットの端部が鋼板の外周面に近接して形成された鉄心に適用することができる。
また、各スロット20に永久磁石30が挿入された状態においてスロット20における両端に空隙(フラックスバリア)が残ったが、スロット20における両端に空隙(フラックスバリア)が残らない鉄心に適用してもよい。
本実施形態における永久磁石付き回転子の縦断面図。 図1でのA−A線での断面図。 磁石配置箇所での永久磁石付き回転子の拡大図。 製造方法を説明するための平面図。 製造方法を説明するための平面図。 製造方法を説明するための拡大図。 背景技術を説明するための永久磁石付き回転子の断面図。 磁石配置箇所での永久磁石付き回転子の拡大図。 製造方法を説明するための平面図。 製造方法を説明するための平面図。 製造方法を説明するための平面図。 磁束の流れを示す説明図。 プレス加工時の平面図。 図13のA−A線での断面図。
符号の説明
10…積層鉄心、10a…鋼板、20…スロット、21…永久磁石の両端部分に対応する部分(第2部分)、22…フラックスバリア、23…永久磁石の中央部分に対応する部分(第1部分)、30…永久磁石、40…永久磁石の中央部分に対応する部分、50…永久磁石の両端部分に対応する部分、60…フラックスバリアに対応する部分。

Claims (4)

  1. 鋼板を積層して構成した積層鉄心における前記鋼板には、複数の細長いスロットが形成され、前記スロットの端部が前記鋼板の外周面に接近して形成され、当該各スロットに細長い断面形状の永久磁石がそれぞれ挿入される永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法であって、
    鋼板における各スロット形成予定領域のうちの永久磁石の中央部分に対応する部分を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜く中央部分打抜工程と、
    前記鋼板における各スロット形成予定領域のうちの永久磁石の両端部分に対応する部分を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜く両端部分打抜工程と、
    を有し、前記中央部分打抜工程で打ち抜く部分は、前記両端部分打抜工程で打ち抜く部分と一部が重なるとともに、前記両端部分打抜工程で打ち抜く部分よりもスロットの延設方向に直交する方向での幅が広いことを特徴とする永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法。
  2. 前記中央部分打抜工程の後に前記両端部分打抜工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法。
  3. 前記各スロットには永久磁石が、前記スロットにおける両端をフラックスバリアとして残した状態でそれぞれ挿入される永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法であって、
    前記両端部分打抜工程において、前記鋼板における各スロット形成予定領域のうちの永久磁石の両端部分およびフラックスバリアに対応する部分を、全てのスロット形成予定領域について同時に打ち抜くことを特徴とする請求項1または2に記載の永久磁石付き回転子における鉄心の製造方法。
  4. 鋼板を積層して構成した積層鉄心における前記鋼板には、複数の細長いスロットが形成され、前記スロットの端部が前記鋼板の外周面に接近して形成され、当該各スロットに細長い断面形状の永久磁石がそれぞれ挿入される永久磁石付き回転子における鉄心であって、
    前記鋼板におけるスロットは、永久磁石の中央部分に対応する第1部分と、永久磁石の両端部分に対応する第2部分を有し、各スロット同時に打ち抜かれる第1部分は、第1部分とは異なるタイミングで各スロット同時に打ち抜かれる第2部分よりもスロットの延設方向に直交する方向での幅が広いことを特徴とする永久磁石付き回転子における鉄心。
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