JP4977530B2 - 人工芝舗装構造体、人工芝舗装体、および人工芝舗装構造体の施工方法 - Google Patents

人工芝舗装構造体、人工芝舗装体、および人工芝舗装構造体の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、人工芝舗装構造体、人工芝舗装体、および人工芝舗装構造体の施工方法に関する。更に詳しくは、適度な弾力性を有するとともにサッカー場等の人工芝球技場施設に用いる人工芝舗装構造体、人工芝舗装体、および人工芝舗装構造体の施工方法に関する。
従来、人工芝舗装構造体として特許文献1に記載されているものがある。この人工芝舗装構造体は、適度な弾力性を確保すべく、下地層上にアスファルトエマルジョンを散布し、さらに下地層上にゴムチップ等からなる高分子粒状材を樹脂でバインドした弾性層を積層した構成である。
また、ゴム骨材にウレタン樹脂を加えた人工芝舗装構造体が提案されている。
実開平1−69807号公報
しかしながら、上記特許文献1で示した人工芝舗装構造体では、手間のかかる施工を行わなければならず、施工コストが高くなってしまう。
また、ゴム骨材にウレタン樹脂を加えた人工芝舗装構造体では、その施工に際して、転圧作業を行うとゴム骨材の弾性によってウレタン樹脂とが一体化されにくい。このため、該舗装構造体を得るためには人工芝舗装構造体の製造と敷均しに専用のフィニッシャ(機械)が必要となり、施工コストが高くなってしまう。
そこで本発明は上記課題に鑑み、適度な弾性を確保しつつ構造が簡単で、施工コストを低減し得る人工芝舗装構造体、人工芝舗装体、および人工芝舗装構造体の施工方法の提供を課題とする。
本発明は、人工芝を敷設する際の下地となる人工芝舗装構造体であって、加熱アスファルト混合物からなり骨材として粒状ゴムが含まれているとともに、衝撃吸収率が11.1〜46.5%であることを特徴としている。
また、本発明の人工芝舗装体は、加熱アスファルト混合物からなり骨材として粒状ゴムが含まれている舗装構造体と、該舗装構造体の上面に敷設される人工芝と、該人工芝と前記舗装構造体との間に充填されるゴムチップおよび硅砂からなる充填材と、から構成されることを特徴としている。
この構成(組成)のように、アスファルト混合物の骨材として粒状ゴムを用いたことにより、適度な弾性を確保しつつ構造が簡単であり、しかもその敷設時にアスファルトと粒状ゴムとがよく密着して一体化するようになるから、特別な装置を用いることなく汎用のアスファルトフィニッシャのスクリードを用いて敷均すことが可能である。
本発明の人工芝舗装構造体および人工芝舗装体では、粒状ゴムが発泡ゴムとされている構成を採用することができる。
発泡ゴムとしては、自動車廃材のウェザーストリップ等を用いることで廃材の使用ができ、製造コストの低減を図ることが可能である。
本発明の人工芝舗装構造体および人工芝舗装体では、骨材としての粒状ゴムが13〜27質量%だけ混合されている構成を採用することができる。
本発明の人工芝舗装構造体および人工芝舗装体では、粒状ゴムとは別に、砕石、砂および石粉からなる61〜77質量%の骨材が、10〜12質量%のアスファルトとともに前記アスファルト混合物含まれている構成を採用することができる。
本発明の人工芝舗装構造体および人工芝舗装体では、粒状ゴムの粒度が5mm以下に調整されている構成を採用することができる。
前記人工芝舗装構造体では、舗装体へロングパイル人工芝を敷設した状態で、所定の試験機による衝撃吸収率が50%以上となることが好ましい。所定の試験機とは財団法人日本サッカー協会による「ロングパイル人工芝ピッチ公認規程」に基づくDIN18032試験機であり、この試験機によって行う「選手に対する特性試験」が「基準値50%以上」と定められていることに依る。換言すれば、人工芝舗装構造体にロングパイル人工芝を敷設した際に、前記衝撃吸収率となるような人工芝舗装構造体の衝撃吸収率とするものである。
なお、一般にサッカー場等の人工芝球技場では、プレイヤーのプレー中の足腰への負担を軽減させる必要があることから、このような基準値が設定されている。
また、従来の透水性アスファルト混合物による人工芝舗装構造体(人工芝下地材)では充分な衝撃吸収性が得られず、プレイヤーの足腰の負担が大きくなる傾向があったが、本発明の人工芝舗装構造体によれば、骨材量を調節して必要な衝撃吸収性が得られる。
本発明は、砕石および石粉の混合物と、粒状ゴムと、アスファルトとの組成からなる人工芝舗装構造体の施工方法であって、砕石および石粉の混合物を200〜250℃に加熱乾燥し、これに粒状ゴムを常温で混合し、アスファルトを混合して人工芝舗装構造体用組成物を得る工程と、人工芝舗装構造体用組成物を敷設して油圧によりフローティングスクリードの重量調整が可能なフィニッシャを用いて敷均す敷均し工程と、敷均された人工芝舗装構造体用組成物を転圧して締め固める締め固め工程とを含むことを特徴としている。
上記施工方法において、砕石および石粉の混合物を200〜250℃に加熱するようにしているが、この温度は通常のアスファルトコンクリートの混練の場合に比べて高い温度である。
本発明のように、砕石および石粉の混合物と、粒状ゴムと、アスファルトとの組成からなる人工芝舗装構造体を混練する場合では、通常のアスファルトコンクリートの混練の場合に比べて高くしないとこれらが充分に混練されにくいことが判明したため、砕石および石粉の混合物を200〜250℃に加熱するようにして、アスファルトとの混練を充分に行えるようにしている。
この方法によれば、アスファルトの骨材として粒状ゴムを用いたことにより、適度な弾性を確保しつつ構造が簡単であり、しかもその敷設時にアスファルトと粒状ゴムとがよく密着するようになるから、特別な装置を用いることなく汎用のアスファルトフィニッシャのスクリードを用いて敷均すことが可能となり、施工コストの低減を図ることができる。
本発明の人工芝舗装構造体の施工方法は、粒状ゴムとして発泡ゴムを用いることを特徴としている。
本発明の人工芝舗装構造体の施工方法は、敷均し工程において、人工芝舗装構造体用組成物の厚みが3〜5cmとなるように敷設することを特徴としている。
本発明の人工芝舗装構造体の施工方法は、敷均し工程において敷設した人工芝舗装構造体用組成物を、締め固め工程において密度0.9〜1.5g/cm3となるように締め固めることを特徴としている。
本発明の人工芝舗装構造体および人工芝舗装体によれば、アスファルトの骨材として粒状ゴムを用いたことにより、簡単な構造(組成)であっても適度な弾性を確保することができ、しかもその敷設時にはアスファルトと粒状ゴムとがよく密着するようになるから、特別な装置を用いることなく汎用のアスファルトフィニッシャのスクリードを用いて敷均すことが可能であって、施工コストを低減し得る
本発明の人工芝舗装構造体の施工方法によれば、砕石および石粉の混合物と、粒状ゴムと、アスファルトとの組成からなる人工芝舗装構造体用組成物を混練するから、通常のアスファルトコンクリートの混練の場合に比べて混合温度を高くすることでこれらを充分に混練することができ、しかもアスファルト混合物の骨材として粒状ゴムを用いたことにより、適度な弾性を確保しつつ構造が簡単であり、その敷設時にアスファルトと粒状ゴムとがよく密着するようになるから、特別な装置を用いることなく汎用のアスファルトフィニッシャのスクリードを用いて敷均すことが可能となり、施工コストの低減を図ることができる。
以下、本発明を具体的な実施の形態に基づいて説明する。しかしながら、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲内である。
次に、第一の発明の人工芝舗装体の製造および施工方法の一の実施の形態について具体的に説明する。
図1は本発明の一実施形態における人工芝舗装体の敷設状態を示す断面図である。この図において、1は路盤、2は人工芝舗装構造体、3は充填材、4は人工芝(ロングパイル)を示す。路盤1は砕石からなる。
ここで、充填材3の構成を説明すると、これは粒径分布3.0mm未満90%以上、0.5mm未満10%以下に調整されたゴムチップと、粒度分布1.68mm未満90%以上、0.21mm未満10%以下に調整された硅砂とが、重量比1:1で配合されたものであり、基布の上面から40mmの厚みとなるよう設けている。
このような充填材3の上面に、人工芝(芝葉)4が突出するよう植設されている。人工芝4は8本を束にして充填材3の上面から25mm程度の長さ突出するよう設けられている。このような人工芝4が充填材3の面方向に沿って配置されている。
本実施の形態の人工芝舗装構造体2は、(A成分)砕石、砂および石粉と、(B成分)粒度5mm以下に調整された粒状ゴム(以下「ゴム粉末」という)および(C成分)ストレートアスファルトと、を構成成分とする人工芝舗装構造体2であって、前記A成分61〜77質量%とB成分13〜27質量%およびC成分10〜12質量%で混合してなる。
このような人工芝舗装構造体(人工芝舗装構造体用組成物)2をサッカー場等の人工芝球技場に敷設し、転圧して締め固めた舗装体の上に人工芝を敷設すると、B成分(ゴム粉末)の持つ反発性により人工芝と一体となって適度な弾力性を有する舗装体を簡便に施工することができる。
本実施形態の人工芝舗装構造体2は、通常のアスファルト人工芝舗装構造体2同様にアスファルトプラントにて製造が可能であり、特殊な機械等を必要としない。
本実施形態の人工芝舗装構造体2は、通常のアスファルトプラントにて製造可能であるが、B成分を常温で投入するため、A成分を200〜250℃の範囲のできるだけ高い温度で加熱することが望ましい。
また、本実施形態の人工芝舗装構造体2は、油圧にてフローティングスクリードの重量調整が可能なフィニッシャにて敷均し、3トン程度のタンデムローラにより転圧して施工ができ、特殊な施工機械を必要としない。
また、人工芝舗装構造体2の上面に弾性を有する合成樹脂を用いた弾性合成樹脂層を設けてもよい。人工芝舗装構造体2は、粒状ゴムが配合されていることで脆性が生じ、敷設された人工芝の使用時に表面付近に剥離や崩落が起こるおそれがあるが、弾性合成樹脂層を設けておくことでかかる剥離や崩落を抑止することができる。
弾性合成樹脂層は、ウレタン樹脂、ポリイソブチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、シリコン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂等の弾性を有する弾性合成樹脂を層状に形成すればよいが、好適には上記の弾性合成樹脂を溶媒に分離させて合成樹脂含有塗料を形成して人工芝舗装構造体2上に塗布するのがよく、更には粒状ゴムを劣化させない水系の溶媒に分離させて用いるのが好ましい。
かかる水系の溶媒を用いたものとしては、上記の弾性合成樹脂を混和剤等を用いて水系溶媒に分離させて形成したポリマーエマルジョン塗料が好適である。合成樹脂含有塗料の塗布は、ローラ塗り、刷毛塗り等の適宜の方法で塗布してよいが、スプレー塗りを行えば弾性合成樹脂層に適宜の空隙を生じさせるようになるから、人工芝舗装構造体2の透水性を保持するようにできて好ましい。
本実施の形態の人工芝舗装構造体2は、人工芝を布設する施設であれば、どのような施設にも用いることができるが、特にサッカー場、ラグビー場、公園、校庭などの人工芝布設施設の舗装体の施工に好適に用いることができる。
以下、本実施の形態の人工芝舗装構造体2を、各構成成分毎にさらに詳細を説明する。
[A成分(砕石、砂および石粉)]
本実施形態の人工芝舗装構造体2を構成するA成分は、骨材となる砕石、砂および石粉である。これらの骨材のうち砕石については、JIS A 5001に規定された道路用砕石で、S−5(7号砕石)を使用する。また、砂については、天然砂の粗めの砂を使用する。さらに、石粉については、JIS A 5008に規定された舗装用石灰石粉を使用する。
[B成分(ゴム粉末)]
本実施形態の人工芝舗装構造体2を構成するB成分は、骨材となるゴム粉末である。このB成分は、4.75mmふるい通過質量百分率が100%であり、0.075mmふるい通過質量百分率が0%となるゴム粉末が好ましい。さらに、このB成分は、ゴム硬度がJIS K 7215に規定されるデュロメータ・タイプAにおいて、20℃で30以下であることが好ましい。
[C成分(ストレートアスファルト)]
本実施形態の人工芝舗装構造体2を構成するC成分は、A成分およびB成分を結合させるためのバインダーである。このC成分は、JIS K 2207に規定された舗装用石油アスファルトであり、その種類は特に限定されることはないが、60〜80の種類であれば調達が容易となる。
[舗装体の製造および施工方法]
次に、第二の発明の舗装体の製造および施工方法の一の実施の形態について具体的に説明する。
本実施の形態の舗装体の製造および施工方法は、(A成分)砕石、砂および石粉と、(B成分)粒度5mm以下に調整されたゴム粉末および(C成分)ストレートアスファルトとを構成成分とし、A成分61〜77質量%とB成分13〜27質量%およびC成分10〜12質量%で混合する際、A成分を200〜250℃となるように加熱乾燥し、それに前記B成分を常温で混合し、さらに前記C成分を混合することによって人工芝舗装構造体用組成物を得る工程(a)と、人工芝舗装構造体用組成物を敷設して敷均す敷均し敷均された人工芝舗装構造体用組成物を転圧して締め固める締め固め工程(b)とを含んでいる。
本実施形態の舗装体の製造および施工方法は、上記した工程(a)によりアスファルト量が10〜12%に調整された人工芝舗装構造体用組成物を得、その後に工程(b)により人工芝舗装構造体用組成物を舗装するようにグラウンド等に敷設し、敷設した人工芝舗装構造体用組成物を転圧して締め固めることによって、舗装体としての人工芝舗装構造体2とする。
本実施形態の人工芝舗装構造体2(舗装体)の施工方法は、人工芝を布設する施設であれば施設の種類は問わないが、特にサッカー場、ラグビー場、公園、校庭等に好適に用いることができる。
以下、各工程(a)および(b)についてさらに具体的に説明する。
[工程(a)]
この工程(a)は、(A成分)砕石、砂および石粉と、(B成分)粒度5mm以下に調整されたゴム粉末および(C成分)ストレートアスファルトとを構成成分としたものにおいて、A成分200〜250℃となるように加熱乾燥した後、A成分61〜77質量%とB成分13〜27質量%およびC成分10〜12質量%で混合するものである。
すなわち、
1.骨材加熱装置としてのドライヤーで200〜250℃に加熱された7号砕石および粗砂を骨材計量器で所定量を計量してミキサーに投入する。
2.ミキサーに常温のゴム粉末を所定量だけ投入する。
3.石粉サイロから圧送された常温の石粉を石粉計量器で所定量を計量して常温でミキサーに自動投入する。
4.上記1〜3工程によりミキサーに投入された7号砕石、粗砂、ゴム粉末および石粉をミキサーで20秒程度空練りする。
5.150°C程度に加熱されたアスファルトタンクからアスファルトをポンプでアスファルト計量器へ送って所定量計量し、150°C程度でミキサー内に噴霧する。
6.ミキサーで40秒程度混合しアスファルト混合物とする。
7.ミキサーからダンプカーへ移す。
という工程である。
A成分を加熱乾燥する際の温度が200℃未満であると、次にB成分を常温で混合するため全体の骨材温度が低下し、C成分のストレートアスファルトが骨材に被膜し難くなって舗装体としての耐久性が低下することがある。このため、通常のアスファルトコンクリートの混練の場合に比べて骨材の温度を高く設定している。
A成分としては、7号砕石、粗め砂および石灰石粉が好適に用いられ、また、B成分としては4.75mmふるい通過質量百分率が100%であり、0.075mmふるい通過質量百分率が0%、且つゴム硬度がJIS K 7215に規定されるデュロメータ・タイプAにおいて、20℃で30以下のゴム粉末が好適である。さらに、C成分としては、舗装用石油アスファルトが好適である。このようにゴム粉末をアスファルトコンクリートの骨材として用いるべく、ふるいによって粒度選別する。
[工程(b)]
工程(b)は、上記のようにして得られた人工芝舗装構造体用組成物をグラウンド等に敷設し、その後に転圧によって締め固めるものである。敷設する方法については、通常のアスファルト舗装と同様に、フローティングスクリードのアスファルトフィニッシャにより施工する場所に敷均す方法を採用することができる。
アスファルトフィニッシャは、油圧によるフローティングスクリードの重量調節が可能なフィニッシャを選択する。重量調節ができない場合は、人工芝舗装構造体用組成物を引きずり平滑な舗装面を施工できない可能性がある。
敷設した人工芝舗装構造体用組成物を加圧して締め固める方法については、例えば、重量が3トン程度のタンデムローラを用いて締め固める方法が好適に用いられる。
人工芝舗装構造体用組成物を加圧して締め固める際に、振動ローラや振動プレートなどの起振する転圧機械を用いると、B成分であるゴム粉末、すなわち粒状ゴムの反発で混合物が結合しなくなるため、転圧は振動しない転圧機械が好適である。
人工芝舗装構造体用組成物を転圧して締め固める際には、得られる人工芝舗装構造体2の密度が0.9〜1.5g/cm3となるように締め固めることが好ましい。なお、締め固め密度は、B成分の配合比率によって変化するから、これを前記密度となるよう配合する。
B成分の配合比率が27質量%程度の大きい場合で、舗装体の密度が0.9g/cm3未満となる場合には、舗装体の締め固めが不十分となり、破損し易くなることがある。一方、B成分の配合比率が13質量%程度の場合で、舗装体の密度が1.5g/cm3を超えると舗装体が硬くなりすぎて、弾力性が小さくなることがある。
以上のように本実施形態の人工芝舗装構造体2は、アスファルト(ストレートアスファルト)の骨材としてゴム粉末を用いたことにより、簡単な構造で適度な弾性を確保することができる。しかもその敷設時にアスファルトとゴム粉末とがよく密着して一体化するようになるから、特別な装置を用いることなく汎用のアスファルトフィニッシャのスクリードを用いて敷均すことが可能であるから、施工コストの上昇を抑えることができる。
加えて、必要な透水性を確保できることもわかった。
以下に、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、以下において(%)は質量基準である。また、実施例中の各種の測定は、下記の方法によった。
<締め固め密度及び締め固め性>
マーシャル安定度試験用供試体作製方法に準拠し、直径10.16cmの円筒形モールドで、供試体高さが5cm程度となるように4.5kgランマを45.7cmの高さから落下させる突固め装置にて人工芝舗装構造体2の供試体を作製した。なお、供試体の突き固めは、両面を25回ずつ突き固めた。
<衝撃吸収率>
DIN18032に規定の試験機にて、20kgの重錘を高さ55mmから落下させた時のコンクリート上で測定された衝撃値を基準として、敷設し締め固められた人工芝舗装構造体2上で、あるいは人工芝舗装構造体2に人工芝を敷設して測定された衝撃値から、以下の(式1)により衝撃吸収率を算出した。
(式1)
Figure 0004977530
<GB反発弾性>
屋外体育施設の建設指針(財団法人日本体育施設協会発行)に記載される、GB反発試験に準拠して測定を行った。具体的には、ゴルフボールを、1mの高さから試料(舗装体である人工芝舗装構造体2)の表面に落下させた時の反発高さを測定し、落下高さ1mに対する割合(%)として算出した。
<SB反発弾性>
屋外体育施設の建設指針(財団法人日本体育施設協会発行)に記載される、SB反発試験に準拠して測定を行った。具体的には、1インチ径のスチールボールを、1mの高さから試料、すなわち舗装体の表面に落下させた時の反発高さを測定し、落下高さ1mに対する割合(%)として算出した。
<透水量>
舗装試験法便覧別冊に記載される、現場透水量試験方法に準拠して測定した。具体的には、水400cc流下させる時間を測定し、測定値から15秒当たりの流下した水量を透水量(cc/15秒)として求めた。
(実施例1)
本実施例においては、下記の方法により人工芝舗装構造体(人工芝舗装構造体用組成物)2を製造し、得られた人工芝舗装構造体2を締め固めることによって供試体を作製し、上記した各種の測定を行った。
本実施例では、A成分として乾燥した7号砕石、粗め砂、石粉をそれぞれ4,361g、315g、623g、B成分として発泡ゴム粉末を931g、C成分としてストレートアスファルト60−80を770g用意した。
本実施例においてはA成分75.7質量%、B成分13.3質量%、C成分11質量%である。
(表1)に、本実施例に用いた7号砕石、粗め砂(川砂)、石粉および発泡ゴムの13.2mm、4.75mm、2.36mm、0.6mm、0.3mm、0.15mmおよび0.075mmのふるいを通過した通過質量百分率を示す。
Figure 0004977530
まず、A成分の7号砕石4,361g、粗め砂315g、石粉623gを秤量して170℃の恒温乾燥炉にて12時間以上養生した後、160℃に設定されたアスファルトミキサーへ常温のB成分の発泡ゴム粉末931gと同時に投入し、約1分間混合した。その後アスファルトミキサーへ150℃に加熱されたC成分のストレートアスファルト60−80を770g投入し、約2分間混合した。
次に、得られた人工芝舗装構造体用組成物を6,200g計量し、ホイールトラッキング試験用型枠へ投入し、ハンドローラにて締め固めて供試体を得た。ここで、(表2)にA成分、B成分およびC成分の配合処方、および試験温度20℃での各種の測定結果を示す。
Figure 0004977530
(実施例2)
本実施例ではA成分として、乾燥した7号砕石、石粉をそれぞれ3,696g、528g、B成分として発泡ゴム粉末を1,056g、C成分としてストレートアスファルト60−80を720g用意した。
本実施例においては、A成分70.4質量%、B成分17.6質量%、C成分12質量%である。
上記にて秤量したA成分、B成分およびC成分を(実施例1)と同様にアスファルトミキサーにて混合し、得られた人工芝舗装構造体(人工芝舗装構造体用組成物)2を5,265g計量し、(実施例1)と同じ方法で供試体を作製した。
本実施例における、A成分、B成分とC成分との配合処方、および試験温度20℃での各種の測定結果は前記(表2)に示している。
(実施例3)
本実施例では、A成分として乾燥した7号砕石、粗め砂、石粉を4,669g、315g、623g、B成分として発泡ゴム粉末を623g、C成分としてストレートアスファルト60−80を770g用意した。
本実施例においては、A成分80.1質量%、B成分8.9質量%、C成分11質量%である。
上記にて秤量したA成分、B成分およびC成分を実施例1と同様にアスファルトミキサーにて混合し、得られた人工芝舗装構造体(人工芝舗装構造体用組成物)2を6,705g計量し、実施例1と同方法で供試体を作製した。
本実施例におけるA成分、B成分およびC成分の配合処方、および試験温度20℃での各種の測定結果は前記(表2)に示している。
ここで、上記実施例1〜3の人工芝舗装構造体2および人工芝4を用いてそれぞれ人工芝生グラウンドを形成し、この人工芝生グラウンドの衝撃吸収率の測定を行った。
人工芝4についてはこれを8本ずつにまとめて(束にして)、ポリプロピレン樹脂製の基布上面から略65mmの長さだけ突出するように植設し、このようにまとめた人工芝4を基布上面の縦横に整然と並べた。人工芝4は、ポリスチレン製とし、1本の人工芝4は、幅を1.35mm、厚みを0.13mmに形成した断面矩形形状とした。8本のまとまりの人工芝4の縦間隔は6.8mm、横間隔を19.1mmに設定した。
8本のまとまりの人工芝4の間には充填材3を敷設した。充填材3はゴムチップと硅砂との混合物(配合物)である。ゴムチップの粒径分布として、3.0mm未満90%以上、0.5mm未満10%以下とし、硅砂の粒径分布として、1.68mm未満90%以上、0.21mm10%以下とし、ゴムチップと硅砂とを重量比1:1で配合した。このような構成の充填材3を基布の上面から40mmの厚みで充填して、人工芝4を充填材3の上面から略25mmの長さだけ突出させるよう設けた。
その結果、実施例1における人工芝生グラウンドの衝撃吸収率は58.9%、実施例2における人工芝生グラウンドの衝撃吸収率は61.7%、実施例3における人工芝生グラウンドの衝撃吸収率は58.5%であり、何れも財団法人日本サッカー協会による「ロングパイル人工芝ピッチ公認規程」に基づく衝撃吸収率50%以上という条件をクリアしていることがわかった。
本発明の一実施形態における人工芝舗装構造体の敷設状態を示す断面図
符号の説明
1…路盤、2…人工芝舗装構造体、3…充填材、4…人工芝

Claims (14)

  1. 人工芝を敷設する際の下地となる人工芝舗装構造体であって、加熱アスファルト混合物からなり骨材として粒状ゴムが含まれているとともに、衝撃吸収率が11.1〜46.5%であることを特徴とする人工芝舗装構造体。
  2. 粒状ゴムが発泡ゴムとされていることを特徴とする請求項1記載の人工芝舗装構造体。
  3. 骨材としての粒状ゴムが13〜27質量%だけ混合されていることを特徴とする請求項2記載の人工芝舗装構造体。
  4. 粒状ゴムとは別に、砕石、砂および石粉からなる61〜77質量%の骨材が、10〜12質量%のアスファルトとともに前記加熱アスファルト混合物に含まれていることを特徴とする請求項3記載の人工芝舗装構造体。
  5. 粒状ゴムの粒度が5mm以下に調整されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の人工芝舗装構造体。
  6. 加熱アスファルト混合物からなり骨材として粒状ゴムが含まれている舗装構造体と、該舗装構造体の上面に敷設される人工芝と、該人工芝と前記舗装構造体との間に充填されるゴムチップおよび硅砂からなる充填材と、から構成されることを特徴とする人工芝舗装体。
  7. 粒状ゴムが発泡ゴムとされていることを特徴とする請求項6記載の人工芝舗装体。
  8. 骨材としての粒状ゴムが13〜27質量%だけ混合されていることを特徴とする請求項7記載の人工芝舗装体。
  9. 粒状ゴムとは別に、砕石、砂および石粉からなる61〜77質量%の骨材が、10〜12質量%のアスファルトとともに前記加熱アスファルト混合物に含まれていることを特徴とする請求項8記載の人工芝舗装体。
  10. 粒状ゴムの粒度が5mm以下に調整されていることを特徴とする請求項6ないし請求項9の何れかに記載の人工芝舗装体。
  11. 砕石および石粉の混合物と、粒状ゴムと、アスファルトとの組成からなる人工芝舗装構造体の施工方法であって、
    砕石および石粉の混合物を200〜250℃に加熱乾燥し、これに粒状ゴムを常温で混合し、アスファルトを混合して人工芝舗装構造体用組成物を得る工程と、人工芝舗装構造体用組成物を敷設して油圧によりフローティングスクリードの重量調整が可能なフィニッシャを用いて敷均す敷均し工程と、敷均された人工芝舗装構造体用組成物を転圧して締め固める締め固め工程とを含むことを特徴とする人工芝舗装構造体の施工方法。
  12. 粒状ゴムとして発泡ゴムを用いることを特徴とする請求項11記載の人工芝舗装構造体の施工方法。
  13. 敷均し工程において、人工芝舗装構造体用組成物の厚みが3〜5cmとなるように敷設することを特徴とする請求項11または請求項12記載の人工芝舗装構造体の施工方法。
  14. 敷均し工程において敷設した人工芝舗装構造体用組成物を、締め固め工程において密度0.9〜1.5g/cm3となるように締め固めることを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれかに記載の人工芝舗装構造体の施工方法。
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