JP2008038513A - 舗装用組成物及び舗装体の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な歩行感を有するとともに、ぬかるみや塵が生じ難い舗装体を施工することが可能な舗装体の施工方法を提供する。
【解決手段】本発明の舗装体の施工方法は、(A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とし、前記A成分100質量部に対して、前記B成分を1〜15質量部(固形分換算)を含み、且つ含水率が5〜15質量%の舗装用組成物を敷設して、前記舗装用組成物からなる舗装体を得る舗装体の施工方法であって、80〜180℃の温度条件下で加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物を得る工程(a)と、前記舗装用組成物を敷設し、敷設した前記舗装用組成物を転圧して締め固める工程(b)と、を含む、舗装体の施工方法である。
【選択図】なし
【解決手段】本発明の舗装体の施工方法は、(A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とし、前記A成分100質量部に対して、前記B成分を1〜15質量部(固形分換算)を含み、且つ含水率が5〜15質量%の舗装用組成物を敷設して、前記舗装用組成物からなる舗装体を得る舗装体の施工方法であって、80〜180℃の温度条件下で加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物を得る工程(a)と、前記舗装用組成物を敷設し、敷設した前記舗装用組成物を転圧して締め固める工程(b)と、を含む、舗装体の施工方法である。
【選択図】なし
Description
本発明は、舗装用組成物及び舗装体の施工方法に関する。更に詳しくは、良好な歩行感を有するとともに、ぬかるみや塵が生じ難い舗装体を施工することが可能な舗装用組成物、及び舗装体の施工方法に関する。
一般に、トラックなどの大型車両が通過する道路などにおいては、これに耐え得る強度を有することが重視されるが、一方公園内の自然遊歩道、サイクリング道、テニスコートなど、強度をさほど必要としない舗装体においては、むしろ周りの自然との調和や歩き易さなどが重視される。
上記した自然との調和等を重視した舗装体としては、従来、真砂土、荒木田土、砕石ダスト等の土砂を締め固めて施工したものが用いられていたが、このような舗装体は、単に土砂を締め固めただけのものであるため、降雨時に土砂が緩んでしまいぬかるみが発生したり、乾燥時には多量の塵が発生してしまう。このため、近年、自然との調和等を重視しつつも、ぬかるみや塵が生じ難い舗装体を施工するための舗装用組成物や、舗装体の施工方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このような舗装体の施工方法としては、例えば、土砂を締め固めた舗装体をセメントや消石灰で更に固める方法や、従来用いられている土砂に、アスファルト乳剤やアクリル系のエマルジョン等を加えた舗装用組成物を用いて舗装体を施工する方法を挙げることができる。
しかしながら、セメントや消石灰で舗装体を更に固めてしまう施工方法では、土砂を締め固めて施工した舗装体本来の柔らかさを失ってしまい、歩行感が悪化したり、転倒した場合にはケガを生じ易いという問題がある。
また、土砂にエマルジョン等を加えた舗装用組成物を用いた施工方法は、例えば、気温の低下する冬期では舗装用組成物の乾燥に長時間を要してしまう。このため、舗装体が完成する前に舗装用組成物中の水分が凍結して霜柱が発生したり、降雨により舗装用組成物が流出したりするため、施工した舗装体は、ぬかるみや塵が生じ易くなってしまうという問題がある。
また、このような舗装用組成物は、施工時の温度や湿度等によって、土砂とエマルジョンとの配合割合を調整しなければならず、施工作業が煩雑になるという問題もあった。
また、別の施工方法として、土砂を締め固める際に塵が発生しないように非常に強固に締め固めることも不可能ではないが、施工した舗装体が硬くなりすぎて歩行感が悪化したり、舗装体の一部が破損した際に部分的に補修ができないという問題がある。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、良好な歩行感を有するとともに、ぬかるみや塵が生じ難い舗装体を施工することが可能な舗装用組成物、及び舗装体の施工方法を提供する。
本発明者らは、上述のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、土砂100質量部と、ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョン(固形分換算)1〜15部と、を含有し、加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物を用いることにより、上記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の舗装用組成物、及び舗装体の施工方法が提供される。
[1] (A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とする舗装用組成物であって、前記A成分100質量部に対して、前記B成分を1〜15質量部(固形分換算)含有し、加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物(以下、「第一の発明」ということがある)。
[2] 前記B成分が、アクリルエマルジョンである前記[1]に記載の舗装用組成物。
[3] (C成分)着色剤を更に含有する前記[1]又は[2]に記載の舗装用組成物。
[4] (A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とし、前記A成分100質量部に対して、前記B成分1〜15質量部(固形分換算)を含んだ舗装用組成物を敷設して、前記舗装用組成物からなる舗装体を得る舗装体の施工方法であって、80〜180℃の温度条件下で加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された前記舗装用組成物を得る工程(a)と、前記舗装用組成物を敷設し、敷設した前記舗装用組成物を転圧して締め固める工程(b)と、を含む、舗装体の施工方法(以下、「第二の発明」ということがある)。
[5] 前記工程(a)において、80〜180℃に加熱した状態の前記A成分に、前記B成分を加えて前記含水率を調整する前記[4]に記載の舗装体の施工方法。
[6] 前記B成分として、アクリルエマルジョンを用いる前記[4]又は[5]に記載の舗装体の施工方法。
[7] 前記舗装用組成物を、厚さが1〜10cmとなるように敷設する前記[4]〜[6]のいずれかに記載の舗装体の施工方法。
[8] 敷設した前記舗装用組成物を、密度が1.4〜2.5g/cm3となるように締め固める前記[4]〜[7]のいずれかに記載の舗装体の施工方法。
[9] (C成分)着色剤を更に加えて、着色された前記舗装用組成物を得る前記[4]〜[8]のいずれかに記載の舗装体の施工方法。
本発明によれば、良好な歩行感を有するとともに、ぬかるみや塵が生じ難い舗装体を施工することができる舗装用組成物、及び舗装体の施工方法を提供することができる。
以下、本発明(第一及び第二の発明)を具体的な実施の形態に基づいて説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
[舗装用組成物]
まず、第一の発明の舗装用組成物の一の実施の形態について説明する。本実施の形態の舗装用組成物は、(A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とする舗装用組成物であって、A成分100質量部に対して、B成分を1〜15質量部(固形分換算)含有し、加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物である。
まず、第一の発明の舗装用組成物の一の実施の形態について説明する。本実施の形態の舗装用組成物は、(A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とする舗装用組成物であって、A成分100質量部に対して、B成分を1〜15質量部(固形分換算)含有し、加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物である。
このような舗装用組成物は、舗装体の施工を行う場所に敷設した後に、この敷設した舗装用組成物を転圧して締め固めることによって、エマルジョンが有する粘着性によりA成分(土砂)が良好に締め固まり、良好な歩行感を有するとともに、ぬかるみや塵が生じ難い舗装体を簡便に施工することができる。
本実施の形態の舗装用組成物は、予め、加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整されているため、従来の舗装用組成物のように敷設後、乾燥等の養生を行う必要がなく、気温や天候等によらず、舗装体を施工することが可能となる。
また、本実施の形態の舗装用組成物は、施工現場にて材料の調整を行わなくともよいため、施工現場における作業を簡略化することができる。また、この舗装用組成物は、保存安定性に優れることから、長期保存も可能である。
また、本実施の形態の舗装用組成物は、舗装体の部分補修を行う際にも好適に用いることができる。更に、施工した後の舗装体を再利用することも可能であり、コスト面においても優れている。
なお、舗装用組成物の含水率を調整する際には、例えば、A成分(土砂)と、B成分(ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョン)とを混合した後に、80〜180℃の温度条件下で加熱して乾燥を行ってもよいし、80〜180℃に加熱した状態のA成分(土砂)に、B成分(ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョン)を加えてエマルジョン中の水分を気化させてもよい。
なお、舗装用組成物を加熱して乾燥することなく、または、舗装用組成物の乾燥が十分に行われずに、得られる舗装用組成物の含水率が5質量%超であると、舗装用組成物の水分が多くなりすぎて、乾燥に長時間を要することとなり、舗装体が完成する前に舗装用組成物中の水分が凍結して霜柱が発生したり、降雨により舗装用組成物が流出したりするため、施工した舗装体にぬかるみや塵が発生し易くなってしまう。
なお、本実施の形態の舗装用組成物における含水率は、舗装用組成物の原料となる土砂とエマルジョンとの含水率を測定しておき、この土砂とエマルジョンとを上記の割合で混合した後、例えば、80〜180℃の温度条件下にて、全体の含水率が0〜5質量%となるように水分を気化させることによって調整することができる。上記含水率はJIS A 1203「土の含水比試験方法」による測定(110℃で一定質量になるまで乾燥)や、水分の気化による質量減少を測定することによっても算出することができるし、また、例えば、赤外線吸光等を利用した含水率測定装置を用いて測定することもできる。
なお、特に限定されることはないが、本実施の形態の舗装用組成物は、含水率が0〜4.5質量%であることが好ましく、0〜4質量%であることが更に好ましい。このように構成することによって、より良好な歩行感を有するとともに、ぬかるみや塵が生じ難い装体を施工することができる。
本実施の形態の舗装用組成物は、トラックなどの大型車両が通過しない場所であれば、どのような路面、地面にも用いることができるが、特に歩道、公園、各種グラウンド、庭園内の自然遊歩道、サイクリング道、テニスコート、ゴルフ場内の道路、ゲートボール場、山林道の道路、寺院などの舗装体の施工に好適に用いることができる。以下、本実施の形態の舗装用組成物を、各構成成分毎に更に詳細に説明する。
[A成分(土砂)]
本実施の形態の舗装用組成物を構成するA成分は、舗装体の骨材となる土砂である。このような土砂としては、天然砂、人工砂、スクリーニングス、真砂土、荒木田土等を挙げることができる。これらの土砂は、1種単独で使用することも、あるいは2種以上を混合して用いることもできる。また、このような土砂は、施工場所の土砂であってもよいし、他の場所から搬入した土砂であってもよい。
本実施の形態の舗装用組成物を構成するA成分は、舗装体の骨材となる土砂である。このような土砂としては、天然砂、人工砂、スクリーニングス、真砂土、荒木田土等を挙げることができる。これらの土砂は、1種単独で使用することも、あるいは2種以上を混合して用いることもできる。また、このような土砂は、施工場所の土砂であってもよいし、他の場所から搬入した土砂であってもよい。
また、本実施の形態の舗装用組成物を構成するA成分(土砂)の粒度については特に制限はないが、例えば、最大粒度が30mm以下で、2.36mmふるい通過質量百分率が50〜100%、且つ0.425mmふるい通過質量百分率が5〜80%の土砂であることが好ましい。このような土砂を用いることにより、舗装用組成物を用いた施工が容易になるとともに、良好な歩行感を有する舗装体を得ることができる。このようなふるい通過質量百分率は、JIS A 1204「土の粒度試験方法」に準拠した方法によって測定することができる。
なお、A成分の最大粒度が30mmを超えると、及び/又は2.36mmふるい通過質量百分率が50%未満であると、土砂の粒度が大きすぎて、締め固めが出来難くなり、圧縮強度が悪化する。また、0.425mmふるい通過質量百分率が80%を超えると、A成分の粒度が小さくなりすぎて、A成分とB成分を混合する際に均一に分散させることが難しく、また透水が悪くなり泥濘ができることがある。
また、特に限定されることはないが、A成分は、均等係数が4以上の粒度の土砂であることが好ましい。このような粒度の土砂であることにより、良好な歩行感を有する舗装体を得ることができる。なお、上記した均等係数は、通過質量百分率60%の粒子径(mm)と、通過質量百分率10%の粒子径(mm)との比によって得られる値である。
また、本実施の形態の舗装用組成物を構成するA成分は、上記した天然砂、人工砂、スクリーニングス、真砂土、荒木田土等に加えて、石粉や木片チップ、繊維、粒状コルク、ゴムチップ等を更に含んだものであってもよい。石粉を含むことにより、土砂の粒度を調整することができる。このような石粉は、例えば、石灰石を粉砕することによって形成することができる。又、木片チップや繊維、粒状コルク、ゴムチップを含むことによって、良好な歩行感や耐摩耗性を付与することができる。このような歩行感を向上させるための、例えば木片チップ、繊維、粒状コルク、ゴムチップ等、また、景観を良くする為に使用する人工砂や玉砂利等は、A成分とB成分を加熱混合して、本実施の形態の舗装用組成物を作製した後に、強度が大幅に低下しない量、混合してもよい。その使用量は舗装用組成物に対して60質量%以下が好ましい。
また、本実施の形態の舗装用組成物を構成するA成分は、上記した天然砂、人工砂、スクリーニングス、真砂土等の表面に、泥濘化抑制、防塵性、耐凍結性、弾力性、粘着性、撥水性等の特性を付与するためのコーティングを行ったものであってもよい。
[B成分(エマルジョン)]
本実施の形態の舗装用組成物を構成するB成分は、ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンである。このB成分は、A成分100質量部に対して、1〜15質量部(固形分換算)含まれている。
本実施の形態の舗装用組成物を構成するB成分は、ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンである。このB成分は、A成分100質量部に対して、1〜15質量部(固形分換算)含まれている。
このエマルジョンは、ポリマーのガラス転移点が−70〜10℃であることから、常温での良好な粘着性を有し、敷設した舗装用組成物を締め固めることにより、舗装体を簡便に施工することが可能となる。
なお、エマルジョンに含まれるポリマーのガラス転移点が−70℃未満であると、舗装用組成物から得られた舗装体が弱くなったり、べたつきが残ることがある。一方、10℃を超えると、締め固めができ難くなり舗装体の耐摩耗性が低下する。
なお、本明細書におけるガラス転移点は、以下に示す方法によって測定した値を意味するものとする。まず、B成分を含む水系分散体約5gをガラス板に薄く引き伸ばし、25℃で7日間乾燥させることによって、乾燥フィルムを得る。得られた乾燥フィルムについて、示差走査熱量分析計(DSC)、例えば、理学電気社製のDSC、を使用し、昇温速度=20℃/分、チッ素雰囲気下、サンプル量=20mgの条件で測定する。
また、特に限定されることはないが、B成分のエマルジョンに含まれるポリマーのガラス転移点は、−65〜10℃であることが好ましく、−60〜−10℃であることが更に好ましい。このように構成することによって、本実施の形態の舗装用組成物を用いた施工がより簡便になる。
B成分として用いられるエマルジョンは、上記ガラス転移点のポリマーを含むエマルジョンであれば特に制限はないが、例えば、アクリルエマルジョン、スチレンブタジエン共重合ラテックス、天然ゴムラテックス、スチレン酢酸ビニル共重合エマルジョン等を挙げることができる。又、上記ガラス転移点の樹脂を機械的に水相中に分散して得られた樹脂分散液であってもよい。これらは、1種単独で使用することも、あるいは2種以上を混合して用いることもできる。
B成分として用いられる上記エマルジョンに、ポリブテン樹脂、石油樹脂等の他の液状樹脂や、ロジン酸エステル樹脂等の粘着付与樹脂を加えたものでもよい。これらの液状樹脂や粘着付与樹脂はA成分に単独で添加して使用することができるが、B成分に添加混合した後、エマルジョンの形態で用いることが好ましい。又、固体の粘着付与樹脂は、溶媒に分散されたエマルジョンの形態で用いることが望ましい。
このようなエマルジョンを用いることにより、耐侯性の優れた舗装体を施工することが可能となり、施工した舗装体の耐用年数を大幅に向上させることができる。例えば、このようなエマルジョンの好ましい例として挙げたアクリルエマルジョンは、少なくとも(メタ)アクリル酸エステル系モノマーから得られるポリマーを含んだものである。
この(メタ)アクリル酸エステル系モノマーとしては、従来の水性アクリルエマルジョンにも使用されている、アクリル酸及びメタクリル酸と、脂肪族、脂環族あるいは芳香族のアルコールとのエステルが挙げられる。具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸n−アミル、(メタ)アクリル酸イソアミル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシルなどが挙げられる。
また、(メタ)アクリル酸グリシジルなどのエポキシ基を含有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、(メタ)アクリル酸シクロヘキシルなどの置換基を含有することもあるシクロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル類、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、及び(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチルなどの水酸基を含有するアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル類なども挙げられる。
なおここで、「(メタ)アクリル」とは「アクリル」及び「メタクリル」のいずれであってもよいことを意味する。
また、アクリルエマルジョンには、上記した(メタ)アクリル酸エステル系モノマーと共重合可能な他のモノマーを含んでいてもよい。
このような共重合可能な他のモノマーとしては、芳香族ビニル系モノマー、シアン化ビニル系モノマー、エチレン性不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキルエステル、エチレン性不飽和カルボン酸アミド、エチレン性不飽和酸モノマー、エチレン性不飽和スルホン酸エステル、エチレン性不飽和アルコールまたはそのエステル、エチレン性不飽和エーテル、エチレン性不飽和アミン、エチレン性不飽和シラン、ハロゲン化ビニル系モノマー、脂肪族共役ジエン系モノマーなどが挙げられる。
上記芳香族ビニル系モノマーの例には、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−エチルスチレン、p−エチルスチレン、α−クロロスチレン、p−クロロスチレン、p−メトキシスチレン、p−アミノスチレン、p−アセトキシスチレン、スチレンスルホン酸ナトリウム、α−ビニルナフタレン、1−ビニルナフタレン−4−スルホン酸ナトリウム、2−ビニルフルオレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンなどがあり、特にスチレンが好ましい。
上記シアン化ビニル系モノマーの例には、アクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル、α−メトキシアクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロメタクリロニトリル、α−メトキシメタクリロニトリル、シアン化ビニリデンなどがあり、特にアクリロニトリルが好ましい。
上記エチレン性不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキルエステルの例には、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレートなどがある。
上記エチレン性不飽和カルボン酸アミドの例には、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N−ブトキシメチルメタクリルアミド、N−ブトキシエチルアクリルアミド、N−ブトキシエチルメタクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−メトキシメチルメタクリルアミド、N−n−プロピオキシメチルアクリルアミド、N−n−プロピオキシメチルメタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジエチルメタクリルアミドなどがある。
上記エチレン性不飽和酸モノマーには、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸などが使用される。エチレン性不飽和カルボン酸の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、無水フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸などがあり、エチレン性不飽和スルホン酸の例には、ビニルスルホン酸、イソプレンスルホン酸などがある。エチレン性不飽和酸単量体は、例えばアルカリ金属で中和されていてもよい。また、前記エチレン性不飽和スルホン酸エステル単量体の例には、ビニルスルホン酸アルキル、イソプレンスルホン酸アルキルなどがある。
上記エチレン性不飽和アルコールおよびそのエステルには、アリルアルコール、メタアリルアルコール、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニル、酢酸アリル、カプロン酸メタアリル、ラウリン酸アリル、安息香酸アリル、アルキルスルホン酸ビニル、アルキルスルホン酸アリル、アリールスルホン酸ビニルなどがある。
上記エチレン性不飽和エーテルには、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロビルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、メチルアリルエーテル、エチルアリルエーテルなどがある。
上記エチレン性不飽和アミンには、ビニルジメチルアミン、ビニルジエチルアミン、ビニルジフェニルアミン、アリルジメチルアミン、メタアリルジエチルアミンなどがある。
上記エチレン性不飽和シランには、ビニルトリエチルシラン、メチルビニルジクロロシラン、ジメチルアリルクロロシラン、ビニルトリクロロシランなどがある。
上記ハロゲン化ビニル系モノマーの例には、塩化ビニル、塩化ビニリデン、1,2−ジクロロエチレン、臭化ビニル、臭化ビニリデン、1,2−ジブロモエチレンなどがある。
上記脂肪族共役ジエン系モノマーには、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−ネオペンチル−1,3−ブタジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、1,2−ジクロロ−1,3−ブタジエン、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、2−ブロモ−1,3−ブタジエン、2−シアノ−1,3−ブタジエン、置換直鎖共役ペンタジエン類、直鎖および側鎖共役ヘキサジエンなどがあり、特に1,3−ブタジエンが好ましい。
これまでに説明した共重合可能な他のモノマーは、単独で使用することができ、また2種以上を併用することもできる。
このようなアクリルエマルジョンは、乳化剤、水及び重合開始剤の存在下で、上記したポリマーを含む単量体成分を乳化重合することによって得ることができる。
[(C成分)着色剤]
また、本実施の形態の舗装用組成物は、(C成分)着色剤を更に含有するものであってもよい。このように構成することによって、舗装体を敷設する環境の色彩に応じて、舗装用組成物に所望の色を付与することができ、幅広い用途に使用することが可能となる。なお、着色剤の種類については特に制限はないが、ベンガラ(赤)、酸化クロム(緑)などを好適に用いることができる。
また、本実施の形態の舗装用組成物は、(C成分)着色剤を更に含有するものであってもよい。このように構成することによって、舗装体を敷設する環境の色彩に応じて、舗装用組成物に所望の色を付与することができ、幅広い用途に使用することが可能となる。なお、着色剤の種類については特に制限はないが、ベンガラ(赤)、酸化クロム(緑)などを好適に用いることができる。
このC成分の量については特に制限はなく、舗装用組成物の使用目的や、着色剤の種類に応じて適宜決定することができる。又、単独で使用してもよいし、2種類以上を混合して使用してもよい。
[舗装体の施工方法]
次に、第二の発明の舗装体の施工方法の一の実施の形態について具体的に説明する。
次に、第二の発明の舗装体の施工方法の一の実施の形態について具体的に説明する。
本実施の形態の舗装体の施工方法は、(A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とし、A成分100質量部に対して、B成分1〜15質量部(固形分換算)を含んだ舗装用組成物を敷設して、舗装用組成物からなる舗装体を得る舗装体の施工方法であって、80〜180℃の温度条件下で加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物を得る工程(a)と、舗装用組成物を敷設し、敷設した舗装用組成物を転圧して締め固める工程(b)と、を含む、舗装体の施工方法である。
このように、本実施の形態の舗装体の施工方法は、上記した工程(a)により、80〜180℃の温度条件下で加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された、第一の発明の実施の形態である舗装用組成物を得、その後、工程(b)により、得られた舗装用組成物を、舗装を行う路面やグラウンド等に敷設し、敷設した舗装用組成物を転圧して締め固めることによって舗装体の施工を行うものである。
本実施の形態の舗装体の施工方法においては、工程(b)によって、舗装用組成物を構成するB成分(エマルジョン)によりA成分(土砂)を良好に締め固めることができ、良好な歩行感を有するとともに、ぬかるみや塵が生じ難い舗装体を簡便に施工することができる。
特に、本実施の形態の舗装体の施工方法は、従来の施工方法のように舗装用組成物を敷設した後に乾燥を行う必要がないため、外気の温度や天候等によらず、舗装体を施工することが可能となる。
本実施の形態の舗装体の施工方法は、トラックなどの大型車両が通過しない場所であれば、どのような路面、地面に対しても施工を行うことができるが、特に歩道、公園、各種グラウンド、庭園内の自然遊歩道、サイクリング道、テニスコート、ゴルフ場内の道路、ゲートボール場、山林道の道路、寺院などの舗装体を施工する方法として特に好適に用いることができる。また、本実施の形態の舗装体の施工方法は、既に施工された舗装体を補修する際にも好適に用いることができる。以下、各工程(a)及び(b)について更に具体的に説明する。
[工程(a)]
この工程(a)は、80〜180℃の温度条件下で、舗装用組成物を構成する材料を加熱して乾燥することによって、その含水率を0〜5質量%に調整し、(A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とし、A成分100質量部に対して、B成分1〜15質量部(固形分換算)を含んだ舗装用組成物を得る工程である。
この工程(a)は、80〜180℃の温度条件下で、舗装用組成物を構成する材料を加熱して乾燥することによって、その含水率を0〜5質量%に調整し、(A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とし、A成分100質量部に対して、B成分1〜15質量部(固形分換算)を含んだ舗装用組成物を得る工程である。
なお、加熱する際の温度が80℃未満であると、乾燥に時間が掛かりすぎたり、粘度が高くなり混合ができ難くなる。一方、加熱する際の温度が180℃を超えると、B成分を構成するポリマーの変質が起き、目標とする物性(舗装用組成物)が得られないことがある。
なお、A成分としては、第一の発明の実施の形態にて説明した土砂を好適に用いることができ、また、B成分としては、第一の発明の実施の形態にて説明したガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンを好適に用いることができる。
また、この工程(a)においては、(C成分)着色剤を更に加えて、着色された舗装用組成物を得てもよい。このように構成することによって、舗装体を敷設する環境の色彩に応じて、舗装用組成物に所望の色を付与することができ、幅広い用途に使用することが可能となる。なお、この着色剤としては、第一の発明の実施の形態にて説明した着色剤を好適に用いることができる。
また、この工程(a)は、例えば、A成分(土砂)と、B成分(ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョン)とを混合した後に、80〜180℃の温度条件下で加熱して乾燥を行ってもよいし(工程(a1))、80〜180℃に加熱した状態のA成分(土砂)に、B成分(ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョン)を加えてエマルジョン中の水分を気化させてもよい(工程(a2))。以下、上記した工程(a1)及び工程(a2)について具体的に説明する。
[工程(a1)]
工程(a1)では、まず、例えば、アスファルト合材製造プラント等によって、A成分100質量部と、B成分1〜15質量部(固形分換算)と混合し、A成分とB成分とを含む混合物を得る。また、必要に応じて、この段階でC成分(着色剤)を加えてもよい。C成分は、単独でA成分とB成分とに加えてもよいし、予め、C成分とB成分とを混合した後に、A成分に加えてもよい。この際、A成分として用いられる土砂には、通常水分が含まれており、常温で0〜10質量%程度の含水率となっている。
工程(a1)では、まず、例えば、アスファルト合材製造プラント等によって、A成分100質量部と、B成分1〜15質量部(固形分換算)と混合し、A成分とB成分とを含む混合物を得る。また、必要に応じて、この段階でC成分(着色剤)を加えてもよい。C成分は、単独でA成分とB成分とに加えてもよいし、予め、C成分とB成分とを混合した後に、A成分に加えてもよい。この際、A成分として用いられる土砂には、通常水分が含まれており、常温で0〜10質量%程度の含水率となっている。
また、工程(a1)において、B成分として用いられるエマルジョンの固形分濃度については特に制限はないが、例えば、25〜80質量%であることが好ましい。例えば、エマルジョンの固形分濃度が80質量%を超えると、水分が少なすぎてA成分とB成分との混合が困難になることがあり、一方、エマルジョンの固形分濃度が25質量%未満の場合には、混合物に含まれる水分が多くなりすぎて、混合物内の水分を気化させるのに非常に多くの時間を要したり、調整に掛かるコストが高くなることがある。
このようにして混合した、A成分とB成分との混合物は、その含水率が11質量%を超えるものである。
A成分とB成分とを混合する方法等については特に制限はないが、例えば、上記したアスファルト合材製造プラントや、加熱装置をつけたアスファルト用ミキサを挙げることができる。
次に、この混合物を80〜180℃に加熱して乾燥することによって、混合物内の水分を気化させ、第一の発明の実施の形態のような、A成分100質量部に対して、B成分を1〜15質量部(固形分換算)を含み、含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物を得る。
また、この工程(a1)は、施工する場所とは異なる場所のプラント等にて実施することもできるし、施工する場所に従来公知のアスファルト用ミキサ等を設置して現場で行うこともできる。
なお、施工する場所とは異なる場所のプラント等にて舗装用組成物を得た場合には、舗装用組成物を常温に冷却した後、施工する場所に搬送して工程(b)を行う。
[工程(a2)]
工程(a2)では、まず、A成分を加熱して、80〜180℃に加熱した状態に保持する。このようにA成分を加熱することにより、A成分(土砂)に含まれる水分を気化させることができる。
工程(a2)では、まず、A成分を加熱して、80〜180℃に加熱した状態に保持する。このようにA成分を加熱することにより、A成分(土砂)に含まれる水分を気化させることができる。
次に、A成分100質量部に対して、B成分を1〜15質量部(固形分換算)加えて混合し、第一の発明の実施の形態のような、A成分100質量部に対して、B成分を1〜15質量部(固形分換算)を含み、含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物を得る。
A成分及びB成分は、上述した工程(a1)で用いたものと同様のものを用いることができる。また、必要に応じて、この段階でC成分(着色剤)を加えてもよい。
この工程(a2)においても、工程(a1)と同様に、施工する場所とは異なるプラント等にて実施することもできるし、施工する場所に従来公知のミキサ等を設置して現場で行うこともできる。
更に、この工程(a)では、例えば、施工する場所にA成分を敷き詰めた後、A成分を80〜180℃に加熱した状態に保持し、このA成分に所定量のB成分を散布することにより、早期に水を蒸散させて、舗装用組成物を得ることもできる。
このように構成することによって、施工する場所に敷設した状態の舗装用組成物を得ることができる。
[工程(b)]
工程(b)では、上記のようにして得られた舗装用組成物を、舗装を行う路面やグラウンド等に敷設し、敷設した舗装用組成物を転圧して締め固めることによって舗装体を得る。
工程(b)では、上記のようにして得られた舗装用組成物を、舗装を行う路面やグラウンド等に敷設し、敷設した舗装用組成物を転圧して締め固めることによって舗装体を得る。
舗装用組成物を敷設する方法については特に制限はないが、通常のアスファルト舗装同様、従来公知のフィニッシャや狭い部分ではレーキ等を用いて敷きならす方法を挙げることができる。
また、敷設した舗装用組成物を加圧して締め固める方法についても特に制限はなく、従来公知の方法、例えば、転圧ローラ(ロードローラ、振動ローラ、タイヤローラ)、コンパクタ、振動プレート等を用いて締め固める方法を好適に用いることができる。
また、本実施の形態の舗装体の施工方法においては、舗装用組成物を敷設する際に、厚さが1〜10cmとなるように敷設することが好ましく、2〜5cmとなるように敷設することが更に好ましい。このように構成することによって、良好な歩行感を有するとともに、ぬかるみや塵が生じ難い舗装体を施工することができる。
なお、敷設する舗装用組成物の厚さが1cm未満であると、舗装用組成物の層が薄すぎて、良好な歩行感を得ることができなくなり、また、剥がれてしまうことがある。一方、敷設する舗装用組成物の厚さが10cmを超えたとしても、歩行感が格段に向上することはなく、コスト高になることがある。
また、敷設した舗装用組成物を転圧して締め固める際には、得られる舗装体の密度が1.4〜2.5g/cm3となるように締め固めることが好ましく、1.5〜2.2g/cm3となるように締め固めることが更に好ましい。このように構成することによって、舗装体に適度な反発弾力性を付与することができ、歩行感がより良好になる。
なお、舗装体の密度が1.4g/cm3未満の場合には、舗装体の締め固めが不十分となり、破損し易くなることがあり、一方、舗装体の密度が2.5g/cm3を超えると、舗装体が硬くなりすぎて、歩行感が悪化することがある。
以上のようにして、本実施の形態の舗装体の施工方法によれば、良好な歩行感を有するとともに、ぬかるみや塵が生じ難い舗装体を簡便に施工することができる。
以下に、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、以下において、「部」及び「%」は、質量基準である。また、実施例中の各種の測定は、下記の方法によった。
<締め固め密度及び締め固め性>
土の突き固め方法、直径10cm、高さ12.7cm、2.5kgのランマ、3層×25回の条件により締め固め状態を観察した。締め固め状態の評価としては、密度が1.5以上の状態を良好とし、1.2以下の状態を不良とした。
土の突き固め方法、直径10cm、高さ12.7cm、2.5kgのランマ、3層×25回の条件により締め固め状態を観察した。締め固め状態の評価としては、密度が1.5以上の状態を良好とし、1.2以下の状態を不良とした。
<プロクターニードル値>
屋外体育施設の建設指針(財団法人日本体育施設協会発行)に記載される、プロクターニードル試験に準拠して測定を行った。具体的には、貫入面積1/20平方インチ(直径6.4mm)の金属棒を、貫入速度6.12mm/sec、貫入深さ1インチ(25.4mm)の条件で試料(舗装体)の表面に貫入した抵抗値(N)を測定した。このプロクターニードル値は舗装体の硬さの指標となる。
屋外体育施設の建設指針(財団法人日本体育施設協会発行)に記載される、プロクターニードル試験に準拠して測定を行った。具体的には、貫入面積1/20平方インチ(直径6.4mm)の金属棒を、貫入速度6.12mm/sec、貫入深さ1インチ(25.4mm)の条件で試料(舗装体)の表面に貫入した抵抗値(N)を測定した。このプロクターニードル値は舗装体の硬さの指標となる。
<GB反発弾性>
屋外体育施設の建設指針(財団法人日本体育施設協会発行)に記載される、GB反発試験に準拠して測定を行った。具体的には、ゴルフボールを、1mの高さから試料(舗装体)の表面に落下させた時の反発高さを測定し、落下高さ(1m)に対する割合(%)として算出した。
屋外体育施設の建設指針(財団法人日本体育施設協会発行)に記載される、GB反発試験に準拠して測定を行った。具体的には、ゴルフボールを、1mの高さから試料(舗装体)の表面に落下させた時の反発高さを測定し、落下高さ(1m)に対する割合(%)として算出した。
<SB反発弾性>
屋外体育施設の建設指針(財団法人日本体育施設協会発行)に記載される、SB反発試験に準拠して測定を行った。具体的には、1インチ径のスチールボールを、1mの高さから試料(舗装体)の表面に落下させた時の反発高さを測定し、落下高さ(1m)に対する割合(%)として算出した。
屋外体育施設の建設指針(財団法人日本体育施設協会発行)に記載される、SB反発試験に準拠して測定を行った。具体的には、1インチ径のスチールボールを、1mの高さから試料(舗装体)の表面に落下させた時の反発高さを測定し、落下高さ(1m)に対する割合(%)として算出した。
<透水係数>
JIS A 1218(土の透水試験の変水位透水試験)に準拠して測定した。なお、測定値は、透水係数×10−3(cm/sec)として求めた。
JIS A 1218(土の透水試験の変水位透水試験)に準拠して測定した。なお、測定値は、透水係数×10−3(cm/sec)として求めた。
<防塵性>
内径39cm、高さ59cmの円筒容器の頂部試料落下装置より、200gの試料を自然落下させ、底面より高さ45cmの位置の容器内の浮遊粉塵量(cpm:count per minute)をデジタル粉塵計で測定した。
内径39cm、高さ59cmの円筒容器の頂部試料落下装置より、200gの試料を自然落下させ、底面より高さ45cmの位置の容器内の浮遊粉塵量(cpm:count per minute)をデジタル粉塵計で測定した。
<耐凍結性>
直径10cm、高さ12.7cmの供試体(2.5kgランマ・3層×25回:上記した締め固め密度及び締め固め性の評価と同一条件で作製)を3日間20℃(湿度65%)で養生した後、−10℃で3日間凍上させ、凍上量(cm)を測定した。
直径10cm、高さ12.7cmの供試体(2.5kgランマ・3層×25回:上記した締め固め密度及び締め固め性の評価と同一条件で作製)を3日間20℃(湿度65%)で養生した後、−10℃で3日間凍上させ、凍上量(cm)を測定した。
<泥寧試験>
直径10cm、高さ12.7cmの供試体(2.5kgランマ・3層×25回:上記した締め固め密度及び締め固め性の評価と同一条件で作製)を3日間20℃(湿度65%)で養生した後、1日水浸後、指で押して変化状態を確認した。
直径10cm、高さ12.7cmの供試体(2.5kgランマ・3層×25回:上記した締め固め密度及び締め固め性の評価と同一条件で作製)を3日間20℃(湿度65%)で養生した後、1日水浸後、指で押して変化状態を確認した。
(実施例1)
本実施例においては、下記の方法により舗装用組成物を製造し、得られた舗装用組成物を締め固めることによって供試体を作製し、上記した各種の測定を行った。
本実施例においては、下記の方法により舗装用組成物を製造し、得られた舗装用組成物を締め固めることによって供試体を作製し、上記した各種の測定を行った。
本実施例では、A成分として、乾燥した川砂10000g(10kg)、B成分として、ガラス転移点が−60℃のアクリルエマルジョン500g(固形分換算)を用意した。本実施例においては、A成分100部に対して、B成分が5部である。
本実施例に用いた川砂は、0.075mmふるい通過質量百分率が2.6%、0.15mmふるい通過質量百分率が10.3%、0.425mmふるい通過質量百分率が40.7%、0.6mmふるい通過質量百分率が61.3%、2.36mmふるい通過質量百分率が98%、且つ4.75mmふるい通過質量百分率が100%で、均等係数は4の川砂を用いた。ここで、表1に、本実施例に用いた川砂の0.075mm、0.15mm、0.425mm、0.6mm、2.36mm、及び4.75mmのふるいを通過させた際のふるい通過質量百分率を示す。
また、本実施例に用いたアクリルエマルジョンの固形分濃度は60質量%であり、水分を含めたアクリルエマルジョンの質量は833gである。アクリルエマルジョンは、メチルメタアクリル酸とブチルアクリル酸エステルを共重合して製造されたものであり、ガラス転移点が−60℃のものである。
まず、A成分10000g(10kg)を秤量して130℃に加熱した後、上記した固形分濃度が60質量%のB成分500g(固形分換算)を、パグミルミキサにて、約1分間混合した。
次に、得られた舗装用組成物を常温で1日放置した。
次に、1日放置後の舗装用組成物を、締め固めて供試体を得た。ここで、表2にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
(実施例2)
本実施例においては、ガラス転移点が−40℃のアクリルエマルジョン500g(固形分換算)を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
本実施例においては、ガラス転移点が−40℃のアクリルエマルジョン500g(固形分換算)を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
本実施例に用いたアクリルエマルジョンは、固形分濃度が60質量%であり、水分を含めたアクリルエマルジョンの質量は833gである。表2にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
(実施例3)
本実施例においては、B成分として、ガラス転移点が−20℃のアクリルエマルジョン500g(固形分換算)を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
本実施例においては、B成分として、ガラス転移点が−20℃のアクリルエマルジョン500g(固形分換算)を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
本実施例に用いたアクリルエマルジョンは、固形分濃度が60質量%であり、水分を含めたアクリルエマルジョンの質量は833gである。表2にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
(実施例4)
本実施例においては、B成分として、ガラス転移点が−20℃のアクリルエマルジョンにポリブテン樹脂を混合したエマルジョン500g(固形分換算)を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
本実施例においては、B成分として、ガラス転移点が−20℃のアクリルエマルジョンにポリブテン樹脂を混合したエマルジョン500g(固形分換算)を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
本実施例に用いたアクリルエマルジョンは、固形分濃度が60質量%で、水分を含めたアクリルエマルジョンの質量は583gであり、ポリブテン樹脂(固形分100%)150gを混合し、合計733gをB成分として使用した。表2にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
(実施例5)
本実施例においては、B成分として、ガラス転移点が−10℃のアクリルエマルジョンにポリブテン樹脂を混合したエマルジョン500g(固形分換算)を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
本実施例においては、B成分として、ガラス転移点が−10℃のアクリルエマルジョンにポリブテン樹脂を混合したエマルジョン500g(固形分換算)を用いた以外は、実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
本実施例に用いたアクリルエマルジョンは、固形分濃度が60質量%で、水分を含めたアクリルエマルジョンの質量は583gであり、ポリブテン樹脂(固形分100%)150gを混合し、合計733gをB成分として使用した。表2にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
(比較例1)
本比較例においては、B成分として、ガラス転移点が−40℃のアクリルエマルジョンを用いて、A成分とB成分の混合後に130℃設定の乾燥機での水分乾燥工程を行わなかった以外は実施例1と同様にして試験を行った。ここで、表3にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
本比較例においては、B成分として、ガラス転移点が−40℃のアクリルエマルジョンを用いて、A成分とB成分の混合後に130℃設定の乾燥機での水分乾燥工程を行わなかった以外は実施例1と同様にして試験を行った。ここで、表3にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
(比較例2)
本比較例においては、B成分として、ガラス転移点が15℃のアクリルエマルジョンを用いた以外は実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
本比較例においては、B成分として、ガラス転移点が15℃のアクリルエマルジョンを用いた以外は実施例1と同様の方法によって供試体を作製した。
なお、比較例1、2においては、締め固め性が不良で、成型物とならなかったため、プロクターニードル値、GB反発弾性、SB反発弾性、透水係数、防塵性、耐凍結性、及び泥寧試験を行うことができなかった。
(比較例3)
本比較例においては、A成分として、含水率が10質量%の真砂土10000g(10kg)、B成分として、セメント700gを用い、従来のセメント系舗装に使用するセメント系の舗装用組成物を得、得られた舗装用組成物を締め固めて供試体を得た。ここで、表3にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
本比較例においては、A成分として、含水率が10質量%の真砂土10000g(10kg)、B成分として、セメント700gを用い、従来のセメント系舗装に使用するセメント系の舗装用組成物を得、得られた舗装用組成物を締め固めて供試体を得た。ここで、表3にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
(比較例4)
本比較例においては、含水率が10質量%の真砂土10000g(10kg)のみを、従来のクレイ系舗装に使用する舗装用組成物(含水率が10質量%の真砂土)として用い、この舗装用組成物(含水率が10質量%の真砂土)を、締め固めて供試体を得た。ここで、表3にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
本比較例においては、含水率が10質量%の真砂土10000g(10kg)のみを、従来のクレイ系舗装に使用する舗装用組成物(含水率が10質量%の真砂土)として用い、この舗装用組成物(含水率が10質量%の真砂土)を、締め固めて供試体を得た。ここで、表3にA成分とB成分との配合処方、及び各種の測定の結果を示す。
表2及び表3に示すように、実施例1〜5によって得られた舗装用組成物は締め固め性が良好であったが、比較例2に用いられた舗装用組成物は、使用したアクリルエマルジョンのガラス転移点が15℃で常温での粘着性が発現しなかったため、締め固め性が不良となった。
また、実施例1〜5の供試体は、プロクターニードル値、GB反発弾性、及びSB反発弾性が低く、良好な歩行感を有するものであった。また、防塵性、耐凍結性、及び泥寧試験について優れた値を示しており、ぬかるみや塵が生じ難いものであった。透水係数については比較例4には若干劣るものの比較例3より優れた値であった。
比較例3の供試体は、プロクターニードル値、GB反発弾性、及びSB反発弾性が高く、歩行感の悪いものであった。
比較例4の供試体は、透水係数は高いものの、防塵性においては多量の発塵が確認された。また、泥寧試験では、表面の崩れが確認された。このように、得られた供試体は、ぬかるみや塵が発生し易いものであった。
本発明の舗装用組成物、及び舗装体の施工方法は、トラックなどの大型車両が通過しない場所であれば、どのような路面、地面にも用いることができるが、特に歩道、公園、各種グラウンド、庭園内の自然遊歩道、サイクリング道、テニスコート、ゴルフ場内の道路、ゲートボール場、山林道の道路、寺院などの場所の施工に好適に用いることができる。
Claims (9)
- (A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とする舗装用組成物であって、前記A成分100質量部に対して、前記B成分を1〜15質量部(固形分換算)含有し、加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された舗装用組成物。
- 前記B成分が、アクリルエマルジョンである請求項1に記載の舗装用組成物。
- (C成分)着色剤を更に含有する請求項1又は2に記載の舗装用組成物。
- (A成分)土砂と、(B成分)ガラス転移点が−70〜10℃のポリマーを含むエマルジョンと、を構成成分とし、前記A成分100質量部に対して、前記B成分を1〜15質量部(固形分換算)を含んだ舗装用組成物を敷設して、前記舗装用組成物からなる舗装体を得る舗装体の施工方法であって、80〜180℃の温度条件下で加熱して乾燥することによって含水率が0〜5質量%に調整された前記舗装用組成物を得る工程(a)と、前記舗装用組成物を敷設し、敷設した前記舗装用組成物を転圧して締め固める工程(b)と、を含む、舗装体の施工方法。
- 前記工程(a)において、80〜180℃に加熱した状態の前記A成分に、前記B成分を加えて前記含水率を調整する請求項4に記載の舗装体の施工方法。
- 前記B成分として、アクリルエマルジョンを用いる請求項4又は5に記載の舗装体の施工方法。
- 前記舗装用組成物を、厚さが1〜10cmとなるように敷設する請求項4〜6のいずれかに記載の舗装体の施工方法。
- 敷設した前記舗装用組成物を、密度が1.4〜2.5g/cm3となるように締め固める請求項4〜7のいずれかに記載の舗装体の施工方法。
- (C成分)着色剤を更に加えて、着色された前記舗装用組成物を得る請求項4〜8のいずれかに記載の舗装体の施工方法。
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