JP4977492B2 - 目標追尾装置及び目標追尾方法 - Google Patents

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Description

本発明は、航空機等の目標の位置をレーダ等のセンサで観測して得られる観測値から、その目標の位置及び速度の諸元を推定する目標追尾方法および目標追尾装置に関する。
従来から種々の目標追尾装置が提案されている。例えば、特許文献1(特開2000−241539号公報)は、目標を観測する間隔(サンプリング間隔)を制御することで、機動力の高い目標に対する追尾精度の向上を図った「目標追尾装置」を開示している。特許文献1に開示された目標追尾装置は、N個の運動モデルによる信頼度算出器と、N個の運動モデルによる平滑器と、N個の運動モデルによる予測器と、運動モデルごとの予測器と、N個の運動モデルによる平滑誤差評価器と、運動モデルごとの予測誤差評価器と、N個の運動モデルによる予測誤差評価器と、ゲイン行列算出器と、観測時刻算出器と、運動モデル間遷移確率算出器とを備えている。N個の運動モデルによる信頼度算出器は、目標位置観測情報、運動モデルごとの予測値、運動モデルごとの予測誤差、および1サンプリング前の各運動モデルの信頼度を基に、N個の運動モデルによる信頼度を算出する。N個の運動モデルによる平滑器は、目標位置観測情報、N個の運動モデルによる信頼度、ゲイン行列、および1サンプリング前のN個の運動モデルによる平滑値を基に、N個の運動モデルによる平滑値を算出する。N個の運動モデルによる予測器は、N個の運動モデルによる平滑値、N個の運動モデルによる信頼度、および1サンプリング前の観測時刻に基づいて、N個の運動モデルによる予測値を算出する。運動モデルごとの予測器は、N個の運動モデルによる平滑値、および1サンプリング後の観測時刻に基づいて、運動モデルごとの予測値を算出する。N個の運動モデルによる平滑誤差評価器は、N個の運動モデルによる信頼度、運動モデルごとの予測誤差、およびゲイン行列に基づいて、N個の運動モデルによる平滑誤差を算出する。運動モデルごとの予測誤差評価器は、N個の運動モデルによる平滑誤差、および1サンプリング後の観測時刻に基づいて、運動モデルごとの予測誤差を算出する。N個の運動モデルによる予測誤差評価器は、運動モデルごとの予測誤差、N個の運動モデルによる信頼度、および1サンプリング後の観測時刻に基づいて、N個の運動モデルによる予測誤差を算出する。ゲイン行列算出器は、運動モデルごとの予測誤差を基に、ゲイン行列を算出する。観測時刻算出器は、N個の運動モデルによる信頼度、N個の運動モデルによる平滑値、およびN個の運動モデルによる平滑誤差に基づいて、次回のサンプリング(目標観測)が行われる時刻(観測時刻)を算出する。運動モデル間推移確率算出器は、観測時刻算出器の出力する観測時刻に基づいて、現在の観測時刻と次回の観測時刻との差からサンプリング間隔を算出し、このサンプリング間隔における運動モデル間の推移確率を算出する。
とにかく、特許文献1は、目標諸元予測値と目標諸元誤差予測値とを算出することを開示している。また、特許文献1では、目標追尾精度に基づき観測情報のサンプリング間隔を決定することを開示している。
また、特許文献2(特開2002−174681号公報)は、フィルタ平滑効果をコントロール可能な「目標追尾装置」を開示している。この特許文献2の図3に開示された目標追尾装置は、平滑ベクトル用メモリと、擬似平滑誤差共分散行列用メモリと、予測ベクトル算出部と、駆動雑音共分散行列設定部と、擬似予測誤差共分散行列算出部と、観測雑音共分散行列設定部と、擬似残差共分散行列算出部と、ゲート判定部と、ゲイン行列算出部と、平滑ベクトル算出部と、係数制御部と、係数乗算部と、擬似平滑誤差共分散行列算出部と、平滑誤差共分散行列用メモリと、予測誤差共分散行列算出部と、残差共分散行列算出部と、平滑誤差共分散行列算出部とを備えている。
平滑ベクトル用メモリは、平滑ベクトル算出部による平滑ベクトルの計算結果を格納する。平滑誤差共分散行列用メモリは、平滑誤差共分散行列算出部による平滑誤差共分散行列の計算結果を格納する。予測ベクトル算出部は、平滑ベクトル用メモリに格納された前時刻の平滑ベクトルから現時刻の予測ベクトルを算出する。予測誤差共分散行列算出部は、平滑誤差共分散行列用メモリに格納された前時刻の平滑誤差共分散行列の計算結果と、駆動雑音共分散行列設定部により設定された駆動雑音共分散行列の値とから、現時刻の予測誤差共分散行列を算出する。観測雑音共分散行列設定部は、目標観測装置1から入力された観測ベクトルの精度評価に関連したパラメータに基づいて、観測雑音共分散行列を設定する。残差共分散行列算出部は、予測誤差共分散行列算出部により算出された予測誤差共分散行列と、観測雑音共分散行列設定部により設定された観測雑音共分散行列とから、残差共分散行列を算出する。ゲート判定部は、予測ベクトル算出部により算出された予測ベクトルと、目標観測装置からの観測ベクトルとに基づいて、残差ベクトルを算出するとともに、残差共分散行列算出部により算出された残差共分散行列を用いて、観測ベクトルが追尾目標の探知データであるか否かのゲート判定を行う。擬似平滑誤差共分散行列用メモリは、擬似平滑誤差共分散行列算出部による擬似平滑誤差共分散行列の計算結果を格納する。擬似予測誤差共分散行列算出部は、前時刻の擬似平滑誤差共分散行列の計算結果と、駆動雑音共分散行列設定部からの駆動雑音共分散行列の値とを用いて、現時刻の擬似予測誤差共分散行列を算出する。擬似残差共分散行列算出部は、擬似予測誤差共分散行列算出部からの擬似予測誤差共分散行列と、観測雑音共分散行列設定部からの観測雑音共分散行列とを用いて、擬似残差共分散行列を算出する。ゲイン行列算出部は、擬似残差共分散行列算出部からの擬似予測誤差共分散行列と、擬似予測誤差共分散行列計算部からの擬似残差共分散行列とを用いて、フィルタのゲイン行列を算出する。係数制御部は、観測雑音共分散行列に乗算されるスカラ係数の値を追尾目標の追尾状態に応じて決定し、係数乗算部は、上記スカラ係数を観測雑音共分散行列に乗算する。擬似平滑誤差共分散行列算出部は、上記スカラ係数が乗算された観測雑音共分散行列と、擬似予測誤差共分散行列算出部からの擬似予測誤差共分散行列とを用いて、擬似平滑誤差共分散行列を算出する。
とにかく、特許文献2は、1)前時刻の平滑ベクトル(諸元)から予測ベクトル(諸元)を算出すること、2)前時刻の誤差共分散から予測誤差共分散を算出すること、3)観測雑音に、目標の機動(直進、曲進)に基づくスカラ係数を乗算して擬似予測誤差共分散(新目標諸元誤差予測値)を算出すること、4)擬似予測誤差共分散からゲインを算出すること、予測ベクトルとゲインより平滑ベクトル(推定目標)を算出すること、および5)擬似予測誤差共分散、観測雑音、ゲインから平滑誤差共分散(目標諸元誤差推定値)を算出することを開示している。
特許文献3(特開2003−130947号公報)は、誤差楕円体の重複度判定によりフィルタのモデルでは目標の運動を表現できないと判定された場合、信頼度計算における残差共分散行列を再計算することにより、所望の誤差楕円体重複度を実現し、追尾性能の向上を図ることができる「目標追尾装置及び方法」を開示している。特許文献3において、予測器は、平滑器からの平滑値と、各運動モデル信頼度、定数加速度ベクトルを基に、予測値及び予測誤差共分散行列を算出する。また、特許文献3では、誤差楕円体を各軸方向について任意の大きさに制御して、等速直線運動目標に対して誤差を低減しつつ、旋回目標に対しても追尾精度を向上させている。
特許文献4(特開平7−35850号公報)は、目標追尾を行う際に必要とする計算機の負荷の増大を防ぎ、短いサンプリング間隔のままで精度の高い追尾処理を実行すると共に、送信ビーム諸元の算出時間を確保できる「目標追尾装置」を開示している。特許文献4では、フィルタゲイン定数および観測値をもとに位置と速度の平滑値を算出する平滑値算出装置と、上記平滑値から次のサンプリングタイムである予測時刻における位置と速度の予測値を算出する予測値算出装置とを開示している。また、特許文献4では、次サンプリング時刻における予測ベクトルを算出する予測ベクトル算出装置と、予測誤差共分散行列を算出する予測誤差共分散算出装置とを開示している。
以降の説明の数式中において、ベクトル及び行列の数式中にてベクトル及び行列の肩に付した記号Tは、そのベクトル及び行列の転置を示す。さらに、数式中で使用する記号において、記号の上に〜が付された要素(ベクトル及び行列)は予測値を示し、記号の上に^が付された要素(ベクトル及び行列)は推定値を示す。一方、明細書中で使用する記号に対しては、記号の前に〜が付された要素(ベクトル及び行列)は予測値を示し、記号の前に^が付された要素(ベクトル及び行列)は推定値を示す。
また、図4に、以降のブロック図の中で使用する要素の記号を示している。図4(1)に示す要素1は、時点kにAを入力し、その一時点前に入力したAk−1を遅延結果Yとして出力する遅延要素である。図4(2)に示す要素2は、AとBとを入力し、(A+B)を加算結果Yとして出力する加算器要素である。図4(3)に示す要素3は、AとBとを入力し、(A−B)を減算結果Yとして出力する減算器要素である。
図5に第1の従来の目標追尾装置1Cの構成を示す。先ず、第1の従来の目標追尾装置1Cとその外部の装置との接続関係、並びに第1の従来の目標追尾装置1Cの内部構成について説明する。
第1の従来の目標追尾装置1Cには、2つの外部の装置として、観測値入力部2と追尾結果出力部3とが接続されている。目標追尾装置1Cは、予測諸元算出部10と、推定諸元算出部20と、第1の遅延要素30と、予測諸元誤差算出部40と、推定諸元誤差算出部50と、ゲイン値算出部60と、第2の遅延要素70とから構成されている。
次に、第1の従来の目標追尾装置1Cとその外部の装置との間の入出力データとその処理内容について説明する。
目標追尾装置1Cは、観測値入力部2から、観測結果のデータとして、時点kで時刻t、観測値z、及び観測値誤差Wを入力する。ただし、kは1〜nの自然数であり、時点は1、2、・・・の順に進むとする。これら入力に基づき、目標追尾装置1Cは、目標推定諸元(目標諸元推定値)^Xおよび目標推定諸元誤差(目標諸元誤差推定値)^Pを算出し、これらを追尾結果出力部3に出力する。
なお、ここで、時刻tは例えば任意の起算時刻からの経過時間である。観測値zは、例えば、XY直交座標系での目標の位置をX座標値、Y座標値を要素とする、下記数1のように表記されるベクトルである。
Figure 0004977492
観測値誤差Wは、下記数2のように定義される観測値zの誤差共分散行列である。
Figure 0004977492
目標推定諸元^Xは、例えば目標の位置及び速度の推定値を表すX座標値、Y座標値、X座標速度値、Y座標速度値を要素とする、下記数3のように表記されるベクトルである。
Figure 0004977492
目標推定諸元誤差^Pは、下記数4のように定義される目標推定諸元^Xの誤差共分散行列である。
Figure 0004977492
最後に、第1の従来の目標追尾装置1Cの内部の各部分間のデータの関係及びその処理内容について説明する。
予測諸元算出部10は、観測値入力部2から時刻tを入力し、同時に推定諸元算出部20から第1の遅延要素30を介して1時点前の目標諸元推定値^Xk−1を入力して、入力に対応する時点(現時点)での目標諸元予測値〜Xを算出して出力するものである。
予測諸元算出部10は、状態遷移行列作成部11と状態遷移部12とから構成されている。状態遷移行列作成部11は、時刻tに基づき、下記の数5によって状態遷移行列Φを作成する。
Figure 0004977492
状態遷移部12は、1時点前の目標諸元推定値^Xk−1と状態遷移行列Φとに基づき、下記の数6によって現時点の目標諸元予測値〜Xを算出する。
Figure 0004977492
また、予測諸元誤差算出部40は、観測値入力部2から時刻tを入力し、同時に推定諸元誤差算出部50から第2の遅延要素70を介して1時点前の目標諸元誤差推定値^Pk−1を入力し、入力に対応する時点(現時点)での目標諸元誤差予測値〜Pを算出して出力するものである。
予測諸元誤差算出部40は、状態遷移行列作成部41と、状態遷移分散誤差算出部42と、変動誤差伝播部43と、加算器44とから構成される。状態遷移行列作成部41は、時刻tに基づき、上記数5によって状態遷移行列Φを作成する。
状態遷移分散誤差算出部42は、1時点前の目標諸元誤差推定値^Pk−1と状態遷移行列Φとに基づき、下記の数7によって目標諸元の遷移に対応する目標諸元誤差推定値φ(^Pk−1)を算出する。
Figure 0004977492
変動誤差伝播部43は、時刻tと変動誤差想定値σに基づき変動誤差による目標諸元誤差の増加分Uを、下記の数8によって算出する。
Figure 0004977492
加算器44は、下記の数9によって、目標諸元誤差推定値φ(^Pk−1)に目標諸元誤差の増加分Uを加えて現時点の目標諸元誤差予測値〜Pを算出する。
Figure 0004977492
なお、この目標追尾装置1Cでは、初回の目標諸元推定値^Xk−1と目標諸元誤差推定値^Pk−1とは既に求まっているとして動作が始まる構成である。すなわち、初回の目標諸元推定値^Xk−1及び目標諸元誤差推定値^Pk−1の算出は、別途にこの目標追尾装置1Cの外で算出されているものとする。
ゲイン値算出部60は、観測値誤差Wと目標諸元誤差予測値〜Pとを入力して、目標諸元予測値〜Xに対して観測値zを適用して目標推定諸元を推定する際の観測値zの適用割合、つまりゲイン値Kを算出するものである。この算出は、下記の数10による。
Figure 0004977492
推定諸元算出部20は、現時点の目標諸元予測値〜X、観測値z、及びゲイン値Kを入力して、入力に対応する時点(現時点)での目標諸元推定値^Xを算出して出力するものである。
推定諸元算出部20は、残差推定部21と、ゲイン適用部22と、加算器23とから構成されている。残差推定部21は、現時点の目標諸元予測値〜Xと観測値zとに基づき、下記の数11により残差Δを算出する。
Figure 0004977492
ゲイン適用部22は、残差Δとゲイン値Kとに基づき、下記の数12により残差にゲインを適用した分Δを算出する。
Figure 0004977492
加算器23は、下記の数13によって、現時点の目標諸元予測値〜XにΔを加えて、現時点の目標推定諸元(目標諸元推定値)^Xを算出する。
Figure 0004977492
推定諸元誤差算出部50は、現時点の目標諸元誤差予測値〜P、観測値誤差W、及びゲイン値Kを入力して、入力に対応する時点(現時点)での目標諸元誤差推定値^Pを算出して出力するものである。
推定諸元誤差算出部50は、予測諸元誤差分ゲイン適用部51と、観測誤差分ゲイン適用部52と、加算器53とから構成される。予測諸元誤差分ゲイン適用部51は、現時点の目標諸元誤差の予測値〜Pとゲイン値Kとに基づき、下記の数14により、予測諸元誤差にゲインを適用した分Pを算出する。
Figure 0004977492
観測誤差分ゲイン適用部52は、観測値誤差Wとゲイン値Kとに基づき、下記の数15により、観測誤差にゲインを適用した分Wを算出する。
Figure 0004977492
加算器53は、下記の数16によって、PにWを加えて、現時点の目標諸元誤差推定値^Pを算出する。
Figure 0004977492
図5に示した第1の従来の目標追尾装置1Cは、レーダ等のセンサが検知した観測データを使用した航空機の目標追尾装置に広く使用され、等速直進する目標だけでなく、旋回や加減速する目標にも適用できる。
ただし、予測諸元誤差算出部40で使用する変動誤差想定値σの設定値によって追尾誤差の特性が変わる。
図6を参照して、この追尾誤差の特性が変わる様子について詳細に説明する。目標が等速直進している場合には、変動誤差想定値σが小さいほど、センサの観測データに含まれる観測誤差の影響を防いで追尾誤差が小さくなる。これに対して、旋回等の機動を行っている場合には、変動誤差想定値σが小さいほど、機動に対する追従の遅れが大きくなる。
目標追尾装置の性能として、等速直進する目標に対する追尾誤差と、旋回等の機動時の追従の遅れとについて特段の要望がない場合には、図5に示した第1の従来の目標追尾装置1Cの構成で何等不都合はない。一方、これらに特定の要望がある場合には、要望の性能を満たすような変動誤差想定値σを探して設定する必要がある。しかしながら、場合によっては、これら2つの要望の性能を同時に満たす変動誤差想定値σが存在しない場合がある。このような場合には、図5に示した目標追尾装置1Cでは対応できない。
図7に、図5に示した第1の従来の目標追尾装置1Cに工夫を加えた、第2の従来の目標追尾装置1Dを示す。第2の従来の目標追尾装置1Dは、予測諸元誤差算出部40と推定諸元誤差算出部50との間に新たに機動検知時点予測誤差調整部80Aを追加した点を除いて、図5に示した第1の従来の目標追尾装置1Cと同様の構成を有する。
機動検知時点予測誤差調整部80Aは、目標が旋回等の機動を行っていることを検知した場合に、その時にのみ1回動作させるものである。機動検知時点予測誤差調整部80Aは加算器81から構成される。加算器81は、予測諸元誤差算出部40が算出した現時点の目標諸元誤差予測値〜Pに予め設定された予測誤差調整値Vを加えて、下記の数17により、新たな目標諸元誤差予測値〜Pを算出する。
Figure 0004977492
なお、目標が機動していることを検知する部位は、図7に示す目標追尾装置1Dには特に含まれておらず、目標追尾装置1Dの外の何らかの別の手段によって検知されるものとする。
次に、図7に示す第2の従来の目標追尾装置1Dの効果について説明する。目標追尾装置1Dでは、現時点の目標諸元誤差予測値〜Pが予測誤差調整値Vの分だけ大きくなることにより、以降のゲイン値算出部60において、図5に示した第1の従来の目標追尾装置1Cの時に比較して、大き目のゲイン値Kが算出される。その結果として、推定諸元算出部20で残差に大き目のゲインが適用され、図5に示した第1の従来の目標追尾装置1Cに比較して、観測値zに近い位置に現時点の目標諸元推定値^Xを算出するので、追従遅れをより小さくすることができるという効果がある。この効果の様子を図8に示す。
なお、予測誤差調整値Vは、予測諸元誤差を増加させる誤差共分散行列であり、その要素は、下記の数18に示す誤差共分散行列としての値の条件を満たす必要がある。
Figure 0004977492
また、図7に示した目標追尾装置1Dでは、予測誤差調整値Vは予め設定するものであったが、同等のものを動的に作る形で機動検知時点予測誤差調整部を構成することも出来る。
図9に、そのように構成した、第3の従来の目標追尾装置1Eを示す。すなわち、図9に示す目標追尾装置1Eは、機動検知時点予測誤差調整部が後述するように変更されている点を除いて、図7に示した第2の従来の目標追尾装置1Dと同様の構成を有する。従って、機動検知時点予測誤差調整部に80Bの参照符号を付してある。
機動検知時点予測誤差調整部80Bは、加算器81と機動誤差形成部82とから構成されている。機動誤差形成部82は、予め設定された機動誤差想定値σ および機動検知時用機動誤差伝播時間ΔTとを入力し、下記の数19により、予測誤差調整値Vを算出する。
Figure 0004977492
このような構成の目標追尾装置1Eは、図7に示した目標追尾装置1Dと同様の効果を得ることができる。
ところで、図7および図9に図示した第2及び第3の従来の目標追尾装置1Dおよび1Eは、等速直進する目標に対する追尾誤差を小さく保ちつつ、同時に等速旋回等の機動時の追従の遅れを、図5に図示した第1の従来の目標追尾装置1Dに比較して小さくすることができる。
特開2000−241539号公報(図1) 特開2002−174681号公報(図3) 特開2003−130947号公報 特開平07−035850号公報
上述した特許文献1〜4のいずれも、図7および図9に図示した目標追尾装置1Dおよび1Eに開示されているような、機動検知時点予測誤差調整部については開示せず、示唆する記載もない。
次に、図7および図9に図示した第2及び第3の従来の目標追尾装置1Dおよび1Eの課題について説明する。
図10を参照して、等速旋回の追尾状況における機動の検知時の速度の誤差の特性について説明する。等速旋回の機動は、速さ(速度の絶対値)は一定で針路(速度の方向)が変化する機動である。等速旋回の機動の検知時には、推定目標諸元の速度において、速さは誤差が小さく針路のみ追従遅れが出ている状況である。そのため、図7および図9に図示した第2及び第3の従来の目標追尾装置1Dおよび1Eでは、機動検知時に針路の遅れの追従に合わせて速さの誤差が大きくなるという課題がある。
また同様に、直進加減速の機動は、針路(速度の方向)は一定で速さ(速度の絶対値)が変化する機動である。直進加減速の機動の検知時には、推定目標諸尾元の速度において、針路は誤差が小さく速度のみ追従遅れが出ている状況である。そのため、図7および図9に図示した第2及び第3の従来の目標追尾装置1Dおよび1Eでは、機動検知時に速さの遅れの追従に合わせて針路の誤差が大きくなるという課題がある。
したがって、本発明の課題は、機動を検知時にその機動が等速旋回である場合には、旋回方向には針路の追従の遅れを早く回復させ、針路方向には速さの誤差を小さいままに保ち、機動を検知時にその機動が直進加減速である場合には、針路方向には速さの追従遅れを早く回復させ、旋回方向には針路の誤差を小さいままに保つことができる、目標追尾装置を提供することにある。
本発明に想到するまでの着眼点について、以下に説明する。換言すれば、図7および図9に示した第2及び第3の従来の目標追尾装置1Dおよび1Eにおける上記課題の原因について考察する。
図7および図9に示した第2及び第3の従来の目標追尾装置1Dおよび1Eにおいて、機動検知時に追従遅れを、図5に示した第1の従来の目標追尾装置1Cに比較して小さくできたのは、ゲイン値算出部60と推定諸元算出部20における算出が、現時点の目標諸元誤差予測値〜Pと観測誤差値Wの関係で定まることを利用しているからである。
図11を参照してその理由について説明する。図11は、現時点の目標諸元誤差予測値〜Pと観測誤差値Wの大小を図上での範囲の大小で表す。すなわち、現時点の目標諸元誤差予測値〜Pが観測誤差値Wに比較して大きいほど、観測値zを重視して現時点の目標諸元推定値^Xを算出し、逆に現時点の目標諸元誤差予測値〜Pが観測誤差値Wに比較して小さいほど、現時点の目標諸元予測値〜Xを重視して現時点の目標諸元推定値^Xを算出する関係にある。
図11に示した誤差の範囲は一般に楕円となり、その大きさは、現時点の目標諸元誤差予測値〜Pと観測誤差値Wの要素の値で定まる。例えば、それぞれの1行1列要素、1行2列要素、2行1列要素、2行2列要素を、それぞれ、σ11、σ12、σ21、σ22とする。この場合、XY直交座標での楕円のX方向の範囲の寸法とY方向の範囲の寸法の比が√σ11:√σ22となり、楕円の傾きがσ12を含む各要素の関係で定まる。
したがって、図7および図9に示した第2及び第3の従来の目標追尾装置1Dおよび1Eでは、機動検知時点予測誤差調整部80Aおよび80Bにより、現時点の目標諸元誤差予測値〜Pを予測誤差調整値Vの分だけ大きくしていたので、その分だけ観測値zを重視して現時点の目標諸元推定値^Xを算出することにより追従遅れを小さくできた。ところで、図11に示したように、第2及び第3の従来の目標追尾装置1Dおよび1Eの機動検知時点予測誤差調整部80Aおよび80Bが形成する予測誤差調整値Vに対応する範囲の形状は円形である。すなわち、目標の針路に関わらない等方向性のものである。
そこで、本発明では、上記の課題を解決するために、図7および図9に示した第2及び第3の従来の目標追尾装置1Dおよび1Eの機動検知時点予測誤差調整部80Aおよび80Bが形成する予測誤差調整値Vが目標の針路に関わらない等方向性のものであったのを、次のように改めるようにしている。
すなわち、目標の機動を検知時にその機動が等速旋回である場合には、目標が機動した方向である旋回方向、つまり針路に直交する方向に大きく、目標の針路方向に小さい予測誤差調整値を形成する。これにより、目標の旋回方向には針路の追従遅れを早く回復させ、目標の針路方向には速さの誤差を小さいままに保つようにしている。一方、目標の機動を検知時にその機動が直進加減速である場合には、目標が機動した方向である針路方向に大きく、目標の旋回方向に小さい予測誤差調整値を形成する。これにより、目標の針路方向には速さの追従遅れを早く回復させ、目標の旋回方向には針路の誤差を小さいままに保つようにしている。
本発明の第1の態様によれば、目標の観測値及び観測値誤差と前記観測値の時刻とを入力して、現時点の目標諸元推定値と現時点の目標諸元誤差推定値とを出力する目標追尾装置であって、前記観測値の時刻と前回時点の目標諸元推定値とを入力し、前記観測値の時刻に対応する現時点の目標諸元予測値を算出する予測緒元算出部と、前記観測値の時刻と前回時点の目標諸元誤差推定値とを入力し、前記観測値の時刻に対応する現時点の目標諸元誤差予測値を算出する予測諸元誤差算出部と、前記観測値誤差と前記現時点の目標諸元誤差予測値とを入力して、ゲイン値を算出するゲイン算出部と、前記現時点の目標諸元予測値と前記観測値と前記ゲイン値とを入力して、前記現時点の目標諸元推定値を算出する推定諸元算出部と、前記現時点の目標諸元誤差予測値と前記観測値誤差と前記ゲイン値とを入力して、前記現時点の目標諸元誤差推定値を算出する推定諸元誤差算出部と、前記予測諸元誤差算出部と前記推定諸元誤差算出部及び前記ゲイン値算出部との間に設けられて、前記目標が機動したことを検知した時点にのみ動作する機動検知時点予測誤差調整部であって、前記現時点の目標諸元誤差予測値を入力して、前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させた予測誤差調整値を求め、前記現時点の目標諸元誤差予測値の代わりに、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算したものを新たな目標諸元誤差予測値として、前記推定諸元誤差算出部及び前記ゲイン値算出部へ供給する、前記機動検知時点予測誤差調整部と、から成る目標追尾装置が得られる。
上記目標追尾装置において、前記機動検知時点予測誤差調整部は、前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、予め用意された機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させて、前記予測誤差調整値を求める機動誤差針路方向回転部と、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力する加算器と、から構成されてよい。その代わりに、前記機動検知時点予測誤差調整部は、予め用意された機動誤差旋回方向想定値と機動誤差針路方向想定値と機動検知時用機動誤差伝播時間とを入力して機動誤差を算出し、算出した機動誤差を出力する機動誤差形成部と、前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、前記算出した機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させて、前記予測誤差調整値を求める機動誤差針路方向回転部と、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力する加算器と、から構成されてよい。或いは、前記機動検知時点予測誤差調整部は、予め用意された機動誤差旋回方向想定値と機動誤差針路方向想定値と前記現時点の目標諸元予測値とを入力して、前記目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に向いた機動誤差要素を算出する機動誤差要素針路方向回転部と、前記機動誤差要素と機動検知時用機動誤差伝播時間とを入力して、前記予測誤差調整値を算出する機動誤差形成部と、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力する加算器と、から構成されてよい。
本発明の第2の態様によれば、目標の位置を観測して得られる観測値から、前記目標の位置及び速度の諸元を推定する目標追尾方法であって、前記観測値の時刻と前回時点の目標諸元推定値とを受けて、前記観測値の時刻に対応する現時点の目標諸元予測値を算出するステップと、前記観測値の時刻と前回時点の目標諸元誤差推定値とを受けて、前記観測値の時刻に対応する現時点の目標諸元誤差予測値を算出するステップと、前記観測値誤差と前記現時点の目標諸元誤差予測値とを入力して、ゲイン値を算出するステップと、前記現時点の目標諸元予測値と前記観測値と前記ゲイン値とを入力して、現時点の目標諸元推定値を算出するステップと、前記現時点の目標諸元誤差予測値と前記観測値誤差と前記ゲイン値とを入力して、現時点の目標諸元誤差推定値を算出するステップと、前記目標が機動したことを検知した時点にのみ動作する機動検知時点予測誤差調整ステップとを含み、前記機動検知時点予測誤差調整ステップは、前記現時点の目標諸元誤差予測値を入力して、前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させた予測誤差調整値を求め、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算したものを新たな目標諸元誤差予測値として出力する、ことを特徴とする目標追尾方法が得られる。
上記目標追尾方法において、前記機動検知時点予測誤差調整ステップは、前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、予め用意された機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させて、前記予測誤差調整値を求めるステップと、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力するステップと、から構成されてよい。その代わりに、前記機動検知時点予測誤差調整ステップは、予め用意された機動誤差旋回方向想定値と機動誤差針路方向想定値と機動検知時用機動誤差伝播時間とを入力して機動誤差を算出するステップと、前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、前記算出した機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させて、前記予測誤差調整値を求めるステップと、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力するステップと、から構成されてよい。或いは、前記機動検知時点予測誤差調整ステップは、予め用意された機動誤差旋回方向想定値と機動誤差針路方向想定値と前記現時点の目標諸元予測値とを入力して、前記目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に向いた機動誤差要素を算出するステップと、前記機動誤差要素と機動検知時用機動誤差伝播時間とを入力して、前記予測誤差調整値を算出するステップと、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力するステップと、から構成されてよい。
本発明による目標追従装置は、機動を検知時にその機動が等速旋回である場合には、旋回方向には針路の追従の遅れを早く回復させ、針路方向には速さの誤差を小さいままに保ち、また機動を検知時にその機動が直進加減速である場合には、針路方向には速さの追従遅れを早く回復させ、旋回方向には針路の誤差を小さいままに保つことを可能にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る目標追尾装置1について説明する。図示の目標追尾装置1は、機動検知時点予測誤差調整部の構成が図7および図9に図示したものと相違している点を除いて、図7および図9に図示した目標追尾装置1Dおよび1Eと同様の構成を有する。したがって、機動検知時点予測誤差調整部に90の参照符号を付してある。図7および図9に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明の簡略化のためにそれらの説明については省略する。
機動検知時点予測誤差調整部90は、目標が旋回等の機動を行っていることを検知した場合に、その時にのみ1回動作させるものである。機動検知時点予測誤差調整部90は、加算器91と機動誤差針路方向回転部92とから構成されている。機動誤差針路方向回転部92は、予め設定された機動誤差U npと現時点の目標諸元予測値〜Xとを入力して、機動誤差U npの表す誤差の範囲の縦軸方向を現時点の目標諸元予測値〜Xの針路方向に合わせるように機動誤差U npを回転させた予測誤差調整値〜Vを下記の数20により算出する。
Figure 0004977492
この予測誤差調整値〜Vを加算器91で、予測誤差諸元誤差算出部40が算出した現時点の目標諸元誤差予測値〜Pに加えて、下記の数21により新たな目標諸元誤差予測値〜Pを算出する。
Figure 0004977492
なお、目標が機動していることを検知する部位は、本発明の第1の実施の形態に特に含まれておらず、目標追尾装置1の外の何等かの別の手段によって検知されているものとする。また、機動誤差U npは予測諸元誤差を増加させる誤差共分散行列であり、その要素は下記の数22に示す誤差共分散行列としての値の条件を満たす必要がある。
Figure 0004977492
また、機動誤差U npは、さらに、機動の種類に応じて、等速旋回時にはU11>U22、U33>U44、U12>U24、U31>U42であることが適切であり、直進加減速時にはU11<U22、U33<U44、U12<U24、U31<U42であることが適切である。
また、図1に示した目標追尾装置1においては、機動誤差U npは、予め設定されているが、同等のものを動的に作る形で機動検知時点予測誤差調整部を構成することも出来る。
図2は、そのように構成した、本発明の第2の実施の形態に係る目標追尾装置1Aを示すブロック図である。機動検知時点予測誤差調整部に90Aの参照符号を付してある。
機動検知時点予測誤差調整部90Aは、加算器91および機動誤差針路方向回転部92の他に機動誤差形成部93をも備えている。機動誤差形成部93は、予め設定された機動誤差旋回方向想定値σ un、機動誤差針路方向想定値σ up、及び機動検知時用機動誤差伝播時間ΔTを入力し、下記の数23により機動誤差U npを算出する。
Figure 0004977492
このような構成の目標追尾装置1Aでは、図1に図示した目標追尾装置1において機動誤差U npの値を予め用意する際に、上述したような、その要素の条件を満たすことを留意する手間を省くことができる。そして、目標追尾装置1Aは図1に図示した目標追尾装置1と同じ効果を得ることができる。
図2に示した目標追尾装置1Aでは、機動誤差U npを算出した後に、これを目標の針路に基づいて回転させているが、予め設定された機動誤差旋回方向想定値σ un、機動誤差針路方向想定値σ upを目標の針路に基づいて回転させた後に、これを機動検知時用機動誤差伝播時間ΔTにより伝播させても、図2に示した目標追尾装置1Aの機動検知時点予測誤差調整部90Aと同じ予測誤差調整値〜Vを算出することができる。
図3は、このように機動検知時点予測誤差調整部を構成した、本発明の第3の実施の形態に係る目標追尾装置1Bを示すブロック図である。機動検知時点予測誤差調整部に90Bの参照符号を付してある。
機動検知時点予測誤差調整部90Bは、加算器91と、機動誤差要素針路方向回転部94と、機動誤差形成部95とから構成されている。機動誤差要素針路方向回転部94は、機動誤差旋回方向想定値σ un、機動誤差針路方向想定値σ up、及び現時点の目標諸元予測値〜Xを入力して、機動誤差旋回方向想定値σ unと機動誤差針路方向想定値σ upとにより構成する誤差の範囲の縦軸方向を現時点の目標諸元予測値〜Xの針路に合わせるように回転させた機動誤差値(機動誤差要素)Σ xyを下記の数24により算出する。
Figure 0004977492
この機動誤差値(機動誤差要素)Σ xyと機動検知時用機動誤差伝播時間ΔTとを機動誤差形成部95に入力して、下記の数25により予測誤差調整値〜Vを算出する。
Figure 0004977492
このような構成の目標追尾装置1Bは、図2に示した目標追尾装置1Aと同じ効果を得ることができる。
以上、本発明について好ましい実施の形態について説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨(主題)を逸脱しない範囲内で種々の変形・変更が可能なのは勿論である。
本発明の第1の実施の形態による目標追尾装置を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による目標追尾装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態による目標追尾装置を示すブロック図である。 ブロック図に使用する要素の説明図である。 第1の従来の目標追尾装置を示すブロック図である。 変動誤差想定値と追尾誤差との間の関係を説明するための図である。 第2の従来の目標追尾装置を示すブロック図である。 図7に示した第2の従来の目標追尾装置による機動検知時点予測誤差調整の効果を説明するための図である。 第3の従来の目標追尾装置を示すブロック図である。 従来の目標追尾装置による機動検知時点予測誤差調整の課題を説明するための図である。 目標諸元推定における目標諸元誤差予測値と観測誤差値との間の関係を説明するための図である。
符号の説明
1、1A、1B 目標追尾装置
2 観測値入力部
3 追尾結果出力部
10 予測諸元算出部
11 状態遷移行列作成部
12 状態遷移部
20 推定諸元算出部
21 残差算出部
22 ゲイン適用部
23 加算器
30 遅延要素
40 予測諸元誤差算出部
41 状態遷移行列作成部
42 状態遷移分誤差算出部
43 変動誤差伝播部
44 加算器
50 推定諸元誤差算出部
51 予測諸元誤差分ゲイン適用部
52 観測誤差分ゲイン適用部
53 加算器
70 遅延要素
90、90A、90B 機動検知時点予測誤差調整部
91 加算器
92 機動誤差針路方向回転部
93 機動誤差形成部
94 機動誤差要素針路方向回転部
95 機動誤差形成部

Claims (8)

  1. 目標の観測値及び観測値誤差と前記観測値の時刻とを入力して、現時点の目標諸元推定値と現時点の目標諸元誤差推定値とを出力する目標追尾装置であって、
    前記観測値の時刻と前回時点の目標諸元推定値とを入力し、前記観測値の時刻に対応する現時点の目標諸元予測値を算出する予測緒元算出部と、
    前記観測値の時刻と前回時点の目標諸元誤差推定値とを入力し、前記観測値の時刻に対応する現時点の目標諸元誤差予測値を算出する予測諸元誤差算出部と、
    前記観測値誤差と前記現時点の目標諸元誤差予測値とを入力して、ゲイン値を算出するゲイン算出部と、
    前記現時点の目標諸元予測値と前記観測値と前記ゲイン値とを入力して、前記現時点の目標諸元推定値を算出する推定諸元算出部と、
    前記現時点の目標諸元誤差予測値と前記観測値誤差と前記ゲイン値とを入力して、前記現時点の目標諸元誤差推定値を算出する推定諸元誤差算出部と、
    前記予測諸元誤差算出部と前記推定諸元誤差算出部及び前記ゲイン値算出部との間に設けられて、前記目標が機動したことを検知した時点にのみ動作する機動検知時点予測誤差調整部であって、前記現時点の目標諸元誤差予測値を入力して、前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させた予測誤差調整値を求め、前記現時点の目標諸元誤差予測値の代わりに、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算したものを新たな目標諸元誤差予測値として、前記推定諸元誤差算出部及び前記ゲイン値算出部へ供給する、前記機動検知時点予測誤差調整部と、
    から成る目標追尾装置。
  2. 前記機動検知時点予測誤差調整部は、
    前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、予め用意された機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させて、前記予測誤差調整値を求める機動誤差針路方向回転部と、
    前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力する加算器と、
    から構成される、請求項1に記載の目標追尾装置。
  3. 前記機動検知時点予測誤差調整部は、
    予め用意された機動誤差旋回方向想定値と機動誤差針路方向想定値と機動検知時用機動誤差伝播時間とを入力して機動誤差を算出し、算出した機動誤差を出力する機動誤差形成部と、
    前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、前記算出した機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させて、前記予測誤差調整値を求める機動誤差針路方向回転部と、
    前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力する加算器と、
    から構成される、請求項1に記載の目標追尾装置。
  4. 前記機動検知時点予測誤差調整部は、
    予め用意された機動誤差旋回方向想定値と機動誤差針路方向想定値と前記現時点の目標諸元予測値とを入力して、前記目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に向いた機動誤差要素を算出する機動誤差要素針路方向回転部と、
    前記機動誤差要素と機動検知時用機動誤差伝播時間とを入力して、前記予測誤差調整値を算出する機動誤差形成部と、
    前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力する加算器と、
    から構成される、請求項1に記載の目標追尾装置。
  5. 目標の位置を観測して得られる観測値から、前記目標の位置及び速度の諸元を推定する目標追尾方法であって、
    前記観測値の時刻と前回時点の目標諸元推定値とを受けて、前記観測値の時刻に対応する現時点の目標諸元予測値を算出するステップと、
    前記観測値の時刻と前回時点の目標諸元誤差推定値とを受けて、前記観測値の時刻に対応する現時点の目標諸元誤差予測値を算出するステップと、
    前記観測値誤差と前記現時点の目標諸元誤差予測値とを入力して、ゲイン値を算出するステップと、
    前記現時点の目標諸元予測値と前記観測値と前記ゲイン値とを入力して、現時点の目標諸元推定値を算出するステップと、
    前記現時点の目標諸元誤差予測値と前記観測値誤差と前記ゲイン値とを入力して、現時点の目標諸元誤差推定値を算出するステップと、
    前記目標が機動したことを検知した時点にのみ動作する機動検知時点予測誤差調整ステップとを含み、
    前記機動検知時点予測誤差調整ステップは、前記現時点の目標諸元誤差予測値を入力して、前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させた予測誤差調整値を求め、前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算したものを新たな目標諸元誤差予測値として出力する、ことを特徴とする目標追尾方法。
  6. 前記機動検知時点予測誤差調整ステップは、
    前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、予め用意された機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させて、前記予測誤差調整値を求めるステップと、
    前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力するステップと、
    を有する、請求項5に記載の目標追尾方法。
  7. 前記機動検知時点予測誤差調整ステップは、
    予め用意された機動誤差旋回方向想定値と機動誤差針路方向想定値と機動検知時用機動誤差伝播時間とを入力して機動誤差を算出するステップと、
    前記現時点の目標諸元予測値に基づいて、前記算出した機動誤差を前記現時点の目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に回転させて、前記予測誤差調整値を求めるステップと、
    前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力するステップと、
    を有する、請求項5に記載の目標追尾方法。
  8. 前記機動検知時点予測誤差調整ステップは、
    予め用意された機動誤差旋回方向想定値と機動誤差針路方向想定値と前記現時点の目標諸元予測値とを入力して、前記目標諸元予測値に含まれる予測速度の針路方向に向いた機動誤差要素を算出するステップと、
    前記機動誤差要素と機動検知時用機動誤差伝播時間とを入力して、前記予測誤差調整値を算出するステップと、
    前記予測誤差調整値を前記現時点の目標諸元誤差予測値に加算して、前記新たな目標諸元誤差予測値を出力するステップと、
    を有する、請求項5に記載の目標追尾方法。
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