JP4977107B2 - オーバーレイネットワークのトラヒック制御システムと方法およびプログラム - Google Patents

オーバーレイネットワークのトラヒック制御システムと方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、IPネットワークにおけるエンド・ツー・エンドの通信品質を向上させる技術に係り、特に,インターネット等のIPネットワーク上に論理的に形成されたオーバーレイネットワークを用いて、エンド・ツー・エンドの通信品質を効率的に向上させるのに好適な技術に関するものである。
IPネットワークを代表するインターネットは、多様なアプリケーションの収容を可能とすべく発展・普及してきており、その一方で、QoS(Quality of Service)に対する要求も高まってきている。
これに伴い、エンド・ツー・エンドでの輻輳を回避し、品質を向上するための技術(「エンド・ツー・エンドQoS管理技術」)をインターネット上で実現することが重要な課題となっている。しかしながら、このような技術を実現する上では、以下の(1)、(2)に示す問題点がある。
(1)インターネットは既に社会的インフラ化しており、既存のネットワーク構造を大きく変更するような、ネットワークレイヤでの新たな機能拡張は困難である。
(2)インターネットは管理主体の異なる複数のAS(Autonomous System)によって形成されており、全てのASに対して一斉に新たな機能を拡張することは困難である。
こうした中、下位のネットワークレイヤを変更することなくエンド・ツー・エンドQoSの向上を可能とする有力な技術として、例えば非特許文献1に記載の、オーバーレイネットワークによるQoS管理技術が注目されている。
オーバーレイネットワークとは、例えば非特許文献2においても記載のように、既存のリンクを用いて、その上位層に目的に応じて論理的(仮想的)なリンクを形成し、構成するネットワークである。
このようなオーバーレイネットワークによるQoS管理の基本的な概念を図1に例示する。図1は、オーバーレイネットワークの構成例を示すブロック図であり、オーバーレイネットワーク(図中「Overlay−NW」と記載)1は複数のオーバーレイノード1a,1b,1cからなり、複数のIPルータ2a〜2eからなるIPネットワーク(図中「IP−NW」と記載)2上に論理的に形成されている。
このような構成のIPネットワーク2において、xからyに向けて、破線矢印で表わされる経路にトラヒックが流れているとする。また、この経路上には輻輳しているIPルータ2eが存在しており、その結果として、x,y間のQoSが低下しているとする。
このとき、オーバーレイノード1a,1b,1cで形成されるオーバーレイネットワーク1を用いて、実践矢印で表される経路(x→オーバーレイノード1a→オーバーレイノード1b→オーバーレイノード1c→y)にトラヒックを迂回させることができれば、上記の輻輳を回避できる。
実際、非特許文献3,4,5,6等では、上述のような迂回経路が実網において多数存在していることを実測に基づいて示している。しかし、これらの結果は、全てのオーバーレイノード間で測定した品質情報を利用して理想的な通信経路計算を行った場合の評価となっている。
これら品質情報は、オーバーレイノード間で試験パケットを用いて能動的に測定することによって得られたものであり、ネットワークへの余分な負荷や、オーバーレイノード間での測定に伴う処理負荷・処理遅延等といった測定コスト・オーバヘッドが存在してしまうという問題点があった。
また、P2Pファイル共有アプリケーションでは、あるユーザが所望のファイルを保持するノード(群)からダウンロードするが、この場合にも、どのノードからダウンロードするかを選定する際に、ノード間の品質を考慮してダウンロード元を選定する技術が検討されている(例えば、非特許文献7等)。
また、品質(ノード間遅延)を考慮することによるダウンロード時間を短縮できることも、例えば、非特許文献8において報告されている。
しかしながら、このようなアプローチも前述のオーバーレイ経路制御の場合と同じく、測定コスト・オーバヘッドの問題点があると考えられる。
このようなオーバヘッドの問題を回避するため、例えば、非特許文献9では、ISP(IPネットワーク側)とP2P事業者(オーバーレイ側)で協調するアプローチが検討されている。
この技術では、ISP側がIPネットワークのトポロジーやリンク負荷情報を開示し、特定のリンクに負荷が集中しないようなダウンロード元ノードをP2Pが選択できるようにする。
こうすることにより、オーバーレイ側が自身で測定をすることなく、ダウンロード時間を短縮できるノードを選択可能となり、ISP側も負荷分散を図ることができる。
しかしながら、インターネット上に展開しているオーバーレイネットワークに対して、この技術を実現しようとすると、全てのISPがネットワーク情報を提供する必要があるという課題がある。
また、この技術では、リンク負荷分散を主な目標としているが、オーバーレイ側からみたときに、品質がどの程度改善されるかは、直接的に扱っていなかった。
L.Zhi and P.Mohapatra, "QRON:QoS−aware routing in overlay net−works," IEEE J.Select.Areas Commun., vol.22, pp.29−40, January 2004. WIDEプロジェクト,"オーバーレイネットワークによる統合分散環境,"WIDEプロジェクト研究報告書,第17部,2002. 亀井,川原,"エンドホストオーバーレイネットワークによるトラヒックエンジニアリングとその有効性,"信学ソ大,BS−5−3,2004. S.Rewaskar and J.Kaur, " Testing the Scalability of Overlay Routing Infrastructures," Proc.PAM 2004. April 2004. S.Banerjee, T.G.Grifin and M.Pias, "The Interdomain Connectivity of PlanetLab Nodes," Proc. PAM 2004, April 2004. 平岡,長谷川,村田,"遅延および帯域情報を用いたオーバーレイルーティングの有効性評価,"信学技報CQ2007−18, 2007年7月. H. Shen and Y. Zhu, "Plover: A Proactive Low−overhead File Replication Scheme for Structured P2P Systems," IEEE ICC 2008. T. Karagiannis, P. Rodriguez, and K. Papagiannaki, "Should internet service providers fear peer−assisted content distribution?" IMC 2005. H. Xie and Y. R. Yang, "P4P: Provider Portal for Applications," SIGCOMM 2008.
解決しようとする問題点は、従来の、ISP(IPネットワーク側)とP2P事業者(オーバーレイ側)で協調することで、トラヒック制御を行う技術では、オーバーレイ側が自身でIPネットワークのトポロジーやリンク負荷情報を測定することなく、ダウンロード時間を短縮できるノードを選択可能となり、ISP側も負荷分散を図ることができるが、インターネット上に展開しているオーバーレイネットワークに対して、この技術を実現しようとすると、(1)全てのISPがネットワーク情報を提供する必要があるという点と、(2)また、この技術では、リンク負荷分散を主な目標としているが、オーバーレイ側からみたときに、品質がどの程度改善されるかは、直接的に扱っていない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、オーバーレイネットワーク側で必要となる品質(ここではスループット)を直接扱い、一部のISPだけが情報を提供する場合にも、IPネットワークとオーバーレイネットワークが協調してトラヒックを制御することを可能とすることである。
上記目的を達成するため、本発明は、IPネットワークに接続するいくつかのオーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークにおけるトラヒック制御を、IPネットワーク内で測定されたトラヒック情報を用いて行うものであり、IPネットワーク内で測定されたフロー単位のトラヒック情報(フロー情報)を収集し、収集したフロー情報を用いて、当該IPネットワークに対して予め定められた条件で設定された各エリア間のスループットを算出して記憶装置に記憶しておき、オーバーレイネットワークにおけるオーバーレイノードXとオーバーレイノードY間の通信品質を要する際には、オーバーレイノードXが属するエリアA_XとオーバーレイノードYが属するエリアA_Yを予め定められた条件に基づき特定し、特定したエリアA_XとエリアA_Yの両エリアが共に記憶装置に記憶されているか(Yes)否か(No)を判別し、Yesであれば、エリアA_XとエリアA_Y間のスループットを読み出し、読み出したスループットをオーバーレイノードXとオーバーレイノードY間の通信品質として取得し、また、Noであれば、オーバーレイノードXとオーバーレイノードY間のスループットを測定して当該オーバーレイノード間の通信品質として取得する。
本発明によれば、IPネットワーク側とオーバーレイネットワーク側とで協調することで、インターネット等に展開しているオーバーレイネットワークにおける各オーバーレイノード間の通信品質を求める際にも、IPネットワーク側が、全てのネットワーク情報を提供する必要がなく、オーバーレイネットワークのオーバーレイノード間の通信品質を効率的に求めることが可能である。
以下、図を用いて本発明を実施するための最良の形態例を説明する。図2は、本発明に係るオーバーレイネットワークにおけるトラヒック制御システムを設けたネットワークの第1の構成例を示すブロック図であり、図3は、図2におけるトラヒック管理サーバで特定するエリア間の接続構成例を示すブロック図、図4は、図2におけるトラヒック管理サーバで算出したエリア間のスループットの時系列変化例を示す説明図、図5は、図2におけるトラヒック管理サーバが検出したボトルネックリンクの使用率の変化例を示す説明図、図6は、本発明に係るオーバーレイネットワークにおけるトラヒック制御システムを設けたネットワークの第2の構成例を示すブロック図、図7は、図6におけるIPルータの構成例を示すブロック図、図8は、図6におけるオーバーレイノードの構成例を示すブロック図、図9は、図6におけるトラヒック管理サーバの構成例を示すブロック図、図10は、本発明に係るオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムの第1の処理動作例を示すフローチャート、図11は、本発明に係るオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムの第2の処理動作例を示すフローチャート、図12は、本発明に係るオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムの第3の処理動作例を示すフローチャートである。
図6のネットワークは、インターネットを例としており、図6において、61はオーバーレイネットワーク(図中「オーバーレイネットワーク」と記載)であり、複数のオーバーレイノード61a〜61e(図中それぞれ「1」〜「5」で示されている)により構成され、62はIPネットワークであり、複数のIPルータ62a〜62gにより構成され、63は本発明に係るトラヒック制御処理を行うトラヒック管理サーバ63である。
トラヒック管理サーバ63は、CPU(Central Processing Unit)や主メモリ、表示装置、入力装置、外部記憶装置等を具備したコンピュータ構成からなり、光ディスク駆動装置等を介してCD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、図9に示すトラヒック管理サーバ91におけるスループット算出部92とエリア間スループット管理部93を含む、本発明に係る各処理部の機能を実行する。
図6において、オーバーレイネットワーク61にあるオーバーレイノード61a〜61eは、論理的に接続しているとする。つまり、論理的に接続されているとは、その接続先オーバーレイノードのIPアドレスを知っており、通信可能な状態にある。また、IPネットワーク62は、いくつかのルータ62a〜62gで構成されている。また、トラヒック管理サーバ63が存在する。
図6におけるオーバーレイネットワークでは、図1で説明したオーバーレイネットワークと同様の輻輳制御を行う。以下、このようなネットワーク構成における本発明に係る第1〜第7の技術について説明する。
先ず、第1の技術について説明する。第1の技術は、図6に示すように、IPネットワーク62に接続するいくつかのオーバーレイノード61a〜61eによって論理網であるオーバーレイネットワーク61が構築されたネットワークにおいて、IPネットワーク62内で測定されたトラヒック情報を、オーバーレイネットワーク61におけるトラヒック制御に用いる技術である。
すなわち、IPネットワーク62において、或るエリアA_iから他のエリアA_jへ向かうフロー群のスループットを計測し、これを各エリア間について実行し、その計測結果情報を、予め用意したトラヒック管理サーバ63においてデータベースで保持しておく。
そして、オーバーレイネットワーク61において、オーバーレイノードXが、オーバーレイノードYとの間の通信品質を必要とする際には、オーバーレイノードXが属するエリアA_Xと、オーバーレイノードYが属するエリアA_Yを調べ、両エリアともトラヒック管理サーバ63上にエントリされていれば、該当するスループットを読み出すことで取得し、また、トラヒック管理サーバ63上に存在しなければ(エントリされていなければ)、オーバーレイノードX,Y間でスループットを測定することにより、オーバーレイノードX,Y間の通信品質を取得する。
以下、この処理内容を図2を用いて説明する。図2におけるトラヒック管理サーバ21は図6におけるトラヒック管理サーバ63に、また、IPネットワークX22,Y23は図6におけるIPネットワーク62にそれぞれ実質的に相当する。
第1の技術では、例えば、図2のIPネットワークX(ISP#X)22でフローを測定しているとする。このフロー測定とは、NetFlow、sFlowといった測定技術を指す。
具体的には、ルータやスイッチといったネットワーク機器上で「フロー」(TCP、UDPやICMPのあて先、送信元のIPアドレスとポート番号の組み合わせで識別するセッション)単位でパケット数やバイト数を集計し、集計データをNetFlowパケットでトラヒック管理サーバ21に送信し、トラヒック管理サーバ21において、各ルータから収集されたフロー情報を分析する。
すなわち、トラヒック管理サーバ21においては、収集したフロー情報を、送信元IPアドレスと宛先IPアドレスを元に、発信元エリアおよび着信先エリアにマッピングすることにより、エリアA_iからエリアA_jへのフロー群を特定し、これらフロー群のスループットを算出する。
尚、エリア(1)24a〜(5)24eとしては、地理的な位置や、AS番号、IPアドレスのprefix単位等で特定することが考えられる。
以上のようにして、図2のIPネットワークX22においてフローを測定することにより、当該IPネットワークX22を経由するトラヒックについては、エリア(1)24a〜(3)24c間の品質情報(スループット情報)を把握することができ、エリア(1)24a〜(3)24cの間の交流スループットが分かることになる。
同様にして、IPネットワークY(ISP#Y)23側においても、フロー情報を測定し、トラヒック管理サーバ21において分析することにより、エリア(3)24cとエリア(4)24dの間のスループットが把握可能となる。
このように、いくつかのISPからのフロー情報が集まるほど、インターネット上の多くのエリアをカバーできるようになる。
尚、本例のように「フロー情報」を用いるのではなく、ネットワーク内の「リンク情報」をベースにしている場合だと、エリア間の全てのリンク情報が集まらないと、そのエリア間の経路上のトラヒック状況を把握できないため、一部のISPだけが情報を公開してもインターネット上のエリア間の状況を把握するのは難しいと考えられる。
また、エリア間でのスループット情報がフロー情報から入手できていないエリアについては、オーバーレイノード間でスループットを測定し、その結果をトラヒック管理サーバ21へ通知することによりデータを追加していく。
図2の例では、エリア(3)24cとエリア(5)24eの間で、オーバーレイノード間でのスループット測定を行っている。このオーバーレイノード間でのスループットの測定は、試験パケットを用いた測定でもよいし、実際にファイル転送を行った際の測定結果でもよい。
このようにして、オーバーレイノード間でのスループットの測定を行うことにより、IPネットワークX21,Y22側からのフロー情報ではカバーできていないエリア間品質情報を補完できる。
次に、第2の技術について説明する。この第2の技術は、オーバーレイ経路制御を行う際に、上述の第1の技術でオーバーレイノード間の品質情報を入手することにより、オーバーレイノード間で、その都度、能動的に品質測定をしなくても済むようにするものである。
すなわち、第2の技術においては、第1の技術によりオーバーレイノードX,Z,Y1,Y2,…,Yk間の品質情報を入手し、オーバーレイノードXとオーバーレイノードZの直通路の品質をd(X,Z)とし、今、オーバーレイノードXとオーバーレイノードZの間で通信をしたいとしたときに、オーバーレイノードY1,Y2,…,Ykを中継ノードとして用いたときの、オーバーレイノードXからオーバーレイノードZへの迂回路の品質が、上述の直通品質d(X,Z)よりもよければ、それらの中継ノードを用いた迂回路を設定し、そうでなければ直通路をオーバーレイノードXからオーバーレイノードZへの経路とする。
次に、第3の技術について説明する。この第3の技術においては、あるオーバーレイノードXがダウンロードしたいファイルを、オーバーレイノードYi,Y2,…,Ykが保持しているとしたとき、第1の技術によりノードXとノードYiの間の通信品質d(X,Yi)を入手し、トラヒック管理サーバ21において、この通信品質d(X,Yi)を最良とするノードYi*を探索して特定し、特定したノードYi*からファイルをダウンロードする。
次に、第4の技術について説明する。この第4の技術では、上述の第1の技術でのIPネットワークからのスループット情報を、複数のIPネットワークX22,Y23から収集してトラヒック管理サーバ21上で管理する。
次に、第5の技術について説明する。この第5の技術は、一般に、フロー測定を行う際にはスケール性を担保するためにパケットサンプリングをしているため、サンプルパケットからフロースループットを推定する必要があることに対応したものである。
すなわち、第5の技術では、上述の第1の技術によりスループット情報を測定する際に、IPネットワーク内のノード(群)において、N個の到着パケットに対し1個のパケットを抽出し、抽出したパケットのヘッダを読み込んで、そのパケットが、どのフローに属するかを特定し、特定したフローが、予め用意されたユーザフロー管理テーブルにおいてエントリされているか否かを調べる。
ユーザフロー管理テーブルでは、フロー毎に、フローiからのパケットが最初に到着した時刻(「T_first_i」)と、パケットが最後に到着した時刻(「T_last_i」)、および、最初に到着したパケットのシーケンス番号(「SN_first_i」)と、最後に到着したパケットのシーケンス番号(「SN_last_i」)を記憶している。
抽出したパケットが新規フローからのパケットであった場合、ユーザフロー管理テーブルにそのフローをエントリし、「T_first_i」(パケットが最初に到着した時刻)、「T_last_i」(パケットが最後に到着した時刻)を現在の時刻に設定し、「SN_last_i」(最後に到着したパケットのシーケンス番号)を、当該パケットヘッダから読み出したシーケンス番号に設定し、「SN_first_i」(最初に到着したパケットのシーケンス番号)として、「最後に到着したパケットのシーケンス番号−当該パケットサイズ」に設定する。
また、抽出したパケットが既にユーザフロー管理テーブルにおいてエントリされているユーザフローiからのパケットであった場合、「T_last_i」(パケットが最後に到着した時刻)を現在の時刻に更新し、「SN_last_i」(最後に到着したパケットのシーケンス番号)を、当該パケットのヘッダから読み出したシーケンス番号に更新する。
以上の処理を、測定を開始してから予め定めた時間周期t0が経過するまで行い、時間t0経過時点において、もし、「T_last_i(パケットが最後に到着した時刻)」=「T_first_i(パケットが最初に到着した時刻)」ならば、当該フローiを、ユーザフロー管理テーブルのエントリから除外し、また、もし「T_last_i(パケットが最後に到着した時刻)」>「T_first_i(パケットが最初に到着した時刻)」ならば、ユーザフロー管理テーブルに既にエントリされているフローiのフローレート(「R_i」)を、R_i=(「SN_last_i」−「SN_first_i」)/(「T_last_i」−「T_first_i」)により算出する。
一方、発信元IPアドレス等の情報から、フローiの発信元エリアA_iおよび着信先エリアA_jを特定し、エリアA_iからA_jへ向かうフローを調べ、それらエリアA_iからエリアA_jへ向かうフロー群のレートの平均F(A_i,A_j)を、F(A_i,A_j)=ΣR_i/Nf(R_iは該当するエリアA_iからエリアA_jへ向かうフローiのレートR_i(i=1〜Nf)、Nfは該当するエリア間のフロー数)により算出し、エリア間スループットとする。
このようにすることにより、フロー測定を行う際に、スケール性を担保するためにパケットサンプリングをしている場合にも、サンプルパケットからフロースループットを推定することができる。
次に、第6の技術について説明する。この第6の技術では、第5の技術のように、ユーザフロー管理テーブルにおいてパケットのシーケンス番号を表すSN_first_i(最初に到着したパケットのシーケンス番号)、およびSN_last_i(最後に到着したパケットのシーケンス番号)を管理する代わりに、到着バイト数B_iを管理するものとし、N個の到着パケットに対し1個のパケットを抽出する。
そして、当該パケットが新規フローからのパケットであった場合、ユーザフロー管理テーブルにそのフローをエントリし、到着バイト数B_iを当該パケットサイズに設定し、また、抽出したパケットが、既にエントリされているフローiからのパケットであった場合、当該パケットサイズを既存の到着バイト数に加えて更新する(B_i←「B_i+当該パケットサイズ」)。
以上の手順を、測定を開始してから予め定めた時間周期t0が経過するまで行い、時間t0の経過時点において、ユーザフロー管理テーブルにエントリされているフローiのフローレートR_iを、R_i=B_i×N/(「T_last_i」−「T_first_i」)として算出する。
次に、第7の技術について説明する。この第7の技術は、一部のIPネットワークで測定されたフロー情報から、直接観測できないエリアの品質状況を推定することにより、状況を把握できているエリアのカバー率を上げようというものである。
すなわち、第7の技術では、まず、上述の第1または第4の技術におけるエリア間品質について、エリア間iとエリア間jの通信品質の時系列を観測し、当該通信品質が予め定められた閾値を下回った場合には、品質劣化であると判定する。
さらに、その際に、品質劣化が同時に発生しているエリア間を探索し、もし複数のエリア間で品質劣化が起きていた場合には、そのときの品質劣化エリアを仮にエリア間i,jとし、エリア間iの経路上に存在するエリアと、エリア間jの経路上に存在するエリアとに共通するエリアがあるか否かを調べ、もし共通するエリアがあれば、そのエリアを潜在的輻輳エリアとし、その情報をトラヒック管理サーバへ通知する。
そして、もし、オーバーレイネットワークからそのエリアを中継ノード候補あるいはダウンロード元候補として使用したい旨の通知があった場合には、潜在的輻輳エリアである旨を通知し、それを受けたオーバーレイネットワークはそのエリアに属する中継ノード候補・ダウンロード元候補としての使用をしないこととする。
このように、第7の技術では、一部のIPネットワークで測定されたフロー情報から、直接観測できないエリアの品質状況を推定することにより、状況を把握できているエリアのカバー率を上げることができる。
以下、この第7の技術に関して、図3〜図5を用いて説明する。今、エリアの単位としてASに着目し、AS間の接続関係が図3のようであったとする。また、AS(1)31a−AS(2)31b間、AS(3)31c−AS(4)31d間のフロー情報が把握できているとする。
ここで、AS(1)31a−AS(2)31b間のスループット、およびAS(3)31c−AS(4)31d間のスループットの時系列変化を監視しているとし、これらスループットが同時に低下したとする。そのとき、これらASペアに共通のパス上に存在するAS(5)31eとAS(6)31fが輻輳していると推定し、これらエリアを潜在的輻輳エリアとして特定する。
スループット低下の同期に関する例として、図4に、あるネットワークで測定したAS間のスループットの時系列を示す。これよりスループットの低下が同期していることがみてとれる。
この原因は、これらASペアに共通のボトルネックリンクが輻輳していたためであったと考えられる。図5に、そのリンクの使用率を示す。図4と図5を比較すると、スループットの低下とリンク使用率の上昇が同期していることが確認できる。
以下、第1の技術や第4の技術のように、IPネットワークの品質情報を管理する技術と、第2の技術のようにオーバーレイネットワークによる迂回経路を探索・設定する技術、第3の技術のようにファイルダウンロード元オーバーレイノードを選定する技術、第5の技術または第6の技術のように、IPネットワークにおける品質を測定する技術、第7の技術のように潜在輻輳エリアを特定する技術を組み合わせて用いることに関して説明する。
まず、図7〜図9を用いて、第4の技術でIPネットワークにおいてフロー情報の測定を行っているとし、第1の技術でオーバーレイネットワークで品質測定を行っているとし、第2の技術でオーバーレイネットワークにおけるトラヒック制御を行っている場合について説明する。
図7においては、IPネットワーク上のあるルータの構成例を示しており、図8においては、あるオーバーレイノードの構成例を表し、図9においては、トラヒック管理サーバの構成例を表している。
図7に示すように、IPルータ71は、サンプリング部72とフロー管理部73を具備し、前段の他ルータから到着したパケットはサンプリング部72に転送され、サンプリング部72では図示していないカウンターCをカウントアップし、カウンターCの値が予め定めたサンプリング周期Nと等しいかチェックする。
もしC=Nであれば、パケットはフロー管理部73に転送され、C=0にリセットし、同時に、当該パケットは後段ルータへ転送される。もしC<Nであれば、単に後段ルータへのみ該パケットを転送する。
あるいは、パケット到着毎に0〜1の範囲で乱数を発生させ、その結果が1/N以下であれば、当該パケットをフロー管理部73に転送してから後段ノードにも転送し、そうでなければ単に後段ルータへのみ当該パケットを転送する、としてもよい。
フロー管理部73では、転送されてきたパケットから、送信元IPアドレス、着信先IPアドレス、送信元ポート番号、着信先ポート番号、プロトコル番号、シーケンス番号を読み出し、送信元IPアドレス、着信先IPアドレス、送信元ポート番号、着信先ポート番号、プロトコル番号の5つの組を同じくするパケット群をフローと定義し、フロー毎に状態を管理する図示していないユーザフロー管理テーブルを予め用意しておく。
このユーザフロー管理テーブルでは、フロー毎に、フローiからのパケットが最初に到着した時刻T_first_iと、パケットが最後に到着した時刻T_last_i、最初に到着したパケットのシーケンス番号SN_first_i、最後に到着したパケットのシーケンス番号SN_last_iを記憶、管理する。
もし、到着したパケットが新規フローからのパケットであった場合、ユーザフロー管理テーブルに当該フローをエントリし、T_first_i、T_last_iを現在の時刻に設定し、SN_last_iを、当該パケットのヘッダから読み出したシーケンス番号に設定し、時刻SN_first_iとして「当該シーケンス番号−当該パケットサイズ」を設定する。
また、到着したパケットが既にエントリされているユーザフローiからのパケットであった場合、T_last_iを現在の時刻に更新し、SN_last_iを該パケットヘッダから読み出したシーケンス番号に更新する。
以上の手順を、測定を開始してから予め定めた時間周期t0が経過するまで行い、時間t0の経過時点において、もし「T_last_i=T_first_i」であるならば、フローiは当該テーブルのエントリから除外し、もし「T_last_i>T_first_i」であるならば、ユーザフロー管理テーブルにエントリされているフローiのフローレートR_iを、R_i=(「SN_last_i」−「SN_first_i」)/(「T_last_i」−「T_first_i」)として算出し、その値を、図9に示すトラヒック管理サーバ91内のスループット算出部92へ通知し、ユーザフロー管理テーブルをクリアする。
図9に示すトラヒック管理サーバ91において、スループット算出部92は、図7のIPルータ71内のフロー管理部73からのフローiのフローレートR_iを受け取った場合、そのフローの発信元IPアドレス、着信先IPアドレスから、フローiの発信元エリアエリアA_iおよび着信先エリアA_jを特定する。
以上を、各ルータからのフロー情報全てに対して実施し、エリアA_iからエリアA_jへ向かうフロー群のレートの平均F(A_i,A_j)を、F(A_i,A_j)=ΣR_i/Nf(R_iは該当するエリアA_iからエリアA_jへ向かうフローiのレートR_i(i=1〜Nf)、Nfは該当するエリア間のフロー数)により算出し、それをエリアA_i,A_j間スループットとする。そして、その情報を、エリア間スループット管理部93へ通知する。
通知を受けたエリア間スループット管理部83では、図示していない各エリア間スループット管理テーブルにおいてスループットを保管しておく。また、オーバーレイノードからスループット測定結果の通知を受信すると、その情報をエリア間スループット管理テーブルへ追加する。
図8に示すオーバーレイノード81(仮に自身をXとする)においては、他のオーバーレイノードZと通信を開始する際に、中継候補選択部84において記憶している他のオーバーレイノード(中継候補となるノードY1,Y2,…,Yk)を読み出し、中継ノード決定部83に通知する。
通知を受けた中継ノード決定部83は、ノードX,Z,Y1,Y2,…,Yk間の品質情報を、図9のトラヒック管理サーバ91内のエリア間スループット管理部93から読み出す。
この際、もし、エリア間スループット管理部93に登録されていないエリア間の品質が必要になった場合には、対応する他のオーバーレイノードYjの通信品質測定部82に品質測定の依頼をする。
中継ノード決定部83は、ノードY1,Y2,…,Ykを中継ノードとして用いたときのノードXからノードZへの迂回路の品質が、直通品質d(X,Z)よりもよければ、それら中継ノードを用いた迂回路を設定し、そうでなければ直通路をノードXからノードZへの経路とする。
また、品質測定の依頼を受けたオーバーレイノードは品質測定を実施し、その結果を、図9のトラヒック管理サーバ91内のエリア間スループット管理部93へ通知する。
以下、このような図1〜図9を用いて説明した、本例のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムの処理動作を、図10〜図12のフローチャートを用いて説明する。
本例のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムは、図10におけるステップS101〜S104の第1〜第4の処理手順を実行することで、IPネットワークに接続するいくつかのオーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークにおけるトラヒック制御を、IPネットワーク内で測定されたトラヒック情報を用いて行う。
第1の処理手順(ステップS101)では、トラヒック管理サーバ91が、図2おけるIPネットワークX22内で測定されたフロー単位のトラヒック情報(フロー情報)を収集し、収集したフロー情報を用いて、当該IPネットワークX22に対して予め定められた条件で設定された各エリア(1)24a〜24c間のスループットを算出して記憶装置に記憶する。
第2の処理手順(ステップS102)では、オーバーレイネットワークにおけるオーバーレイノードXとオーバーレイノードY間の通信品質を要する際に、トラヒック管理サーバ91が、オーバーレイノードXが属するエリアA_XとオーバーレイノードYが属するエリアA_Yを、予め定められた条件に基づき特定する。
第3の処理手順(ステップS103)では、トラヒック管理サーバ91が、第2の処理手順で特定したエリアA_XとエリアA_Yの両エリアが共に第1の処理手順により記憶装置に記憶されているか(Yes)否か(No)を判別する。
第4の処理手順(ステップS104)では、トラヒック管理サーバ91は、第3の処理手順での判別結果がYesであれば、エリアA_XとエリアA_Y間のスループットを読み出し、読み出したスループットをオーバーレイノードXとオーバーレイノードY間の通信品質として取得し、また、第3の処理手順での判別結果がNoであれば、オーバーレイノードXとオーバーレイノードY間のスループットを測定し、測定したスループットを当該オーバーレイノード間の通信品質として取得する。
尚、第1の処理手順(ステップS101)においては、トラヒック管理サーバ91が、複数のIPネットワーク(図2におけるIPネットワークX22,Y23)のそれぞれで測定されたフロー情報を収集し、収集したフロー情報を用いて、複数のIPネットワーク(X22,Y23)のそれぞれに設定された各エリア(図2におけるエリア(1)24a〜(5)24e)間のスループットを算出して記憶装置に記憶することでも良い。
本例のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムは、図11におけるステップS111〜S113の第5〜第7の処理手順を実行する。
第5の処理手順(ステップS111)では、トラヒック管理サーバ91が、図10における第4の処理手順で取得した各オーバーレイノードX,Z,Y1,Y2,・・・,Yk間の通信品質を、各オーバーレイノード間の直通路の通信品質として記憶装置に記憶する。
第6の処理手順(ステップS112)では、オーバーレイノードXとオーバーレイノードZ間で通信をする際、トラヒック管理サーバ91は、オーバーレイノードY1,Y2,…Ykを中継ノードとした迂回路を経由した場合のオーバーレイノードXからオーバーレイノードZの通信品質を算出し、算出した迂回路の通信品質と直通路の通信品質とを比較し、通信品質の良い方を、オーバーレイノードXからオーバーレイノードZへの経路として特定する。
また、第7の処理手順(ステップS113)では、オーバーレイノードXがダウンロードするファイルをオーバーレイノードYi,Y2,・・・,Ykが保持している場合、第5の処理手順で記憶装置に記憶したオーバーレイノードXと上記オーバーレイノードYi,Y2,・・・,Yk間の直通路の通信品質が最良のオーバーレイノードYi(i=1〜k)を特定し、特定したオーバーレイノードをダウンロード元としてオーバーレイノードXに通知する。
さらに、本例のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムでは、トラヒック管理サーバ91が図10における第1の処理手順で収集する際、IPネットワーク内の各ノードが、図12におけるステップS121〜S124の処理手順A〜Dを実行して通知してくる各フロー情報を収集し、収集したフローiのパケットにおける発信元IPアドレスを含む条件で定められる当該フローiの発信元エリアエリアA_iおよび着信先エリアA_jを特定し、エリアA_iからエリアA_jへ向かうフロー群のレートの平均F(A_i,A_j)を、F(A_i,A_j)=ΣR_i/Nf(R_iは該当するエリアA_iからエリアA_jへ向かうフローiのレートR_i(i=1〜Nf)、Nfは該当するエリア間のフロー数)により算出し、算出した値をエリア間のスループットとして記憶装置に記憶する。
IPネットワーク内の各ノード(IPルータ62a〜62g,71)は、まず、図12に示す処理手順A(ステップS121)において、N個の到着パケットに対し1個のパケットを抽出し、抽出したパケットのヘッダ情報から当該パケットの属するフローを特定する。
次に、処理手順B(ステップS122)において、処理手順Bで特定したフローが、予め用意された図示していないユーザフロー管理テーブルにエントリされているかを判別する。
処理手順C(ステップS123)においては、特定したフローがユーザフロー管理テーブルにエントリされておらず、当該パケットが新規フローからのパケットであった場合、ユーザフロー管理テーブルに当該フローiをエントリして、このフローiからのパケットが最初に到着した時刻T_first_iとフローiからのパケットが最後に到着した時刻T_last_iとして現在の時刻を設定すると共に、当該パケットのヘッダ情報から読み出したシーケンス番号から当該パケットのサイズを減算した値を、当該パケットが最初に到着したシーケンス番号SN_first_iとして設定し、読み出したシーケンス番号を、当該パケットが最後に到着したパケットのシーケンス番号SN_last_iとして設定し、また、特定したフローがユーザフロー管理テーブルに既にエントリされている場合には、フローiからのパケットが最後に到着した時刻T_last_iを現在の時刻に更新し、SN_last_iを当該パケットヘッダから読み出したシーケンス番号に更新する。
そして、処理手順D(ステップS124)においては、各処理手順A〜Cでの処理を、予め定めた時間t0の周期で実行し、時間t0の経過時点において、「T_last_i=T_first_i」であれば、当該フローiのエントリをユーザフロー管理テーブルから除外し、「T_last_i>T_first_i」であれば、ユーザフロー管理テーブルにエントリされている当該フローiのフローレートR_iを、R_i=(「SN_last_i」−「SN_first_i」)/(「T_last_i」−「T_first_i」)で算出して、トラヒック管理サーバ(21,63,91)に通知する。
尚、図12に示す処理手順Aにおいて、IPネットワーク内の各ノードは、N個の到着パケットに対し1個のパケットを抽出し、このパケットのヘッダ情報から当該パケットの属するフローを特定し、処理手順Bにおいて、特定したフローが、予め用意されたユーザフロー管理テーブルにエントリされているかを判別し、処理手順Cにおいて、特定したフローがユーザフロー管理テーブルにエントリされておらず、当該パケットが新規フローからのパケットであった場合、ユーザフロー管理テーブルに当該フローiをエントリして、このフローiからのパケットが最初に到着した時刻T_first_iと、このフローiからのパケットが最後に到着した時刻T_last_iとして現在の時刻を設定すると共に、当該パケットのサイズを到着バイト数B_iとして設定し、また、特定したフローがユーザフロー管理テーブルに既にエントリされている場合には、到着バイト数B_iをフローiからのパケットのサイズを加算して更新し、処理手順Dにおいて、各処理手順A〜Cによる処理を、予め定めた時間t0の周期で実行し、時間t0の経過時点において、「T_last_i=T_first_i」であれば、当該フローiのエントリをユーザフロー管理テーブルから除外し、「T_last_i>T_first_i」であれば、ユーザフロー管理テーブルにエントリされている当該フローiのフローレートR_iを、R_i=(「B_i」×N)/(「T_last_i」−「T_first_i」)で算出し、トラヒック管理サーバ(21,63,91)に通知することでも良い。
この場合、トラヒック管理サーバ(21,63,91)は、通知されたフローiのパケットにおける発信元IPアドレスを含む条件で定められる当該フローiの発信元エリアA_iおよび着信先エリアA_jを特定し、エリアA_iからエリアA_jへ向かうフロー群のレートの平均F(A_i,A_j)を、F(A_i,A_j)=ΣR_i/Nf(R_iは該当するエリアA_iからエリアA_jへ向かうフローiのレートR_i(i=1〜Nf)、Nfは該当するエリア間のフロー数)により算出し、算出した値をエリア間のスループットとして記憶装置に記憶する。
また、トラヒック管理サーバ(21,63,91)は、第1の処理手順で算出する各エリア間のスループットを時系列で読み取り、当該スループットが予め定められた閾値を下回った場合に、当該エリア間の品質劣化を判定し、同じ時刻に複数のエリア間での品質劣化を判定した場合、各エリア間の経路上に共通なエリアの有無を判別し、有れば当該エリアを、潜在的輻輳エリアとして特定する。
このことにより、本例のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムおよびトラヒック制御方法によれば、IPネットワーク側とオーバーレイネットワーク側とで協調することで、インターネット等に展開しているオーバーレイネットワークにおける各オーバーレイノード間の通信品質を求める際にも、IPネットワーク側が、全てのネットワーク情報を提供する必要がなく、オーバーレイネットワークのオーバーレイノード間の通信品質を効率的に求めることが可能となる。
尚、本発明は、図1〜図12を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例の処理対象となるオーバーレイネットワークの構成に関しては、図6に示されるような小規模なネットワーク構成ではなく、より大規模なオーバーレイネットワークにおいても適用可能である。
また、本例のトラヒック管理サーバのコンピュータ構成に関しても、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例では、光ディスクを記録媒体として用いているが、FD(Flexible Disk)等を記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。
本発明に係るオーバーレイネットワークの構成例を示すブロック図である。 本発明に係るオーバーレイネットワークにおけるトラヒック制御システムを設けたネットワークの第1の構成例を示すブロック図である。 図2におけるトラヒック管理サーバで特定するエリア間の接続構成例を示すブロック図である。 図2におけるトラヒック管理サーバで算出したエリア間のスループットの時系列変化例を示す説明図である。 図2におけるトラヒック管理サーバが検出したボトルネックリンクの使用率の変化例を示す説明図である。 本発明に係るオーバーレイネットワークにおけるトラヒック制御システムを設けたネットワークの第2の構成例を示すブロック図である。 図6におけるIPルータの構成例を示すブロック図である。 図6におけるオーバーレイノードの構成例を示すブロック図である。 図6におけるトラヒック管理サーバの構成例を示すブロック図である。 本発明に係るオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムの第1の処理動作例を示すフローチャートである。 本発明に係るオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムの第2の処理動作例を示すフローチャートである。 本発明に係るオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムの第3の処理動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1,61:オーバーレイネットワーク(Overlay−NW)、1a〜1c,61a〜61e,81:オーバーレイノード、2,62:IPネットワーク(IP−NW)、2a〜2e,62a〜62g,71:IPルータ、21,63,91:トラヒック管理サーバ、22:IPネットワークX、23:IPネットワークY、24a〜24e:エリア(1)〜(5)、31a〜31f:AS(1)〜AS(6)、72:サンプリング部、73;フロー管理部、82:通信品質測定部、83:中継ノード決定部、84:中継候補選択部、92:スループット算出部、93:エリア間スループット管理部。

Claims (9)

  1. IPネットワークに接続するいくつかのオーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークにおけるトラヒック制御を、
    上記IPネットワーク内で測定されたトラヒック情報を用いて行うオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムであって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    上記IPネットワーク内で測定されたフロー単位のトラヒック情報(フロー情報)を収集し、収集した該フロー情報を用いて、当該IPネットワークに対して予め定められた条件で設定された各エリア間のスループットを算出して記憶装置に記憶する第1の処理手段と、
    上記オーバーレイネットワークにおけるオーバーレイノードXとオーバーレイノードY間の通信品質を要する際に、オーバーレイノードXが属するエリアA_XとオーバーレイノードYが属するエリアA_Yを上記予め定められた条件に基づき特定する第2の処理手段と、
    該第2の処理手段が特定したエリアA_XとエリアA_Yの両エリアが共に上記第1の処理手段により記憶装置に記憶されているか(Yes)否か(No)を判別する第3の処理手段と、
    該第3の処理手段の判別結果がYesであれば、上記エリアA_Xと上記エリアA_Y間のスループットを読み出し、読み出したスループットを上記オーバーレイノードXと上記オーバーレイノードY間の通信品質として取得し、上記第3の処理手段の判別結果がNoであれば、上記オーバーレイノードXと上記オーバーレイノードY間のスループットを測定し、該測定したスループットを当該オーバーレイノード間の通信品質として取得する第4の処理手段と
    を有することを特徴とするオーバーレイネットワークのトラヒック制御システム。
  2. 請求項1に記載のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムであって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    上記第4の処理手段が取得した各オーバーレイノードX,Z,Y1,Y2,・・・,Yk間の通信品質を、各オーバーレイノード間の直通路の通信品質として記憶装置に記憶する第5の処理手段と、
    上記オーバーレイノードXと上記オーバーレイノードZ間で通信をする際、上記オーバーレイノードY1,Y2,…Ykを中継ノードとした迂回路を経由した場合のオーバーレイノードXからオーバーレイノードZの通信品質を算出し、該算出した迂回路の通信品質と上記直通路の通信品質とを比較し、通信品質の良い方を上記オーバーレイノードXからオーバーレイノードZへの経路として特定する第6の処理手段と
    を有することを特徴とするオーバーレイネットワークのトラヒック制御システム。
  3. 請求項2に記載のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムであって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    上記オーバーレイノードXがダウンロードするファイルを上記オーバーレイノードYi,Y2,・・・,Ykが保持している場合、
    上記第5の処理手段が記憶装置に記憶した上記オーバーレイノードXと上記オーバーレイノードYi,Y2,・・・,Yk間の直通路の通信品質が最良のオーバーレイノードYi(i=1〜k)を特定し、特定したオーバーレイノードをダウンロード元として上記オーバーレイノードXに通知する第7の処理手段
    を有することを特徴とするオーバーレイネットワークのトラヒック制御システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムであって、
    上記第1の処理手段は、
    複数の上記IPネットワークのそれぞれで測定された上記フロー情報を収集し、収集した該フロー情報を用いて、複数のIPネットワークのそれぞれに設定された各エリア間のスループットを算出して記憶装置に記憶することを特徴とするオーバーレイネットワークのトラヒック制御システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムであって、
    上記第1の処理手段は、
    上記IPネットワーク内の各ノードにより下記各手段の処理で算出され通知される各フローiのフロー情報を収集し、
    収集したフローiのパケットにおける発信元IPアドレスを含む条件で定められる当該フローiの発信元エリアA_iおよび着信先エリアA_jを特定し、
    エリアA_iからエリアA_jへ向かうフロー群のレートの平均F(A_i,A_j)を、F(A_i,A_j)=ΣR_i/Nf(R_iは該当するエリアA_iからエリアA_jへ向かうフローiのレートR_i(i=1〜Nf)、Nfは該当するエリア間のフロー数)により算出し、
    算出した値を上記エリア間のスループットとして記憶装置に記憶する手段を有し、
    上記IPネットワーク内の各ノードは、
    N個の到着パケットに対し1個のパケットを抽出し、該パケットのヘッダ情報から当該パケットの属するフローを特定する手段と、
    該手段が特定したフローが、予め用意されたユーザフロー管理テーブルにエントリされているかを判別する手段と、
    上記特定したフローが上記ユーザフロー管理テーブルにエントリされておらず、当該パケットが新規フローからのパケットであった場合、上記ユーザフロー管理テーブルに当該フローiをエントリして、該フローiからのパケットが最初に到着した時刻T_first_iと該フローiからのパケットが最後に到着した時刻T_last_iとして現在の時刻を設定すると共に、当該パケットのヘッダ情報から読み出したシーケンス番号から当該パケットのサイズを減算した値を、当該パケットが最初に到着したシーケンス番号SN_first_iとして設定し、上記読み出したシーケンス番号を、当該パケットが最後に到着したパケットのシーケンス番号SN_last_iとして設定する手段と、
    上記特定したフローが上記ユーザフロー管理テーブルに既にエントリされている場合、上記フローiからのパケットが最後に到着した時刻T_last_iを現在の時刻に更新し、SN_last_iを該パケットヘッダから読み出したシーケンス番号に更新する手段とを具備し、
    上記各手段による処理を、予め定めた時間t0の周期で実行し、時間t0の経過時点において、「T_last_i=T_first_i」であれば、当該フローiのエントリを上記ユーザフロー管理テーブルから除外し、「T_last_i>T_first_i」であれば、上記ユーザフロー管理テーブルにエントリされている当該フローiのフローレートR_iを、R_i=(「SN_last_i」−「SN_first_i」)/(「T_last_i」−「T_first_i」)で算出することを特徴とするオーバーレイネットワークのトラヒック制御システム。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムであって、
    上記第1の処理手段は、
    上記IPネットワーク内の各ノードにより下記各手段の処理で算出され通知される各フローiのフロー情報を収集し
    集したフローiのパケットにおける発信元IPアドレスを含む条件で定められる当該フローiの発信元エリアA_iおよび着信先エリアA_jを特定し、
    エリアA_iからエリアA_jへ向かうフロー群のレートの平均F(A_i,A_j)を、F(A_i,A_j)=ΣR_i/Nf(R_iは該当するエリアA_iからエリアA_jへ向かうフローiのレートR_i(i=1〜Nf)、Nfは該当するエリア間のフロー数)により算出し、
    算出した値を上記エリア間のスループットとして記憶装置に記憶する手段を有し、
    上記IPネットワーク内の各ノードは、
    N個の到着パケットに対し1個のパケットを抽出し、該パケットのヘッダ情報から当該パケットの属するフローを特定する手段と、
    該手段が特定したフローが、予め用意されたユーザフロー管理テーブルにエントリされているかを判別する手段と、
    上記特定したフローが上記ユーザフロー管理テーブルにエントリされておらず、当該パケットが新規フローからのパケットであった場合、上記ユーザフロー管理テーブルに当該フローiをエントリして、該フローiからのパケットが最初に到着した時刻T_first_iと該フローiからのパケットが最後に到着した時刻T_last_iとして現在の時刻を設定すると共に、当該パケットのサイズを到着バイト数B_iとして設定する手段と、
    上記特定したフローが上記ユーザフロー管理テーブルに既にエントリされている場合、上記到着バイト数B_iを上記フローiからのパケットのサイズを加算して更新する手段とを具備し、
    上記各手段による処理を、予め定めた時間t0の周期で実行し、時間t0の経過時点において、「T_last_i=T_first_i」であれば、当該フローiのエントリを上記ユーザフロー管理テーブルから除外し、「T_last_i>T_first_i」であれば、上記ユーザフロー管理テーブルにエントリされている当該フローiのフローレートR_iを、R_i=(「B_i」×N)/(「T_last_i」−「T_first_i」)で算出することを特徴とするオーバーレイネットワークのトラヒック制御システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムであって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    上記第1の処理手段が算出する各エリア間のスループットを時系列で読み取り、当該スループットが予め定められた閾値を下回った場合に、当該エリア間の品質劣化を判定する手段と、
    該手段が同じ時刻に複数のエリア間での品質劣化を判定した場合、各エリア間の経路上に共通なエリアの有無を判別する手段と、
    有れば当該エリアを、潜在的輻輳エリアとして特定する手段と
    を有することを特徴とするオーバーレイネットワークのトラヒック制御システム。
  8. IPネットワークに接続するいくつかのオーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークにおけるトラヒック制御を、上記IPネットワーク内で測定されたトラヒック情報を用いて行うオーバーレイネットワークのトラヒック制御方法であって、
    プログラムされたコンピュータの処理手順として、請求項1から請求項7のいずれかに記載のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムにおける各手段が実行する処理手順を含み、
    該各手段の処理手順により、上記IPネットワーク内で測定されたトラヒック情報を用いて各オーバーレイノード間の通信品質を取得することを特徴とするオーバーレイネットワークのトラヒック制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1から請求項7のいずれかに記載のオーバーレイネットワークのトラヒック制御システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
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