JP4553314B2 - オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法および通信経路決定システム - Google Patents

オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法および通信経路決定システム Download PDF

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Description

本発明は、インターネットにおけるエンド・ツー・エンドの通信品質を向上させる技術に関し、特にIPネットワーク上に論理的に形成されたオーバーレイネットワークを用いた通信経路で、エンド・ツー・エンドの通信品質を効率的に向上させるために好適な通信経路決定方法および通信経路決定システムに関する。
IPネットワークを代表するインターネットは、多様なアプリケーションの収容を可能にすべく発展かつ普及してきており、昨今では、VoIP(Voice over IP)やストリーミングに代表されるQoS(Quality of Service)に敏感な実時間アプリケーション等の収容も急速に発展している。
これに伴って、エンド・ツー・エンドでの輻輳を回避し、品質を向上するための技術(「エンド・ツー・エンドQoS管理技術」)をインターネット上で実現することが重要な課題となっている。しかしながら、このような技術を実現する上では、以下に示す問題点がある。
1)インターネットは既に社会的インフラ化しており、既存のネットワーク構造を大きく変更するような、ネットワークレイヤでの新たな機能拡張は困難である。
2)インターネットは管理主体の異なる複数のAS(Autonomous System)によって形成されており、全てのASに対して一斉に新たな機能を拡張することは困難である。
こうした中で、下位のネットワークレイヤを変更することなくエンド・ツー・エンドQoSの向上を可能とする有力な技術として、例えば、L.Zhi and P.Mohapatra,“QRON:QoS−aware routing in overlay net−works,”IEEE J.Select.Areas Commun.,vol.22,pp.29−40,January 2004.(非特許文献1参照)に記載された「オーバ−レイネットワークによるQoS管理技術」が注目されている。
オーバーレイネットワークとは、例えば、WIDEプロジェクト,“オーバーレイネットワークによる統合分散環境,”WIDEプロジェクト研究報告書,第17部,2002.(非特許文献2参照)においても記載されているように、既存のリンクを用いて、その上位層に目的に応じて論理的(仮想的)なリンクを形成し、構成するネットワークである。
図1は、オーバーレイネットワークによるQoS管理の基本的な既念を示す図である。
図1において、xからyに向けて、破線矢印で表わされる経路にトラヒックが流れているものとする。また、この経路上には輻輳しているIPルータが存在しており、その結果として、x,y間のQoSが低下しているとする。
このとき、オーバーレイノードa,b,cで形成されるオーバーレイネットワークを用いて、実践矢印で表される経路(x→オーバーレイノードa→オーバーレイノードb→オーバーレイノードc→y)にトラヒックを迂回させることができれば、上記の輻輳を回避できる。
実際に、亀井,川原,“エンドホストオーバーレイネットワークによるトラヒックオンジニアリングとその有効性,”信学ソ大.BS−5−3,2004.(非特許文献3参照)、あるいは、S.Rewaskar and J.Kaur,“Testing the Scalability of Overlay Routing Infrastructures,”Proc.PAM 2004.April 2004.(非特許文献4参照)、あるいは、S.Banerjee,T.G.Grifin and M.Pias,“The Interdomain Connectivity of PlanetLab Nodes,”Proc.PAM2004,April 2004.(非特許文献5参照)では、上記のような迂回経路が実網において多数存在していることを実測に基づいて示している。
しかし、上記非特許文献3と5の結果は、オーバーレイネットワークのトポロジをフルメッシュとし、全てのオーバーレイノード間で測定した品質情報を利用して理想的な通信経路計算を行った場合の評価となっており、オーバーレイノードの総数が増加した場合のスケーラビリティ(システムの拡張性)の低下については考慮されていない。
すなわち、オーバーレイノードの総数が大きい場合には、全てのオーバーレイノード間の品質測定情報を用いて通信経路の計算を行うことは現実的には不可能である、という問題がある。
上記の問題を回避するため、上記非特許文献4では、迂回経路を提供する中継ノード候補数を制限した場合を評価している。しかし、中継ノード候補は単にランダムに選択しているに過ぎず、中継ノード候補の選択方法までは検討していなかった。
L.Zhi and P.Mohapatra,"QRON:QoS−aware routing in overlay net−works,"IEEE J.Select.Areas Commun.,vol.22,pp.29−40,January 2004. WIDEプロジェクト,"オーバーレイネットワークによる統合分散環境,"WIDEプロジェクト研究報告書,第17部,2002. 亀井,川原,"エンドホストオーバーレイネットワークによるトラヒックオンジニアリングとその有効性,"信学ソ大.BS−5−3,2004. S.Rewaskar and J.Kaur,"Testing the Scalability of Overlay Routing Infrastructures,"Proc.PAM 2004.April 2004. S.Banerjee,T.G.Grifin and M.Pias,"The Interdomain Connectivity of PlanetLab Nodes,"Proc.PAM2004,April 2004. 内田真人,亀井聡,川原亮一、"オーバーレイネットワークによるQoSルーチング制御に関する評価、"電子情報通信学会技術研究報告IN2005−31、pp.13−18、(2005−07).
一方、内田真人,亀井聡,川原亮一、“オーバーレイネットワークによるQoSルーチング制御に関する評価、”電子情報通信学会技術研究報告IN2005−31、pp.13−18、(2005−07).(非特許文献6参照)において、本発明者等は中継ノード候補を計測データに基づいて適切に制限することにより、全ノードを中継候補として経路探索を行った最適な場合とほぼ同等のQoS向上を図れることを示している。
しかしながら、この方法では、全てのノードペアに対する経路について、全ノードを中継ノード候補とした場合の最適な経路を計算しておき、各ノードが最適な経路を提供する中継ノードとして選択される頻度を計算しておき、その頻度の高い上位Mノードを抽出しておき、以上の準備の下で、以降の経路計算時にはM個の中継候補ノードのみを用いていた。従って、一旦、全経路探索を行う必要があり、そのための経路計算コストは依然として存在してしまう、という問題があった。
また、上位Mノードを決定した後に、IPネットワークのトラヒック特性が大きく変化した場合に、該Mノードはもはや上位Mノードではなくなっている可能性があり、トラヒック特性の変化に追従できない可能性があった。
(目的)
本発明の目的は、上述の問題に鑑み、常に中継ノード候補数を一定数以下に抑えておき、実際の中継ノード選択行為を通じて高品質な経路を提供可能な中継ノードが選択される確率が高くなるように、該選択確率を動的に変化させてオーバーレイネットワークにおける高品質な通信経路を決定できる通信経路決定方法および通信経路決定システムを提供することにある。
本発明の第1の方法は、IPネットワークに接続するN個のオーバーレイノードによって構成される論理網であるオーバーレイネットワークの、発信元ノードから着信先ノードへの通信経路を決定する通信経路決定方法において、上記オーバーレイネットワークに属する各ノードi(i=1〜N)は、自ノードを発信元とし他のノードj(iを除く全て)を着信先ノードjとして、発信元ノードiと着信先ノードjの間の通信品質を測定しておき、その一方でN個のノードの中からM個のノードを中継ノード候補として選択し、該中継候補ノードkから着信先ノードjの間の通信品質測定結果を該中継候補ノードから取得し、自ノードiと着信先ノードjの間の通信品質と、自ノードiから中継候補ノードkを経由して着信先ノードjに到達するときの通信品質を比較し、前者の方がよい品質を与える場合には中継ノードは用いずに着信先ノードjへ直接転送する経路を自ノードiから着信先ノードjへの通信経路とし、後者がよい品質を与える場合には、その中でも最も高品質を提供するノードk*を中継ノードとし、通信経路を自ノード→中継ノードk*→着信先ノードjと決定し、次回の中継ノード候補選択時には、過去に中継ノードとして選択された頻度が高いノードが選択される確率を大きくしておくことを特徴とする。
本発明の第2の方法は、上記第1の方法において、オーバーレイネットワーク内に中継ノード候補の情報を管理するサーバが存在し、該サーバは各ノードkのn番目の測定周期(時点n)での得点C(n,k)を管理している。時点nにおいて発信元ノードiは着信先ノードjへの経路を決定する際に、該サーバから各ノードk(k=1〜N)の得点C(n,k)を読み出し、確率p_k=C(n,k)/ΣC(n,k)でノードk(kはi以外)を中継候補ノードとして選択し、これをM個の中継候補ノードが決定するまで繰り返す。発信元ノードiは着信先ノードjへの経路を上記第1の方法で決定する。その際に、ノードk*が中継ノードとして決定されたならば、該ノードk*は該サーバへその旨を通知する。同様の手順は全ての発信元−着信先ノードのペアについて実施される。該サーバは、各ノードから自身が中継ノードとして決定された旨を受信し、各ノードkが時点nに中継ノードとなった回数C’(n,k)をカウントする。その値を用いて、次の時点n+1における各ノードkの得点をC(n+1,k)=(1−α)C(n,k)+αC’(n,k)により更新する。なお、ここで、αは予め定める平滑化パラメータで0<α<1であり、C(n,k)の初期値はC(0,k)=1(全てのk)とすることを特徴とする。
ここで、ノードの得点C(n,k)は、ノードkが高品質な経路を提供すると増加していき、そうでないと減少するように更新している。従って、この得点に比例して中継ノード候補を選択することにより、高品質な経路を提供した中継ノードが次回の中継ノード候補選択時に選ばれ易くなるようにしている。
本発明の第3の方法は、上記第2の方法に記載の中継ノードの得点C(n,k)を更新する方法において、第2の方法のように更新する代わりに、予め定めるパラメータβ(>0)とc(>1)を用いてt’=min{n+β,c}を計算し、C(n+1)=(1−1/t’)C(n,k)+1/t’C’(n,k)により得点を更新することを特徴とする。
n+βとcの最小値をとって、得点更新の平滑化パラメータ1/t’として用いる理由は、学習の初期の段階(つまり、nが小さい段階)では、そのときの中継ノードとして選択された回数C’(n,k)を積極的に反映するようにするためである。このようにすることにより、目標値へ迅速に収束させることが可能になる。
本発明の第4の方法は、上記第2の方法に記載の中継ノード候補を選択する方法において、第2の方法のように選択する代わりに、p_k={exp(C(n,k))−1}/Σ{exp(C(n,k)−1)}とすることを特徴とする。
exponentialをとることにより、C(n,k)の値が大きいノードkがより選ばれ易くしている。
本発明の第5の方法は、上記第1の方法において、自ノードiと着信先ノードjの間の通信品質として、遅延時間d(i,j)を用い、自ノードiから着信先ノードjへの経路を決定するときにM個の中継候補ノードのいずれかを用いて迂回するか否かを決定する際には、自ノードiから中継候補ノードkの遅延時間d(i,k)と中継候補ノードkと着信先ノードjの間の遅延時間d(k,j)を用いて、d(i,j)>d(i,k)+d(k,j)を満たすkが存在するかを調べ、存在しない場合には、ノードiからjの直通を該通信経路として決定し、存在する場合には、右辺を最小にするkの中継ノードk*とし、通信経路を自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードjと決定することを特徴とする。
本発明の第6の方法は、上記第5の方法のように遅延時間を品質として用いる代わりに、ノードiとjの間のパケット損失率p(i,j)を用い、自ノードiから着信先ノードjへの経路を決定するときにM個の中継候補ノードのいずれかを用いて迂回するか否かを決定する際には、自ノードiから中継候補ノードkのパケット損失率p(i,k)と中継候補ノードkから着信先ノードjのパケット損失率p(k,j)を用いて、p(i,j)>1−{1−p(i,k)}{1−p(k,j)}を満たすkが存在するか否かを調べ、存在しない場合には、ノードiからjの直通を該通信経路として決定し、存在する場合には、右辺を最小にするkを中継ノードk*とし、通信経路を自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードjと決定することを特徴とする。
本発明の第7の方法は、上記第5の方法のように遅延時間を品質として用いる代わりに、ノードiとjの間の利用可能帯域B(i,j)を用い、自ノードiから着信先ノードjへの経路を決定するときにM個の中継候補ノードのいずれかを用いて迂回するか否かを決定する際には、自ノードiから中継候補ノードkの利用可能帯域B(i,k)と中継候補ノードkと着信先ノードjの間のそれB(k,j)を用いて、B(i,j)<min{B(i,k),B(k,j)}を満たすkが存在するか否かを調べ、存在しない場合には、ノードiからjの直通を該通信経路として決定し、存在する場合には、右辺を最大にするkを中継ノードk*とし、通信経路を自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードjと決定することを特徴とする。
本発明の第8の方法は、上記第2の方法に記載の中継ノード候補管理サーバにおいて、各ノードkが時点nに中継ノードとなった回数C’(n,k)をカウントしておき、その合計値ΣC’(n,k)が予め定めた閾値よりも小さい場合には、各ノードの得点C(n,k)を再び初期化してC(0,k)(k=1〜N)とすることを特徴とする。
ΣC’(n,k)は、高品質な経路を提供するノードが適切に選ばれた回数を表すので、この値が小さくなるということは、IPレイヤのトラヒック条件やIPレイヤのルーチングが変わった等の要因で、これまでの学習結果(つまり、各ノードの得点C(n,k))は不適切となっていることを意味する。従って、得点をリセットすることにより、得点を学習し直して、新たなトラヒック条件に適した状態に迅速に対応できるようにしている。
本発明の第9のシステムは、上記第1,5,6,7のいずれかの方法で、ノード間の通信品質を測定し、それを用いて迂回するか否かを決定する手段、上記第2,3,4,8のいずれかの方法で、中継候補ノードを選択し、中継ノードを決定する手段を具備することを特徴とする。
本発明によれば、オーバーレイネットワークにおける通信経路計算に伴うコストを削減しながら、通信品質の改善を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
(実施例1)
図2は、本発明の実施例1に係るオーバーレイネットワークの基本構成図である。
各オーバーレイノード1〜5は、他のノードと論理的に接続している。すなわち、オーバレイノード1〜5は、オーバーレイネットワークに存在する他のノードのIPアドレスを知っており、通信可能な状態にある。また、中継ノード候補を管理する管理サーバ10が存在する。各ノード1〜5は、他ノードとの通信経路を一定周期毎に更新する。
以下、ノード1に着目して説明を進める(他のノード2〜5も、各々が独立に同様の振る舞いを行う)。なお、図2の実線は通信経路、破線は管理サーバ10から各オーバレイノード1〜5への制御線である。
図3は、本発明の第2の方法で中継候補を選択し、第5の方法でノード間の通信品質を測定し、それを用いて迂回するか否かを決定するオーバーレイノード1の構成例を示すブロック図であり、図6は管理サーバの構成例を表すブロック図である。
図3に示すように、通信品質測定部21は、測定周期τ毎に自身(オーバーレイノード1)と他のノードj(j=2〜5)との間の遅延時間d(1,j)を測定する(同様に、ノードi(i=2〜5)も、他のノードj(j=iを除くj=1〜5のいずれか)との遅延時間d(i,j)を測定している)。遅延時間の測定を実施したならば、その旨を中継候補選択部24に通知する。また、他ノードの通信品質取得部22からの指示に従って、遅延時間測定結果を通知する。
中継候補選択部24は、管理サーバ10から、各ノードkのn番目の測定周期(以下、時点nと呼ぶ)での得点C(n,k)をダウンロードし、確率p_k=C(n,k)/ΣC(n,k)でノードk(kはi以外)を中継候補ノードとして選択し、これをM個の中継候補ノードが選択されるまで繰り返す。選択されたM個の中継候補ノードを、中継ノード決定部23に通知する。
中継ノード決定部23は、通信品質取得部22に対して、該中継候補ノードkからノードkとノードjの遅延時間測定結果d(k,j)を取得するように指示する。通信品質取得部22は、d(k,j)を取得した後、中継ノード決定部23にそれを通知する。
以上の手順を、全ての中継候補ノードに対して実施する。
中継ノード決定部23は、自ノード1から中継候補ノードkの遅延時間d(k,j)を通信品質測定部22から取得し、それと中継候補ノードkと着信先ノードjの間に遅延時間d(k,j)を用いて、d(1,j)>d(1,k)+d(k,j)を満たすkがM個の候補の中に存在するか否かを調べ、存在しない場合には、ノード1からjの直通路を該通信経路として決定し、存在する場合には、右辺を最小にするkを中継ノードk*として決定する。
決定後、ノードk*に対して、通信経路を自ノード1→中継ノードk*→着信先ノードjと設定するように要求する。以上の手順を、全ての着信先ノードj(j=2〜5)に対して実施する。
中継ノードk*は、ノード1→中継ノードk*→着信先ノードjの経路を設定する。その後、自身が中継ノードとして選択された旨を管理サーバ10に通知する。
管理サーバ10は、中継ノードk*からの通知を受けたならば、中継ノード選択回数管理部31においてノードk*が中継ノードとなった回数C’(n,k)を、C’(n,k)←C’(n,k)+1とカウントアップする。以上の動作を、n番目の測定周期が終わるまで繰り返して、各ノードの中継ノードとなった回数を数える。
n+1番目の測定周期になったならば、管理サーバ10のノード得点更新部32において全てのノードの得点C(n+1,k)をC(n+1,k)=(1−α)C(n,k)+αC’(n,k)により更新する。なお、ここで、αは予め定められる平滑化パラメータで0<α<1であり、C(n,k)の初期値はC(0,k)=1(全てのk)とする。
(実施例2)
以下、実施例2について、実施例1の変更点のみを記述し、それ以外は実施例1と同じ処理を行うので、それ以外の説明を省略する。
実施例2では、実施例1における管理サーバ10で得点を更新する手順を、実施例1のように行う代わりに、予め定めるパラメータβ(>0)とc(>1)を用いてt’=min{n+β,c}を計算し、C(n+1)=(1−1/t’)C(n,k)+1/t’C’(n,k)により得点を更新する。
(実施例3)
以下、実施例3について、実施例1の変更点のみを記述し、それ以外は実施例1と同じ処理を行うので、それ以外の説明を省略する。
実施例1における中継(ノード)候補選択部24において、確率p_k=C(n,k)/ΣC(n,k)でノードk(kはi以外)を中継候補ノードとして選択していた代わりに、p_k={exp(C(n,k)−1)/Σ(exp(C(n,k)−1)}で中継ノードを選択する。
(実施例4)
以下、実施例4について、実施例1の変更点のみを記述し、それ以外は実施例1と同じ処理を行うので、それ以外の説明を省略する。
実施例1における通信品質測定部21において、遅延時間を品質として用いた代わりに、ノードiとjの間のパケット損失率p(i,j)を用い、中継ノード決定部23においては、M個の中継候補ノードのいずれかを用いて迂回するか否かを決定する際に、自ノードiから中継候補ノードkのパケット損失率p(i,k)と中継候補ノードkと着信先ノードjの間のパケット損失率p(k,j)を用いて、p(i,j)>1−{1−p(i,k)}{1−p(k,j)}を満たすkが存在するか否かを調べ、存在しない場合には、ノードiからjの直通を該通信経路として決定し、存在する場合には、右辺を最小にするkを中継ノードk*として決定する。
(実施例5)
以下、実施例5について、実施例1の変更点のみを記述し、それ以外は実施例1と同じ処理を行うので、それ以外の説明を省略する。
実施例1における通信品質測定部21において、遅延時間を品質として用いていた代わりに、ノードiとjの間の利用可能帯域B(i,j)を用い、中継ノード決定部23においては、M個の中継候補ノードkの利用可能帯域B(i,k)と中継候補ノードkと着信先ノードjの間のそれB(k,j)を用いて、B(i,j)<min{B(i,k),B(k,j)}を満たすkが存在するか否かを調べ、存在しない場合には、ノードiからjの直通を該通信経路として決定し、存在する場合には、右辺を最大にするkを中継ノードk*として決定する。
(実施例6)
以下、実施例6について、実施例1〜5の変更点のみを記述し、それ以外は実施例1と同じ処理を行うので、それ以外の説明を省略する。
実施例1から5に記載の管理サーバ10において、各ノードkが時点nに中継ノードとなった回数C’(n,k)をカウントしておき、その合計値ΣC’(n,k)が予め定めた閾値よりも小さい場合には、各ノードの得点C(n,k)を再び初期化してC(0,k)とする。
(実施例の評価)
以下、本発明の実施例2の手順を実行したときの評価結果を記述する。
図4は、全ノードペアの遅延時間の累積分布を示す図である。
本評価においては、国内で適当に地理的に離れた18箇所のISPに利用者として契約したコンピュータ端末において、各端末間において1時間毎に毎秒1パケットを3分間送出して、遅延時間(3分間での最大遅延)を測定したデータを用いた。n時間目(n=1,2,・・・24)における端末iとjの間の遅延時間d(n,i,j)を用い、18個の端末をオーバーレイノードとみなし、各ノードiは他のノードjへの通信経路を本発明の実施例の手順に従って決定していく。なお、中継ノード候補数M=4とし、β=0.5、c=4とした。このときの全ノードペアの遅延時間の累積分布(24時間分)を、図4に示している。図中、proposedが実施例2の場合である。
なお、図4においては、比較するために、経路制御を行わなかった場合、つまり、全ての直通路を選択した場合を、defaultで示している。また、中継ノード候補数を制限せずにN=18個の全ノードを中継候補として利用できる最適な場合を、optimalで示している。また、中継ノード候補を単純にランダムに4個選択するようにした場合を、randomで示している。
これにより、本発明では、全経路探索時(optimal)とほぼ同等の品質改善ができていることが分かる。
図5は、n時間毎の遅延時間の時系列を示す図である。
ここでは、n時間毎、つまりn番目の測定周期の遅延時間の時系列を示している。すなわち、n時間目における、全ノードペアの遅延時間の95パーセンタイルをプロットしている。この図からも、本発明は安定して低遅延時間を維持できていることが確認できる。
オーバーレイネットワークによる経路制御の概念を説明する図である。 本発明の実施例1に係るオーバーレイネットワークの基本構成図である。 本発明におけるオーバレイノードの構成例を示す図である。 本発明の効果を示す説明図である。 本発明を適用した場合の遅延時間の振る舞いを示した図である。 本発明における管理サーバの構成例を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4,5 オーバーレイノード
10 管理サーバ
21 通信品質測定部
22 通信品質取得部
23 中継ノード決定部
24 中継候補選択部
31 中継ノード選択回数管理部
32 ノード得点更新部
a,b,c オーバーレイノード

Claims (8)

  1. IPネットワークに接続するN個のオーバーレイノードによって構成される論理網であるオーバーレイネットワークの、発信元ノードから着信先ノードへの通信経路を決定する通信経路決定方法において、
    上記オーバーレイネットワークに属する各ノードi(i=1〜N)は、自ノードを発信元とし他のノードj(iを除く全て)を着信先ノードjとして、発信元ノードiと着信先ノードjの間の通信品質を測定し、
    また、上記各ノードiは、N個のノードの中からM個のノードを中継ノード候補として選択し、該中継候補ノードkから着信先ノードjの間の通信品質測定結果を該中継候補ノードから取得し、
    該各ノードiは、自ノードiと着信先ノードjの間の通信品質と、自ノードiから中継候補ノードkを経由して着信先ノードjに到達するときの通信品質を比較し、前者の方がよい品質を与える場合には、中継ノードは用いることなく、着信先ノードjへ直接転送する経路を自ノードiから着信先ノードjへの通信経路とし、後者の方がよい品質を与える場合には、その中でも最も高品質を提供するノードk*を中継ノードとし、通信経路を自ノード→中継ノードk*→着信先ノードjと決定し、
    次回の中継ノード候補選択時には、過去に中継ノードとして選択された頻度が高いノードが選択される確率を大きくしておき、
    さらに、
    前記オーバーレイネットワーク内に中継ノード候補の情報を管理するサーバを配置し、
    該サーバは、各ノードkのn番目の測定周期での得点C(n,k)を管理し、
    時点nにおいて、発信元ノードiは、着信先ノードjへの経路を決定する際に、該サーバから各ノードk(k=1〜N)の得点C(n,k)を読み出し、確率p_k=C(n,k)/ΣkC(n,k)でノードk(kはi以外)を中継候補ノードとして選択し、これをM個の中継候補ノードが決定するまで繰り返し、
    発信元ノードiは、着信先ノードjへの経路を決定する際に、ノードk*が中継ノードとして決定されたならば、該ノードk*は該サーバへその旨を通知し、
    同様の手順を、全ての発信元−着信先ノードのペアについて実施し、
    上記サーバは、各ノードから自身が中継ノードとして決定された旨を受信し、各ノードkが時点nに中継ノードとなった回数C’(n,k)をカウントし、
    該サーバは、カウントした値を用いて、次の時点n+1における各ノードkの得点をC(n+1,k)=(1−α)C(n,k)+αC’(n,k)により更新することを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
    (αは予め定める平滑化パラメータで0<α<1、C(n,k)の初期値はC(0,k)=1(全てのk))
  2. 請求項に記載オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法において、
    前記中継ノードの得点C(n,k)を更新する場合、請求項に記載のように更新する代わりに、予め定めるパラメータβ(>0)とc(>1)を用いてt’=min{n+β,c}を計算し、
    C(n+1)=(1−1/t’)C(n,k)+1/t’C’(n,k)により得点を更新することを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
  3. 請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載のオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法において、
    前記中継ノード候補を選択する場合、請求項に記載のように選択する代わりに、
    p_k={exp(C(n,k))−1}/Σk{exp(C(n,k)−1)}の確率でノードkを中継ノード候補とすることを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法において、
    前記通信品質を測定する場合、自ノードiと着信先ノードjの間の通信品質として、遅延時間d(i,j)を用い、自ノードiから着信先ノードjへの経路を決定するときにM個の中継候補ノードのいずれかを用いて迂回するか否かを決定する際には、自ノードiから中継候補ノードkの遅延時間d(i,k)と中継候補ノードkと着信先ノードjの間の遅延時間d(k,j)を用いて、d(i,j)>d(i,k)+d(k,j)を満たすkが存在するか否かを判断し、
    存在しない場合には、ノードiからjの直通を該通信経路として決定し、存在する場合には、右辺を最小にするkの中継ノードk*とし、通信経路を自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードjと決定することを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載のオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法において、
    前記通信品質を測定する場合、自ノードiと着信先ノードjの間の通信品質として、ノードiとjの間のパケット損失率p(i,j)を用い、自ノードiから着信先ノードjへの経路を決定するときにM個の中継候補ノードのいずれかを用いて迂回するか否かを決定する際には、自ノードiから中継候補ノードkのパケット損失率p(i,k)と中継候補ノードkから着信先ノードjのパケット損失率p(k,j)を用いて、p(i,j)>1−{1−p(i,k)}{1−p(k,j)}を満たすkが存在するか否かを調べ、存在しない場合には、ノードiからjの直通を該通信経路として決定し、存在する場合には、右辺を最小にするkを中継ノードk*とし、通信経路を自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードjと決定することを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載のオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法において、
    前記通信品質を測定する場合、自ノードiと着信先ノードjの間の通信品質として、ノードiとjの間の利用可能帯域B(i,j)を用い、自ノードiから着信先ノードjへの経路を決定するときにM個の中継候補ノードのいずれかを用いて迂回するか否かを決定する際には、自ノードiから中継候補ノードkの利用可能帯域B(i,k)と中継候補ノードkと着信先ノードjの間の上記B(k,j)を用いて、B(i,j)<min{B(i,k),B(k,j)}を満たすkが存在するか否かを調べ、存在しない場合には、ノードiからjの直通を該通信経路として決定し、存在する場合には、右辺を最大にするkを中継ノードk*とし、通信経路を自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードjと決定することを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法において、
    前記中継ノード候補を管理するサーバは、各ノードkが時点nに中継ノードとなった回数C’(n,k)をカウントしておき、その合計値ΣkC’ (n,k)が予め定めた閾値よりも小さい場合には、各ノードの得点C(n,k)を再び初期化してC(0,k)(k=1〜N)とすることを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
  8. 請求項1から請求項7に記載のいずれかの方法でノード間の通信品質を測定し、測定結果を用いて迂回するか否かを決定する手段、および、請求項1から請求項7に記載のいずれかの方法で中継候補ノードを選択し、中継ノードを決定する手段を具備することを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定システム。
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