JP2002252634A - 経路制御方法 - Google Patents

経路制御方法

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JP2002252634A JP2001050395A JP2001050395A JP2002252634A JP 2002252634 A JP2002252634 A JP 2002252634A JP 2001050395 A JP2001050395 A JP 2001050395A JP 2001050395 A JP2001050395 A JP 2001050395A JP 2002252634 A JP2002252634 A JP 2002252634A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トラヒック分散又は故障迂回のための経路変
更する際、経路再計算における計算量を抑制できると共
に、トラヒック分散が改善されネットワークの利用効率
が一層改善された経路計算方法を提供する。 【解決手段】 経路制御方法は、フレーム送受信装置
3,4、フレーム中継装置5,6及びリンクに予め割り
当てられたコストに基づいて、送信元の送受信装置から
送信先の送受信装置に至る複数の経路を計算する第1の
計算工程と、第2の経路計算工程においては、帯域トラ
ヒックが予約しようとする帯域情報と既に予約済みの帯
域情報とを用いて予約可能な経路を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラベルスイッチング
を用いてIP−VPN等のサービスを提供するIPS網
等のコネクションレス転送網における制御方法に係わ
り、網構成を冗長化させて信頼性の向上を図る場合にお
いて、コネクションレス転送を行ってスケーラビリティ
を維持しつつ、複数経路から選択的に転送経路を設定す
ることで、故障迂回の迅速化、トラヒック分散によるネ
ットワーク利用効率の向上、帯域予約経路の分散化によ
る品質の向上を図るネットワークの経路制御方法、経路
計算方法、経路選択方法、帯域予約管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コネクションレス型通信網においては、
2つの端末装置間の経路を計算して、経路上のノードの
設定を行う必要がある。従来、自律分散制御を行うネッ
トワークでは、ルーチングプロトコルによりノード同士
が自律的に網を構成すると共に固定的に与えられたリン
クコストを交換し、各端末間の最短経路をダイクストラ
(Dijkstra)の最短経路計算を用いて、宛て先
のノードのアドレスに対して出力するべき1つリンクを
決定している。
【0003】また、管理可能なネットワークにおいて
は、固定的に与えたリンクコストに基づき各端末間の最
短経路をダイクストラ(Dijkstra)のアルゴリ
ズムによりサーバを用いて集中的に計算し、ネットワー
ク全体のノードに対して宛先のノードをアドレスに対し
て出力するべき1つのリンクを設定する方法が既知であ
る。
【0004】さらに、故障迂回経路切替えのための経路
変更方法として、故障が発生した場合に、各ノードまた
は管理装置が故障を検出して、ネットワーク全体のルー
チングを再計算し、全てのノードの転送テーブルの設定
を変更する方法がある。
【0005】また、トラヒック分散等の用途において複
数の経路を同時に用いるために、固定的なリンクコスト
に基づいて端末間の最短経路を計算する際に、コストが
等しく最短である経路が複数存在する場合、これら複数
の経路をノードとして設定する方法がある。
【0006】その他に、トラヒック分散、故障迂回の用
途において前記フレーム中継ネットワークにおいて複数
の経路を同時に用いる方法として、最短経路だけではな
く明示的に示した経路を用いるために、最短経路以外の
経路が必要となった際に要求を満たす経路を計算し、求
められた経路上の全てのフレーム中継装置を指定してフ
レーム送受信装置間でシグナリングを行って、経路上の
全てのノードの転送テーブルの設定を行い、特定のトラ
ヒツクのみを指定したフレーム中継経路を経由させる方
法がある。
【0007】また、帯域予約を行う場合の帯域予約方法
として、予約を行うノード間において、経路計算により
あらかじめ決定された一つの経路を把握し、該経路上の
リンクの帯域を確保する方法がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記最短経路を計算し
て1つの経路のみを設定する方法では、各端末間の経路
が一つのリンクを共有するので、トラヒックが集中して
しまい、ネットワーク利用効率の低下および品質の劣化
を招く問題がある。
【0009】また、前記最短経路を計算して経路を設定
する方法では、固定的なリンクコストのみを用いて転送
経路が決定されるため、変動するトラヒック量に対して
適応的に経路を選択することができないという問題があ
る。
【0010】また、故障迂回の経路切替えのための経路
変更方法については、ネットワーク規模の拡大に伴って
再計算と再設定の量が著しく増大し、スケーラビリティ
が低下するだけでなく、切り替え時間の増大が発生する
という問題がある。
【0011】さらに、前記コストが等しく最短である経
路を複数用いる方法では、同一フローに属するトラヒツ
クが異なる経路を経由するため、送信先端未におけるパ
ケットの到着順序の逆転や、品質制御のための経路上の
帯域予約の困難が生じる等の問題がある。この問題を解
消するため、各ノードにおいてフローと経路をマッピン
グする設定を行い、フローを識別して同一のトラヒック
に属するパケットを同一の経路に転送する方法がある。
しかしながら、この方法では、フロー数の増大に伴い各
ノードにおけるフロー識別処理が増加し、スケーラビリ
ティを低下させる問題がある。また、コストが等しく最
短である複数の経路は、経路同士の独立性を考慮して計
算されていないため、必ずしもトラヒック分散および故
障迂回が可能な経路ではない問題がある。
【0012】また、前記明示的に示した経路を用いる方
法では、送信側と受信側のフレーム送受信装置間にコネ
クション型の経路を設定するため、フレーム中継装置の
転送テーブルが増大し、フレーム送受信装置の増加に対
するスケーラビリティが低下する問題がある。さらに、
最短経路以外の経路の必要が生じてからネットワーク全
体に対して経路の再計算を行うため、ネットワークのノ
ード数の増大に伴って計算時間が増大し、特に故障迂回
に関して迅速な経路設定が困難となる問題がある。ま
た、経路変更が発生する都度、新たに設定される経路上
の全てのフレーム中継装置に対して設定を行うため、帯
域予約を契機とした経路変更等が頻繁に発生する経路切
替え設定に対するフレーム中継装置の処理コスト及び管
理コストが増大する問題がある。
【0013】さらに、前記帯域予約方法においては、帯
域予約を行う経路が一つに決定されているため、当該経
路において予約可能な帯域がない場合、ネットワーク全
体として予約可能な帯域があったとしても、当該経路と
は別の経路を用いて予約を行うことができず、ネットワ
ーク利用効率を低下させるという問題があった。
【0014】本発明は従来技術の問題点を解決するため
になされたものであり、本発明の第一の目的は、トラヒ
ック分散および故障迂回のための経路変更において、フ
レーム中継経路に対する設定変更を抑制し、経路再計算
における計算量を抑制する経路制御方法を提供すること
である。
【0015】また、 本発明の第2の目的は、複数経路を
用いてトラヒック分散を行うための経路制御において、
コネクションレス型転送経路を計算し、経路を分散させ
るための独立性を考慮した複数の経路を計算する方法を
提供することである。
【0016】また、本発明の第三の目的は、フロー毎の
経路を確定させてパケットの到着順序逆転を防止すると
もに帯域予約を可能にし、帯域保証トラヒックの量に基
づいて複数経路が用いられたトラヒック分散を行う経路
決定と、ネットワーク利用効率の向上および品質の均等
化を実現する帯域予約を行う経路制御方法、経路選択方
法及び帯域予約管理方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する手段
として、任意の送信元フレーム送受信装置から任意の送
信先フレーム送受信装置へ向う経路を制御する場合に、
フレーム送受信装置およびフレーム中継装置の接続構成
と各リンクに付与されパラメータ(コスト)に基づいて
一つ以上の経路を計算する第1の経路計算工程を実施
し、 実際に通信を行う一つの送信元フレーム送受信装
置から一つの送信先フレーム送受信装置へ向かう一つ以
上の経路の中から一つの経路を選択する第2の経路計算
工程を実施する。
【0018】一つ以上の経路計算の結果を利用して、最
初に前記任意の送信先フレーム送信装置に向かう一つ以
上の経路に対応した一つ以上の出力リンクを、送信元レ
ーム送受信装置およびフレーム中継装置に設定し、次
に、経路の選択を行う計算の結果を利用して、選択した
経路を送信元フレーム送受信装置に設定することによ
り、送信元フレーム送受信装置から送信先レーム送受信
装置までのフレーム中継経路の設定を制御する。
【0019】また、経路を分散させるための独立性を考
慮した複数の経路を計算する手段と以下の手段を設け
る。本発明のコストに基づいた一つ以上の経路の計算方
法は、ダイクストラ(Dijkstra)アルゴリズム
において各リンクに選択回数カウンタを設けて拡張し
て、選択回数カウンタが最小であるリンクを選択し、選
択回数カウンタが最小であるリンクが複数存在する場合
にはその中からコストが最小であるリンクを選択し、選
択したリンクのカウンタを増加させ、一回以上計算を行
うことで一つ以上の経路を計算するようにしたものであ
る。
【0020】本発明のコストに基づいた一つ以上の経路
の計算方法は、ダイクストラ(Dijkstra)アル
ゴリズムにおいて各リンクに選択回数カウンタを設けて
拡張して、各リンクのコストと選択回数カウンタを基に
一つのパラメータを算出し、経路上の各リンクの前記パ
ラメータの合計が最小となるようにしたものである。上
記の一つ以上の経路を計算する手段は、いずれも経路を
分散させるための独立性を考慮した複数の経路を計算す
る課題を解決するものであり、ネットワーク構成等によ
り適宜選択的に使用可能。
【0021】また、本発明の一つ以上の経路の中から一
つ以上の経路を選択する計算方法は、一つの送信元フレ
ーム送受信装置から他の一つの送信先フレーム送受信装
置へ向かう帯域保証トラヒックが予約する転送帯域の情
報を基に、ネットワーク利用効率向上のために、前記フ
レーム中継装置に設定されている一つ以上の経路の中か
ら帯域予約が可能な経路を検索し、帯域予約が可能な経
路が複数存在する場合には、全リンクの使用率が均等と
なるように一つの経路を選択するものである。
【0022】また、本発明の一つ以上の経路の中から一
つ以上の経路を選択する計算方法は、一つの送信元フレ
ーム送受信装置から他の一つの送信先フレーム送受信装
置へ向かう帯域保証トラヒックが予約する転送帯域の情
報を基に、ネットワーク利用効率向上のために、前記フ
レーム中継装置に設定されている一つ以上の経路の中か
ら帯域予約が可能な経路を検索し、帯域予約が可能な経
路が複数ある場合には、送信元フレーム送受信装置から
送信先フレーム送受信装置までの各リンクのコストの合
計が最小となる一つの経路を選択するものである。
【0023】また、本発明の一つ以上の経路の中から一
つ以上の経路を選択する計算方法は、任意の送信元フレ
ーム送受信装置と他の任意の送信先フレーム送受信装置
の間において、任意のフレーム中継装置または任意のリ
ンクが故障した場合に、該フレーム中継装置またはリン
クを経由する経路の切替え経路として、前記故障したフ
レーム中継装置またはリンクを経由せず、かつ前記送信
先任意のフレーム送受信装置へ向かう経路を、ネツトワ
ーク全体の再計算を行わずに前記フレーム中継装置に設
定されている複数の経路の中から選択するものである。
【0024】また、本発明の帯域予約管理方法は、あら
かじめ決定された一つの経路と要求された帯域保証トラ
ヒックの予約帯域を基に帯域を予約するのではなく、前
記経路選択方法により一つ以上の経路から選択した予約
を行う経路を基に帯域保証トラヒックに対する帯域を予
約し管理するものである。
【0025】
【作用】本発明による経路制御方法によれば、最初に同
一のフレーム送受信間で複数の経路の計算を行って、フ
レーム中継装置に設定を行うため、フレーム送受信間で
複数の経路をあらかじめ設定することが可能となる。ま
た、実際に通信に行う際に、一つの送信元フレーム送受
信装置から一つの送信先フレーム送受信装置へ向けた複
数の経路の中から使用する経路を選択する計算を行うた
め、帯域予約可能な経路、トラヒックを分散させる経
路、および故障を迂回する経路などの要求を満たす経路
を選択することが可能となる。さらに、実際に通信を行
う経路の設定は送信元フレーム送受信装置に付する経路
の選択の設定のみであるため、フレーム中継装置に対す
る設定を抑制することが可能となる。
【0026】また、前記選択回数カウンタが最小である
リンクを選択し、選択回数カウンタが最小であるリンク
が複数存在する場合にはその中からコストが最小である
リンクを選択し、選択したリンクのカウンタを増加させ
るよう拡張したダイクストラ(Dijkstra)アル
ゴリズムを利用した経路計算方法によれば、全てのリン
クのカウンタが等しい場合は最短経路を計算し、複数の
経路を計算する際には既に選択したリンクを避けて計算
するため、実際に通信する際の経路選択において、トラ
ヒック分散によるネットワーク利用効率向上および品質
の均等化が可能な、経路同士の独立性が高い複数の経路
を計算することが可能となる。
【0027】また、前記選択回数カウンタが閾値以下の
リンクのみを用いて全てのフレーム送受信装置およびフ
レーム中継装置の接続構成を再構成して計算を行い、選
択したリンクのカウンタが等しい場合は最短経路を計算
し、全てのリンクのカウンタが等しい場合は最短距離を
計算し、複数の経路を計算する際には選択回数の少ない
リンクのみで構成される経路を計算するため、実際に.
通信する際の経路選択において、トラヒック分散による
ネットワーク利用効率向上および品質の均等化が可能
な、経路同士の独立性が高い複数の経路を計算すること
が可能となる。
【0028】また、前記各リンクのコストと選択回数カ
ウンタを基に一つのパラメータを算出し、経路上の各リ
ンクの前記パラメータの合計が最小となるようリンクを
選択し、選択したリンクのカウンタを増加させるよう拡
張したダイクストラ(Dijkstra)アルゴリズム
を利用した経路計算方法によれば、複数の経路を計算す
る際にリンクの選択回数を考慮に入れた経路計算を行っ
て、実際に通信する際の経路選択において、トラヒック
分散によるネットワーク利用効率向上および品質の均等
化が可能な、経路同士の独立性が高い複数の経路を計算
することが可能となる。
【0029】上記三つの方法いずれを用いても、経路同
士の独立性が高い複数の経路を計算する、同様の作用を
得ることができ、ネットワーク構成等に応じて適宜選択
的に使用することが可能である。
【0030】また、前記帯域予約を基に複数経路の中か
ら実際に通信に用いる経路を帯域保証トラヒックが予約
する帯域と他の帯域保証トラヒックにより予約済みの帯
域との合計がネットワーク内でより均等となるように一
つの経路を選択する方法では、ネツトワーク内で帯域保
証トラヒックが均等となるように帯域予約が行われ、ネ
ツトワーク内の一部が局所的に幅輳することがなくなる
ため、転送品質を均等化することが可能となる。
【0031】また、前記帯域予約を基に複数経路の中か
ら実際に通信に用いる経路を送信元フレーム送受信装置
から送信先フレーム送受信装置までの各リンクのコスト
の合計が最小となる一つの経路を選択する方法では、最
短経路だけでなく設定されている経路の中で帯域予約が
可能な最短の経路を選択するため、帯域予約の対象とな
る経路が増えることにより帯域予約の可能性が向上し、
その結果ネットワーク利用効率を向上させることが可能
となる。
【0032】また、前記任意のフレーム中継装置または
任意のリンクが故障した場合に、該フレーム中継装置ま
たはリンクを経由する経路について、前記フレーム中継
装置に設定されている複数の経路の中から前記故障した
フレーム中継装置またはリンクを経由せず、かつ前記任
意のフレーム送受信装置へ向かう経路を選択する方法で
は、故障に関係する経路のみ変更を行うため、経路変更
に関する経路の再計算・再設定処理を抑制することが可
能となる。
【0033】また、本発明による経路計算方法の帯域予
約管理工程において、経路選択方法により、複数の経路
から選択された経路を用いて予約を行い、帯域保証トラ
ヒックの分散により、ネットワーク利用効率の向上およ
び品質の均等化が可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明による経路制御方法
が適用されるネットワーク構成の一例を示すブロック図
である。図1において、符号1及び2はパケット送受信
装置を示し、符号3及び4はフレーム送受信装置を示
し、符号5及び6はフレーム中継装置を示し、符号10
〜14はリンクを示す。フレーム送受信装置3はフレー
ム出力リンク30及び31を有し、フレーム送受信装置
4はフレーム出力リンク43及び44を有し、フレーム
中継装置5はフレーム出力リンク50、52及び、53
を有し、フレーム中継装置6はフレーム出力リンク6
1、62及び64を有する。
【0035】図2はパケット送受信装置が送信するパケ
ットの一例を示す図である。IPパケット20は、IP
ヘッダ21を有し、IPヘッダには送受信装置の識別子
である送信先IPアドレス23、送信元IPアドレス2
4、上位プロトコル25などを記述する。
【0036】図3はフレーム中継ネットワークで転送さ
れるフレームの一例であるコアフレーム26の構成を示
す図である。コアフレーム26はIPパケット20にコ
アヘッダ27が付加されたものであり、コアヘッダに
は、送信先フレーム送受信装置の識別子である送信先コ
アアドレス28と、同一送信先フレーム送受信装置に村
する複数の経路から一つの方路を特定するためのRou
te ID(29)などを記述する。
【0037】パケット送受信装置1からパケット送受信
装置2宛に送信されたパケットは、フレーム送受信装置
3において、フレーム送受信装置4を送信先とするヘッ
ダが付加されてフレームが構成され転送される。当該フ
レームはフレーム中継装置およびリンクを経由し、フレ
ーム送受信装置4によって受信され、ヘッダが取り除か
れてパケットに戻され、 パケットの送信先であるパケッ
ト送受信装置2に転送される。そして、当該パケットは
パケット送受信装置2によって受信される。
【0038】図4はフレーム送受信装置3の一例の構成
を示すブロック図である。フレーム送受信装置3はコア
ヘッダ付加部33とコアフレーム中継部35からなる。
コアヘッダ付加部33は、コアヘッダ生成テーブル34
に基づき、IPパケット20の送信先IPアドレス23
からフレームの送信先コアアドレス28を決定し、ポー
ト番号22、送信先IPアドレス24、上位プロトコル
25からトラヒックを識別してRoute Id(2
9)を決定し、コアヘッダを生成してコアフレームを構
成する。コアフレーム中継部35は、コアフレームの送
信先コアアドレス28とRoute ID(29)から
出力リンクを導く転送テーブル36を有し、出力リンク
を決定し、出力リンク選択部37によりフレームを出力
するリンクを出力リンク30及び31から選択し、コア
フレーム26を出力する。
【0039】図5はフレーム中継装置5の構成の例を示
すブロック図である。フレーム中継装置はコアフレーム
中継部55を有し、このコアフレーム中継部55は、I
Pパケット20を受信するコアフレーム受信51と、転
送テーブル56と、出力リンクを選択する出力リンク選
択部57とを具える。このコアフレーム中継部55にお
いて、コアフレームの送信先コアアドレス28とRou
te ID(29)から出力リンクを導く転送テーブル
56を形成し、出力リンクを決定し、出力リンク選択部
57によりフレームを出力するためのリンクを出力リン
ク50、52及び53から選択し、コアフレーム26を
出力する。
【0040】図6は本発明の経路制御方法を実施するた
めの経路制御処理装置の一例の構成を示すブロック図で
ある。経路制御処理装置100は、複数経路計算処理部
110と、複数経路設定処理部120と、経路選択計算
処理部130と、選択経路設定処理部150とを具え
る。複数経路計算処理部110はネットワーク構成情報
201(ネットワーク接続構成、リンクコスト等を含
む)を入力として、全ての送信元フレーム送受信装置と
送信先フレーム送受信装置との組について、複数の経路
を算出する計算を行う。算出された経路は、送信先フレ
ーム送受信装置のコアアドレスとRoute IDとか
ら出力リンクを導く転送テーブル36及び56として、
複数経路設定処理部120によって送信元となるフレー
ム中継装置5及び6に対して設定される。
【0041】経路選択計算処理部130は、任意の送信
元フレーム送受信装置から任意の送信先フレーム送受信
装置へ向かう経路を、上記複数経路計算処理部110に
よって計算された複数の経路から一つの経路を選択する
計算を行う。選択された一つの経路は、選択経路設処理
150により、トラヒック識別情報から送信先コアアド
レスとRoute IDを導くフレームヘッダ生成テー
ブルとして、送信元となるフレーム送受信装置3、4に
対して設定される。
【0042】以下に本発明の経路計算方法の実施の形態
をアルゴリズム表記によって説明する。下記のアルゴリ
ズムにおいて、装置とはフレーム送受信装置ないしはフ
レーム中継装置を意味するものである。まず、アルゴリ
ズムで用いるパラメータの定義を示す。 <定義> V:全装置により構成される集合 D:各リンクの選択回数カウンタによってネットワーク
構成を再構成した後にネットワークに含まれるリンクに
よって構成される集合 E:全リンクにより構成される集合 T:経路計算の出発点となるフレーム送受信装置v1か
ら他の全フレーム送受信装置までの経路に含まれるリン
クによって構成される集合 U:経路計算の出発点となるフレーム送受信装置v1か
ら自身までの経路が未確定の装置によって構成される集
合 d(v):経路計算の出発点となるフレーム送受信装置
v1から装置vまでの経路に含まれる各リンクコストの
合計 f(v):経路計算の出発点となるフレーム送受信装置
v1から装置vまでの経路上における装置vの直前の装
置 w(v,u):リンク(v,u)、すなわち装置vと装
置uとの間のリンクのコスト ec(v,u):リンク(v,u)の選択回数カウンタ
値 vc(v):装置vが保存する、フレーム送受信装置v
1から装置vまでの経路上のリンクにおいて装置vが接
続するリンクのカウンタ値。 g(w(v,u),ec(v,u)):リンク(v,
u)のコストw(v,u)とカウンタ値ec(v,u)
とによって計算されるパラメータ値 dg(v): 経路計算の出発点となるフレーム送受信装
置v1から装置vまでの経路に含まれる、g(w(v,
u),ec(v,u))によって計算される各リンクの
パラメータの合計
【0043】次にアルゴリズムを以下に示す。本発明の
実施の形態として以下に示すダイクストラ(Dijks
tra)を拡張したアルゴリズムは、多重辺のない単純
グラフに対して適用する。多重グラフから単純グラフへ
の写像を得るための一計算例としては、2つのノードの
全ての組について各ノード間にリンク(v,u)がn本
(n≧2)存在するとき、min{ec(v,u)|∀
ec(v,u)}となる(v,u)をvとuの間のリン
クとしてネットワーク構成を再構成することで単純グラ
フを得ることができる。
【0044】以下において、初めに各リンクに選択回数
カウンタを設け、経路計算の出発点からの合計コストが
最小のノードを選択し、該ノードとすでに経路が決定さ
れたノードとの集合とが複数のリンクにより接続されて
いる場合に、選択回数カウンタが最小となるリンクを選
択する。尚、選択回数カウンタが最小となるリンクが複
数存在する場合には、その中からコストが最小であるリ
ンクを選択する。そして、選択したリンクのカウンタを
増加させるよう拡張したダイクストラ(Dijkstr
a)アルゴリズムを利用した経路計算方法のアルゴリズ
ム表記を以下に示す。 <アルゴリズム1>
【0045】
【数1】
【0046】上記のアルゴリズムにおいて、最初の「b
egin]はアリゴリムの先頭を示し、8番目の「en
d」はあるアルゴリズムの終了を示す。「d(vl):
=0」は経路計算の出発点となるフレーム送受信装置v
1から装置v1までの経路に含まれるリンクコストの合
計を0に初期化することを意味する。「ec(e):
0;」はリンクeのカウンタを0に初期化することを意
味する。また、アルゴリズム「fork:=0 unt
il k<計算する経路数do」から7番目の「」まで
のforループはkを0で初期化し、式「k<計算する
経路数」が成立する間、kを1ずつ増加させながらルー
プ内の処理を繰り返し、v1を経路計算の出発点とする
経路をk個求める計算を行うことを意味し、forルー
プ内にある2番目の「begin」はループ処理の先頭
を示し、7番目の「end」はループ処理の最後尾を示
す。
【0047】「T:= φ;」は、Tを空集合で初期化
することを意味する。「U:=V−{v}」は、Uを全
装置の集合Vから経路計算の出発点となるフレーム送受
信装置v1を除いた装置によって構成される集合で初期
化することを意味する。「d(V):= ∞;」は、フ
レーム送受信装置v1から装置Vまでの経路に含まれる
リンクコストの合計を無限大に初期化することを意味す
る。「vc(V):=∞;」は、装置vが保持する、フ
レーム送受信装置v1から装置vまでの経路上のリンク
で装置vが接続するリンクのカウンタ値を無限大に初期
化することを意味する
【0048】3番目の「begin」から1番目の「e
nd」までのループは、v1に隣接する各装置につい
て、アルゴリスム「d(u):=w(v1,u);」に
よって、フレーム送受信装置vlから装置uまでの経路
に含まれるリンクコストの合計d(u)にリンク(v
l,u)のコストw(vl,u)を設定し、アルゴリス
ム「f(u):=v1」によって、フレーム送受信装置
v1から装置uまでの経路上でuの直前の装置をv1に
設定していることを示す。「while U≠φ d
o」は4番目の「begin」から4番目の「end」
までの処理をU≠φが成立する間、繰り返すループ処理
を意味する。「U:=U−{v};」は選択された集合
Uから除くことを意味する。
【0049】さらに、装置vに隣接する各装置uについ
て、アルゴリスム「if vc(u)>ec(v,u)
then」によって、c(vc)>ec(v,u)が成
立する場合は5番目の「begin」から2番目の「e
nd」の処理を行い、装置uはよりリンクカウンタ値の
小さいリンク(v,u)を用いる経路に変更され、アル
ゴリスム「d(u):=d(v)+W(v,u9;」に
より装置v1から装置uまでのリンクコストの合計が変
更され、アルゴリスム「f(u):=V;」により装置
vlから装置uまでの経路上の装置uの直前の装置が装
置vであるように変更され、並びに、「vc(u):=
ec(v,u);」により装置uが保持する、装置uが
接続すウンタ値が装置vと装置uの間のリンクカウンタ
値ec(v,u)に変更されることを意味する。
【0050】また、アルゴリスム「else if v
c(u)=ec(v,u)then」によって、カウン
タ値vc(u)とリンクカウンタec(v,u)が等し
い、つまりvc(u)=ec(v,u)が成立する場合
は6番目の「begin」から3番目の「end」の処
理を行い、さらに加えて、d(u)>d(v)+W
(v,u)が成立する場合には、装置uはよりリンクコ
ストの合計が小さくなるリンク(v,u)を用いる経路
に変更され、アルゴリスム「d(u):=d(v)+W
(v,u);」により装置v1から装置uまでのリンク
コストの合計が変更され、並びに、アルゴリスム「f
(u):=V;」により装置vlから装置uまでの経路
上の装置uの直前の装置が装置vであるように変更され
ることを意味する。
【0051】また、選択したリンクのカウンタを増加さ
せるために、vに含まれる各フレーム送受信装置vにつ
いて、7番目の「begin」から6番目の「end」
の処理を行う。ここで、アルゴリスム「u:=v;」は
uをフレーム送受信装置vで初期化することを意味し、
アルゴリスム「while u≠v1 do」は8番目
の「bigin」から5番目の「end」のループ処理
をu≠v1が成立する間、繰り返すことを示す。
【0052】ループ処理では、「T:=T∪{(f
(u),u)};]によって、装置uと経路上で装置u
に至る直前の装置f(u)との間のリンク(f(u),
u)を算出した経路に含まれるリンクで構成される集合
Tに加え、「u:=f(u);」により装置uを経路上
で装置uに至る直前の装置f(u)に改める。u≠vl
が成立する間、繰り返すことにより装置vから装置v1
までの経路上のリンクを全てTに含めることを意味す
る。「ec(e):=ec(e)+1;」はTに含まれ
る、経路として選択したリンクeのカウンタを増加させ
ることを意味する。
【0053】次に、上記アルゴリズムに基づく計算例を
図面により説明する。以下、図1のネットワークにおけ
るフレーム送受信装置3からのフレーム送受を示す。
尚、本計算例では、送信先フレーム送受信装置4を経路
計算の出発点とするが、送信元フレーム送受信装置3を
経路計算の出発点とすることもできる。
【0054】表1に図1に示す各リンクのコストを示
す。
【0055】
【表1】
【0056】アルゴリズムの計算開始時においては、経
路計算の出発点となる装置4のd(4)は0に初期化さ
れ、各リンクのカウンタも表2の値の通りに0に初期化
される。
【0057】
【表2】
【0058】続いて、1つ日の経路の計算を行う。各パ
ラメータは初期化され表3の値をとる。
【0059】
【表3】
【0060】すなわち、集合uは送信先フレーム送受信
装置4を除いた全装置を含み、フレーム送受信装置4か
らの経路上のリンクコストの合計値d(3)、d
(5)、d(6)は無限大に、各装置が経路上で直前に
接続するリンクのカウンタ値であるvc(3)、vc
(4)、vc(5)、vc(6)は全て無限大に初期化
される。
【0061】whileループの実行の前に、送信先フ
レーム送受信装置4に隣接する装置パラメータが設定さ
れ、表4の値をとる。
【0062】
【表4】
【0063】すなわち、フレ−ム中継装置5について
は、d(5)には送信先フレーム送受信装置4との間の
リンクコストである4が、f(5)には接続先である送
信先フレーム送受信装置4の装置番号の4が、vc
(5)接続するリンクのカウンタ値0がそれぞれ設定さ
れる。また、フレ−ム中継装置6については、d(6)
には送信先フレーム送受信装置4との間のリンクコスト
である5が、f(6)には接続先である送信先フレーム
送受信装置4の装置番号の4が、vc(6)接続するリ
ンクのカウンタ値0がそれぞれ設定される。
【0064】whileループの第1回目の実行では、
Uに含まれる装置3、5及び6のうちd(v)が最小の
装置5が選択され、経路の一部となり、集合uから除か
れる。Uに含まれる装置3及び6のうち装置5に隣接す
る装置3及び装置6について「if....」のアルゴリス
ムを実行する。
【0065】装置3については、vc(3)は∞であ
り、ec(5,3)は1であるため、アルゴリスム「i
fvc(u)>ec(v,u) then」が実行さ
れ、d(3)についてはd(5)+w(5,3)の結果
の6が設定され、f(3)については5が設定され、v
c(3)には1が設定される。また、装置6については
vc(6)は0であり、ec(5,6)は0であるた
め、アルゴリスム「else if vc()>ec
(v,u) then」が実行され、d(6)は5、d
(5)は4、w(5,6)は3であるため、アルゴリス
ム「if d(u)>d(v)+w(v,u)the
n」が実行されない。そして、パラメータは、表5の値
となる。
【0066】
【表5】
【0067】whileループの第2回目の実行におい
て、Uに含まれる装置3及び6のうちd(v)が最小の
装置6が選択され、経路の一部となり、集合Uから除か
れる。Uに含まれる装置で、装置6に隣接する装置3に
ついてアルゴリスム「if..... 」を実行する。vc
(3)は1であり、ec(6,3)は0であるため、ア
ルゴリスム「if vc(u)>ec(v,u) th
en」が実行される。また、vc(3)は1であり、e
c(6,3)は0であるため、アルゴリスム「if v
c(u)>ec(v,u) then」は実行されな
い。パラメータは表6の値となる。
【0068】
【表6】
【0069】whileループの第3回目の実行では、
Uに含まれるただ一つの装置3が選択され、経路の一部
となり、集合uから除かれ、集合Uはφとなる。Uに含
まれる装置は存在しないため、アルゴリスム「i
f........」は実行されない。パラメータは、表7の値
となる。以上でwhileループが終了する。
【0070】
【表7】
【0071】次に、Vに含まれるフレーム送受信装置装
置3、4については、装置3については、「while
u≠vl do」が実行され、第1回目のwhile
ループにおいてTに(5,3)すなわちリンク10が加
わり、第2回目のwhileループで、Tに(4,5)
すなわちリンク13が加わりwhileループ処理が終
了する。装置4については、「while u≠vl
do」は実行されない。ここで、表8に示す通り、Tに
含まれるリンク10及び13が求めた経路である。
【0072】
【表8】
【0073】リンク10、リンク13について表9に示
す通りec(10),ec(13)がそれぞれ1に設定
される。
【0074】
【表9】
【0075】続いて、2つ目の経路の計算を行う。各パ
ラメータは初期化され表10の値をとる。
【0076】
【表10】
【0077】すなわち、集合Uは送信先フレーム送受信
装置4を除いた全装置を含み、フレーム送受信4からの
経路上のリンクコストの合計値d(3),d(5)、d
(6)は無限大に初期化され、各装置が経路上で直前に
接続されるリンクのカウンタ値であるvc(3),vc
(4),vc(5),vc(6)はそれぞれ無限大に初
期化される。
【0078】whileループの実行の前に、送信先フ
レーム送受信装置4に隣接する装置のパラメータが設定
され、表11の値をとる。
【0079】
【表11】
【0080】すなわち、フレーム中継装置5についは、
d(5)には送信先フレーム送受信装置4との間のリン
クコストである4が設定され、f(5)には接続先であ
る送信先フレーム送受信装置4の装置番号の4が設定さ
れ、vc(5)には接続するリンクのカウンタ値1が設
定される。また、フレーム中継装置6については、d
(6)には送信先フレーム送受信装置4との間のリンク
コストである5が設定され、f(6)には接続先である
送信先フレーム送受信装置4の装置番号の4が設定さ
れ、vc(6)には接続するリンクのカウンタ値0が設
定される。
【0081】whileループの第1回目の実行では、
集合Uに含まれる装置3、5及び6のうちd(v)が最
小の装置5が選択され、経路の一部となり、集合Uから
除かれる。Uに含まれる装置3及び6のうち装置5に隣
接する装置3及び6についてアルゴリスム「i
f........... 」を実行する。
【0082】装置3については、vc(3)は∞であ
り、ec(5,3)は0であるため、「if vc
(u)>ec(v,u) then」が実行され、d
(3)にd(5)+w(5,3)の結果の6が設定さ
れ、f(3)には5が設定され、vc(3)には0が設
定される。また、装置6についてはvc(6)は0であ
り、ec(5,6)は0であるため、「else if
vc(u)=ec(v,u) then」が実行され、
d(6)は5であり、d5)は4であり、w(5,6)
は3であるため、「if d(v)>d(v)+w
(v,u)then」は実行されない。パラメータは表
12に示す通りとなる。
【0083】
【表12】
【0084】whileループの第2回目の実行では、
集合Uに含まれる装置3及び6のうちd(v)が最小の
装置6が選択され、経路の一部となり、集合Uから除か
れる。Uに含まれる装置6のうち装置6に隣接する装置
3についてアルゴリスム「if........」を実行する。
vc(3)は1、ec(6,3)は0であるため、「i
f vc(u)>ec(v,u) then」が実行さ
れ、vc(3)は0、ec(6,3)は0であるため、
「else if vc(u)>ec(v,uthe
n」が実行され、d(3)には6が設定され、d(6)
には8が設定され、f(3)には6が設定され、vc
(3)に0が設定される。パラメータは表13に示す通
りとなる。
【0085】
【表13】
【0086】whileループの第3回目の実行では、
集合Uに含まれるただ一つの装置3が選択され、経路の
一部となり、集合Uから除かれ、集合Uはφとなる。U
に含まれる装置はないため、アルゴリスム「i
f........... 」は実行されない。パラメータは表14
に示す通りとなる。以上でwhileループが終了す
る。
【0087】
【表14】
【0088】次に、集合vに含まれるフレーム送受装置
3及び4についてwhileループを実行する。装置3
については、「while u≠vl do」が実行さ
れ、第1回目のwhileループによりTに(6、3)
すなわちリンク11が加わり、第2回目のwhileル
ープによりTに(6、3)すなわちリンク14が加わり
whileループが終了する。装置4については、「w
hile u≠vl do」が実行されない。ここで、
表15に示す通り、Tに含まれるリンク11及び14が
求めた経路となる。
【0089】
【表15】
【0090】リンク11及びリンク14について、 e
c(11),ec(14)に1が加算され、表16に示
す通りそれぞれ1及び1に設定される。
【0091】
【表16】
【0092】以上で、フレーム送受信装置3からフレー
ム送受信装置4への2つの経路、装置3→リンク10→
装置5→リンク13→装置4と装置3→リンク11→装
置6→リンク14→装置4とが求まった。これら2つの
経路71及び72をとして図7に示す。
【0093】求めた2つの経路71及び72は、図6に
示す本発明の経路制御方法の複数経路設定処理部120
によって、送信元となるフレーム送受信装置3およびフ
レーム中継装置5及び6の転送テーブル36及び56に
設定する。
【0094】さらに、以下に、各リンクに選択回数カウ
ンタを設け、選択回数カウンタが閾値以下のリンクのみ
を用いて全てのフレーム送受信装置およびフレーム中継
装置の接続構成を再構成して計算を行い、選択したリン
クのカウンタを増加させるような拡張したダイクストラ
(Dijstora)アルゴリズムを利用した経路の計
算方法のアルゴリズム表記を示す。
【0095】
【数2】
【0096】次に、上記アルゴリズムに基づく計算例を
図面により説明する。以下、図1のネットワークにおけ
るフレーム送受信装置3からフレーム送受信装置4への
2つの経路を計算する例を示す。なお、本計算例では、
送信先のフレーム送受信装置4を経路計算の出発点とす
るが、送信元のフレーム送受信装置3を経路計算の出発
点とすることもできる。表17に各リンクのコストを示
す。
【0097】
【表17】
【0098】アルゴリズムの計算開始時においては、表
18に示すように、経路計算の出発点となる装置4のd
(4)は0に初期化され、各リンクのカウンタは0に初
期化される。
【0099】
【表18】
【0100】続いて、1つ目の経路の計算を行う。各パ
ラメータは初期化され表19の値をとる。すなわち、集
合Uは送信先フレーム送受信装置4を除いた全装置を含
み、フレーム送受信装置4から経路上のリンクコストの
合計値d(3)、d(5)、d(6)はそれぞれ無限大
に初期化される。
【0101】
【表19】
【0102】whileループの実行の前に、計算回数
kによってネットワーク構成が再構成された後、パラメ
ータが設定され表20の値をとる。すなわち、Dに含ま
れる各リンクeについてec(e)は0、kは−1であ
るため、「if ec(e)> k then」は実行
されず、1回目の計算ではネットワーク構成は変更され
ない。
【0103】
【表20】
【0104】フレーム中継装置5については、d(5)
には送信先フレーム送受信装置4との間のリンクコスト
である4が設定され、f(5)には接続先である送信フ
レーム送受信装置4の装置番号の4が設定される。ま
た、フレーム中継装置6については、d(6)には送信
先フレーム送受信装置4との間のリンクコストである5
が設定され、f(6)には接続先である送信フレーム送
受信装置4の装置番号の4が設定される。
【0105】whileループの第1回目の実行では、
集合Uに含まれる装置3、5及び6のうちd(V)が最
小の装置5が選択され、経路の一部となり、集合Uから
除かれる。集合Uに含まれる装置3及び6のうち、装置
5に隣接する装置3及び6についてアルゴリスム「i
f........」を実行する。装置3については、d(3)
は∞であり、d(5)は4であり、W(5,3)は2で
あるため、「ifd(u)>d(V)+W(V,u)t
hen」が実行され、d(3)にd(5)+W(5,
3)の結果の6が設定され、f(3)には5が設定され
る。装置6については、d(6)は5、d(5)は4、
w(5,6)は3であるため、「ifd(u)>d
(V)+W(V,u)then」は実行されない。パラ
メータは、表21の値をとなる。
【0106】
【表21】
【0107】whileループの第2回目の実行では、
集合Uに含まれる装置3、5及び6のうちd(V)が最
小の装置6が選択され、経路の一部となり、集合Uから
除かれる。Uに含まれる装置で装置6に隣接する装置3
についてアルゴリスム「if..........」を実行する。
d(3)は6、d(5)は5、w(6,3)は3である
ため、「ifd(u)>d(V)+W(V,u)the
n」は実行されない。パラメータは、表22の値とな
る。
【0108】
【表22】
【0109】whileループの第3回目の実行では、
集合Uに含まれる装置3が選択され、経路の一部とな
り、集合Uから除かれ、集合Uはφとなる。Uに含まれ
る装置はないため、アルゴリスム「if......」は実行
されない。パラメータは、表23の値となる。以上でw
hileループは終了する。
【0110】
【表23】
【0111】次に、集合Vに含まれるフレーム送受信装
置装置3、4については、装置3については、「whi
le u≠v1 do」が実行され、第1回目のwhi
leループで、に(5,3)すなわちリンク10が加わ
り、第2回目のwhileループで、Tに(4,5)す
なわちリンク13が加わり、whileループ処理が終
了する。装置4について、「while u≠v1 d
o」が実行されない。ここで、表24に示す通り、Tに
含まれるリンク、10、13が求めた経路となる。
【0112】
【表24】
【0113】リンク10及びリンク13について、表2
5に示す通り、ec(10)、ec(13)が1に設定
される。
【0114】
【表25】
【0115】続いて、2つ目の経路の計算を行う。各パ
ラメータは初期化された表26の値をとる。すなわち、
集合Uは送信先フレーム送受信装置4を除いた全装置、
フレーム送受信装置4からの経路上のリンクコストの合
計値d(3)、d(5)、d(6)はそれぞれ無限大に
初期化される。
【0116】
【表26】
【0117】whileループの実行の前に、計算回数
kによってネットワーク構成が再構成された後、パラメ
ータが設定され、表27の値をとる。すなわち、kは0
であるため、Dに含まれるリンク10及び13につい
て、「if ec(e)>kthen」が実行され、D
から除かれる。続いて、どのリンクとも接続していない
装置5が集合Uから除かれる。また、フレーム中継装置
6については、d(6)には送信先フレーム送受信装置
4との間のリンクコストである5が、f(6)には接続
先である送信先フレーム送受信装置4の装置番号の4が
それぞれ設定される。
【0118】
【表27】
【0119】whi1eループの第1回目の実行では、
集合Uに含まれる装置3及び6のうちd(v)が最小の
装置6が選択され、経路の一部となり、集合Uから除か
れる。Uに含まれる装置で、装置6に隣接する装置3に
ついてはアルゴリスム「if......」を実行する。d
(3)は∞、d(6)は5、W(6,3)は3であるた
め、「if d(u>d(v)+w(v,u)the
n」が実行され、d(3)にd(5)+w(6,3)の
結果の8が設定され、f(3)に6が設定される。パラ
メータは、表28の値となる。
【0120】
【表28】
【0121】whileループの第3回目の実行では、
集合Uに含まれるただ一つの装置3が選択され、経路の
一部となり、集合Uから除かれ、集合Uはφとなる。U
に含まれる装置は存在しないため、アルゴリスム「i
f........」は実行されない。パラメータは、表29の
値となる。以上でwhlleループが終了する。
【0122】
【表29】
【0123】次に、集合Vに含まれるフレーム送受信装
置、3、4について、装置3については、「while
u≠vl do」が実行され、第1回目のwhile
ループで、Tに(6,3)すなわちリンク11が加わ
り、第2回目のwhileルーで、Tに(4,6)が加
わり、whileループ処理が終了する。装置4につい
ては、「while u≠v1 do」が実行されな
い。ここで、表30に示す通りTに含まれるリンク、1
1、14が求めた経路である。
【0124】
【表30】
【0125】リンク11、リンク14について、ec
(11)、ec(14)に1が加算され、表31に示す
通りそれぞれ1に設定される。
【0126】
【表31】
【0127】以上で、フレーム送受信装置3からフレー
ム装置4への2つの経路、装置3→リンク10→装置5
→リンク13→装置4と装置3→リンク11→装置6→
リンク14→装置4とが求まった。これら2つの経路は
図7の通りとなる。
【0128】求めた2つの経路は、本発明の経路制御方
法の複数経路設定処理部120によっ送信元となるフレ
ーム送受信装置3およびフレーム中継装置5、6の転送
テーブルルにそれぞれ設定される。
【0129】さらに、以下に、各リンクに選択回数カウ
ンタを設け、各リンクのコストと選択回数カウンタ値を
基に一つパラメータを算出し、経路上の各リンクのパラ
メータの合計が最小となるようリンクを選択し、選択し
たリンクのカウンタを増加させるよう拡張したダイクス
トラ(Dijkstora)アルゴリズムを利用した経
路の計算方法のアルゴリズム表記を示す。
【数3】
【0130】次に、上記アルゴリズムに基づく1計算例
を図面により説明する。以下、図1のネットワークにお
けるフレーム送受信装置3からフレーム送受信装置4へ
の2つの経路を計算する例を示す。なお、本計算例で
は、送信先フレーム送受信装置4を経路計算の経路計算
の出発点とするが、送信元フレーム送受信装置3を経路
計算の出発点とするもできる。
【0131】ここでは、g(w(v,u),ec(v,
u))をw(v,u)+2×ec(e)として説明す
る。表32に各リンクのコストを示す。
【0132】
【表32】
【0133】アルゴリズムの計算開始時においては、経
路計算の出発点となる装置4のdg(4)は0に初期化
され、各リンクのカウンタ値は、表33の値の通り、0
に初期化される。
【0134】
【表33】
【0135】
【表34】
【0136】続いて、1つ目の経路の計算を行う。各パ
ラメータは初期化され表34の値をとる。すなわち、集
合Uは送信先フレーム送受信装置4を除いた全装置を含
み、フレーム送受信装置4からの経路に含まれるg(w
(v,u),ec(v,u))によって計算される各リ
ンクのパラメータの合計値dg(3)、dg(5)、d
g(6)はそれぞれ無限大に初期化される。while
ループの実行の前に、送信先フレーム送受信装置4に隣
接する装置のパラメータが設定され、表35の値をと
る。
【0137】
【表35】
【0138】すなわち、フレーム中継装置5について
は、dg(5)には送信先フレーム送受信装置4との間
のリンクコスト(4)とリンクカウンタ(0)により4
が設定され、f(5)には接続先である送信先フレーム
送受信装置4の装置番号の4が設定される。また、フレ
ーム中継装置6については、dg(6)には送信先フレ
ーム送受信装置4との間のリンクコスト(5)とリンク
カウンタ(0)により5が設定され、f(6)には接続
先である送信先フレーム送受信装置4の装置番号の4が
設定される。
【0139】whileループの第1回目の実行では、
集合Uに含まれる装置3、5及び6のうちd(V)が最
小の装置5が選択され、経路の一部となり、集合Uから
除かれる。Uに含まれる装置3及び6のうち、装置5に
隣接する装置3及び装置6についてアルゴリスム「i
f........」を実行する。
【0140】装置3については、dg(3)は∞、d9
く5)は4、g(w(5,3),ec(5,3)は2で
あるため、「if g(u)>dg(v)+g(w
(v,u),ec(v,u)then」が実行され、d
(3)にdg(5)+9(w(5,3),ec(5,
3))の結果の6が設定され、f(3)に5が設定され
る。また、装置6については、d(6)は5、d(5)
は4、g(w(5,6),ec(5,6))は3である
ため、「if dg(u)>dg(v)+9(w(v,
u),ec(v,u)then」は実行されない。パラ
メータは、表36の値となる。
【0141】
【表36】
【0142】whileループの第2回目の実行では、
集合Uに含まれる装置3及び6のうちd(V)が最小の
装置6が選択され、経路の一部となり、集合Uから除か
れる。Uに含まれる装置で、装置6に隣接する装置3に
ついてアルゴリスム「if......」を実行する。dg
(3)は6、dg(6)は5、g(w(6,3))は3
であるため、「if dg(u)>dg(v)+g(w
(v,u).ec(v,u))then」は実行されな
い。パラメータは、表37の値をとる。
【0143】
【表37】
【0144】whileループの第3回目の実行では、
集合Uに含まれるただ一つの装置3が選択され、経路の
一部となり、集合Uから除かれ、集合Uはφとなる。U
に含まれる装置はないため、アルゴリスム「i
f..........」は実行されない。パラメータは、表38
の値をとる。以上でwhileループが終了する。
【0145】
【表38】
【0146】次に、集合Vに含まれるフレーム送受信装
置3、4について、装置3については、「while
u≠v1 do」が実行され、第1回目のwhileル
ープで、Tに(5,3)すなわちリンク10が加わり、
第2回目のwhileループで、Tに(4,5)すなわ
ちリンク13が加わり、whileループ処理が終了す
る。装置4については、「while u≠v1 d
o」が実行されない。ここで、表39に示す通り、Tに
含まれるリンク10、13が求めた経路である。
【0147】
【表39】
【0148】リンク10及びリンク13について表40
に示す通りec(10)、ec(13)が1に設定され
る。
【0149】
【表40】
【0150】続いて、2つ目の経路の計算を行う。各パ
ラメータは初期化され表41の値をとる。すなわち、集
合Uは送信先フレーム送受信装置4を除いた全装置に、
フレーム受信装置からの経路に含まれる前記g(w
(v,u),ec(v,u))によって計算される各リ
ンクのパラメータのの合計値dg(3)、dg(5)、
dg(6)はそれぞれ無限大に初期化される。
【0151】
【表41】
【0152】whileループの実行の前に、送信先フ
レーム送受信装置4に隣接する装置のパラメータが設定
され、表42の値をとる。
【0153】
【表42】
【0154】すなわち、フレーム中継装置5について
は、dg(5)には送信先フレーム送受信装置4との間
のリンクコスト(4)とリンクカウンタ(1)により6
が設定され、f(5)には接続先である送信先フレーム
送受信装置4の装置番号の4が設定される。また、フレ
ーム中継装置6については、dg(6)には送信先フレ
ーム送受信装置4との間のリンクコスト(5)とリンク
カウンタ(0)により、5が設定され、f(6)には接
続先である送信先フレーム送受信装置4の装置番号の4
が設定される。
【0155】whileループの第1回目の実行におい
て、集合Uに含まれる装置3、5及び6のうちd(V)
が最小の装置6が選択され、経路の一部となり、集合U
から除かれる。Uに含まれる装置3、5のうち装置6に
隣接する装置3及び5についてアルゴリスム「i
f......」を実行する。装置3についてはdg(3)は
∞、dg(6)は5、g(w(6,3),ec(6,
3))は3であるため、「if dg(u)>dg
(V)+g(w(v,u),ec(v,u)then」
が実行され、d(3)にdg(6)+g(w(6,
3),ec(6,3))の結果の8が設定され、f
(3)に6が設定される。また、装置5については、d
(5)は6、d(6)は4、g(w(6,5),ec
(6,5))は3であるため、「if dg(u)>d
g(V)+g(w(v,u),ec(v,u)the
n」は実行されない。パラメータは、表43の値をと
る。
【0156】
【表43】
【0157】whileループの第2回目の実行では、
集合Uに含まれる装置3及び5のうちd(V)が最小の
装置5が選択され、経路の一部となり、集合Uから除か
れる。Uに含まれる装置で装置5に隣接する装置3につ
いてアルゴリスム「if......」を実行する。dg
(3)は8であり、dg(5)は6であり、g(w
(5,3),ec(5,3))は4であるため、アルゴ
リスム「if dg(u)>dg(v)+g(w(v,
u),ec(v,u))then」は実行されない。パ
ラメータは、表44の値をとる。
【0158】
【表44】
【0159】
【表45】
【0160】whileループの第3回目の実行では、
集合Uに含まれるただ一つの装置3が選択され、経路の
一部となり、集合Uから除かれ、集合Uはφとなる。U
に含まれる装置はないため、アルゴリスム「i
f........」は実行されない。パラメータは、表45の
値をとる。以上でwhileループが終了する。
【0161】次に、集合Vに含まれるフレーム送受信装
置3、4について、装置3については、「while
u≠v1 do」が実行され、第1回目のwhileル
ープで、Tに(6,3)すなわちリンク11が加わり、
第2回目のwhlleループで、Tに(4,6)すなわ
ちリンク14が加わり、whileループ処理が終了す
る。装置4については、「while u≠v1 d
o」が実行されない。ここで、表46に示す通り、Tに
含まれるリンク11、14が求めた経路である。
【0162】
【表46】
【0163】リンク11及び14について、ec(1
1)及びec(14)に1が加算され、表47に示す通
りそれぞれ1、1に設定される。
【0164】
【表47】
【0165】以上でフレーム送受信装置3からフレーム
送受信装置4への2つの経路、装置3→リンク10→装
置5→リンク13→装置4と装置3→リンク11→装置
6→リンク14→装置4とが求まった。2つの経路は図
7の通りとなる。
【0166】以下において、図7の2つの経路を用いて
本発明の経路選択方法と帯域予約方法の実施の形態を説
明する。経路71は、装置3→リンク10→装置5→リ
ンク13→装置4を示し、経路72は、装置3→リンク
11→装置6→リンク14→装置4を示している。本例
では、リンク毎に予約可能帯域と予約済み帯域とを管理
し、経路上の全てのリンクについて予約を行う帯域と予
約済み帯域の合計が予約可能帯域以下の場合、該経路を
選択して帯域予約可能であるとする。一方、経路上のリ
ンクのうち一つでも予約を行う帯域と予約済み帯域の合
計が予約可能帯域を超える場合は、該経路を選択した帯
域予約をできないものとする。各リンクの予約可能帯域
を表48に示す。また、各リンクの予約済み帯域を表4
9に示す。
【0167】
【表48】
【0168】
【表49】
【0169】次に、表50に示す予約81〜予約83を
順次行う。ここで、本発明の経路選択方法のうち、帯域
予約が可能な経路が複数ある場合には、送信元のフレー
ム送受信装置から送信先フレーム送受信装置までの各リ
ンクのコストの合計が最小となる一つの経路を選択する
方法を用いた実施の形態説明する。
【0170】
【表50】
【0171】図8は経路選択方法のアルゴリスムを示し
ている。予約81で、5の帯域を予約する場合について
説明する。まず、経路のうちの1つ、経路71を選択す
る。経路上の全てリンクについて予約可能である。すな
わち、 リンク10:予約帯域(5)+予約済み帯域(20)<
予約可能帯城(60) リンク13:予約帯域(5)+予約済み帯域(20)<
予約可能帯城(30) 従って、経路71を予約可能経路とする。
【0172】次に、経路のうちの1つ、経路72を選択
する。経路上の全てリンクについて予約可能である。す
なわち、 リンク11:予約帯域(5)+予約済み帯域(0)<予
約可能帯城(40) リンク14:予約帯域(5)+予約済み帯域(0)<予
約可能帯城(20) 従って、経路72を予約可能経路とする。
【0173】次に、経路71上の各リンクのコストの合
計は6である。経路72上の各リンクのコストの合計は
8である。経路71、経路72ともに帯域予約が可能で
ある。従って、リンクコストの合計が最小の経路71を
選択する。
【0174】選択された経路71は、本発明の経路制御
方法の経路選択設定処理部150(図6)により、送信
元フレーム送受信装置における帯域保証トラヒック91
と経路71のマッピング情報として設定される。
【0175】図9は帯域予約管理方法のアルゴリスムを
示す。経路が選択された場合、帯域予約を受け付けて予
約帯域を経路上の各リンクの予約済帯域に加算する。経
路が選択されない場合、帯域予約を拒絶する。ここで
は、前記経路71が選択されたため、帯域予約を受け付
けて経路71上のリンク10及び13の予約済帯域に5
の予約帯域を加算し、予約済帯域は表51の通りとな
る。
【0176】
【表51】
【0177】続いて、予約82で、20の帯域を予約す
る場合について説明する。まず、経路のうちの1つ、経
路71を選択する。経路上の全リンクについて、予約可
能である。すわわち、 リンク10:予約帯域(20)<予約済み帯域(25)
<予約可能帯域(60) リンク13:予約帯域(20)<予約済み帯域(25)
<予約可能帯域(30) である。したがって、経路71を予約不可能とする。
【0178】次に、経路72を選択する。経路上の全リ
ンクについて、予約可能である。すわわち、 リンク11:予約帯域(20)<予約済み帯域(0)<
予約可能帯域(40) リンク14:予約帯域(20)<予約済み帯域(0)=
予約可能帯域(20) である。したがって、経路72を予約可能経路とし、選
択する。
【0179】選択された経路72は、本発明の経路制御
方法の経路選択設定処理150により、送信元フレーム
送受信装置における、帯域保証トラヒック92と経路7
2のマッピング情報として設定される。
【0180】帯域予約管理方法により、経路72が選択
されたため、帯域予約を受け付けて経路72上のリンク
11及び14の予約済帯域に20の予約帯域を加算し、
予約済帯域は表52の通りとなる。
【0181】
【表52】
【0182】続いて、予約83で10の帯域を予約する
場合について説明する。まず、経路のうちの1つ、経路
71を選択する。経路上の全リンクについて、予約可能
である。すわわち、 リンク10:予約帯域(10)<予約済み帯域(25)
<予約可能帯域(60) リンク13:予約帯域(10)<予約済み帯域(25)
<予約可能帯域(30) である。したがって、経路71を予約不可能とする。
【0183】次に、経路のうちの1つ、経路72を選択
する。経路上の全リンクについて、予約可能である。す
わわち、 リンク11:予約帯域(10)<予約済み帯域(20)
<予約可能帯域(40) リンク14:予約帯域(10)<予約済み帯域(20)
<予約可能帯域(20) である。したがって、経路72を予約不可能とする。
【0184】経路71、経路72ともに帯域予約不可能
である。したがって、経路を選択しない。帯域予約管理
方法により、ここでは経路が選択されないため、帯域予
約83を拒絶する。
【0185】以上により、帯域保証トラヒックと経路は
表53の通りにマッピングされる。
【0186】
【表53】
【0187】次に、帯域予約が可能な経路が複数粗存在
する場合、帯域保証トラフックが予約する帯域と他の帯
域保証トラフックにより予約済みの帯域との合計がネッ
トワーク内でより均等となるように1つの経路を選択す
る方法を用いた実施の形態を説明する。図10は経路選
択方法のアルゴリスムを示す。予約81において5の帯
域を予約する場合について説明する。上述した経路選択
方法と同様に、経路71及び72と共に帯域予約が可能
である。ここで、経路71上のリンクの予約可能帯域か
ら帯域予約済み帯域を減算した帯域は、 リンク10:40 リンク13:10 従って、予約可能帯域−帯域予約済み帯域が最小のリン
クはリンク13であり、その値は10である。
【0188】一方、経路72上のリンクの予約可能帯域
−帯域予約済み帯域は、 リンク11:40 リンク14:20 従って、予約可能帯域−帯域予約済帯域が最小のリンク
はリンク14であり、その値は20である。従って、経
路上で予約可能帯域−帯域予約済み帯域が最小のリンク
であって、予約可能帯域−帯域予約済み帯域が最大とな
る経路72を選択する。そして、選択された経路72
は、本発明の経路制御方法の経路選択設定処理部150
により、送信元フレーム送受信それぞれにおける帯域保
証トラフック91と経路72のマップング情報として設
定される。
【0189】本例では、帯域予約管理方法により経路7
2が選択されたため、帯域予約を受け付けて経路72上
のリンク11及び14の予約済み帯域に5の予約帯域を
加算し、予約済み帯域は表54の通りとなる。
【0190】
【表54】
【0191】続いて、予約82において20の帯域を予
約する場合について説明する。この場合、経路71及び
72共に帯域予約不可能である。従って、これらの経路
は選択しない。ここでは、帯域予約管理方法により経路
が選択されないため、帯域予約を拒絶する。以上によ
り、帯域保証トラフックと経路は表55の通りにマップ
ングされる。
【0192】
【表55】
【0193】次に、以下では、任意のフレーム中継装置
または任意のリンクが故障した場合、該フレーム中継装
置またはリンクを経由する経路について、前記フレーム
中継装置に設定されている複数の経路の中から前記故障
したフレーム中継装置またはリンクを経由せず、かつ前
記任意の送信先フレーム送受信装置へ向かう経路を選択
する経路選択方法の実施の形態について図を用いて説明
する。図11は経路選択方法の実施の形態を説明するブ
ロック図である。経路が図12に示す通りにフレーム中
継装置に設定されており、トラヒックと経路は表56の
通りにマッピングされている場合において、フレーム中
継装置6が故障した場合、フレーム中継装置6を経由す
る経路を検索する。経路72について、Route I
Dは2であるため、Route IDが1である経路7
1を選出する。経路71は装置6を経由しないため、経
路71を選択する。使用されている経路71、73、7
4のうちに装置6を経由する経路74が存在するため、
経路74について、Route IDは2であるが、R
oute IDが1である経路73を選出する。経路7
3は装置6を経由しないため、経路73を選択する。使
用されている経路71、73の中に装置6を経由する経
路が存在しないため、経路71、73に対するトラヒッ
ク95、トラヒック97のマッピングを設定する設定経
路設定処理を行う。トラヒックと経路のマッピングは表
57の通りとなる。これにより、フレーム中継経路が経
路72から経路71に、経路74から経路73に切り替
わる。
【0194】
【表56】
【0195】
【表57】
【0196】
【発明の効果】本発明によれば、トレヒック分散および
故障迂回のための経路変更において、フレーム中継経路
に対する設定変更を抑制し、経路再計算における計算量
を抑制することが可能となる。また、本発明によれば、
複数経路を用いてトラヒック分散するための経路計算に
おいて、コネクションレス型転送の経路を計算し、経路
を分散させるための独立性を考慮した複数の経路を計算
することが可能となる。さらに、本発明によれば、フロ
ー毎の経路を確定させてパケットの到着順序が逆転を防
止するとともに帯域予約を可能にし、帯域保証トラヒッ
クの量に基づくことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による経路制御方法を実施するための
一例としてのネットワークを示す線図である。
【図2】 パケット送受信装置が送信するパケットの一
例を示す線図である。
【図3】 フレーム中継ネットワークにおいて転送され
るコアフレームの一例を示す線図である。
【図4】 フレーム送受信装置の一例の構成を示す線図
である。
【図5】 フレーム中継装置の一例の構成を示す線図で
ある。
【図6】 本発明による経路制御方法を実施するための
経路制御処理装置の一例の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 設定された経路を示す線図である。
【図8】 本発明による経路選択方法のアルゴリスムを
示す線図である。
【図9】 本発明による帯域予約管理方法のアルゴリス
ムを示す線図である。
【図10】 本発明による経路選択方法を示す線図であ
る。
【図11】 一部のリンク又は装置が故障している場合
の経路選択のアルゴリスムを示す線図である。
【図12】 フレーム中継装置に設定されている経路を
示す線図である。
【符号の説明】
1,2 パケット送受信装置 3,4 フレーム送受信装置 5,6 フレーム中継装置 51 コアフレーム受信部 56 転送テーブル 57 出力リンク選択部 100 経路制御処理部 110 複数経路計算処理部 120 複数経路設定処理部 130 経路選択計算処理部 150 選択経路設定処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 健一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA11 HA08 HC01 LB05 LB18 LC11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフレーム送受信装置と、これら送
    受信装置間に配置したフレーム中継装置と、これらの装
    置間を接続するリンクとを有し、 前記フレーム送受信装置は、複数の出力リンクを有し、
    送信すべきフレームを形成して他の送受信装置に送信す
    ると共に、送信されてくるフレームを受信し、 前記フレーム中継装置は、複数の出力リンクを有し、送
    信元のフレーム送受信装置から送信先のフレーム送受信
    装置に送信されるフレームを中継し、 送信元のフレーム送受信装置から送信先のフレーム送受
    信装置に向かう経路を送信元のフレーム送受信装置にお
    いて指定することができるコネクションレス型フレーム
    中継ネットワークにおける経路制御方法において、 前記フレーム送受信装置、フレーム中継装置及び各リン
    クにそれぞれ予め割り当てたコストに基づいて送信元の
    送受信装置から送信先の送受信装置に至る複数の経路を
    計算する第1の経路計算工程と、 前記経路計算工程により得られた経路に対応した1つ以
    上の出力リンクを送信元の送受信装置及び経路中に含ま
    れるフレーム中継装置に設定する工程と、 前記第1の経路計算工程において得られた複数の経路の
    中から1つの経路を選択するための経路計算を行う第2
    の経路計算工程とを具えることを特徴とする経路制御方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の経路制御方法におい
    て、前記第2の経路計算工程により選択された経路を送
    信元のフレーム送受信装置に設定する工程をさらに具え
    ることを特徴とする経路制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の経路計算工程において、各リ
    ンクに選択回数カウンタを設け、選択回数カウンタが最
    小であるリンクを選択し、選択回数カウンタが最小であ
    るリンクが複数存在する場合にはその中からコストが最
    小であるリンクを選択し、選択されたリンクのカウンタ
    を増加させるように拡張したダイクストラアルゴリズム
    を一回以上動作させて、一つ以上の経路を計算すること
    を特徴とする請求項1に記載の経路制御方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の経路計算工程において、前記
    選択回数カウンタが閾値以下のリンクのみを用いて全て
    のフレーム送受信装置およびフレーム中継装置の接続構
    成を再構成して計算を行い、選択したリンクのカウンタ
    を増加させるよう拡張したダイクストラアルゴリズムを
    一回以上動作させて、一つ以上の経路を計算することを
    特徴とする請求項1に記載の経路制御方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の経路計算工程において、各リ
    ンクのコストと選択回数カウンタとに基づいて一つのパ
    ラメータを算出し、経路上の各リンクの前記パラメータ
    の合計が最小となるようリンクを選択し、選択したリン
    クのカウンタを増加させるよう拡張したダイクストラア
    ルゴリズムを一回以上動作させて、一つ以上の経路を計
    算することを特徴とする請求項1に記載の経路計算方
    法。
  6. 【請求項6】 前記経路を選択する第2の経路計算工程
    が、第1の経路計算工程において得られた経路情報と、
    送信元の送受信装置から送信先の送受信装置へ向かう帯
    域保証トラヒックが予約しようとする帯域情報と、既に
    予約されている帯域保証トラヒックの予約済み帯域情報
    から予約可能な経路を選択する工程を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の経路制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の経路制御方法におい
    て、経路中に含まれる全てのリンクが、予約しようとす
    る帯域と予約済み帯域との和が予約可能帯域よりも小さ
    い場合、当該経路を経路選択の対象となる予約可能な経
    路と判定する工程を含むことを特徴とする経路制御方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の経路制御方法におい
    て、前記選択の対象となる予約可能な経路が複数存在す
    る場合、送信元の送受信装置から送信先の送受信装置に
    至る経路中に含まれるリンクのコストの合計が最小とな
    る経路を選択する工程を含むことを特徴とする経路制御
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の経路制御方法におい
    て、前記求められた予約可能な経路が複数存在する場
    合、予約しようとする帯域と予約済帯域との合計がネッ
    トワーク内でほぼ均等となるように経路を選択すること
    を特徴とする経路計算方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の経路制御方法におい
    て、予約可能な経路が複数存在する場合、各予約可能な
    経路に含まれるリンクのうち、予約可能な帯域から予約
    済みの帯域を減算して得られる空き帯域が最小となるリ
    ンクの空き帯域が最大となる経路を選択することを特徴
    とする経路制御方法。
  11. 【請求項11】 経路選択された経路中の各リンクにつ
    いて、予約された帯域を予約済み帯域として加算する工
    程をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の経路
    制御方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の経路計算工程において、フ
    レーム中継装置及びリンクの故障情報を用い、故障して
    いるフレーム中継装置又はリンクを経由しない経路を選
    択することを特徴とする請求項1に記載の経路制御方
    法。
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