JP4749392B2 - オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法とオーバーレイノードおよびオーバーレイネットワークとプログラム - Google Patents

オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法とオーバーレイノードおよびオーバーレイネットワークとプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4749392B2
JP4749392B2 JP2007202905A JP2007202905A JP4749392B2 JP 4749392 B2 JP4749392 B2 JP 4749392B2 JP 2007202905 A JP2007202905 A JP 2007202905A JP 2007202905 A JP2007202905 A JP 2007202905A JP 4749392 B2 JP4749392 B2 JP 4749392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
overlay
relay node
relay
candidate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007202905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009038717A (ja
Inventor
亮一 川原
エン キョン ルア
聡 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2007202905A priority Critical patent/JP4749392B2/ja
Publication of JP2009038717A publication Critical patent/JP2009038717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4749392B2 publication Critical patent/JP4749392B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、インターネットにおけるエンド・ツー・エンドの通信品質を向上させる技術に係り、特にIP(Internet Protocol)ネットワーク上に論理的に形成されたオーバーレイネットワークを用いた通信経路で、エンド・ツー・エンドの通信品質を効率的に向上させるのに好適な技術に関するものである。
IPネットワークを代表するインターネットは、多様なアプリケーションの収容を可能とすべく発展・普及してきており、昨今では、VoIP(Voice over IP)やストリーミングに代表されるQoS(Quality of Service)に敏感な実時間アプリケーション等の収容も急速に発展している。
これに伴い、エンド・ツー・エンドでの輻輳を回避し、品質を向上するための技術(「エンド・ツー・エンドQoS管理技術」)をインターネット上で実現することが重要な課題となっている。しかしながら、このような技術を実現する上では、以下に示す問題点がある。
(1)インターネットは既に社会的インフラ化しており、既存のネットワーク構造を大きく変更するような、ネットワークレイヤでの新たな機能拡張は困難である。
(2)インターネットは管理主体の異なる複数のAS(Autonomous System)によって形成されており、全てのASに対して一斉に新たな機能を拡張することは困難である。
こうした中、下位のネットワークレイヤを変更することなくエンド・ツー・エンドQoSの向上を可能とする有力な技術として、例えば非特許文献1に記載の、オーバーレイネットワークによるQoS管理技術が注目されている。
オーバーレイネットワークとは、例えば非特許文献2においても記載のように、既存のリンクを用いて、その上位層に、目的に応じて論理的(仮想的)なリンクを形成し、構成するネットワークである。
このようなオーバーレイネットワークによるQoS管理の基本的な概念を図1に例示する。図1において、xからyに向けて、破線矢印で表わされる経路にトラヒックが流れているとする。また、この経路上には輻輳しているIPルータ2d,2eが存在しており、その結果として、x,y間のQoSが低下しているとする。
このとき、オーバーレイノード1a,1b,1cで形成されるオーバーレイネットワーク1を用いて、実線矢印で表される経路(x→オーバーレイノード1a→オーバーレイノード1b→オーバーレイノード1c→y)にトラヒックを迂回させることができれば、上記の輻輳を回避できる。
実際、非特許文献3,4,5では、上記のような迂回経路が実網において多数存在していることを実測に基づいて示している。しかし、非特許文献3と非特許文献5の技術は、オーバーレイネットワークのトポロジをフルメッシュとし、全てのオーバーレイノード間で測定した品質情報を利用して理想的な通信経路計算を行った場合の評価となっており、オーバーレイノードの総数が増加した場合のスケーラビリティ(システムの拡張性)の低下については考慮されていない。
すなわち、オーバーレイノードの総数が大きい場合には、全てのオーバーレイノード間の品質測定情報を用いて通信経路の計算を行うことは現実的には不可能であるという問題がある。
上記問題を回避するため、非特許文献4では迂回経路を提供する中継ノード候補数を制限した場合を評価している。しかし、中継ノード候補は単にランダムに選択しているにすぎず、中継ノード候補の選択方法までは検討していなかった。
一方、非特許文献6において本発明者らは、中継ノード候補を計測データに基づいて適切に制限することにより、全ノードを中継候補として経路探索を行った最適な場合とほぼ同等のQoS向上を図れることを示している。
しかしながら、この技術では、遅延時間、あるいはパケット損失率といった単一のQoS尺度のみを考慮した経路決定アルゴリズムであった。実際には、アプリケーションによっては、遅延時間とパケット損失率の2つのQoSを同時に向上する必要がある。
L.Zhi and P.Mohapatra,"QRON:QoS−aware routing in overlay net−works,"IEEE J.Select.Areas Commun.,vol.22,pp.29−40,January 2004. WIDEプロジェクト,"オーバーレイネットワークによる統合分散環境,"WIDEプロジェクト研究報告書,第17部,2002. 亀井,川原,"エンドホストオーバーレイネットワークによるトラヒックエンジニアリングとその有効性,"信学ソ大,BS−5−3,2004. S.Rewaskar and J.Kaur,"Testing the Scalability of Overlay Routing Infrastructures,"Proc.PAM2004.April 2004. S.Banerjee, T.G.Grifin and M.Pias, "The Interdomain Connectivity of PlanetLab Nodes," Proc. PAM2004,April 2004. Masato Uchida,Satoshi Kamei,Ryoichi Kawahara,and Takeo Abe,"QoS−aware Overlay Routing with Limited Number of Alternative Route Candidates and its Evaluation,"IEICE Trans.Commun.,vol.E89−B,no.9,pp.2361−2374,Sep. 2006.
解決しようとする問題点は、従来のオーバーレイネットワークにおける、中継ノード候補を計測データに基づいて適切に制限することにより、全ノードを中継候補として経路探索を行った最適な場合とほぼ同等のQoS向上を図る技術では、遅延時間、あるいはパケット損失率といった単一のQoS尺度のみを考慮した経路決定アルゴリズムであって、例えば遅延時間とパケット損失率の2つのQoSを同時に向上する必要があるアプリケーションには適用できない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、複数のQoSを同時に考慮した、オーバーレイネットワークにおける高品質な通信経路の決定を可能とし、通信品質の改善を図ることである。
上記目的を達成するため、本発明では、(1)オーバーレイネットワークにおける通信経路を決定するために、各オーバーレイノード(以下、単にノードとも記載する)に、通信品質測定手段、通信品質取得手段、中継ノード決定手段、中継候補選択手段を設け、中継ノード決定手段において、通信品質測定手段が測定した自ノードと他の各ノード間の複数QoSと、中継候補選択手段が選択した中継ノード候補から通信品質取得手段が取得した当該中継ノード候補と着信先ノード間の複数QoS測定結果とを比較して、中継ノードは用いず着信先ノードへ直接転送する経路(直通路)もしくは中継ノードを経由する経路(迂回経路)のいずれか通信品質の良い方を、自ノードから着信先ノードへの通信経路として決定することを特徴とする。例えば、オーバーレイネットワークに属する各ノードi(i=1〜N)は、自ノードを発信元ノードとし他ノードj(iを除く全て)を着信先ノードjとして、通信品質測定手段により、発信元ノードiと着信先ノードjの間の時点nにおける複数のQoSを測定しておき、その一方で中継候補選択手段によりN個のノードの中からM個のノードを中継ノード候補として選択し、中継ノード候補kと着信先ノードjとの間の複数QoS測定結果を、通信品質取得手段により当該中継ノード候補kから取得し、中継ノード決定手段において、自ノードiと着信先ノードjの間の通信品質と、自ノードiから中継ノード候補kを経由して着信先ノードjに到達するときの通信品質とを比較し、前者の方がよい品質を与える場合には直通路を通信経路として決定し、また、後者がよい品質を与える場合には、その中でも最も高品質を提供するノードk*を中継ノードとし、この中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路と決定する。尚、(2)複数QoSとして、ノード間の遅延時間とパケット損失率を用いる。この場合、(3)ノードiとノードjの間の遅延時間をd(i,j)、パケット損失率をp(i,j)とし、通信品質測定手段は、一定周期毎に自ノードiから中継ノード候補kまでの時刻nにおける遅延時間d(i,k)とパケット損失率p(i,k)を測定し、通信品質取得手段は、中継候補選択手段が選択した中継ノード候補kと着信先ノードjの間の遅延時間d(k,j)とパケット損失率p(k,j)を取得し、中継ノード決定手段は、自ノードiから着信先ノードjへの経路を決定するときにM個の中継ノード候補のいずれかを用いて迂回するか否かを決定する際、M個の中継ノード候補のうち、中継ノードkを経由したときのパケット損失率を「1−{1−p(i,k)}×{1−p(k,j)}」の式により推定し、その値が予め定めたしきい値L_thよりも小さくなるような中継ノードkが少なくとも一つ存在すれば、それらのノードの全てを中継ノード候補として抽出し(その抽出した数をM’(≦M)とする)、これらM’個の中継ノード候補のうち、「d(i,k)+d(k,j)」を最小にするkを中継ノードk*とし、もし「p(i,j)>L_th」ならば中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定し、もし「p(i,j)≦L_th」ならば「d(i,j)」と「d(i,k*)+d(k*,j)」とを比較し、「d(i,j)<d(i,k*)+d(k*,j)」ならば直通路を通信経路として決定し、そうでなければ、すなわち、「d(i,j)≧d(i,k*)+d(k*,j)」ならば、中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定する。さらに、もし「1−{1−p(i,k)}×{1−p(k,j)}<L_th」を満たす中継ノードが一つも存在しなければ、M個の中継ノード候補kの中で、「d(i,j)>d(i,k)+d(k,j)」を満たすkが存在するか否かを調べ、存在しない場合は、ノードiからノードjの直通路を通信経路として決定し、存在する場合は、右辺を最小にするkを中継ノードk*とし、この中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定する。尚、(4)遅延時間として、複数回測定した遅延時間に対して統計量(平均、最大、最小等)を計算したものを使用する。あるいは、(5)通信品質測定手段により、ノードiとノードj間において複数回遅延測定を実施し、そのうち、予め定めたしきい値D_thを超えた割合をp_d(i,j)とし、またパケット損失率をp(i,j)として求め、中継ノード決定手段は、中継候補選択手段が選択したM個の中継ノード候補のうち、「p(i,j)+p_d(i,j)>1−{1−(p(i,k)+p_d(i,k))}×{1−(p(k,j)+p_d(k,j))}」の式を満たすkが存在するか調べ、存在しない場合は、ノードiからノードjの直通路を通信経路として決定し、存在する場合は、右辺を最小にするkを中継ノードk*とし、この中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定する。ここで、予め定めたしきい値D_thを超えた割合p_d(i,j)は、例えばしきい値をD_th=100msに設定すると、100msを超えて着信先ノードに到着する確率を意味し、リアルタイムアプリケーションでは、例えば100msを越えて到着したパケットは再生に間に合わず廃棄することがあり、パケット損と同じ扱いになる。従って、予め定めたしきい値D_thを超えた割合p_d(i,j)にパケット損失率p(i,j)を加えた値は、受信側での無効パケットの割合を意味するため、この技術では、遅延とパケット損失率を集約して扱っている。
本発明によれば、複数QoSを考慮したオーバーレイネットワークにおける通信経路の決定を行うことにより、通信品質の改善を図ることが可能となる。
以下、図を用いて本発明を実施するための最良の形態例を説明する。図1は、本発明に係るオーバーレイネットワークを設けたIPネットワークの構成例を示すブロック図であり、図2は、図1におけるオーバーレイネットワークの基本構成の一例を示すブロック図、図3は、図1におけるオーバーレイノードの本発明に係る構成例を示すブロック図、図4は、図1におけるオーバーレイノードの本発明に係る処理動作例を示すフローチャート、図5は、本発明による第1の効果例を示す説明図、図6は、本発明による第2の効果例を示す説明図である。
図1に示すように、IPルータ2a〜2eで構成されるIPネットワーク(図中「IP−NW」と記載)3において、xからyに向けて、破線矢印で表わされる経路にトラヒックが流れている際、この経路上のIPルータ2d,2e間で輻輳が発生すると、その結果として、x,y間のQoSが低下する。
このとき、オーバーレイノード(以下、単にノードとも記載する)1a,1b,1cで形成されるオーバーレイネットワーク(図中「Overlay−NW」と記載)1を用いて、実線矢印で表される経路(x→オーバーレイノードa→オーバーレイノードb→オーバーレイノードc→y)にトラヒックを迂回させることで、上述の輻輳を回避することができる。
このオーバーレイネットワーク1においては、図2に示すように、各オーバーレイノード(1)21〜(5)25は他のノードと論理的に接続している。つまり、オーバーレイネットワーク1に存在する他のノードのIPアドレスを知っており、通信可能な状態にあり、また、中継ノード候補を管理する管理サーバ20が存在する。
各オーバーレイノード(1)21〜(5)25は、発着ノード(発信元オーバーレイノードおよび着信先オーバーレイノード)として振る舞い、必要に応じて他の発着ノードペアの中継ノードとしても振る舞う。また、各オーバーレイノード(1)21〜(5)25は、他ノードとの通信経路を一定周期毎に更新する。
管理サーバ20は、時点nでの、各オーバーレイノード(1)21〜(5)25の中継ノードとしての適正を管理している。
以下、オーバーレイノード(1)21を発ノードとして、図3を用いて、その構成と動作の説明をすすめる。尚、他のオーバーレイノード(1)21〜(5)25も各々が独立に同様の振る舞いをする。
図3に示すように、本例のオーバーレイノード30(図2のオーバーレイノード(1)21に相当)は、プログラムされたコンピュータ処理を実行する機能として、通信品質測定部30a、通信品質取得部30b、中継ノード決定部30c、中継候補選択部30dを具備する。すなわち、オーバーレイノード30は、CPU(Central Processing Unit)や主メモリ、表示装置、入力装置、外部記憶装置からなるコンピュータ構成からなり、光ディスク駆動装置等を介してCD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、通信品質測定部30a、通信品質取得部30b、中継ノード決定部30c、中継候補選択部30dの各処理部の機能を実行する。
このような構成により本例のオーバーレイノード30では、図1に示すIPネットワーク3に接続する複数のオーバーレイノード1a〜1cによって構成される論理網であるオーバーレイネットワーク1において、発信元ノードから着信先ノードへの通信経路を決定する際、発着ノード間で中継候補となるオーバーレイノード毎の経路上のQoSの測定データを比較することで、例えば遅延時間とパケット損失率といった、複数のQoSを同時に考慮した、オーバーレイネットワーク1における高品質な通信経路の決定を行う。
以下、その具体的な動作説明を、図3と共に図4を用いて説明する。
まず、オーバーレイノード30は、通信品質測定部30aにより、例えばICMP(Internet Control Message Protocol)等を用いて、一定周期毎に(ステップS401)、時点nにおける他のノード間との複数QoSを測定して保持し(ステップS402)、中継候補選択部30dにより、時点nにおいて最適と思われる中継ノード候補を、予め設定された数(M個)だけ選択する(ステップS403)。
ここで、中継候補選択部30dは、管理サーバ20から、この管理サーバ20が管理している全ノードに関しての適正情報、例えば時点nでの最適中継ノードである確率情報等を読み出し、最適中継ノードである確率の高い上位M個を選択する。
次に、オーバーレイノード30は、通信品質取得部30bにより、中継候補選択部30dが選択したM個の中継ノード候補から、当該中継ノード候補と各ノードとの間の複数QoS測定結果を取得する(ステップS404)。
そして、オーバーレイノード30は、中継ノード決定部30cにより、通信品質測定部30aが測定した複数QoSの測定結果と通信品質取得部30bが取得した複数QoS測定結果とを用いて、中継ノード候補は用いず着信先ノードへ直接転送する経路(「直通路」)での通信品質と、中継ノード候補を経由して着信先ノードへ転送する迂回経路での通信品質とを求め、それぞれを比較し(ステップS405)、直通路での通信品質の方が良い場合には(ステップS406)直通路を自ノードから着信先ノードへの通信経路として決定し(ステップS407)、迂回経路での通信品質の方が良い場合には最も通信品質の良い中継ノード候補を中継ノードとし、この中継ノードを用いた迂回経路(自ノード→中継ノード→着信先ノード)を自ノードから着信先ノードへの通信経路として決定する(ステップS408)。
例えば、複数QoSとして遅延時間とパケット損失率を用いた場合、以下のようにして、自ノードから着信先ノードへの通信経路の決定を行うことができる。
ノードiとノードjの間の遅延時間をd(i,j)、パケット損失率をp(i,j)とし、通信品質測定部30aは、例えばICMP等を用いて、一定周期毎に自ノードiから中継ノード候補kまでの時刻nにおける遅延時間d(i,k)とパケット損失率p(i,k)を測定し、通信品質取得部30bは、中継候補選択部dが選択した中継ノード候補kと着信先ノードjの間の遅延時間d(k,j)とパケット損失率p(k,j)を取得する。
そして、中継ノード決定部30cは、自ノードiから着信先ノードjへの経路を決定するときにM個の中継ノード候補のいずれかを用いて迂回するか否かを決定する際、M個の中継ノード候補のうち、中継ノードkを経由したときのパケット損失率を「1−{1−p(i,k)}×{1−p(k,j)}」の式により求め、求めた値が予め定めたしきい値L_thよりも小さくなるような中継ノードkが少なくとも一つ存在すれば、それらのノードの全てを中継ノード候補として抽出し(その抽出した数をM’(≦M)とする)、これらM’個の中継ノード候補のうち、「d(i,k)+d(k,j)」を最小にするkを中継ノードk*とし、もし「p(i,j)>L_th」ならば中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定し、もし「p(i,j)≦L_th」ならば「d(i,j)」と「d(i,k*)+d(k*,j)」とを比較し、「d(i,j)<d(i,k*)+d(k*,j)」ならば直通路を通信経路として決定し、そうでなければ、すなわち、「d(i,j)≧d(i,k*)+d(k*,j)」ならば、中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定し、さらに、もし「1−{1−p(i,k)}×{1−p(k,j)}<L_th」を満たす中継ノードが一つも存在しなければ、M個の中継ノード候補kの中で、「d(i,j)>d(i,k)+d(k,j)」を満たすkが存在するか否かを調べ、存在しない場合は、ノードiからノードjの直通路を通信経路として決定し、存在する場合は、右辺を最小にするkを中継ノードk*とし、この中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定することでも良い。
次に、このような通信経路を決定する他の実施例の詳細を以下に説明する。
通信品質測定部30aは、例えばICMP等を用いて、測定周期τ毎に自身(オーバーレイノード(1))と他のオーバーレイノードj(j=(2)〜(5))との間の時点nにおける遅延時間d(1,j)およびパケット損失率p(1,j)を測定する。
尚、同様に、各オーバーレイノードi(i=(2)〜(5))も、それぞれ具備した通信品質測定部により、他のオーバーレイノードj(j=iを除くj=(1)〜(5)のいずれか)との遅延時間d(i,j)およびパケット損失率p(i,j)を測定している。このように、QoS測定を実施したならば、その旨を中継候補選択部30dに通知する。
中継候補選択部30dは、図2に示す管理サーバ20にM個の中継ノード候補の通知を要求し、その結果を中継ノード決定部30cに通知してもらう。
中継ノード決定部30cは、管理サーバ20からの通知を受けると、通知通信品質取得部30bに対して、管理サーバ20から通知された中継ノード候補kから、当該オーバーレイノードkとオーバーレイノードj間のQoS測定結果(遅延時間d(k,j)、パケット損失率p(k,j))を取得するように指示する。
通信品質取得部30bは、中継ノード決定部30cからの指示に応じて中継ノード候補kから遅延時間d(k,j)とパケット損失率p(k,j)を取得し、中継ノード決定部30cにそれを通知する。以上の手順を、M個全ての中継ノード候補に対して行う。
中継ノード決定部30cは、自ノードiから中継ノード候補kまでの遅延時間d(i,k)とパケット損失率p(i,k)を通信品質測定部30aから取得し、それらの情報と、通信品質取得部30bから通知された中継ノード候補kと着信先ノードj間の遅延時間d(k,j)とパケット損失率p(k,j)を用いて、以下の手順で通信経路を決定する。
M個の中継ノード候補のうち、当該中継ノード候補kを経由したときのパケット損失率を[1−{1−p(i,k)}×{1−p(k,j)}]により求め、求めた値が予め定めたしきい値L_thよりも小さくなるような中継ノードkが少なくとも一つ存在すれば、それらのノードの全てを中継ノード候補として抽出し(抽出した数をM’(≦M)とする)、これらM’個の中継ノード候補のうち、{d(i,k)+d(k,j)}を最小にする中継ノード候補を中継ノードk*とし、もし「p(i,j)>L_th」ならば、中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を、自ノードiから着信先ノードjへの通信経路として決定し、もし「p(i,j)≦L_th」ならば、「d(i,j)」と「d(i,k*)+d(k*,j)」とを比較し、「d(i,j)<d(i,k*)+d(k*,j)」ならば、中継ノードk*を用いない直通路を通信経路として決定し、そうでなければ、中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定する。
さらに、もし「1−{1−p(i,k)}×{1−p(k,j)}<L_th」を満たす中継ノードが一つも存在しなければ、M個の中継ノード候補kの中で、「d(i,j)>d(i,k)+d(k,j)」を満たす中継ノード候補kが存在するか否かを判定し、存在しない場合は、ノードiからノードjの直通路を通信経路として決定し、存在する場合は、右辺(「d(i,k)+d(k,j)」)を最小にする中継ノード候補kを中継ノードk*とし、この中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定する。
尚、通信経路の決定後、中継ノードk*に対して、通信経路を「自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj」と設定するように要求する。以上の手順を全ての着信先ノードj(j=(2)〜(5))に対して行う。
要求を受けた中継ノードk*は、当該要求に応じて「ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj」の経路を設定する。その後、自身が中継ノードとして選択された旨を管理サーバ20に通知する。
管理サーバ20は、中継ノードk*からの通知を受けると、当該ノードk*が中継ノードとなった回数を管理しておき、次回の中継ノード候補選定時にその情報を用いる。例えば、次回の中継ノード候補選択時には、過去に中継ノードとして選択された頻度が高いノードが選択される確率を大きくしておく。
尚、上述の遅延時間として、複数回測定した遅延時間に対して統計量(平均、最大、最小等)を計算したものを使用してもよい。
また、通信経路の決定を、以下のようにして行うことでも良い。
通信品質測定部30aにより、ノードiとノードj間において、複数回、遅延測定を実施し、そのうち、予め定めたしきい値D_thを超えた割合をp_d(i,j)とし、またパケット損失率をp(i,j)として求め、中継ノード決定手段は、中継候補選択手段が選択したM個の中継ノード候補のうち、「p(i,j)+p_d(i,j)>1−{1−(p(i,k)+p_d(i,k))}×{1−(p(k,j)+p_d(k,j))}」の式を満たすkが存在するか否かを判別し、存在しない場合は、ノードiからノードjの直通路を通信経路として決定し、存在する場合は、右辺(「1−{1−(p(i,k)+p_d(i,k))}×{1−(p(k,j)+p_d(k,j))}」)を最小にするkを中継ノードk*とし、この中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路として決定する。
ここで、測定した遅延時間が予め定めたしきい値D_thを超えた割合p_d(i,j)は、例えばしきい値をD_th=100msに設定すると、100msを超えて着信先ノードに到着する確率を意味し、リアルタイムアプリケーションでは、例えば100msを越えて到着したパケットは再生に間に合わず廃棄することがあり、パケット損と同じ扱いになる。
従って、予め定めたしきい値D_thを超えた割合p_d(i,j)にパケット損失率p(i,j)を加えた値は、受信側での無効パケットの割合を意味するため、この技術では、遅延とパケット損失率を集約して扱っている。
このような本例の実行評価結果を図5,6に示す。本評価においては、国内で適当に地理的に離れた18箇所のISP(Internet Services Provider)に利用者として契約したコンピュータ端末において、各端末間で1時間毎に毎秒1パケットを3分間送出する動作を24時間実施し、各時点で遅延時間とパケット損失数を測定したデータを用いた。
n時間目(n=1,2,…24)における端末iと端末jの間の遅延時間(3分間送出したパケットの遅延時間のうち、最大遅延時間)d(n,i,j)とパケット損失率(3分間送出したパケット数(3×60=180個)で、損失した数を割った値)p(n,i,j)とを用い、18箇所の端末をオーバーレイノードとみなし、各ノードiは他のノードjへの通信経路を本例の技術に従って決定していく。尚、中継ノード候補数Mは「16(M=16)」とした。
このときの全ノードペアの遅延時間とパケット損失率の累積分布(24時間分)の95パーセンタイルを図5,図6に示す。
図5中、「loss_th」は、しきい値L_thを意味し、「loss_th=x」のxはしきい値の値を意味し、ここでは、しきい値として、「0」と「1/180」および「2/180」の3通りを用いて測定を実施している。
図5において、比較として、経路制御を行わなかった場合、すなわち、すべて直通路を選択した場合(default「+」)と、遅延時間のみを用いた場合(delay optimal「×」)、およびパケット損失率のみを用いた場合(loss optimal「*」)の結果も示す。
図5に示す内容から、しきい値L_thを「0」あるいは「1/180」に設定した場合には、遅延とパケット損失率の両方を同時に改善できていることがわかる。
また、図6においては、中継ノード候補数を「M=4」に制限した場合の例を示す。この図6に示す内容から、中継ノード候補数を制限しても、良い性能を示すことが確認できる。
以上、図1〜図6を用いて説明したように、本例では、オーバーレイネットワークにおける通信経路を決定するために、各オーバーレイノードに、通信品質測定部30a、通信品質取得部30b、中継ノード決定部30c、中継候補選択部30dを設け、中継ノード決定部30cにおいて、通信品質測定部30aが測定した自ノードと他の各ノード間の複数QoSと、中継候補選択部30dが選択した中継ノード候補から通信品質取得部30bが取得した当該中継ノード候補と着信先ノード間の複数QoS測定結果とを比較して、中継ノードは用いず着信先ノードへ直接転送する経路(直通路)もしくは中継ノードを経由する経路(迂回経路)のいずれか通信品質の良い方を、自ノードから着信先ノードへの通信経路として決定する。
例えば、オーバーレイネットワークに属する各ノードi(i=1〜N)は、自ノードを発信元ノードとし他ノードj(iを除く全て)を着信先ノードjとして、通信品質測定部30aにより、発信元ノードiと着信先ノードjの間の時点nにおける複数のQoSを測定し保持する。
その一方で中継候補選択部30dによりN個のノードの中からM個のノードを中継ノード候補として選択し、中継ノード候補kと着信先ノードjとの間の複数QoS測定結果を、通信品質取得部30dにより当該中継ノード候補kから取得し、中継ノード決定部30cにおいて、自ノードiと着信先ノードjの間の通信品質(直通路での通信品質)と、自ノードiから中継ノード候補kを経由して着信先ノードjに到達するときの通信品質(迂回経路での通信品質)とを比較し、前者(直通路での通信品質)の方がよい品質を与える場合には直通路を通信経路として決定し、また、後者(迂回経路での通信品質)がよい品質を与える場合には、その中でも最も高品質を提供する中継ノード候補を中継ノードk*とし、この中継ノードk*を用いた迂回経路(自ノードi→中継ノードk*→着信先ノードj)を通信経路と決定する。
これにより、本例によれば、複数QoSを考慮したオーバーレイネットワークにおける通信経路の決定を行うことができ、通信品質の改善を図ることが可能となる。
尚、本発明は、図1〜図6を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、複数QoSとして、ノード間の遅延時間とパケット損失率を用いているが、これらに限るものではない。
また、本例では、オーバーレイノード30における各処理部(通信品質測定部30a、通信品質取得部30b、中継ノード決定部30c、中継候補選択部30d)は、CPUや記憶装置からなる、プログラムにより各機能の実行が可能なコンピュータで構成するものとしているが、各処理部の全てもしくは幾つかを、論理素子回路からなるハードウェア構成としても良い。
また、本例でのコンピュータ構成例に関しても、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例では、光ディスクを記録媒体として用いているが、FD(Flexible Disk)等を記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。
本発明に係るオーバーレイネットワークを設けたIPネットワークの構成例を示すブロック図である。 図1におけるオーバーレイネットワークの基本構成の一例を示すブロック図である。 図1におけるオーバーレイノードの本発明に係る構成例を示すブロック図である。 図1におけるオーバーレイノードの本発明に係る処理動作例を示すフローチャートである。 本発明による第1の効果例を示す説明図である。 本発明による第2の効果例を示す説明図である。
符号の説明
1:オーバーレイネットワーク(Overlay−NW)、1a〜1c:オーバーレイノード、2a〜2e:IPルータ、3:IPネットワーク(IP−NW)、4:輻輳、20:管理サーバ、21〜25:オーバーレイノード(1)〜(5)、30:オーバーレイノード、30a:通信品質測定部、30b:通信品質取得部、30c:中継ノード決定部、30d:中継候補選択部。

Claims (6)

  1. IPネットワークに接続する複数のオーバーレイノードによって構成される論理網であるオーバーレイネットワークにおいて、発信元オーバーレイノードから着信先オーバーレイノードへの通信経路を決定する通信経路決定方法であって、
    上記オーバーレイネットワークに属する各オーバーレイノードは、
    通信品質測定手段と、通信品質取得手段、中継ノード決定手段、中継候補選択手段を具備し、
    上記通信品質測定手段は、
    自オーバーレイノードiと着信先オーバーレイノードj間の時点nでの遅延時間d(i,j)とパケット損失率p(i,j)とを測定し、
    上記中継候補選択手段は、
    自オーバーレイノードiと着信先オーバーレイノードjを除く他のオーバーレイノードの中から複数のオーバーレイノードを中継ノード候補として選択し、
    上記通信品質取得手段は、
    上記中継候補選択手段が選択した中継ノード候補から、当該中継ノード候補kが測定した時点nでの遅延時間d(k,j)とパケット損失率p(k,j)を取得し、
    上記中継ノード決定手段は、
    上記中継ノード候補kを経由した場合のパケット損失率を[1−{1−p(i,k)}×{1−p(k,j)}]で求め、求めたパケット損失率が予め定めたしきい値L_thよりも小さい中継ノード候補を、上記中継候補選択手段が選択したM個の中継ノード候補から抽出し、抽出した中継ノード候補から、迂回遅延時間{d(i,k)+d(k,j)}を最小にする中継ノード候補k*を特定し、
    上記パケット損失率p(i,j)が上記しきい値L_thより大きければ、上記特定した中継ノードk候補*を中継ノードk*に用いた迂回経路(自オーバーレイノードi→中継ノードk*→着信先オーバーレイノードj)を、自オーバーレイノードiから着信先オーバーレイノードjへの通信経路として決定し、
    上記パケット損失率p(i,j)が上記しきい値L_th以下であれば、遅延時間d(i,j)と迂回遅延時間{d(i,k*)+d(k*,j)}とを比較し、
    遅延時間d(i,j)が迂回遅延時間{d(i,k*)+d(k*,j)}より小さければ上記中継ノードk*を用いず着信先オーバーレイノードjへ直接転送する直通路を上記通信経路として決定し、
    上記遅延時間d(i,j)が迂回遅延時間{d(i,k*)+d(k*,j)}以上であれば上記中継ノードk*を用いた迂回経路を上記通信経路として決定し、
    上記パケット損失率[1−{1−p(i,k)}×{1−p(k,j)}]が上記しきい値L_thより小さい中継ノード候補が一つも存在しなければ、上記M個の中継ノード候補の中で、遅延時間d(i,j)が迂回遅延時間{d(i,k)+d(k,j)}より大きい中継ノード候補の有無を判別し、
    無ければ上記直通路を上記通信経路として決定し、
    有れば、迂回遅延時間{d(i,k)+d(k,j)}を最小にする中継ノード候補を中継ノードk*とし、該中継ノードk*を用いた迂回経路を上記通信経路として決定する
    ことを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
  2. 請求項1に記載のオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法であって、
    上記中継ノード決定手段は、
    上記遅延時間として、複数回測定した遅延時間の平均、最大、最小を含む統計量を用いる
    ことを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
  3. IPネットワークに接続する複数のオーバーレイノードによって構成される論理網であるオーバーレイネットワークにおいて、発信元オーバーレイノードから着信先オーバーレイノードへの通信経路を決定する通信経路決定方法であって、
    上記オーバーレイネットワークに属する各オーバーレイノードは、
    通信品質測定手段と、通信品質取得手段、中継ノード決定手段、中継候補選択手段を具備し、
    上記通信品質測定手段は、
    自オーバーレイノードiと着信先オーバーレイノードj間の時点nでのパケット損失率p(i,j)を求めると共に、遅延時間の測定を複数回行い、測定した遅延時間が予め定めたしきい値D_thを超えた割合p_d(i,j)を求め、
    上記中継候補選択手段は、
    自オーバーレイノードiと着信先オーバーレイノードjを除く他のオーバーレイノードの中から複数のオーバーレイノードを中継ノード候補として選択し、
    上記通信品質取得手段は、
    上記中継候補選択手段が選択した中継ノード候補から、当該中継ノード候補kが求めた時点nでのパケット損失率p(k,j)と割合p_d(k,j)を取得し、
    上記中継ノード決定手段は、
    上記中継候補選択手段が選択した複数の中継ノード候補に、「p(i,j)+p_d(i,j)>1−{1−(p(i,k)+p_d(i,k))}×{1−(p(k,j)+p_d(k,j))}」の式を満たす中継ノード候補kが存在するか否かを判別し、
    存在しない場合は、上記中継ノード候補を用いず着信先オーバーレイノードjへ直接転送する直通路を、自オーバーレイノードiから着信先オーバーレイノードjへの通信経路として決定し、
    存在する場合は、上記式の右辺を最小にする中継ノード候補を中継ノードk*とし、該中継ノードk*を用いた迂回経路(自オーバーレイノードi→中継ノードk*→着信先オーバーレイノードj)を上記通信経路として決定する
    ことを特徴とするオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法。
  4. オーバーレイネットワークを構成するオーバーレイノードであって、
    請求項1から請求項のいずれかに記載のオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法における各手段を具備することを特徴とするオーバーレイノード。
  5. 請求項に記載の複数のオーバーレイノードによって構成されたことを特徴とするオーバーレイネットワーク。
  6. コンピュータに、請求項1から請求項のいずれかに記載のオーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法における各処理を実行させるためのプログラム。
JP2007202905A 2007-08-03 2007-08-03 オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法とオーバーレイノードおよびオーバーレイネットワークとプログラム Expired - Fee Related JP4749392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007202905A JP4749392B2 (ja) 2007-08-03 2007-08-03 オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法とオーバーレイノードおよびオーバーレイネットワークとプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007202905A JP4749392B2 (ja) 2007-08-03 2007-08-03 オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法とオーバーレイノードおよびオーバーレイネットワークとプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009038717A JP2009038717A (ja) 2009-02-19
JP4749392B2 true JP4749392B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=40440238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007202905A Expired - Fee Related JP4749392B2 (ja) 2007-08-03 2007-08-03 オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法とオーバーレイノードおよびオーバーレイネットワークとプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4749392B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8335163B2 (en) * 2009-10-27 2012-12-18 Microsoft Corporation Quality of service (QOS) based systems, networks, and advisors
US9686355B2 (en) 2010-12-20 2017-06-20 Microsoft Technology Licensing, Llc Third party initiation of communications between remote parties
JP5651619B2 (ja) * 2012-02-24 2015-01-14 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 通信システム、経路決定装置、経路決定方法及び経路決定プログラム
US10389608B2 (en) 2013-03-15 2019-08-20 Amazon Technologies, Inc. Network traffic mapping and performance analysis
CN114007204A (zh) * 2020-07-28 2022-02-01 华为技术有限公司 基于中继通信与直连通信的通信选择方法和设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171293A (ja) * 2000-12-01 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ipゲートウエイ装置
JP2003273913A (ja) * 2002-03-18 2003-09-26 Hitachi Building Systems Co Ltd インターネットの最適経路設定方法
JP4437976B2 (ja) * 2005-07-06 2010-03-24 日本電信電話株式会社 オーバーレイネットワーク通信経路計算システムと方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009038717A (ja) 2009-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2774332B1 (en) Service assurance using network measurement triggers
US10153964B2 (en) Network routing using dynamic virtual paths in an overlay network
JP4749392B2 (ja) オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法とオーバーレイノードおよびオーバーレイネットワークとプログラム
JP4548792B2 (ja) オーバーレイネットワークの通信経路制御方法および通信経路制御システムとプログラム
JP2009284448A (ja) オーバーレイネットワーク通信経路制御方法とシステムおよびプログラム
JP2010200026A (ja) 論理ネットワークのトラヒック制御方法とシステムおよびプログラム
JP4437976B2 (ja) オーバーレイネットワーク通信経路計算システムと方法およびプログラム
JP2006245874A (ja) オーバーレイネットワークにおける部分測定を利用した通信経路計算システムおよび通信経路計算方法ならびにそのためのプログラム
Kannan et al. Adaptive routing mechanism in SDN to limit congestion
JP4553314B2 (ja) オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法および通信経路決定システム
JP4971292B2 (ja) オーバーレイネットワーク経路選択システムと方法およびプログラム
JP4852568B2 (ja) オーバーレイネットワーク通信経路決定方法とシステムおよびプログラム
Nguyen et al. Accumulative-load aware routing in software-defined networks
Kalpana et al. Route availability with QoE and QoS metrics for data analysis of video stream over a mobile ad hoc networks
JP2011244312A (ja) ノード装置、最適パス決定方法及びプログラム
JP4743640B2 (ja) オーバーレイネットワーク形成方法とオーバーレイノードおよびオーバーレイネットワークとプログラム
JP5506640B2 (ja) コンテンツ配信方法及びシステム
JP2006174156A (ja) ネットワーク輻輳規模判定方法及びシステム
KR20030026679A (ko) Mpls 라우터로 구성된 ip 네트워크에서 명시적 경로설정방법
Zhang et al. Multi-AS cooperative incoming traffic engineering in a transit-edge separate internet
Lara et al. Inter-domain routing with cut-through switching for the mobilityfirst future Internet architecture
JP4950961B2 (ja) 通信径路決定システムと方法およびプログラム
WO2022176028A1 (ja) ネットワークコントローラ、ネットワークコントロール方法、および、ネットワークコントロールプログラム
Kawahara et al. A method of constructing QoS overlay network and its evaluation
Nguyen et al. Multi-constrained routing algorithm: A networking evaluation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees