JP4976679B2 - 吸水性樹脂およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、吸水性樹脂およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、紙おむつ、失禁パッド、生理用ナプキン等の衛生材料に好適に使用しうる吸水性樹脂およびその製造方法に関する。
従来から、吸水性樹脂は、紙おむつ、生理用ナプキン等の衛生材料、ケーブル用止水材等の工業材料に幅広く用いられている。吸水性樹脂としては、例えば、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、澱粉−アクリル酸グラフト重合体の中和物、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体のケン化物、ポリアクリル酸部分中和物等が知られている。
近年、紙おむつ、生理用ナプキン等の衛生材料においては、使用時の快適性の観点から、吸収体を薄型化にする傾向にある。吸収体を薄型化にするには、吸収体中の吸水性樹脂の比率を増加させる方法、吸水性樹脂の保水能(吸収容量)を高める方法等が挙げられる。
前者の吸収体中の吸水性樹脂比率を増加させる方法では、体液を吸収した際に吸水性樹脂粒子がゲルブロッキングを起こしやすくなる。したがって、吸水性樹脂粒子のゲルブロッキングを抑制するために、吸水性樹脂の荷重下での吸水能が高いことが要求されている。しかしながら、荷重下での吸水能を高くするためには一般に吸水性樹脂の架橋密度を上げる必要があり、その結果、吸水性樹脂の保水能が低下するといった問題がある。
後者の吸水性樹脂の保水能を高める方法では、吸水性樹脂の架橋密度を弱めることが考えられるが、架橋密度を弱めて保水能を高めた場合、荷重下での吸水能低下につながるおそれがある。このように、吸水性樹脂の保水能と荷重下での吸水能は一般に相反する関係にある。
そこで、衛生材料に好適に用いられるために、保水能(吸収容量)を高く維持したまま、荷重下での吸水能を高める技術として、これまでにも吸水性樹脂を溶解度パラメーターの異なる二種類以上の架橋剤と混合し、特定の温度範囲で架橋する方法(特許文献1参照)、吸水性樹脂にオキセタン化合物および/またはイミダゾリジノン化合物を混合して架橋する方法(特許文献2参照)等が報告されている。
しかしながら、これらの方法で得られた吸水性樹脂は、保水能と荷重下での吸水能とが共に十分に満足できる性能を備えているとは言いがたい。このため、保水能と荷重下での吸水能が共に優れた吸水性樹脂が望まれている。
特開平6−184320号公報 特開2002−194239号公報
本発明の目的は、保水能が高く、かつ荷重下での吸水能が高い、衛生材料に好適に使用しうる吸水性樹脂を提供することにある。
すなわち本発明は、吸水性樹脂を構成する単量体成分としてケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体を含み、該単量体がヒドラジド基を複数有する化合物により架橋されていることを特徴とする吸水性樹脂に関する。
また、本発明は、ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体を含む水溶性エチレン性不飽和単量体を重合して得られる吸水性樹脂前駆体に、ヒドラジド基を複数有する化合物を添加し後架橋反応させることを特徴とする吸水性樹脂の製造方法に関する。
本発明によれば、保水能が高く、かつ荷重下での吸水能が高い吸水性樹脂およびその製造方法が提供される。
本発明の吸水性樹脂は、吸水性樹脂を構成する単量体成分としてケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体を含み、該単量体がヒドラジド基を複数有する化合物により架橋されていることを特徴とする。
本発明で用いられるケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体としては、例えば、ジアセトン(メタ)アクリルアミド〔「(メタ)アクリ」とは「アクリ」および「メタクリ」を意味する。以下同じ〕、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルブチルケトン、ジアセトン(メタ)アクリレートおよびアセトアセトキシエチル(メタ)アクリレート等のケトン基を有する単量体、アクロレイン、(メタ)アクリルオキシメチルプロペナールおよび(メタ)アクリルオキシエチルプロペナール等のアルデヒド基を有する単量体等が挙げられる。これらの中では、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニルブチルケトン、ジアセトン(メタ)アクリレートおよびアクロレインが好ましく用いられる。これらは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明で用いられるヒドラジド基を複数有する化合物としては、ケトン基またはアルデヒド基と反応してヒドラゾン架橋を形成する化合物であれば特に限定されず、例えば、マロン酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバチン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、1,6−ヘキサメチレンビスセミカルバジドおよび4,4’−(メチレン−ジ−パラ−フェニレン)ジセミカルバジド等が挙げられる。これらの中では、マロン酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジドおよびドデカン二酸ジヒドラジドが好ましく用いられる。これらは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の吸水性樹脂を製造する方法としては特に限定されず、例えば、ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体を含む水溶性エチレン性不飽和単量体を重合して得られる吸水性樹脂前駆体に、ヒドラジド基を複数有する化合物を添加し後架橋反応させる方法が挙げられる。水溶性エチレン性不飽和単量体の重合方法は特に限定されず、代表的な重合方法である水溶液重合法、逆相懸濁重合法等が挙げられる。
本明細書においては、実施形態の一例として、逆相懸濁重合法についてより詳しく説明する。前記方法においては、まず、界面活性剤および/または高分子保護コロイドを含む炭化水素系溶媒中、ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体を含有する水溶性エチレン性不飽和単量体を、必要により架橋剤を添加し、水溶性ラジカル重合開始剤を用いて、油中水系で逆相懸濁重合反応を行う。
水溶性エチレン性不飽和単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはそのアルカリ金属塩;(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等のノニオン性不飽和単量体;ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等のアミノ基含有不飽和単量体またはその四級化物等が挙げられる。これらは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。なお、アルカリ金属塩におけるアルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。
水溶性エチレン性不飽和単量体のうち好ましいものとしては、工業的に入手が容易である観点から、(メタ)アクリル酸およびそのアルカリ金属塩、(メタ)アクリルアミドおよびN,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。さらに好ましいものとしては、経済的な観点から、(メタ)アクリル酸およびそのアルカリ金属塩が挙げられる。
水溶性エチレン性不飽和単量体は、通常、水溶液で用いることができる。水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液における水溶性エチレン性不飽和単量体の濃度は、15質量%〜飽和濃度であることが好ましい。
水溶性エチレン性不飽和単量体の水溶液は、用いられる水溶性エチレン性不飽和単量体が酸基を有する場合、その酸基をアルカリ金属等によって中和させておいてもよい。アルカリ金属による中和度は、得られる吸水性樹脂の浸透圧を高くし、吸水速度を速め、余剰のアルカリ金属の存在により安全性等に問題が生じないようにする観点から、中和前の水溶性エチレン性不飽和単量体の酸基の10〜100モル%であることが好ましい。アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。これらの中では、ナトリウムおよびカリウムが好ましく、ナトリウムがより好ましい。
ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体としては、例えば、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルブチルケトン、ジアセトン(メタ)アクリレートおよびアセトアセトキシエチル(メタ)アクリレート等のケトン基を有する単量体、アクロレイン、(メタ)アクリルオキシメチルプロペナールおよび(メタ)アクリルオキシエチルプロペナール等のアルデヒド基を有する単量体等が挙げられる。これらの中では、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニルブチルケトン、ジアセトン(メタ)アクリレートおよびアクロレインが好ましく用いられる。これらは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体の量は、水溶性エチレン性不飽和単量体全質量の0.01〜10質量%、好ましくは0.1〜10質量%であることが望ましい。ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体の量が、水溶性エチレン性不飽和単量体全質量の0.01質量%よりも少ない場合、荷重下での吸水能が低くなるおそれがある。10質量%を超えて用いた場合、その量に見合うだけの効果が得られないおそれがあり、また保水能が低くなりすぎるおそれがある。
水溶性ラジカル重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩;過酸化水素;2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩等のアゾ化合物等が挙げられる。これらの中では、入手が容易で保存安定性が良好であることから、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウムおよび2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩が好ましい。なお、水溶性ラジカル重合開始剤は、亜硫酸塩等と併用してレドックス系重合開始剤として用いることができる。
水溶性ラジカル重合開始剤の量は、重合反応の時間を短縮し、急激な重合反応を防ぐ観点から、通常、水溶性エチレン性不飽和単量体100質量部あたり、0.01〜4質量部が好ましい。
炭化水素系溶媒としては、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、リグロイン等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等が挙げられる。これらの中では、工業的に入手が容易で、品質が安定し、かつ安価である観点から、n−ヘキサン、n−ヘプタンおよびシクロヘキサンが好ましい。
炭化水素系溶媒の量は、重合熱を除去し、重合温度を制御しやすくする観点から、通常、水溶性エチレン性不飽和単量体100質量部に対して、50〜600質量部が好ましく、80〜550質量部がより好ましい。
界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等のノニオン系界面活性剤;脂肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルメチルタウリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸塩等のアニオン系界面活性剤等が挙げられる。これらの中では、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびショ糖脂肪酸エステルが好ましい。
高分子保護コロイドとしては、例えば、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、無水マレイン化ポリエチレン、無水マレイン化ポリブタジエン、無水マレイン化EPDM(エチレン/プロピレン/ジエン三元共重合体)等が挙げられる。
界面活性剤および高分子保護コロイドは、それぞれ単独で用いてもよく、併用してもよい。
界面活性剤および/または高分子保護コロイドの量は、水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液100質量部に対して0.05〜5質量部が好ましく、0.2〜3質量部がより好ましい。界面活性剤および/または高分子保護コロイドの量が0.05質量部よりも少ない場合、重合時の懸濁安定性が低くなる傾向があり、5質量部よりも多い場合、その量に見合うだけの効果が得られず、かえって経済的に不利となる傾向がある。
本発明においては、重合反応を内部架橋剤の存在下に行うこともできる。内部架橋剤としては、例えば(ポリ)エチレングリコール〔「(ポリ)」とは「ポリ」の接頭語がある場合とない場合を意味する。以下同じ〕、(ポリ)プロピレングリコール、1,4ブタンジオール、トリメチロールプロパン、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、(ポリ)グリセリン等のジオール、トリオール等のポリオール類と(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸等の不飽和酸とを反応させて得られる不飽和ポリエステル類;N,N’−メチレンビスアクリルアミド等のビスアクリルアミド類;ポリエポキシドと(メタ)アクリル酸とを反応させて得られるジまたはトリ(メタ)アクリル酸エステル類;トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等のポリイソシアネートと(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルとを反応させて得られるジ(メタ)アクリル酸カルバミルエステル類;アリル化澱粉、アリル化セルロース、ジアリルフタレート、N,N’,N”−トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼン等の重合性不飽和基を2個以上有する化合物;(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエーテル、(ポリ)プロピレングリコールジグリシジルエーテル、(ポリ)グリセリンジグリシジルエーテル等のジグリシジルエーテル化合物;エピクロルヒドリン、エピブロムヒドリン、α−メチルエピクロルヒドリン等のエピハロヒドリン化合物;2,4−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等のイソシアネート化合物等の反応性官能基を2個以上有する化合物;3−メチル−3−オキセタンメタノール、3−エチル−3−オキセタンメタノール、3−ブチル−3−オキセタンメタノール、3−メチル−3−オキセタンエタノール、3−エチル−3−オキセタンエタノール、3−ブチル−3−オキセタンエタノール等のオキセタン化合物等が挙げられる。これらは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
内部架橋剤の量は、得られる重合体が適度に架橋されていることにより、重合体の水溶性が抑制され、十分な吸水性を示すようにする観点から、水溶性エチレン性不飽和単量体100質量部に対して、3質量部以下が好ましく、1質量部以下がより好ましい。
重合反応の際の反応温度は、使用するラジカル重合開始剤によって異なるが、重合を迅速に進行させ、重合時間を短くすることにより、生産性を高めるとともに、容易に重合熱を除去して円滑に反応を行う観点から、20〜110℃が好ましく、40〜90℃がより好ましい。反応時間は、通常、0.1〜4時間である。
かくして、逆相懸濁重合が行われ、吸水性樹脂前駆体が得られる。
また、前記逆相懸濁重合によって得られた吸水性樹脂前駆体に、前記水溶性エチレン性不飽和単量体をさらに添加し、2段以上の多段で重合を行うことで、吸水性樹脂前駆体を得ることもできる。
本発明においては、前記吸水性樹脂前駆体に、後架橋剤としてヒドラジド基を複数有する化合物を添加し、後架橋反応することを特徴とする。
ヒドラジド基を複数有する化合物としては、例えば、マロン酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバチン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、1,6−ヘキサメチレンビスセミカルバジドおよび4,4’−(メチレン−ジ−パラ−フェニレン)ジセミカルバジド等が挙げられる。これらの中では、マロン酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジドおよびドデカン二酸ジヒドラジドが好ましく用いられる。これらは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
ヒドラジド基を複数有する化合物の量は、使用する化合物の種類により異なるので一概には決定することができないが、通常、吸水性樹脂前駆体を得るために使用したケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体1モルに対して、0.0001〜2モル、好ましくは0.001〜1モルであることが望ましい。ヒドラジド基を複数有する化合物の量が0.0001モル未満の場合、後架橋反応が進行しにくく、荷重下での吸水能が低くなるおそれがある。ヒドラジド基を複数有する化合物の量が2モルを超える場合、その量に見合うだけの効果が得られず、かえって経済的に不利となる傾向がある。
本発明においては、前記ヒドラジド基を複数有する化合物の他に、従来知られている架橋剤を配合することも可能である。
後架橋反応の架橋剤は、水や有機溶媒等に溶解して使用しても良い。
後架橋反応の架橋剤の添加時期は、特に限定されず、ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体を含有する水溶性エチレン性不飽和単量体を重合して吸水性樹脂前駆体を得た後であればよい。
後架橋反応の架橋剤を添加した後、例えば、加熱により水および炭化水素系溶媒を留去しながら後架橋反応を行うことにより、本発明の吸水性樹脂が得られる。
本発明において、保水能を高く維持したまま、荷重下の吸水能が高くできる理由は明確ではないが、吸水性樹脂前駆体に均一に含まれるケトン基および/またはアルデヒド基に対し、架橋剤のヒドラジド基が適度に反応してヒドラゾン架橋が形成され、吸水性樹脂の表面近傍等の要部を均一に架橋できるためと考えられる。
なお、本発明の吸水性樹脂には、さらに目的に応じて、滑剤、消臭剤、抗菌剤等の添加剤を添加してもよい。
次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
攪拌機、2段パドル翼、蒸留装置付還流冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス導入管を備えた2L容の5つ口円筒型丸底フラスコに、n−ヘプタン321gを加え、ショ糖脂肪酸エステル(三菱化学フーズ株式会社製、商品名:S−370)0.92gを加えて、分散させながら80℃まで昇温して溶解させた後、55℃まで冷却した。
これとは別に、500mL容の三角フラスコに80.5質量%アクリル酸水溶液92gを入れ、外部から冷却しつつ30質量%水酸化ナトリウム水溶液102.8gを滴下して、アクリル酸の75モル%を中和した。さらに、ジアセトンアクリルアミド92mg(0.54mmol)、過硫酸カリウム0.11g、水44.6gを添加して、重合用単量体水溶液を調製した。この重合用の単量体水溶液の全量を、前記5つ口円筒型丸底フラスコに、攪拌下で加えて分散させ、系内を窒素ガスで十分に置換し、浴温を70℃に保持し、重合反応を1時間行った。
重合終了後、120℃の油浴で加熱し、共沸蒸留により水114gのみを系外に除去し、吸水性樹脂前駆体を得た。得られた吸水性樹脂前駆体に、後架橋剤として2%アジピン酸ジヒドラジド水溶液3.7g(0.42mmol)を添加して混合した。この混合物を120℃の油浴で加熱し、得られた混合物の水分およびn−ヘプタンを蒸留により除去、乾燥しながら後架橋反応を行い、吸水性樹脂98.2gを得た。
実施例2
実施例1において、ジアセトンアクリルアミドの量を0.92g(5.4mmol)に変更し、2%アジピン酸ジヒドラジド水溶液の量を1.8g(0.21mmol)に変更した以外は、実施例1と同様にして、吸水性樹脂98.6gを得た。
実施例3
攪拌機、2段パドル翼、蒸留装置付還流冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス導入管を備えた2L容の5つ口円筒型丸底フラスコに、n−ヘプタン321gを加え、ショ糖脂肪酸エステル(三菱化学フーズ株式会社製、商品名:S−370)0.92gを加えて、分散させながら80℃まで昇温して溶解させた後、55℃まで冷却した。
これとは別に、500mL容の三角フラスコに80.5質量%アクリル酸水溶液92gを入れ、外部から冷却しつつ30質量%水酸化ナトリウム水溶液102.8gを滴下して、アクリル酸の75モル%を中和した。さらに、ジアセトンアクリルアミド0.92g(5.4mmol)、過硫酸カリウム0.11g、N,N’−メチレンビスアクリルアミド8.3mg、水44.6gを添加して、1段目重合用単量体水溶液を調製した。この1段目重合用の単量体水溶液の全量を、前記5つ口円筒型丸底フラスコに、攪拌下で加えて分散させ、系内を窒素ガスで十分に置換し、浴温を70℃に保持し、重合反応を1時間行った。その後、得られたスラリー状の反応混合物を室温まで冷却した。
これとは別に、500mL容の三角フラスコに80.5質量%アクリル酸水溶液128gを入れ、外部から冷却しつつ30質量%水酸化ナトリウム水溶液143.0gを滴下して、アクリル酸の75モル%を中和した。さらに、ジアセトンアクリルアミド1.28g(7.6mmol)、過硫酸カリウム0.15g、N,N’−メチレンビスアクリルアミド11.5mg、水16.6gを添加して、2段目重合用単量体水溶液を調製した。この2段目重合用の単量体水溶液の全量を、前記で得られた反応混合物に添加した後、再び系内を窒素ガスで十分に置換し、浴温を70℃に保持し、2段目の重合反応を1時間行った。
重合終了後、120℃の油浴で加熱し、共沸蒸留により水250gのみを系外に除去し、吸水性樹脂前駆体を得た。得られた吸水性樹脂前駆体に、後架橋剤として2%アジピン酸ジヒドラジド水溶液8.8g(1.0mmol)を添加して混合した。この混合物を120℃の油浴で加熱し、得られた混合物の水分およびn−ヘプタンを蒸留により除去、乾燥しながら後架橋反応を行い、吸水性樹脂237.8gを得た。
実施例4
攪拌機、2段パドル翼、蒸留装置付還流冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス導入管を備えた2L容の5つ口円筒型丸底フラスコに、80.5質量%アクリル酸水溶液92gを入れ、これを外部から冷却しつつ、30質量%水酸化ナトリウム水溶液102.8gを滴下して、アクリル酸の75モル%を中和した。さらに、ジアセトンアクリルアミド0.92g(5.4mmol)、過硫酸カリウム、0.11g、N,N’−メチレンビスアクリルアミド27.6mg、水65.1gを添加して溶解させ、系内を窒素ガスで十分に置換し、浴温を65℃に保持し、重合反応を1時間行った。重合終了後、120℃の油浴で加熱し、水分を蒸留により除去し、塊状の吸水性樹脂前駆体を得た。これを卓上ミキサーで粉砕して、粒状の吸水性樹脂前駆体を得た。
次に、碇翼および蒸留装置を備えた2L容の5つ口円筒型丸底フラスコに、得られた吸水性樹脂前駆体を全量仕込み、後架橋剤として2%アジピン酸ジヒドラジド水溶液3.7g(0.42mmol)を噴霧添加して混合し、この混合物を120℃の油浴で加熱し、得られた混合物の水分を蒸留により除去、乾燥しながら後架橋反応を行い、吸水性樹脂98.2gを得た。
比較例1
実施例1において、ジアセトンアクリルアミドを使用せず、2%アジピン酸ジヒドラジド水溶液3.7g(0.42mmol)を2%エチレングリコールジグリシジルエーテル3.7gに変更した以外は、実施例1と同様にして、吸水性樹脂98.0gを得た。
比較例2
実施例3において、ジアセトンアクリルアミドを使用せず、2%アジピン酸ジヒドラジド水溶液8.8g(1.0mmol)を2%エチレングリコールジグリシジルエーテル8.8gに変更した以外は、実施例3と同様にして、吸水性樹脂237.2gを得た。
実施例1〜4および比較例1〜2の吸水性樹脂について、(1)生理食塩水保水能、(2)荷重下での生理食塩水吸水能を以下の手順により測定した。それらの結果を表1に示す。
(1)生理食塩水保水能
吸水性樹脂2.0gを、綿袋(メンブロード60番、横100mm×縦200mm)中に量り取り、500mL容のビーカー中に入れた。綿袋に生理食塩水(0.9%塩化ナトリウム水溶液、以下同様)500gを一度に注ぎ込み、吸水性樹脂のママコが発生しないように生理食塩水を分散させた。綿袋の上部を輪ゴムで縛り、1時間放置して、吸水性樹脂を十分に膨潤させた。遠心力が167Gになるよう設定した脱水機〔国産遠心機株式会社、品番:H−122〕を用いて綿袋を1分間脱水して、輪ゴムをはずし、脱水後の膨潤ゲルを含んだ綿袋の質量Wa(g)を測定した。吸水性樹脂を添加せずに同様の操作を行い、綿袋の湿潤時空質量Wb(g)を測定し、以下の式から保水能を算出した。
Figure 0004976679
(2)荷重下での生理食塩水吸水能
吸水性樹脂の4.14kPaおよび6.21kPaの荷重下における吸水開始から60分後の生理食塩水吸水能は、図1に概略構成を示した測定装置Xを用いて測定した。
図1に示した測定装置Xは、ビュレット部1、導管2、測定台3および測定部4からなっている。ビュレット部1において、ビュレット10の下部にコック12が設けられ、さらに、コック12の上方には吸気導入管11が連結されている。吸気導入管11の上部はコック13が連結されている。また、ビュレット10の上部にはゴム栓14が取り付けられている。ビュレット部1の下部先端には、直径6ミリの導管2が取り付けられ、測定台3の中央部にあけられた直径2ミリの穴に連結されている。測定部4は、測定台3上に載置され、円筒40、この円筒40の底部に貼着されたナイロンメッシュ41およびウェイト42を有している。円筒40の内径は、2.0cmである。ナイロンメッシュ41は、200メッシュ(目開き75μm)に形成されている。そして、ナイロンメッシュ41上に所定量の吸水性樹脂5を均一に撒布するようになっている。ウェイト42の質量は119.6gであり、その底部の直径は1.9cmである。このウェイト42の底部は吸水性樹脂5上に接しつつ、上下に可動するように円筒40にはめ込まれている。このウェイト42によって、吸水性樹脂5に対して4.14kPaの荷重を加える。また、ウェイト42を179.3gの質量に変更すれば、吸水性樹脂5に対して6.21kPaの荷重を加える事ができる。
測定装置Xを用いて、荷重下で吸水性樹脂の生理食塩水吸水能を測定する方法を以下に説明する。まず、コック12およびコック13を閉め、上部から25℃に調節された0.9質量%生理食塩水をビュレット10に入れ、ゴム栓14でビュレット上部に栓をした後、コック12およびコック13を開ける。次に、測定台3の上面と、測定台3中心部の導管口から噴出する0.9質量%生理食塩水の頂部とが同じ高さになるように測定台3の高さの調整を行う。
一方、円筒40のナイロンメッシュ41上に0.1gの吸水性樹脂5を均一に撒布し、ウェイト42を円筒40にはめ込み、その底部がこの吸水性樹脂上に均一に接するようにする。その後、中心部が測定台3中心部の導管口に一致するように測定部4を測定台3上に載置する。測定台3上に測定部4を載置すると、ナイロンメッシュ41を通して吸水性樹脂5が、導管口から出てくる生理食塩水を吸収し始める。
吸水性樹脂5が吸水し始めた時点から60分間経過後までのビュレット10内の生理食塩水の減少量(吸水性樹脂5が吸水した生理食塩水量)Wc(ml)を読み取り、以下の式から荷重下での吸水性樹脂の生理食塩水吸水能を算出した。
Figure 0004976679
Figure 0004976679
表1に示された結果から、各実施例で得られた吸水性樹脂は、生理食塩水の保水能が十分高く、かつ荷重下での生理食塩水の吸水能が高いことが分かる。
本発明の吸水性樹脂の製造方法によって得られた吸水性樹脂は、例えば、紙おむつ、失禁パッド、生理用ナプキン等の衛生材料、特に紙おむつに好適に使用することができる。
荷重下での生理食塩水吸水能を測定するための装置の概略構成を示す模式図である。
符号の説明
X 測定装置
1 ビュレット部
10 ビュレット
11 吸気導入管
12 コック
13 コック
14 ゴム栓
2 導管
3 測定台
4 測定部
40 円筒
41 ナイロンメッシュ
42 ウェイト
5 吸水性樹脂

Claims (10)

  1. 吸水性樹脂を構成する単量体成分としてケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体を含み、該単量体がヒドラジド基を複数有する化合物により架橋されていることを特徴とする吸水性樹脂であって、41g/g以上の生理食塩水保水能を有する吸水性樹脂
  2. ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体がジアセトン(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニルブチルケトン、ジアセトン(メタ)アクリレートおよびアクロレインからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の吸水性樹脂。
  3. ヒドラジド基を複数有する化合物がマロン酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジドおよびドデカン二酸ジヒドラジドからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1または2に記載の吸水性樹脂。
  4. ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体を含む水溶性エチレン性不飽和単量体を重合して得られる吸水性樹脂前駆体に、ヒドラジド基を複数有する化合物を添加し後架橋反応させることを特徴とする吸水性樹脂であって、41g/g以上の生理食塩水保水能を有する吸水性樹脂の製造方法。
  5. ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体がジアセトン(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニルブチルケトン、ジアセトン(メタ)アクリレートおよびアクロレインからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項4に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  6. ケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体の量が、水溶性エチレン性不飽和単量体全質量の0.01〜10質量%である請求項4または5に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  7. ヒドラジド基を複数有する化合物がマロン酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジドおよびドデカン二酸ジヒドラジドからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項4〜6のいずれか1項に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  8. ヒドラジド基を複数有する化合物の量が、吸水性樹脂前駆体を得るために使用したケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体1モルに対して、0.0001〜2モルである請求項4〜7のいずれか1項に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  9. 重合反応が逆相懸濁重合反応であって、逆相懸濁重合反応によって得られた吸水性樹脂前駆体に水溶性エチレン性不飽和単量体をさらに添加し、2段以上の多段で重合を行う、請求項4〜8のいずれか1項に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  10. 請求項4〜9のいずれか1項に記載の吸水性樹脂の製造方法によって製造される、吸水性樹脂を構成する単量体成分としてケトン基を有する単量体および/またはアルデヒド基を有する単量体を含み、該単量体がヒドラジド基を複数有する化合物により架橋されていることを特徴とする吸水性樹脂であって、41g/g以上の生理食塩水保水能を有する吸水性樹脂。
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