JP4973530B2 - 無線通信システム、車載装置、携帯端末、及び、サーバ - Google Patents

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本発明は、無線を介して料金等の収受を行う無線通信システム等に関する。
近年、ETCシステムが広く普及している。しかし、現在のETCシステムは、接触型のICカードを車載装置に挿入して用いる形式であるため、ICカードと車載装置との間の接点不良の発生や、運転者がICカードを挿入し忘れることにより、車両がETCシステムの入口ゲートや出口ゲートを正常に通過できない事象が発生している。
そこで、このような問題を解決するために本願の出願人は、先行出願1に記された発明を出願した。具体的には、有料道路の使用に先立ち予めICカードのカード情報と同等のカード情報を車載装置に登録しておき、その登録しておいたカード情報をゲート通過時に利用することによってICカードがなくてもゲートを通過できるようにした発明を出願した。この発明では、車載装置にカード情報が登録される際、携帯端末を介してカードセンターサーバと車載装置との間で相互認証が行われ、その後、車載装置用のカード情報がカードセンターサーバから車載装置に暗号化されて送信され、車載装置に登録(記憶)されるようになっている(先行出願1の段落「0141」〜「0145」参照)。これにより、車載装置用のカード情報が、目的とする車載装置以外の他の装置に不正に登録されたり、通信途中で不正に取得されたりしてしまうことを防止している。
[先行出願1]特願2006−313377号
ところが上述した先行出願1における発明では、車載装置とカードセンターサーバとの間で相互認証が行われた後、車載装置用のカード情報が車載装置に登録(記憶)されるまでの間、カードセンターサーバと携帯端末間の通信、及び、携帯端末と車載装置間の通信の両方が維持されている必要があると考えられる。このため、携帯端末がカードセンターサーバと通信可能な範囲を逸脱したり、携帯端末が車載装置と通信可能な範囲を逸脱したりしたことによって上記通信のいずれかが途切れると、通信を再確立させるための処理が必要になったり、一連の処理を最初からやり直さなければならなくなったりするといった問題が考えられる。特に、携帯端末と車載装置の間の通信にTypeAやTypeCなどと呼ばれる非接触の近距離無線通信を用いた場合には、携帯端末と車載装置の間の通信が容易に途切れるおそれがあり、スムーズにカード情報の登録が行えないといった問題が考えられる。
このためユーザは、スムーズに車載装置用のカード情報を車載装置に登録させるために、車載装置とカードセンターサーバとの間で相互認証が行われた後、車載装置用のカード情報が車載装置に記憶されるまでの間、継続的に車載装置と携帯端末の間の通信を維持させるための考慮や操作等を行わなければならなかった。すなわち、車載装置用のカード情報を車載装置に登録させる際の使い勝手悪かった。
本発明はこのような問題にかんがみなされたものであり、車載装置用のカード情報を車載装置に登録させる際のユーザ操作等を簡易にすることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の無線通信システムは、車載装置と携帯端末とサーバとを有し、これらは各々、請求項1に記載した手段を備える。そして、各手段は以下のように動作する。(1)携帯端末側制御手段は、クレジット契約者を特定可能な識別情報を、携帯端末側第一通信手段を介してサーバへ送信する。(2)サーバ側制御手段は、サーバ側通信手段を介して受信した識別情報に対応した車載装置用クレジットIDを生成し、生成した車載装置用クレジットIDを、サーバ側通信手段を介して携帯端末へ送信する。(3)携帯端末側制御手段は、携帯端末側第一通信手段を介してサーバより受信した車載装置用クレジットIDを、携帯端末側記憶手段に記憶させ、その後、車載装置と通信可能なことを条件に、携帯端末側記憶手段に記憶されている車載装置用クレジットIDを、携帯端末側第二通信手段を介して車載装置へ送信する。(4)車載装置側制御手段は、車載装置側第二通信手段を介して携帯端末から車載装置用クレジットIDを受信すると、受信した車載装置用クレジットIDを車載装置側記憶手段に記憶させ、以降、路側装置から車載装置用クレジットIDを要求されると、車載装置側記憶手段に記憶された車載装置用クレジットIDを、車載装置側第一通信手段を介して路側装置へ送信する。
このように、携帯端末と車載装置の間の通信が途切れることが考慮されていれば(サーバより受信した車載装置用クレジットIDを携帯端末が一旦記憶し、車載装置と通信可能なことを条件に、その記憶した車載装置用カードIDを車載装置へ送信するようになっていれば)、ユーザは、一連の処理が開始されてから終了されるまで継続的に車載装置と携帯端末の間の通信を維持させるための考慮や操作等を行わなくてもよい。すなわち、ユーザは、任意のタイミングで携帯端末を車載装置に近づけるなどして、携帯端末が車載装置と通信可能にさせれば、車載装置用クレジットIDを車載装置に登録させることが可能な状態にすることができる。したがって、車載装置用のカード情報を車載装置に登録させる際のユーザの使い勝手が従来と比較して良い。
なお、携帯端末に記憶された車載装置用クレジットIDの送信を開始するタイミングとしては、例えば、携帯端末側制御手段は、車載装置と通信可能になった際が考えられる(請求項2)。
このように、携帯端末が車載装置と通信可能になった際に車載装置用クレジットIDが携帯端末から車載装置への送信が開始されるようになっていれば、ユーザは車載装置へ車載装置用クレジットIDを記憶させようと考えた際に、携帯端末を車載装置へ近づける等して携帯端末が車載装置と通信可能状態にするだけで車載装置へ車載装置用クレジットIDを記憶させることができる。すなわち、車載装置用のカード情報を車載装置に登録させる際のユーザの使い勝手が高まる。なお、別の例としては、ユーザが明示的に操作部等を介して送信開始指示を入力した場合に、車載装置用クレジットIDが携帯端末から車載装置への送信が開始されるようになっていてもよい。
ところで、サーバ側(クレジット会社)が意図しない車載装置に車載装置用クレジットIDが記憶される可能性がある。そこで、そのようなことを防止するためには、次のようにするとよい。すなわち、(1)車載装置側記憶手段を、当該車載装置に固有の情報である固有情報を記憶するように構成し、(2)車載装置側制御手段は、車載装置側記憶手段が記憶する固有情報を、車載装置側第二通信手段を介して携帯端末へ送信し、(3)携帯端末側制御手段は、携帯端末側第二通信手段を介して車載装置より受信した固有情報を、携帯端末側第一通信手段を介してサーバへ識別情報と対応付けて送信し、(4)サーバ側制御手段は、サーバ側通信手段を介して携帯端末から受信した固有情報を、車載装置用クレジットIDと対応付けてサーバ側通信手段を介して携帯端末へ送信し、(5)携帯端末側制御手段は、携帯端末側第一通信手段を介してサーバより受信した固有情報を、携帯端末側記憶手段に記憶させ、その後、車載装置と通信可能なことを条件に、携帯端末側記憶手段に記憶されている固有情報を、車載装置用クレジットIDと対応付けて携帯端末側第二通信手段を介して車載装置へ送信し、(6)車載装置側制御手段は、車載装置側第二通信手段を介して携帯端末から受信した固有情報と、車載装置側記憶手段に記憶されている固有情報とが同一であることを条件に車載装置用クレジットIDを車載装置側記憶手段に記憶させるようになっているとよい(請求項3)。ここでいう「固有情報」というのは、例えば、車載装置の管理番号や、車載装置の製造番号や、車載装置が搭載された車両の車検証情報等が考えられる。
このようになっていれば、サーバ側(クレジット会社)が把握した固有情報を有する車載装置にのみ車載装置用クレジットIDが記憶されるため、サーバ側の意図しない車載装置に車載装置用クレジットIDが記憶されることを防止できる。
また、サーバ側(クレジット会社)が意図しない車載装置に車載装置用クレジットIDが記憶されることを防止するためには、次のようにしてもよい。すなわち、(1)車載装置側記憶手段を、当該車載装置に固有の情報である固有情報を記憶するように構成し、(2)車載装置側制御手段は、固有情報を、車載装置側第二通信手段を介して携帯端末へ送信し、(3)携帯端末側制御手段は、携帯端末側第二通信手段を介して車載装置より受信した固有情報を、携帯端末側第一通信手段を介してサーバへ識別情報と対応付けて送信し、(4)サーバ側制御手段は、サーバ側通信手段を介して携帯端末から受信した固有情報に基づいて二次固有情報を生成し、その生成した二次固有情報を、車載装置用クレジットIDと対応付けてサーバ側通信手段を介して携帯端末へ送信し、(5)携帯端末側制御手段は、携帯端末側第一通信手段を介してサーバより受信した二次固有情報を、携帯端末側記憶手段に記憶させ、その後、車載装置と通信可能なことを条件に、携帯端末側記憶手段に記憶されている二次固有情報を、車載装置用クレジットIDと対応付けて携帯端末側第二通信手段を介して車載装置へ送信し、(6)車載装置側制御手段は、車載装置側第二通信手段を介して携帯端末から受信した二次固有情報の正当性を、車載装置側記憶手段に記憶されている固有情報に基づいて判定し、正当であることを条件に車載装置用クレジットIDを車載装置側記憶手段に記憶させるようになっているとよい(請求項4)。ここでいう「固有情報」というのは、例えば、車載装置の管理番号や、車載装置の製造番号や、車載装置が搭載された車両の車検証情報等が考えられる。また、「二次固有情報」というのは、例えば、固有情報を所定のハッシュ関数に代入した結果得られるハッシュ値などが考えられる。
このようになっていれば、サーバ側(クレジット会社)が把握した固有情報を有する車載装置にのみ車載装置用クレジットIDが記憶されるため、サーバ側の意図しない車載装置に車載装置用クレジットIDが記憶されることを防止できる。
また、車載装置側制御手段は、車載装置用クレジットIDを車載装置側記憶手段に記憶させると、その旨の通知を、車載装置側第二通信手段を介して携帯端末へ送信し、携帯端末側制御手段は、携帯端末側第二通信手段を介して車載装置より受信した通知を、携帯端末側第一通信手段を介してサーバへ送信するようになっているとよい(請求項5)。
このようになっていれば、サーバは車載装置用クレジットIDが車載装置に記憶されたことを認識でき、例えば、サーバは車載装置用クレジットIDが車載装置に記憶されたことをもって、その車載装置用クレジットIDによる決済処理を可能にすることができる。
ところで、携帯端末側制御手段は、携帯端末側第二通信手段を介して車載装置より通知を受信すると、携帯端末側記憶手段から車載装置用クレジットIDを削除するようになっているとよい(請求項6)。
このようになっていれば、携帯端末側記憶手段に記憶されている車載装置用クレジットIDが他の車載装置等に送信されて不正に使用されることを防止することができる。
また、不正な使用をさらに防止するためには、請求項7に記載されているように、携帯端末側制御手段は、車載装置用クレジットIDをサーバから受信した後、所定時間を経過すると、携帯端末側記憶手段から車載装置用クレジットIDを削除するようになっているとよい。
このように、時間が経過することを条件に、携帯端末側記憶手段から車載装置用クレジットIDを削除するようになっていれば、携帯端末側記憶手段に記憶されている車載装置用クレジットIDが他の車載装置等に送信されて不正に使用される可能性を低減させることができる。
なお、携帯端末側制御手段が行う所定時間を経過したか否かの判定は次のようにして行われるようになっているとよい。すなわち、サーバ側制御手段が、車載装置用クレジットIDの生成日時を、車載装置用クレジットIDと対応付けてサーバ側通信手段を介して携帯端末へ送信し、携帯端末側制御手段は、生成日時に基づいて、所定時間を経過したか否かの判定を行うようになっているとよい(請求項8)。
このようになっていれば、車載装置用クレジットIDが生成された日時を基準にして、携帯端末から、車載装置へ未送信の車載装置用クレジットIDが削除されることが保証される。
ところで、上述したように、車載装置用クレジットIDが車載装置に送信されることなく、携帯端末側記憶手段から消去された場合には、携帯端末側制御手段が、その旨の通知を、携帯端末側第一通信手段を介してサーバへ送信するようになっているとよい(請求項9)。
このようになっていれば、サーバは車載装置用クレジットIDが車載装置に記憶されることなく携帯端末より削除されたことを認識でき、例えば、その車載装置用クレジットIDによる決済処理を不可能にすることができる。すなわち、車載装置用クレジットIDの不正使用をより確実に防止することができる。
なお、サーバが、車載装置用クレジットIDの発行状況をデータベースにより管理している場合には、サーバ側制御手段は、通知を受け取ると、その通知の内容にしたがって、データベースを更新するようになっているとよい(請求項10)。
このように、車載装置用クレジットIDの発行状況をデータベースにより管理し、発行後の状況も反映するようになっていれば、より車載装置用クレジットIDを統括的に管理することができる。
ところで、請求項1〜10のいずれかに記載の無線通信システムにおける車載装置の各手段を備える装置を、単体の車載装置として構成して市場に流通させてもよい(請求項11)。このような車載装置を単体で構成しても、対応した携帯端末等と組み合わせることによって上述した効果を奏する。
また、請求項1〜10のいずれかに記載の無線通信システムにおける携帯端末の各手段を備える装置を、単体の携帯端末として構成して市場に流通させてもよい(請求項12)。このような携帯端末を単体で構成しても、対応した車載装置等と組み合わせることによって上述した効果を奏する。
また、請求項1〜10のいずれかに記載の無線通信システムにおけるサーバの各手段を備える装置を、単体のサーバとして構成して市場に流通させてもよい(請求項13)。このようなサーバを単体で構成しても、対応した携帯端末等と組み合わせることによって上述した効果を奏する。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
図1は、実施形態の無線通信システム5の構成を示すブロック図である。無線通信システム5は、車両に搭載された車載装置10と、ユーザが持ち運び可能な携帯端末20と、クレジットカード会社に設置されたカードセンターサーバ30とを備えたシステムであり、車載装置10と携帯端末20とは近距離無線通信によって通信可能であり、携帯端末20とカードセンターサーバ30とは携帯電話会社等によって提供される無線公衆回線網40を介して通信可能になっている。なお、携帯端末20と無線公衆回線網40とは無線によって接続されるが、カードセンターサーバ30と無線公衆回線網40とは有線によって接続されている。
(1)車載装置10について
車載装置10の詳細について図2(a)のブロック図を用いて説明する。車載装置10は、無線アンテナ11と、DSRC部12と、HMI13と、SAM14と、非接触通信インターフェース15と、記憶部16と、制御部19とを備える。
無線アンテナ11は、DSRC(Dedicated Short Range Communication)用のアンテナである。
DSRC部12は、無線アンテナ11を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
HMI13は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、操作ボタンやLEDやスピーカ等から構成される。
SAM14は、図示しない路側装置との通信情報の暗号化・復号化、車載装置情報(管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等)の暗号化・復号化、後述する車載装置用クレジットID等の暗号化・復号化を行う。
非接触通信インターフェース15は、携帯端末20と非接触の近距離無線通信を行うためのインターフェースである。近距離無線通信の方式としては、例えば、TypeAやTypeBと呼ばれる方式、Felica(登録商標)方式、Bluetooth(登録商標)方式などが考えられる。また、通信相手としては、携帯端末20に限らず非接触タイプのICカードとも通信できる。なお、接触型の通信インターフェースであってもよい。
記憶部16は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、フラッシュメモリ)から構成され、各種の情報を記憶することができる。なお、記憶部16は、車載装置10の管理番号、車載装置10の製造番号、車載装置10が搭載された車両の車検証情報のいずれかを車載装置固有情報として記憶する。
制御部19は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部12、HMI13、SAM14、非接触通信インターフェース15及び記憶部16を統括的に制御する部位である。
(2)携帯端末20について
次に、携帯端末20の詳細について図2(b)のブロック図を用いて説明する。携帯端末20は、無線アンテナ21と、公衆通信部22と、HMI23と、非接触通信インターフェース25と、記憶部26と、制御部29とを備える。
無線アンテナ21は、無線公衆回線網40に無線接続するためのアンテナである。
公衆通信部22は、無線アンテナ21を介して無線通信(例えば、CDMAやTDMA等の通信)によって情報の送受信を行う部位である。
HMI23は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、操作ボタンや液晶ディスプレイやスピーカやマイク等から構成される。
非接触通信インターフェース25は、車載装置10と通信を行うためのインターフェースである。近距離無線通信の方式としては、例えば、TypeAやTypeBと呼ばれる方式、Felica(登録商標)方式、Bluetooth(登録商標)方式などが考えられる。また、通信相手としては、車載装置10に限らず、非接触の近距離無線通信を行うことができる他の装置とも通信できる。なお、接触型の通信インターフェースであってもよい。
記憶部26は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、フラッシュメモリ)から構成され、各種の情報を記憶することができる。なお、記憶部26には、携帯端末用クレジットID(クレジット会社から発行された携帯端末20用のクレジットIDであって、主契約のカードを用いなくても当該クレジットIDよって決済が可能なクレジットID)が記憶されている。
制御部29は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、公衆通信部22、HMI23、非接触通信インターフェース25及び記憶部26を統括的に制御する部位である。
(3)カードセンターサーバ30について
次に、カードセンターサーバ30の詳細について図3のブロック図を用いて説明する。カードセンターサーバ30は、公衆通信部32と、HMI33と、SAM34と、車載装置用クレジットID生成部35と、記憶部36と、制御部39とを備える。
公衆通信部32は、無線公衆回線網40を介して携帯端末20との通信機能を担う部位である。
HMI33は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、キーボードやマウスやディスプレイ等から構成される。
SAM34は、車載装置10のSAM14と同様の機能を備えた部位であり、無線公衆回線網40及び携帯端末20を介して車載装置10と通信を行う際の通信情報の暗号化・復号化を行う部位である。なお、本実施形態では、カードセンターサーバ30がSAM34を備えているが、カードセンターサーバ30とは異なる別のサーバがSAM34と同様の機能を備えており、その機能を利用するようになっていてもよい。
車載装置用クレジットID生成部35は、車載装置用クレジットIDを生成する部位である。なお、車載装置用クレジットIDというのは、携帯端末用クレジットIDと同種のものであり、車載装置に記憶されることが予定された情報であって、主契約のカードを用いなくても当該クレジットIDよって決済が可能なクレジットIDである。
記憶部36は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、ハードディスク)から構成され、各種の情報を記憶することができる。なお、記憶部36には、クレジットカードの契約者に関するデータベースが記憶されており、契約者名、有効期限、決済限度額、主契約クレジットID、携帯端末用クレジットID、車載装置用クレジットID、車載装置用クレジットIDの生成有無、車載装置用クレジットIDが車載装置10に記憶されたか否かの情報、車載装置用クレジットIDが現在有効か否かの情報等が、契約者毎に管理されている。
制御部39は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、公衆通信部32、HMI33、SAM34、車載装置用クレジットID生成部35、及び、記憶部36を統括的に制御する部位である。
[動作の説明]
次に、無線通信システム5の動作について、図4及び図5のラダーチャートを用いて説明する。なお、車載装置10が路側装置と通信することによって行う通行料金等の決済処理に伴うデータ処理や、携帯端末20が有する携帯電話機能が実現される際の処理等については周知の技術であるため説明を省略する。
車載装置10の制御部19は、携帯端末20に対して要求があるか否かの問合わせ(要求問合せ)を、非接触通信インターフェース15を介して一定間隔で行う(S105,S110,S120)。
一方、携帯端末20の制御部29は、ユーザよりHMI13を介して車載装置用クレジットIDの車載装置10への登録要求の指示がなされるとその指示を受け付ける(S115)。この指示を受け付けると、携帯端末20の制御部29は、車載装置10からの要求問合わせに応答する形で、車載装置10に対して車載装置固有情報の送信要求を、非接触通信インターフェース25を介して行う(S125)。
車載装置固有情報の送信要求を受けた車載装置10の制御部19は、記憶部16より車載装置固有情報を読み出し、携帯端末20へ非接触通信インターフェース15を介して送信する(S130)。
車載装置固有情報を受信した携帯端末20の制御部29は、受信した車載装置固有情報を記憶部26に記憶させる(S135)。そして、車載装置固有情報を受信して記憶した旨をユーザにHMI23を介して報知する(S140)。具体的には、例えば、「車載装置固有情報を車載装置から受信して記憶しました」というメッセージを、ディスプレイに表示させるとともにスピーカに音声出力させる。
続いて、携帯端末20の制御部29は、無線アンテナ21及び公衆通信部22を介してカードセンターサーバ30と通信可能であるか否かを判定する(S145)。カードセンターサーバ30と通信可能でないと判定した場合は(S145:No)、カードセンターサーバ30と通信可能になるまで本ステップ(S145)にとどまる。
一方、カードセンターサーバ30と通信可能であると判定した場合は(S145:Yes)、携帯端末20の制御部29は、無線アンテナ21及び公衆通信部22を介して、車載装置用クレジットID、携帯端末用クレジットID、及び、車載装置固有情報を、カードセンターサーバ30へ送信する(S150)。
これらの情報を、公衆通信部32を介して受信したカードセンターサーバ30の制御部39は、携帯端末用クレジットIDの正当性を検証する(S155)。具体的な検証方法としては、記憶部36に記憶されているデータベースを参照し、受信された携帯端末用クレジットIDが存在するか否かを判定することによって行う方法が考えられる。
続いて、カードセンターサーバ30の制御部39は、受信した携帯端末用クレジットIDに基づいて車載装置用クレジットIDを車載装置用クレジットID生成部35に生成させる(S160)。なお、受信した携帯端末用クレジットIDの替わりに、受信した携帯端末用クレジットIDに基づいて特定される主契約クレジットIDや契約者独自の他の情報に基づいて車載装置用クレジットIDを生成させてもよい。また、車載装置用クレジットID生成部35によって車載装置用クレジットIDが生成されるとその事実及びクレジットIDが、記憶部36に記憶されているデータベースに反映される。
続いて、カードセンターサーバ30の制御部39は、車載装置固有情報に基づく認証子を生成する(S165)。これは、例えば、ハッシュ関数に車載装置固有情報を代入することによって得られるハッシュ値を認証子として生成することが考えられる。
続いて、カードセンターサーバ30の制御部39は、S160で生成した車載装置用クレジットIDと、S165で生成した認証子とを、公衆通信部32を介して携帯端末20へ送信する(S170)。
説明を図5に移し、無線アンテナ21及び公衆通信部22を介してカードセンターサーバ30から車載装置用クレジットIDと認証子とを受信した携帯端末20の制御部29は、これらを記憶部26に記憶させる(S205)。そして、車載装置用クレジットIDと認証子とを受信して記憶した旨をユーザにHMI23を介して報知する(S210)。具体的には、例えば、「車載装置用クレジットIDと認証子を受信して記憶しました」というメッセージを、ディスプレイに表示させるとともにスピーカに音声出力させる。
続いて、携帯端末20の制御部29は、内蔵されているタイマのカウントを開始させる(S215)。このタイマは、値が自動的にカウントアップするタイマである。続いて、携帯端末20の制御部29は、タイマの値が所定値に達したか否かを判定する(S220)。タイマの値が所定値に達したと判定した場合は(S220:Yes)、後述するS265へ処理を移行し、タイマの値は所定値に達していないと判定した場合は(S220:No)、S225へ処理を移行する。
タイマの値は所定値に達していないと判定した場合に進むS225では、携帯端末20の制御部29は、非接触通信インターフェース25を介して車載装置10と通信可能であるか否かを判定する。車載装置10と通信可能でないと判定した場合は(S225:No)、上述したS220へ処理を戻し、車載装置10と通信可能であると判定した場合は(S225:Yes)、車載装置10からの要求問合せを待つ。
携帯端末20の制御部29は、非接触通信インターフェース25を介して車載装置10から要求問合せを受信すると(S230)、非接触通信インターフェース25を介して車載装置10に対し車載装置用クレジットIDの登録要求を返答する(S235)。続いて、携帯端末20の制御部29は、記憶部26に記憶されている車載装置用クレジットIDと認証子とを読み出し、非接触通信インターフェース25を介して車載装置10へ送信する(S240)。
車載装置用クレジットIDの登録要求、車載装置用クレジットID、及び、認証子を受信した車載装置10の制御部19は、受信した認証子の正当性を検証する(S245)。具体的には、例えば、カードセンターサーバ30で認証子を生成する際に用いたハッシュ関数と同じ関数を車載装置10の制御部19が記憶しており、そのハッシュ関数に、記憶部16に記憶されている車載装置固有情報を代入することによって得られるハッシュ値と、携帯端末20から受信された認証子が同一であるか否かによって認証子の正当性を検証することが考えられる。
検証の結果、認証子が正当であると判定された場合は、受信した車載装置用クレジットIDを記憶部16に記憶させて、通行料金等の決済処理に伴うデータ処理に用いられるようにする(S250)。
続いて、車載装置10の制御部19は、車載装置用クレジットIDを記憶部16に記憶させた旨を、非接触通信インターフェース15を介して携帯端末20へ送信する。
車載装置10に車載装置用クレジットIDが記憶された旨の通知を受けた携帯端末20の制御部29は、その旨を、HMI23を介してユーザへ報知する(S260)。具体的には、例えば、「車載装置用クレジットIDが車載装置に記憶されました」というメッセージを、ディスプレイに表示させるとともにスピーカに音声出力させる。
続く、S265では、携帯端末20の制御部29は、車載装置用クレジットID及び認証子を記憶部26から削除する。そして、携帯端末20の制御部29は、車載装置用クレジットIDが車載装置に記憶されたこと、又は、車載装置用クレジットIDが車載装置に記憶されなかったことのいずれかを、無線アンテナ21及び公衆通信部22を介してカードセンターサーバ30に通知する(S270)。
公衆通信部32を介して上記通知を受けたカードセンターサーバ30の制御部39はそれぞれの通知内容に合わせて、車載装置用クレジットIDの発行状況を管理するデータベースを更新する(S275)。
[実施形態の効果]
上記実施形態の無線通信システム5によれば、カードセンターサーバ30より受信した車載装置用クレジットIDを携帯端末20が一旦記憶し、車載装置10と通信可能なことを条件に、その記憶した車載装置用カードIDを車載装置10へ送信するようになっているため、ユーザは、一連の処理が開始されてから終了されるまで継続的に車載装置10と携帯端末20の間の通信を維持させるための考慮や操作等を行わなくてもよい。すなわち、ユーザは、任意のタイミングで携帯端末20を車載装置10に近づけるなどして、携帯端末20が車載装置10と通信可能にさせるだけで、車載装置用クレジットIDを車載装置10に登録させることができる。したがって、車載装置用のカード情報を車載装置10に登録させる際のユーザの使い勝手が従来と比較して良い。
また、カードセンターサーバ30は、携帯端末20から受信した車載装置固有情報に基づいて認証子を生成し、その生成した認証子を、車載装置用クレジットIDと対応付けて携帯端末20へ送信する。また、携帯端末20は、サーバより受信した認証子を、車載装置用クレジットIDと対応付けて車載装置10へ送信する。そして、車載装置10は、携帯端末20から受信した認証子の正当性を、車載装置10が記憶している車載装置固有情報に基づいて判定し、正当であることを条件に車載装置用クレジットIDを記憶するようになっている。
このため、カードセンターサーバ30側(クレジット会社)が把握した車載装置固有情報を有する車載装置10にのみ車載装置用クレジットIDが記憶されるため、カードセンターサーバ30側の意図しない車載装置10に車載装置用クレジットIDが記憶されることを防止できる。
また、車載装置10は、車載装置用クレジットIDを記憶すると、その旨の通知を、携帯端末20へ送信し、携帯端末20は、車載装置10より受信した通知を、カードセンターサーバ30へ送信するようになっている。
このため、カードセンターサーバ30は車載装置用クレジットIDが車載装置10に記憶されたことを認識でき、例えば、サーバは車載装置用クレジットIDが車載装置10に記憶されたことをもって、その車載装置用クレジットIDによる決済処理を可能にすることができる。
また、携帯端末20は、車載装置10より車載装置用クレジットIDを記憶した旨の通知を受信すると、記憶部26から車載装置用クレジットIDを削除するようになっている。
このため、携帯端末20の記憶部26に記憶されている車載装置用クレジットIDが他の車載装置等に送信されて不正に使用されることを防止することができる。
また、携帯端末20は、車載装置用クレジットIDをカードセンターサーバ30から受信した後、所定時間を経過すると、記憶部26から車載装置用クレジットIDを削除する。
このため、携帯端末20の記憶部26に記憶されている車載装置用クレジットIDが他の車載装置等に送信されて不正に使用される可能性をさらに低減させることができる。
また、携帯端末20は、車載装置用クレジットIDが車載装置10に送信されることなく、記憶部26から消去した場合には、その旨の通知を、カードセンターサーバ30へ送信する。
このため、カードセンターサーバは車載装置用クレジットIDが車載装置10に記憶されることなく携帯端末20より削除されたことを認識でき、例えば、その車載装置用クレジットIDによる決済処理を不可能にすることができる。すなわち、車載装置用クレジットIDの不正使用をより確実に防止することができる。
また、カードセンターサーバは、車載装置用クレジットIDの発行状況をデータベースにより管理しており、上述した通知類を携帯端末20から受け取ると、その通知の内容にしたがって、データベースを更新する。
このため、車載装置用クレジットIDを統括的に管理することができる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、携帯端末20の制御部29は、無線アンテナ21及び公衆通信部22を介して、車載装置用クレジットID、携帯端末用クレジットID、及び、車載装置固有情報を、カードセンターサーバ30へ送信するようになっているが(S150)、携帯端末用クレジットIDの替わりに、ユーザよりHMI23を介して入力されたユーザ名及びパスワードを、カードセンターサーバ30へ送信するようになっていてもよい。
このようになっていれば、携帯端末20に携帯端末用クレジットIDが登録されていなくても、車載装置用クレジットIDを車載装置10に登録させることが可能になる。
また、ユーザ名及びパスワードの替わりに、ユーザよりHMI23を介して入力された主契約クレジットIDを、カードセンターサーバ30へ送信するようになっていてもよい。
(2)上記実施形態では、カードセンターサーバ30の制御部39が、車載装置固有情報に基づく認証子を生成し(S165)、携帯端末20へ送信するようになっていたが(S170)、この生成を行わずに、認証子の替わりに車載装置固有情報を携帯端末20へそのまま送信するようになっていてもよい。そして、携帯端末20も認証子の替わりに車載装置固有情報を車載装置10へ送信し、車載装置10の制御部19は、受信した認証子の正当性を検証する替わりに、受信した車載装置固有情報と、記憶部16に記憶されている車載装置固有情報とが一致するか否かを判定して一致した場合に、受信した車載装置用クレジットIDを記憶部16に記憶させるようになっているとよい。
このようになっていても、カードセンターサーバ30側(クレジット会社)が把握した車載装置固有情報を有する車載装置10にのみ車載装置用クレジットIDが記憶されるため、カードセンターサーバ30側の意図しない車載装置10に車載装置用クレジットIDが記憶されることを防止できる。
(3)上記実施形態では、携帯端末20の制御部29は、車載装置用クレジットIDと認証子とを受信して記憶した旨をユーザにHMI23を介して報知した後に、タイマのカウントを開始させ(S215)、そのタイマの値が所定値に達した場合に(S220:Yes)、車載装置用クレジットID及び認証子を記憶部26から削除するようになっていた(S265)。このようなタイマの替わりに、カードセンターサーバ30が携帯端末用クレジットIDを生成した際に生成日時を携帯端末用クレジットIDに付すようにし、車載装置10の制御部19は、携帯端末用クレジットIDに付されている生成日時がと、現在日時とを比較して、一定時間(例えば、3分)経過している場合に、車載装置用クレジットID及び認証子を記憶部26から削除するようになっていてもよい。
このようになっていれば、車載装置用クレジットIDが生成された日時を基準にして、携帯端末20から、車載装置10へ未送信の車載装置用クレジットIDが削除されることが保証される。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲に記載した用語との対応を示す。
車載装置11における、無線アンテナ11及びDSRC部12が車載装置側第一通信手段に相当し、非接触通信インターフェース15が車載装置側第二通信手段に相当し、記憶部16が車載装置側記憶手段に相当し、制御部19が車載装置側制御手段に相当する。
また、携帯端末20における、無線アンテナ21及び公衆通信部22が携帯端末側第一通信手段に相当し、非接触通信インターフェース25が携帯端末側第二通信手段に相当し、記憶部26が携帯端末側記憶手段に相当し、制御部29が携帯端末側制御手段に相当する。
また、カードセンターサーバ30における、公衆通信部32がサーバ側通信手段に相当し、制御部39及び車載装置用クレジットID生成部35がサーバ側制御手段に相当する。
また、携帯端末用クレジットID,ユーザ名及びパスワードの組,主契約クレジットIDが、「クレジット契約者を特定可能な識別情報」に相当する。
また、車載装置固有情報が「車載装置に固有の情報である固有情報」に相当し、認証子が「二次固有情報」に相当する。
無線通信システムの構成を示すブロック図である。 車載装置及び携帯端末の内部構成を示すブロック図である。 カードセンターサーバの内部構成を示すブロック図である。 無線通信システムの動作を説明するためのラダーチャートである。 無線通信システムの動作を説明するためのラダーチャートである。
符号の説明
5…無線通信システム、10…車載装置、11…無線アンテナ、12…DSRC部、13…HMI、14…SAM、15…非接触通信インターフェース、16…記憶部、19…制御部、20…携帯端末、21…無線アンテナ、22…公衆通信部、23…HMI、25…非接触通信インターフェース、26…記憶部、29…制御部、30…カードセンターサーバ、32…公衆通信部、33…HMI、34…SAM、35…車載装置用クレジットID生成部、36…記憶部、39…制御部、40…無線公衆回線網。

Claims (13)

  1. 車載装置と携帯端末とサーバとを有する無線通信システムにおいて、
    前記車載装置は、
    路側装置と無線通信を行う車載装置側第一通信手段と、
    前記携帯端末と通信を行う車載装置側第二通信手段と、
    情報を記憶可能な車載装置側記憶手段と、
    前記車載装置側第一通信手段、前記車載装置側第二通信手段及び前記車載装置側記憶手段を制御する車載装置側制御手段と、
    を備え、
    前記携帯端末は、
    無線公衆ネットワークを介して前記サーバと通信を行う携帯端末側第一通信手段と、
    前記車載装置と通信を行う携帯端末側第二通信手段と、
    情報を記憶可能な携帯端末側記憶手段と、
    前記携帯端末側第一通信手段、前記携帯端末側第二通信手段及び前記携帯端末側記憶手段を制御する携帯端末側制御手段と、
    を備え、
    前記サーバは、
    無線公衆ネットワークを介して前記携帯端末と通信を行うサーバ側通信手段と、
    前記サーバ側通信手段を制御するサーバ側制御手段と、
    を備え、
    前記携帯端末側制御手段は、クレジット契約者を特定可能な識別情報を、前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバへ送信し、
    前記サーバ側制御手段は、前記サーバ側通信手段を介して受信した前記識別情報に対応した車載装置用クレジットIDを生成し、生成した車載装置用クレジットIDを、前記サーバ側通信手段を介して前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末側制御手段は、前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバより受信した前記車載装置用クレジットIDを、前記携帯端末側記憶手段に記憶させ、その後、前記車載装置と通信可能なことを条件に、前記携帯端末側記憶手段に記憶されている前記車載装置用クレジットIDを、前記携帯端末側第二通信手段を介して前記車載装置へ送信し、
    前記車載装置側制御手段は、前記車載装置側第二通信手段を介して前記携帯端末から前記車載装置用クレジットIDを受信すると、受信した前記車載装置用クレジットIDを前記車載装置側記憶手段に記憶させ、以降、路側装置から車載装置用クレジットIDを要求されると、前記車載装置側記憶手段に記憶された前記車載装置用クレジットIDを、前記車載装置側第一通信手段を介して前記路側装置へ送信すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記携帯端末側制御手段は、前記車載装置と通信可能になった際に、前記携帯端末側第二通信手段を介して、前記携帯端末側記憶手段に記憶されている前記車載装置用クレジットIDを送信すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    前記車載装置側記憶手段は、当該車載装置に固有の情報である固有情報を記憶しており、
    前記車載装置側制御手段は、前記車載装置側記憶手段が記憶する前記固有情報を、前記車載装置側第二通信手段を介して前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末側制御手段は、前記携帯端末側第二通信手段を介して前記車載装置より受信した前記固有情報を、前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバへ前記識別情報と対応付けて送信し、
    前記サーバ側制御手段は、前記サーバ側通信手段を介して前記携帯端末から受信した前記固有情報を、前記車載装置用クレジットIDと対応付けて前記サーバ側通信手段を介して前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末側制御手段は、前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバより受信した前記固有情報を、前記携帯端末側記憶手段に記憶させ、その後、前記車載装置と通信可能なことを条件に、前記携帯端末側記憶手段に記憶されている前記固有情報を、前記車載装置用クレジットIDと対応付けて前記携帯端末側第二通信手段を介して前記車載装置へ送信し、
    前記車載装置側制御手段は、前記車載装置側第二通信手段を介して前記携帯端末から受信した前記固有情報と、前記車載装置側記憶手段に記憶されている前記固有情報とが同一であることを条件に前記車載装置用クレジットIDを前記車載装置側記憶手段に記憶させること、
    を特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記車載装置側記憶手段は、当該車載装置に固有の情報である固有情報を記憶しており、
    前記車載装置側制御手段は、前記車載装置側記憶手段が記憶する前記固有情報を、前記車載装置側第二通信手段を介して前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末側制御手段は、前記携帯端末側第二通信手段を介して前記車載装置より受信した前記固有情報を、前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバへ前記識別情報と対応付けて送信し、
    前記サーバ側制御手段は、前記サーバ側通信手段を介して前記携帯端末から受信した前記固有情報に基づいて二次固有情報を生成し、その生成した二次固有情報を、前記車載装置用クレジットIDと対応付けて前記サーバ側通信手段を介して前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末側制御手段は、前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバより受信した前記二次固有情報を、前記携帯端末側記憶手段に記憶させ、その後、前記車載装置と通信可能なことを条件に、前記携帯端末側記憶手段に記憶されている前記二次固有情報を、前記車載装置用クレジットIDと対応付けて前記携帯端末側第二通信手段を介して前記車載装置へ送信し、
    前記車載装置側制御手段は、前記車載装置側第二通信手段を介して前記携帯端末から受信した前記二次固有情報の正当性を、前記車載装置側記憶手段に記憶されている前記固有情報に基づいて判定し、正当であることを条件に前記車載装置用クレジットIDを前記車載装置側記憶手段に記憶させること、
    を特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    前記車載装置側制御手段は、前記車載装置用クレジットIDを前記車載装置側記憶手段に記憶させると、その旨の通知を、前記車載装置側第二通信手段を介して前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末側制御手段は、前記携帯端末側第二通信手段を介して前記車載装置より受信した前記通知を、前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバへ送信すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項5に記載の無線通信システムにおいて、
    前記携帯端末側制御手段は、前記携帯端末側第二通信手段を介して前記車載装置より前記通知を受信すると、前記携帯端末側記憶手段から前記車載装置用クレジットIDを削除すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    前記携帯端末側制御手段は、前記車載装置用クレジットIDを前記サーバから受信した後、所定時間を経過すると、前記携帯端末側記憶手段から前記車載装置用クレジットIDを削除すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項7に記載の無線通信システムにおいて、
    前記サーバ側制御手段は、前記車載装置用クレジットIDの生成日時を、前記車載装置用クレジットIDと対応付けて前記サーバ側通信手段を介して前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末側制御手段は、前記生成日時に基づいて、前記所定時間を経過したか否かの判定を行うこと、
    を特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    前記携帯端末側制御手段は、前記携帯端末側記憶手段から前記車載装置用クレジットIDを削除すると、その旨の通知を、前記携帯端末側第一通信手段を介して前記サーバへ送信すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  10. 請求項5、請求項6又は請求項9のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    前記サーバは、車載装置用クレジットIDの発行状況をデータベースにより管理しており、
    前記サーバ側制御手段は、前記通知を受け取ると、その通知の内容にしたがって、前記データベースを更新すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の無線通信システムにおける前記車載装置の各手段を備えることを特徴とする車載装置。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載の無線通信システムにおける前記携帯端末の各手段を備えることを特徴とする携帯端末。
  13. 請求項1〜10のいずれかに記載の無線通信システムにおける前記サーバの各手段を備えることを特徴とするサーバ。
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