JP5710557B2 - サービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

サービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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本発明は、端末装置にサービスを提供するサービス提供装置に関し、より詳細には特定のエリアに存在する端末装置のみにサービスを提供するサービス提供装置に関する。
従来から、サーバから通信端末にサービスを提供することが広く行われている。このようなサービスは、特定の通信端末のみを対象として行われることが通常であり、このため、サービスを開始する際には、一般にアクセス認証が行われる。
通信端末のアクセス認証の手段としては、端末ID/パスワード、ワンタイムパスワード、ディジタル証明書などを用いることが広く知られている。また、無線基地局を利用して得た通信端末の位置情報や、GPSにて取得した位置情報を用い、アクセス認証を行う方法も知られている。
例えば、下記特許文献1には、携帯端末からの接続要求があると、携帯端末からユーザ識別子、パスワード、携帯端末の位置情報を取得し、情報アクセス可能情報に基づいて、所定の情報を携帯端末に送信する情報提供サーバが記載されている。
また、下記特許文献2には、ユーザがクライアントPCを利用して機密文書サーバへアクセスする際、クライアントPCは、携帯端末からその位置情報を取得し、取得した位置情報を機密文書サーバへ転送することが記載されている。そして、機密文書サーバは、携帯端末の位置情報が予め登録されたサービス利用範囲外であれば、クライアントPCによる機密文書へのアクセスを禁止することが記載されている。
さらに、下記特許文献3には、通信端末の位置を含む地域定義データをデータベース内で発見したときに、それに対応するサービス定義データに従って、通信端末に限定サービスを提供するコンテンツサーバが記載されている。
特開2004−320617号公報(2004年11月11日公開) 特開2005−309890号公報(2005年11月 4日公開) 特開2005−209146号公報(2005年 8月 4日公開) 特開2007−133743号公報(2007年 5月31日公開)
しかしながら、上述の従来技術では、通信端末が位置情報を偽装してサーバに送信した場合、サーバは受信した位置情報が偽装されたものと見破ることが難しい。ゆえに、位置情報の偽装により、本来アクセス権限が無い、またはサービスを受けられる地域に居ないユーザに対しても、アクセス許可やサービス提供を行ってしまうという問題がある。
また、特許文献3では、限定コンテンツのダウンロードサービスや、ポイント増加サービス等のように、通信端末とコンテンツサーバとの間で継続的な通信接続を確立する必要のないサービスが想定されている。
しかしながら、近時では、通信端末とサーバとの間で通信接続を確立し、この通信接続を介して継続的なサービスを提供することも行われており、特許文献3の技術では、このようなサービスの提供の際に次のような問題を生じる。
すなわち、特許文献3の技術において、通信端末の位置に基づいてサービスの提供を開始した場合、その後、通信端末が移動して所定の地域から外れてしまった場合であっても、コンテンツサーバはこれを検知することができない。このため、所定の地域外の通信端末に対してもサービスを提供し続けてしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、位置情報を偽装したサービスの享受を防ぐと共に、所定のサービス提供エリア外に出た通信端末にはサービスを提供することないサービス提供装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のサービス提供装置は、通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介してサービスを提供するサービス提供装置であって、上記サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定手段と、上記判定手段が、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明のサービス提供方法は、上記の課題を解決するために、通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介してサービスを提供するサービス提供装置によるサービス提供方法であって、上記サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定ステップと、上記判定ステップにて、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、基準装置の位置を示す基準位置情報と、通信端末の位置を示す端末位置情報とを受信し、これらの情報を照合して通信端末がサービス提供エリア内にあるか判定する。そして、このエリア内にはないと判定した場合には、通信接続を切断してサービスの提供を終了する。
したがって、上記の構成によれば、サービスの提供開始後に、通信端末および基準装置の少なくとも一方が移動して、通信端末がサービス提供エリア外となったときに、サービスの提供を終了することができる。これにより、サービス提供エリア内の通信端末のみにサービスを提供することが可能になる。
また、上記の構成によれば、サービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した基準位置情報を照合に用いるので、端末位置情報を偽造してサービス提供エリア外にてサービスの提供を受けることを困難にすることができる。これは、実際に基準装置の近くに足を運ばなければ、基準装置が取得する基準位置情報がどのようなものとなるかを推定することは困難であるためである。
そして、上記サービス提供装置は、上記サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を上記基準装置に送信する送信制御手段を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を上記基準装置に送信する。これにより、基準装置からこのアドレス情報を取得可能な通信端末にのみサービスを開始させることができる。
また、上記送信制御手段は、上記アドレス情報と共に、上記基準装置が備えている該基準装置との距離が最大通信可能距離以下の通信端末のみに情報を送信する近距離通信部から上記アドレス情報を送信させる命令を送信することが好ましい。
上記の構成によれば、サービスを開始するために必要なアドレス情報を近距離通信部から送信させる命令を送信するので、このアドレス情報を受信可能な程度に基準装置の近くに居る者のみにサービスを開始させることができる。また、基準装置は、受信した命令に従ってアドレス情報を送信すればよいので、受信したアドレス情報をどのように処理するかを判断する必要がなくなる。
また、上記サービス提供装置は、上記アドレス情報を更新するアドレス更新手段を備え、上記接続制御手段は、上記アドレス更新手段が更新した最新のアドレス情報を用いてアクセスした上記通信端末のみと通信接続を確立して上記サービスの提供を開始することが好ましい。
上記の構成によれば、アドレス情報を更新し、最新のアドレス情報を用いてアクセスした通信端末のみに対してサービスの提供を開始するので、サービス提供エリア外に出た後で過去に取得したアドレス情報にてサービスの提供を受けることを防ぐことができる。
また、上記基準装置は、上記基準装置に上記サービスに関する画像を送信して、該画像を当該基準装置が備える表示部に表示させる表示制御手段を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、基準装置の表示部にサービスに関する画像を表示させるので、この画像が視認できる程度に基準装置の近くに居る者に、当該サービスの提供を受けることができると認識させることができる。そして、基準装置から、画像が視認できる程度の範囲をサービス提供エリアとすることにより、サービスの提供を受けることができると認識した者に対してサービスを提供することができる。
また、上記表示制御手段は、上記サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を上記表示部に表示させることが好ましい。
上記の構成によれば、サービスを開始するために必要なアドレス情報を表示部に表示させるので、このアドレス情報を読み取ることができる程度に基準装置の近くに居る者のみにサービスを開始させることができる。
また、上記サービス提供装置は、上記通信端末からの上記サービスの開始要求の受信時に、該通信端末から上記端末位置情報を受信する端末位置取得手段を備え、上記接続制御手段は、上記端末位置取得手段が受信した端末位置情報に基づき、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあると上記判定手段が判定した場合に、当該通信端末と通信接続を確立して上記サービスの提供を開始することが好ましい。
上記の構成によれば、通信端末からのサービスの開始要求の受信時に、該通信端末から端末位置情報を受信し、これに基づいて開始要求を送信した通信端末がサービス提供エリア内にあると判定した場合に、この通信端末に対するサービスの提供を開始する。
したがって、上記の構成によれば、サービス提供エリア内の通信端末に対してのみサービスの提供を行うことが可能になる。
また、上記サービス提供装置は、上記基準位置情報が示す位置と上記端末位置情報が示す位置との距離に応じて提供するサービスの内容を異ならせるサービス制御手段を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、基準位置情報が示す位置と端末位置情報が示す位置との距離に応じて提供するサービスの内容を異ならせるので、距離によらず同じサービスを提供する場合と比べて、サービスに深みを持たせ、娯楽性を高めることが可能になる。
また、上記サービス提供装置は、上記接続制御手段が提供を終了したサービスを再開するためのアクセス先のアドレス情報を上記通信端末に送信する再開アドレス送信手段を備え、上記接続制御手段は、上記再開アドレス送信手段が送信したアドレス情報を用いてアクセスした通信端末から受信した端末位置情報に基づき、上記判定手段が、該通信端末が上記サービス提供エリア内にあると判定した場合に、該通信端末との通信接続を確立してサービスの提供を再開することが好ましい。
上記の構成によれば、サービスを再開するためのアクセス先のアドレス情報を上記通信端末に送信しておき、このアドレス情報を用いてアクセスした通信端末がサービス提供エリア内にあると判定した場合に、サービスの提供を再開する。
したがって、サービス提供エリア外に出たことによって通信接続が切断された後、再度サービス提供エリア内に戻った通信端末に対して、スムーズにサービスの提供を再開することができる。
また、サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置と、上記サービスの提供を受ける通信端末と、該通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介して上記サービスを提供するサービス提供装置とを含むサービス提供システムであって、上記サービス提供装置は、上記基準装置から受信した、該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した、該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定手段と、上記判定手段が、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御手段とを備えていることを特徴とするサービス提供システムであれば、上記サービス提供装置と同様の効果を奏する。
さらに、上記サービス提供システムでは、上記基準装置と上記サービス提供装置とが一体に構成されていてもよい。この場合、基準装置とサービス提供装置との通信が容易である。
なお、上記サービス提供装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記サービス提供装置の各手段として動作させることにより、上記サービス提供装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明のサービス提供装置は、サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている通信端末から受信した該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定手段と、上記判定手段が、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御手段とを備えていること構成である。
また、本発明のサービス提供システムは、以上のように、サービス提供装置は、基準装置から受信した、該基準装置の位置を示す基準位置情報と、サービスの提供を受けている通信端末から受信した、該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末がサービス提供エリア内にあるか判定する判定手段と、上記判定手段が、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御手段とを備えている構成である。
そして、本発明のサービス提供方法は、以上のように、サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定ステップと、上記判定ステップにて、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御ステップとを含む構成である。
したがって、サービスの提供開始後に、通信端末および基準装置の少なくとも一方が移動して、通信端末がサービス提供エリア外となったときに、サービスの提供を終了し、サービス提供エリア内の通信端末のみにサービスを提供することが可能になる。
また、サービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した基準位置情報を照合に用いるので、端末位置情報を偽造してサービス提供エリア外にてサービスの提供を受けることを困難にすることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態にかかるサービス提供システムに含まれる通信端末、サーバ、および表示装置の要部構成を示すブロック図である。 上記サービス提供システムの動作概要を示す図であり、同図(a)は認証時の動作を示し、同図(b)は認証後の動作を示している。 上記通信端末の外観の一例を示す図である。 上記表示装置の外観の一例を示す図であり、同図(a)は大型ディスプレイパネルとした場合の例を示し、同図(b)はマルチディスプレイパネルとした場合の例を示している。 上記サービス提供システムにおける処理(サービス提供方法)の一例を示すフローチャートである。 上記サービス提供システムにおいて、サーバから要求して位置情報を取得する場合の処理(サービス提供方法)の一例を示すフローチャートである。 上記サービス提供システムにてキャラクターからのメッセージを配信するサービスを提供した場合の例を説明する図である。 本発明の他の実施形態を示す図であり、位置情報の照合によらずにサービスを開始するサービス提供システムの動作概要を示す図である。同図の(a)は認証時の動作を示し、同図の(b)は認証後の動作を示している。 上記サービス提供システムに含まれる通信端末、サーバ、および表示装置の要部構成を示すブロック図である。 上記サービス提供システムにおける処理(サービス提供方法)の一例を示すフローチャートである。 上記サービス提供システムにてチャットを行うことのできるサービスを提供した場合の例を説明する図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の一実施の形態について、図1から図7に基づいて詳細に説明する。
<動作概要>
まず、本発明の第1の実施形態に係るサービス提供システムの動作概要を図2に基づいて説明する。図2は、サービス提供システム1の動作概要を示す図であり、同図(a)は認証時の動作を示し、同図(b)は認証後の動作を示している。
図2に示したサービス提供システム1は、通信端末10と、サーバ(サービス提供装置)11と、表示装置(基準装置)12とを含む。サーバ11と通信端末10、およびサーバ11と表示装置12は、それぞれネットワークを介してデータ通信を行うように構成されている。
サービス提供システム1は、表示装置12の付近の通信端末10のユーザに対してサーバ11から所定のサービスを提供するシステムである。サービス提供システム1では、表示装置12の付近の通信端末10のみにサービスを提供するために、サービスの提供にあたり、まず通信端末10の認証を行う。
認証の際には、同図(a)に示すように、サーバ11は、通信端末10および表示装置12からそれぞれ位置情報を取得する。そして、サーバ11は、通信端末10の位置情報と表示装置12の位置情報とを照合して、通信端末10がサービス提供エリア内にあるか判定する。
ここで、通信端末10がサービス提供エリア内にあると判定された場合に、認証成功とする。認証の成功により、サーバ11は、通信端末10と通信接続(セッション)を確立し、該通信接続を介して通信端末10に対するサービスの提供を開始する。一方、通信端末10がサービス提供エリア外にあると判定された場合には、認証失敗とし通信接続を行わず、サービスの提供も開始しない。
同図(b)に示すように、認証に成功し、サーバ11との通信接続を確立した通信端末10は、サーバ11に生存応答および自機の位置情報を送信する。また、サーバ11は、表示装置12から位置情報を取得する。なお、同図では、通信端末10とサーバ11、およびサーバ11と表示装置12との間の通信が双方向通信である例を示しているが、単方向通信であってもよい。また、生存応答は、双方向通信のセッションを利用して送信してもよい。
そして、サーバ11は、認証時と同様に、通信端末10の位置情報と表示装置12の位置情報とを照合する。ここで、両者の値が一致する(通信端末10がサービス提供エリア内にある)場合には、通信接続を維持してサービスの提供を続ける。一方、位置情報が一致しない(通信端末10がサービス提供エリア外にある)場合には、通信接続を切断してサービスの提供を終了する。これにより、認証後に表示装置12から離れた通信端末10のユーザに対するサービスを打ち切ることができる。
<通信端末および表示装置の具体例>
次に、図2で図示した通信端末10および表示装置12の具体例について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、通信端末10の外観の一例を示す図である。図示の例では、通信端末10がスマートフォンである場合の外観の一例を示している。なお、本実施形態では、通信端末10がスマートフォンである場合の例を説明するが、通信端末10は、サーバ11と通信可能であってサーバ11のサービスの提供を受けることができ、自機の位置情報を取得可能な装置であればよく、この例に限られない。例えば、通信端末10は、携帯電話機、タブレット型端末、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型PC(Personal Computer)などであっても構わない。
一方、図4は、表示装置12の外観の一例を示す図であり、同図(a)は大型ディスプレイパネルとした場合の例を示し、同図(b)はマルチディスプレイパネルとした場合の例を示している。
表示装置12は、映像などを表示する機能の他に、自機の位置情報を取得して、サーバ11に送信する機能を有する装置である。
サービス提供システム1では、サーバ11が提供するサービスに関する画像を表示装置12に表示させる。このサービスの内容は特に限定されないが、例えば同図(a)に示すように、大型ディスプレイパネルに表示したキャラクターからのメッセージを、このディスプレイパネルの近傍の通信端末10で受信可能とするサービスとしてもよい。また、同図(b)に示すように、テーマパーク等で順番待ちをしているユーザを対象としたチャットサービスとしてもよい。このように、表示装置12は、サービスの内容に応じたものであればよく、その構成は特に限定されない。
<要部構成>
次に、本発明に係るサービス提供システムに含まれる各装置の要部構成を図1に基づいて説明する。図1は、図2に示したサービス提供システム1に含まれる通信端末10、サーバ11、および表示装置12の要部構成を示すブロック図である。
上記サービス提供システム1は、図1に示す通り、通信端末10、サーバ11、および表示装置12を備えた構成である。
(サーバ11)
サーバ11は、サーバ通信部30と、サーバ制御部31と、記憶部32とを備えている。
サーバ通信部30は、ネットワークを介して通信端末10の通信端末通信部23、および表示装置12の表示装置通信部60とデータの送受信を行うものである。サーバ通信部30は、データを受信したときには、受信したデータをサーバ制御部31へ送る。なお、ここでは、1つのサーバ通信部30にて通信端末10および表示装置12と通信する例を説明するが、これらの装置と個別の通信部を介して通信してもよく、またその通信方式がそれぞれ異なっていても構わない。
サーバ制御部31は、サーバ11を統括的に制御するものであり、位置取得部(基準位置取得手段、端末位置取得手段)40、照合部(判定手段)41、コンテンツ制御部42、およびサービス制御部(接続制御手段、表示制御手段、再開アドレス送信手段、サービス制御手段)43を含んでいる。
位置取得部40は、サーバ通信部30を介して通信端末10の位置情報(端末位置情報)、および表示装置12の位置情報(基準位置情報)を取得する。そして、位置取得部40は、取得した両位置情報を照合部41に送る。なお、通信端末10の位置情報を取得するブロックと、表示装置12の位置情報を取得するブロックとを個別に設けてもよい。
照合部41は、位置取得部40が取得した上記の位置情報を照合して、通信端末10がサービス提供エリア内にあるか判定する。具体的には、照合部41は、通信端末10の位置情報と表示装置12の位置情報とが、予め定めた精度において一致している場合に、サービス提供エリア内にあると判定する。例えば、位置情報が緯度および経度を示す数値である場合、両位置情報の値が予め定めた桁まで一致している場合には、サービス提供エリア内にあると判定する。この判定結果は、照合部41からサービス制御部43に送られる。
なお、照合部41は、位置取得部40が取得した位置情報に基づいて通信端末10がサービス提供エリア内にあるか判定するものであればよく、この例に限られない。例えば、表示装置12の位置情報が示す位置を基準として任意の形状のサービス提供エリアを設定し、通信端末10の位置情報が示す位置がこのサービス提供エリア内に含まれるかを判定してもよい。また、例えば両位置情報から通信端末10と表示装置12との距離を算出し、算出した距離が予め定めた下限値以下であった場合に、サービス提供エリア内に含まれると判定してもよい。
コンテンツ制御部42は、通信端末10から受信したコンテンツデータリクエストに応じて記憶部32のコンテンツデータ50を読み出し、サーバ通信部30を介して通信端末10に送信する。
サービス制御部43は、通信端末10にサービスを提供する処理を行う。具体的には、サービス制御部は、通信端末10からのサービス開始要求の受信時に、照合部41から通信端末10がサービス提供エリア内にある旨の判定結果を受信した場合に、通信端末10と通信接続を確立する。そして、記憶部32からサービスデータ51を読み出して、確立した通信接続を介して通信端末10に送信し、これによりサービスの提供が開始される。
また、通信端末10にサービスを提供しているときに、照合部41から該通信端末10がサービス提供エリア外にある旨の判定結果を受信したときには、該通信端末10との通信接続を切断して、該通信端末10へのサービスの提供を終了する。
この他にもサービス制御部43は、サービスデータ51を読み出して表示装置12に送信し、サービスに関する画像を表示させる処理も行う。なお、サービスに関する画像としては、例えば表示装置12の近くでサービスが受けられることを示す画像や、サービスの実体を構成する画像(例えばチャット画面等)が挙げられる。
記憶部32は、サーバ11にて使用する各種データを記憶するものであり、図示の記憶部32には、コンテンツデータ50とサービスデータ51とが格納されている。
コンテンツデータ50は、サービス提供システム1が提供するサービスに参加するためのWebコンテンツを含む。コンテンツデータ50は、通信端末10のコンテンツダウンロードリクエストに応じてコンテンツ制御部42によって読み出され、該通信端末10に送信される。
サービスデータ51は、サービス提供システム1が提供するサービスのプログラムやデータを保持している。サービスデータ51は、サービス制御部43によって読み出され、また必要に応じて更新される。
(通信端末10)
通信端末10は、入力部20と、通信端末制御部21と、通信端末GPS受信部22と、通信端末通信部23と、通信端末表示部24とを備えている。
入力部20は、通信端末10のユーザの操作を受け付け、操作内容を通信端末制御部21に送るものである。
通信端末制御部21は、通信端末10を統括的に制御するものである。具体的には、通信端末10の位置情報をサーバ11に送信する処理や、サーバ11から受信したコンテンツ等を通信端末表示部24に表示させる処理を行う。
通信端末GPS受信部22は、通信端末10が自機の位置情報を取得するためのものである。具体的には、通信端末GPS受信部22は、通信端末10の位置情報として、GPS衛星からGPSデータ(通信端末10の現在位置を示す緯度および経度の値)を受信する。この位置情報は、通信端末通信部23を介してサーバ11に送信される。
なお、通信端末10は、自機の位置を示す情報を取得する機能を備えていればよく、この例に限られない。例えば、通信端末GPS受信部22の代わりに地磁気センサを備えていてもよい。この場合、サーバ11の位置取得部40は、通信端末10の地磁気センサで検出された地磁気データを通信端末10の位置情報として取得し、同様に表示装置12に備えられた地磁気センサで検出された地磁気データを表示装置12の位置情報として取得する。そして、両地磁気データを照合することによって、通信端末10がサービス提供エリア内にあるか判定する。この場合も、GPSデータを用いる場合と同様に、両地磁気データの値が予め定めた桁まで一致している場合にサービス提供エリア内にあると判定すればよい。
通信端末通信部23は、ネットワークを介してサーバ11のサーバ通信部30とデータの送受信を行うものである。
(表示装置12)
表示装置12は、表示装置通信部60と、表示装置制御部61と、表示装置GPS受信部62と、表示装置表示部63とを備えている。上述のように、サービス提供システム1では、表示装置12の近く(サービス提供エリア内)の通信端末10にサービスを提供するものであり、表示装置12はサービス提供エリアを規定する基準となる装置である。
表示装置通信部60は、ネットワークを介しサーバ11のサーバ通信部30とデータの送受信を行うためのものである。表示装置通信部60が受信したデータは表示装置制御部61に送られる。
表示装置制御部61は、表示装置12を統括的に制御するものである。具体的には、表示装置制御部61は、表示装置12の位置情報をサーバ11に送信する処理や、表示装置通信部60から受け取った画像データを表示装置表示部63に表示させる処理等を行う。
表示装置GPS受信部62は、表示装置12が自機の位置情報を取得するためのものである。具体的には、表示装置GPS受信部62は、表示装置12の位置情報として、GPS衛星からGPSデータ(表示装置12の現在位置を示す緯度および経度の値)を受信する。表示装置GPS受信部62の取得した位置情報は表示装置通信部60を介してサーバ11に送信される。なお、表示装置12の位置情報を取得するための構成が表示装置GPS受信部62に限られないことは、通信端末10の場合と同様である。
表示装置表示部63は、画像を表示するためのものであり、表示装置表示部63には表示装置制御部61の制御に基づいて画像が表示される。
<サービス提供システムの処理動作>
次に、サービス提供システム1における処理の流れを図5に基づいて説明する。図5は、サービス提供システム1における処理(サービス提供方法)の一例を示すフローチャートである。
表示装置12の表示装置制御部61は、表示装置GPS受信部62から表示装置12の位置情報を一定時間ごとに取得し、表示装置通信部60を介してサーバ11にアップロードする(S140)。そして、サーバ11の位置取得部40は、サーバ通信部30を介して上記位置情報を受信する(S124)。
通信端末10のユーザは、サーバ11が提供するサービスを利用するために、入力部20から、サービスへ参加するためのWebページのアドレスを入力する、または、所定のアプリの起動を行うなど、サービスへ参加するための操作を行う。この操作を受け、通信端末10の通信端末制御部21は、通信端末通信部23を介して、サーバ11に対してコンテンツのダウンロードをリクエストする(S100)。
次に、サーバ11のコンテンツ制御部42は、通信端末通信部23からの上記リクエストをサーバ通信部30を介して受信する(S120)。そして、コンテンツ制御部42は、記憶部32のコンテンツデータ50を読み出して、サーバ通信部30を介して通信端末10に送信する(S122)。
そして、通信端末10の通信端末制御部21は、該コンテンツデータを受信すると(S102)、該コンテンツデータに基づいた画像を通信端末表示部24に表示させる。なお、このコンテンツデータは、サービスに参加するためのWebコンテンツであり、通信端末10のユーザは、このWebコンテンツの表示画面からサービスの開始を選択することができるようになっている。
ここでサービスの開始が選択されると、通信端末制御部21は、通信端末GPS受信部22から通信端末10の位置情報を取得して、通信端末通信部23を介してサーバ11にアップロードし(S104)、サービスの開始を要求する。
サーバ11の位置取得部40は、サーバ通信部30を介して上記位置情報を受信し(S126)、上記S124で受信した位置情報(表示装置12の位置情報)とともに照合部41に送信する。
照合部41は、位置取得部40から受信した、表示装置12の位置情報と通信端末10の位置情報とが一致するか判断する(S128)。なお、位置情報の一致は通信端末10がサービス提供エリア内にあることを意味し、不一致はサービス提供エリア外にあることを意味する。
そして、照合部41は、この判断の結果をサービス制御部43に通知する。すなわち、一致すると判断した場合(S128でYES)には一致する旨を通知し、一致しないと判断した場合(S128でNO)には一致しない旨を通知する。
ここで、一致する旨が通知された場合、サービス制御部43は、通信端末10と通信接続を確立し、記憶部32からサービスデータ51を読み出して、該通信接続を介して通信端末10に送信する。これにより通信端末10へのサービス提供が開始される(S130)。そして、通信端末10の通信端末制御部21は、通信端末通信部23を介して上記サービスデータを受信し(S106)、通信端末表示部24に表示させる。
一方、一致しない旨が通知された場合、サービス制御部43は、通信端末10との通信接続が確立されているか否かを判断する(S132)。認証時には通信接続がまだ確立されていないため、S132ではNOと判断され、通信端末10へのサービスの提供は行わずにS124の処理に戻る。
以上が通信端末10の認証時の処理である。次に、通信端末10がアクセス認証に成功し、サービスの利用を開始してからの処理を説明する。なお、認証時と同様の処理は、説明を簡略化する。
サービスの利用を開始した後、通信端末10の通信端末制御部21は、一定時間毎に自機の位置情報を取得してサーバ11にアップロードする(S140)。また、上述の通り、表示装置12の位置情報も一定時間毎にサーバ11にアップロードされる(S104)。
つまり、サーバ11の位置取得部40は、一定時間毎にアップロードされる表示装置12および通信端末10の位置情報を受信する。そして、位置取得部40は、受信した位置情報を照合部41へ送信する。なお、位置情報のアップロードのタイミングは、一定時間ごとに限られず、ランダムな時間間隔でアップロードしてもよい。
次に、照合部41は、位置取得部40から受信した位置情報を照合し、一致するか判断し(S128)、判断の結果をサービス制御部43に通知する。上述のように、位置情報の一致は通信端末10がサービス提供エリア内にあることを意味するから、S128は、通信端末10がサービス提供エリア内にあるか判定する判定ステップであると言える。
ここで、一致する旨の通知を受信した場合、サービス制御部43は、サービスの提供を継続する(S130)。そして、通信端末10は、引き続きサービスを受信する(S106)。つまり、この場合には、通信端末10との通信接続は維持され、この通信接続を介したサービスの提供も継続する。
一方、一致しない旨の通知を受信した場合、サービス制御部43は、通信端末10との通信接続が確立されているか否かを判断する(S132)。認証後には通信接続が確立されてるため、サービス制御部43は、S132でYESと判断し、通信端末10との通信接続を切断し、サービスの提供を終了する(S134、接続制御ステップ)。なお、サービスの提供を終了する際には、通信接続を切断する前に、その旨を通信端末10に通知してもよい。
<サーバから位置情報を要求する場合の処理動作>
図4のフローチャートでは、位置情報を通信端末10および表示装置12から定期的にアップロードする例を示しているが、サーバ11から要求して位置情報を取得するようにしてもよい。
以下、図6を用いて、サーバ11から要求して位置情報を取得する場合の処理の流れを説明する。図6は、サービス提供システム1において、サーバ11から要求して位置情報を取得する場合の処理(サービス提供方法)の一例を示すフローチャートである。なお、同図のフローは、認証に成功してサービスが提供されている(サーバ11と通信端末10との通信接続が確立されている)状態から開始している。
サーバ11のサービス制御部43は、サービスの提供中において、表示装置12の位置情報を取得するように位置取得部40に指示する。位置取得部40は、この指示に従って表示装置12に位置情報を要求する(S220)。なお、位置情報を要求するタイミングは特に限定されず、例えば通信端末10と該サービスに関するデータの送受信を行う際などに要求してもよいし、一定時間毎に要求してもよいし、ランダムな時間間隔で要求してもよい。
表示装置12の表示装置制御部61は、サーバ11からの表示装置12の位置情報の要求を受信し(S240)、表示装置GPS受信部62から自機の位置情報を取得し、表示装置通信部60を介してサーバ11にアップロードする(S242)。
サーバ11のサービス制御部43は、表示装置12の位置情報の受信(S222)を確認すると、次はサービスの提供を受けている通信端末10の位置情報を取得するように位置取得部40に指示する。そして、位置取得部40は、この指示に従って通信端末10に位置情報を要求する(S224)。
通信端末10の通信端末制御部21は、サーバ11からの上記位置情報の要求を受信すると(S200)、通信端末GPS受信部22から自機の位置情報を取得し、通信端末通信部23を介してサーバ11にアップロードする(S202)。なお、この位置情報のアップロードは、図2の「生存応答」に対応している。
サーバ11のサービス制御部43は、通信端末10の位置情報の受信(S226)を確認すると、S222で受信した表示装置12の位置情報と、S226で取得した通信端末10の位置情報とが一致するかを判定するように照合部41に指示する。
この指示を受信した照合部41は、位置取得部40から通信端末10の位置情報と、表示装置12の位置情報とを取得し、両者が一致するか判定する(S228、判定ステップ)。なお、この判定の方法や基準は、図5に基づいて説明したとおりであるから、ここでは説明を省略する。
ここで、照合部41は、一致すると判断した場合(S228でYES)、その旨をサービス制御部43に通知する。この場合、サービス制御部43は、通信端末10との通信接続を維持して、引き続き通信端末10に対しサービスを提供し(S230)、通信端末10は、上記通信接続を介してこのサービスを受信する(S204)。この後、サーバ11の処理はS220に戻る。
一方、照合部41は、一致しないと判断した場合(S228でNO)には、その旨をサービス制御部43に通知する。この場合、サービス制御部43は、通信端末10との通信接続を切断し、通信端末10へのサービスの提供を終了する(S232、接続制御ステップ)。
なお、上記の例では、簡単のため、サーバ11が1つの通信端末10のみに位置情報を要求する例を示したが、サーバ11が複数の通信端末10にサービスを提供している場合には、各通信端末10のそれぞれに位置情報を要求する。
この場合、1つの通信端末10についてS224からS230(またはS232)の処理を行った後、他の通信端末10についてもS224からS230(またはS232)の処理を行う。つまり、S222の処理の後、サービスの提供を受けている各通信端末10について、S224からS230(またはS232)の処理を行う。このような処理によれば、表示装置12から位置情報を一度取得するだけで、複数の通信端末10についての照合を行うことができるので効率がよい。
以上のように、サーバ11が通信端末10および表示装置12に対して位置情報の要求を行う構成とした場合、通信端末10や表示装置12はサーバ11から要求があった時だけ位置情報の取得および送信を行えばよい。したがって、この構成によれば、通信端末10および表示装置12が一定期間ごとに位置情報をアップロードする構成と比べて、通信端末10および表示装置12の処理負荷を軽減することができる。これは、特に、省電力化の必要性の高い通信端末10にとってメリットが大きい。
なお、位置情報の照合のタイミングは、この例に限られず、例えば通信端末10または表示装置12が移動したときに、該通信端末10または表示装置12から位置情報をアップロードし、位置情報がアップロードされたタイミングで照合を行ってもよい。
また、上記では、通信端末10および表示装置12の双方から位置情報を取得して照合を行っているが、何れか一方の位置情報を取得したときに照合を行ってもよい。例えば、表示装置12を移動させない場合等には、通信端末10から位置情報を取得したときに、表示装置12からは位置情報を取得せず、過去に取得した表示装置12の位置情報と、新たに取得した通信端末10の位置情報とを照合してもよい。
さらに、上記では、通信端末10とサーバ11との間に確立された通信接続を利用して通信端末10からサーバ11に位置情報をアップロードする例を示したが、この例に限られない。
例えば、サーバ11から通信端末10に位置情報の送信先および送信方法を通知しておいてもよい。より具体的には、サービス制御部43は、サービスの提供開始時等に、サービスを再開するためのアクセス先のアドレス情報を通信端末10に送信してもよい。この場合、通信端末10は、サービスを再開するときに、このアドレス情報を用いて上記アクセス先にアクセスして自機の位置情報をアップロードする。そして、サーバ11のサービス制御部43は、照合部41が通信端末10はサービス提供エリア内であると判定した場合に、通信接続を確立してサービスの提供を再開してもよい。
これにより、通信端末10は、表示装置12から離れたことによってサービス終了となった場合であっても、サービス提供エリアに戻って位置情報を通知することにより、Webページからの認証を再び行うことなくスムーズに再開することが可能になる。
〔具体例〕
次に、サービス提供システム1にて、キャラクターからのメッセージを配信するサービスを提供する例を図7を用いて説明する。図7は、サービス提供システム1にてキャラクターからのメッセージを配信するサービスを提供した場合の例を説明する図である。
より詳細には、図7の例では、テーマパークや遊園地等の娯楽施設において、表示装置12を搭載した車両からなるパレードを近くで観覧している来場者の通信端末10に対して、表示装置12に表示されたキャラクターからのメッセージを配信する。
まず、同図の(a)に示すように、通信端末10を所持する来場者が、サービスに関する画像を表示している表示装置12に近づく。そして、通信端末10を操作して、所定のURLを入力する。
これにより、同図の(b)に示すように、表示装置12に表示されているキャラクターからのメッセージの配信を受けるためのメッセージサイトの画面が通信端末10に表示される。なお、上記URLの入力が図5のコンテンツダウンロードリクエスト(S100)に対応し、メッセージサイトの画面送信がコンテンツ送信(S122)に対応している。
図示の通信端末10には、表示装置12に表示されたキャラクターからのメッセージがあることが表示されていると共に、このメッセージを見るか見ないかを選択させる選択肢が表示されている。また、このメッセージを見るためにはGPSが必要であることが表示されている。
ここで、メッセージを「見る」ことを選択すると、通信端末10は自機の位置情報を取得してサーバ11にアップロードし、サーバ11はアップロードされた位置情報と、一定時間毎にアップロードされる表示装置12の位置情報とを照合する。
ここでは、通信端末10が表示装置12の近傍に位置しているため、上記の位置情報が一致していると判定され、サーバ11は通信端末10へのサービス提供を開始する。すなわち、サーバ11は、通信端末10と通信接続を確立し、この通信接続を介してキャラクターのメッセージを通信端末10へ送信する。
これにより、同図の(c)に示すように、通信端末10にキャラクターのメッセージが表示される。サーバ11と通信端末10との間には、通信接続が確立されているため、通信端末10の所持者は、表示装置12の近くに居る限り、この通信接続を介してキャラクターのメッセージの配信を受けることができる。
一方、通信端末10の所持者が、表示装置12から離れた場合、通信端末10からアップロードされる位置情報と、表示装置12からアップロードされる位置情報とが一致しなくなる。
これにより、サーバ11は、通信接続を切断して、通信端末10へのサービスの提供を終了することを決定する。このときに、サーバ11から通信端末10にサービスの提供の終了を通知した場合、通信端末10はその旨を表示する。例えば、同図の(d)に示すように、通信端末10は、パレードから離れたことによってサービスから切断されたことを表示してもよい。
なお、図8の(d)のように、通信端末10が表示装置12から離れた場合に、サービスの提供そのものを停止してもよいが、提供するサービスのレベルを変更してサービスの提供を継続してもよい。例えば、表示装置12から離れた場合には、上記メッセージサイトにおいて、キャラクターメッセージを見ることはできないが、当該サイトの他のコンテンツ(通常表示している画像やメッセージ等)は見ることができるようにしてもよい。
また、サービス制御部43は、通信端末10の位置情報と表示装置12の位置情報から通信端末10と表示装置12との距離を算出し、算出された距離に応じて提供するサービスの内容を異ならせてもよい。例えば、距離に応じて異なるメッセージを表示させてもよいし、距離が下限値以下の場合には通信端末10に音声メッセージを送信し、下限値を超える場合には文字のメッセージを送信してもよい。
さらに、通信端末10のユーザに応じたサービスを提供してもよい。例えば、通信端末10から該通信端末10のユーザの使用言語を示す情報を取得し、その情報が示す言語のメッセージを送信してもよい。
また、上記の例では、サービスの終了を位置情報が一致するか否かのみによって判断しているが、他の要素を考慮してサービスの終了を判断してもよい。例えば、通信端末10がメッセージサイトに接続して1時間が経過していたらサービス提供を停止する等、位置情報が一致する場合であっても、サービスの利用継続時間に応じてサービス提供を停止してもよい。
以上のように図7の例では、アクセス認証時に位置情報の照合を行うと共に、サービス提供中にも位置情報の照合を行う。また、表示装置12はパレードの車に搭載されており、当然表示装置12の位置は経時変化する。
これらの構成により、例えば位置偽装アプリ等を用いて通信端末10の位置情報を意図的に改変したとしても、この位置情報と照合されるのが、極めて局地的でありかつ経時変化する表示装置12の位置情報であるから、認証に成功することは困難である。
また、仮に位置情報を偽装してアクセスに成功したとしても、表示装置12の近隣に居ない限り、経時変化する表示装置12の位置情報と一致するような位置情報を生成し続けることは困難であるから、サービス提供を受け続けることは更に困難である。
このように、サービス提供システム1を用いることにより、イベント限定サービスや地域限定サービスを提供する際、位置情報を偽装した不正なアクセスやサービスの享受を防止できるという効果を奏する。
〔実施の形態2〕
上記実施形態のサービス提供システム1は、サービス開始のために位置情報を照合して認証を行っているが、位置情報の照合によらずにサービスを開始してもよい。ただし、この場合、サービス提供エリア内のユーザのみをサービス開始の対象とするための他の構成が必要になる。
本実施形態では、位置情報の照合によらずにサービスを開始する例を図8から図11に基づいて説明する。なお、上記実施形態と同様の構成には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
<動作概要>
まず、本実施形態に係るサービス提供システムの動作概要を図8に基づいて説明する。図8は、位置情報の照合によらずにサービスを開始するサービス提供システム2の動作概要を示す図であり、同図の(a)は認証時の動作を示し、同図の(b)は認証後の動作を示している。
図8のサービス提供システム2は、通信端末70と、サーバ(サービス提供装置)71と、表示装置(基準装置)72とを含む。サーバ71と通信端末70、およびサーバ71と表示装置72は、ネットワークを介してデータ通信を行うように構成されている。
同図の(a)に示すように、表示装置72にはQRコード(登録商標)が表示されている。サービス提供システム2では、通信端末70は、このQRコード(登録商標)を読み取ることによってサーバ71にアクセスする。
つまり、サービス提供システム2では、サービスの提供を受けるために必要な情報を表示装置72に表示することにより、表示された情報を読み取ることが可能な位置、すなわち表示装置72の近傍にある通信端末70のみにサービスを提供する。
また、同図には示していないが、サービス提供システム2では、表示装置72は、その近傍の通信端末70に対し、サーバ71にアクセスするための情報(URL)を送信することができる。これによっても、表示装置72の近傍のユーザのみにサービスを提供することができる。
なお、同図の(b)に示すように、サービスの提供を開始した後の処理は上記実施形態のサービス提供システム1と同様である。つまり、サービスの提供を受けている通信端末70は、サーバ71に生存応答および位置情報を送信する。そして、サーバ71は、通信端末70の位置情報と、表示装置12から取得した該表示装置12の位置情報とを照合し、一致する場合にはサービス提供を継続し、一致しない場合にはサービス提供を終了する。
<要部構成>
次に、サービス提供システム2に含まれる各装置の要部構成を図9に基づいて説明する。図9は、サービス提供システム2に含まれる通信端末70、サーバ71、および表示装置72の要部構成を示すブロック図である。
(サーバ71)
サーバ71は、図1のサーバ11と比べて、URL生成部(アドレス更新手段)90を備えている点、および記憶部32にURLデータ(アドレス情報)91が格納されている点で相違している。
URL生成部90は、サーバ71にアクセスするためのURLを生成する。より詳細には、URL生成部90は、記憶部32に格納されているURLデータ91を定期的に更新する。また、このときに、更新したURLデータ91に対して、このURLデータ91の有効期間を対応付けて格納する。そして、URL生成部90は、この有効期間経過時にURLデータ91を更新する。
URLデータ91は、サーバ71にアクセスするためのURLを含むデータである。より詳細には、サーバ71にアクセスするためのQRコード(登録商標)である。なお、表示装置72がURLからQRコード(登録商標)を生成する機能を有している場合には、URLデータ91は、単にURLを示すものであってもよい。
サービス制御部43は、URL生成部90によって更新されるURLデータ91(QRコード(登録商標))を表示装置72に送信して表示させる。つまり、本実施形態のサービス制御部43は、サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を表示装置72に表示させる表示制御手段としての機能も有する。そして、サービス制御部43は、QRコード(登録商標)によるアクセスを確認した場合、そのアクセスにかかるURLが有効期間内である場合にのみ、サービスの提供を行う。これにより、そのときに表示装置72の近隣に居るユーザのみに対するサービスの提供が可能になる。
(通信端末70および表示装置72)
通信端末70は、図1の通信端末10と比べて、通信端末近距離通信部80を備えている点で相違しており、表示装置72は、図1の表示装置12と比べて表示装置近距離通信部100を備えている点で相違している。
表示装置近距離通信部100は、表示装置12が自機と近距離にある装置と通信するためのものであり、自機からの距離が最大通信可能距離以下の装置のみに情報を送信することができる。また、通信端末近距離通信部80は、表示装置近距離通信部100と通信するためのものである。
すなわち、通信端末70は、表示装置72の近くにある(表示装置近距離通信部100の通信圏内にある)状態においては、通信端末近距離通信部80を介して、表示装置72からの情報を受信できるようになっている。
この近距離通信を利用することによっても、表示装置72の近隣に居るユーザのみに対してサービスを提供することが可能である。
この場合、サーバ71のURL生成部90は、QRコード(登録商標)ではなく単にURLを示すURLデータ91を定期的に更新する。そして、サービス制御部43は、これを表示装置72に送信し、表示装置制御部61は受信したURLデータを表示装置近距離通信部100から送信する。この場合、サービス制御部43は、サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を送信する送信制御手段としても機能することになる。
なお、サービス制御部43は、このアドレス情報と共に、該アドレス情報を近距離通信部100から送信させるための命令を送信してもよい。この場合、表示装置72において、アドレス情報をどのように処理するかを判断する必要がなくなる。
これにより、表示装置近距離通信部100の通信圏内の通信端末70のみが通信端末近距離通信部80を介してURLデータ91を受信することができるので、表示装置72の近隣に居るユーザのみに対してサービスを提供することができる。
なお、表示装置制御部61は、受信したURLデータを表示装置近距離通信部100から送信する代わりに、該URLデータに基づいて表示装置表示部63にURLを表示してもよい。この場合、通信端末70のユーザは、表示されたURLを該通信端末70に入力することによってサービスを開始することが可能である。また、表示装置制御部61は、受信したURLデータを記憶しておき、通信端末70からURLの送信要求に応じて、該URLデータを送信してもよい。
<サービス提供システムの処理動作>
次に、サービス提供システム2における処理の流れを図10に基づいて説明する。図10は、サービス提供システム2における処理(サービス提供方法)の一例を示すフローチャートである。なお、同図では、近距離通信によってURLを配信する場合の処理を示している。
上述のように、サーバ71のURL生成部90は、該サーバ71のURLを書き換えてURLデータ91を更新し(S320)、サービス制御部43は書き換え済みのURL(更新後のURLデータ91)を表示装置72に送信する(322)。これらの処理は、定期的に行われる。
表示装置72の表示装置制御部61は、この書き換え済みURLを受信すると(S340)、表示装置近距離通信部100の通信圏内にこれをブロードキャスト送信する(S342)。
この通信圏内に位置する通信端末70の通信端末制御部21は、通信端末近距離通信部80を介してこのURL(サーバ71にアクセスするためのURL)を受信する(S300)と、このURLにてサーバ71にアクセスする(S302)。なお、サーバ71にアクセスするか否かは、通信端末70のユーザに選択させてもよい。
サーバ71のサービス制御部43は、通信端末70からのアクセスを受け付けると(S324)、アクセスされたURLが有効時間(期間)内であるか判断する(S326)。つまり、この例では、有効期間内のURLを最新のURLであるとみなしている。
ここで、有効期間経過後のURLであると判断した場合(S326でNO)、アクセスを受け付けない旨を通信端末70に通知し、これにより通信端末70の通信端末制御部21は、アクセスに失敗したと判断する(S304)。
一方、有効期間内のURLであると判断した場合(S326でYES)、サービス制御部43は、通信端末70へのサービス提供を開始し(S328)、通信端末70は提供されるサービスを受信する(S306)。なお、上記実施形態と同様、サービスの提供の際には、通信端末70との間に通信接続を確立し、この通信接続を介してサービスを提供する。
サービスの利用を開始した後、通信端末70の通信端末制御部21は、一定時間毎に自機の位置情報を取得しサーバ71にアップロードする(S308)。また、表示装置72の表示装置制御部61も、自機の位置情報を一定時間毎にサーバ71にアップロードする(S344)。
そして、サーバ71の位置取得部40は、表示装置72の位置情報を受信する(S330)と共に、通信端末70の位置情報を受信し(S332)、これらの位置情報を照合部41に送信する。照合部41は、位置取得部40から受信した位置情報を照合し、一致するか判断し(S334、判定ステップ)、判断の結果をサービス制御部43に通知する。
ここで、一致する旨の通知を受信した場合、サービス制御部43は、サービスの提供を継続する(S336)。そして、通信端末70は、引き続きサービスを受信する(S310)。一方、一致しない旨の通知を受信した場合、サービス制御部43は、通信端末70との通信接続を切断し、サービスの提供を終了する(S338、接続制御ステップ)。
なお、表示装置72に表示させたQRコード(登録商標)を通信端末70に読み取らせる場合には、S342がQRコード(登録商標)を表示する処理となり、S300がQRコード(登録商標)を通信端末70で読み取る処理となる。
〔具体例〕
次に、サービス提供システム2にて、表示装置72を用いてチャットを行うことができるサービスを提供する例を図11を用いて説明する。図11は、サービス提供システム2にてチャットを行うことのできるサービスを提供した場合の例を説明する図である。
より詳細には、図11では、テーマパークや遊園地等の娯楽施設において、乗り物等の順番待ちをしている来場者から見える位置に表示装置72を配置し、来場者が通信端末70にて書き込んだメッセージを表示装置72に表示させるサービスを例示している。このようなサービスによれば、順番待ちをしている来場者の気を紛らわせ、また来場者同士の交流を促進することができる。
まず、同図の(a)に示すように、表示装置72には、チャットの画面が表示されていると共に、チャットに参加するためのQRコード(登録商標)が表示されている。ここで、通信端末70を所持する来場者が、表示装置72に近づく。そして、通信端末70を操作して、表示されているQRコード(登録商標)を読み取る。
ここで、通信端末70は、読み取ったQRコード(登録商標)に示されるURL、すなわちサーバ71のURLにアクセスする。このように、読み取ってすぐにアクセスした場合、このURLの有効期間を過ぎていることはないため、サーバ71からサービスの提供が開始される。
これにより、同図の(b)に示すように、チャットに参加するための画面が通信端末70に表示される。図示の通信端末70には、チャットに参加するか否かを選択させる選択肢が表示されている。また、このメッセージを見るためにはGPSが必要であることが表示されている。
ここで、「参加する」ことを選択すると、通信端末70はその旨をサーバ71に通知し、これによりチャット画面がサーバ71から送信され、同図の(c)に示すように、通信端末70にこの画面が表示される。なお、サーバ71は、参加する旨の通知を受信したときにサービスを開始することを決定してもよい。
サービスの提供期間中は、サーバ71と通信端末70との間には、通信接続が確立されているため、通信端末70の所持者は、表示装置72の近くに居る限り、この通信接続を介してチャットを行うことができる。
一方、通信端末70の所持者が、表示装置72から離れた場合、通信端末70からアップロードされる位置情報と、表示装置72からアップロードされる位置情報とが一致しなくなる。
これにより、サーバ71は、通信接続を切断して、通信端末70へのサービスの提供を終了することを決定する。このときに、サーバ71から通信端末70にサービスの提供の終了を通知した場合、通信端末70はその旨を表示する。例えば、同図の(d)に示すように、通信端末70は、娯楽施設から離れたことによってサービスから切断されたことを表示してもよい。
〔変形例〕
上述のサービス提供システム1では、表示装置12とサーバ11が別の装置である例を示したが、これらは一体に構成された1つの装置であってもよい。また、同システムでは、表示装置12がその位置情報を取得しているが、表示装置12と別体の位置取得装置を表示装置12と同じ位置またはその近傍に配置し、この位置取得装置にて表示装置12の位置情報を取得してもよい。
さらに、上述のサービス提供システム1では、サーバ11が、サービスを開始するための認証処理、サービスの提供処理、およびサービスを継続するか否かの判定処理を行っているが、これらの処理の一部または複数を異なる装置に実行させてもよい。例えば、認証処理を行う認証サーバと、サービスを提供するサービス提供サーバと、サービスの継続判定を行う継続監視サーバとをネットワークを介して通信可能に接続したシステムであっても、上記サーバ11と同様の機能を実現できる。
また、上述のサービス提供システム1では、サービス提供エリアを設定する基準となる装置が表示装置12となっている。しかしながら、サービス提供エリアを設定する基準となる装置は、その装置の位置を示す位置情報をサーバ11が取得可能な装置であればよく、表示機能を備えている必要はない。
なお、上記の各変形例は、サービス提供システム2においても同様に適用可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、サーバ11および71の各ブロック、特にサーバ制御部31は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、サーバ11および71は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるサーバ11および71の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、サーバ11および71に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、サーバ11および71を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、特定エリア内の通信端末にサービスを提供するサーバに利用することができる。
(実施形態1)
1 サービス提供システム
10 通信端末
11 サーバ(サービス提供装置)
40 位置取得部(基準位置取得手段、端末位置取得手段)
41 照合部(判定手段)
43 サービス制御部(接続制御手段、表示制御手段、再開アドレス送信手段、サービス制御手段)
12 表示装置(基準装置)
63 表示装置表示部(表示部)
(実施形態2)
2 サービス提供システム
70 通信端末
71 サーバ(サービス提供装置)
43 サービス制御部(接続制御手段、表示制御手段、送信制御手段)
90 URL生成部(アドレス更新手段)
91 URLデータ(アドレス情報)
72 表示装置(基準装置)
100 表示装置近距離通信部(近距離通信部)

Claims (17)

  1. 通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介してサービスを提供するサービス提供装置であって、
    上記サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定手段と、
    上記判定手段が、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御手段と
    上記サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を上記基準装置に送信する送信制御手段とを備えており、
    上記送信制御手段は、上記アドレス情報と共に、上記基準装置が備えている該基準装置との距離が最大通信可能距離以下の通信端末のみに情報を送信する近距離通信部から上記アドレス情報を送信させる命令を送信する
    ことを特徴とするサービス提供装置。
  2. 通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介してサービスを提供するサービス提供装置であって、
    上記サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定手段と、
    上記判定手段が、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御手段と
    上記サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を上記基準装置に送信する送信制御手段と、
    上記アドレス情報を更新するアドレス更新手段とを備えており、
    上記接続制御手段は、上記アドレス更新手段が更新した最新のアドレス情報を用いてアクセスした上記通信端末のみと通信接続を確立して上記サービスの提供を開始する
    ことを特徴とするサービス提供装置。
  3. 通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介してサービスを提供するサービス提供装置であって、
    上記サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定手段と、
    上記判定手段が、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御手段と
    上記接続制御手段が提供を終了したサービスを再開するためのアクセス先のアドレス情報を上記通信端末に送信する再開アドレス送信手段とを備え、
    上記接続制御手段は、上記再開アドレス送信手段が送信したアドレス情報を用いてアクセスした通信端末から受信した端末位置情報に基づき、上記判定手段が、該通信端末が上記サービス提供エリア内にあると判定した場合に、該通信端末との通信接続を確立してサービスの提供を再開する
    ことを特徴とするサービス提供装置。
  4. 上記サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を上記基準装置に送信する送信制御手段を備えていることを特徴とする請求項に記載のサービス提供装置。
  5. 上記送信制御手段は、上記アドレス情報と共に、上記基準装置が備えている該基準装置との距離が最大通信可能距離以下の通信端末のみに情報を送信する近距離通信部から上記アドレス情報を送信させる命令を送信することを特徴とする請求項に記載のサービス提供装置。
  6. 上記アドレス情報を更新するアドレス更新手段を備え、
    上記接続制御手段は、上記アドレス更新手段が更新した最新のアドレス情報を用いてアクセスした上記通信端末のみと通信接続を確立して上記サービスの提供を開始することを特徴とする請求項1、4または5に記載のサービス提供装置。
  7. 上記基準装置に上記サービスに関する画像を送信して、該画像を当該基準装置が備える表示部に表示させる表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項3または4に記載のサービス提供装置。
  8. 上記表示制御手段は、上記サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を上記表示部に表示させることを特徴とする請求項に記載のサービス提供装置。
  9. 上記通信端末からの上記サービスの開始要求の受信時に、該通信端末から上記端末位置情報を受信する端末位置取得手段を備え、
    上記接続制御手段は、上記端末位置取得手段が受信した端末位置情報に基づき、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあると上記判定手段が判定した場合に、当該通信端末と通信接続を確立して上記サービスの提供を開始することを特徴とする請求項に記載のサービス提供装置。
  10. 上記基準位置情報が示す位置と上記端末位置情報が示す位置との距離に応じて提供するサービスの内容を異ならせるサービス制御手段を備えていることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載のサービス提供装置。
  11. サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置と、上記サービスの提供を受ける通信端末と、該通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介して上記サービスを提供するサービス提供装置とを含むサービス提供システムであって、
    上記サービス提供装置は、上記基準装置から受信した、該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した、該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定手段と、上記判定手段が、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御手段と、上記サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を上記基準装置に送信する送信制御手段とを備えており、
    上記送信制御手段は、上記アドレス情報と共に、上記基準装置が備えている該基準装置との距離が最大通信可能距離以下の通信端末のみに情報を送信する近距離通信部から上記アドレス情報を送信させる命令を送信する
    ことを特徴とするサービス提供システム。
  12. サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置と、上記サービスの提供を受ける通信端末と、該通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介して上記サービスを提供するサービス提供装置とを含むサービス提供システムであって、
    上記サービス提供装置は、上記基準装置から受信した、該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した、該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定手段と、上記判定手段が、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御手段と、上記接続制御手段が提供を終了したサービスを再開するためのアクセス先のアドレス情報を上記通信端末に送信する再開アドレス送信手段とを備えており、
    上記接続制御手段は、上記再開アドレス送信手段が送信したアドレス情報を用いてアクセスした通信端末から受信した端末位置情報に基づき、上記判定手段が、該通信端末が上記サービス提供エリア内にあると判定した場合に、該通信端末との通信接続を確立してサービスの提供を再開する
    ことを特徴とするサービス提供システム。
  13. 上記基準装置と上記サービス提供装置とが一体に構成されていることを特徴とする請求項11または12に記載のサービス提供システム。
  14. 通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介してサービスを提供するサービス提供装置によるサービス提供方法であって、
    上記サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定ステップと、
    上記判定ステップにて、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御ステップと
    上記サービスを開始するためにアクセスする必要のあるアクセス先のアドレス情報を上記基準装置に送信するステップとを含んでおり、該ステップにおいて、上記アドレス情報と共に、上記基準装置が備えている該基準装置との距離が最大通信可能距離以下の通信端末のみに情報を送信する近距離通信部から上記アドレス情報を送信させる命令を送信する
    ことを特徴とするサービス提供方法。
  15. 通信端末と通信接続を確立し、該通信接続を介してサービスを提供するサービス提供装置によるサービス提供方法であって、
    上記サービスを提供するサービス提供エリアを規定する基準となる基準装置から受信した該基準装置の位置を示す基準位置情報と、上記サービスの提供を受けている上記通信端末から受信した該通信端末の位置を示す端末位置情報とを照合して、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にあるか判定する判定ステップと、
    上記判定ステップにて、上記通信端末が上記サービス提供エリア内にないと判定した場合に、上記通信接続を切断して上記サービスの提供を終了する接続制御ステップと
    上記接続制御ステップにおいて終了したサービスの提供を再開するためのアクセス先のアドレス情報を上記通信端末に送信するステップとを含んでおり、該ステップにて送信されたアドレス情報を用いてアクセスした通信端末から受信した端末位置情報に基づき、該通信端末が上記サービス提供エリア内にあると判定された場合に、該通信端末との通信接続を確立してサービスの提供を再開する
    ことを特徴とするサービス提供方法。
  16. 請求項1から10の何れか1項に記載のサービス提供装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
  17. 請求項16に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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