JP6002913B2 - サーバ装置、コンテンツ共有システム、プログラム、およびアプリケーションソフトウェア - Google Patents

サーバ装置、コンテンツ共有システム、プログラム、およびアプリケーションソフトウェア Download PDF

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Description

本発明は、サーバ装置、コンテンツ共有システム、プログラム、およびアプリケーションソフトウェアに関するものである。
パーティまたはコンサート等の複数の参加者が存在するイベントにおいては、様々な参加者がそれぞれ持参したカメラによって様々なシーンを自由に撮影する。そうして撮影された画像または映像といったコンテンツを参加者間で共有することに対するニーズがある。具体的には、ある参加者が撮影したコンテンツを他の参加者が閲覧し、印刷し、またはコンテンツをコピーして保管する、などのコンテンツ共有のニーズがある。これらコンテンツ共有方法としては、以下に説明するようにいくつかの既存のものがある。
第一に、参加者間でカメラを回付し、各参加者が、カメラの表示部に表示された他の参加者が撮影したコンテンツのうち自分がコピーしてほしいコンテンツのメモを取り、解散後にカメラの所有者がそれらのコンテンツをプリント等して、この画像または映像を欲する参加者に物理的に(例えば、郵便により)送るか、または、コンピュータを使用して電子メール等の電子的な手段によってデジタルデータとして送信するという方法がある。
第二に、送受信手段としてウェブページを準備し、撮影されたコンテンツを各参加者が当該ウェブページにアップロードし、アップロードされたこれらのコンテンツを、当該ウェブページに参加者がアクセスして閲覧することで、共有するという方法がある。また、受信行為を効率化するために、そのようにして共有されたコンテンツを一ユーザが選別してウェブ上のアルバムを作成し、アルバムの閲覧が可能なURLを適切な参加者に対して電子メール等で通知することでアルバムを公開するという方法がある。
第三に、既存のSNS(Social Networking Service)のようなサービスを利用する方法がある。具体的には、特許文献1等に開示されるように、まず各参加者が同一または相互に利用可能なSNSに会員登録しておく。その上で、コンテンツを共有したい参加者間でグループを生成し、各参加者が撮影したコンテンツをそのグループの共有領域にアップロードすることにより、参加者間で共有する方法である。
特開2012−203756号公報
上述の従来の方法においては、例えば以下のような課題があった。
第一の方法においては、各参加者は、意図された受取人に対し、コンテンツを郵便または電子メールで送信しなければならない。このためには、意図された受取人の住所または電子メールアドレスを前もって知っておく必要がある。
第二の方法においては、複数の参加者が、一定のルールに則って、同一のウェブページにアクセスしアップロードする作業が必要になる。したがって、まずそのようなページを作成する手間が必要である。また、そのようなページに参加するためには、ある程度専門の知識が必要となる。そのため、例えば、インターネットの仕組みに不慣れな参加者は、そのようなページに参加することは容易ではない。また、アルバムの閲覧が可能なURLが第三者に漏れてしまった場合、悪意の第三者によるこのURLへのアクセスを防止することは困難であり、そのため、セキュアにコンテンツを共有できないという問題があった。
第三の方法においては、コンテンツを共有するためには参加者がSNSに会員登録しなければならないことになり、参加者にある程度の専門知識が要求される。また、会員登録にあたり個人情報をSNSに渡すことが必要となる。SNSによっては会員登録を行わず、ゲストユーザとして参加者のグループに参加することができる場合もあり、それによってコンテンツ共有を達成することは可能であるが、この場合、第三者によるゲストユーザのなりすましに適切に対抗することが困難であった。また、グループの共有領域を一般公開することが可能なSNSもあるが、この機能を用いて共有を行った場合、無関係の第三者等、公開したくない相手にもアクセスを許可することとなってしまうという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決する装置等を提供するものである。
上記課題を解決すべく以下の手段を採った。なお後述する発明を実施するための形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために括弧書きで付記するが、本発明の構成要素は該付記したものには限定されない。
すなわち、本発明の一側面に係るサーバ装置は、
所定のコンテンツを記憶可能な共有領域を有するサーバ装置(11)であって、
前記共有領域にアクセスするためのアクセス情報(インビテーショントークン)を、前記共有領域へのアクセスを認可する(S502の認可通知を送信する)第1の情報端末装置(ホスト装置12)に対して提供し(S404におけるインビテーショントークンの送信)、
ユーザ識別情報(仮ユーザID)および前記アクセス情報を取得した第2の情報端末装置(ゲスト装置13)より、前記共有領域へのアクセス要求を受けたことに基づいて(S407におけるインビテーショントークンの受信)、当該共有領域へのアクセスを認可する旨の認可通知を前記第1の情報端末装置より得たことを条件として(S502における認可通知の受信)、当該ユーザ識別情報を対象とした前記共有領域へのアクセスを可能とする(S504における共有領域へのアクセス許可)
ことを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば以下のようなサーバ装置を提供することができる。すなわち、第一には、コンテンツを共有する各参加者が、互いに電子メール等の個人情報を提供することなく、コンテンツを共有することが可能となる。第二には、専門知識を有することなくコンテンツ共有の参加者となることができる。第三には、意図しない第三者からのアクセスを防止することができ、セキュアにコンテンツを共有することが可能となる。
このようなサーバ装置によって、第2の情報端末装置は第1の情報端末装置から何らかの方法によりアクセス情報を取得しなければならないため、第1の情報端末装置を保有するホストユーザは、第2の情報端末装置を保有するゲストユーザを把握することが可能であり、これにより無関係の第三者による共有領域へのアクセスを排除することができる。また、ゲストユーザは、ユーザ識別情報を取得しさえすれば、ホストユーザからアクセス情報を取得して認可を受けることで共有領域へのアクセスが可能となることから、サービス享受にあたり、個人情報をサーバ装置やホスト装置に提供する必要がない。
本発明の別側面に係るサーバ装置は、上記サーバ装置において、
所定のアプリケーションソフトウェア(コンテンツ共有アプリケーション)がインストールされていない情報端末装置より、前記アクセス要求を受けたときには(S408におけるWebアクセス)、当該情報端末装置に対して、前記所定のアプリケーションソフトウェアをインストールするように誘導する(S409におけるアプリダウンロードページへの誘導)
ことを特徴とする。
かかる構成によれば、共有領域へのアクセスに必要となるアプリケーションソフトウェアを容易に情報端末装置にインストールさせることが可能となり、より利便性の高いコンテンツ共有サービスを提供可能なサーバ装置を提供することができる。
本発明の別側面に係るサーバ装置は、上記サーバ装置において、
前記第1の情報端末装置に対してワンタイムのアクセス情報を提供する
ことを特徴とする。
かかる構成によれば、ゲストユーザから取得した同一のアクセス情報で共有領域にアクセスしようとするなりすまし行為の排除を強化することができる。
本発明の別側面に係るサーバ装置は、上記サーバ装置において、
前記アクセス要求には、前記第2の情報端末装置の位置情報(緯度や経度等のGPS情報)が含まれ、
前記第1の情報端末装置に対して、前記アクセス要求に含まれる第2の情報端末装置の位置情報を提供すると共に、前記第1の情報端末装置からは、当該第1の情報端末装置と当該第2の情報端末装置との距離が所定範囲内(所定閾値以下)であることを条件として前記認可通知が得られる
ことを特徴とする。
かかる構成によれば、ホストユーザの許諾を得ていない第三者が共有領域にアクセスしようとするなりすまし行為の排除を強化することができる。
本発明の別側面に係るサーバ装置は、上記サーバ装置において、
前記アクセス情報は、二次元コードを生成可能な形式(二次元コード化後の画像データまたは二次元コード化前の非画像データ)で前記第1の情報端末装置に対して提供される
ことを特徴とする。
かかる構成によれば、アクセス情報の配布を容易に行うことができる。また、第1の情報端末装置において提示される二次元コードを取得(撮像)するために、第2の情報端末装置を二次元コードに近接させる操作を要することになるため、ホストユーザがゲストユーザを確実に把握して、共通領域へのアクセス認可を適切に判断することができる。
本発明の別側面に係るサーバ装置は、上記サーバ装置において、
前記アクセス情報は、NFC(Near Field Communication)方式の無線情報を生成可能な形式で前記第1の情報端末装置に対して提供される
ことを特徴とする。
かかる構成によれば、アクセス情報の配布を容易に行うことができる。また、第1の情報端末装置において出力される無線情報を取得(受信)するために、第2の情報端末装置を無線情報出力部に近接させる操作を要することになるため、ホストユーザがゲストユーザを確実に把握して、共通領域へのアクセス認可を適切に判断することができる。
本発明の一側面に係るコンテンツ共有システムは、
所定のコンテンツを記憶可能な共有領域を有するサーバ装置(11)と、前記共有領域へのアクセスを認可する(S502の認可通知を送信する)第1の情報端末装置(ホスト装置12)と、ユーザ識別情報(仮ユーザID)を取得した第2の情報端末装置(ゲスト装置13)と、を含んで構成されるコンテンツ共有システム(1)であって、
前記サーバ装置は、前記第1の情報端末装置に対して、前記共有領域にアクセスするためのアクセス情報を提供し(S404のインビテーショントークン送信)、
前記アクセス情報の提供を受けた前記第1の情報端末装置は、当該アクセス情報を所定態様で出力し(S405の二次元コード提示)、
前記アクセス情報を取得した第2の情報端末装置は、前記サーバ装置に対して前記共有領域へのアクセス要求(S407のインビテーショントークン送信)を行い、
前記アクセス要求を受けたサーバ装置は、当該共有領域へのアクセスを認可する旨の認可通知を前記第1の情報端末装置より得たことを条件として(S502における認可通知の受信)、前記ユーザ識別情報を対象とした前記共有領域へのアクセスを可能とする(S504における共有領域へのアクセス許可)
ことを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば以下のようなことが可能となる。すなわち、第一には、コンテンツを共有する各参加者が、互いに電子メール等の個人情報を提供することなく、コンテンツを共有することが可能となる。第二には、専門知識を有することなくコンテンツ共有の参加者となることができる。第三には、意図しない第三者からのアクセスを防止することができ、セキュアにコンテンツを共有することが可能となる。
このようなコンテンツ共有システムでは、第2の情報端末装置は第1の情報端末装置から何らかの方法によりアクセス情報を取得しなければならないため、第1の情報端末装置を保有するホストユーザは、第2の情報端末装置を保有するゲストユーザを把握することが可能であり、これにより無関係の第三者による共有領域へのアクセスを排除することができる。また、ゲストユーザは、ユーザ識別情報を取得しさえすれば、ホストユーザからアクセス情報を取得して認可を受けることで共有領域へのアクセスが可能となることから、サービス享受にあたり、個人情報をサーバ装置やホスト装置に提供する必要がない。
本発明の一側面に係るプログラムは、
情報端末装置(ホスト装置12、ゲスト装置13)と通信可能なサーバ装置(11)において実行可能なプログラムであって、
所定のアプリケーションソフトウェア(コンテンツ共有アプリケーション)がインストールされた情報端末装置からの要求に応じてユーザ識別情報(仮ユーザID)を発行するユーザ識別情報発行ステップ(S105の仮ユーザIDアクセストークン送信)と、
第1の情報端末装置からの要求に応じて、所定のコンテンツを記憶可能な共有領域を確保する共有領域確保ステップ(S401、S402の共有領域生成)と、
前記共有領域にアクセスするためのアクセス情報を前記第1の情報端末装置に提供するアクセス情報提供ステップ(S404のインビテーショントークン送信)と、
前記ユーザ識別情報および前記アクセス情報を取得した第2の情報端末装置より、前記共有領域へのアクセス要求を受けたことに基づいて(S407のインビテーショントークン受信)、当該共有領域へのアクセスを認可する旨の認可通知を前記第1の情報端末装置より得たことを条件として(S502の認可通知受信)、前記ユーザ識別情報を対象とした前記共有領域へのアクセスを可能とするアクセス可能ステップ(S504における共有領域へのアクセス許可)と、を含む、
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、例えば以下のようなことが可能となる。すなわち、第一には、コンテンツを共有する各参加者が、互いに電子メール等の個人情報を提供することなく、コンテンツを共有することが可能となる。第二には、専門知識を有することなくコンテンツ共有の参加者となることができる。第三には、意図しない第三者からのアクセスを防止することができ、セキュアにコンテンツを共有することが可能となる。
このようなプログラムによって、第2の情報端末装置は第1の情報端末装置から何らかの方法によりアクセス情報を取得しなければならないため、第1の情報端末装置を保有するホストユーザは、第2の情報端末装置を保有するゲストユーザを把握することが可能であり、これにより無関係の第三者による共有領域へのアクセスを排除することができる。また、ゲストユーザは、ユーザ識別情報を取得しさえすれば、ホストユーザからアクセス情報を取得して認可を受けることで共有領域へのアクセスが可能となることから、サービス享受にあたり、個人情報をサーバ装置やホスト装置に提供する必要がない。
本発明の別側面に係るプログラムは、上記プログラムにおいて、
前記所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされていない情報端末装置より、前記アクセス要求を受けたときには(S408のWebアクセス)、当該情報端末装置に対して、前記所定のアプリケーションソフトをインストールするように誘導する誘導ステップ(S409のアプリダウンロードページへの誘導)をさらに含む、
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、共有領域へのアクセスに必要となるアプリケーションソフトウェアを容易に情報端末装置にインストールさせることが可能となり、より利便性の高いコンテンツ共有サービスを提供可能なサーバ装置を提供することができる。
本発明の別側面に係るプログラムは、上記プログラムにおいて、
前記アクセス情報提供ステップにおいて、前記第1の情報端末装置に対してワンタイムのアクセス情報を提供する
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、ゲストユーザから取得した同一のアクセス情報で共有領域にアクセスしようとするなりすまし行為の排除を強化することができる。
本発明の別側面に係るプログラムは、上記プログラムにおいて、
前記アクセス要求には、前記第2の情報端末装置の位置情報(緯度や経度等のGPS情報)が含まれ、
前記アクセス可能ステップにおいて、前記第1の情報端末装置に対して、前記アクセス要求に含まれる第2の情報端末装置の位置情報を提供すると共に、前記第1の情報端末装置からは、当該第1の情報端末装置と当該第2の情報端末装置との距離が所定範囲内(所定閾値以下)であることを条件として前記認可通知が得られる
ことを特徴とする。
かかる構成によれば、ホストユーザの許諾を得ていない第三者が共有領域にアクセスしようとするなりすまし行為の排除を強化することができる。
本発明の別側面に係るプログラムは、上記プログラムにおいて、
前記アクセス情報提供ステップにおいて、前記アクセス情報は、二次元コードを生成可能な形式(二次元コード化後の画像データまたは二次元コード化前の非画像データ)で前記第1の情報端末装置に対して提供される
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、アクセス情報の配布を容易に行うことができる。また、第1の情報端末装置において提示される二次元コードを取得(撮像)するために、第2の情報端末装置を二次元コードに近接させる操作を要することになるため、ホストユーザがゲストユーザを確実に把握して、共通領域へのアクセス認可を適切に判断することができる。
本発明の別側面に係るプログラムは、上記プログラムにおいて、
前記アクセス情報は、NFC(Near Field Communication)方式の無線情報を生成可能な形式で前記第1の情報端末装置に対して提供される
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、アクセス情報の配布を容易に行うことができる。また、第1の情報端末装置において出力される無線情報を取得(受信)するために、第2の情報端末装置を無線情報出力部に近接させる操作を要することになるため、ホストユーザがゲストユーザを確実に把握して、共通領域へのアクセス認可を適切に判断することができる。
本発明の一側面に係るアプリケーションソフトウェアは、
サーバ装置(11)と通信可能な情報端末装置(ホスト装置12、ゲスト装置13)において実行可能なアプリケーションソフトウェア(コンテンツ共有アプリケーション)であって、
所定のコンテンツを記憶可能な共有領域の確保要求を前記サーバ装置に対して行う共有領域確保要求ステップ(S401の共有領域生成要求)、前記共有領域にアクセスするためのアクセス情報を前記サーバ装置より取得するアクセス情報取得ステップ(S403のインビテーショントークン発行要求)、取得したアクセス情報を所定態様で出力するアクセス情報出力ステップ(S405の二次元コード提示)、および、前記サーバ装置が第2の情報端末装置より前記共有領域へのアクセス要求を受けたことに基づいて、当該共有領域へのアクセスを認可する旨の認可通知を前記サーバ装置に提供する認可通知提供ステップ(S502の認可通知)、を第1の情報端末装置(ホスト装置12)において実行可能であると共に、
前記サーバ装置により発行されるユーザ識別情報(仮ユーザID)および前記アクセス情報の取得(二次元コードの撮像)に基づいて、前記サーバ装置に対して前記共有領域へのアクセス要求を行うアクセス要求ステップ(S407のインビテーショントークン送信)、を第2の情報端末装置(ゲスト装置13)において実行可能である
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、例えば以下のようなことが可能となる。すなわち、第一には、コンテンツを共有する各参加者が、互いに電子メール等の個人情報を提供することなく、コンテンツを共有することが可能となる。第二には、専門知識を有することなくコンテンツ共有の参加者となることができる。第三には、意図しない第三者からのアクセスを防止することができ、セキュアにコンテンツを共有することが可能となる。
このようなアプリケーションソフトウェアによって、第2の情報端末装置は第1の情報端末装置から何らかの方法によりアクセス情報を取得しなければならないため、第1の情報端末装置を保有するホストユーザは、第2の情報端末装置を保有するゲストユーザを把握することが可能であり、これにより無関係の第三者による共有領域へのアクセスを排除することができる。また、ゲストユーザは、ユーザ識別情報を取得しさえすれば、ホストユーザからアクセス情報を取得して認可を受けることで共有領域へのアクセスが可能となることから、サービス享受にあたり、個人情報をサーバ装置やホスト装置に提供する必要がない。
本発明の別側面に係るアプリケーションソフトウェアは、上記アプリケーションソフトウェアにおいて、
前記アクセス情報には、当該アプリケーションソフトウェアにおいて所定形式に変換可能な情報(インビテーショントークン)が含まれており、当該所定形式に変換した情報を前記アクセス要求ステップにおいて前記サーバ装置に提供する
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、所定形式に変換された情報を受け取らなかったサーバ装置側で、アプリケーションソフトウェアがインストールされていないことを把握可能であるため、例えば、アプリケーションソフトウェアをインストールさせるように誘導することができる。
本発明の別側面に係るアプリケーションソフトウェアは、上記アプリケーションソフトウェアにおいて、
前記アクセス情報取得ステップにおいて、ワンタイムのアクセス情報を取得する
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、ゲストユーザから取得した同一のアクセス情報で共有領域にアクセスしようとするなりすまし行為の排除を強化することができる。
本発明の別側面に係るアプリケーションソフトウェアは、上記アプリケーションソフトウェアにおいて、
前記アクセス要求には、前記第2の情報端末装置の位置情報(緯度や経度等のGPS情報)が含まれ、
前記認可通知提供ステップにおいて、当該第1の情報端末装置の位置情報と前記アクセス要求に含まれる第2の情報端末装置の位置情報とに基づいて、当該第1の情報端末装置と当該第2の情報端末装置との距離が所定範囲内(所定閾値以下)であることを条件として前記認可通知を前記サーバ装置に提供する
ことを特徴とする。
かかる構成によれば、ホストユーザの許諾を得ていない第三者が共有領域にアクセスしようとするなりすまし行為の排除を強化することができる。
本発明の別側面に係るアプリケーションソフトウェアは、上記アプリケーションソフトウェアにおいて、
前記アクセス情報出力ステップにおいて、前記アクセス情報を二次元コードにより出力する
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、アクセス情報の配布を容易に行うことができる。また、第1の情報端末装置において提示される二次元コードを取得(撮像)するために、第2の情報端末装置を二次元コードに近接させる操作を要することになるため、ホストユーザがゲストユーザを確実に把握して、共通領域へのアクセス認可を適切に判断することができる。
本発明の別側面に係るアプリケーションソフトウェアは、上記アプリケーションソフトウェアにおいて、
前記アクセス情報出力ステップにおいて、前記アクセス情報をNFC(Near Field Communication)方式の無線情報により出力する
ことを特徴とする。
かかる処理によれば、アクセス情報の配布を容易に行うことができる。また、第1の情報端末装置において出力される無線情報を取得(受信)するために、第2の情報端末装置を無線情報出力部に近接させる操作を要することになるため、ホストユーザがゲストユーザを確実に把握して、共通領域へのアクセス認可を適切に判断することができる。
なお、上記の通り、本発明の各側面について得られる特徴を説明したが、比較対象とする従来の方法によっては、本発明の各側面は、それぞれ別の観点から見た特徴を持つことがある。
以上説明したように、本発明の種々の側面によれば、例えば、コンテンツを共有する参加者の電子メール等の個人情報を互いに提供させる必要がなく、また参加者に専門知識を要求する必要もなく、更に共有を意図しない第三者によるアクセスを防止しつつ、コンテンツを共有することができる。
本実施形態に係るコンテンツ共有システム1のブロック図である。 本実施形態に係るコンテンツ共有システム1に含まれるサーバ装置11のハードウエア構成図である。 本実施形態に係るコンテンツ共有システム1に含まれるホスト装置12のハードウエア構成図である。 本実施形態に係るコンテンツ共有システム1に含まれるゲスト装置13のハードウエア構成図である。 本実施形態に係るコンテンツ共有システム1における仮ユーザID発行フェーズのフローチャートである。 本実施形態に係るコンテンツ共有システム1におけるログオンフェーズのうち、サインアップ処理に係る部分のフローチャートである。 本実施形態に係るコンテンツ共有システム1におけるログオンフェーズのうち、ユーザログオン処理に係る部分のフローチャートである。 本実施形態に係るコンテンツ共有システム1におけるアプリページ誘導フェーズのフローチャートである。 本実施形態に係るコンテンツ共有システム1における共有領域招待フェーズのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
<1.発明の概要>
本実施形態に係るコンテンツ共有システムは、Web上などで展開されるサービスにおいて、共有領域を管理するホストユーザ以外に、会員登録を行わせることなく、またホストユーザ以外の共有領域へアクセスするゲストユーザがホストユーザに個人的な情報を伝えることなく、セキュアにユーザ間のコンテンツ共有領域を生成し、コンテンツを共有するためのシステムである。なお、以下では、説明理解の容易性を考慮し、本発明に係るコンテンツ共有システムの一例として、スマートフォン等のカメラ機能を備えた通信装置においてインストール可能なコンテンツ共有アプリケーションを用いて、これら通信装置によって撮影された画像を他の同様な通信装置と共有することができるコンテンツ共有システム1について説明する。すなわち、以下の説明においては、ホスト装置およびゲスト装置はそれぞれスマートフォン等のカメラ機能を備えた通信装置とし、サーバ装置はコンピュータサーバとしている。ただし、あくまで実施形態の理解を容易にするための一例であり、本発明は当業者が理解可能な、同様の機能を持つ装置またはシステムも包含する。
<2.コンテンツ共有システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ共有システムの構成例を示す図である。図1に示すように、コンテンツ共有システム1は、サーバ装置11、ホスト装置12、およびゲスト装置13を含んで構成される。サーバ装置11とホスト装置12、サーバ装置11とゲスト装置13は、互いにインターネットなどの通信ネットワークを介して直接的または間接的に接続される。
<(1)サーバ装置11>
サーバ装置11は、画像等のコンテンツを受信し、記憶可能に構成される。図2は、サーバ装置11のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、サーバ装置11は、CPU(Central Processing Unit)等からなる制御部111、メモリおよびハードディスク装置等からなる記憶部112、および通信部113を備えている。サーバ装置11は、記憶部112に記憶されているプログラムを制御部111が実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。すなわち、制御部111は、記憶部112に記憶されているプログラムを実行可能に構成されている。記憶部112は、上記の通り、メモリおよびハードディスク装置等からなり、コンテンツ記憶部1121、およびプログラム記憶部1122を備える。コンテンツ記憶部1121は、後述するホスト装置12およびゲスト装置13等からアップロードされたコンテンツを格納可能に構成される。コンテンツ記憶部1121は、共有したいコンテンツを格納可能に構成されており、共有領域として機能しうる。例えば、ホスト装置12からサーバ装置11に対して、あるイベントに関するコンテンツを共有するための領域の確保の要求があった場合、制御部111は、プログラム記憶部1122に記憶されたプログラムを実行することで、コンテンツ記憶部1121に所定の領域を確保する。この所定の領域を、共有領域と呼ぶことがある。そして、このコンテンツ記憶部1121の所定の領域に記憶されたコンテンツの格納および読み出しを、特定の装置に対して可能とする。プログラム記憶部1122は、制御部111が実行可能なプログラムを記憶可能に構成される。通信部113は、インターネット等を介して、サーバ装置11がホスト装置12またはゲスト装置13等と通信することができるよう構成される。
<(2)ホスト装置12>
ホスト装置12は、本実施形態では、スマートフォンなどの携帯可能なカメラ機能付き通信装置である。図3は、ホスト装置12のハードウェア構成を示す図である。図3に示すように、ホスト装置12は、制御部121、記憶部122、通信部123、表示部124、および撮像部125を備えている。記憶部122は、コンテンツ共有にあたりサーバ装置11とのアクセスを仲介するコンテンツ共有アプリケーションを格納可能に構成される。制御部121がこのコンテンツ共有アプリケーションを実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。通信部123は、ホスト装置12が、インターネット等を介して、サーバ装置11およびゲスト装置13と通信することができるよう構成される。表示部124は、記憶部122に格納された、画像または映像等のコンテンツを表示可能に構成される。撮像部125は、画像または映像等を撮影可能に構成される。撮像部125によって撮影された画像または映像等は、記憶部122に格納される。
<(3)ゲスト装置13>
ゲスト装置13は、ホスト装置12と同様の通信装置であり、図4に示すように、制御部131、記憶部132、通信部133、表示部134および撮像部135を備えている。制御部131は制御部121と、記憶部132は記憶部122と、通信部133は通信部123と、表示部134は表示部124と、撮像部135は撮像部125と、それぞれ同様の機能を有している。また、ゲスト装置13の撮像部135は、二次元コード読み取り機能を備えている。撮像部135は、二次元コードを読み取ることにより、二次元コード化された、例えばURL情報を判別しうる。二次元コードとして、例えば、QRコード(登録商標)などを用いることができる。また、制御部131が上記コンテンツ共有アプリケーションや所定の二次元コード読取プログラムを実行することで、二次元コード化されているURL情報に基づいて、そのURLへ自動的にアクセスすることができる。なお、ホスト装置12の撮像部125も二次元コード読み取り機能を備えても良い。
<3.認証動作シーケンス>
図5〜図9に本発明の認証動作シーケンスの一例を示す。本発明の認証動作シーケンスは、仮ユーザID発行フェーズと、ログオンフェーズと、アプリページ誘導フェーズと、共有領域招待フェーズとの、4つに分けられる。以下、各フェーズについて具体的に説明する。
<(1)仮ユーザID発行フェーズ>
仮ユーザID発行フェーズは、サーバ装置11がユーザに対して仮ユーザIDを発行するフェーズである。仮ユーザIDが発行されることで、ユーザはメールアドレス等の個人情報を提供して会員登録を行うことなく、サーバ装置11に対してアクセスが可能となる。
以下、図5を参照して、仮ユーザID発行フェーズについて具体的に説明する。以下の説明においては、説明の便宜上、ホストユーザが自身のホスト装置12を用いる場面について説明する。ゲスト装置13のゲストユーザについても、下記と同様のことが可能である。まず、ユーザは、インターネット等から、サーバ装置11に格納されたコンテンツを共有するためのコンテンツ共有アプリケーションをダウンロードし、ホスト装置12にインストールを行う(S101)。このインストールにより、ホスト装置12のプログラム記憶部1122にこのコンテンツ共有アプリケーションが記憶される。なお、ホスト装置12に既にこのコンテンツ共有アプリケーションがインストールされている場合は、改めてインストールを行う必要はない。インストール後、ホストユーザが、ホスト装置12によって、そのコンテンツ共有アプリケーションを起動すると、仮ユーザIDによりサービス提供を受けるか、または正規ユーザとしてサービス提供を受けるかを尋ねる画面が表示部124に表示される。ホストユーザが仮ユーザIDによるサービス提供を受ける旨を選択すると、リクエストトークン取得の要求が、ホスト装置12からサーバ装置11に送信される(S102)。コンテンツ共有アプリケーションにはコンシューマキーとコンシューマ秘密鍵が内蔵され、リクエストトークン取得要求の際には、コンシューマ秘密鍵を用いた署名と、コンシューマキーとが付けられた状態で、要求がなされる。その要求を受けたサーバ装置11は、対応するリクエストトークンを発行し、リクエストトークン秘密鍵とともにホスト装置12へ送信する(S103)。リクエストトークンの受信を受け、ホスト装置12は、仮ユーザIDリクエストとして、サーバ装置11に、ホストユーザが考察し入力したニックネーム、コンシューマキー、および受信したリクエストトークンを、リクエストトークン秘密鍵による署名付きで送信する(S104)。ここで、UUIDまたはUIIDなどのホスト装置12に一意に関連付けできる情報も送信することとしてもよい。これらデータの受信を受けたサーバ装置11は、ホスト装置12に対し、仮ユーザIDアクセストークンをアクセストークン秘密鍵とともに送信する(S105)。こうすることにより、以降、ホスト装置12がサーバ装置11にアクセスする際に、取得した仮ユーザIDアクセストークンとアクセストークン秘密鍵による署名を付けてサーバ装置11に送信することで、ホスト装置12とサーバ装置11との間のアクセスを行うことができるようになる(S106)。ゲスト装置13を利用するゲストユーザも、上記と同様の処理をすることで、ゲスト装置13とサーバ装置11との間アクセスを行うことが可能になる。
<(2)ログオンフェーズ>
ログオンフェーズは、サーバ装置11にユーザが会員登録することにより、サーバ装置11がユーザに対して正規ユーザIDを発行し、その正規ユーザIDをもってサーバ装置11にログオンするフェーズである。正規ユーザIDが発行されることで、ユーザがサーバ装置11に対してアクセスが可能となるとともに、コンテンツ記憶部1121に共有領域を生成し管理することができ、共有領域に他のユーザをゲストとして招待し、格納されたコンテンツを共有することができる。即ち、ホストユーザになることができる。なお、仮ユーザIDでもホストユーザになることができるようにし、ログオンフェーズを実施しないものとしてもよい。
以下、図6および図7を参照して、ログオンフェーズについて具体的に説明する。まず、図6を用いて、正規ユーザID登録について説明する。ここでも、説明の便宜上、ホストユーザが自身のホスト装置12を用いている前提で説明する。ゲスト装置13のゲストユーザについても、下記と同様のことが可能である。ユーザは、仮ユーザID発行フェーズS101と同様に、インターネット等から、サーバ装置11に格納された、コンテンツを共有するためのコンテンツ共有アプリケーションをダウンロードし、ホスト装置12にインストールを行う(S201)。このインストールにより、ホスト装置12のプログラム記憶部1122にこのコンテンツ共有アプリケーションが記憶される。なお、ホスト装置12に既にこのコンテンツ共有アプリケーションがインストールされている場合は、改めてインストールを行う必要はない。インストール後、ホストユーザがそのコンテンツ共有アプリケーションを起動すると、仮ユーザIDによりサービス提供を受けるか、または正規ユーザとしてサービス提供を受けるか尋ねる画面が表示部124に表示される。ホストユーザが正規ユーザとしてサービス提供を受ける旨を選択すると、サインアップとして、ユーザ登録に必要な登録情報、例えば、ホストユーザの氏名、アカウント名、メールアドレス、およびパスワードなどの入力が促される。これらの情報の入力が完了すると、入力された登録情報が、ホスト装置12からサーバ装置11に対して送信される(S202)。この際、SSL等のプロトコルによって通信が保護されていることが望ましい。登録情報を受信したサーバ装置11は、ホスト装置12に対してACK(受領確認通知)を送信した後、登録確認のため、登録情報に含まれていたホストユーザのメールアドレスに対し、ワンタイムURLを電子メールで送信する(S203)。ホストユーザは、受信したワンタイムURLによって示されたWebサイトにホスト装置12からアクセスすることによって(S204)、登録情報が妥当であることが確認され、サインアップが完了する。サインアップが完了したら、サーバ装置11からホスト装置12に対してACK(受領確認通知)が送信される。
次に、図7を用いて、ユーザログオンについて説明する。ホストユーザは、コンテンツ共有アプリケーションを用いてサーバ装置11からリクエストトークン取得の要求を行う(S301)。リクエストトークン取得の要求を受けたサーバ装置11は、ホスト装置12に対してリクエストトークンをリクエストトークン秘密鍵と共に送信する(S302)。リクエストトークン取得要求には、コンシューマ秘密鍵を用いた署名と、コンシューマキーとが付けられる。そして、ホスト装置12から受信したリクエストトークンを用いて、ホスト装置12からサーバ装置11に対して、コンシューマキーおよびリクエストトークン秘密鍵による署名を付けて、認可リクエストを送信する(S303)。すると、サーバ装置11において認証ページへリダイレクトされ、ホスト装置12の表示部124には、ユーザ認証について同意を求める表示がなされる(S304)。ここでアカウント名、メールアドレス、およびパスワード等の認証を同意する旨の入力がなされホスト装置12からサーバ装置11に送信されると(S305)、Verifierがサーバ装置11からホスト装置12に送信される(S306)。次に、アクセストークンを取得すべく、コンシューマキー、リクエストトークン、Verifier、およびリクエストトークン秘密鍵による署名を付けて、アクセストークン取得リクエストがホスト装置12からサーバ装置11に送信される(S307)。これらの情報を受信したサーバ装置11は、対応するアクセストークンを発行し、発行したアクセストークンとアクセストークン秘密鍵をホスト装置12へ送信する(S308)。このようにすることで、ログオンが完了し、以降はこのアクセストークンを用いることでホスト装置12からサーバ装置11へのアクセスが可能となる(S309)。
ここで、事前に仮ユーザIDでサービスを利用していたユーザが正規ユーザID登録を行った場合は、仮ユーザIDを利用したサーバ装置11における共有領域へのアクセス許可情報をユーザログオンで使用した正規ユーザIDに紐づけて更新することになる。
<(3)アプリページ誘導フェーズ>
アプリページ誘導フェーズは、サーバ装置11に対してログオンしたホストユーザが、サーバ装置11のコンテンツ記憶部1121に共有対象となるコンテンツを格納する共有領域を生成し、格納されたコンテンツを共有するために、ゲストユーザを誘導し必要なコンテンツ共有アプリケーションをインストールさせるまでのフェーズである。ここで、コンテンツ共有アプリケーションは、二次元コード読み取り機能を有しており、撮像部125によって撮影された二次元コードから情報を抽出することができる。
図8を参照して、アプリページ誘導フェーズについて具体的に説明する。まず、ホストユーザは、サーバ装置11に対し、ホスト装置12から共有領域生成要求を送信する。この共有領域生成要求には、生成したい共有領域の名前、コンテンツ共有条件(コンテンツ共有を許可する期間の情報、共有領域にアクセスできる最大ユーザ数、および共有可能なコンテンツとして受け付けるデータの種類など)などの情報が含まれる。また、この共有領域生成要求は、コンシューマキー、ログオンによって既に有しているアクセストークンおよびアクセストークン秘密鍵による署名とともに送信される(S401)。この際、共有対象となるコンテンツの性質に応じ、共有領域へのアクセス条件を設定することとしてもよい。例えば、日中の数時間に亘って開催されるイベントに関するコンテンツを共有するための共有領域であれば、その数時間のみゲストユーザからのコンテンツのアップロードを許可し、それ以外の時間においてはゲストユーザからのアップロードを許可せずに閲覧のみを許可するといった、アップロードと閲覧との少なくとも一方に時間制限を設ける設定をしてもよい。このような設定は、ホストユーザがホスト装置12を用いてサーバ装置11に設定情報を送信することによって行われる。サーバ装置11は、この設定情報を記憶部122に記憶させ、ゲストユーザがゲスト装置13を用いて共有領域にアクセスした際に、制御部111によって実行された所定のプログラムがこの設定情報を参照しながら、アクセスを制御することで実現可能である。こうすることにより、対象イベントに関連するコンテンツのみがアップロードされ、意図しないコンテンツを共有してしまうリスクを低減し、共有領域や通信帯域の容量を節約できる。共有領域生成要求を受信したとき、サーバ装置11は、記憶部112中のコンテンツ記憶部1121に対応する共有領域を確保し、その共有領域に対応する共有領域IDを発行する。そして、サーバ装置11は、共有領域情報を共有領域IDに関連づけて記憶部112に記憶させる。記憶後、サーバ装置11は、発行した共有領域IDを、ホスト装置12に送信することで、共有領域が生成されたことを報告する(S402)。このようにすることで、ホストユーザは、共有領域をサーバ装置11において生成することができる。
次に、ホストユーザがコンテンツを共有したいユーザを該当の共有領域に誘導する処理が行われる。まず、ホストユーザは、ホスト装置12を用いて、既に生成した共有領域のうち、目的の共有領域を選択し、サーバ装置11に対して、インビテーショントークン発行要求を行う。このとき、ホスト装置12からサーバ装置11に対して、選択された共有領域に対応する共有領域IDが、既に持っているコンシューマキー、アクセストークンおよびアクセストークン秘密鍵による署名と共に送信される(S403)。これらのデータの受信を受けたサーバ装置11は、受信した共有領域IDと紐づけられたインビテーショントークンを発行し、ホスト装置12へ送信する(S404)。ホスト装置12は、受信したインビテーショントークンを記憶部122へ格納する。
そして、ホストユーザはコンテンツ共有アプリケーションを用いてホスト装置12の表示部124に、二次元コードを表示させ、コンテンツを共有したいゲストユーザに提示する(S405)。この二次元コードは、サーバ装置11のアドレスを示すURLと、受信したインビテーショントークンとを合わせた文字列を、二次元コード化したものである。ここで、この二次元コードに含まれるインビテーショントークンには、有効期限を設定しておくこととしてもよい。ゲストユーザは、自身のゲスト装置13の撮像部135における二次元コード読み取り機能を起動させ、提示された二次元コードを読み取る(S406)。このように、ホスト装置12およびゲスト装置13の直接のやりとりによって、ホスト装置12からゲスト装置13に対して、サーバ装置11のアドレスを示すURLおよびインビテーショントークンの提供がなされる。
ここで、二次元コードを読み取ったゲスト装置13において、コンテンツ共有アプリケーション上の二次元コード読み取り機能ではなく、ゲスト装置13が元来有している二次元コード読み取り機能により二次元コード読み取りがなされる場合がある。この場合、ゲスト装置13の記憶部134に記憶されたWebブラウザアプリケーションが起動され、読みとったURL情報に基づいてサーバ装置11へのアクセスがなされ(S408)、サーバ装置11でそのアクセスがリダイレクトされて、コンテンツ共有アプリケーションをダウンロード可能なWebページにゲスト装置13が誘導される(S409)。ここで、S408におけるサーバ装置11へのアクセスに際しては、インビテーショントークンが、後述するS407に示すような所定形式に変換されてサーバ装置11に提供されていないため、サーバ装置11において、ゲスト装置13にコンテンツ共有アプリケーションがインストールされていないことを把握して、ダウンロード誘導することが可能である。ゲスト装置13へのコンテンツ共有アプリケーションのダウンロード、インストール、および仮ユーザID発行は、上記<仮ユーザID発行フェーズ>において説明した通りである。コンテンツ共有アプリケーションのインストール後は、改めて提示された二次元コードをコンテンツ共有アプリケーション上の二次元コード読み取り機能によって読み取ることになる。
一方で、二次元コードを読み取ったゲスト装置13において、コンテンツ共有アプリケーションがインストールされ起動されており、コンテンツ共有アプリケーション中の二次元コード読み取り機能によって二次元コードが読み取られた場合は、ゲスト装置13からサーバ装置11に対して、インビテーショントークンが、コンシューマキー、仮ユーザIDアクセストークン、およびアクセストークン秘密鍵による署名を付されて(すなわち、サーバ装置11側で認識可能な所定形式に変換されて)送信される(S407)。サーバ装置11がゲスト装置13からこれらデータを受信した以降の処理については、後述の共有領域招待フェーズにおいて説明する。
このような二次元コードを用いることで、ゲスト装置13に対してのインビテーショントークンの配布を容易に行うことができる。また、ホスト装置12において提示される二次元コードを撮像するために、ゲスト装置13を二次元コードに近接させる操作を要することになるため、ホストユーザがゲストユーザを確実に把握して、共通領域へのアクセス認可を適切に判断することができる。
なお、上述した例では、URL情報およびインビテーショントークンの二次元コード化は、サーバ装置11側において実行され、生成された二次元コードは画像データとしてホスト装置12に提供されている。このような形態に限らず、URL情報およびインビテーショントークンは、二次元コード化されずに非画像データとしてホスト装置12に送信された後、ホスト装置12におけるコンテンツ共有アプリケーションの機能によって二次元コード化されるようにしても良い。
ここで、上述の説明においては、二次元コードによるやり取りを説明したが、これに限られず、ホスト装置12およびゲスト装置13間で直接的に通信を行う手段を用いてもよい。例えば、NFC方式などの近距離無線通信でやり取りを行うこととしてもよい。この場合、ホスト装置12の通信部123およびゲスト装置13の通信部133はそれぞれ近距離無線通信機能を有し、その機能によってコンテンツ共有アプリケーションがダウンロードできるWebページのURL、および受信したインビテーショントークンを、ホスト装置12からゲスト装置13へ提供することになる。ただし、二次元コードを用いて情報のやり取りをする場合、より容易に情報のやり取りを行うことができる。さらに、ゲスト装置13が撮像機能を有していれば、近距離無線通信機能等を有していない場合であっても、情報のやり取りが可能である。一方で、近距離無線通信のような無線通信機能を用いて情報のやり取りをする場合、情報のやり取りをよりセキュアかつ容易に行うことができる。さらに、ゲスト装置13が撮像機能を有していなくても、ホスト装置12とゲスト装置13とが無線通信機能を有していれば、情報のやり取りが可能である。
NFC方式の無線情報をホスト装置12より出力することで、インビテーショントークンの配布を容易に行うことができる。また、ホスト装置12において出力される無線情報を受信するために、ゲスト装置13を無線情報出力部に近接させる操作を要することになるため、ホストユーザがゲストユーザを確実に把握して、共通領域へのアクセス認可を適切に判断することができる。
<(4)共有領域招待フェーズ>
共有領域招待フェーズは、ホスト装置12を保有するホストユーザが、仮ユーザIDを取得した、ゲスト装置13を保有するゲストユーザを招待し、意図する共有領域のコンテンツにアクセスできるようになるまでのフェーズである。
図9を参照して、共有領域招待フェーズについて説明する。まず、ゲスト装置13からサーバ装置12に対して、インビテーショントークンが、コンシューマキー、仮ユーザIDアクセストークン、およびアクセストークン秘密鍵による署名を付されて送信される(S407)。これらデータを受信したサーバ装置11は、まず受信した旨を伝えるACK(受領確認通知)をゲスト装置13に送信する。さらに、サーバ装置11は、受信したインビテーショントークンが有効であること(最新のインビテーショントークンに合致すること)を条件に、ホスト装置12に対し、指定された共有領域に対するゲスト装置13からのアクセスを認可して良いかの認可要求通知を送信する(S501)。ホストユーザは、認可の要否を判断する。認可すると判断できた場合は、ホストユーザはその旨をホスト装置12に入力する。ここで、認可すべきかどうかの判断は、ゲスト装置13からサーバ装置11に送信された、ゲストユーザの入力情報に基づいて行うことができる。具体例としては、ホストユーザは、結婚式などのイベントにおいて、受付などで二次元コード提示時に直接ゲストユーザと対話して予めニックネームを確認しておき、認可判断時に、アクセス認可要否判断対象のゲストユーザのニックネームを確認するなどして行う。こうすることにより、意図しない第三者を誤って認可することを防ぐことができる。ホストユーザからの認可の旨の入力を受けたホスト装置12は、認可する旨を示す認可通知をサーバ装置11に送信する(S502)。S502の認可通知を受信したサーバ装置11は、認可完了通知をホスト装置12およびゲスト装置13にそれぞれ送信する(S503)。なお、S503の認可完了通知は、ホスト装置12に対してはS502の認可通知に対するACK(受領確認通知)として返す一方、ゲスト装置13には認可の可否を通知しないこととしてもよい。こうすることにより、ゲスト装置13がサーバ装置11に対し、アクセス可能な共有領域一覧を問い合わせた際、その共有領域が追加されているかどうかによって当該共有領域へのアクセスが認可されたかどうかを知ることになる。ここで、ゲスト装置13からの仮ユーザIDアクセストークンを対象として共有領域への読み書きが許可された旨の情報が、サーバ装置11の記憶部112に登録される。即ち、共有領域へのアクセス許可情報はサーバ装置11内で管理される(S504)。
このように処理を行うことにより、ゲストユーザは、ゲスト装置13を介して、サーバ装置11に対し自身のニックネーム程度を伝えればよく、会員登録を行うために必要な情報として、例えば、氏名、性別、年齢、住所、メールアドレス、または趣味などの個人情報を渡す必要が無い。また、ゲストユーザは、同様の情報をホストユーザにも伝える必要がない。
ここで、上述した例では、ホストユーザが、事前に入手しておいたゲストユーザのニックネームに基づいて、認可の可否を判断し、ホスト端末11に認可するか否かの判定結果を入力している。このようなホストユーザの認可判定や入力作業を不要とすべく、以下に説明するいずれかの方法を採るようにしても良い。
(第1の方法)
S407でゲスト装置13よりインビテーショントークンを受信したサーバ装置11が、直ちにホスト装置12に認可要求通知を送信するのではなく、ホスト装置12に二次元コードが表示されている間、ホスト装置12が定期的にサーバ装置11に対して認可要求(表示中の二次元コードに合致するインビテーショントークン受信(S407))があるか否かを問い合わせるようにしておき、サーバ装置11より認可要求がある(有効なインビテーショントークンを受信した)との確認結果が得られたことを条件として、ホスト装置12がサーバ装置11に認可通知を行うようにしても良い。
(第2の方法)
また、ホスト装置12がサーバ装置11からの認可要求通知(S501)を受けて、直ちに認可通知をサーバ装置11に送信する(S502)ようにしても良い。
ただし、上記第1の方法や第2の方法をとる場合には、ホストユーザの判定を介さずにサーバ装置11に対して自動的に認可通知が送信されるため、第三者が不正に二次元コードを取得して、共有領域へのアクセスを試みる可能性がある。このような場合に、第三者の不正アクセスを防止すべく、以下のいずれかのセキュア処理を行うことが好ましい。
(第1のセキュア処理)
S502の認可通知をサーバ装置11が受信した際、インビテーショントークンを無効化する。そして、ホスト装置12は認可完了通知を受信すると直ちにインビテーショントークン発行要求を行い(S403)、それに応じてサーバ装置11は新規のインビテーショントークン(更新後の有効なインビテーショントークン)を返すことになる(S404)。これにより、ホスト装置12に表示されている二次元コードも更新される。このようなセキュア処理を行うことで、認可通知をサーバ装置11が受信したときに(S502)、既にコンテンツ共有アプリケーションが表示している二次元コードは無効となり、その後、有効な二次元コードに更新される。
(第2のセキュア処理)
サーバ装置11が、ホスト装置12より認可通知(S502)を受信した際、インビテーショントークンを更新してホスト装置12に提供する。これにより、更新後のインビテーショントークンを取得したホスト装置12が、表示部124に更新後のインビテーショントークンを反映した二次元コードを表示する。このようなセキュア処理を行うことで、認可通知をサーバ装置11が受信する毎に(S502)、コンテンツ共有アプリケーションが表示する二次元コードが有効なものに更新される。
(第3のセキュア処理)
また、サーバ装置11が、インビテーショントークンの期限を設定しておき、その期限に達する毎に、インビテーショントークンを更新するようにしておく。このようなセキュア処理を行うことで、インビテーショントークンの発行(S404)から所定時間経過した二次元コードは無効となる。
上記第1〜第3のセキュア処理においては、インビテーショントークンをワンタイムにしてゲストユーザごとにそれぞれ異なるインビテーショントークンを供給するようにしている。これにより、ゲストユーザから二次元コードを入手して、同一の二次元コードによって共有領域にアクセスしようとするなりすまし行為を制限することができる。また、第1、第2のセキュア処理では、ホストユーザの操作無しに二次元コードが更新されるため、ゲストユーザ毎に新たな二次元コードを提示する操作を行う手間が省け、ホストユーザの操作負担を軽減することができる。なお、第1、第2のセキュア処理に加えて、第3のセキュア処理を実行するようにしても良い。
ここで、上記第1の方法や第2の方法を用いる場合において、ホストユーザは、ホスト装置12にゲスト装置13を近接させている(二次元コードを取得した)ゲストユーザが存在するときに、概ねそのタイミングで第1の方法における認可要求があるとの確認結果や第2の方法における認可要求通知(S501)をサーバ装置11から受けることになるが、そのゲストユーザに対しては、既にホストユーザが二次元コードの取得(ゲスト装置13の接近)を許容しているのであるから、ホスト装置12が直ちに認可通知をサーバ装置11に送信しても支障ない。仮に、二次元コードをゲストユーザから取得した第三者が、共有領域へのアクセスを試みようとしても、上記第1〜第3のセキュア処理によって既にインビテーショントークンは更新されているため、ホスト装置12に対しては、サーバ装置11からの認可要求があるとの確認結果や認可要求通知(S501)自体が送信されず、当該第三者のなりすまし行為を排除可能である。すなわち、サーバ装置11は、受信したインビテーショントークンが、管理している最新のインビテーショントークン(更新後のインビテーショントークン)と合致しないときには、ホスト装置12に対して、認可要求を行わないことで、適正に二次元コードを取得していない第三者による共有領域へのアクセスを制限し、なりすまし行為の排除を強化することができる。
(位置情報を用いたセキュア処理)
上記第1〜第3のセキュア処理とは別に、あるいは上記第1〜第3のセキュア処理に追加して、以下に示す位置情報を用いたセキュア処理を実行することで、第三者のなりすましの防止を強化することが可能である。ホスト装置12及びゲスト装置13は、GPS(Global Positioning System)等に対応した位置情報取得機能を備えている。例えば、ホスト装置12及びゲスト装置13は、GPSアンテナより受信したGPS信号に基づく緯度情報や経度情報等を自己の位置情報として保持している。ゲスト装置13が、インビテーショントークンの送信(S407)において、位置情報取得機能によって取得した位置情報を付加してサーバ装置11に送信し、サーバ装置11は、前記位置情報を、認可要求があるとの確認や認可要求通知(S501)に付加して、ホスト装置12に送信する。これを受信したホスト装置12は、ホスト装置12の位置情報取得機能により取得した自己の位置情報と、受信した認可要求通知に付加されているゲスト装置13の位置情報とを比較し、二つの位置間の距離が所定閾値以下である、即ち、ほぼ同一の位置に存在すると確認できる場合は、認可通知をサーバ装置11に送信する(S502)。
ゲストユーザがホストユーザから許諾を得て二次元コードを取得しようとする場合、ゲスト端末13をホスト端末12に近接させることになるため、GPSにおける両端末の緯度及び経度は合致するか極めて近い値となり、緯度の差異および経度の差異に基づいて算出される両端末間の距離は所定範囲内に収まる。このとき認可通知がサーバ装置11に送信される(S502)。これに対して、両端末間の距離が所定範囲に収まっていないときには、ホストユーザから離れた位置にいる第三者がホストユーザの許諾を得ずに二次元コードを不正に取得して、共有領域へのアクセスを試みようとしている可能性があるため、認可通知を送信しないようにしている。これにより、ホストユーザの許諾を得ていない第三者がゲストユーザになりすまして共有領域にアクセスしようとするなりすまし行為の排除を強化することができる。
上述においては、仮ユーザIDを使用しているゲストユーザが招待を受けてアクセス可能になるまでの過程を説明したが、サーバ装置11に対して既に会員登録した正規ユーザIDを持ったゲストユーザを招待することももちろん可能である。この場合、仮ユーザIDに対応するアクセストークンを送信する替わりに、当該正規ユーザのアクセストークンを送信することで、同様の効果が得られる。
また、上述においては、サーバ装置11におけるコンテンツを共有するにあたり、専用のコンテンツ共有アプリケーションをホスト装置12およびゲスト装置13にダウンロードしインストールすることで実現する実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されない。本発明は、例えば、専用コンテンツ共有アプリケーションを用いる代わりに、ホスト装置12およびゲスト装置13において既にインストールされているWebブラウザを用いたWebアプリケーションを通じて同様の機能を実現する形態についても適用可能である。
このように、本実施の形態では、共有領域を作成してゲストを招待したい者は、まず、スマートフォン等の情報端末にコンテンツ共有アプリケーションをインストールして(S101、S201)、仮ユーザIDアクセストークンまたはアクセストークン(正規ユーザIDアクセストークン)をサーバ装置11より取得して(S104およびS105、S307およびS308)、ホストユーザとしての所定の操作を実行して、サーバ装置11により制御される記憶装置上に共有領域を生成する(S401およびS402)。そして、ゲストを招待するために、ホストユーザとしての所定の操作を実行して、サーバ装置11よりインビテーショントークンの発行を受けて(S403よびS404)、二次元コードとしてホスト装置12の画面に表示する(S405)。
一方、ホストユーザが生成した共有領域のコンテンツにアクセスしたい者は、まず、スマートフォン等の情報端末にコンテンツ共有アプリケーションをインストールして(S101)、仮ユーザIDアクセストークンをサーバ装置11より取得して(S104およびS105)、ホストユーザに対して、二次元コードの取得許可を得た上で、ホスト装置12の画面に表示されている二次元コードに、ゲスト装置13を近づけて撮像する。これにより、ゲスト装置13がホスト装置12から二次元コード化されたインビテーショントークンを取得することになる。このとき、ゲスト装置13からサーバ装置11に対して、読み取ったインビテーショントークンが送信され(S407)、サーバ装置11が随時更新するインビテーショントークンと合致していれば、ホスト装置12に対して認可要求通知が送信される(S501)。さらに、ホスト装置12から共有領域へのアクセスを認可する旨がサーバ装置11に送信されることで(S502)、仮ユーザIDアクセストークンを対象とした共有領域へのアクセスが可能となる(S504)。
このコンテンツ共有システム1によれば、ゲストユーザは、コンテンツ共有アプリケーションをインストールして、仮ユーザIDアクセストークンを取得し、ホストユーザの許諾を得た上で二次元コードを撮像することで、共有領域にアクセスすることが可能となる。ホストユーザは二次元コードの提示に際して、ゲストユーザを把握可能であるため、悪意の第三者によるなりすましを防止することができる。また、ゲストユーザはホスト装置12やサーバ装置11にメールアドレス等の個人情報を提供する必要は無く、コンテンツの閲覧に際して専門知識も要求されない。
なお、上述した実施形態は、あくまで本発明に係るコンテンツ共有システム等の一例を示すものである。本発明に係るコンテンツ共有システム等は、実施形態に係るコンテンツ共有システム1に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で、実施形態に係るコンテンツ共有システムを変形し、または他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上述した実施形態では、ホスト装置12およびゲスト装置13をスマートフォンのように撮像機能および通信機能の両方を有し、単体で独立して写真を撮影し通信できる装置として例を説明したが、これら装置を、通信機能を少なくとも有する装置とし、当該通信機能を通じて別の電子カメラなどから撮影された画像をゲスト装置経由でサーバ装置にアップロードする形態としてもよい。同様に、これら装置を、通信機能を少なくとも有する装置とし、当該通信機能を通じて別の携帯ビューアなどからサーバ装置11に格納されたコンテンツを閲覧できる形態としてもよい。
また、本発明はいわゆるスマートフォンに限定して適用される発明ではなく、携帯電話、タブレット端末、およびその他の携帯端末、並びにその他の電子機器にも当然適用されうる。ただし、スマートフォンを含む携帯電話は、ユーザが常に携帯し、かつ撮像部を含む機器が多いため、本発明の対象として最適である。
また、サーバ装置11は単体のハードウェアからなる必要はなく、複数のハードウェアからなってもよい。
1…コンテンツ共有システム
11…サーバ装置、12…ホスト装置、13…ゲスト装置、
111…制御部、112…記憶部、1121…コンテンツ記憶部、1122…プログラム記憶部、113…通信部、121…制御部、122…記憶部、123…通信部、124…表示部、125…撮像部、131…制御部、132…記憶部、133…通信部、134…表示部、135…撮像部

Claims (16)

  1. 所定のコンテンツを記憶可能な共有領域を有するサーバ装置であって、
    前記共有領域にアクセスするためのアクセス情報を、前記共有領域へのアクセスを認可する第1の情報端末装置に対して提供し、
    ユーザ識別情報および前記アクセス情報を取得した第2の情報端末装置より、前記共有領域へのアクセス要求を受けたことに基づいて、当該共有領域へのアクセスを認可する旨の認可通知を前記第1の情報端末装置より得たことを条件として、当該ユーザ識別情報を対象とした前記共有領域へのアクセスを可能とし、
    前記アクセス要求には、前記第2の情報端末装置の位置情報が含まれ、
    前記第1の情報端末装置に対して、前記アクセス要求に含まれる第2の情報端末装置の位置情報を提供すると共に、前記第1の情報端末装置からは、当該第1の情報端末装置と当該第2の情報端末装置との距離が所定範囲内であることを条件として前記認可通知が得られる
    ことを特徴とするサーバ装置。
  2. 所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされていない情報端末装置より、前記アクセス要求を受けたときには、当該情報端末装置に対して、前記所定のアプリケーションソフトウェアをインストールするように誘導する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記第1の情報端末装置に対してワンタイムのアクセス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のサーバ装置。
  4. 前記アクセス情報は、二次元コードを生成可能な形式で前記第1の情報端末装置に対して提供される
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  5. 前記アクセス情報は、NFC(Near Field Communication)方式の無線情報を生成可能な形式で前記第1の情報端末装置に対して提供される
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  6. 所定のコンテンツを記憶可能な共有領域を有するサーバ装置と、前記共有領域へのアクセスを認可する第1の情報端末装置と、ユーザ識別情報を取得した第2の情報端末装置と、を含んで構成されるコンテンツ共有システムであって、
    前記サーバ装置は、前記第1の情報端末装置に対して、前記共有領域にアクセスするためのアクセス情報を提供し、
    前記アクセス情報の提供を受けた前記第1の情報端末装置は、当該アクセス情報を所定態様で出力し、
    前記アクセス情報を取得した第2の情報端末装置は、前記サーバ装置に対して前記共有領域へのアクセス要求を行い、
    前記アクセス要求を受けたサーバ装置は、当該共有領域へのアクセスを認可する旨の認可通知を前記第1の情報端末装置より得たことを条件として、前記ユーザ識別情報を対象とした前記共有領域へのアクセスを可能とし、
    前記アクセス要求には、前記第2の情報端末装置の位置情報が含まれ、
    前記サーバ装置は、前記第1の情報端末装置に対して、前記アクセス要求に含まれる第2の情報端末装置の位置情報を提供し、前記第1の情報端末装置は、当該第1の情報端末装置と当該第2の情報端末装置との距離が所定範囲内であることを条件として前記認可通知を前記サーバ装置に提供する
    ことを特徴とするコンテンツ共有システム。
  7. 情報端末装置と通信可能なサーバ装置において実行可能なプログラムであって、
    所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされた情報端末装置からの要求に応じてユーザ識別情報を発行するユーザ識別情報発行ステップと、
    第1の情報端末装置からの要求に応じて、所定のコンテンツを記憶可能な共有領域を確保する共有領域確保ステップと、
    前記共有領域にアクセスするためのアクセス情報を前記第1の情報端末装置に提供するアクセス情報提供ステップと、
    前記ユーザ識別情報および前記アクセス情報を取得した第2の情報端末装置より、前記共有領域へのアクセス要求を受けたことに基づいて、当該共有領域へのアクセスを認可する旨の認可通知を前記第1の情報端末装置より得たことを条件として、前記ユーザ識別情報を対象とした前記共有領域へのアクセスを可能とするアクセス可能ステップと、を含み、
    前記アクセス要求には、前記第2の情報端末装置の位置情報が含まれ、
    前記アクセス可能ステップにおいて、前記第1の情報端末装置に対して、前記アクセス要求に含まれる第2の情報端末装置の位置情報を提供すると共に、前記第1の情報端末装置からは、当該第1の情報端末装置と当該第2の情報端末装置との距離が所定範囲内であることを条件として前記認可通知が得られる
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 前記所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされていない情報端末装置より、前記アクセス要求を受けたときには、当該情報端末装置に対して、前記所定のアプリケーションソフトをインストールするように誘導する誘導ステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  9. 前記アクセス情報提供ステップにおいて、前記第1の情報端末装置に対してワンタイムのアクセス情報を提供する
    ことを特徴とする、請求項またはに記載のプログラム。
  10. 前記アクセス情報提供ステップにおいて、前記アクセス情報は、二次元コードを生成可能な形式で前記第1の情報端末装置に対して提供される
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 前記アクセス情報提供ステップにおいて、前記アクセス情報は、NFC(Near Field Communication)方式の無線情報を生成可能な形式で前記第1の情報端末装置に対して提供される
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のプログラム。
  12. サーバ装置と通信可能な情報端末装置において実行可能なアプリケーションソフトウェアであって、
    所定のコンテンツを記憶可能な共有領域の確保要求を前記サーバ装置に対して行う共有領域確保要求ステップ、前記共有領域にアクセスするためのアクセス情報を前記サーバ装置より取得するアクセス情報取得ステップ、取得したアクセス情報を所定態様で出力するアクセス情報出力ステップ、および、前記サーバ装置が第2の情報端末装置より前記共有領域へのアクセス要求を受けたことに基づいて、当該共有領域へのアクセスを認可する旨の認可通知を前記サーバ装置に提供する認可通知提供ステップ、を第1の情報端末装置において実行可能であると共に、
    前記サーバ装置により発行されるユーザ識別情報および前記アクセス情報の取得に基づいて、前記サーバ装置に対して前記共有領域へのアクセス要求を行うアクセス要求ステップ、を第2の情報端末装置において実行可能であり、
    前記アクセス要求には、前記第2の情報端末装置の位置情報が含まれ、
    前記認可通知提供ステップにおいて、当該第1の情報端末装置の位置情報と前記アクセス要求に含まれる第2の情報端末装置の位置情報とに基づいて、当該第1の情報端末装置と当該第2の情報端末装置との距離が所定範囲内であることを条件として前記認可通知を前記サーバ装置に提供する
    ことを特徴とするアプリケーションソフトウェア
  13. 前記アクセス情報には、当該アプリケーションソフトウェアにおいて所定形式に変換可能な情報が含まれており、当該所定形式に変換した情報を前記アクセス要求ステップにおいて前記サーバ装置に提供する
    ことを特徴とする請求項12に記載のアプリケーションソフトウェア。
  14. 前記アクセス情報取得ステップにおいて、ワンタイムのアクセス情報を取得する
    ことを特徴とする請求項12または13に記載のアプリケーションソフトウェア。
  15. 前記アクセス情報出力ステップにおいて、前記アクセス情報を二次元コードにより出力する
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載のアプリケーションソフトウェア。
  16. 前記アクセス情報出力ステップにおいて、前記アクセス情報をNFC(Near Field Communication)方式の無線情報により出力する
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載のアプリケーションソフトウェア。
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