JP2007305068A - 道路料金支払システムおよび携帯電話と携帯電話用制御プログラムならびに道路料金支払方法 - Google Patents

道路料金支払システムおよび携帯電話と携帯電話用制御プログラムならびに道路料金支払方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 自動二輪車にも車載器を容易に設置することができ、認証装置を盗難あるいは紛失した場合でも不正使用を抑制することのできる道路料金支払システムを提供する。
【解決手段】 車載器3に車両情報とコードを記憶させる一方、近接無線通信機能を有する携帯電話2にはETCカード情報とコードを記憶させ、ゲートの通過時に行われる携帯電話2と車載器3との間の通信で両者のコードの一致不一致を確認し、一致した場合に限り、車載器3から携帯電話2に車両情報を送信し、携帯電話2側で車両情報とETCカード情報からなる料金決済情報を生成してゲート装置4に送信する。ゲート装置4との間の通信に携帯電話2の送受信機能を利用することで車載器3を小型化し、機器の設置スペースが十分でない自動二輪車にも容易に車載器3を設置できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、有料道路への車両の乗り入れや乗り出しを通知することによって道路料金を精算するようにした道路料金の支払に適した道路料金支払システムおよび其の認証装置として機能する携帯電話と携帯電話用制御プログラムならびに道路料金支払方法の改良に関する。
この種の技術としては、料金所に設置されるゲート装置と、車両情報を記憶して車両に設置される車載器と、ETCカード情報を記憶した認証装置によって構成される所謂ETCシステムが既に公知である。
ETCシステムの認証装置は、所定の審査の後にクレジットカード会社等から発行される接触式のICカードによって構成されるのが一般的で、この中に、当該ICカードのユーザーや代金の引き落としに利用される金融機関等を特定するために必要とされるETCカード情報が予め書き込まれている。また、車載器はゲート装置との間で無線通信を行う機能を備えたもので、通常、販売店側の作業で車両に設置されるようになっており、この設置作業に際し、販売店側のセットアップ処理で、車両ナンバー,車種,車載器ナンバー等を始めとする車両情報が車載器に登録されるようになっている。
実際の使用に際して車載器の作動が許容されるのは、認証装置として機能するICカードが車載器に装着されている場合に制限され、有料道路への車両の乗り入れや乗り出しに際しては、車載器がICカードからETCカード情報を読み込み、車載器に記憶されている車両情報とICカードから読み込んだETCカード情報からなる料金決済情報を車載器から料金所のゲート装置に送信する。そして、走行区間から割り出された道路料金やゲート装置が取得した料金決済情報を管理するサーバが、各所のゲート装置から送られた情報に基いて各ユーザー毎の請求額を算出し、月に4回(週に1回)程度のペースで代金の引き落としに利用される金融機関等に請求金額の明細等を送付するようになっている。
認証装置として機能するICカードと車載器との間には互換性があり、代金の請求は飽くまでもICカードを所有するユーザーが対象となるため、車載器を搭載した複数の車両を所有するユーザーであっても認証装置となるICカードは1枚だけ持てばよく、更には、自分のICカードを使用して第三者が所有する車載器付きの車両を運転しても一向に構わない。従って、別の見方をすれば、ICカードを盗難あるいは紛失した場合には、このICカードを第三者が不正に使用するといったことも容易である。
なお、この種のETCシステムを現時点で利用できるのは車載器の設置スペースが十分な四輪以上の車両であり、自動二輪車等には普及していない。自動二輪車等で有料道路を利用する場合にはクレジットカードや現金の使用が不可欠であり、グローブをはめた手でクレジットカードや現金あるいは通行券を渡したり釣銭を受け取ったりする際の煩わしさが問題となっている。
また、車載器の設置や認証装置として機能するICカードの発行に要する初期費用を低減するための発明として、携帯電話等の携帯通信端末を道路料金支払システムの一部として利用するようにしたものが特許文献1として提案されている。しかし、この発明は、車両情報が登録された車載器の機能とETCカード情報が書き込まれたICカードの機能を携帯電話に一体的に実装し、通話等を始めとする通常の通信に用いる通信モードとETCモードの処理を単一の携帯電話によって選択的に行わせるようにしたものに過ぎず、この結果、従来のETCシステムと同様、ICカードに代わる携帯電話を盗難あるいは紛失した場合には、この携帯電話を第三者が不正に使用して有料道路等を走行するといった問題が考えられる。特に、このような構成では車載器に相当する機能とICカードに相当する機能が全て携帯電話に集約されているので、第三者が拾得した携帯電話を悪用したような場合であっても、その際に運転していた車両の特定つまり車両情報の割り出しが困難となる不都合がある。
また、自動二輪車等でも利用可能なシステムとしては、ゲート装置に近接して無線通信を行う非接触式のICカードと当該ICカードの信号を増幅してゲート装置に伝える通信変換装置とからなる通信システムが特許文献2として提案されている。この発明は、要するに、自動二輪車等でゲートを通過する場合にはICカードを手に持ってゲート装置に近接させることでICカードとゲート装置との間の通信を行わせる一方、四輪以上の車両でゲートを通過する場合にはICカードを通信変換装置に装着することで離れた距離にあるICカードとゲート装置との間の通信を実現しようというものである。しかし、非接触式のICカードのみでゲートの通過が許容される点においては、この発明も、車両情報が登録された車載器の機能とETCカード情報が書き込まれたICカードの機能を携帯電話に一体的に実装した前述の特許文献1記載の発明と同様である。つまり、ICカードを盗難あるいは紛失した場合には、このICカードを第三者が不正に使用して有料道路等を走行するといった問題が残る。
特開2002−32806号公報 特開2005−18149号公報
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の不都合を改善し、自動二輪車においても車載器を容易に設置することができ、認証装置を盗難あるいは紛失した場合であっても、この認証装置を第三者が不正に使用することが困難な道路料金支払システムおよび当該システムの認証装置として機能する携帯電話と携帯電話用制御プログラムならびに道路料金支払方法を提供することにある。
本発明の道路料金支払システムは、料金所に設置されたゲート装置と、車両情報を記憶して車両に設置された車載器と、ETCカード情報を記憶した認証装置とを備えた道路料金支払システムであり、前記目的を達成するため、特に、
前記認証装置を、近接無線通信用の送受信機能を有する携帯通信端末によって構成し、
車載器および携帯通信端末の各々に、固有のコードを記憶するコード記憶手段を設けると共に、
前記車載器には、前記携帯通信端末から受信したコードと当該車載器のコード記憶手段に記憶されたコードとの一致不一致を判定する判定手段と、該判定手段による判定結果が一致となった場合に限り当該車載器に記憶されている車両情報を前記携帯通信端末に送信する車両情報送信手段を配備し、
前記携帯通信端末には、当該携帯通信端末のコード記憶手段からコードを読み出して車載器に送信するコード送信手段と、前記車載器から送信された車両情報と当該携帯通信端末のデータ記憶手段に記憶されたETCカード情報とを併せて料金決済情報としてゲート装置に送信するETCデータ送信手段を配備したことを特徴とする構成を有する。
以上の構成により、車載器のコード記憶手段と携帯通信端末のコード記憶手段の各々に共通する固有のコードを予め記憶させておく。
そして、ゲートの通過に際しては、携帯通信端末のコード送信手段が当該携帯通信端末のコード記憶手段からコードを読み出し、近接無線通信用の送受信機能を利用して車載器に送信し、このコードを車載器が受信する。
車載器の判定手段は、携帯通信端末から受信したコードと当該車載器のコード記憶手段に記憶されたコードとの一致不一致を判定する。そして、その判定結果が一致となった場合に限り、車載器の車両情報送信手段が、当該車載器に記憶されている車両情報を読み出して携帯通信端末に送信し、この車両情報を携帯通信端末が受信する。なお、ここでいう車両情報とは車両や車載器に固有の情報であり、車両ナンバー,車種,車載器ナンバー等を含む。
携帯通信端末のETCデータ送信手段は、車載器から送信された車両情報と当該携帯通信端末のデータ記憶手段に記憶されたETCカード情報とを併せて料金決済情報とし、近接無線通信用の送受信機能を利用して料金決済情報をゲート装置に送信する。ETCカード情報とは従来のICカード(ETCカード)を作成するために必要とされていた情報であって、ユーザーや代金の引き落としに利用される金融機関等を特定するために必要とされる情報を含む。
本発明は、専ら、料金所に設置されたゲート装置に車両情報とETCカード情報からなる料金決済情報を送信して有料道路への車両の乗り入れや乗り出しを通知するまでの処理に係るもので、実際の清算処理に関しては、従来と同様、走行区間から割り出された道路料金やゲート装置が取得した料金決済情報を管理するサーバが、各所のゲート装置から送られた情報に基いて各ユーザー毎の請求額を算出し、月に4回(週に1回)程度のペースで代金の引き落としに利用される金融機関等に請求金額の明細等を送付することで実現され得る。
以上に述べた通り、携帯通信端末が車載器の車両情報を読み出してETCカード情報と共に料金決済情報としてゲート装置に送信することができるのは、携帯通信端末に記憶されているコードと車載器に記憶されているコードとが一致した場合に限られるから、仮に、認証装置として機能する携帯通信端末が盗難あるいは紛失した場合であっても、この携帯通信端末を第三者が不正に使用して道路料金を精算するといったことは極めて困難となる。
また、ゲート装置との通信に際して車載器を使用する従来のシステムとは相違し、ゲート装置との間の通信に携帯通信端末側の送受信機能を利用するようにしているので、車載器の構造の簡略化および小型化が容易であり、機器の設置スペースが十分でない自動二輪車等であっても容易に車載器を設置することができる。
そして、ゲートの通過に際してクレジットカードや現金の使用は必要なく、ポケット等から携帯通信端を取り出すだけでよいので、自動二輪車を利用するユーザーも、グローブをはめた手で容易にゲートの通過に必要とされる操作を行うことができる。
道路料金支払システムの認証装置として機能する携帯通信端末としては、携帯電話を利用することが望ましい。
昨今の携帯電話は、買い物等に使用するクレジットカードや交通手段の定期券等の機能を代替することを前提として近接無線通信用の送受信機能を有するものが広く出回っているので、これらの携帯電話の制御プログラムを修正したり、あるいは、後処理としてアプリケーションプログラムをインストールして認証装置として利用することで、道路料金支払システムの導入に要する初期費用を低減することが可能となる。
また、車載器と携帯通信端末に共通するコードとしては、車両情報あるいは車両情報の一部を利用することができる。
車両情報あるいは車両情報の一部をコードとして利用することにより車載器のセットアップ作業の簡略化が図られ、また、コードの記憶のみに用いられるコード記憶手段(車載器側)の廃止も可能となる。
道路料金支払システムの一部を構成する車載器は、自動二輪車に設けられた防滴仕様のラゲッジスペース内に格納されることが望ましい。
これにより車載器の耐候性が向上し、また、悪戯や盗難に対する安全性も向上する。
本発明の携帯電話は、前述の道路料金支払システムで利用されるもので、近接無線通信用の送受信機能と、固有のコードを記憶するコード記憶手段と、ETCカード情報を記憶するデータ記憶手段と、前記コード記憶手段からコードを読み出して車載器に送信するコード送信手段と、前記車載器によってコードの一致が確認された場合に前記車載器から送信される車両情報と当該携帯通信端末のデータ記憶手段に記憶されたETCカード情報とを併せて料金決済情報としてゲート装置に送信するETCデータ送信手段とを備えたことを特徴とする構成を有する。
前述したとおり、この携帯電話が車載器の車両情報を読み出してETCカード情報と共に料金決済情報としてゲート装置に送信することができるのは、携帯電話に記憶されているコードと車載器に記憶されているコードとが一致した場合に限られるから、仮に、認証装置として機能する携帯電話が盗難あるいは紛失した場合であっても、この携帯電話を第三者が不正に使用して道路料金を精算するといったことは極めて困難である。
本発明の携帯電話用制御プログラムは、近接無線通信用の送受信機能を備えた携帯電話に内蔵されたマイクロプロセッサを、該携帯電話のコード記憶手段に固有のコードを記憶させるコード設定手段、該携帯電話のデータ記憶手段にETCカード情報を記憶させるカード情報設定手段、前記コード記憶手段からコードを読み出して車載器に送信するコード送信手段、および、前記車載器によってコードの一致が確認された場合に前記車載器から送信される車両情報と当該携帯通信端末のデータ記憶手段に記憶されたETCカード情報とを併せて料金決済情報としてゲート装置に送信するETCデータ送信手段として機能させることを特徴とした構成を有する。
既に述べた通り、近接無線通信用の送受信機能を備えた携帯電話にあっては、制御プログラムを修正し、あるいは、後処理としてアプリケーションプログラムをインストールすることにより、ハードウェアを変更することなく、道路料金支払システムの認証装置およびゲート装置との間の通信手段として利用することが可能となる。
本発明の道路料金支払方法は、料金所に設置されたゲート装置に車両情報とETCカード情報からなる料金決済情報を送信して有料道路への車両の乗り入れや乗り出しを通知することによって道路料金を精算するようにした道路料金支払方法であり、
車両に設置された車載器に予め車両情報と固有のコードを記憶させておく一方、前記車載器および前記ゲート装置との間での無線通信が可能な携帯通信端末には、予めETCカード情報と前記固有のコードを記憶させておき、
有料道路への車両の乗り入れや乗り出しに際し、前記携帯通信端末と前記車載器との間で無線通信を行って両者に記憶されたコードの一致不一致を判定し、
コードが一致した場合に限って、前記車載器から前記携帯通信端末への車両情報の送信を許容し、
前記携帯通信端末から前記ゲート装置に、車両情報とETCカード情報からなる料金決済情報を送信することを特徴とした構成を有する。
携帯通信端末が車載器の車両情報を読み出してETCカード情報と共に料金決済情報としてゲート装置に送信することができるのは、携帯通信端末に記憶されているコードと車載器に記憶されているコードとが一致した場合に限られるから、仮に、認証装置として機能する携帯通信端末が盗難あるいは紛失した場合であっても、この携帯通信端末を第三者が不正に使用して道路料金を精算するといったことは極めて困難である。
また、ゲート装置との通信に際して車載器を使用する従来の方法とは相違し、ゲート装置との間の通信に携帯通信端末側の送受信機能を利用するようにしているので、車載器の構造の簡略化および小型化が容易であり、機器の設置スペースが十分でない自動二輪車等であっても容易に車載器を設置することができるようになる。
本発明の道路料金支払システムおよび携帯電話と携帯電話用制御プログラムならびに道路料金支払方法においては、車載器に車両情報とコードを記憶させる一方、携帯電話等からなる携帯通信端末にはETCカード情報とコードを記憶させ、ゲートの通過時に行われる携帯通信端末と車載器との間の通信により両者のコードの一致が明らかとなった場合に限って携帯通信端末が車載器側の車両情報を読み出してETCカード情報と共に料金決済情報としてゲート装置に送信することを許容するようにしているので、仮に、認証装置として機能する携帯通信端末が盗難あるいは紛失した場合であっても、この携帯通信端末を第三者が不正に使用して道路料金を精算するといった問題を抑制することができる。
しかも、ゲート装置との通信に際して車載器を使用する従来のシステムとは相違し、ゲート装置との間の通信に携帯通信端末側の送受信機能を利用するようにしているので、車載器の構造の簡略化および小型化が容易であり、機器の設置スペースが十分でない自動二輪車等であっても難なく容易に車載器を設置することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について一例を挙げて具体的に説明する。
図1は本発明の道路料金支払方法を適用した一実施形態の道路料金支払システム1の構成について簡略化して示した概念図、図2は同実施形態の認証装置として機能する携帯電話2と車載器3の外観について簡略化して示した斜視図、図3はゲート装置4に設置された近接無線通信用の送受信装置5の外観について簡略化して示した斜視図である。
なお、携帯電話2に代えて小型のPDA,PHS等を始めとする携帯通信端末を利用しても構わない。
この実施形態の道路料金支払システム1の主要部は、高速道路等を始めとする有料道路の料金所に設置されたゲート装置4と、自動二輪車等の車両6や各車載器3に固有の情報である車両ナンバー,車種,車載器ナンバー等の車両情報を記憶して車両6に設置された車載器3と、ユーザーや代金の引き落としに利用される金融機関等を特定するために必要とされるETCカード情報を記憶して認証装置として機能する携帯電話2によって構成される。
ゲート装置4の構造は基本的に従来のものと同様であり、車両の高さや全長を測定するための光学センサ、重量測定用の踏板とロードセル、車両に設置された従来型のETCユニットとの間で無線通信を行うための送受信装置、揺動式の開閉バー7と其の駆動手段、ならびに、これらを制御するためのゲート処理用コンピュータ等(以上、図示せず)を備える。
但し、この実施形態では前述の送受信装置の他に、近接無線通信用の送受信装置5が監視用のキャビン8等の正面に据え付けられており、この送受信装置5を介して、自動二輪車等の車両6に搭乗したユーザーが差し出す携帯電話2とゲート処理用コンピュータとの間での近接無線通信が行われるようになっている。
このゲート処理用コンピュータは、光学センサやロードセル等からの信号を受け、車両の全長や重量に基いてゲートに侵入する車両の種別を判定し、ゲートに侵入する車両が軽自動車以上であれば従来型のETCユニットとの間で無線通信を行うための送受信装置を作動させ、また、ゲートに侵入する車両6が自動二輪車等であれば、この実施形態に固有の近接無線通信用の送受信装置5を作動させる。
何れの場合であっても、車両の乗り入れや乗り出しを通知するデータとしては料金決済情報つまり前述の車両情報とETCカード情報とを併せたデータが用いられるようになっているので、ゲートに侵入する車両の種別に応じて従来型の送受信装置や近接無線通信用の送受信装置5の何れか一方を選択的に作動させる点を除けば、ゲート処理用コンピュータの制御プログラムの改変は不要である。
道路料金に係る実際の清算処理に関しては、従来と同様、ゲート装置4のゲート処理用コンピュータが取得した料金決済情報や走行区間から割り出された道路料金を管理する図示しないサーバが、各所のゲート装置4のゲート処理用コンピュータから送られた情報に基いて各ユーザー毎の請求額を算出し、月に4回(週に1回)程度のペースで代金の引き落としに利用される金融機関等に請求金額の明細等を送付することによって行われるが、前述した通り、料金決済情報の構造は従来と全く同様であるから、ゲートを通過する車両が自動二輪車であるか他の一般車両であるかに関わりなく、サーバの側では、清算処理用のプログラムを変更することなく、従来と同様の処理で各種の車両に対応することができる。
車載器3の構成の概略を図4に示す。車載器3の主要部は、演算処理用のマイクロプロセッサ9(以下、単にCPU9という)と、該CPU9の制御プログラムを格納したROM10、および、演算データの一時記憶に用いられるRAM11と、データの半固定的な記憶に利用される不揮発メモリ12、ならびに、入出力回路13と、認証装置として機能する携帯電話2との間で近接無線通信を行う送受信回路14によって構成される。
送受信回路14と其のアンテナ15は近接無線通信専用のものであるため、従来の車室内設置型ETCユニットの其れに比べて遥かに小型かつ軽量であり、また、カードスロット等も必要としないことから、車載器3の大幅な小型化が可能である。
不揮発性メモリ12には、当該車載器3を車両6に設置する販売店側のセットアップ処理によって、車両ナンバー,車種,車載器ナンバー等を始めとする車両情報が書き込まれる。
この不揮発性メモリ12は、当該車載器3あるいは当該車載器3を設置した車両6に固有のコードを記憶するコード記憶手段としても機能するが、この実施形態では、車両情報それ自体をコードとして利用するようにしているので、独立したコードを記憶する必要はなく、不揮発性メモリ12のメモリ容量は車両情報さえ記憶できれば十分である。つまり、コードを記憶する専用のコード記憶手段といったものは必要とせず、また、独立したコードを入力する必要もないことから、販売店側のセットアップ処理も容易である。車両情報の全てをコードとして利用してもよいが、車両情報の一部たとえば車両ナンバー,車載器ナンバー等の情報を固有のコードとして利用するようにしてもよい。このコードは、認証装置として機能する携帯電話2にも比較の対象となる情報として記憶させる必要があるが、車両情報の一部のみをコードとして利用するようにすれば、携帯電話2に対してハッキング等が行われた場合であっても、車両情報の完全な流出を避けることができる。
CPU9は、携帯電話2から受信したコードと当該車載器3の不揮発性メモリ12に記憶されたコードとの一致不一致を判定する判定手段として機能し、更には、その判定結果が一致となった場合に限って当該車載器3の不揮発性メモリ12に記憶されている車両情報を携帯電話2に送信する車両情報送信手段としても機能する。
車載器3は、図2に示されるように、自動二輪車等の車両6に固設された防滴トランク等のラゲッジスペース30に格納して取り付けられ、風雨や紫外線および塵等の自然環境や第三者による悪戯あるいは盗難等から守られる。
認証装置として機能する携帯電話2の構成の概略を図5に示す。携帯電話2は、通話用のマイク16やスピーカ17、および、携帯電話の基地局との通信に用いられる送受信回路18と其のアンテナ19、ならびに、ディスプレイ20とキーボード21を有し、更に、ゲート装置4に配備された近接無線通信専用の送受信装置5や車載器3との間で通信を行うための近接無線通信用の送受信回路22と其の内蔵アンテナ23を備える。つまり、この携帯電話2は近接無線通信用の送受信機能を有する携帯通信端末である。
近接無線通信用の送受信回路22と其の内蔵アンテナ23は格別なものではなく、買い物等に使用するクレジットカードや交通手段の定期券等の機能を代替することを前提として設計された昨今の携帯電話にあっては、多くのものが備えている。
なお、ここでいう近接無線通信の概念は、ゲート装置4の送受信装置5や車載器3における送受信回路14および其のアンテナ15を含め、必ずしも電波を利用したものでなくともよく、たとえば、IrDA等を応用したものであっても構わない。送受信回路22,内蔵アンテナ23や送受信装置5および送受信回路14,アンテナ15を他の近接無線通信ユニットに代替することは技術的に容易である。
ディスプレイ20は液晶モニタ等によって構成され、電話番号の選択表示や着信履歴等の表示、更には、作成過程にあるメールや受信メールの表示等に利用される。
不揮発性メモリ24にはメールのテキストデータや登録済電話番号および電子メールアドレス(アドレス帳)等が記憶され、更に、本実施形態においては、この不揮発性メモリ24が、ETCカード情報を記憶するデータ記憶手段、および、固有コードを記憶するコード記憶手段としても機能する。
既に述べた通り、コード記憶手段として機能する不揮発性メモリ24に書き込まれるコードの値は前述した車載器3の固有コードと同じ値である。
従来と同様、携帯電話2を携帯通信端末として使用する際には、マイク16から入力された音声が音声処理部25でA/D変換され、入出力回路26を介してマイクロプロセッサ27(以下、単にCPU27という)に転送され、更に、CPU27で通信形式データに変換された後、送受信回路18で変調されてアンテナ19を介して外部に送信される。また、アンテナ19で受信された通信電波は送受信回路18で復調され、入出力回路26を介してCPU27に転送され、音声データに変換されてから、音声処理部25でD/A変換等の処理操作を受けてスピーカ17から音声として出力される。キーボード21は、電話番号の入力操作等の場合にはテンキーとして使用され、また、電子メールの作成等に際してはテキストデータ入力用のカナキー等として利用される。
ROM28には、通話や電子メールの送受信等に必要とされる処理を実行するための制御プログラムに加え、本実施形態においては、更に、携帯電話2のCPU27を、不揮発性メモリ24にコードを記憶させるためのコード設定手段、不揮発性メモリ24にETCカード情報を記憶させるためのカード情報設定手段、不揮発性メモリ27からコードを読み出して車載器3に送信するためのコード送信手段、車載器3から送信された車両情報と不揮発性メモリ27に記憶されているETCカード情報とを併せて料金決済情報としてゲート装置4の送受信装置5に送信するETCデータ送信手段として機能させるための携帯電話用制御プログラムが格納されている。
但し、この携帯電話用制御プログラムは、予めROM28に書き込まれている必要は必ずしもなく、たとえば、携帯電話2が基地局を介して接続可能なアプリケーション配信サーバ等からダウンロードして不揮発性メモリ24に格納してもよいし、あるいは、携帯電話2に実装されるミニSDメモリカード等に保存しておいて、必要に応じてRAM29上に実行対象プログラムとして展開するようにしても構わない。
携帯電話用制御プログラムには、有料道路(高速道路)および周辺道路の渋滞状況や工事情報、更には、サービスエリアやパーキングエリアの混雑状況等を最寄りの基地局から受信して表示するための付属機能が盛り込まれている。携帯電話の基地局を利用して所在地周辺のエリア情報を提供する技術それ自体は既に公知である。
図6は携帯電話2のROM28あるいは不揮発性メモリ24に格納された携帯電話用制御プログラム(以下、単にアプリケーションという)の概略の動作を示したフローチャート、また、図7は車載器3のROM10に格納された制御プログラムの概略を示したフローチャートである。
次に、図6および図7のフローチャートを参照して、コード送信手段およびETCデータ送信手段として機能するCPU27と判定手段および車両情報送信手段として機能するCPU9の処理動作について具体的に説明する。
なお、この段階では既に車両6に対する車載器3の設置および車載器3に対する車両情報のセットアップ処理と、携帯電話2に対するコードおよびETCカード情報の入力処理が完了しているものとする。
携帯電話2に対するコードおよびETCカード情報の入力は、ユーザーがキーボード21を操作し、コード設定手段あるいはカード情報設定手段として機能するCPU27がキーボード21からの信号を読み込んで不揮発性メモリ24に記憶させることによって行われる。
不揮発性メモリ24に記憶されたコードやETCカード情報は携帯電話2が備えるロック機能によって保護され、ロックを解除するための暗証番号を知らない第三者がコードやETCカード情報を参照することはできない。この種のロック機能は、電話番号やメールアドレスを記憶したアドレス帳等を保護するための機能として既に公知であり、大半の携帯電話には既に実装されている。
図6に示されるように、携帯電話2のCPU27は、定常的にアプリケーション起動指令の入力の有無を判定しており(ステップa1)、起動指令の入力が検出されなければ、従来と同様にして、通話やメールの作成あるいは送受信等に関わる通常処理を実行する(ステップa11)。通常処理に関しては公知であるので説明を省略する。
この携帯電話2を道路料金支払システムの認証装置として使用する場合、ユーザーは、ゲートに侵入する前の時点でキーボード21のファンクションキーを操作し、携帯電話2のCPU27をコード送信手段やETCデータ送信手段として機能させるためのアプリケーション(携帯電話用制御プログラム)の起動を要求する。
ユーザーによるファンクションキーの操作はステップa1の判定処理でCPU27によって検出され、アプリケーション(ステップa2〜ステップa10までの処理)が起動される。
この結果、コード送信手段として機能するCPU27は、コード記憶手段として機能する不揮発性メモリ24から固有のコードつまり此の実施形態では車両情報の値を読み出し、このコードを入出力回路26,近接無線通信用の送受信回路22,アンテナ23を介して車載器3に送信する処理を開始し(ステップa2)、車載器3からの応答を待つ待機状態に入る(ステップa3)。
近接無線通信用の送受信回路22から送信されるコードの到達距離には制限があるので、ユーザーは、車載器3に確実にコードを受信させる必要上、たとえば、図2に示すようにして、車載器3に携帯電話2をかざすようにして接近させることが望ましい。
車載器3のCPU9は、携帯電話2からのコード送信の有無を判定する処理を所定周期毎に繰り返し実行して待機しており、携帯電話2からのコード送信がステップb1の判定処理によって検出されると、判定手段として機能するCPU9が、コード記憶手段として機能する不揮発性メモリ12からコードつまり此の実施形態では車両情報の値を読み込んで、不揮発性メモリ12に記憶されているコードと携帯電話2から受信したコードとの一致不一致を判定する(ステップb2)。
判定結果が不一致であった場合には、CPU9が入出力回路13,近接無線通信用の送受信回路14,アンテナ15を介して携帯電話2にエラー信号を送信し(ステップb4)、また、判定結果が一致であった場合には、車両情報送信手段として機能するCPU9が不揮発性メモリ12から車両情報を読み出して、入出力回路13,近接無線通信用の送受信回路14,アンテナ15を介して携帯電話2に此の車両情報を送信する(ステップb3)。
車載器3からの応答を待機しているCPU27は、ステップa3の判定処理で車載器3からの応答を検出し、前述のステップa2で開始した車載器3に対するコードの送信処理を終了する(ステップa4)。
次いで、携帯電話2のCPU27は、車載器3からの応答が車両情報であったのかエラー信号であったのかを判定する(ステップa5)。
そして、エラー情報であった場合には、この携帯電話2から送信されたコードが車載器3に記憶されているコードと一致していないこと、つまり、車載器3と携帯電話2の組み合わせが不適当であり、認証装置として機能する携帯電話2が盗用等によって不当に使用されている可能性があることを意味するので、CPU27は、携帯電話2のディスプレイ20にエラーメッセージを表示してアプリケーションを終了し(ステップa10)、初期の待機状態に復帰する。この場合、携帯電話2から料金決済情報が送信されることはないので、ゲート装置4は反応しない。従って、開閉バー7は開放されず、ゲートへの侵入つまり有料道路への車両6の乗り入れや乗り出しは認められない。
一方、ステップa5の判定結果が真となり、携帯電話2から送信されたコードが車載器3に記憶されているコードと一致していることが確認された場合には、車載器3と携帯電話2の組み合わせが適切であり、認証装置として機能する携帯電話2が適切に使用されていることを意味するので、ETCデータ送信手段として機能するCPU27は、データ記憶手段として機能する不揮発性メモリ24からETCカード情報を読み込み、車載器3から送信された車両情報と不揮発性メモリ24から読み出されたETCカード情報とを併せて料金決済情報とし、この料金決済情報を入出力回路26,近接無線通信用の送受信回路22,アンテナ23を介してゲート装置4の送受信装置5に送信する処理を開始した後(ステップa6)、送受信装置5からの応答を待つ待機状態に入る(ステップa7)。
近接無線通信用の送受信回路22から送信される料金決済情報の到達距離には制限があるので、ユーザーは、ゲート装置4の送受信装置5に確実に料金決済情報を受信させる必要上、たとえば、図3に示すようにして、送受信装置5に携帯電話2をかざすようにして接近させることが望ましい。
ゲート装置4のゲート処理用コンピュータは、この時点で既に光学センサやロードセル等からの信号に基いて車両6の種別を判定しており、自動二輪車等の車両6に対処するため、従来型のETCユニットに対応した従来型の送受信装置に代えて近接無線通信用の送受信装置5を選択的に作動させているので、携帯電話2から送信された料金決済情報は、送受信装置5を介してゲート処理用コンピュータに入力されることになる。
ゲート処理用コンピュータの側では、従来と同様に、各車両の車両情報やユーザー毎のETCカード情報が登録してある図示しないデータベースを参照し、携帯電話2から送信された料金決済情報の真贋や有効期間等の適不適を判定した上、この料金決済情報が適正なものであれば、近接無線通信用の送受信装置5を介して確認完了信号を携帯電話2に送信すると共に開閉バー7を開放し、光学センサで車両6の通過を確認してから開閉バー7を閉鎖する。
この際、送受信装置5から送信された確認完了信号が携帯電話2によって受信され、ステップa7の判定処理で送受信装置5からの応答を検出したCPU27が、前述のステップa6で開始した送受信装置5に対する料金決済情報の送信処理を終了し(ステップa8)、この応答が確認完了信号であったのかエラー信号であったのかを判定するが(ステップa9)、この場合は確認完了信号であるから、CPU27は、アプリケーションを終了して初期の待機状態に復帰する。
また、携帯電話2から送信された料金決済情報が適正なものでないとゲート処理用コンピュータが判定した場合、ゲート処理用コンピュータは、近接無線通信用の送受信装置5を介して携帯電話2にエラー信号を送信し、開閉バー7の閉鎖状態を其のまま保持する。
この際、送受信装置5から送信されたエラー信号が携帯電話2によって受信され、ステップa7の判定処理で送受信装置5からの応答を検出したCPU27が、前述のステップa6で開始した送受信装置5に対する料金決済情報の送信処理を終了し(ステップa8)、この応答が確認完了信号であったのかエラー信号であったのかを判定するが(ステップa9)、この場合はエラー信号であるから、CPU27は、携帯電話2のディスプレイ20にエラーメッセージを表示してアプリケーションを終了し(ステップa10)、初期の待機状態に復帰する。
そして、従来と同様、たとえば、ゲート処理用コンピュータが、ゲート装置4の設置箇所や入り口/出口の別を示す識別情報と携帯電話2から送信された料金決済情報とを対応させてサーバに送信し、サーバが、各所のゲート処理用コンピュータから送られた情報に基いて利用区間に応じた料金を各ユーザー毎に算出し、月に4回(週に1回)程度のペースで、代金の引き落としに利用される金融機関等に請求金額の明細等を送付する。この点に関しては従来と同様である。
この実施形態では、車載器3と携帯電話2に記憶させるコードとして車両情報を利用しているが、セキュリティの観点からすると、車両情報の一部たとえば車両ナンバーや車載器ナンバーのみをコードとして利用し、携帯電話2側に記憶されるデータのみでは料金決済情報を生成できないようにすることが望ましい。
あるいは、車両情報(車両ナンバー,車種,車載器ナンバー等)やETCカード情報(ユーザーや代金の引き落としに利用される金融機関等を特定するために必要とされる情報であって従来型のETCカードの作成に必要とされる情報)とは全く無関係のコードを車載器3と携帯電話2に記憶させるようにしてもよい。
また、車両情報の全てをコードとして利用する場合では、携帯電話2側に記憶されるデータのみで料金決済情報を生成することが可能であるから、車載器3から携帯電話2に車両情報を転送する必要はなく、車載器3の側では、単に、コードの一致不一致を判定して(ステップb2の処理)、携帯電話2に確認完了信号を送信するか(ステップb3に代わる処理)、もしくは、エラー信号を送信すればよい(ステップb4の処理)。この場合、携帯電話2の側では、車載器3からの応答が確認完了信号であるのかエラー信号であるのかを判定し(ステップa5に代わる処理)、確認完了信号であれば不揮発性メモリ24から車両情報およびETCカード情報を読み込んで料金決済情報としてゲート装置4に送信し(ステップa6に代わる処理)、また、エラー信号であれば、アプリケーションを終了して初期の待機状態に復帰することになる(ステップa10の処理)。
本発明の道路料金支払方法を適用した一実施形態の道路料金支払システムの構成について簡略化して示した概念図である。 同実施形態の認証装置として機能する携帯電話と車載器の外観について簡略化して示した斜視図である。 同実施形態のゲート装置に設置された近接無線通信用の送受信装置の外観について簡略化して示した斜視図である。 同実施形態の車載器の構成の概略を示したブロック図である。 同実施形態の認証装置として機能する携帯電話の構成の概略を示したブロック図である。 携帯電話用制御プログラム(アプリケーション)の概略を示したフローチャートである。 車載器の制御プログラムの概略を示したフローチャートである。
符号の説明
1 道路料金支払システム
2 携帯電話(携帯通信端末,認証装置)
3 車載器
4 ゲート装置
5 送受信装置
6 車両
7 開閉バー
8 キャビン
9 マイクロプロセッサ(判定手段,車両情報送信手段)
10 ROM
11 RAM
12 不揮発メモリ(コード記憶手段)
13 入出力回路
14 近接無線通信用の送受信回路
15 アンテナ
16 マイク
17 スピーカ
18 送受信回路
19 アンテナ
20 ディスプレイ
21 キーボード
22 近接無線通信用の送受信回路
23 アンテナ
24 不揮発性メモリ(データ記憶手段,コード記憶手段)
25 音声処理部
26 入出力回路
27 マイクロプロセッサ(コード設定手段,カード情報設定手段,コード送信手段,ETCデータ送信手段)
28 ROM
29 RAM
30 ラゲッジスペース

Claims (7)

  1. 料金所に設置されたゲート装置と、車両情報を記憶して車両に設置された車載器と、ETCカード情報を記憶した認証装置とを備えた道路料金支払システムにおいて、
    前記認証装置を、近接無線通信用の送受信機能を有する携帯通信端末によって構成し、
    前記車載器および前記携帯通信端末の各々に、固有のコードを記憶するコード記憶手段を設けると共に、
    前記車載器には、前記携帯通信端末から受信したコードと当該車載器のコード記憶手段に記憶されたコードとの一致不一致を判定する判定手段と、該判定手段による判定結果が一致となった場合に限り当該車載器に記憶されている車両情報を前記携帯通信端末に送信する車両情報送信手段を配備し、
    前記携帯通信端末には、当該携帯通信端末のコード記憶手段からコードを読み出して前記車載器に送信するコード送信手段と、前記車載器から送信された車両情報と当該携帯通信端末のデータ記憶手段に記憶されたETCカード情報とを併せて料金決済情報として前記ゲート装置に送信するETCデータ送信手段を配備したことを特徴とする道路料金支払システム。
  2. 前記携帯通信端末が、携帯電話によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の道路料金支払システム。
  3. 前記コードが前記車両情報によって構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の道路料金支払システム。
  4. 前記車載器が自動二輪車に設けられた防滴仕様のラゲッジスペース内に格納されていることを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3記載の道路料金支払システム。
  5. 近接無線通信用の送受信機能と、固有のコードを記憶するコード記憶手段と、ETCカード情報を記憶するデータ記憶手段と、前記コード記憶手段からコードを読み出して車載器に送信するコード送信手段と、前記車載器によってコードの一致が確認された場合に前記車載器から送信される車両情報と当該携帯通信端末のデータ記憶手段に記憶されたETCカード情報とを併せて料金決済情報としてゲート装置に送信するETCデータ送信手段とを備えたことを特徴とする携帯電話。
  6. 近接無線通信用の送受信機能を備えた携帯電話に内蔵されたマイクロプロセッサを、該携帯電話のコード記憶手段に固有のコードを記憶させるコード設定手段、該携帯電話のデータ記憶手段にETCカード情報を記憶させるカード情報設定手段、前記コード記憶手段からコードを読み出して車載器に送信するコード送信手段、および、前記車載器によってコードの一致が確認された場合に前記車載器から送信される車両情報と当該携帯通信端末のデータ記憶手段に記憶されたETCカード情報とを併せて料金決済情報としてゲート装置に送信するETCデータ送信手段として機能させることを特徴とした携帯電話用制御プログラム。
  7. 料金所に設置されたゲート装置に車両情報とETCカード情報からなる料金決済情報を送信して有料道路への車両の乗り入れや乗り出しを通知することによって道路料金を精算するようにした道路料金支払方法において、
    車両に設置された車載器に予め車両情報と固有のコードを記憶させておく一方、前記車載器および前記ゲート装置との間での無線通信が可能な携帯通信端末には、予めETCカード情報と前記固有のコードを記憶させておき、
    有料道路への車両の乗り入れや乗り出しに際し、前記携帯通信端末と前記車載器との間で無線通信を行って両者に記憶されたコードの一致不一致を判定し、
    コードが一致した場合に限って、前記車載器から前記携帯通信端末への車両情報の送信を許容し、
    前記携帯通信端末から前記ゲート装置に、車両情報とETCカード情報からなる料金決済情報を送信することを特徴とした道路料金支払方法。
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