JP4973394B2 - 搬送設備 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を載置して主搬送経路に沿って搬送する複数の物品支持体を備え、各物品支持体にそれぞれ、物品支持体に外嵌して案内され物品支持体上の物品の側方に作用し、物品を左右方向へ移動させる物品横押し体を設けた搬送設備に関するものである。
上記搬送設備の一例が、特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されている搬送設備では、複数の物品支持体を所定の搬送方向へ移動させ、物品支持体に載置された物品を搬送しており、また各物品支持体にそれぞれ、物品支持体上の物品に押圧して搬送方向とは直角な左右方向に仕分ける物品横押し体を設け、物品支持体を前記搬送方向へ移動させ、前記物品横押し体を左右に案内することにより、前記物品支持体に支持された物品を前記搬送方向へ搬送し、左右方向へ仕分けている。
またこの搬送設備の本体フレームには、物品支持体の支持案内用ガイドレール部が設けられ、このガイドレール部には、その上面によって上向き支持面が形成されるとともに、内側面によって内側への横向き案内面が形成されている。また各物品支持体の長さ方向の両端に樹脂製のサイドブラケットが取付けられ、サイドブラケットの下端に、外周部がウレタンからなるサイドローラが縦軸を介して遊転自在に設けられ、これらサイドローラは、前記本体フレーム側のガイドレール部の横向き案内面に案内される。
また物品横押し体はそれぞれ、例えば特許文献2に示すように、物品支持体に沿って摺動するスライド部と、スライド部の摺動に伴って物品支持体上の物品を押圧するキャップ部(物品横押し体の上部)と、物品横押し体を仕分け方向へ移動させるためのガイドレールに案内されるガイド部から構成される。そして、物品が複数の物品横押し体との間に挟まれた場合等、物品横押し体に所定値を越える外力が作用したとき、物品および物品横押し体に悪影響を与える恐れがあることから、これを回避するために、物品横押し体のキャップ部に所定値を越える外力が作用した場合、このキャップ部またはガイド部の少なくともいずれか一方が、スライド部から外れる分離可能とされている。
特開2006−273438号公報 特許第2982105号公報
しかし、従来の搬送設備では、物品横押し体(キャップ部)に所定値を越える外力が作用した場合、キャップ部またはガイド部の少なくともいずれか一方がスライド部から外れる構成としているが、このようにキャップ部またはガイド部の少なくともいずれか一方がスライド部から外れる前に、樹脂製のサイドブラケットのサイドローラが前記外力により前記ガイドレール部の横向き案内面に押し付けられ、サイドローラのローラを支持するピン(回転軸)が破損する恐れがあった。
なお、サイドブラケットは、コストの削減を求めて樹脂製とされ、かつサイドローラは寸法的に大きくできないためにピン(回転軸)径が小さいことにより、サイドローラに通常作用によりかかる荷重では、破損する恐れはないが、物品が複数の物品横押し体との間に挟まれた場合に作用する大きな外力では破損する恐れがある。
またサイドブラケットのサイドローラが破損すると、破損部分がガイドレール部に近いために、他の構成部品に2次的な破損が拡がる恐れがあり、復旧が遅れるという問題があった。
そこで、本発明は、物品横押し体に所定値を越える外力が作用した場合に、サイドブラケットのサイドローラが破損しない構成とした搬送設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、物品の搬送方向に沿って平行に、前記搬送方向と直角な左右位置に配置された左右一対の側面フレームと、前記左右一対の側面フレームの内方で、且つ前記物品の搬送方向の上流端と下流端にそれぞれ、回転自在に配置された左右一対の輪体と、これら上流端と下流端の左右一対の輪体にそれぞれ張設された左右一対の無端回動体と、これら左右の無端回動体間に渡って設けられ、前記物品を支持する複数の物品支持体と、前記各物品支持体にそれぞれ設けられ、前記物品支持体に外嵌して案内され物品支持体上の物品の側方に作用する物品横押し体を備え、前記無端回動体を駆動することによって、前記物品支持体を前記搬送方向へ移動させ、前記物品横押し体を左右に案内することにより、前記物品支持体に支持された物品を前記搬送方向へ搬送し、左右方向へ仕分ける搬送設備であって、
前記左右一対の側面フレームの内方に対向し、且つ前記搬送方向に沿って前記物品支持体の支持案内部を設け、前記各物品支持体の左右端部にそれぞれ、前記各支持案内部の内側面の横向き案内面に沿って案内される被ガイドローラを配置し、この被ガイドローラと前記物品支持体の端部との間に、弾性を有し、被ガイドローラの回転軸を垂直に遊転自在に支持する面部材を介装し、前記各物品支持体の左右端部にそれぞれ、前記各支持案内部の横向き案内面との間に左右方向の所定の隙間を空けて面ガイドを設け、この面ガイドは、前記被ガイドローラを支持する面部材が前記所定の隙間、撓んだときに前記側面フレームの横向き案内面に接触する構成としたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、各物品支持体の左右端部にそれぞれ、弾性を有する面部材を介して、側面フレームの横向き案内面に沿って案内される被ガイドローラが設けられ、この被ガイドローラに外力がかかり面部材が撓み、所定の隙間撓むと、面ガイドが側面フレームの横向き案内面に接触されることにより、前記外力は、この面ガイドにより受けられる。よって、被ガイドローラが外力で破損する恐れが回避される。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記面部材を、前記物品支持体の端部から被ガイドローラの支持部に向って切り込みを入れた板材から構成としたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、面部材を、物品支持体の端部から被ガイドローラの支持部に向って切り込みを入れた板材から構成としたことにより、面部材は撓みやすくなり、かかる外力が小さいときにでも撓むことが可能となる。
また請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記被ガイドローラの回転軸と面部材と面ガイドは、樹脂により形成されていることを特徴とするものである。
上記構成によれば、樹脂にて形成されることにより、一体形成が容易となりコストも低減される。
また請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記面ガイドと前記支持案内部の横向き案内面との左右方向の前記隙間の幅をdとし、前記面部材がこの隙間幅dだけ撓むときに前記被ガイドローラにかかる荷重をFd、前記物品横押し体が前記被ガイドローラ側へ物品を案内するときの通常作用によりこの被ガイドローラにかかる荷重をFn、被ガイドローラの破損荷重をFrとするとき、Fr>Fd>Fnと設定したことを特徴とするものである。
上記構成によれば、「被ガイドローラの破損荷重Fr>面部材が隙間幅dだけ撓むときに被ガイドローラにかかる荷重Fd」とされることにより被ガイドローラが隙間幅dだけ撓むときに被ガイドローラが破損することはなく、被ガイドローラが破損する前に外力は面ガイドにより支持される。また「面部材が隙間幅dだけ撓むときに被ガイドローラにかかる荷重Fd>通常作用により被ガイドローラにかかる荷重Fn」とされることにより、抵抗の少ないサイドガイドが実現される。
また請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明であって、前記物品横押し体間に物品が挟まれたときに物品横押し体にかかる荷重をFx、物品横押し体の破損荷重をFs、前記面部材の破損荷重をFwとするとき、Fw>Fx>Fsと設定したことを特徴とするものである。
上記構成によれば、「物品横押し体間に物品が挟まれたときに物品横押し体にかかる荷重Fx>物品横押し体の破損荷重Fs」とされることにより、物品横押し体間に物品が挟まれたときに物品横押し体が設定通りに破損されるが、物品の破損は回避される。また「面部材の破損荷重Fw>物品横押し体間に物品が挟まれたときに物品横押し体にかかる荷重Fx」とされることにより、物品横押し体間に物品が挟まれたときに面ガイドが破損されることはない。よって物品横押し体間に物品が挟まれたときに、破損事故は最小限に留められる。
また請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明であって、Fw>Fx>Fs>Fr>Fd>Fnと設定したことを特徴とするものである。
上記構成によれば、「面部材の破損荷重Fw>被ガイドローラの破損荷重Fr」とされることにより、物品横押し体間に物品が挟まれたときの外力は、面部材によりしっかり受け止められる。
本発明の搬送設備は、各物品支持体の左右端部にそれぞれ、弾性を有する面部材を介して、側面フレームの横向き案内面に沿って案内される被ガイドローラが設けられ、この被ガイドローラに外力がかかり面部材が所定の隙間、撓んだとき、面ガイドが側面フレームの横向き案内面に接触されることにより、前記外力は、この面ガイドにより受けられ、よって被ガイドローラが外力で破損する恐れを回避できる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を図面の図1〜図9に基づいて説明する。なお、搬送設備の一例として、転換設備を説明する。
物品Dの搬送方向を長手方向としてこの長手方向と平行に対向して本体フレーム1が配置されており、本体フレーム1は、主搬送経路Aに沿って左右に配置された左右一対の上位フレーム材10と、上位フレーム材10と対向してその下方に配置された左右一対の下位フレーム材20と、下位フレーム材20から下方に連設した脚体3群と、上位フレーム材10と下位フレーム材20との間を上下で連結する複数の縦連結部材4と、左右の上位フレーム材10間を左右で連結し、左右の下位フレーム材20間を左右で連結する複数の横連結部材5などにより構成される。なお、上記左右一対の上位フレーム材10と下位フレーム材20とにより、物品Dの搬送方向に沿って平行に、前記搬送方向と直角な左右位置に配置された左右一対の側面フレームが構成される。
上位フレーム材10には、長さ方向の全長に亘って内側(内方)に、後述する物品支持体50を支持案内する上向き案内面18aと横向き案内面18bを有する往路側案内レール部18(図3;支持案内部の一例)が形成され、また下位フレーム材20には、長さ方向の全長に亘って中間内側(内方)に、物品支持体50を支持案内する上向き案内面21aを有する復路側案内レール部21(図3;支持案内部の一例)が形成され、この復路側案内レール部21の上方に位置して、物品支持体50の横向き案内面22bを有する上端延長部22(図3;支持案内部の一例)が形成されている。なお、上記往路側案内レール部18の横向き案内面18bは、往路側案内レール部18の内側面であり、上端延長部22の横向き案内面22bも上端延長部22の内側面である。
また上位フレーム材10と下位フレーム材20との間には、側部外方を覆う、障子落とし込み形式の側カバー(側部カバー)8が設けられ、側カバー8の外面には操作用の把手9が設けられている。
上記のように構成された本体フレーム1の搬送方向上流端(始端部)には左右方向に従動軸30が回転自在に配設され、また本体フレーム1の搬送方向下流端(終端部)には左右方向に駆動軸31が回転自在に配設され、駆動軸31に駆動装置34が連動連結されている。駆動装置34は、電動機35と、これに一体化した減速機36とからなり、この減速機36の出力部が前記駆動軸31に連動連結されている。
前記従動軸30の両端には相対向して、左右一対の従動用スプロケット(輪体の一例)38が連結され、また前記駆動軸31の両端には相対向して、左右一対の駆動用スプロケット(輪体の一例)39が連結されており、駆動用スプロケット39は、駆動軸(回転軸)31に連結された駆動装置34により駆動される。
そして、これら搬送方向上流端に回転自在に設けた左右の従動用スプロケット38と搬送方向下流端に回転自在に設けた左右の駆動用スプロケット39との間にそれぞれ、左右一対の無端チェーン(無端回動体の一例)40が張設されている。これら左右一対の無端チェーン40の長さはそれぞれ、上流端の従動用スプロケット38と下流端の駆動用スプロケット39との間を往復する長さに一定の長さを加えた長さとしており、無端チェーン40に一定の弛み(ゆとり)を持たせている。
この無端チェーン40の弛みは、無端チェーン40の往路側には、構造上表れないが、下流端の駆動用スプロケット39から戻るときに表れ、復路側の無端チェーン40に予め弛みを持たせた構成となり、この弛みを原因として下流端の駆動用スプロケット39の下方に位置する復路側の無端チェーン40は下垂しようとする。この復路側の無端チェーン40の下垂を防止する下垂防止手段が、図6に示すように、下位フレーム材20の搬送方向下流側に設けられている。下垂防止手段は、例えば案内用スプロケット42、支持板43、ベルト体45、バランスウエイト46などから構成されている。下垂防止手段の詳細な説明は省略する。
上記駆動装置34は起動スイッチ(図示せず)の操作による起動指令を入力すると、所定の加速度で電動機35の速度を増加し、無端チェーン40の速度を所定の加速度で所定の速度まで立上げ、また停止スイッチ(図示せず)の操作による停止指令を入力すると、所定の減速度で電動機35の速度を落とし、無端チェーン40を停止する。
また上記左右の無端チェーン40間に渡って物品Dを支持する物品支持体(スラット)50が等間隔で複数取り付けられている。
前記物品支持体50は、両無端チェーン40の移動方向となる主搬送経路Aに対して直交した左右方向を長さ方向51として配設されており、金属製、たとえばアルミニウム合金製で、長さ方向51に長い長尺状であり、かつ同一の断面形状の型材状に形成されている。
また各物品支持体50にはそれぞれ、この物品支持体50に外嵌して案内されることで前記長さ方向51に移動自在で、物品支持体50上の物品Dの側方に作用する物品横押し体52が設けられている。
また各物品支持体50は、図1に示すように、物品Dが載置される載置面を形成する扁平状の載置板部61と、扁平状の載置板部61の搬送方向の前端部から載置面の反対側に折り曲げられて後方に少し傾斜する前板部62と、載置板部61の搬送方向の後端部から載置面の反対側に折り曲げられて前方に少し傾斜する後板部63と、前板部62および後板部63間に所定間隔をあけて載置板部61からそれぞれ垂下された前脚板部64および後脚板部65とを具備し、前板部62の下端部に後側に湾曲する前位湾曲部62aが形成され、また後板部63の下端部に前側に湾曲する後位湾曲部63aが形成されている。これにより、物品支持体50には、載置板部61の前部、前板部62、前位湾曲部62aおよび前脚板部64に囲まれて物品横押し体52を案内する前部の緩衝用区画空間(区画空間)66が形成され、その前部の緩衝用区画空間66の下面に開放部(開放部分)66aが長さ方向に沿って形成される。また載置板部61の後部、後板部63、後位湾曲部63aおよび後脚板部65に囲まれて物品横押し体52を案内する後部の緩衝用区画空間(区画空間)67が形成され、その後部の緩衝用区画空間67の下面に開放部(開放部分)67aが長さ方向に沿って形成される。さらに、載置板部61の中間部、前脚板部64および後脚板部65により囲まれた案内用区画空間(区画空間)68が形成され、案内用区画空間68の下面に開放部(開放部分)68aが長さ方向に沿って形成されている。この案内用区画空間68は、前脚板部64および後脚板部65の下端部から内側に突出された張出し部64a,65aにより奥側(上部)が広い蟻溝形断面に形成され、前記両張出し部64a,65aの上面に下位案内面64b,65bがそれぞれ形成されている。また前脚板部64および後脚板部65の上位内面に、上位案内面64c,65cがそれぞれ形成されている。
また上記各物品横押し体52は、図1および図3に示すように、物品支持体50に移動自在に外嵌された樹脂製の摺動部(スライド部)71と、この摺動部71上に設けられ物品支持体50上に載置された物品Dの側方に作用する樹脂製の横押し作用部72と、摺動部71下に垂直に設けられるローラ軸53から構成されている。前記ローラ軸53は、案内ローラ54を回転自在に支持する軸であり、案内ローラ54に対して所定長さ下方に突出するように構成されている。
前記摺動部71は、横押し作用部72の前縁部から前板74が下方に突出され、また横押し作用部72の後縁部から後板75が下方に突出され、前記前板74と前記後板75の下端部が底板76により連結されて、物品支持体50に外嵌する空間が形成されている。そして、前記底板76の上面に、物品支持体50の開放部68aから案内用区画空間68内に嵌合される被嵌合部77が突設されている。
また前記被嵌合部77の中央部からローラ軸53が、ローラ軸53の上部のシューピン53aを埋め込み成形により支持することで固定・垂設され、もって案内ローラ54は物品横押し体52の裏面外方に位置されている。また横押し作用部72に所定値以上の外力が作用するとローラ軸53(案内ローラ54)が摺動部71より外れる構成とされている。例えば、摺動部71の下方でローラ軸53のシューピン53aの周りを固定するシューピン部に、スリット(切り込み)を案内ローラ54の上方位置で且つシューピン53aの周囲に沿って垂直方向に入れ、所定値以上の外力が作用するとローラ軸53が摺動部71より外れる構成とする。
また前記横押し作用部72は、平面視で搬送方向の前部が広い略台形状でかつ前部下方から後部上方に傾斜する傾斜天面部72aと、この傾斜天面部72aの後端部から下方に垂下された後面部72bと、左右両側面で前部外側から後部中心側に傾斜された横押し当接面72cとを有し、これら左右の横押し当接面72cには、複数の縦溝が形成されたゴム製の当接部材78がそれぞれ取り付けられている。
また物品支持体50の長さ方向51の両端には、図1に示すように、それぞれサイドブラケット81が差し込み結合などにより取り付けられる。これらサイドブラケット81は鉄製からなり、図1に示すように、主搬送経路Aの方向で長い本体部82の内面側の上部で前後の二箇所に、内方へ突出する板状の差し込み部83が設けられ、そして差し込み部83間には貫通孔84が形成されている。さらに本体部82における下部には、内方への折り曲げ部82Aが折れ曲がりにより形成されている。また、サイドブラケット81の外面側で前部の一箇所には、外方へ突出する筒状体85が、その内端の小径部分を差し込んで溶接することによって取り付けられ、さらに後部には、厚さ相当分だけ曲げ変位させて、内外両側方と後方に開放される凹入状の嵌合部86が形成されている。この嵌合部86は、隣接したサイドブラケット81における筒状体85に外嵌される。
前記筒状体85には筒状連結部87が内嵌され、この筒状連結部87の内周面によって長さ方向51の差し込み孔88が形成されている。
上記のように形成されたサイドブラケット81は、物品支持体50における載置板部61と前板部62または後板部63とにより形成された前後一対の緩衝用区画空間66,67内に一対の差し込み部83を差し込み、次いで、貫通孔84に外側から通したボルト体(図示せず)を張出し部64a,65aに螺合結合させることで、物品支持体50の両端に取り付け得る。
また筒状連結部87の差し込み孔88に対して、前記無端チェーン40側からの長尺連結ピン(図示せず)の突出部分を外側から差し込み、長尺連結ピン(図示せず)を筒状連結部87に結合することで、物品支持体50の両端を、それぞれサイドブラケット81を介して無端チェーン40に連結し得、以て左右一対の無端チェーン40間に多数の物品支持体50を取り付け得る。このとき、サイドブラケット61の筒状体85には樹脂製のリング体(図示せず)が外嵌され、このリング体(図示せず)に対して、隣接したサイドブラケット81における嵌合部86が外嵌されることになる。すなわち、嵌合部86と筒状連結部87側のリング体(図示せず)との嵌合面が異なる材質、つまり鉄製と樹脂製からなっている。
前記筒状体85には、外周部がウレタンからなる回転体(被ガイド部材の一例で、ベアリング形式やローラ形式などからなる。)57が外嵌され、これら回転体57は、前記本体フレーム1側の両案内レール部18,21の上向き支持面18a,21aに支持案内される。
また各サイドブラケット81の本体部82の折り曲げ部82Aの下方にはそれぞれ、すなわち各物品支持体50の左右端部の下方にはそれぞれ、往路側案内レール部18の内側面の横向き案内面18bと上端延長部22の内側面の横向き案内面22bに沿って案内される、外周部がウレタンからなるサイドローラ(被ガイドローラの一例)58が配置され、このサイドローラ58と前記折り曲げ部82Aとの間に、弾性を有し、サイドローラ58の縦軸(回転軸)58Aを垂直に遊転自在に支持する面部材59が介装されている。この面部材59には、上方が内側に折り曲げられて折り曲げ部59Bが形成されており、この折り曲げ部59Bが、サイドブラケット81の本体部82の折り曲げ部82Aに固定されている。また面部材59は、物品支持体50側からサイドローラ58の支持部に向って切り込み59Aを入れた板材から構成されている。
また前記折り曲げ部82Aの下方に、サイドローラ58の前後に位置して、支持部材89を介して、前記横向き案内面18b,22bとの左右方向の所定の隙間60aを空けて前後一対の面ガイド60を設けられ、これら面ガイド60は、サイドローラ58を支持する面部材59が前記所定の隙間60a、撓んだときに横向き案内面18b,22bに接触する構成とされている。またサイドローラ58の縦軸58Aと面部材59と面ガイド60は、樹脂により形成されている。
また面ガイド60と前記前記横向き案内面18b,22bとの左右方向の前記隙間60aの幅をdとし、面部材59がこの隙間幅dだけ撓むときにサイドローラ58にかかる荷重をFd、サイドローラ58に、物品横押し体52がサイドローラ58側へ物品Dを案内するときの通常作用によりかかる荷重をFn、サイドローラ58の破損荷重をFrとするとき、
Fr>Fd>Fn
と設定されている。また物品横押し体52間に物品Dが挟まれたときに物品横押し体52にかかる荷重をFx、物品横押し体52のローラ軸53が外れる荷重(物品横押し体52の破損荷重の一例)をFs、面部材59の破損荷重をFwとするとき、
Fw>Fx>Fs
と設定され、
Fw>Fx>Fs>Fr>Fd>Fn
と設定されている。
また図4および図5に示すように、本体フレーム1の片側外方には、主搬送経路Aに対して外方かつ下手側へと傾斜した複数の分岐経路B,Cを形成する分岐コンベヤ7が設けられる。これら分岐コンベヤ7は、コンベヤフレームに多数のローラを支持させることで構成される。
そして、複数の分岐経路B,C毎にそれぞれ、図8に示すように、物品支持体50が物品Dの搬送方向へ移動する往路で、かつ上位フレーム材10に連結される横連結部材5上に、各物品横押し体52を、案内ローラ54に作用して物品支持体50に案内することにより、物品支持体50上の物品Dの側方に物品横押し体52を作用させて物品Dを左右方向へ移動させる往路案内装置90が配設されている。
各往路案内装置90は、始端部の片側(分岐経路B,Cとは反対の側)に設けられ、物品横押し体52の案内ローラ54を案内する始端案内部(ガイドレール)91と、この始端案内部91の終端に配置され、物品横押し体52を直進または内側方向へ振り分ける振り分け手段92と、振り分け手段92により振り分けられた物品横押し体52の案内ローラ54を案内する、下手側ほど内側へと傾斜し、他方の側(分岐経路B,C側)へ到る移動案内部(ガイドレール)93と、この移動案内部93の終端に配設され、物品横押し体52の案内ローラ54を直進案内する終端案内部(ガイドレール)94と、前記振り分け手段92より振り分けされず直進する物品横押し体52の案内ローラ54を案内する直線状の中間案内部(ガイドレール)95とから構成されている。
前記振り分け手段92は、図8(b)に示すように、次のように構成されている。
前記始端案内部91により幅寄せられた案内ローラ54が案内される調心体120が設けられている。この調心体120は、案内ローラ54を案内して幅方向(左右方向)で自動的に調心(センタリング案内)する被案内体案内部分121と、ローラ軸53を案内して幅方向で自動的に調心(センタリング案内)する支持軸案内部分122とから構成されており、支持軸案内部分122は、被案内体案内部分121の中に位置される状態で、その下部に幅狭のガイド溝形状に形成されている。
この調心体120により、被案内体案内部分121により案内ローラ54が調心案内されている途中から支持軸案内部分122によりローラ軸53は調心案内され、ローラ軸53は連続的に振り分け案内体124へ案内される。
振り分け案内体124は、ローラ軸53を振り分け案内可能であって、後述するブロック体123に対して縦軸心126の回りに揺動自在に連結され、この振り分け案内体124に、シリンダ装置130のピストンロッド132が連動されている。またシリンダ装置130に対する給排油制御のためのソレノイドバルブ装置136が設けられている。また振り分け案内体124の揺動量を規制する揺動量規制手段140として、左右一対のゴム(緩衝材)製ストッパー体143が設けられている。
この振り分け案内体124を、シリンダ装置130を動作させて縦軸心126の周りに揺動させることにより、ローラ軸53が振り分け案内され、ブロック体123へ導かれる。
ブロック体123は、案内ローラ54を移動案内部93または中間案内部95へ案内する被案内体振り分け部分151,152と、ローラ軸53を移動案内部93または中間案内部95へ案内する支持軸振り分け部分153とから構成されており、支持軸振り分け部分153は、被案内体振り分け部分151,152の中に位置される状態で、その下部に形成されている。
振り分け案内体124により主搬送経路Aの方向へ直進するように案内されたローラ軸53は、支持軸振り分け部分153のローラ軸直進案内面153aに案内され、また案内ローラ54が被案内体振り分け部分151のローラ直進案内面151aおよび被案内体振り分け部分152のローラ直進案内面152aに案内され、ローラ軸53および案内ローラ54は直進案内される。これにより物品横押し体52は物品Dに作用せず、この物品Dは主搬送経路A上を直進状に搬送される。
また、振り分け案内体124により分岐経路B,Cの方向へ傾斜するように案内されたローラ軸53は、支持軸振り分け部分153のローラ軸傾斜案内面153bに傾斜案内され、また案内ローラ54が被案内体振り分け部分152のローラ傾斜案内面152bに傾斜案内され、続いて移動案内部93に案内されて内側へ移動される。これにより物品横押し体52は、搬送方向に移動しながら主搬送経路Aを横切ることになり、物品Dに横押し作用して、この物品Dを、その向きを変えながら、主搬送経路Aに対して傾斜状で分岐移動させ、他方の分岐コンベヤ7に渡す。このように、往路案内装置90により、物品横押し体52は主搬送経路Aまたは分岐経路B,Cへ振り分けられる。
また図9に示すように、物品支持体50が物品Dの搬送方向と逆の方向へ移動する復路で、かつ下位フレーム材20の横連結部材5上には、往路案内装置90により移動された物品横押し体52を左右方向の一方の側に移動させて揃える復路案内装置96が配設されている。この復路案内装置96は、物品横押し体52の案内ローラ54を前記片側(分岐経路B,Cとは反対の側)へ戻す(案内する)、他方の側(分岐経路B,C側)から下手側ほど内側へと傾斜し片側(分岐経路B,Cとは反対の側)へ到る移動案内部(ガイドレール)97と、この移動案内部97の終端に配設され、物品横押し体52の案内ローラ54を直進案内するリターン案内部(ガイドレール)98とから構成されている。
上記構成による、物品Dの搬送および分岐の動作を説明する。
起動スイッチ(図示せず)の操作に基づいて、その起動指令により駆動装置34の電動機35を作動させ、減速機36に連動した駆動軸31を介して駆動用スプロケット39を強制回転させることで、両無端チェーン40を移動し得る。この両無端チェーン40の移動によって物品支持体50群を、回転体57を介して両案内レール部18,21の上向き支持面18a,21aに支持案内させるとともに、サイドローラ58を介して往路側案内レール部18および上端延長部22の横向き案内面18b,22bに案内させることで、安定した状態で移動し得る。これにより物品支持体50群が循環移動することから、始端部の物品支持体50群上に供給された物品Dは主搬送経路Aに沿って搬送される。
このような搬送を行う際に、物品支持体50群と一体的に移動する物品横押し体52は、その案内ローラ54が案内装置90,96群に案内されることによって、物品支持体50の長さ方向51に往復移動したり、物品支持体50とともに主搬送経路Aに沿って直線状に移動したりする。その際に物品横押し体52の往復移動は、物品支持体50に案内される状態で、すなわち、好適な摺接摩擦が生じた状態で、ガタつきがなく、かつ姿勢(向き)を大きく変化させることなく、常に安定して行える。
すなわち、始端案内部91に案内されている案内ローラ54は、振り分け手段92が動作していないとき(振り分け案内体124が直進方向に制御されているとき)、図8(b)の軌跡aに示すように直進案内され、そして中間案内部95に案内される状態で直進する。これにより物品横押し体52は物品Dに作用せず、この物品Dは主搬送経路A上を直進状に搬送される。
また、始端案内部91に案内されている案内ローラ54は、振り分け手段92が動作したとき(振り分け案内体124が分岐経路B,Cへ傾斜するように制御されているとき)、図8(b)の軌跡αに示すように、始端案内部91から移動案内部93へ案内され、この移動案内部93に案内されて内側へ移動されて終端案内部94に案内される。これにより物品横押し体52群は、搬送方向に移動しながら主搬送経路Aを横切ることになり、物品横押し体52群が物品Dに横押し作用して、この物品Dを、その向きを変えながら、主搬送経路Aに対して傾斜状で分岐移動させ、外方の分岐コンベヤ7に渡すことになる。
このようにして終端案内部94の端部に達した案内ローラ54は主搬送経路Aの終端で反転する。そして復路案内装置96においては、移動案内部97に案内されて前記片側へと移動される。
そして、物品Dの搬送および仕分けを終了するときには、停止スイッチ(図示せず)の停止指令により駆動装置34の電動機35を所定の減速度で停止させ、両無端チェーン40を所定の減速度で停止させる。
また案内ローラ54が、移動案内部(ガイドレール)93へ案内され、物品横押し体52が物品Dに横押し作用して、この物品Dを、その向きを変えながら、主搬送経路Aに対して傾斜状で分岐移動させている途中で、物品Dが物品横押し体52との間に挟まれる等により物品Dおよび物品横押し体52に所定値を越える外力(上記荷重Fx)が作用したとき、摺動部71よりローラ軸53が外れる。よって、物品横押し体52および搬送している物品Dに前記外力が作用しなくなり、物品支持体50、物品横押し体52および搬送している物品Dに前記外力が続いて悪影響が及ぶ恐れが解消される。
このとき、サイドローラ58にも外力(上記荷重Fx)がかかるが、「サイドローラ58の破損荷重Fr>面部材59が隙間幅dだけ撓むときにサイドローラ58にかかる荷重Fd」と設定されていることにより、外力はサイドローラ58が破損する前に面ガイド60によりしっかり受け止められ、サイドローラ58の破損が防止される。また「面部材59がこの隙間幅dだけ撓むときにサイドローラ58にかかる荷重Fd>サイドローラ58に通常作用によりかかる荷重Fn」と設定されることにより、抵抗の少ないサイドガイドが実現される。
また「物品横押し体52間に物品Dが挟まれたときに物品横押し体52にかかる荷重Fx>物品横押し体52の摺動部71よりローラ軸53が外れる荷重Fs」とされることにより、物品横押し体52間に物品Dが挟まれたとき、物品横押し体52のローラ軸53は設定とおりに外れるが、物品Dは無事であり破損が回避される。また「面部材59の破損荷重Fw>物品横押し体52間に物品Dが挟まれたときに物品横押し体52にかかる荷重Fx」とされることにより、物品横押し体52間に物品Dが挟まれたとき、面ガイド60は破損されずにこの荷重Fxは面ガイド60によりしっかり受け止められる。このように物品横押し体52間に物品Dが挟まれたときに、破損事故は最小限に留められる。
以上のように本実施の形態によれば、物品横押し体52の横押し作用部72に所定値以上の外力が作用するとローラ軸53が摺動部71より外れることにより、物品支持体70、物品横押し体72、および搬送している物品Dに、前記外力が続いて悪影響が及ぶことを回避できる。このとき、各物品支持体50の左右端部にそれぞれ、弾性を有する面部材59を介して、上記横向き案内面18b,22bに沿って案内されるサイドローラ58が設けられ、このサイドローラ58に外力がかかり面部材59が所定の隙間d、撓んだとき、面ガイド60が上記横向き案内面18b,22bに接触されることにより、前記外力は、この面ガイド60により受けとめられ、サイドローラ58が外力で破損する恐れを回避することができる。
また本実施の形態によれば、面部材59を、サイドローラ58の支持部に向って切り込み59Aを入れた板材から構成としたことにより、撓みやすくなり、かかる外力が小さいときにでも撓むことが可能となる。
また本実施の形態によれば、サイドローラ58の縦軸58Aと面部材59と面ガイド60が樹脂にて形成されることにより、一体形成が可能となりコストを低減することができる。
また本実施の形態によれば、「サイドローラ58の破損荷重Fr>面部材59が隙間幅dだけ撓むときにサイドローラ58にかかる荷重Fd」と設定されることによりサイドローラ58が破損する前に外力(荷重Fx)が面ガイド60で支持され、サイドローラ58の破損を防止できる。また「面部材59がこの隙間幅dだけ撓むときにサイドローラ58にかかる荷重Fd>サイドローラ58に通常作用によりかかる荷重Fn」と設定されることにより、抵抗の少ないサイドガイドを実現できる。なお、サイドローラ58を無くして、常に面ガイド60を横向き案内面18b,22bに案内させることも可能であるが、抵抗の大きいサイドガイドとなってしまい、また面ガイド60が横向き案内面18b,22bに常に擦れてしまうことから、接触面が削れてしまうという問題が生じる。
また本実施の形態によれば、「物品横押し体52間に物品Dが挟まれたときに物品横押し体52にかかる荷重Fx>物品横押し体52の摺動部71よりローラ軸53が外れる荷重Fs」と設定されることにより、物品横押し体52間に物品Dが挟まれたとき、物品横押し体52のローラ軸53は設定とおりに外れるが、物品Dは無事で破損を免れることができる。また「面部材59の破損荷重Fw>物品横押し体52間に物品Dが挟まれたときに物品横押し体52にかかる荷重Fx」と設定されることにより、物品横押し体52間に物品Dが挟まれたとき、面ガイド60は破損されず外力(荷重Fx)を支持でき、破損事故を最小限に留めることができる。
また本実施の形態によれば、「面部材59の破損荷重Fw>サイドローラ58の破損荷重Fr」とされることにより、物品横押し体52間に物品Dが挟まれたときの外力は、面ガイド60によりしっかり受け止めることができる。
なお、本実施の形態では、サイドブラケット81の本体部82の折り曲げ部82Aの下方に、サイドローラ58を位置し、このサイドローラ58の前後に位置して、前後一対(2個)の面ガイド60を設けているが、このようなサイドローラ58と面ガイド60の位置関係および面ガイド60の個数に限定されることはなく、サイドローラ58に外力がかかり、面部材59が所定の隙間d撓むと、前記外力が面ガイド60により受けとめられる構成であればよい。サイドローラ58と面ガイド60の他の形態を図10〜図12に示す。
図10に示すように、面ガイド60を後方(前方でもよい)の1個の構成とすることも可能である。
また図11(a)に示すように、サイドローラ58の下方に位置して、横向き案内面18b,22bとの左右方向の所定の隙間60aを空けて1個の面ガイド60を設けるようにすることも可能である。このとき、この1個の面ガイド60を支持する支持部材89は、前記折り曲げ部82Aの下方に、サイドローラ58の前後に位置してサイドローラ58の下方まで延びて設けられ、これら支持部材89の挟むように(両持ち構造で)面ガイド60を支持される。また図11(b)に示すように、図11(a)の支持部材89を、後方の(前方でもよい)1本のみにより形成し、片持ち構造で面ガイド60を支持するようにしてもよい。
また図12(a)に示すように、折り曲げ部82Aの前後の下方中央部に、横向き案内面18b,22bとの左右方向の所定の隙間60aを空けて1個の面ガイド60を設け、この面ガイド60の下方に位置してサイドローラ58を設けるようにすることも可能である。このとき、サイドローラ58と前記折り曲げ部82Aとの間に介装される面部材59は、面ガイド60を挟んで、弾性を有する前後の支持部59C,59Dに分離され、支持部59C,59Dの下部の連結部59E(折り曲げ部)にサイドローラ58の縦軸(回転軸)58Aが垂直に遊転自在に支持される。また支持部59C,59Dには、物品支持体50側から連結部59E(サイドローラ58の支持部)に向って切り込みを入れた板材を使用している。また図12(b)に示すように、図12(a)の面部材59を、弾性を有する後方(前方でもよい)の支持部59Dのみにより形成し、支持部59Dの下部の連結された連結部59E(折り曲げ部)にサイドローラ58の縦軸(回転軸)58Aを垂直に遊転自在に支持するようにすることもできる。
また実施の形態では、物品支持体50を、型レール状に構成したスラットとしているが、型レール状に限ることはなく、筒状や棒状等でもよく、前後の物品支持体50により物品Dを支持できるものであればよい。また物品横押し体52の横押し作用部72の形状は、物品Dの側方に作用できる形状であればその形状は問わない。
また実施の形態では、図4および図5に示すように、物品横押し体52の作用により主搬送経路Aより搬送方向右側の分岐経路B,Cへ物品Dを搬出しているが、図13(a)に示すように、物品Dを搬送の流れに従って右側の分岐経路Bまたは左側の分岐経路Eへ搬出するようにすることもでき、図13(b)に示すように、同じ位置に配置した右側の分岐経路Bと左側の分岐経路Eの一方を選択して搬出するようにすることもできる。また図13(c)に示すように、物品横押し体52の作用により、主搬送経路Aの上流端に並列に配置された複数(図では2本)の搬入経路Fから搬入された物品Dを、下流端に配置された1本の搬出経路Gへ搬出するとき、物品Dを搬送中に物品Dの位置を搬出経路Gの位置に合わせて移動させるようにすることができ、あるいは図13(d)に示すように、主搬送経路Aの上流端に配置された1本の搬入経路Fから搬入された物品Dを、下流端に並列に配置された複数(図では2本)の搬出経路Gへ選択して搬出するとき、物品Dを搬送中に物品Dの位置を選択した一方の搬出経路Gに合わせて移動させるようにすることもできる。また図13(e)に示すように、物品横押し体52の作用により、主搬送経路Aを搬送中の物品Dの位置を単に左右方向へ移動させることもできる。なお、図13(c)〜(e)では、複数の物品横押し体52を同時に左右方向へ移動させて物品Dを並行に移動させているが、図13(a),(b)に示すように、複数の物品横押し体52を順に斜めに移動させて物品Dを斜めに移動させて、目的の左右位置まで移動させるようにすることもできる。
本発明の実施の形態における搬送設備の物品支持体、物品横押し体、およびサイドブラケットの構成を示す斜視図である。 同搬送設備のサイドブラケットを示す図であり、(a)は要部断面正面図、(b)は要部側面図、(c)は要部平面図である。 同搬送設備の要部の一部切り欠き正面図である。 同搬送設備における一部斜視図である。 同搬送設備の概略平面図である。 同搬送設備の概略側面図である。 同搬送設備の一部切り欠き正面図である。 同搬送設備の往路案内装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は要部拡大平面図である。 同搬送設備の復路案内装置の平面図である。 同搬送設備において、サイドブラケットの他の形態を示す要部平面図である。 同搬送設備において、サイドブラケットの他の形態を示す図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)の変形例を示す要部平面図である。 同搬送設備において、サイドブラケットの他の形態を示す図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)の変形例を示す要部平面図である。 同搬送設備において、物品横押し体により物品へ作用する他の形態を示す構成図である。
符号の説明
A 主搬送経路
B,C,E 分岐経路
D 物品
1 本体フレーム
10 上位フレーム材
20 下位フレーム材
30 従動軸
31 駆動軸
34 駆動装置
38 従動用スプロケット(輪体)
39 駆動用スプロケット(輪体)
40 無端チェーン(無端回動体)
50 物品支持体
52 物品横押し体
53 ローラ軸
54 案内ローラ
57 回転体(被案内部材)
58 サイドローラ(被ガイドローラ)
58A 縦軸
59 面部材
59A 切り込み
59B 折り曲げ部
60 面ガイド
60a 隙間
71 摺動部
72 横押し作用部
81 サイドブラケット
82 本体部
82A 折り曲げ部
83 差し込み部
84 貫通孔
85 筒状体
86 嵌合部
87 筒状連結部
88 差し込み孔
89 支持部材
90 往路案内装置
91 始端案内部
92 振り分け手段
96 復路案内装置

Claims (6)

  1. 物品の搬送方向に沿って平行に、前記搬送方向と直角な左右位置に配置された左右一対の側面フレームと、
    前記左右一対の側面フレームの内方で、且つ前記物品の搬送方向の上流端と下流端にそれぞれ、回転自在に配置された左右一対の輪体と、
    これら上流端と下流端の左右一対の輪体にそれぞれ張設された左右一対の無端回動体と、
    これら左右の無端回動体間に渡って設けられ、前記物品を支持する複数の物品支持体と、
    前記各物品支持体にそれぞれ設けられ、前記物品支持体に外嵌して案内され物品支持体上の物品の側方に作用する物品横押し体
    を備え、
    前記無端回動体を駆動することによって、前記物品支持体を前記搬送方向へ移動させ、前記物品横押し体を左右に案内することにより、前記物品支持体に支持された物品を前記搬送方向へ搬送し、左右方向へ仕分ける搬送設備であって、
    前記左右一対の側面フレームの内方に対向し、且つ前記搬送方向に沿って前記物品支持体の支持案内部を設け、
    前記各物品支持体の左右端部にそれぞれ、前記各支持案内部の内側面の横向き案内面に沿って案内される被ガイドローラを配置し、この被ガイドローラと前記物品支持体の端部との間に、弾性を有し、被ガイドローラの回転軸を垂直に遊転自在に支持する面部材を介装し、
    前記各物品支持体の左右端部にそれぞれ、前記各支持案内部の横向き案内面との間に左右方向の所定の隙間を空けて面ガイドを設け、この面ガイドは、前記被ガイドローラを支持する面部材が前記所定の隙間、撓んだときに前記側面フレームの横向き案内面に接触する構成としたこと
    を特徴とする搬送設備。
  2. 前記面部材を、前記物品支持体の端部から被ガイドローラの支持部に向って切り込みを入れた板材から構成としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の搬送設備。
  3. 前記被ガイドローラの回転軸と面部材と面ガイドは、樹脂により形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送設備。
  4. 前記面ガイドと前記支持案内部の横向き案内面との左右方向の前記隙間の幅をdとし、前記面部材がこの隙間幅dだけ撓むときに前記被ガイドローラにかかる荷重をFd、前記物品横押し体が前記被ガイドローラ側へ物品を案内するときの通常作用によりこの被ガイドローラにかかる荷重をFn、被ガイドローラの破損荷重をFrとするとき、
    Fr>Fd>Fn
    と設定したこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の搬送設備。
  5. 前記物品横押し体間に物品が挟まれたときに物品横押し体にかかる荷重をFx、物品横押し体の破損荷重をFs、前記面部材の破損荷重をFwとするとき、
    Fw>Fx>Fs
    と設定したこと
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の搬送設備。
  6. Fw>Fx>Fs>Fr>Fd>Fn
    と設定したこと
    を特徴とする請求項5に記載の搬送設備。
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