JP4973091B2 - 半導体試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体試験装置に関する。
従来から、IC(Integrated Circuit)の特性を試験する半導体試験装置が知られている。
半導体試験装置は、パフォーマンスボードと、テストヘッドと、を備えて構成される。パフォーマンスボードは、ICソケットが実装されており、このICソケットに、試験対象であるICが装着されるようになっている。テストヘッドは、ピンエレクトロニクス回路等の測定回路を内蔵している。ここで、他品種のICを試験する場合、そのICに合った特定品種のICソケットを実装したパフォーマンスボードが必要となる。このため、パフォーマンスボードは、テストヘッドに対して着脱可能でなければならない。
パフォーマンスボードを着脱する構成として、雄コネクタを実装したパフォーマンスボードの挿入・取り出しが可能な固定レールと、パフォーマンスボードを載せたまま昇降可能な昇降レールと、レバーが一括移動して接触子が開閉する雌コネクタと、を備えたパフォーマンスボードの着脱装置が知られている。これにより、テストヘッドは固定しておいてパフォーマンスボードのみを移動させることが可能となり、パフォーマンスボードの着脱動作を簡易・迅速に行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
また、パフォーマンスボードをテストヘッドに装着(固定)する際、センサ等より構成された検出回路を用いて固定する技術も知られている。図8及び図9を参照して従来のパフォーマンスボード1Aとテストヘッド2Aの固定方式について説明する。図8に、テストヘッド2Aの上面図を示す。図8に示すテストヘッド2Aは、パフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aを備える。パフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aは、後述するロックピン嵌合ブロック1−6A〜1−9Aに嵌合する。
図9(a)に、パフォーマンスボード1Aの上面図を示す。図9(a)に示すパフォーマンスボード1Aは、ロックピン嵌合ブロック1−6A〜1−9Aを備える。ロックピン嵌合ブロック1−6A〜1−9Aは、ブロックを備え、そのブロックに貫通穴が構成されており、パフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aが嵌まり込む構造となっている。
図9(b)に、パフォーマンスボード1A、ロックピン嵌合ブロック1−6A〜1−9A、及びパフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aの側面図を示す。図9(b)に示すように、パフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aが可動することにより、ロックピン嵌合ブロック1−6A〜1−9Aに嵌まり込む構造となっている。
次に図10を参照して接続回路90を説明する。図10に、パフォーマンスボード1A、テストヘッド2A、及びシーケンスコントロール回路4Aの接続回路90を示す。接続回路90は、パフォーマンスボード1Aと、テストヘッド2Aと、シーケンスコントロール回路4Aと、パフォーマンスボード実装検出回路3−1A,3−2Aと、パフォーマンスボード実装検出回路用制御線3−3Aと、シーケンスコントロール回路用制御線4−1A,4−2Aと、パフォーマンスボードロックSW5Aと、パフォーマンスボードロックSW用制御線5−1Aと、パフォーマンスボード昇降検出回路6−1Aと、パフォーマンスボード昇降検出回路用制御線6−2Aと、パフォーマンスボードロック機構7Aと、パフォーマンスボードロック検出回路7−1Aと、パフォーマンスボードロック検出回路用制御線7−2Aと、を備えて構成される。
パフォーマンスボード実装検出回路3−1A,3−2Aは、パフォーマンスボード1がテストヘッド2Aに実装されたことを検出する回路である。パフォーマンスボードロック検出回路3−1A,3−2Aは、例えば光学センサ(フォトカプラ)等で構成されており、パフォーマンスボード1Aがフォトカプラの光を遮ることによりパフォーマンスボード1Aがテストヘッド2Aに実装されたことを検出する。また、パフォーマンスボード実装検出回路3−1A,3−2Aは、パフォーマンスボード1Aがテストヘッド2Aに実装されると、パフォーマンスボード検出回路用制御線3−3Aを介して、シーケンスコントロール回路4Aに検出信号を出力する。
シーケンスコントロール回路4Aは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)(以下、図示省略)等により構成され、パフォーマンスボード1A及びテストヘッド2Aの各部を制御する。シーケンスコントロール回路4Aは、ROMに記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとCPUとの協働で、各種処理を実行する。
また、シーケンスコントロール回路4Aは、シーケンスコントロール回路用制御線4−1Aを介して、パフォーマンスボード昇降機構6Aに制御信号を出力する。同様に、シーケンスコントロール回路用制御線4−2Aを介して、パフォーマンスボードロック機構7Aに制御信号を出力する。
パフォーマンスボードロックSW5Aは、パフォーマンスボード1Aをテストヘッド2Aに固定するためのスイッチである。パフォーマンスボードロックSW5Aは、パフォーマンスボード1Aが下降して、パフォーマンスボード1Aがテストヘッド2Aと固定できる高さになった場合、作業者によりONされる。作業者によりパフォーマンスボードSW5AがONされると、パフォーマンスボードSW用制御線5−1Aを介して、操作信号をシーケンスコントロール回路4Aに出力する。
パフォーマンスボード昇降機構6Aは、エアシリンダ等で構成され、パフォーマンスボード1Aを昇降する。パフォーマンスボード昇降機構6Aは、シーケンスコントロール回路4Aから、シーケンスコントロール回路用制御線4−1Aを介して制御信号を受信し、パフォーマンスボード1Aを昇降させる。例えば、シーケンスコントロール回路4Aから、パフォーマンスボード1Aを指定位置まで下降させる制御信号を受信した場合、パフォーマンスボード1Aを指定位置まで下降させる。
パフォーマンスボード昇降検出回路6−1Aは、パフォーマンスボード昇降機構6Aのメカニカルな昇降状態を検出する。ここで、メカニカルな昇降状態を検出するとは、パフォーマンスボード昇降機構6A(エアシリンダ)が何mm可動したかを検出することをいう。パフォーマンスボード昇降検出回路6−1Aは、メカニカルな昇降状態を検出すると、パフォーマンスボード昇降検出回路用制御線6−2Aを介して検出信号をシーケンスコントロール回路4Aに出力する。
パフォーマンスボードロック機構7Aは、エアシリンダ等で構成され、パフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aを可動させる。このとき、パフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aの可動動作と連動して、パフォーマンスボード1Aのコネクタ(図示省略)がテストヘッド2Aのコネクタ(図示省略)にロックされる。パフォーマンスボード1Aのコネクタとテストヘッド2Aのコネクタとのロックは、これらのコネクタに内蔵された駆動レバー(図示省略)をパフォーマンスボードロック機構7Aが可動させることにより行われる。
パフォーマンスボードロック検出回路7−1Aは、パフォーマンスボードロック機構7Aのメカニカルなロック状態を検出する。ここで、メカニカルなロック状態を検出するとは、パフォーマンスボードロック機構7A(エアシリンダ)が何mm可動したかを検出することをいう。
次に、図11を参照して従来のパフォーマンスボード実装の処理の流れを説明する。
例えば、シーケンスコントロール回路4Aにおいて、パフォーマンスボード実装処理の実行指示が入力部(図示省略)を介して入力されたこと等をトリガとして、ROMから読み出されてRAMに展開された従来のパフォーマンスボード実装処理プログラムとCPUとの協働により従来のパフォーマンスボード実装処理が実行される。
先ず、パフォーマンスボード実装検出回路3−1A、3−2Aより検出信号を受信したか否かが判別される(ステップS201)。ここで、検出信号とは、パフォーマンスボード1Aがテストヘッド2Aに実装された場合に、パフォーマンスボード実装検出回路3−1A、3−2Aにより出力される検出信号のことをいう。この検出信号は、図10のパフォーマンスボード実装検出回路3−1A,3−2Aからパフォーマンスボード実装検出回路用制御線3−3Aを介して出力される信号に該当する。パフォーマンスボード実装検出回路3−1A、3−2Aにより検出信号を受信していない場合(ステップS201;NO)、ステップS201へ移行される。パフォーマンスボード実装検出回路3−1A、3−2Aより検出信号を受信した場合(ステップS201;YES)、パフォーマンスボード昇降機構6Aが所定の位置まで上昇しているか否かが判別される(ステップS202)。ここで、パフォーマンスボード昇降機構6Aの所定の位置とは、昇降動作の初期位置(初期状態)のことをいう。
パフォーマンスボード昇降機構6Aが所定の位置まで上昇していないと判別された場合(ステップS202;NO)、ステップS201に移行される。パフォーマンスボード昇降機構6Aが所定の位置まで上昇していると判別された場合(ステップS202;YES)、パフォーマンスボードロックSW5Aの押下操作による操作信号を受信したか否かが判別される(ステップS203)。パフォーマンスボードロックSW5Aの押下操作による操作信号とは、作業者によるパフォーマンスボードロックSW5Aの押下操作によって発生する信号のことをいう。この操作信号は、図10のパフォーマンスボードロックSW5からパフォーマンスボードロックSW用制御線5−1Aを介して出力される操作信号に該当する。
パフォーマンスボードロックSW5Aの押下操作による操作信号を受信していない場合(ステップS203;NO)、ステップS201に移行される。パフォーマンスボードロックSW5Aの押下操作による操作信号を受信した場合(ステップS203;YES)、パフォーマンスボード昇降機構6Aに下降指示信号が送信される(ステップS204)。下降指示信号は、図10のシーケンスコントロール回路4Aからシーケンスコントロール回路用制御線4−1Aを介して送信される制御信号に該当する。ステップS204の実行後、パフォーマンスボード昇降検出回路6−1Aより検出信号を受信したか否かが判別される(ステップS205)。パフォーマンスボード昇降検出回路6−1Aの検出信号は、図10のパフォーマンスボード昇降検出回路6−1Aからパフォーマンスボード昇降検出回路用制御線6−2Aを介して出力される検出信号に該当する。
パフォーマンスボード昇降検出回路6−1Aより検出信号を受信していない場合(ステップS205;NO)、パフォーマンスボードロックSW5Aの押下操作による操作信号を受信したか否かが判別される(ステップS206)。パフォーマンスボードロックSW5Aの押下操作による操作信号を受信していない場合(ステップS206;NO)、ステップS205に移行される。パフォーマンスボードロックSW5Aの押下操作による操作信号を受信した場合(ステップS206;YES)、パフォーマンスボード昇降機構6Aに上昇指示信号が送信される(ステップS207)。上昇指示信号は、図10のシーケンスコントロール回路4Aからシーケンスコントロール回路用制御線4−1Aを介して送信される制御信号に該当する。ステップS207の実行後、パフォーマンスボード昇降機構6Aが初期状態にされる(ステップS208)。
ステップS205において、パフォーマンスボード昇降検出回路6−1Aより検出信号を受信した場合(ステップS205;YES)、パフォーマンスボードロック機構7Aによりパフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aが可動して、ロックピン嵌合ブロック1−6A〜1−9Aに嵌合する。このとき、この動作に連動して、パフォーマンスボード1Aのコネクタがテストヘッド2Aのコネクタにロックされる(ステップS209)。パフォーマンスボードロック機構7Aによるパフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aの可動は、図10のシーケンスコントロール回路4Aからシーケンスコントロール回路制御線4−2Aを介して送信される制御信号に基づいて行われる。そして、パフォーマンスボードロック検出回路7−1Aより検出信号を受信したか否かが判別される(ステップS210)。この検出信号は、図10のパフォーマンスボード検出回路7−1Aからパフォーマンスボード検出回路用制御線7−2Aを介して出力される検出信号に該当する。
パフォーマンスボードロック検出回路7−1Aより検出信号を受信していない場合(ステップS210;NO)、パフォーマンスボードロック機構7Aの動作時間が所定時間経過したか否かが判別される(ステップS211)。所定時間は、例えば2秒とする。パフォーマンスボードロック機構7Aの動作時間が所定時間経過していない場合(ステップS211;NO)、ステップS210へ移行される。パフォーマンスボードロック機構7Aの動作時間が所定時間経過した場合(ステップS211;YES)、パフォーマンスボード1Aのコネクタとテストヘッド2Aのコネクタとがフリー(コネクタがロックされない状態)にされる(ステップS212)。ステップS212の実行後、パフォーマンスボード昇降機構6Aが初期状態にされる(ステップS213)。そして、ステップS208、S210、S213の実行後、従来例のパフォーマンスボード実装処理は終了する。
特開平9−288147号公報
上記従来例の技術は、エアシリンダであるパフォーマンスボードロック機構7Aが何mm可動したか否かをパフォーマンスボードロック検出回路7−1で検出する構成である。よって、実際にパフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4がロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9に嵌合したか否かを検出する構成ではなかった。このため、パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4がロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9に正しく嵌合していない場合(例えば、パフォーマンスボード1がテストヘッド2に対して傾いている場合)でも、その後のパフォーマンスボードの搬送動作が行われていた。この場合、例えば、パフォーマンスボード1Aを回転させて搬送させるときなどに、パフォーマンスボード1Aが落下してしまう可能性があり、装置の安全面で問題があった。
したがって、パフォーマンスボード1Aをテストヘッド2Aに装着する際、パフォーマンスボード1Aをテストヘッド2Aに確実に固定することのできる半導体試験装置を実現する要請があった。
本発明の課題は、パフォーマンスボードをテストヘッドに確実に固定することのできる半導体試験装置を実現することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の半導体試験装置は、
嵌合用部材のロックピンを有するテストヘッドと、
前記ロックピンと嵌合する嵌合ブロックを有するパフォーマンスボードと、
前記ロックピンが前記嵌合ブロックと嵌合した嵌合状態を検出し、当該嵌合状態を示すロック信号を出力する複数の第1のロック検出回路と、
前記テストヘッド及び前記パフォーマンスボードを制御するシーケンスコントロール回路と、を備え、
前記パフォーマンスボードは、
前記各第1のロック検出回路により出力されたロック信号を受信する第1の受信コネクタを備え、
前記テストヘッドは、
前記第1の受信コネクタとロックされることにより当該第1の受信コネクタから前記ロック信号を受信する第2の受信コネクタを備え、
前記シーケンスコントロール回路は、
前記第1の受信コネクタが前記第2の受信コネクタにロックされ、前記第1の受信コネクタが前記複数の第1のロック検出回路の全てから前記ロック信号を受信したとき、前記第2の受信コネクタを経由して当該ロック信号を受信し、
前記嵌合ブロックは、方形状の前記パフォーマンスボードの四辺のうち対向する二辺にそれぞれ二つずつ設けられ、かつ、各辺に設けられた二つの嵌合ブロックは夫々の辺の中間点を挟んで対向する位置に設けられ、
前記複数の第1のロック検出回路は、夫々、前記嵌合ブロックの夫々と嵌合する複数の前記ロックピンの夫々に対して個別に設けられ、前記ロックピンが前記嵌合ブロックと嵌合した場合、当該ロックピンによりフォトカプラの光が遮られることにより嵌合状態を検出する光学センサであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の半導体試験装置において、
前記ロックピンを可動させるロックピン可動部と、
前記ロックピン可動部の可動距離を検出する第2のロック検出回路と、を備え、
前記シーケンスコントロール回路は、
前記第2のロック検出回路により検出した検出信号を受信することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の半導体試験装置において、
情報を表示する表示部と、
前記パフォーマンスボードを前記テストヘッドに固定する一連の動作を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
前記シーケンスコントロール回路は、
前記一連の動作において異常が発生した場合、当該異常に関する情報を前記表示制御部に送信し、
前記表示制御部は、
前記シーケンスコントロール回路から送信された異常に関する情報に基づいて、前記異常の状態を示す異常状態を前記表示部に表示させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、シーケンスコントロール回路は、第1の受信コネクタが第1のロック検出回路の全てからロック信号を受信したとき、第2の受信コネクタを経由してロック信号を受信することができる。これにより、ロックピン及び嵌合ブロックの嵌合状態、並びに第1の受信コネクタ及び第2の受信コネクタの電気的な接続を含むロック状態を実現できるので、パフォーマンスボードをテストヘッドに確実に固定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第2のロック検出回路によりパフォーマンスボード可動部の可動距離を検出することができる。これにより、第1のロック検出回路が故障した場合でも、第2のロック検出回路によりパフォーマンスボード可動部の可動距離を検出することができるので、パフォーマンスボードをテストヘッドにさらに確実に固定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、パフォーマンスボードをテストヘッドに固定する一連の動作における異常状態を表示部に表示することができる。これにより、異常が発生した場合でもどの部分で異常が発生したのかを把握することができ、修理等の復旧作業が容易となる。)
以下、添付図面を参照して本発明に係る第1の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1〜図7を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。先ず、図1を参照して本実施の形態の半導体試験装置100を説明する。図1に半導体試験装置100の上面図を示す。半導体試験装置100は、パフォーマンスボード1と、テストヘッド2と、を備えて構成される。パフォーマンスボード1は、ICソケット(図示省略)が実装されており、このICソケットに、試験対象であるICが装着されるようになっている。テストヘッド2は、ピンエレクトロニクス回路等(図示省略)の測定回路を内蔵している。
次に、図2〜図4を参照してパフォーマンスボード1とテストヘッド2との固定方式について説明する。図2にテストヘッド2の上面図を示す。図2に示すテストヘッド2は、ロックピンとしてのパフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4と、第2の受信コネクタとしてのロック信号受信用コネクタ2−5と、を備えて構成されている。
パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4は、嵌合用部材であり、後述するロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9に嵌合する。ロック信号受信用コネクタ2−5は、後述する制御線出力コネクタ1−10を介してロック検出回路1−1〜1−4からロック信号を受信する。ロック信号とは、パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4及びロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9の嵌合状態を示す信号のことをいう。ロック信号受信用コネクタ2−5は、テストヘッド2に実装されており、制御線出力コネクタ1−10とロックされる。ロック信号受信用コネクタ2−5は、制御線出力コネクタ1−10とロックされることにより、当該制御線出力コネクタ1−10からロック信号を受信する。
図3(a)にパフォーマンスボード1の上面図を示す。図3(a)に示すパフォーマンスボード1は、第1のロック検出回路としてのロック検出回路1−1、1−4と、嵌合ブロックとしてのロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9と、制御線出力コネクタ1−10と、を備えて構成されている。
ロック検出回路1−1〜1−4は、パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4及びロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9の嵌合状態を検出すると、制御線出力コネクタ1−10にロック信号を出力する。ロック検出回路1−1〜1−4は、例えば光学センサ(フォトカプラ)等で構成されており、パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4がフォトカプラの光を遮ることによりロック信号を出力する。本実施例では、ロック検出回路1−1〜1−4が、パフォーマンスボード1の4箇所に設置されている場合について説明する。
ロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9は、ブロックに貫通穴が構成されており、パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4が嵌まり込む構造となっている。制御線出力コネクタ1−10は、パフォーマンスボード1に実装され、ロック検出回路1−1〜1−4により出力されたロック信号を受信する。ロック信号の受信は、後述するロック検出回路用制御線1−5を介して行われる。また、制御線出力コネクタ1−10は、ロック信号受信用コネクタ2−5と固定されることによりロック信号受信用コネクタ2−5へロック信号を送信する。
図3(b)にパフォーマンスボード1、ロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9、及びパフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4の側面図を示す。図3(b)に示すように、パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4が可動することにより、ロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9に嵌り込む構造となっている。
例として、パフォーマンスボードロックピン2−4及びロックピン嵌合ブロック1−9の嵌合状態をロック検出回路1−4で検出する場合について説明する。この場合、後述するパフォーマンスボードロック機構7によりパフォーマンスボードロックピン2−4が可動する。そして、パフォーマンスボードロックピン2−4がロックピン嵌合ブロック1−9に嵌り込む。パフォーマンスボードロックピン2−4がロックピン嵌合ブロック1−9に嵌り込むと、パフォーマンスボードロックピン2−4がロック検出回路1−4のフォトカプラの光を遮る。フォトカプラの光が遮られると、ロック検出回路1−4は、ロック信号を出力する。以上の動作が、パフォーマンスボードロックピン2−4及びロックピン嵌合ブロック1−9の嵌合状態をロック検出回路1−4で検出する動作である。
次に、図4にパフォーマンスボード1におけるロック信号の流れを示す。ロック検出回路1−1〜1−4によりロック信号が出力されると、当該ロック信号は、ロック検出回路用制御線1−5を介して制御線出力コネクタ1−10に出力される。
次に、図5を参照して接続回路50を説明する。図5にパフォーマンスボード1、テストヘッド2、及びシーケンスコントロール回路4の接続回路50を示す。接続回路50は、ロック検出回路1−1〜1−4と、ロック検出回路用制御線1−5と、第1の受信コネクタとしての制御線出力コネクタ1−10と、パフォーマンスボード実装検出回路3−1,3−2と、パフォーマンスボード実装検出回路用制御線3−3と、シーケンスコントロール回路用制御線4−1,4−2と、パフォーマンスボードロックSW5と、パフォーマンスボードロックSW用制御線5−1と、パフォーマンスボード昇降検出回路6−1と、パフォーマンスボード昇降検出回路用制御線6−2と、ロックピン可動部としてのパフォーマンスボードロック機構7と、第2のロック検出回路としてのパフォーマンスボードロック検出回路7−1と、パフォーマンスボードロック検出回路用制御線7−2と、を備えて構成される。以下、上述した図1〜図4と異なる部分を主として説明する。
ロック検出回路用制御線1−5は、ロック信号受信用コネクタ2−5を経由してシーケンスコントロール回路4と接続されている。
パフォーマンスボード実装検出回路3−1,3−2は、パフォーマンスボード1がテストヘッド2に実装されたことを検出する回路である。パフォーマンスボードロック検出回路3−1A,3−2Aは、例えば光学センサ(フォトカプラ)等で構成されており、パフォーマンスボード1Aがフォトカプラの光を遮ることによりパフォーマンスボード1Aがテストヘッド2Aに実装されたことを検出する。また、パフォーマンスボード実装検出回路3−1,3−2は、パフォーマンスボード1がテストヘッド2に実装されると、パフォーマンスボード検出回路用制御線3−3を介して、シーケンスコントロール回路4に検出信号を出力する。
シーケンスコントロール回路4は、CPU、RAM、ROM(以下、図示省略)等により構成され、パフォーマンスボード1及びテストヘッド2の各部を制御する。シーケンスコントロール回路4は、ROMに記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとCPUとの協働で、各種処理を実行する。
シーケンスコントロール回路4は、パフォーマンスボード実装プログラムにより、パフォーマンスボード1をテストヘッド2に確実に固定する。また、シーケンスコントロール回路4は、制御線出力コネクタ1−10がロック検出回路1−1〜1−4の全てからロック信号を受信したとき、ロック信号受信用コネクタ2−5を経由して当該ロック信号を受信する。
シーケンスコントロール回路4は、シーケンスコントロール回路用制御線4−1を介して、パフォーマンスボード昇降機構6に制御信号を出力する。同様に、シーケンスコントロール回路用制御線4−2を介して、パフォーマンスボードロック機構7に制御信号を出力する。
パフォーマンスボードロックSW5は、パフォーマンスボード1をテストヘッド2に固定するためのスイッチである。パフォーマンスボードロックSW5は、パフォーマンスボード1が下降して、パフォーマンスボード1がテストヘッド2と嵌合できる高さになった場合、作業者によりONされる。作業者によりパフォーマンスボードSW5がONされると、パフォーマンスボードSW用制御線5−1を介して、操作信号をシーケンスコントロール回路4に出力する。
パフォーマンスボード昇降機構6は、エアシリンダ等で構成され、パフォーマンスボード1を昇降する。パフォーマンスボード昇降機構6は、シーケンスコントロール回路4から、シーケンスコントロール回路用制御線4−1を介して制御信号を受信し、パフォーマンスボード1を昇降させる。例えば、シーケンスコントロール回路4から、パフォーマンスボード1を指定位置まで下降させる制御信号を受信した場合、パフォーマンスボード1を指定位置まで下降させる。
パフォーマンスボード昇降検出回路6−1は、パフォーマンスボード昇降機構6のメカニカルな昇降状態を検出する。ここで、メカニカルな昇降状態を検出するとは、パフォーマンスボード昇降機構6(エアシリンダ)が何mm可動したかを検出することをいう。また、パフォーマンスボード昇降検出回路6−1は、メカニカルな昇降状態を検出すると、パフォーマンスボード昇降検出回路用制御線6−2を介して検出信号をシーケンスコントロール回路4に出力する。
パフォーマンスボードロック機構7は、エアシリンダ等で構成され、パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4を可動させる。このとき、パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4の可動動作と連動して、パフォーマンスボード1の制御線出力コネクタ1−10がテストヘッド2のロック信号受信用コネクタ2−5にロックされる。制御線出力コネクタ1−10とロック信号受信用コネクタ2−5とのロックは、これらのコネクタに内蔵された駆動レバー(図示省略)をパフォーマンスボードロック機構7が可動させることにより行われる。制御線出力コネクタ1−10がロック信号受信用コネクタ2−5にロックされると、制御線出力コネクタ1−10及びロック信号受信コネクタ2−5が電気的な接続を含むロック状態となる。
パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4がロック嵌合ブロック1−6〜1−9に嵌合する位置まで可動すると、ロック検出回路1−1〜1−4がパフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4を検出し、ロック検出回路用制御線1−5を介してロック信号を制御線出力コネクタ1−10に出力する。ロック検出回路1−1〜1−4の全てがロック信号を制御線出力コネクタ1−10に出力すると、ロック検出回路用制御線1−10はロックされているロック信号受信用コネクタ2−5にロック信号を送信する。そして、ロック信号受信用コネクタ2−5に送信されたロック信号は、ロック検出回路用制御線1−5を介してシーケンスコントロール回路4に送信される。
パフォーマンスボードロック検出回路7−1は、パフォーマンスボードロック機構7の可動距離を検出する。ここで、可動距離を検出するとは、パフォーマンスボードロック機構7(エアシリンダ)が何mm可動したかを検出することをいう。
次に、図6を参照してパフォーマンスボード実装処理の流れを説明する。パフォーマンスボード実装処理は、パフォーマンスボード1をテストヘッド2に確実に固定する処理である。
例えば、シーケンスコントロール回路4において、パフォーマンスボード実装処理の実行指示が入力部(図示省略)を介して入力されたこと等をトリガとして、ROMから読み出されてRAMに展開されたパフォーマンスボード実装処理プログラムとCPUとの協働によりパフォーマンスボード実装処理が実行される。
先ず、パフォーマンスボード実装検出回路3−1、3−2より検出信号を受信したか否かが判別される(ステップS101)。ここで、検出信号とは、パフォーマンスボード1がテストヘッド2に実装された場合に、パフォーマンスボード実装検出回路3−1、3−2により出力される信号のことをいう。この検出信号は、図4のパフォーマンスボード実装検出回路3−1,3−2からパフォーマンスボード実装検出回路用制御線3−3を介して出力される信号に該当する。パフォーマンスボード実装検出回路3−1、3−2により検出信号を受信していない場合(ステップS101;NO)、ステップS101へ移行される。パフォーマンスボード実装検出回路3−1、3−2より検出信号を受信した場合(ステップS101;YES)、パフォーマンスボード昇降機構6が所定の位置まで上昇しているか否かが判別される(ステップS102)。ここで、パフォーマンスボード昇降機構6の所定の位置とは、昇降動作の初期位置(初期状態)のことをいう。
パフォーマンスボード昇降機構6が所定の位置まで上昇していないと判別された場合(ステップS102;NO)、ステップS101に移行される。パフォーマンスボード昇降機構6が所定の位置まで上昇していると判別された場合(ステップS102;YES)、パフォーマンスボードロックSW5の押下操作による操作信号を受信したか否かが判別される(ステップS103)。パフォーマンスボードロックSW5の押下操作による操作信号とは、作業者によるパフォーマンスボードロックSW5の押下操作によって発生する信号のことをいう。この操作信号は、図4のパフォーマンスボードロックSW5からパフォーマンスボードロックSW用制御線5−1を介して出力される操作信号に該当する。
パフォーマンスボードロックSW5の押下操作による操作信号を受信していない場合(ステップS103;NO)、ステップS101に移行される。パフォーマンスボードロックSW5の押下操作による操作信号を受信した場合(ステップS103;YES)、パフォーマンスボード昇降機構6に下降指示信号が送信される(ステップS104)。下降指示信号は、図4のシーケンスコントロール回路4からシーケンスコントロール回路用制御線4−1を介して送信される信号に該当する。ステップS104の実行後、パフォーマンスボード昇降検出回路6−1より検出信号を受信したか否かが判別される(ステップS105)。パフォーマンスボード昇降検出回路6−1より検出される検出信号は、図4のパフォーマンスボード昇降検出回路6−1からパフォーマンスボード昇降検出回路用制御線6−2を介して出力される検出信号に該当する。
パフォーマンスボード昇降検出回路6−1より検出信号を受信していない場合(ステップS105;NO)、パフォーマンスボードロックSW5の押下操作による操作信号を受信したか否かが判別される(ステップS106)。パフォーマンスボードロックSW5の押下操作による操作信号を受信していない場合(ステップS106;NO)、ステップS105に移行される。パフォーマンスボードロックSW5の押下操作による操作信号を受信した場合(ステップ106;YES)、パフォーマンスボード昇降機構6に上昇指示信号が送信される(ステップS107)。上昇指示信号は、図4のシーケンスコントロール回路4からシーケンスコントロール回路用制御線4−1を介して送信される制御信号に該当する。ステップS107の実行後、パフォーマンスボード昇降機構6が初期状態にされる(ステップS108)。
ステップS105において、パフォーマンスボード昇降検出回路6−1より検出信号を受信した場合(ステップS105;YES)、パフォーマンスボードロック機構7によりパフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4が可動され、ロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9に嵌合する。このとき、この動作に連動して、制御線出力コネクタ1−10がロック信号受信用コネクタ2−5にロックされる(ステップS109)。パフォーマンスボードロック機構7によるパフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4の可動は、図4のシーケンスコントロール回路4からシーケンスコントロール回路制御線4−2を介して送信される制御信号に基づいて行われる。そして、ロック検出回路1−1〜1−4から出力されたロック信号を全て受信したか否かが判別される(ステップS110)。ロック信号を受信していない場合(ステップS110;NO)、パフォーマンスボードロック機構7の動作時間が所定時間経過したか否かが判別される(ステップS111)。所定時間は、例えば2秒とする。パフォーマンスボードロック機構7の動作時間が所定時間経過していない場合(ステップS111;NO)、ステップS110へ移行される。パフォーマンスボードロック機構7の動作時間が所定時間経過した場合(ステップS111;YES)、制御線出力コネクタ1−10及びロック信号受信用コネクタ2−5がフリー(両コネクタがロックされない状態)にされる(ステップS112)。ステップS112の実行後、パフォーマンスボード昇降機構6が初期状態にされる(ステップS113)。
ステップS110において、ロック信号を受信した場合(ステップS110;YES)、パフォーマンスボードロック検出回路7−1より検出信号を受信したか否かが判別される(ステップS114)。この検出信号は、図4のパフォーマンスボード検出回路7−1からパフォーマンスボード検出回路用制御線7−2を介して出力される信号に該当する。パフォーマンスボードロック検出回路7−1より検出信号を受信しない場合(ステップS114;NO)、ステップS111へ移行される。パフォーマンスボードロック検出回路7−1より検出信号を受信した場合(ステップS114;YES)、ステップS108及びステップS113の実行後、パフォーマンスボード実装処理は終了する。
以上、本実施の形態によれば、シーケンスコントロール回路4は、制御線出力コネクタ1−10がロック検出回路1−1〜1−4の全てからロック信号を受信したとき、ロック信号受信用コネクタ2−5を経由してロック信号を受信することができる。これにより、パフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4及びロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9の嵌合状態並びに、制御線出力コネクタ1−10及びロック信号受信用コネクタ2−5の電気的な接続を含むロック状態を実現できるので、パフォーマンスボード1をテストヘッド2に確実に固定することができる。
また、パフォーマンスボードロック検出回路7−1によりパフォーマンスボードロック機構7の可動距離を検出することができる。これにより、ロック検出回路1−1〜1−4が故障した場合でも、パフォーマンスボードロック検出回路7−1によりパフォーマンスボードロック機構7の可動距離を検出することができるので、パフォーマンスボード1をテストヘッド2にさらに確実に固定することができる。
また、ロック検出回路1−1〜1−4をパフォーマンスボード1の4箇所に設置しているので、パフォーマンスボードの傾きを検出することができる。
(変形例)
図7を参照して、本発明に係る上記実施の形態の変形例を説明する。図7に本実施の形態の変形例の接続回路70を示す。
本変形例の装置構成は、上述した実施の形態と同様に半導体試験装置100を用い、同様な部分には同一の符号を付している。また、その詳細な説明を援用し、異なる部分について以下説明する。
接続回路70は、シーケンスコントロール回路用制御線4−3,4−4と、表示制御部としてのワークステーション8と、ワークステーション用制御線8−1,8−2と、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部9と、を備える。
ワークステーション8は、パフォーマンスボード1をテストヘッド2に固定する一連の動作を表示部9に表示させる。ここで、パフォーマンスボード1をテストヘッド2に固定する一連の動作とは、上述したパフォーマンスボード実装処理の動作のことをいう。また、ワークステーション8は、一連の動作において異常(異常動作)が発生した場合、シーケンスコントロール回路4から送信された異常に関する情報に基づいて、異常状態を表示部9に表示させる。例えば、何らかの原因で、パフォーマンスボードロックピン2−4がロックピン嵌合ブロック1−9に嵌合しなかった場合、この嵌合しない状態(異常状態)を表示部9に表示させる。
また、ワークステーション8はパフォーマンスボード1をテストヘッド2へロックする命令、シーケンスコントロール回路4のシーケンス動作状態の読み込み、及びワークステーション用制御線8−1を介してシーケンスコントロール回路4への命令を行う。
表示部9は、パフォーマンスボード1をテストヘッド2に固定する一連の動作を表示する。また、表示部9は、一連の動作において異常が発生した場合、異常状態を表示する。
シーケンスコントロール回路4は、一連の動作において異常が発生した場合、当該異常に関する情報をシーケンスコントロール回路用制御線4−4を介してワークステーション8に送信する。
次に、接続回路70におけるシーケンスコントロール回路4、ワークステーション8及び表示部9の動作を説明する。
シーケンスコントロール回路4は、シーケンスコントロール回路用制御線4−3を介して正常動作又は異常動作かを示す信号をワークステーション8に出力する。ここで、正常動作とは、上述したパフォーマンスボード実装処理における正常な動作のことをいう。異常動作とは、パフォーマンスボード実装処理における異常な動作のことをいう。ワークステーション8は、パフォーマンスボード1及びテストヘッド2のある部分で異常が発生した場合、当該異常動作の読み込み命令をワークステーション用制御線8−1を介してシーケンスコントロール回路4へ出力する。
シーケンスコントロール回路4は、ワークステーション8から異常動作の読み込み命令を受けた場合、異常に関する情報をシーケンスコントロール回路用制御線4−4を介してワークステーション8に送信する。例えば、パフォーマンスボードロックピン2−4がロックピン嵌合ブロック1−9に嵌合しなかった場合、この動作に関する情報をワークステーション8に送信する。
そして、ワークステーション8は、シーケンスコントロール回路4から送信された異常に関する情報をワークステーション用制御線8−2を介して表示部9に出力する。これにより、表示部9にて異常状態のモニタが可能となる。例えば、パフォーマンスボードロックピン2−4がロックピン嵌合ブロック1−9に嵌合しなかった場合、パフォーマンスボードロックピン2−4がロックピン嵌合ブロック1−9に嵌合しない状態が表示部9に表示される。
以上、本実施の形態によれば、パフォーマンスボード1をテストヘッド2にロックする一連の動作における異常状態を表示部9に表示することができる。これにより、異常が発生した場合でも、どの部分で異常が発生したのかを把握することができ、修理等の復旧作業が容易となる。
また、ワークステーション8からワークステーション用制御線8−1を介してシーケンスコントロール回路4へ命令を送ることで、パフォーマンスボードロックSW5を押す必要がなくなり、作業の手間を省略することができる。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る半導体試験装置100の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施例では、ロック検出回路1−1〜1−4をパフォーマンスボード1に備える構成としたが、テストヘッド2に備える構成としてもよい。この場合、例えばロック検出回路用制御線1−5は、ロック受信用コネクタ2−5、制御線出力コネクタ1−10、ロック信号受信用コネクタ2−5の経路を通る。
また、上記実施例では、ロック検出回路1−1〜1−4及びパフォーマンスボード実装検出回路3−1,3−2を光学センサ(フォトカプラ)を用いて説明したが、マイクロスイッチ等で構成してもよい。
また、上記実施例では半導体試験装置100をICとしてパッケージ化された後工程用に適用するものとして説明したが、パフォーマンスボード1をウェハに形成されているチップの検査が行えるものに交換可能としてもよい。これにより、半導体試験装置100を前工程用検査にも適用することができる。
その他、本実施の形態における半導体試験装置100の細部構造及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る第1の実施の形態の半導体試験装置100を示す図である。 テストヘッド2の上面図である。 図3(a)は、パフォーマンスボード1の上面図である。図3(b)は、パフォーマンスボード1、ロックピン嵌合ブロック1−6〜1−9及びパフォーマンスボードロックピン2−1〜2−4の側面図である。 パフォーマンスボード1におけるロック信号の流れを示した図である。 接続回路50を示した図である。 パフォーマンスボード実装処理の流れを示したフローチャートである。 接続回路70を示した図である。 従来例のテストヘッド2Aの上面図である。 図9(a)は、パフォーマンスボード1Aの上面図である。図9(b)は、パフォーマンスボード1A、ロックピン嵌合ブロック1−6A〜1−9A及びパフォーマンスボードロックピン2−1A〜2−4Aの側面図である。 接続回路90を示す図である。 従来例のパフォーマンスボード実装処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
1,1A パフォーマンスボード
2,2A テストヘッド
1−6〜1−9,1−6A〜1−9A ロックピン嵌合ブロック
1−10,1−10A 制御線出力コネクタ
1−1〜1−4,1−1A〜1−4A ロック検出回路
1−5,1−5A ロック検出回路用制御線
2−1〜2−4,2−1A〜2−4A パフォーマンスボードロックピン
2−5 ロック信号受信用コネクタ
3−1,3−2,3−1A,3−2A パフォーマンスボード実装検出回路
3−3,3−3A パフォーマンスボード実装検出回路用制御線
4−1,4−2,4−1A,4−2A シーケンスコントロール回路用制御線
5−1,5−1A パフォーマンスボードロックSW用制御線
6−1,6−1A パフォーマンスボード昇降検出回路
6−2,6−2A パフォーマンスボード昇降検出回路用制御線
6,6A パフォーマンスボード昇降機構
7−1,7−1A パフォーマンスボードロック検出回路
7−2,7−2A パフォーマンスボードロック検出回路用制御線
7,7A パフォーマンスボードロック機構
8 ワークステーション
8−1,8−2ワークステーション用制御線
9 表示部
50,70,90 接続回路
100 半導体試験装置

Claims (3)

  1. 嵌合用部材のロックピンを有するテストヘッドと、
    前記ロックピンと嵌合する嵌合ブロックを有するパフォーマンスボードと、
    前記ロックピンが前記嵌合ブロックと嵌合した嵌合状態を検出し、当該嵌合状態を示すロック信号を出力する複数の第1のロック検出回路と、
    前記テストヘッド及び前記パフォーマンスボードを制御するシーケンスコントロール回路と、を備え、
    前記パフォーマンスボードは、
    前記各第1のロック検出回路により出力されたロック信号を受信する第1の受信コネクタを備え、
    前記テストヘッドは、
    前記第1の受信コネクタとロックされることにより当該第1の受信コネクタから前記ロック信号を受信する第2の受信コネクタを備え、
    前記シーケンスコントロール回路は、
    前記第1の受信コネクタが前記第2の受信コネクタにロックされ、前記第1の受信コネクタが前記複数の第1のロック検出回路の全てから前記ロック信号を受信したとき、前記第2の受信コネクタを経由して当該ロック信号を受信し、
    前記嵌合ブロックは、方形状の前記パフォーマンスボードの四辺のうち対向する二辺にそれぞれ二つずつ設けられ、かつ、各辺に設けられた二つの嵌合ブロックは夫々の辺の中間点を挟んで対向する位置に設けられ、
    前記複数の第1のロック検出回路は、夫々、前記嵌合ブロックの夫々と嵌合する複数の前記ロックピンの夫々に対して個別に設けられ、前記ロックピンが前記嵌合ブロックと嵌合した場合、当該ロックピンによりフォトカプラの光が遮られることにより嵌合状態を検出する光学センサであることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 前記ロックピンを可動させるロックピン可動部と、
    前記ロックピン可動部の可動距離を検出する第2のロック検出回路と、を備え、
    前記シーケンスコントロール回路は、
    前記第2のロック検出回路により検出した検出信号を受信することを特徴とする請求項1に記載の半導体試験装置。
  3. 情報を表示する表示部と、
    前記パフォーマンスボードを前記テストヘッドに固定する一連の動作を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記シーケンスコントロール回路は、
    前記一連の動作において異常が発生した場合、当該異常に関する情報を前記表示制御部に送信し、
    前記表示制御部は、
    前記シーケンスコントロール回路から送信された異常に関する情報に基づいて、前記異常の状態を示す異常状態を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体試験装置。
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