JP4971980B2 - 溶接ワイヤ搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、溶接ワイヤを搬送する装置に関し、これは、駆動ローラおよび押圧ローラで構成され、駆動ローラは駆動モータと連結可能である、少なくとも1つのローラ対と、溶接ワイヤに張力を付与するための手段とを含むものである。
また本発明は、溶接ワイヤを搬送するためのローラ、特に、駆動ローラに関し、これは、ローラ、特に、駆動ローラの中心での軸の配置のための、溝形状の凹部(indentation)およびベアリング孔(bore)を含むものである。
また本発明は、軸に対して滑り装着可能なベース本体を含み、溶接ワイヤを搬送するためのローラを軸に固定するための中間部品に関する。
また本発明は、溶接ワイヤ搬送装置のための挿入(thread-in)機構に関し、溶接ワイヤ搬送装置は、駆動ローラおよび押圧ローラで構成され、駆動ローラは駆動モータと連結可能である、少なくとも1つのローラ対と、溶接ワイヤに張力を付与するための手段とを含むものである。
さらに本発明は、特に、駆動ローラおよび押圧ローラで構成され、溶接ワイヤを搬送するために用いられるローラ対の自己センタリング手段に関し、ローラ、特に、駆動ローラおよび押圧ローラは、溶接ワイヤを受けるための溝を含み、ベアリング孔は、駆動ローラおよび押圧ローラの中心に設けられ、これにより駆動ローラおよび押圧ローラは、軸または機軸(axle)に配置可能となる。
また本発明は、溶接ワイヤの搬送速度を検出する装置に関し、これは、好ましくは2つの部品で構成されたハウジングを含み、ローラが取り付けられたロータリエンコーダを含み、ロータリエンコーダは溶接ワイヤと能動的に連結している。
溶接ワイヤ搬送装置は、少なくとも1つのローラ対、特に、少なくとも1つの駆動ローラおよび少なくとも1つの押圧ローラは、ワイヤを搬送するために使用され、先行技術から知られている。ここで、ローラ、特に、駆動ローラは、例えば、軸に搭載され、追加の固定エレメントにより軸に固定されている。押圧ローラは、例えば、弾性エレメントまたは特別に配置された張力レバーによって、駆動ローラに対して押圧されており、溶接ワイヤが挿入された状態では、これに対しても押圧される。さらに、ローラ対は、軸位置に固定され、遊びがほとんど無い。ワイヤ搬送を容易にするため、溝または凹部が、例えば、ローラに形成される。ワイヤ搬送速度を検出するために、追加のローラ対を使用してもよい。当然ながら、押圧ローラによりワイヤ搬送速度を検出することも可能である。この場合、溶接ワイヤは、周速度を検出するローラと、追加のローラ及び/又は表面との間を走行することになる。溶接ワイヤの速度は、少なくとも1のローラの周速度から決定されるようになる。
先行技術から知られたワイヤ搬送装置は、比較的大きな寸法を有するという不具合があり、そのため、ワイヤ搬送装置を内蔵した溶接トーチが極めて大きくなり、溶接トーチの取り扱いとそのアクセス性をかなり妨げる。さらに、ワイヤ搬送装置のローラの搭載および交換は、時間がかかり煩雑である。ローラ対は、軸位置に相対的に固定され、遊びがほとんど無いため、製造許容誤差に起因して、2つのローラの相対的な傾斜及び/又はシフトが生ずることがあり、ワイヤ搬送が実質的に複雑になって、溶接ワイヤが変形する可能性がある。溶接ワイヤをワイヤ搬送装置に挿入する場合、少なくとも1つのローラが向きを変えたり、旋回したり、押されたりして逃げる必要がある。そして、ワイヤは、挿入手順の際、大部分が案内されず、その結果、挿入時にそのガイドから滑り出てしまうことがある。ワイヤ搬送速度の検出のために設けた追加のローラ対によって、寸法がさらに増加してしまう。
本発明の目的は、可能な限り小型でコンパクトかつ取り扱いが容易であって、高い信頼性で動作し、費用対効果の高い製造およびメンテナンスに優れたワイヤ搬送装置を提供することである。
本発明は、溶接ワイヤ(13)を搬送するための装置(27)であって、
溶接ワイヤ(13)を搬送する駆動ローラ(32)と、
駆動ローラ(32)に対して対向配置され、溶接ワイヤ(13)を駆動ローラ(32)に向けて押圧するための押圧ローラ(31)と、
押圧ローラ(31)を旋回可能に支持するための押圧レバー(29)と、
押圧レバー(29)に圧力を印加するための張力ブラケット(37)と、
張力ブラケット(37)が押圧レバー(29)に印加する圧力を調整するための圧力調整手段(41)とを備え、
該圧力調整手段(41)は、ねじ(62)が形成された連結ロッド(58)と、
ねじ(62)と螺合する調整ディスク(60)と、
調整ディスク(60)によって圧縮される圧縮ばね(59)とを含み、
張力ブラケット(37)の一端は、連結ロッド(58)と旋回可能に連結されており、
張力ブラケット(37)の他端には、孔(38)が設けられ、
押圧レバー(29)には、張力ブラケット(37)の孔(38)と係合可能な固定ピン(39)が設けられ、
押圧レバー(29)には、張力ブラケット(37)が旋回して固定ピン(39)と係合したときに突き当たるストップエレメント(40)が設けられ、
張力ブラケット(37)を回転操作することにより、連結ロッド(58)が回転し、調整ディスク(60)が変位し、調整ディスク(60)の変位量に応じて、圧縮ばね(59)が発生する圧力および、押圧レバー(29)への印加圧力が調整可能であることを特徴とする
好ましい実施形態では、押圧レバー(29)は、ガイドピン(35)によって旋回可能に搭載されている。
好ましい実施形態では、圧力調整手段(41)には、溶接ワイヤ(13)の通過のための通路(34)が設けられる。
好ましい実施形態では、調整ディスク(60)は、印加力をスケール上で読み取るためのインジケータとして機能する。
好ましい実施形態では、押圧ローラ(31)は、押圧レバー(29)に着脱自在に設けられたピン(36)を介して回転可能に搭載される。
図1は、種々のプロセスまたは方法、例えば、MIG/MAG溶接、WIG/TIG溶接、電極溶接法、ダブルワイヤ/タンデム溶接法、プラズマ法または半田法など、のための溶接装置1または溶接設備を示す。
溶接装置1は、パワーエレメント3を含む電源2と、制御装置4と、パワーエレメント3および制御装置4にそれぞれ関連したスイッチ部材5とを備える。スイッチ部材5および制御装置4は、ガス8、特に、例えば、二酸化炭素、ヘリウムまたはアルゴンなどの保護ガスのための供給ライン7上で、ガス貯蔵器9と溶接トーチ10やトーチの間に配置された制御バルブ6に接続されている。
さらに、MIG/MAG溶接で通常用いられるワイヤ供給器11は、制御装置4によって制御可能であり、充填材料または溶接ワイヤ13は、供給ドラム14またはワイヤコイルから供給ライン12を介して溶接トーチ10の領域に供給される。当然ながら、付属品装置として図1と同じものを設計するのではなく、先行技術から知られているように、ワイヤ供給器11を溶接装置1、特に、その基本ハウジング内に組み込むことも可能である。ワイヤ供給器は、ドラム供給用に構成することも可能である。ワイヤ供給器11は、溶接ワイヤ13や充填金属を溶接トーチ10の外側にあるプロセス箇所へ供給することも可能であり、そのため、WIG/TIG溶接の場合は一般的であるように、非溶(non-consumable)電極を溶接トーチ10の内部に配置することが好ましい。
電気アーク15、特に、動作する電気アークを、電極または溶接ワイヤ13とワークピース16との間に生成するために必要な電力は、電源2のパワーエレメント3から溶接ライン17を経由して溶接トーチ10、特に、電極へ供給される。溶接すべきワークピース16は、幾つかの部品からなり、同様にして、溶接装置1、特に、電源2に更なる溶接ライン18を介して接続されており、プロセス用の電力回路が電気アーク15やプラズマジェットを生成するのを可能にする。
溶接トーチ10の冷却のために、溶接トーチ10は、冷却回路19により途中の流量コントロール20を介して流体貯蔵器、特に、水貯蔵器21に接続可能であり、これにより溶接トーチ10が動作に入る際に、冷却回路19、特に、水貯蔵器21に貯まった流体用の流体ポンプが始動して、冷却媒体を供給することによって溶接トーチ10の冷却を行う。
溶接装置1は、入力及び/又は出力装置22をさらに備え、これにより溶接装置1についての最も異なる溶接パラメータ、動作モードまたは溶接プログラムがそれぞれ設定または呼び出し可能である。こうして入力及び/又は出力装置22を介して設定された溶接パラメータ、動作モードまたは溶接プログラムは、制御装置4へ送信され、続いて、溶接システムまたは溶接装置1の個々の構成部分を制御し、及び/又は制御用に個別に設定される数値を予め決定する。
図示した例示の実施形態において、溶接トーチ10は、さらに、ホースパック23を介して溶接装置1または溶接システムに接続される。ホースパック23は、溶接装置1から溶接トーチ10への個々のラインを収納している。ホースパック23は、結合機構24を介して溶接トーチ10に接続され、一方、ホースパック23内に配置された個々のラインは、接続ソケットまたはプラグイン接続を介して溶接装置1の個々の接続部に接続される。ホースパック23の張力を適切に軽減するために、ホースパック23は、張力軽減手段25を介してハウジング26、特に、溶接装置1の基本ハウジングに接続されている。当然ながら、溶接装置1への接続のために結合機構24を使用することも可能である。
例えば、WIG装置やMIG/MAG装置、プラズマ装置などの種々の溶接方法または溶接装置1について、前述した構成部分の全部を使用し、採用する必要がないことは言うまでもない。例えば、溶接トーチ10を空冷の溶接トーチ10として構成することも可能である。
図2〜図4は、溶接ワイヤ13を溶接トーチ10へ供給するワイヤ搬送装置27を組み立てた状態で簡略した図で概略的に図示している。ワイヤ搬送装置27は、張力付与手段28と、押圧レバー29と、スライドシュー(shoe)30とを備え、押圧ローラ31が、移動可能に押圧レバー29内部に配置され、駆動ローラ32が、スライドシュー30の中またはその上に配置される。張力付与手段28、押圧レバー29およびスライドシュー30は、例えば、マウントプレート33上に配置され、これと堅固に接続されている。
ワイヤ搬送装置27は、溶接ワイヤ13が、好ましくは張力付与手段28に設けられた円形の通路34を通って、駆動ローラ32と押圧ローラ31との間に案内されるように機能する。駆動ローラ32は、スライドシュー30の中またはその上に配置され、好ましくはモータ(不図示)により駆動される。駆動ローラ32の支援によって溶接ワイヤ13を搬送可能とするために、押圧ローラ31は、溶接ワイヤ13に対向配置された駆動ローラ32の側方に、押圧レバー29内に回転可能に配置される。押圧レバー29は、旋回軸、特に、マウントプレート33に配置されたガイドピン35によって旋回可能に搭載される。押圧レバー29に配置された押圧ローラ31は、ピン36に沿って、移動可能または回転可能および変位可能に搭載される。ピン36またはピン36の台座は、ローラ交換のためにピン36が容易に除去できるように設計される。ガイドピン35は、押圧レバー29のエンド領域またはエッジ領域に配置され、可能な限り大きい半径、よって可能な限り大きい旋回範囲をカバーしている。これにより、溶接ワイヤ13の安全な搬送を確保している。
溶接ワイヤ13の搬送のために、溶接ワイヤ13に圧力または印加力を発生するためには、押圧レバー29は、押圧レバー29内に配置された押圧ローラ31が溶接ワイヤ13と接触するまで、ガイドピン35によって溶接ワイヤ13の方向に旋回する。前記圧力または印加力を溶接ワイヤ13において高めて維持するためには、張力付与手段28上に旋回可能に搭載された張力ブラケット37が、押圧レバー29の方向に旋回して、押圧レバー29を固定する。このため、張力ブラケット37および押圧レバー29は、少なくとも1つの固定手段57を備える。固定手段57は、張力ブラケット37に設けられた孔38によって形成することができ、そこに、押圧レバー29上に配置された固定ピン39が係合することができる。張力ブラケット37は、固定および圧力印加のために、押圧レバー29と連結可能である。さらに、ストップエレメント40を押圧レバー29に配置してもよく、圧力印加の際、このストップエレメント40に対して張力ブラケット37は突き当たるようになる。溶接ワイヤ13が挿入されると、そこに配置された押圧レバー29および押圧ローラ31が溶接ワイヤ13の方向に旋回するとともに、張力ブラケット37を介して圧力が溶接ワイヤ13に印加される。溶接ワイヤ13は、溶接ワイヤ13と回転ローラ、特に、駆動ローラ32および押圧ローラ31との間に形成される摩擦によって搬送される。
溶接ワイヤ13への圧力または印加力を調整するためには、圧力調整手段41が都合良く設けられる。異なる溶接ワイヤ13sの場合、個々の溶接ワイヤ13、特に、溶接ワイヤ13の直径および材料への調整を行うことができる。圧力調整手段41は、好ましくは、溶接ワイヤ13の上方及び/又は下方に、特に、溶接ワイヤ13に対して横断するように配置される。
ワイヤ搬送装置27の個々のエレメントの機能についての正確なモードは、下記の図面において説明する。
図5と図6は、駆動ローラ32をソケットエレメント42および中間部品49とともに図示している。
この場合、駆動ローラ32は、駆動ローラ32の周囲に延びて、溶接ワイヤ13の案内および搬送さらに溶接ワイヤ13への力の伝達を助ける溝形状の凹部43を備える。駆動ローラ32またはソケットエレメント42の中心は、ソケットエレメント42を貫通するベアリング孔44がさらに設けられ、これは凹所(recess)として設計され、これを介して駆動ローラ32またはソケットエレメント42が軸45に対して位置決め可能になる。さらにソケットエレメント42は内ねじ46を含み、これは、例えば、ソケットエレメント42の内側、即ち、ベアリング孔44の内部に設けられる。内ねじ46に反対側で、ソケットエレメント42及び/又は駆動ローラ32の側方には、好ましくは円錐構造からなる少なくとも1つのセンタリング面47が配置される。少なくとも1つのストップ面48は、好ましくは平坦面として設計され、ソケットエレメント42の外側面に配置することができる。
ソケットエレメント42は、内ねじ46によって、対応するねじ山へねじ込むことが可能である。軸45に関して、及び/又は軸45とソケットエレメント42との間に配置されたエレメント、例えば、中間部品49に関して、ソケットエレメント42のセンタリングを確保するために、センタリング面47がソケットエレメント42に設けられる。軸45及び/又は中間部品49にもセンタリング面50が設けられ、ソケットエレメント42が軸45及び/又は中間部品49にねじ込まれると、センタリング面47,50の相互接触を生じさせ、センタリング面47,50の円錐構造によって、軸45及び/又は中間部品49へのソケットエレメント42の自動センタリングおよびクランプを生じさせる。ソケットエレメント42は、ストップ面48を用いてツールの助けまたは手動により、ねじ込むことが可能である。こうして、駆動ローラ32を固定するためのトルクは、ワイヤ搬送中に中間部品49から駆動ローラ32の取り外しを生じさせる力より大きいことが必要である。駆動ローラ32の反対側に配置されたストップ面48により、ツールの支援によるストップ面48への容易なアクセス性が確保される。そのため、駆動ローラ32の設置または交換の際、駆動ローラ32、特に、凹部43はダメージを受けなくなる。さらに、こうした配置は、駆動ローラ32の簡単かつ迅速な設置または交換を可能にする。
本発明に係る中間部品49は、スリーブ形状に設計可能で、軸45に沿って押し込むことが可能である。
この場合、中間部品49は、中間部品49のベース本体51の長手方向に沿って延びるスロット52を備え、前記スロットは、好ましくは、ベース本体51の全長に渡って延びている。中間部品49は、軸45に対して滑り、または押し込まれる。さらに、中間部品49を軸45に固定するためのエレメント53が、中間部品49のベース本体51に配置される。固定エレメント53を駆動することによって、スロット52は、中間部品49と軸45との間の摩擦係合を提供し、軸45との中間部品49の回転緩みのない連結を提供するように圧縮される。図示した例示的な実施形態において、エレメント53は、ねじ連結として設計される。中間部品49は、エレメント53の回転によつて収縮して、軸45と連結される。当然ながら、エレメント53は、別の方法で、例えば、軸45に対して法線方向に中間部品49に配置された連続ねじによって実現することも可能であり、その中にねじ、例えば、頭なしねじが、軸45と接触するまでねじ込まれる。さらに、偏心配置による回転でスロット52を圧縮するために、偏心器(eccentric)を使用することができ、中間部品49の軸45との回転緩みのない接続を提供する。当然ながら、中間部品49の軸45への回転緩みのない装着のために、先行技術から知られた何れかのシステムを使用できる。こうして駆動ローラ32の軸45への装着が簡単な方法で実現する。軸45での駆動ローラ32の位置は容易に変更可能である。中間部品49のエレメント53だけを取り外して、所望の位置に到達した後、再び中間部品49を軸45に固定するからである。こうして固定モーメントは、軸45と中間部品49との間で圧入が達成するように、都合よく選択される。
中間部品49の簡単な設置を可能にするため、少なくとも1つのセンタリング及び/又は平坦な面(不図示)を、ベース本体51、特に、ベース本体51の内面に配置することができる。こうして中間部品49は、軸45に対して回転緩みのないように滑り込む。軸45も同様にセンタリング及び/又は平坦な面を有する必要があり、所望の位置に到達した後、エレメント53によって締め付けられる。これに関して、センタリング及び/又は平坦な面が軸45に沿って延びるように、中間部品49を単に押し込んで、センタリング及び/又は平坦な面のエンドで所望の位置に停止する範囲まで、特に、駆動ローラ32の必要動作レベルが自動的に達成するまで、軸45のセンタリング及び/又は平坦な面を構成することも可能である。
ねじ、特に、外ねじ54を、中間部品49または中間部品49のベース本体51で、エレメント53の反対側に設けることができる。この外ねじ54には、駆動ローラ32のソケットエレメント42が、対応の内ねじ46を用いて装着される。こうして駆動ローラ32を軸45に固定するための手段は、ソケットエレメント42の内ねじ46および中間部品49の外ねじ54によって形成される。センタリング面50は、外ねじ54とエレメント53との間に配置される。ソケットエレメント42は、ソケットエレメント42のセンタリング面47と中間部品49のセンタリング面50とが互いに接触するまで、中間部品49に対してねじ込まれる。ソケットエレメント42を中間部品49に対して所定のトルクで締め付けることによって、ソケットエレメント42と中間部品49との回転緩みのない接続が達成する。中間部品49のベース本体51は、ツールの支援及び/又は手で固定するためのモールド(molded)部品として、外側面に形成される。これは、少なくとも1つのストップ面48によって実現でき、これはツールと係合する平坦面として設計される。こうして中間部品49の簡単で安全な設置および駆動ローラ32の簡単な交換が確保される。
軸45は、都合のよい方法では、駆動機構、特に、電気モータと直接に連結され、この駆動機構は、いずれか知られた駆動機構(不図示)によって形成できる。当然ながら、軸45と駆動機構またはモータとの間に歯車を配置して、例えば、減速または増速を提供することも可能であり、例えば、同じ搬送速度でより小型のモータの使用を可能にする。
中間部品49のベース本体51は、軸45と直結してもよい。当然ながら、ベース本体51を、中間歯車を介して駆動機構、特に、駆動モータの軸45に配置することも可能である。
図7と図8は、本発明に係る張力付与システム28の一実施形態を簡単化した概略図で示す。張力付与システム28は、駆動ローラ32および押圧ローラ31で構成された少なくとも1つのローラ対55を備える。駆動ローラ32は、図5と図6を用いて説明したような駆動モータと連結される。押圧ローラ31は、旋回可能な押圧レバー29に搭載され、張力付与システム28の支援によって溶接ワイヤ13に対して押圧される。張力付与システム28は、固定と圧力印加のための張力ブラケット37を備え、これは押圧レバー29と連結可能である。張力ブラケット37は、移動可能、特に、旋回可能または回転可能な方法で、張力付与システム28に搭載される。張力ブラケット37は、例えば、70°〜110°の範囲で軸56回りに旋回可能である。
張力ブラケット37および押圧レバー29は、固定手段57を備え、押圧ローラ31を介して張力ブラケット37および押圧レバー29によって溶接ワイヤ13に作用する圧力を維持する。この場合、固定手段57は、張力ブラケット37に設けられた少なくとも1つの孔38、特に、2つの孔38と、押圧レバー29に配置された対応する固定ピン39とで形成される。当然ながら、固定ピン39は、張力ブラケット37に配置してもよく、これは、押圧レバー29に設けられた少なくとも1つの孔38と係合することになる。さらに、ストップエレメント40が押圧レバー29に配置され、据え付けの際、このストップエレメントに対して張力ブラケット37が突き当たる。
さらに、張力付与システム28は、圧力調整手段41を備え、これは溶接ワイヤ13の上方及び/又は下方に、特に、溶接ワイヤ13と横断するように都合良く配置される。圧力調整手段41は、連結(tie)ロッド58と、ばねエレメント59と、調整ディスク60とで構成できる。連結ロッド58は、細長いベース本体61で形成され、張力ブラケット37は、ベース本体61の片側に旋回可能に搭載され、ねじ62がベース本体61の反対側に配置される。張力ブラケット37を連結ロッド58に搭載するために、連結ロッド58は、ベアリング孔63を備え、そこにベアリングピン64が挿入される。ベアリング孔63に対して垂直に、凹所65が配置され、そこに張力ブラケット37が挿入されることになる。凹所65への張力ブラケット37の挿入の後、張力ブラケット37の孔を通じて、ベアリングピン64が連結ロッド58のベアリング孔63に押し込まれ、張力ブラケット37の搭載を可能にする。ベアリング孔63およびベアリングピン64は、ベアリングピン64がベアリング孔63に圧入されるようにして構成される。従って、ドリフトパンチ(drift punch)などツールを用いてベアリングピン64を叩き出すことによって、ベアリングピン64を除去したり交換することが可能である。ベアリングピン64のベアリング孔63への圧入により、脱落しなくなる。
連結ロッド58は、張力付与手段28に設けられた凹所66の中に配置される。凹所66は、開口67に沿った短い距離について連結ロッド58より僅かだけ大きく、この距離に続いて連結ロッド58より実質的に大きい。こうして連結ロッド58についての短いガイド面が凹所66に生成される。調整ディスク60は、連結ロッド58または連結ロッド58のベース本体61のねじ62にねじ込まれる。ばねエレメント59は、調整ディスク60と凹所66の少し大きい開口67との間に配置される。こうして連結ロッド58は、張力付与手段28および調整ディスク60で支持された圧力ばね59によって、張力付与手段28の中に弾性的に搭載される。圧力ばね59のばね圧力の調整を行うために、調整ディスク60を連結ロッド58上で前向きまたは後向きに回すことで行うことになる。調整ディスク60を開口67の方向に回すことによって、圧力ばね59が圧縮されて、より大きな力を連結ロッド58に作用させる。当然ながら、調整ディスク60を連結ロッド58上で移動可能、即ち、変位可能な方法で位置決めし、調整ディスク60を張力付与手段28の内部に、連結ロッド58のねじ62の長手方向に配置することも可能である。その結果、張力ブラケット37の回転運動によって、ばねエレメント59のバイアス力を変化させることができる。これは、押圧ローラ31のための圧力または印加力の調整を可能にする。

連結ロッド58から回し戻し過ぎた場合に、調整ディスク60が最終的に脱落するのを守るために、ねじエレメント68は、例えば、ベアリングピン64の反対側に配置することができ、例えば、六角ソケットねじとして設計することができる。調整ディスク60の使用者は、ねじエレメント68から遠くなるように調整ディスク60を回し戻すことができるだけとなり、連結ロッド58から脱落するのを防止し、調整ディスク60を守る簡単な方法となる。
調整ディスク60は、押圧ローラ31によって溶接ワイヤ13へ作用する印加力を読み取るためのインジケータとして設計することができる。押圧ローラ31によって溶接ワイヤ13へ作用する予備調整した圧力または印加力は、前記インジケータの位置の関数としてスケール上で読み取ることができる。
張力ブラケット37は押圧レバー29を押して、押圧ローラ31は溶接ワイヤ13へ圧力を作用する。押圧レバー29は、ガイドピン35によって形成された旋回軸を有し、これにより押圧レバー29は、ハウジングまたはマウントプレート33に回転可能に搭載される。旋回軸またはガイドピン35は、押圧レバー29のエンド領域またはエッジ領域、特に、固定ピン39の領域に配置される。こうして張力ブラケット37が必要とする押圧力が小さくなり、実質的により小型なものにできる。張力付与システム28、そしてワイヤ搬送装置27は、溶接装置1及び/又は溶接トーチ10及び/又はホースパック23の内部により容易に配置可能になる。
図9において、押圧レバー29での押圧ローラ31の配置を簡単化した方法で概略的に示している。簡単かつ複雑でない押圧ローラ31の交換を可能にするため、ローラ交換のためにピン36が押圧レバー29から除去可能である。押圧レバー29は、凹所70が設けられたベース本体69で構成される。ピン36が挿入される座部71は、凹所70に対して垂直に配置され、ここに押圧ローラ31が挿入され、ピン36は、押圧レバー29での押圧ローラ31または押圧レバー29のベース本体69を搭載する。こうして押圧ローラ31は、押圧レバー29の中心領域に配置される。押圧ローラ31は、回転可能かつピン36の軸方向に移動可能なように、ピン36に配置される。ピン36は、細長いガイド本体72およびピンヘッド73により形成され、前記ピンヘッド73はガイド本体72より大きな直径を有し、ピン36は、上方から挿入された後、ピンヘッド73によって座部71内に保持される。押圧ローラ31の交換のとき、ピン36を座部71から単に引き出すことによって行う。
ピン36が、単に重力によって押圧レバー29の座部71に安住して保持されているため、ピン36の少なくとも一部が、好ましくは、張力ブラケット37が押圧レバー29に固定された状態で、張力ブラケット37によって覆われて、ピン36の望ましくない長手方向運動を防止している。
当然ながら、押圧レバー29の中または上に、複数の押圧ローラ31を配置することも可能であり、前記押圧ローラ31は、例えば、揺り子(rocker)に配置可能であり、溶接ワイヤ13への一定の押圧力を達成する。
図10と図11は、挿入(thread-in)機構74を簡単化した方法で概略的に示す。これらは、本発明に係るワイヤ搬送装置27の詳細な図である。ワイヤ搬送装置27への挿入手順を容易にするため、調整可能なスペーサエレメント75が設けられ、ローラ、特に、駆動ローラ32および押圧ローラ31の相互についての所定の距離及び/又は所定の低減した印加力を提供する。スペーサエレメント75の支援により、挿入手順の際、印加力が所定の値に低減可能である。
スペーサエレメント75は、ローラ31,32の間及び/又はこれらのソケットエレメント42の間に配置される。スペーサエレメント75の外形により、ローラ31,32の間に個々に使用される溶接ワイヤ13に必要な所定の距離が調整される。スペーサエレメント75は、駆動ローラ32および押圧ローラ31が、挿入した溶接ワイヤ13に必要な相対距離となるように設計される。こうして溶接ワイヤ13の実質的に簡単化した挿入が、簡単な方法で確保される。
駆動ローラ32のソケットエレメント42は、ソケットエレメント42の周囲に延びる溝76を備える。例えば、Oリング77が前記溝76に配置される。所定の間隔で配置された2つの凹部78が、スペーサエレメント75に設けられる。スペーサエレメント75は、ローラ31,32のベアリング軸を介して長手方向に変位可能に配置される。スペーサエレメント75の2つの凹部78のうちの1つがOリング77に到達すると、スペーサエレメント75は、自動的にスナップ止めされる。図11に示すスペーサエレメント75の位置では、2つのローラ31,32が互いに接触する動作位置が調整される。溶接ワイヤ13が挿入されると、予め設定された印加力で搬送されるようになり、挿入手順を実施するのが極めて困難になる。図10に係る位置では、スペーサエレメント75によって押圧ローラ31が駆動ローラ32から遠くに押されて、溶接ワイヤ13のワイヤ搬送装置27への簡単な挿入を可能にする。
スペーサエレメント75は、スペーサエレメント75の上側凹部78がOリング77と係合するまで、ソケットエレメント42に沿って下向きに押される。そして、スペーサエレメント75は、押圧レバー29に配置された押圧ローラ31を駆動ローラ32から遠くに押す。こうして溶接ワイヤ13は、容易に挿入することができる。スペーサエレメント75またはスペーサエレメント75の直径79は、溶接ワイヤ13がワイヤ搬送装置27および挿入機構74へそれぞれ容易に挿入できるように選択される。
当然ながら、スペーサエレメント75を偏心器として設計することも可能であり、ローラ31,32の相互の距離及び/又は押圧ローラ31の駆動ローラ32への低減した印加力が、スペーサエレメント75の回転によって提供されるようになる。さらに、スペーサエレメント75を風船(balloon)方式で弾性変形可能にすることが可能であり、印加力の安定化がスペーサエレメント75の体積変化によって得られる。当然ながら、スペーサエレメント75は、円錐構造を有することも可能であり、ローラは、スペーサエレメント75の変位の際、再び押し離されて、溶接ワイヤ13の挿入を容易にする。
スペーサエレメント75は、自動調整手段、例えば、溶接装置1の制御装置4と連結することも可能であり、制御装置4によって、使用する溶接ワイヤ13に自動調整される。そのため、使用され又は使用すべき溶接ワイヤ13を定義し、それを制御装置4に入れることで行う。
スペーサエレメント75は、都合良く、駆動ローラ32または駆動ローラ32のソケットエレメント42と連結される。
図12は、特に、駆動ローラ32および押圧ローラ31で構成され、溶接ワイヤ13を搬送するために用いられるローラ対に関して、自己センタリング手段80の種々の実施形態を簡単な概略図で示している。ローラ31,32は、押圧レバー29の閉止手順の際、ローラ31,32相互間およびローラ31,32と溶接ワイヤ13の間の相互の軸アライメントを確保する少なくとも1つのセンタリングエレメント81を備える。
センタリングエレメント81は、ローラのうちの1つ、特に、押圧ローラ31に、好ましくは漏斗(funnel)形状の凹部82として形成される。押圧ローラ31は、押圧ローラ31の軸、即ち、ピン36に沿って変位可能なように搭載される。ローラの他方、特に、駆動ローラ32では、センタリングエレメント81は、溝84をさらに備えるV字状の突起83として設計される。突起83を持つローラ、即ち、駆動ローラ32は、軸45と堅固に連結される。押圧ローラ31に設けられたV字状の凹部82が、V字状の突起83と対応するように設計されているため、ローラ31,32の相互センタリングが簡単な方法で確保される。こうして押圧ローラ31は、駆動ローラ32および溶接ワイヤ13に対して、それぞれ中央寄せされる。押圧ローラ31は、同様に、特に漏斗形状の凹部82において、溶接ワイヤ13が延びる溝84を備える。2つのローラの一方、特に、突起83を備えるローラ、即ち、駆動ローラ32は、軸44及び/又は歯車を介して駆動モータと連結される。
次の図13〜図15は、自己センタリング手段80の更なる種々の実施形態を簡単な概略図で示している。
V字状の突起83を押圧ローラ31に配置し、V字状の突起83に対応する凹部82を駆動ローラ32に設けることが可能である。さらに、駆動ローラ32を、駆動ローラ32の軸に沿って、即ち、軸45に沿って変位可能なように搭載して、押圧ローラ31をピン36と堅固に連結することが可能である。
さらに、センタリングエレメント81は、溝84に対して横方向にずらして配置することが可能であり、これは、必ずしも溝をセンタリングエレメント81の中または上に設ける必要がないことを意味する。こうして複数のセンタリングエレメント81、例えば、2つのセンタリングエレメント81は、溝84を設けて、溶接ワイヤ13が前記センタリングエレメント81の間に配置されるようにすることができる。当然ながら、溶接ワイヤ13のための溝84は、2つのローラ31,32のうちの一方のセンタリングエレメント81に一体化することも可能であり、他方のローラ31,32の追加のセンタリングエレメント81が溝なしで形成される。
図16と図17において、溶接ワイヤ13の搬送速度を検出する本発明に係る装置85を簡単な方法で概略的に示している。
装置85は、ハウジング86または保持手段を備え、ローラ88を装着したロータリエンコーダ87が配置される。装置85、即ち、ロータリエンコーダ87を持つハウジング86は、例えば、溶接装置1及び/又はワイヤ供給器11及び/又は溶接トーチ10に配置される。溶接ワイヤ13の搬送速度を検出するための装置85のロータリエンコーダ87は、ローラ88を介して溶接ワイヤ13と能動連結(active connection)されている。ローラ88は、溶接ワイヤ13によって回転するように設定され、ローラ88の回転運動はロータリエンコーダ87によって取り出される。こうしてワイヤ搬送速度は、簡単な方法で検出することができる。
当然ながら、複数の検出装置85を配置して、例えば、ワイヤ搬送速度の偏差についての検出を改善することも可能である。こうしてローラ、特に、駆動ローラ32および押圧ローラ31の滑りが検出できる。このため、歯車をローラ88とロータリエンコーダ87との間に配置して、歯車比を安定化することも可能である。この場合、ロータリエンコーダ87は、溶接装置1または溶接設備及び/又はワイヤ搬送制御装置の制御装置4と接続される。これは、ワイヤ搬送速度の可能性ある偏差への自動応答およびワイヤ搬送装置27の適切な制御を可能にする。
さらに、スライドエレメント89には、溶接ワイヤ13のための通路90を形成し、検出装置85またはその一部に配置される。スライドエレメント89には、凹所91が形成され、これは、ロータリエンコーダ87のローラ88が凹所91と係合可能であり、溶接ワイヤ13が挿入されると、これに接触できるように設計される。こうして凹所91は、少なくとも溶接ワイヤ13の通路90まで延びている。溶接ワイヤ13とのローラ88の接触を改善するため、好ましくは、凹所91を溶接ワイヤ13の通路90の中心まで形成することが必要になる。
装置85のハウジング86は、好ましくは、少なくとも2つの部品で構成され、ハウジング86が開いた状態で、ロータリエンコーダ87をハウジング86の中に容易に挿入でき、そしてハウジングの両部品が閉じられるようにしている。好ましい方法では、ハウジング86、またはハウジング86の2つの部品は、ロータリエンコーダ87がローラ88とともにハウジング86から突出して、可能性ある汚染から保護されるように構成される。ロータリエンコーダ87は、好ましくは、ハウジング86の少なくとも1つの部品と堅固に連結されて、そして搭載、特に、弾性的に搭載され、ハウジング86の他方の部品に対して移動可能となっている。さらに、ハウジング86の2つの部品は、突起92を備え、これにスプリング93が装着可能である。こうしてハウジング86の2つの部品は、スプリング93によって閉じられ、そして閉じた状態で保持することができる。

ローラ88は、例えば、溶接ワイヤ13のための溝を備え、搬送速度の検出の際、溶接ワイヤ13がローラ88によって案内されるようにしている。凹所91により、溶接ワイヤ13は、実際には、ローラ88が溶接ワイヤ13と接触する領域では案内されずに、例えば、片側に配置されたスライドエレメント89またはローラ88に設けた溝によってのみ、案内することができる。ローラ88は、必ずしも溶接ワイヤ13のための溝を持つ必要がなく、その表面に対して円滑になるように設計することも可能である。溶接ワイヤ13に対するローラ88の滑りを可能な限り小さくするために、ローラ88は、溶接ワイヤ13の材料と比べて、より低い滑り特性を持つ材料で製作することができる。
さらに、例えば、電気接触エレメントをハウジング86の2つの部品に配置して、ハウジングが閉じた状態で、溶接ワイヤ13がハウジング86を通って延びているか否か、そして活動中か非活動状態かをそれぞれ認識することも可能である。こうして溶接ワイヤ13の搬送速度を検出する装置85は、溶接ワイヤ13が存在していない場合に停止して、溶接ワイヤ13が挿入されている場合に動作することが可能になる。
溶接機械または溶接装置の概略図である。 本発明に係る溶接ワイヤ搬送装置の一実施形態の図である。 本発明に係る溶接ワイヤ搬送装置の一実施形態の図である。 本発明に係る溶接ワイヤ搬送装置の一実施形態の図である。 装着した中間部品を持つ駆動ローラの斜視図である。 図5の駆動ローラおよび中間部品を通過する断面図である。 本発明に係る張力付与システムの一実施形態の斜視図である。 図7の張力付与システムを通過する断面図である。 押圧ローラ領域でワイヤ搬送装置の一部を通過する断面図である。 ワイヤ搬送装置の挿入機構の一実施形態の簡略化した概略図である。 ワイヤ搬送装置の挿入機構の一実施形態の簡略化した概略図である。 駆動ローラおよび押圧ローラで構成され、溶接ワイヤを搬送するために用いられるローラ対についての自己センタリング手段の種々の実施形態を示す。 駆動ローラおよび押圧ローラで構成され、溶接ワイヤを搬送するために用いられるローラ対についての自己センタリング手段の種々の実施形態を示す。 駆動ローラおよび押圧ローラで構成され、溶接ワイヤを搬送するために用いられるローラ対についての自己センタリング手段の種々の実施形態を示す。 駆動ローラおよび押圧ローラで構成され、溶接ワイヤを搬送するために用いられるローラ対についての自己センタリング手段の種々の実施形態を示す。 溶接ワイヤの搬送速度を検出する装置の一実施形態の図である。 溶接ワイヤの搬送速度を検出する装置の一実施形態の図である。

Claims (5)

  1. 溶接ワイヤ(13)を搬送するための装置(27)であって、
    溶接ワイヤ(13)を搬送する駆動ローラ(32)と、
    駆動ローラ(32)に対して対向配置され、溶接ワイヤ(13)を駆動ローラ(32)に向けて押圧するための押圧ローラ(31)と、
    押圧ローラ(31)を旋回可能に支持するための押圧レバー(29)と、
    押圧レバー(29)に圧力を印加するための張力ブラケット(37)と、
    張力ブラケット(37)が押圧レバー(29)に印加する圧力を調整するための圧力調整手段(41)とを備え、
    該圧力調整手段(41)は、ねじ(62)が形成された連結ロッド(58)と、
    ねじ(62)と螺合する調整ディスク(60)と、
    調整ディスク(60)によって圧縮される圧縮ばね(59)とを含み、
    張力ブラケット(37)の一端は、連結ロッド(58)と旋回可能に連結されており、
    張力ブラケット(37)の他端には、孔(38)が設けられ、
    押圧レバー(29)には、張力ブラケット(37)の孔(38)と係合可能な固定ピン(39)が設けられ、
    押圧レバー(29)には、張力ブラケット(37)が旋回して固定ピン(39)と係合したときに突き当たるストップエレメント(40)が設けられ、
    張力ブラケット(37)を回転操作することにより、連結ロッド(58)が回転し、調整ディスク(60)が変位し、調整ディスク(60)の変位量に応じて、圧縮ばね(59)が発生する圧力および、押圧レバー(29)への印加圧力が調整可能であることを特徴とする搬送装置(27)。
  2. 押圧レバー(29)は、ガイドピン(35)によって旋回可能に搭載されていることを特徴とする請求項1記載の搬送装置(27)。
  3. 圧力調整手段(41)には、溶接ワイヤ(13)の通過のための通路(34)が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の搬送装置(27)。
  4. 調整ディスク(60)は、印加力をスケール上で読み取るためのインジケータとして機能することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の搬送装置(27)。
  5. 押圧ローラ(31)は、押圧レバー(29)に着脱自在に設けられたピン(36)を介して回転可能に搭載されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の搬送装置(27)。
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