JP2902536B2 - 溶接用ワイヤ送給装置 - Google Patents
溶接用ワイヤ送給装置Info
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- JP2902536B2 JP2902536B2 JP7953593A JP7953593A JP2902536B2 JP 2902536 B2 JP2902536 B2 JP 2902536B2 JP 7953593 A JP7953593 A JP 7953593A JP 7953593 A JP7953593 A JP 7953593A JP 2902536 B2 JP2902536 B2 JP 2902536B2
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- wall
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイル状に巻回されたア
ーク溶接用ワイヤを巻き解いて送給する溶接用ワイヤ送
給装置に関する。
ーク溶接用ワイヤを巻き解いて送給する溶接用ワイヤ送
給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶接用ワイヤ送給装置において
は、主としてスプール又はリール等の巻き枠に巻き付け
られた10kg以上の細径アーク溶接用ワイヤをこの巻
き枠と共に回転軸に装着し、その外側に配置されたモー
ター及びローラーを使用してアーク溶接用ワイヤを送給
している。
は、主としてスプール又はリール等の巻き枠に巻き付け
られた10kg以上の細径アーク溶接用ワイヤをこの巻
き枠と共に回転軸に装着し、その外側に配置されたモー
ター及びローラーを使用してアーク溶接用ワイヤを送給
している。
【0003】近年、半自動溶接等でワイヤ送給装置の移
動を伴う作業では、溶接者の高齢化等の理由から、ワイ
ヤ送給装置にはアーク溶接用ワイヤを搭載した状態での
総重量を軽量化し、送給装置全体を小型化することが要
求されている。
動を伴う作業では、溶接者の高齢化等の理由から、ワイ
ヤ送給装置にはアーク溶接用ワイヤを搭載した状態での
総重量を軽量化し、送給装置全体を小型化することが要
求されている。
【0004】また、ワイヤの巻き枠の置き場所が必要で
あると共に、ワイヤの巻き枠が樹脂製であるため、使用
後に廃却のために焼却しようとすると、環境を悪化させ
てしまうため、廃却が困難である。更に、この巻き枠の
廃却のために資源を無駄にしている。
あると共に、ワイヤの巻き枠が樹脂製であるため、使用
後に廃却のために焼却しようとすると、環境を悪化させ
てしまうため、廃却が困難である。更に、この巻き枠の
廃却のために資源を無駄にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の溶接用
ワイヤ送給装置においては、ワイヤ巻き枠が樹脂製のス
プール又はリールであり、使用後、廃却しにくいという
難点がある。また、この巻き枠を準備しておくために、
広い置き場所が必要である等の問題点がある。更に、巻
き枠を廃却するため、焼却すると環境を悪化させると共
に、資源の無駄が生じてしまう。また、ワイヤの装着部
と送給部とが分離して構成されているため、小型化及び
軽量化が困難であるという問題点もある。
ワイヤ送給装置においては、ワイヤ巻き枠が樹脂製のス
プール又はリールであり、使用後、廃却しにくいという
難点がある。また、この巻き枠を準備しておくために、
広い置き場所が必要である等の問題点がある。更に、巻
き枠を廃却するため、焼却すると環境を悪化させると共
に、資源の無駄が生じてしまう。また、ワイヤの装着部
と送給部とが分離して構成されているため、小型化及び
軽量化が困難であるという問題点もある。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、ワイヤ巻き枠を使用せず、その廃却及び環
境悪化の問題が回避され、省資源に寄与することがで
き、また小型化及び軽量化を図ることができると共に操
作が簡単な溶接用ワイヤ送給装置を提供することを目的
とする。
のであって、ワイヤ巻き枠を使用せず、その廃却及び環
境悪化の問題が回避され、省資源に寄与することがで
き、また小型化及び軽量化を図ることができると共に操
作が簡単な溶接用ワイヤ送給装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶接用ワイ
ヤ送給装置は、溶接用ワイヤのコイルから前記ワイヤを
引き出すワイヤ送給装置において、少なくとも、平板状
底壁、円筒状内壁及びこの内壁に着脱自在に嵌合される
蓋部材を備え前記内壁の中心軸を実質的に垂直にして配
置され前記コイルが前記内壁に嵌合して前記底壁上に載
置されるコイルケースと、このコイルケースを回動自在
に支持する支持装置と、前記ワイヤを実質的に水平方向
に引き出す引き出し手段とを有する。
ヤ送給装置は、溶接用ワイヤのコイルから前記ワイヤを
引き出すワイヤ送給装置において、少なくとも、平板状
底壁、円筒状内壁及びこの内壁に着脱自在に嵌合される
蓋部材を備え前記内壁の中心軸を実質的に垂直にして配
置され前記コイルが前記内壁に嵌合して前記底壁上に載
置されるコイルケースと、このコイルケースを回動自在
に支持する支持装置と、前記ワイヤを実質的に水平方向
に引き出す引き出し手段とを有する。
【0008】そして、本願第1発明は、前記内壁の上端
縁が傾斜しており、前記蓋部材は前記内壁の上端縁に接
触する接触部を有することを特徴とする。
縁が傾斜しており、前記蓋部材は前記内壁の上端縁に接
触する接触部を有することを特徴とする。
【0009】また、本願第2発明は、前記引き出し手段
が、前記コイルケース内のコイルから引き出されたワイ
ヤを加圧状態で挟みその回転により送り出す送給ローラ
と、前記ワイヤを矯正する矯正ローラと、前記送給ロー
ラの加圧解除及び前記矯正ローラのワイヤ走行域からの
退避と前記送給ローラの加圧及び前記矯正ローラのワイ
ヤ走行域への進入とのいずれか一方の状態を選択する操
作レバーとを有することを特徴とする。
が、前記コイルケース内のコイルから引き出されたワイ
ヤを加圧状態で挟みその回転により送り出す送給ローラ
と、前記ワイヤを矯正する矯正ローラと、前記送給ロー
ラの加圧解除及び前記矯正ローラのワイヤ走行域からの
退避と前記送給ローラの加圧及び前記矯正ローラのワイ
ヤ走行域への進入とのいずれか一方の状態を選択する操
作レバーとを有することを特徴とする。
【0010】更に、本願第3発明は、溶接電源に接続さ
れた溶接ケーブル並びに制御ケーブル及びガスホースが
全てまとめられた一線方式のケーブルと、このケーブル
とワイヤ送給装置本体とをネジ結合により連結する一体
式コネクターとを有することを特徴とする。
れた溶接ケーブル並びに制御ケーブル及びガスホースが
全てまとめられた一線方式のケーブルと、このケーブル
とワイヤ送給装置本体とをネジ結合により連結する一体
式コネクターとを有することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明においては、図1に示すように、少なく
とも平板状底壁1及び円筒状内壁2を有するコイルケー
ス10を使用する。図1において、(a)は平面図、
(b)は正面図である。この場合に、コイルケース10
は円筒状の外壁3を備えていても良い。そして、このコ
イルケース10を、その内壁2の中心軸が実質的に垂直
になるように配置し、このコイルケース10内にフラッ
クス入り溶接ワイヤ又はソリッドワイヤのコイル4(図
2参照)を内壁2に嵌合して底壁1上に載置する。そし
て、コイルケース10を従動状態にし、又は回転駆動し
つつ、引き出し手段により前記コイルから前記溶接ワイ
ヤを実質的に水平方向に引き出す。この場合に、図2に
示すように、コイル4はバンド5a又はシュリンクフィ
ルム5bにより結束して包装されたものとしても良い。
これにより、コイル4をコイルケース10に装着する際
の作業が容易になる。このバンド5a又はシュリンクフ
ィルム5bは、コイル4がコイルケース10内に装着さ
れた後、コイル4から開放される。
とも平板状底壁1及び円筒状内壁2を有するコイルケー
ス10を使用する。図1において、(a)は平面図、
(b)は正面図である。この場合に、コイルケース10
は円筒状の外壁3を備えていても良い。そして、このコ
イルケース10を、その内壁2の中心軸が実質的に垂直
になるように配置し、このコイルケース10内にフラッ
クス入り溶接ワイヤ又はソリッドワイヤのコイル4(図
2参照)を内壁2に嵌合して底壁1上に載置する。そし
て、コイルケース10を従動状態にし、又は回転駆動し
つつ、引き出し手段により前記コイルから前記溶接ワイ
ヤを実質的に水平方向に引き出す。この場合に、図2に
示すように、コイル4はバンド5a又はシュリンクフィ
ルム5bにより結束して包装されたものとしても良い。
これにより、コイル4をコイルケース10に装着する際
の作業が容易になる。このバンド5a又はシュリンクフ
ィルム5bは、コイル4がコイルケース10内に装着さ
れた後、コイル4から開放される。
【0012】本発明においては、内壁の上端縁が傾斜し
ており、蓋部材が前記内壁の上端縁に接触する接触部を
有しているので、この蓋部材を内壁に装着し易い。ま
た、上端縁が傾斜しているので、ワイヤを水平方向に引
き出す際に、ワイヤが蓋部材と内壁との嵌合部にワイヤ
が食い込むことはない。そして、この蓋部材により、コ
イルの巻解き中のワイヤの跳ね上がりを防止することが
できる。
ており、蓋部材が前記内壁の上端縁に接触する接触部を
有しているので、この蓋部材を内壁に装着し易い。ま
た、上端縁が傾斜しているので、ワイヤを水平方向に引
き出す際に、ワイヤが蓋部材と内壁との嵌合部にワイヤ
が食い込むことはない。そして、この蓋部材により、コ
イルの巻解き中のワイヤの跳ね上がりを防止することが
できる。
【0013】また、引き出し手段として、送給用ローラ
及び矯正ローラ部を設け、一つの操作レバーにより送給
ローラの加圧及び解除、並びに矯正の入り及び解除を可
能とすることにより、矯正ローラ、送給ローラ及びトー
チへのワイヤのセット及び挿入をワンタッチの簡易操作
で行うことができる。従来、先ず矯正ローラを解放して
からワイヤを矯正ローラに挿入し、ワイヤを矯正ローラ
にセットした後、送給ローラと一対になっている加圧ロ
ーラを解除して、ワイヤをセットし、加圧ローラを入れ
る。従来はこのように2回の操作が必要であるが、請求
項2に記載のように構成することにより、操作レバーの
1回の操作でワイヤのセット及び挿入を行うことができ
る。
及び矯正ローラ部を設け、一つの操作レバーにより送給
ローラの加圧及び解除、並びに矯正の入り及び解除を可
能とすることにより、矯正ローラ、送給ローラ及びトー
チへのワイヤのセット及び挿入をワンタッチの簡易操作
で行うことができる。従来、先ず矯正ローラを解放して
からワイヤを矯正ローラに挿入し、ワイヤを矯正ローラ
にセットした後、送給ローラと一対になっている加圧ロ
ーラを解除して、ワイヤをセットし、加圧ローラを入れ
る。従来はこのように2回の操作が必要であるが、請求
項2に記載のように構成することにより、操作レバーの
1回の操作でワイヤのセット及び挿入を行うことができ
る。
【0014】更に、溶接電源とワイヤ送給装置との間の
溶接ケーブル、制御ケーブル及びガスホースをまとめた
一線方式の2次ケーブルとし、この2次ケーブルとワイ
ヤ送給装置との接続を互いにネジ結合により連結しあう
一体式コネクターを具備することにより、ケーブルとワ
イヤ送給装置の接合が容易になる。従来は、溶接ケーブ
ル、制御ケーブル(2本)及びガスホースの計4本のケ
ーブル及びホースを接続する必要があり、手間がかかっ
た。しかし、本願発明の請求項3に記載のように構成す
ることにより、ワイヤ送給装置本体とケーブルとの接続
が極めて簡便になる。
溶接ケーブル、制御ケーブル及びガスホースをまとめた
一線方式の2次ケーブルとし、この2次ケーブルとワイ
ヤ送給装置との接続を互いにネジ結合により連結しあう
一体式コネクターを具備することにより、ケーブルとワ
イヤ送給装置の接合が容易になる。従来は、溶接ケーブ
ル、制御ケーブル(2本)及びガスホースの計4本のケ
ーブル及びホースを接続する必要があり、手間がかかっ
た。しかし、本願発明の請求項3に記載のように構成す
ることにより、ワイヤ送給装置本体とケーブルとの接続
が極めて簡便になる。
【0015】ワイヤの引き出し方法としては、コイルを
コイルケースと共にその垂直軸の周りに従動的に又は強
制的に回転させつつ、このコイルからワイヤを引き出
す。このため、ワイヤの引き出し方向を可及的に一定に
するため、ワイヤを水平方向に引き出す。また、コイル
ケースはその内壁の中心軸が実質的に垂直になるように
配置し、内壁及び底壁からなるコイルケースを、コイル
と共に、このコイルから引き出された溶接ワイヤに引っ
張られて回転する方向に従動回転させるか、又はこの方
向に回転駆動する。
コイルケースと共にその垂直軸の周りに従動的に又は強
制的に回転させつつ、このコイルからワイヤを引き出
す。このため、ワイヤの引き出し方向を可及的に一定に
するため、ワイヤを水平方向に引き出す。また、コイル
ケースはその内壁の中心軸が実質的に垂直になるように
配置し、内壁及び底壁からなるコイルケースを、コイル
と共に、このコイルから引き出された溶接ワイヤに引っ
張られて回転する方向に従動回転させるか、又はこの方
向に回転駆動する。
【0016】なお、コイルがワイヤをコイル幅方向に一
列に巻回し、次いでその上にワイヤをコイル幅方向に巻
回していくというように、コイル径が徐々に太っていく
ように巻回して製造されている場合には、コイルの内側
部分、即ち内壁2側の部分から溶接ワイヤを実質的に水
平方向に引き出すのが好ましい。これにより、整然とコ
イルを巻き解くことができる。
列に巻回し、次いでその上にワイヤをコイル幅方向に巻
回していくというように、コイル径が徐々に太っていく
ように巻回して製造されている場合には、コイルの内側
部分、即ち内壁2側の部分から溶接ワイヤを実質的に水
平方向に引き出すのが好ましい。これにより、整然とコ
イルを巻き解くことができる。
【0017】また、コイルの内側からワイヤを引き出す
機構はコイルの外側からワイヤを引き出す機構に比して
簡単に構成することができる。このため、ワイヤ送給装
置を更に小型化し、軽量化することができる。
機構はコイルの外側からワイヤを引き出す機構に比して
簡単に構成することができる。このため、ワイヤ送給装
置を更に小型化し、軽量化することができる。
【0018】なお、溶接作業の現場近傍で溶接条件の調
整等を簡便に行うことができるように、溶接電流、アー
ク電圧、ワイヤインチングを含む送給モータの回転、ガ
スチェックを含むガス電磁弁の開閉を遠隔制御する制御
手段を設けることが好ましい。
整等を簡便に行うことができるように、溶接電流、アー
ク電圧、ワイヤインチングを含む送給モータの回転、ガ
スチェックを含むガス電磁弁の開閉を遠隔制御する制御
手段を設けることが好ましい。
【0019】また、ワイヤ送給装置の移動を容易にする
ため、2次側ケーブルとして、溶接電源と送給装置とを
結ぶパワーケーブル、制御ケーブル及びガスホースを1
本にまとめたものとし、この1本の2次側ケーブルを一
体式コネクタ等の接続手段によりワイヤ送給装置に接続
できるようにすることが好ましい。
ため、2次側ケーブルとして、溶接電源と送給装置とを
結ぶパワーケーブル、制御ケーブル及びガスホースを1
本にまとめたものとし、この1本の2次側ケーブルを一
体式コネクタ等の接続手段によりワイヤ送給装置に接続
できるようにすることが好ましい。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0021】図3は本発明の実施例に係るワイヤ送給装
置を示す平面図、図4はその正面図、図5はその側面図
である。本実施例においては、装置全体を収納するハウ
ジングが下部ハウジング42と上部ハウジング41とに
分割され、上部ハウジング41が下部ハウジング42上
に載置されるようになっている。そして、下部ハウジン
グ42内には、そのほぼ半分のスペースに、コイルケー
ス10が筒状の内壁2の中心軸を垂直に設置されてい
る。このコイルケース10の内壁2の外側に、底壁1及
び外壁3を有する。内壁2及び外壁3は同心状に配置さ
れている。そして、コイルケース10の上部開口部を覆
うようにして、円筒状の回転蓋40が配置されている。
この回転蓋40は上部ハウジング41に、回転可能に取
り付けられている。これにより、上部ハウジング41を
取り外すと、回転蓋40も同時にコイルケース10から
離脱し、コイルの着脱が可能となる。その後、上部ハウ
ジング41を下部ハウジング42上に載置することによ
り、回転蓋40がコイルケース10を覆うように配置さ
れる。
置を示す平面図、図4はその正面図、図5はその側面図
である。本実施例においては、装置全体を収納するハウ
ジングが下部ハウジング42と上部ハウジング41とに
分割され、上部ハウジング41が下部ハウジング42上
に載置されるようになっている。そして、下部ハウジン
グ42内には、そのほぼ半分のスペースに、コイルケー
ス10が筒状の内壁2の中心軸を垂直に設置されてい
る。このコイルケース10の内壁2の外側に、底壁1及
び外壁3を有する。内壁2及び外壁3は同心状に配置さ
れている。そして、コイルケース10の上部開口部を覆
うようにして、円筒状の回転蓋40が配置されている。
この回転蓋40は上部ハウジング41に、回転可能に取
り付けられている。これにより、上部ハウジング41を
取り外すと、回転蓋40も同時にコイルケース10から
離脱し、コイルの着脱が可能となる。その後、上部ハウ
ジング41を下部ハウジング42上に載置することによ
り、回転蓋40がコイルケース10を覆うように配置さ
れる。
【0022】下部ハウジング42の底部上には台座44
がベアリングを介して回転可能に設置されており、コイ
ルケース10はこの台座44上に設置されている。図6
は、コイルケース及び回転蓋40の構造を示す断面図で
あり、図6中○Aで示す部分を図6に併せて拡大して示
す。コイルケース10の内壁2の上端縁はその内面側か
ら外面側に向けて低くなるように傾斜し、傾斜面48が
形成されている。一方、蓋部材としての回転蓋40は円
板状の上蓋45と、上蓋45の周縁部で垂直に起立する
脚部47とから構成されている。そして、上蓋45及び
脚部47の径は夫々外壁3及び内壁2と径と略同一であ
る。脚部47の下端面の周縁部は、下端面の外周縁側に
向けて突出するようにその断面が傾斜しており、これに
より脚部47の下端面周縁部にコイルケース10の内壁
2の上端縁の傾斜面48に嵌合する嵌合部49が設けら
れている。このように、蓋40の嵌合部49をコイルケ
ース10の内壁2の傾斜面に嵌合させるだけで蓋40を
コイルケース10に対して位置ずれなく容易に装着する
ことができる。なお、内壁2の傾斜面48は内壁2の外
面側が高く、内面側が低くなるように、図6の場合と逆
に傾斜していても良い。
がベアリングを介して回転可能に設置されており、コイ
ルケース10はこの台座44上に設置されている。図6
は、コイルケース及び回転蓋40の構造を示す断面図で
あり、図6中○Aで示す部分を図6に併せて拡大して示
す。コイルケース10の内壁2の上端縁はその内面側か
ら外面側に向けて低くなるように傾斜し、傾斜面48が
形成されている。一方、蓋部材としての回転蓋40は円
板状の上蓋45と、上蓋45の周縁部で垂直に起立する
脚部47とから構成されている。そして、上蓋45及び
脚部47の径は夫々外壁3及び内壁2と径と略同一であ
る。脚部47の下端面の周縁部は、下端面の外周縁側に
向けて突出するようにその断面が傾斜しており、これに
より脚部47の下端面周縁部にコイルケース10の内壁
2の上端縁の傾斜面48に嵌合する嵌合部49が設けら
れている。このように、蓋40の嵌合部49をコイルケ
ース10の内壁2の傾斜面に嵌合させるだけで蓋40を
コイルケース10に対して位置ずれなく容易に装着する
ことができる。なお、内壁2の傾斜面48は内壁2の外
面側が高く、内面側が低くなるように、図6の場合と逆
に傾斜していても良い。
【0023】このコイルケース10の外壁3の外側に、
ワイヤ送給用モータ12が配置されている。このワイヤ
送給モータ12の回転駆動力は減速機14を介して送給
ローラ15aに伝達される。
ワイヤ送給用モータ12が配置されている。このワイヤ
送給モータ12の回転駆動力は減速機14を介して送給
ローラ15aに伝達される。
【0024】また、装置上部には、1対の送給ローラ1
5aと加圧ローラ15bがその回転軸を垂直にして配置
されており、この送給ローラ15aの近傍にはワイヤ矯
正器17が配置されている。そして、コイルケース10
とワイヤ矯正器17との間には、ワイヤの入線及び出線
を案内するガイド16aが配置されている。また、矯正
器17と送給ローラ15aとの間にも、ガイド16bが
配置されている。そして、コイルケース10に装着され
たコイルから巻き解かれた溶接用ワイヤは、先ずガイド
16aに案内され、矯正器17及びガイド16bを経て
送給ローラ15a及び加圧ローラ15bに導入される。
5aと加圧ローラ15bがその回転軸を垂直にして配置
されており、この送給ローラ15aの近傍にはワイヤ矯
正器17が配置されている。そして、コイルケース10
とワイヤ矯正器17との間には、ワイヤの入線及び出線
を案内するガイド16aが配置されている。また、矯正
器17と送給ローラ15aとの間にも、ガイド16bが
配置されている。そして、コイルケース10に装着され
たコイルから巻き解かれた溶接用ワイヤは、先ずガイド
16aに案内され、矯正器17及びガイド16bを経て
送給ローラ15a及び加圧ローラ15bに導入される。
【0025】図7及び図8は、送給ローラ15a、加圧
ローラ15b及び矯正器17の詳細を示す平面図であ
る。図7は加圧及び矯正状態を示す図、図8は加圧及び
矯正が解除された状態を示す図である。送給ローラ15
aはその軸を垂直にして架台に設置されており、L字型
のレバー56がその基端部で支点54により垂直軸の周
りに揺動可能に設置されている。そして、このレバー5
6の一方の尖端部には軸55を介して加圧ローラ15b
が設置されており、他方の尖端部には圧縮バネ52が連
結されている。また、レバー51とレバー56とは連結
軸53により回転自在に支持されている。そして、この
レバー51には操作レバー50が取付けられている。
ローラ15b及び矯正器17の詳細を示す平面図であ
る。図7は加圧及び矯正状態を示す図、図8は加圧及び
矯正が解除された状態を示す図である。送給ローラ15
aはその軸を垂直にして架台に設置されており、L字型
のレバー56がその基端部で支点54により垂直軸の周
りに揺動可能に設置されている。そして、このレバー5
6の一方の尖端部には軸55を介して加圧ローラ15b
が設置されており、他方の尖端部には圧縮バネ52が連
結されている。また、レバー51とレバー56とは連結
軸53により回転自在に支持されている。そして、この
レバー51には操作レバー50が取付けられている。
【0026】矯正器17のローラ17a、17bは溶接
ワイヤWの通過域の一方の側にその位置を固定して回転
可能に設けられており、また、ローラ17cは溶接ワイ
ヤWの通過域の他方の側に配設されている。このローラ
17cはレバー51に回転可能に取付けられており、レ
バー51の回転によりローラ17a、17bの中間位置
に進出し、又は退避することができる。レバー50は、
図7に示すように時計方向に回転させるとレバー51を
介してレバー56の連結点53をバネ52の付勢力によ
り、その位置にロックするようになっている。そして、
図8に示すように、レバー50を反時計方向に回転させ
ると、レバー50のロックが外れ、レバー56はバネ5
2の付勢力に抗して圧縮して反時計方向に回転する。
ワイヤWの通過域の一方の側にその位置を固定して回転
可能に設けられており、また、ローラ17cは溶接ワイ
ヤWの通過域の他方の側に配設されている。このローラ
17cはレバー51に回転可能に取付けられており、レ
バー51の回転によりローラ17a、17bの中間位置
に進出し、又は退避することができる。レバー50は、
図7に示すように時計方向に回転させるとレバー51を
介してレバー56の連結点53をバネ52の付勢力によ
り、その位置にロックするようになっている。そして、
図8に示すように、レバー50を反時計方向に回転させ
ると、レバー50のロックが外れ、レバー56はバネ5
2の付勢力に抗して圧縮して反時計方向に回転する。
【0027】この送給ローラ15の更に下流側には溶接
トーチ18(図11参照)が配置されている。そして、
溶接トーチに接続されたパワーケーブル80及びガス電
磁弁46を経由したガスホース81は、下部ハウジング
42に設けられた接続部21まで導出されて接続されて
いる。この接続部21にはハウジング外部で、2次ケー
ブル22が接続されるようになっている。
トーチ18(図11参照)が配置されている。そして、
溶接トーチに接続されたパワーケーブル80及びガス電
磁弁46を経由したガスホース81は、下部ハウジング
42に設けられた接続部21まで導出されて接続されて
いる。この接続部21にはハウジング外部で、2次ケー
ブル22が接続されるようになっている。
【0028】図9はこの一線式2次ケーブル22の尖端
部に装着されたコネクタ60を示す断面図である。この
コネクタ60の内部にはガス通路62が設けられてお
り、更に、コネクタ60の尖端にはガスカプラ63aが
設けられている。また、コネクタ60内には溶接ケーブ
ル64及び制御ケーブル65が配線されており、そのコ
ネクタ尖端には、制御ケーブルコネクタ66aと溶接ケ
ーブルコネクタ67aとが設けられている。
部に装着されたコネクタ60を示す断面図である。この
コネクタ60の内部にはガス通路62が設けられてお
り、更に、コネクタ60の尖端にはガスカプラ63aが
設けられている。また、コネクタ60内には溶接ケーブ
ル64及び制御ケーブル65が配線されており、そのコ
ネクタ尖端には、制御ケーブルコネクタ66aと溶接ケ
ーブルコネクタ67aとが設けられている。
【0029】このコネクタ60は、図11に示すよう
に、ワイヤ送給装置70に接続される。ワイヤ送給装置
70に設置されたコネクタ61は、図10に示すよう
に、ガスカプラ63aに係合するガスカプラ63bと、
制御ケーブルコネクタ66aに連結されるコネクタ66
bと、溶接ケーブルコネクタ67aに連結されるコネク
タ67bとから構成されている。これにより、一線式2
次ケーブル22のコネクタ60をワイヤ送給装置70の
コネクタ61に連結すると、そのガスホース、溶接ケー
ブル及び制御ケーブルがワイヤ送給装置70内の対応す
るホース及びケーブルに接続される。
に、ワイヤ送給装置70に接続される。ワイヤ送給装置
70に設置されたコネクタ61は、図10に示すよう
に、ガスカプラ63aに係合するガスカプラ63bと、
制御ケーブルコネクタ66aに連結されるコネクタ66
bと、溶接ケーブルコネクタ67aに連結されるコネク
タ67bとから構成されている。これにより、一線式2
次ケーブル22のコネクタ60をワイヤ送給装置70の
コネクタ61に連結すると、そのガスホース、溶接ケー
ブル及び制御ケーブルがワイヤ送給装置70内の対応す
るホース及びケーブルに接続される。
【0030】図11に示すように、ワイヤ送給装置70
はコネクタ60を介して接続された一線式2次ケーブル
22により溶接電源71及びシールドガスボンベに接続
されている。そして、ワイヤ送給装置70には、溶接ト
ーチ18が接続されており、ワイヤ送給装置70から送
出された溶接ワイヤは溶接トーチ18を介してアーク溶
接部に送給される。
はコネクタ60を介して接続された一線式2次ケーブル
22により溶接電源71及びシールドガスボンベに接続
されている。そして、ワイヤ送給装置70には、溶接ト
ーチ18が接続されており、ワイヤ送給装置70から送
出された溶接ワイヤは溶接トーチ18を介してアーク溶
接部に送給される。
【0031】また、下部ハウジング42の内部には、リ
モコンボックス23が配設されており、このリモコンボ
ックス23には、溶接電流調整器24、アーク電圧調整
器25及びワイヤインチングスイッチ26が設けられて
いる。
モコンボックス23が配設されており、このリモコンボ
ックス23には、溶接電流調整器24、アーク電圧調整
器25及びワイヤインチングスイッチ26が設けられて
いる。
【0032】次に、このように構成されたワイヤ送給装
置の動作について説明する。先ず、溶接ワイヤのコイル
を裸のまま、コイルケース10に装着する。そして、コ
イル中心側から溶接ワイヤを引き出し、ガイド16a内
を挿通させて、矯正器17を経て、更にガイド16bを
挿通して送給ローラ15aに導入する。そして、溶接ワ
イヤをこの送給ローラ15aから溶接トーチ18に与え
る。
置の動作について説明する。先ず、溶接ワイヤのコイル
を裸のまま、コイルケース10に装着する。そして、コ
イル中心側から溶接ワイヤを引き出し、ガイド16a内
を挿通させて、矯正器17を経て、更にガイド16bを
挿通して送給ローラ15aに導入する。そして、溶接ワ
イヤをこの送給ローラ15aから溶接トーチ18に与え
る。
【0033】このワイヤの初期セッティングが完了した
後、上部ハウジング41を下部ハウジング42上に載置
して上部ハウジング41に一体となった回転蓋40をコ
イルケース10上で閉じる。蓋40の上部蓋45はコイ
ルケース10の内壁2上に載置されるが、上部蓋45に
は脚部47が設けられているので、上部蓋45とコイル
ケース10との間には隙間が生じ、この隙間を介して溶
接ワイヤを外部に引き出すことができる。そして、送給
モータ12を回転駆動すると、減速機14を介して回転
駆動力が送給ローラ15に伝達され、送給ローラ15a
が回転を開始する。これにより、コイルケース10に装
着されたコイルから溶接コイルが巻解かれて、水平方向
に移動して、送給ローラ15の手前に配置された矯正機
17によりワイヤの巻癖が矯正され、真直になった後、
送給ローラ15aを経て、溶接トーチ18に供給され
る。また、コイルから溶接ワイヤが巻解かれることによ
り、コイル自体がコイルケース10と共に回転し、巻解
き動作を円滑にする。一方、溶接条件は下部ハウジング
42に設けたリモコンボックス23の各調整器24〜2
6により行う。
後、上部ハウジング41を下部ハウジング42上に載置
して上部ハウジング41に一体となった回転蓋40をコ
イルケース10上で閉じる。蓋40の上部蓋45はコイ
ルケース10の内壁2上に載置されるが、上部蓋45に
は脚部47が設けられているので、上部蓋45とコイル
ケース10との間には隙間が生じ、この隙間を介して溶
接ワイヤを外部に引き出すことができる。そして、送給
モータ12を回転駆動すると、減速機14を介して回転
駆動力が送給ローラ15に伝達され、送給ローラ15a
が回転を開始する。これにより、コイルケース10に装
着されたコイルから溶接コイルが巻解かれて、水平方向
に移動して、送給ローラ15の手前に配置された矯正機
17によりワイヤの巻癖が矯正され、真直になった後、
送給ローラ15aを経て、溶接トーチ18に供給され
る。また、コイルから溶接ワイヤが巻解かれることによ
り、コイル自体がコイルケース10と共に回転し、巻解
き動作を円滑にする。一方、溶接条件は下部ハウジング
42に設けたリモコンボックス23の各調整器24〜2
6により行う。
【0034】なお、送給用ローラ15a及び矯正ローラ
17a〜17cにおいては、一つの操作レバー50の操
作により送給ローラの加圧入り及び解除、並びに矯正の
入り及び解除が可能となる機構を説明する。
17a〜17cにおいては、一つの操作レバー50の操
作により送給ローラの加圧入り及び解除、並びに矯正の
入り及び解除が可能となる機構を説明する。
【0035】図8に示すように、操作レバー50を解放
位置にセットすれば、矯正ローラ及び加圧ローラの両方
が解除され、ワイヤを挿入可能となるのでこの状態でワ
イヤを矯正ローラ17a〜17c及び送給ローラ15a
に挿入する。その後、図7に示すように、操作レバー5
0を回転して、加圧入りを経由して、矯正入りの位置に
セットする。これにより、矯正ローラ、送給ローラ、ト
ーチへのワイヤのセットティング及び挿入がワンタッチ
の簡易操作でできる。
位置にセットすれば、矯正ローラ及び加圧ローラの両方
が解除され、ワイヤを挿入可能となるのでこの状態でワ
イヤを矯正ローラ17a〜17c及び送給ローラ15a
に挿入する。その後、図7に示すように、操作レバー5
0を回転して、加圧入りを経由して、矯正入りの位置に
セットする。これにより、矯正ローラ、送給ローラ、ト
ーチへのワイヤのセットティング及び挿入がワンタッチ
の簡易操作でできる。
【0036】溶接電源71とワイヤ送給装置70との間
の溶接ケーブル、制御ケーブル及びガスホースの接続
は、これらのケーブル及びホースを全てまとめた一線方
式の2次ケーブル22の端部接続部がネジ結合になった
一体コネクタ60になっており、一線式2次ケーブル2
2とワイヤ送給装置70との接続が容易にできる。な
お、ワイヤ送給装置70に、運搬用の取っ手73を設け
ることにより、持ち運びが簡単になる。
の溶接ケーブル、制御ケーブル及びガスホースの接続
は、これらのケーブル及びホースを全てまとめた一線方
式の2次ケーブル22の端部接続部がネジ結合になった
一体コネクタ60になっており、一線式2次ケーブル2
2とワイヤ送給装置70との接続が容易にできる。な
お、ワイヤ送給装置70に、運搬用の取っ手73を設け
ることにより、持ち運びが簡単になる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
溶接ワイヤのコイルをコイルケースに装着し、コイルケ
ースと共にコイルを回転させつつ溶接ワイヤを水平方向
に引き出すように構成したから、溶接ワイヤを円滑に引
き出すことができると共に、装置全体を著しく小型化
し、軽量化することができる。また、コイルをフィルム
により包装することにより、コイルケースへの装着作業
又は搬送作業が容易になる。更に、請求項1に記載の発
明においては、コイルケースを覆う蓋部材は、コイルケ
ースの内壁の上端縁に嵌合する嵌合部を有するから、蓋
部材をコイルケース上に位置ずれを生じることなく簡便
に載置することができる。更にまた、請求項2に記載の
発明は、送給ローラの加圧及び矯正ローラの進入と送給
ローラの加圧解除及び矯正ローラの退避とのいずれかの
状態を操作レバーの1操作により選択するので、操作が
極めて簡便である。更にまた、請求項3に記載の発明
は、溶接ケーブル、制御ケーブル及びガスホースを全て
まとめて一線方式のケーブルとし、またこの一線方式の
ケーブルを一体式コネクタにより接続するので、溶接作
業が極めて容易となる。なお、本発明は巻き枠を使用し
ないので、ワイヤ使用後、残材の廃却が不要であり、ま
た、広い置き場所が不要であると共に省資源になる。
溶接ワイヤのコイルをコイルケースに装着し、コイルケ
ースと共にコイルを回転させつつ溶接ワイヤを水平方向
に引き出すように構成したから、溶接ワイヤを円滑に引
き出すことができると共に、装置全体を著しく小型化
し、軽量化することができる。また、コイルをフィルム
により包装することにより、コイルケースへの装着作業
又は搬送作業が容易になる。更に、請求項1に記載の発
明においては、コイルケースを覆う蓋部材は、コイルケ
ースの内壁の上端縁に嵌合する嵌合部を有するから、蓋
部材をコイルケース上に位置ずれを生じることなく簡便
に載置することができる。更にまた、請求項2に記載の
発明は、送給ローラの加圧及び矯正ローラの進入と送給
ローラの加圧解除及び矯正ローラの退避とのいずれかの
状態を操作レバーの1操作により選択するので、操作が
極めて簡便である。更にまた、請求項3に記載の発明
は、溶接ケーブル、制御ケーブル及びガスホースを全て
まとめて一線方式のケーブルとし、またこの一線方式の
ケーブルを一体式コネクタにより接続するので、溶接作
業が極めて容易となる。なお、本発明は巻き枠を使用し
ないので、ワイヤ使用後、残材の廃却が不要であり、ま
た、広い置き場所が不要であると共に省資源になる。
【図1】本発明のコイルケースの一例を示す平面図
(a)、及び正面図(b)である。
(a)、及び正面図(b)である。
【図2】本発明のコイルの一例を示す平面図(a)、及
び正面図(b)である。
び正面図(b)である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るワイヤ送給装置を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図4】同じくその正面断面図である。
【図5】同じくその側面断面図である。
【図6】コイルケースと回転蓋の構造を示す断面図であ
る。
る。
【図7】送給ローラ及び矯正ローラの構造及び加圧時の
動作を示す平面図である。
動作を示す平面図である。
【図8】送給ローラ及び矯正ローラの構造及び加圧解除
時の動作を示す平面図である。
時の動作を示す平面図である。
【図9】二次ケーブルのコネクタを示す断面図である。
【図10】ワイヤ送給装置側に設けたコネクタを示す断
面図である。
面図である。
【図11】ワイヤ送給装置と溶接電源等を示す模式図で
ある。
ある。
1:底壁 2:内壁 3:外壁 10:コイルケース 15a:送給ローラ 15b:加圧ローラ 17:矯正器 17a〜17c:矯正ローラ 40:回転蓋 41:上部ハウジング 42:下部ハウジング 44:台座 48:嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 博之 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)発明者 西川 裕 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100番1 株式会社神戸製鋼所藤沢事業所内 (72)発明者 菅 哲男 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100番1 株式会社神戸製鋼所藤沢事業所内 (72)発明者 藤本 己子男 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100番1 株式会社神戸製鋼所藤沢事業所内 (72)発明者 吉野 勲 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100番1 株式会社神戸製鋼所藤沢事業所内 (56)参考文献 特開 平6−277846(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/12 301 B23K 9/133
Claims (3)
- 【請求項1】 溶接用ワイヤのコイルから前記ワイヤを
引き出すワイヤ送給装置において、少なくとも、平板状
底壁、円筒状内壁及びこの内壁に着脱自在に嵌合される
回転可能の蓋部材を備え前記内壁の中心軸を実質的に垂
直にして配置され前記コイルが前記内壁に嵌合して前記
底壁上に載置されるコイルケースと、このコイルケース
を回動自在に支持する支持装置と、前記ワイヤを実質的
に水平方向に引き出す引き出し手段とを有し、前記内壁
の上端縁は傾斜しており、前記蓋部材は前記内壁の上端
縁に接触する接触部を有することを特徴とする溶接用ワ
イヤ送給装置。 - 【請求項2】 溶接用ワイヤのコイルから前記ワイヤを
引き出すワイヤ送給装置において、少なくとも、平板状
底壁、円筒状内壁及びこの内壁に着脱自在に嵌合される
蓋部材を備え前記内壁の中心軸を実質的に垂直にして配
置され前記コイルが前記内壁に嵌合して前記底壁上に載
置されるコイルケースと、このコイルケースを回動自在
に支持する支持装置と、前記ワイヤを実質的に水平方向
に引き出す引き出し手段とを有し、前記引き出し手段
は、前記コイルケース内のコイルから引き出されたワイ
ヤを加圧状態で挟みその回転により送り出す送給ローラ
と、前記ワイヤを矯正する矯正ローラと、前記送給ロー
ラの加圧解除及び前記矯正ローラのワイヤ走行域からの
退避と前記送給ローラの加圧及び前記矯正ローラのワイ
ヤ走行域への進入とのいずれか一方の状態を選択する操
作レバーとを有することを特徴とする溶接用ワイヤ送給
装置。 - 【請求項3】 溶接電源に接続された溶接ケーブル並び
に制御ケーブル及びガスホースが全てまとめられた一線
方式のケーブルと、このケーブルとワイヤ送給装置本体
とをネジ結合により連結する一体式コネクターとを有す
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶接用ワイ
ヤ送給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7953593A JP2902536B2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 溶接用ワイヤ送給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7953593A JP2902536B2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 溶接用ワイヤ送給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285635A JPH06285635A (ja) | 1994-10-11 |
JP2902536B2 true JP2902536B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=13692696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7953593A Expired - Fee Related JP2902536B2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 溶接用ワイヤ送給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902536B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100811632B1 (ko) * | 2007-02-14 | 2008-03-11 | 현대로템 주식회사 | 알루미늄 용접 연결용 부재 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT500654B1 (de) * | 2004-07-09 | 2007-01-15 | Fronius Int Gmbh | Einrichtung zum fördern eines schweissdrahts |
US8723082B2 (en) | 2004-07-09 | 2014-05-13 | Fronius International Gmbh | Device for transporting a welding wire |
CN113333915B (zh) * | 2021-05-25 | 2022-11-11 | 山东世商焊材有限公司 | 一种埋弧焊送丝设备动态调节装置 |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP7953593A patent/JP2902536B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100811632B1 (ko) * | 2007-02-14 | 2008-03-11 | 현대로템 주식회사 | 알루미늄 용접 연결용 부재 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06285635A (ja) | 1994-10-11 |
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