JP4969475B2 - マイクロ波加熱装置 - Google Patents
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Description
また、複数の放射アンテナに対応する複数のマグネトロン(電磁波発生手段)を有し、電磁波発生制御手段によりマグネトロンを切替えることで放射アンテナを切替えたり、いずれの放射アンテナも出力の低下がないようにいくつかの放射アンテナから同時に電磁波を放射したりするマイクロ波加熱装置が知られている。(例えば、特許文献2参照)。
また、マグネトロン給電部に放射アンテナを設け、さらに導波管の内壁に凸部を設けてマイクロ波を広範囲に放射することでマグネトロン自身へ戻ってくるマイクロ波を減少させ、マグネトロン本体の過加熱を防止するというものがあった。(例えば、特許文献3参照)
本発明では、一方のマグネトロンが運転停止しているとき、若しくはマグネトロン温度が設定した温度よりも大きくなったときには、このマグネトロンに対応するアンテナの回転角度を事前に決定したマイクロ波の反射波が、他のマグネトロンへ入りこまない「マイクロ波流入抑制角度」で固定する事により、動作中の他のマグネトロンから放射されたマイクロ波の影響を受けることなく、前記運転停止中のマグネトロンの過加熱を防止する。
複数マグネトロンを有し、前記マグネトロンの数に対応する導波管、回転アンテナ、アンテナ回転・停止を任意に操作することのできる駆動モータを有するマイクロ波加熱装置において、運転開始より、マグネトロンに設けられている温度検知手段により得られた温度情報が、事前にテーブルにて規定した温度を上回った場合、温度が上昇したマグネトロンの運転を停止させ、アンテナを前記マイクロ波流入抑制角度で停止させる。若しくは、加熱室内に置かれた被加熱物の加熱方式により、マグネトロン温度が事前に規定した温度よりも高くない場合でも、例えば、想定を上回る温度上昇速度を示した場合、マグネトロンの運転を停止させ、マグネトロン運転停止時にはアンテナ角度を前記マイクロ波流入抑制角度とし、マグネトロンへのマイクロ波の入り込みの影響を受けないようにする。
以下、本発明を実施する最良の形態として、図1、図2、図3に示すオーブンレンジをマイクロ波加熱装置の一例として説明する。図1〜3は本発明の実施1の形態におけるマイクロ波加熱装置の一例を示す構成図であり、2個のマグネトロンと、該マグネトロンの数に対応した数の、導波管とアンテナとアンテナ駆動モータとを有する場合を示している。図1は本発明の実施の形態1におけるマイクロ波加熱装置の正面縦断面図であり、図2は本発明の実施の形態1におけるマイクロ波加熱装置の横断面図であり、図3は本発明の実施の形態1におけるマイクロ波加熱装置本体の斜視図である。
なお、アンテナ駆動モータ3はアンテナの駆動手段を構成し、信号処理部17は制御手段を構成し、マグネトロン温度検知手段24は温度検知手段を構成する。
調理者がオーブンレンジを用いてマイクロ波加熱を行う時には、調理者は加熱室5の載置台20上の皿23に被加熱物4を載置し、扉を閉じた上で図3の機能操作ボタン22にてマイクロ波加熱モードを選択し、操作パネル16にて出力値や加熱時間の設定を行い運転開始する。
図5は、導波管1a、1b内の色の濃い部分は電界強度が強いことを示しており、色が淡くなるほど電界強度は弱くなっている。
調理者は、被加熱物4を加熱室5へ挿入し、該被加熱物4の目標温度P1を機能操作ボタン22、操作パネル16を用いて設定する〔ステップS1〕。
なお、上記の場合、間欠運転に切り替えるだけでなく、マグネトロンの運転を停止するように制御してもよい。
図10は本発明の実施の形態2におけるマイクロ波加熱装置の正面の縦断面図であり、マグネトロンを3個搭載したオーブンレンジを示している。同図は一例として給電口を加熱室5下面へ幅方向中心より左右対称に2個、加熱室5上面へアンテナ室を設け、アンテナ2c、アンテナ駆動モータ3c、導波管1c、マグネトロン13cを加熱室幅方向中心に設置している。
また、図2に前記アンテナ2c、アンテナ駆動モータ3c、導波管1c、マグネトロン13cを追加した図が用いられる。図3もこの実施の形態2で用いられる。
一方、図11(b)はマグネトロンBに前記保護操作が行われた場合のシーケンスを示す。
Claims (8)
- 食品などの被加熱物を収納する加熱室と、
マイクロ波を発振する複数のマグネトロンと、
各マグネトロンに対応して設けられ、該マグネトロンによって発振されたマイクロ波を伝搬する導波管と、
各導波管に対応して設けられ、前記加熱室内へ前記導波管によって伝搬されたマイクロ波を放射するアンテナと、
各マグネトロンに対応して設けられ、該マグネトロンの温度を検知する温度検知手段と、
各アンテナに対応して設けられ、前記アンテナを回転させる駆動手段と、
これらの駆動手段及び前記マグネトロンを制御する制御手段と、を備え、
この制御手段は、前記複数の温度検知手段の内、出力が規定値を超えた温度検知手段に対応するマグネトロンの運転を停止させ、且つ該温度検知手段に対応するアンテナを、該アンテナの前記加熱室に対する放射指向性が弱くなるマイクロ波流入抑制角度まで回転させた後停止させるように前記駆動手段を制御し、
前記複数の温度検知手段の内、出力が前記規定値を超えていない温度検知手段に対応する他のマグネトロンの運転を継続させることを特徴とするマイクロ波加熱装置。 - 一方の面に開口部を備え、食品などの被加熱物を収納する加熱室と、
前記被加熱物の温度を前記加熱室の開口部を正面として前記加熱室内中心から左右に分割して検知する負荷温度検知手段と、
マイクロ波を発振する2つのマグネトロンと、
各マグネトロンに対応して設けられ、該マグネトロンによって発振されたマイクロ波を伝搬する導波管と、
各導波管に対応して設けられ、一方は前記加熱室内の左側へ前記導波管の一方によって伝搬されたマイクロ波を放射し、他方は前記加熱室内の右側へ前記導波管の他方によって伝搬されたマイクロ波を放射するアンテナと、
各アンテナに対応して設けられ、前記アンテナを回転させる駆動手段と、
これらの駆動手段及び前記マグネトロンを制御する制御手段と、を備え、
この制御手段は、前記負荷温度検知手段によって検知された左右温度のいずれかが規定値を超えた場合、当該規定値を超えた側のアンテナに対応するマグネトロンの運転を停止させ、かつこのアンテナを、該アンテナの前記加熱室に対する放射指向性が弱くなるマイクロ波流入抑制角度まで回転させた後停止させることを特徴とするマイクロ波加熱装置。 - 前記規定値を第1の設定温度とし、
前記制御手段は、
前記温度検知手段の出力が前記第1の設定温度より高くなって運転を停止したマグネトロンの温度が前記第1の設定温度よりも低い第2の設定温度以下となった場合に前記運転を停止したマグネトロンの運転を再開させ、
前記運転を停止したマグネトロンが運転を再開するまでの間、該マグネトロンの停止によって発生した加熱不足分を補填するように他のマグネトロンの出力を増加させる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマイクロ波加熱装置。 - 前記制御手段は、
予め間欠運転設定温度を周期内の時間と対応させたテーブルを設定する記憶手段を備え、
時間の経過とともに所定の刻み時間で周期的に前記記憶手段に記憶されたテーブルを参照して対応する間欠運転設定温度を読み出し、前記温度検出手段によって検出されたマグネトロンの温度と前記記憶手段から読み出した間欠運転設定温度とを比較し、
前記マグネトロンの温度が前記間欠運転設定温度を超えた場合は、前記マグネトロン温度の昇温速度が事前に設定していた値よりも早いと判断し、温度が前記間欠運転設定温度を超えたマグネトロンの運転を所定の刻み時間でオンオフする間欠運転に切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。 - 前記制御手段は、マグネトロン出力を間欠運転に切り替える代わりに、マグネトロン出力を停止することを特徴とする請求項4に記載のマイクロ波加熱装置。
- 前記制御手段は、温度が前記間欠運転設定温度を超えていない他のマグネトロンを通常運転させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のマイクロ波加熱装置。
- 前記導波管内への流入を抑制する角度をテーブルとして記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、当該記憶手段に記憶されたテーブルを参照することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマイクロ波加熱装置。 - 前記規定値を第1の設定温度とし、
前記制御手段は、前記温度検知手段の出力が前記第1の設定温度より高くなって運転を停止したマグネトロンの温度が前記第1の設定温度よりも低い第2の設定温度以下となった場合に前記運転を停止したマグネトロンの運転を再開させ、該マグネトロンに対応するアンテナの回転を開始させることを特徴とする請求項1、請求項1に従属する請求項3、請求項4〜6、及び請求項1に従属する請求項7の内のいずれかに記載のマイクロ波加熱装置。
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