JP4968691B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、始動口への遊技球の入球に基づいて乱数を取得し、当該乱数が当選値である場合、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するタイプのパチンコ遊技機であって、特に、所定確率で高利益特別遊技への移行抽選を実行する通常遊技状態と、当該所定確率よりも高い確率で高利益特別遊技への移行抽選を実行する確率変動遊技状態とを有し、かつ、確率変動遊技状態時においては図柄変動毎に通常遊技状態への転落抽選を実行する、いわゆる転落抽選タイプのパチンコ遊技機に関する。
現在最も普及しているパチンコ遊技機は、始動口に遊技球が入球したことを契機として特別遊技移行の当否抽選を実行し、当否抽選に当選した場合、遊技者に有利な特別遊技に移行するタイプである。当該タイプの典型例は、始動口の入球に基づいて、7セグ等の表示部上で「特別図柄」と称される図柄が変動表示され、当該特別図柄が所定態様(例えば「7」)となった場合、前記特別遊技に移行する、いわゆる「デジパチ」と呼ばれている機種(従来の「第一種遊技機」)である。そして、当該タイプの多くは、前述の当否抽選確率が異なる、所定の当選確率で抽選が実行される「通常遊技状態」と、当該通常遊技状態よりも高い当選確率で抽選が実行される「確率変動遊技状態」という、二つの状態を持っている。
ここで、従来のパチンコ遊技機において、遊技状態が変わる契機も様々である。例えば、次の当選まで確率変動遊技状態が約束されるタイプ、所定回数(例えば10回)のみ確率変動遊技状態が持続するタイプ、そして、変動毎に転落抽選(確率変動遊技状態→通常遊技状態)が実行される転落抽選タイプ、を挙げることができる。これらの内、転落抽選タイプは、他のタイプと異なり、遊技状態が常に転落する可能性があるので、転落に至るまで継続した緊張感を遊技者に付与することができる。
特開2006−204695 特開2007−209398
ところで、通常、転落抽選はソフトウエア的に実行されるが、遊技の興趣性を高めるために、目に見える形で確率変動遊技状態の継続・終了を機械的に報知可能な手法も幾つか提案されている。例えば、特許文献1には、当否抽選を行うための始動口と、確率変動遊技状態時に確率を転落させる転落口と、入球装置に入球した球を当該転落口に振分ける振分装置と、を入球装置内に備えたパチンコ遊技機が提案されている。また、特許文献2には、狙って打ち分けが可能な入賞口と、当選確率を変更しない第一領域と、確率を転落させる第二領域と、を入球装置内に備えたパチンコ遊技機が提案されている。このように、いずれの文献に係るパチンコ遊技機においても、始動口内に振分装置があり、当該振分装置により一方に振り分けられた遊技球については高確率で抽選されるが、当該振分装置により他方に振り分けられた遊技球については確率を転落させて抽選される。しかしながら、これら特許文献に記載された技術においては、図柄変動開始時に転落するか否かが容易に認識できるため、遊技者は転落側の検出装置に振り分けられた瞬間に緊張感が無くなってしまうという問題がある。そこで、本発明は、変動毎に確率変動遊技状態から通常遊技状態への転落抽選を機械的に実行可能なパチンコ遊技機において、変動開始時点で転落するか否かが判別不能な手段を提供することを第一の目的とする。
更に、機械的に転落抽選を実行する場合、設計の際には予定されていない、「止め打ち」といった特殊な打球発射法が実行されることにより、当初予定しているスペックを大幅に超える事態を招く恐れがある。そこで、本発明(2)は、機械的に転落抽選を実行する場合でも、「止め打ち」による攻略が実行されない手段を提供することを第二の目的とする。
本発明(1)は、遊技球が入球可能な第一始動口(第1特図始動口2210)と、
前記第一始動口(第1特図始動口2210)への遊技球の入球に基づき、第一乱数を取得する第一乱数取得手段(第1特図乱数取得判定実行手段1121)と、
前記第一乱数に基づき、第一特別遊技に移行するか否かを抽選する、第一特別遊技移行抽選手段(当否抽選手段1135)と、
遊技球が入球可能な開口部と内部に第一所定領域(第1特定領域2113a)とを有する振分装置であって、前記開口部を介して内部に入球した遊技球の、前記第一所定領域(第1特定領域2113a)への振分を機械的に実行可能な振分装置と、
前記振分装置の前記開口部に取り付けられた、開状態と閉状態を採り得る可変部材であって、前記開状態の際は前記振分装置に遊技球が入球可能であると共に、前記閉状態の際は前記振分装置に遊技球が入球不能又は困難に構成されている可変部材(電動役物2112)と、
遊技球が入球可能な第二始動口(普図入球口2410)と、
前記第二始動口(普図入球口2410)への遊技球の入球に基づき、第二乱数を取得する第二乱数取得手段(普図乱数取得判定実行手段1123)と、
前記第二乱数に基づき、前記可変部材(電動役物2112)の前記開状態への移行抽選を行う、可変部材開状態移行抽選手段(条件判定手段1161)と、
開状態と閉状態を採り得る、一又は複数の可変入賞口であって、前記一又は複数の可変入賞口の少なくとも一つが第二所定領域(第2特定領域2123a)を有する特定可変入賞口(大入賞口2120)であり、
前記第一特別遊技移行抽選手段(当否抽選手段1135)による前記第一特別遊技への移行抽選結果が当選である場合、前記一又は複数の可変入賞口のいずれかを遊技者にとって有利な状態とする第一特別遊技を実行すると共に、前記振分装置内に遊技球が入球した場合、特定可変入賞口を遊技者にとって有利な状態とする第二特別遊技を実行する、特別遊技の実行制御を司る特別遊技制御手段(特別遊技制御手段1170)と、
第一特別遊技と第二特別遊技とが同時に実行されないよう制御する特別遊技重複実行回避制御手段と、
前記可変部材開状態移行抽選手段(条件判定手段1161)による前記開状態への移行抽選結果が当選である場合、前記可変部材(電動役物2112)を前記閉状態から前記開状態に変化させる、可変部材開閉制御手段(電チュー開閉制御手段1160)と、
場合により又は常に、前記第一特別遊技が終了した後、通常遊技状態時と比較して前記可変部材(電動役物2112)が前記開状態である時間が相対的に長い可変部材易開状態とする、可変部材易開状態制御手段(特定遊技制御手段1180)と、
場合により又は常に、前記第一特別遊技が終了した後、前記第一特別遊技移行抽選手段(当否抽選手段1135)による前記第一特別遊技への移行抽選確率を通常遊技状態時よりも高い高確率抽選状態とする、高確率抽選状態制御手段(特定遊技制御手段1180)と、
遊技状態が前記高確率抽選状態及び前記可変部材易開状態である状況下、前記第一所定領域(第1特定領域2113a)に遊技球が流入した場合には、前記高確率抽選状態及び前記可変部材易開状態の両方を前記通常遊技状態とする一方、前記第二所定領域(第2特定領域2123a)に遊技球が流入した場合には、前記可変部材易開状態のみ前記通常遊技状態とする、遊技状態転落制御手段(特定遊技制御手段1180)と
を有するパチンコ遊技機である。
本発明(2)は、前記振分装置は、内部に第三始動口(第2特図始動口2110)を更に有しており、
前記パチンコ遊技機は、
前記第三始動口(第2特図始動口2110)への遊技球の入球に基づき、第三乱数を取得する第三乱数取得手段(第2特図乱数取得判定実行手段1122)と、
前記第三乱数に基づき、前記第二特別遊技に移行するか否かを抽選する、第二特別遊技移行抽選手段(当否抽選手段1135)と
を更に有しており、
前記特別遊技制御手段(特別遊技制御手段1170)は、前記第二特別遊技移行抽選手段(当否抽選手段1135)による前記第二特別遊技への移行抽選結果が当選である場合、前記第二特別遊技を実行する、前記発明(1)のパチンコ遊技機である。
本発明(3)は、前記第三乱数取得手段(第2特図乱数取得判定実行手段1122)は、前記振分のタイミングより前に前記第三乱数を取得し、かつ、前記第二特別遊技移行抽選手段(当否抽選手段1135)は、前記振分のタイミングより後に特別遊技の移行抽選を実行する、前記発明(2)のパチンコ遊技機である。
本発明(4)は、前記第三乱数取得手段(第2特図乱数取得判定実行手段1122)は、前記振分のタイミングより後に前記第三乱数を取得する、前記発明(2)のパチンコ遊技機である。
本発明(5)は、前記特別遊技制御手段(特別遊技制御手段1170)は、前記振分装置内に遊技球が入球した場合、他の特別遊技が実行されていないことを条件として、前記第二特別遊技を実行する、前記発明(1)のパチンコ遊技機である。
ここで、本特許請求の範囲及び本明細書における各用語の定義について説明する。まず、「入球」とは、賞球が払い出させる入賞のみならず、遊技者に対して何らかの利益状態を生じ得るもの一切を包含する概念であり、いわゆる「スルーチャッカー」や入賞口を含む。「乱数」とは、パチンコ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数(遊技内容決定乱数)であり、例えば、第一乱数及び第二乱数に関しては、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当たり図柄決定乱数」を挙げることができ、第三乱数に関しては、可変部材の開閉と関連した「当選乱数」、普通図柄の停止図柄を決定する「図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、例えば、一つの乱数(例えば当選乱数)が、別の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。「乱数に基づき」とは、当否結果を当該乱数から直接的に決定する場合のみならず、識別情報の変動内容や停止識別情報を決定することをもって当否結果を間接的に決定することも含む(停止識別情報に当否結果が化体している場合)。「通常遊技状態時と比較して前記可変部材が前記開状態である時間が相対的に長い」とは、例えば、(1)可変部材開状態移行抽選手段による抽選結果が当選となり易い「高確率抽選機能」、(2)可変部材開状態移行抽選手段による抽選結果が表示されるまでの時間が通常遊技状態時よりも短時間である「時間短縮機能」、(3)可変部材開状態移行抽選手段による抽選結果が当選となった場合、可変部材が通常遊技状態時よりも長時間開状態となる「開放延長機能」の一つ又はこれらの任意での組み合わせを指す。
本発明(1)によれば、主遊技及び補助遊技に関する二つの遊技状態に関し、補助遊技の遊技状態のみが転落した場合に遊技者にとってより有利となるよう構成された、低利益特別遊技(第1種の小当たり、第2種の第一段階特別遊技)が実施可能なパチンコ遊技機において、当該低利益特別遊技の実行条件を充足(又は実行条件の一つを充足)した際に主遊技及び補助遊技の両遊技状態の転落抽選を機械的に実行し、かつ、当該転落抽選で転落しなかった場合、引き続いて行われる当該低利益特別遊技時に補助遊技の遊技状態の転落抽選を機械的に実行するよう構成されているので、転落抽選タイミングがこれまでの識別情報の変動前から低利益特別遊技当選時に変更となり、遊技者の興味の対象となるタイミングが変化するといった、従前の転落抽選とは全く異なる新規な遊技性を付加することが可能になるという効果を奏する。更に、本発明(1)によれば、「止め打ち」をすると、当該機械的な転落抽選が実行される振分装置に入球しないので主遊技の遊技状態が転落することは無い代わりに、遊技者にとってより有利な補助遊技の遊技状態が転落することも無いので、より有利な状態を望む遊技者に対しては止め打ちを有効に防止することが可能になるという効果を奏する。
本発明(2)によれば、前記効果に加え、従来の第1種第1種という、複合機では馴染みのある遊技機に適用した構成であるので、遊技内容が遊技者にとって理解し易いという効果を奏する。
本発明(3)によれば、前記効果に加え、転落抽選タイミングより前に特別遊技移行抽選用乱数を取得し、かつ、当該振分タイミングより後に特別遊技の移行抽選を実行するよう構成されているので、転落抽選の前に特別遊技移行抽選が実行される事態を回避することができるという効果を奏する。
本発明(4)によれば、前記効果に加え、転落抽選タイミングより後に特別遊技移行抽選用乱数を取得するよう構成されているので、乱数を取得するセンサ等の位置を規定するだけで、転落抽選の前に特別遊技移行抽選が実行される事態を回避することができるという効果を奏する。
本発明(5)によれば、前記効果に加え、従来の第1種第2種という、複合機では馴染みのある遊技機に適用した構成であるので、遊技内容が遊技者にとって理解し易いという効果を奏する。更に、振分装置内に遊技球が入球した場合、特別遊技が実行されていなければ常に転落抽選が実行されるように構成されているので、振分装置への遊技球の入球を遊技者が確認した時点で、転落抽選が実行されることを条件反射的に遊技者に悟らせることが可能となる。その結果、より分かり易い遊技を提供できるという効果を奏する。
以下、本発明の最良形態を説明する。尚、以下の最良形態は、従来の第1種パチンコ遊技機を二つ混在させたような機種であるが、これに限定されず、他の遊技機{例えば、従来の第1種の機能を一つと従来の第2種の機能を一つ有する遊技機(変更例で説明する)、従来の第1種の機能を二つと従来の第2種の機能を一つ有する遊技機}に応用された場合も本発明の範囲内である。また、あくまで最良の形態であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。
まず、図1を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の前面側の基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、パチンコ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、パチンコ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、第1特図始動口2210、第2特図始動口2110、普図入球口2410、大入賞口2120、第1特別図柄表示装置2130、第2特別図柄表示装置2230、演出表示装置2310、普通図柄表示装置2420、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
まず、第1特図始動口2210は、第1遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1特図始動口2210は、第1入球検出装置2211を備える。ここで、第1入球検出装置2211は、第1特図始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1特図始動口入球情報を生成する。
次に、本発明の特徴的要素である、第2特図始動口2110について説明する。第2特図始動口2110は、第2遊技に対応する始動入賞口として設置されており、当該第2特図始動口2110内に遊技球が入球した場合には、所定条件下で、遊技状態の転落抽選が機械的に実行される。ここで、具体的構成としては、第2特図始動口2110は、遊技球の入球を検出するための第2入球検出装置2111と、第2特図始動口2110の内部に備えられている第1特定領域2113a及び第1通常領域2114aと、第1特定領域2113aへの遊技球の入球を検出するための第1特定領域入賞検出装置2113と、第1通常領域2114aへの遊技球の入球を検出するための第1通常領域入賞検出装置2114と、第2特図始動口2110に遊技球が入賞し難い閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する電動役物2112と、電動役物2112を開閉させるための電動役物ソレノイド132とを備える。ここで、第2入球検出装置2111は、第2特図始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2特図始動口入球情報を生成する。第1特定領域入賞検出装置2113は、第1特定領域2113aへの遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1特定領域入球情報を生成する。第1通常領域入賞検出装置2114は、第1通常領域2114aへの遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1通常領域入球情報を生成する。尚、第2入球検出装置2111を通過した遊技球は、その後に第1特定領域2113a及び第1通常領域2114aのいずれかを通過することとなる。ここで、後で詳述するが、第2特図始動口2110内に入球した遊技球の移動に伴い実行される処理を概説すると、まず、第2入球検出装置2111を遊技球が通過すると、第2遊技内容決定乱数が取得される。次に、第2入球検出装置2111を通過した当該遊技球は、第2入球検出装置2111の下流に位置する第1特定領域2113a及び第1通常領域2114aのいずれかに機械的に振り分けられる。ここで、当該遊技球が第1特定領域2113aを通過した場合には、主遊技及び補助遊技に関する遊技状態の転落処理が実行される。そして、当該(機械的な)転落抽選の実行が完了した後、具体的には、第1特定領域2113a及び第1通常領域2114aのいずれかに遊技球が通過したことを確認できた後、第2遊技内容決定乱数(保留球がある場合には最も古く一時記憶された乱数、保留球が無い場合には当該取得した乱数)と現在の遊技状態(当該転落抽選で転落した場合には転落抽選後の遊技状態)に基づき第2特別図柄の当否抽選処理が実行される。
ここで、図1に示すように、第1特図始動口2210と第2特図始動口2110とは、上下に重なる位置に配されており、通常時は第1特図始動口2210の存在により、第2特図始動口2110の上部が塞がれている。そして、後述するように、通常遊技時には、第2特図始動口2110へは殆ど遊技球が入球しないように構成されている。
次に、普図入球口2410は、入球検出装置2411を備える。ここで、入球検出装置2411は、普図入球口2410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す普図入球口入球情報を生成する。尚、普図入球口2410への遊技球の入球は、第2特図始動口2110の電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、本発明の特徴的要素である、大入賞口2120について説明する。大入賞口2120は、第1特別図柄又は第2特別図柄が所定態様で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の上方に位置した入賞口であり、当該大入賞口2120内に遊技球が入球した場合には、所定条件下で、遊技状態の転落抽選が機械的に実行される。ここで、具体的構成としては、大入賞口2120は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置2121と、大入賞口2120の内部に備えられている第2特定領域2123a及び第2通常領域2124aと、第2特定領域2123aへの遊技球の入球を検出するための第2特定領域入球検出装置2123と、第2通常領域2124aへの遊技球の入球を検出するための第2通常領域入球検出装置2124と、電動役物2122と、電動役物2122を開閉させるための大入賞口ソレノイド2330とを備える。ここで、入賞検出装置2121は、大入賞口2120への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入球情報を生成する。第2特定領域入球検出装置2123は、第2特定領域2123aへの遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2特定領域入球情報を生成する。第2通常領域入球検出装置2124は、第2通常領域2124aへの遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2通常領域入球情報を生成する。尚、第2特定領域2123a及び第2通常領域2124aを通過した遊技球は、いずれもその後に第2入賞検出装置2123を通過することとなる。電動役物2122は、大入賞口2120に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に大入賞口2120を可変させる。
ここで、第2特図始動口2110及び大入賞口2120の特徴的機能の一つである、遊技状態の転落抽選機能について詳述する。まず、第2特図始動口2110内に遊技球が入球した場合は、所定条件下(例えば、主遊技及び補助遊技の遊技状態も転落していない条件下、特別遊技中でない条件下)で、主遊技及び補助遊技に関する遊技状態の転落抽選(確率変動遊技状態+易開放状態→通常遊技状態)が機械的に実行される。大入賞口2220は、特別図柄が所定態様(確率変動大当たり、突然確率変動大当たり、小当たり)で揃った場合に開状態となる大入賞口である。そして、特別図柄が所定態様(確率変動大当たり)で揃った場合、遊技者に対して出玉が実質的に付与される開放動作(開状態が長時間)が実行され、特別図柄が所定態様(突然確率変動大当たり、小当たり)で揃った場合、遊技者に対して出玉が実質的に付与されない開放動作(開状態が短時間)が実行されると共に、小当たりの場合には、当該開放動作の際に遊技球が入球したときには、所定条件下(例えば、主遊技及び補助遊技のまだ補助遊技に関する遊技状態が転落していない条件下)で、補助遊技に関する遊技状態の転落抽選(易開放状態→通常遊技状態)が機械的に実行される。尚、後述するように、(1)第2特別図柄の小当たり当選確率は第1特別図柄の小当たり当選確率と比較すると著しく高い、(2)第2特別図柄は易開放状態の場合に主として変動する(非易開放状態の場合はほとんど変動しない)。したがって、遊技状態が確率変動遊技状態+易開放状態の場合、第2特図始動口2110に遊技球が入球し易くなる結果{前述の(2)}、当該入球に基づき転落抽選が実行され易くなる。そして、当該転落抽選により両遊技状態が通常遊技状態に転落した場合は、以後は第1特図始動口2210に基づく遊技(通常遊技)が主として実行されることとなる。他方、当該転落抽選により両遊技状態が転落しなかった場合、当該転落抽選の契機となった第2特図始動口2110への遊技球の入球に起因して小当たりが発生し{前述の(1)}、当該小当たりの際に大入賞口2220に遊技球が入球したときには、確率変動遊技状態+易開放状態の内、補助遊技に係る易開放状態のみについて転落抽選が実行される。そして、当該転落抽選により補助遊技状態が転落した場合には、以後は第1特図始動口2210に基づく遊技(確率変動遊技)が実行されることとなる。このように、主遊技及び補助遊技の転落抽選が最初に実行され、当該転落抽選で転落しなかった場合、補助遊技のみの転落抽選がその後に実行される。換言すれば、補助遊技の転落抽選を受けるためには、主遊技及び補助遊技の転落抽選をまず受ける必要がある、という状況が構築される。
次に、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)は、第1遊技(第2遊技)に対応する第1特別図柄(第2特別図柄)の変動表示及び停止表示を行う。具体的構成としては、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)は、第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)と、第1特図保留表示部2132(第2特図保留表示部2232)とを備える。ここで、第1特図保留表示部2132(第2特図保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1遊技(第2遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない特別図柄の変動数)に相当する。尚、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1特別図柄(第2特別図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される。
尚、第1特別図柄(第2特別図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本最良形態では、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1特別図柄(第2特別図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2310のような液晶ディスプレーに、第1特別図柄(第2特別図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2310は、主として、第1特別図柄・第2特別図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われる。具体的には、表示制御手段2323の表示制御により、画面上に、装飾図柄の演出表示領域と、両図柄に関連した保留球数表示領域とが形成される。尚、演出表示装置2310は、本最良形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。
次に、普通図柄表示装置2420は、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、普通図柄表示装置2420は、普図表示部2421と、普図保留表示部2422とを備える。ここで、普図保留表示部2422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、普通図柄変動の保留数(実行されていない普通図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2310の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2310の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、パチンコ遊技機の背面側における基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機の全体動作を制御し、特に第1特図始動口2210(第2特図始動口2110)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置1000と、遊技内容に興趣性を付与する演出表示装置2310上での各種演出に係る表示制御を行う演出表示制御手段2320と、遊技の興趣性を高める演出が表示される演出表示装置2310と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、パチンコ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、パチンコ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器2000と、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出装置3000と情報伝達可能に接続されている。その他、図示しないが、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。尚、主制御装置1000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、本最良形態では、主制御装置1000に払出制御機能を持たせているが、例えば賞球払出装置3000内に持たせるように構成してもよい。同様に、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、第1遊技・第2遊技・特別遊技・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報(例えば、確率変動大当たり、突然確率変動大当たり、小当たり、ハズレ)、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信手段1300と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出装置3000を制御する賞球払出決定手段1400とを有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する第1遊技内容決定乱数・第2遊技内容決定乱数(当選乱数)に基づき当たりであるか否かを抽選する当否抽選手段1135と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、第2特図始動口2110の電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電チュー開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な各特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、第1遊技及び第2遊技並びに補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在の遊技状態{例えば、主遊技に関する状態(通常遊技状態、確率変動遊技状態、特別遊技状態)、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、特別図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190とを有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、第1特図始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第1特図始動口入球判定手段1111と、第2特図始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第2特図始動口入球判定手段1112と、普図入球口2410に遊技球が流入したか否かを判定する普図入球口入球判定手段1113とを有している。
次に、乱数取得手段1120は、第1特図始動口2210への遊技球の入球に基づき第1遊技内容決定乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1当選乱数、第1変動態様決定乱数、第1特別図柄決定乱数等)を取得する第1特図乱数取得判定実行手段1121と、第2特図始動口2110への遊技球の入球に基づき第2遊技内容決定乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2当選乱数、第2変動態様決定乱数、第2特別図柄決定乱数等)を取得する第2特図乱数取得判定実行手段1122と、普通図柄当選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための普図乱数取得判定実行手段1123とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類により割り振られた「0」〜「65535」(当選乱数)や「0」〜「255」(変動態様決定乱数)といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、第1特別図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第1遊技内容決定乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第1特図保留情報一時記憶手段1131aに保留するための第1特図保留手段1131と、第2特別図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第2遊技内容決定乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第2特図保留情報一時記憶手段1132aに保留するための第2特図保留手段1132と、普通図柄変動許可が下りていない状況で取得した普通図柄当選乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで普図保留情報一時記憶手段1133aに保留するための普図保留手段1133とを有している。ここで、第1特図保留手段1131、第2特図保留手段1132及び普図保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1特図保留情報一時記憶手段1131a、第2特図保留情報一時記憶手段1132a及び普図保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、当たりである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当たりフラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bとを、有している。ここで、当否抽選用テーブル1135bは、第1特別図柄に関しての大当たり抽選を行う際に参照される第1特図用大当たり抽選テーブル1135b−1と、第1特別図柄に関しての小当たり抽選を行う際に参照される第1特図用小当たり抽選テーブル1135b−2と、第2特別図柄に関しての大当たり抽選を行う際に参照される第2特図用大当たり抽選テーブル1135b−3と、第2特別図柄に関しての小当たり抽選を行う際に参照される第2特図用小当たり抽選テーブル1135b−4と、を有している。尚、各抽選テーブルは、図示しないが、遊技状態毎に異なるテーブルを有している。例えば、各抽選テーブルは、通常遊技状態の際に用いられる低確率抽選用テーブルと、確率変動遊技状態の際に用いられる高確率抽選用テーブルと、を有する。
ここで、表1は、第1特図用大当たり抽選テーブル1135b−1、第1特図用小当たり抽選テーブル1135b−2、第2特図用大当たり抽選テーブル1135b−3及び第2特図用小当たり抽選テーブル1135b−4(確率変動遊技状態時)の一例である。表1から分かるように、第1特別図柄の大当たりの当選確率と第2特別図柄の大当たりの当選確率は同一となるように構成されているが、第1特別図柄の小当たりの当選確率と第2特別図柄の小当たりの当選確率は異なるように構成されている(第2特別図柄の小当たりの当選確率が極めて高くなっている)。
Figure 0004968691
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した第1遊技内容決定乱数に基づき、第1特別図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1特図内容決定手段1141と、取得した第2遊技内容決定乱数(第2乱数)に基づき、第2特別図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2特図内容決定手段1142と、取得した普通図柄当選乱数に基づき普通図柄の停止図柄を決定する普図内容決定手段1143とを有している。
ここで、第1特図内容決定手段1141は、第1特別図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1特図内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該第1特図内容決定用抽選テーブル1141aは、当否結果・遊技状態・保留球数に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第1特図通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第1特図確率変動遊技状態用抽選テーブル)。また、第2特図内容決定手段1142は、第2特別図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第2特図内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該第2特図内容決定用抽選テーブル1142aは、当否結果・遊技状態・保留球数に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第2特図通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第2特図確率変動遊技状態用抽選テーブル)。更に、普図内容決定手段1143は、普通図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される普図内容決定用抽選テーブル1143aを有しており、当該普図内容決定用抽選テーブル1143aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→普図通常用抽選テーブル、時間短縮遊技→普図時間短縮用抽選テーブル)。ここで、表2は、第1特図内容決定用抽選テーブル1141a及び第2特図内容決定用抽選テーブル1142a(大当たり・小当たり用)の一例である。
Figure 0004968691
次に、表示制御手段1150は、第1特別図柄表示装置2130の第1特図表示部2131上で、所定時間第1特別図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1特図制御手段1151と、第2特別図柄表示装置2230の第2特図表示部2231上で、所定時間第2特別図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2特図制御手段1152と、第1特図保留情報一時記憶手段1131a及び第2特図保留情報一時記憶手段1132aのいずれにも乱数が一時記憶されている場合には、いずれの乱数保留手段に一時記憶された乱数に基づく特別図柄の変動を優先するかを決定する特図保留解除制御手段1154と、普通図柄表示装置2420の普図表示部2421上で、所定時間普通図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う普図制御手段1153とを有している。
ここで、第1特図制御手段1151は、前記第1特図内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1特図変動時間管理手段1151aを更に有している。また、第1特図変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な第1特図変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、第2特図制御手段1152は、前記第2特図内容決定手段1142により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第2特図変動時間管理手段1152aを更に有している。また、第2特図変動時間管理手段1152aは、ゼロクリア可能な第2特図変動管理用タイマ1152a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、普図制御手段1153は、普通図柄表示装置2420の普図表示部2421上での普通図柄の変動時間を管理するための普図変動時間管理手段1153aを有している。また、普図変動時間管理手段1153aは、時間を計測可能な普図変動管理用タイマ1153a−1を更に備えている。
次に、電チュー開閉制御手段1160は、第2特図始動口2110の電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、第2特図始動口2110の電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、当たりに当選している(当たりフラグが発生している)か否かの判定と共に、第1特別図柄が所定態様(所定態様「A1」〜「A3」)で停止したか否か又は第2特別図柄が所定態様(所定態様「B1」〜「B3」)で停止したか否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、ラウンド数、ラウンド間時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、大入賞口2120を所定条件で開状態にするという特別遊技を実行するための特別遊技実行手段1173と、特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための特別遊技時間管理手段1174とを有している。ここで、特別遊技時間管理手段1174は、時間を計測可能な特別遊技用タイマ1174aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中にセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aを更に有している。
ここで、表3は、本最良形態で用いられる特別遊技内容参照テーブル1172aの一例である。表2及び表3から分かるように、所定態様「A2」及び「B2」に起因した特別遊技の内容と所定態様「A3」及び「B3」に起因した特別遊技の内容は、略同一(大入賞口2120の見た目上の開放態様が同一)となるように構成されている。即ち、大入賞口2120の開放態様だけ見ても、当該当たりが「突然確率変動大当たり」なのか「小当たり」なのか区別不能に構成されている。
Figure 0004968691
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181aを更に有している。ここで、「特定遊技」とは、例えば、特別遊技への抽選確率が通常遊技時よりも高い確率変動遊技や、特別図柄の変動時間が通常遊技時よりも相対的に短い時間短縮遊技を指す。
ここで、本最良形態においては、時短中には、非時短中と比較して、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、普通図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、第2特図始動口2110の電動役物2112の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。また、本最良形態における時短は、第1特別図柄の変動回数と第2特別図柄の変動回数の合計値が所定回数を超えた場合に終了する。即ち、時短回数は、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動(停止)毎に減算される。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、回数制限付きの確率変動遊技において終了回数に到達したか否かを判定する機能を有していてもよい(回数制限付確率変動遊技機能を有するパチンコ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、第1遊技(第1特別図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第1遊技状態一時記憶手段1191と、第2遊技(第2特別図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第2遊技状態一時記憶手段1192と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1193と、特別遊技における現在の遊技状態(例えば、ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数、特別遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1194とを有している。
ここで、第1遊技状態一時記憶手段1191は、第1遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第1フラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の第1特別図柄(変動開始条件が成立した第1特別図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第1特図情報一時記憶手段1191bとを有している。
また、第2遊技状態一時記憶手段1192は、第2遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第2フラグ一時記憶手段1192aと、現在変動中の第2特別図柄(変動開始条件が成立した第2特別図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第2特図情報一時記憶手段1192bとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1193は、補助遊技に関する情報(例えば、普通図柄当選フラグ・開放延長フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1193aと、現在変動中の普通図柄(変動開始条件が成立した普通図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための普図情報一時記憶手段1193bとを有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器2000は、第1遊技側の周辺機器である第1遊技周辺機器と、第2遊技側の周辺機器である第2遊技周辺機器と、第1遊技側と第2遊技側の共用周辺機器である第1・第2遊技共用周辺機器と、補助遊技に関する補助遊技周辺機器2400とを有している。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1遊技周辺機器は、特別遊技移行の契機となる第1特図始動口2210と、第1特別図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1特別図柄表示装置2130とを有している。
次に、第2遊技周辺機器は、特別遊技移行の契機となる第2特図始動口2110と、第2特別図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2特別図柄表示装置2230とを有している。
次に、第1・第2遊技共用周辺機器は、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には所定条件下で開状態となる大入賞口2120と、装飾図柄の停止表示及び変動表示や特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、演出に係る表示を行う演出表示装置2310と、演出に係る一切の表示制御を司る演出表示制御手段2320とを有する。尚、演出は、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。
ここで、演出表示制御手段2320は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2321と、装飾図柄の変動態様や停止図柄を含め、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、演出内容を決定するための表示内容決定手段2322と、前記表示内容決定手段2322の決定内容に従い、演出表示装置2310での演出表示制御を行う表示制御手段2323とを有している。尚、表示情報受信手段2321は、主制御装置1000側からの第1遊技及び第2遊技に関する図柄情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2321aを更に有している。
最後に、補助遊技周辺機器2400は、第2特図始動口2110の電動役物2112の開放の契機となる普図入球口2410と、普通図柄の停止表示及び変動表示が可能な普通図柄表示装置2420とを有している。
尚、第1特別図柄表示装置2130、第2特別図柄表示装置2230及び普通図柄表示装置2420が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示装置2310が、演出表示制御手段2320と情報伝達可能に接続されている。即ち、第1特別図柄表示装置2130、第2特別図柄表示装置2230及び普通図柄表示装置2420は、主制御装置1000により制御され、演出表示装置2310は、演出表示制御手段2320により制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図4〜図20のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の処理の流れを説明する。はじめに、図4〜図16のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機のメイン基板側での処理の流れを説明する。まず、図4は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図4に示すように、まず、ステップ10で、主制御装置1000は、特別遊技移行に係る始動口(間接的に寄与する普図入球口も含む)への入賞に関する処理を行う入賞処理10を実行する。次に、ステップ12で、主制御装置1000は、特別遊技中でないか否か{即ち、特別遊技関連フラグ(特別遊技移行許可フラグ、特別遊技内容決定フラグ、特別遊技実行フラグ)がオフであるか否か}を判定する。ステップ12でYesの場合、ステップ14で、主制御装置1000は、通常遊技制御処理を実行し、ステップ9000に移行する。他方、ステップ12でNoの場合、ステップ16で、主制御装置1000は、特別遊技制御処理を実行し、ステップ9000に移行する。次に、ステップ9000で、主制御装置1000は、転落制御処理を実行する。そして、ステップ5000で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出装置3000を駆動して所定の賞球数の払出処理を行い、再びステップ10に戻る。
次に、図5は、図4におけるステップ10のサブルーチンに係る、入賞処理のフローチャートである。まず、ステップ1100で、主制御装置1000は、普通図柄当選乱数取得処理を実行する。そして、ステップ1300で、主制御装置1000は、遊技内容決定乱数取得処理を実行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、普図入球口入球判定手段1113は、普図入球口2410に遊技球が入球(流入、通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、普図乱数取得判定実行手段1123は、普図保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、普図乱数取得判定実行手段1123は、普通図柄当選乱数を取得する。次に、ステップ1108で、普図保留手段1133は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を普図保留情報一時記憶手段1133aにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(遊技内容決定乱数取得処理1300)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(遊技内容決定乱数取得処理1300)に移行する。
次に、図7は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、第1特図始動口入球判定手段1111は、第1特図始動口2210の第1入球検出装置2211から第1特図始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1特図乱数取得判定実行手段1121は、第1特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、第1特図乱数取得判定実行手段1121は、第1遊技内容決定乱数を取得する。次に、ステップ1312で、第1特図保留手段1131は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該第1遊技内容決定乱数を第1特図保留情報一時記憶手段1131aに記憶する。次に、ステップ1314で、第2特図始動口入球判定手段1112は、第2特図始動口2110の第2入球検出装置2111から第2特図始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1314でYesの場合、ステップ1316で、第2特図乱数取得判定実行手段1122は、第2特図保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1316でYesの場合、ステップ1318で、第2特図乱数取得判定実行手段1122は、第2遊技内容決定乱数を取得する。次に、ステップ1324で、第2特図保留手段1132は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該第2遊技内容決定乱数を第2特図保留情報一時記憶手段1132aに記憶する。そして、ステップ1326で、特定遊技制御手段1180は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の転落判定処理未完了フラグをオンにし、次の処理(ステップ12)に移行する。ここで、転落判定処理未完了フラグは、遊技球が第2特図始動口2110に入球して第2遊技内容決定乱数を取得した後、当該入球に係る転落制御処理(後述する)が行われるまでオンとなるフラグであり、当該フラグがオンの場合は当該乱数に係る第2特図変動が実行されない。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合にはステップ1314に移行し、ステップ1314及びステップ1316でNoの場合には次の処理(ステップ12)に移行する。
次に、図8は、図4におけるステップ14のサブルーチンに係る、通常遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ102で、特図保留解除制御手段1154は、第2特図保留情報一時記憶手段1132aを参照し、第2特別図柄の保留が存在していないか否かを確認する。ステップ102でYesの場合、ステップ1400(1)で、主制御装置1000は、後述の第1特別図柄表示処理を実行し、ステップ1500に移行する。他方、ステップ102でNoの場合、ステップ1400(2)で、主制御装置1000は、後述の第2特別図柄表示処理を実行し、ステップ1500に移行する。このように、本最良形態においては、第2特別図柄の保留球が存在する場合には、第1特別図柄の保留球の存在に係らず(たとえ入賞順序が第1特別図柄の保留の方が先でも)、第2特別図柄の保留消化を優先して実行する。但し、そのような優先消化で無く、入賞した順に保留が消化されるように構成してもよい。
次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電チュー駆動判定処理を実行し、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。
次に、図9は、図8におけるステップ1400(1){ステップ1400(2)}のサブルーチンに係る、第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである。まず、ステップ8000で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、後述する変動開始条件成立可否判定処理を実行する。次に、ステップ1402で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、変動開始条件充足フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1402でYesの場合、ステップ1401で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動開始条件充足フラグをオフにする。次に、ステップ1414で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1特図保留情報一時記憶手段1131a(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1遊技内容決定乱数(第2遊技内容決定乱数)を読み出す。次に、ステップ1403で、当否抽選手段1135は、第1遊技内容決定乱数(第1当選乱数){第2遊技内容決定乱数(第2当選乱数)}及び遊技状態に基づき、第1特図用大当たり抽選テーブル1135b−1及び第1特図用小当たり抽選テーブル1135b−2(第2特図用大当たり抽選テーブル1135b−3及び第2特図用小当たり抽選テーブル1135b−4)を参照し、特別図柄当否(大当たり、小当たり)抽選を実行する。尚、当否抽選に際しては、先に大当たり抽選テーブルを参照して大当たり抽選を実行し、大当たり抽選にはずれた場合、更に小当たり抽選テーブルを参照して小当たり抽選を実行する。そして、ステップ1417で、特別遊技移行決定手段1135aは、抽選結果が当たりか否かを判定する。ステップ1417でYesの場合、ステップ1418で、特別遊技移行決定手段1135aは、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の「当たりフラグ」をオンにする。他方、ステップ1417でNoの場合には、ステップ1418をスキップする。
そして、ステップ1416で、第1特図内容決定手段1141(第2特図内容決定手段1142)は、第1特図内容決定用抽選テーブル1141a(第2特図内容決定用抽選テーブル1142a)内の各抽選テーブルを参照し、第1遊技内容決定乱数(例えば第1特別図柄決定乱数、第1変動態様決定乱数){第2遊技内容決定乱数(例えば第2特別図柄決定乱数、第2変動態様決定乱数)}に基づいて第1特別図柄(第2特別図柄)に関する停止図柄及び変動態様を決定し、これらを第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に一時記憶する。尚、前記参照されるテーブルは、当否結果・遊技状態・保留球数に基づいて決定される(以下も同様)。また、当たりに関しては、大当たりと小当たりがあるが、これらが区別された形で停止図柄及び変動態様が選択されるよう構成されている限り、それぞれ別々のテーブルを用いて表示内容を決定するよう構成しても、同一テーブルを用いて表示内容を決定するよう構成してもよい(以下も同様)。次に、ステップ1419で、情報送信手段1300は、ステップ1416で決定した第1特別図柄(第2特別図柄)に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)を演出表示制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1420で、第1特図変動時間管理手段1151a(第2特図変動時間管理手段1152a)が、所定時間(前記ステップ1416で決定した変動態様に係る変動時間)を第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1422で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上で、第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に記憶された変動態様に従い、特別図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオンする。そして、ステップ1434で、第1特図変動時間管理手段1151a(第2特図変動時間管理手段1152a)が、所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1434でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1434でYesの場合、ステップ1436で、情報送信手段1300は、所定時間に到達した旨のコマンドを演出表示制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1438で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上での特別図柄の変動表示を停止し、第1特図情報一時記憶手段1191b(第2特図情報一時記憶手段1192b)に記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442で、第1特図変動時間管理手段1151a(第2特図変動時間管理手段1152a)は、第1特図変動管理用タイマ1151a−1(第2特図変動管理用タイマ1152a−1)をリセットする。次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1444で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444でYesの場合にはステップ1434に移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図10は、図9におけるステップ8000(1)及び(2)のサブルーチンに係る、本発明の特徴的処理の一つである変動開始条件成立可否判定処理のフローチャートである。まず、ステップ8002で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1特図保留情報一時記憶手段1131a(第2特図保留情報一時記憶手段1132a)を参照し、第1特別図柄(第2特別図柄)に係る保留球が存在するか否かを判定する。ステップ8002でYesの場合、ステップ8004で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192aを参照し、変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ8004でYesの場合、ステップ8006で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技関連フラグ{例えば、第1特別遊技関連フラグ(第1特別遊技移行許可フラグや第1特別遊技実行フラグ等)、第2特別遊技関連フラグ(第2特別遊技移行許可フラグや第2特別遊技実行フラグ等)}がオフであるか否か、即ち、現在特別遊技中ではないか否かを判定する。ステップ8006でYesの場合、ステップ8008で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照し、転落判定処理未完了フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ8008でYesの場合、ステップ8010で、第1特図制御手段1151(第2特図制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動開始条件充足フラグをオンにし、次の処理(ステップ1402)に移行する。尚、ステップ8002、ステップ8004、ステップ8006及びステップ8008でNoの場合にも、次の処理(ステップ1402)に移行する。
次に、図11は、図9におけるステップ1450(1)及び(2)のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグ及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の時間短縮フラグをオフにし、次の処理(特別遊技作動条件判定処理1500)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456でNoの場合にも、次の処理(特別遊技作動条件判定処理1500)に移行する。
次に、図12は、図8におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、条件判定手段1171は、第1特別図柄表示装置2130(第2特別図柄表示装置2230)の第1特図表示部2131(第2特図表示部2231)上に表示された特別図柄が所定態様で停止したか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1505で、特別遊技内容決定手段1172は、当該所定態様に基づき、特別遊技内容参照テーブル1172a(前出の表3参照)を参照することにより、当該特別遊技の内容を特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットする。次に、ステップ1551で、特定遊技制御手段1180は、当該所定態様が小当たり(「A3」及び「B3」)でないか否かを判定する。ステップ1551でYesの場合、ステップ1552及び1554で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の特定遊技フラグ(確率変動フラグ・時間短縮フラグ)を一旦オフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)する。そして、ステップ1506及びステップ1508で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中の特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の当たりフラグをオフにし、次の処理(ステップ1200の電チュー駆動判定処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合にも、次の処理(ステップ1200の電チュー駆動判定処理)に移行する。また、ステップ1551でNoの場合には、ステップ1506に移行する。
次に、図13は、図8におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電チュー駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、電チュ−開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、普図制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、普通図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、普図内容決定手段1143は、普図保留情報一時記憶手段1133aにアクセスし、普通図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1216で、普図内容決定手段1143は、当該保留球に基づく普通図柄乱数及び遊技状態に基づき停止図柄を決定する。次に、ステップ1218で、普図変動時間管理手段1153aは、遊技状態に基づき、普図変動管理用タイマ1153a−1に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1220で、普図制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の普通図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、普図保留手段1133は、普通図柄に関する当該保留球を1減算した上で普図保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、普図制御手段1153は、普図変動管理用タイマ1153a−1をスタートした後、普図表示部2421上で普通図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1224で、普図変動時間管理手段1153aは、普図変動管理用タイマ1153a−1を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、普図制御手段1153は、普図表示部2421上で、前記ステップ1216で普図内容決定手段1143が決定した停止図柄を確定表示する。そして、ステップ1228で、普図制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の普通図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、条件判定手段1161は、当該停止図柄が「当たり」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電チュー開閉制御手段1160は、遊技状態に基づき、開放タイマ1162に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には0.5秒)セットする。次に、ステップ1234で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電チュ−開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、電チュー開閉制御手段1160は、第2特図始動口2110の電動役物2112を開放する。次に、ステップ1238で、電チュー開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、電チュー開閉制御手段1160は、第2特図始動口2110の電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電チュ−開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230及びステップ1238でNoの場合には次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。
図14は、図4でのステップ16のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2102で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2102でYesの場合、ステップ2104で、情報送信手段1300は、演出表示制御手段2320側に特別遊技開始信号を送信する。次に、ステップ2106及びステップ2108で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにし、ステップ2112に移行する。他方、ステップ2102でNoの場合、ステップ2110で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ2110でYesの場合には、ステップ2112に移行する。尚、ステップ2110でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。
次に、ステップ2112で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ2112でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ2113〜2122の処理を行うことなく、ステップ2156に移行する。他方、ステップ2112でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ2113で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットした開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする(例えば、所定態様「A3」の開放パターンとしては、抽選で決定した大入賞口を0.5秒開放→0.8秒閉鎖→0.5秒開放、という開放パターンをセットする)。次に、ステップ2116で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中の入賞球カウンタをゼロクリアする。次に、ステップ2118で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中のラウンド数カウンタに1を加算する。次に、ステップ2120で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ2122で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、大入賞口2120の電動役物2122を駆動して、大入賞口2120を開放し、ステップ2123に移行する。
次に、ステップ2123で、情報送信手段1300は、演出表示制御手段2320側に現在の遊技状態情報(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を送信する。そして、ステップ2124で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ2124でYesの場合には、ステップ2128に移行する。他方、ステップ2124でNoの場合、ステップ2126で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)を参照して所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ2126でYesの場合にも、ステップ2128に移行し、Noの場合には、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。
次に、ステップ2128で、特別遊技実行手段1173は、大入賞口2120の電動役物2122の駆動を停止して、大入賞口2120を閉鎖する。そして、ステップ2130で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174aをリセットする。次に、ステップ2132で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ2134で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して、当該ラウンドが最終ラウンド(例えば、所定態様「A1」の場合は15R)であるか否かを判定する。ステップ2134でYesの場合、ステップ2136で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中の特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ2138で、情報送信手段1300は、演出表示制御手段2320側に特別遊技終了信号を送信する。そして、ステップ1650で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。尚、ステップ2134でNoの場合にも、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。
次に、図15は、図13におけるステップ1650のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1656で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1191を参照して、今回の特別遊技が小当たり(所定態様「A3」及び「B3」)でないか否かを判定する。ステップ1656でYesの場合、ステップ1660〜ステップ1664で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の確率変動フラグと時間短縮フラグとを夫々オンにすると共に、時短回数カウンタ1181aに時短回数カウンタ値として所定値(例えば「100」)をセットし、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。尚、ステップ1656でNoの場合にも、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。ここで、特定遊技フラグ(確率変動フラグ・時間短縮フラグ)を第1遊技側及び第2遊技側夫々にセットする理由は、第1遊技と第2遊技とを同じ遊技状態にすることを担保するためである。即ち、第1遊技及び第2遊技が通常遊技状態の場合において、第1遊技側で確率変動大当たりとなった場合は、当該特別遊技終了後に第2遊技側も確率変動遊技状態となる。また、本最良形態においては、確率変動大当たり及び突然確率変動大当たりとなった場合であっても、次回の大当たりまでではなく、特別図柄が所定回数(100回)変動するまでの間のみ、通常遊技時と比較して電動役物2112が開状態となり易い「易開放状態」となる。
次に、図16は、図4におけるステップ9000のサブルーチンに係る、本発明の特徴的処理の一つである転落制御処理のフローチャートである。当該転落制御処理は、概略、確率変動遊技状態かつ易開放状態時に遊技球が第2特図始動口2110の第1特定領域2113aに入球した場合は主遊技に関する遊技状態及び補助遊技に関する遊技状態を転落させる一方、確率変動遊技状態かつ易開放状態時に遊技球が大入賞口2120の第2特定領域2123aに入球した場合は補助遊技に関する遊技状態のみを転落(易開放状態から非易開放状態)させるための処理である。ここで、当該処理を具体的に説明すると、まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1180は、遊技球が第2特図始動口2110の第1特定領域2123aに入球したか否かを判定する。ステップ9002でYesの場合、ステップ9004〜ステップ9008で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の特定遊技フラグ(確率変動フラグ、時間短縮フラグ)をオフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)し、ステップ9012に移行する。他方、ステップ9002でNoの場合、ステップ9010で、特定遊技制御手段1180は、遊技球が第2特図始動口2110の第1通常領域2114aに入球したか否かを判定する。ステップ9010でYesの場合、ステップ9012に移行する。そして、ステップ9012で、特定遊技制御手段1180は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の転落判定処理未完了フラグをオフにし、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。他方、ステップ9010でNoの場合、ステップ9014で、特定遊技制御手段1180は、遊技球が大入賞口2120の第2特定領域2123aに入球したか否かを判定する。ステップ9014でYesの場合、ステップ9016及びステップ9018で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の特定遊技フラグ(時間短縮フラグのみ)をオフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。また、ステップ9014でNoの場合にも、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
尚、本最良形態に係る当該処理では、確率変動フラグ等をオフにするに際し、当該フラグがオンであるか否かの確認処理を実行していないが、当該フラグがオンである場合にのみオフにする処理を実行するよう構成してもよい。また、本最良形態では、転落抽選後に当否抽選が実行されることを担保するため、第1特定領域又は第1通常領域の通過を必ず確認し、当該通過が確認できた後に転落判定処理未完了フラグをオフにすることにより当否抽選が許可されるよう構成したが、後述する変更例同様、第1特定領域及び第1通常領域の下流側に入球検出装置を設けるよう構成すれば、乱数を取得する前に必ず転落抽選が実行されることとなるので、図16におけるステップ9010や、転落判定未完了フラグ自体が不要となる。
次に、図17〜図20を参照して、サブ基板側で実行される制御処理を説明する。まず、図17は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、サブ基板側のメインフローチャートである。まず、ステップ6200(1)及び(2)で、演出表示制御手段2320は、後述する第1及び第2装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ6700(1)及び(2)で、演出表示制御手段2320は、後述する第1及び第2装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6900で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行し、ステップ6100に戻る処理を繰り返す。
図18は、図17でのステップ6200(1)及び(2)のサブルーチンに係る、装飾図柄の図柄表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ6202で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から新たな図柄情報を受信したか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6204で、表示内容決定手段2322は、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装図表示内容決定用テーブルを参照して、装飾図柄の変動態様と停止図柄を決定すると共に、演出表示制御手段2320は、当該決定情報を演出表示関連情報一時記憶手段の対応するエリアに一時記憶する。
尚、主制御装置1000側からの停止図柄・変動態様(即ち、特別図柄の停止図柄・変動態様)と演出表示制御手段2320側で決定する停止図柄・変動態様(即ち、装飾図柄の停止図柄・変動態様)とは1対1対応でなくともよく、例えば、演出表示制御手段2320側での変動態様の比率を主制御装置1000側からの一変動態様に対して複数パターン持っていてもよい。次に、ステップ6206で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア中の「図柄内容決定フラグ」をオンにし、次の処理に移行する。尚、ステップ6202でNoの場合にも、次の処理に移行する。
図19は、図17でのステップ6700(1)及び(2)のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6702で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリアを参照し、「図柄変動中フラグ」がオフであるか否かを判定する。ステップ6702でYesの場合、ステップ6704で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリアを参照し、「図柄内容決定フラグ」がオンであるか否かを判定する。ステップ6704でYesの場合、ステップ6706及びステップ6708で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の「図柄変動中フラグ」をオンにすると共に、「図柄内容決定フラグ」をオフにする。次に、ステップ6710で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段の装飾図柄情報エリア内に一時記憶された決定内容に従い、演出表示装置2310上で装飾図柄の変動表示を開始する。
そして、ステップ6730で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2121aを参照し、主制御装置1000側から確定表示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6730でYesの場合、ステップ6732で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段の装飾図柄情報エリア内に一時記憶された決定内容(停止図柄)に従い、装飾図柄の停止図柄を確定表示する。そして、ステップ6734で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の「図柄変動中フラグ」をオフにし、次の処理(特別遊技中表示制御処理6900)に移行する。
尚、ステップ6702でNoの場合にはステップ6730に移行し、ステップ6704及びステップ6730でNoの場合には次の処理(特別遊技中表示制御処理6900)に移行する。
図20は、図17でのステップ6900のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6902で、表示制御手段2323は、演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリアを参照し、「特別遊技中フラグ」がオフであるか否かを判定する。ステップ6902でYesの場合、ステップ6904で、表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技開始信号(図13のステップ2104参照)を受信したか否かを判定する。ステップ6904でYesの場合、ステップ6906及びステップ6908で、表示制御手段2323は、演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の「特別遊技中フラグ」をオンにすると共に、演出表示装置2310上で大当たり開始表示を行う。そして、ステップ6910で、表示制御手段2323は、演出表示装置2310上で、ステップ2123で主制御装置1000側から逐次情報されている遊技情報に基づき、ラウンド数と入賞個数を逐次表示する(所定態様「A1」及び「B1」の場合のみ表示する)。ここで、当たり図柄が所定態様A2・A3・B2・B3である場合には、ラウンド数表示をすると、今回の当たりが「突然確率変動当たり」及び「小当たり」のいずれであるかが遊技者に分かってしまうので、これらの当たり図柄の場合には、当該処理においてラウンド数表示等を実行しない。次に、ステップ6912で、表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2121aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技終了信号を受信したか否かを判定する。ステップ6912でYesの場合、ステップ6914で、表示制御手段2323は、演出表示装置2310上で、大当たり終了表示を行う。そして、ステップ6916で、表示制御手段2323は、演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の「特別遊技中フラグ」をオフにし、次の処理(装飾図柄表示内容決定処理6200)に移行する。尚、ステップ6902でNoの場合はステップ6910に移行し、ステップ6904及びステップ6912でNoの場合は次の処理{第1装飾図柄表示内容決定処理6200(1)}に移行する。
次に、図21のタイミングチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の特徴的作用である「転落」について説明する。ここで、(1)は、確率変動遊技+時間短縮遊技中に遊技球が第2特図始動口2110の第1特定領域2113aに入球し、当該入球に係る第2特別図柄が小当たりに当選して大入賞口2120が開放し、遊技球が大入賞口2120の第2特定領域2123aに入球した場合、(2)は、確率変動遊技+時間短縮遊技中に遊技球が第2特図始動口2110の第1通常領域2114aに入球し、当該入球に係る第2特別図柄が小当たりに当選して大入賞口2120が開放し、遊技球が大入賞口2120の第2特定領域2123aに入球した場合、を夫々示している。以下、(1)及び(2)の態様について詳述する。尚、図面では、普通図柄変動開始タイミングが特別遊技終了直後の特定遊技開始タイミングと同一となっているが、これは図面内容の簡素化の観点からそのようにしたに過ぎない。
はじめに(1)の態様を説明する。確率変動大当たりに係る特別遊技終了後、主遊技に関する遊技状態が「確率変動遊技状態」に移行する(「確率変動フラグ」がオンとなる)と共に、補助遊技に関する遊技状態が「易開放状態」に移行する(「時間短縮フラグ」がオンとなる)。次に、本例では特別遊技終了直後は第2特別図柄(優先変動図柄)に係る保留が存在しないため、第1特図表示部2131上で第1特別図柄の変動表示がまず実行される。そして、補助遊技に関する遊技状態が易開放状態であるため、当該変動中に第2特図始動口2110の電動役物2112が開状態となる。ここで、当該開状態の際に第2特図始動口2110内に入球した遊技球が、第2特図始動口2110の第1特定領域2113aに入球する。その結果、主遊技に関する遊技状態及び補助遊技に関する遊技状態が夫々当該変動中に転落する(確率変動遊技状態から通常遊技状態、易開放状態から非易開放状態)。その後、前述の第2特図始動口2110の入球に基づき、第2特別図柄が変動を開始し所定時間変動を継続した後に小当たり図柄で停止する。そして、当該小当たりに基づき大入賞口2120が開放し、この際に第2特定領域2123aに遊技球が入球するものの、補助遊技に関する遊技状態は既に転落しているため、補助遊技に関する遊技状態の転落は行われない。
次に(2)の態様を説明する。ここで、(2)の態様の前半(第2特図始動口2110への遊技球の入球まで)は(1)の態様と同一であるので、後半の相違部から説明することとすると、第2特図始動口2110の電動役物2112が開状態となった際に当該始動口内に入球した遊技球が、第2特図始動口2110の第1通常領域2114aに入球する。その結果、主遊技に関する遊技状態及び補助遊技に関する遊技状態は維持される(転落しない)。そして、第1特別図柄の変動終了後、前述した第2特図始動口2110の入球に基づき、第2特別図柄が変動を開始し所定時間変動を継続した後に小当たり図柄で停止する。そして、当該小当たりに基づき大入賞口2120が開放し、この際に第2特定領域2123aに遊技球が入球する。その結果、補助遊技に関する遊技状態のみ転落する(易開放状態から非易開放状態)。
以上のように、(1)の態様においては、主遊技及び補助遊技のいずれの遊技状態も転落するので、当該転落以後は、第1特図始動口2110への入球に基づいて通常確率で特別遊技移行抽選が実行される通常遊技状態に戻ることになる。他方、(2)の態様においては、主遊技の遊技状態の転落抽選が実行される第2特図始動口への入球頻度が激減した状況下、第1特図始動口2110への入球に基づいて高確率で特別遊技移行抽選が実行される確率変動遊技状態となる。したがって、補助遊技の遊技状態が転落していない状況下での確率変動遊技と比較し、特別遊技移行への期待度がより高まる。
本最良形態によれば、主遊技及び補助遊技に関する二つの遊技状態に関し、補助遊技の遊技状態のみが転落した場合に遊技者にとってより有利となるよう構成された、低利益特別遊技(第1種の小当たり、第2種の第一段階特別遊技)が実施可能なパチンコ遊技機において、当該低利益特別遊技の実行条件を充足(又は実行条件の一つを充足)した際に主遊技及び補助遊技の両遊技状態の転落抽選を機械的に実行し、かつ、当該転落抽選で転落しなかった場合、引き続いて行われる当該低利益特別遊技時に補助遊技の遊技状態の転落抽選を機械的に実行するよう構成されているので、転落抽選タイミングがこれまでの識別情報の変動前から低利益特別遊技当選時に変更となり、遊技者の興味の対象となるタイミングが変化するといった、従前の転落抽選とは全く異なる新規な遊技性を付加することが可能になるという効果を奏する。更に、「止め打ち」をすると、当該機械的な転落抽選が実行される振分装置に入球しないので主遊技の遊技状態が転落することは無い代わりに、遊技者にとってより有利な補助遊技の遊技状態が転落することも無いので、より有利な状態を望む遊技者に対しては止め打ちを有効に防止することが可能になるという効果を奏する。
更に、従来の第1種第1種という、複合機では馴染みのある遊技機に適用した構成であるので、遊技内容が遊技者にとって理解し易いという効果を奏する。
更に、転落抽選タイミングより前に特別遊技移行抽選用乱数を取得し、かつ、当該振分タイミングより後に特別遊技の移行抽選を実行するよう構成されているので、転落抽選の前に特別遊技移行抽選が実行される事態を回避することができるという効果を奏する。
次に、本発明の変更例を説明する。本変更例に係るパチンコ遊技機は、従来の第1種の機能を一つと従来の第2種の機能を一つ有する遊技機である。ここで、特別遊技が複数同時に発生しないことを担保するため、後述する「強制一時停止タイプ」(タイプA)及び「強制ハズレ図柄差換タイプ」(タイプB)が存在する。以下、まず、タイプAから説明する。ここで、当該タイプは、第2特別遊技実行中に、特別図柄変動に係るタイマを一時停止させることにより、第2特別遊技実行中における第1特別遊技への移行を防止するタイプに係るものである(即ち、第2特別遊技実行中は、特別図柄が変動し続けるタイプ)。尚、以後の説明、特に処理の説明において、タイプAとタイプBで処理が相違する場合には、フローチャート上ではステップ番号の後に「A」又は「B」を付しているが、対応する説明においては「A」又は「B」を付すことを省略している。
まず、図22を参照しながら、本変更例に係るパチンコ遊技機の前面側の基本構造を説明する。パチンコ遊技機1は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、パチンコ遊技機1の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、パチンコ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、特図始動口2110、普図始動口2310、始動口2210、大入賞口2220、特別図柄表示装置2130、第1演出表示装置2140、普通図柄表示装置2320、第2演出表示装置2230、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
まず、特図始動口2110は、第1遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、特図始動口2110は、特図始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す特図始動口入球情報を生成する入球検出装置2111を備える。
次に、本発明の特徴的要素である、始動口2210について説明する。始動口2210は、第2遊技に対応する始動入賞口として設置されており、当該始動口2210内に遊技球が入球した場合には、所定条件下(例えば、主遊技及び補助遊技のいずれの遊技状態も転落していない条件下、大当たり中でない条件下)で、遊技状態の転落抽選が機械的に実行される。ここで、具体的構成としては、始動口2210は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置2211と、始動口2210の内部に備えられている第1特定領域2213a及び第1通常領域2214aと、第1特定領域2213aへの遊技球の入球を検出するための第1特定領域入賞検出装置2213と、第1通常領域2214aへの遊技球の入球を検出するための第1通常領域入賞検出装置2214と、電動役物2212と、電動役物2212を開閉させるための電動役物ソレノイド132とを備える。ここで、入球検出装置2211は、始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動口入球情報を生成する。第1特定領域入賞検出装置2213は、第1特定領域2213aへの遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1特定領域入球情報を生成する。第1通常領域入賞検出装置2214は、第1通常領域2214aへの遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1通常領域入球情報を生成する。尚、第1特定領域2213a及び第1通常領域2214aを通過した遊技球は、いずれもその後に第1入球検出装置2211を通過することとなる。即ち、始動口2210に遊技球が入球すると、所定条件下で遊技状態の(機械的な)転落抽選を行い、その後、所定条件下で第2特別遊技の第1段階が実行されることとなる。次に、電動役物2212は、始動口2210に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
次に、普図始動口2310は、普図始動口2310への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す普図始動口入球情報を生成する入球検出装置2311を備える。尚、普図始動口2310への遊技球の入球は、始動口2210の電動役物2212を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、本発明の特徴的要素である、大入賞口2220について説明する。大入賞口2220は、特別図柄が所定態様で停止した場合に開状態となる「第1特別遊技」と、始動口2210へ遊技球が入球することに基づき開状態となる「第2特別遊技の第1段階」と、当該第1段階の際に第3特定領域2225aに遊技球が入球したことを契機として実行される「第2特別遊技の第2段階」に関係する、横長方形を成しアウト口142の上方に位置した入賞口である。更に、大入賞口2220は、所定条件下(例えば、主遊技及び補助遊技のいずれの遊技状態も転落していない条件下、大当たり中でない条件下)で遊技状態の転落抽選を機械的に実行する装置としても機能する。ここで、具体的構成としては、大入賞口2220は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置2221と、大入賞口2220の内部に備えられている第2特定領域2222a、第2通常領域2223a及び第3特定領域2225aと、第2特定領域2222aへの遊技球の入球を検出するための第2特定領域入賞検出装置2222と、第2通常領域2223aへの遊技球の入球を検出するための第2通常領域入賞検出装置2223と、第3特定領域2225aへの遊技球の入球を検出するための第3特定領域入賞検出装置2225と、大入賞口2220に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に大入賞口2220を可変させる電動役物2224と、電動役物2224を開閉させるための大入賞口ソレノイド138とを備える。ここで、入球検出装置2221は、大入賞口2220への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入球情報を生成する。第2特定領域入賞検出装置2223は、第2特定領域2223aへの遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2特定領域入球情報を生成する。第2通常領域入賞検出装置2224は、第2通常領域2224aへの遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2通常領域入球情報を生成する。第3特定領域入賞検出装置2225は、第3特定領域2225aへの遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第3特定領域入球情報を生成する。尚、第2特定領域2223a及び第2通常領域2224aを通過した遊技球は、いずれもその後に第3特定領域2225aを通過することとなる。即ち、大入賞口2220に遊技球が入球すると、所定条件下で遊技状態の(機械的な)転落抽選がまず実行され、その後、第2特別遊技の第2段階への移行条件である、これら領域の下流に配された第3特定領域2225aを通過した後、当該通過に基づいて第2特別遊技の第2段階が実行されることとなる。尚、本変更例では、第2特定領域2223a及び第2通常領域2224aを通過した遊技球は、いずれもその後に第3特定領域2225aを通過するように構成されているが、これに限定されることはなく、例えば、大入賞口2220内に第3通常領域を設け、第2特定領域2223a及び第2通常領域2224aを通過した遊技球が第3特定領域2225a及び第3通常領域のいずれかを通過するように構成してもよい。
次に、特別図柄表示装置2130は、第1遊技に対応する特別図柄の変動表示及び停止表示を行う。具体的構成としては、特別図柄表示装置2130は、特図表示部2131と、特図保留表示部2132とを備える。ここで、特図保留表示部2132は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1遊技に係る乱数の保留数(実行されていない特別図柄の変動数)に相当する。尚、特別図柄表示装置2130は、例えば7セグメントLEDで構成され、特別図柄は、「0」〜「9」の10種類の数字及び「−」で表示される。
尚、特別図柄は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本変更例では、特別図柄表示装置2130の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、特別図柄自体に演出的な役割を持たせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、後述する第1演出表示装置2140のような液晶ディスプレーに、特別図柄を表示させるように構成してもよい。
次に、第1演出表示装置2140は、主として、特別図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、第1演出表示装置2140は、装図表示部2141と、装図保留表示部2142とを備える。ここで、装図表示部2141は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、第1演出表示装置2140は、本変更例では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、装図保留表示部2142は、4個のランプから構成され、当該ランプは、特別図柄の保留ランプと連動している。
次に、普通図柄表示装置2320は、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。具体的構成としては、普通図柄表示装置2320は、普図表示部2321と、普図保留表示部2322とを備える。ここで、普図保留表示部2322は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、普通図柄変動の保留数(実行されていない普通図柄変動の数)に相当する。
次に、第2演出表示装置2230は、第2特別遊技に係る遊技状態(例えば、第1段階の第2特別遊技に移行したか否か、第2段階の第2特別遊技に移行したか否か、第2段階のラウンド数や入球数に関する報知)を表示する。
最後に、センター飾り192は、第1演出表示装置2140の周囲に設置され、遊技球の流路、第1演出表示装置2140の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点灯等することで演出の役割を果たす。
次に、図23を参照しながら、パチンコ遊技機の背面側における基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機の全体動作を制御し、特に特図始動口2110や普図始動口2310に入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置1000と、遊技の興趣性を高める演出が表示される第1演出表示装置2140及び第2演出表示装置2230と、第1演出表示装置2140及び第2演出表示装置2230上での各種演出・情報報知に係る表示制御を行う第1演出表示制御手段2150及び第2演出表示制御手段2240(サブ基板)と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、パチンコ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、パチンコ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。尚、本変更例においては、第1演出表示制御手段2150と第2演出表示制御手段2240とは、物理的に一つのサブ基板内に備えられているが、別々のサブ基板として構成してもよい。更には、第1演出表示制御手段2150と第2演出表示制御手段2240とを別機能として構成したが、両者の機能を持たせた一の手段として構成してもよい。
次に、図24のブロック図を参照しながら、本変更例に係るパチンコ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、第1遊技・第2遊技・補助遊技の周辺機器である遊技周辺機器2000と、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出装置3000と情報伝達可能に接続されている。その他、図示しないが、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。尚、主制御装置1000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、本変更例では、主制御装置1000に払出制御機能を持たせているが、例えば賞球払出装置3000内に持たせるように構成してもよい。同様に、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、第1遊技・第2遊技・補助遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、第1遊技と第2遊技との調整を行なう遊技間調整手段1200と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報(当たり、ハズレ)、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信手段1300と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出装置3000を制御する賞球払出決定手段1400とを有している。以下、これら手段を詳述する。
はじめに、遊技制御手段1100は、各入賞口(始動口等)への入球を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する遊技内容決定乱数(当選乱数)に基づき当たりであるか否かを抽選する第1特別遊技当否抽選手段1135と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)等を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、始動口2210の電動役物2212の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電チュー開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な各特別遊技を制御するための特別遊技制御手段1170と、現在の遊技状態(第1遊技の遊技状態)をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在の遊技状態{例えば、主遊技に関する状態(通常遊技状態、確率変動遊技状態、特別遊技状態)、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、特別図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、普通図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190とを有している。
ここで、入球判定手段1110は、特図始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する特図始動口入球判定手段1111と、普図始動口2310に遊技球が流入したか否かを判定する普図始動口入球判定手段1112と、第2特別遊技の第1段階への移行契機となる遊技球入球信号を始動口2210から受信したか否かを判定する始動口入球判定手段1113と、第2特別遊技の第2段階への移行契機となる遊技球入球信号を大入賞口2220の第3特定領域入賞検出装置2225から受信したか否かを判定する特定領域通過判定手段1114とを有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、特図始動口2110への遊技球の入球に基づき第1乱数(遊技内容決定乱数)を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得する特図乱数取得判定実行手段1121と、第2乱数(普通図柄当選乱数)の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための普図乱数取得判定実行手段1122とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類により割り振られた「0」〜「65535」(当選乱数)や「0」〜「255」(変動態様決定乱数)といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、特別図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該遊技内容決定乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで特図保留情報一時記憶手段1131aに保留するための特図保留手段1131と、普通図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該普通図柄当選乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで普図保留情報一時記憶手段1132aに保留するための普図保留手段1132とを有している。ここで、特図保留手段1131及び普図保留手段1132は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、特図保留情報一時記憶手段1131a及び普図保留情報一時記憶手段1132aを夫々有している。
次に、第1特別遊技当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、当たりである場合に第1特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当たりフラグをオンにする)第1特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される第1特別遊技用当否抽選用テーブル1135bと、を有している。ここで、第1特別遊技用当否抽選用テーブル1135bは、特別図柄に関しての大当たり抽選を行う際に参照される特図用大当たり抽選テーブル1135b−1と、特別図柄に関しての小当たり抽選を行う際に参照される特図用小当たり抽選テーブル1135b−2と、を有している。尚、各抽選テーブルは、図示しないが、遊技状態毎に異なるテーブルを有している。例えば、各抽選テーブルは、通常遊技状態の際に用いられる低確率抽選用テーブルと、確率変動遊技状態の際に用いられる高確率抽選用テーブルと、を有する。ここで、表4は、特図用大当たり抽選テーブル1135b−1及び特図用小当たり抽選テーブル1135b−2(確率変動遊技状態時)の一例である。
Figure 0004968691
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数に基づき、特別図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する特図内容決定手段1141と、取得した普通図柄当選乱数に基づき、普通図柄の停止図柄を決定する普図内容決定手段1142とを有している。ここで、特図内容決定手段1141は、特別図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される特図内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該特図内容決定用抽選テーブル1141aは、当否結果・遊技状態・保留球数に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→特図通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→特図確率変動遊技状態用抽選テーブル)。尚、特図確率変動遊技状態用抽選テーブルによる特別図柄の変動態様は、特図通常遊技状態用抽選テーブルのそれと比較して、相対的に短い変動時間の変動態様が選択されるように構成されている。また、普図内容決定手段1142は、普通図柄の停止図柄を決定する際に参照される普図内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該普図内容決定用抽選テーブル1142aは、第1遊技の遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→普図通常用抽選テーブル、時間短縮遊技→普図時間短縮用抽選テーブル)。尚、通常遊技時における当選確率を低確率(例えば65000分の1)に設定し、時間短縮遊技時における当選確率を高確率(例えば1.003分の1)に設定する等、通常時と時間短縮遊技時との差を大きくして差異を明確にし、時間短縮遊技時でないと実質的に第2特別遊技に移行しないような構成としてもよい。ここで、表5は、特図内容決定用抽選テーブル1141a(大当たり・小当たり用)の一例である。
Figure 0004968691
次に、表示制御手段1150は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上で所定時間特別図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う特図表示制御手段1151と、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上での普通図柄の変動及び停止に関する表示処理を行うための普図表示制御手段1152とを有している。ここで、特図表示制御手段1151は、前記特図内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための特図変動時間管理手段1151aを更に有している。また、特図変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な特図変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、普図表示制御手段1152は、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上での普通図柄の変動時間を管理するための普図変動時間管理手段1152aを有している。また、普図変動時間管理手段1152aは、時間を計測可能な普図変動管理用タイマ1152a−1を備えている。
次に、電チュー開閉制御手段1160は、始動口2210の電動役物2212を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、始動口2210の電動役物2212の駆動時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、停止した特別図柄が特定態様であるか否かの判定を行うと共に、大当たり(小当たり含む)に当選しており(当たりフラグが発生しており)、かつ、特定態様である場合には、大入賞口2220を所定条件で開状態にするという第1特別遊技を実行するための第1特別遊技制御手段1171と、第2特別遊技の実行に係る各種制御を司る第2特別遊技制御手段1172とを有している。
ここで、第1特別遊技制御手段1171は、第1特別遊技に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、当たりに当選している(当たりフラグが発生している)か否かの判定と共に、特別図柄が所定態様(所定態様「A1」〜「A3」)で停止したか否かを判定する第1条件判定手段1171aと、第1特別遊技移行条件を充足している場合、当該第1特別遊技の内容(具体的にはラウンド数、ラウンド間時間等)を第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中にセットする第1特別遊技内容決定手段1171dと、前記条件を充足している場合に、第1特別遊技を実行するための第1特別遊技実行手段1171bと、第1特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための第1特別遊技時間管理手段1171cとを有している。また、第1特別遊技時間管理手段1171cは、時間を計測可能な第1特別遊技用タイマ1171c−1を更に有している。また、第1特別遊技内容決定手段1171dは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中にセットされるべき前記第1特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1171d−1を更に有している。
ここで、表6は、本変更例で用いられる第1特別遊技内容参照テーブル1171d−1の一例である。表5及び表6から分かるように、所定態様「A2」に起因した特別遊技の内容と所定態様「A3」に起因した特別遊技の内容は、略同一(大入賞口2220の見た目上の開放態様が同一)となるように構成されている。即ち、大入賞口2220の開放態様だけ見ても、当該当たりが「突然確率変動大当たり」なのか「小当たり」なのか区別不能に構成されている。
Figure 0004968691
次に、第2特別遊技制御手段1172は、第2特別遊技に移行するための条件を充足しているか否かを判定するための第2条件判定手段1172aと、前記条件を充足している場合に、第2特別遊技を実行するための第2特別遊技実行手段1172bと、第2特別遊技に関する各種処理の時間管理を行うための第2特別遊技時間管理手段1172cとを有している。ここで、第2条件判定手段1172aは、第1段階特別遊技への移行条件を充足しているか否かを判定する第1段階特別遊技条件判定手段1172a−1と、第2特別遊技の第1段階の際に第2段階移行条件を充足したか否かを判定する第2段階特別遊技条件判定手段1172a−2とを有している。また、第2特別遊技実行手段1172bは、大入賞口2220の電動役物2224を駆動して第1段階特別遊技を実行するための第1段階特別遊技実行手段1172b−1と、大入賞口2220の電動役物2224を駆動して第2段階特別遊技を実行するための第2段階特別遊技実行手段1172b−2とを有している。また、第2特別遊技時間管理手段1172cは、第2特別遊技の第2段階移行条件となる、大入賞口2220の特定領域(第3特定領域入賞検出装置2225)への遊技球入球有効時間(入球検出装置2221での遊技球入球検出からの所定時間)を計測する特定領域有効タイマ1172c−1と、第2特別遊技の第1段階特別遊技中の大入賞口2220の開閉時間を計測する第1段階開閉タイマ1172c−2と、第2段階特別遊技における単位遊技時間を計測する第2段階開閉タイマ1172c−3とを有している。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181aを更に有している。ここで、「特定遊技」とは、例えば、特別遊技への抽選確率が通常遊技時よりも高い確率変動遊技や、特別図柄の変動時間が通常遊技時よりも相対的に短い時間短縮遊技を指す。
ここで、本変更例においては、時短中には、非時短中と比較して、特別図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、普通図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、始動口2210の電動役物2212の開放時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、回数制限付きの確率変動遊技において終了回数に到達したか否かを判定する機能を有していてもよい(回数制限付確率変動遊技機能を有するパチンコ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、第1遊技に関する現在の遊技状態{例えば、通常遊技・確率変動遊技状態、特別遊技状態、特別図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための第1遊技状態一時記憶手段1191と、第2遊技に関する現在の遊技状態{例えば、特別遊技状態、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)}等を一時記憶するための第2遊技状態一時記憶手段1192と、補助遊技に関する現在の遊技状態{例えば、各種フラグのオンオフ状況、普通図柄に係る停止図柄及び変動態様情報}等を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1193とを有している。ここで、第1遊技状態一時記憶手段1191は、第1遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第1フラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の特別図柄(変動開始条件が成立した特別図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための特図情報一時記憶手段1191bと、第1特別遊技中における情報(ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数等)を一時記憶するための第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cとを有している。また、第2遊技状態一時記憶手段1192は、各種フラグ(第1段階特別遊技に関するフラグ、第2段階特別遊技に関するフラグ等)のオンオフ状況を記憶するための第2フラグ一時記憶手段1192aと、第2特別遊技中に関する情報(単位遊技における第1大入賞口2120への遊技球の入賞個数等)を一時記憶するための第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192bとを有している。また、補助遊技状態一時記憶手段1193は、各種フラグ(補助遊技に関するフラグ)のオンオフ情報を一時記憶するための補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aと、現在変動中の普通図柄(変動開始条件が成立した普通図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための普図情報一時記憶手段1193bとを有している。
次に、遊技間調整手段1200は、各種一時記憶手段(特図保留情報一時記憶手段1131a、普図保留情報一時記憶手段1132a、遊技状態一時記憶手段1190)を参照することにより、現在の遊技状態を逐次確認する遊技状態確認手段1210と、一方の特別遊技の実行中に他方の特別遊技への移行を回避するための作動回避制御手段1220とを有する。ここで、作動回避制御手段1220は、第2遊技が特別遊技に移行した場合に、第1遊技の特別遊技への移行を回避するための第1作動回避制御手段1221と、第1遊技が特別遊技に移行した場合に、第2遊技の特別遊技への移行を回避するための第2作動回避制御手段1222とを有している。以下、各手段を順に詳述する。まず、第1作動回避制御手段1221は、第2遊技が特別遊技に移行したか否かを判定するための第1作動回避判定手段1221aと、作動回避条件を充足した場合に作動回避処理を実行するための第1作動回避実行手段1221bとを更に有している。ここで、第1作動回避実行手段1221bは、第2遊技が特別遊技に移行した場合、第1遊技に係る特別図柄の変動を禁止するための特図変動禁止手段1221b−1と、第2遊技が特別遊技に移行した場合、当該特別遊技の間、第1遊技に係る特別図柄の変動を一時停止するための特図変動タイマ一時停止手段1221b−2とを有している。また、第2作動回避制御手段1222は、第1遊技が特別遊技に移行したか否かを判定するための第2作動回避判定手段1222aと、作動回避条件を充足した場合に第2遊技の作動回避処理を実行するための第2作動回避実行手段1222bとを更に有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。まず、遊技周辺機器2000は、第1遊技側の周辺機器である第1遊技周辺機器2100と、第2遊技側の周辺機器である第2遊技周辺機器2200と、第1遊技及び第2遊技の共用周辺機器2400と、補助遊技側の周辺機器である補助遊技周辺機器2300とを有している。以下、これら手段を順に説明する。
まず、第1遊技周辺機器2100は、第1特別遊技移行の契機となる特図始動口2110と、特別図柄の停止表示及び変動表示が可能な特別図柄表示装置2130と、装飾図柄の停止表示及び変動表示や特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、主として第1演出に係る表示を行う第1演出表示装置2140と、第1演出に係る一切の表示制御を司る第1演出表示制御手段2150とを有している。尚、第1演出は、特別図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。
ここで、第1演出表示制御手段2150は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2151と、主として、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、第1演出表示装置2140での演出表示制御を行う第1表示制御手段2152とを有している。まず、表示情報受信手段2151は、主制御装置1000側からの第1遊技に関する遊技情報(例えば、第1遊技の特別遊技に関する情報)を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2151aを有している。尚、メイン側情報一時記憶手段2151aに一時記憶された図柄情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。次に、第1表示制御手段2152は、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上での装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る装飾図柄表示制御手段2152aと、第1演出表示装置2140の装図保留表示部2142上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る保留情報表示制御手段2152bとを有している。ここで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための装図表示内容決定手段2152a−1と、装飾図柄や装飾図柄の変動態様に関するデータを記憶するための装図変動態様記憶手段2152a−2とを更に有している。ここで、装図表示内容決定手段2152a−1は、装飾図柄の変動態様を決定する際に参照するための装図変動内容決定テーブル2152a−1−1を更に有している。また、保留情報表示制御手段2152bは、現在の保留球数を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2152b−1を更に有している。
尚、第1演出表示制御手段2150は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本変更例においては、第1演出表示制御手段2150が、表示、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
次に、第2遊技周辺機器2200は、第2特別遊技の第1段階への移行の契機となる始動口2210と、第2特別遊技中の遊技進行状況を示す表示を含め、主として第2演出に係る表示を行う第2演出表示装置2230と、第2演出等に係る一切の表示制御を司る第2演出表示制御手段2240とを有している。
ここで、第2演出表示制御手段2240は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2241と、主として、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、第2演出表示装置2230での表示制御を行う第2表示制御手段2242とを有している。ここで、表示情報受信手段2241は、主制御装置1000からの各種情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2241aを有している。そして、当該記憶情報は、特に第2特別遊技中における、遊技進行状況の報知処理の際に利用される。尚、第2演出表示制御手段2240は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本変更例においては、第2演出表示制御手段2240が、表示、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。尚、本変更例においては、第1演出表示制御手段2150と第2演出表示制御手段2240とを機能的に分けたが、これらを一体として構成してもよい。
次に、共用周辺機器2400は、第1遊技側での特別遊技及び第2遊技側での特別遊技の際に開放すると共に、所定条件下で遊技球が入球した場合に遊技状態の転落抽選を機械的に実行するための大入賞口2220を有している。
次に、補助遊技周辺機器2300は、始動口2210の電動役物2212開放の契機となる普図始動口2310と、普通図柄の停止表示及び変動表示が可能な普通図柄表示装置2320とを有している。
尚、特別図柄表示装置2130及び普通図柄表示装置2320が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、第1演出表示装置2140が第1演出表示制御手段2150、第2演出表示装置2230が第2演出表示制御手段2240と情報伝達可能に接続されている。即ち、特別図柄表示装置2130及び普通図柄表示装置2320は主制御装置1000により制御され、第1演出表示装置2140は第1演出表示制御手段2150により制御され、第2演出表示装置2230は第2演出表示制御手段2240により制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。尚、周辺機器の詳細構成は上述したので説明を割愛する。
次に、図25〜図46のフローチャートを参照しながら、本変更例に係る処理の流れを説明する。まず、図25は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図25に示すように、まず、ステップ1000で、主制御装置1000は、第1遊技における通常遊技時・特定遊技時に実行される、第1特別遊技への移行判定に係る第1特別遊技移行判定処理を実行する。次に、ステップ2000で、主制御装置1000は、第1特別遊技に係る第1特別遊技実行処理を実行する。そして、ステップ3000で、主制御装置1000は、第2遊技における通常遊技時・特定遊技時に実行される、第2特別遊技への移行判定に係る第2特別遊技移行判定処理を実行する。次に、ステップ4000で、主制御装置1000は、第2特別遊技に係る第2特別遊技実行処理を実行する。次に、ステップ9000で、主制御装置1000は、後述する転落制御処理を実行する。次に、ステップ5000で、主制御装置1000は、賞球払出処理を実行する。当該ステップにおいては、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出装置3000を駆動して所定の賞球数の払出処理を行い、再びステップ1000に戻る。
次に、図26は、図25におけるステップ1000のサブルーチンに係る、第1特別遊技移行判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1300で、主制御装置1000は、特図始動口2110への遊技球の入球に基づく処理に係る、第1乱数(第1遊技に関する遊技内容決定乱数)取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上での特別図柄の変動表示・停止表示処理に係る、特別図柄表示処理を実行する。そして、ステップ1500で、主制御装置1000は、遊技内容決定乱数が当選値であった場合の処理に係る、第1特別遊技作動条件判定処理を実行し、ステップ2000に移行する。
次に、図27は、図26におけるステップ1300のサブルーチンに係る、第1遊技内容決定乱数取得処理に係るフローチャートである。まず、ステップ1302で、特図始動口入球判定手段1111は、特図始動口2110の入球検出装置2111から特図始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、特図乱数取得判定実行手段1121は、特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、特図乱数取得判定実行手段1121は、遊技内容決定乱数(当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得し、特図保留手段1131が、何個目の保留であるかという情報と共に当該乱数を特図保留情報一時記憶手段1131aにセットする。次に、ステップ1308で、情報送信手段1300は、特図保留情報一時記憶手段1131aを参照し、当該乱数が何個目の保留として記憶されたのかの情報を取得すると共に、当該情報を第1演出表示制御手段2150側に送信し、次の処理(ステップ1400の特別図柄表示処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合も、次の処理(ステップ1400の特別図柄表示処理)に移行する。
次に、図28は、図26におけるステップ1400のサブルーチンに係る、特別図柄表示処理のフローチャートである。ここで、当該処理は、第2特別遊技実行中に、特別図柄変動に係るタイマを一時停止させることにより、第2特別遊技実行中における第1特別遊技への移行を防止することを特徴とする。即ち、第2特別遊技実行中は、特別図柄が変動し続ける。
そこで、本フローチャートを順に説明すると、まず、ステップ1402で、特図内容決定手段1141は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、この変動開始条件は、第1特別遊技・第2特別遊技中でないことと、特別図柄が変動中でないことのみである。即ち、特別図柄の変動開始に際し、普通図柄が変動中であることは変動開始制限条件にはならない。
ステップ1402でYesの場合、ステップ1414で、特図内容決定手段1141は、特図保留情報一時記憶手段1131aに一時記憶されている、今回の図柄変動に係る遊技内容決定乱数を読み出す。次に、ステップ1415で、第1特別遊技当否抽選手段1135は、遊技内容決定乱数及び遊技状態に基づき、特図用大当たり抽選テーブル1135b−1及び特図用小当たり抽選テーブル1135b−2を参照し、特別図柄当否(大当たり、小当たり)抽選を実行する。尚、当否抽選に際しては、先に大当たり抽選テーブルを参照して大当たり抽選を実行し、大当たり抽選にはずれた場合、更に小当たり抽選テーブルを参照して小当たり抽選を実行する。そして、ステップ1417で、第1特別遊技移行決定手段1135aは、抽選結果が当たりか否かを判定する。ステップ1417でYesの場合、ステップ1418で、第1特別遊技移行決定手段1135aは、第1フラグ一時記憶手段1191a中の当たりフラグをオンにする。他方、ステップ1417でNoの場合には、ステップ1418をスキップする。
そして、ステップ1416で、特図内容決定手段1141は、特図内容決定用抽選テーブル1141a内の各抽選テーブルを参照し、遊技内容決定乱数(例えば特別図柄決定乱数、変動態様決定乱数)に基づいて特別図柄に関する停止図柄及び変動態様を決定し、これらを特図情報一時記憶手段1191bに一時記憶する。尚、前記参照されるテーブルは、当否結果・遊技状態・保留球数に基づいて決定される(以下も同様)。また、当たりに関しては、大当たりと小当たりがあるが、これらが区別された形で停止図柄及び変動態様が選択されるよう構成されている限り、それぞれ別々のテーブルを用いて表示内容を決定するよう構成しても、同一テーブルを用いて表示内容を決定するよう構成してもよい(以下も同様)。次に、ステップ1419で、情報送信手段1300が、ステップ1416で決定した特別図柄に関する図柄情報(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)を第1演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1420で、特図変動時間管理手段1151aが、所定時間(前記ステップ1416で決定した変動態様に係る変動時間)を特図変動管理用タイマ1151a−1にセットする。そして、ステップ1422で、特図表示制御手段1151は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上で、特図情報一時記憶手段1191bに記憶された変動態様に従い、特別図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446で、特図表示制御手段1151は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の変動中フラグをオンにする。そして、ステップ1424で、遊技状態確認手段1210は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照することにより、現在第2特別遊技関連フラグ(例えば、第2特別遊技移行許可フラグ、第2特別遊技実行フラグ)がオフであるか否か、即ち、現在第2特別遊技が実行中でないか否かを確認する。
ステップ1424でYesの場合、ステップ1426で、遊技状態確認手段1210は、特図変動管理用タイマ1151a−1を更に参照することにより、現在特別図柄変動タイマが停止中であるか否かを確認する。ステップ1426でYesの場合、ステップ1428で、特図変動タイマ一時停止手段1221b−2は、一時停止中であった特図変動管理用タイマ1151a−1をオンにする。そして、ステップ1429で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に図柄変動の再開信号を送信し、ステップ1434に移行する。
他方、ステップ1424でNoの場合、ステップ1430で、遊技状態確認手段1210は、特図変動管理用タイマ1151a−1を更に参照することにより、現在特別図柄変動タイマが動作中であるか否かを確認する。ステップ1430でYesの場合、ステップ1432で、特図変動タイマ一時停止手段1221b−2は、動作中の特図変動管理用タイマ1151a−1を一時停止状態にする。そして、ステップ1433で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に図柄変動の一時停止信号を送信し、ステップ1434に移行する。尚、ステップ1426及びステップ1430でNoの場合にもステップ1434に移行する。
次に、ステップ1434で、特図変動時間管理手段1151aが、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1434でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1434でYesの場合、ステップ1436で、情報送信手段1300は、所定時間に到達した旨のコマンドを第1演出表示制御手段2150側に送信する。次に、ステップ1438で、特図表示制御手段1151は、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上での特別図柄の変動表示を停止し、特図情報一時記憶手段1191bに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440で、特図表示制御手段1151は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442で、特図変動時間管理手段1151aは、特図変動管理用タイマ1151a−1をリセットする。次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1444で、特図表示制御手段1151は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444でYesの場合にはステップ1424に移行し、Noの場合には次の処理(ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図29は、図28におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が「0」よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの時短回数カウンタ値を「1」減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が「0」であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の時間短縮フラグをオフにし、次の処理(ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456でNoの場合にも、次の処理(ステップ1500の第1特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図30は、図26におけるステップ1500のサブルーチンに係る、第1特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、第1条件判定手段1171aは、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、第1条件判定手段1171aは、特別図柄表示装置2130の特図表示部2131上に表示された特別図柄が所定態様で停止したか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1505で、第1特別遊技内容決定手段1171dは、当該所定態様に基づき、第1特別遊技内容参照テーブル1171d−1を参照することにより、当該第1特別遊技の内容を第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットする。次に、ステップ1551で、特定遊技制御手段1180は、当該所定態様が小当たり(「A3」)でないか否かを判定する。ステップ1551でYesの場合、ステップ1552及び1554で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の特定遊技フラグ(確率変動フラグ・時間短縮フラグ)を一旦オフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)する。そして、ステップ1506及びステップ1508で、第1条件判定手段1171aは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中の第1特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に、第1フラグ一時記憶手段1191a中の当たりフラグをオフにし、次の処理(ステップ2000の第1特別遊技実行処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合にも、次の処理(ステップ2000の第1特別遊技実行処理)に移行する。また、ステップ1551でNoの場合には、ステップ1506に移行する。
次に、図31は、図25におけるステップ2000のサブルーチンに係る、第1特別遊技実行処理のフローチャートである。まず、ステップ2002で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、第1特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2002でYesの場合、ステップ2004で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に第1特別遊技開始信号を送信する。次に、ステップ2006及びステップ2008で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191a内の第1特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に第1特別遊技実行フラグをオンにし、ステップ2012に移行する。他方、ステップ2002でNoの場合、ステップ2010で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ2010でYesの場合には、ステップ2012に移行する。尚、ステップ2010でNoの場合には、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。
次に、ステップ2012で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ2012でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ2013〜2022の処理を行うことなく、ステップ2023に移行する。他方、ステップ2012でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ2013で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cにセットした開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする(例えば、所定態様「A3」の開放パターンとしては、抽選で決定した大入賞口を0.5秒開放→0.8秒閉鎖→0.5秒開放、という開放パターンをセットする)。次に、ステップ2016で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中の入賞球カウンタをゼロクリアする。そして、ステップ2018で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191c中のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cに記憶されているラウンド数は、第1特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ2020で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191a中のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ2022で、第1特別遊技実行手段1171bは、大入賞口2220の電動役物2224を駆動して大入賞口2220を開放し、ステップ2023に移行する。
次に、ステップ2023で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に現在の遊技状態情報(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を送信する。そして、ステップ2024で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ2024でYesの場合には、ステップ2028に移行する。他方、ステップ2024でNoの場合、ステップ2026で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技用タイマ1171c−1を参照して所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ2026でYesの場合にも、ステップ2028に移行し、Noの場合には、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。
次に、ステップ2028で、第1特別遊技実行手段1171bは、大入賞口2220の電動役物2224の駆動を停止して大入賞口2220を閉鎖する。そして、ステップ2030で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技用タイマ1171c−1をリセットする。次に、ステップ2032で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191a中のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ2034で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1特別遊技関連情報一時記憶手段1191cを参照して、当該ラウンドが最終ラウンドか否かを判定する(例えば、大当たりに基づく特別遊技の場合には15ラウンド、小当たりに基づく特別遊技の場合には1ラウンド)。ステップ2034でYesの場合、ステップ2036で、第1特別遊技実行手段1171bは、第1フラグ一時記憶手段1191a中の第1特別遊技実行フラグをオフにする。そして、ステップ2038で、情報送信手段1300は、第1演出表示制御手段2150側に第1特別遊技終了信号を送信する。そして、ステップ1550で、遊技制御手段1100は、後述の第1特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。尚、ステップ2034でNoの場合にも、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。
次に、図32は、図31におけるステップ1550のサブルーチンに係る、第1特別遊技終了後の第1遊技に関する状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1656で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190を参照して、今回の特別遊技が小当たり(所定態様「A3」)でないか否かを判定する。ステップ1656でYesの場合、ステップ1660〜ステップ1664で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の確率変動フラグと時間短縮フラグを夫々オンにすると共に、時短回数カウンタ1181aに時短回数カウンタ値として所定値(例えば「100」)をセットし、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。尚、ステップ1656でNoの場合にも、次の処理(ステップ3000の第2特別遊技移行判定処理)に移行する。また、本変更例においては、確率変動大当たり及び突然確率変動大当たりとなった場合であっても、次回の大当たりまでではなく、特別図柄が所定回数(100回)変動するまでの間のみ、通常遊技時と比較して電動役物2112が開状態となり易い「易開放状態」となる。
次に、図33は、図25におけるステップ3000のサブルーチンに係る、第2特別遊技移行判定処理のフローチャートである。尚、説明の便宜上、当該処理は、直接的な第2遊技に関する処理だけでなく、第2特別遊技を誘発する間接的な補助遊技に関する処理も包含する。そこで、当該処理を説明すると、まず、ステップ3100で、主制御装置1000は、普図始動口2310への遊技球の入球に基づく処理に係る、普通図柄当選乱数取得処理を実行する。次に、ステップ3200で、主制御装置1000は、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上での普通図柄の変動表示・停止表示に係る、普通図柄表示処理を実行する。そして、ステップ3300で、主制御装置1000は、普通図柄当選乱数が当選値であった場合の処理に係る、電チュー駆動判定処理を実行する。次に、ステップ3400で、主制御装置1000は、第2特別遊技に移行するか否かの判定処理に係る、第2特別遊技作動条件判定処理を実行する。
次に、図34は、図33におけるステップ3100のサブルーチンに係る、補助遊技に係る普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ3102で、普図始動口入球判定手段1112は、普図始動口2310に遊技球が入球(流入、通過)したか否かを判定する。ステップ3102でYesの場合、ステップ3104で、普図乱数取得判定実行手段1122は、普図保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(1個)でないか否かを判定する。ステップ3104でYesの場合、ステップ3106で、普図乱数取得判定実行手段1122は、普通図柄当選乱数を取得する。次に、ステップ3108で、普図保留手段1132は、当該乱数を普図保留情報一時記憶手段1132aにセットし、次の処理(ステップ3200の普通図柄表示処理)に移行する。尚、ステップ3102及びステップ3104でNoの場合も、次の処理(ステップ3200の普通図柄表示処理)に移行する。
次に、図35は、図33におけるステップ3200のサブルーチンに係る、普通図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ3203で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照して、電チュ−開放フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ3203でYesの場合、ステップ3204で、普図表示制御手段1152は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照して、普通図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ3204でYesの場合、ステップ3206で、普図内容決定手段1142は、普図保留情報一時記憶手段1132aにアクセスし、普通図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ3206でYesの場合、ステップ3216で、普図内容決定手段1142は、当該保留球に基づく普通図柄乱数及び遊技状態に基づき停止図柄を決定する。
次に、ステップ3240で、条件判定手段1161は、抽選結果が当たりであるか否かを判定する。ステップ3240でYesの場合、ステップ3242で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の普通図柄当たりフラグをオンにし、ステップ3218に移行する。他方、ステップ3240でNoの場合は、ステップ3242をスキップし、ステップ3218に移行する。
次に、ステップ3218で、普図変動時間管理手段1152aは、遊技状態に基づき、普図変動管理用タイマ1152a−1に所定時間(例えば、時短遊技の場合には5秒、通常遊技の場合には30秒)をセットする。そして、ステップ3220で、普図表示制御手段1152は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の普通図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ3222で、普図保留手段1132は、普通図柄に関する当該保留球を1減算した上で普図保留情報一時記憶手段1132aに記録されている保留情報を更新すると共に、普図表示制御手段1152は、普図変動管理用タイマ1152a−1をスタートした後、普図表示部2321上で普通図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ3224で、普図変動時間管理手段1152aは、普図変動管理用タイマ1152a−1を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ3224でYesの場合、ステップ3226で、普図表示制御手段1152は、普図表示部2321上で、前記ステップ3216で普図内容決定手段1142が決定した停止図柄を確定表示する。そして、ステップ3228で、普図表示制御手段1152は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の普通図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ3300の電チュー駆動判定処理)に移行する。
尚、ステップ3203、ステップ3206及びステップ3224でNoの場合には次の処理(ステップ3300の電チュー駆動判定処理)に移行し、ステップ3204でNoの場合にはステップ3224に移行する。
次に、図36は、図33におけるステップ3300のサブルーチンに係る、補助遊技に関する電チュー駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ3302で、条件判定手段1161は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照し、普通図柄当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3302でYesの場合、ステップ3304で、条件判定手段1161は、普通図柄表示装置2320の普図表示部2321上に表示された普通図柄が所定態様で停止したか否かを判定する。ステップ3304でYesの場合、ステップ3306及びステップ3308で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の電チュー開放許可フラグをオンにすると共に普通図柄当たりフラグをオフにし、次の処理(ステップ3400の第2特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ3302及び3304でNoの場合にも、次の処理(ステップ3400の第2特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図37は、図33におけるステップ3400のサブルーチンに係る、第2特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ3402で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照し、電チュー開放許可フラグ(ステップ3306参照)がオンであるか否かを判定する。ステップ3402でYesの場合、ステップ3404及びステップ3406で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の電チュー開放許可フラグをオフにすると共に電チュー開放フラグをオンにする。ここで、「電チュー開放フラグ」とは、始動口2210の電動役物2212が開放中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は始動口2210の電動役物2212が開放中であることを意味する。次に、ステップ3407で、電チュー開閉制御手段1160は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して現在の第1遊技の状態を確認し、当該確認内容を踏まえ、開放タイマ1162に始動口2210の電動役物2212の開放時間をセットする。例えば、現在の第1遊技が時間短縮遊技状態である場合には、電動役物2212の開放時間として所定時間(例えば1秒)をセットし、現在の第1遊技が通常遊技状態である場合には、電動役物2212の開放時間として所定時間(例えば0.1秒)をセットする。ステップ3414で、電チュー開閉制御手段1160は、始動口2210の電動役物2212を駆動することにより、始動口2210を開放する。次に、ステップ3416で、第2特別遊技制御手段1172は、始動口2210の入球検出装置2211に遊技球が入球したか否かを判定する。ステップ3416でYesの場合、ステップ3417で、第2作動回避判定手段1222aは、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192aを参照し、現在特別遊技中{第1特別遊技関連フラグ(第1特別遊技移行許可フラグや第1特別遊技実行フラグ等)、第2特別遊技関連フラグ(第2特別遊技移行許可フラグや第2特別遊技実行フラグ等)のいずれかがオン}でないか否かを判定する。
ここで、ステップ3417でYesの場合、ステップ3418で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技移行許可フラグをオンにし、ステップ3420に移行する。他方、ステップ3417でNoの場合、即ち、第1特別遊技中又は第2特別遊技中に始動口2210の入球検出装置2211に遊技球が入球した場合には、ステップ3420に移行する。このように、特別遊技中に第2特別遊技の移行権を獲得した場合であっても当該移行権を無効にする処理を行なう。
そして、ステップ3420で、電チュー開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ3420でYesの場合、ステップ3422で、電チュー開閉制御手段1160は、始動口2210の電動役物2212の駆動を停止し、始動口2210を閉鎖する。そして、ステップ3424で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193a中の電チュー開放フラグをオフにし、次の処理(ステップ4000の第2特別遊技実行処理)に移行する。
尚、ステップ3402でNoの場合、ステップ3426で、電チュー開閉制御手段1160は、補助遊技関連フラグ一時記憶手段1193aを参照し、電チュー開放フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3426でYesの場合、ステップ3416に移行する。また、ステップ3416でNoの場合は、ステップ3420に移行する。そして、ステップ3420及びステップ3426でNoの場合には、次の処理(ステップ4000の第2特別遊技実行処理)に移行する。
次に、図38は、図25のステップ4000のサブルーチンに係る、第2特別遊技実行処理のフローチャートである。まず、ステップ4100で、第2特別遊技制御手段1172は、第2特別遊技の移行許可が下りているか否かを判定すると共に、当該許可が下りている場合には各種初期設定を行う初期設定処理を実行する。次に、ステップ4200で、第2特別遊技制御手段1172は、第1段階特別遊技の実行処理と第2段階特別遊技の移行判定を行う第1段階実行処理を実行する。そして、ステップ4300で、第2特別遊技制御手段1172は、第2段階特別遊技の実行処理を行う第2段階実行処理を実行し、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。
次に、図39は、図38のステップ4100のサブルーチンに係る、第2特別遊技の初期設定処理のフローチャートである。まず、ステップ4102で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第2特別遊技移行許可フラグ(ステップ3418参照)がオンであるか否か、即ち、第2特別遊技に移行するか否かを判定する。ステップ4102でYesの場合、ステップ4104及びステップ4106で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技実行フラグをオンにする。ここで、「第2特別遊技実行フラグ」とは、現在第2特別遊技(第1段階特別遊技又は第2段階特別遊技)が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は第2特別遊技が実行中であることを意味する。次に、ステップ4110で、情報送信手段1300は、第2演出表示制御手段2240に対して第2特別遊技移行信号を送信する。次に、ステップ4112で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第1段階フラグをオンにし、次の処理(ステップ4200の第1段階実行処理)に移行する。ここで、「第1段階フラグ」とは、第1段階特別遊技に移行決定がなされているか否か又は第1段階特別遊技が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は第1段階特別遊技に移行決定がなされているか第1段階特別遊技が実行中であることを意味する。尚、ステップ4102でNoの場合には次の処理(ステップ4200の第1段階実行処理)に移行する。
次に、図40は、図38のステップ4200のサブルーチンに係る、第2特別遊技の第1段階実行処理のフローチャートである。まず、ステップ4202で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第1段階開閉継続フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「第1段階開閉継続フラグ」とは、第1段階特別遊技に係る大入賞口2220の開閉処理が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は大入賞口2220の開閉処理が実行中であることを意味する。そして、ステップ4202でYesの場合、ステップ4203で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、特定領域有効フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「特定領域有効フラグ」とは、第1段階特別遊技期間中に第3特定領域2225aが有効であるか否かを示すフラグであり、オンの場合に遊技球が第3特定領域2225aに入球すると第2段階特別遊技に移行する。ステップ4203でYesの場合、ステップ4204で、第1段階特別遊技条件判定手段1172a−1は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第1段階フラグ(ステップ4112参照)がオンであるか否かを判定する。ステップ4204でYesの場合、ステップ4206及びステップ4207で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第1段階開閉継続フラグ及び特定領域有効フラグを夫々オンにする。そして、ステップ4208で、第2特別遊技制御手段1172は、第1段階開閉タイマ1172c−2及び特定領域有効タイマ1172c−1に、第1段階特別遊技に係る大入賞口2220の開閉時間及び第1段階特別遊技に係る第3特定領域有効時間を夫々セットする。次に、ステップ4210で、第1段階特別遊技実行手段1172b−1は、大入賞口2220の電動役物2224を駆動して、大入賞口2220の開閉を開始する。そして、ステップ4212で、第1段階特別遊技実行手段1172b−1は、第1段階開閉タイマ1172c−2を参照して、第1段階特別遊技の大入賞口2220の開閉終了時間に到達したか否かを判定する。ステップ4212でYesの場合、ステップ4214で、第1段階特別遊技実行手段1172b−1は、大入賞口2220の電動役物2224の駆動を停止し、大入賞口2220の開閉を終了する。そして、ステップ4216で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第1段階開閉継続フラグをオフにする。次に、ステップ4218で、第2特別遊技時間管理手段1172cは、第1段階開閉タイマ1172c−2をリセットする。次に、ステップ4219で、第2特別遊技制御手段1172は、特定領域有効タイマ1172c−1を参照し、前記第3特定領域有効時間終了タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ4219でYesの場合、ステップ4224で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照し、第1段階特別遊技における前記有効時間内に第3特定領域2225aに入球したか否か、即ち、前記有効時間内に大入賞口2220の第3特定領域入賞検出装置2225から遊技球の入球信号を受信したか否かを判定する。ステップ4224でYesの場合、ステップ4225で、第2特別遊技制御手段1172は、抽選により当該特別遊技の単位遊技数を決定し(例えば、1ラウンド、7ラウンド、15ラウンド)、第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192bに上限単位遊技数(残り単位遊技数)Nとして記憶する。そして、ステップ4226で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2段階フラグをオンにする。ここで、「第2段階フラグ」とは、第2段階特別遊技に移行決定されているか否か又は第2段階特別遊技が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は第2段階特別遊技に移行決定されているか第2段階特別遊技が実行中であることを意味する。次に、ステップ4234で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、確率変動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ4234でYesの場合、ステップ4236及び4238で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191aに再度アクセスし、確率変動フラグをオフにすると共に確率変動予約フラグをオンにする。次に、ステップ4240で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照し、時間短縮フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ4240でYesの場合、ステップ4242及び4244で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191aに再度アクセスし、時間短縮フラグをオフにすると共に時間短縮予約フラグをオンにする。
他方、ステップ4224でNoの場合には、ステップ4232で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技実行フラグをオフにし、ステップ4228に移行する。
尚、ステップ4202でNoの場合にはステップ4212に移行し、ステップ4203でNoの場合にはステップ4219に移行し、ステップ4204、ステップ4212及びステップ4219でNoの場合には、次の処理(第2段階実行処理4300)に移行し、ステップ4234及びステップ4240でNoの場合にはステップ4228に移行する。
次に、図41は、図38のステップ4300のサブルーチンに係る、第2特別遊技の第2段階実行処理のフローチャートである。まず、ステップ4302及びステップ4304で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第2段階開閉継続フラグ及び第2段階継続フラグがいずれもオフであるか否かを判定する。ここで、「第2段階開閉継続フラグ」とは、第2段階特別遊技の単位遊技が実行中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は単位遊技が実行中であることを意味する。また、「第2段階継続フラグ」とは、第2段階特別遊技が継続中であるか否かを示すフラグであり、オンの場合は第2段階特別遊技が継続中(実行中)であることを意味する。そして、ステップ4302及びステップ4304でYesの場合、ステップ4306で、第2段階特別遊技条件判定手段1172a−2は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、第2段階フラグ(ステップ4226参照)がオンであるか否かを判定する。ステップ4306でYesの場合、ステップ4308及びステップ4310で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2段階継続フラグ及び第2段階開閉継続フラグをオンにする。そして、ステップ4312で、第2特別遊技制御手段1172は、第2段階開閉タイマ1172c−3に第2段階特別遊技に係る大入賞口2220の開閉時間をセットし、ステップ4314に移行する。
次に、ステップ4314で、第2段階特別遊技実行手段1172b−2は、大入賞口2220の電動役物2224を駆動して、大入賞口2220の開閉を開始する。そして、ステップ4316で、第2段階特別遊技実行手段1172b−2は、開閉終了条件が成立したか否か、具体的には、第2段階開閉タイマ1172c−3を参照して、第2段階特別遊技の単位遊技終了時間(又は単位遊技終了開閉回数)に到達したか否かを判定すると共に、第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192bを参照して、所定の入賞個数(例えば10個)に達したか否かを判定する。ステップ4316でYesの場合、ステップ4318で、第2段階特別遊技実行手段1172b−2は、大入賞口2220の電動役物2224の駆動を停止し、大入賞口2220の開閉を終了する。そして、ステップ4320で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2段階開閉継続フラグをオフにする。次に、ステップ4322で、第2特別遊技制御手段1172は、第2段階開閉タイマ1172c−3をリセットする。そして、ステップ4324で、第2特別遊技制御手段1172は、第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192b内に記憶されている上限単位遊技数(残り単位遊技数)Nを1減算する。
そして、ステップ4326で、第2特別遊技制御手段1172は、第2特別遊技関連情報一時記憶手段1192bを参照することにより、上限単位遊技数(残り単位遊技数)Nが0であるか否かを判定する。ステップ4326でYesの場合、ステップ4328及びステップ4330で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2段階継続フラグ及び第2段階フラグを夫々オフにする。次に、ステップ4332で、第2特別遊技制御手段1172は、第2フラグ一時記憶手段1192a中の第2特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ4334で、情報送信手段1300は、第2演出表示制御手段2240に対して第2特別遊技終了信号を送信する。次に、ステップ4342以降で、今回の第2遊技側での特別遊技に起因してオフにしたフラグの入れ直し処理を実施する。具体的には、ステップ4342で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190を参照し、確率変動予約フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ4342でYesの場合、ステップ4344及びステップ4346で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190にアクセスし、確率変動予約フラグをオフにすると共に確率変動フラグをオンにする。次に、ステップ4336で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190を参照し、時間短縮予約フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ4336でYesの場合、ステップ4338及びステップ4340で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190にアクセスし、時間短縮予約フラグをオフにすると共に時間短縮フラグをオンにし、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。
尚、ステップ4302でNoの場合には、ステップ4316に移行する。また、ステップ4304でNoの場合には、ステップ4310に移行する。また、ステップ4306、ステップ4316、ステップ4326、ステップ4342及びステップ4336でNoの場合には、次の処理(ステップ9000の転落制御処理)に移行する。
次に、図42は、図25におけるステップ9000のサブルーチンに係る、本発明の特徴的処理の一つである転落制御処理のフローチャートである。当該転落制御処理は、概略、確率変動遊技状態かつ易開放状態時に遊技球が始動口2210の第1特定領域2213aに入球した場合は主遊技に関する遊技状態及び補助遊技に関する遊技状態を転落させる一方、確率変動遊技状態かつ易開放状態時における第2特別遊技の第1段階時に遊技球が大入賞口2220の第2特定領域2222aに入球した場合は補助遊技に関する遊技状態のみを転落(易開放状態から非易開放状態)させるための処理である。ここで、当該処理を具体的に説明すると、まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1180は、遊技球が始動口2210の第1特定領域2213aに入球したか否かを判定する。ステップ9002でYesの場合、ステップ9004〜ステップ9008で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の特定遊技フラグ(確率変動フラグ、時間短縮フラグ)をオフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。他方、ステップ9002でNoの場合、ステップ9014で、特定遊技制御手段1180は、遊技球が大入賞口2220の第2特定領域2222aに入球したか否かを判定する。ステップ9014でYesの場合、ステップ9016及びステップ9018で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の特定遊技フラグ(時間短縮フラグのみ)をオフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。尚、ステップ9014でNoの場合にも、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
尚、本変更例に係る当該処理では、確率変動フラグ等をオフにするに際し、当該フラグがオンであるか否かの確認処理を実行していないが、当該フラグがオンである場合にのみオフにする処理を実行するよう構成してもよい。また、本変更例では、第1特定領域及び第1通常領域の下流側に入球検出装置を設けるよう構成したが、本最良形態と同様、第1特定領域又は第1通常領域の上流に入球検出装置を設けるよう構成してもよい。ただ、本最良形態の場合と異なり、転落抽選後に当否抽選が実行されることを担保する必要が無いので、当該入球検出装置の位置は特に限定されない。
次に、図43〜図46は、本変更例に係るパチンコ遊技機におけるサブ基板側のメインフローチャートである。まず、ステップ6100で、第1演出表示制御手段2150は、第1遊技の通常遊技・特定遊技時における装飾図柄の変動表示・停止表示に係る装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6200で、第1演出表示制御手段2150は、第1遊技の特別遊技時における各種状態表示(例えば、ラウンド数や入賞個数等の表示)に係る第1特別遊技中表示制御処理を実行する。そして、ステップ6300で、第2演出表示制御手段2240は、第2遊技の特別遊技時における各種状態表示(例えば、ラウンド数や入賞個数等、第2段階への移行権を獲得したか否かの表示)に係る第2特別遊技中表示制御処理を実行し、ステップ6100に戻る処理を繰り返す。
次に、図44は、図43でのステップ6100のサブルーチンである、装飾図柄表示制御処理に係るフローチャートである。まず、ステップ6101で、装飾図柄表示制御手段2152aは、第1演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリアを参照し、図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6101でYesの場合、ステップ6102で、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から図柄情報を受信したか否かを判定する。ステップ6102でYesの場合、ステップ6104で、装図表示内容決定手段2152a−1は、メイン側情報一時記憶手段2151a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装図変動内容決定テーブル2152a−1−1を参照して、装飾図柄の変動態様と停止図柄を決定すると共に、装図表示内容決定手段2152a−1は、当該決定情報を第1演出表示関連情報一時記憶手段に一時記憶する。尚、主制御装置1000側からの停止図柄・変動態様(即ち、特別図柄の停止図柄・変動態様)と第1演出表示制御手段2150側で決定する停止図柄・変動態様(即ち、装飾図柄の停止図柄・変動態様)とは1対1対応でなくともよく、例えば、第1演出表示制御手段2150側での変動態様の比率を主制御装置1000側からの一変動態様に対して複数パターン持っていてもよい。次に、ステップ6105で、装飾図柄表示制御手段2152aは、第1演出表示関連情報一時記憶手段内の図柄変動中フラグをオンにする。そして、ステップ6106で、装飾図柄表示制御手段2152aは、第1演出表示関連情報一時記憶手段に一時記憶された前記ステップ6104での決定内容に従い、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で装飾図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ6107で、装飾図柄表示制御手段2152aは、第1演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリアを参照し、図柄変動一時停止フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6107でYesの場合、ステップ6108で、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照して、主制御装置1000側から図柄変動の一時停止信号を受信したか否かを判定する。ステップ6108でYesの場合、ステップ6109及びステップ6110で、装飾図柄表示制御手段2152aは、第1演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の図柄変動一時停止フラグをオンにすると共に、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で、変動中の装飾図柄を一時停止(ゆれ変動)する。そして、ステップ6112で、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照して、主制御装置1000側から図柄変動の再開信号を受信したか否かを判定する。ステップ6112でYesの場合、ステップ6113及びステップ6114で、装飾図柄表示制御手段2152aは、第1演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の図柄変動一時停止フラグをオフにすると共に、一時停止(ゆれ変動)していた装飾図柄の変動を再開する。他方、ステップ6112でNoの場合には、再開信号を受信するまで待機する。そして、ステップ6116で、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から確定表示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6116でYesの場合、ステップ6118で、装飾図柄表示制御手段2152aは、第1演出表示関連情報一時記憶手段に一時記憶された前記ステップ6104での決定内容に従い、装飾図柄の停止図柄を確定表示する。そして、ステップ6119で、装飾図柄表示制御手段2152aは、第1演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(第1特別遊技中表示制御処理6200)に移行する。尚、ステップ6101でNoの場合にはステップ6107に移行し、ステップ6102及びステップ6116でNoの場合には次の処理(第1特別遊技中表示制御処理6200)に移行し、ステップ6107でNoの場合にはステップ6112に移行し、ステップ6108及びステップ6112でNoの場合にはステップ6116に移行する。
次に、図45は、図43でのステップ6200のサブルーチンに係る、第1特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6201で、第1表示制御手段2152は、第1演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリアを参照し、第1特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6201でYesの場合、ステップ6202で、第1表示制御手段2152は、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から第1特別遊技開始信号を受信したか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6203及びステップ6204で、第1表示制御手段2152は、第1演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の第1特別遊技中フラグをオンにすると共に、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で大当たり開始表示を行う。そして、ステップ6206で、第1表示制御手段2152は、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で、ステップ2123で主制御装置1000側から逐次送信されている遊技情報に基づき、ラウンド数と入賞個数を逐次表示する(所定態様「A1」の場合のみ表示する)。ここで、当たり図柄が所定態様A2・A3である場合には、ラウンド数表示をすると、今回の当たりが「突然確率変動当たり」及び「小当たり」のいずれであるかが遊技者に分かってしまうので、これらの当たり図柄の場合には、当該処理においてラウンド数表示等を実行しない。そして、ステップ6208で、第1表示制御手段2152は、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照し、主制御装置1000側から第1特別遊技終了信号を受信したか否かを判定する。ステップ6208でYesの場合、ステップ6210で、第1表示制御手段2152は、第1演出表示装置2140の装図表示部2141上で、大当たり終了表示を行う。そして、ステップ6211で、第1表示制御手段2152は、第1演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の第1特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(第2特別遊技中表示制御処理6300)に移行する。尚、ステップ6201でNoの場合にはステップ6206に移行し、ステップ6202及びステップ6208でNoの場合にも次の処理(第2特別遊技中表示制御処理6300)に移行する。
次に、図46は、図43でのステップ6300のサブルーチンに係る、第2特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6330及びステップ6332で、第2表示制御手段2242は、第2演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の第2段階特別遊技中フラグ及び第1段階特別遊技中フラグがオフか否かを判定する。ステップ6330及びステップ6332でYesの場合、ステップ6302で、第2表示制御手段2242は、メイン側情報一時記憶手段2241aを参照し、主制御装置1000側から第2特別遊技開始信号を受信したか否かを判定する(ステップ4110を参照)。ステップ6302でYesの場合、ステップ6334及びステップ6304で、第2表示制御手段2242は、第2演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の第1段階特別遊技中フラグをオンにすると共に、第2演出表示装置2230上で第1段階特別遊技の大当たり開始表示を行う。次に、ステップ6306で、第2表示制御手段2242は、メイン側情報一時記憶手段2241aを参照し、主制御装置1000側から第2段階特別遊技に移行するか否かの情報を受信したか否かを判定する(ステップ4228を参照)。ステップ6306でYesの場合、ステップ6336及びステップ6308で、第2表示制御手段2242は、第2演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の第1段階特別遊技中フラグをオフにすると共に、メイン側情報一時記憶手段2241aを参照し、前記ステップ6306で受信した情報が第2段階への移行確定信号であるか否かを判定する。ステップ6308でYesの場合、ステップ6310で、第2表示制御手段2242は、第2演出表示装置2230上で、第2段階特別遊技の大当たり開始表示を行う。次に、ステップ6314で、第2表示制御手段2242は、第2演出表示装置2230上で、第2段階特別遊技の大当たり開始表示を行うと共に、ラウンド数と入賞個数を逐次表示する。そして、ステップ6316で、第2表示制御手段2242は、メイン側情報一時記憶手段2241aを参照し、主制御装置1000側から第2特別遊技終了信号を受信したか否かを判定する。ステップ6316でYesの場合、ステップ6318及びステップ6340で、第2表示制御手段2242は、第2演出表示装置2230上で第2段階の大当たり終了表示を行うと共に、第2演出表示関連情報一時記憶手段のフラグエリア内の第2段階特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(装飾図柄表示制御処理6100)に移行する。
尚、ステップ6330でNoの場合にはステップ6314に移行し、ステップ6332でNoの場合にはステップ6306に移行し、ステップ6302、ステップ6306及びステップ6316でNoの場合には、次の処理(装飾図柄表示制御処理6100)に移行する。また、ステップ6308でNoの場合には、ステップ6312で、第2表示制御手段2242は、第2演出表示装置2230上で、第1段階の大当たり終了表示(当該特別遊技の終了表示)を行い、次の処理(装飾図柄表示制御処理6100)に移行する。
次に、図47のタイミングチャートを参照しながら、本変更例に係るパチンコ遊技機の特徴的作用である「転落」について説明する。ここで、(1)は、確率変動遊技状態及び易開放状態中に遊技球が始動口2210の第1特定領域2213aに遊技球が入球し、当該入球に係る第2特別遊技の第1段階時に遊技球が大入賞口2220の第2特定領域2222aに入球した場合、(2)は、確率変動遊技状態及び易開放状態中に遊技球が始動口2210の第1通常領域2214aに遊技球が入球し、当該入球に係る第2特別遊技の第1段階時に遊技球が大入賞口2220の第2特定領域2222aに入球した場合、を夫々示している。以下、(1)及び(2)について詳述する。尚、図面では、普通図柄変動開始タイミングが特別遊技終了直後の特定遊技開始タイミングと同一となっており、更に、特別遊技終了直後には第1特別図柄に係る保留が存在しないようになっているが、これは図面内容の簡素化の観点からそのようにしたに過ぎない。
はじめに(1)の態様を説明する。確率変動大当たりに係る特別遊技終了後、主遊技に関する遊技状態が「確率変動遊技状態」に移行する(「確率変動フラグ」がオンとなる)と共に、補助遊技に関する遊技状態が「易開放状態」に移行する(「時間短縮フラグ」がオンとなる)。このように補助遊技に関する遊技状態が易開放状態となるため、特別遊技が終了して間もなく始動口2210の電動役物2212が開状態となる。ここで、当該開状態の際に始動口2210内に入球した遊技球が、当該始動口内の第1特定領域2213aに入球する。その結果、主遊技に関する遊技状態及び補助遊技に関する遊技状態が夫々転落する(確率変動遊技状態から通常遊技状態、易開放状態から非易開放状態)。その後、始動口2210の入球に係る第2特別遊技(第一段階)が実行され、当該第一段階において第2特定領域2222aに入球する。しかしながら、既に両遊技状態の転落が確定しているため、当該入球によっては何も起きず、第2特別遊技が終了した後、主遊技及び補助遊技共、通常遊技状態に戻る。
次に(2)の態様を説明する。まず、(1)と同様に、特別遊技終了直後、補助遊技に関する遊技状態が易開放状態に移行する。したがって、当該特別遊技が終了して間もなく第2特図始動口2110の電動役物2112が開状態となる。ここで、当該開状態の際に始動口2210内に入球した遊技球が、当該始動口内の第1通常領域2214aに入球する。その結果、主遊技に関する遊技状態及び補助遊技に関する遊技状態は維持される(転落しない)。その後、始動口2210への当該入球に係る第2特別遊技(第一段階)が実行され、当該第一段階において第2特定領域2222aに入球する。これにより、補助遊技に関する遊技状態が転落する。他方、主遊技に関する遊技状態は、引き続いて実行される第2特別遊技(第二段階)の際に一旦通常遊技状態となるが、当該特別遊技が終了した後、主遊技に関する遊技状態のみ確率変動遊技状態にセットされる。
以上のように、(1)の態様においては、主遊技及び補助遊技のいずれの遊技状態も転落するので、当該転落以後は、第1特図始動口2110への入球に基づいて通常確率で特別遊技移行抽選が実行される通常遊技状態に戻ることになる。他方、(2)の態様においては、主遊技の遊技状態の転落抽選が実行される始動口への入球頻度が激減した状況下、第1特図始動口2110への入球に基づいて高確率で特別遊技移行抽選が実行される確率変動遊技状態となる。したがって、補助遊技が転落していない状況下での確率変動遊技と比較し、特別遊技移行への期待度がより高まる。
次に、本変更例のBタイプ(ハズレ停止図柄強制停止タイプ)を説明する。ここで、当該タイプは、第2特別遊技実行中に特別図柄が変動中である場合、当該特別図柄をハズレ停止図柄で強制的に停止させることにより、第1特別遊技への移行を防止するものである。
そこでまず、図24のブロック図を参照しながら、タイプBに係るパチンコ遊技機の機能上の特徴を説明する。タイプBに係るパチンコ遊技機は、タイプAの特図変動タイマ一時停止手段1221b−2の代わりに、第2遊技が特別遊技に移行した場合、第1遊技に係る特別図柄を強制的にハズレ図柄にするためのハズレ図柄強制差換手段1221b−3を有することを特徴とする。
次に、図48及び図49のフローチャートを参照しながら、タイプBに係るパチンコ遊技機の処理上の特徴を説明する。ここで、図48は、メイン側の処理に係るフローチャートであり、詳細には、図26におけるステップ1400のサブルーチンに係る、特別図柄表示処理のフローチャートである。尚、大部分が図28と共通し、ステップ1424B〜ステップ1431Bが存在する点でのみ相違する。そこで相違点のみ説明すると、ステップ1422Bで特別図柄が変動を開始した後、ステップ1424Bで、遊技状態確認手段1210は、第2フラグ一時記憶手段1192aを参照して、現在第2特別遊技関連フラグ(例えば、第2特別遊技移行許可フラグ、第2特別遊技実行フラグ)がオフであるか否か、即ち、現在第2特別遊技が実行中でないか否かを確認する。そして、ステップ1424BでYesの場合には、本フローに係るハズレ停止図柄強制停止処理を行なわず、ステップ1434Bに移行する。他方、ステップ1424BでNoの場合、ステップ1425Bで、まず、情報送信手段1300が、第1演出表示制御手段2150側にハズレ図柄で強制停止する旨の確定表示コマンドを送信する。次に、ステップ1427Bで、ハズレ図柄強制差換手段1221b−3が、特図情報一時記憶手段1191bに記憶されている停止図柄をハズレ停止図柄に強制的に差換えると共に、第1作動回避実行手段1221bが、特図変動管理用タイマ1151a−1をゼロクリアする。これにより、差換えたハズレ停止図柄が、特図表示部2131に確定表示されることになる。そして、ステップ1429Bで、第1作動回避制御手段1221は、第1フラグ一時記憶手段1191aを参照して、当たりフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1429BでYesの場合、ステップ1431Bで、第1作動回避制御手段1221は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の当たりフラグをオフにする。これにより、当該ハズレの停止図柄が停止するだけでなく、内部的にも当たりの権利が消滅する。
尚、このタイプBは、強制ハズレ停止条件を充足した場合、変動中の図柄が直ちにハズレ停止図柄に置換されるように構成したが、ハズレ態様が停止図柄として表示されるまで変動を延長する、いわゆる「すべり」の手法を用いてもよい。
次に、図49は、サブ側の処理に係るフローチャートであり、詳細には、図43でのステップ6100のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。尚、大部分が図44と共通し、ステップ6109B〜ステップ6111B間の処理のみ相違する。そこで相違点のみ説明すると、ステップ6109Bで、装飾図柄表示制御手段2152aは、メイン側情報一時記憶手段2151aを参照して、主制御装置1000側からハズレ停止図柄で強制停止する旨の信号を受信したか否かを判定する。ステップ6109BでYesの場合、ステップ6111Bで、装飾図柄表示制御手段2152aは、演出表示装置2410の装図表示部上で、変動中の装飾図柄をハズレ停止図柄で強制停止し、ステップ6119Bに移行する。他方、ステップ6109BでNoの場合は、ステップ6116Bに移行する。
尚、本変更例では、大入賞口2220内に第3特定領域2225aが設けられている。そして、第2特別遊技の第1段階で開状態となった大入賞口2220に入球した遊技球が第3特定領域2225aに入球した場合、第2段階の特別遊技(例えば、更に1R、7R又は15Rが追加継続)が実行されるように構成されている。しかしながら、本発明(本変更例)の特徴は、第1特定領域入賞検出装置2213に遊技球が通過した場合には第2種的に(即ち、第1種のような抽選を介さずに)大入賞口2220が開放して転落抽選を実行する点にあるので、少なくとも1回開放動作を実行すればよく、第2段階のように、それ以上の開放動作を付与する必要は無い。したがって、第3特定領域2225aは存在していなくてもよく、また、第2段階移行・実行に係る手段や処理も不要である。このように構成することで、ゲーム内容の複雑化を防ぐことができる。更には、前述のように第2段階の特別遊技を設けるにしても、抽選で0ラウンドが選択されるようにしてもよい。この場合、0ラウンドの当選確率を上げる(例えば99%)ことにより、多くの場合、大入賞口は転落抽選の目的のためだけに開放し(第1段階が1回+第2段階が0回)、たまに、出球付与の目的で開放する(第1段階が1回+第2段階がN回)。
図1は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 図2は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の背面図である。 図3は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図4は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図5は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での入賞処理のフローチャートである。 図6は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図8は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での通常遊技制御処理のフローチャートである。 図9は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別図柄表示処理(第2特別図柄表示処理)のフローチャートである。 図10は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での変動開始条件成立可否判定処理のフローチャートである。 図11は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図12は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図13は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での電チュー駆動判定処理のフローチャートである。 図14は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図15は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図16は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での転落制御処理のフローチャートである。 図17は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側でのメインフローチャートである。 図18は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図19は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図20は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図21は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示すタイミングチャートである。 図22は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機の正面図である。 図23は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機の背面図である。 図24は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図25は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図26は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技移行判定処理のフローチャートである。 図27は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図28は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別図柄表示処理のフローチャートである(タイプA)。 図29は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図30は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図31は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技実行処理のフローチャートである。 図32は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図33は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第2特別遊技移行判定処理のフローチャートである。 図34は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での普通図柄当選乱数取得処理のフローチャートである。 図35は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での普通図柄表示処理のフローチャートである。 図36は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での電チュー駆動判定処理のフローチャートである。 図37は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第2特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図38は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第2特別遊技実行処理のフローチャートである。 図39は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での初期設定処理のフローチャートである。 図40は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1段階実行処理のフローチャートである。 図41は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第2段階実行処理のフローチャートである。 図42は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での転落制御処理のフローチャートである。 図43は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側でのメインフローチャートである。 図44は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである(タイプA)。 図45は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第1特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図46は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での第2特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図47は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、作用を示すタイミングチャートである。 図48は、本発明の最良形態(変更例)に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での特別図柄表示処理(特定遊技終了判定処理)のフローチャートである(タイプB)。 図49は、本発明の第二の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである(タイプB)。
符号の説明
1121 第1特図乱数取得判定実行手段
1122 第2特図乱数取得判定実行手段
1123 普図乱数取得判定実行手段
1135 当否抽選手段
1160 電チュー開閉制御手段
1161 条件判定手段
1170 特別遊技制御手段
1180 特定遊技制御手段
2110 第2特図始動口
2112 電動役物
2113a 第1特定領域
2120 大入賞口
2123a 第2特定領域
2210 第1特図始動口
2410 普図入球口

Claims (5)

  1. 遊技球が入球可能な第一始動口と、
    一始動口への遊技球の入球に基づき、第一乱数を取得する第一乱数取得手段と、
    一乱数に基づき、第一特別遊技に移行するか否かを抽選する一特別遊技移行抽選手段と、
    遊技球が入球可能な開口部と内部に第一所定領域とを有する振分装置であって、前記開口部を介して内部に入球した遊技球の、一所定領域への振分を機械的に実行可能な振分装置と、
    分装置の前記開口部に取り付けられた、開状態と閉状態を採り得る可変部材であって、状態の際は分装置に遊技球が入球可能であると共に、状態の際は分装置に遊技球が入球不能又は困難に構成されている可変部材と、
    遊技球が入球可能な第二始動口と、
    二始動口への遊技球の入球に基づき、第二乱数を取得する第二乱数取得手段と、
    二乱数に基づき、前記可変部材の状態への移行抽選を行う変部材開状態移行抽選手段と、
    開状態と閉状態を採り得る、一又は複数の可変入賞口であって、前記一又は複数の可変入賞口の少なくとも一つが第二所定領域を有する特定可変入賞口であり、
    一特別遊技移行抽選手段による第一特別遊技への移行抽選結果が当選である場合、前記一又は複数の可変入賞口のいずれかを遊技者にとって有利な状態とする第一特別遊技を実行すると共に、分装置内に遊技球が入球した場合、特定可変入賞口を遊技者にとって有利な状態とする第二特別遊技を実行する、特別遊技の実行制御を司る特別遊技制御手段と、
    第一特別遊技と第二特別遊技とが同時に実行されないよう制御する特別遊技重複実行回避制御手段と、
    変部材開状態移行抽選手段による状態への移行抽選結果が当選である場合、前記可変部材を状態から状態に変化させる変部材開閉制御手段と、
    場合により又は常に、第一特別遊技が終了した後、通常遊技状態時と比較して前記可変部材が状態である時間が相対的に長い可変部材易開状態とする変部材易開状態制御手段と、
    場合により又は常に、第一特別遊技が終了した後、一特別遊技移行抽選手段による第一特別遊技への移行抽選確率を通常遊技状態時よりも高い高確率抽選状態とする確率抽選状態制御手段と、
    遊技状態が確率抽選状態及び変部材易開状態である状況下、前記第一所定領域に遊技球が流入した場合には、確率抽選状態及び変部材易開状態の両方を常遊技状態とする一方、前記第二所定領域に遊技球が流入した場合には、変部材易開状態のみ常遊技状態とする技状態転落制御手段と
    を有するパチンコ遊技機。
  2. 分装置は、内部に第三始動口を更に有しており、
    チンコ遊技機は、
    三始動口への遊技球の入球に基づき、第三乱数を取得する第三乱数取得手段と、
    三乱数に基づき、第二特別遊技に移行するか否かを抽選する二特別遊技移行抽選手段と
    を更に有しており、
    別遊技制御手段は、二特別遊技移行抽選手段による第二特別遊技への移行抽選結果が当選である場合、第二特別遊技を実行する、請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 三乱数取得手段は、前記振分のタイミングより前に三乱数を取得し、かつ、二特別遊技移行抽選手段は、前記振分のタイミングより後に特別遊技の移行抽選を実行する、請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 三乱数取得手段は、前記振分のタイミングより後に三乱数を取得する、請求項2記載のパチンコ遊技機。
  5. 別遊技制御手段は、分装置内に遊技球が入球した場合、他の特別遊技が実行されていないことを条件として、第二特別遊技を実行する、請求項1記載のパチンコ遊技機。
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