JP4968609B2 - 練歯磨供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、練歯磨を歯ブラシに供給する練歯磨供給装置に関するものである。
練歯磨を歯ブラシに供給する練歯磨供給装置はいくつか提案されている(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3002156号公報
しかしながら、何れの構成も市販化、さらには量産化が実現されていない。これは、軽量化に適していなかったり、装置が大型であったりすることが原因と考えられる。
そこで本発明は、簡易な構成で量産化に適した練歯磨供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、練歯磨入りチューブを倒立姿勢で保持するチューブ保持手段を備えた装置筐体と、前記チューブ保持手段に保持された練歯磨入りチューブを挟持する挟持部材と、該挟持部材に固定されたピニオンと、前記装置筐体に鉛直方向に沿って固定され、前記ピニオンと係合しているラックとからなる挟持部材案内機構と、前記装置筐体に軸支された原動プーリーと該原動プーリーより上方位置又は下方位置で該装置筐体に軸支された従動プーリーとを有し、該原動プーリーと該従動プーリーとにタイミングベルトが架け渡されている巻き掛け伝動装置とを備え、さらに前記タイミングベルトは、前記挟持部材案内機構の前記ピニオンとも係合し、前記原動プーリーが回転してタイミングベルトが回動すると該回動に伴い該ピニオンが回転するものであり、該タイミングベルトの回動に伴って前記ピニオンが前記ラックに沿って回転しながら下降すると、該ピニオンと接続した前記挟持部材が下降して、該挟持部材に挟まれている練歯磨入りチューブが絞られて練り歯磨きが絞り出される練歯磨供給装置であって、倒立姿勢で保持された前記練歯磨入りチューブの下端にある歯磨出口を遮蔽する遮蔽位置と、該歯磨出口を開放する開放位置とに位置変換する開閉蓋と、該開閉蓋と連繋し、該開閉蓋を開放位置とする作動位置と、該開閉蓋を遮蔽位置とする通常位置とに位置変換すると共に、前記原動プーリーと連繋して前記通常位置から前記作動位置への移動に伴い該原動プーリーを回動させる操作部とを備え、さらに、前記操作部の作動位置は、前記歯磨出口の直下に設定されており、前記歯ブラシ挿入開口から挿入された歯ブラシの先端が前記操作部に押し当てられて該操作部が通常位置から作動位置に位置変換すると、前記開閉蓋が開放位置に移動し、かつ、該操作部の移動に伴い前記伝動プーリーが回転して前記タイミングベルトが回動し、前記ピニオンが回転しながら下降して前記挟持部材が下降し、練り歯磨きが前記歯磨出口を介して前記歯ブラシの先端に絞り出される練歯磨供給装置であり、前記操作部は、平行リンク機構を介して前記装置筐体に取り付けられており、該操作部が前記通常位置から前記作動位置に水平移動することを特徴とする練歯磨供給装置である。
かかる構成にあって、挟持部材ピニオンとラックとで構成された挟持部材案内機構により上下方向に案内されるため、安定して昇降運動するとともに、タイミングベルトの回動に伴って前記ピニオンが前記ラックに沿って回転しながら下降すると、該ピニオンと接続した前記挟持部材も回転しながら下降して、該挟持部材に挟まれている練歯磨入りチューブが絞られて練り歯磨きが絞り出されるものであり、倒立姿勢で保持された練歯磨入チューブに練歯磨入チューブが折れ曲がるような上下方向の力が加わることが無いので、練歯磨入りチューブを確実に絞り出すことが可能となる。更に、前記ピニオンを回転させる動力としてはタイミングベルトを用いることとしたため、装置全体が簡略構造となり、軽量化が促進される。更に、歯ブラシの先端が操作部に押し当てられて操作部が通常位置から作動位置に位置変換すると、練歯磨入チューブの歯磨出口は開放されるとともに、挟持部材も回転しながら下降して練り歯磨きが歯ブラシの先端に絞り出されるものであり、使用者は歯ブラシの先端で操作部を押すだけで一定の量の練り歯磨きを歯ブラシの先端に供給できる。
かかる構成とすることにより、使用者による歯ブラシの押し込み動作によって挟持部材を回転しながら下降させて練歯磨を絞り出すことができるため、原動プーリーを回転させる電動モーター等の駆動源を要しない。したがって、装置全体が簡略構造となり、またさらに軽量化できる。
上記構成にあっては、前記挟持部材の左右両端のうち少なくともいずれかに前記ピニオンが固定され、さらに該ピニオンの外側に、支持基材が該ピニオンに対して遊転可能に取り付けられ、該支持基材からは、該ピニオンに対して前記タイミングベルトの肉厚分だけ間隔を置いてガイド杆が突設されており、前記ピニオンと前記ガイド杆との間に前記タイミングベルトが介装されていることが望ましい。
かかる構成とすることにより、タイミングベルトとピニオンとの接触面積が増え、タイミングベルトとピニオンとが安定して係合することとなる。
また、前記装置筐体に歯ブラシ挿入開口が設けられている構成にあって、倒立姿勢で保持された前記練歯磨入りチューブの下端にある歯磨出口を遮蔽する遮蔽位置と、該歯磨出口を開放する開放位置とに位置変換する開閉蓋と、該開閉蓋と連繋し、該開閉蓋を開放位置とする作動位置と、該開閉蓋を遮蔽位置とする通常位置とに位置変換すると共に、前記原動プーリーと連繋して前記通常位置から前記作動位置への移動に伴い該原動プーリーを回動させる操作部とを備え、さらに、前記操作部の作動位置は、前記歯磨出口の直下に設定されており、前記歯ブラシ挿入開口から挿入された歯ブラシの先端が前記操作部に押し当てられて該操作部が通常位置から作動位置に位置変換すると、前記開閉蓋が開放位置に移動し、かつ、該操作部の移動に伴い前記伝動プーリーが回転して前記タイミングベルトが回動し、前記ピニオンが回転しながら下降して前記挟持部材が下降し、練り歯磨きが前記歯磨出口を介して前記歯ブラシの先端に絞り出されるようにする構成が望ましい。
かかる構成とすることにより、使用者による歯ブラシの押し込み動作によって挟持部材を下降させて練歯磨を絞り出すことができるため、原動プーリーを回転させる電動モーター等の駆動源を要しない。したがって、装置全体が簡略構造となり、またさらに軽量化できる。
また、前記操作部は、平行リンク機構を介して前記装置筐体に取り付けられており、該操作部が前記通常位置から前記作動位置に水平移動する構成が望ましい。
かかる構成とすることにより、使用者が歯ブラシで操作部を操作した際の操作性が良い。
また、前記チューブ保持手段は、練歯磨入りチューブの歯磨出口の外周面に配設されたキャップ取付用係合突起と係合する係合部を備えていることが望ましい。
かかる構成とすることにより、練歯磨入りチューブが前記チューブ保持手段に確実に保持されることとなる。
本発明に係る練歯磨供給装置は、練歯磨入りチューブを倒立姿勢で保持するチューブ保持手段を備えた装置筐体と、前記チューブ保持手段に保持された練歯磨入りチューブを挟持する挟持部材と、該挟持部材に固定されたピニオンと、前記装置筐体に鉛直方向に沿って固定され、前記ピニオンと係合しているラックとからなる挟持部材案内機構と、前記装置筐体に軸支された原動プーリーと該原動プーリーより上方位置又は下方位置で該装置筐体に軸支された従動プーリーとを有し、該原動プーリーと該従動プーリーとにタイミングベルトが架け渡されている巻き掛け伝動装置とを備え、さらに前記タイミングベルトは、前記挟持部材案内機構の前記ピニオンとも係合し、前記原動プーリーが回転してタイミングベルトが回動すると該回動に伴い該ピニオンが回転するものであり、該タイミングベルトの回動に伴って前記ピニオンが前記ラックに沿って回転しながら下降すると、該ピニオンと接続した前記挟持部材が下降して、該挟持部材に挟まれている練歯磨入りチューブが絞られて練り歯磨きが絞り出される練歯磨供給装置であって、倒立姿勢で保持された前記練歯磨入りチューブの下端にある歯磨出口を遮蔽する遮蔽位置と、該歯磨出口を開放する開放位置とに位置変換する開閉蓋と、該開閉蓋と連繋し、該開閉蓋を開放位置とする作動位置と、該開閉蓋を遮蔽位置とする通常位置とに位置変換すると共に、前記原動プーリーと連繋して前記通常位置から前記作動位置への移動に伴い該原動プーリーを回動させる操作部とを備え、さらに、前記操作部の作動位置は、前記歯磨出口の直下に設定されており、前記歯ブラシ挿入開口から挿入された歯ブラシの先端が前記操作部に押し当てられて該操作部が通常位置から作動位置に位置変換すると、前記開閉蓋が開放位置に移動し、かつ、該操作部の移動に伴い前記伝動プーリーが回転して前記タイミングベルトが回動し、前記ピニオンが回転しながら下降して前記挟持部材が下降し、練り歯磨きが前記歯磨出口を介して前記歯ブラシの先端に絞り出される練歯磨供給装置であり、前記操作部は、平行リンク機構を介して前記装置筐体に取り付けられており、該操作部が前記通常位置から前記作動位置に水平移動することを特徴とするものであり、挟持部材はピニオンとラックとで構成された挟持部材案内機構により上下方向に案内されるため、安定して昇降運動するとともに、タイミングベルトの回動に伴って前記ピニオンが前記ラックに沿って回転しながら下降すると、該ピニオンと接続した前記挟持部材も回転しながら下降して、該挟持部材に挟まれている練歯磨入りチューブが絞られて練り歯磨きが絞り出されるものであり、倒立姿勢で保持された練歯磨入りチューブに練歯磨入りチューブが折れ曲がるような上下方向の力が加わることが無いので、練歯磨入りチューブを確実に絞り出すことが可能となる。更に、前記ピニオンを回転させる動力としてはタイミングベルトを用いることとしたため、装置全体が簡略構造となり、軽量化が促進される。更に、歯ブラシの先端が操作部に押し当てられて操作部が通常位置から作動位置に位置変換すると、練歯磨入りチューブの歯磨出口は解放されるとともに、挟持部材も回転しながら下降して練り歯磨きが歯ブラシの先端に絞り出されるものであり、使用者は歯ブラシの先端で操作部を押すだけで一定の量の練り歯磨きを歯ブラシの先端に供給できる。更に、使用者による歯ブラシの押し込み動作によって挟持部材を回転しながら下降させて練歯磨を絞り出すことができるため、原動プーリーを回転させる電動モーター等の駆動源を要しない。したがって装置全体が簡略構造となり、またさらに軽量化できるという効果を奏するものである。また、本発明はモーターを用いないで手動で練歯磨を絞り出すようにしているので、軽量化、小型化が可能であり、市販化、又は量産化に適する効果がある。更に、操作部が前記通常位置から前記作動位置に水平移動するようにしているので、歯ブラシが滑ったりせず、使用者が歯ブラシで操作部を操作した際の操作性が良いという効果がある。
本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
図1〜図3に示すように、練歯磨供給装置1は、プラスチック材料を押出成形して製造される縦長の装置筐体2を備えている。この装置筐体2は、先端に歯磨出口X1が形成された練歯磨入りチューブX(以下、チューブXという。)が収容されるものであり、背面を壁面に密着させて所要位置に固定される。
前記装置筐体2の正面には、縦長の第一開閉扉7が配置されている。この第一開閉扉7は、把手9が取り付けられて左右に開閉する。また、該第一開閉扉7の中央には、透明窓10が配置されて当該装置筐体2内を外部から視認可能としている。また、該装置筐体2の下部には、上下に開閉する第二開閉扉4が配設されている。この第二開閉扉4は、左右両端の支軸12,12により装置筐体2に枢着され、中央に開閉把手5が取り付けられている。なお、この第二開閉扉4を下側に回動させると、後述するような、歯ブラシYが挿入可能な歯ブラシ挿入開口15が露出することとなる。
図4〜図に示すように、前記装置筐体2内には、チューブXを倒立状態で保持する(チューブ保持手段)が配設されている。具体的には、このチューブ保持台40は、装置筐体2内のやや下寄り位置から前方へ向けて差し出されている(図6参照)。そして、該チューブ保持台40の先端中央部に、チューブXの先端が挿入される挿入孔41が設けられている。また、このチューブ保持台40の挿入孔41周囲には、チューブXの肩部が当接するテーパー部42が形成されている。そして、このチューブ保持台40の挿入孔41に、倒立姿勢のチューブXの先端を上から挿入すると、前記テーパー部42に肩部を支持されてチューブXが倒立状で保持されることとなる。
なお、該チューブ保持台40の挿入孔41の内周面には、図に示すように、チューブXの先端の外周面に形成されているキャップ取付用係合突起X3と係合する係合凹部43(係合部)が設けられている。かかる構成にあって、チューブXの装着時に、前記係合凹部43に前記キャップ取付用係合突起X3を係合させることにより、倒立姿勢で保持されるチューブXがチューブ保持台40に確実に固定され、チューブ保持台40から意図せず脱離してしまうことが防止される。なお、前記係合凹部43と前記キャップ取付用係合突起X3との係合機構は、各社のチューブXのサイズ・形状に合わせて適宜設計変更可能である。
また、図4等に示すように、本練歯磨供給装置1は、装置筐体2内に横長の挟持部材30を備えている。該挟持部材30は、図6等に示すように、一対の絞りローラー30A,30Aが間隙を置いて前後に配置されている構成であって、該間隙に倒立姿勢で保持されたチューブXの上端(すなわちチューブXの末端X2)が介装されて該チューブXを挟持する状態となる。なお、この絞りローラー30Aは、ローラー軸31周りに円柱部材32が固着状に取り付けられてなる。
前記挟持部材30についてさらに詳述すると、図7に示すように、前記絞りローラー30Aの両端には、ローラー軸31に固結されたピニオン50が配設されている。さらに、該ピニオン50は、該装置筐体2の内壁に対して鉛直方向の姿勢で固定されているラック57と係合している。ここで、前記挟持部材30における一対の絞りローラー30Aのうち、前方側にある絞りローラー30Aの両側に固定された左右のピニオン50に係合する各ラック57は、該ピニオン50の背面側から接し、これに対して後方側にある絞りローラー30Aの両側に固定された左右のピニオン50に係合する各ラック57は、該ピニオン50の正面側から接する配置設計となっている(図等参照)。
かかる構成にあって、前記ピニオン50がラック57に沿って回転しながら上下動すると、これに伴い前記挟持部材30が前記絞りローラー30Aを回転させながら昇降運動することとなる。なお、前記ピニオン50と前記ラック57により、本発明に係る挟持部材案内機構70が構成される。
さらに、前記絞りローラー30Aにあって、前記ピニオン50の外側位置となる部位には、金属プレート55(支持基材)がローラー軸31に対して遊転可能に取り付けられている。そして、該金属プレート55のプレート面のうち、絞りローラー30A側に向くプレート面55Aには、上下に配された二本のガイド杆56,56が、隣接するピニオン50側に向けて突設されている。ここで、前記ガイド杆56,56と、ピニオン50との離間距離はそれぞれ、後述するタイミングベルト75の肉厚分としている。
また、図4,5に示すように、前記装置筐体2内には、装置筐体2において左側に2個、右側に2個、巻き掛け伝動装置80,80が配されており、一側に配された2個の巻き掛け伝動装置80は前後に配置設計されている。さらに、前後関係にある巻き掛け伝動装置80,80は、互いに連繋して連動するように構成されている。なお、図4,5は、上記第二開閉扉4を省略して示している。
前記巻き掛け伝動装置80についてさらに詳述すると、前記巻き掛け伝動装置80は、装置筐体2内で下方に軸支された原動プーリー71と、該装置筐体2内で原動プーリー71より上方に軸支された従動プーリー72と、該原動プーリー71と従動プーリー72とに架け渡されたタイミングベルト75とで構成されている。
さらに、前記タイミングベルト75において、原動プーリー71と従動プーリー72との間の直線状のベルト部分には、前記挟持部材30のピニオン50が係合している。具体的には、図で右側かつ前方側に配置された巻き掛け伝動装置80を例に説明すると、ピニオン50と係合するタイミングベルト75の部位が、該ピニオン50に隣接する上下のガイド杆56,56に案内されながら該ガイド杆56とピニオン50との間に介装され、該ピニオン50に倣いながら相互に噛み合っている。
また、全プーリー71,72には、ギア部(71a,72a)が一体的に形成されている。そして、前方に配置されている原動プーリー71(又は従動プーリー72)と該原動プーリー71(又は従動プーリー72)の直ぐ後ろに配置されている原動プーリー71(又は従動プーリー72)とは、互いにギア部71a(72a)で係合している。したがって、前後関係にある両原動プーリー71については、ギア部71aを介して連動して回転する。なお、図5に示すように、各プーリー71,72からタイミングベルト75の肉厚分だけ離間した位置にはそれぞれガイド部材76が配設されており、該ガイド部材76と各プーリー71,72との間にタイミングベルト75が介装されることにより、タイミングベルト75が各プーリー71,72に確実に架け渡されることとなる。これにより、ベルト回転時にタイミングベルト75が空転しない。
そして、各巻き掛け伝動装置80において前記原動プーリー71が回転すると、該原動プーリー71に架け渡されたタイミングベルト75が回動し、該タイミングベルト75の回動に伴って前記ピニオン50に回転力が与えられる。該ピニオン50は、該回転力により、前記ラック57に沿って鉛直方向で回転しながら移動することとなり、これにより前記挟持部材30が昇降することとなる。なお、前記ガイド杆56,56は、前記金属プレート55がローラー軸31に対して遊転可能に接続されているため、ピニオン50が回転して上下動したとしても、常にピニオン50と一定の距離を保ってタイミングベルト75を該ピニオン50に倣わせることができる。
また、装置筐体2内の下部であって前記チューブ保持台40の直下には、歯ブラシYの先端が押し当てられる操作部60が配設されている。具体的に該操作部60は、楕円形で皿形の歯ブラシ押し当て部61と、該歯ブラシ押し当て部61を歯ブラシ挿入開口15の正面に保持する腕部62,62とで構成されている。なお、前記腕部62は、それぞれ平行リンク機構により構成され、該腕部62の上端が、装置筐体2の左右の内壁に軸支されている。さらに、この歯ブラシ押し当て部61の直上には、ほぼ水平に配された開閉蓋64が固定されている。
かかる構成にあって、前記操作部60は、平行リンク機構からなる前記腕部62の作用により、前後に水平移動可能となっている。そして、使用者側(すなわち前方)に位置する通常位置αと、奥(すなわち後方)へ押し込まれた状態となる作動位置βとに位置変換する。そしてさらに、この操作部60の位置変換に起因して、前記開閉蓋64が、チューブ保持台40の挿入孔41の直下に位置する遮蔽位置と、装置筐体2の奥に位置する開放位置とに位置変換する。換言すれば、前記開閉蓋64が遮蔽位置にあると、チューブ保持台40に保持されているチューブXの歯磨出口X1が遮蔽され、一方開放位置にあると、該歯磨出口X1が開放される。なお、該操作部60は、前記上端63にバネ(図示省略)が取り付けられて、常時通常位置αに付勢されている。そして、該操作部60が付勢力に抗して後方へ押し込まれると、後方へ水平移動して作動位置βに位置変換する。また、該押し込み力が開放されると、操作部60が付勢力によって元の位置に復帰する。なお、前記作動位置βは、歯磨出口X1の直下に設定されている。
また、前記両腕部62の上端には、ラチェット66が配設され、さらに該ラチェット66が係合するラチェットギア67が装置筐体2の内壁に軸支されている。さらに、該ラチェットギア67には、第一中間ギア68aが係合し、さらに該第一中間ギア68aには第二中間ギア68bが係合している。そして、該第二中間ギア68bに前記原動プーリー71のギア部71aが係合している。
かかる構成にあって、操作部60が通常位置αから作動位置βに移動すると、腕部62が回動し、前記ラチェット66を介してラチェットギア67を所定回転角度で前方回転させる。該ラチェットギア67が前方回転すると、第一中間ギア68aが後方回転し、そして第二中間ギア68bが前方回転する。そうすると、該第二中間ギア68bに係合する後方側の原動プーリー71が後方回転し、また該原動プーリー71に係合する前方側の原動プーリー71が前方回転する。これにより、各巻き掛け伝動装置80のタイミングベルト75が回転し、該タイミングベルト75に係合するピニオン50が回転しながらラック57に沿って下降する。
次に、本練歯磨供給装置1の使用手順を説明する。
前記の第一開閉扉7を開放して、開栓したチューブXをチューブ保持台40にセットする。このとき、上述のように、チューブXの末端X2は、挟持部材30における絞りローラー30A,30Aの間隙に下から介挿して挟持状態とする。かかる状態とすると、本練歯磨供給装置1は、使用可能状態となり、これ以降は、チューブX内の練歯磨を使い切るまで連続的に練歯磨が供給可能となる。
次に、前記第二開閉扉4を押し下げて歯ブラシ挿入開口15を開放する。そして、通常位置αにある操作部60の歯ブラシ押し当て部61に、歯ブラシYの先端を押し当て、該操作部60を後方へ押し込み、作動位置βとする。そうすると、前記開閉蓋64が開放位置となると共に、該操作部60の移動により各巻き掛け伝動装置80の原動プーリー71が連動して回転し、上述のような伝達機構により挟持部材30が所定量だけ下降する。また、該操作部60を操作した歯ブラシYの先端は、歯磨出口X1の直下に配されることとなるから、係る状態にあって、挟持部材30によって挟圧されたチューブXから内容物としての練歯磨が歯ブラシYの先端上に絞り出される。
当該歯ブラシYで練歯磨を受け取った後、練歯磨が付いた歯ブラシYを歯ブラシ挿入開口15から引き抜く。そうすると、当該歯ブラシYによる押圧力が解除されて、前記操作部60は、付勢力により通常位置αに復帰する。これと共に、前記開閉蓋64は遮蔽位置となり、歯磨出口X1が遮蔽されることとなって練り歯磨きの余分な滴下が阻止される。
上記練歯磨供給装置1は、ワンハンドで練歯磨を歯ブラシYにつけることができ、両手を使う煩わしさが無い。
ところで、挟持部材30は、歯ブラシYが繰り返し挿入されて練歯磨が絞り出されるたびに、順次その位置を低くする。そして、該挟持部材30が所定の最下位置まで到達すると、チューブXは使い切った状態となり、新しいチューブXに交換することとなる。なお、本実施例の構成は、従動ローラー72に連結された回転操作部90が装置筐体2の側部に設けられており、該回転操作部90を把持して回転させることにより、タイミングベルト75を逆回転させて前記挟持部材30を上昇させて元の位置に復帰可能としている。
ところで、これまでに述べた装置筐体2の寸法は、少なくとも300mm×120mm×90mm(高さ×幅×奥行)より小型とするのが好適である。また、上述の挟持部材30は、一対の絞りローラー30A,30Aの構成に限定されず、チューブXを挟持する構成であればよい。また、挟持部材30の下降量は、操作部60の移動量やギア比等を適宜設定して調整することができる。これにより、一回に絞り出される練歯磨が適宜調整され得る。また、上記チューブXは、市販のラミネートチューブが好適である。
練歯磨供給装置1の正面図である。 練歯磨供給装置1の側面図である。 練歯磨供給装置1の下面図である。 練歯磨供給装置1の内部を示す縦断面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 挟持部材30を平面視した横断面図である。 挟持部材案内機構70を示す斜視図である。
1 練歯磨供給装置
2 装置筐体
15 歯ブラシ挿入開口
30 挟持部材
40 チューブ保持台(チューブ保持手段)
43 係合凹部(係合部)
50 ピニオン
55 金属プレート(支持基材)
56 ガイド杆
57 ラック
60 操作部
64 開閉蓋
70 挟持部材案内機構
71 原動プーリー
72 従動プーリー
75 タイミングベルト
80 巻き掛け伝動装置
X 練歯磨入りチューブ
X1 歯磨出口
X3 キャップ取付用係合突起
Y 歯ブラシ
α 通常位置
β 作動位置

Claims (2)

  1. 練歯磨入りチューブを倒立姿勢で保持するチューブ保持手段を備えた装置筐体と、前記チューブ保持手段に保持された練歯磨入りチューブを挟持する挟持部材と、該挟持部材に固定されたピニオンと、前記装置筐体に鉛直方向に沿って固定され、前記ピニオンと係合しているラックとからなる挟持部材案内機構と、前記装置筐体に軸支された原動プーリーと該原動プーリーより上方位置又は下方位置で該装置筐体に軸支された従動プーリーとを有し、該原動プーリーと該従動プーリーとにタイミングベルトが架け渡されている巻き掛け伝動装置とを備え、さらに前記タイミングベルトは、前記挟持部材案内機構の前記ピニオンとも係合し、前記原動プーリーが回転してタイミングベルトが回動すると該回動に伴い該ピニオンが回転するものであり、該タイミングベルトの回動に伴って前記ピニオンが前記ラックに沿って回転しながら下降すると、該ピニオンと接続した前記挟持部材が下降して、該挟持部材に挟まれている練歯磨入りチューブが絞られて練り歯磨きが絞り出される練歯磨供給装置であって、倒立姿勢で保持された前記練歯磨入りチューブの下端にある歯磨出口を遮蔽する遮蔽位置と、該歯磨出口を開放する開放位置とに位置変換する開閉蓋と、該開閉蓋と連繋し、該開閉蓋を開放位置とする作動位置と、該開閉蓋を遮蔽位置とする通常位置とに位置変換すると共に、前記原動プーリーと連繋して前記通常位置から前記作動位置への移動に伴い該原動プーリーを回動させる操作部とを備え、さらに、前記操作部の作動位置は、前記歯磨出口の直下に設定されており、前記歯ブラシ挿入開口から挿入された歯ブラシの先端が前記操作部に押し当てられて該操作部が通常位置から作動位置に位置変換すると、前記開閉蓋が開放位置に移動し、かつ、該操作部の移動に伴い前記伝動プーリーが回転して前記タイミングベルトが回動し、前記ピニオンが回転しながら下降して前記挟持部材が下降し、練り歯磨きが前記歯磨出口を介して前記歯ブラシの先端に絞り出される練歯磨供給装置であり、前記操作部は、平行リンク機構を介して前記装置筐体に取り付けられており、該操作部が前記通常位置から前記作動位置に水平移動することを特徴とする練歯磨供給装置。
  2. 前記挟持部材の左右両端のうち少なくともいずれかに前記ピニオンが固定され、さらに該ピニオンの外側に、支持基材が該ピニオンに対して遊転可能に取り付けられ、該支持基材からは、該ピニオンに対して前記タイミングベルトの肉厚分だけ間隔を置いてガイド杆が突設されており、前記ピニオンと前記ガイド杆との間に前記タイミングベルトが介装されていることを特徴とする請求項1記載の練歯磨供給装置。
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