JP4968215B2 - ホームセキュリティ装置の筐体 - Google Patents
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Description
このホームセキュリティ装置を購入して設置する場合、或いは、センサを増設する場合などにおいては、筐体内部の電子装置を初期設定する必要があり、その際には、アッパーケースをロアケースから取り外す。アッパーケースは、連結部材によってロアケースに連結されており、取り外されたアッパーケースは、その連結部材によって吊り下げられた状態に支持されるようになっている。
請求項3の発明は、凹部が爪部に向かって次第に深くなっているので、連結部材が爪部により引っ掛かり易くなる。
請求項4の発明では、第2ケースの各第2連結部は、組となる第1ケースの各第1連結部に対し、左方または右方にずれているので、第2ケースを第1ケースに取り付ける際、連結部材が一方の掛合片の凹部に侵入し易くなって爪部による抜け止めがより確実になる。
ホームセキュリティ装置の筐体1は、図1および図2に示すように、壁面Wに取り付けられるプラスチック製のロアケース(第1ケース)2と、このロアケース2にその前面開口部を閉鎖するように着脱可能に取り付けられる同じくプラスチック製のアッパーケース(第2ケース)3とから構成されている。なお、図1および図2は壁面Wに取り付けられたロアケース2からアッパーケース3を取り外した状態で示している。
電気・電子装置5のうち、アッパーケース3内に収納されたスイッチ装置は、当該アッパーケース3の前面側から操作可能であり、また、液晶表示装置の画面は、アッパーケース3の前面側から見得るようになっている。なお、ロアケース2内の電子装置4とアッパーケース3内の電気・電子装置5とは、図示しないケーブルによって接続されている。
一方、連結部材9を第2連結部11に連結するには、カバー板7の取り付け前に、当該連結部材9を突片部14と一対の掛合片15の掛け片部15bとの間の隙間16に通し、そして、連結部材9が、突片部14を掛け片部15bの先端側から基片部15a側に通過して掛け片部15bの下側に入り込むようにする。この後、カバー板7をアッパーケース3にねじ8によって固定する。
ロアケース2から取り外されたアッパーケース3は、図1および図2に示すように、表裏および上下が逆となって連結部材9によりロアケース2から吊り下げられた状態に支持される。そして、所要の登録操作を行った後、再びアッパーケース3をロアケース2に取り付ける。このアッパーケース3の再取付時には、図1および図2の吊り下げ状態から、アッパーケース3を表裏および上下を反転させながら持ち上げてロアケース2に被せる。このため、第2連結部11の掛合片15の掛け片部15bは下向きの状態から図3に示すような上向きの状態へと反転する。
左側の第2連結部11の抜け止め手段をカバー板7によらず、右側の第2連結部11の抜け止め手段と同じ構成(爪部17、凹部18の付加)としても良い。
第1連結部10、第2連結部11の数は、2個に限られず、3個以上あっても良い。
掛け片部15bの凹部18は、傾斜状底面18aのない単純なコ字型或いはU字型のものであっても良い。
掛合片15のL字形状は、基片部15aが垂直に立ち上がるものに限られず、傾斜していても良いし、掛け片部15bもアッパーケース3の裏面3bと必ずしも平行でなくとも良く、連結部材9を掛け止め得るように基片部と掛け片部の二片を有するものであれば良い。
第1連結部10は、ロアケース2の下側の側面部の内面に設けても良い。
Claims (4)
- 壁面に固定される第1ケースと、
前記第1ケースに、当該第1ケースの前面の開口部を閉鎖するように着脱可能に取り付けられる第2ケースと、
前記第1ケースの下部内側に同一辺の左右に隔てて形成された複数の第1連結部と、
前記第2ケースの下部内側に、前記第1ケースの前記各第1連結部と組をなすように、左右に隔てて形成された複数の第2連結部と、
柔軟な線条材によりループ状に形成され、互いに組をなす前記第1ケースの前記各第1連結部と前記第2ケースの前記各第2連結部との間に掛け渡されて前記第1ケースから取り外された前記第2ケースを、表裏および上下が逆となるように、前記第1ケースから吊り下げた状態に支持する複数の連結部材と、を備えたホームセキュリティ装置の筐体において、
前記第2ケースの前記各第2連結部は、
前記第2ケースの前面部の内面から立ち上がる突片部と、
前記突片部の左右両側にあって、前記第2ケースの前面部の内面から立ち上がる基片部および当該基片部から前記第2ケースを上下逆にしたとき下向きとなるように延びる掛け片部からなるL字形をなし、前記掛け片部と前記突片部との間に前記連結部を構成する前記線条材が通過可能な隙間を有した一対の掛合片と、
前記一対の掛合片の前記掛け片部と前記第2ケースの前面部の内面との間に挿入され且つ前記突片部の両側に存する前記隙間を前記掛け片部の先端側から前記基片部側へ通過して当該突片部よりも前記基片部側に位置された前記連結部材が、前記隙間を逆方向に通過して前記突片部よりも前記掛け片部の先端側に抜け出ることを防止する抜け止め手段とを備え、
前記第2ケースの前記各第2連結部のうち少なくとも一つの第2連結部の前記抜け止め手段は、
前記一対の掛合片の前記各掛け片部の先端部に外向きに突設され、前記連結部材を引っ掛けて当該連結部材が前記掛合片の両側の前記隙間を前記基片部側から前記掛け片部の先端側に通過することを阻止する爪部と、
前記一対の掛合片の前記各掛け片部の外側部に、前記爪部の根元部分に位置して形成され、前記連結部材の侵入を許容する凹部と、
を備えることを特徴とするホームセキュリティ装置の筐体。 - 前記突片部は、前記掛け片部の先端部側に位置していることを特徴とする請求項1記載のホームセキュリティ装置の筐体。
- 前記凹部は、前記爪部に向かって次第に深くなることを特徴とする請求項1記載のホームセキュリティ装置の筐体。
- 前記第2ケースが前記第1ケースの前記開口部を閉鎖するように取り付けられた状態において、前記第2ケースの前記各第2連結部は、組となる前記第1ケースの前記各第1連結部に対し、左方または右方にずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のホームセキュリティ装置の筐体。
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