JP4622989B2 - 電子装置の筺体構造 - Google Patents
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Description
請求項3の発明によれば、連結部材の孔部を突起部に係止するには、連結部材の端部を突起部と抜止部との間に挿入する。すると、抜止部が突起部から離間する方向に弾性変形して突起部と抜止部との間で間隙が形成されるので、連結部材の端部をさらに奥方に差込むと、連結部材の孔部を突起部に係止することができる。この状態では、抜止部が突起部に弾性的に当接するように復帰しているので、連結部材が突起部から抜けてしまうことを防止できる。
請求項5の発明によれば、連結部材を精度よく且つ低コストで生産することができる。
図2は、ホームセキュリティ装置の筺体を開放した状態で示す概略的な正面図である。この図2において、ホームセキュリティ装置(電子装置に相当)1は、家屋に取付けられた各種センサを監視することにより不審者の侵入、或いは火災の発生などを検知して報知するために設置される。このホームセキュリティ装置1は、図示しない制御装置などの電子機器が収納されたロアケース(第1ケースに相当)2と図示しない操作部或いは表示部などの電子機器が収納されたアッパーケース(第2ケースに相当)3とから構成されており、それぞれの電子機器同士は図示しないケーブルで接続されている。つまり、アッパーケース3に収納された操作部は、アッパーケース3の表面に設けられた図示しないスイッチに対する操作を示す操作信号をロアケース2に設けられた制御装置に出力する。制御装置は、操作信号を処理したり、屋内に設けられた各種センサからの検出信号を処理したりすることにより、アッパーケース3に設けられた表示部の表示を制御したり、ブザーを鳴動したりするようになっている。
図3は突起部8及び抜止部9を示す平面図、図4はそれらの側面図である。これらの図3及び図4において、突起部8は直角三角形状をなしており、その突起部8に対応して抜止部9が形成されている。この抜止部9は、突起部8の奥方部位においてケース2,3から立設して突起部8の先端に弾性的に当接するように湾曲した弾性部9aと、この弾性部9aの先端に一体形成された摘み部9bとからなる。この抜止部9は、通常においては突起部8に弾性的に当接しており、突起部8から離間する方向に弾性変形可能となっている。
図5は、連結部材10を示す平面図である。この連結部材10は、例えばポリカーボネートフィルムから形成された弾性を有する薄肉帯状部材からなり、その両端部には矩形状の孔部10aが形成されている。このような形状の連結部材10は、ポリカーボネートフィルムをプレスにより打ち抜き成型することにより精度よく且つ低コストで製作することができる。
このような構成により、連結部材10の孔部10aが突起部8に係止された状態では、突起部8は抜止部9により閉鎖された形態となっており、連結部材10の抜止めが図られている。
次に、内蓋6を取付用脚部5に取付けてから、内蓋6に電子機器7を搭載する。
次に、連結部材10の先端を突起部8と抜止部9との間に差込む。すると、図6に示すように連結部材10の先端が抜止部9を突起部8から離間する方向に押圧するようになるので、抜止部9が弾性変形して突起部8と抜止部9との間に間隙が形成されるようになる。連結部材10をさらに突起部8の奥方に差込むと、連結部材10の先端が突起部8と抜止部9との間に形成された間隙を通過し、連結部材10の先端が突起部8の頂点を通過したところで、図1に示すように連結部材10の孔部10aが突起部8に係止されるようになる。この状態では、抜止部9が元形状に復帰することにより突起部8に弾性的に当接することにより突起部8を閉鎖するようになるので、連結部材10が突起部8から抜けてしまうことを防止できる。
尚、各ケース2,3の突起部8に連結部材10を係止してから、各ケース2,3に電子機器を組付けるようにしてもよく、要は連結部材10を任意の工程で突起部8に係止することが可能となっている。
さて、担当者が例えばホームセキュリティ装置1の制御装置を調整するためにアッパーケース3を開放した場合、アッパーケース3は連結部材10によりロアケース2に吊下げられた状態となるので、ロアケース2に収納された電子機器とアッパーケース3に収納された電子機器とを接続する図示しないケーブルを取外すことなく制御装置を調整することができる。この場合、連結部材10は抜止部9により抜止めされた状態で突起部8に係止されているので、アッパーケース3を開放する際に連結部材10が突起部8から抜けてしまうことを防止できる。
尚、連結部材10を突起部8から外すには、抜止部9の先端に設けられている摘み部9bを持ち上げて突起部8と抜止部9との間に間隙を形成することにより、連結部材10を突起部8から外すことができる。
加えて、突起部8及び抜止部9は各ケース2,3と一体に樹脂成型されているので、突起部8及び抜止部9を製作するためのコストを抑制することができる。同様に、連結部材10はポリカーボネートフィルムをプレス成型することにより形成されているので、精度よく且つ低コストで生産することができる。
図7及び図8に示すように突起部11(上記実施例よりも幅が狭く設定されている)の両側に抜止部12を形成するようにしてもよい。この抜止部12は、弾性変形しないと共に、突起部11の頂点よりも低い位置となるように形成されている。このような構成によれば、連結部材10が差込まれると、連結部材10の端部が突起部11の斜面を滑りながら登り、連結部材10の両側が抜止部12の下面に当接した状態では、図7に示すように連結部材10が湾曲した状態となる。そして、連結部材10の先端部が突起部11の頂点を乗越えたところで、図9に示すように連結部材10の孔部10a(上記実施例よりも幅が狭く設定されている)が突起部11に係止され、図10に示すように連結部材10によりロアケース2とアッパーケース3とを吊下げ可能に連結することができる。
連結部材10としてはポリカーボネートフィルム以外の樹脂フィルム、或いは金属フィルムを用いるようにしてもよい。
Claims (5)
- 壁面に固定される第1ケースと、
この第1ケースの開口部を閉鎖する第2ケースと、
この第2ケースが開放された状態で当該第2ケースを前記第1ケースに対して吊下げ状態で連結する連結部材とを備え、
前記第1ケース及び前記第2ケースには、突起部及び抜止部が設けられ、
前記連結部材は、両端に孔部を有した弾性変形可能な薄肉帯状部材からなり、前記孔部が前記突起部に係止された状態で前記抜止部により抜止めされていることを特徴とする電子装置の筺体構造。 - 前記突起部及び前記抜止部は、前記連結部材により前記第2ケースが前記第1ケースに吊下げられた状態で、両方のケースにおいて対向する側面内側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子装置の筺体構造。
- 前記抜止部は、前記突起部に弾性的に当接すると共に、前記突起部から離間する方向に弾性変形可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の電子装置の筺体構造。
- 前記第1ケース及び前記第2ケースは樹脂成型により形成され、
前記突起部及び抜止部は、前記第1ケース及び前記第2ケースと一体形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の電子装置の筺体構造。 - 前記連結部材は、樹脂部材をプレス成型して形成されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の電子装置の筺体構造。
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