JP4967539B2 - 単独運転検出装置およびパワーコンディショナー、単独運転検出方法 - Google Patents

単独運転検出装置およびパワーコンディショナー、単独運転検出方法 Download PDF

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Description

本発明は分散型電源が電力系統から切り離されて単独運転していることを検出する単独運転検出装置およびパワーコンディショナー、単独運転検出方法に係り、特に電力系統(パワーライン)に、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を注入し、迅速に分散型電源の単独運転を検出可能な単独運転検出装置およびパワーコンディショナー、単独運転検出方法に関する。
近年、一つの電力系統に複数の分散型電源が接続されて、連系運転されており、電力系統に事故が発生したような場合、単一の分散型電源が連系されているケースと異なって、分散型電源の単独運転を検出するためには、様々な課題が発生する。
なお、分散型電源は、ガスタービン、ガスエンジン、太陽光、風力、小規模水力、マイクロガスタービンや燃料電池等を利用したパワーコンディショナーが一部実用化され、あるいは今後の実用化傾向にある。
また、分散型電源の単独運転とは、連系運転されている電力系統に故障が発生し、分散型電源から負荷に電力を供給する状態であり、単独運転が継続すると、電力系統の保安に携わる人や設備に与える影響が大きい虞がある。
従って、電力系統と、連系する分散型電源の間に単独運転を検出する単独運転検出装置を設け、分散型電源の単独運転が発生した場合には、早急に単独運転を検出して、分散型電源を電力系統から切り離なさなければならない。
従来の単独運転検出装置において、分散型電源の単独運転を検出するため矩形波状に変化する無効電力変動を電力系統に注入するように構成されたものが知られている。
また、需要家構内で自家発電設備と負荷がほぼバランスして、系統と電力の供給がほとんどない時に、系統解列となっても、常時微小な電圧変動を与えていることで、その変動をきっかけとして過電圧継電器または不足電圧継電器の感知するレベルに発電機端子電圧をシフトさせることで、受電線送り出し継電器と自家発電設備需要家受電点遮断機との間に高価な転送遮断装置を設けることなく、速やかに受電点遮断機を切り離すことができる系統連系保護装置が「特許文献1」に開示されている。
特許第2949202号(図2、発明の効果を参照)
従来の単独運転検出装置は、矩形波状に変化する無効電力変動を電力系統に注入する時、1台の分散型電源が連系運転しているケースで、図7に示すように、無効電力一定負荷(Q1)の場合には、単独運転が発生しても注入無効電力とバランスするため、期間T1(sec)は、単独運転検出が遅れてしまう課題がある。また、複数台の分散型電源が連系運転しているケースでも同様の課題がある。
また、図8に示すように、注入する無効電力変動の進みから遅れ、遅れから進みに急峻に変化するため、系統電圧や系統周波数が揺れて、系統に接続されている負荷(機器)に悪影響、例えば蛍光灯のちらつき、マイクロコンピュータの誤動作やモータの回転制御不能など、を及ぼす課題がある。
さらに、複数の分散型電源が連系運転しているケースで、図9に示すように、例えば2台の分散型電源X、Yがある同期ばらつきで同期運転している場合、一方の分散型電源と他方の分散型電源の合成した注入無効電力に、注入無効電力が無くなる(注入無効電力=0)期間T2(sec)が発生し、単独運転検出が遅れてしまう課題がある。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は電力系統に時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を注入し、迅速に分散型電源の単独運転を検出可能な単独運転検出装置およびその単独運転検出方法、パワーコンディショナーを提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係る単独運転検出装置は、電力系統に無効電力変動を注入して、分散型電源の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、周期関数の信号を発生する発信器またはソフトウェア制御の発信機能を備えて、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生する電力定期変動部を備えており、加えて、電力定期変動部が、電力系統上における周波数偏差値及び電圧偏差値を比較し得た乗数係数と電波時計に同期した無効電力変動信号とにより、無効電力変動をフリッカーが発生しないレベルに抑制するフリッカー検出処理部を有して構成していることを特徴とする。
この発明に係る単独運転検出装置は、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生する電力定期変動部を備えたので、無効電力が緩やかに変化するため単独運転が発生していない定常時に負荷へ悪影響を及ぼすことがなく、また分散型電源の単独運転が開始しても、電力系統に注入する無効電力を常に変化させているため、無効電力一定負荷による無効電力変動とのバランスを避け、分散型電源を複数台接続しても、無効電力変動の合成も緩やかに変化させることができる。
また、この発明に係る電力定期変動部は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力変動を発生するようにしてもよい。
さらに、この発明に係る電力定期変動部は、時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力変動を発生するようにしてもよい。
この発明に係る電力定期変動部は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力変動、または時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力変動を発生するようにしたので、常に緩やかに変動する無効電力変動を電力系統に注入することができる。
また、この発明は、前記記載の単独運転検出装置を内蔵してパワーコンディショナーを構成するようにしてもよい。
この発明に係るパワーコンディショナーは、前記単独運転検出装置を内蔵することにより、単独運転検出装置とパワーコンディショナーを1つに集約することができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出方法は、電力系統に無効電力変動を注入して、分散型電源の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、周期関数の信号を発生する発信器またはソフトウェア制御の発信機能により、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生するに際して、電力系統上における周波数偏差値及び電圧偏差値を比較して得た電圧偏差値乗数係数と電波時計に同期した無効電力変動信号とにより、無効電力変動をフリッカーが発生しないレベルに抑制するようにしたことを特徴とする。

この発明に係る単独運転検出方法は、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生するので、無効電力が緩やかに変化するため単独運転が発生していない定常時に負荷へ悪影響を及ぼすことがなく、また分散型電源の単独運転が開始しても、電力系統に注入する無効電力を常に変化させているため、無効電力一定負荷による無効電力変動とのバランスを避け、分散型電源を複数台接続しても、無効電力変動の合成も緩やかに変化させることができる。
また、この発明に係る単独運転検出方法は、周期関数の信号を発生する発信器またはソフトウェア制御の発信機能により、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力を発生するようにしてもよい。
さらに、この発明に係る単独運転検出方法は、周期関数の信号を発生する発信器またはソフトウェア制御の発信機能により、時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力を発生するようにしてもよい。

この発明に係る単独運転検出方法は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力、または時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力を発生するようにしたので、常に緩やかに変動する無効電力変動を電力系統に注入することができる。
この発明に係る単独運転検出装置は、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生する電力定期変動部を(有する制御装置を)備えたので、無効電力が緩やかに変化するため単独運転が発生していない定常時に負荷へ悪影響を及ぼすことがなく、また分散型電源の単独運転が開始しても、電力系統に注入する無効電力を常に変化させているため、無効電力一定負荷による無効電力変動とのバランスを避け、分散型電源を複数台接続しても、無効電力変動の合成も緩やかに変化させることができ、分散型電源の単独運転検出を迅速に実行することができる。
また、この発明に係る電力定期変動部は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力変動、または時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力変動を発生するようにしたので、常に緩やかに変動する無効電力変動を電力系統に注入することができ、単独運転発生から短時間で単独運転を検出することができる。
さらに、この発明に係るパワーコンディショナーは、前記単独運転検出装置を内蔵することにより、単独運転検出装置とパワーコンディショナーを1つに集約することができ、コンパクトに構成することができる。
また、この発明に係る単独運転検出方法は、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生するので、無効電力が緩やかに変化するため単独運転が発生していない定常時に負荷へ悪影響を及ぼすことがなく、また分散型電源の単独運転が開始しても、電力系統に注入する無効電力を常に変化させているため、無効電力一定負荷による無効電力変動とのバランスを避け、分散型電源を複数台接続しても、無効電力変動の合成も緩やかに変化させることができ、分散型電源の単独運転検出を迅速に実行することができる。
さらに、この発明に係る単独運転検出方法は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力、または時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力を発生するようにしたので、常に緩やかに変動する無効電力変動を電力系統に注入することができ、単独運転発生から短時間で単独運転を検出することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は系統連系分散型電源システムの全体イメージ図である。図1において、系統連系分散型電源システム1は、上位(高圧系)から順に下位(低圧系)に、遮断機単位、区分開閉器単位、柱上変圧器単位となっており、遮断機単位、区分開閉器単位、柱上変圧器単位の下位それぞれの住宅単位系統電源ACには、複数の分散型電源システムが連系されて運転されている。
分散型電源システムは、それぞれ例えば、太陽電池などの分散型電源、分散型電源の直流電力を系統電源ACと同期させた交流電力に変換するパワーコンディショナー、系統電源ACに連系するパワーライン上に無効電力変動を注入する分散型電源の単独運転検出装置を備える。なお、単独運転検出装置は、パワーコンディショナーに内蔵した構成でもよい。
系統電源ACに事故が発生した場合、該当する住宅単位の分散型電源システムは、単独運転を開始するので、単独運転検出装置が単独運転を検出して、単独運転検出装置に内蔵している連系リレーを遮断し、住宅単位の分散型電源システムを系統電源ACから切り離すことになる。
単独運転検出装置は、電力系統に無効電力変動を注入し、注入した無効電力変動に基づいて単独運転を検出する。
また、単独運転検出装置は、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生する電力定期変動部を備える。
電力定期変動部は、無効電力が緩やかに変化するため、単独運転が発生していない定常時に負荷へ悪影響を及ぼすことがなく、また分散型電源の単独運転が開始しても、電力系統に注入する無効電力を常に変化させているため、無効電力一定負荷による無効電力変動とのバランスを避け、分散型電源を複数台接続しても、無効電力変動の合成も緩やかに変化させることができる。
電力定期変動部は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力変動、または時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力変動を発生する。
図2はこの発明に係る電力定期変動部の一実施の形態注入無効電力の波形図である。図2において、注入無効電力は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波、または時間的に常時緩やかに変化する三角波とする。
正弦波の注入無効電力や三角波の注入無効電力は、時間的に注入無効電力が一定になることがなく、常時緩やかに変化しているので、無効電力一定負荷(Q1)とバランスする期間(例えば、図7に示す期間T1)がないので、単独運転が発生すると直ちに単独運転を検出することができる。
また、正弦波の注入無効電力や三角波の注入無効電力は、振幅の急激な変化がないため、系統電圧や系統周波数がゆれて、系統に接続されている負荷(機器)に悪影響を及ぼすことがない。
図3はこの発明に係る電力定期変動部の別実施の形態注入無効電力の波形図である。図3において、分散型電源Aと分散型電源Bが同期ばらつきを発生して、正弦波の注入無効電力を発生しているが、合成した注入無効電力も正弦波になるので、波形合成に起因する注入無効電力が零(0)になる期間(例えば、図9に示すT2期間)がないので、単独運転が発生すると直ちに単独運転を検出することができる。
このように、この発明に係る電力定期変動部は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力変動、または時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力変動を発生するようにしたので、常に緩やかに変動する無効電力変動を電力系統に注入することができ、単独運転発生から短時間で単独運転を検出することができる。
図4はこの発明に係る単独運転検出装置が適用される分散型電源システムの一実施の形態ブロック構成図である。図4において、分散型電源システム2は、太陽電池などの分散型電源3(パワーコンディショナーを含む)と、単独運転検出装置4と、系統電源ACとから構成されている。
単独運転検出装置4は、連系リレーRL1、連系リレーRL2、制御装置5、インバータ制御部6、インバータ7、電流検出器8を備える。
制御装置5は、マイクロプロセッサを基本に構成し、ソフトプログラムにより各種制御機能やシーケンス機能を実現し、単独運転検出装置4の全体動作を制御する。
また、制御装置5は、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生する電力定期変動部、フリッカーを検出して処理するフリッカー検出処理部などを有する電力変動部を備える。
図5はこの発明に係る電力変動部の一実施の形態要部ブロック構成図である。図5において、電力変動部9は、標準時刻電波信号を受信して正確な時計信号を発生する電波時計10、電波時計10に同期して定期的に、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生する電力定期変動部11、系統周波数および系統電圧に基づいてパワーラインPL上の無効電力変動のフリッカーを検出して処理し、フリッカーを抑制する乗算係数を発生するフリッカー検出処理部12、電力定期変動部11から供給される無効電力変動(信号)とフリッカー検出処理部12から供給される乗算係数を乗算して無効電力変動を発生する乗算器13、注入する無効電力変動の影響で変動するパワーラインPLの系統周波数を監視する系統周波数監視部14、系統周波数監視部14から供給される監視信号に基づいて単独運転を判定する単独運転判定部15を備える。
電力定期変動部11は、周期関数の信号を発生する発信器またはソフトウェア制御の発信機能を備え、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生し、この無効電力変動を乗算器13に提供する。なお、無効電力変動は、電力信号であり、乗算器13で電力信号と乗算信号を掛け合わせた電力信号(無効電力信号)をインバータ制御部6に供給する。
また、無効電力変動は、具体的には、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力変動(信号)、または時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力変動(信号)とする。
なお、単独の単独運転検出装置が注入する無効電力変動または複数の単独運転検出装置が注入する合成された無効電力変動は、時間的に常時緩やかに変化するものであれば、正弦波や三角波に限定することなく、任意の周期波形であってもよい。
フリッカー検出処理部12は、周波数変動検出部12a、電圧変動検出部12b、第1演算部12c、第2演算部12d、比較部12e、LFP(ローパスフィルタ)12fを備え、系統電源ACに連系された複数の単独運転検出装置4によるパワーラインPLに注入する無効電力変動の合成されたレベルが大きなり過ぎることに起因するフリッカーを検出して、それぞれの単独運転検出装置4が発生する無効電力変動を抑制するような乗算係数を発生する。
フリッカー検出処理部12は、周波数変動検出部12aでパワーラインPL上の系統周波数変動を検出し、第1演算部12cは、検出した系統周波数変動から周波数偏差を演算して、第1演算出力を出力する。
また、フリッカー検出処理部12は、電圧変動検出部12bでパワーラインPL上の系統電圧の変動を検出し、第2演算部12dは、検出した系統電圧の変動から電圧偏差を演算して、第2演算出力を出力する。
比較部12eは、第1演算出力と第2演算出力を比較し、小さい方の演算出力を出力し、LFP(ローパスフィルタ)12fは、第1演算出力または第2演算出力にフィルタリングを施して、乗算係数として出力する。
フリッカー検出処理部12から出力される乗算係数と電力定期変動部11から出力される電波時計10に同期した無効電力変動(信号)を乗算器13で乗算処理することにより、
インバータ制御部6を介してインバータ7からパワーラインPL上に注入される無効電力変動のレベルをフリッカーが発生しない適切なレベルに抑制することができる。
単独運転判定部15は、単独運転を判定すると、単独運転検出(信号)を連系リレーRL1および連系リレーRL2に供給し、連系リレーRL1および連系リレーRL2をオフ状態にし、分散型電源3を系統電源ACから切り離すとともに、パワーラインPL上に注入する無効電力変動を停止する。
図6はこの発明に係る分散型電源システムの別実施の形態要部ブロック構成図である。図6において、分散型電源システム16は、太陽電池などの直流電力を出力する電源17と、電源17の直流電力を系統電源ACと同期させた交流電力に変化するパワーコンディショナー18と、パワーコンディショナー18に連系する系統電源ACとから構成されている。
なお、パワーコンディショナー18は、制御装置19、インバータ制御部20、インバータ21、電流検出器22、連系リレーRLを備えた単独運転検出装置23を内蔵する。また、インバータ21は、無効電力変動の注入機能、分散型電源の直流電力を交流電
力に変換する機能を兼ねている。
単独運転検出装置23は、インバータ21と連系リレーRLがパワーラインPLに直列に接続されている点が単独運転検出装置4と異なる以外、同一構成、同一機能なので、詳細な説明を省略する。なお、制御装置19は、電力変動部9を備える。
パワーコンディショナー18は、単独運転検出装置23を内蔵することにより、単独運転検出装置とパワーコンディショナーを1つに集約することができる。
このように、パワーコンディショナー18は、単独運転検出装置23を内蔵することにより、単独運転検出装置とパワーコンディショナーを1つに集約することができ、コンパクトに構成することができる。
以上説明したように、この発明に係る単独運転検出装置4は、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生する電力定期変動部11を備えので、電力系統(パワーラインPL)に注入する無効電力変動を常に変化させ、無効電力が緩やかに変化するため単独運転が発生していない定常時に負荷-悪影響を及ぼすことがなく、また分散型電源の単独運転が開始しても、電力系統に注入する無効電力を常に変化させているため、無効電力一定負荷による無効電力変動とのバランスを避け、分散型電源を複数台接続しても、無効電力変動の合成も緩やかに変化させることができ、分散型電源3の単独運転検出を迅速に実行することができる。
次に、この発明に係る単独運転検出方法について説明する。この発明に係る単独運転検出方法は、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生し、無効電力が緩やかに変化するため単独運転が発生していない定常時に負荷へ悪影響を及ぼすことがなく、また分散型電源の単独運転が開始しても、電力系統に注入する無効電力を常に変化させているため、無効電力一定負荷による無効電力変動とのバランスを避け、分散型電源を複数台接続しても、無効電力変動の合成も緩やかに変化させることができので、分散型電源の単独運転検出を迅速に実行することができる。
また、この発明に係る単独運転検出方法は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力、または時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力を発生するようにし、常に緩やかに変動する無効電力変動を電力系統に注入することができるので、単独運転発生から短時間で単独運転を検出することができる。
本発明に係る単独運転検出装置は、電力系統に時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を注入し、迅速に分散型電源の単独運転を検出可能なもので、無効電力変動を注入して分散型電源の単独運転を迅速に検出するあらゆる分散型電源システムに適用することができる。
系統連系分散型電源システムの全体イメージ図 この発明に係る電力定期変動部の一実施の形態注入無効電力の波形図 この発明に係る電力定期変動部の別実施の形態注入無効電力の波形図 この発明に係る単独運転検出装置が適用される分散型電源システムの一実施の形態ブロック構成図 この発明に係る電力変動部の一実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係る分散型電源システムの別実施の形態要部ブロック構成図 従来の無効電力変動が無効電力一定負荷と一致する課題の説明図 従来の無効電力変動が急激に変化する課題の説明図 従来の無効電力変動が合成されることに伴う課題の説明図
符号の説明
1 系統連系分散型電源システム
2,16 分散型電源システム
3 分散型電源
4,23 単独運転検出装置
5,19 制御装置
6,20 インバータ制御部
7,21 インバータ
8,22 電流検出器
9 電力変動部
10 電波時計
11 電力定期変動部
12 フリッカー検出処理部
12a 周波数変動検出部
12b 電圧変動検出部
12c 第1演算部
12d 第2演算部
12e 比較部
12f LFP(ローパスフィルタ)
13 乗算器
14 系統周波数監視部
15 単独運転判定部
17 電源
18 パワーコンディショナー
AC 系統電源
RL1,RL2,RL 連系リレー
PL パワーライン

Claims (7)

  1. 電力系統に無効電力変動を注入して、分散型電源の単独運転を検出する単独運転検出装置であって、
    周期関数の信号を発生する発信器またはソフトウェア制御の発信機能を備えて、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生する電力定期変動部を備えており、加えて、前記電力定期変動部が、
    前記電力系統上における周波数偏差値及び電圧偏差値を比較して得た乗数係数と電波時計に同期した無効電力変動信号とにより、前記無効電力変動をフリッカーが発生しないレベルに抑制するフリッカー検出処理部を有して構成していることを特徴とする単独運転検出装置。
  2. 前記電力定期変動部は、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力変動を発生することを特徴とする請求項1記載の単独運転検出装置。
  3. 前記電力定期変動部は、時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力変動を発生することを特徴とする請求項1記載の単独運転検出装置。
  4. 請求項1、請求項2又は請求項3に記載の単独運転検出装置を内蔵したことを特徴とするパワーコンディショナー。
  5. 電力系統に無効電力変動を注入して、分散型電源の単独運転を検出する単独運転検出方法であって、
    周期関数の信号を発生する発信器またはソフトウェア制御の発信機能により、時間的に常時緩やかに変化する無効電力変動を発生するに際して、前記電力系統上における周波数偏差値及び電圧偏差値を比較して得た電圧偏差値乗数係数と電波時計に同期した無効電力変動信号とにより、前記無効電力変動をフリッカーが発生しないレベルに抑制するようにしたことを特徴とする単独運転検出方法。
  6. 周期関数の信号を発生する発信器またはソフトウェア制御の発信機能により、時間的に常時緩やかに変化する正弦波の無効電力を発生することを特徴とする請求項5記載の単独運転検出方法。
  7. 周期関数の信号を発生する発信器またはソフトウェア制御の発信機能により、時間的に常時緩やかに変化する三角波の無効電力を発生することを特徴とする請求項5記載の単独運転検出方法。
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