JP4966568B2 - 燃料電池セルスタック装置、燃料電池セルスタック連結装置及び燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池セルを一列に配列させ電気的に接続してなる燃料電池セルスタックとその端部からの電流引出し構造とを含む燃料電池セルスタック装置に関する。
次世代エネルギーとして、近年、複数の固体酸化物形燃料電池セルからなるスタックを収納容器内に収容した燃料電池が種々提案されている。
図9(a)は、従来の燃料電池セルスタック10を有する燃料電池セルスタック装置1を概略的に示す側面図である。この燃料電池セルスタック10は、複数の固体酸化物形燃料電池セル2を配列させて構成され、隣り合う燃料電池セル2同士は、介在する集電部材3により電気的に接続され、この状態でマニホールド11に固定されている。燃料電池セルスタック装置1はさらに、両端部に電流を取り出すための電流引出し部材3aを配置して構成されている。従来の電流引出し部材3aは、両端部に位置する端部集電部材3bに取り付けられた導電性の比較的フレキシブルな線部材である。
図9(b)は、図9(a)の燃料電池セルスタック装置1の一部拡大平面図である。燃料電池セル2についてはその断面が示されているがこれは一例である。燃料電池セル2は、一対の平坦面をもつ柱状の導電性支持基板8の一方の平坦面上に燃料極5、固体電解質層6及び酸素極4が積層され、他方の平坦面上にインターコネクタ7が設けられている。導電性支持基板8には軸方向に沿って複数の燃料ガス通路9が形成されている。集電部材3は、一方の燃料電池セル2の酸素極と、他方の燃料電池セル2のインターコネクタ7に当接し導電性接着剤で固定される。配列方向の最端部に位置する燃料電池セル2の端部側には、最端部の端部集電部材3bが設けられている。この最端部の端部集電部材3bに対して比較的フレキシブルな導電性線部材である電流引出し部材3aが取り付けられている。このような従来の電流引出し部材は、例えば、特許文献1に開示されている。
燃料電池セルスタック10の両端には、板状の絶縁体からなる押さえ板13が配置されており、一対の押さえ板13の下端部はマニホールド11の側面に固定され、これによりにより燃料電池セルスタック10に両端から押圧力を及ぼした状態で、各燃料電池セル2の軸方向の一端がマニホールド11の上面のガラスシール材12により固定されている。
特開2003−308857号公報
従来の燃料電池セルスタック装置における端部集電構造には次のような問題点がある。
・比較的フレキシブルな線材である電流引出し部材は、振動や揺動を生じやすく、そのため燃料電池セルスタックの最端部の端部集電部材にも外力が伝達されてこの端部集電部材が剥離するおそれがあった。その結果、発電出力が低下する。
・端部集電部材は、通常、セル間に配置されている集電部材と同一のものを使用しており、集電部材はその構造上薄型とする必要があったことに加えて、電流引出し部材をこのような薄型の端部集電部材に取り付けなければならなかった。このため、確実な電気的接続を行うためには、電流引出し部材をあまり厚くすることができなかった。その結果、電気抵抗を十分小さくできず、電力損が大きかった。
以上の現状に鑑み、本発明は、燃料電池セルスタックと確実な電気的接続を行え、電力損の少ない端部集電構造をもつ燃料電池セルスタック装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
(1)請求項1に係る燃料電池セルスタック装置は、筒型で柱状の固体酸化物形燃料電池セルを集電部材を介して複数個配列させ電気的に接続してなる燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における両端部にそれぞれ設けた端部集電部材と、該端部集電部材の外側に配置された金属部材と、該金属部材の一部から外方に向けて帯状に延びる電流引出し部と、前記燃料電池セルの一端部を固定するマニホールドとを具備するとともに、前記金属部材の一端部が、前記マニホールドに絶縁状態にて接合固定されていることを特徴とする。
(2)請求項2に係る燃料電池セルスタック装置は、請求項1において、前記電流引出し部の一部が、前記マニホールドに絶縁性固着剤により固定されていることを特徴とする。
(3)請求項3に係る燃料電池セルスタック装置は、筒型で柱状の固体酸化物形燃料電池セルを集電部材を介して複数個配列させ電気的に接続してなる燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における両端部にそれぞれ設けた端部集電部材と、該端部集電部材の外側に配置された金属部材と、該金属部材の一部から外方に向けて帯状に延びる電流引出し部と、前記燃料電池セルの一端部を固定するマニホールドとを具備するとともに、前記電流引出し部の一部が、前記マニホールドに絶縁性固着剤により固定されていることを特徴とする。
(4)請求項4に係る燃料電池セルスタック装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記金属部材が、最端部に位置する前記燃料電池セルの端部側の面に対向して配置される平板部と、前記平板部の両側縁から屈曲する一対の側板部とを具備することを特徴とする。
(5)請求項5に係る燃料電池セルスタック装置は、筒型で柱状の固体酸化物形燃料電池セルを集電部材を介して複数個配列させ電気的に接続してなる燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における両端部にそれぞれ設けた端部集電部材と、該端部集電部材の外側に配置された金属部材と、該金属部材の一部から外方に向けて帯状に延びる電流引出し部と、前記燃料電池セルの一端部を固定するマニホールドとを具備するとともに、前記金属部材が、最端部に位置する前記燃料電池セルの端部側の面に対向して配置される平板部と、前記平板部の両側縁から屈曲する一対の側板部とを具備することを特徴とする。
)請求項に係る燃料電池セルスタック連結装置は、請求項1〜のいずれかに記載の燃料電池セルスタック装置を、前記燃料電池セルの配列方向を互いに平行として2つ以上並置するとともに、各々の前記燃料電池セルスタック装置の前記金属部材同士を導電性の連結部材により相互に連結したことを特徴する。
)請求項に係る燃料電池は、請求項1〜のいずれかに記載の燃料電池セルスタック装置または請求項に記載の燃料電池セルスタック連結装置を、収納容器内に収容してなることを特徴とする燃料電池。
請求項1の発明では、燃料電池セルスタック装置における端部集電部材の外側に金属部材を配置し、金属部材の一部から外方に帯状の電流引出し部材を取り付けているため、電流引出し部材が、従来のフレキシブルな線材に比べて脱離のおそれがなく安定である。また、電流引出し部材が、端部集電部材に外力を及ぼすことがないため、端部集電部材の剥離のおそれを解消できる。さらに、金属部材はその厚みを十分厚く設定することも可能であるので電気抵抗を小さくでき、電力損を低減できる。
さらに請求項の発明では、金属部材の一端部がマニホールドに絶縁状態にて固定されるため、金属部材がマニホールドとの絶縁性を確保して安定に支持されるとともに、金属部材が、燃料電池セルスタックをセル配列方向の両側から押圧する押さえ板の役割も果たすことができる。
請求項2、3の発明では、電流引出し部の一部をマニホールドに絶縁性固着材により固定することにより、電流引出し部を含む金属部材全体の安定性を強化し、かつマニホールドとの絶縁性も確保できる。
請求項4、5の発明では、金属部材が、平板部とその両側縁から屈曲した一対の側板部とを具備する形状であるので、剛性が大きく強固な構造とすることができるとともに、安定に起立させることができる。
請求項の発明では、複数列の燃料電池セルスタックの各々の金属部材同士を導電性の連結部材で連結することにより、スペースを節約して効率的に電流取り出しを行うことができる。
請求項の発明では、上記の効果を奏する燃料電池セルスタック装置を収納した燃料電池において安定な発電出力が得られる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
図1(a)は、燃料電池セルスタック22を有する燃料電池セルスタック装置21を概略的に示す側面図である。この燃料電池セルスタック22は、複数の固体酸化物形燃料電池セル2を一列に配列させて構成され、隣り合う燃料電池セル2同士は、介在する集電部材3により電気的に接続されている。説明の便宜上、柱状の燃料電池セル2の長手方向を軸方向と称する。なお、図示の例では、最端部に位置する燃料電池セル2の端部側の面と接続される端部集電部材24は、中間部分の集電部材3と形態が異なるものを用いている。これについては、図2において説明する。なお、図1(a)では、便宜上、集電部材3及び端部集電部材24を簡略化して記載した。
本発明において、燃料電池セルスタック22の両端部にそれぞれ設けられる端部集電部材24の外側には、最端部に位置する燃料電池セル2の端部側の面に対向して金属部材23が配置されている。金属部材23は、コスト的に有利な耐熱性合金で形成される。金属部材23の燃料電池セルスタック22側に向いた面23aが、端部集電部材24を介して最端部の燃料電池セル2と電気的に接続される。金属部材23と端部集電部材24の間の接続は、電流の局所集中を防止するために導電性セラミック材料を介在させてもよい。
金属部材23の軸方向の一端部は、各燃料電池セル2の軸方向の一端部と同様にマニホールド11の上面に立設され、絶縁材料であるガラスシール材により接合固定されている。これにより金属部材23とマニホールド11との電気的絶縁が確保される。
なお、本発明の金属部材23は、図9に示した従来の押さえ板13の役割も果たしており、一対の金属部材23、23が燃料電池セルスタック22をセル配列方向の両側から押圧した状態で固定されている。
図1(b)は、図1(a)の燃料電池セルスタック装置1の一部拡大平面図である。燃料電池セル2の構造及び集電部材3については前述の図9で説明したものと同じであるので説明を省略する。
金属部材23は、端部集電部材24と当接する平板部23と、この平板部23の両側縁から屈曲して平板部23に対してほぼ垂直に外方へ延びる一対の側板部23b、23bを具備する。従って、図1(b)の平面図に示すように、金属部材23の断面はコ字状となる。この形状は、金属部材23の剛性を大きくし安定に立設するに好適である。
また、一方の側板部23bの先端側から、燃料電池セルの配列方向に平行な方向に帯状の電流引出し部23cが延びている。電流引出し部23cは、金属部材23の一部であり一体化されているため、脱離するおそれがなく安定している。電流取り出し部23cの先端部には、電流引出し線が連結されることになる。
図1に示した燃料電池セルスタック装置21では、燃料電池セルスタック22で発電により生じた電流は、端部集電部材24から金属部材23を流れ、そして電流取り出し部23cの先端部から外部へ取り出される。金属部材23は、広い面積をもつ平板部全体で端部集電部材24と接触しかつその厚みを十分厚くすることができるため、抵抗を小さくして電力損を低減することができる。
図2A(a)及び(b)は、端部集電部材24の実施例をそれぞれ示す平面図である。この端部集電部材24は、セル配列方向におけるばね定数が、中間部分の集電部材3より小さくなるように設けられる。具体的にばね定数を低減する方法として、例えば、図2A(a)では、集電部材3よりも距離w及び幅(図の上下方向)を広げた集電部材24Aを用いている。また、図2A(b)では、中間部分の集電部材3を2枚重ねて接続した集電部材24Bを用いている。端部集電部材24のばね定数を小さくすることにより、変形への追従性を向上させ、集電部材24の剥離を防止する。これは、最端部では外力の影響を受け易く、また最端部の燃料電池セル2と金属部材23との間の距離の変動が大きくなりがちなためである。
図2Bは、図2Aに示した集電部材3の部分拡大斜視図である。燃料電池セルスタックにおいて隣り合う2つの燃料電池セルをそれぞれ第1セル及び第2セルと称して説明すると、集電部材3は、第1セルの平坦面に当接する第1導電体片301と、第1セルの一方の端部から第2セルの他方の端部へと傾斜して延びる第2導電体片302と、第2セルの平坦面に当接する第3導電体片303と、第2セルの一方の端部から第1セルの他方の端部へと傾斜して延びる第4導電体片304とを基本要素として具備する。第1〜第4の導電体片はこの順序で端部同士を次々に連結されており、さらにこの順序で繰り返し導電体片が連結されることにより、軸方向に延在する一繋がりの集電部材3を形成している。斯かる形状の集電部材3は柔軟性に富んでおり、セル間及びセル軸方向の変形に対する追従性が良好であると同時に、通気性にも優れている。
図3は、図1の金属部材23のさらに別の実施形態を示す図である。金属部材31もまた断面が略コ字状であり、平板部31aとその両側縁から屈曲して延びる一対の側板部31c、31bとを有する。図3の形態の特徴は、平板部31aの下端近傍から帯状の電流引出し部32が平板部31aに対して垂直に突出するように折り曲げ形成されている点である。さらに、電流引出し部32の先端部は斜め下方へ折り曲げられている。またさらに、金属部材31の下端には、垂直に延びる一対の脚部33、33が設けられ、これらの脚部がマニホールド上のシール材中に埋没されることにより、安定に起立することができる。
図4は、図3と同様に、図1の金属部材23のさらに別の実施形態を示す図である。図3の金属部材31と相違する点は、金属部材41の電流引出し部42の形状である。帯状の電流引出し部42は、平板部41aに対して垂直に突出して延び、中間部で下方へ折れ曲がった後、再び平板部41aに対して垂直な方向に折れ曲がり延びている。これにより、電流引出し部42の中間部に1つの段部43が形成されている。
図5は、図3及び図4にそれぞれ示した金属部材31、41を燃料電池セルスタック装置21に組み込んだ状態を示す図である。図5(a)は平面図、図5(b)は正面図、図5(c)は(b)のA部拡大断面図であり、図5(d)は(b)のB部拡大断面図である。金属部材31の平板部31a及び金属部材41の平板部41aにより、燃料電池セルスタック22を両端部から挟み込んだ状態でマニホールド11の上面にガラスシール材53により固定されている(図5(c)及び(d)参照)。
図5(c)に示すように、金属部材41から延びる帯状の電流引出し部42の下面の一部が絶縁性固着材51によりマニホールド11の上部に固定されている。これにより、金属部材41の安定性が強固となり、より振動や外力に強い構造となる。絶縁性固着材51として、ガラスシール材を用いてもよい。電流引出し部42の段部43は、マニホールド11の上部外郭に沿った形状となっているため、マニホールド11と電流引出し部42とが一定の距離を保持して接触せず、絶縁性が確保される。
同様に、図5(d)に示すように、金属部材31から延びる帯状の電流引出し部32の下面の一部も絶縁性固着材51によりマニホールドの上部に固定されている。電流引出し部32の形状もまた、マニホールド11の上部外郭に沿った形状となっている。
このようにマニホールド11の上部外郭形状に沿うように電流引出し部の形状を適宜設定する。
図6は、2つの燃料電池セルスタック22、22をそれぞれの燃料電池セルの配列方向を互いに平行として並置した場合の端部集電部材の実施形態を示す図である。図6(a)は平面図、図6(b)は正面図、図6(c)は右側面図、図6(d)は図4に示した金属部材41を燃料電池セルスタック22の端部に用いた場合の図5(c)に相当する拡大断面図であり、図6(e)は図3に示した金属部材31を燃料電池セルスタック22の端部に用いた場合の図5(d)に相当する拡大断面図である。
図6(a)に示すように、双方の燃料電池セルスタック22、22の同じ側の端部では、同じ種類の金属部材31、41をそれぞれ用いている。そして、金属部材31を設けた端部側において、各金属部材31の先端同士を連結部材54で相互に連結している。図3に示すように金属部材31の先端部には接続孔が穿設されている。図6(e)に示すように、この接続孔を利用して連結部材54の両端からネジ55を挿通し螺着している。このようにして、複数の燃料電池セルスタック22を直列接続し、まとめて電流を取り出すことができる。
図7(a)〜(d)は、図1の金属部材23のさらに別の実施形態を示す図である。図7(e)は、金属部材61を燃料電池セルスタック22の端部に用いた場合の図5(d)に相当する拡大断面図であり、図7(f)は、金属部材81を燃料電池セルスタック22の端部に用いた場合の図5(d)に相当する拡大断面図である。
図7(a)及び図7(b)にそれぞれ示す金属部材61及び金属部材71は、平板部61a、71aを形成する部分が断面が矩形の箱型である。また、マニホールド11と固着するための固定片62、72が下端近傍に平板部61a、71aに対してそれぞれ垂直に延びている。マニホールド11との固定は図6(e)のように行われる。本実施形態では、電流引出し部63、73が、固定片62、72とは別個に設けられている。金属部材61では電流引出し部63が箱部分の側面中央部から平板部61aに対して垂直に延びている。一方、金属部材71では、電流引出し部73が箱部分の側面中央部から平板部71aと平行に延びている。
図7(c)及び図7(d)にそれぞれ示す金属部材81及び金属部材91は、平板部81a、91aのみを具備し側板部がない。その下端に脚部84、94を具備する。マニホールド11と固着するための固定片82、92は、金属部材61及び金属部材71と同様である。また、電流引出し部83、93についても金属部材61及び金属部材71をそれぞれ同様である。
図8は、燃料電池セルスタックの端部集電部材24と、本発明の金属部材101との接合形態の一例を示す、軸方向に垂直な方向の断面図である。端部集電部材24と、金属部材101の平板部101aとの間を導電性接着剤103で接着する。この際に、金属部材101の平板部101aに複数の孔102を予め穿設しておく。導電性接着剤103は、この孔102を通り平板部101aの裏面側へ入り込む。そして孔102の径より大きく周囲に拡大し膨出部104を形成した状態で硬化する。この硬化した膨出部104は、リベットと同様の作用効果を発揮して、集電部材24と金属部材101とを機械的かつ電気的に強固に接合することになる。図8に示した構造は、前述のいずれの金属部材にも適用することができる。
(a)は、燃料電池セルスタックを有する燃料電池セルスタック装置を概略的に示す側面図である。(a)の燃料電池セルスタック装置の一部拡大平面図である。 (a)及び(b)は、端部集電部材の実施例をそれぞれ示す平面図である。 図2Aに示した集電部材の部分拡大斜視図である。 図1の金属部材のさらに別の実施形態を示す図である。 図3と同様に、図1の金属部材のさらに別の実施形態を示す図である。 図3及び図4にそれぞれ示した金属部材を燃料電池セルスタック装置に組み込んだ状態を示す図である。(a)は平面図、(b)は正面図、(c)及び(d)はそれぞれ金属部材を用いた燃料電池セルスタックの端部の拡大断面図である。 2つの燃料電池セルスタックをそれぞれの燃料電池セルの配列方向を互いに平行として並置した場合の金属部材の実施形態を示す図である。(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は図4に示した金属部材を用いた燃料電池セルスタックの端部の拡大断面図であり、(e)は図3に示した金属部材を用いた燃料電池セルスタックの端部の拡大断面図である。 (a)〜(d)は、図1の金属部材のさらに別の実施形態を示す図である。 燃料電池セルスタックの端部集電部材と、本発明の金属部材との接合形態の一例を示す、軸方向に垂直な方向の断面図である。 (a)は、従来の燃料電池セルスタックを有する燃料電池セルスタック装置を概略的に示す側面図である。(b)は(a)の燃料電池セルスタック装置の一部拡大平面図である。
符号の説明
21 燃料電池セルスタック装置
22 燃料電池セルスタック
23、31、41、61、71、81、91、101 金属部材

Claims (7)

  1. 筒型で柱状の固体酸化物形燃料電池セルを集電部材を介して複数個配列させ電気的に接続してなる燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における両端部にそれぞれ設けた端部集電部材と、該端部集電部材の外側に配置された金属部材と、該金属部材の一部から外方に向けて帯状に延びる電流引出し部と、前記燃料電池セルの一端部を固定するマニホールドとを具備するとともに、前記金属部材の一端部が、前記マニホールドに絶縁状態にて接合固定されていることを特徴とする燃料電池セルスタック装置。
  2. 前記電流引出し部の一部が、前記マニホールドに絶縁性固着剤により固定されていることを特徴とする請求項1載の燃料電池セルスタック装置。
  3. 筒型で柱状の固体酸化物形燃料電池セルを集電部材を介して複数個配列させ電気的に接続してなる燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における両端部にそれぞれ設けた端部集電部材と、該端部集電部材の外側に配置された金属部材と、該金属部材の一部から外方に向けて帯状に延びる電流引出し部と、前記燃料電池セルの一端部を固定するマニホールドとを具備するとともに、前記電流引出し部の一部が、前記マニホールドに絶縁性固着剤により固定されていることを特徴とする燃料電池セルスタック装置。
  4. 前記金属部材が、最端部に位置する前記燃料電池セルの端部側の面に対向して配置される平板部と、前記平板部の両側縁から屈曲する一対の側板部とを具備することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池セルスタック装置。
  5. 筒型で柱状の固体酸化物形燃料電池セルを集電部材を介して複数個配列させ電気的に接続してなる燃料電池セルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向における両端部にそれぞれ設けた端部集電部材と、該端部集電部材の外側に配置された金属部材と、該金属部材の一部から外方に向けて帯状に延びる電流引出し部と、前記燃料電池セルの一端部を固定するマニホールドとを具備するとともに、前記金属部材が、最端部に位置する前記燃料電池セルの端部側の面に対向して配置される平板部と、前記平板部の両側縁から屈曲する一対の側板部とを具備することを特徴とする燃料電池セルスタック装置。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の燃料電池セルスタック装置を、前記燃料電池セルの配列方向を互いに平行として2つ以上並置するとともに、各々の前記燃料電池セルスタック装置の前記金属部材同士を導電性の連結部材により相互に連結したことを特徴する燃料電池セルスタック連結装置。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の燃料電池セルスタック装置または請求項に記載の燃料電池セルスタック連結装置を、収納容器内に収容してなることを特徴とする燃料電池。
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