JP2008218005A - 燃料電池モジュール - Google Patents

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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】セルが多数の場合にも効率的に配線作業ができ、温度変化による影響の少ない燃料電池の配線を可能にする。
【解決手段】燃料電池モジュールの内部に多数の円筒型の燃料電池のセルチューブが互いに平行に並べて固定される。多数のセルチューブのそれぞれの端部に対応する位置に孔開け加工された金属薄板が用意される。孔の内側には、内側に向かって押し付ける弾性力を与える金属ばねが設けられる。多数のセルチューブの端部がそれぞれ孔を貫通するように金属薄板が嵌め込まれることにより、金属ばねがセルチューブの端部の電極と電気的に結合し、多数の燃料電池の電極が一挙に電気的に接続される。接続部がばねであるため、温度変形に対して余裕幅が得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池の配線に関する。
燃料電池の一種である固体酸化物型燃料電池(SOFC)には平板型、横縞円筒型、縦縞円筒型などのタイプがある。複数のセルを並列または直列に接続する配線方法は、それぞれのタイプに応じて異なる。
図1は、複数の横縞円筒型SOFCの電極を結合する方法の一例を示す。燃料電池モジュールが備える複数の円筒型セル100の各々は、発電した電気を取り出すための電極として導電膜104を備えている。導電膜104の部位に巻き付けられて固縛された配線109によって、複数の円筒型セル100は直列または並列に接続される。燃料電池モジュールの正極102と負極103は、それぞれ決まった円筒型セル100の導電膜に巻き付けられて固縛された集電線である白金線108を引き出して端子に固定することにより、電力を供給される。
特許文献1には、固体酸化物形燃料電池システムが記載されている。この文献に記載の燃料電池システムは、外側管状固体酸化物型燃料電池と、その外側燃料電池の内部に配され、その内側電極層に取り付けられる固相多孔質マトリクスと、該マトリクスに埋設される少なくとも1個の内側管状固体酸化物型燃料電池とを含む。
特表2005−531107号公報
図1に示されたような配線方法によると、固縛と集電線結合作業に時間を要する。特に、セルの数が多くなるほど、その作業の手間が多くなる。
更に、SOFCは高温(結線部位で例えば500〜700℃)で運転されるため、常温で配線を行ってから運転すると、常温と運転温度との温度差によって配線がゆるみ、接触抵抗が変化する可能性があった。特にセルの本数が多い燃料電池モジュールでは、固縛部分が多いため配線のゆるむ部位の発生する可能性が高くなると考えられ、接触抵抗の変化による影響が出ることを防ぐ技術が望まれる。
更に、固縛を行うためには、隣接するセル間にある程度のスペースが必要である。この作業スペースにより、セルの集積度を高くするために隣接セルの間隔を小さくすることに限界があった。
更に、セルの集積度が増加すると、集電線に剛性が無くふらふらと宙に浮いた状態であることから、束ね処理が困難になっていた。
そこで、本発明の目的は、配線作業の効率の向上を可能とする燃料電池モジュールを提供することである。
本発明の他の目的は、配線作業の効率が燃料電池セルの数に影響されない燃料電池モジュールを提供することである。
本発明の更に他の目的は、温度変化による影響の少ない配線構造を有する燃料電池モジュールを提供することである。
本発明の更に他の目的は、燃料電池セルの集積度の向上を可能とする燃料電池モジュールを提供することである。
本発明の更に他の目的は、集電線の束ね処理の困難を解決する燃料電池モジュールを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
燃料電池モジュール(2)の内部に多数の円筒型の燃料電池のセルチューブ(5)が互いに平行に並べて固定される。多数のセルチューブのそれぞれの端部に対応する位置に孔開け加工された金属薄板(22、24、26)が用意される。孔の内側には、内側に向かって押し付ける弾性力を与える金属ばね(38、42、44)が設けられる。多数のセルチューブの端部がそれぞれ孔を貫通するように金属薄板が嵌め込まれることにより、金属ばねがセルチューブの端部の電極と電気的に結合し、多数の燃料電池の電極が一挙に電気的に接続される。接続部がばねであるため、温度変形に対して余裕幅が得られる。
より詳細には、本発明による燃料電池モジュール(2)は、複数のSOFC(固体酸化物型燃料電池)(5)を含む第一セル群(6)と、第一の孔群を有し、第一セル群(6)に属する複数のSOFC(5)が第一の孔群に属する複数の孔にそれぞれ嵌入することにより第一セル群(6)の第一電極群(16)に属する複数の電極を電気的に結合する第一集電部材(24)とを備える。
本発明による燃料電池モジュール(2)において、第一集電部材(24)によって電気的に結合される複数の電極は、概ね複数のSOFC(5)の長手方向に直交する同一平面上に配置される。
本発明による燃料電池モジュール(2)において、第一セル群(6)に属する複数のSOFC(5)は、それぞれ横縞円筒型SOFCである。
本発明による燃料電池モジュール(2)において、第一電極群(16)に属する複数の電極と第一集電部材(24)とは、第一集電部材(24)の弾性力によって結合する。
本発明による燃料電池モジュール(2)において、第一集電部材(24)は第一孔群に属する複数の孔が設けられた金属板を含む。弾性力は、複数の孔(36)において金属板が曲げ加工されることによって形成されたバネ(38、42、44)によって与えられる。
本発明による燃料電池モジュール(2)において、第一集電部材(24)の重量は、弾性力によって支持される。
本発明による燃料電池モジュール(2)において、第一集電部材(24)は、積層された複数の金属メッシュを結合することによって形成される。
本発明による燃料電池モジュール(2)は、第二の孔群を有し、第一セル群(6)に属する複数のSOFC(5)の第一電極群(16)と反対の極性を有する第二電極群(14)に属する複数の電極が第二の孔群に属する複数の孔にそれぞれ嵌入することによって第二電極群(14)に属する複数の電極を電気的に結合する第二集電部材(22)を備える。
本発明による燃料電池モジュール(2)は更に、複数のSOFC(5)を含む第二セル群(8)を備える。第一集電部材(24)は、第二セル群(8)が備える第三電極群(18)に属する複数の電極が第一の孔群に属する複数の孔にそれぞれ嵌入することにより、第一電極群(16)に属する複数の電極と第三電極群(18)に属する複数の電極とを電気的に結合する。
本発明による燃料電池モジュール(2)は更に、第一セル群(6)と第二セル群(8)とを収納する筐体(4)と、第三の孔群を有し、第二セル群(8)に属する複数のSOFC(5)の第三電極群(18)と反対の極性を有する第四電極群(20)に属する複数の電極が第三の孔群に属する複数の孔にそれぞれ嵌入することによって第四電極群(20)に属する複数の電極を電気的に結合する第三集電部材(26)と、第二集電部材(22)に電気的に接続され筐体の外部に設けられる第一端子(28)と、第三集電部材(26)に電気的に接続され筐体の外部に設けられる第二端子(30)とを備える。
本発明によれば、配線作業の効率の向上を可能とする燃料電池モジュールが提供される。
更に本発明によれば、配線作業の効率が燃料電池セルの数に影響されない燃料電池モジュールが提供される。
更に本発明によれば、温度変化による影響の少ない配線構造を有する燃料電池モジュールが提供される。
更に本発明によれば、燃料電池セルの集積度の向上を可能とする燃料電池モジュールが提供される。
更に本発明によれば、集電線の束ね処理の困難を解決する燃料電池モジュールが提供される。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。図2は燃料電池モジュールの構成を示す模式図である。燃料電池モジュール2は筐体4を備える。筐体2の内部の上端に近い側に支持部材10が設置される。筐体2の内部の下端に近い側に支持部材12が設置される。筐体4の内部は、支持部材12よりも下方の燃料供給室13と、支持部材12と支持部材10との間の発電室11と、支持部材10よりも上方の燃料排出室9とに区画される。
支持部材10、12により、複数の燃料電池5が筐体4の内部に支持される。複数の燃料電池5の各々はチューブ状のセルチューブであり、横縞円筒型SOFCが好適に用いられる。複数の燃料電池5の各々は、上下方向を長手方向として、平行に並んで互いに側方に配列される。複数の燃料電池5の各々の下端は燃料供給室13に配置され、その上端は燃料排出室9に配置される。これらの燃料電池5は概ね同じ長さを有するセルチューブであり、その上端は概ね同一の水平面上に位置し、その下端も概ね同一の水平面上に位置する。
複数の燃料電池5は、第一セル群6に属する複数の燃料電池と第二セル群8に属する複数の燃料電池に区分される。第一セル群6に属する燃料電池の各々は、燃料排出室9に配置される負極14と、燃料供給室13に配置される正極16とを備える。第二セル群8に属する燃料電池の各々は、燃料排出室9に配置される正極20と、燃料供給室13に配置される負極18とを備える。これら負極14、正極16、負極18及び正極20は、複数の単電池がセルチューブ上で直列接続された横縞円筒型SOFCである燃料電池5の最端部(セルチューブ中で最も電位が高いまたは低い部位)の電極である。
第一セル群6の負極14は、燃料排出室9に配置される導電性の上部集電部材22によって並列接続される。上部集電部材22は複数の孔が設けられた金属板であり、その複数の孔に第一セル群6に属する複数の燃料電池5のそれぞれの上端が挿入されることにより燃料電池5に取り付けられる。上部集電部材22には導電部材の一端が接続される。その導電部材の他端は、筐体4の外部に設けられる負極端子28に接続される。
第二セル群8の正極20は、燃料排出室9に配置される導電性の上部集電部材26によって並列接続される。上部集電部材26は複数の孔を備えた金属板であり、その複数の孔に第二セル群8に属する複数の燃料電池5のそれぞれの上端が挿入されることにより燃料電池5に取り付けられる。上部集電部材26には導電部材の一端が接続される。その導電部材の他端は、筐体4の外部に設けられる正極端子30に接続される。
第一セル群6の正極16と第二セル群8の負極18とは燃料供給室13に配置される下部集電部材24によって電気的に接続される。すなわち、下部集電部材24により、第一セル群6に属する燃料電池5と第二セル群8に属する燃料電池5とは直列接続される。下部集電部材24は複数の孔が設けられた金属板であり、その複数の孔に第一セル群6に属する複数の燃料電池5と第二セル群8に属する燃料電池5のそれぞれの下端が挿入されることにより燃料電池5に取り付けられる。
こうした燃料電池モジュール4に、燃料供給室13の側から燃料ガス32が供給される。燃料ガス32は燃料電池5のセルチューブの内部の燃料ガス通路を通って流れ、燃料排出室9から筐体4の外部に排出される。燃料供給室13から供給される燃料ガス32は、支持部材12に妨げられて、発電室11の内部の燃料電池11の外部の領域には供給されない。発電室11に空気34が供給される。燃料電池5の内部に燃料ガス32が供給され、その外部に空気34が供給されることにより、燃料電池は電力を生成する。その電力は、負極端子28と正極端子30を介して燃料電池モジュール2の外部に取り出される。
図3は、下部集電部材24の平面図を示す。燃料電池5は図3の紙面に垂直な方向に下部集電部材24に挿入される。下部集電部材24は金属製の薄板を加工することによって製造される。下部集電部材24には、それぞれ一本の燃料電池5のセルチューブに対応する複数の孔加工部36が設けられる。
図5は、孔加工部36の拡大図を示す。図5(a)は3つの孔加工部36を示す平面図であり、孔開け加工が施されて折り曲げ加工が施される前の状態を示す。図5(b)は横に並んだ2つの孔加工部36を示す側面図であり、折り曲げ加工が施された後の状態を示す。
孔加工部36において、金属薄板には燃料電池5のセルチューブよりもやや大きい直径を有する円形の折り曲げ線38が設定される。折り曲げ線38の内側に、せん断加工などにより切断線40に沿って所定形状の孔を開けられる。この切断線40は、折り曲げ線と同心の所定半径の円(切断線外周円)の内側に、周方向に周期的に突起44が配置された形状に設けられる。突起44の根元の切断線外周円上に、折り曲げ線42が設定される。
プレス加工により、折り曲げ線38において金属薄板がその主表面に垂直な方向に押し出される。その押し出される方向を図5(b)に合わせて下方とする。そのプレス加工により同時に、折り曲げ線42において突起44が上方且つ孔46の内側に向けて折り曲げられる。複数の突起44の先端は、所定半径の孔46に沿って配置される。その孔46の直径は、燃料電池5のセルチューブの外径よりもやや小さい。
複数の燃料電池5が支持部材10、12に固定され、それらの端部が概ね同一平面状に配列した状態で、下部集電部材24がそれらの端部にかぶせられる。下部集電部材24が図5(b)の下方に押しつけられることにより、燃料電池5が孔46に下方から嵌入する。この際、燃料電池5は突起44を押し広げながら孔46に嵌入する。折り曲げ線38と折り曲げ線42との間の金属と突起44とは板ばねとして機能する。その板ばねの弾性力により、突起44は燃料電池5の外壁に押し付けられる。その結果、突起44と燃料電池5の外壁との間の摩擦により、下部集電部材24は燃料電池5に支持される。
図4は、上部集電部材22、26を示す。上部集電部材22、26は燃料電池モジュール2に取り付けられたとき、上部集電部材22と上部集電部材26との間には隙間が出来る。上部集電部材22と上部集電部材26との両方を含む一つの輪郭線を描くと、概ね下部集電部材24の輪郭線と等しい。
上部集電部材22、26も同様に燃料電池5に装着され、支持される。下部集電部材24、上部集電部材22、26は軽く、孔46における板ばねの弾性力(すなわち、その結果としての燃料電池5と突起44との摩擦力)によって自重を支えることができる。そのため、筐体4に対して特に下部集電部材24、上部集電部材22、26を支えるための構造は必要とされない。
このような集電部材によって多数の燃料電池の電極が結合されるため、配線作業の効率が非常に良い。セルチューブの本数が多くなっても、その本数に対応した集電部材を製造し、電極に接続する手間はほとんど変わらない。単位面積当たりのセルチューブの本数が多く隣接する燃料電池の間の距離が小さくても、その距離に対応した集電部材を作成してかぶせることによって容易に電極間を接続することができる。
更に、こうした配線構造によって、燃料電池5の使用温度での熱変形を考慮した設計が可能となる。集電部材の金属薄板とそこに挿入される燃料電池5の温度変化による相対変位は、次の式で表される。
δ=((α−α)×ΔT×D)/2
ここで、αは集電部材の線膨張係数、αは燃料電池5の線膨張係数、ΔTは集電部材の環境の組立時(室温)と運転時(500〜700℃程度)との温度差、Dは燃料電池5の外径である。
板爪部(図5(b)の状態に加工されたときの突起44)の面圧による押し込み変位は、次の式で表される。
δ=((2×σ)/(3×E×t))×L
ここで、σは応力であり、板爪部による燃料電池5の締め付けの強さをどのように調節するかに対応する。Eは集電部材のヤング率、tは板爪の板厚であり本実施例では集電部材の板厚、Lは板爪の長さである。
セルに比べて集電部材の線膨張係数が大きい場合はδ1<δ2という条件が満たされれば、運転中の高温時に板爪による燃料電池5の締め付けが無くならない。線膨張係数が反対の場合は、δ1+必要初期締付け変位<δ2となる板厚および爪長さが決定される。この条件から遡って、どのように集電部材を設計すればよいのかを決めることができる。
更に、集電部材は多数の孔によって燃料電池5に支持されているため、堅固な固定部材を用いなくても安定的に固定される。特に燃料電池5の本数が多いとき、個別に配線の安定性を配慮する必要がない。そのため、温度変化による影響の少ない配線構造が実現される。
図6は、集電部材の孔加工部32の変形例を示す。図6(a)は上面図、図6(b)は図6(a)のA−A断面の側面図である。図5の例におけるプレス加工によって形成される板ばねに代えて、金属薄板を打ち抜いて形成された孔47の縁から内側に向かって弾性力を加えることのできる導体性のぜんまいばね48が設けられている。こうした構成の複数の孔47に複数の燃料電池5をそれぞれ挿入することにより、複数の燃料電池5の電極が電気的に接続される。
図7は、金属薄板に代えて金属メッシュ積層体を用いて実現した集電部材の他の構成例を示す。図7(a)は平面図、図7(b)は断面図である。金属メッシュ積層体50は、x方向の金属線維の層とy方向の金属線維の層が重なった金属のメッシュが積層され、セラミックによる焼結などの方法により一体化されたものである。こうした金属メッシュ積層体のシートに、図5の孔46に相当する孔54が、複数の燃料電池5の端部の位置に対応する位置に設けられる。孔54の直径は、燃料電池5の直径よりもやや小さい。複数の燃料電池5が複数の孔54にそれぞれ挿入されたとき、金属メッシュ積層体50が孔54において弾性変形する結果、金属メッシュの孔54の内側に露出した部分が燃料電池5の電極と接触し、金属薄板の集電部材と同様に機能する。金属薄板に比べて自重を小さく抑えることが可能である。
図8は、集電部材の他の構成例を示す。シート状の母材56が用いられる。この母材56としては、石綿代替材として使用される耐熱性の高い材料でものが用いられる。この母材の中には、複数の金属箔58が埋め込まれている。こうした集電部材の図5の孔46に相当する位置に孔54が設けられる。孔54の直径は燃料電池5の直径よりもやや小さい。この孔54に燃料電池5の端部を挿入することにより、金属箔58の孔54の内側に露出した部分が燃料電池5の電極と接触し、金属薄板の集電部材と同様に機能する。金属薄板に比べて自重を小さく抑えることが可能である。
図1は、従来の配線の一例を示す。 図2は、燃料電池モジュールの構成を示す。 図3は、下部集電部材を示す。 図4は、上部集電部材を示す。 図5は、集電部材が有する孔の構成を示す。 図6は、集電部材が有する孔の構成を示す。 図7は、集電部材の一例を示す。 図8は、集電部材の一例を示す。
符号の説明
2…燃料電池モジュール
4…筐体
5…燃料電池
6…第一セル群
8…第二セル群
9…燃料排出室
10…支持部材
11…発電室
12…支持部材
13…燃料供給室
14…負極
16…正極
18…負極
20…正極
22…上部集電部材
24…下部集電部材
26…上部集電部材
28…負極端子
30…正極端子
32…燃料ガス
34…空気
36…孔加工部
38…折り曲げ線
40…切断線
42…折り曲げ線
44…突起
46…孔
47…孔
48…ぜんまいばね
50…金属メッシュ積層体
54…孔
56…母材
58…金属箔
100…セル
102…電極
103…電極
104…導電膜
108…白金線
109…配線

Claims (10)

  1. 複数のSOFC(固体酸化物型燃料電池)を含む第一セル群と、
    第一の孔群を有し、前記第一セル群に属する前記複数のSOFCが前記第一の孔群に属する複数の孔にそれぞれ嵌入することにより前記第一セル群の第一電極群に属する複数の電極を電気的に結合する第一集電部材
    とを具備する
    燃料電池モジュール。
  2. 請求項1に記載された燃料電池モジュールであって、
    前記第一集電部材によって電気的に結合される複数の電極は、概ね前記複数のSOFCの長手方向に直交する同一平面上に配置される
    燃料電池モジュール。
  3. 請求項2に記載された燃料電池モジュールであって、
    前記第一セル群に属する前記複数のSOFCは、それぞれ横縞円筒型SOFCである
    燃料電池モジュール。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載された燃料電池モジュールであって、
    前記第一電極群に属する複数の電極と前記第一集電部材とは、前記第一集電部材の弾性力によって結合する
    燃料電池モジュール。
  5. 請求項4に記載された燃料電池モジュールであって、
    前記第一集電部材は前記第一孔群に属する複数の孔が設けられた金属板を含み、
    前記弾性力は、前記複数の孔において前記金属板が曲げ加工されることによって形成されたバネによって与えられる
    燃料電池モジュール。
  6. 請求項4又は5に記載された燃料電池モジュールであって、
    前記第一集電部材の重量は、前記弾性力によって支持される
    燃料電池モジュール。
  7. 請求項1から3のいずれかに記載された燃料電池モジュールであって、
    前記第一集電部材は、積層された複数の金属メッシュを結合することによって形成される
    燃料電池モジュール。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載された燃料電池モジュールであって、
    更に、第二の孔群を有し、前記第一セル群に属する複数のSOFCの前記第一電極群と反対の極性を有する第二電極群に属する複数の電極が前記第二の孔群に属する複数の孔にそれぞれ嵌入することによって前記第二電極群に属する複数の電極を電気的に結合する第二集電部材
    を具備する
    燃料電池モジュール。
  9. 請求項8に記載された燃料電池モジュールであって、
    更に、複数のSOFCを含む第二セル群
    を具備し、
    前記第一集電部材は、前記第二セル群が備える第三電極群に属する複数の電極が前記第一の孔群に属する複数の孔にそれぞれ嵌入することにより、前記第一電極群に属する複数の電極と前記第三電極群に属する複数の電極とを電気的に結合する
    燃料電池モジュール。
  10. 請求項9に記載された燃料電池モジュールであって、
    更に、前記第一セル群と前記第二セル群とを収納する筐体と、
    第三の孔群を有し、前記第二セル群に属する複数のSOFCの前記第三電極群と反対の極性を有する第四電極群に属する複数の電極が前記第三の孔群に属する複数の孔にそれぞれ嵌入することによって前記第四電極群に属する複数の電極を電気的に結合する第三集電部材と、
    前記第二集電部材に電気的に接続され前記筐体の外部に設けられる第一端子と、
    前記第三集電部材に電気的に接続され前記筐体の外部に設けられる第二端子
    とを具備する
    燃料電池モジュール。
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