JP4964117B2 - 車両用ランプ - Google Patents
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Description
本発明は、製造コストを低く抑えながら、段部又は角部により発生した定常渦による空気振動の共鳴(いわゆる笛吹き音)の発生を効果的に抑制できる車両用ランプを実現することを目的とする。
(構成)
本発明の第1特徴は、車両の前部に装備される車両用ランプを、次のように構成することにある。
前記車両用ランプは、ハウジングと、前記ハウジングのレンズ支持部に装着されるレンズとを備え、前記レンズの外周縁部に段部又は角部が形成されると共に、前記レンズの外周縁部と前記ハウジングのレンズ支持部との間に、外方に開放された隙間が形成され、前記ハウジングのレンズ支持部の前記段部又は角部よりも後方かつ内側の前記隙間に対面する部分に、当該隙間に進入した風を拡散させる複数の微細な凹凸部が形成されている。
本発明の第1特徴によると、車両を走行させて、レンズの外周縁部に形成された段部又は角部により定常渦が発生すると、この定常渦はレンズの外周縁部とハウジングのレンズ支持部との間に形成された隙間に入り込もうとする。レンズ支持部の隙間に対面する部分には、微細な凹凸部が形成されているので、隙間に入り込もうとする定常渦は微細な凹凸部にぶつかって、その流れが乱されて拡散する。これにより、段部又は角部により定常渦が継続的に発生したとしても、定常渦が定常渦のままで隙間に入り込むことを抑制でき、定常渦が継続的に隙間に入り込むことによる空気振動の共鳴(いわゆる笛吹き音)の発生を効果的に抑制できる。
本発明の第1特徴によると、製造コストを低く抑えながら、段部又は角部により発生した定常渦による空気振動の共鳴(いわゆる笛吹き音)の発生を効果的に抑制できる。
図1に基づいて車両用ランプの一例であるフォグランプ4を装備した車両前部の構造について説明する。図1は、車両前部の斜視図である。
図2及び図3に基づいて車両用ランプの一例であるフォグランプ4の詳細構造について説明する。図2は、右側のフォグランプ4付近の横断平面図であり、図3は、右側のフォグランプ4付近の縦断側面図である。なお、図2及び図3においては右側のフォグランプ4を例に説明するが、左側のフォグランプ4についても左右の勝手が異なる以外の他の構成は同様である。
図4及び図5に基づいてハウジング10とレンズ20の連結部付近の詳細構造について説明する。図4は、ハウジング10とレンズ20の連結部付近の縦断側面図であり、図5は、凹凸部13の形状を説明する斜視図である。
図6に基づいて凹凸部13による空気振動の共鳴(いわゆる笛吹き音,以下笛吹き音と称す)の発生防止効果について説明する。図6は、笛吹き音の発生原理及び凹凸部13の効果を説明する縦断側面図である。図6(a)は、凹凸部13を形成しなかった場合の笛吹き音の発生原理を説明するための縦断側面図(参考図)であり、図6(b)は、凹凸部13の効果を説明するための縦断側面図である。まず、笛吹き音の発生原理について説明し、その後に、凹凸部13による笛吹き音の発生防止効果について説明する。
前述の[発明を実施するための最良の形態]においては、凹凸部13の形状を、複数の四角錐状の凸状体13aを、レンズ支持部12の先端部12aの短手方向及び長手方向に規則的に並べた形状に成形した例を示したが、図7に示すような凹凸部13を採用してもよい。図7は、この別実施形態での凹凸部13の形状を説明する斜視図である。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、及び[発明の実施の第1別形態]においては、凹凸部13の形状を、複数の四角錐状又は三角柱状の凸状体13aを並べた形状に成形した例を示したが、図8に示すような凹凸部13を採用してもよい。図8は、この別実施形態での凹凸部13の形状を説明する断面図である。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]及び[発明の実施の第2別形態]においては、レンズ支持部12の先端部12aの面の全周又は略全周に亘って(全域又は略全域に亘って)凹凸部13を形成した例を示したが、レンズ支持部12の先端部12aの一部に部分的に凹凸部13を形成する構成を採用してもよく、例えばレンズ支持部12の先端部12aの定常渦が発生し易い位置に部分的に凹凸部13を形成することで、効率よく笛吹き音の発生を抑制できる。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、[発明の実施の第2別形態]及び[発明の実施の第3別形態]においては、レンズ支持部12の先端部12aに凹凸部13を形成した例を示したが、図9に示すような場合においても同様に適用できる。図9は、この別実施形態でのレンズ20付近の断面図である。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、[発明の実施の第2別形態]、[発明の実施の第3別形態]及び[発明の実施の第4別形態]においては、段部の一例としてパーティングラインPLが形成されたレンズ20を例に示したが、レンズ20に形成される段部であって定常渦が発生する段部であれば異なるものであってもよく、例えばレンズ20にデザイン上形成される段部であってもよい。また、段部に限らず、レンズ20の角部(エッジ部)により定常渦が発生する場合においても同様に適用できる。この場合、例えば、鋭角に尖った角部に限らず、鈍角の角部であっても定常渦が発生する角部であれば同様に適用できる。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、[発明の実施の第2別形態]、[発明の実施の第3別形態]、[発明の実施の第4別形態]及び[発明の実施の第5別形態]においては、車両用ランプの一例としてフォグランプ4のハウジング10等に凹凸部13,14,15,16を形成した例を示したが、異なる車両用ランプ(例えばヘッドランプ5,方向指示用のランプ等(図示せず))においても同様に適用できる。例えばヘッドランプ5に適用した場合、ヘッドランプ5のハウジングやレンズに限らず、ヘッドランプの外周部に位置するボディパネル1、ボンネット2、フロントバンパー3等に凹凸部を設けてもよい(図1参照)。
10 ハウジング
12 レンズ支持部
13 凹凸部
20 レンズ
22 外周縁部
D 隙間
PL パーティングライン(段部)
Claims (1)
- 車両の前部に装備される車両用ランプにおいて、
前記車両用ランプは、ハウジングと、前記ハウジングのレンズ支持部に装着されるレンズとを備え、
前記レンズの外周縁部に段部又は角部が形成されると共に、前記レンズの外周縁部と前記ハウジングのレンズ支持部との間に、外方に開放された隙間が形成され、
前記ハウジングのレンズ支持部の前記段部又は角部よりも後方かつ内側の前記隙間に対面する部分に、当該隙間に進入した風を拡散させる複数の微細な凹凸部が形成されている車両用ランプ。
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