JP4964031B2 - 光コネクタレセプタクル、光コネクタプラグ、光コネクタ - Google Patents

光コネクタレセプタクル、光コネクタプラグ、光コネクタ Download PDF

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Description

本発明は、光コネクタのレセプタクル(光コネクタレセプタクル)、光コネクタのプラグ(光コネクタプラグ)、およびそれらから成る光コネクタに関する。より詳しくは、光コネクタレセプタクルに光コネクタプラグが挿入された状態における光コネクタ内部の構成要素の位置決め構造に関する。
光コネクタは、光コネクタレセプタクルに光コネクタプラグが挿入可能の構成であり、その従来の構造の具体的な一例を図29〜図33に示して説明する。なお、この具体例は本発明の理解の一助とするためのものに過ぎず、本発明の前提をなす構造として限定する趣旨ではない。
まず、光コネクタレセプタクル(910)について説明する。
光コネクタレセプタクル(910)は、図33(a)に示すように、一般的な構成要素として、光素子モジュール(912)、受承体(914)、レセプタクル導光体(916)を備えており、これらが筐体であるハウジング(918)の内部に収容された構成となっている。
光素子モジュール(912)は、図30に示すように、例えば透明樹脂製のボディ(9121)からリードフレーム(9128)が導出された構成とされ、この例ではリードフレーム(9128)を4本として示している。これらのリードフレーム(9128)は外部接続用の端子である。ボディ(9121)内には、光素子および必要に応じてその光素子を駆動制御するためのIC等の回路部品を備えた基板(9125)が埋設されている。リードフレーム(9128)は、基板(9125)に接続されている。
また、埋設された光素子に対応する位置にレンズ(9123)がボディ(9121)と一体に形成されている。図30に示す例では、ボディ(9121)表面に凹部(9124)が設けられており、その凹部(9124)の底にレンズ(9123)が、外部に向かって凸となるように形成されている。なお、光素子は光コネクタの用途などに応じてLED(発光ダイオード)やPD(フォトダイオード)などを用いる。
ハウジング(918)は、図32に示す例では、例えば金属や樹脂で形成され、一端に開口部(9181)を有する概ね直方体状の外観形状とされている。ハウジング(918)の内部であって開口部(9181)から離れた側に光素子モジュール(912)を収容する領域が設けられており、この領域に固定して収容された光素子モジュール(912)のリードフレーム(9128)は、ハウジング(918)を貫通して外部に導出される。なお、光素子モジュール(912)は、レンズ(9123)を開口部(9181)に向けて収容される〔図33参照〕。
光素子モジュール(912)のレンズ(9123)の前方の領域、即ち、ハウジング(918)の内部であってレンズ(9123)と開口部(9181)との間の領域には、受承体(914)およびレセプタクル導光体(916)が配置される。以下、このことを説明する。
光素子モジュール(912)のレンズ(9123)の前方には、ハウジング(918)の一部(918b)が一端に開口部(9141)を有する概ね円筒状に形成されており、その中空部分は径が異なる二つの中空部で概ね円柱状に構成されている。また、その開口部(9141)の端部(9141a)はハウジング(918)の開口部(9181)より光コネクタレセプタクル(910)外部に突出しないものとされている。径が小の中空部Aは光素子モジュール(912)側に配され、径が大の中空部Bはハウジング(918)の開口部(9181)側に配されている。中空部Aと中空部Bとの境界には端面(918d)が形成されている。
中空部Aには、それを埋めるようにレセプタクル導光体(916)が固定して収容されている。レセプタクル導光体(916)は、例えば光ファイバとすることもできるし、光透過性を有する樹脂などで形成することもできる。レセプタクル導光体(916)は、その一端面(9162)が、光素子モジュール(912)のレンズ(9123)に非接触で対向するように、その他端面(9161)が、端面(918d)より開口部(9141)側へ突出しないように、中空部Aに配置されている。このとき、光素子モジュール(912)は、ハウジング(918)によって固定的に位置決めされ、レセプタクル導光体(916)も、ハウジング(918)によって固定的に位置決めされており、両者は個別に位置決めされている関係にある。
受承体(914)は、図33に示す例では、中空部Bおよびその周囲に位置するハウジング(918)の一部(918b)からなる部分に相当する。受承体(914)は、図33に示すようにハウジング(918)に一体形成されたものに限定されず、光コネクタレセプタクル(910)とは別に作製されて光コネクタレセプタクル(910)に取り付けられる構成の場合もある。
円筒状に形成されたハウジング(918)の一部(918b)と、ハウジング(918)の外装部分(918a)との間には、空隙部(918c)が設けられる。
次に、光コネクタプラグ(930)について説明する。
光コネクタプラグ(930)は、図31、図33(a)に示すように、一般的な構成要素として、フェルール(932)、プラグ導光体(936)を備えており、これらが筐体であるハウジング(938)の内部に収容された構成となっている。
ハウジング(938)は、図31、図33(a)に示す例では、例えば金属や樹脂で形成され、両端に開口部を有する概ね直方体の外観形状とされている。ハウジング(938)の一方開口部(9381)の形状は、光コネクタレセプタクル(910)の開口部(9181)の形状とほぼ相似であり、光コネクタレセプタクル(910)の開口部(9181)よりもやや小とされている。ハウジング(938)の内部は概ね円柱状の中空であり、その中空部分は径が異なる二つの中空部で構成されている。径が小の中空部Cには、フェルール(932)が嵌合されているので、先にフェルール(932)を説明する。
フェルール(932)は、図31、図33(a)に示す例では、例えばセラミックやガラスなどで形成され、両端に開口部を有する概ね円筒状の外観形状とされている。フェルール(932)の中空部分には、その一端開口部から被覆材(939)で覆われた例えば光ファイバとされるプラグ導光体(936)が挿通され、さらに、フェルール(932)の中空部分にて被覆材(939)から露出したプラグ導光体(936)が他端開口部に向かって延伸させられたことで、プラグ導光体(936)が収容されている。プラグ導光体(936)は、プラグ導光体(936)の端面(9361)が、フェルール(932)の他端開口部周辺の端面(9321)よりも外側に突出しないように、フェルール(932)の中空部分に配置されている。
フェルール(932)は、端面(9321)側がハウジング(938)の径が大の中空部Dに突出し、その反対側がハウジング(938)の外部に突出するように、ハウジング(938)の中空部Cに嵌合されている。このとき、フェルール(932)の端面(9321)は、ハウジング(938)の一方開口部(9381)よりも外部に突出しないようにされている。そして、中空部Dに突出したフェルール(932)の一部(932b)とハウジング(938)の外装部分(938a)との間には、空隙部(938c)が設けられる。フェルール(932)の端面(9321)側の外径は、受承体(914)の中空部分、すなわち中空部Bの内径とほぼ同じとされている。
光コネクタプラグ(930)は、その開口部(9381)を、光コネクタレセプタクル(910)の開口部(9181)に突き合わせるようにして、光コネクタレセプタクル(910)に挿入し、両者が嵌合して光コネクタ(900)を成す〔図29参照〕。
この挿入嵌合の様子を図33に示す。
光コネクタプラグ(930)のハウジング(938)の外装部分(938a)は、光コネクタレセプタクル(910)のハウジング(918)の外装部分(918a)に囲まれた中空部分に挿入され、さらに挿入されると、光コネクタプラグ(930)のハウジング(938)の外装部分(938a)は、光コネクタレセプタクル(910)のハウジング(918)の空隙部(918c)に収まる。このとき、フェルール(932)の他端開口部〔端面(9321)を有する開口部〕は、受承体(914)の中空部分、すなわち中空部Bに挿入される〔図33(b)参照〕。
さらに光コネクタプラグ(930)が挿入されると、フェルール(932)の端面(9321)は、光コネクタレセプタクル(910)の端面(918d)に当接し、それ以上の挿入が規制される。このとき、プラグ導光体(936)の端面(9361)は、レセプタクル導光体(916)の端面(9161)に対面する〔図33(c)参照〕。従って、光素子モジュール(912)に埋設される光素子が受光素子の場合を例にとると、プラグ導光体(936)に導かれる光は、レセプタクル導光体(916)に通じ、さらにレセプタクル導光体(916)の端面(9162)から射出され、レンズ(9123)で集束されて受光素子で捕捉される。光素子が発光素子の場合でも光結合の様子は同様である。
以上に説明したような内部構造、つまりレセプタクル導光体が固定保持されている構造を有する光コネクタレセプタクルおよびそれを用いた光コネクタの例として特許文献1、特許文献2、特許文献3が挙げられる。
特開2006−154788号公報 特開2005−70466号公報 実公平6−33443号公報
従来は、光コネクタレセプタクルの内部では、レセプタクル導光体が固定支持されている構成が一般的であった。つまり、レセプタクル導光体は、光コネクタレセプタクルの内部で位置決めされていた。このため、レセプタクル導光体の組み付け不良が、光コネクタプラグが挿入された状態におけるプラグ導光体と光素子との光結合に悪影響を齎すこととなっていた。
従って、安定した光結合を実現するためには、レセプタクル導光体を光コネクタレセプタクルに確りと組み付ける必要があり、このことが、光コネクタを高価なものとする一因となっていた。
特に、レセプタクル導光体/プラグ導光体が小径のものであるほど、レセプタクル導光体の組み付け不良による悪影響は大きくなるため、従来の構成では、レセプタクル導光体の組み付けに一層の確度が要求され、光コネクタレセプタクルの作製に困難を齎すものともなっていた。
このことを図34に示して説明する。
図34(a)は、レセプタクル導光体/プラグ導光体が小径のものである場合の、光コネクタレセプタクルおよび光コネクタプラグが挿嵌された状態の光コネクタ(900)を示している。図34(b)は、図34(a)に示す光コネクタ(900)の点線枠囲み部分を拡大した図である。
図34(b)に示すように、レセプタクル導光体(916)には、点線に示す範囲の組み付けガタが生じている。このとき、レセプタクル導光体/プラグ導光体が小径であると、レセプタクル導光体(916)の組み付け不良によるミスアラインメントが相対的に無視できるものではなくなり、光コネクタプラグが挿入された状態におけるプラグ導光体と光素子との光結合に悪影響が生じる。
そこで、上記問題点に鑑み、本発明は、安定した光結合を実現する光コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光コネクタレセプタクルは、レセプタクル導光体をハウジングの内部にて固定されない状態で収容している。そして、このレセプタクル導光体には、光コネクタプラグが光コネクタレセプタクルに挿入された状態である挿嵌状態にて光素子モジュールに当接することとなる面である第1面部を有する第1嵌合部と、挿嵌状態にてフェルールに当接することとなる面である第2面部を有する第2嵌合部とを備えている。光素子モジュールは、光コネクタレセプタクル内に収容されており、第1面部に当接することとなる面である嵌合面部を有する嵌合部を備えている。
また、本発明の光コネクタプラグは、フェルールに、挿嵌状態にてレセプタクル導光体の第2嵌合部が有する第2面部と当接することとなる面である嵌合面部を有する嵌合部を備えている。
そして、挿嵌状態では、フェルールがレセプタクル導光体に第2面部にて押圧当接して両者が嵌合し、さらに、レセプタクル導光体の第1面部が光素子モジュールの嵌合面部に押圧当接して第1嵌合部と光素子モジュールの嵌合部とが嵌合することで、レセプタクル導光体が光コネクタレセプタクルのハウジング内部にて位置決めされる。
本発明によれば、レセプタクル導光体は、光コネクタレセプタクルに光コネクタプラグが挿嵌された状態にて、フェルールと光素子モジュールの両者に嵌合して位置決めされるから、プラグ導光体と光素子との光結合が安定する。
本発明の実施形態を図面参照して説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態の光コネクタ(100)の基本構成要素の種類は、既に説明した光コネクタ(900)と異ならない。以下、光コネクタ(100)の各構成要素について図面を参照しながら叙述する。
光コネクタ(100)は、光コネクタレセプタクル(110)に光コネクタプラグ(130)が挿嵌される構成であり、その構造を図1〜図7を参照して説明する。
まず、光コネクタレセプタクル(110)について説明する。
光コネクタレセプタクル(110)は、図1−1に示すように、光素子モジュール(112)、受承体(114)、レセプタクル導光体(116)を備えており、これらが筐体であるハウジング(118)の内部に収容された構成となっている。
光素子モジュール(112)は、図2に示すように、例えば透明樹脂製のボディ(1121)からリードフレーム(1129)が導出された構成とされ、この例では外観形状が概ね直方体状とされたボディ(1121)から4本のリードフレーム(1129)が導出している構成を示している。これらのリードフレーム(1129)は外部接続用の端子である。ボディ(1121)内には、光素子(図示せず)および必要に応じてその光素子を駆動制御するためのIC等の回路部品を備えた基板(1125)が埋設されている。リードフレーム(1129)は、基板(1125)に接続されている。
また、ボディ(1121)の表面には、概ね円柱状の第1の凹部(1122)が設けられ、その底部には概ね円柱状の第2の凹部(1123)が設けられている。第2の凹部(1123)の底部には、埋設された光素子に対応する位置に、レンズ(1124)が、外部に向かって凸となるようにボディ(1121)と一体に形成されている。以下、このレンズ(1124)を第1レンズと呼称する。第1の凹部(1122)の内壁面(1127)は、第1レンズ(1124)の中心を通る光軸方向に沿ってテーパ状に形成されている。なお、光素子は光コネクタの用途などに応じてLED(発光ダイオード)やPD(フォトダイオード)などを用いる。以下、内壁面(1127)をモジュール嵌合面部と呼称する。
図3は、本発明の特徴の一つであるレセプタクル導光体(116)の正面図、側面図、斜視図を示している。
レセプタクル導光体(116)は、光透過性を有する材質を用いて形成され、好ましくは、例えばシリコンゴムのように、弾性を有する材質とする。レセプタクル導光体(116)の外観形状は概ね円柱状であり、一方の端面(1162)の中央部には外部に向けて凸とされたレンズである第2レンズ(1161)がレセプタクル導光体(116)に一体に形成されている。また、他方の端面(1163)の中央部には外部に向けて凸とされたレンズである第3レンズ(1164)がレセプタクル導光体(116)に一体に形成されている。レセプタクル導光体(116)では、第2レンズ(1161)の中心を通る光軸と第3レンズ(1164)の中心を通る光軸とは一致する。
一方の端面(1162)に近いレセプタクル導光体(116)の側面部(1165)は、第2レンズ(1161)の中心を通る光軸方向に沿ってテーパ状に形成されている。以下、この側面部(1165)を第1面部と呼称する。第1面部(1165)の勾配は、光素子モジュール(112)のモジュール嵌合面部(1127)の勾配に一致する。
他方の端面(1163)の側周部(1166)は、レセプタクル導光体(116)の側面部が第3レンズ(1164)の頂よりも高くなるように延長して概ね円筒状に立設している。この側周部(1166)の内壁面(1167)は、第3レンズ(1164)の中心を通る光軸方向に沿ってテーパ状に形成されている。以下、この内壁面(1167)を第2面部と呼称する。
ハウジング(118)は、図1−1、図4に示す例では、例えば金属や樹脂で形成され、一端に開口部(1181)を有する概ね直方体状の外観形状とされている。ハウジング(118)の内部であって開口部(1181)から離れた側に光素子モジュール(112)を収容する領域(T)が設けられており、この領域(T)に固定して収容された光素子モジュール(112)のリードフレーム(1129)は、ハウジング(118)を貫通して外部に導出される。なお、光素子モジュール(112)は、第1レンズ(1124)を開口部(1181)に向けて収容される。
光素子モジュール(112)の第1レンズ(1124)の前方の領域、即ち、ハウジング(118)の内部であって第1レンズ(1124)と開口部(1181)との間の領域には、受承体(114)およびレセプタクル導光体(116)が配置される。以下、このことを説明する。
光素子モジュール(112)の第1レンズ(1124)の前方には、ハウジング(118)の一部(118b)が一端に開口部(1141)を有する概ね円筒状に形成されており、その中空部分は径が異なる二つの中空部で概ね円柱状に構成されている〔図1−2参照〕。また、ハウジング(118)の開口部(1181)に向けられた開口部(1141)の端部(1141a)はハウジング(118)の開口部(1181)より光コネクタレセプタクル(110)外部に突出しないものとされている。径が大の中空部Sは光素子モジュール(112)側に配され、径が小の中空部Rはハウジング(118)の開口部(1181)側に配されている。中空部Rと中空部Sとの境界には端面(118d)が形成されている。また、中空部Sの中空部Rとは反対側に、中空部Sに侵出するようにハウジング(118)の一部で鍔状に形成された内鍔部(118f)が設けられている。そして、この内鍔部(118f)で挟まれた部分を介して、中空部Sと光素子モジュール(112)を収容する領域Tとが連通している。
レセプタクル導光体(116)は、第2レンズ(1161)を第1レンズ(1124)に会わせる向きで、中空部Sに遊びを有して収容されている。第1実施形態にて「遊びを有して収容される」とは、レセプタクル導光体(116)が中空部Sに固定されない状態で収容されていることである。第1実施形態では、レセプタクル導光体(116)の最大外径は中空部Sの径よりも小とされている。
なお、図1−1に示すように、レセプタクル導光体(116)の全体が中空部Sに固定されない状態で収容されていることは必須ではなく、その一部、つまり端面(1162)側が領域Tに侵出していてもよい。第1実施形態では、内鍔部(118f)で挟まれた部分の径は、レセプタクル導光体(116)の端面(1162)の径、つまりレセプタクル導光体(116)の第1面部(1165)の最小径よりも大とされるが、レセプタクル導光体(116)の第1面部(1165)の最大径よりも小とされている。このため、レセプタクル導光体(116)の第1面部(1165)の一部が領域Tに侵出可能となっているとともに、内鍔部(118f)によってレセプタクル導光体(116)の領域Tへの侵出が制限されたものとなっている。
また、レセプタクル導光体(116)の端面(1163)側の径、つまり第1実施形態ではレセプタクル導光体(116)の側周部(1166)の径は、中空部Rの径よりも大とされている。このため、レセプタクル導光体(116)の側周部(1166)が端面(118d)に当接可能のため、レセプタクル導光体(116)が中空部Rを通じて中空部Sから脱出することが防止されている。
受承体(114)は、図1−1、図1−2に示す例では、中空部Rおよびその周囲に位置するハウジング(118)の一部(118b)からなる部分に相当する。受承体(114)は、図1−1、図1−2に示すようにハウジング(118)に一体形成されたものに限定されず、光コネクタレセプタクル(110)とは別に作製されて光コネクタレセプタクル(110)に取り付けられる構成であってもよい。
円筒状に形成されたハウジング(118)の一部(118b)と、ハウジング(118)の外装部分(118a)との間には、空隙部(118c)が設けられる。
次に、光コネクタプラグ(130)について説明する。
光コネクタプラグ(130)は、図1−1に示すように、フェルール(132)、プラグ導光体(136)を備えており、これらが筐体であるハウジング(138)の内部に収容された構成となっている。
ハウジング(138)は、図1−1に示す例では、例えば金属や樹脂で形成され、両端に開口部を有する概ね直方体の外観の形状とされている〔図32に示す従来例を参考のこと。〕。ハウジング(138)の一方開口部(1381)の形状は、光コネクタレセプタクル(110)の開口部(1181)の形状とほぼ相似であり、光コネクタレセプタクル(110)の開口部(1181)よりもやや小とされている。ハウジング(138)の内部は概ね円柱状の中空であり、その中空部分は径が異なる三つの中空部で構成されている〔図1−2参照〕。より径が小の二つの中空部からなる空間Uには、フェルール(132)が嵌合されているので、先にフェルール(132)を説明する。
フェルール(132)は、図1−1に示す例では、例えばセラミックやガラスなどで形成され、両端に開口部を有する概ね円筒状の外観形状とされている。フェルール(132)の中空部分には、その一端開口部から被覆材(139)で覆われた例えば光ファイバとされるプラグ導光体(136)が挿通され、さらに、フェルール(132)の中空部分にて被覆材(139)から露出したプラグ導光体(136)が他端開口部に向かって延伸させられたことで、プラグ導光体(136)が収容されている。プラグ導光体(136)は、プラグ導光体(136)の端面(1361)が、フェルール(132)の他端開口部周辺の端面(1321)よりも突出しないように、フェルール(132)の中空部分に配置されている。フェルール(132)の他端外周の角は、プラグ導光体(136)の中心を通る光軸方向に沿ってテーパ状に面形成されている。このテーパ状に形成された角面(1329)の勾配は、レセプタクル導光体(116)の第2面部(1167)の勾配に一致する。以下、角面(1329)をフェルール嵌合面部と呼称する。
フェルール(132)は、端面(1321)側がハウジング(138)の径が大の中空部Vに突出し、その反対側がハウジング(138)の外部に突出するように、ハウジング(138)の中空部Uに嵌合されている。このとき、フェルール(132)の端面(1321)は、ハウジング(138)の一方開口部(1381)よりも外部に突出しないようにされている。そして、中空部Vに突出したフェルール(132)の一部(132b)とハウジング(138)の外装部分(138a)との間には、空隙部(138c)が設けられる。フェルール(132)の端面(1321)側の外径は、受承体(114)の中空部分、すなわち中空部Rの内径とほぼ同じとされている。
光コネクタプラグ(130)は、その開口部(1381)を、光コネクタレセプタクル(110)の開口部(1181)に突き合わせるようにして、光コネクタレセプタクル(110)に挿入し、両者が嵌合して光コネクタ(100)を成す。
この様子を部分拡大図として図5、図6に示す。
光コネクタプラグ(130)のハウジング(138)の外装部分(138a)は、光コネクタレセプタクル(110)のハウジング(118)の外装部分(118a)に囲まれた中空部分に挿入され、さらに挿入されると、光コネクタプラグ(130)のハウジング(138)の外装部分(138a)は、光コネクタレセプタクル(110)のハウジング(118)の空隙部(118c)に収まる。このとき、フェルール(132)の端部〔端面(1321)を有する端部〕は、受承体(114)の中空部分、すなわち中空部Rに挿入される〔図5参照〕。
さらに光コネクタプラグ(130)が挿入されると、フェルール(132)のフェルール嵌合面部(1329)は、レセプタクル導光体(116)の第2面部(1167)に押圧当接する。そして、この挿入の力がレセプタクル導光体(116)に伝わり、レセプタクル導光体(116)の第1面部(1165)が、光素子モジュール(112)のモジュール嵌合面部(1127)に押圧当接する〔図6参照〕。
このとき、プラグ導光体(136)の中心を通る光軸が第2レンズ(1161)の中心と第3レンズ(1164)の中心を結ぶ光軸に一致しないように光コネクタプラグ(130)が挿入されたとしても、フェルール(132)のフェルール嵌合面部(1329)およびレセプタクル導光体(116)の第2面部(1167)はテーパ状に形成されているので、光コネクタプラグ(130)を押し込むことで、フェルール(132)はレセプタクル導光体(116)の側周部(1166)の内部に両者の光軸が一致するように誘い込まれて、レセプタクル導光体(116)とフェルール(132)とが嵌合する。つまり、レセプタクル導光体(116)では第2面部(1167)を含む側周部(1166)が嵌合部を成し、フェルール(132)ではフェルール嵌合面部(1329)を含む端部が嵌合部を成している。
また、フェルール(132)のフェルール嵌合面部(1329)の勾配は、レセプタクル導光体(116)の第2面部(1167)の勾配に一致するから、レセプタクル導光体(116)の側周部(1166)の内部へのフェルール(132)の挿入は一定の限度で自ずと規制される。そこで、第3レンズ(1164)の高さは、レセプタクル導光体(116)とフェルール(132)とが嵌合した状態にてプラグ導光体(136)が第3レンズ(1164)に当接しないように設計する。
これらのことは、レセプタクル導光体(116)と光素子モジュール(112)との関係にも妥当する。
第2レンズ(1161)の中心と第3レンズ(1164)の中心を結ぶ光軸が第1レンズ(1124)の中心を通る光軸に一致しないようにレセプタクル導光体(116)が挿入されたとしても、レセプタクル導光体(116)の第1面部(11165)および光素子モジュール(112)のモジュール嵌合面部(1127)はテーパ状に形成されているので、光コネクタプラグ(130)を押し込むことで、レセプタクル導光体(116)は光素子モジュール(112)の第1凹部(1122)の内部に両者の光軸が一致するように誘い込まれて、レセプタクル導光体(116)と光素子モジュール(112)とが嵌合する。つまり、レセプタクル導光体(116)では第1面部(1165)を含む端部が嵌合部を成し、光素子モジュール(112)ではモジュール嵌合面部(1127)を含む部位が嵌合部を成している。
また、レセプタクル導光体(116)の第1面部(1165)の勾配は、光素子モジュール(112)のモジュール嵌合面部(1127)の勾配に一致するから、光素子モジュール(112)の第1凹部(1122)の内部へのレセプタクル導光体(116)の挿入は一定の限度で自ずと規制される。そこで、第1レンズ(1124)の高さは、レセプタクル導光体(116)と光素子モジュール(112)とが嵌合した状態にてレセプタクル導光体(116)が第1レンズ(1124)に当接しないように設計する。
このように、レセプタクル導光体(116)は、光コネクタプラグ(130)が挿嵌されていない状態では中空部Sに遊びを有して収容されているが、光コネクタプラグ(130)が挿嵌されると、レセプタクル導光体(116)の両端にフェルール(132)と光素子モジュール(112)が嵌合して、あたかも両者によって挟持されるが如く位置決めされる。そして、すでに述べた各光軸が揃い、プラグ導光体(136)の端面(1361)と第1レンズ(1124)とが光結合可能な状態となる。つまり、光素子モジュール(112)に埋設される光素子が受光素子の場合を例にとると、プラグ導光体(136)に導かれる光は、レセプタクル導光体(116)に通じ、さらにレセプタクル導光体(116)の第2レンズ(1161)から射出され、第1レンズ(1124)で集束されて受光素子で捕捉される。光素子が発光素子の場合でも光結合の様子は同様である。
そして、レセプタクル導光体(116)は、フェルール(132)および光素子モジュール(112)よって挟持されているから、レセプタクル導光体(116)の組み付けガタの虞が無く、光結合は安定したものとなる。
特に、モジュール嵌合面部(1127)、第1面部(1165)、第2面部(1167)、フェルール嵌合面部(1329)それぞれがテーパ状に形成されることで、各光軸が揃うように三者の嵌合が実現し、レセプタクル導光体(116)の位置決めが適正かつ容易になされる。
既に述べたように、レセプタクル導光体(116)を弾性部材で形成することで、フェルール(132)との嵌合および光素子モジュール(112)との嵌合が一層確りとしたものとなる。このため、レセプタクル導光体(116)の位置決めが安定し、ひいてはプラグ導光体(136)の端面(1361)と第1レンズ(1124)との光結合が一層安定したものとなる。
また、レセプタクル導光体(116)を弾性部材で形成する場合には、レセプタクル導光体(116)の、光コネクタプラグ(130)が挿嵌されていない状態におけるプラグ導光体(136)の端面(1361)と第1レンズ(1124)とを結ぶ方向に沿った長さを、光コネクタプラグ(130)が挿嵌された状態でのプラグ導光体(136)の端面(1361)と第1レンズ(1124)との距離よりも長いものとすることもできる。このような構成であれば、光コネクタプラグ(130)が挿嵌につき十分な圧力を要するから、フェルール(132)との嵌合および光素子モジュール(112)との嵌合が一層確りとしたものとなる。従って、レセプタクル導光体(116)の位置決めが安定し、ひいてはプラグ導光体(136)の端面(1361)と第1レンズ(1124)との光結合が一層安定したものとなる。
この構成の場合、レセプタクル導光体(116)が嵌合圧力によって座屈しないために、レセプタクル導光体(116)の径を十分に大きくしておくのがよい。なお、レセプタクル導光体(116)の径は、レセプタクル導光体(116)の材質、光軸方向の長さ、嵌合圧力などによって定める設計事項である。
レセプタクル導光体(116)は、光軸方向と垂直な方向に分布屈折率を有するものとすることもできる。このようなレセプタクル導光体(116)は、光軸中心に近づくほど屈折率が大きくなる構造であり光伝送効率に優れるから、レセプタクル導光体(116)が光軸方向に長い構造である場合に有効である〔図7参照〕。
なお、この実施形態で示した光コネクタレセプタクル、光コネクタプラグの形状は一例に過ぎない。レセプタクル導光体が光コネクタレセプタクルの内部にて遊びを有して収容されるとともに、光コネクタプラグが光コネクタレセプタクルに挿嵌された状態にて、レセプタクル導光体にフェルールおよび光素子モジュールが嵌合してレセプタクル導光体の位置決めがなされるものであればよく、光コネクタを構成する各構成要素の形状に限定はない。
[第2実施形態]
第2実施形態として、中空部Sに遊びを有して収容されているレセプタクル導光体(116)の脱出防止構造の変形例をいくつか列挙して説明する。第2実施形態の説明では、第1実施形態との技術的差分を明らかにし、その他については形状が異なる場合であっても実質的に同一の構成要素には同じ符号を割り当てることで重複説明を略する(第3実施形態以下についても同様とする。)。
第1実施形態では、レセプタクル導光体(116)の側周部(1166)の径が、中空部Rの径よりも大とされているため、レセプタクル導光体(116)の側周部(1166)が端面(118d)に当接可能となるから、レセプタクル導光体(116)が中空部Rを通じて中空部Sから脱出することが防止されている。
この点、レセプタクル導光体(116)の脱出防止のためには、レセプタクル導光体(116)を除く光コネクタレセプタクル(110)の一部位とレセプタクル導光体(116)の一部位とが、光軸方向に沿って力の作用・反作用が働くように当接可能な構成であればよい。
このような観点から、第2実施形態では図8および図9に示すように、レセプタクル導光体(116)の側周部(1166)の形状および端面(118d)の形状を、光軸方向に沿ってテーパ状にした変形例を示している。このような形状であっても、当接する両者にて及ぼし合う力の作用・反作用について光軸方向の成分が存在するから、レセプタクル導光体(116)が中空部Rを通じて中空部Sから脱出することが防止される。
同様の観点からは、第2実施形態では図10および図11に示すように、レセプタクル導光体(116)の側面部に外側に向かって突出するように形成された突部(116g)が設けられた変形例を示すことができる。また、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)には、突部(116g)と係合可能な凹部ないし孔部(118g)が設けられている。レセプタクル導光体(116)がハウジング(118)内部に収容された状態にて、突部(116g)が孔部(118g)に係合している。このため、突部(116g)および孔部(118g)は、光軸方向に沿って力の作用・反作用が働くように当接可能であり、レセプタクル導光体(116)が中空部Rを通じて中空部Sから脱出することが防止される。
図10に示す例では、4個の突部(116g)を設けた例を示しているが、個数に限定は無く、安定した係止の観点からは複数個の突部を設けることが好ましい。また、突部に替えて、レセプタクル導光体(116)の側面部に外側に向かって鍔状に形成された外鍔部(118h)を設けるとしてもよい〔後述の第4実施形態を参照〕。この場合、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)には、外鍔部(118h)と係合可能な凹部ないし孔部を設けることになる。
[第3実施形態]
第3実施形態として、レセプタクル導光体(116)が、受承体(114)と接合ないし一体形成されている実施形態を示す。
図12および図13に示すように、第3実施形態のレセプタクル導光体(116)の側周部(1166)は、第3レンズ(1164)が凸となる向きに十分に延長形成されている。この十分に延長形成された側周部(1166)が、中空部Rを囲むハウジング(118)の一部(118b)の替わりとなる。換言すれば、側周部(1166)が受承体(114)を兼ね、側周部(1166)内部の中空部にフェルール(132)を受け容れる。なお、フェルール(132)のフェルール嵌合面部(1329)と当接することになる第2面部(1167)は、側周部(1166)の底部の隅に設けられている。
図12および図13では、側周部(1166)が受承体(114)を兼ねることで、レセプタクル導光体(116)が受承体(114)と一体形成されている例を示しているが、別に作製された側周部(1166)をレセプタクル導光体(116)に接着等で接合する構成とすることもできる。
このような構成であれば、レセプタクル導光体が受承体を兼ねることで部品点数を削減することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、第2レンズ(1161)および第3レンズ(1164)の表面保護を確実なものとならしめることで光結合の品質を確保する実施形態である。
例えば、接続相手としての規格を有しない光コネクタプラグ、つまり本来の接続相手である光コネクタプラグのフェルールよりも長いフェルールを備えた光コネクタプラグが光コネクタレセプタクル(110)に挿嵌されたとき、プラグ導光体(136)の端面(1361)が第3レンズ(1164)に当接し、あるいは、第2レンズ(1161)が第1レンズ(1124)に当接する虞が無いとはいえなかった。このような虞は、例えば本来の接続相手である光コネクタプラグの挿入であっても、不用意に過剰な挿入圧力が光コネクタレセプタクル(110)に加わったときにも生じうる。
そこで第4実施形態では、図14および図15に示すように、レセプタクル導光体(116)の一方端面(1162)に凹部(116a)を設け、他方端面(1163)に凹部(116b)を設けて、それぞれの底部に第2レンズ(1161)と第3レンズ(1164)を形成している。
このような構成によれば、フェルール(132)の端面(1321)がレセプタクル導光体(116)の端面(1163)に当接する程に光コネクタプラグ(130)が挿入さされたとしても、プラグ導光体(136)の端面(1361)が第3レンズ(1164)に当接し、あるいは、第2レンズ(1161)が第1レンズ(1124)に当接する虞が無く、レンズ表面が保護され光結合の品質が確保される〔図15参照〕。
また、各凹部の底に第2レンズ(1161)と第3レンズ(1164)を設けるから、第3レンズ(1164)とプラグ導光体(136)の端面(1361)との距離が長くなる。従って、第3レンズ(1164)を適宜に設計することで、プラグ導光体(136)の端面(1361)に概ね焦点を結ぶようにすれば、プラグ導光体(136)が細い光ファイバであっても適正に光結合することができる〔図16参照〕。なお、図16では、光素子が発光素子の場合の光路を示しているが、受光素子の場合でも向きが逆になるだけで同様の光結合となる。
なお、第4実施形態では、レセプタクル導光体(116)の一方端面(1162)および他方端面(1163)に凹部を設ける構成としたが、設計条件によってはいずれか一方に凹部を設ける構成とすることもできる。
[第5実施形態]
中空部RおよびSを囲むハウジング(118)の一部(118b)は、フェルール(132)が抜き差しされる部分に係る構造体であるから、或る程度の機械的強度が要求される。上述の各実施形態では、ハウジング(118)の一部(118b)が概ね円筒状に形成されており、その中空部Sにレセプタクル導光体(116)を収容する構造である。このため、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)の肉厚は、中空部Rを囲むハウジング(118)の一部(118b)の肉厚よりも薄くなっている。
そこで第5実施形態では、このような機械的強度を考慮した、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)とレセプタクル導光体(116)との相関構造について説明する。
第5実施形態のレセプタクル導光体(116)は、図17〜図19に示すように、第2実施形態で示したレセプタクル導光体(116)を、光軸方向に沿って4箇所切り欠いたような溝状の括れ部(116k)を備える。このため、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)には、括れ部(116k)に係合する係合部(118k)を備えることができる。図17(d)において点線で示す円は括れ部(116k)を設けない場合の中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)の内壁面を示している。図17(d)から明らかなように、この係合部(118k)の分だけ、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)の肉厚を厚くすることができるので、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)の機械的強度が上がる。
また、図20〜図22に示すように、レセプタクル導光体(116)の外観形状を、第2実施形態で示したレセプタクル導光体(116)を光軸方向に沿って四面(116m)を有するように切り欠いたような、概ね直方体状とする。このとき、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)には、四面(116m)に対向する面を有する張出し部(118m)を備えることができる。図20(d)において点線で示す円はレセプタクル導光体(116)を略円柱状に形成した場合の中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)の内壁面を示している。図20(d)から明らかなように、この張出し部(118m)の分だけ、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)の肉厚を厚くすることができるので、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)の機械的強度が上がる。
[第6実施形態]
第4実施形態では、第2レンズ(1161)および第3レンズ(1164)の表面保護を確実なものとならしめることで光結合の品質を確保するため、レセプタクル導光体(116)に凹部を設けた。第6実施形態では、第4実施形態と異なる構成によってフェルール(132)の挿入限界を規定し、もって第2レンズ(1161)および第3レンズ(1164)の表面保護を確実なものとならしめる。
例えば、第5実施形態で示したレセプタクル導光体(116)の係合部(118k)や張出し部(118m)の一部に、フェルール(132)の一部と当接する面を設ける。例えば、図18、図19、図21、図22に示すように、係合部(118k)や張出し部(118m)の一部を、フェルール(132)の端面(1321)と当接する面とすることで、フェルール(132)の挿入規制が図られる。
あるいは、受承体(114)つまり中空部Rを囲むハウジング(118)の一部(118b)は、中空部Sを囲むハウジング(118)の一部(118b)よりもやや厚く形成できるから、中空部Rを囲むハウジング(118)の一部(118b)の内側に光軸方向に沿った溝を設け、フェルール(132)の外周部にこの溝と係合する凸部を設けることもできる。ただし、溝の光軸方向の一方端部は、受承体(114)の開口部(1141)に位置する開口端部であり、他方端部は、端面(118d)よりも開口部(1141)寄りに位置する袋小路となっている。このため、光コネクタプラグ(130)が光コネクタレセプタクル(110)に挿入されると、フェルール(132)の凸部が溝の一方端部より進入し、続けて挿入されると、凸部が溝の他方端部に当接してフェルール(132)の挿入が規制される。
また、空隙部(118c)の最奥部(118s)と、光コネクタプラグ(130)のハウジング(138)の外装部(138a)の開口周縁部(138s)が当接することで、光コネクタプラグ(130)の挿入限界を規定し、これをもってフェルール(132)の挿入限界とすることもできる。
要するに、受承体(114)またはハウジング(118)の一部位とフェルール(132)の一部位とが、光軸方向に沿って力の作用・反作用が働くように当接することで、フェルール(132)の進入が制止される構成であればよい。あるいは、光コネクタレセプタクル(110)のハウジング(118)の一部位と光コネクタプラグ(130)のハウジング(138)の一部位とが、光軸方向に沿って力の作用・反作用が働くように当接することで、フェルール(132)の進入が制止される構成であればよい。
[第7実施形態]
上記の各実施形態は、単心の光コネクタを示した。第7実施形態では、多心の光コネクタの構成を示す。第7実施形態は、説明の便宜から第1実施形態を基礎形態として多心構造の説明を行う。なお、ここでは二心構造を例示する。
図23に二心光コネクタ(500)を構成する光コネクタレセプタクル(510)および光コネクタプラグ(530)を示す。
光コネクタレセプタクル(510)は、第1実施形態の光コネクタレセプタクル(130)を隣接配置して各ハウジングを一体に形成した構成となっている。また、光コネクタプラグ(530)は、第1実施形態の光コネクタプラグ(110)を隣接配置して各ハウジングを一体に形成した構成となっている。とくに、レセプタクル導光体(516)は二つのレセプタクル導光体(116)が一体に形成された構成であり、フェルール(532)は二つのフェルール(132)が一体に形成された構成である。
以下、第1実施形態との主な相違点を説明することで、第7実施形態の多心構造を明らかにする。
レセプタクル導光体(516)は、図24に示すように、二つのレセプタクル導光体(116)を、各第3レンズが同じ向きになるように隣接配置して、各側周部(1166)を一体に連結した構造となっている。
即ち、レセプタクル導光体(516)は、二つの側周部(1166)が一体に形成されて概ね矩枠形とされた側周部(5166)を備える。
端面(1163)に相当する端面(5163)は、側周部(5166)に囲まれた矩形平面とされ、外部に向けて凸とされたレンズである二つの第3レンズ(5164a、5164b)がレセプタクル導光体(516)に一体に形成されている。
また、第2面部(1167)に相当する第2面部(5167)は、側周部(5166)の内壁面であり光軸方向に沿ってテーパ状に形成されている。
そして、端面(5163)の背後側には、二つの略円柱体が立設されており、これらは一体に形成されていない二つのレセプタクル導光体(116)の各部分に相当する。つまり、第3レンズ(5164a)に対応して、一方の略円柱体の端面(5162a)には外部に向けて凸とされた第2レンズ(5161a)がレセプタクル導光体(516)に一体に形成されており、端面(5162a)に近い略円柱体の側面部(5165a)は、第2レンズ(5161a)の中心を通る光軸方向に沿ってテーパ状に形成されている。また、第3レンズ(5164b)に対応して、他方の略円柱体の端面(5162b)には外部に向けて凸とされた第2レンズ(5161b)がレセプタクル導光体(516)に一体に形成されており、端面(5162b)に近い略円柱体の側面部(5165b)は、第2レンズ(5161b)の中心を通る光軸方向に沿ってテーパ状に形成されている。
ハウジング(118)の内部であって開口部(1181)から離れた側に、第2レンズ(5161a、5161b)に対応して、二つ光素子モジュール(112a、112b)をそれぞれ収容する領域が設けられており、光素子モジュール(112a、112b)はそれぞれ各領域に固定して収容されている。
ハウジング(118)の一部(118b)は、一端に開口部(1141)を有する概ね矩形筒状に形成されている。そして、中空部Sにレセプタクル導光体(516)が遊びを有して収容される。
フェルール(532)は、図23に示すように、二つのフェルール(132)を、各端面(1321)が同じ向きになるように隣接配置して、各端面(1321)側を一体に連結した構造となっている。開口部(1381)側から見たフェルール(532)の端面(5321)の形状は矩形状であり、開口部(1141)とほぼ同形とされる。
フェルール(532)の端面(5321)の隅部には、光軸方向に沿ってテーパ状に形成された面である角面(5329)が設けられており、この角面(5329)はフェルール嵌合面部(1329)に相当する。角面(5329)の勾配は、第2面部(5167)の勾配と同じである。
また、光コネクタレセプタクル(510)に光コネクタプラグ(530)が挿嵌された状態にて、第3レンズ(5164a)とプラグ導光体(536a)の端面(5361a)とが対向するようにプラグ導光体(536a)がフェルール(532)内部に収容されている。同様に、光コネクタレセプタクル(510)に光コネクタプラグ(530)が挿嵌された状態にて、第3レンズ(5164b)とプラグ導光体(536b)の端面(5361b)とが対向するようにプラグ導光体(536b)がフェルール(532)内部に収容されている。
光コネクタレセプタクル(510)に光コネクタプラグ(530)が挿嵌された状態では、フェルール(532)の角面(5329)が第2面部(5167)に押圧当接することとなり、第1実施形態で述べたことと同様にしてレセプタクル導光体(516)の位置決めがなされる。
[第8実施形態]
第8実施形態として、組立ての容易性を考慮した実施形態を図25〜図28に示す。
第8実施形態は、第1実施形態において領域(T)および中空部(S)が領域(ST)によって兼用される構成になっている。例えば、第1実施形態において内鍔部(118f)を設けないことで、領域(T)と中空部(S)を併せた空間領域を領域(ST)とすることができる。また、光コネクタレセプタクル(110)のハウジング(118)を、二つの構成部材(118A,118B)が嵌合することで形成される構造とする。構造部材(118B)は構造部材(118A)の開口部(118A1)を被覆する蓋状の部材であり、開口部(118A1)は領域STの開口部となっている。
このような構成であれば、まず、この開口部(118A1)よりレセプタクル導光体(116)を挿入し、次いで、光素子モジュール(112)のボディ(1121)を開口部(118A1)に嵌め込み、さらに構造部材(118B)を被せて構造部材(118A)に嵌合することで光コネクタレセプタクル(110)を作製できる。
[付記]
上記の各実施形態では、一貫して、レセプタクル導光体にフェルールが挿入するようにして嵌合し、光素子モジュールにレセプタクル導光体が挿入するようにして嵌合するものとして説明した。
しかし、嵌合形態に限定があるものではなく、上記各実施形態において、フェルールにレセプタクル導光体が挿入するようにして嵌合する構成に変更することもできるし、レセプタクル導光体に光素子モジュールが挿入するようにして嵌合する構成に変更することもできる。
第1実施形態における光コネクタレセプタクル(110)および光コネクタプラグ(130)の断面図。 第1実施形態における光コネクタレセプタクル(110)および光コネクタプラグ(130)の各ハウジングの断面図。 (a)光素子モジュール(112)の斜視図。(b)光素子モジュール(112)の断面図。 (a)レセプタクル導光体(116)の正面図。(b)側面図。(c)斜視図。 (a)光コネクタレセプタクル(110)の斜視図。(b)正面図。 第1実施形態における光コネクタレセプタクル(110)に光コネクタプラグ(130)が挿入される途中を示す部分拡大図。 第1実施形態における光コネクタレセプタクル(110)に光コネクタプラグ(130)が挿嵌された様子を示す部分拡大図。 レセプタクル導光体(116)の分布屈折率を説明する図。 (a)第2実施形態におけるレセプタクル導光体(116)の正面図。(b)側面図。(c)斜視図。 第2実施形態における光コネクタレセプタクル(110)に光コネクタプラグ(130)が挿嵌された様子を示す部分拡大図。 (a)第2実施形態におけるレセプタクル導光体(116)の正面図。(b)側面図。(c)斜視図。 第2実施形態における光コネクタレセプタクル(110)に光コネクタプラグ(130)が挿嵌された様子を示す部分拡大図。 (a)第3実施形態におけるレセプタクル導光体(116)の正面図。(b)側面図。(c)斜視図。 第3実施形態における光コネクタレセプタクル(110)に光コネクタプラグ(130)が挿嵌された様子を示す部分拡大図。 (a)第4実施形態におけるレセプタクル導光体(116)の正面図。(b)側面図。(c)斜視図。 第4実施形態における光コネクタレセプタクル(110)に光コネクタプラグ(130)が挿嵌された様子を示す部分拡大図。 第4実施形態における光コネクタ内部の光結合を説明する部分拡大図。 (a)第5実施形態におけるレセプタクル導光体(116)の正面図。(b)断面図。(c)斜視図。(d)レセプタクル導光体(116)とハウジング(118)の一部(118b)との係合を説明する正面断面図。 第5実施形態における光コネクタレセプタクル(110)に光コネクタプラグ(130)が挿嵌された様子を示す部分拡大図。 (a)第5実施形態における光コネクタレセプタクル(110)の斜視図。(b)正面図。 (a)第5実施形態におけるレセプタクル導光体(116)の正面図。(b)側面図。(c)斜視図。(d)レセプタクル導光体(116)とハウジング(118)の一部(118b)との係合を説明する正面断面図。 第5実施形態における光コネクタレセプタクル(110)に光コネクタプラグ(130)が挿嵌された様子を示す部分拡大図。 (a)第5実施形態における光コネクタレセプタクル(110)の斜視図。(b)正面図。 第7実施形態における光コネクタレセプタクル(510)および光コネクタプラグ(530)の断面図。 (a)第7実施形態におけるレセプタクル導光体(516)の正面図。(b)側面図。(c)平面図。 第8実施形態における光コネクタレセプタクル(510)および光コネクタプラグ(530)の断面図。 第8実施形態における光コネクタレセプタクル(510)および光コネクタプラグ(530)の前方斜視図。 第8実施形態における光コネクタレセプタクル(510)および光コネクタプラグ(530)の後方斜視図。 第8実施形態における光コネクタレセプタクル(510)および光コネクタプラグ(530)の側面図。 従来例の光コネクタ(光コネクタレセプタクル、光コネクタプラグ)の断面図。 従来例の光素子モジュールの斜視図。 従来例の光コネクタプラグの斜視図。 (a)従来例における光コネクタレセプタクル(510)および光コネクタプラグ(530)の前方斜視図。(b)後方斜視図。(c)後方断面斜視図。 (a)従来例における挿嵌前の光コネクタ。(b)従来例における挿嵌途中の光コネクタ。(c)従来例における挿嵌後の光コネクタ。 従来例の問題点を説明する図。
符号の説明
100 光コネクタ
110 光コネクタレセプタクル
112 光素子モジュール
1124 第1レンズ
1127 モジュール嵌合面部
114 受承体
116 レセプタクル導光体
1161 第2レンズ
1164 第3レンズ
1165 第1面部
1167 第2面部
116a 凹部
116b 凹部
116k 括れ部
118 ハウジング
118k 係合部
130 光コネクタプラグ
132 フェルール
1329 フェルール嵌合面部
136 プラグ導光体
1361 端面
138 ハウジング
500 光コネクタ(二心構造)
510 光コネクタレセプタクル(二心構造)
530 光コネクタプラグ(二心構造)

Claims (15)

  1. 光素子およびこの光素子に対応する位置にレンズである第1レンズを設けた光素子モジュールと、
    接続相手である光コネクタプラグのフェルールを受け容れる受承体と、
    上記フェルールに収容された導光手段であるプラグ導光体の端部と上記第1レンズとを光結合可能な導光手段であるレセプタクル導光体と、
    上記光素子モジュール、上記受承体、上記レセプタクル導光体を収容するハウジングと
    を備えた光コネクタレセプタクルにおいて、
    上記レセプタクル導光体は、
    上記第1レンズに対向する面にレンズである第2レンズと、
    上記光コネクタプラグが光コネクタレセプタクルに挿嵌された状態である挿嵌状態にて上記プラグ導光体の端部と対向することとなる面にレンズである第3レンズと、
    上記挿嵌状態にて上記光素子モジュールに当接することとなる面である第1面部を有する第1嵌合部と、
    上記挿嵌状態にて上記フェルールに当接することとなる面である第2面部を有する第2嵌合部と
    を備え、
    上記光素子モジュールは、
    上記挿嵌状態にて上記第1面部に当接することとなる面である嵌合面部を有する嵌合部を備え、
    上記レセプタクル導光体は、上記ハウジングの内部にて固定されない状態で収容されている
    光コネクタレセプタクル。
  2. 請求項1に記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記挿嵌状態で、上記フェルールが上記レセプタクル導光体に上記第2面部にて押圧当接して両者が嵌合し、さらに、上記レセプタクル導光体の第1面部が上記光素子モジュールの嵌合面部に押圧当接して上記第1嵌合部と上記嵌合部とが嵌合することで、上記レセプタクル導光体が上記ハウジング内部にて位置決めされ、上記プラグ導光体の端部と上記第1レンズとが光結合可能となる
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  3. 請求項1または2に記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記第1面部および/または第2面部は、
    上記挿嵌状態での上記プラグ導光体の端部と上記第1レンズとを結ぶ方向に沿ってテーパ状に形成されている
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記レセプタクル導光体は、
    上記第1レンズに対向する面に凹部が形成されるとともに、この凹部の底部に上記第2レンズが設けられ、
    または/および、
    上記挿嵌状態にて上記プラグ導光体の端部と対向することとなる面に凹部が形成されるとともに、この凹部の底部に上記第3レンズが設けられた
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記レセプタクル導光体は、
    上記挿嵌状態での上記プラグ導光体の端部と上記第1レンズとを結ぶ方向に沿って溝状の括れ部を有し、
    上記ハウジングは、
    上記括れ部に係合する係合部を有する
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記レセプタクル導光体を除く上記光コネクタレセプタクルの一部位と上記レセプタクル導光体の一部位とが、上記挿嵌状態での上記プラグ導光体の端部と上記第1レンズとを結ぶ方向に沿って力の作用・反作用が働くように当接することで、上記レセプタクル導光体が係止可能とされた
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記受承体または上記ハウジングの一部位と上記フェルールの一部位とが、上記挿嵌状態での上記プラグ導光体の端部と上記第1レンズとを結ぶ方向に沿って力の作用・反作用が働くように当接することで、上記フェルールが制止可能とされた
    あるいは、
    上記光コネクタレセプタクルの上記ハウジングの一部位と光コネクタプラグのハウジングの一部位とが、上記挿嵌状態での上記プラグ導光体の端部と上記第1レンズとを結ぶ方向に沿って力の作用・反作用が働くように当接することで、上記フェルールが制止可能とされた
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記レセプタクル導光体が、上記受承体と接合ないし一体形成されている
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記レセプタクル導光体は、
    光透過性を有する弾性部材で形成されている
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  10. 請求項9に記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記レセプタクル導光体の、上記挿嵌状態での上記プラグ導光体の端部と上記第1レンズとを結ぶ方向に沿った長さが、上記挿嵌状態での上記プラグ導光体の端部と上記第1レンズとの距離よりも長い
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の光コネクタレセプタクルであって、
    上記レセプタクル導光体は、
    上記第2レンズと上記第3レンズとを結ぶ方向と垂直な方向に分布屈折率を有する
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  12. 請求項1から10のいずれかに記載の光コネクタレセプタクルを隣接配置して各ハウジングが一体に形成されるとともに、各レセプタクル導光体が一体形成された
    光コネクタレセプタクル。
  13. 導光手段であるプラグ導光体を収容したフェルール
    を備えた光コネクタプラグにおいて、
    上記フェルールが、
    光コネクタプラグが請求項1から12のいずれかに記載の光コネクタレセプタクルに挿入された状態である挿嵌状態にて、上記光コネクタレセプタクルのレセプタクル導光体の第2嵌合部が有する第2面部と当接することとなる面である嵌合面部を有する嵌合部を備え、
    上記フェルールの嵌合部は、上記光コネクタレセプタクルのレセプタクル導光体の第2嵌合部と嵌合可能である
    光コネクタプラグ。
  14. 請求項13に記載の光コネクタプラグであって、
    上記嵌合面部は、
    上記挿嵌状態での上記プラグ導光体の端部と上記光コネクタレセプタクルの第1レンズとを結ぶ方向に沿ってテーパ状に形成されている
    ことを特徴とする光コネクタプラグ。
  15. 請求項3に記載の光コネクタレセプタクルと請求項14に記載された光コネクタプラグとからなる光コネクタであって、
    上記光コネクタレセプタクルの第2嵌合部が有する第2面部の、上記挿嵌状態での上記光コネクタプラグのプラグ導光体の端部と上記光コネクタレセプタクルの第1レンズとを結ぶ方向に沿った勾配と、
    上記光コネクタプラグの嵌合部が有する嵌合面部の、上記挿嵌状態での上記光コネクタプラグのプラグ導光体の端部と上記光コネクタレセプタクルの第1レンズとを結ぶ方向に沿った勾配と
    が同じであり、かつ、
    上記第2面部が上記嵌合面部に当接した状態にて、上記光コネクタプラグのプラグ導光体の端部が、上記光コネクタレセプタクルの第3レンズに当接しない位置に規制される光コネクタ。
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