JP4963652B2 - Pq測定処理装置及びpq測定処理プログラム - Google Patents
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Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図2、図3及び図5に示すように、車輪(W1)の輪重(P)及び/又は横圧(Q)を測定処理するPQ測定処理装置であって、前記車輪の周方向の複数の検出位置で前記輪重を検出する輪重検出部(P1+,P1-,P2+,P2-)がこの車輪の回転に応じて出力する位相の異なる複数の輪重検出信号(WP1,WP2)を合成して、輪重合成信号(WP)を生成する輪重合成信号生成部(11)を備え、前記輪重合成信号生成部は、前記複数の検出位置のうち前記車輪の中心に対して対称な検出位置毎に前記輪重検出部が出力する複数の前記輪重検出信号を合成することを特徴とするPQ測定処理装置(8)である。
前記横圧を検出する横圧検出部(Q1〜Q8)が出力する横圧検出信号(WQ)と前記輪重合成信号とに基づいてこの横圧を測定する横圧測定部(17)を備えることを特徴とするPQ測定処理装置である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係るPQ測定処理装置を備えるPQ測定システムを概略的に示す構成図である。図2は、この発明の第1実施形態に係るPQ測定処理装置を概略的に示す構成図である。図3は、この発明の第1実施形態に係るPQ測定処理装置を備えるPQ測定システムの輪重検出装置及び横圧測定装置の設置状態を概略的に示す模式図であり、図3(A)は車輪の正面側から見た模式図であり、図3(B)は車輪の側面側から見た模式図である。なお、図3では車両の進行方向右側の車輪を図示し、車両の進行方向左側の車輪については図示を省略する。
図2に示すオフセット補正部10は、輪重検出信号WP1,WP2をオフセット補正する手段である。オフセット補正部10は、輪重検出信号WP1,WP2の平均値に基づいてこれらの輪重検出信号WP1,WP2をオフセット補正する。オフセット補正部10は、例えば、輪重検出部P1+,P1-の歪みゲージの温度変動などによって、図4(A)に示すように輪重検出信号WP1がオフセット量Poffsetを含むときには、検出開始から現在までのこの輪重検出信号WP1の全てのサンプリング値(全ての輪重検出データ)を平均化してオフセット量Poffsetを同定する。オフセット補正部10は、図4(A)に示す輪重検出信号WP1からオフセット量Poffsetを減算して、図4(B)に示すようにオフセット補正後の輪重検出信号WP1を生成する。オフセット補正部10は、オフセット補正後の輪重検出信号WP1,WP2を輪重検出データとして制御部21に出力する。
図5(A)に示す輪重検出信号WP1は、図3(B)に示す車輪W1の回転に応じて正負が交互に逆転した波形であり、プラス側が輪重検出部P1+によって検出された測定データに相当し、マイナス側が輪重検出部P1-によって検出された測定データに相当する。図5(A)に示す輪重検出信号WP1は、輪重検出部P1+が接触点Sに最も近づき最下位に位置したときに輪重Pが上側のピーク値P1maxを示し、車輪W1がさらに180°回転して輪重検出部P1-が接触点Sに最も近づき最下位に位置したときに輪重Pが下側のピーク値P1minを示す。図5(B)に示す輪重検出信号WP2は、図3(B)に示す車輪W1の回転に応じて正負が交互に逆転した波形であり、プラス側が輪重検出部P2+によって検出された測定データに相当し、マイナス側が輪重検出部P2-によって検出された測定データに相当する。図5(B)に示す輪重検出信号WP1は、輪重検出部P2+が接触点Sに最も近づき最下位に位置したときに輪重Pが上側のピーク値P2maxを示し、車輪W1がさらに180°回転して輪重検出部P2-が接触点Sに最も近づき最下位に位置したときに輪重Pが下側のピーク値P2minを示す。
図2に示すドリフト補正部16は、車両の走行曲線半径に基づいて横圧検出信号WQをドリフト補正する手段である。ドリフト補正部16は、車両の曲線進入前の直線走行時の横圧検出信号WQに基づいて、この車両の曲線走行時の横圧検出信号WQをドリフト補正する。ドリフト補正部16は、例えば、横圧検出部Q1〜Q8の歪みゲージの温度変動などによって、図5(A)に示すように横圧検出信号WQがドリフト量Qdriftを含むときには、車両が曲線に進入する直前の時間tinにおける横圧検出信号WQの波形からドリフト量Qdriftを同定する。ドリフト補正部16は、図6(A)に示す横圧検出信号WQからドリフト量Qdriftを減算して、図6(B)に示すようにドリフト補正後の横圧検出信号WQを生成する。ドリフト補正部16は、ドリフト補正後の横圧検出信号WQを横圧検出データとして制御部21に出力する。
図2に示す横圧測定部17は、横圧検出部Q1〜Q8が出力する横圧検出信号WQと、輪重合成信号生成部11が出力する輪重合成信号WPとに基づいて、横圧Qを測定する手段である。横圧測定部17は、図7に示すように、輪重合成信号WPのゼロクロス点t01,t02,…と横圧検出信号WQとに基づいて横圧Qを測定する。横圧測定部17は、例えば、輪重合成信号WPのゼロクロス点t01,t02間で横圧検出部Q1〜Q8が出力する横圧検出信号WQのピーク値Qmaxに基づいて横圧Qを測定する。また、横圧測定部17は、例えば、輪重合成信号WPのゼロクロス点t04,t05間で横圧検出部Q1〜Q8が出力する横圧検出信号WQのピーク値Qminに基づいて横圧Qを測定する。横圧測定部17は、図3(B)に示す輪重Pの検出位置の±45°の範囲であって、図7に示すような輪重合成信号WPのゼロクロス点t01,t02,…間における横圧検出信号WQの波形のピーク値Qmax,Qminを横圧値として特定する。輪重測定部15は、ドリフト補正後の横圧検出信号WQと輪重合成信号WPとに基づいて横圧値を測定し、この測定結果を横圧データとして制御部21に出力する。
データ記憶部18は、種々のデータを記憶する手段である。データ記憶部18は、図8に示すように、輪重検出データ記憶部18aと、横圧検出データ記憶部18bと、角速度検出データ記憶部18cと、輪重合成データ記憶部18dと、角速度データ記憶部18eと、走行速度データ記憶部18fと、走行曲線半径データ記憶部18gと、PQデータ記憶部18hなどを備えている。データ記憶部18は、輪重検出データ、横圧検出データ、角速度検出データ、輪重合成データ、角速度データ、走行速度データ、走行曲線半径データ、輪重データ及び横圧データなどを各記憶部にそれぞれ記憶するメモリである。
図1に示す表示装置27は、PQ測定処理装置8のデータ記憶部18が記憶する種々の情報を表示する装置である。表示装置27は、例えば、図9に示すように、左上画面27aと、左下画面27bと、右画面27cとを画面上に表示する。左上画面27aには、右側の車輪W1に対応する輪重検出信号WP1,WP2の波形とこの波形のピーク値P1max,P1min,P2max,P2min、横圧検出信号WQの波形とこの波形のピーク値Qmax,Qminなどが表示される。左下画面27bには、左側の車輪W1に対応する輪重検出信号WP1,WP2の波形とこの波形のピーク値P1max,P1min,P2max,P2min、横圧検出信号WQの波形とこの波形のピーク値Qmax,Qminなどが表示される。右画面27cには、車両が現在走行している曲線の方向と走行曲線半径とが表示される。
図10は、この発明の第1実施形態に係るPQ測定処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。以下では、PQ測定処理装置8の制御部21の動作を中心として説明する。
ステップ(以下、Sという)100において、輪重検出信号WP1,WP2のオフセット補正をオフセット補正部10に制御部21が指令する。データ記憶部18から輪重検出データを制御部21が読み出してこの輪重検出データをオフセット補正部10に出力すると、検出開始から現在までの輪重検出データをオフセット補正部10が平均化して、図4(A)に示すようなオフセット量Poffsetを同定する。次に、図4(B)に示すように検出開始から現在までの輪重検出データからオフセット量Poffsetをオフセット補正部10が減算して、オフセット補正後の輪重検出データを制御部21に出力し、このオフセット補正後の輪重検出データを制御部21がデータ記憶部18に記憶させる。
(1) この第1実施形態では、車輪W1の周方向の複数の検出位置で輪重Pを検出する輪重検出部P1+,P1-,P2+,P2-がこの車輪W1の回転に応じて出力する位相の異なる複数の輪重検出信号WP1,WP2を輪重合成信号生成部11が合成して輪重合成信号WPを生成する。このため、図3(B)に示すように、輪重Pの検出位置と横圧Qの検出位置とが一致せず、横圧Qが連続的に出力される場合であっても、横圧Qの検出対象範囲位相(輪重Pの計測点の±45°)を容易に算出することができる。また、独立車輪駆動方式のように左右の車輪がそれぞれ独立して回転し、左右の車輪の回転のタイミングがずれて位相が異なる場合であっても、特別な回転系信号を使用せずに輪重合成信号WPによって車輪W1の左右の回転のタイミングを独立して算出することができる。さらに、従来の間欠輪重・間欠横圧方式のPQ測定装置と基本的な装置構成が同一である場合には、PQ測定処理プログラムのみを更新するだけで検出精度を向上させることができる。
図11は、この発明の第2実施形態に係るPQ測定処理装置を備えるPQ測定システムの輪重検出装置及び横圧測定装置の設置状態を概略的に示す模式図である。以下では、図3に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図11に示す輪重検出部P1+,P1-,P2+,P2-,P3+,P3-,P4+,P4-は、車輪W1の周方向の8つの検出位置で輪重Pを検出する。輪重検出部P1+,P1-,P2+,P2-,P3+,P3-,P4+,P4-は、図11に示すように、車輪2aの中心(車軸W2の中心)に対して45°ずれた検出位置で輪重Pを検出可能なように、車輪W1の周方向に等間隔で配置されている。輪重検出部P1+,P1-,P2+,P2-,P3+,P3-,P4+,P4-は、8つの検出位置のうち車輪W1の中心に対して対称な検出位置毎に輪重Pを検出して4つの輪重検出信号WP1〜WP4を出力する。図2に示す輪重合成信号生成部11は、4つの輪重検出信号WP1〜WP4を合成して1つの輪重合成信号WPを生成する。この第2実施形態では、輪重検出信号WP1〜WP4の数が増加して人力では解析が困難な場合であっても、1つの輪重合成信号WPを生成することによって、輪重P及び横圧Qをより一層高精度にリアルタイムで自動的に測定することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、4個の輪重検出部P1+,P1-,P2+,P2-又は8個の輪重検出部P1+,P1-,P2+,P2-,P3+,P3-,P4+,P4-によって輪重Pを検出する場合を例に挙げて説明したが、設置個数を4個又は8個に限定するものではない。例えば、輪重検出部P1+,P1-,P2+,P2-,…が車輪W1の周方向に2n+1(nは整数)個配置されており、これらの輪重検出部P1+,P1-,P2+,P2-,…が出力する位相の異なる2n+1/2個の輪重検出信号WP1,WP2,…を合成して1つの輪重合成信号WPを生成することもできる。また、この実施形態では、横圧Qを8個の横圧検出部Q1〜Q8によって検出する場合を例に挙げて説明したが設置個数を8個に限定するものではない。さらに、この実施形態では、輪重P及び横圧Qを測定する場合を例に挙げて説明したが、輪重P又は横圧Qのいずれか一方のみを測定することもできる。
2R,2L 輪重検出装置
P1+,P1-,P2+,P2-,P3+,P3-,P4+,P4- 輪重検出部
3R,3L 横圧検出装置
Q1〜Q8 横圧検出部
4 角速度検出装置
5 PQ測定装置
6 増幅装置
7 A/D変換装置
8 PQ測定処理装置
9 データ入力部
10 オフセット補正部
11 輪重合成信号生成部
12 角速度演算部
13 走行速度演算部
14 走行曲線半径演算部
15 輪重測定部
16 ドリフト補正部
17 横圧測定部
18 データ記憶部
19 プログラム記憶部
20 データ出力部
21 制御部
R 線路
R1 レール
W 輪軸
W1 車輪
P 輪重
Q 横圧
S 接触点
WP1,WP2,WP3,WP4 輪重検出信号
WQ 横圧検出信号
Wω 角速度検出信号
WP 輪重合成信号
t01,t02,… ゼロクロス点
P1max,P1min,P2max,P2min ピーク値
Qmax,Qmin ピーク値
Poffset オフセット量
Qdrift ドリフト量
Claims (24)
- 車輪の輪重及び/又は横圧を測定処理するPQ測定処理装置であって、
前記車輪の周方向の複数の検出位置で前記輪重を検出する輪重検出部がこの車輪の回転に応じて出力する位相の異なる複数の輪重検出信号を合成して、輪重合成信号を生成する輪重合成信号生成部を備え、
前記輪重合成信号生成部は、前記複数の検出位置のうち前記車輪の中心に対して対称な検出位置毎に前記輪重検出部が出力する複数の前記輪重検出信号を合成すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項1に記載のPQ測定処理装置であって、
前記輪重検出信号をオフセット補正するオフセット補正部を備え、
前記輪重合成信号生成部は、オフセット補正後の前記輪重検出信号を合成して前記輪重合成信号を生成すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項2に記載のPQ測定処理装置において、
前記オフセット補正部は、前記輪重検出信号の平均値に基づいてこの輪重検出信号をオフセット補正すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のPQ測定処理装置において、
前記横圧を検出する横圧検出部が出力する横圧検出信号と前記輪重合成信号とに基づいてこの横圧を測定する横圧測定部を備えること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項4に記載のPQ測定処理装置において、
前記横圧測定部は、前記輪重合成信号のゼロクロス点と前記横圧検出信号とに基づいて前記横圧を測定すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項5に記載のPQ測定処理装置において、
前記横圧測定部は、前記輪重合成信号のゼロクロス点間で前記横圧検出部が出力する横圧検出信号のピーク値に基づいて前記横圧を測定すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載のPQ測定処理装置において、
車両の走行曲線半径を演算する走行曲線半径演算部と、
前記車両の走行曲線半径に基づいて前記横圧検出信号をドリフト補正するドリフト補正部とを備え、
前記横圧測定部は、ドリフト補正後の前記横圧検出信号に基づいて前記横圧を測定すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項7に記載のPQ測定処理装置において、
前記ドリフト補正部は、前記車両の曲線進入前の直線走行時の横圧検出信号に基づいて、この車両の曲線走行時の横圧検出信号をドリフト補正すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項7又は請求項8に記載のPQ測定処理装置において、
前記車両の角速度を検出する角速度検出部が出力する角速度信号に基づいてこの車両の角速度を演算する角速度演算部と、
前記輪重合成信号に基づいて前記車両の走行速度を演算する走行速度演算部とを備え、
前記走行曲線半径演算部は、前記車両の角速度とこの車両の走行速度とに基づいて、この車両の走行曲線半径を演算すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項9に記載のPQ測定処理装置において、
前記走行速度演算部は、前記輪重合成信号のゼロクロス点に基づいて前記車両の走行速度を演算すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項7から請求項10までのいずれか1項に記載のPQ測定処理装置において、
前記車両が走行する線路の線形に関する線路図情報と照合可能なように、前記走行曲線半径と対応させて輪重値及び/又は横圧値を記憶する記憶部を備えること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のPQ測定処理装置において、
前記輪重合成信号生成部は、前記輪重検出部が前記車輪の周方向に2n+1(nは整数)個配置されているときに、これらの輪重検出部が出力する位相の異なる複数の前記輪重検出信号を合成して前記輪重合成信号を生成すること、
を特徴とするPQ測定処理装置。 - 車輪の輪重及び/又は横圧を測定処理するためのPQ測定処理プログラムであって、
前記車輪の周方向の複数の検出位置で前記輪重を検出する輪重検出部がこの車輪の回転に応じて出力する位相の異なる複数の輪重検出信号を合成して、輪重合成信号を生成する輪重合成信号生成手順をコンピュータに実行させ、
前記輪重合成信号生成手順は、前記複数の検出位置のうち前記車輪の中心に対して対称な検出位置毎に前記輪重検出部が出力する複数の前記輪重検出信号を合成する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項13に記載のPQ測定処理プログラムであって、
前記輪重検出信号をオフセット補正するオフセット補正手順を含み、
前記輪重合成信号生成手順は、オフセット補正後の前記輪重検出信号を合成して前記輪重合成信号を生成する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項14に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
前記オフセット補正手順は、前記輪重検出信号の平均値に基づいてこの輪重検出信号をオフセット補正する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項13から請求項15までのいずれか1項に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
前記横圧を検出する横圧検出部が出力する横圧検出信号と前記輪重合成信号とに基づいてこの横圧を測定する横圧測定手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項16に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
前記横圧測定手順は、前記輪重合成信号のゼロクロス点と前記横圧検出信号とに基づいて前記横圧を測定する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項17に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
前記横圧測定手順は、前記輪重合成信号のゼロクロス点間で前記横圧検出部が出力する横圧検出信号のピーク値に基づいて前記横圧を測定する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項16から請求項18までのいずれか1項に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
車両の走行曲線半径を演算する走行曲線半径演算手順と、
前記車両の走行曲線半径に基づいて、前記横圧検出信号をドリフト補正するドリフト補正手順とを含み、
前記横圧測定手順は、ドリフト補正後の前記横圧検出信号に基づいて前記横圧を測定する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項19に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
前記ドリフト補正手順は、前記車両の曲線進入前の直線走行時の横圧検出信号に基づいて、この車両の曲線走行時の横圧検出信号をドリフト補正する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項19又は請求項20に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
前記車両の角速度を検出する角速度検出部が出力する角速度信号に基づいてこの車両の角速度を演算する角速度演算手順と、
前記輪重合成信号に基づいて前記車両の走行速度を演算する走行速度演算手順とを含み、
前記走行曲線半径演算手順は、前記車両の角速度とこの車両の走行速度とに基づいてこの車両の走行曲線半径を演算する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項21に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
前記走行速度演算手順は、前記輪重合成信号のゼロクロス点に基づいて前記車両の走行速度を演算する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項19から請求項22までのいずれか1項に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
前記車両が走行する線路の線形に関する線路図情報と照合可能なように、前記走行曲線半径と対応させて輪重値及び/又は横圧値を記憶する記憶手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。 - 請求項13から請求項23までのいずれか1項に記載のPQ測定処理プログラムにおいて、
前記輪重合成信号生成手順は、前記輪重検出部が前記車輪の周方向に2n+1(nは整数)個配置されているときに、これらの輪重検出部が出力する位相の異なる複数の前記輪重検出信号を合成して前記輪重合成信号を生成する手順を含むこと、
を特徴とするPQ測定処理プログラム。
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