JP5944794B2 - 軌道位置データ付与システム及び軌道位置データ付与方法 - Google Patents
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Description
前記検査値データと同期して、車両上に設置された角速度センサによってヨー角速度またはロール角速度のいずれかを表す角速度データを順次取得して検査値データと共に時系列的に保存するデータ記録装置と、
前記データ記録装置で記録されたデータを解析するデータ解析装置とを備え、前記データ解析装置は、
前記保存したヨー角速度を表す角速度データ、またはロール角速度を表す角速度データを積分した角度データ(以下、「角速度または角度データ)という)と、軌道管理図の曲線線形図とを比較することにより、角速度または角度データと軌道管理図の軌道位置データとの対応付けを行う第1対応付け手段と、
軌道位置データと対応付けられた角速度または角度データに基づき、該角速度または角度データと同期する検査値データを該軌道位置データと対応付ける第2対応付け手段と、
を含み、
前記第1対応付け手段は、
規定条件を満足する角速度または角度データの時系列的集合を抽出し、その時系列的集合を検出曲線として、曲線線形図における曲線とマッチングさせる手段と、
マッチングさせた検出曲線の始点または終点を求める始点/終点検出手段と、
検出曲線の始点または終点を、曲線線形図における曲線の始点または終点に対応付けて、さらに、その曲線の始点または終点に対応する軌道管理図の軌道位置データに対応づける手段と、
を備える、ことを特徴とする。
曲線における角速度または角度データは、曲線開始時において、緩和曲線始点(BTC)から円弧曲線始点(BCC)まで線形で変化し、円弧曲線始点(BCC)から一定になると仮定し、マッチングさせた検出曲線に対して、線形で変化する途中に設定される閾値と、円弧曲線始点後の角速度または角度データと、緩和曲線始点(BTC)から円弧曲線始点(BCC)までの距離である既知の緩和曲線長とから、緩和曲線始点(BTC)に対応する点を求め、それを検出曲線の始点とし、または、
曲線における角速度または角度データは、曲線終了時において、円弧曲線終点(ECC)までは一定で、円弧曲線終点(ECC)から緩和曲線終点(ETC)まで線形で変化すると仮定し、マッチングさせた検出曲線に対して、線形で変化する途中に設定される閾値と、円弧曲線終点前の角速度または角度データと、円弧曲線終点(ECC)から緩和曲線終点(ETC)までの距離である既知の緩和曲線長とから、緩和曲線終点(ETC)に対応する点を求め、それを検出曲線の終点とする、
ことを特徴とする。
マッチングさせた検出曲線に対して、その角速度または角度データが第1閾値を示す点よりも曲線端部側にあって、最初にその角速度または角度データが第2閾値(但し、|第2閾値|<|第1閾値|)になった、または第2閾値をクロスした点を、検出曲線の始点または終点とすることを特徴とする。
マッチングさせた検出曲線の代表のヨー角速度と、対応する曲線線形図における曲線の曲率半径とから速度を求める手段を備えることを特徴とする。
前記検査値データと同期して、車両上に設置された角速度センサによってヨー角速度またはロール角速度のいずれかを表す角速度データを順次取得して検査値データと共に時系列的に保存する工程と、
前記保存した角速度データの中で規定条件を満足する、ヨー角速度を表す角速度データ、またはロール角速度を表す角速度データを積分した角度データ(以下、「角速度または角度データ)という)の時系列的集合を抽出し、その時系列的集合を検出曲線として、軌道管理図の曲線線形図における曲線とマッチングさせる工程と、
マッチングさせた検出曲線の始点または終点を求める工程と、
検出曲線の始点または終点を、曲線線形図における曲線の始点または終点に対応付けて、さらに、その曲線の始点または終点に対応する軌道管理図の軌道位置データに対応づけることで、角速度または角度データと軌道管理図の軌道位置データとの対応付けを行う工程と、
軌道位置データと対応付けられた角速度または角度データに基づき、該角速度または角度データと同期する検査値データを該軌道位置データと対応付ける工程と、
を含むことを特徴とする。
曲線における角速度または角度データは、曲線開始時において、緩和曲線始点(BTC)から円弧曲線始点(BCC)まで線形で変化し、円弧曲線始点(BCC)から一定になると仮定し、マッチングさせた検出曲線に対して、線形で変化する途中に設定される閾値と、円弧曲線始点後の角速度または角度データと、緩和曲線始点(BTC)から円弧曲線始点(BCC)までの距離である既知の緩和曲線長とから、緩和曲線始点(BTC)に対応する点を求め、それを検出曲線の始点とし、または、
曲線における角速度または角度データは、曲線終了時において、円弧曲線終点(ECC)までは一定で、円弧曲線終点(ECC)から緩和曲線終点(ETC)まで線形で変化すると仮定し、マッチングさせた検出曲線に対して、線形で変化する途中に設定される閾値と、円弧曲線終点前の角速度または角度データと、円弧曲線終点(ECC)から緩和曲線終点(ETC)までの距離である既知の緩和曲線長とから、緩和曲線終点(ETC)に対応する点を求め、それを検出曲線の終点とする、
ことを特徴とする。
マッチングさせた検出曲線に対して、その角速度または角度データが第1閾値を示す点よりも曲線端部側にあって、最初にその角速度または角度データが第2閾値(但し、|第2閾値|<|第1閾値|)になった、または第2閾値をクロスした点を、検出曲線の始点または終点とすることを特徴とする。
マッチングさせた検出曲線の代表のヨー角速度と、対応する曲線線形図における曲線の曲率半径とから速度を求める工程を備えることを特徴とする。
予め、データ記録装置12のバッテリ28を充電器16により充電し、データ記録装置12には、記録可能な容量を持つメモリ32をセットしておく。
角速度データを含む検査値データを取得するために、データ記録装置12を車両に運び、車両の任意の場所、例えば床上や座席に、データ記録装置12を設置する。このときに、センサ部20の方向と車両の座標とを一致させるようにして設置する必要がある。測定前に入力部38から測定開始地点の測定基準データとしてのキロ程及び/または停車場名の入力を行う。
測定終了後に、地上において、データ解析装置14による軌道位置データ付与プログラムにより、メモリ32に記録されたデータに対して処理を行う。
軌道位置データ付与処理を行う処理区間を決定し、処理区間に対応するメモリ32に記録された角速度データであるヨー角速度データを読み出す。
3−2−1 角速度データの抽出
図4に示すように、曲線線形図とヨー角速度のグラフは、非常に類似する変化傾向を持つ。メモリ32に記録された処理区間に対応する角速度データであるヨー角速度のデータを読み出し、曲線に対応するデータを見つけるために、規定条件を満足するデータの抽出を行う。規定条件としては、その絶対値が所定の閾値Ythを超えて、所定データ数、連続して閾値Ythを超えたこととすることができ、この規定条件を満足したヨー角速度の時系列的データ集合を、1つの曲線に対応するデータとみなすことができる。以下、この時系列的データ集合を検出曲線という。
検出曲線が曲線テーブル44のどの曲線に対応するかを求めるために、検出曲線と曲線テーブルの曲線とのマッチングを行う。マッチングの条件は、曲線の順番が逆転することはないこと、曲線の向き、その他、曲線の特徴値の類似度等とすることができる。マッチングが行われると、検出曲線が、曲線テーブル44の曲線IDと対応付けられる。
検出曲線の代表ヨー角速度を決定する。ここでは、車両が曲線を走行する際に、曲率半径が一定の部分を一定の速度で走行するものとする。そして、この速度を求めるために、代表ヨー角速度を任意の方法で決定するが、例えば、以下のように決めることができる。
・検出曲線のうちの中央のデータに対応するヨー角速度を代表ヨー角速度とする。
・検出曲線のうちの中央のデータから前後所定数のデータに対応するヨー角速度の平均値をとって代表ヨー角速度とする。平均をとるデータ数である所定数は、検出曲線を構成する全データ数に応じて可変とすることができ、所定の割合数とすることができる。
次に、検出曲線から曲線始点及び曲線終点に対応するとみなされるデータを求める。検出曲線を求めるために抽出されたデータは、規定条件である閾値Ythを超えた部分のデータであり、閾値Ythをある程度の大きさにすると、実際の曲線始点及び曲線終点は、抽出されたデータよりも外側にあると考えられる。この始点及び終点を自動的に、且つ一義的及び安定的に検出する方法として、ここでは、直線近似法とゼロクロス法との2つの方法を提案する。
図5に示すように、一般的な曲線は、緩和曲線始点(BTC)から曲率が変化し、円弧曲線始点(BCC)で曲率が一定となり、反対に、円弧曲線終点(ECC)まで曲率が一定で、緩和曲線終点(ETC)まで曲率が変化する。この曲線に対して、図7(a)に示すように、ヨー角速度の絶対値は、曲線開始時において、緩和曲線始点(BTC)から円弧曲線始点(BCC)まで線形で増加し、円弧曲線始点(BCC)から一定になると仮定する。また、曲線終了時において、円弧曲線終点(ECC)までは一定であり、円弧曲線終点(ECC)から緩和曲線終点(ETC)まで線形で減少すると仮定する。
Y={(V/Rc)/TCL}×D (1)
と直線的に表すことができる。
Dth=Yth×TCL×Rc/V (2)
となる。この距離Dthに対応する分だけ、ヨー角速度の絶対値が閾値を下から上へクロス地点から前側(曲線入口側)の地点を始点とし、緩和曲線始点(BTC)のキロ程に対応付ける。同様に、距離Dthに対応する分だけ、ヨー角速度の絶対値が閾値を上から下へクロス地点から後側(曲線出口側)の地点を終点とし、緩和曲線終点(ETC)のキロ程に対応付ける。
閾値を上から下へクロスした地点(曲線出口側):ETCキロ程−Dth
ゼロクロス法は、図8に示すように、閾値Ythを超えた抽出されたデータから、曲線端部側にあって、最初に第2閾値になった、または第2閾値をクロスした点を、始点または終点のデータとする方法である。第2閾値Yth2の絶対値は閾値Ythの絶対値よりも小さい値であり、具体的には、ゼロとすることもできるが、ゼロに近い小さな値としてもよい。
以上の検出曲線の始点及び終点において、ヨー角速度のデータIDと、キロ程との対応付けを行う以外に、決定された処理区間内に、メモリ32に記録された測定基準データとしてのマーキングデータがある場合には、既定物テーブル46からそのマーキングデータに対応する既定物のキロ程を参照し、マーキングデータに対応するデータIDと、参照されたキロ程との対応付けを行う。
・均等按分処理
キロ程が対応付けられたデータID間にあるデータIDについて、均等にキロ程を割り振る処理である。この場合には、速度が変化しなかったものと仮定したのと等価となる。
・速度の変化を考慮した処理
速度の変化を考慮した処理とする。速度は、前述の3−2−3で求めた速度を使い、この速度を検出曲線の中心における確定速度とする。隣り合う確定速度間は、センサ部20から得られる進行方向の加速度axの積分値で補間する。
Va=V0+ΣAcc+Σoffset (ここで、Acc:真の加速度、offset:加速度オフセット)
となる。このオフセット分を除去して、V0〜Vn間を補間した速度Vi(iは、積分区間開始からデータIDがi番目であることを表す)は、i番目のオフセット分をOFFiとすれば、
Vi=Vai−OFFi
=Vai−OFFn×i/n
=Vai+(Vn−Van)×(IDi−ID0)/(IDn−ID0)
と表すことができる。
Vai=Va(i−1)+Ts×(ax(i−1)+axi)/2
と表すことができる。ここで、Va0=V0であり、axiは、i番目の進行方向の加速度を表し、Tsはサンプリングタイムである。
Di=D(i−1)+Ts×(V(i−1)+Vi)/2
となる。積分区間は、キロ程が対応づけられた2つのデータID間となり、初期値は、積分区間始点のキロ程である。積分を行ったときの積分区間終点の距離が、実際のキロ程と差異がある場合には、さらに補正を行なってもよい。補正は、例えば、積分区間の実際の距離をDkとし、積分区間始点から積分区間終点までの積分によって求められた距離をDnとすると、積分区間内の積分によって求められた距離距離Diの補正後の距離Di’を、
Di’=Di×Dk/Dn
とすることで行ってもよい。
データ記録装置12にGPS受信機を設けて、GPS受信機から得られる速度(GPS速度という)を検査値データとして他の検査値データと同期して取り込みメモリ32に格納している場合に、そのGPS速度を確定速度として、上記処理と同様に補間することも考えられる。
こうして、キロ程とデータIDとが対応付けられると、この対応関係をデータ出力テーブル48に格納する。データ出力テーブル48は、図6Dに示すフィールドを持つことができ、これによって、データIDとそれに対応するキロ程が、データIDに対応する検査値データと対応付けられたことになる。また、求めた速度もキロ程と対応付ける。
順次、以上の処理3−1〜3−3を、処理区間を変えて行う。通常、最初に決定された処理区間の始点は測定開始地点となり、最後に決定された処理区間の終点は測定終了地点となる。すべての処理区間について処理を行い、データIDに対してキロ程を対応付けることで、処理を終了する。
以上の例では、ヨー角速度は、センサ部20のヨー角速度出力を座標変換せずに使用しており、座標変換しなくてもヨー角速度のグラフにおいて、屈曲点の位置が精度良く現れるが、さらに精度を向上させるためには、データ解析装置14またはデータ記録装置12に、ヨー角速度、ロール角速度、ピッチ角速度の3軸の角速度を用いてまた必要に応じて加速度を用いて、公知の座標変換を行い車体系からその車両外の座標系に変換を行う処理を行う手段を設けることも可能である。
図10(a)は、ヨー角速度と曲線線形図との対応付けを行う前の、検査値、即ち、ヨー角速度とキロ程とを暫定的に対応付けた場合の例であり、図10(b)は、ヨー角速度によって検出された検出曲線の始点及び終点を曲線線形図の曲線の始点及び終点とを一致させて、ヨー角速度とキロ程とを対応づけた場合の例である。図中矩形の部分は、実際の曲線に対応する。図10(b)に示される対応付けは、図10(a)に比較して、精度良く対応付けられていることが分かる。
以上の例では、ヨー角速度データを主として用いてキロ程との照合を行ったが、これに限るものではなく、ロール角速度データを主として用いて、または副次的に用いてキロ程との照合を行ってもよい。
測定基準データとしては、前述のように、マーキング部36または入力部38から直接手動により入力されるキロ程のデータ、または、停車場、橋、トンネルといった既定物の通過したことを表すデータとする他に、別途のセンサにより自動的に通過したことを検出したことを表すデータとすることもできる。または、他のATSやデーターデポ(登録商標)(東京計器レールテクノ株式会社製)といった軌道に沿って間隔をあけて配置された地上子の通過を自動的に検知するデータとすることもできる。または、測定基準データとしては、データ記録装置12にGPS受信機を設けて、GPS受信機から得られる位置データとすることもできる。この場合、位置データと軌道上のキロ程との対応テーブルを別途設けるとよい。
尚、以上の説明例では、検査値データは、ヨーまたはロール角速度及び進行方向の加速度を検出するセンサによって検出されるデータと共通または同一であったが、これに限るものではなく、検査値データは、別のセンサによって検出される別の測定値のデータとすることもできる。
12 データ記録装置
14 データ解析装置
140 処理区間決定処理手段
144 マッチング手段
146 速度演算手段
148 始点/終点検出手段
152 検査値データ対応付け処理手段
20 センサ部
Claims (8)
- 軌道上を走行する車両に設置されたセンサによって時系列的に取得される検査値データを、軌道位置データと対応付ける軌道位置データ付与システムであって、
前記検査値データと同期して、車両上に設置された角速度センサによってヨー角速度またはロール角速度のいずれかを表す角速度データを順次取得して検査値データと共に時系列的に保存するデータ記録装置と、
前記データ記録装置で記録されたデータを解析するデータ解析装置とを備え、前記データ解析装置は、
前記保存したヨー角速度を表す角速度データ、またはロール角速度を表す角速度データを積分した角度データ(以下、「角速度または角度データ)という)と、軌道管理図の曲線線形図とを比較することにより、角速度または角度データと軌道管理図の軌道位置データとの対応付けを行う第1対応付け手段と、
軌道位置データと対応付けられた角速度または角度データに基づき、該角速度または角度データと同期する検査値データを該軌道位置データと対応付ける第2対応付け手段と、
を含み、
前記第1対応付け手段は、
規定条件を満足する角速度または角度データの時系列的集合を抽出し、その時系列的集合を検出曲線として、曲線線形図における曲線とマッチングさせる手段と、
マッチングさせた検出曲線の始点または終点を求める始点/終点検出手段と、
検出曲線の始点または終点を、曲線線形図における曲線の始点または終点に対応付けて、さらに、その曲線の始点または終点に対応する軌道管理図の軌道位置データに対応づける手段と、
を備える、ことを特徴とする軌道位置データ付与システム。 - 曲線における角速度または角度データは、曲線開始時において、緩和曲線始点(BTC)から円弧曲線始点(BCC)まで線形で変化し、円弧曲線始点(BCC)から一定になると仮定し、マッチングさせた検出曲線に対して、線形で変化する途中に設定される閾値と、円弧曲線始点後の角速度または角度データと、緩和曲線始点(BTC)から円弧曲線始点(BCC)までの距離である既知の緩和曲線長とから、緩和曲線始点(BTC)に対応する点を求め、それを検出曲線の始点とし、または、
曲線における角速度または角度データは、曲線終了時において、円弧曲線終点(ECC)までは一定で、円弧曲線終点(ECC)から緩和曲線終点(ETC)まで線形で変化すると仮定し、マッチングさせた検出曲線に対して、線形で変化する途中に設定される閾値と、円弧曲線終点前の角速度または角度データと、円弧曲線終点(ECC)から緩和曲線終点(ETC)までの距離である既知の緩和曲線長とから、緩和曲線終点(ETC)に対応する点を求め、それを検出曲線の終点とする、
ことを特徴とする請求項1記載の軌道位置データ付与システム。 - マッチングさせた検出曲線に対して、その角速度または角度データが第1閾値を示す点よりも曲線端部側にあって、最初にその角速度または角度データが第2閾値(但し、|第2閾値|<|第1閾値|)になった、または第2閾値をクロスした点を、検出曲線の始点または終点とすることを特徴とする請求項1記載の軌道位置データ付与システム。
- マッチングさせた検出曲線の代表のヨー角速度と、対応する曲線線形図における曲線の曲率半径とから速度を求める手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の軌道位置データ付与システム。
- 軌道上を走行する車両に設置されたセンサによって時系列的に取得される検査値データを、軌道位置データと対応付ける軌道位置データ付与方法であって、
前記検査値データと同期して、車両上に設置された角速度センサによってヨー角速度またはロール角速度のいずれかを表す角速度データを順次取得して検査値データと共に時系列的に保存する工程と、
前記保存した角速度データの中で規定条件を満足する、ヨー角速度を表す角速度データ、またはロール角速度を表す角速度データを積分した角度データ(以下、「角速度または角度データ)という)の時系列的集合を抽出し、その時系列的集合を検出曲線として、軌道管理図の曲線線形図における曲線とマッチングさせる工程と、
マッチングさせた検出曲線の始点または終点を求める工程と、
検出曲線の始点または終点を、曲線線形図における曲線の始点または終点に対応付けて、さらに、その曲線の始点または終点に対応する軌道管理図の軌道位置データに対応づけることで、角速度または角度データと軌道管理図の軌道位置データとの対応付けを行う工程と、
軌道位置データと対応付けられた角速度または角度データに基づき、該角速度または角度データと同期する検査値データを該軌道位置データと対応付ける工程と、
を含むことを特徴とする軌道位置データ付与方法。 - 曲線における角速度または角度データは、曲線開始時において、緩和曲線始点(BTC)から円弧曲線始点(BCC)まで線形で変化し、円弧曲線始点(BCC)から一定になると仮定し、マッチングさせた検出曲線に対して、線形で変化する途中に設定される閾値と、円弧曲線始点後の角速度または角度データと、緩和曲線始点(BTC)から円弧曲線始点(BCC)までの距離である既知の緩和曲線長とから、緩和曲線始点(BTC)に対応する点を求め、それを検出曲線の始点とし、または、
曲線における角速度または角度データは、曲線終了時において、円弧曲線終点(ECC)までは一定で、円弧曲線終点(ECC)から緩和曲線終点(ETC)まで線形で変化すると仮定し、マッチングさせた検出曲線に対して、線形で変化する途中に設定される閾値と、円弧曲線終点前の角速度または角度データと、円弧曲線終点(ECC)から緩和曲線終点(ETC)までの距離である既知の緩和曲線長とから、緩和曲線終点(ETC)に対応する点を求め、それを検出曲線の終点とする、
ことを特徴とする請求項5記載の軌道位置データ付与方法。 - マッチングさせた検出曲線に対して、その角速度または角度データが第1閾値を示す点よりも曲線端部側にあって、最初にその角速度または角度データが第2閾値(但し、|第2閾値|<|第1閾値|)になった、または第2閾値をクロスした点を、検出曲線の始点または終点とすることを特徴とする請求項5記載の軌道位置データ付与方法。
- マッチングさせた検出曲線の代表のヨー角速度と、対応する曲線線形図における曲線の曲率半径とから速度を求める工程を備えることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の軌道位置データ付与方法。
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