JP4963383B2 - ウェハのエッチング装置、及びウェハのウェット処理方法 - Google Patents

ウェハのエッチング装置、及びウェハのウェット処理方法 Download PDF

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Description

この発明は、ウェハのエッチング装置、及びウェハのウェット処理方法に関し、特に容器状のポット部内でウェハを把持して水平方向に回転せしめ、この回転するウェハの上方からエッチング液とリンス水を別々にスプレーしてスプレー処理を行うウェハのエッチング装置、及びウェハのウェット処理方法に関する。
従来のウェハのエッチング装置としては、例えば特許文献1に示されているように、水平方向に回転するウェハチャックにウェハを載せ、このウェハチャックの上方に設けられたウェハの上面の上からエッチング液とリンス水がスプレー処理される。このとき、エッチング液とリンス水を分離する構造となっている。
ウェハチャックに載せたウェハの全体を覆う天井板の略中央よりエッチング液をウェハの表面に供給しつつ、前記ウェハチャックと天井板を同一回転数、同一方向に回転することにより、跳ね返りの薬剤(エッチング液)が天井板の下面を伝わって天井板の端まで移動し、天井板の回転力により受け器に放り出され、ウェハ面に落下しないようにしている。
また、上記のエッチング処理後は、ウェハチャックを若干上昇させ、かつウェハチャックの回転数をエッチング処理時の回転数より大きくしてウェハ面にノズルから純水を供給してウェハのリンスを行うことにより、エッチング液と純水を別々の受け器に回収し、再利用のための再生をできるようにしている。
特開2000−277482号公報
ところで、上述した従来のウェハのエッチング装置においては、エッチング液とリンス水の分離がウェハチャックの回転数を変えることによって行われる構造となっており、エッチング液とリンス水を分離するための完全なシール構造になっていないので、エッチング液とリンス水を確実に分離することができないという問題点があった。そのために、高価なエッチング液の再利用を十分に行うことができないという問題点があった。
上記発明が解決しようとする課題を達成するために、この発明のウェハのエッチング装置は、ウェハをエッチング液でエッチングした後にリンス水でリンスを行う容器状のポット部と、このポット部内で前記ウェハを把持して水平方向に回転するウェハチャックを備えたウェハ回転部と、このウェハ回転部で回転されるウェハの上方からエッチング液とリンス水を別々にスプレー処理する処理液スプレー部と、前記ウェハ回転部のウェハチャックより下部を収納したベース部と、このベース部の外周側に設けた前記エッチング液を排水するエッチング液排出部、並びに前記リンス水を排水するリンス水排出部と、前記ベース部に接離して前記エッチング液とリンス水の排水経路を前記エッチング液排出部とリンス水排出部に切り替える排水経路切替え部材と、から構成されるウェハのエッチング装置において、
前記ベース部と排水経路切替え部材とを互いに接触してシールするシール部を設けると共に、前記シール部の接触面の両面が撥水性樹脂で構成され、あるいは撥水性塗料を塗布して構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明のウェハのエッチング装置は、前記ウェハのエッチング装置において、前記シール部は、前記ベース部と排水経路切替え部材重ね合わせて形成されていることが好ましい。
上記発明が解決しようとする課題を達成するために、この発明のウェハのウェット処理方法は、容器状のポット部内でウェハチャックを備えたウェハ回転部によりウェハを把持して水平方向に回転せしめ、この回転するウェハの上方から複数の処理液を別々にスプレーして複数のウェット処理工程を行うウェハのウェット処理方法において、
前記ウェハ回転部のウェハチャックより下部がベース部に収納されており、
前記ポット部内に設けた前記各処理液に対応する複数の処理液排出部へ対応する処理液を排水する際に、排水経路切替え部材で前記ベース部に接離して前記各処理液排出部に対応する処理液を排水すべく排水経路を切り替えると共に、前記ベース部と前記排水経路切替え部材とが互いに接触するシール部の接触面の両面を撥水性樹脂とし、あるいは撥水性塗料で塗布していることを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明のウェハのエッチング装置によれば、リンス水が排水経路切替え部材とベース部のシール部を通過する際、シール部の接触面の両面が撥水性樹脂で構成され、あるいは撥水性塗料を塗布して構成されているので、ウェハにスプレーされたリンス水が前記シール部からエッチング液排出部へ全く洩れ出すことなく、すべてのリンス水をリンス水排出部へ排出できるので、エッチング処理時にエッチング液排出部から排出されるエッチング液は上記のリンス水が混入しないことから、エッチング液とリンス水を十分に分離できるので、高価なエッチング液を確実に再利用(リサイクル)することができる。
また、この発明のウェハのウェット処理方法によれば、処理液が排水経路切替え部材と接触するシール部を通過する際、シール部の接触面の両面が撥水性樹脂で構成され、あるいは撥水性塗料を塗布して構成されているので、他の処理液が前記シール部から他の処理液排出部へ全く洩れ出すことなく、すべての処理液を対応する処理液排出部へ排出できるので、各処理液は他の処理液と十分な分離を行うことができるために、各処理液は必要に応じて確実に再利用(リサイクル)することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
この実施の形態に係るウェハのエッチング装置は、WLP〔正確には、WLCSP(Wafer Level Chip Size Package)〕用のエッチング装置である。なお、WLCSPとは、Al電極を設けたウェハの表面に樹脂絶縁層を形成し、この樹脂絶縁層の表面に前記Al電極に導通する再配線層としての例えば銅めっき層(又はニッケルめっき層)を形成し、この再配線層の一部を残して封止樹脂で封止した後に、前記封止樹脂に露出した再配線層に、他の基板と接続せしめるための半田バンプを形成し、この半田バンプを形成したウェハをパッケージングするものである。
このWLCSPの途中工程として、上記の再配線層を形成する際に、Al電極並びに樹脂絶縁層に対して再配線層のめっき性を良くするために導電性のスパッタ層からなるシード層を形成する工程がある。このシード層の上にレジスト層を形成してからめっき処理をして再配線層を形成した後に、前記レジスト層を剥離し、前記シード層をエッチングする工程がある。このエッチング工程はウェハの表面を例えば塩鉄系のエッチング液でエッチングした後に、例えば超純水のリンス水でリンスを行うものである。
この実施の形態のウェハのエッチング装置1は上記のエッチング工程で用いられるものである。
図3を参照するに、エッチング装置1は、上記のエッチングとリンスを行うための円筒形の容器状のポット部3が設けられており、ポット部3の上部にはウェハ5を出し入れ可能な大きさのウェハ投入口7が開口されている。さらに、前記ポット部3の内部のほぼ中央位置には、例えば前記ウェハ5を装着するウェハチャック9を備え、かつ水平方向に例えば数十〜数百rpmの回転速度で回転するウェハ回転部11が設けられている。また、このウェハ回転部11は、ポット部3の底部のほぼ中央位置でポット部3の下方に設けた駆動室13内の図示しない昇降駆動装置により昇降駆動される構成である。
また、ポット部3の内部に挿通されたウェハ回転部11の上部は、円筒形状をなすベース部15に収納されており、前記ベース部15の上部には前記ウェハ回転部11を挿通可能な穴部17が備えられており、この穴部17とウェハチャック9の間はエッチング液及びリンス水が入り込まないように水密的に構成されている。
また、上記のポット部3の外側には、図4及び図5に示されているように、ウェハ投入口7からポット部3の内部のウェハ回転部11で回転されるウェハ5の上方からエッチング液ELとリンス水RLを別々にスプレー処理する処理液スプレー部19が設けられている。すなわち、処理液スプレー部19には、エッチング液ELをスプレーするためのエッチングノズル21と、リンス水RLをスプレーするためのリンスノズル23が、別々にウェハ投入口7の上方の位置へ移動自在に構成されている。
また、上記のポット部3の内部には、ウェハ5にスプレーされたエッチング液ELを排水するエッチング液排出部としての例えばエッチング液排出室25が、この実施の形態ではベース部15の外周側全体に亘って開口部27を有する円筒形状をなして設けられている。なお、前記エッチング液排出室25はエッチング液ELの図示しない管理槽に排出される廃液ライン29に連通されており、前記管理槽に排出されたエッチング液ELはリサイクルされて再び使用される。
さらに、上記のポット部3の内部には、ウェハ5にスプレーされたリンス水RLを排水するリンス水排出部としての例えばリンス水排出室31が、この実施の形態では前記エッチング液排出室25の外周側全体に亘って開口部33を有する円筒形状をなして設けられている。なお、前記リンス水排出室31は図示しないリンス水排出管路を介してリンス水処理槽に連通されている。
また、上記のポット部3の内部には、エッチング液ELとリンス水RLの排水経路を前記エッチング液排出室25とリンス水排出室31に切り替える排水経路切替え部材としての例えばインナーカップ35が昇降自在に設けられている。
例えば、インナーカップ35はエッチング液排出室25の開口部27を被蓋してウェハ5にスプレーされたリンス水RLをリンス水排出室31の開口部33へ誘導するための蓋部37と、この蓋部37がエッチング液排出室25の開口部27から離れて上昇した状態で、ウェハ5にスプレーされたエッチング液ELをエッチング液排出室25へ誘導するために前記蓋部37の下面に下方へ向けて突出した円筒形状のカップ部39と、から構成されている。なお、上記の蓋部37は中央に穴部41を備えた傘形状であり、前記穴部41の内周縁には図1に示されているようにベース部15の外周縁との接触部分をシールするシール部43を形成している。
また、上記のインナーカップ35は、ポット部3の外周壁付近に設けた複数箇所のガイド部45でガイドされて上下自在に設けられ、前記ガイド部45を介してポット部3の外側に設けたポット部昇降駆動装置としての例えばエアシリンダ47により昇降駆動される構成である。
図1を併せて参照するに、この発明の実施の形態の主要部を構成するシール部43は、インナーカップ35の蓋部37の内周縁とベース部15の外周縁とが重ね合わされて接触する重ね合わせ部49が形成されており、この実施の形態では撥水性樹脂としての例えばシート状のテフロン(登録商標)(PFA)のシール材51がベース部15の外周側の上面に全周に亘って貼着して設けられている。これと共に、インナーカップ35の蓋部37の穴部41の内周側の上面には撥水性樹脂としての例えば弾力性を有するシート状のテフロン(登録商標)(PFA)のシール材53が前記穴部41の内周縁から内側へ突出するように一体的に設けられており、上記のシール材51とシール材53には10mmほどの重ね代Pが形成される構成である。
上記構成により、エッチング装置1の作用を説明すると、図3に示されているように、インナーカップ35はエアシリンダ47により上昇してウェハ5にスプレーされたエッチング液ELをエッチング液排出室25へ誘導する状態にある。
また、ウェハ回転部11が図示しない昇降駆動装置で上昇されることにより、図3の2点鎖線で示されているように、ウェハ回転部11の上端のウェハチャック9がポット部3のウェハ投入口7より上方位置へ上昇する。エッチング処理すべきウェハ5が例えば図4に示されているノズル55で吸引されてから搬送され、図3の2点鎖線のウェハチャック9へ装着される。その後、前記ノズル55は原位置へ復帰する。
次に、ウェハ回転部11が図示しない昇降駆動装置で図3の実線の位置、すなわちウェハチャック9のウェハ5がベース部15の上端より僅かに上方の位置まで下降する。そして、ウェハ回転部11が回転駆動されることにより、ウェハチャック9のウェハ5が水平方向に例えば数十〜数百rpmの回転速度で回転される。
この間に、図4に示されているように、エッチングノズル21がポット部3のウェハ投入口7の上方の位置へ移動し、エッチング液ELがエッチングノズル21から上記の回転しているウェハ5に対して所定の時間でスプレーされることにより、ウェハ5がエッチング処理される。このとき、ウェハ5にスプレーされたエッチング液ELは、図4の矢印で示されているようにインナーカップ35のカップ部39により開口部27からエッチング液排出室25へ誘導され、廃液ライン29を経てエッチング液ELの管理槽へ排出され、前記管理槽でリサイクルされて再び使用される。
上記のエッチング処理が終了すると、エッチングノズル21が原位置に復帰する。この間に、インナーカップ35が、図5に示されているように、エアシリンダ47により下降して、インナーカップ35の蓋部37がエッチング液排出室25の開口部27を被蓋する位置で停止する。このとき、インナーカップ35の蓋部37とベース部15のシール部43は、インナーカップ35の蓋部37の内周縁とベース部15の外周縁とが重ね合わせ部49で重ね合わされて互いに接触する。しかも、図1に示されているように、インナーカップ35の蓋部37の穴部41の内周縁から内側へ突出するシール材53がベース部15の外周側の上面のシール材51に10mmほどの重ね代Pで互いに接触することになる。
一方、リンスノズル23がポット部3のウェハ投入口7の上方の位置へ移動され、リンス水RLがリンスノズル23から上記の回転しているウェハ5に対して所定の時間でスプレーされることにより、ウェハ5がリンス処理される。
上記のウェハ5にスプレーされたリンス水RLは、図5の矢印で示されているようにインナーカップ35の蓋部37により開口部33からリンス水排出室31へ誘導され、図示しないリンス水排出管路を介してリンス水処理槽へ排出される。
このとき、リンス水RLがインナーカップ35の蓋部37とベース部15のシール部43を通過する際、シール部43がベース部15のシール材51とインナーカップ35のシール材53の重ね代Pで互いに接触されており、上記のシール材51とシール材53がいずれも撥水性樹脂のテフロン(登録商標)(PFA)であるので、ウェハ5にスプレーされたすべてのリンス水RLが、図1の矢印Aで示されているようにインナーカップ35の蓋部37により開口部33からリンス水排出室31へ誘導されて排出される。すなわち、図1の矢印Bに示されているようにシール材51とシール材53との間からエッチング液排出室25へ洩れ出るリンス水RLの混入量は0(ゼロ)ccである。
ちなみに、リンス水RLが予め設定したスプレー速度でリンス処理が行われた場合、インナーカップ35とベース部15がいずれもPVCの樹脂で、シール部43が単に上述した重ね合わせ部49でシールした構成のときは、エッチング液排出室25へ洩れ出るリンス水RLの混入量が4000ccであった。
また、シール部43が、上述した重ね合わせ部49の隙間においてインナーカップ35の蓋部37とベース部15のいずれか一方の面に、例えばテフロン(登録商標)(PFA)のシートを貼着した構成のときは、エッチング液排出室25へ洩れ出るリンス水RLの混入量が30ccであった。
また、シール部43が、インナーカップ35の蓋部37の内周側の上面に、前述したシール材53と同様の弾力性を有するシート状のテフロン(登録商標)(PFA)を設け、かつベース部15がそのままのPVCとした構成のときは、エッチング液排出室25へ洩れ出るリンス水RLの混入量が30ccであった。
以上のように、上述した従来のシール部43のように、リンス水RLがエッチング液排出室25へ混入してしまうと、排出されるエッチング液ELのエッチングレートが低下してしまうために、エッチング液ELをリサイクルで再利用することが難しいために使い捨てになっていたが、この実施の形態のシール部43ではリンス水RLの混入量が0(ゼロ)ccである。したがって、エッチング液ELとリンス水RLを十分に分離できるので、高価なエッチング液を確実に再利用(リサイクル)することが可能となった。
また、上記のリンス処理が終了すると、リンスノズル23が原位置に復帰する。この間に、インナーカップ35が、図3に示されているように、エアシリンダ47により上昇して次のウェハ5をエッチング処理可能な状態へと復帰する。さらに、ウェハ回転部11の回転が停止され、ウェハ回転部11が図示しない昇降駆動装置で上昇されることにより、図3の2点鎖線で示されているように、ウェハ回転部11の上端のウェハチャック9がポット部3のウェハ投入口7より上方位置へ上昇する。このウェハチャック9のウェハ5は図示しないアンローダにより吸引された後に、次工程へ搬送される。
以上のことから、シール部43の重ね合わせ部分は、インナーカップ35側とベース部15側の接触面の両面が撥水性樹脂あるいは撥水性塗料の塗布膜で構成されていることが重要な要素であることが基本的な特徴である。すなわち、PVCのような親水性の樹脂では、シール部43の重ね合わせ部分からリンス水RLが洩れ出てしまうが、撥水性の樹脂あるいは塗膜であることにより、シール部43の重ね合わせ部分からリンス水RLが洩れ出ないということである。
例えば、この他の実施の形態のシール部43としては、上記のインナーカップ35の蓋部37とベース部15の重ね合わせ部49が、図2に示されているように、インナーカップ35の重ね合わせ部49の下面に撥水性樹脂としての例えばシート状のテフロン(登録商標)(PFA)のシール材51が貼着され、かつベース部15の重ね合わせ部49の上面にシート状のテフロン(登録商標)(PFA)のシール材53が貼着されても良い。この場合も、上記のシール材51とシール材53がいずれも撥水性樹脂のテフロン(登録商標)(PFA)であるので、シール材51とシール材53との間からエッチング液排出室25へ洩れ出る図2の矢印Bのリンス水RLの混入量は0(ゼロ)ccである。
あるいは、他の実施の形態のシール部43としては、インナーカップ35の蓋部37とベース部15の重ね合わせ部49のそれ自体がそれぞれ撥水性樹脂としての例えばテフロン(登録商標)(PFA)であっても良い。あるいは、インナーカップ35の全体が撥水性樹脂としての例えばテフロン(登録商標)(PFA)で、かつベース部15の全体が撥水性樹脂としての例えばテフロン(登録商標)(PFA)であっても良い。あるいは、インナーカップ35の蓋部37とベース部15の重ね合わせ部49の両面にそれぞれ撥水性塗料としての例えばテフロン(登録商標)(PFA)の塗料が例えば0.3〜0.5mmの塗布膜の厚さで塗布されても良い。あるいは、前述したシール材51とシール材53が他の樹脂であっても、その表面が撥水性塗料としての例えばテフロン(登録商標)(PFA)の塗料で塗布されても良い。
なお、前述した実施の形態では、エッチング処理工程における場合について説明したが、容器状のポット部3の内部でウェハ5を把持して水平方向に回転せしめ、この回転するウェハ5の上方から複数の処理液を別々にスプレーして複数のウェット処理工程を行うウェハのウェット処理方法においても適用可能である。
すなわち、上記のポット部3の内部には、前述したエッチング液排出室25とリンス水排出室31のように、各処理液に対応する複数の処理液排出部が設けられ、この複数の処理液排出部へ対応する処理液を排水する際に、前述したインナーカップ35のような、あるいは別の構成の排水経路切替え部材で前記各処理液排出部に対応する処理液を排水すべく排水経路を切り替えることができ、このとき、前記排水経路切替え部材と接触するシール部を撥水性樹脂とし、あるいは撥水性塗料で塗布することができる。すなわち、排出される処理液が上記のシール部から他の処理液排出部へ全く洩れ出すことなく、すべての処理液を対応する処理液排出部へ排出できるので、各処理液は他の処理液と十分な分離を行うことができるために、各処理液は必要に応じて確実に再利用(リサイクル)することができ、前述した実施の形態と同様の作用、効果が得られる。
この発明の実施の形態のエッチング装置のインナーカップの蓋部とベース部のシール部を示す部分的な拡大断面図である。 この発明の他の実施の形態のシール部を示す部分的な拡大断面図である。 この発明の実施の形態のエッチング装置の全体を示す概略的な構成断面図である。 図3のエッチング装置で、エッチング処理されるときの状態説明図である。 図3のエッチング装置で、リンス処理されるときの状態説明図である。
符号の説明
1 エッチング装置
3 ポット部
5 ウェハ
7 ウェハ投入口
9 ウェハチャック
11 ウェハ回転部
15 ベース部
17 穴部
19 処理液スプレー部
21 エッチングノズル
23 リンスノズル
25 エッチング液排出室(エッチング液排出部)
27 開口部
29 廃液ライン
31 リンス水排出室(リンス水排出部)
33 開口部
35 インナーカップ(排水経路切替え部材)
37 蓋部
39 カップ部
41 穴部
43 シール部
45 ガイド部
47 エアシリンダ
49 重ね合わせ部
51 シール材
53 シール材

Claims (3)

  1. ウェハをエッチング液でエッチングした後にリンス水でリンスを行う容器状のポット部と、このポット部内で前記ウェハを把持して水平方向に回転するウェハチャックを備えたウェハ回転部と、このウェハ回転部で回転されるウェハの上方からエッチング液とリンス水を別々にスプレー処理する処理液スプレー部と、前記ウェハ回転部のウェハチャックより下部を収納したベース部と、このベース部の外周側に設けた前記エッチング液を排水するエッチング液排出部、並びに前記リンス水を排水するリンス水排出部と、前記ベース部に接離して前記エッチング液とリンス水の排水経路を前記エッチング液排出部とリンス水排出部に切り替える排水経路切替え部材と、から構成されるウェハのエッチング装置において、
    前記ベース部と排水経路切替え部材とを互いに接触してシールするシール部を設けると共に、前記シール部の接触面の両面が撥水性樹脂で構成され、あるいは撥水性塗料を塗布して構成されていることを特徴とするウェハのエッチング装置。
  2. 前記シール部は、前記ベース部と排水経路切替え部材重ね合わせて形成されていることを特徴とする請求項1記載のウェハのエッチング装置。
  3. 容器状のポット部内でウェハチャックを備えたウェハ回転部によりウェハを把持して水平方向に回転せしめ、この回転するウェハの上方から複数の処理液を別々にスプレーして複数のウェット処理工程を行うウェハのウェット処理方法において、
    前記ウェハ回転部のウェハチャックより下部がベース部に収納されており、
    前記ポット部内に設けた前記各処理液に対応する複数の処理液排出部へ対応する処理液を排水する際に、排水経路切替え部材で前記ベース部に接離して前記各処理液排出部に対応する処理液を排水すべく排水経路を切り替えると共に、前記ベース部と前記排水経路切替え部材とが互いに接触するシール部の接触面の両面を撥水性樹脂とし、あるいは撥水性塗料で塗布していることを特徴とするウェハのウェット処理方法。
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