JP4962049B2 - 圧延機 - Google Patents
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Description
一方、チャタリングの発生原因に対する対策ではなく、チャタリングを成長させないための圧延機の構造に関する検討もなされている。チャタリングは圧延機の固有振動であり、複数あるいは無数にある固有振動モードのなかで、ワークロールの上下逆位相の振動モードであるという考え方である。例えば、特許文献4では、圧延機ハウジングの固有振動数に一致させた周波数にバネ定数を設定した動吸振器をハウジング上に設置することで、ワークロールの上下振動を防止しようとしている。また、特許文献5では、圧延機の上下ワークロール間にダンパーを取り付けることで、上下振動を防止しようとしている。
特許文献4に示されるような圧延機に動吸振器を取り付ける技術や、特許文献5に示されるような上下ワークロール間をダンパーで接続する技術は、ワークロールの上下振動を直接減衰させることを狙ったものであるが、装置が複雑で大掛かりであるため、実操業で頻繁に起こるロール交換作業を阻害するので現実的ではない。
また、特許文献6に示される技術も、後述するように、本発明者らによる検討の結果、チャタリング抑制機能を十分に果たさないことが判った。
したがって本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、チャタリングの発生を効果的に抑制できる圧延機を提供することにある。
本発明は、このような知見に基づきなされたもので、以下を要旨とするものである。
前記ロールチョッククランプ装置(A)は、その基体部(a)に対して進退可能なクランプ体(1)と、該クランプ体(1)をバネ剛性で付勢するバネ剛性手段(2)と、前記クランプ体(1)の振動を減衰する制振手段(3)とを備えるとともに、前記バネ剛性手段(2)と制振手段(3)は並列した関係で、前記クランプ体(1)と各々連係し、
前記ロールチョッククランプ装置(A)は、その基体部(a)がロールチョックとハウジングのうちのいずれか一方の部材に固定されるとともに、他方の部材に対して、前記クランプ体(1)がバネ剛性手段(2)のバネ剛性で押し付けられ、
前記クランプ体(1)が基体部(a)に対して進退可能なクランプピストン(1a)からなり、前記バネ剛性手段(2)が流体圧、磁力、弾性体による弾性力のうちの少なくとも1つの付勢作用で前記クランプピストン(1a)を付勢する付勢機構(2a)からなり、前記制振手段(3)が前記基体部(a)とクランプピストン(1a)間を連結するダンパー(3a)からなり、
該ダンパー(3a)は、前記クランプピストン(1a)内に形成されたシリンダ室(4)と、該シリンダ室(4)内に進退可能に配置されるピストン(5)と、前記シリンダ室(4)からクランプピストン(1a)の後端に貫通する挿通孔を通じて前記ピストン(5)を基体部(a)に連結するピストンロッド(6)を備えることを特徴とする圧延機。
[2]上記[1]の圧延機において、ロールチョッククランプ装置(A)は、ワークロールチョックおよび/またはバックアップロールチョックの片側または両側とハウジング間に介在することを特徴とする圧延機。
前記ロールチョッククランプ装置(A1)は、その基体部(a)に対して進退可能なクランプ体(1)と、該クランプ体(1)をバネ剛性で付勢するバネ剛性手段(2)と、前記クランプ体(1)の振動を減衰する制振手段(3)とを備えるとともに、前記バネ剛性手段(2)と制振手段(3)は並列した関係で、前記クランプ体(1)と各々連係し、
前記ロールチョッククランプ装置(A1)は、その基体部(a)がワークロールチョックとバックアップロールチョックのうちのいずれか一方の部材に固定されるとともに、他方の部材に対して、前記クランプ体(1)がバネ剛性手段(2)のバネ剛性で押し付けられることを特徴とする圧延機。
[5]上記[3]または[4]の圧延機において、さらに、バックアップロールチョックとハウジング間にロールチョッククランプ装置(A2)を介在させ、該ロールチョッククランプ装置(A2)により、バックアップロールチョックを水平方向でハウジングに対して拘束するようにした圧延機であって、
前記ロールチョッククランプ装置(A2)は、その基体部(a)に対して進退可能なクランプ体(1)と、該クランプ体(1)をバネ剛性で付勢するバネ剛性手段(2)と、前記クランプ体(1)の振動を減衰する制振手段(3)とを備えるとともに、前記バネ剛性手段(2)と制振手段(3)は並列した関係で、前記クランプ体(1)と各々連係し、
前記ロールチョッククランプ装置(A2)は、その基体部(a)がバックアップロールチョックとハウジングのうちのいずれか一方の部材に固定されるとともに、他方の部材に対して、前記クランプ体(1)がバネ剛性手段(2)のバネ剛性で押し付けられることを特徴とする圧延機。
前記ロールチョッククランプ装置(A2)は、その基体部(a)に対して進退可能なクランプ体(1)と、該クランプ体(1)をバネ剛性で付勢するバネ剛性手段(2)と、前記クランプ体(1)の振動を減衰する制振手段(3)とを備えるとともに、前記バネ剛性手段(2)と制振手段(3)は並列した関係で、前記クランプ体(1)と各々連係し、
前記ロールチョッククランプ装置(A2)は、その基体部(a)がバックアップロールチョックとハウジングのうちのいずれか一方の部材に固定されるとともに、他方の部材に対して、前記クランプ体(1)がバネ剛性手段(2)のバネ剛性で押し付けられることを特徴とする圧延機。
[8]上記[3]〜[7]のいずれかの圧延機において、制振手段(3)がダンパー(3a)からなることを特徴とする圧延機。
[9]上記[8]の圧延機において、クランプ体(1)が基体部(a)に対して進退可能なクランプピストン(1a)からなり、バネ剛性手段(2)が流体圧、磁力、弾性体による弾性力のうちの少なくとも1つの付勢作用で前記クランプピストン(1a)を付勢する付勢機構(2a)からなり、制振手段(3)が前記基体部(a)とクランプピストン(1a)間を連結するダンパー(3a)からなることを特徴とする圧延機。
[10]上記[9]の圧延機において、ダンパー(3a)は、クランプピストン(1a)内に形成されたシリンダ室(4)と、該シリンダ室(4)内に進退可能に配置されるピストン(5)と、前記シリンダ室(4)からクランプピストン(1a)の後端に貫通する挿通孔を通じて前記ピストン(5)を基体部(a)に連結するピストンロッド(6)を備えることを特徴とする圧延機。
この実施形態では、上下ワークロール8x,8yの各両端を支持するロールチョック10x,10yとハウジング7間に各々ロールチョッククランプ装置Aを介在させ、このロールチョッククランプ装置Aにより、ロールチョック10x,10yを水平方向でハウジング7に対して拘束するようにしている。
各ロールチョッククランプ装置Aは、その基体部aがハウジング7に固定されるとともに、ロールチョック10x,10yに対して、クランプ体1がバネ剛性手段2のバネ剛性で押し付けられている。
前記制振手段3は、バネ剛性手段2によりクランプ体1が押し付けられるロールチョック10x,10yの振動を、クランプ体1を介して減衰するものであり、このような機能を発揮できる手段であれば如何なるものでもよいが、通常はダンパー(例えば、油圧ダンパー、摩擦ダンパー、MRダンパー(磁気粘性流体ダンパー)、ERダンパー(電気粘性流体ダンパー)、鉛ダンパーなど)が用いられる。
図2は、本発明の圧延機の他の実施形態を示す概念図であり、ロールチョッククランプ装置Aを、ワークロール8x,8yのロールチョック10x,10yとハウジング7間だけでなく、バックアップロール9x,9yのロールチョック11x,11yとハウジング7間にも設けたものである。
なお、各ロールチョッククランプ装置Aの構成は、図1の実施形態と同じであるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、各ロールチョッククランプ装置Aの構成は、図1の実施形態と同じであるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、各ロールチョッククランプ装置Aの他の構成は、図1の実施形態と同じであるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、ロールチョッククランプ装置Aの他の構成は、図1の実施形態と同じであるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6および図7は、ロールチョッククランプ装置Aの一実施形態を示すもので、図6はロールチョッククランプ装置Aの縦断面図、図7はダンパーを部分的に示す縦断面図である。
この実施形態のロールチョッククランプ装置Aは、さきに概念図(図1〜図5)で示したクランプ体1が、基体部aに対して進退可能なクランプピストン1aで構成され、同じくバネ剛性手段2が、油圧の付勢作用で前記クランプピストン1aを付勢する付勢機構2aで構成され、同じく制振手段3が、前記基体部aとクランプピストン1a間を連結するダンパー3aで構成されている。
前記付勢機構2aは、前記クランプピストン1aの後端が面するシリンダ内部空間であるシリンダ室140と、このシリンダ室140に作動油を供給する油液通路15などから構成され、この油液通路15は図示しない油圧源に通じている。このような付勢機構2aは、油圧によりクランプピストン1aを付勢する。
このようなダンパー3aによれば、ロールチョック10または11の振動がクランプピストン1aに伝わり、例えば、クランプピストン1aが図中矢印k方向に変位(移動)すると、油液室40a内が高圧になるので、油液室40a内の作動油が通路17を通って油液室40b内に流入する。このようにして作動油が通路17を通過する際に油圧抵抗力が生じ、この油圧抵抗力によって、クランプピストン1aの変位(移動)に伴うシリンダ室4内でのピストン5の相対変位が緩衝される。
その他図面において、18,19はシール部材、20はハウジング7の内側面に取り付けてロールチョッククランプ装置Aを固定する固定部材である。
図8は、ロールチョッククランプ装置Aの他の実施形態を示す縦断面図であり、空気圧の付勢作用でクランプピストン1aを付勢する付勢機構2aを備えたものである。この付勢機構2aは、クランプピストン1aの後端が面するシリンダ内部空間であるシリンダ室140と、このシリンダ室140に作動空気を供給する気体通路21などから構成され、この気体通路21は図示しない空気圧源に通じている。このような付勢機構2aは、一定の空気圧がかけられることでクランプピストン1aを付勢する。
なお、その他の構成は図6の実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、その他の構成は図6の実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、その他の構成は図6の実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
また、付勢機構2aとしては、例えば、ボールネジ式の電導シリンダ機構などを用いてもよい。この場合、剛体である電導シリンダもある程度伸縮できるバネ剛性を有しており、このバネ剛性によりクランプピストン1aの変位(振動)に十分追従した付勢を行うことができる。
なお、図6〜図10では、ロールチョッククランプ装置Aの基体部aをハウジング7に固定した例を示したが、図4に示すように基体部aはロールチョック側に固定してもよく、この場合には、基体部aを構成するシリンダ14や付勢機構2aはロールチョック内に設けられる。
図11は、ダンパー3aとして他の形式の油圧ダンパーを用いた場合の一実施形態を示す縦断面図である。このダンパー3aは、ピストン5に、これを軸方向で貫通するオリフィス25が設けられ、このオリフィス25を介して油液室40a,40bが連通し、ピストン5の移動に伴ってオリフィス25を通じて作動油を移動させるようにしている。したがって、この作動油がオリフィス25を通過する際の油圧抵抗力によって、クランプピストン1aの変位(移動)に伴うシリンダ室4内でのピストン5の相対変位が緩衝される。
なお、その他の構成は図7の実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図12は、ダンパー3aとして摩擦ダンパーを用いた場合の一実施形態を示す縦断面図である。このダンパー3aでは、ピストン5がシリンダ室4の内壁を軸方向で摩擦摺動し、この際に生じる摩擦力によって、クランプピストン1aの変位(移動)に伴うシリンダ室4内でのピストン5の相対変位が緩衝される。
なお、その他の構成は図7の実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
ダンパー3aとしては、上述した油圧ダンパー、摩擦ダンパー以外にも、例えば、MRダンパー(磁気粘性流体ダンパー)、ERダンパー(電気粘性流体ダンパー)、鉛ダンパーなど適宜な形式のものを適用することができる。
図13はそのような圧延機の一実施形態を示す概念図である。
上バックアップロール9xのロールチョック11xは、垂下した1対のアーム部110を有し、この1対のアーム部110間に上ワークロール8xのロールチョック10xが配置され、このロールチョック10xと前記ロールチョック11xのアーム部110間にロールチョッククランプ装置A1を介在させ、このロールチョッククランプ装置A1により、ロールチョック10xを水平方向でロールチョック11x(1対のアーム部110)に対して拘束するようにしている。
各ロールチョッククランプ装置A1は、その基体部aが上バックアップロール9xの前記アーム部110に固定されるとともに、上ワークロール8xのロールチョック10xに対して、クランプ体1がバネ剛性手段2のバネ剛性で押し付けられている。
前記各ロールチョッククランプ装置A2も、その基体部a(装置本体)に対して進退可能なクランプ体1を有するとともに、このクランプ体1をバネ剛性で付勢するバネ剛性手段2と、クランプ体1の振動を減衰する制振手段3(振動減衰手段)を有している。これらバネ剛性手段2と制振手段3は、並列した関係で上記のような機能を果たすべくクランプ体1と各々連係している。すなわち、基体部aとクランプ体1との間にあって、バネ剛性手段2はクランプ体1を付勢してロールチョック11xに押し付け、制振手段3はロールチョック11xに追随して振動(変位)するクランプ体1を制振する。
各ロールチョッククランプ装置A2は、その基体部aがハウジング7に固定されるとともに、上バックアップロール9xのロールチョック11x(アーム部110)に対して、クランプ体1がバネ剛性手段2のバネ剛性で押し付けられている。
また、以上の構成は、下ワークロール8yのロールチョック10yと、下バックアップロール9yのロールチョック11yに適用してもよく、この場合には、ロールチョック11yに上方に延びる1対のアーム部を設け、この1対のアーム部間にロールチョック10yを配置することになる。
また、バックアップロール9のロールチョック11とワークロール8のロールチョック10間のロールチョッククランプ装置A1と、ハウジング7とバックアップロール9のロールチョック11間のロールチョッククランプ装置A2は、いずれか一方のみを設けてもよい。
また、ロールチョッククランプ装置A1とロールチョッククランプ装置A2は、それぞれ図13の実施形態のようにロールチョックの両側に設けてもよいし、図3と同様にロールチョックの片側に設けてもよい。
1a クランプピストン
2 バネ剛性手段
2a 付勢機構
3 制振手段
3a ダンパー
4 シリンダ室
5 ピストン
6 ピストンロッド
7 ハウジング
8x 上ワークロール
8y 下ワークロール
9x 上バックアップロール
9y 下バックアップロール
10x,10y,11x,11y ロールチョック
12 ライナー
13 ブロック
14 シリンダ
15 油液通路
16 挿通孔
17 通路
18,19 シール材
20 固定部材
21 気体通路
22,23 磁石
24 皿バネ
25 オリフィス
40a,40b 油液室
70 シリンダブロック
100 本体
101,102 部材
110 アーム部
140 シリンダ室
A,A1,A2 ロールチョッククランプ装置
a 基体部
Claims (10)
- ロールチョックとハウジング間にロールチョッククランプ装置(A)を介在させ、該ロールチョッククランプ装置(A)により、ロールチョックを水平方向でハウジングに対して拘束するようにした圧延機であって、
前記ロールチョッククランプ装置(A)は、その基体部(a)に対して進退可能なクランプ体(1)と、該クランプ体(1)をバネ剛性で付勢するバネ剛性手段(2)と、前記クランプ体(1)の振動を減衰する制振手段(3)とを備えるとともに、前記バネ剛性手段(2)と制振手段(3)は並列した関係で、前記クランプ体(1)と各々連係し、
前記ロールチョッククランプ装置(A)は、その基体部(a)がロールチョックとハウジングのうちのいずれか一方の部材に固定されるとともに、他方の部材に対して、前記クランプ体(1)がバネ剛性手段(2)のバネ剛性で押し付けられ、
前記クランプ体(1)が基体部(a)に対して進退可能なクランプピストン(1a)からなり、前記バネ剛性手段(2)が流体圧、磁力、弾性体による弾性力のうちの少なくとも1つの付勢作用で前記クランプピストン(1a)を付勢する付勢機構(2a)からなり、前記制振手段(3)が前記基体部(a)とクランプピストン(1a)間を連結するダンパー(3a)からなり、
該ダンパー(3a)は、前記クランプピストン(1a)内に形成されたシリンダ室(4)と、該シリンダ室(4)内に進退可能に配置されるピストン(5)と、前記シリンダ室(4)からクランプピストン(1a)の後端に貫通する挿通孔を通じて前記ピストン(5)を基体部(a)に連結するピストンロッド(6)を備えることを特徴とする圧延機。 - ロールチョッククランプ装置(A)は、ワークロールチョックおよび/またはバックアップロールチョックの片側または両側とハウジング間に介在することを特徴とする請求項1に記載の圧延機。
- バックアップロールチョックが1対のアーム部を有し、該1対のアーム部間にワークロールチョックが配置され、該ワークロールチョックと前記バックアップロールチョックのアーム部間にロールチョッククランプ装置(A1)を介在させ、該ロールチョッククランプ装置(A1)により、ワークロールチョックを水平方向でバックアップロールチョックに対して拘束するようにした圧延機であって、
前記ロールチョッククランプ装置(A1)は、その基体部(a)に対して進退可能なクランプ体(1)と、該クランプ体(1)をバネ剛性で付勢するバネ剛性手段(2)と、前記クランプ体(1)の振動を減衰する制振手段(3)とを備えるとともに、前記バネ剛性手段(2)と制振手段(3)は並列した関係で、前記クランプ体(1)と各々連係し、
前記ロールチョッククランプ装置(A1)は、その基体部(a)がワークロールチョックとバックアップロールチョックのうちのいずれか一方の部材に固定されるとともに、他方の部材に対して、前記クランプ体(1)がバネ剛性手段(2)のバネ剛性で押し付けられることを特徴とする圧延機。 - ロールチョッククランプ装置(A1)は、ワークロールチョックの片側または両側とバックアップロールチョックのアーム部間に介在することを特徴とする請求項3に記載の圧延機。
- さらに、バックアップロールチョックとハウジング間にロールチョッククランプ装置(A2)を介在させ、該ロールチョッククランプ装置(A2)により、バックアップロールチョックを水平方向でハウジングに対して拘束するようにした圧延機であって、
前記ロールチョッククランプ装置(A2)は、その基体部(a)に対して進退可能なクランプ体(1)と、該クランプ体(1)をバネ剛性で付勢するバネ剛性手段(2)と、前記クランプ体(1)の振動を減衰する制振手段(3)とを備えるとともに、前記バネ剛性手段(2)と制振手段(3)は並列した関係で、前記クランプ体(1)と各々連係し、
前記ロールチョッククランプ装置(A2)は、その基体部(a)がバックアップロールチョックとハウジングのうちのいずれか一方の部材に固定されるとともに、他方の部材に対して、前記クランプ体(1)がバネ剛性手段(2)のバネ剛性で押し付けられることを特徴とする請求項3または4に記載の圧延機。 - バックアップロールチョックが1対のアーム部を有し、該1対のアーム部間にワークロールチョックが配置され、バックアップロールチョックとハウジング間にロールチョッククランプ装置(A2)を介在させ、該ロールチョッククランプ装置(A2)により、バックアップロールチョックを水平方向でハウジングに対して拘束するようにした圧延機であって、
前記ロールチョッククランプ装置(A2)は、その基体部(a)に対して進退可能なクランプ体(1)と、該クランプ体(1)をバネ剛性で付勢するバネ剛性手段(2)と、前記クランプ体(1)の振動を減衰する制振手段(3)とを備えるとともに、前記バネ剛性手段(2)と制振手段(3)は並列した関係で、前記クランプ体(1)と各々連係し、
前記ロールチョッククランプ装置(A2)は、その基体部(a)がバックアップロールチョックとハウジングのうちのいずれか一方の部材に固定されるとともに、他方の部材に対して、前記クランプ体(1)がバネ剛性手段(2)のバネ剛性で押し付けられることを特徴とする圧延機。 - ロールチョッククランプ装置(A2)は、バックアップロールチョックの片側または両側とハウジング間に介在することを特徴とする請求項5または6に記載の圧延機。
- 制振手段(3)がダンパー(3a)からなることを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載の圧延機。
- クランプ体(1)が基体部(a)に対して進退可能なクランプピストン(1a)からなり、バネ剛性手段(2)が流体圧、磁力、弾性体による弾性力のうちの少なくとも1つの付勢作用で前記クランプピストン(1a)を付勢する付勢機構(2a)からなり、制振手段(3)が前記基体部(a)とクランプピストン(1a)間を連結するダンパー(3a)からなることを特徴とする請求項8に記載の圧延機。
- ダンパー(3a)は、クランプピストン(1a)内に形成されたシリンダ室(4)と、該シリンダ室(4)内に進退可能に配置されるピストン(5)と、前記シリンダ室(4)からクランプピストン(1a)の後端に貫通する挿通孔を通じて前記ピストン(5)を基体部(a)に連結するピストンロッド(6)を備えることを特徴とする請求項9に記載の圧延機。
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