JP4961524B2 - 記憶装置、ヘッド位置検出方法及び制御回路 - Google Patents

記憶装置、ヘッド位置検出方法及び制御回路 Download PDF

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Description

本発明は、ディスク媒体に記録された面積復調パターンのヘッド読取信号からヘッド位置を検出する記憶装置、ヘッド位置検出方法及び制御回路に関し、特に、面積復調パターンのヘッド読取信号からヘッド位置を位相復調する記憶装置、ヘッド位置検出方法及び制御回路に関する。
従来、磁気ディスク媒体に記録されたサーボパターンからヘッド位置を検出するための復調方法としては、位相復調方法と面積復調方法が知られている。
位相復調方法は磁気ディスク媒体に所定の位相サーボパターンを記録し、ヘッド読取信号からヘッド位置を示す位相角を復調しており、位相復調には原理的にトラック境界が存在しないため、復調結果として得られるヘッド位置はリニアである。
これに対し面積復調方法は、磁気ディスク媒体に2相サーボパターンとして知られた面積復調パターンを記録し、ヘッド読取信号の加減算による90°位相の異なる2種類の復調信号を生成し、トラック境界で復調信号を切替えてヘッド位置を検出している。
特開2000−215627号公報 特開平7−287949号公報
しかしながら、このような従来の面積復調方法にあっては、2種類の復調信号のゲインの相違などに起因してトラック境界で復調信号を円滑に繋ぐことが困難であり、位置信号が不連続になるという問題がある。
本発明は、面積復調パターンを位相復調してリニアに変化するヘッド位置を検出可能とする記憶装置及びヘッド位置検出方法を提供することを目的とする。
(装置)
本発明は記憶装置を提供する。本発明の記憶装置は、
媒体に記録された面積復調パターンのヘッドによる読取信号から90度の位相差をもつ第1復調信号と第2復調信号を復調する面積復調部と、
第1復調信号と第2復調信号を入力し、第1復調信号と第2復調信号により位相平面に形成されるベクトルの方向を示す位相角をヘッド位置信号として出力するヘッド位置復調部と、
媒体のトラックを横切る方向にヘッドを移動することにより面積復調部から出力される第1復調信号と第2復調信号の組を測定点として保持する測定保持部、
測定保持部に保持した測定点を位相平面に設定してポジションリサージュを生成するリサージュ生成部、
ポジションリサージュにおける測定点を与える第1復調信号と第2復調信号の比率が0から1に変化する区間を所定数に分割して分割区間毎の測定点の数を確率密度として測定する確率密度測定部、および、
比率が0から1に変化する区間につき、分割区間の確率密度を順次累積した累積確率密度を求め、累積確率密度に基づく関数を補正されたアークタンジェント関数としてヘッド位置復調部に設定する補正関数生成部、を備える関数補正部と、
を備えたことを特徴とする。
(方法)
本発明は記録装置のヘッド位置検出方法を提供する。本発明のヘッド位置検出方法は、
媒体に記録された面積復調パターンのヘッドによる読取信号から90度の位相差をもつ第1復調信号と第2復調信号を復調する面積復調プロセスと、
第1復調信号と第2復調信号を入力し、第1復調信号と第2復調信号により位相平面に形成されるベクトルの方向を示す位相角をヘッド位置信号として出力するヘッド位置復調プロセスと、
媒体のトラックを横切る方向にヘッドを移動することにより面積復調プロセスから出力される第1復調信号と第2復調信号の組を測定点として保持する測定保持プロセス、
測定保持プロセスに保持した測定点を位相平面に設定してポジションリサージュを生成するリサージュ生成プロセス、
ポジションリサージュにおける測定点を与える第1復調信号と第2復調信号の比率が0から1に変化する区間を所定数に分割して分割区間毎の測定点の数を確率密度として測定する確率密度測定プロセス、および、
比率が0から1に変化する区間につき、分割区間の確率密度を順次累積した累積確率密度を求め、累積確率密度に基づく関数を補正されたアークタンジェント関数としてヘッド位置復調プロセスに設定する補正関数生成プロセス、を備える関数補正プロセスと、
を備えたことを特徴とする。
(制御回路)
本発明はヘッド位置検出のための制御回路を提供する。本発明の制御回路は、記憶装置のコンピュータを、
媒体に記録された面積復調パターンのヘッドによる読取信号から90度の位相差をもつ第1復調信号と第2復調信号を復調する面積復調部として
第1復調信号と第2復調信号を入力し、第1復調信号と第2復調信号により位相平面に形成されるベクトルの方向を示す位相角をヘッド位置信号として出力するヘッド位置復調部として、さらに
媒体のトラックを横切る方向に前記ヘッドを移動することにより前記面積復調部から出力される第1復調信号と第2復調信号の組を測定点として保持する測定保持部、
前記測定保持部に保持した測定点を位相平面に設定してポジションリサージュを生成するリサージュ生成部、
前記ポジションリサージュにおける前記測定点を与える第1復調信号と第2復調信号の比率が0から1に変化する区間を所定数に分割して分割区間毎の測定点の数を確率密度として測定する確率密度測定部、および、
前記比率が0から1に変化する区間につき、前記分割区間の確率密度を順次累積した累積確率密度を求め、前記累積確率密度に基づく関数を補正されたアークタンジェント関数として前記ヘッド位置復調部に設定する補正関数生成部、を備える関数補正部として
機能させることを特徴とする。
本発明によれば、面積復調で得られた2種類の復調信号により位相空間に形成されるベクトルの長さではなく、ベクトルの向きとなる位相角を復調することで、従来の面積復調で発生していたトラック境界におけるクロスオーバー歪みを無くし、リニアに変化するヘッド位置を検出することができる。
また、ベクトル位相を計算するためにアークタンジェント関数を使用するが、そのまま使用したのでは、ポジションリニアリティが十分に得られないことから、ベクトルの頂点軌跡として描かれるポジションリサージュの確率密度をヘッド毎に実測して累積密度カーブとして補正されたアークタンジェント関数を得ることで、リサージュ上の確率密度が一定になるようにアークタンジェント関数を補正して、ポジションリニアリティを確保することができる。
また従来の面積復調ではクロスオーバー歪みを無くす処理あるいはリニアリティを補正する処理に膨大な補正計算が必要であったが、本発明にあっては、面積復調で得られた2種類の復調信号で決まるベクトルの描くポジションリサージュの確率密度からヘッド毎に求めた補正アークタンジェント関数の変換テーブルを使用することで、高いポジションリニアリティを確保してヘッド位置を示す位相角を検出することができる。
本発明のヘッド位置検出が適用された磁気ディスク装置の実施形態を示したブロック図 本実施形態の面積復調パターンと復調信号を示した説明図 ヘッドを一定速度で移動した際に得られる復調信号X,Yのタイムチャートと位相平面のベクトルを示した説明図 本実施形態における関数補正部の機能構成を示したブロック図 本実施形態におけるアークタンジェント関数補正処理を示したフローチャート トラック境界が見えやすいヘッドで測定したポジションリサージュの説明図 トラック境界が見えにくいヘッドで測定したポジションリサージュの説明図 復調信号の比率(Y/X)が0〜1と変化する象限を示した説明図 復調信号の比率(X/Y)が0〜1と変化する象限を示した説明図 図8及び図9の8象限について比率0〜1を8分割して各分割区間の確率密度とその総和を示したワークテーブルの説明図 図6のホジションリサージュから生成された確率密度と累積確率密度を示したグラフ図 図7のポジションリサージュから生成された確率密度と累積確率密度を示したグラフ図 本実施形態におけるヘッド位置復調部の機能構成を示したブロック図 本実施形態における補正関数変換テーブルを使用したヘッド位置検出処理を示したフローチャート 象限判定に対応した位相角の補正計算を示した補正計算テーブルの説明図 復調信号X,Yから象限を判定する象限判定テーブルを示した説明図 図11の累積確率密度から生成された補正関数変換テーブルを示した説明図 補正されていないアークタンジェント関数変換テーブルを示した説明図 補正関数変換テーブルとアークタンジェント関数変換テーブルを使用したオントラック制御状態でヘッド位置から求めたサーボフレーム単位の非同期成分回転誤差(NRRO)の実測結果を示した説明図
図1は本発明が適用される磁気ディスク装置のブロック図である。図1において、ハードディスクドライブ(HDD)として知られた磁気ディスク装置10は、ディスクエンクロージャ12と制御ボード14で構成される。ディスクエンクロージャ12にはスピンドルモータ16が設けられ、スピンドルモータ16の回転軸に磁気ディスク(記憶媒体)20−1,20−2を装着し、一定時間例えば4200rpmで回転させる。
またディスクエンクロージャ12にはボイスコイルモータ18が設けられ、ボイスコイルモータ18はヘッドアクチュエータ15のアーム先端にヘッド22−1〜22−4を搭載しており、ディスク媒体20−1,20−2の記録面に対するヘッドの位置決めを行う。
ヘッド22−1〜22−4は記録素子と読出素子が一体化された複合型のヘッドである。記録素子には長手磁気記録型の記録素子または垂直磁気記録型の記録素子が使用される。垂直磁気記録型の記録素子の場合、磁気ディスク20−1,20−2には、記録層と軟磁性体裏打ち層を備えた垂直記憶媒体を使用する。読出素子にはGMR素子やTMR素を使用する。
ヘッド22−1,22−2はヘッドIC24に対し信号線接続されており、ヘッドIC24は上位装置となるホストからのライトコマンドまたはリードコマンドに基づくヘッドセレクト信号で1つのヘッドを選択して書込みまたは読出しを行う。またヘッドIC24には、ライト系についてはライトドライバが設けられ、リード系についてはプリアンプが設けられている。
制御ボード14にはMPU26が設けられ、MPU26のバス28に対し、RAMを用いた制御プログラム及び制御データを格納するメモリ30、FROM等を用いた制御プログラムを格納する不揮発メモリ32が設けられている。
またMPU26のバス28には、ホストインタフェース制御部34、バッファメモリ38を制御するバッファメモリ制御部36、フォーマットとして機能するハードディスクコントローラ40、ライト変調部及びリード復調部として機能するリードチャネル42、ボイスコイルモータ18及びスピンドルモータ16を制御するモータ駆動制御部44が設けられている。
更に、制御ボード12に設けたMPU26、メモリ30、不揮発メモリ32、ホストインタフェース制御部34、バッファメモリ制御部36、ハードディスクコントローラ40及びリードチャネル42は制御回路25を構成しており、制御回路25は1つのLSI回路として実現されている。
磁気ディスク装置10は、ホストからのコマンドに基づき書込処理及び読出処理を行う。ここで、磁気ディスク装置における通常の動作を説明すると次のようになる。
ホストからのライトコマンドとライトデータをホストインタフェース制御部34で受けると、ライトコマンドをMPU26で解読し、受信したライトデータを必要に応じてバッファメモリ38に格納した後、ハードディスクコントローラ40で所定のデータ形式に変換すると共にECC符号化処理によりECC符号を付加し、リードチャネル42におけるライト変調系でスクランブル、RLL符号変換、更に書込補償を行った後、ライトアンプからヘッドIC24を介して選択した例えばヘッド22−1のライトヘッドから磁気ディスク20に書き込む。
このときMPU26からDSPなどを用いたモータ駆動制御部44にヘッド位置決め信号が与えられており、ボイスコイルモータ18によりヘッドをコマンドで指示された目標トラックにシークした後にオントラックしてトラック追従制御を行っている。
一方、ホストからのリードコマンドをホストインタフェース制御部34で受けると、リードコマンドをMPU26で解読し、ヘッドIC24のヘッドセレクトで選択されたリードヘッドから読み出された読出信号をプリアンプで増幅した後に、リードチャネル42のリード復調系に入力し、パーシャルレスポンス最尤検出(PRML)などによりリードデータを復調し、ハードディスクコントローラ40でECC復号処理を行ってエラーを訂正した後、バッフメモリ38にバッファリングし、ホストインタフェース制御部34からリードデータをホストに転送する。
図1の磁気ディスク装置10にあっては、磁気ディスク20−1,20−2のディスク面にヘッド22−1〜22−4を位置決めするためのヘッド位置を検出するため、リードチャネル42に面積復調部46が設けられ、またMPU26に、プログラムの実行により実現される機能としてヘッド位置復調部48を設けている。
面積復調部46は磁気ディスク20−1,20−2の各ディスク面に一定角度単位に記録されたサーボフレームの面積復調パターンのヘッドによる読取信号から90度の位相差を持つ第1復調信号Xと第2復調信号Yを復調する。なお以下の説明にあっては単に、復調信号X、復調信号Yとする。
ヘッド位置復調部48は、面積復調部46で復調された復調信号X,Yを入力し、復調信号X,Yにより位相平面に形成されるベクトルの方向を示す位相角θをヘッド位置信号として出力する。
このヘッド位置復調部48による位相角の復調は、次式のアークタンジェント関数に復調信号X,Yをに代入して位相角θを算出し、これをヘッド位置信号として出力する。
θ=tan-1(Y/X) (1)
前記(1)式から位相角θを求めるアークタンジェント関数の計算については、例えば「atan2」として知られたC言語における2変数のアークタンジェント関数を、MPU26で実行すればよい。
このアークタンジェント関数は2つの変数X及びYのアークタンジェントを計算することができ、変数の比(Y/X)はアークタンジェントを計算する際の引数であり、結果として−πから+πの間(両端を含む)の角度をラジアンで返す。このような関数の結果について、2つの引数(X,Y)の符号を用いて結果の象限を定義することで、0度〜360度の範囲で2トラック分の変化する位相角を求めることができる。
しかしながら、面積復調部46から得られた2つの復調信号の比率(Y/X)を引数としてatan2関数により位相角を計算しても、ポジションリニアリティが十分に得られない。
そこで本実施形態にあっては、MPU26に関数補正部52を設け、ヘッド位置復調部48で使用するアークタンジェント関数を補正するようにしている。
関数補正部52によるアークタンジェント関数の補正は、ポジションリニアリティを確保するために、ヘッド22−1〜22−4ごとにそれぞれ一定速度でシークして、面積復調部46からの復調信号X,Yをサンプリングして保持し、このサンプリング保持した複数の変調信号X,Yによりポジションリサージュを生成し、生成したポジションリサージュの確率密度を実測して累積確率密度カーブを補正されたアークタンジェント関数として求め、結果的にポジションリサージュ上の確率密度が一定になるようにアークタンジェント関数を補正することで、ポジションリニアリティを確保するようにしている。
図2は本実施形態における磁気ディスクに記録された面積復調パターンと復調信号を示した説明図である。図2(A)は磁気ディスク20のサーボフレームに記録された面積復調パターンであり、面積復調パターン54−1,54−2,54−3,54−4を、トラックに直交する半径方向に所定ピッチずつずらしながら、トラック方向に実線で示すN極と点線で示すS極の所定サイクル分記録している。
具体的には、面積復調パターン54−1に対し、次の面積復調パターン54−2は1トラックピッチ半径方向にずらし、次の面積復調パターン54−3は1/2トラックピッチ半径方向にずらし、更に、これに対し面積復調パターン54−4は1トラックピッチ半径方向にずらし、これをトラック方向に繰り返している。
このような面積復調パターン54−1〜54−4を記録した磁気ディスク20においては、この場合には3つのトラックセンタ55−1,55−2,55−3が存在し、現在、リードヘッド56をトラックセンタ55−2にオントラック制御している状態を示している。
図2(B)は図2(A)のリードヘッド56から得られた面積復調パターンの読取信号のタイムチャートである。この読取信号は、リードヘッド56に対し面積復調パターン54−1,54−2に対しリードコア幅の半分が位置することから、これに対応した振幅がピーク値の2分の1となる波形が得られる。
次の面積復調パターン54−3についてはリードヘッド56がパターンに重なることから最大振幅となる波形が得られ、続いて面積復調パターン54−4についてはリードヘッド56は位置しないことから読取波形は0となる。
図2(B)の読取信号については、面積復調パターン54−1~54−4に対応した区間の読取信号を読取信号A,B,C,Dとすると、図1の面積復調部46にあっては、復調信号X,Yを次式で求めている。
X=A−B
Y=C−D
ここで図2(A)のリードヘッド56はトラックセンタ55−2に位置していることから、図2(B)の読取信号の最大振幅を100とすると
X=A−B=50−50=0
Y=C−D=100−0=100
が復調される。
図3は本実施形態でヘッドをトラックを横切る方向に一定速度で移動した際に得られる復調信号X,Yのタイムチャートと位相平面のベクトルを示した説明図である。
図3(A)はヘッドを一定速度で移動した際に得られる復調信号X,Yであり、復調信号Xに対し復調信号Yは90度の位相差を持っている。ここで図2(A)に示したリードヘッド56がトラックセンタ55−2に位置した状態で得られる図2(B)の読取信号から復調された復調信号X,Yは、横軸に示す位相角θ=0°におけるX=0,Y=1の位置を示す信号となる。
図3(B)は図3(A)の復調信号X,Yによって位相空間に形成されるベクトルを示している。図3(B)の位相空間にあっては、図3の任意のタイミングでサンプリングされた変調信号(X,Y)を位相空間にプロットすることで、ベクトル58の頂点60が得られる。
このベクトル58は、図3(A)に示すようなヘッドを半径方向に一定速度で移動した場合の変化に伴い、破線で示す円上を左回りに回転する。ベクトル58の頂点60の描く円62の軌跡は、ヘッドを半径方向に移動して得られた変調信号X,Yをサンプリング保持し、サンプリング保持した結果を2相平面にプロットして得られるポジションリサージュとなる。
このポジションリサージュは、図3(A)のように復調信号X,Yが正弦波形の場合には、図3(B)のリサージュ波形は円62を描くことになる。しかしながら、実際に得られる復調信号X,Yにあっては、図3(A)のような正弦波形とはならず、ピーク部分で飽和して歪むことから、図3(B)のリサージュ波形は破線の円形62とはならず、コーナ部分にアールの付いた矩形形状に変形することになる。
図4は図1のMPU26に設けた関数補正部52の機能構成を示したブロック図である。図4において、関数補正部52には、測定保持部64、リサージュ生成部65、確率密度測定部66及び補正関数生成部68、更にワークメモリ70が設けられる。
測定保持部64はヘッドを磁気ディスクのトラックを横切る方向にヘッドを移動した際に図1の面積復調部46から出力される復調信号X,Yの組を測定点としてワークメモリ70に保持する。
リサージュ生成部65は、ワークメモリ70に保持した測定点を図3(B)のように位相平面に設定してポジションリサージュを生成する。
確率密度測定部66は、生成したポジションリサージュにおける測定点を与える復調信号X,Yの絶対値の比率(|Y|/|X|)またはその逆数(|X|/|Y|)が0から1に変化する区間を、所定数例えば8分割して、分割区間ごとに測定点の数を示すヒストグラムを確率密度として測定する。
補正関数生成部68は、復調信号X,Yの絶対値の比率比率(|Y|/|X|)またはその逆数(|X|/|Y|)が0から1に変化する区間につき、各分割区間の確率密度を順次累積した累積確率密度を求め、この累積確率密度カーブを補正されたアークタンジェント関数として、図1のメモリ30に補正関数変換テーブル50に設定し、MPU26のヘッド位置復調部48で補正関数変換テーブル50を使用可能とする。
図5は本実施形態におけるアークタンジェント関数補正処理を示したフローチャートである。図5において、まずステップS1で特定のヘッドを選択し、ステップS2でヘッドを例えば最インナから最アウタに向けて一定速度でシークする。
続いてステップS3でヘッドのシーク中に得られる面積復調部46からの復調信号X,YをADコンバータにより一定周期でサンプリングして保持する。ステップS3の復調信号のサンプリング保持が済んだならば、ステップS4で、保持した復調信号(X,Y)に基づいて位相平面に測定点をプロットすることでポジションリサージュを生成する。
続いてステップS5でポジションリサージュから確率密度(ヒストグラム)を生成する。続いてステップS6で累積確率密度に基づき補正したアークタンジェント関数を生成する。続いてステップS7で復調信号の絶対値の比率(比率(|Y|/|X|)またはその逆数(|X|/|Y|)から求めた0〜1の範囲で変化する比率をアドレスとする補正したアークタンジェント関数の変換テーブル、即ち図1に示したメモリ30の補正関数変換テーブル50を生成する。
続いてステップS8で全ヘッドの処理を終了したか否かチェックし、未終了であればステップS1に戻り、次のヘッドを選択して、全ヘッドを終了するまで同様な処理を繰り返す。
図6は図5のアークタンジェント関数補正処理におけるヘッドの一定速度シークに伴う復調信号から測定したポジションリサージュの説明図である。
図6のポジションリサージュ72にあっては、トラック境界が見え易いヘッドで測定したポジションリサージュを例に取っている。トラック境界が見え易いヘッドとは、図3(A)に示す復調信号X,Yの1,−1となるピーク位置で波形がフラットに飽和している場合である。
復調信号X,Yがピーク位置でフラットに飽和している場合には、0度、90度、180度、270度の直交する位置でリサージュ波形はフラットとなり、45度方向のコーナ部で丸みをもつことになる。
これに対し図7は、トラック境界が見え難いヘッドで測定したポジションリサージュの説明図である。図7のポジションリサージュ74にあっては、図3(A)の復調信号X,Yがピーク部分で滑らかな比較的正弦波に近い波形となっており、したがって0度、90度、180度、270度の直交方向における波形は、図6のヘッド境界が見え易いリサージュ波形72に比べ丸みを帯びていることが分かる。
このようにリサージュ波形が異なる理由は、ヘッドごとにリードコアの寸法が相違しているにもかかわらず、全ヘッドについてサーボトラックライタにより同一トラックピッチで面積復調パターンを磁気ディスクに記録していることに起因している。
図8は図6及び図7に示したポジションリサージュ72,74の確率密度を測定する際に復調信号の全体値の比率Rとなる(|Y|/|X|)またはその逆数(|X|/|Y|)が0〜1と変化する位相平面の象限を示した説明図である。
図8において、位相平面は45度間隔で左回りに第1象限76、第2象限78、第3象限80、第4象限82、第5象限84、第6象限86、第7象限88及び第8象限90の8象限に分割している。
ここで復調信号の絶対値の比率比率R=|Y|/|X|が0〜1と変化する象限は、斜線で示す第1象限76、対称位置となる第8象限90、第4象限82、及び対称位置となる第5象限84の4象限である。例えば第1象限76を例に取ると、位相角θ=0度で(X,Y)=(1,0)であり、このとき比率R=0である。この位置からθ=45度になると(X,Y)=(1/√2,1/√2)で比率R=1となる。そこで第1象限76については、比率0〜1の変化方向を矢印で示している。
一方、第1象限76に対し、X軸に対し対称位置となる第8象限90については、復調信号X,Yの絶対値について同様に比率R=(Y/X)を求めると、0度〜315度の範囲で比率Rは0〜1と変化し、変化方向は矢印で示す第1象限76に対しては逆方向となる。
この関係は第4象限82及び第8象限84についても同様である。即ち、第1象限76、第8象限90、第4象限82及び第5象限84については、復調信号X,Yの絶対値の比率R=(Y/X)はすべて0〜1と変化することが分かる。
図9は復調信号の絶対値の比率Rの逆数(|X|/|Y|)が0〜1と変化する象限を示している。復調信号の絶対値の比率の逆数(|X|/|Y|)が0〜1と変化する象限は、斜線で示す第2象限78、第3象限80、第6象限86及び第7象限88の4象限となる。
例えば第2象限78を例にとると、θ=90度で(X,Y)=(0,1)であり、このとき比率R=0となっている。そして、位相角θが90度から45度に変化してθ=45度になると比率R=1となる。このときの比率0〜1の変化方向は矢印で示す右方向である。
第3象限80については、第2象限78と逆方向に比率0〜1が変化する。この第2象限,第3象限80の関係は、X軸に対し対称位置となる第6象限86及び第7象限88についても同様である。
したがって、第2象限78、第3象限80、第6象限86及び第7象限88については、復調信号の絶対値の比率Rの逆数(|X|/|Y|)が同じように0〜1と変化する象限であることが分かる。
このような8つの象限と復調信号の絶対値の比率R又はその逆数が0〜1と変化する8象限について、各象限の比率0〜1の変化を例えば8等分し、8つの分割区間のそれぞれについて、図6または図7に示すポジションリサージュ72または74を対象に、各分割区間に属する測定点の数をカウントしてヒストグラムを作ることで、このヒストグラムをポジションリサージュの確率密度として求めることができる。
なお、以下の説明にあっては、復調信号の絶対値の比率R又はその逆数を、単に比率Rとして説明する。
図10は、図8及び図9の8象限について比率0〜1を8分割して、各分割区間の確率密度とその総和を示したワークテーブルの説明図であり、このワークテーブルを実測結果として求めればよい。
図10のワークテーブル92にあっては、上欄に0〜1となる比率Rを8分割した8つの区間を示し、左側縦方向に位相平面の45度単位に分割した第1象限〜第8象限を示している。そして、ポジションリサージュにつき第1象限〜第8象限のそれぞれについて測定点の復調信号X,Yから比率を計算し、計算した比率が属する分割区分のカウント数を加算し、最終的に、最下欄に示すように第1象限から第8象限についてのすべての分割区間の総和を合計値N1〜N8として求める。
ここで図10のワークテーブル92は、図8及び図9の8象限について比率0〜1を8分割して測定点の数をリサージュ波形から測定する内容を分かり易く示しているが、実際にはポジションリサージュを描くために測定された測定点(X,Y)について、第1〜第8象限に応じて絶対値の比率またはその逆数を計算し、計算した比率又は逆数がワークテーブル92の8つの区間のどれに属するかを判定して、属する区間のカウント数を合計すればよく、図10のようなワークテーブル92を必ずしも作成する必要はない。
図11は図6のポジションリサージュ72から生成された確率密度と累積密度を示したグラフ図である。図11において、横軸は0〜1と変化する復調信号の比率Rであり、0〜1の区間を8つの分割区間P1〜P8に分け、それぞれの区間における測定点の数N1〜N8を確率密度としてプロットし、確率密度カーブ94を得ている。
このような確率密度カーブ94がリサージュ波形から生成されたならば、分割区間P1〜P8の順番に確率密度N1〜N8を順次累積することによって累積確率密度カーブ96を生成する。
この累積確率密度カーブ96は、各区間における累積数を総数で割ることで、右側に示す正規化した累積確率密度0〜1の値をとる。このようにして得られた累積確率密度カーブ96は、リサージュ波形の実測結果から得られたアークタンジェント関数を補正した関数を与える。
したがって、図11の累積確率密度カーブ96に基づき0〜1と変化する復調信号X,Yの絶対値の比率Rをアドレスとして累積確率密度カーブ96に基づく0〜1の値を持つ係数を格納することで、補正関数変換テーブル50を生成することができる。
具体的には、0〜1と変化する累積確率密度は位相角で0°〜45°に対応していることから、復調信号X,Yの比率R=0〜1をアドレスとして、累積確率密度カーブ96に従って得られる位相角0°〜45°を格納した補正関数変換テーブル50を生成すればよい。
図12は図7のポジションリサージュ74から生成された確率密度と累積確率密度を示したグラフ図である。この場合についても同様に、横軸に示す復調信号X,Yの絶対値の比率Rの0〜1の範囲を8分割した分割区間P1〜P8につき、リサージュ波形から分割区間に含まれる比率の測定点の数即ち確率密度N1〜N8を求めてプロットし、確率密度カーブ98を生成する。
続いて、確率密度カーブ98に基づき分割区間P1〜P8の順に確率密度を累積した累積確率密度カーブ100を生成し、これを補正されたアークタンジェント関数として図1の補正関数変換テーブル50を生成する。
この場合にも図1と同様、累積確率密度は0〜1の正規化した値をとることから、これを実際の位相角に対応した0°〜45°として変換テーブルに登録すればよい。
ここで図11と図12の累積確率密度カーブ96,100を対比してみると、確率密度カーブ96は下向きにわずかに湾曲した特性となっている。これに対し図12の累積確率密度カーブ100は上向きに湾曲したカーブとなっており、この上向きに湾曲したカーブはアークタンジェント関数のカーブに近い形である。
即ち図7のポジションリサージュ74はアークタンジェント関数による円形のポジションリサージュに近いことから、図12の補正されたアークタンジェント関数としての累積確率密度カーブ100はそれに近く、これに対し図6の矩形に近いポジションリサージュ72は図11の累積確率密度カーブ96のように逆に下向きに湾曲したカーブであり、補正前のアークタンジェント関数のカーブに対する補正の度合いが大きくなっていることが分かる。
ここで図1のMPU26に設けた関数補正部52は、磁気ディスク装置10の製造段階における最終工程のキャリブレーションとして実行される機能であり、関数補正部52による図5に示したアークタンジェント関数補正処理が済んでメモリ30に補正関数テーブル50が形成され、磁気ディスク20−1,20−2のいずれかのシステム領域に書き込む保存処理が終了すれば、関数補正部52は必要ないことから、関数補正部52の機能を実現するプログラムは磁気ディスク装置10から削除することになる。
もちろん、関数補正部52の機能を磁気ディスク装置10に設けたまま工場出荷し、ユーザサイドにおいて、必要に応じてキャリブレーションとして関数補正部52による補正処理を行うようなことも可能である。
図13は図1のMPU26に設けた本実施形態におけるヘッド位置復調部の機能構成を示したブロック図である。図13において、ヘッド位置復調部48には、レート計算部104、位相角変換部105及び角度補正部106が設けられる。レート計算部104は、面積復調部46から得られた復調信号X,Yの絶対値の比率(|Y|/|X|)または(|X|/|Y|)を算出する。
レート計算部104で算出された比率Rは位相角変換部105に出力される。位相角変換部105は、0〜1の範囲で変化する復調信号X,Yの絶対値として求めた比率(|Y|/|X|)または(|X|/|Y|)をアドレスとして補正関数変換テーブル50を参照し、対応する位相角θを出力する。
補正関数変換テーブル50には、図11または図12のヘッドごとのポジションリサージュから求めた累積確率密度カーブ96,100に基づく0°〜45°の位相角を登録しており、比率(|Y|/|X|)または(|X|/|Y|)を入力すると、これに対応した位相角θを出力する。
角度補正部106は、復調信号X,Yの符号と絶対値の大小比較により、図8及び図9に示した位相平面の第1象限から第8象限のいずれに属するかを判定し、補正関数変換テーブル50から得られた位相角θを、判定した象限に対応した所定値の加算または減算により補正し、2トラック単位に0度〜360度の範囲で変化する位相角θを位置制御部102に出力する。
位置制御部102は位相角θとして与えられるヘッド位置信号に基づき目標トラックにヘッドを移動するシーク制御と、目標トラックにシークした後のオントラック制御を行う。
図14は本実施形態における補正関数変換テーブルを使用したヘッド位置検出処理を示したフローチャートであり、図13を参照して説明すると次のようになる。
図14において、まずステップS1で面積復調部46から得られた復調信号を変数X,Yとして読み込み、ステップS2で絶対値の大小関係、例えば
|X|>|Y|
が成立するか否か判定する。
ステップS2の大小関係の成立を判定するとステップS3に進み、1以下となる比率Rを
R=|Y|/|X|
により算出する。
またステップS2の大小関係の不成立を判定するとステップS4に進み、同じく1以下となる比率Rを
R=|Y|/|X|
により算出する。
次にステップS5で、比率Rにより補正関数変換テーブル50を参照して位相角θに変換する。続いてステップS6で、角度補正部106により変数X,Yの符号と絶対値の大小関係から、第1象限から第8象限のどの象限に属するかを判定し、テーブル変換位相θを補正計算する。
そしてステップS7で、補正計算の済んだ検出位相を図13の位置制御部102に出力し、目標トラックに対するシーク制御あるいはトラックセンタに対するオントラック制御を行わせる。、このようなステップS1〜S7の処理を、ステップS8でログオフなどの停止指示があるまで繰り返す。
図15は図13の角度補正部106、即ち図14のフローチャートにおけるステップS6の象限判定結果に基づく位相角の補正計算を示した補正計算テーブルの説明図である。
図15の補正計算テーブル108にあっては、第1象限から第8象限のそれぞれについて補正計算の計算内容を設定している。この補正計算の内容は、図8及び図9に示した変数X,Yで決まる測定点が属する象限の比率Rが0から1へ変化する方向を示す矢印に従った補正計算となる。
例えば図8の第1象限76については、比率の0〜1の変化は0°〜45°に対応していることから、補正計算は(0度+θ)、即ちテーブル変換位相θをそのまま出力する。
これに対し図9の第2象限78については、比率0〜1の変化は位相角θで90°〜45°の変化であることから、補正計算は(90度−θ)とする。
以下、第3象限80、第4象限82、第5象限84、第6象限86、第7象限88及び第8象限90についても、それぞれの比率0〜1の変化方向を示す矢印方向の角度となるように補正計算を設定している。
図16は図13の角度補正部106及び図14のステップS6における変数X,Yの測定点の属する象限を判定する象限判定テーブルの説明図である。図16の象限判定テーブル110にあっては、変数X,Yの絶対値の大小関係と変数X,Yの符号によって、測定点の属する象限を判定している。
例えば第1象限と第2象限を例にとると、図8,図9から明らかなように、第1象限76と第2象限78における変数X,Yの符号は共に(+,+)であるが、第1象限76と第2象限78では変数X,Yの大小関係が異なる。
即ち、第1象限は変数Xが変数Yより大きいのに対し、第2象限は変数Xが変数Yより小さい関係にある。したがって変数X,Yの絶対値の大小関係とそれぞれの符号によって、第1象限〜第8象限のいずれの象限に属するかを判定することができる。
この象限判定テーブル110の判定結果が得られれば、図15の補正計算テーブル108の象限を特定することで補正計算の内容が決まることになる。
図17は図11の累積確率密度カーブ96から生成された補正関数変換テーブル50の一例を示している。図17の補正関数変換テーブル50にあっては、比率Rを0〜1の範囲につき8分割してアドレス値とし、8分割した比率Rに対し累積確率密度カーブ96から得られた0〜1の正規化値を格納している。
実際の補正関数変換テーブル50にあっては、正規化値は不要であり、正規化値に45°を掛け合わせた位相角θの値を登録している。この補正関数変換テーブル50は比率Rを8分割した分解能であり、その間の比率については補間計算により位相角θを求めればよい。
図18は補正されていないアークタンジェント関数変換テーブルを示した説明図である。図18のアークタンジェント関数変換テーブル112にあっては、図17の補正関数変換テーブル50と同じく、比率Rの0〜1の区間を8分割して、それぞれの比率に対応した位相角θを前記(1)式から求めて格納している。
この補正していないアークタンジェント関数変換テーブル112を使用した場合についても、図17の補正関数変換テーブル50の場合と同様、図13及び図14によるヘッド位置検出処理がまったく同様にできる。即ち、図13の補正関数変換テーブル50を、図18の補正していないアークタンジェント関数変換テーブル112に置き換えればよい。
図19は、図17に示した補正関数変換テーブル50と図18に示した補正していないアークタンジェント関数変換テーブル112を使用したオントラック制御状態でヘッド位置から求めたサーボフレーム単位のNRRO(非同期成分回転誤差)の実測結果を示した説明図である。
図19において、横軸はサーボフレーム番号であり、縦軸に変換テーブルから得られた位相角をラジアンで示している。図19において、NRRO測定結果116が補正していないアークタンジェント関数変換テーブルを使用して位相角を求めた場合であり、NRROのσ1はσ1=0.06ラジアンから0.14ラジアンの範囲でばらついている。
これに対しポジションリサージュの確率密度を実測して累積確率密度カーブを求めてアークタンジェント関数を補正した場合には、NRRO測定結果114に示すように、σ2は0.08ラジアンから0.12ラジアンの範囲に収まっており、補正前に比べ補正後のばらつきを半減することができており、補正によるポジションリニアリティの向上が十分に図られている。
本発明は図1の磁気ディスク装置10のコンピュータとなるMPU26で実行されるプログラムを提供する。このプログラムは、アークタンジェント補正関数処理については図5のフローチャートの内容を持ち、またヘッド位置検出処理については図14のフローチャートの内容を持つ。
なお本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。

Claims (18)

  1. 媒体に記録された面積復調パターンのヘッドによる読取信号から90度の位相差をもつ第1復調信号と第2復調信号を復調する面積復調部と、
    前記第1復調信号と第2復調信号を入力し、前記第1復調信号と第2復調信号により位相平面に形成されるベクトルの方向を示す位相角をヘッド位置信号として出力するヘッド位置復調部と、
    前記媒体のトラックを横切る方向に前記ヘッドを移動することにより前記面積復調部から出力される第1復調信号と第2復調信号の組を測定点として保持する測定保持部、
    前記測定保持部に保持した測定点を位相平面に設定してポジションリサージュを生成するリサージュ生成部、
    前記ポジションリサージュにおける前記測定点を与える第1復調信号と第2復調信号の比率が0から1に変化する区間を所定数に分割して分割区間毎の測定点の数を確率密度として測定する確率密度測定部、および、
    前記比率が0から1に変化する区間につき、前記分割区間の確率密度を順次累積した累積確率密度を求め、前記累積確率密度に基づく関数を補正されたアークタンジェント関数として前記ヘッド位置復調部に設定する補正関数生成部、を備える関数補正部と、
    を備えたことを特徴とする記憶装置。
  2. 請求項1記載の記憶装置に於いて、前記ヘッド位置復調部は、アークタンジェント関数に前記第1復調信号と第2復調信号を代入して算出した位相角を前記ヘッド位置信号として出力することを特徴とする記憶装置。
  3. 請求項1記載の記憶装置に於いて、複数のヘッドを備え、前記関数補正部は、ヘッド毎に補正を行うことを特徴とする記憶装置。
  4. 請求項記載の記憶装置に於いて、
    前記確率密度測定部は、前記第1復調信号を前記位相平面のX軸座標値とし、前記第2復調信号を前記位相平面のY軸座標値とし、且つ前記位相平面を45°単位に分割して第1乃至第8象限とした場合、
    第1復調信号Xと第2復調信号の絶対値の比率(|Y|/|X|)が0から1に変化する
    0°から45°までの第1象限、
    180°から135°までの第4象限、
    180°から225°までの第5象限、
    360°から315°までの第8象限、並びに、
    第1復調信号Xと第2復調信号の絶対値比率の逆数(|X|/|Y|)が0から1に変化する
    90°から45°までの第2象限、
    90°から135°までの第3象限、
    270°から225°までの第6象限、
    270°から315°までの第7象限、
    の各々について、前記比率が0〜1となる区間を所定数に分割し、分割区間毎の測定点の総和を確率密度として測定することを特徴とする記憶装置。
  5. 請求項記載の記憶装置に於いて、前記ヘッド位置復調部は、
    第1復調信号Xと第2復調信号Yの絶対値から1以下となる比率(|Y|/|X|)又は前記比率の逆数(|X|/|Y|)を算出する比率算出部と、
    0乃至1の範囲で変化する比率を索引として、前記補正されたアークタンジェント関数に対応した0°から45°の位相角を格納した補正関数変換テーブルを、前記比率算出部で算出した比率又はその逆数により参照して対応する位相角θを出力する位相角変換部と、
    前記第1復調信号Xと第2復調信号Yの符号と絶対値の大小比較により前記第1乃至第8象限のいずれに属するかを判定し、前記補正関数変換テーブルから得られた位相角を、判定した象限に対応した所定値を加算又は減算して2トラック単位に0°から360°の範囲で変化する位相角を出力する角度補正部と、
    を備えたことを特徴とする記憶装置。
  6. 請求項記載の記憶装置に於いて、前記角度補正部は、
    第1象限を判定した場合は0°にテーブル位相角を加算し、
    第2象限を判定した場合は90°からテーブル位相角を減算し、
    第3象限を判定した場合は90°にテーブル位相角を加算し、
    第4象限を判定した場合は180°からテーブル位相角を減算し、
    第5象限を判定した場合は180°にテーブル位相角を加算し、
    第6象限を判定した場合は270°からテーブル位相角を減算し、
    第7象限を判定した場合は270°にテーブル位相角を加算し、
    第8象限を判定した場合は360°からテーブル位相角を減算することを特徴とする記憶装置。
  7. 媒体に記録された面積復調パターンのヘッドによる読取信号から90度の位相差をもつ第1復調信号と第2復調信号を復調する面積復調プロセスと、
    前記第1復調信号と第2復調信号を入力し、前記第1復調信号と第2復調信号により位相平面に形成されるベクトルの方向を示す位相角をヘッド位置信号として出力するヘッド位置復調プロセスと、
    前記媒体のトラックを横切る方向に前記ヘッドを移動することにより前記面積復調プロセスから出力される第1復調信号と第2復調信号の組を測定点として保持する測定保持プロセス、
    前記測定保持プロセスに保持した測定点を位相平面に設定してポジションリサージュを生成するリサージュ生成プロセス、
    前記ポジションリサージュにおける前記測定点を与える第1復調信号と第2復調信号の比率が0から1に変化する区間を所定数に分割して分割区間毎の測定点の数を確率密度として測定する確率密度測定プロセス、および、
    前記比率が0から1に変化する区間につき、前記分割区間の確率密度を順次累積した累積確率密度を求め、前記累積確率密度に基づく関数を補正されたアークタンジェント関数として前記ヘッド位置復調プロセスに設定する補正関数生成プロセス、を備える関数補正プロセスと、
    を備えたことを特徴とする記憶装置のヘッド位置検出方法。
  8. 請求項記載のヘッド位置検出方法に於いて、前記ヘッド位置復調プロセスは、アークタンジェント関数に前記第1復調信号と第2復調信号を代入して算出した位相角を前記ヘッド位置信号として出力することを特徴とするヘッド位置検出方法。
  9. 請求項記載のヘッド位置検出方法に於いて、複数のヘッドに対し、前記関数補正プロセスは、ヘッド毎に補正を行うことを特徴とするヘッド位置検出方法。
  10. 請求項記載のヘッド位置検出方法に於いて、
    前記確率密度測定プロセスは、前記第1復調信号を前記位相平面のX軸座標値とし、前記第2復調信号を前記位相平面のY軸座標値とし、且つ前記位相平面を45°単位に分割して第1乃至第8象限とした場合、
    第1復調信号Xと第2復調信号の絶対値の比率(|Y|/|X|)が0から1に変化する
    0°から45°までの第1象限、
    180°から135°までの第4象限、
    180°から225°までの第5象限、
    360°から315°までの第8象限、並びに、
    第1復調信号Xと第2復調信号の絶対値の前記比率の逆数(|X|/|Y|)が0から1に変化する
    90°から45°までの第2象限、
    90°から135°までの第3象限、
    270°から225°までの第6象限、
    270°から315°までの第7象限、
    の各々について、前記比率が0〜1となる区間を所定数に分割し、分割区間毎の測定点の総和を確率密度として測定することを特徴とするヘッド位置検出方法。
  11. 請求項10記載のヘッド位置検出方法に於いて、前記ヘッド位置復調プロセスは、
    第1復調信号Xと第2復調信号Yの絶対値から1以下となる比率(|Y|/|X|)又は前記比率の逆数(|X|/|Y|)を算出する比率算出プロセスと、
    0乃至1の範囲で変化する比率を索引として、前記補正されたアークタンジェント関数に対応した0°から45°の位相角を格納した補正関数変換テーブルを、前記比率算出部で算出した比率又はその逆数により参照して対応する位相角θを出力する位相角変換プロセスと、
    前記第1復調信号Xと第2復調信号Yの符号との絶対値の大小比較により前記第1乃至第8象限のいずれに属するかを判定し、前記補正関数変換テーブルから得られた位相角を、判定した象限に対応した所定値を加算又は減算して2トラック単位に0°から360°の範囲で変化する位相角を出力する角度補正プロセスと、
    を備えたことを特徴とするヘッド位置検出方法。
  12. 請求項11記載のヘッド位置検出方法に於いて、
    前記角度補正プロセスは、
    第1象限を判定した場合は0°にテーブル位相角を加算し、
    第2象限を判定した場合は90°からテーブル位相角を減算し、
    第3象限を判定した場合は90°にテーブル位相角を加算し、
    第4象限を判定した場合は180°からテーブル位相角を減算し、
    第5象限を判定した場合は180°にテーブル位相角を加算し、
    第6象限を判定した場合は270°からテーブル位相角を減算し、
    第7象限を判定した場合は270°にテーブル位相角を加算し、
    第8象限を判定した場合は360°からテーブル位相角を減算することを特徴とするヘッド位置検出方法。
  13. 媒体に記録された面積復調パターンのヘッドによる読取信号から90度の位相差をもつ第1復調信号と第2復調信号を復調する面積復調部として
    前記第1復調信号と第2復調信号を入力し、前記第1復調信号と第2復調信号により位相平面に形成されるベクトルの方向を示す位相角をヘッド位置信号として出力するヘッド位置復調部として、さらに
    前記媒体のトラックを横切る方向に前記ヘッドを移動することにより前記面積復調部から出力される第1復調信号と第2復調信号の組を測定点として保持する測定保持部、
    前記測定保持部に保持した測定点を位相平面に設定してポジションリサージュを生成するリサージュ生成部、
    前記ポジションリサージュにおける前記測定点を与える第1復調信号と第2復調信号の比率が0から1に変化する区間を所定数に分割して分割区間毎の測定点の数を確率密度として測定する確率密度測定部、および、
    前記比率が0から1に変化する区間につき、前記分割区間の確率密度を順次累積した累積確率密度を求め、前記累積確率密度に基づく関数を補正されたアークタンジェント関数として前記ヘッド位置復調部に設定する補正関数生成部、を備える関数補正部として
    機能させることを特徴とする制御回路。
  14. 請求項13記載の制御回路に於いて、前記ヘッド位置復調部は、アークタンジェント関数に前記第1復調信号と第2復調信号を代入して算出した位相角を前記ヘッド位置信号として出力することを特徴とする制御回路。
  15. 請求項13記載の制御回路に於いて、複数のヘッドに対し、前記関数補正部は、ヘッド毎に補正を行うことを特徴とする制御回路。
  16. 請求項15記載の制御回路に於いて、
    前記確率密度測定部は、前記第1復調信号を前記位相平面のX軸座標値とし、前記第2復調信号を前記位相平面のY軸座標値とし、且つ前記位相平面を45°単位に分割して第1乃至第8象限とした場合、
    第1復調信号Xと第2復調信号の絶対値の比率(|Y|/|X|)が0から1に変化する
    0°から45°までの第1象限、
    180°から135°までの第4象限、
    180°から225°までの第5象限、
    360°から315°までの第8象限、並びに、
    第1復調信号Xと第2復調信号の絶対値の前記比率の逆数(|X|/|Y|)が0から1に変化する
    90°から45°までの第2象限、
    90°から135°までの第3象限、
    270°から225°までの第6象限、
    270°から315°までの第7象限、
    の各々について、前記比率が0〜1となる区間を所定数に分割し、分割区間毎の測定点の総和を確率密度として測定することを特徴とする制御回路。
  17. 請求項16記載の制御回路に於いて、前記ヘッド位置復調部は、
    第1復調信号Xと第2復調信号Yの絶対値から1以下となる比率(|Y|/|X|)又は前記比率の逆数(|X|/|Y|)を算出する比率算出部と、
    0乃至1の範囲で変化する比率を索引として、前記補正されたアークタンジェント関数に対応した0°から45°の位相角を格納した補正関数変換テーブルを、前記比率算出部で算出した比率又はその逆数により参照して対応する位相角θを出力する位相角変換部と、
    前記第1復調信号Xと第2復調信号Yの符号と絶対値の大小比較により前記第1乃至第8象限のいずれに属するかを判定し、前記補正関数変換テーブルから得られた位相角を、判定した象限に対応した所定値を加算又は減算して2トラック単位に0°から360°の範囲で変化する位相角を出力する角度補正部と、
    を備えたことを特徴とする制御回路。
  18. 請求項17記載の記憶装置に於いて、前記角度補正部は、
    第1象限を判定した場合は0°にテーブル位相角を加算し、
    第2象限を判定した場合は90°からテーブル位相角を減算し、
    第3象限を判定した場合は90°にテーブル位相角を加算し、
    第4象限を判定した場合は180°からテーブル位相角を減算し、
    第5象限を判定した場合は180°にテーブル位相角を加算し、
    第6象限を判定した場合は270°からテーブル位相角を減算し、
    第7象限を判定した場合は270°にテーブル位相角を加算し、
    第8象限を判定した場合は360°からテーブル位相角を減算することを特徴とする制御回路。
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