JP4107497B2 - 位置検出方法、情報記録再生装置及び情報記録装置 - Google Patents

位置検出方法、情報記録再生装置及び情報記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、サーボパターンによりヘッド位置を検出して記録再生時にヘッドを位置決め制御するための位置検出方法、情報記録再生装置及び情報記録媒体 に関し、特に、サーボパターンに記録ずれがあっても正確にヘッド位置を検出するための位置検出方法、情報記録再生装置及び情報記録媒体に関する。
現在、磁気ディスク装置で用いられているセクターサーボと呼ばれるヘッド位置決め制御方法では、ディスク上にサーボ情報を記録したサーボエリアが等角度で放射状に配置され、このサーボ情報に基づいてヘッドを目標トラックに位置決めする。サーボ情報はトラックアドレスとサーボパターン(位置情報信号パターン)から成る。トラックアドレスは各トラックを認識するために用いられる。サーボパターンは、ヘッドのトラックの中心からのオフセット量を求めるために用いられる。
図1(A)は、従来のサーボパターンの一例であり、黒く塗りつぶされた部分をパターン要素と呼ぶことにする。サーボパターンの領域は円周方向に磁化されているが、パターン要素の部分では磁界の向きが逆向きになっている。半径方向の幅が約1トラックのパターン要素を約1トラックの間隔を空けて配置したもの、すなわち周期2トラックで配置したものを1つのバースト領域として、これを半径方向に1/2トラックずつずらした計4つのバースト領域102A,102B,102C,102Dをもってサーボパターンを構成している。
ヘッド104が図1(A)の位置にあるとき、図1(B)のヘッドの再生信号が得られる。この再生信号はヘッド104がパターン要素に差し掛かる割合に応じて振幅が変化する。ヘッド104が図示のようにシリンダ境界附近にあるときには、バースト領域102A,102Bの再生信号106A,106Bの振幅の差をヘッド位置とする。
このときバースト領域102C,102Dの再生信号106C,106Dはゼロか又は振幅が飽和する領域にあり、ヘッド位置に対する線形性が失われているので用いられない。ヘッドがシリンダ中央附近にあるときには、バースト領域102C,102Dの再生信号106C,106Dの振幅の差をヘッド位置とする。このときバースト領域102A,102Bの再生信号106A,106Bは用いられない。このようにしてヘッド位置を検出する方法は振幅復調法と呼ばれる。
図2は、従来のサーボパターンのもう1つの例であり、これは位相復調法と呼ばれる。位相復調法は、図2(A)のように円周方向と半径方向の位相差が比例するように平行な直線を何本も引いたものを1つのバースト領域108Aとし、バースト領域108Aを円周方向に線対称に反転させたものをもう一つのバースト領域108Bとする。位相復調法は、ヘッド位置110−1〜110−5を例にとると、図2(B)のように、2つのバースト領域108A,108Bの再生信号112A,112Bの位相差がそのままヘッドの半径方向の位置となる。
ところで、サーボパターンが寸分のずれも無く正確にディスクに記録されている場合は正確にヘッドの位置が検出されるが、サーボパターンにずれがあると、検出されるヘッド位置信号に誤差が生じる。振幅復調法の場合、サーボパターンの半径方向のずれはそのままヘッド位置信号の誤差となってあらわれるが、円周方向にずれても再生信号の振幅に変化はあまり現れないので円周方向のずれにはあまり依存しない。
位置信号の誤差の分散は、ヘッドが通過する領域に存在するパターン要素の円周方向に平行な辺の総和にほぼ反比例するので、ヘッドが通過するパターン要素が多ければ多いほどよいのだが、位置信号の検出には4つあるバースト領域のうち2つの領域しか使えないので位置情報信号パターンの利用効率が悪く無駄が多い。
位相復調法の場合は、サーボパターンの半径方向のずれはそのままヘッドの位置信号の誤差となる。さらに円周方向のずれも再生信号の位相のずれとなって位置信号の誤差となる。ここで円周方向の周期をPx、半径方向の周期をPyとすると、円周方向のずれは位置信号の誤差として、(Py/Px)倍されて現れる。
直線が円周方向を向くように傾きを寝かせれば(Py/Px)は小さくなるが、そうすると再生信号の振幅が小さくなり、SN比の劣化による位置信号の誤差が大きくなるので、ある程度以上の傾きを保つ必要がある。位置信号の誤差の分散は、ヘッドが通過する領域に存在するパターンの辺の長さの総和にほぼ反比例する。2つのバースト領域の信号を常に用いるので位置情報信号パターンの利用効率に無駄はない。
特開平7−105643号公報
しかしながら、このように振幅復調法の場合は、サーボパターンの利用効率が悪いという問題点があり、一方、位相復調法の場合には、円周方向のパターンずれが位置信号の精度に影響を与えるという問題点がある。
本発明は、媒体に記録されたサーボパターンに位置ずれがあっても、誤差のないヘッドの位置検出信号が得られる位置検出方法、情報記録再生装置及び情報記録媒体 を提供することを目的とする。
本発明は、媒体の半径方向に移動させて情報の記録と再生を行うヘッドの位置検出方法において、媒体に、ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素として平面上に均一に並べ、再生信号において2つ以上の周波数成分で位相とヘッド位置が比例関係を持つように、パターン要素をディスク円周方向と半径方向に配置した位置情報信号パターン(サーボパターン)を記録し、位置情報信号パターンの再生信号からヘッドの位置信号を復調することを特徴とする。
即ち本発明にあっては、振幅復調は位置情報信号パターンの利用効率が悪いので位相復調を用いる。しかし、位置情報信号パターンとしては直線を用いず、ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素として平面上に均一に並べ、再生信号において2つ以上の周波数成分で位相とヘッド位置が比例関係を持つように、パターン要素をディスク円周方向と半径方向に配置する。
ここで位置情報信号パターンは次手順で作成される。
ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし;
パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し;
x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置したパターン要素の全てに関してベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ;
パターン要素を配置した平面を任意の角度だけ回転させ;
パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし;
第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより位置情報信号パターンとして記録した;
ことを特徴とする。
本発明は、望ましくは円周方向及び半径方向に同時に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録する。この位置情報信号パターンは、
ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし;
パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し;
x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置したパターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ;
ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、前記パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、
Figure 0004107497
を満たす任意の整数(k,l,m,n)の組のうちの1つを定めて、
Figure 0004107497
とし、ベクトル(ka)のy軸成分が正のときには
φ=Arccos(α/β)
とし、ベクトル(ka)のy軸成分が負のときには
φ=−Arccos(α/β)
とし、反時計周りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を角度−φだけ回転させ;
パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし;
第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし;
第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより円周方向及び半径方向に同時に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録した;
ことを特徴とする。
また本発明は円周方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録してもよい。この位置位置情報信号パターンは、
ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし;
パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し;
x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関してベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ;
ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、任意の整数(k,l)の組のうちの1つを定めて、
Figure 0004107497
とし、ベクトル(ka)のy軸成分が正のときには
φ=Arccos(α/β)
とし、ベクトル(ka)のy軸成分が負のときには
φ=−Arccos(α/β)
とし、反時計周りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を−φだけ回転させ;
パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出し手第1バースト領域とし;
第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし;
第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより円周方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録した;
ことを特徴とする。
また本発明は、半径方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録してもよい。この位置情報信号パターンは、
ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし;
パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し;
x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ;
ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、前記パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、任意の整数(m,n)の組のうちの1つを定めて、
Figure 0004107497
とし、ベクトル(ma)のy軸成分が正のときには
φ=Arccos(α/β)−90゜
とし、ベクトル(ma)のy軸成分が負のときには
φ=90゜−Arccos(α/β)
とし、反時計回りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を角度−φだけ回転させ;
パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし;
第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし;
第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより半径方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする。
ここで、円周方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンにつき、第1バースト領域を取り出すx軸方向の幅として、βの整数倍とする。
本発明の位置検出方法は、第1及び第2バースト領域の再生信号に含まれる2つの異なる周波数成分において、それぞれがヘッドの半径方向の位置と位相がほぼ線形な関係を持つことを利用して、第1及び第2バースト領域の再生信号の位相差を検出してヘッドの円周方向の位置信号を求める。更に、2つの異なる周波数成分から求めた2つの位置信号を、位置情報信号パターンの周期性によって一意に定まる所定の割合で加算して位置信号とする。
ここで、位置情報信号パターンにおいて、2つの周波数で求めた位置信号をPa,Pbとする。パターンの円周方向、半径方向のずれをそれぞれΔX,ΔYとし、位置信号の誤差をΔPa,ΔPbとする。位置信号を計算する対象とした直線群の傾きをそれぞれ、−ra,−rbとすると、
Figure 0004107497
と表せる。ここで、
P=kPa+(1−k)・Pb
なる新しい位置信号をつくる。この位置信号の誤差の分散は、
Figure 0004107497
となる。ここで、E()は平均、V()は分散を表す。よって、位置情報信号パターンの円周方向と半径方向のずれに相関が無い場合,即ち
E(ΔXΔY)=0
の場合には
k=rb/(rb−ra)
とすれば
V(ΔP)=V(ΔY)
となり、2つの位置信号Pa,Pbを用いてパターンの円周方向の誤差を無くすことができる。これによって、位置情報信号パターンの利用効率がよく、かつ、パターンの円周方向のずれに影響しない位置信号が得られる。
本発明によれば、丸や四角の平曲面で囲まれた図形をパターン要素として平面上に均一に並べ、再生信号において2つ以上の周波数成分で位相とヘッド位置が比例関係を持つようにパターンをディスク円周方向と半径方向に対し配置したことで、従来の振幅変調の問題であったパターンの利用効率が低い点を改善して高いパターン利用効率を実現し、また従来の位相復調の問題であったパターンずれによる位置信号の誤差につき、本発明にあってはパターンの円周方向のずれに対し位置信号に誤差を生じない高精度の位置検出が実現できる。
図3は、本発明の位置情報信号パターンを作成してディスクに記録するサーボライター設備の説明図である。図3において、サーボライター設備は、サーボパターン作成装置10とサーボライター12で構成される。サーボパターン作成装置10は、図5のサーボパターン作成処理のフローチャートに示す手順に従って、本発明のサーボパターンを生成する。サーボパターン作成装置10による本発明のサーボパターンの生成は、パターン生成のパラメータを設定して各種のパターンを予め設定して記憶しており、必要に応じて使用するサーボパターンを選択してサーボライター12に供給する。
サーボライター12にはヘッド18が設けられ、ヘッド18上にHDDアッセンブリィ14がセットされ、そのディスク16−1,16−2に対しサーボパターン作成装置10から提供された本発明のサーボパターンを書き込む。この実施形態において、サーボライター12としては、HDDアッセンブリィ14に設けているヘッドを使用して磁気ディスク16−1,16−2にサーボパターンを書き込む場合を例にとっているが、これ以外のサーボパターンの書き込みとしてEB露光などによりパターンを直接、磁気光学的にディスク16−1,16−2に記録するサーボライトであってもよい。
図4は、本発明が適用されるハードディスクドライブのブロック図である。図4において、ハードディスクドライブは、SCSIコントローラ20、ドライブコントロール22、ディスクエンクロージャ24で構成される。ホストとのインターフェイスはSCSIコントローラ20に限定されず、適宜のインターフェイスコントローラが使用できる。SCSIコントローラ20にはMCU(メインコントロールユニット)26、制御記憶として使用されるDRAMやSRAMを用いたメモリ28、制御プログラムを格納したフラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用いたプログラムメモリ30、ハードディスクコントローラ(HDC)32及びデータバッファ34が設けられる。
ドライブコントロール22には、ドライブインターフェイスロジック36、DSP38、サーボ復調部48を備えたリードチャネル(RDC)40及びサーボドライバ42が設けられる。ディスクエンクロージャ24にはヘッドIC44が設けられ、これに対しライトヘッドとリードヘッドを備えた複合ヘッド46−1〜46−4を接続している。複合ヘッド46−1〜46−4は、ロータリアクチュエータのアーム先端に支持されて、ディスク16−1,16−2の各記録面に対し設けられ、VCM50によるロータリアクチュエータの駆動でディスク16−1,16−2の任意のシリンダ位置にリードされる。ディスク16−1,16−2はスピンドルモータ(SPM)52により所定速度で回転される。
図5は、図3のサーボパターン作成装置10により作成される本発明によるサーボパターンの作成処理のフローチャートである。このステップS1〜S6の手順に従ったサーボパターン作成処理を、図6,図7及び図8を参照して説明すると次のようになる。まずステップS1でサーボパターンに使用するパターン要素を決定する。本発明のサーボパターンにあっては、従来のような直線ではなく、ある平曲面で囲まれた円や四角形などの図形をパターン要素として決定する。
ここでは例えば円をパターン要素として決定する。続いてステップS2で、パターン要素を作成処理に使用する平面のx軸上に一定間隔で配置する。図6(A)は、ステップS2における円のパターン要素54をx軸上に一定間隔bで配置した例である。次にステップS3でベクトルによる平行移動でパターン要素を平面上に均一配置する。
このステップS3の処理は図6(B)のようになる。即ちx軸に平行でない任意のベクトル56を1つ定め、x軸上に配置したパターン要素の全てに関しベクトル56の整数k倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置する。この処理を繰り返すことにより図示のようにパターン要素を平面上に均一に並べたパターン要素配置平面58を形成する。次に図5のステップ4において、図6(B)のパターン要素配置平面58を図6(C)のように任意の角度φだけ回転したパターン要素配置平面60を形成する。
次に図5のステップS5で第1バースト領域の生成を行う。即ち図6(C)のパターン要素配置平面60について、x軸方向に対して任意の幅Wを1つ定め、その幅W分だけ取り出して、これを図7(D)のように第1バースト領域62とする。最後に図5のステップ6で第2バースト領域を生成する。即ち、図7(D)の第1バースト領域62を図7(E)のようにx軸に線対象に反転させ、これを第2バースト領域64とする。
このようなステップS1〜S6の手順によって、図8(E)のように第1バースト領域62と第2バースト領域64をx軸をディスク円周方向に合わせ且つy軸をディスク半径方向に合わせて2つ並べたものを本発明のサーボパターンとして生成し、これを図8(F)のようにディスク16の半径方向にサーボフレーム66として記録する。
図8(F)はディスク16にサーボフレーム66を円周方向で16の領域に分割して配置しているが、この分割数は必要に応じて適宜のサーボフレーム数とすることができる。
このようにして記録された図8(E)の本発明のサーボパターンは、続いて説明する条件に従ってパターンを形成することで、ディスクに記録したパターンに記録時に円周方向にずれが生じていても、位置信号の復調時にその誤差をなくすか最小限に抑えることができる。
図9(A)は、図5のサーボパターン作成処理におけるステップS3で生成したパターン要素配置平面58であり、このパターン要素配置平面58に一定間隔bで並べられる要素パターンについて、図5のステップS4で円周方向及び半径方向のそれぞれに周期性を持たせるように角度φだけ回転させて、図9(B)に示す第1バースト領域62と第2バースト領域64のパターンを形成している。
このように第1バースト領域62及び第2バースト領域64のパターンが円周方向周期Px及び半径方向周期Pyを持つようにするためのパターン要素の配列及び回転を詳細に説明すると次のようになる。
図10(A)は、図9(B)のサーボパターンを円周方向のX軸と半径方向のY軸に対応した平面に配置し、その周期性を示している。図10(B)は図10のサーボパターンの作成手順におけるパターン要素の配置と角度φの回転を円周方向の1周期分について取り出している。
このサーボパターンの生成にあっては、平行移動を行うベクトル56の大きさ(平行移動量)をa、ベクトル56と回転前のx軸のなす角度をθ、パターン要素のx軸方向の間隔をbとし、ベクトル56の整数倍を示す整数kと間隔bの整数倍を示す整数1を任意に定め、これによって図示のα,βを次式により求める。
Figure 0004107497
ここで大きさ(ka)をもつベクトル56のY軸成分が正のとき
φ=Arccos(α/β) (3)
とし、また大きさ(ka)のベクトル56のY軸成分が負のときには
φ=Arccos(α/β) (4)
とし、パターン要素配置平面において反時計回りを正の向きとして、(3)式または(4)式に従って、パターン要素を配置した平面を角度−φだけ回転させ、これによって図10(A)の第1バースト領域62のサーボパターンが得られている。
このような円周方向に対し周期性を持たせるためのサーボパターンの配置に対し、半径方向に周期性を持たせたパターンを生成する場合には次のようにして行う。
図10(B)と同様、ベクトル56の大きさをa、ベクトル56と回転前のx軸のなす角度をθ、パターン要素のx軸方向の間隔をbとし、間隔bの整数倍を与える整数mと大きさaのベクトル56の整数倍を与える整数Nの組(m,n)のうちの1つを定める。同様にしてα,βを次式で求める。
Figure 0004107497
そして大きさmaのベクトルのy軸成分が正のときには
φ=Arccos(α/β)−90゜ (7)
とし、また大きさmaのベクトルのy軸成分が負のときには
φ=90゜−Arccos(α/β) (8)
とし、パターン配置平面における反時計回りを正の向きとして、(7)式または(8)式により図9(A)のパターン要素配置平面58を角度−φだけ回転させ、これによって半径方向に周期性を持たせたサーボパターンを作成できる。
図10(A)のサーボパターンにあっては、円周方向及び半径方向に同時に周期性を持たせている。この場合のサーボパターンの配置は次のようにして行う。図10(B)のようにベクトル56の大きさをa、ベクトル56と回転前のx軸のなす角度をθ、パターン要素のx軸方向の間隔をbとして
Figure 0004107497
を満たす任意の整数(k,l,m,n)の組のうちの1つを定め、図10(B)におけるα,βを次式により求める。
Figure 0004107497
そして大きさkaのベクトルのy軸成分が正のときには
φ=Arccos(α/β) (12)
とし、大きさkaのy軸成分が負のときには
φ=−Arccos(α/β) (13)
とし、パターン要素配置平面における反時計回りを正の向きとして、図9(A)のパターン要素配置平面58を角度−φだけ回転させ、これによって図10(A)の第1バースト領域62のパターンを生成する。第2バースト領域64については、第1バースト領域62をx軸回りに反転したパターンとなる。
図10(C)は円周方向及び半径方向に周期性を備えた図10(A)の第1バースト領域62のサーボパターンにおける円周方向周期Pyにおける(ka,lb,mb,na)の関係を表わしている。ここで(9)式の条件を満たす整数(k,l,m,n)の組として、この図10の実施形態にあっては
(k,l,m,n)=(1,4,3,−2)
とした場合である。図10(A)の第1バースト領域62及び第2バースト領域64のサーボパターンを見ると、例えば第1バースト領域62の中には点線で示す右上がりの位相情報と実線で示す左上がりの位相情報の2つが含まれていることが分かる。
このような2つの異なる位相情報が含まれたサーボパターンをヘッド70により再生すると、ヘッド再生信号において2つ以上の周波数成分で位相とヘッドの位置が比例関係を持つようになる。したがって、1つのパターンから得られる2つの異なる周波数の位相情報をある割合で加算することで、位置情報信号のパターンの利用効率が高く且つパターンの円周方向のずれに影響しない位置信号を求めることができる。
このような位置信号を求めるための原理を説明すると次のようになる。図10(A)のサーボパターンにおいて、異なる2つの周波数で求めた位置信号をPa,Pbとする。サーボパターンの円周方向のずれをΔX、半径方向のずれをΔYとし、位置信号Pa,Pbの誤差をΔPa,ΔPbとする。ここで位置信号を計算する対象としたサーボパターンにおける破線の直線群の傾きを−ra、実線の直線群の傾きを−rbとすると、位置信号の誤差ΔPa,ΔPbは次式で表される。
ΔPa=−ΔY―raΔX (14)
ΔPb=−ΔY−rbΔX (15)
ここで係数kを用いて新たな位置信号Pとして次式の信号を生成する。
P=kPa+(1−k)・Pb (16)
この位置信号Pの誤差の分散は
Figure 0004107497
となる。ここでE()は平均、V()は分散を表わす。よってサーボパターンの円周方向と半径方向のずれに相関がない場合、即ち
E(ΔXΔY)=0
の場合には、係数kを
k=rb/(rb−ra) (18)
とすれば、
V(ΔP)=V(ΔY) (19)
となり、2つの位置信号P(a),P(b)を用いてパターンの円周方向の誤差をなくすことができる。これによってサーボパターンの利用効率が高く且つパターンの円周方向のずれに影響しない位置信号Pを得ることができる。
このような位置信号Pの算出を図10(A)について具体的に説明すると次のようになる。図10(A)の第1バースト領域62のサーボパターンは、パターン要素の間隔aとベクトルによる平行移動の量aをb=aと等しくし、パターン要素のベクトルによる移動方向をx軸に対しθ=60°の角度をなす方向にしてパターン要素を平面に均一に配置し、(12)式に従って求めた角度φとして
Arctan(1/√27)
だけ時計回りに回転させたもので、この回転角度φは
(k,l,m,n)=(1,4,3,、−2)
としたことに相当する。
ここでパターン要素の間隔bをb=1とすると、図10の第1バースト領域62のサーボパターンは円周方向に周期Px=√21、半径方向に周期Py=√7を持つ。更に、このサーボパターンは点線の直線群と実線の直線群につき次の周期を持つ。
(1)点線の直線群は円周方向に周期(√21/4)、半径方向に周期(√7/2)を持つ。
(2)実線の直線群は円周方向に周期(√21/5)、半径方向に周期(√7/1)を持つ。
このため第1バースト領域62のサーボパターンは、それぞれ異なった円周方向及び半径方向の周期を持った点線と実線の2つの直線群による2つの位相パターンが重なったものとして扱うことができ、それぞれの周波数成分で位相復調法によって位置信号を検出することができる。
ここで図10のサーボパターンから検出した位置信号の誤差について具体的に検討する。サーボパターンの円周方向のずれをΔX、半径方向のずれをΔY、位相パターンの円周方向の周期をPx、半径方向の周期をPyとすると、位置信号の誤差ΔPは
ΔP=−ΔY−(Py/Px)ΔY (20)
となる。よって、位相パターンの円周方向のずれと半径方向のずれに相関がないと仮定すると、位置信号の分散は
Figure 0004107497
となる。ここで点線の直線群の位相パターンによる位置信号をP4、実線の直線群の位相パターンによる位置信号をP5とし、誤差をそれぞれΔP4,ΔP5とすると、次式で算出される。
Figure 0004107497
ここで2つの位置信号P4,P5をk:(1−k)で加算したもの
P=kΔP4+(1−k)P5 (24)
を新たな位置信号とすると、位置信号の誤差ΔPは
ΔP=kP4+(1−k)ΔP5 (25)
で表わされる。この(25)式に(23)式、(24)式のΔP4,P5の値を代入すると
Figure 0004107497
が求まる。したがって分散は
Figure 0004107497
で与えられる。この(27)式において、
V(ΔP)=V(ΔY)
とするためには、(27)式において
T=Px/Vx
であればよいことから、
k=5/7
とすればよい。
図11は、図4のハードディスクドライブに設けているサーボ復調部48の実施形態のブロック図である。このサーボ復調部48は、ADコンバータ72、4次高調波位置信号演算部74、5次高調波位置信号演算76、及び位置信号加算合成部78で構成されている。まずヘッドから得られる本発明のサーボパターンの再生信号は次のようになる。
図12は、図10(A)の第1バースト領域62と第2バースト領域64の2Tの半径方向の幅の領域について、ヘッド70を矢印で示すa,b,c,d,eのそれぞれの位置に移動し、そのとき第1バースト領域62及び第2バースト領域64から得られる再生信号を図13,図14に示している。
ここでヘッド位置a〜eは、位置aの位相を0°とすると、それぞれ45°、90°、135°、180°の位置となる。
図13(A)は0°のヘッド位置aにおける第1バースト領域62の再生信号E1と第2バースト領域64の再生信号E2であり、この場合の位相差は0となっている。図13(B)は位相差45°のヘッド位置bの再生信号E1,E2である。
図13(C)は位相差90°のヘッド再生位置c、図14(D)は位相差135°のヘッド位置dの再生信号E1,E2、更に図14(E)は位相差180°の再生信号E1,E2である。これらの再生信号から明らかなように、それぞれの再生信号E1,E2には点線の直線群と実線の直線群のそれぞれの周期に依存した2つの異なる周波数成分が混在していることが分かる。
再び図11を参照するに、このようにしてヘッドから得られたサーボパターンの再生信号はADコンバータ72でサンプリングされてデジタルデータに変換され、4次高調波位置信号演算部74で破線の直線群の位相パターンについての位置信号P4が位相復調され、また5次高調波位置信号演算部76で実線の直線群の位相パターンによるの位置信号P4が位相復調される。この2つの異なる周波数の位相パターンの位相復調は次のようになる。
いま図10(A)の第1バースト領域62のサーボパターンを対象とする。まずディスクの周速、即ちディスクに対するヘッドの円周方向の相対速度をVxとすると、再生波形の時間長Tは
T=Px/Vx
となる。このサーボパターンの再生波形は、主に基本周波数1/Tの点線の直線群による4次高調波成分と実線の直線群による5次高調波成分を持つ。ここでサンプリング数をNとすると、サンプリング間隔はT/Nとなる。また再生波形sig(t)のi番目のサンプル値を
sigi=sig(iT/N)
とする。したがって、k次の高調波のcos成分Ck及びsin成分Skはそれぞれ次式で与えられる。
Figure 0004107497
したがって、k次高調波の位相は
Figure 0004107497
となる。これを図10(A)の第1バースト領域62のサーボパターンについて計算すると、求める位相は
Figure 0004107497
となる。
ここで点線の直線群の半径方向周期はPy/2であり、傾きが正なので、ヘッドが半径方向の正の向きに動くに連れて位相が小さくなる。よって4次高調波による位置信号P4は
Figure 0004107497
となる。また実線の直線群は半径方向の周期がPyであり、傾きが負なので、ヘッドが半径方向の正方向に動くに連れて位相が逆に大きくなる。よって5次高調波による位置信号P5は
Figure 0004107497
となる。
このような位置復調のアルゴリズムに従って、図11の4次高調波位置信号演算部74及び5次高調波位置信号演算部76のそれぞれより位置信号P4,P5が算出され、位置信号加算合成部78に出力される。位置信号加算合成部78には係数kとして例えばk=5/7が設定されており、
P=(5/7)/P4+(2/7)P5
によって位置信号Pを求め、これを出力する。
図10(A)のサーボパターンにあっては、円周方向及び半径方向に周期性を持たせるための(9)式を満足する整数(k,l,m,n)として(1,4,3,−2)を例にとっているが、本願発明者が鋭意研究したところ、これ以外にも次のものがある。
即ち,a=b,θ=60°のときの(k,l,m,n)は、例えば
(1,2,5,−4)
(1,3,5,−5)
(1,7,5,−3)
(1,11,7,−4)
(3,2,7,−8)
(5,1,7,−11)
(5,2,3,−4)
(6,1,8,−13)
(7,4,5,−6)
(7,3,10,−9)
がある。
図15は本発明によるサーボパターンの他の実施形態の説明図である。この実施形態のサーボパターンにあっては、パターン要素を円としており、パターン要素の配置間隔bを4、ベクトルによる平行移動の量aを1、ベクトルによる平行移動の方向をx軸に対しθ=60°としている。そして(9)式の条件を満足する整数(k,l,m,n)として、この場合(1,3,2,−1)を用いる。従って、この場合の角度φは(12)式より
Arctan(1/√27)
だけ時計回りに回転させる。このようにして生成された図15のサーボパターンは、第1バースト領域62について示すように、円周方向に周期Px=√21、半径方向に周期Py=(2√7)/3を持つ。また、このサーボパターンは次の2つの位相パターンが重なったものとして扱われる。
(1)破線の直線群は円周方向の周期(√21)/4、半径方向の周期(2√7)/3を持つ。
(2)実線の直線群は円周方向の周期(√21)/3、半径方向の周期(2√7)/3を持つ。
ここで点線の直線群の位相パターンによる位置信号をP4、実線の直線群の位相パターンによる位置信号をP3とし、誤差をそれぞれΔP4,P3とすると
Figure 0004107497
となる。そして、図10(A)のサーボパターンの場合の(25)〜(28)と同様な計算によって
k=3/7
が求まる。したがって
P=(3/7)・P4+(4/7)・P3 (36)
とする位置信号を求めることにより、分散は最小値
V(ΔP)=V(ΔY)
となる。
この図15と同じパターン生成条件、即ちa=3,b=4,θ=60°のときの(k,l,m,n)は、これ以外に例えば
(2,1,7,−6)
(7,3,10,−9)
がある。
図16は、本発明によるサーボパターンの別の実施形態であり、この実施形態にあってはパターン要素を正方形としたことを特徴とする。このようなパターン要素を正方形とした場合にあっては、現在の振幅復調法に使用しているサーボパターンと同じサーボライタによりサーボパターンを書き込むことができる点で有利である。
図16のサーボパターンにあっては、サーボパターン作成手順におけるパターン要素の間隔bとパターン要素を平行移動するためのベクトルの移動量aを同じにし、ベクトルによる平行移動の方向をy軸方向即ちθ=90°とする。
そして(9)式を満足する整数として(1,2,2,−1)を使用し、これによりパターン要素配置平面の回転する角度φを(12)式から
Arctan(1/2)
とする。このようにして作成された図16のサーボパターンは、第1バースト領域62について示すように、円周方向の周期Pxと半径方向の周期Pyが共に√5であり、且つ円周方向に2周期分の長さをとっている。このサーボパターンは、例えば第1バースト領域62を例にとると、次の2つの位相パターンが重なったものとなる。
(1)点線の直線群の位相パターンは、円周方向の周期(√5)/2、半径方向の周期√5を持つ。
(2)実線の直線群の位相パターンは、円周方向の周期(√5)/3、半径方向の周期√5を持つ。
ここで点線の直線群による位相パターンの位置信号をP2、実線の直線群の位相パターンによる位置信号をP3として、誤差をそれぞれΔP2,ΔP3とすると
Figure 0004107497
となる。そこで図12の実施形態の(25)〜(28)式と同様な計算によって
k=3/5
が求まる。したがって、異なる位相パターンの位置信号P2,P3から新たな位置信号Pとして
P=(3/5)・P2+(2/5)・P3 (39)
となり、このときの分散は最小値
V(ΔP)=V(ΔY)
となる。
この図16の実施形態と同じ場合、即ちa=b,θ=90°のときの(k,l,m,n)は、(k,l,l,−k)となり、この整数の組合せとしては図15の(1,2,2,−1)以外に次のものがある。
(1,3,3,−1)
(1,4,4,−1)
(2,3,3,−2)
(2,5,5,−2)
(3,4,4,−3)
(3,5,5,−3)
更に本発明の他のサーボパターンの実施形態として次の場合も含まれる。例えばa=l,b=k,θは任意のときの(k,l,k,−l)となるものとして、
a=2,b=3,θは任意のとき(2,3,2,−3)
a=3,b=5,θは任意のとき(3,5,3,−5)
がある。
また、a=b,cosθ=−(km+lm)/(kn+lm)のとき(但し、k,l,m,nは、|km+lm|<|kn+lm|を満たす任意の整数)の(k,l,m,n)としては、例えば
cosθ=5/9のとき、(3,3,3,−4)
cosθ=7/17のとき、(4,1,3,−5)
がある。
なお本発明の実施形態は、パターン要素として丸、矩形を例にとるものであったが、適宜の閉曲面に図形を用いることができる。またパターン要素は現在の振幅変調法のサーボパターンにおけるサーボライターを利用してもよいし、現在実用化が進められているEB露光などによるパターン記録であってもよい。また本発明はその目的と利点を損なわない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
従来の振幅復調法によるサーボパターンと再生信号の説明図 従来の位相復調法によるサーボパターンと再生信号の説明図 本発明の位置情報信号パターンを作成してディスクに記録するサーボライター設備の説明図 本発明が適用されるハードディスクドライブのブロック図 図3のサーボパターン作成装置によるパターン作成処理のフローチャート 本発明による位置情報信号パターンの作成手順の説明図 図6に続く位置情報信号パターンの作成手順の説明図 図7に続く位置情報信号パターンの作成手順の説明図 円周方向及び半径方向に周期性を持つ位置情報信号パターンの作成手順の説明図 図8の位置情報パターンの周期構造の説明図 図4のサーボ復調部のブロック図 図10の位置情報信号パターンに対するヘッド位置の説明図 図12のヘッド位置における左右のバースト領域の再生信号の説明図 図13に続く図12のヘッド位置における左右のバースト領域の再生信号の説明図 本発明による位置情報信号パターンの他の実施形態の説明図 パターン要素を矩形とした本発明による位置情報信号パターンの他の実施形態の説明図
符号の説明
10:サーボパターン作成装置
12:サーボライター
14:HDDアッセンブリィ
16:ディスク
18、104:ヘッド
20:SCSIコントローラ
22:ドライブコントロール
24:ディスクエンクロージャ
26:MCU(メインコントロールユニット)
28:メモリ
30:プログラムメモリ
32:ハードディスクコントローラ
34:データバッファ
36:ドライブインターフェイスロジック
38:DSP
40:リードチャネル
42:サーボドライバ42
44:ヘッドIC
46:複合ヘッド
48:サーボ復調部
50:VCM
52:スピンドルモータ(SPM)
72:ADコンバータ
74:4次高調波位置信号演算部
76:5次高調波位置信号演算
78:位置信号加算合成部

Claims (19)

  1. 媒体の半径方向に移動させて情報の記録と再生を行うヘッドの位置検出方法において、
    前記媒体に、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記パターン要素を配置した平面を任意の角度だけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸を媒体の円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより前記位置情報信号パターンとして記録し
    前記位置情報信号パターンの再生信号からヘッドの位置信号を復調することを特徴とする位置検出方法。
  2. 請求項1記載の位置検出方法において、前記位置情報信号パターンは、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、前記パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、
    Figure 0004107497
    を満たす任意の整数(k,l,m,n)の組のうちの1つを定めて、
    Figure 0004107497
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が正のときには
    φ=Arccos(α/β)
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が負のときには
    φ=−Arccos(α/β)
    とし、反時計周りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を角度−φだけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより演習方向及び半径方向に同時に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする位置検出方法。
  3. 請求項1記載の位置検出方法において、前記位置情報信号パターンは、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、任意の整数(k,l)の組のうちの1つを定めて、
    Figure 0004107497
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が正のときには
    φ=Arccos(α/β)
    とし、またベクトル(ka)のy軸成分が負のときには
    φ=−Arccos(α/β)
    とし、反時計周りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を−φだけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより円周方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする位置検出方法。
  4. 請求項1記載の位置検出方法において、前記位置情報信号パターンは、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、前記パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、任意の整数(m,n)の組のうちの1つを定めて、
    Figure 0004107497
    とし、ベクトル(ma)のy軸成分が正のときには
    φ=Arccos(α/β)−90゜
    とし、ベクトル(ma)のy軸成分が負のときには
    φ=90゜−Arccos(α/β)
    とし、反時計回りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を角度−φだけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより半径方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする位置検出方法。
  5. 請求項又は記載の位置検出方法において、前記第1バースト領域を取り出すx軸方向の幅として、前記βの整数倍とすることを特徴とする位置検出方法。
  6. 請求項乃至記載の位置検出方法において、前記第1及び第2バースト領域の再生信号のうち円周方向及び又は半径方向の周期性に依存した2つの異なる周波数成分がヘッドの半径方向の位置とほぼ線形な関係を持つことを利用して、前記第1及び第2バースト領域の再生信号の位相差を検出してヘッドの円周方向の位置信号を求めることを特徴と位置検出方法。
  7. 請求項記載の位置検出方法において、2つの異なる周波数成分から求めた2つの位置信号を、位置情報信号パターンの周期性によって一意に定まる所定の割合で加算して位置信号とすることを特徴とする位置検出方法。
  8. ヘッドを半径方向に移動させて情報の記録と再生を行う情報記録再生装置において、
    媒体に記録され、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記パターン要素を配置した平面を任意の角度だけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出し手第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより記録した位置情報信号パターンと、
    前記位置情報信号パターンからヘッドの位置信号を復調する位置信号復調部と、
    を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  9. 請求項記載の情報記録再生装置において、前記位置情報信号パターンは、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、前記パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、
    Figure 0004107497
    を満たす任意の整数(k,l,m,n)の組のうちの1つを定めて、
    Figure 0004107497
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が正のときには
    φ=Arccos(α/β)
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が負のときには
    φ=−Arccos(α/β)
    とし、反時計周りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を角度−φだけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより演習方向及び半径方向に同時に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする情報記録再生装置。
  10. 請求項記載の情報記録再生装置において、前記位置情報信号パターンは、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、任意の整数(k,l)の組のうちの1つを定めて、
    Figure 0004107497
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が正のときには
    φ=Arccos(α/β)
    とし、またベクトル(ka)のy軸成分が負のときには
    φ=−Arccos(α/β)
    とし、反時計周りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を−φだけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより円周方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする情報記録再生装置。
  11. 請求項記載の情報記録再生装置において、前記位置情報信号パターンは、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、前記パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、任意の整数(m,n)の組のうちの1つを定めて、
    Figure 0004107497
    とし、ベクトル(ma)のy軸成分が正のときには
    φ=Arccos(α/β)−90゜
    とし、ベクトル(ma)のy軸成分が負のときには
    φ=90゜−Arccos(α/β)
    とし、反時計回りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を角度−φだけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより半径方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする情報記録再生装置。
  12. 請求項又は12記載の情報記録再生装置において、前記第1バースト領域を取り出すx軸方向の幅として、前記βの整数倍とすることを特徴とする情報記録再生装置。
  13. 請求項9乃至12記載の情報記録再生装置において、前記位置信号復調部は、前記第1及び第2バースト領域の再生信号のうち円周方向及び又は半径方向の周期性に依存した2つの異なる周波数成分がヘッドの半径方向の位置とほぼ線形な関係を持つことを利用して、前記第1及び第2バースト領域の再生信号の位相差を検出してヘッドの円周方向の位置信号を求めることを特徴と情報記録再生装置。
  14. 請求項13記載の情報記録再生装置において、前記位置信号復調部は、2つの異なる周波数成分から求めた2つの位置信号を、位置情報信号パターンの周期性によって一意に定まる所定の割合で加算して位置信号とすることを特徴とする情報記録再生装置。
  15. ヘッドを半径方向に移動させて情報の記録と再生を行う情報記録媒体において、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記パターン要素を配置した平面を任意の角度だけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより位置情報信号パターンとして記録したことを特徴とする情報記録媒体。
  16. 請求項15記載の情報記録媒体において、前記位置情報信号パターンは、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、前記パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、任意の整数(m,n)の組のうちの1つを定めて、
    Figure 0004107497
    とし、ベクトル(ma)のy軸成分が正のときには
    φ=Arccos(α/β)−90゜
    とし、ベクトル(ma)のy軸成分が負のときには
    φ=90゜−Arccos(α/β)
    とし、反時計回りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を角度−φだけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより半径方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする情報記録媒体。
  17. 請求項15記載の情報記録媒体において、前記位置情報信号パターンは、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、前記パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、
    Figure 0004107497
    を満たす任意の整数(k,l,m,n)の組のうちの1つを定めて、
    Figure 0004107497
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が正のときには
    φ=Arccos(α/β)
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が負のときには
    φ=−Arccos(α/β)
    とし、反時計周りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を角度−φだけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより演習方向及び半径方向に同時に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする情報記録媒体。
  18. 請求項15記載の情報記録媒体において、前記位置情報信号パターンは、
    ある閉曲線で囲まれた図形をパターン要素とし、
    前記パターン要素を平面のx軸方向に一定の間隔で配置し、
    x軸方向に平行ではない任意のベクトルを1つ定めて、x軸上に配置した前記パターン要素の全てに関して前記ベクトルの整数倍だけ平行移動させた位置に更にパターン要素を配置することによりパターン要素を記録平面に均一に並べ、
    前記ベクトルaの大きさをa、前記ベクトルaとx軸のなす角度をθ、パターン要素のx軸方向の間隔をbとして、任意の整数(k,l)の組のうちの1つを定めて、
    Figure 0004107497
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が正のときには
    φ=Arccos(α/β)
    とし、ベクトル(ka)のy軸成分が負のときには
    φ=−Arccos(α/β)
    とし、反時計周りを正の向きとして前記パターン要素を配置した平面を−φだけ回転させ、
    前記パターン要素を配置した平面のうち、x軸方向に対して定めた任意の幅の部分だけを取り出して第1バースト領域とし、
    前記第1バースト領域をx軸に線対称に反転させて第2バースト領域とし、
    前記第1及び第2バースト領域のx軸をディスク円周方向に合わせると共にy軸をディスク半径方向に合わせて並べることにより円周方向に周期性を持たせた位置情報信号パターンを記録したことを特徴とする情報記録媒体。
  19. 請求項16又は17記載の情報記録媒体において、前記第1バースト領域を取り出すx軸方向の幅として、前記βの整数倍とすることを特徴とする情報記録媒体。
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