JP2006309843A - ディスクドライブ及びサーボ制御方法 - Google Patents

ディスクドライブ及びサーボ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006309843A
JP2006309843A JP2005129580A JP2005129580A JP2006309843A JP 2006309843 A JP2006309843 A JP 2006309843A JP 2005129580 A JP2005129580 A JP 2005129580A JP 2005129580 A JP2005129580 A JP 2005129580A JP 2006309843 A JP2006309843 A JP 2006309843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
servo
track position
value
phase
tangent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005129580A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Asakura
誠 朝倉
Masahide Tanitsu
正英 谷津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005129580A priority Critical patent/JP2006309843A/ja
Priority to SG200601944A priority patent/SG126843A1/en
Priority to CNB2006100721087A priority patent/CN100433131C/zh
Priority to US11/412,144 priority patent/US7312946B2/en
Publication of JP2006309843A publication Critical patent/JP2006309843A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59688Servo signal format patterns or signal processing thereof, e.g. dual, tri, quad, burst signal patterns

Abstract

【課題】サーボバーストパターンを使用する位相差検出方式を適用し、真のオフトラック位置を高い精度で検出できるサーボ制御機能を備えたディスクドライブを提供することにある。
【解決手段】ディスク媒体10上に記録されたサーボバーストパターンに基づいて、ヘッドの位置決め制御を行なうディスクドライブにおいて、サーボプロセッサ20は、サーボバーストパターンから得られるバースト値を使用して正接相当値を生成する。さらに、サーボプロセッサ20は、予めオフトラック位置と正接相当値との関係に基づいて構築された逆関数近似式による逆正接変換処理を実行して、オフトラック位置を検出するサーボ処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的にはサーボ制御システムを含むディスクドライブに関し、特に、オフトラック位置検出方法を改善したサーボ制御システムに関する。
従来、ハードディスクドライブを代表とするディスクドライブでは、ディスク媒体上に記録されたサーボ情報を使用して、ヘッドを目標トラック(目標シリンダ)位置に位置決め制御するサーボ制御システムが組み込まれている。
サーボ制御システムは、リードヘッドにより読出されるサーボ情報を使用して、目標トラックを識別するためのトラックアドレス、及び当該目標トラックのトラック中心からの位置誤差であるオフトラック位置(PES)を算出する。サーボ制御システムは、サーボ情報に含まれるサーボバーストパターンを使用して、オフトラック位置を算出する。
ここで、リードヘッドのオフトラック位置を検出する方式として、サーボバーストパターンを使用するバースト検出方式以外に、位相差検出方式が公知である(例えば、特許文献1を参照)。
この位相差検出方式は、概略的には、リードヘッドにより読出されて、信号処理回路(リードチャネル)により再生されたサーボ再生信号に対してDFT(discrete Fourier transform : 離散フーリエ変換)処理を実行して、正弦成分値及び余弦成分値を生成する。さらに、この正弦/余弦の比(正接値)を逆正接変換して、トラック中心からの位相差に相当するオフトラック位置を検出する。
特開平6−231552号公報
従来の位相差検出方式は、一般的には、バースト検出方式のサーボバーストパターンとは異なるサーボパターンが使用される。一方、サーボバーストパターンから得られるバースト値A,B,C,Dにおいて、サーボ演算「A−B」がほぼ正弦波成分値で、サーボ演算「C−D」がほぼ余弦波成分値とみなすことで、逆関数近似式による逆正接変換処理でほぼ正しいオフトラック位置を検出することが可能である。即ち、サーボバーストパターンを使用する位相差検出方式の適用が可能である。
しかしながら、実際上のディスクドライブでは、バーストパターンに基づいたオフトラック特性には高次歪み(又は非対称歪み)や遇関数成分が含まれるため、単なる逆関数近似式による逆正接変換処理で算出されるオフトラック位置と、真のオフトラック位置との間には許容範囲を超える誤差が発生する可能性が高い。このようなオフトラック位置(ヘッドの目標位置に対する位置誤差)の検出精度の低下は、ディスクドライブのサーボ性能の劣化原因となる。
そこで、本発明の目的は、サーボバーストパターンを使用する位相差検出方式を適用し、真のオフトラック位置を高い精度で検出できるサーボ制御機能を備えたディスクドライブを提供することにある。
本発明の観点は、サーボバーストパターンから得られるバースト値を使用して、正接相当値(擬似正接値)を生成し、予めオフトラック位置と正接相当値との関係に基づいて構築された逆関数近似式による逆正接変換処理を行なうサーボ処理により、ほぼ正しいオフトラック位置を検出するサーボ制御機能を含むディスクドライブである。
本発明の観点に従ったディスクドライブは、ディスク媒体上に記録されたデータを読出すヘッドと、前記ヘッドを前記ディスク媒体上の半径方向に移動させるアクチュエータと、前記ディスク媒体上に記録されたサーボ情報を使用して、前記アクチュエータを駆動制御し、前記ヘッドを前記ディスク媒体上の目標トラック位置に位置決め制御するサーボ処理手段とを有するディスクドライブにおいて、前記サーボ処理手段は、前記ヘッドから出力される再生信号に基づいて、前記サーボ情報に含まれるサーボバーストパターンからのバースト値を取得する手段と、前記バースト値から正接値を計算する正接計算手段と、前記ヘッドのオフトラック位置の特性に基づいて構築された逆関数近似式を使用して、前記正接計算手段により算出された正接相当値から位相相当値を計算する位相計算手段と、前記位相計算手段により算出された前記位相相当値を使用して、前記目標トラック位置に対する前記オフトラック位置を算出する位置算出手段とを備えた構成である。
本発明によれば、サーボバーストパターンを使用する位相差検出方式を適用し、真のオフトラック位置を高い精度で検出できるサーボ制御機能を備えたディスクドライブを提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に関するハードディスクドライブ(以下単にディスクドライブと表記する)の要部を示すブロック図である。図2は、本実施形態に関するサーボプロセッサの構成を説明するためのブロック図である。図3は、本実施形態に関するサーボプロセッサに含まれるオフトラック位置算出ユニットの構成を説明するためのブロック図である。
(ディスクドライブの構成)
ディスクドライブは、図1に示すように、データを磁気的に記録するディスク媒体10と、ディスク媒体10を回転させるスピンドルモータ11と、ヘッド12を搭載しているアクチュエータ13とを有する。
ディスク媒体10上には、データ記録エリアである多数のトラック(シリンダ)100が構成される。各トラック100には、後述するように、サーボバーストパターンを含むサーボ情報が記録されているサーボセクタが含まれている。
ヘッド12は、ディスク媒体10からデータ(サーボ情報を含む)を読出すためのリードヘッド(120)と、ディスク媒体10上にデータを書き込むためのライトヘッドを有する。アクチュエータ13は、先端部に搭載しているヘッド12を、ボイスコイルモータ(VCM)14の駆動によりディスク媒体10上の半径方向に移動させる。
さらに、ディスクドライブは、プリアンプ15と、信号処理ユニット16と、ハードディスクコントローラ(HDC)17と、マイクロプロセッサ(CPU)19と、サーボプロセッサ20と、VCMドライバ21とを有する。
プリアンプ15は、リードヘッドにより読出されたリード信号を増幅して、信号処理ユニット16に送出する。また、プリアンプ15は、信号処理ユニット16から出力されるライト信号を増幅して、ライトヘッドに送出する。信号処理ユニット16は、リード/ライト信号を処理するリード/ライトチャネルであり、リード信号からサーボ情報を再生する機能を有する。また、信号処理ユニット16は、リード信号からユーザデータを再生してディスクコントローラ17に送出する。
ディスクコントローラ17は、ドライブとホストシステム18とのインターフェースを構成し、リード/ライトデータ(ユーザデータ)のデータ転送制御などを実行する。CPU19は、ドライブのメイン制御装置であり、リード/ライト動作の制御などを実行する。
本実施形態のディスクドライブは、CPU19とは別に、サーボ制御処理を実行するためのサーボプロセッサ20を有する。サーボプロセッサ20は、具体的にはデジタル信号プロセッサ(DSP)及びロジック回路から構成されている。サーボプロセッサ20は、信号処理ユニット16により再生されたサーボ情報に基づいて、VCMドライバ21を介してアクチュエータ13を駆動制御し、ヘッド12の位置決め制御を実行する。
なお、CPU19及びサーボプロセッサ20は、個別のユニットではなく、それぞれの機能を実現するソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ22により構成されていてもよい。即ち、サーボプロセッサ20は、サーボ制御処理を実現するソフトウェアであってもよい。
(サーボプロセッサ)
ディスク媒体10上には、図4に示すように、4相(A〜D)のサーボバーストパターン410,420,430,440及びトラックアドレス(シリンダアドレス)コード450を含むサーボ情報が、各トラックのサーボセクタに記録されている。トラックアドレスコード450は、トラックを識別するための情報である。サーボバーストパターンは、後述するように、リードヘッド120のオフトラック位置を検出するために使用される情報である。
ここで、オフトラック位置とは、ヘッド12を目標トラック位置に位置決めするときに、トラックアドレスコード450により識別される目標トラックの中心に対する位置誤差である。なお、サーボバーストパターンを再生して得られるバースト信号をBST(A〜D)またはBST−A〜BST−Dと表記し、各バースト値(振幅値)をBstA〜BstDと表記する場合がある。
サーボプロセッサ20は、図2に示すように、オフトラック位置算出ユニット200及びサーボ演算ユニット210を含む。オフトラック位置算出ユニット200は、後述するように、信号処理ユニット16から出力されるバースト信号BSTを使用して、リードヘッド120のオフトラック位置を検出し、当該オフトラック位置データPESをサーボ演算ユニット210に出力する。
サーボ演算ユニット210は、信号処理ユニット16から出力されるトラックアドレスCYLおよびオフトラック位置PESに基づいて、ヘッド12(リードヘッド又はライトヘッド)を目標トラック位置に位置決めするための制御値を算出する。
VCMドライバ21は、サーボ演算ユニット210から算出される制御値に従った駆動電流をアクチュエータ13のVCM14に供給し、アクチュエータ13の駆動制御により例えばリードヘッド120を目標トラック位置に位置決めすることになる。
(オフトラック位置算出ユニット)
オフトラック位置算出ユニット200は、図3に示すように、正接計算ユニット220と、逆関数演算ユニット230と、位相補正ユニット240とを含む。
正接計算ユニット220は、信号処理ユニット16に含まれるA/Dコンバータ160から出力されるバースト信号BST(A〜D)の振幅値に相当するバースト値BstA,BstB,BstC,BstDを入力する。正接計算ユニット220は、後述するように、バースト値BstA,BstB,BstC,BstDを使用して、正接相当値(擬似正接値)TANを算出する。
逆関数演算ユニット230は、予めオフトラック位置と正接相当値との関係に基づいて構築された逆関数近似式(係数を含む)を使用して、位相相当値(位相角)θを算出する。逆関数近似式の係数は、予め位相事象(ph)毎に測定された実際上のオフトラック位置特性に基づいて設定されている(図6を参照)。この位相事象(ph)とは、トラックアドレスの同一アドレス区間を4分割した事象値であり、各バースト正弦波周期のπ/4毎のどの区間かを示す情報である。
ここで、図1に示すように、逆関数近似式及び係数は、ドライブの内部メモリ(フラッシュEEPROM)220に記憶されている。サーボプロセッサ20は、内部メモリ220から逆関数近似式及び係数を取り出して、逆関数演算ユニット230による逆関数演算を実行する。
位相補正ユニット240は、位相相当値θと位相事象値(ph)からオフトラック位置(PES)を算出し、サーボ演算ユニット210に出力する。なお、位相補正ユニット240は、従来の位相検出方式で使用される位相補正ユニットと同様の構成である。
(作用効果)
以下、図4から図14を参照して、本実施形態に関する作用効果を説明する。
まず、ディスクドライブでは、ヘッド12は、アクチュエータ13によりディスク媒体10上の半径方向に移動される。このとき、図4に示すように、リードヘッド120は、ディスク媒体10の直下を通過するトラック(シリンダ)から、サーボバーストパターン410,420,430,440、及びトラックアドレスコード450を読出す。なお、図4において、符号400は、ディスク媒体10の回転方向を示す。
信号処理ユニット16は、リードヘッド120がディスク媒体10上のサーボセクタを通過するタイミングで、トラックアドレス情報とオフトラック量検出用のバースト信号を再生し、サーボプロセッサ20に送出する。
サーボプロセッサ20では、図2に示すように、オフトラック位置算出ユニット200が、信号処理ユニット16からのバースト信号BSTのバースト値を、オフトラック位置PESに換算する。オフトラック位置PESとは、前述したように、目標トラックの中心からの位置誤差である。
サーボ演算ユニット210は、オフトラック位置PESとトラックアドレス情報CYLとを合わせて、現在のリードヘッド120の位置情報として認識する。サーボ演算ユニット210は、リードヘッド120の現在位置が目標トラック位置に位置決めするような制御値(VCM駆動指令)を生成する。
VCMドライバ21は、サーボ演算ユニット210から算出される制御値に従った駆動電流をアクチュエータ13のVCM14に供給し、アクチュエータ13の駆動制御により例えばリードヘッド120を目標トラック位置に位置決めすることになる。
以上のようなサーボ制御処理において、オフトラック位置算出ユニット200の動作を詳細に説明する。
図5は、図4に示すように、リードヘッド120がバーストパターンA,Bの中心を走行している際に、リードヘッド120から出力されるリード信号波形500を示す図である。
信号処理ユニット16は、バーストゲート510の4つの区間(A〜D)毎に、それぞれの再生信号振幅値に相当するバースト値BstA,BstB,BstC,BstDを再生する。図7は、半径方向のオフトラック位置(図4の縦方向)に対して、再生される各バースト信号BST−A〜BST−Dのバースト値BstA,BstB,BstC,BstDの変化を示す図である。即ち、図7は、オフトラック位置と各バースト値との関係で、90度位相差の4つのDCオフセットを持つ一般的なバーストオフトラック特性(正弦波形状特性)を示す図である。これに対して、図8は、オフトラック位置と各バースト値との関係で、非対称性の大きいバーストオフトラック特性を示す図である。
なお、図7及び図8において、横軸は実際のオフトラック位置を示し、縦軸はバースト信号BSTの振幅値を示す。
本実施形態のオフトラック位置算出ユニット200では、正接計算ユニット220は、取得したバースト値を、疑似正弦成分値及び疑似余弦成分値に換算して、正接値に相当する値である正接相当値(擬似正接値)TANを算出する。
図7から解る様に、BstAとBstBの差信号はDC成分を除去した正弦波形状に近い形状となる。また、BstCとBstDの差信号は、これに90度位相ずれした余弦形状に近い形になる。従って、正接計算ユニット220は、当該疑似正弦成分値と疑似余弦成分値の比に基づいて、正接値に相当する正接相当値(擬似正接値)TANを算出する。
具体的には、正接計算ユニット220は、バースト値BstA〜BstDの4値を使用して、次式(1),(2)から正接相当値TANを計算する。ここで、BstABは「BstA−BstB」を意味する。また、BstCDは、「BstC−BstD」を意味する。
TAN =-BstAB / BstCD…(1)
TAN = BstCD / BstAB…(2)
但し、前記式(1)は、位相事象値phが2または3の場合である。また、前記式(2)は、位相事象phが1または4の場合である。
ここで、位相事象値(ph=1〜4)毎に、下記式(3)〜(6)が成立する。
Ph = 1 : |BstAB| >= |BstCD| , BstAB*BstCD >= 0 …(3)
Ph = 2 : |BstAB| < |BstCD| ,BstAB*BstCD >= 0 …(4)
Ph = 3 : |BstAB| < |BstCD| ,BstAB*BstCD < 0 …(5)
Ph = 4 : |BstAB| >= |BstCD| ,BstAB*BstCD < 0 …(6)
位相事象値phは、前述したように、同一のトラックアドレス区間を4分割した事象値で、各バースト正弦波周期のπ/4毎のどの区間かを示す値である。
また、正接相当値TANは、「-BstAB / BstCD」が、バーストパターンC,Dの中心近傍で巨大な値となるため、事象分けして位相補正を掛けた正接相当値を算出している。尚、オフトラック位置と正接相当値との関係は、図10に示すような特性800(前記式(1)を参照)及び特性810,820(前記式(2)を参照)となる。図10において、横軸は実際のオフトラック位置を示す。
逆関数演算ユニット230は、予め内部メモリ220に記憶されている逆関数近似式及び係数に基づいて、正接相当値TANの逆関数演算を実行して位相相当値(位相角)θを算出する。具体的には、逆関数演算ユニット230は、下記式(7)に示す3次関数式を計算する。
θ=a*TAN+a*TAN+a*TAN+a …(7)
逆関数演算ユニット230は、図8に示すような非対称性の大きいバーストオフトラック特性にも対応可能な様に、正接相当値TANの正負(Ph=1または3とPh=2又は4)に応じて係数を切替える処理を実行する。なお、十分に対称性が高い場合には、逆関数演算ユニット230は、単一の逆関数近似式で位相相当値を算出する。
位相補正ユニット240は、逆関数演算ユニット230の逆関数演算により得られた位相相当値θを事象分けして、オフトラック位置PESを算出する。具体的には、位相補正ユニット240は、下記式(8)〜(10)に示す演算を実行する。
PES=Tp/π*(θ−π/2),但し、Ph=1…(8)
PES=Tp/π*θ,但し、Ph=2または3…(9)
PES=Tp/π*(θ+π/2),但し、Ph=4…(10)
ここで、Tpは、トラックピッチ、即ちトラック幅に相当する値である。
この処理は、正接計算ユニット220で演算誤差拡大防止のため、正接相当値を2種に場合分けしたために生じたものである。図10に示すように、同一位相相当値に対するオフトラック位置が2点存在する状態となるため、不可欠な処理要素なる。
以上のような本実施形態のオフトラック位置算出ユニット200により、図9に示すように、理想位置(目標位置の真値)700に対して、位置誤差を抑制したオフトラック位置710(Xで示す特性)を検出(推定)することができる。一方、特性720(Oで示す)は、従来の検出方式によるオフトラック位置特性である。
なお、図9は、横軸が実際のオフトラック位置を示し、縦軸が演算(推定)によるオフトラック位置を示す。また、図9は、図8に示すような非対称性の大きいバーストオフトラック特性での検出特性を示す。従来検出方式では、検出位置誤差に伴う検出勾配(ゲイン)変化が、シーク時間やオフトラック位置決め精度等のサーボ性能劣化を招く。これに対して、本実施形態の検出方式では、極めて良好なサーボ性能を示した。
図11から図14は、本実施形態のサーボ制御(オフトラック位置検出)性能の改善度を示す図である。図11から図14において、各分図(A)はオフトラック位置決め時の3σ位置決め精度特性を示す図である。また、各分図(A)はオフトラック位置決め時の一巡伝達ゲイン変動特性(検出勾配に相当)を示す図である。なお、図11から図14において、各横軸はオフトラック位置を示す。
図11は、従来のバースト検出方式による特性を示す図である。これに対して、図12は、本実施形態の位置検出方式の特性を示す図である。これらの比較から明白であるように、本実施形態の位置検出方式では、図12(B)に示すように、一巡伝達ゲイン(検出勾配)が一定に保たれている。また、図12(A)に示すように、オフトラック位置決め時に、常に同一の位置決め精度を確保できる事が確認される。
図13は、本実施形態の位置検出方式で係数設定前の特性(位相差検出特性)を示す図である。図14は、ディスク媒体10の最外周において、本実施形態の位置検出方式で係数設定後の特性を示す図である。
以上要するに本実施形態の位置検出方式は、バーストプロファイル特性の逆関数近似式を用いたオフトラック位置検出方式である。さらに、事前にオフトラック位置と正接相当値との関係に基づいて構築された逆関数近似式により位置検出を行なうため、バーストオフトラック特性が非対称歪みを持つ場合であっても、ほぼ真のオフトラック位置を推定できる。従って、高精度のヘッド位置決め制御を行なうことが可能となり、ディスクドライブでのサーボ制御性能の向上を図ることができる。
(逆関数近似式の係数導出方法)
本実施形態では、前述したように、逆関数演算ユニット230は、予め内部メモリ220に記憶されている逆関数近似式に基づいて、正接相当値TANの逆関数演算を実行する構成である。この逆関数近似式の係数は、オフトラック位置と正接相当値との関係に基づいて導出される。以下、主として図6及び図10を参照して、当該導出方法を説明する。
まず、近似式係数導出では、オフトラック目標値に対する実際の位置決め位置の推定を行なう必要がある。これは、オフトラック目標値を設定して位置決めさせても、その位置は真のオフセット位置にはならない。即ち、位置決めした位置は、オフトラック位置検出算出ユニットで導出される位置であって、当該ユニットがキャリブレーション設定されるまでは、真値との誤差を有するためである。
ある目標位置の近傍領域内にヘッド12を位置決めする場合、アクチュエータ13やサーボ演算ユニット210の特性ゲインは同一で変動しない。しかし、実際には、オフトラック位置決め時のある特定周波数の一巡伝達ゲインをモニタすると、例えば図11(B)に示すように、その一巡伝達ゲインが変化している事がわかる。この変化は、図2のサーボループ構成から、オフトラック位置算出ユニット200のゲイン変化のみによると推定できる。即ち、オフトラック位置決め時の一巡伝達特性変化をモニタすれば、それが検出勾配の変化に相当することになる。一巡伝達ゲインの計測方法は、公知の手法により可能である。
オフトラック位置算出ユニット200の検出勾配の変化は、実変動dPによる検出変動dRとすると、目標位置R0での「dR/dP」が計測されている事になる。即ち、検出勾配の逆数「dP/dR」をdRで積分することにより、目標位置に対する実際の位置決め位置を推定することが可能となる。但し、一巡伝達ゲインは、検出系以外の制御対象や制御器のゲインを含むので、これを除去して検出勾配の逆数「dP/dR」を求めることが必要である。
なお、前述の目標位置に対する実位置変換では、どのようなオフトラック位置検出手段を用いても原理的には良いが、実際にはオフトラック位置検出手段の位置検出勾配変化が小さいものほど、実位置推定時の誤差が小さい傾向がある。そこで、事前キャリブレーションまでは、オフトラック位置検出手段内部の逆関数演算部の係数を、逆正接関数の近似式となる様に選定したものを使う。図13は本実施形態での逆正接関数の近似係数での一巡伝達ゲイン変化を示しているが、図11に示す従来のバースト検出方式と比較して、検出勾配変動が小さい事が確認できる。尚、逆正接関数の近似係数を用いた処理は、位相差検出処理に近い処理を実現したもので、比較的検出特性が安定しており、この面からも望ましい。
以上、目標位置に対する位置決め実位置(真のオフトラック位置)の推定方法を説明したが、これが求まれば、目標位置に対する取得情報を、真のオフトラック位置に対する取得情報に変換するのは容易である。図7〜図10の横軸は、この変換により目標位置を推定実位置に変換したものである。
ここで、図10に示す特性800,810,820は、図7,8に示すバースト値特性に基づいて、正接計算ユニット220の疑似正接計算によりプロットさせることができる。しかし、逆関数近似する上では、1対1の関係でないと都合が悪いため、そこで、特性810,820を位相シフトして、特性800と同じ事象上に重ねる処理をして、1対1関係を創る。尚、図10の曲線で示す正接関数は、実際の特性800とは必ずしも一致していないことを示すものである。特に、図8に示すように、バースト特性に非対称歪みが強く存在するパターンでは、正値側/負値側とも正接関数よりも+側に位置しており、正側と負側を別々の関数で近似すべきであるとわかる。
図6は、この写像を重ね書きしたプロットを横軸、縦軸を逆にして、逆関数関係にプロットしたものである。特性曲線610は、その3次の最小二乗近似関数で、正側と負側を別々の関数で近似している。尚、最小二乗近似でのフィッティングに関しては、高次式化するほど誤差が小さくなるが、誤差量はほぼ3次式近似で十分小さくなるので、演算量等を考慮して、3次近似式が望ましい。また、図6に示す3次近似式において、PESは位相相当値θを意味し、xは正接相当値TANを意味する。
以上のような方法により、逆関数近似式の係数を導出することができる。ここで、実際上では、ディスク媒体10の半径位置により、オフトラック位置算出ユニット200の検出特性は変化する。これは、サーボ情報を記録するときに発生するヘッドのスキュー角等による影響と考えられるが、この内外周位置の特性変化影響も考慮して、近似逆関数の係数を設定する必要がある。
また、本実施形態では、例えば、ディスク媒体10上の内外周9点でそれぞれ逆関数近似式の係数が導出されて、この各係数の平均をオフトラック位置算出ユニット200の逆関数近似式の係数として内部メモリ220に設定される。
尚、ディスク媒体10上の内外周での平均化により決定された同一の係数であっても、中周/内周では、オフトラック位置決め時の検出勾配変化がほとんど見られない。但し、ディスク媒体10上の外周部においては、図14に示すように、一巡伝達ゲインの変化が現れる。
また、本実施形態では、ディスク媒体10の全周に渡って、同一係数を採用することを想定しているが、これに限らず、ディスク媒体10上の半径位置に応じて係数を切替えたり、各係数を半径位置の関数として表記して連続化する構成でもよい。
ここで、従来のオフトラック位置検出系は、バースト検出特性が対称形状である事が前提であったため、例えば図8に示すようなバースト検出特性を示すドライブでは、サーボ性能確保が困難となり、歩留まり劣化に繋がっていた。この場合、非対称系の要因としては、サーボトラックライト(サーボ情報の記録)時でのバーストパターンの偏り度合いや、ヘッド取付け角誤差等がある。本実施形態の位置検出方式を適用すれば、このような非対称系を含むディスクドライブに対しても、良好なサーボ性能を確保することが可能となる。
また、バースト検出特性の非対称性が少ない場合であっても、従来方式では、バースト差信号への係数ゲインしか較正されていないため、オフトラック位置決め時のサーボゲイン変動が発生している。この度合いが大きいと、オフトラック位置決め精度が劣化する状態となる。近年の狭トラックピッチ化により、このオフトラック位置決め精度劣化が問題となってきている。これに対して、本実施形態の方式は、オフトラック位置に応じたサーボ特性変化を抑制できるため、オフトラック位置決め時のサーボゲイン変動に対する対策として有効である。
また、ディスクドライブでは、ヘッド12を目標トラック近傍まで移動させるシーク動作が行なわれるが、本実施形態の位置検出方式は、当該シーク動作性能の改善にも寄与する。一般的に、シーク動作の最終段では、ヘッド12の移動速度変化が滑らかである必要があるが、検出系の検出勾配変動があると、実際の速度変動は小さくても、見かけ上の検出速度変動は大きく現れる。これが、目標トラック位置に位置決めするたときのトラック整定性能の悪化につながる。本実施形態の位置検出方式を適用すれば、サーボ特性を一定に保てるのみならず、見かけ上の検出速度変動を抑制できるため、トラック整定性の改善を図ることができる。これにより、結果として、シーク動作時の時間短縮化を図ることができる。
(第1の変形例)
本実施形態のオフトラック位置検出方法として、位置誤差(偏差)検出用のサーボバーストパターンから振幅値であるバースト値を使用する方法である。これに対して、本変形例は、サーボバーストパターンが位相差検出用の傾斜パターンであり、信号処理ユニット16からは振幅情報ではなく、正弦成分値と余弦成分値の2種の位置情報を使用する方式である。
本変形例の方式であれば、オフトラック位置算出ユニット200での正接計算ユニット220の構成を簡素化できる。この場合、バースト値BstA〜BstDの4値を使用したサーボ演算結果BstAB,BstCDに相当する値が求まっている前提で処理される。これ以外の処理は本実施形態と同様である。
なお、本変形例の検出方法と、従来の位相差検出方法との相違を簡単に説明する。
従来の位相差検出方法では、±90deg(図10の横軸両端部)を逆正接変換(atan)処理で位相相当値に換算する処理がなされる。これに対して、本変形例の方法は、45deg毎に位相事象を詳細に分けて、逆正接変換(atan)処理そのものを使用するのではなく、前述の逆関数近似式による処理を実行して、位置検出を行なう。本変形例の方法であれば、オフトラック位置に対する正弦成分値と余弦成分値からなる理想特性に歪みがある場合でも、正確な位置検出が可能になり、サーボ性能改善を図ることができる。
(第2の変形例)
本変形例は、本実施形態のオフトラック位置検出方式を、疑似正弦波出力方式のインクリメンタルエンコーダでの微小位置検出方式に適用した場合である。
例えば、光ディスクドライブのキャリジ動作では、ホール素子を配置したDCモータを使用する速度検出が適用されている。この場合、トレースと呼ばれる低速動作時には、速度フィードバック制御が効かず、レンズオフセット(レンズ微動系のDCオフセット)を発生させる要因になる。
これを改善する方式として、低速時にホール素子の分解能区間内の位置を検出して、目標軌道位置に位置制御する方式があるが、A,B相信号を位相差検出して中間位置検出する必要があるため、この逆正接処理の実現と、A,B相信号の正弦波からの歪みが問題となっている。そこで、本変形例の方式は、一旦キャリブレーション処理すれば、3次関数により逆正接相当値を算出することにより、A,B相信号の正弦波からの歪みにも対処できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック図。 本実施形態に関するサーボプロセッサの構成を説明するためのブロック図。 本実施形態に関するオフトラック位置算出ユニットの構成を説明するためのブロック図。 本実施形態に関するサーボバーストパターンの配置関係を示す図。 本実施形態に関するサーボバーストパターンのリード信号波形を示す図。 本実施形態に関する逆関数近似式の係数導出方法を説明するための図。 本実施形態に関する一般的なバーストオフトラック特性示す図。 本実施形態に関する非対称性の大きいバーストオフトラック特性を示す図。 本実施形態に関するオフトラック位置算出ユニットによる検出特性を示す図。 本実施形態に関するオフトラック位置と正接相当値との関係を示す図。 従来のバースト検出方式による位置決め精度特性及び一巡伝達ゲイン特性を示す図。 本実施形態に関する位置検出方式による位置決め精度特性及び一巡伝達ゲイン特性を示す図。 本実施形態に関する位置検出方式による係数設定前の位置決め精度特性及び一巡伝達ゲイン特性を示す図。 本実施形態に関する位置検出方式による係数設定後の位置決め精度特性及び一巡伝達ゲイン特性を示す図。
符号の説明
10…ディスク媒体、11…スピンドルモータ、12…ヘッド、
13…アクチュエータ、14…ボイスコイルモータ(VCM)、
15…プリアンプ、16…信号処理ユニット(リード/ライトチャネル)、
17…ハードディスクコントローラ(HDC)、19…マイクロプロセッサ(CPU)、
20…サーボプロセッサ、21…VCMドライバ、
120…リードヘッド、200…オフトラック位置算出ユニット、
210…サーボ演算ユニット、220…正接計算ユニット、
230…逆関数演算ユニット、240…位相補正ユニット。

Claims (10)

  1. ディスク媒体上に記録されたデータを読出すヘッドと、
    前記ヘッドを前記ディスク媒体上の半径方向に移動させるアクチュエータと、
    前記ディスク媒体上に記録されたサーボ情報を使用して、前記アクチュエータを駆動制御し、前記ヘッドを前記ディスク媒体上の目標トラック位置に位置決め制御するサーボ処理手段とを有するディスクドライブにおいて、
    前記サーボ処理手段は、
    前記ヘッドから出力される再生信号に基づいて、前記サーボ情報に含まれるサーボバーストパターンからのバースト値を取得する手段と、
    前記バースト値から正接値を計算する正接計算手段と、
    前記ヘッドのオフトラック位置の特性に基づいて構築された逆関数近似式を使用して、前記正接計算手段により算出された正接相当値から位相相当値を計算する位相計算手段と、
    前記位相計算手段により算出された前記位相相当値を使用して、前記目標トラック位置に対する前記オフトラック位置を算出する位置算出手段と
    を具備したことを特徴とするディスクドライブ。
  2. 前記バースト値に基づいて換算された正接相当値とオフトラック位置との特性に基づいて構築された前記逆関数近似式を示す情報を記憶するメモリ手段を有し、
    前記位相計算手段は、前記メモリ手段に記憶された前記逆関数近似式を使用して、前記位相相当値を算出するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  3. 前記位相計算手段は、前記正接相当値に基づいて位相角を算出し、
    前記位置算出手段は、前記目標トラック位置を識別するためのトラックアドレスにおいて同一アドレス区間を分割した位相事象値に従って、前記位相角を補正する位相補正手段を含むことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のディスクドライブ。
  4. 前記バースト値に基づいて換算された正接相当値とオフトラック位置との特性に基づいて構築された前記逆関数近似式、及び前記目標トラック位置を識別するためのトラックアドレスにおいて同一アドレス区間を分割した位相事象値毎に測定されたオフトラック位置特性に基づいて設定された係数を示す情報を記憶するメモリ手段を有し、
    前記位相計算手段は、前記メモリ手段に記憶された前記逆関数近似式及び前記係数を使用して、前記位相相当値を算出するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  5. 前記正接相当値の前記逆関数近似式として、正負2種類の近似式を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスクドライブ。
  6. 前記逆関数近似式として、3次関数式を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスクドライブ。
  7. 前記逆関数近似式として、逆正接関数の近似係数を有する近似式を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスクドライブ。
  8. 前記ヘッドから出力される再生信号を処理して、前記サーボ情報に含まれるサーボバーストパターンからのバースト値、及び前記目標トラック位置を識別するためのトラックアドレスを出力する信号処理手段を含み、
    前記サーボ処理手段は、
    前記正接計算手段、前記位相計算手段、及び前記位置算出手段を含み、前記オフトラック位置を算出するオフトラック位置算出ユニットと、
    前記トラックアドレス及び前記オフトラック位置に基づいて、前記ヘッドを前記目標トラック位置に位置決めするために前記アクチュエータを制御するサーボ演算ユニットと
    を有することを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ。
  9. ディスク媒体上に記録されたデータを読出すヘッドと、前記ヘッドを前記ディスク媒体上の半径方向に移動させるアクチュエータとを有するディスクドライブに適用し、
    前記ディスク媒体上に記録されたサーボ情報を使用して、前記アクチュエータを駆動制御し、前記ヘッドを前記ディスク媒体上の目標トラック位置に位置決め制御するサーボ制御方法であって、
    前記ヘッドから出力される再生信号に基づいて、前記サーボ情報に含まれるサーボバーストパターンからのバースト値を取得し、
    前記バースト値から正接相当値を算出し、
    前記ヘッドのオフトラック位置の特性に基づいて構築された逆関数近似式を使用して、前記正接相当値から位相相当値を算出し、
    前記位相相当値を使用して、前記目標トラック位置に対する前記オフトラック位置を算出する手順を実行することを特徴とするサーボ制御方法。
  10. 前記バースト値に基づいて換算された正接相当値とオフトラック位置との特性に基づいて構築された前記逆関数近似式、及び前記目標トラック位置を識別するためのトラックアドレスにおいて同一アドレス区間を分割した位相事象値毎に測定されたオフトラック位置特性に基づいて設定された係数を使用し、前記位相相当値を算出することを特徴とする請求項9に記載のサーボ制御方法。
JP2005129580A 2005-04-27 2005-04-27 ディスクドライブ及びサーボ制御方法 Pending JP2006309843A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005129580A JP2006309843A (ja) 2005-04-27 2005-04-27 ディスクドライブ及びサーボ制御方法
SG200601944A SG126843A1 (en) 2005-04-27 2006-03-27 Method and apparatus for servo control in a disk drive
CNB2006100721087A CN100433131C (zh) 2005-04-27 2006-04-12 用于磁盘驱动器中的伺服控制的方法和装置
US11/412,144 US7312946B2 (en) 2005-04-27 2006-04-27 Method and apparatus for servo control in a disk drive

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005129580A JP2006309843A (ja) 2005-04-27 2005-04-27 ディスクドライブ及びサーボ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006309843A true JP2006309843A (ja) 2006-11-09

Family

ID=37195352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005129580A Pending JP2006309843A (ja) 2005-04-27 2005-04-27 ディスクドライブ及びサーボ制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7312946B2 (ja)
JP (1) JP2006309843A (ja)
CN (1) CN100433131C (ja)
SG (1) SG126843A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176865A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Fujitsu Ltd 記憶装置、制御装置
WO2008139603A1 (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Fujitsu Limited 記憶装置、ヘッド位置検出方法及び制御回路
JP2013004109A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Toshiba Corp 位置復調装置、及び位置復調方法
US8848303B1 (en) 2013-05-13 2014-09-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Disk storage apparatus and method for servo demodulation
US8867162B2 (en) 2012-09-19 2014-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic disk device and demodulation position correcting method
US8908303B1 (en) 2013-07-30 2014-12-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for servo demodulation and disk storage apparatus
US9177581B2 (en) 2013-11-25 2015-11-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Head position demodulation method and magnetic disk device

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7719784B2 (en) * 2007-08-31 2010-05-18 Toshiba Storage Device Corporation Data storage device
US7859778B1 (en) * 2008-02-21 2010-12-28 Seagate Technology Llc Deterministic phase mismatch correction in servo position estimation systems
US8970981B2 (en) * 2013-03-15 2015-03-03 Lsi Corporation Hardware support of servo format with two preamble fields
JP2019160377A (ja) 2018-03-15 2019-09-19 株式会社東芝 磁気ディスク装置及びヘッド位置の補正方法
JP2020047342A (ja) 2018-09-19 2020-03-26 株式会社東芝 磁気ディスク装置及びヘッド位置の補正方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5343340A (en) 1992-12-31 1994-08-30 International Business Machines Corporation Digital servo signal demodulation method and apparatus utilizing a partial-response maximum-likelihood (PRML) channel in a disk file
US5717538A (en) * 1995-01-20 1998-02-10 International Business Machines Corporation Asynchronous position error signal detector employing weighted accumulation for use in servo system
US5867341A (en) 1996-01-30 1999-02-02 Seagate Technology, Inc. Disc drive system using multiple pairs of embedded servo bursts
US6122117A (en) 1998-02-04 2000-09-19 Fujitsu Limited Method for digitally demodulating position signals recorded on recording media
CN1117348C (zh) 1998-03-13 2003-08-06 三星电子株式会社 提供伺服环路增益校准的方法和装置
JP3743698B2 (ja) * 1998-07-10 2006-02-08 富士通株式会社 記憶装置及びそのポジション感度設定方法
US6188484B1 (en) * 1998-10-29 2001-02-13 Maxtor Corporation Method and apparatus for measuring angular displacement of an actuator arm relative to a reference position
JP3340077B2 (ja) 1998-11-30 2002-10-28 富士通株式会社 サーボ制御方法及び情報記憶装置
JP2000306348A (ja) * 1999-04-23 2000-11-02 Hitachi Ltd 磁気ディスク装置及びヘッド位置信号の補正方法
US7430082B2 (en) 2001-06-28 2008-09-30 Stmicroelectronics, Inc. Circuit and method for demodulating a servo position burst
US7206149B2 (en) * 2001-06-28 2007-04-17 Stmicroelectronics, Inc. Circuit and method for detecting a spin-up wedge and a corresponding servo wedge on spin up of a data-storage disk
US6738205B1 (en) * 2001-07-08 2004-05-18 Maxtor Corporation Self-writing of servo patterns in disk drives
US7199956B1 (en) * 2001-09-21 2007-04-03 Maxtor Corporation Disk drive self-servo writing using fundamental and higher harmonics of a printed reference pattern
JP4016872B2 (ja) 2003-04-07 2007-12-05 株式会社タツノ・メカトロニクス 懸垂式セルフ給油所

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176865A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Fujitsu Ltd 記憶装置、制御装置
WO2008139603A1 (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Fujitsu Limited 記憶装置、ヘッド位置検出方法及び制御回路
JPWO2008139603A1 (ja) * 2007-05-14 2010-07-29 東芝ストレージデバイス株式会社 記憶装置、ヘッド位置検出方法及び制御回路
US8023219B2 (en) 2007-05-14 2011-09-20 Toshiba Storage Device Corporation Storage device, head position detection method and control circuit
JP2013004109A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Toshiba Corp 位置復調装置、及び位置復調方法
US8867162B2 (en) 2012-09-19 2014-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic disk device and demodulation position correcting method
US8848303B1 (en) 2013-05-13 2014-09-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Disk storage apparatus and method for servo demodulation
US8908303B1 (en) 2013-07-30 2014-12-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for servo demodulation and disk storage apparatus
US9177581B2 (en) 2013-11-25 2015-11-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Head position demodulation method and magnetic disk device

Also Published As

Publication number Publication date
US20060245105A1 (en) 2006-11-02
US7312946B2 (en) 2007-12-25
CN1855234A (zh) 2006-11-01
CN100433131C (zh) 2008-11-12
SG126843A1 (en) 2006-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006309843A (ja) ディスクドライブ及びサーボ制御方法
US8077428B1 (en) Disk drive correcting position error signal based on velocity of head
US8576506B1 (en) Disk drive estimating reader/writer gap across servo zones
JP4106487B2 (ja) 位置決め制御装置
US7355810B2 (en) Disk drive having a disk medium with discrete track
JP2010033708A (ja) ディスク記憶装置及びオフセット算出方法
US7995304B2 (en) Circuits that use a postamble signal to determine phase and frequency errors in the acquisition of a preamble signal
US8964325B1 (en) Magnetic disk device and method for read/write offset error correction
JP2008016065A (ja) ディスク記憶装置及びヘッド位置決め制御方法
US8023219B2 (en) Storage device, head position detection method and control circuit
JP4368332B2 (ja) 記録ディスクへのパターン書き込み方法及びデータ記憶装置
JP2020047342A (ja) 磁気ディスク装置及びヘッド位置の補正方法
JP3683157B2 (ja) ディスク装置のヘッド位置制御方法及びデイスク装置
JP2008052807A (ja) ディスクへパターンを書き込む方法、ディスク上のトラックをフォローイングする方法及びディスクへパターンを書き込む装置
JP2014059932A (ja) 磁気ディスク装置および復調位置補正方法
JP4708112B2 (ja) メディアにパターンを書き込む方法及びデータ記憶装置
JP2009266284A (ja) ディスク記憶装置及びオフセット測定方法
US7589929B2 (en) Servo pattern writing apparatus, servo pattern writing method, servo pattern reading apparatus, and servo pattern reading method
US8891194B1 (en) Disk drive iteratively adapting correction value that compensates for non-linearity of head
JP2011123966A (ja) ディスクへサーボ・ライト・トラックを書き込む方法及びディスク・ドライブ
JP4810603B2 (ja) ディスク装置及びそのオフセット制御方法
JP4717610B2 (ja) メディアにパターンを書き込む方法及びデータ記憶装置
JP4802287B1 (ja) ディスク記憶装置及びサーボ制御方法
JP2008257772A (ja) 媒体記憶装置及び位置復調装置
JP2011141925A (ja) 磁気ディスク装置のオフセット補正値測定方法、オフセット補正方法及びその方法を適用した磁気ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080922

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081125