JP4960715B2 - 減衰力可変式ダンパ装着車両 - Google Patents

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本発明は、減衰力可変式ダンパ装着車両に係り、詳しくは旋回走行時等における乗り心地や操縦安定性の向上を図る技術に関する。
近年、自動車のサスペンションに用いられる筒型ダンパでは、乗り心地や操縦安定性の向上を図るべく、減衰力の可変制御が可能な減衰力可変ダンパを装着した車両が種々開発されている。減衰力可変ダンパとしては、オリフィス面積を変化させるロータリバルブをピストンに設け、このロータリバルブをアクチュエータによって回転駆動する機械式のものが主流であるが、構成の簡素化や制御応答性の向上等を実現すべく、作動液に磁気粘性流体を用い、ピストンに形成された磁気流体バルブによって磁気粘性流体の粘度を制御するものも出現している(特許文献1,2参照)。また、減衰力可変ダンパを装着した車両においては、減衰力制御を行うに際し、車体加速度(横加速度や前後加速度)の微分値に基づいて目標減衰力を設定することにより、制御遅れを抑制するものが公知となっている(特許文献3参照)。
特開2006−281876号公報 特開2006−321258号公報 特開2006−69527号公報
特許文献3の減衰力可変ダンパ装着車両では、車体加速度の微分値の絶対値が大きくなった時点(すなわち、車体がローリングやピッチングを起こし始める直前)でダンパの減衰力を増大させるため、スラローム走行時や急加速走行時等における車体の挙動変化を効果的に抑制できる。しかしながら、その反面として、ダンパのストローク速度が殆ど変化しない旋回走行時や緩減速走行等において、ダンパの減衰力が殆ど無くなって車体の挙動が急変してしまう虞があった。
例えば、旋回走行時において、図8に示すように、運転者がステアリングホイールを切り始めて横加速度と左右ダンパのストローク差とがリニアに増大(第1区間:図中、to→ta)し、定常円旋回に移行して一定の横加速度の下で左右ダンパのストローク差のみが増大(第2区間:図中、ta→tb)し、運転者がステアリングをホイールを戻し始めて横加速度と左右ダンパのストローク差とがリニアに減少(第3区間:図中、tb→tc)し、直進走行に移行して横加速度が0になった後に左右ダンパのストローク差のみが減少(第4区間:図中、tc→td)することがある。なお、図8中の破線は、ダンパに減衰力が無い場合における横加速度と左右ダンパのストローク差との関係を示す。
この場合、横加速度の微分値は、第1区間では正の一定値となり、第2区間では0となり、第3区間では負の一定値となり、第4区間では再び0となる。そのため、図9に示すように、ダンパには、第1区間および第3区間では一定の目標減衰力が設定される一方、第2区間および第4区間では目標減衰力が0となる。これにより、左右ダンパのストローク差は、第1区間および第3区間においてリニアに変化するものの、第2区間および第4区間においてはその始まりの時点(図9中に破線の円で示す部分)で、スプリングのばね力によってサスペンションが変位する(すなわち、左右ダンパがストロークする)ために、急激に変化する。その結果、旋回途中に車体のロール角が急変し、運転者に違和感を与えてしまうことになる。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、旋回走行時等における乗り心地や操縦安定性の向上を図った減衰力可変式ダンパ装着車両を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、左右の車輪のサスペンションにそれぞれ設置され、当該サスペンションに懸架された車体の上下振動を減衰させる左右の減衰力可変式ダンパと、車体の加速度を検出する加速度検出手段と、前記減衰力可変ダンパのストローク量を検出するストローク量検出手段と、前記加速度検出手段の検出結果の微分値に基づき、前記減衰力可変式ダンパの第1減衰力ベース値を設定するベース値設定手段と、前記ストローク量検出手段の検出結果に基づき、前記左右の減衰力可変ダンパ間の実ストローク差を算出する実ストローク差算出手段と、前記左右の減衰力可変ダンパに減衰力が無いと仮定した場合に前記横加速度に対して当該左右の減衰力可変ダンパ間に生じるストローク差を理想ストローク差として設定する理想ストローク差設定手段と、前記実ストローク差と前記理想ストローク差との差に応じて、前記減衰力可変式ダンパの第2減衰力ベース値を設定する第2ベース値設定手段と、前記第1減衰力ベース値と前記第2減衰力ベース値とのうち絶対値の大きい方に基づき、前記減衰力可変式ダンパの目標減衰力を設定する目標減衰力設定手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載された減衰力可変式ダンパ装着車両において、前記目標減衰力設定手段は、前記第1減衰力ベース値の絶対値と前記第2減衰力ベース値の絶対値とがともに所定値以下の場合、前記減衰力可変式ダンパの目標減衰力を設定しないことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載された減衰力可変式ダンパ装着車両において、前記実ストローク差を校正するストローク差校正手段を更に備え、前記ストローク差校正手段は、前記実ストローク差が所定時間にわたって同一の値を継続した場合に、その際の実ストローク差を0とすることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の減衰力可変式ダンパ装着車両において、前記目標減衰力設定手段は、前記第1減衰力ベース値の絶対値と前記第2減衰力ベース値の絶対値とがともに所定値以下の場合、前記減衰力可変式ダンパの目標減衰力の設定にあたり、当該第1減衰力ベース値および第2減衰力ベース値を用いないことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、例えば、第1減衰力ベース値と第2減衰力ベース値とを比較し、絶対値の大きい方をもって目標減衰力とすることにより、横加速度微分値が0となるような走行状態においても左右ダンパのストローク差が急変し難くなる。また、請求項2の発明によれば、比較的簡単な演算によって第2減衰力ベース値を設定できる。また、請求項の発明によれば、車体加速度検出手段やストローク量検出手段の検出信号にノイズが混入しても、平坦路を直進走行する際に減衰力が不要に増大して乗り心地等が悪化することが防止される。また、請求項の発明によれば、例えば、所定時間を十分に大きくすることにより、旋回走行時における左右ダンパのストローク差を用いることなく、直進走行時におけるストローク差をもってサスペンション構成部品の寸法誤差や乗員数の変化によるストローク差の校正を行うことができる。
以下、本発明を4輪自動車に適用した実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は実施形態に係る4輪自動車の概略構成図であり、図2は実施形態に係るダンパの縦断面図であり、図3は実施形態に係る減衰力制御装置の概略構成を示すブロック図である。
≪実施形態の構成≫
<自動車の概略構成>
先ず、図1を参照して、実施形態に係る自動車の概略構成について説明する。説明にあたり、4本の車輪やそれらに対して配置された部材、すなわち、タイヤやサスペンション等については、それぞれ数字の符号に前後左右を示す添字を付して、例えば、車輪3fl(左前)、車輪3fr(右前)、車輪3rl(左後)、車輪3rr(右後)と記すとともに、総称する場合には車輪3と記す。
図1に示すように、自動車(車両)Vの車体1にはタイヤ2が装着された車輪3が前後左右に設置されており、これら各車輪3がサスペンションアーム4や、スプリング5、減衰力可変式ダンパ(以下、単にダンパと記す)6等からなるサスペンション7によって車体1に懸架されている。自動車Vには、各種の制御に供されるECU(Electronic Control Unit)8の他、車速を検出する車速センサ9や、横加速度を検出する横Gセンサ(車体加速度検出手段)10、前後加速度を検出する前後Gセンサ11、ヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ12等が車体1の適所に設置されている。また、自動車Vには、ホイールハウス付近の上下加速度を検出する上下Gセンサ13と、ダンパ6のストローク量を検出するストロークセンサ(ストローク量検出手段)14とが各車輪3ごとに設置されている。
ECU8は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インタフェース、各種ドライバ等から構成されており、通信回線(本実施形態では、CAN(Controller Area Network))を介して、各車輪3のダンパ6や各センサ9〜14と接続されている。
<ダンパ>
図2に示すように、本実施形態のダンパ6は、モノチューブ式(ド・カルボン式)であり、MRF(Magneto-Rheological Fluid:磁気粘性流体)が充填された円筒状のシリンダ22と、このシリンダ22に対して軸方向に摺動するピストンロッド23と、ピストンロッド23の先端に装着されてシリンダ22内を上部油室24と下部油室25とに区画するピストン26と、シリンダ22の下部に高圧ガス室27を画成するフリーピストン28と、ピストンロッド23等への塵埃の付着を防ぐカバー29と、フルバウンド時における緩衝を行うバンプストップ30とを主要構成要素としている。
シリンダ22は、下端のアイピース22aに嵌挿されたボルト31を介して、車輪側部材であるサスペンションアーム4の上面に連結されている。また、ピストンロッド23は、上下一対のブッシュ32とナット33とを介して、その上端のスタッド23aが車体側部材であるダンパベース(ホイールハウス上部)34に連結されている。
ピストン26には、上部油室24と下部油室25とを連通する環状連通路41と、この環状連通路41の内側に位置するMLVコイル42とが設けられている。ECU8からMLVコイル42に電流が供給されると、環状連通路41を流通するMRFに磁界が印可されて強磁性微粒子が鎖状のクラスタを形成する。これにより、環状連通路41を通過するMRFの見かけ上の粘度(以下、単に粘度と記す)が上昇し、ダンパ6の減衰力が増大する。
<減衰力制御装置の概略構成>
図2に示すように、ECU8には、ダンパ6の制御を行う減衰力制御装置50が内装されている。減衰力制御装置50は、上述した各センサ9〜14が接続する入力インタフェース51と、各センサ9〜14から入力した検出信号に基づき各ダンパ6の目標減衰力を設定する減衰力設定部(目標減衰力設定手段)52と、減衰力設定部52から入力した目標減衰力に応じて各ダンパ6(MLVコイル42)への駆動電流を生成する駆動電流生成部53と、駆動電流生成部53が生成した駆動電流を各ダンパ6に出力する出力インタフェース54とから構成されている。なお、減衰力設定部52には、スカイフック制御に供されるスカイフック演算制御部55や、ロール制御に供されるロール演算制御部56、ピッチ制御に供されるピッチ演算制御部57、ストローク差の校正を行うストローク差校正部(ストローク差校正手段)58等が収容されている。
≪実施形態の作用≫
自動車Vが運転を開始すると、減衰力制御装置50内の減衰力設定部52では、各センサ9〜14から入力した検出信号に基づき、スカイフック演算制御部55やロール演算制御部56、ピッチ演算制御部57において各種演算が実行される。そして、減衰力設定部52では、それらの演算結果に所定のゲインを乗じた上での合算、あるいは、ハイセレクトを行うことによって各ダンパ6の目標減衰力が設定される。駆動電流生成部53では、減衰力設定部52で設定された目標減衰力に応じた駆動電流を生成し、各ダンパ6のMLVコイル42に出力する。これにより、道路に比較的大きな凹凸があっても車体1の上下動が抑制される一方、旋回走行時や加減速時における車体1のローリングやピッチングが抑制され、自動車Vの乗り心地や操縦安定性が向上する。
<ロール制御>
ロール演算制御部56は、所定の処理インターバル(例えば、10ms)をもって、図4のフローチャートにその手順を示すロール制御を繰り返し実行する。
ロール制御を開始すると、ロール演算制御部56は、図4のステップS1で横Gセンサ10から入力した横加速度GYや、ストロークセンサ14から入力した左右のダンパ6のストローク量SL,SRを読み込む。次に、ロール演算制御部56は、ステップS2で横加速度微分値DY’を算出した後、この横加速度微分値DY’に基づきステップS3で第1減衰力ベース値(以下、第1ベース値と略称する)Dbase1を算出する。
次に、ロール演算制御部56は、ステップS4で左右のストローク量SL,SRから実ストローク差DSrを算出した後、ステップS5で第2減衰力ベース値(以下、第2ベース値と略称する)Dbase2を算出する。第2ベース値Dbase2は、図5に示す横加速度−理想ストローク差マップから現在の横加速度GYに対応する理想ストローク差(減衰力が無い場合の左右ダンパ6のストローク差)DSiを検索した後、理想ストローク差DSiから実ストローク差DSrを減じた値にスプリング5のばね定数Kを乗じることにより算出される。
Dbase2=K・(DSi−DSr)
第2ベース値Dbase2の算出を終えると、ロール演算制御部56は、ステップS6で、第1ベース値Dbase1の絶対値|Dbase1|と第2ベース値Dbase2の絶対値|Dbase2|との少なくとも一方が所定の判定閾値Dth以上であるか否かを判定し、この判定がNoであれば、第1ベース値Dbase1や第2ベース値Dbase2に基づく目標減衰力Dtgtの設定を行わずに今回の処理を終了する。これは、横Gセンサ10やストロークセンサ14の検出信号にノイズが混入した場合、平坦路を直進走行する際においても微少な第1ベース値Dbase1や第2ベース値Dbase2が算出されてしまい、減衰力が不要に増大して乗り心地等が悪化するためである。
ステップS6の判定がYesであった場合、ロール演算制御部56は、ステップS7で第2ベース値Dbase2の絶対値|Dbase2|が第1ベース値Dbase1の絶対値|Dbase1|以上であるか否かを判定し、この判定がNoであれば、ステップS8で目標減衰力Dtgtを第1ベース値Dbase1として今回の処理を終了する。また、ステップS7の判定がYesであった場合、ロール演算制御部56は、ステップS9で目標減衰力Dtgtを第2ベース値Dbase2として今回の処理を終了する。
これにより、旋回走行時に横加速度と左右ダンパ6のストローク差とが前述した図7に示すように変化した場合においても、図6に示すように、理想ストローク差と実ストローク差とが相違する間(すなわち、車体1のロール力を変化させる力が作用する間)は、目標減衰力Dtgtが0になることがなくなり、左右ダンパ6のストローク差が急激に変化しなくなった。その結果、車体1のロール角が旋回途中に急変するようなことが起こらなくなり、従来装置で問題となっていた運転者の違和感が解消された。
<ストローク差校正制御>
ロール演算制御部56は、上述したロール制御と並行して、所定の処理インターバルをもって、図7のフローチャートにその手順を示すストローク差校正制御を繰り返し実行する。
ストローク差校正制御を開始すると、ロール演算制御部56は、図7のステップS11でストロークセンサ14から入力した左右のダンパ6のストローク量SL,SRを読み込んだ後、ステップS12で左右のストローク量SL,SRから実ストローク差DSrを算出する。次に、ロール演算制御部56は、ステップS13でその実ストローク差DSrが所定時間(例えば、100秒)継続しているか否かを判定し、その判定がNoであればストローク差の校正を行わずに処理を終了する。これにより、比較的長時間(例えば、10秒程度)にわたって定常円旋回走行が行われても、その際のストローク量SL,SRによってストローク差の校正が行われることがなくなる。
一方、ステップS13の判定がYesであった場合、ロール演算制御部56は、ストローク差の校正を行う(すなわち、上述した実ストローク差DSrを0とする)。これにより、サスペンション構成部品の寸法誤差や乗員数の変化、積載物の偏り等に起因するストローク差の誤検出が防止される。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれら実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態はロール制御に本発明を適用したものであるが、ピッチ制御にも当然に適用可能である。また、上記実施形態はMRF式の減衰力可変式ダンパを備えた4輪自動車の本発明を適用したものであるが、本発明は、MRF式以外の減衰力可変式ダンパを備えた4輪自動車や、2輪自動車にも適用可能である。また、上記実施形態では第1減衰力ベース値と第2減衰力ベース値とのいずれか大きい方を選択する(ハイセレクトする)ようにしたが、第1減衰力ベース値と第2減衰力ベース値とにそれぞれ所定のゲインを乗じて合算する等の方法を採ってもよい。その他、制御装置の具体的構成や制御の具体的手順等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
実施形態に係る4輪自動車の概略構成図である。 実施形態に係るダンパの縦断面図である。 実施形態に係る減衰力制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係るロール制御の手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る横加速度−理想ストローク差マップである。 実施形態の効果を示すグラフである。 実施形態に係るストローク差校正制御の手順を示すフローチャートである。 旋回走行時における横加速度とストローク差との関係を示すグラフである。 従来技術の問題点を示すグラフである。
符号の説明
1 車体
3 車輪
6 減衰力可変式ダンパ
7 サスペンション
8 ECU
10 横Gセンサ(車体加速度検出手段)
14 ストロークセンサ(ストローク量検出手段)
50 減衰力制御装置
52 減衰力設定部
57 ピッチ演算制御部
V 自動車

Claims (3)

  1. 左右の車輪のサスペンションにそれぞれ設置され、当該サスペンションに懸架された車体の上下振動を減衰させる左右の減衰力可変式ダンパと、
    車体の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記減衰力可変ダンパのストローク量を検出するストローク量検出手段と、
    前記加速度検出手段の検出結果の微分値に基づき、前記減衰力可変式ダンパの第1減衰力ベース値を設定するベース値設定手段と、
    前記ストローク量検出手段の検出結果に基づき、前記左右の減衰力可変ダンパ間の実ストローク差を算出する実ストローク差算出手段と、
    前記左右の減衰力可変ダンパに減衰力が無いと仮定した場合に前記横加速度に対して当該左右の減衰力可変ダンパ間に生じるストローク差を理想ストローク差として設定する理想ストローク差設定手段と、
    前記実ストローク差と前記理想ストローク差との差に所定の係数を乗じた値を前記減衰力可変式ダンパの第2減衰力ベース値として設定する第2ベース値設定手段と、
    前記第1減衰力ベース値と前記第2減衰力ベース値とのうち絶対値の大きい方に基づき、前記減衰力可変式ダンパの目標減衰力を設定する目標減衰力設定手段と
    を備えたことを特徴とする減衰力可変式ダンパ装着車両。
  2. 前記目標減衰力設定手段は、前記第1減衰力ベース値の絶対値と前記第2減衰力ベース値の絶対値とがともに所定値以下の場合、前記減衰力可変式ダンパの目標減衰力を設定しないことを特徴とする、請求項1に記載の減衰力可変式ダンパ装着車両。
  3. 前記実ストローク差を校正するストローク差校正手段を更に備え、
    前記ストローク差校正手段は、前記実ストローク差が所定時間にわたって同一の値を継続した場合に、その際の実ストローク差を0とすることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の減衰力可変式ダンパ装着車両。
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