JP4959240B2 - ブラシの製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯ブラシ、並びに歯ブラシを含むブラシの製造方法及び製造装置に関する。
例えば、口腔洗浄用のブラシである歯ブラシは、毛束を構成する刷毛の先端形状の違いによって、その刷掃性や歯茎への負荷などが大きく異なるために、これまでにも様々な形状のものが提案されている。
例えば、下記特許文献1では、刷毛中の少なくとも一部の刷毛に、刷毛基部付近の横断面形状が円形もしくは略正多角形とされ、かつ、刷毛先端部付近が扁平状とされた刷毛を用いた歯ブラシが提案されている。この特許文献1に記載の歯ブラシでは、刷毛をこのような形状に加工することで、歯間部や歯頸部などの細かい部分への刷毛先端部の到達性が向上し、且つ刷毛基部は加工しないため毛腰強度を確保し、刷掃実感を得ることができるとされている。
一方、下記特許文献2では、円形若しくは略正多角形の断面形状を備えると共に、その先端中央から相反する斜め方向に延設された一対のテーパー面により側面部が切り取られた扁平な先端部分を備え、先端から0.2mm、1.0mm、2.0mmの位置におけるブリッスル(刷毛)の最小幅の最大幅に対する比が、それぞれ0.3以下、0.25〜0.65、0.65以上である歯ブラシが提案されている。この特許文献2の歯ブラシでは、刷毛をこのような形状に加工することで、適度な刷掃実感があり且つ歯間部や歯頸部への進入性が向上するとされている。
しかしながら、これらの歯ブラシは、必ずしも歯茎への当たり心地が充分に満足できるレベルではないため、特に歯茎が痛んだ使用者にとってはブラッシングが困難であるという課題がある。
また、特許文献1には、刷毛の加工方法について、刷毛をヘッド部に埋設して固定した後に、ヤスリなどで往復研磨することが記載されているが、この方法を用いた場合、刷毛先端部に形成されるテーパー面は、刷毛深部まで加工することが難しく、またヤスリの研磨面と刷毛の接触量が大き過ぎると毛先が開いてしまうこともある。一方、特許文献2には、刷毛の加工方法について具体的な記載がなく、刷毛の最小幅の最大幅に対する比から見ても、テーパー面は刷毛の先端部分にのみ形成されている。したがって、従来の加工方法では、刷毛の深部までテーパー面を形成することは困難である。
特開2000−33010号公報 特開2001−353026号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、歯の隙間や歯周ポケットへの進入性が高く、歯茎に負担をかけずに高い刷掃実感が得られる歯ブラシを提供することを目的とする。
また、本発明は、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を研磨加工により容易に形成することができ、しかも加工中に毛先が開くことを防ぎつつ、テーパー面を刷毛の深部まで形成することができるブラシの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、植毛部に複数の毛束が植毛されてなる歯ブラシであって、前記毛束の少なくとも一部又は全てが、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛からなり、前記刷毛は、その相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を有し、且つ、前記一対のテーパー面が前記刷毛の先端部から全長の30〜90%の領域に亘って設けられていることを特徴とする歯ブラシである。
また、請求項2に係る発明は、植毛部に複数の毛束が植毛されてなるブラシの製造方法であって、前記植毛部に刷毛の毛束を植毛した後に、外周面に複数の突起状研磨体が設けられた第1の回転ドラムを用いて、この第1の回転ドラムを回転させながら、前記植毛部に植毛された毛束を前記突起状研磨体により研磨することによって、前記刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を形成する工程と、前記一対のテーパー面を形成した後に、外周面に面状研磨体が設けられた第2の回転ドラムを用いて、この第2の回転ドラムを回転させながら、前記面状研磨体により前記一対のテーパー面を研磨する工程と、前記一対のテーパー面を研磨した後に、表面仕上げ用の第3の回転ドラムを用いて、この第3の回転ドラムを回転させながら、前記刷毛の表面に残ったバリを取り除く工程とを経ることによって、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を形成することを特徴とするブラシの製造方法。
また、請求項3に係る発明は、植毛部に複数の毛束が植毛されてなるブラシの製造装置であって、少なくとも、外周面に複数の突起状研磨体が設けられた第1の回転ドラムと、外周面に面状研磨体が設けられた第2の回転ドラムと、表面仕上げ用の第3の回転ドラムとを備え、前記第1の回転ドラムを回転させながら、前記植毛部に植毛された毛束を前記突起状研磨体により研磨することによって、前記刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を形成し、前記第2の回転ドラムを回転させながら、前記面状研磨体により前記一対のテーパー面を研磨した後に、前記第3の回転ドラムを回転させながら、前記刷毛の表面に残ったバリを取り除くことによって、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を形成することを特徴とするブラシの製造装置である。
また、請求項4に係る発明は、前記ブラシの搬送を行う搬送手段を備え、前記第1、前記第2及び前記第3の回転ドラムが、前記搬送手段と対峙しながら前記ブラシの搬送方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項3に記載のブラシの製造装置である。
以上のように、本発明に係る歯ブラシでは、植毛部に植毛された複数の毛束の少なくとも一部又は全てが、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛からなると共に、この刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を刷毛の先端部から全長の30〜90%の領域に亘って設けることによって、歯の隙間や歯周ポケットへの進入性が高く、歯茎に負担をかけずに高い刷掃実感を得ることができる。
また、本発明に係るブラシの製造方法及び製造装置では、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を容易に形成することができ、しかも加工中に毛先が開くことを防ぎつつ、刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を刷毛の深部まで形成することができる。
以下、本発明を適用した歯ブラシ、並びにブラシの製造方法及び製造装置について、図面を参照して詳細に説明する。
(歯ブラシ)
先ず、本発明を適用した歯ブラシの一例について説明する。
図1は、本発明を適用した歯ブラシ1を示す側面図であり、図2は、図1に示す歯ブラシ1の要部を拡大して示す側面図である。
この歯ブラシ1は、図1に示すように、長尺状の柄部11と、この柄部11の先端に柄部11と一体に成形された植毛部12とを備えている。柄部11は、使用者が把持する部分であり、植毛部12には、複数の毛束13が植毛されている。
柄部11の材料としては、特に限定されないものの、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、飽和ポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸メチル、プロピオン酸セルロース、ポリウレタン、ポリアミド、ABS(アクロル二トリル・ブタジエン・スチレン)などの合成樹脂材料を用いることができる。このうち、コストの点では、ポリプロピレンを用いることが好ましく、透明性の点では、飽和ポリエステル樹脂を用いることが好ましい。
毛束13は、図2に拡大して示すように、複数本の刷毛(フィラメント)14を束ねて二つ折りにし、その間に平線15と呼ばれる抜止め材を挟んで植毛部12の一面(植毛面)12aに設けられた植毛穴16に植設されている。なお、植毛穴16は、植毛部12の長さ方向と幅方向とに複数の列をなして設けられている。そして、この植毛穴16の1つ1つに刷毛14の毛束13が植設されている。
毛束13は、各刷毛14の毛丈が揃っていてもよく、不揃いであってもよい。また、毛束13の毛先輪郭形状(毛切り形状)も、いわゆる平切りにより毛束13の先端を平らに剪定した図2に示す形状以外にも、例えば、図3(a)〜(c)に示すように、いわゆる山切りにより毛束13の先端を凹凸に剪定した形状や、また、図3(d),(e)に示すように、毛束13を全体的に所定の曲率で凸状又は凹状に剪定した形状とすることもできる。
なお、植毛穴16に対する毛束13の固定方法としては、上述した図2に示す平線15を用いて固定する平線植毛法以外にも、毛束13の下端を植毛部12となる溶融樹脂中へ圧入して固定する熱融着法や、毛束13の下端を加熱して溶融塊を形成した後に、金型中に溶融樹脂を注入して植毛部12と一体に成形するインモールド法などを用いることができる。また、毛束13は、植毛部12の植毛面12aに対して必ずしも垂直に植設される必要はなく、例えば特定方向の歯垢の掻き取り効果を高める目的で、任意の角度に傾斜させて植設してもよい。
ところで、歯ブラシ1は、刷毛の先端が歯牙表面の歯垢や汚れを清掃する機能が高いために、毛立ちの善し悪しが清掃機能に影響すると共に、耐久性にも影響する。したがって、毛立ちのよい歯ブラシ1が求められている。このような毛立ちの点から、毛束13のパッキングファクター(充填率)は、60%〜100%であることが好ましい。特に、熱可塑性樹脂又はシリコーン樹脂のような軟質樹脂を植毛部12の一部に用いた歯ブラシ1の場合には、パッキングファクターが60%〜120%であることが好ましい。
なお、パッキングファクターとは、上述した平線植毛法又は熱融着法を用いて毛束13を植毛穴16に固定する場合、固定される1本又は複数本の刷毛14の断面積の総和を植毛穴16の断面積の総和で除した値を100倍して%で表したものをいう。但し、平線植毛法を用いた場合は、植毛穴16の断面積の総和から平線15の断面積の総和を引いた値を用いる。一方、インモールド法を用いて毛束13を植毛部12に固定する場合、固定される1本又は複数本の刷毛14の断面積の総和を、金型内に設けられた刷毛14を保持するための貫通孔の断面積の総和で除した値を100倍して%で表したものをパッキングファクターという。
刷毛14の材料としては、例えば、ポリアミド(例:6−12ナイロン、6−10ナイロン)、ポリエステル(例:ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート)、ポリオレフィン(例:ポリプロピレン)、エラストマー(例:オレフィン系、スチレン系)などの合成樹脂材料を用いることができる。なお、加工性や使用性を考慮した場合、ナイロンを用いることが好ましい。また、各毛束13は、すべて同一材料の刷毛14からなることが好ましい。
また、刷毛14は、ほぼ均一な横断面形状を有することが好ましい。この刷毛14の横断面形状は、通常は円形であるが、円形の他にも、楕円形、三角形、四角形、六角形、星形、三つ葉のクローバー形、四つ葉のクローバー形など必要に応じて任意の形状を選択することができる。
刷毛14の長さ(毛丈)は、植毛部12の植毛面12aから、大人用で8mm〜13mm、子供用で6mm〜9mmとすることが好ましい。刷毛14の太さ(最大径)は、口腔内の使用性や使用感の点から、0.12mm〜0.26mmであることが好ましい。0.12mm以下の場合、腰が弱すぎ、0.26mm以上の場合、硬くなりすぎ、使用感が悪くなる。なお、刷毛14は、太さが同じもの以外にも、太さが異なるものを混ぜて使用してもよい。すなわち、刷毛14の太さが0.12mm〜0.26mmの範囲内であれば、使用性や使用感、清掃効果等を考慮して太さの異なるものを適宜選択して使用することができる。例えば、0.152mmと0.178mmの刷毛や、0.178mmと0.203mmの刷毛といった組み合わせによる使用も可能である。
ところで、本発明を適用した歯ブラシ1は、図4に示すように、上述した植毛部12に植毛された複数の毛束13が、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛14からなる。具体的に、この刷毛14は、その相対する側面を平坦化した一対のテーパー面14a,14aを有し、且つ、一対のテーパー面14a,14aが刷毛14の先端部から全長Tの30〜90%の領域Sに亘って設けられている。また、刷毛14の先端から0.1mmの位置における最小幅Wは、30μm以上、100μm以下である。
ここで、一対のテーパー面14a,14aが形成される領域Sが刷毛14の先端部から全長Tの30%未満であると、毛先部分の毛腰だけが弱くなり、刷毛全体がしなやかに撓まず、歯茎への当たり心地が悪くなる。一方、一対のテーパー面14a,14aが形成される領域Sが刷毛14の先端部から全長Tの90%以上であると、毛束13を構成する刷毛14の全てに対して、このようなテーパー面14a,14bを刷毛14の根元部分まで研磨加工により形成することが困難となる。
したがって、一対のテーパー面14a,14aは、刷毛14の先端部から全長Tの30〜90%の領域Sに亘って設けられていることが好ましく、より好ましくは40〜70%である。また、一対のテーパー面14a,14aが形成される領域Sの下限については、刷毛14の先端部から全長Tの50%以上とすることが更に好ましい。これにより、刷毛全体がしなやかに撓み、非常に歯茎への当たり心地に優れたものとなる。
以上のように、本発明を適用した歯ブラシ1では、植毛部12に植毛された複数の毛束13が、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛14からなると共に、この刷毛14の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面14a,14bを刷毛14の先端部から全長Tの30〜90%の領域Sに亘って設けることによって、歯の隙間や歯周ポケットへの進入性が高く、歯茎に負担をかけずに高い刷掃実感を得ることができる。
なお、本発明を適用した歯ブラシ1は、このような形状を有する刷毛14が植毛部12に植毛された複数の毛束13の全てに形成された構成に限らず、少なくとも一部の毛束13に形成された構成とすることもできる。
また、刷毛14の先端形状は、上述した図4に示すように、先端を平らにした形状以外にも、例えば、図5(a)〜(c)に示すように、先端に丸みを設けた形状とすることもできる。さらに、一対のテーパー面14a,14bは、上述した図4,図5(a)に示すように、刷毛14の相対する側面を直線的に平坦化したもの以外にも、例えば、図5(b),(c)に示すように、刷毛14の相対する側面を曲線的に平坦化したものであってもよい。
また、一対のテーパー面14a,14bは、植毛部12の長さ方向に沿って刷毛14の相対する側面を平坦化したものであっても、植毛部12の幅方向に沿って刷毛14の相対する側面を平坦化したものであってもよく、テーパー面14a,14bの形成方向については任意である。
例えば、植毛部12の長さ方向に沿って刷毛14の相対する側面を平坦化した場合には、バス法で歯磨きを行なった際の歯頚部に毛先が入りやすく、且つ清掃力がある歯ブラシとなり、植毛部12の幅方向に沿って刷毛14の相対する側面を平坦化した場合には、スクラブ法や横磨き法で歯磨きを行なう際に歯間部に毛先が入りやすく、且つ清掃力がある歯ブラシとなり、何れの場合も毛束13の深部までテーパー面14a,14bが形成されているため、歯頭部を傷めることがない。
(ブラシの製造方法及び製造装置)
次に、本発明を適用したブラシの製造方法及び製造装置について説明する。
図6は、本発明を適用したブラシの製造装置の一例を模式的に示す側面図である。
本発明を適用したブラシの製造装置は、図6に示すように、加工前の歯ブラシ1を順次投入しながら、植毛部12に植毛された毛束13の加工を行う毛束処理装置20であり、この毛束処理装置20は、上記歯ブラシ1の製造に好適に用いられるものである。
具体的に、この毛束処理装置20は、歯ブラシ1の搬送を行う搬送手段であるコンベア21と、コンベア21で搬送される歯ブラシ1の毛束13の先端部を所定の形状に剪定する剪定部22と、コンベア21で搬送される歯ブラシ1の毛束13の研磨加工を行う第1の研磨部23、第2の研磨部24及び第3の研磨部25と、コンベア21で搬送される歯ブラシ1の毛束13の仕上げ加工を行う仕上げ部26とを備え、これら剪定部22と、第1乃至第3の研磨部23,24,25と、仕上げ部26とがコンベア21と対峙しながら、このコンベア21が搬送する歯ブラシ1の搬送方向に並んで設けられた構成となっている。
このうち、コンベア21は、例えば植毛部12の幅方向と搬送方向とが平行となるように歯ブラシ1を保持する。また、歯ブラシ1は、毛束13の先端をコンベア21とは反対側に向けた状態でコンベア21に保持される。
剪定部22は、カッター22aなどの剪定手段を用いて、例えば平切りにより歯ブラシ1の毛束13の先端を平らに切り揃える。
第1の研磨部23は、主に毛束13の深部加工を行う部分であり、この第1の研磨部23には、深部加工用の回転ドラム(第1の回転ドラム)23aが歯ブラシ1の搬送方向に複数並んで設けられている。具体的に、深部加工用の回転ドラム23aは、その外周面に複数の突起状研磨体23bを有している。また、この回転ドラム23aは、支持部23cによって回転可能に支持されている。第1の研磨部23では、複数の回転ドラム23aが歯ブラシ1の搬送方向と直交する軸回りに回転するように配置されている。また、隣接するもの同士が互いに逆向きに回転駆動されるようになっている。
突起状研磨体23bは、先端が鋭利な突起の表面に研磨砥粒を固着させたものであり、回転ドラム23aの外周面から起立した状態で周方向と幅方向に複数並んで設けられている。
突起状研磨体23bは、円柱状、多角柱状、円錐状、多角錐状、円錐台状、多角錐台状などの何れの形状であってもよい。
突起状研磨体23bの長さは、1.0mm〜8.0mmが好ましく、より好ましくは2.0mm〜6.0mmである。
突起状研磨体23bの太さは、0.2mm〜4.0mmが好ましく、より好ましくは0.5mm〜2.5mmである。突起状研磨体23bが太過ぎると、毛束13を構成する刷毛14に突起状研磨体23bが均一に当たらずに研磨ムラが生じることになる。一方、突起状研磨体23bが細過ぎると強度の低下により耐久性が悪くなる。
回転ドラム23aの周方向及び幅方向に並ぶ突起状研磨体23bのピッチは、0.5mm〜10.0mmが好ましく、より好ましくは1.0〜6.0mmである。ピッチが狭過ぎると、突起状研磨体23bを回転ドラム23aの外周面に配置することが困難となる。一方、ピッチが広過ぎると、突起状研磨体23bの毛束13に対する接触効率が悪くなり、加工に時間がかかってしまう。
研磨砥粒は、♯2000以下が好ましく、より好ましくは♯60〜♯800である。研磨砥粒の粒度が細か過ぎると、研磨効率が著しく低下する。一方、研磨砥粒の粒度が粗過ぎると、刷毛14の加工表面が荒れてしまい、品質低下を招くことになる。
回転ドラム23aの回転速度は、500rpm〜2500rpmが好ましく、より好ましくは800rpm〜2000rpmである。回転速度が速過ぎると、毛束13へのストレスが大きくなり、毛開きや刷毛14の先端に割れ等が生じてしまう。一方、回転速度が遅過ぎると、研磨効率が著しく低下してしまう。なお、回転ドラム23aの回転速度は、毛束13に対する接触量と共に変化させることができ、例えば接触量を減らすことにより、高速度での回転研磨が可能となる。
第2の研磨部24は、主に毛束13の中部加工を行う部分であり、この第2の研磨部24には、中部加工用の回転ドラム(第1の回転ドラム)24aが歯ブラシ1の搬送方向に複数並んで設けられている。具体的に、中部加工用の回転ドラム24aは、その外周面に複数の突起状研磨体24bを有している。また、この回転ドラム24aは、支持部24cによって回転可能に支持されている。第2の研磨部24では、複数の回転ドラム24aが歯ブラシ1の搬送方向と直交する軸回りに回転するように配置されている。また、隣接するもの同士が互いに逆向きに回転駆動されるようになっている。
突起状研磨体24bは、先端が鋭利な突起の表面に研磨砥粒を固着させたものであり、回転ドラム24aの外周面から起立した状態で周方向と幅方向に複数並んで設けられている。
突起状研磨体24bは、円柱状、多角柱状、円錐状、多角錐状、円錐台状、多角錐台状などの何れの形状であってもよい。
突起状研磨体24bの長さは、1.0mm〜8.0mmが好ましく、より好ましくは2.0mm〜6.0mmである。
突起状研磨体24bの太さは、0.2mm〜4.0mmが好ましく、より好ましくは0.5mm〜2.5mmである。突起状研磨体24bが太過ぎると、毛束13を構成する刷毛14に突起状研磨体24bが均一に当たらずに研磨ムラが生じることになる。一方、突起状研磨体24bが細過ぎると強度の低下により耐久性が悪くなる。
回転ドラム24aの周方向及び幅方向に並ぶ突起状研磨体24bのピッチは、0.5mm〜10.0mmが好ましく、より好ましくは1.0〜6.0mmである。ピッチが狭過ぎると、突起状研磨体24bを回転ドラム24aの外周面に配置することが困難となる。一方、ピッチが広過ぎると、突起状研磨体24bの毛束13に対する接触効率が悪くなり、加工に時間がかかってしまう。
研磨砥粒は、♯2000以下が好ましく、より好ましくは♯60〜♯800である。研磨砥粒の粒度が細か過ぎると、研磨効率が著しく低下する。一方、研磨砥粒の粒度が粗過ぎると、刷毛14の加工表面が荒れてしまい、品質低下を招くことになる。
回転ドラム24aの回転速度は、500rpm〜2500rpmが好ましく、より好ましくは800rpm〜2000rpmである。回転速度が速過ぎると、毛束13へのストレスが大きくなり、毛開きや刷毛14の先端に割れ等が生じてしまう。一方、回転速度が遅過ぎると、研磨効率が著しく低下してしまう。なお、回転ドラム24aの回転速度は、毛束13に対する接触量と共に変化させることができ、例えば接触量を減らすことにより、高速度での回転研磨が可能となる。
第3の研磨部25は、毛束13の先端部加工を行う部分であり、先端部加工用の回転ドラム(第2の回転ドラム)25aが歯ブラシ1の搬送方向に複数並んで設けられている。具体的に、先端部加工用の回転ドラム25aは、その外周面に面状研磨体25aを有している。また、この回転ドラム25aは、支持部25cによって回転可能に支持されている。第3の研磨部25では、複数の回転ドラム25aが歯ブラシ1の搬送方向と直交する軸回りに回転するように配置されている。また、隣接するもの同士が互いに逆向きに回転駆動されるようになっている。
面状研磨体25bは、回転ドラム25aの外周面に研磨砥粒を固着させたものである。研磨砥粒は、♯2000以下が好ましく、より好ましくは♯60〜♯800である。研磨砥粒の粒度が細か過ぎると、研磨効率が著しく低下する。一方、研磨砥粒の粒度が粗過ぎると、刷毛14の加工表面が荒れてしまい、品質低下を招くことになる。
回転ドラム25aの回転速度は、100rpm〜1500rpmが好ましく、より好ましくは200rpm〜1000rpmである。回転速度が速過ぎると、毛束13へのストレスが大きくなり、毛開きや刷毛14の先端に割れ等が生じてしまう。一方、回転速度が遅過ぎると、研磨効率が著しく低下してしまう。なお、回転ドラム25aの回転速度は、毛束13に対する接触量と共に変化させることができ、例えば接触量を減らすことにより、高速度での回転研磨が可能となる。
仕上げ部26は、毛束13の表面の仕上げ加工を行う部分であり、仕上げ加工用の回転ドラム(第3の回転ドラム)26aが歯ブラシ1の搬送方向に複数並んで設けられている。具体的に、仕上げ加工用の回転ドラム26aは、その外周面26bに繊維が植毛された構成、又はその外周面26bが鏡面とされた構成となっている。また、この回転ドラム26aは、支持部26cによって回転可能に支持されている。また、隣接するもの同士が互いに逆向きに回転駆動されるようになっている。さらに、支持部26cは、回転ドラム26cの回転軸と直交する軸回りに回転可能となっている。
回転ドラム26aは、その外周面26aに繊維を植毛する場合、例えば、綿、麻、絹、羊毛などの天然繊維や、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリプロピレン、アクリルなどの化学繊維を用いることができる。一方、回転ドラム26aの外周面26aを鏡面とする場合、例えば、ステンレスや、チタン、アルミニウム、銅、セラミックス等で外周面26aを構成することができるが、これらに必ずしも限定されるものではない。
回転ドラム26aの回転速度(自転)は、300rpm〜2000rpmが好ましく、より好ましくは500rpm〜1500rpmである。また、支持部26cの回転速度(公転)は、10rpm〜300rpmが好ましく、より好ましくは20rpm〜200rpmである。回転速度が速過ぎると、毛束13へのストレスが大きくなり、毛開きや刷毛14の先端に割れ等が生じてしまう。一方、回転速度が遅過ぎると、バリの除去効率が著しく低下してしまう。
以上のような毛束処理装置20を用いて上記歯ブラシ1を製造する際は、先ず、加工前の歯ブラシ1を用意する。この加工前の歯ブラシ1は、上記合成樹脂材料を用いて柄部11及び植毛部12を射出成形により一体に成形し、植毛部12の植毛面12aに複数の植毛穴16を形成した後に、この植毛穴16の1つ1つに、加工前の刷毛14の毛束13を二つ折りにし、その間に平線15を挟んで植設したものである。すなわち、この加工前の歯ブラシ1は、上述した毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛14を形成する前の状態にある。なお、加工前の歯ブラシ1は、上述した平線植毛法以外にも、熱融着法やインモールド法などを用いて毛束13が植毛されたものであってもよい。
次に、このような加工前の歯ブラシ1を、図4に示す毛束処理装置20に1本ずつ投入していく。毛束処理装置20に投入された歯ブラシ1は、コンベア21に保持されて、このコンベア21により剪定部22へと送られる。剪定部22では、カッターにより歯ブラシ1の毛束13の先端が平らに切り揃えられる。そして、剪定部22を通過した歯ブラシ1は、コンベア21に保持されたまま、このコンベア21により第1の研磨部23へと送られる。
第1の研磨部23では、深部加工用の回転ドラム23aを回転させながら、その外周面に設けられた複数の突起状研磨体23bを毛束13の間に進入させることによって毛束13を深部より研磨する。具体的に、歯ブラシ1は、第1の研磨部23を通過する間に、毛束13を構成する刷毛14の相対する側面14a,14bが互いに逆向きに回転する回転ドラム23aの突起状研磨体23bにより研磨される。これにより、刷毛14の相対する側面14a,14bには、植毛部12の長さ方向に沿って平坦化された一対のテーパー面14,14が形成されることになる。
ここで、深部加工用の回転ドラム23aは、突起状研磨体23bにより刷毛14の先端から全長の90%以下の領域に亘って研磨を行うことが好ましく、より好ましくは70%以下の領域である。刷毛14の先端から全長の90%の領域を超えて研磨を行うと、突起状研磨体23bの進入性が悪くなるため研磨ムラが生じたり、刷毛14の根元部分に負荷がかかり過ぎて毛開きの原因となったりする。一方、深部加工用の回転ドラム23aは、突起状研磨体23bにより刷毛14の先端から全長の30%以上の領域に亘って研磨を行うことが好ましく、より好ましくは40%以上の領域であり、更に好ましくは50%以上の領域である。
第1の研磨部23を通過した歯ブラシ1は、コンベア21に保持されたまま、このコンベア21により第2の研磨部24へと送られる。第2の研磨部24では、中部加工用の回転ドラム24aを回転させながら、その外周面に設けられた複数の突起状研磨体24bを毛束13の間に進入させることによって毛束13を深部加工用の回転ドラム23aが研磨する部分よりも浅い部分を研磨する。これにより、刷毛14の相対する側面14a,14bが互いに逆向きに回転する回転ドラム24aの突起状研磨体24bにより更に研磨されるため、この刷毛14の相対する側面14a,14bには、毛先に向かって更に扁平となる一対のテーパー面14,14が形成される。
第2の研磨部24を通過した歯ブラシ1は、コンベア21に保持されたまま、このコンベア21により第3の研磨部25へと送られる。第3の研磨部25では、先端部加工用の回転ドラム25aを回転させながら、その外周面に設けられた面状研磨体25bを毛束13に押し当てることによって毛束13を中部加工用の回転ドラム24aが研磨する部分よりも浅い部分を研磨する。これにより、一対のテーパー面14a,14bが互いに逆向きに回転する回転ドラム25aの面状研磨体25bにより研磨されるため、この一対のテーパー面14a,14bをヘラ状に研磨加工することができる。
そして、この第3の研磨部25を通過した歯ブラシ1は、コンベア21に保持されたまま、このコンベア21により仕上げ部26へと送られる。仕上げ部26では、仕上げ加工用の回転ドラム26aと、この回転ドラム26aの支持部26cとを回転させながら、その外周面26bに毛束13を接触させることによって、刷毛14の表面に残ったバリを取り除く。これにより、刷毛14の表面を滑らかに仕上げることができる。
以上のような工程を経ることによって、植毛部12に植毛された複数の毛束13を毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛14に加工することができる。そして、このような毛束13の加工が施された歯ブラシ1は、コンベア21による保持が解除されて、毛束処理装置20から排出されることになる。
上記毛束処理装置20では、突起状研磨体23b,24bを用いて刷毛14の相対する側面を研磨加工するため、刷毛14の深部まで一対のテーパー面14a,14bを形成することができる。また、加工中に毛束13に過剰なストレスが掛からず、毛開きが生じにくいため、毛立ちも良好で見栄えのよい歯ブラシ1を製造することができる。
また、従来の機械研磨により作製された歯ブラシでは、刷毛の磨耗により表面が荒れてバリが多く発生してしまうため、結果として口腔内を傷つける危険性があったが、この毛束処理装置20では、機械研磨により刷毛14の表面を研削した後に、ポリッシュ研磨することから、表面の仕上がりが良好となり、毛先が隙間に入りやすく且つ安全性の高い歯ブラシ1を製造することができる。
なお、上記毛束処理装置20では、深部加工、中部加工、先端部加工の順で毛束処理を行っているが、それとは逆に先端部加工、中部加工、深部加工の順で毛束処理を行うことも考えられる。しかしながら、この順で毛束処理を行った場合には、先端部加工で研磨された部分を中部加工で研磨し、中部加工で研磨された部分を深部加工で研磨してしまうため、刷毛14の形状を制御することが困難となる。したがって、上記毛束処理装置20のように、深部加工、中部加工、先端部加工の順で毛束処理を行うことが好ましい。
また、上記深部加工及び中部加工では、共に突起状研磨体23b,24bが設けられた回転ドラム23a,24a(第1の回転ドラム)を使用しているが、突起状研磨体23b,24bによる毛束13の研磨加工を、深部、中部のように(或いはそれ以上)段階的に分けて行う場合には、これら回転ドラム23a,24aのうち、突起状研磨体23b,24bの長さを変更したり、突起状研磨体23b,24bの毛束13に対する進入度合い(距離)を変更したり、突起状研磨体23b,24bの毛束13に対する接触量を変更したりすることによって、毛束13の各段階で研磨される部分の長さ及び研磨量を任意に変更することができる。
また、上記毛束処理装置20では、先端部加工の回転ドラム25b(第2の回転ドラム)を深部及び中部加工用の回転ドラム23a,24b(第1の回転ドラム)と同軸回りに回転させることによって、植毛部12の長さ方向に沿って刷毛14の相対する側面14a,14bを平坦化する構成となっているが、先端部加工の回転ドラム25b(第2の回転ドラム)を深部及び中部加工用の回転ドラム23a,24b(第1の回転ドラム)と直交する軸回りに回転させることによって、刷毛14の相対する側面14a,14bを植毛部12の長さ方向に沿って平坦化することも可能である。
具体的に、上記毛束処理装置20では、深部及び中部加工用の回転ドラム23a,24bの回転速度を下げていくと、植毛部12の長さ方向よりも幅方向の研磨が優位となり、その結果、刷毛14の相対する側面14a,14bに植毛部12の幅方向に沿って平坦化された一対のテーパー面14,14が形成されることになる。したがって、この場合は、先端部加工用の回転ドラム25aを歯ブラシ1の搬送方向と平行な軸回りに回転するように配置する。これにより、第3の研磨部25では、先端部加工用の回転ドラム25aを上記深部及び中部加工用の回転ドラム23a,24bと直交する軸回りに回転させることによって、植毛部12の幅方向に沿って平坦化された一対のテーパー面14a,14bを互いに逆向きに回転する回転ドラム25aの面状研磨体25bにより適切に研磨することができる。
なお、上記毛束処理装置20では、深部及び中部加工用の回転ドラム23a,24b(第1の回転ドラム)を歯ブラシ1の搬送方向と平行な軸回りに回転するように配置し、先端部加工用の回転ドラム25a(第2の回転ドラム)を歯ブラシ1の搬送方向と平行な軸回り(回転ドラム23a,24bの回転速度によっては直交する軸回り)に回転するように配置することによって、刷毛14の相対する側面14a,14bに植毛部12の幅方向に沿って平坦化された一対のテーパー面14,14を形成することも可能である。
また、上記毛束処理装置20では、各回転ドラム23a,24a,25aの支持部23c,24c,25cを、各回転ドラム23a,24a,25aの回転軸と直交する軸回りに回転させる構成としてもよい。これにより、歯ブラシ1の毛束13に対する研磨方向を変更することができ、刷毛14のテーパー面14a,14bの形成方向を任意に設定することができる。
また、上記毛束処理装置20では、第2及び第3の研磨部24,25を省略し、第1の研磨部23で毛束13の研磨加工を行った後に、仕上げ部26で毛束13の仕上げ加工を行うようにしてもよい。また、上記毛束処理装置20では、上述した剪定部22を省略して、コンベア21に保持された加工前の歯ブラシ1を直接第1の研磨部23に送るようにしてもよい。
以上のように、本発明を適用したブラシの製造方法及び製造装置では、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛14を容易に形成することができ、しかも加工中に毛先が開くことを防ぎつつ、刷毛14の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面14a,14bを刷毛14の深部まで形成することができる。これにより、上記歯ブラシ1を容易に製造することができ、且つその生産性を向上させることができる。さらに、毛束13の先端形状に多様なバリエーションを付加することができ、且つ加工によるバラツキが少なく、機能性に優れた歯ブラシ1の設計が可能となる。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
本実施例では、先ず、実施例1〜12及び比較例1〜5の各歯ブラシを作製した。これら実施例1〜12及び比較例1〜5の各歯ブラシについてまとめたものを以下の表1,2に示す。
Figure 0004959240
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なお、表1,2において、刷毛長は、植毛部に植毛された刷毛の長さを示し、刷毛径は、植毛部に植毛された刷毛の最大径を示す。刷毛の材質は、ナイロン、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)の何れかをである。毛束のカット形状は、平切り(図1参照)、山切り(図3(a)参照)、ドーム(図3(d)参照)、船底(図3(e)参照)の何れかである。扁平形状のうち、横扁平が植毛部の幅方向に沿って刷毛の相対する側面を平坦化したもの、縦扁平が植毛部の長さ方向に沿って刷毛の相対する側面を平坦化したもの、斜め扁平が横扁平と縦扁平との中間方向に沿って刷毛の相対する側面を平坦化したものである。テーパー長は、テーパー面の刷毛の先端部からの長さを示す。
また、これら実施例1〜12及び比較例1〜5の各歯ブラシは、以下の研磨条件で製造を行った。
(実施例1)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:500rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
(実施例2)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1100rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
(実施例3)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:700rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
(実施例4)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:6.0mm
(実施例5)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:900rpm、接触長:8.0mm,7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:500rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
(実施例6)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:900rpm、接触長:6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:700rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:300rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:6.0mm
(実施例7)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:9.0mm,8.0mm,7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:9.0mm
(実施例8)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:600rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:400rpm、接触長:4.5mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
(実施例9)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
(実施例10)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
(実施例11)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:600rpm、接触長:8.0mm,7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:500rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:400rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
(実施例12)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:900rpm、接触長:8.0mm,7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:300rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
(比較例1)
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:1000rpm、接触長:1.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
(比較例2)
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:900rpm、接触長:2.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
(比較例3)
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:3.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
(比較例4)
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:600rpm、接触長:3.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
(比較例5)
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:3.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
そして、これら実施例1〜12及び比較例1〜5の各歯ブラシについて、20人の専門パネラーによる評価試験を行った。その評価結果を表1,2に示す。なお、本評価試験では、歯茎への当たり心地、歯間進入性、刷掃力についての総合評価を行った。その評価基準は以下のとおりである。
<評価基準>
◎…非常によい。
○…よい。
△…あまりよくない。
×…悪い。
表1,2に示す評価結果から、実施例1〜12の歯ブラシでは、歯茎への当たり心地、歯間進入性、及び刷掃力の何れも良好な結果が得られた。一方、比較例1〜5の歯ブラシでは、歯間進入性及び刷掃力については良好な結果が得られたものの、歯茎への当たり心地が悪いという結果が得られた。
なお、本発明は、上述した歯ブラシのような口腔洗浄用のブラシを製造する場合に限らず、植毛部に複数の毛束が植毛されてなるブラシに対して幅広く適用することができる。特に、本発明は、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を研磨加工により形成する際に好適に用いることができる。
図1は、本発明を適用した歯ブラシの一例を示す側面図である。 図2は、図1に示す歯ブラシの要部を拡大して示す側面図である。 図3は、毛束の形状の変形例を示す図である。 図4は、図1に示す歯ブラシの刷毛の形状を拡大して示す図である。 図5は、刷毛の形状の変形例を示す図である。 図6は、本発明を適用した毛束処理装置の構成を示す模式図である。
符号の説明
1…歯ブラシ 11…柄部 12…植毛部 13…毛束 14…刷毛 14a,14b…テーパー面 15…平線 16…植毛穴 20…毛束処理装置 21…コンベア 22…剪定部 22a…カッター 23…第1の研磨部 23a…深部加工用の回転ドラム 23b…突起状研磨体 23c…支持部 24…第2の研磨部 24a…中部加工用の回転ドラム 24b…突起状研磨体 24c…支持部 25…第3の研磨部 25a…先端部加工用の回転ドラム 25b…面状研磨体 25c…支持部 26…仕上げ部 26a…仕上げ加工用の回転ドラム 26b…外周面 26c…支持部

Claims (3)

  1. 植毛部に複数の毛束が植毛され、前記毛束の少なくとも一部又は全てが、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛からなり、前記刷毛は、その相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を有し、且つ、前記一対のテーパー面が前記刷毛の先端部から全長の30〜90%の領域に亘って設けられているブラシの製造方法であって、
    前記植毛部に刷毛の毛束を植毛した後に、外周面に複数の突起状研磨体が設けられた第1の回転ドラムを用いて、この第1の回転ドラムを回転させながら前記突起状研磨体により前記刷毛の先端から30〜90%の領域に亘って研磨する深部加工を行い、次いで、前記突起状研磨体により前記深部加工で研磨した領域の先端側の領域を研磨する中部加工を行うことによって、前記刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を形成する工程と、
    前記一対のテーパー面を形成した後に、外周面に面状研磨体が設けられた第2の回転ドラムを用いて、この第2の回転ドラムを回転させながら、前記面状研磨体により前記一対のテーパー面を研磨する工程と、
    前記一対のテーパー面を研磨した後に、表面仕上げ用の第3の回転ドラムを用いて、この第3の回転ドラムを回転させながら、前記刷毛の表面に残ったバリを取り除く工程とを備え、
    前記突起状研磨体は、太さ0.5〜4.0mmとされ、先端が鋭利で、表面に研磨砥粒が固着されていることを特徴とするブラシの製造方法。
  2. 植毛部に複数の毛束が植毛され、前記毛束の少なくとも一部又は全てが、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛からなり、前記刷毛は、その相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を有し、且つ、前記一対のテーパー面が前記刷毛の先端部から全長の30〜90%の領域に亘って設けられているブラシの製造装置であって、
    少なくとも、外周面に複数の突起状研磨体が設けられた第1の回転ドラムと、外周面に面状研磨体が設けられた第2の回転ドラムと、表面仕上げ用の第3の回転ドラムとを備え、
    前記突起状研磨体は、太さ0.5〜4.0mmとされ、先端が鋭利で、表面に研磨砥粒が固着され、
    前記第1の回転ドラムを回転させながら前記突起状研磨体により前記刷毛の先端から30〜90%の領域に亘って研磨する深部加工を行い、次いで、前記突起状研磨体により前記深部加工で研磨した領域の先端側の領域を研磨する中部加工を行うことによって、前記刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を形成し、前記第2の回転ドラムを回転させながら、前記面状研磨体により前記一対のテーパー面を研磨した後に、前記第3の回転ドラムを回転させながら、前記刷毛の表面に残ったバリを取り除くことによって、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を形成することを特徴とするブラシの製造装置。
  3. 前記ブラシの搬送を行う搬送手段を備え、
    前記第1、前記第2及び前記第3の回転ドラムが、前記搬送手段と対峙しながら前記ブラシの搬送方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項に記載のブラシの製造装置。
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