JP4959240B2 - ブラシの製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
また、本発明は、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を研磨加工により容易に形成することができ、しかも加工中に毛先が開くことを防ぎつつ、テーパー面を刷毛の深部まで形成することができるブラシの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
また、請求項2に係る発明は、植毛部に複数の毛束が植毛されてなるブラシの製造方法であって、前記植毛部に刷毛の毛束を植毛した後に、外周面に複数の突起状研磨体が設けられた第1の回転ドラムを用いて、この第1の回転ドラムを回転させながら、前記植毛部に植毛された毛束を前記突起状研磨体により研磨することによって、前記刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を形成する工程と、前記一対のテーパー面を形成した後に、外周面に面状研磨体が設けられた第2の回転ドラムを用いて、この第2の回転ドラムを回転させながら、前記面状研磨体により前記一対のテーパー面を研磨する工程と、前記一対のテーパー面を研磨した後に、表面仕上げ用の第3の回転ドラムを用いて、この第3の回転ドラムを回転させながら、前記刷毛の表面に残ったバリを取り除く工程とを経ることによって、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を形成することを特徴とするブラシの製造方法。
また、請求項3に係る発明は、植毛部に複数の毛束が植毛されてなるブラシの製造装置であって、少なくとも、外周面に複数の突起状研磨体が設けられた第1の回転ドラムと、外周面に面状研磨体が設けられた第2の回転ドラムと、表面仕上げ用の第3の回転ドラムとを備え、前記第1の回転ドラムを回転させながら、前記植毛部に植毛された毛束を前記突起状研磨体により研磨することによって、前記刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を形成し、前記第2の回転ドラムを回転させながら、前記面状研磨体により前記一対のテーパー面を研磨した後に、前記第3の回転ドラムを回転させながら、前記刷毛の表面に残ったバリを取り除くことによって、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を形成することを特徴とするブラシの製造装置である。
また、請求項4に係る発明は、前記ブラシの搬送を行う搬送手段を備え、前記第1、前記第2及び前記第3の回転ドラムが、前記搬送手段と対峙しながら前記ブラシの搬送方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項3に記載のブラシの製造装置である。
(歯ブラシ)
先ず、本発明を適用した歯ブラシの一例について説明する。
図1は、本発明を適用した歯ブラシ1を示す側面図であり、図2は、図1に示す歯ブラシ1の要部を拡大して示す側面図である。
この歯ブラシ1は、図1に示すように、長尺状の柄部11と、この柄部11の先端に柄部11と一体に成形された植毛部12とを備えている。柄部11は、使用者が把持する部分であり、植毛部12には、複数の毛束13が植毛されている。
また、刷毛14の先端形状は、上述した図4に示すように、先端を平らにした形状以外にも、例えば、図5(a)〜(c)に示すように、先端に丸みを設けた形状とすることもできる。さらに、一対のテーパー面14a,14bは、上述した図4,図5(a)に示すように、刷毛14の相対する側面を直線的に平坦化したもの以外にも、例えば、図5(b),(c)に示すように、刷毛14の相対する側面を曲線的に平坦化したものであってもよい。
例えば、植毛部12の長さ方向に沿って刷毛14の相対する側面を平坦化した場合には、バス法で歯磨きを行なった際の歯頚部に毛先が入りやすく、且つ清掃力がある歯ブラシとなり、植毛部12の幅方向に沿って刷毛14の相対する側面を平坦化した場合には、スクラブ法や横磨き法で歯磨きを行なう際に歯間部に毛先が入りやすく、且つ清掃力がある歯ブラシとなり、何れの場合も毛束13の深部までテーパー面14a,14bが形成されているため、歯頭部を傷めることがない。
次に、本発明を適用したブラシの製造方法及び製造装置について説明する。
図6は、本発明を適用したブラシの製造装置の一例を模式的に示す側面図である。
本発明を適用したブラシの製造装置は、図6に示すように、加工前の歯ブラシ1を順次投入しながら、植毛部12に植毛された毛束13の加工を行う毛束処理装置20であり、この毛束処理装置20は、上記歯ブラシ1の製造に好適に用いられるものである。
剪定部22は、カッター22aなどの剪定手段を用いて、例えば平切りにより歯ブラシ1の毛束13の先端を平らに切り揃える。
突起状研磨体23bは、円柱状、多角柱状、円錐状、多角錐状、円錐台状、多角錐台状などの何れの形状であってもよい。
突起状研磨体23bの長さは、1.0mm〜8.0mmが好ましく、より好ましくは2.0mm〜6.0mmである。
突起状研磨体23bの太さは、0.2mm〜4.0mmが好ましく、より好ましくは0.5mm〜2.5mmである。突起状研磨体23bが太過ぎると、毛束13を構成する刷毛14に突起状研磨体23bが均一に当たらずに研磨ムラが生じることになる。一方、突起状研磨体23bが細過ぎると強度の低下により耐久性が悪くなる。
回転ドラム23aの周方向及び幅方向に並ぶ突起状研磨体23bのピッチは、0.5mm〜10.0mmが好ましく、より好ましくは1.0〜6.0mmである。ピッチが狭過ぎると、突起状研磨体23bを回転ドラム23aの外周面に配置することが困難となる。一方、ピッチが広過ぎると、突起状研磨体23bの毛束13に対する接触効率が悪くなり、加工に時間がかかってしまう。
研磨砥粒は、♯2000以下が好ましく、より好ましくは♯60〜♯800である。研磨砥粒の粒度が細か過ぎると、研磨効率が著しく低下する。一方、研磨砥粒の粒度が粗過ぎると、刷毛14の加工表面が荒れてしまい、品質低下を招くことになる。
突起状研磨体24bは、円柱状、多角柱状、円錐状、多角錐状、円錐台状、多角錐台状などの何れの形状であってもよい。
突起状研磨体24bの長さは、1.0mm〜8.0mmが好ましく、より好ましくは2.0mm〜6.0mmである。
突起状研磨体24bの太さは、0.2mm〜4.0mmが好ましく、より好ましくは0.5mm〜2.5mmである。突起状研磨体24bが太過ぎると、毛束13を構成する刷毛14に突起状研磨体24bが均一に当たらずに研磨ムラが生じることになる。一方、突起状研磨体24bが細過ぎると強度の低下により耐久性が悪くなる。
回転ドラム24aの周方向及び幅方向に並ぶ突起状研磨体24bのピッチは、0.5mm〜10.0mmが好ましく、より好ましくは1.0〜6.0mmである。ピッチが狭過ぎると、突起状研磨体24bを回転ドラム24aの外周面に配置することが困難となる。一方、ピッチが広過ぎると、突起状研磨体24bの毛束13に対する接触効率が悪くなり、加工に時間がかかってしまう。
研磨砥粒は、♯2000以下が好ましく、より好ましくは♯60〜♯800である。研磨砥粒の粒度が細か過ぎると、研磨効率が著しく低下する。一方、研磨砥粒の粒度が粗過ぎると、刷毛14の加工表面が荒れてしまい、品質低下を招くことになる。
また、従来の機械研磨により作製された歯ブラシでは、刷毛の磨耗により表面が荒れてバリが多く発生してしまうため、結果として口腔内を傷つける危険性があったが、この毛束処理装置20では、機械研磨により刷毛14の表面を研削した後に、ポリッシュ研磨することから、表面の仕上がりが良好となり、毛先が隙間に入りやすく且つ安全性の高い歯ブラシ1を製造することができる。
本実施例では、先ず、実施例1〜12及び比較例1〜5の各歯ブラシを作製した。これら実施例1〜12及び比較例1〜5の各歯ブラシについてまとめたものを以下の表1,2に示す。
(実施例1)
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:500rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1100rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:700rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:6.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:900rpm、接触長:8.0mm,7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:500rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:900rpm、接触長:6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:700rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:300rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:6.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:9.0mm,8.0mm,7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:9.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:600rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:400rpm、接触長:4.5mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1200rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:1000rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:600rpm、接触長:8.0mm,7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:500rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:400rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
第1工程(深部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:900rpm、接触長:8.0mm,7.0mm,6.0mm
第2工程(中部加工)
回転ドラム:突起状研磨体、研磨砥粒:♯400、突起間ピッチ:0.5mm、回転速度:800rpm、接触長:5.0mm,4.0mm
第3工程(先端部加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:300rpm、接触長:5.0mm
第4工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:7.0mm
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:1000rpm、接触長:1.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:900rpm、接触長:2.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:3.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:600rpm、接触長:3.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
第1工程(研磨加工)
回転ドラム:面状研磨体、研磨砥粒:♯400、回転速度:800rpm、接触長:3.0mm
第2工程(仕上げ加工)
回転ドラム:繊維体、回転速度:1000rpm(自転),100rpm(公転)、接触長:3.0mm
<評価基準>
◎…非常によい。
○…よい。
△…あまりよくない。
×…悪い。
Claims (3)
- 植毛部に複数の毛束が植毛され、前記毛束の少なくとも一部又は全てが、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛からなり、前記刷毛は、その相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を有し、且つ、前記一対のテーパー面が前記刷毛の先端部から全長の30〜90%の領域に亘って設けられているブラシの製造方法であって、
前記植毛部に刷毛の毛束を植毛した後に、外周面に複数の突起状研磨体が設けられた第1の回転ドラムを用いて、この第1の回転ドラムを回転させながら前記突起状研磨体により前記刷毛の先端から30〜90%の領域に亘って研磨する深部加工を行い、次いで、前記突起状研磨体により前記深部加工で研磨した領域の先端側の領域を研磨する中部加工を行うことによって、前記刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を形成する工程と、
前記一対のテーパー面を形成した後に、外周面に面状研磨体が設けられた第2の回転ドラムを用いて、この第2の回転ドラムを回転させながら、前記面状研磨体により前記一対のテーパー面を研磨する工程と、
前記一対のテーパー面を研磨した後に、表面仕上げ用の第3の回転ドラムを用いて、この第3の回転ドラムを回転させながら、前記刷毛の表面に残ったバリを取り除く工程とを備え、
前記突起状研磨体は、太さ0.5〜4.0mmとされ、先端が鋭利で、表面に研磨砥粒が固着されていることを特徴とするブラシの製造方法。 - 植毛部に複数の毛束が植毛され、前記毛束の少なくとも一部又は全てが、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛からなり、前記刷毛は、その相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を有し、且つ、前記一対のテーパー面が前記刷毛の先端部から全長の30〜90%の領域に亘って設けられているブラシの製造装置であって、
少なくとも、外周面に複数の突起状研磨体が設けられた第1の回転ドラムと、外周面に面状研磨体が設けられた第2の回転ドラムと、表面仕上げ用の第3の回転ドラムとを備え、
前記突起状研磨体は、太さ0.5〜4.0mmとされ、先端が鋭利で、表面に研磨砥粒が固着され、
前記第1の回転ドラムを回転させながら前記突起状研磨体により前記刷毛の先端から30〜90%の領域に亘って研磨する深部加工を行い、次いで、前記突起状研磨体により前記深部加工で研磨した領域の先端側の領域を研磨する中部加工を行うことによって、前記刷毛の相対する側面を平坦化した一対のテーパー面を形成し、前記第2の回転ドラムを回転させながら、前記面状研磨体により前記一対のテーパー面を研磨した後に、前記第3の回転ドラムを回転させながら、前記刷毛の表面に残ったバリを取り除くことによって、毛先に向かうに従って扁平となるヘラ状の刷毛を形成することを特徴とするブラシの製造装置。 - 前記ブラシの搬送を行う搬送手段を備え、
前記第1、前記第2及び前記第3の回転ドラムが、前記搬送手段と対峙しながら前記ブラシの搬送方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項2に記載のブラシの製造装置。
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