JP2015126819A - 犬猫用口腔内清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性が良好で、犬や猫の口腔内をすみずみまで磨くことができ、かつ床等の水平面に置いても衛生性が保たれる犬猫用口腔内清掃具を提供する。
【解決手段】ハンドル部12と、ハンドル部12の先端に延設されたネック部14と、ネック部14の先端に延設されたヘッド部16と、ハンドル部12の後端に延設された後端延設部18とを有するハンドル体10を備え、ヘッド部16には毛束20が植設され、後端延設部18にはスポンジ22が設けられ、ハンドル部12には、水平面100に置いたときに設置状態を安定にする設置安定部24が形成され、設置安定部24を下にして水平面100に置いたときに、ヘッド部16、毛束20およびスポンジ22が水平面100から離間する、犬猫用口腔内清掃具1。
【選択図】図3

Description

本発明は、犬猫用口腔内清掃具に関する。
口腔内清掃具としては、操作性、刷掃効果、利便性等を高める目的で様々なものが提案されている。例えば、以下のものが挙げられる。
(1)ヘッド部の植毛穴に毛束が植設され、ヘッド部の厚さが3mm以上4mm以下であり、植毛穴の底からヘッド部裏面までの長さが0.2mm以上2.2mm以下であり、植毛穴の深さが1.8mm以上であり、ポリアセタール樹脂で形成されている歯ブラシ(特許文献1)。
(2)細い柄の先端にスポンジが設けられた柄付き口内清掃スポンジブラシ(特許文献2)。
(3)歯ブラシの柄の後端に、歯石取り及び該歯石取りを覆うキャップが設けられた歯ブラシ(特許文献3)。
(4)歯ブラシの柄の後端に歯石除去用のピックが設けられた歯ブラシ(特許文献4)。
ところで、近年では飼育している犬や猫の口腔衛生についての関心が高まっている。しかし、(1)〜(4)の口腔内清掃具では、犬や猫の口腔内をすみずみまで磨くことは困難である。また、犬や猫の口腔内の清掃では、スポンジからなる指サックも利用されるが、これも犬や猫の口腔内をすみずみまで磨くことは困難である。
また、犬や猫の口腔内の清掃では、一般に、一方の手で犬や猫の口を開いた状態で固定しつつ、もう一方の手で口腔内清掃具により口腔内を清掃する。このように、犬や猫の口腔内の清掃では、口を固定するために片手が塞がれる。そのため、例えば2種類の口腔内清掃具を使用する場合等に、使用済みの口腔内清掃具を床等に置くことがある。この場合、使用済みの歯ブラシのヘッド部や、スポンジからなる指サック等が床等に接触して床等が唾液で汚れたり、床等の汚れがヘッド部やスポンジに付着したりすることがあり、不衛生である。
特開平7−143914号公報 特開2005−245991号公報 特開2011−56238号公報 特開2000−139570号公報
本発明の目的は、操作性が良好で、犬や猫の口腔内をすみずみまで磨くことができ、かつ床、処置台等の水平面に置いても口腔内に挿入する部分が該水平面に接触せず衛生的である犬猫用口腔内清掃具を提供することである。
本発明は、以下の[1]〜[4]の構成を有する犬猫用口腔内清掃具を提供する。
[1]ハンドル部と、前記ハンドル部の先端に延設されたネック部と、前記ネック部の先端に延設されたヘッド部と、前記ハンドル部の後端に延設された後端延設部とを有するハンドル体を備え、前記ヘッド部には毛束が植設され、前記後端延設部には毛束以外の払拭部材が設けられ、前記ハンドル部には、水平面に置いたときに設置状態を安定にする設置安定部が形成され、前記設置安定部を下にして水平面に置いたときに、前記ヘッド部、前記毛束および前記の毛束以外の払拭部材が前記水平面から離間する、犬猫用口腔内清掃具。
[2]前記設置安定部が、前記ハンドル部の背面に形成されている、前記[1]の犬猫用口腔内清掃具。
[3]前記ハンドル部の断面形状は、後端部が多角形状で、先端部に向かって丸みを帯びた形状に変化している、前記[1]または[2]の犬猫用口腔内清掃具。
[4]前記毛束の形状が、前記ハンドル体の長さ方向に高低差のある山切り状である、前記[1]〜[3]のいずれかの犬猫用口腔内清掃具。
本発明の犬猫用口腔内清掃具は、操作性が良好で、犬や猫の口腔内をすみずみまで磨くことができ、かつ床、処置台等の水平面に置いても口腔内に挿入する部分が該水平面に接触せず衛生的である。
本発明の犬猫用口腔内清掃具の一例を示した側面図である。 図1の犬猫用口腔内清掃具のハンドル体の平面図である。 図1の犬猫用口腔内清掃具を水平面に置いた様子を示した側面図である。 図1の犬猫用口腔内清掃具のヘッド部の縦断面図である。 図1の犬猫用口腔内清掃具のA−A断面図である。 図1の犬猫用口腔内清掃具のB−B断面図である。 図1の犬猫用口腔内清掃具のC−C断面図である。 図1の犬猫用口腔内清掃具のスポンジ部分の拡大平面図である。
以下の用語の定義は、本明細書及び特許請求の範囲にわたって適用される。
犬猫用口腔内清掃具における「正面」とは、ハンドル体のヘッド部における毛束が植設される側の面を意味する。また、「背面」とは、ハンドル体における正面の反対側、すなわちヘッド部における毛束が植設される側とは反対側の面を意味する。
「毛束」とは、複数の用毛を束ねたものを意味する。
「1mil」とは、0.025mmを意味する。
<犬猫用口腔内清掃具>
以下、本発明の犬猫用口腔内清掃具の一例を示して説明する。
本実施形態の犬猫用口腔内清掃具1(以下、清掃具1とも記す。)は、図1及び図2に示すように、ハンドル部12と、ハンドル部12の先端に延設されたネック部14と、ネック部14の先端に延設されたヘッド部16と、ハンドル部12の後端に延設された後端延設部18とを有するハンドル体10を備えている。ヘッド部16の正面16aには、毛束20が植設されている。後端延設部18にはスポンジ22が設けられている。
清掃具1は、毛束以外の払拭部材としてスポンジを採用した例である。
清掃具1では、後端延設部18に設けられたスポンジ22を用いることで、犬や猫の歯面を効率良くしっかりと磨くことができる。また、ヘッド部16に植設された毛束20を用いることで、犬や猫の歯間、歯周ポケット等の隙間を効率良くしっかりと磨くことができる。このように、清掃具1では、ハンドル部12の先端側と後端側に毛束20とスポンジ22がそれぞれ設けられていることで、それらを利用して犬や猫の口腔内をすみずみまで磨くことができる。
ハンドル部12には、清掃具1を水平面に置いたときにその設置状態を安定にする設置安定部24が形成されている。具体的には、この例の清掃具1では、設置安定部24として、ハンドル部12にその長さ方向に延びる平面部が形成されている。ハンドル部12に平面部からなる設置安定部24が形成されていることで、設置安定部24を下にして清掃具1を水平面に置いたときに、清掃具1が転がることが抑制され、その設置状態が安定になる。
清掃具1では、設置安定部24はハンドル部12の背面12bに形成されている。本発明では、このように設置安定部がハンドル部の背面に形成されていることが好ましい。これにより、設置安定部を下にして犬猫用口腔内清掃具を水平面に置いたときに、ヘッド部に植設された毛束が上を向く。そのため、該毛束の毛先が水平面に接触したり、毛束から唾液が垂れ落ちたりすることを抑制することが容易になり、より衛生的になる。
清掃具1は、図3に示すように、設置安定部24を下にして水平面100に置いたときに、ヘッド部16およびスポンジ22が水平面100から離間するようになっている。また、清掃具1では設置安定部24がハンドル部12の背面12b側に設けられているため、ヘッド部16の正面16aに植設された毛束20は上向きになっており、毛束20も水平面100から離間している。
具体的には、ハンドル部12が、ヘッド部16、毛束20およびスポンジ22よりも背面側に突出した形状となっており、それによりハンドル部12が水平面100に接触した状態においてヘッド部16、毛束20およびスポンジ22が水平面100に接触しないようになっている。
このように、水平面100に置いたときにヘッド部16、毛束20およびスポンジ22が水平面100から離間していることで、使用の際に清掃具1を床等に置いても、床等が唾液で汚れたり、床等の汚れが毛束20やスポンジ22に付着したりすることが抑制され、衛生性が保たれる。
また、前記したように設置安定部24によって、清掃具1が回転することが抑制されているため、清掃具1が回転して毛束20が水平面100に接触することも抑制されており、衛生性が安定に保たれる。
ハンドル部12の断面形状は、図5〜7に示すように、後端部12dが矩形状で、先端部12cに向かって円形状に変化している。
ハンドル部12の先端部12cの断面形状が円形状になっていることで、毛束20により犬や猫の歯牙を磨く場合に、ハンドル部12の先端部12cをペングリップ方式で握ると、歯牙を磨きながらハンドル部12を回転させて容易に毛束20の向きを変えることができる。そのため、犬や猫の口を固定するために片手が塞がれている状態でも、残りの手で清掃具1の毛束20により前歯や奥歯の歯間、歯周ポケット等を短時間でしっかりと磨くことが容易になる。
ハンドル部12の先端部12cの断面形状を円形状とする場合、ハンドル部12を回転させて容易に毛束20の向きを変えることができる範囲であれば、該断面形状は楕円状であってもよい。
また、ハンドル部12の後端部12d側の断面形状が矩形状になっていることで、スポンジ22によって犬や猫の歯牙を磨く際に、歯面と接触させるスポンジ22の角度をしっかりと固定しやすくなる。そのため、犬や猫の歯面をしっかりと磨くことが容易になる。
ハンドル部の後端部の断面形状が矩形状等の多角形状である場合、握り心地が良好な点から、後端部12dのように、その角部が面取りされて滑らかになっていることが好ましい。
ハンドル部12の断面形状を後端部12dから先端部12cに向かって矩形状から円形状に変化させる場合は、その断面形状が矩形状から円形状に徐々に滑らかに変化するようにすることが好ましい。これにより、ハンドル部12のどの部分を握る場合でも違和感がなく、操作性が良好になる。なお、ハンドル部12の断面形状が途中で矩形状から急激に円形状に変化するようにしてもよい。
ハンドル部12の先端には徐々に拡径している拡径部12eが設けられている。毛束20によって犬や猫の歯牙を磨く際、指先が拡径部12eに当たるようにハンドル部12の先端部12cをペングリップ方式で握ることで、歯牙を磨いている最中に指がネック部14側に滑ることが抑制されるため、操作性がより良好になる。
ハンドル部12の後端部12dには、背面12bから正面12aに向かって凹状に曲線的に切り欠かれた切欠部26が形成されている。スポンジ22を用いて犬や猫の歯牙を磨く際に、切欠部26に人差し指を添わせるようにしてハンドル部12をペングリップ方式で握ることで、歯面と接触させる際のスポンジ22の角度を固定することがさらに容易になる。
後述するようにスポンジ22が着脱自在に設けられる場合は、後端延設部18における先端側、すなわちハンドル部12側には、スポンジ22が抜け落ちることを抑制する瘤23が設けられていることが好ましい。スポンジ22で犬や猫の歯牙を磨く場合に、瘤23の部分まで被せ、瘤23の部分でスポンジ22を指で押さえながら歯牙を磨くことで、スポンジ22が抜け落ちることを容易に抑制できる。
ハンドル体10の材質としては、例えば、ポリエステル(ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等)、ポリアセタール(POM)、ポリオレフィン(ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等)等の樹脂が挙げられる。なかでも、剛性が高く、ヘッド部を薄くしたりネック部を細くしたりしても充分な強度が得られる点から、POMが好ましい。
ハンドル体を形成する樹脂は、1種でもよく、2種以上でもよい。
清掃具1では、ヘッド部16の正面16aに、3つの植毛穴28が長さ方向に一列に形成されており、それら植毛穴28のそれぞれに毛束20が植設されている。
毛束20の形状は、ハンドル体10の長さ方向に高低差のある山切り状になっている。本発明では、この例のように、毛束の形状がハンドル体の長さ方向に高低差のある山切り状になっていることが好ましい。これにより、歯間、歯周ポケット等、口腔内をすみずみまで磨くことが容易になる。
この例では、図4に示すように、植毛穴28の直径が大きく、ヘッド部16の長さ方向に対して90°に打ち込まれた平線30によって太い毛束20が植設されることで、毛束20の形状がハンドル体10の長さ方向に高低差のある山切り状になっている。
太い毛束20が平線30により植毛穴28に植設されることで、毛束20の直径方向における平線30に近い側よりも遠い側の用毛が植毛穴28内で大回りし、より多くの部分が植毛穴28内に存在することになる。これにより、毛束20の直径方向において平線30から遠い用毛ほど、植毛穴28から露出する長さ、すなわち毛丈が短くなるため、毛束20の形状が山切り状となる。このように毛束20を山切り状にする態様は、毛先を切り揃える必要がない。そのため、以下に示すテーパー毛を用いる場合でも、山切り状の毛束20とすることができる。
毛束20を構成する用毛としては、例えば、毛先に向かって漸次その径が小さくなり、毛先が先鋭化された用毛(テーパー毛)、植毛穴28から毛先に向かってその径がほぼ同一である用毛(ストレート毛)等が挙げられる。なかでも、犬や猫の歯間、歯周ポケットを効率良くしっかりと磨くことができる点から、テーパー毛が好ましい。
用毛の材質は、例えば、ポリアミド(6−12ナイロン(6−12NY)、6−10ナイロン(6−10NY)等)、ポリエステル(PET、PBT、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等)、ポリオレフィン(PP等)、エラストマー樹脂(ポリオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー等)等が挙げられる。
これらの樹脂材料は、1種のみを使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、用毛としては、芯部と該芯部の外側に設けられた少なくとも1層以上の鞘部とを有する多重芯構造を有するポリエステル製用毛を用いてもよい。
用毛の横断面形状は、特に限定されず、真円形、楕円形等の円形、多角形、星形、三つ葉のクローバー形、四つ葉のクローバー形等としてもよい。全ての用毛の断面形状は同じであってもよく、異なっていてもよい。
用毛の太さは、材質等を勘案して決定でき、横断面が円形の場合、2〜8milが好ましく、特に小型の犬や猫の場合には4〜6milがより好ましい。用毛の太さが前記下限値以上であれば、歯間や歯周ポケットの汚れを取り除くことが容易になる。用毛の太さが前記上限値以下であれば、用毛が柔らかくなるため、優しく磨くことができ、犬や猫が歯磨きを嫌がりにくくなる。
毛束20においては、使用感、刷掃感、清掃効果、耐久性等を考慮して、太さの異なる複数本の用毛を任意に組み合わせて用いてもよい。
スポンジ22としては、犬や猫の口腔内の清掃に通常用いられるスポンジを採用できる。スポンジ22は、全体が歯ブラシとして機能するため、犬や猫の歯牙を短時間で効率的に磨くことができる。また、スポンジ22は、歯茎にもやさしい。
スポンジ22としては、歯間にフィットしやすく、犬や猫の歯面を効率良く磨くことができる点から、表面形状が波形になっているものが好ましい。スポンジ22の表面は、正面側と背面側の両方が波形になっていることが好ましい。
また、スポンジ22の平面形状は、図8に示すように、犬の歯並びに沿うような略瓢箪型の形状になっている。これにより、犬の歯牙をよりしっかりと磨くことが容易になっている。
スポンジ22の平面形状は、前記した形状には限定されない。
スポンジ22は、後端延設部18に着脱自在に設けられていることが好ましい。スポンジ22が着脱自在になっていれば、スポンジ22を取り外して洗浄することが容易になり、衛生性を保つことが容易になる。スポンジ22を後端延設部18に着脱自在に設ける態様としては、例えば、指サックのような袋状のスポンジ22とし、指サックを指に着ける要領で後端延設部18に袋状のスポンジ22を被せて装着する態様等が挙げられる。
なお、スポンジ22は、後端延設部18から取り外せないようになっていてもよい。
清掃具1で犬や猫の口腔内を清掃する場合は、例えば、スポンジ22によって歯面を全体的にさっと磨いた後に、毛束20により歯間や歯周ポケット等をしっかり磨くことで、犬や猫の口腔内をすみずみまで磨くことができる。
(各部分の寸法)
ハンドル体10の長さ、すなわちヘッド部16の先端から後端延設部18の後端までの長さは、100〜300mmが好ましい。
ヘッド部16の幅は、4〜15mmが好ましく、特に小型の犬や猫用の場合は4〜10mmがより好ましい。ヘッド部16の幅が前記下限値以上であれば、毛束20を植設する面積を充分に確保しやすい。ヘッド部16の幅が前記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。
ヘッド部16の長さは、8〜30mmが好ましく、特に小型の犬や猫用の場合は8〜20mmがより好ましい。ヘッド部16の長さが前記下限値以上であれば、毛束20を植設する面積を充分に確保しやすい。ヘッド部16の長さが前記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。
ヘッド部16の厚さは、2〜7mmが好ましく、特に小型の犬や猫用の場合は2〜5mmがより好ましい。ヘッド部16の厚さが前記下限値以上であれば、ヘッド部16の強度をより高められる。ヘッド部16の厚さが前記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。
ネック部14の長さは、毛束20を用いて犬や猫の歯牙を効率良く磨きやすい点から、30〜90mmが好ましく、特に小型の犬や猫の場合は30〜50mmがより好ましい。
ネック部14の太さは、2〜7mmが好ましく、特に小型の犬や猫用の場合は2〜4mmがより好ましい。ネック部14の太さが前記下限値以上であれば、ネック部14の強度をより高められる。ネック部14の太さが前記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。
ヘッド部16の正面16aから毛束20の先端までの長さ(毛丈)は、4〜30mmが好ましく、特に小型の犬や猫用の場合は4〜10mmがより好ましい。
毛束20は、全てが同じ毛丈であってもよく、相互に異なっていてもよい。
植毛穴28の直径は、1〜4mmが好ましく、特に用毛の毛先をカットせずに平線で打ち込んで山切り状とする場合には2〜4mmがより好ましい。
植毛穴28の深さは、1〜5mmが好ましく、特に用毛の毛先をカットせずに平線で打ち込んで山切り状とする場合には2.5〜5mmがより好ましい。
植毛穴28の底からヘッド部16の背面までの長さは、0.2〜2mmが好ましく、特に用毛の毛先をカットせずに平線で打ち込んで山切り状とする場合には0.2〜1.5mmがより好ましい。
毛束20の太さ(毛束径)は、1〜4mmが好ましく、特に用毛の毛先をカットせずに平線で打ち込んで山切り状とする場合には2〜4mmがより好ましい。
毛束20の太さは、全てが同じであってもよく、相互に異なっていてもよい。
清掃具1を設置安定部24を下にして水平面に置いたときのヘッド部16と水平面との距離は、1〜10mmが好ましく、1〜5mmがより好ましい。
清掃具1を設置安定部24を下にして水平面に置いたときのスポンジ22と該水平面との距離は、1〜10mmが好ましく、1〜5mmがより好ましい。
清掃具1を設置安定部24を下にして水平面に置いたときの後端延設部18と該水平面との距離は、ヘッド部16と該水平面との距離よりも長いことが好ましい。これにより、清掃具1を設置安定部24を下にして水平面に置いたときに、後端延設部18に設けられるスポンジ22が該水平面に接触することを抑制することが容易になる。
(製造方法)
本発明の犬猫用口腔内清掃具の製造方法は、特に限定されない。例えば、清掃具1を製造する場合、ハンドル体10を製造する方法は公知の方法を採用できる。また、ハンドル体10のヘッド部16に毛束20を植設する方法としては、平線を打ち込む方法、熱溶着する方法等の公知の方法を採用できる。なかでも、テーパー毛を使用しても毛束20を山切り状にすることができることから、平線を打ち込む方法が好ましい。
(作用効果)
以上説明した本発明の犬猫用口腔内清掃具にあっては、ハンドル部の先端側に毛束が植毛されたヘッド部が設けられ、後端側に毛束以外の払拭部材が設けられているため、それらを利用して犬や猫の口腔内をすみずみまで磨くことができる。また、本発明の犬猫用口腔内清掃具は、1本で毛束以外の払拭部材と毛束の2種類を用いて口腔内の清掃が可能なため、操作性も良好で犬や猫の口腔内の清掃が容易である。
また、本発明の犬猫用口腔内清掃具では、設置安定部を下にして床等の水平面に置いたときに、ヘッド部、毛束および毛束以外の払拭部材が該水平面に接触することを抑制できるため、衛生性にも優れている。
また、従来のスポンジからなる指サックを用いて犬や猫の口腔内を清掃する方法では、特に小型の犬や猫の場合に該指サックが太すぎて口に入りにくく、犬や猫が歯磨きを嫌がる傾向がある。これに対して、本発明では、ハンドル体の後端延設部の太さを細くすることで、該後端延設部に設ける毛束以外の払拭部材も細くすることができる。そのため、小型の犬や猫の口にも入りやすくすることができ、その結果、小型の犬や猫でも口腔内の清掃が容易になるうえ、犬や猫が歯磨きを嫌がりにくくなる。
なお、本発明の犬猫用口腔内清掃具は、前記した清掃具1には限定されない。
例えば、設置安定部は、ハンドル部における背面以外の部分に設けられていてもよい。
また、設置安定部は、ハンドル部の長さ方向に延びる平面部には限定されず、ハンドル部の設置状態を安定にできる範囲であれば、ハンドル部に部分的に平面部が形成されている態様であってもよい。また、設置安定部は、例えば、ハンドル部に突起部を設けて、該突起部によってハンドル体が転がることが抑制される態様であってもよい。
また、ハンドル体は、ハンドル部の断面形状が後端部から先端部に向かって丸みを帯びた形状に変化するようにする場合、先端部に向かって矩形状から円形状に変化する態様には限定されない。ハンドル部の先端部の断面形状が丸みを帯びた形状であれば、該先端部をペングリップ方式で握ったときにハンドル部を回転させて毛束の向きを変えることが容易になる。
なお、丸みを帯びた形状には、円形状以外にも、例えば、六角形等の多角形の角部を面取りして滑らかにした形状や、正八角形、正十二角形等の角部の数が多く形状が円形に近い、ハンドル部を容易に回転可能な多角形状が含まれるものとする。
また、ハンドル部の断面形状を後端部から先端部に向かって丸みを帯びた形状に変化させる場合、後端部の断面形状は、矩形状には限定されず、三角形状や五角形状でもよい。
また、ハンドル部の断面形状は、必ずしも後端部が多角形状で先端部に向かって丸みを帯びた形状に変化しているものでなくてもよい。
また、ヘッド部に植設される毛束のレイアウトは特に限定されない。例えば、4本以上の毛束を格子状や千鳥状に植設してもよい。
また、毛束20の形状を山切り状にする方法は、清掃具1のようにヘッド部16の長さ方向に対して90°に打ち込んだ平線30によって太い毛束20を植設する方法には限定されない。例えば、ヘッド部に毛束を植設した後に該毛束の先端部をカットすることで山切り状としてもよい。
また、スポンジ22の表面形状は、波形になっていなくてもよい。また、スポンジ22の平面形状は、略瓢箪型になっていなくてもよく、例えば猫の歯牙を磨くのに適した形状にしてもよい。
また、本発明の犬猫用口腔内清掃具においては、毛束以外の払拭部材としてスポンジ以外の払拭部材を採用してもよい。該毛束以外の払拭部材としては、例えば、後端延設部に嵌め込むことが可能なゴム製(生ゴム製、合成ゴム製等)、合成樹脂製(シリコン製等)等の成形物;後端延設部に巻き付けられる、化繊の繊維もしくは天然繊維(木綿、綿等)からなる織物(ガーゼ、布製生地等)又は不織布;マジックテープ(登録商標)等のように、化繊の繊維もしくは天然繊維(木綿、綿等)をループ状にしたループ部が表面に多数配列された払拭部材;等が挙げられる。
1 犬猫用口腔内清掃具
10 ハンドル体
12 ハンドル部
14 ネック部
16 ヘッド部
18 後端延設部
20 毛束
22 スポンジ
24 設置安定部
26 切欠部
28 植毛穴
30 平線

Claims (4)

  1. ハンドル部と、前記ハンドル部の先端に延設されたネック部と、前記ネック部の先端に延設されたヘッド部と、前記ハンドル部の後端に延設された後端延設部とを有するハンドル体を備え、
    前記ヘッド部には毛束が植設され、前記後端延設部には毛束以外の払拭部材が設けられ、
    前記ハンドル部には、水平面に置いたときに設置状態を安定にする設置安定部が形成され、
    前記設置安定部を下にして水平面に置いたときに、前記ヘッド部、前記毛束および前記の毛束以外の払拭部材が前記水平面から離間する、犬猫用口腔内清掃具。
  2. 前記設置安定部が、前記ハンドル部の背面に形成されている、請求項1に記載の犬猫用口腔内清掃具。
  3. 前記ハンドル部の断面形状は、後端部が多角形状で、先端部に向かって丸みを帯びた形状に変化している、請求項1または2に記載の犬猫用口腔内清掃具。
  4. 前記毛束の形状が、前記ハンドル体の長さ方向に高低差のある山切り状である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の犬猫用口腔内清掃具。
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