JP4958653B2 - インバータ試験装置 - Google Patents

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本発明は、インバータの耐圧試験及び機能試験に使用するインバータ試験装置に関する。
インバータの機能試験では、モータあるいは擬似負荷を接続してインバータ回路を駆動するが、電源及び負荷に接続する主回路端子には数十Aの大電流が流れる。一方、インバータの耐圧試験では、主回路端子、インバータの外部制御インターフェイスである制御回路端子、アース端子(あるいは筐体アース)の3部位のうちの2部位間に数千Vを越える高電圧を印加する。従来、インバータの耐圧試験と機能試験は別工程で実施しているため、各々の工程で被試験体であるインバータと機能試験回路及び耐圧試験回路との複数のケーブル接続が必要となり作業効率が悪い。これを解決する方法として、高耐圧リードリレーで切り換えることが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−62329号公報(段落番号0014、0015及び図1)
しかし、インバータの主回路端子の接続先を機能試験回路と耐圧試験回路とに切り換えるためには、数十Aの大電流と数千Vの高電圧に耐え得る切換手段が必要となる。この2つの要求を同時に満足するリレーや電磁切換器などの汎用的な切換手段はない。また、制御信号(最大数A程度)に使用可能な高耐圧リレーは大型であり、接続する信号数が多くなると切換回路が非常に大型になる。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、次のようなインバータ試験装置を得ることを目的とする。
ア.被試験体であるインバータと耐圧試験回路、機能試験回路との接続を一括で切り換えできる。
イ.小型化できる。
ウ.試験のためにインバータ駆動を行ったときに発生する主回路電流による放射ノイズが制御回路等周囲に与える悪影響を軽減できる。
以上のように、この発明に係るインバータ試験装置においては、
複数の主回路用パッド、この主回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する主回路用パッド絶縁支持部材、複数の制御回路用パッド、及びこの制御回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する制御回路用パッド絶縁支持部材を有する甲コンタクトパッド部と、
主回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の主回路用プローブと制御回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の制御回路用プローブとをそれぞれ有する第1及び第2コンタクトプローブ部と、
第1コンタクトプローブ部、第2コンタクトプローブ部、及びコンタクトパッド部の少なくとも2つを駆動する甲駆動部とを備え、
甲コンタクトパッド部の各パッドは、試験対象のインバータに接続され、
第1コンタクトプローブ部の各プローブは、機能試験回路に接続され、
第2コンタクトプローブ部の各プローブは、耐圧試験回路に接続され、
甲駆動部は、試験内容に応じて第1コンタクトプローブ部の主回路用プローブと主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに第1コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、あるいは第2コンタクトプローブ部の主回路用プローブと主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに第2コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続するものである。
また、この発明に係るインバータ試験装置においては、
複数の主回路用パッド、この主回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する主回路用パッド絶縁支持部材、複数の制御回路用パッド、及びこの制御回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する制御回路用パッド絶縁支持部材をそれぞれ有する甲及び乙コンタクトパッド部と、
主回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の主回路用プローブ及び制御回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の制御回路用プローブをそれぞれ有する第1及び第2コンタクトプローブ部と、
第1及び第2コンタクトプローブ部並びに第1及び第2コンタクトパッド部の少なくとも2つを駆動する乙駆動部とを備え、
甲及び乙コンタクトパッド部の各パッドは、試験対象のインバータに接続され、
第1コンタクトプローブ部の各プローブは、機能試験回路に接続され、
第2コンタクトプローブ部の各プローブは、耐圧試験回路に接続され、
乙駆動部は、試験内容に応じて第1コンタクトプローブ部の主回路用プローブと甲コンタクトパッド部の主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに第1コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと甲コンタクトパッド部の制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、あるいは第2コンタクトプローブ部の主回路用プローブと乙コンタクトパッド部の主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに第2コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと乙コンタクトパッド部の制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続するものである。
この発明に係るインバータ試験装置においては、
複数の主回路用パッド、この主回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する主回路用パッド絶縁支持部材、複数の制御回路用パッド、及びこの制御回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する制御回路用パッド絶縁支持部材を有する甲コンタクトパッド部と、
主回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の主回路用プローブと制御回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の制御回路用プローブとをそれぞれ有する第1及び第2コンタクトプローブ部と、
第1コンタクトプローブ部、第2コンタクトプローブ部、及びコンタクトパッド部の少なくとも2つを駆動する甲駆動部とを備え、
甲コンタクトパッド部の各パッドは、試験対象のインバータに接続され、
第1コンタクトプローブ部の各プローブは、機能試験回路に接続され、
第2コンタクトプローブ部の各プローブは、耐圧試験回路に接続され、
甲駆動部は、試験内容に応じて第1コンタクトプローブ部の主回路用プローブと主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに第1コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、あるいは第2コンタクトプローブ部の主回路用プローブと主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに第2コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続するものであるので、
被試験体であるインバータと耐圧試験回路、機能試験回路との接続を一括で切り換えできる。また、各プローブとパッドとを当接させて電気的に接続するので、当接方向と直角方向に相互のずれがあっても、その許容度が大きいので、製作や保守が容易である。
また、この発明に係るインバータ試験装置においては、
複数の主回路用パッド、この主回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する主回路用パッド絶縁支持部材、複数の制御回路用パッド、及びこの制御回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する制御回路用パッド絶縁支持部材をそれぞれ有する甲及び乙コンタクトパッド部と、
主回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の主回路用プローブ及び制御回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の制御回路用プローブをそれぞれ有する第1及び第2コンタクトプローブ部と、
第1及び第2コンタクトプローブ部並びに第1及び第2コンタクトパッド部の少なくとも2つを駆動する乙駆動部とを備え、
甲及び乙コンタクトパッド部の各パッドは、試験対象のインバータに接続され、
第1コンタクトプローブ部の各プローブは、機能試験回路に接続され、
第2コンタクトプローブ部の各プローブは、耐圧試験回路に接続され、
乙駆動部は、試験内容に応じて第1コンタクトプローブ部の主回路用プローブと甲コンタクトパッド部の主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに第1コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと甲コンタクトパッド部の制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、あるいは第2コンタクトプローブ部の主回路用プローブと乙コンタクトパッド部の主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに第2コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと乙コンタクトパッド部の制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続するものであるので、
被試験体であるインバータと耐圧試験回路、機能試験回路との接続を一括で切り換えできる。また、各プローブとパッドとを当接させて電気的に接続するので、当接方向と直角方向に相互のずれがあっても、その許容度が大きいので、製作や保守が容易である。
実施の形態1.
図1、図2は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1はインバータ試験装置の構成を示すもので、図1(a)が全体構成図、図1(b)は開閉装置の非接触時のコンタクトプローブ部とコンタクトパッド部の側断面図、図3(c)は開閉装置の接触時のコンタクトプローブ部とコンタクトパッド部の側断面図である。図2は開閉装置の詳細構成を示すもので、図2(a)は図1のコンタクトプローブ部の正面図、図2(b)は図1のコンタクトパッド部の正面図である。
図1(a)において、被試験体であるインバータ100は、制御回路部及び主回路部を有し、この実施の形態においては、制御回路部は定格電圧5〜24V、主回路部の定格電圧は三相交流の400Vである。インバータ100は、開閉装置10を介して機能試験回路110あるいは耐圧試験回路120が切り換え接続される。インバータ100の主回路端子101は、電源入力、インバータ出力、ブレーキ抵抗やDCリアクトルの接続用端子などからなり、通常9端子程度で構成される。制御回路端子102は、RS485、USB等外部との通信コネクタ、制御用のデジタル・アナログ入出力端子台、拡張インターフェイスコネクタなどから構成され、高機能な製品ではその信号数が50程度となる。機能試験時、耐圧試験時ともに各試験回路と、インバータの主回路端子101、制御回路端子102、アース端子103との接続が必要になる。
インバータの主回路端子101、制御回路端子102、アース端子103の各端子を、コンタクトパッド部60の各パッドにケーブルにて接続している。また、コンタクトプローブ部40の各プローブには機能試験回路110の対応する端子が接続されており、コンタクトプローブ部50の各プローブには耐圧試験回路120の対応する端子が接続されている。開閉装置10は、以上に述べた甲駆動部としての駆動装置20、第1コンタクトプローブ部としてのコンタクトプローブ部40、第2コンタクトプローブ部としてのコンタクトプローブ部50、甲コンタクトパッド部としてのコンタクトパッド部60を有する。なお、コンタクトプローブ部50は、この実施の形態においては、コンタクトプローブ部40と同じ仕様のものを使用している。
駆動装置20は、直角方向移動台21、この直角方向移動台21を図1における上下方向に駆動するエアシリンダ22、直角方向移動台21に載置され左右方向移動台23を図1における左右方向に駆動するエアシリンダ24を有する。直角方向移動台21にコンタクトプローブ部40及びコンタクトプローブ部50が載置されており、エアシリンダ22により直角方向移動台21を上下方向に駆動してコンタクトプローブ部40あるいはコンタクトプローブ部50の各プローブをコンタクトパッド部60の対応するパッドに正対させ、エアシリンダ24により左右方向移動台23を左右方向に駆動してコンタクトパッド部60に正対するコンタクトプローブ部40あるいはコンタクトプローブ部50の各プローブをコンタクトパッド部60の正対するパッドに接触させる(詳細後述)。
このように、開閉装置10のコンタクトプローブ部40あるいはコンタクトプローブ部50を選択的にコンタクトパッド部60に正対させ、図1の左右方向に駆動することにより、被試験体であるインバータ100の各端子と機能試験回路110の各端子との接続、インバータ100の各端子と耐圧試験回路120の各端子との接続を切り換えることができる。なお、図示していないが、コンタクトプローブ部40あるいはコンタクトプローブ部50がコンタクトパッド部60に正対するように選択されたとき、コンタクトプローブ部40あるいはコンタクトプローブ部50がコンタクトパッド部60に対して正対位置にあることを検知する位置センサー、コンタクトプローブ部40あるいはコンタクトプローブ部50が規定の接触位置、非接触位置にあることを検知する接触位置センサーを設けている。
次に、コンタクトプローブ部40、コンタクトプローブ部50及びコンタクトパッド部60の詳細構成を説明する。図1(b)及び図2(a)において、コンタクトプローブ部40は、プローブ絶縁支持部材本体41、主回路用プローブ42、制御回路用プローブ43、プローブ側電磁遮蔽部材としてのシールドフレーム45、プローブ側突設部46、絶縁板47を有する。コンタクトプローブ部40は、プローブ絶縁支持部材本体41、プローブ側突設部46、絶縁板47を絶縁材料にてモールドにより一体に製作すると同時に、主回路用プローブ42、制御回路用プローブ43、シールドフレーム45をモールドにより固定支持することにより製作される。
主回路用プローブ42は、集中して配設されている。主回路用プローブ42は、図1(b)に示すようにプローブ絶縁支持部材本体41にモールドにより固定された主回路用プローブ固定部42a及び主回路用プローブ可動部42bを有する。主回路用プローブ固定部42aの図1(b)における右方の端部は筒状部とされており、この筒状部に主回路用プローブ可動部42bが摺動可能に挿入されて支持され、かつ主回路用プローブ固定部42aの筒状部内に図示しない皿ばねが収容されており主回路用プローブ可動部42bが図1(b)の左方に押されたとき圧縮されて主回路用プローブ可動部42bを右方に押すばね力を与えるようにされている。
同様に、制御回路用プローブ43は、集中して配設されている。制御回路用プローブ43は、図1(b)に示すようにプローブ絶縁支持部材本体41にモールドにより固定された制御回路用プローブ固定部43a及び制御回路用プローブ可動部43bを有する。制御回路用プローブ固定部43aの図1(b)における右方の端部は筒状部とされており、この筒状部に制御回路用プローブ可動部43bが摺動可能に挿入されて支持され、かつ制御回路用プローブ固定部43aの筒状部内に図示しない皿ばねが収容されており制御回路用プローブ可動部43bが図1(b)の左方に押されたとき圧縮されて制御回路用プローブ可動部43bを右方へ押すばね力を与えるようにされている。角形筒状に形成されたシールドフレーム45は、集中して配設された主回路用プローブ42を周回して設けられ主回路用プローブ42を流れる電流による電磁ノイズが外部に放射され制御回路用プローブ43その他のものに与える悪影響を軽減する。
プローブ側突設部46はプローブ絶縁支持部材本体41から所定方向である主回路用パッド62の方向へ突設され各主回路用プローブ42(主回路用プローブ固定部42a、主回路用プローブ可動部42b)を個別に収容する円筒状の収容部46aを形成している。左側突設部48は、プローブ絶縁支持部材本体41からプローブ側突設部46の突設方向と反対の方向に突設され、その収容部48aに主回路用プローブ固定部42aの端部を収容している(図1、図2(a))。絶縁板47はプローブ絶縁支持部材本体41から図3の左及び右両方向に突設された平板状のもので、制御回路用プローブ43とシールドフレーム45との間の絶縁を行っている。なお、この発明におけるプローブ絶縁支持部材は、プローブ絶縁支持部材本体41及びプローブ側突設部46を有する。
なお、コンタクトプローブ部50は、この実施の形態においては、コンタクトプローブ部40と全く同じものを使用している。
コンタクトパッド部60は、パッド絶縁支持部材本体61、主回路用パッド62、制御回路用パッド63、パッド側電磁遮蔽部材としてのシールドフレーム65、パッド側突設部66、絶縁板67、右側突設部68を有する。パッド側突設部66は、パッド絶縁支持部材本体61から図1(b)の左方である主回路用プローブ42の方向に突設され、その先端部に主回路用パッド62が位置させて主回路用パッド62を固定支持している。絶縁板67は、制御回路用パッド63とシールドフレーム65との間にあるようにしてパッド絶縁支持部材本体61から図3の左右方向両側に突設され、制御回路用パッド63とシールドフレーム65との間を絶縁している。
コンタクトパッド部60は、パッド絶縁支持部材本体61、パッド側突設部66、絶縁板67を絶縁材料にてモールドすることにより一体に製作すると同時に、主回路用パッド62、制御回路用パッド63、シールドフレーム65をモールドにより固定支持することにより製作される。なお、シールドフレーム65は、パッド絶縁支持部材本体61にモールドにより固定支持された筒状部65aとこの筒状部65aの図1(b)における左方の端部から下方(内側)に折り曲げる形で形成された板状の鋼板製の所定の弾性を有する弾性板65bとを有する。筒状部65aは、集中して配設された主回路用パッド62を周回して設けられ主回路用パッド62を流れる電流による電磁ノイズが外部に放射され制御回路用パッド63その他のものに与える悪影響を軽減する。なお、シールドフレーム65は被試験体であるインバータ100のアース端子103に接続される。この発明におけるパッド絶縁支持部材は、パッド絶縁支持部材本体61及びパッド側突設部66を有する。
次に、動作について説明する。機能試験時には、エアシリンダ22にて直角方向移動台21を駆動して、コンタクトプローブ部40をコンタクトパッド部60に正対させる。次に、エアシリンダ24にて左右方向移動台23を駆動して、コンタクトプローブ部40をコンタクトパッド部60に向かって移動させ、主回路用プローブ可動部42bを主回路用パッド62に当接させ電気的に接触させる。その後さらに主回路用プローブ固定部42aは図1(c)の右方へ主回路用パッド62に向かって所定距離駆動されるが、主回路用プローブ固定部42aと主回路用プローブ可動部42b間に挿入された上述の図示しない皿ばねが所定寸法圧縮されて主回路用プローブ可動部42bと主回路用パッド62間の必要とされる接触圧力を確保する。
また、制御回路用プローブ可動部43bについても同様であり、制御回路用プローブ可動部43bを制御回路用パッド63に当接させ電気的に接触させる。その後さらに主回路用プローブ固定部42aは図1(c)の右方へ制御回路用パッド63に向かって所定距離駆動されるが、制御回路用プローブ固定部43aと制御回路用プローブ可動部43b間に挿入された図示しない皿ばねが所定寸法圧縮されて制御回路用プローブ可動部43bと制御回路用パッド63間の必要とされる接触圧力を確保する。
機能試験時には、各主回路端子101間には数百Vの電圧が印加されるため、主回路端子101間に印加される電圧に見合った絶縁が必要となる。主回路用パッド62は、図3に示すようにパッド絶縁支持部材本体61から突設されたパッド側突設部66の端部に位置するようにしてパッド側突設部66及びパッド絶縁支持部材本体61に固定支持されており、左右方向移動台23がエアシリンダ24にて図1の右方に駆動され、主回路用プローブ42の主回路用プローブ可動部42bが主回路用パッド62と接触したときには、図1(c)に示すように、プローブ側突設部46が主回路用プローブ42と主回路用パッド62との接触部を超えて挿入され、プローブ側突設部46が主回路用プローブ42と主回路用パッド62との接触部を周回して主回路用パッド62同士及び主回路用パッド62とシールドフレーム65間を絶縁する形となる。これにより、主回路用パッド62同士及び主回路用パッド62とシールドフレーム65間の気中絶縁距離を大きくすることができる。
プローブ側突設部46とパッド絶縁支持部材本体61との間に隙間を設けた場合でも、プローブ側突設部46が上記接触部を越えて挿入される構造とすることにより、隣接する主回路用プローブ42間及び主回路用パッド62とシールドフレーム65間の十分な気中絶縁距離を確保できる。これにより、主回路用プローブ42同士及び主回路用パッド62とシールドフレーム65間の距離を短くすることができ、開閉装置10の小型化、コンパクト化が可能となる。
以上のように、主回路用プローブ42の主回路用プローブ可動部42bと主回路用パッド62との接触及び制御回路用プローブ43の制御回路用プローブ可動部43bと制御回路用パッド63との接触は、突き合わせ接触であり互いの移動方向(正対方向)と直交する方向の位置が多少ずれても接触を確保できるので、コンタクトプローブ部40とコンタクトパッド部60との位置合わせの許容度が大きく厳密な位置合わせが不要となり、製作や保守が容易である。
さらに、コンタクトプローブ部40をコンタクトパッド部60に押圧したとき、シールドフレーム45はシールドフレーム65の弾性板65bと弾性的に接触するので、シールドフレーム45と弾性板65bとの良好な接触が確保できる。機能試験を行うためにインバータ100を駆動するとき、主回路用プローブ42や主回路用パッド62を流れる電流は大きな電磁放射によるノイズ源となるが、シールドフレーム45,65が主回路用プローブ42及び主回路用パッド62を取り囲んでいるため、主回路用プローブ42や主回路用パッド62付近で発生する放射ノイズの制御回路用プローブ43や制御回路用パッド63をはじめとする周囲への影響を軽減することができる。
絶縁試験時、主回路とアース(シールドフレーム)間、制御回路とアース間には数千Vの高電圧が印加される。通常、気中絶縁距離よりも沿面絶縁距離の方を大きくとる必要があるが、本実施の形態においては、主回路用プローブ42及び制御回路用プローブ43を各々集中配置し、かつ、パッド側突設部66を設けて主回路用パッド62間及び主回路用パッド62とシールドフレーム65間に十分な沿面絶縁距離を確保するとともに、プローブ側突設部46がパッド側突設部66間に入り込んで気中絶縁距離が大きくなるようにすることにより、さらに小型化を図っている。
また、コンタクトプローブ部40側のシールドフレーム45と制御回路用プローブ43間の絶縁板47、及びコンタクトパッド部60側のシールドフレーム65と制御回路用パッド63間の絶縁板67の両者を設けることにより、制御回路用プローブ43や制御回路用パッド63とアース間の絶縁距離を確保している。主回路用プローブ42及び制御回路用プローブ43を各々集中配置し、かつ、主回路用プローブ42同士間及び主回路用プローブ42とアース電位となるシールドフレーム45との間、制御回路用パッド63とシールドフレーム65間に上述のプローブ側突設部46、絶縁板47、パッド側突設部66、絶縁板67を配設することにより、効果的に耐圧試験時の絶縁性能を確保でき、小型化ができる。
コンタクトプローブ部40、コンタクトパッド部60において、主回路用プローブ42、主回路用パッド62の背面側から各々試験回路、被試験体への配線を引き出す。配線の引出し部分の周囲に左側突設部48、右側突設部68を設けているため、電線の半田付け、ネジ締め固定等、結線部分の導体が露出している場合にも隣接する主回路用プローブ42や主回路用パッド62間の絶縁距離が確保される。制御回路については1端子につき、1a(メイク)接点の高耐圧リレーを2個用いた切換手段を使用できる可能性もあるが、高耐圧リレーは大型で高価なため、制御回路の端子数が増加するにしたがってこの実施の形態の小型安価になるという優位性が高まる。また、高耐圧リレーを用いた切換手段では、リレーの接点で融着が発生した場合、誤って機能試験回路110に耐圧試験の電圧が印加され、試験回路を損傷するおそれがあるが、本実施の形態の開閉装置では機械的な位置関係で機能試験、耐圧試験への接続の排他性を確保しており、接点の融着による試験回路損傷のおそれがない。
さらに、コンタクトパッド部60が1つであるため、被試験体側の余分な配線引き回しがなく、高周波の制御信号を扱う場合のインピーダンス不整合による信号劣化の影響が小さい。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2であるインバータ試験装置の構成を示す構成図である。図3において、開閉装置12は第1コンタクトプローブ部であるコンタクトプローブ部40と甲コンタクトパッド部であるコンタクトパッド部60及び第2コンタクトプローブ部であるコンタクトプローブ部50と乙コンタクトパッド部である別のコンタクトパッド部60を有する。インバータ100の主回路端子101、制御回路端子102、アース端子103の各端子は、コンタクトパッド部60及び別のコンタクトパッド部60の各パッドに並列に接続されている。また、コンタクトプローブ部40の各プローブには機能試験回路110の対応する端子が接続されており、コンタクトプローブ部50の各プローブには耐圧試験回路120の対応する端子が接続されている。
この場合は、乙駆動部としての駆動装置70は、図1における直角方向移動台21及びエアシリンダ22は不要であり、代わりにエアシリンダ24aまたは24bによりコンタクトプローブ部40またはコンタクトプローブ部50が載置された左右方向移動台23aまたは23bを図3の左右方向に駆動して、コンタクトプローブ部40とコンタクトパッド部60、あるいはコンタクトプローブ部50と別のコンタクトパッド部60とを接離する。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
以上のように、この実施の形態によれば、2対のコンタクトプローブ部とコンタクトパッド部が常に正対位置にあるため、コンタクトプローブ部とコンタクトパッド部との接離を操作する開閉機構が簡単で、可動部の配線の引き回しが容易である。
実施の形態3.
図4、図5は、実施の形態3であるインバータ試験装置の構成を示すものであり、図4はインバータ試験装置の構成図、図5(a)はコンタクトプローブ部の正面図、図5(b)はコンタクトパッド部の正面図である。図4において、インバータ100に耐圧試験回路120を接続するために、開閉装置14に第2コンタクトプローブ部としてのコンタクトプローブ部80と乙コンタクトパッド部としてのコンタクトパッド部90を設けたものである。コンタクトプローブ部80及びコンタクトパッド部90は耐圧試験用であるため、図5において、図1のコンタクトプローブ部50やコンタクトパッド部60に比して簡略化されたものを用いている。
耐圧試験用であるため、図5に示すように、図1におけるシールドフレーム45,65は不要であり、アース端子85,95もプローブ接続とし、図1における主回路用プローブ42、主回路用パッド62に相当する主回路用プローブ82、主回路用パッド92に大電流が流れることはないため、制御回路101用と同じ小電流用のプローブを採用している。これらをモールド成形したプローブ絶縁支持部材本体81、パッド絶縁支持部材本体91にて固定支持している。主回路用プローブ82と制御回路用プローブ83とアース端子85との間に絶縁板87を設けている。主回路用パッド92と制御回路用パッド93とアース端子95との間にこれらを互いに仕切る形で格子状の絶縁板97をパッド絶縁支持部材本体91と一体にして設けている。
なお、試験途中で接続線を外す作業を行わなくてもよいように、インバータ100を機能試験時もコンタクトプローブ部80及びコンタクトパッド部90に並列に接続したままにしておく。このために、コンタクトパッド部90の主回路用プローブ92間には升状に絶縁板97を設ける等で絶縁距離を確保しておく。なお、制御回路用プローブ83は図2における制御回路用プローブ43と同様のものであり、制御回路用パッド93は制御回路用パッド63と同様のものである。
以上のように、この実施の形態によれば、開閉装置が簡易な構成となり、安価にできる。
なお、以上の実施の形態においては、コンタクトパッド部60やコンタクトパッド部90は固定されたものを示したが、コンタクトプローブ部40,50,80等を固定し、コンタクトパッド部60やコンタクトパッド部90を駆動するようにしてもよいし、コンタクプローブ部及びコンタクパッド部の双方を駆動するようにしてもよい。
以上のように、この発明に係るインバータ試験装置においては、
第1及び第2コンタクトプローブ部と甲コンタクトパッド部と甲駆動部とを有するものであって、
第1及び第2コンタクトプローブ部は、それぞれ複数の主回路用プローブと制御回路用プローブとプローブ絶縁支持部材とをそれぞれ有し、
プローブ絶縁支持部材は、プローブ絶縁支持部材本体とプローブ側突設部とを有し、プローブ側突設部はプローブ絶縁支持部材本体から所定方向に筒状の凹設部を形成するようにしてプローブ絶縁支持部材本体から突設されたものであり、
主回路用プローブは、凹設部内にあってプローブ側突設部により相互に絶縁された状態でプローブ絶縁支持部材に固定支持され、
制御回路用プローブは、プローブ絶縁支持部材に固定支持され、
甲コンタクトパッド部は、複数の主回路用パッドと制御回路用パッドとパッド絶縁支持部材とを有し、
パッド絶縁支持部材は、パッド絶縁支持部材本体とパッド側突設部とを有し、パッド側突設部はパッド絶縁支持部材本体から所定方向と逆方向にパッド絶縁支持部材本体から突設されたものであり、
主回路用パッドは、パッド側突設部の突設端に位置するようにしてパッド絶縁支持部材に固定支持され、
制御回路用パッドは、パッド絶縁支持部材に固定支持され、
第1コンタクトプローブ部は、機能試験回路に接続され、第2コンタクトプローブ部は耐圧試験回路に接続され、甲コンタクトパッド部は試験対象であるインバータに接続され、
甲駆動部は、第1及び第2コンタクトプローブ部と甲コンタクトパッド部とのうちの少なくとも一方を駆動して第1及び第2コンタクトプローブ部の一方と甲コンタクトパッド部とを正対させるとともに正対する第1及び第2コンタクトプローブ部の一方の主回路用プローブと主回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、かつ制御回路用プローブと制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、併せてプローブ側突設部が主回路用プローブと主回路用パッドとが最初に当接する位置を越えて主回路用パッドの間に挿入されるものであるので、
被試験体であるインバータと耐圧試験回路、機能試験回路との接続を一括で切り換えできる。また、主回路用プローブは凹設部内にあってプローブ側突設部により相互に絶縁された状態でプローブ絶縁支持部材に固定支持されるので主回路用プローブ同士間の気中絶縁距離が確保することができ、プローブ側突設部が主回路用プローブと主回路用パッドとが当接する位置を越えて主回路用パッドの間に挿入されるので、主回路用パッド同士間の気中絶縁距離が確保することができるので、主回路用プローブ部及び主回路用パッド部を小型化できる。また、主回路用プローブと主回路用パッド及び制御回路用プローブと制御回路用パッドとは正対して当接するようにされているので、正対方向と直角方向に相互のずれがあっても、その許容度が大きいので、製作や保守が容易である。
また、この発明に係るインバータ試験装置においては、
第1及び第2コンタクトプローブ部と甲及び乙コンタクトパッド部と乙駆動部とを有するものであって、
第1及び第2コンタクトプローブ部は、それぞれ複数の主回路用プローブと制御回路用プローブとプローブ絶縁支持部材とをそれぞれ有し、
プローブ絶縁支持部材は、プローブ絶縁支持部材本体とプローブ側突設部とを有し、プローブ側突設部はプローブ絶縁支持部材本体から所定方向に筒状の凹設部を形成するようにしてプローブ絶縁支持部材本体から突設されたものであり、
主回路用プローブは、凹設部内にあってプローブ側突設部により相互に絶縁された状態でプローブ絶縁支持部材に固定支持され、
制御回路用プローブは、プローブ絶縁支持部材に固定支持され、
甲及び乙コンタクトパッド部は、複数の主回路用パッドと制御回路用パッドとパッド絶縁支持部材とをそれぞれ有し、
パッド絶縁支持部材は、パッド絶縁支持部材本体とパッド側突設部とを有し、パッド側突設部はパッド絶縁支持部材本体から所定方向と逆方向にパッド絶縁支持部材本体から突設されたものであり、
主回路用パッドは、パッド側突設部の突設端に位置するようにしてパッド絶縁支持部材に固定支持され、
制御回路用パッドは、パッド絶縁支持部材に固定支持され、
第1コンタクトプローブ部は、機能試験回路に接続され、第2コンタクトプローブ部は耐圧試験回路に接続され、甲及び乙コンタクトパッド部は試験対象であるインバータに接続され、
乙駆動部は、第1コンタクトプローブ部と甲コンタクトパッド部とのうちの少なくとも一方を駆動して第1コンタクトプローブ部と甲コンタクトパッド部とを正対させるとともに第1コンタクトプローブ部の主回路用プローブと甲コンタクトパッド部の主回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、かつ第1コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと甲コンタクトパッド部の制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、併せてプローブ側突設部が主回路用プローブと主回路用パッドとが最初に当接する位置を越えて主回路用パッドの間に挿入され、
第2コンタクトプローブ部と乙コンタクトパッド部とのうちの少なくとも一方を駆動して第2コンタクトプローブ部と乙コンタクトパッド部とを正対させるとともに第2コンタクトプローブ部の主回路用プローブと乙コンタクトパッド部の主回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、かつ第2コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと乙コンタクトパッド部の制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、併せてプローブ側突設部が主回路用プローブと主回路用パッドとが最初に当接する位置を越えて主回路用パッドの間に挿入されるものであるので、
被試験体であるインバータと耐圧試験回路、機能試験回路との接続を一括で切り換えできる。また、主回路用プローブは凹設部内にあってプローブ側突設部により相互に絶縁された状態でプローブ絶縁支持部材に固定支持されるので主回路用プローブ同士間の気中絶縁距離が確保することができ、プローブ側突設部が主回路用プローブと主回路用パッドとが当接する位置を越えて主回路用パッドの間に挿入されるので、主回路用パッド同士間の気中絶縁距離が確保することができるので、主回路用プローブ部及び主回路用パッド部を小型化できる。また、主回路用プローブと主回路用パッド及び制御回路用プローブと制御回路用パッドとは正対して当接するようにされているので、正対方向と直角方向に相互のずれがあっても、その許容度が大きいので、製作や保守が容易である。
この発明の実施の形態1であるインバータ試験装置の構成を示すものであり、図1(a)は全体構成図、図1(b)は開閉装置の非接触時のコンタクトプローブ部とコンタクトパッド部の側断面図、図1(c)は開閉装置の接触時のコンタクトプローブ部とコンタクトパッド部の側断面図である。 開閉装置の詳細構成を示すもので、図2(a)は図1のコンタクトプローブ部の正面図、図2(b)は図1のコンタクトパッド部の正面図である。 実施の形態2であるインバータ試験装置の構成を示す構成図である。 実施の形態3であるインバータ試験装置の構成を示す構成図である。 図5(a)は図4のコンタクトプローブ部の正面図、図5(b)は図4のコンタクトパッド部の正面図である。
符号の説明
10,12,14 開閉装置、20 駆動装置、40 コンタクトプローブ部、
41 プローブ絶縁支持部材本体、42 主回路用プローブ、
43 制御回路用プローブ、45 シールドフレーム、46 プローブ側突設部、
50 コンタクトプローブ部、60 コンタクトパッド部、
61 パッド絶縁支持部材本体、62 主回路用パッド、63 制御回路用パッド、
65 シールドフレーム、66 パッド側突設部、70 駆動装置、
80 コンタクトプローブ部、81 プローブ絶縁支持部材本体、
82 主回路用プローブ、83 制御回路用プローブ、90 コンタクトパッド部、
91 パッド絶縁支持部材本体、92 主回路用プローブ、93 制御回路用パッド、
100 インバータ装置、110 機能試験回路、120 耐圧試験回路。

Claims (5)

  1. 複数の主回路用パッド、この主回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する主回路用パッド絶縁支持部材、複数の制御回路用パッド、及びこの制御回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する制御回路用パッド絶縁支持部材を有する甲コンタクトパッド部と、
    前記主回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の主回路用プローブと前記制御回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の制御回路用プローブとをそれぞれ有する第1及び第2コンタクトプローブ部と、
    前記第1コンタクトプローブ部、前記第2コンタクトプローブ部、及び前記コンタクトパッド部の少なくとも2つを駆動する甲駆動部とを備え、
    前記甲コンタクトパッド部の各パッドは、試験対象のインバータに接続され、
    前記第1コンタクトプローブ部の各プローブは、機能試験回路に接続され、
    前記第2コンタクトプローブ部の各プローブは、耐圧試験回路に接続され、
    前記甲駆動部は、試験内容に応じて前記第1コンタクトプローブ部の主回路用プローブと前記主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに前記第1コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと前記制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、あるいは前記第2コンタクトプローブ部の主回路用プローブと前記主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに前記第2コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと前記制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続するものである
    インバータ試験装置。
  2. 前記第1及び第2コンタクトプローブ部は、前記各主回路用プローブの周囲を囲む絶縁体を有し、
    前記甲駆動部は、前記第1コンタクトプローブ部の主回路用プローブと前記主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するときに前記第1コンタクトプローブ部の前記主回路用プローブが前記主回路用パッドに最初に当接する位置を越えて前記絶縁体が前記主回路用パッドの間に挿入される位置まで駆動し、あるいは前記第2コンタクトプローブ部の主回路用プローブと前記主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するときに前記第2コンタクトプローブ部の前記主回路用プローブが前記主回路用パッドに最初に当接する位置を越えて前記絶縁体が前記主回路用パッドの間に挿入される位置まで駆動するものであることを特徴とする請求項1に記載のインバータ試験装置。
  3. 複数の主回路用パッド、この主回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する主回路用パッド絶縁支持部材、複数の制御回路用パッド、及びこの制御回路用パッドを相互に絶縁された状態で固定支持する制御回路用パッド絶縁支持部材をそれぞれ有する甲及び乙コンタクトパッド部と、
    前記主回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の主回路用プローブ及び前記制御回路用パッドの位置に対応して配置されて相互に絶縁された複数の制御回路用プローブをそれぞれ有する第1及び第2コンタクトプローブ部と、
    前記第1及び第2コンタクトプローブ部並びに前記第1及び第2コンタクトパッド部の少なくとも2つを駆動する乙駆動部とを備え、
    前記甲及び乙コンタクトパッド部の各パッドは、試験対象のインバータに接続され、
    前記第1コンタクトプローブ部の各プローブは、機能試験回路に接続され、
    前記第2コンタクトプローブ部の各プローブは、耐圧試験回路に接続され、
    前記乙駆動部は、試験内容に応じて前記第1コンタクトプローブ部の主回路用プローブと前記甲コンタクトパッド部の前記主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに前記第1コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと前記甲コンタクトパッド部の前記制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続し、あるいは前記第2コンタクトプローブ部の主回路用プローブと前記乙コンタクトパッド部の前記主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するとともに前記第2コンタクトプローブ部の制御回路用プローブと前記乙コンタクトパッド部の前記制御回路用パッドとを当接させて電気的に接続するものである
    インバータ試験装置。
  4. 前記第1及び第2コンタクトプローブ部は、前記各主回路用プローブの周囲を囲む絶縁体を有し、
    前記乙駆動部は、前記第1コンタクトプローブ部の主回路用プローブと前記甲コンタクトパッド部の前記主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するときに前記第1コンタクトプローブ部の前記主回路用プローブが前記甲コンタクトパッド部の前記主回路用パッドに最初に当接する位置を越えて前記絶縁体が前記主回路用パッドの間に挿入される位置まで駆動し、あるいは前記第2コンタクトプローブ部の主回路用プローブと前記乙コンタクトパッド部の前記主回路用パッドとを当接させて電気的に接続するときに前記第2コンタクトプローブ部の前記主回路用プローブが前記乙コンタクトパッド部の前記主回路用パッドに最初に当接する位置を越えて前記絶縁体が前記主回路用パッドの間に挿入される位置まで駆動するものであることを特徴とする請求項3に記載のインバータ試験装置。
  5. 前記第1コンタクトプローブ部は、前記複数の主回路用プローブと前記複数の制御回路用プローブとの間を電磁的に遮蔽するプローブ側電磁遮蔽部材を有するものであり、
    前記甲コンタクトパッド部は、前記主回路用パッドと前記制御回路用パッドとの間を電磁的に遮蔽するパッド側電磁遮蔽部材を有するものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインバータ試験装置。
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