JP4958628B2 - 蒸発式空調装置 - Google Patents

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D31/00Other cooling or freezing apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F5/00Air-conditioning systems or apparatus not covered by F24F1/00 or F24F3/00, e.g. using solar heat or combined with household units such as an oven or water heater
    • F24F5/0007Air-conditioning systems or apparatus not covered by F24F1/00 or F24F3/00, e.g. using solar heat or combined with household units such as an oven or water heater cooling apparatus specially adapted for use in air-conditioning

Description

本発明は,例えば,水等のような蒸発性を有する液体,つまり,蒸発性液体を使用して,大気空気にて複数の冷暖房箇所における冷暖房を行うようにした蒸発式の空調装置に関するものである。
先行技術としての特許文献1には,
「少なくとも,減圧に保持した第1容器及び第2容器と,冷暖房箇所に設置した冷暖房用熱交換器と,大気空気との間で熱交換を行う放吸熱用熱交換器とを備え,更に,前記第1容器内における水等の蒸発性液体を前記冷暖房用熱交換器との間を循環する第1循環管路と,前記第2容器内における水等の蒸発性液体を前記放吸熱用熱交換器との間を循環する第2循環管路と,前記第1容器と第2容器の相互間を接続する蒸気ダクト中に正逆回転可能の蒸気圧縮機を設けて成る。」
という構成が記載されている。
この先行技術の構成においては,前記蒸気圧縮機を,前記第1容器から前記第2容器の方向に蒸気圧縮を行うように正方向に回転するとき,前記第1容器における蒸発性液体は沸騰蒸発にて所定温度に冷却されたのち冷暖房用熱交換器に送られたのち再び前記第1容器に戻って沸騰蒸発することを繰り返す一方,前記第1容器内での沸騰蒸発にて発生した蒸気は前記蒸気圧縮機にて圧縮されたのち前記第2容器に至り,この第2容器における蒸発性液体にて凝縮され,この蒸気凝縮にて温度が高くなった蒸発性液体は放吸熱用熱交換器に送られて大気空気との熱交換にて冷却されたのち再び前記第2容器に戻って蒸気を凝縮することを繰り返すから,冷暖房箇所の冷房を行うという冷房運転にすることができる。
また,前記蒸気圧縮機を,今度は,前記第2容器から前記第1容器の方向に蒸気圧縮を行うように逆方向に回転すると,前記第2容器における蒸発性液体は沸騰蒸発にて所定温度に冷却されたのち放吸熱用熱交換器に送られ,ここで,大気空気との熱交換にて吸熱して暖められたのち再び前記第2容器に戻って沸騰蒸発することを繰り返す一方,前記第2容器内での沸騰蒸発にて発生した蒸気は前記蒸気圧縮機にて圧縮されたのち前記第1容器に至り,この第1容器における蒸発性液体にて凝縮され,この蒸気の凝縮にて温度が高くなった蒸発性液体は冷暖房用熱交換器に送られたのち再び前記第1容器に戻って蒸気を凝縮することを繰り返すから,冷暖房箇所の暖房を行うという暖房運転にすることができる。
特開2006−97989号公報
前記先行技術の装置は,前記したように,冷暖房箇所に冷暖房用熱交換器を配設し,冷房運転の時には,前記冷暖房用熱交換器に,前記蒸気圧縮機を正回転することで第1容器において冷却された蒸発性液体を供給することにより,前記冷暖房箇所の冷房を行う一方,暖房運転の時には,前記冷暖房用熱交換器に,前記蒸気圧縮機を逆回転することで第1容器において温度が高くなった蒸発性液体を供給することにより,前記冷暖房箇所の暖房を行うという構成である。
しかし,複数の冷暖房箇所における冷暖房を行うに際しては,この複数の各冷暖房箇所のうち大部分の冷暖房箇所では日当たりが良いこと等により冷房を行っているが,一部の冷暖房箇所では日当たりが悪いこと等により逆に暖房を行うか,冷房を停止するようにしたり,或いは,複数の各冷暖房箇所のうち大部分の冷暖房箇所では暖房を行っているが,一部の冷暖房箇所では逆に冷房を行うか,暖房を停止するようにしたりすることが必要な場合が存在する。
このような場合,つまり,複数の冷暖房箇所を別々に冷房及び暖房する場合,前記先行技術の空調装置では,当該空調装置を構成する第1容器,第2容器,放吸熱用熱交換器及び蒸気圧縮機を,前記複数の冷暖房箇所ごとに配設するという構成にしなければならないから,全体としての装置が非常に大型化するばかりか,価格の大幅なアップを招来し,しかも,冷暖房に要するランニングコストも大幅にアップするという問題があった。
本発明は,複数の冷暖房箇所を別々に冷房及び暖房することが,前記のような問題を招来することなく,確実に達成できるようにした蒸発式の空調装置を提供することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため請求項1は,
「少なくとも,減圧に保持した第1容器及び第2容器と,複数の各冷暖房箇所の各々に設置した複数個の冷暖房用熱交換器と,大気との間で熱交換を行う放吸熱用熱交換器とを備え,更に,前記第1容器内における蒸発性液体を前記各冷暖房用熱交換器に並列に供給しこの各冷暖房用熱交換器から前記第1容器に戻るように循環する第1循環管路と,前記第2容器内における蒸発性液体を前記放吸熱用熱交換器に供給しこの放吸熱用熱交換器から前記第2容器に戻すように循環する第2循環管路とを備え,前記第1容器と第2容器の相互間を接続する蒸気ダクト中に設けた正逆回転可能な蒸気圧縮機を設け,この蒸気圧縮機を前記第1容器から第2容器の方向に蒸気圧縮するように正回転することで冷房運転にし,前記蒸気圧縮機を前記第2容器から第1容器の方向に蒸気圧縮するように逆回転することで暖房運転にするように構成して成り,
前記複数の各冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器の各々に,
当該各冷暖房用熱交換器に対して前記第1容器における蒸発性液体を一斉に供給して,各冷暖房用熱交換器から前記第1容器に戻す第1状態と,
前記各冷暖房用熱交換器のうち一部の冷暖房用熱交換器に対する前記第1容器からの蒸発性液体の供給を止めて当該一部の冷暖房用熱交換器に対して前記第2容器における蒸発性液体の一部を供給しこの一部の冷暖房用熱交換器から前記第2容器に戻す第2状態とに,
切り換える手段を備えている。」
ことを特徴としている。
また,請求項2は,
「前記請求項1の記載において,前記各切換手段が,
前記第1状態と前記第2状態とに切り換える構成であることに加えて,
前記各冷暖房用熱交換器のうち一部の冷暖房用熱交換器に対する両容器からの蒸発性液体の供給を止める第3状態にも切り換えできる,
構成である。」
ことを特徴としている。
更にまた,請求項3は,
「前記請求項1又は2の記載において,前記各切換手段が,
前記第2容器における蒸発性液体の一部を前記各冷暖房用熱交換器の入口に供給するバイパス供給管路と,
前記各冷暖房用熱交換器の出口を前記第2容器又は前記第2循環管路に接続するバイパス戻り管路と,
前記第1循環管路及び前記バイパス供給管路のうち前記各冷暖房用熱交換器の入口に接続する部分に設けた入口側開閉弁と,
前記第1循環管路及び前記バイパス戻り管路のうち前記各冷暖房用熱交換器の出口に接続する部分に設けた出口側開閉弁とで,
構成されている。」
ことを特徴としている。
前記請求項1の記載において,複数の各冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器の各々を,第1容器における蒸発性液体を当該各冷暖房用熱交換器を経て前記第1容器に戻すように流す第1状態にして,蒸気圧縮機を,第1容器から第2容器の方向に蒸気圧縮を行うように正方向に回転する。
これにより,前記第1容器における蒸発性液体は沸騰蒸発し,この沸騰蒸発にて所定温度に冷却されたのち各冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器に一斉に送られたのち再び前記第1容器に戻って沸騰蒸発することを繰り返す一方,前記第1容器内での沸騰蒸発にて発生した蒸気は前記蒸気圧縮機にて圧縮されたのち前記第2容器に至り,この第2容器における蒸発性液体にて凝縮され,この蒸気凝縮にて温度が高くなった蒸発性液体は放吸熱用熱交換器に送られて大気空気との熱交換にて冷却されたのち再び前記第2容器に戻って蒸気を凝縮することを繰り返すから,前記複数の各冷暖房箇所を一斉に冷房することができる。
この一斉冷房中において,前記複数の各冷暖房箇所のうち任意の冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器のみを,前記第1状態から前記第2状態に切り換えることにより,この任意の冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器には,前記第1容器において冷却された蒸発性液体の供給が止まり,前記第2容器において蒸気凝縮で温度が高くなった蒸発性液体の一部が供給されたのちこの冷暖房用熱交換器より前記第2容器に戻るように流れることになるから,前記任意の冷暖房箇所のみを暖房にすることができる。
次に,複数の各冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器の各々を,第1容器における蒸発性液体を当該各冷暖房用熱交換器を経て前記第1容器に戻すように流す第1状態にして,蒸気圧縮機を,今度は,前記第2容器から前記第1容器の方向に蒸気圧縮を行うように逆方向に回転する。
これにより,前記第2容器における蒸発性液体は沸騰蒸発し,この沸騰蒸発にて所定温度に冷却されたのち放吸熱用熱交換器に送られ,ここで大気空気との熱交換にて吸熱して暖められたのち再び前記第2容器に戻って沸騰蒸発することを繰り返す一方,前記第2容器内での沸騰蒸発にて発生した蒸気は前記蒸気圧縮機で圧縮されたのち前記第1容器に至り,この第1容器における蒸発性液体にて凝縮され,この蒸気の凝縮にて温度が高くなった蒸発性液体は各冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器に送られたのち再び前記第1容器に戻って蒸気を凝縮することを繰り返すから,前記複数の冷暖房箇所を一斉に暖房することができる。
この一斉暖房中において,前記複数の各冷暖房箇所のうち任意の冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器のみを,前記第1状態から前記第2状態に切り換えることにより,この任意の冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器には,前記第1容器において蒸気凝縮で温度が高くなった蒸発性液体の供給が止まり,前記第2容器において沸騰蒸発にて温度が低くなった蒸発性液体の一部が供給されたのちこの冷暖房用熱交換器より前記第2容器に戻るように流れることになるから,前記任意の冷暖房箇所のみを冷房にすることができる。
このように,本発明によると,複数の冷暖房箇所について共通する第1容器,第2容器,放吸熱用熱交換器及び蒸気圧縮機等にて,前記複数の冷暖房箇所を冷暖房することができるとともに,各々別々に冷房及び暖房することができるから,全体としての装置が非常に小型化できるばかりか,価格の大幅な低減を達成することができ,しかも,冷暖房に要するランニングコストの大幅な低減も達成することができる。
特に,請求項2に記載した構成によると,前記複数の冷暖房箇所の各々を冷房又は暖房している状態において,前記複数の冷暖房箇所のうち任意の冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器のみを,当該冷暖房用熱交換器に蒸発性液体を流さないという第3状態に切り換えることにより,前記任意の冷暖房箇所のみを,冷房停止又は暖房停止にすることができるから,前記複数の冷暖房箇所を別々に冷房又は暖房にしたり,或いは冷暖房停止にしたりすることが自在にできる。
また,請求項3に記載した構成によると,前記複数の冷暖房箇所を別々に冷房又は暖房にしたり,或いは冷暖房停止にしたりすることの切り換えが,簡単な構成で確実に達成できる利点がある。
以下,本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1は,第1の実施の形態を示す。
この図1において,符号1は,第1の冷暖房箇所を,符号2は,第2の冷暖房箇所を,そして,符号3は,第3の冷暖房箇所を各々示し,これら各冷暖房箇所1,2,3の各々には,間接熱交換式の冷暖房用熱交換器4,5,6が配設され,この各冷暖房用熱交換器4,5,6における入口4a,5a,6aには,ゾーンポンプ7,8,9が接続されている。
また,前記図1において,符号10は,密閉構造にした第1容器を,符号11は,同じく密閉構造にした第2容器を各々示し,これら両容器10,11のうちいずれか一方又は両方には,前記第1容器10及び前記第2容器11内の両方を大気圧より低い減圧にするための真空ポンプ12等の真空発生装置が接続されている。
前記第1容器10と,前記各冷暖房用熱交換器4,5,6の入口4a,5a,6aにおけるゾーンポンプ7,8,9の吸い込み側との間を,循環ポンプ13を備えた第1循環供給管路14を介して並列に接続する一方,前記各冷暖房用熱交換器4,5,6の出口4b,5b,6bと,前記第1容器10との間を,第1循環戻り管路15を介して並列に接続することにより,前記第1容器10内に入れた水等の蒸発性液体を,第1循環供給管路14を介して前記各冷暖房用熱交換器4,5,6の入口4a,5a,6aに並列に供給したのち,この各冷暖房用熱交換器4,5,6の出口4b,5b,6bから第1循環戻り管路15を介して再び前記第1容器10内の上部にノズル16から噴出するように戻すという循環を行うように構成している。
前記第1循環供給管路14のうち前記各ゾーンポンプ7,8,9の吸い込み側への接続部には,入口側第1開閉弁17,18,19を設けており,また,前記第1循環戻り管路15のうち前記各冷暖房用熱交換器4,5,6における出口4b,5b,6bへの接続部には,出口側第1開閉弁20,21,22を設けている。
一方,前記第2容器11内に入れた水等の蒸発性液体は,循環ポンプ23を備えた第2循環供給管路24にて汲み出して密閉型に構成した放吸熱用熱交換器25に送ったのち,第2循環戻り管路26を介して再び前記第2容器11内の上部にノズル27から噴出するように戻すという循環を行うように構成している。
この場合,前記放吸熱用熱交換器25は,屋外に設置した通風塔25aと,その内部に設けた密閉構造の伝熱管25bとを備えて,前記第2容器11内における蒸発性液体が前記伝熱管25bの内部との間を循環するように構成する一方,前記通風塔25a内において,前記伝熱管25bの外側を,ポンプ25cにて循環する水を散布することに加えて,フアン25dにて大気の空気を強制通風するように構成している。
前記第2循環供給管路24における途中部分又は前記第2容器11と,前記各冷暖房用熱交換器4,5,6の入口4a,5a,6aにおけるゾーンポンプ7,8,9の吸い込み側との間を,ポンプ29を備えたバイパス供給管路28を介して並列に接続する一方,前記第2循環戻り管路26の途中部分又は第2容器11と,前記各冷暖房用熱交換器4,5,6の出口4b,5b,6bとの間を,バイパス戻り管路33を介して並列に接続することにより,前記第2容器11における蒸発性液体の一部を,前記バイパス供給管路28を介して前記各冷暖房用熱交換器4,5,6の入口4a,5a,6aに並列に供給したのち,この各冷暖房用熱交換器4,5,6の出口4b,5b,6bから前記バイパス戻り管路33を介して前記第2容器11に戻る蒸発性液体に合流するか,前記第2容器11に戻すように構成している。
前記バイパス供給管路28のうち前記各ゾーンポンプ7,8,9の吸い込み側への接続部には,入口側第2開閉弁30,31,32を設けており,また,前記バイパス戻り管路33のうち前記各冷暖房用熱交換器4,5,6における出口4b,5b,6bへの接続部には,出口側第2開閉弁34,35,36を設けている。
更に,前記第1容器10の上部と前記第2容器11の上部の間は,蒸気ダクト37を介して接続され,この蒸気ダクト37の途中には,回転式蒸気圧縮機における一つの例であるところのルーツ式圧縮機38が設けられている。
このルーツ式圧縮機38は,正逆回転が可能の構成である。
この構成において,図2に示すように,前記複数の各冷暖房箇所1,2,3における冷暖房用熱交換器4,5,6に対する入口側第1開閉弁17,18,19及び出口側第1開閉弁20,21,22を開いて入口側第2開閉弁30,31,32及び出口側第2開閉弁34,35,36を閉じることにより,前記各冷暖房用熱交換器4,5,6の各々に対して前記第1容器10における蒸発性液体を供給するという第1状態にし,この第1状態で,前記ルーツ式圧縮機38を,矢印39で示すように,前記第1容器10から前記第2容器11の方向に蒸気圧縮を行うように正回転にする。
これにより,前記第1容器10における蒸発性液体は沸騰蒸発し,この沸騰蒸発にて所定温度に冷却されたのち各冷暖房箇所1,2,3における冷暖房用熱交換器4,5,6に送られたのち再び前記第1容器10に戻って沸騰蒸発することを繰り返す一方,前記第1容器10内での沸騰蒸発にて発生した蒸気は前記ルーツ式圧縮機38にて圧縮されたのち前記第2容器11に至り,ここにおける蒸発性液体にて凝縮され,この蒸気凝縮にて温度が高くなった蒸発性液体は放吸熱用熱交換器25に送られてここでの大気空気との熱交換にて冷却された(放熱)のち再び前記第2容器11に戻って蒸気を凝縮することを繰り返すから,前記複数の各冷暖房箇所1,2,3を一斉に冷房することができる。
この一斉冷房中において,図3に示すように,前記複数の各冷暖房箇所1,2,3のうち任意の冷暖房箇所,例えば,第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5に対する入口側第1開閉弁18及び出口側第1開閉弁21を閉じて入口側第2開閉弁31及び出口側第2開閉弁35を開くというように,前記第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5のみを第2状態に切り換えることにより,前記第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5には,前記第2容器11において蒸気凝縮で温度が高くなった蒸発性液体の一部が,前記バイパス供給管路28を介して供給され,当該冷暖房用熱交換器5からバイパス戻り管路29を介して第2容器11に戻るように流れるから,前記第2冷暖房箇所2のみを,他の第1冷暖房箇所1及び第3冷暖房箇所3を冷房にしたままで,暖房にすることができる。
また,前記第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5に対する入口側第1開閉弁18及び出口側第1開閉弁21を閉じるとともに,入口側第2開閉弁31及び出口側第2開閉弁35を閉じるというように,前記第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5のみを第3状態に切り換えることにより,前記第2冷暖房箇所2のみを,他の第1冷暖房箇所1及び第3冷暖房箇所3を冷房にしたままで,冷房停止にすることができる。
これら第2状態への切り換え操作又は第3状態への切り換え操作は,他の第1冷暖房箇所1及び第3冷暖房箇所3についても同様に行うことができることはいうまでもない。
次に,図4に示すように,前記複数の各冷暖房箇所1,2,3における冷暖房用熱交換器4,5,6に対する入口側第1開閉弁17,18,19及び出口側第1開閉弁20,21,22を開いて入口側第2開閉弁30,31,32及び出口側第2開閉弁34,35,36を閉じることにより,前記各冷暖房用熱交換器4,5,6の各々に対して前記第1容器10における蒸発性液体を供給するという第1状態にし,この第1状態で,前記ルーツ式圧縮機38を,今度は,前記第2容器11から前記第1容器10の方向に蒸気圧縮を行うように逆回転にする。
これにより,前記第2容器11における蒸発性液体は沸騰蒸発し,この沸騰蒸発にて所定温度に冷却されたのち放吸熱用熱交換器25に送られ,ここで大気空気との熱交換にて暖められた(吸熱)のち再び前記第2容器11に戻って沸騰蒸発することを繰り返す一方,前記第2容器11内での沸騰蒸発にて発生した蒸気は前記ルーツ式圧縮機38で圧縮されたのち前記第1容器10に至り,ここにおける蒸発性液体にて凝縮され,この蒸気凝縮にて温度が高くなった蒸発性液体は各冷暖房箇所1,2,3における冷暖房用熱交換器4,5,6に一斉に送られたのち再び前記第1容器10に戻って蒸気凝縮することを繰り返すから,前記複数の各冷暖房箇所1,2,3を一斉暖房にすることができる。
この一斉暖房中において,図5に示すように,前記複数の各冷暖房箇所1,2,3のうち任意の冷暖房箇所,例えば,第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5に対する入口側第1開閉弁18及び出口側第1開閉弁21を閉じて入口側第2開閉弁31及び出口側第2開閉弁35を開くというように,前記第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5のみを第2状態に切り換えることにより,前記第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5には,前記第2容器11において沸騰蒸発にて温度が低くなった蒸発性液体の一部が,前記バイパス供給管路28を介して供給され,当該冷暖房用熱交換器5からバイパス戻り管路29を介して第2容器11に戻るように流れるから,前記第2冷暖房箇所2のみを,他の第1冷暖房箇所1及び第3冷暖房箇所3を暖房にしたままで,冷房にすることができる。
また,前記第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5に対する入口側第1開閉弁18及び出口側第1開閉弁21を閉じるとともに,入口側第2開閉弁31及び出口側第2開閉弁35を閉じるというように,前記第2冷暖房箇所2における冷暖房用熱交換器5のみを,第3状態に切り換えることにより,前記第2冷暖房箇所2のみを,他の第1冷暖房箇所1及び第3冷暖房箇所3を暖房にしたままで,暖房停止にすることができる。
これら第2状態への切り換え操作又は第3状態への切り換え操作は,他の第1冷暖房箇所1及び第3冷暖房箇所3についても同様に行うことができることはいうまでもない。
図6は,第2の実施の形態を示す。
前記した第1の実施の形態は,前記第2容器11における蒸発性液体を密閉型の放吸熱用熱交換器25に送って大気と間接的に熱交換する場合であったが,この第2の実施の形態は,前記第2容器11における蒸発性液体と大気との間接的な熱交換に,開放型の放吸熱用熱交換器41を使用した場合であり,その他の構成は,前記第1の実施の形態の場合と同様である。
すなわち,この第2の実施の形態における開放型の冷却用熱交換器41は,不凍液を入れた流体室41a内に密閉型の伝熱管41bを設けて,この伝熱管41bの内部と前記第2容器11との間を,前記第2容器11内における蒸発性液体が循環するようにして,前記流体室41a内において,前記第2容器11における蒸発性液体と,当該流体室41a内に入れた不凍液との間で間接的な熱交換を行うように構成する一方,フアン41cによる強制通風の通風塔41d内に,ラシヒリング等の充填層41eを設け,この通風塔41dの底に溜まる前記不凍液を循環ポンプ41fにて汲み出して,前記流体室41a内に供給し,次いで,この流体室41a内における不凍液を前記通風塔41d内における充填層41eに対してノズル41gにて散布して,この充填層41eを流下するという循環を行うことにより,前記不凍液を,前記通風塔41d内における大気空気との直接接触にて熱交換し,この熱交換したあとの不凍液と,前記第2容器11と前記伝熱管41b内との間を循環する蒸発性液体とを間接的に熱交換するように構成したものである。
この第2の実施の形態においては,前記第1容器10内及び第2容器11内を大気圧よりも低い減圧に保った状態のもとで,「開放型の冷却用熱交換器41」を使用することができる。また,大気との熱交換に不凍液を使用することにより,大気温度が氷点以下に下がった場合において,前記第2容器11における蒸発性液体に凍結が発生することを確実に回避できる。
従って,前記した請求項1のうち「大気との間で熱交換を行う放吸熱用熱交換器」には,前記第1の実施の形態において説明した「密閉型の放吸熱用熱交換器25」は勿論のこと,前記第2の実施の形態において説明した「開放型の放吸熱用熱交換器41」を当然に含むものである。
なお,前記各実施の形態において,第1容器10における蒸発性液体及び第2容器11における蒸発性液体としては,前記各実施の形態として説明した水か,又は各種の水溶液に限らず,アルコール等のようなその他の蒸発性液体を使用することができるほか,これら水等の蒸発性液体に不凍結剤,防蝕剤,防錆剤又は防スケール剤を適宜添加しても良いことはいうまでもない。
また,正逆回転可能な回転式の蒸気圧縮機としては,前記各実施の形態で説明したルーツ式圧縮機に限らず,可変翼式圧縮機又はねじ式圧縮機等のような正逆回転可能な回転式圧縮機を使用することができる。
本発明の第1の実施の形態を示す図である。 前記第1の実施の形態において複数の冷暖房箇所を一斉冷房にしている場合を示す図である。 前記第1の実施の形態において一斉冷房中に一部の冷暖房箇所のみを暖房にしている場合を示す図である。 前記第1の実施の形態において複数の冷暖房箇所を一斉暖房にしている場合を示す図である。 前記第1の実施の形態において一斉暖房中に一部の冷暖房箇所のみを冷房にしている場合を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における放吸熱用熱交換器を示す図である。
符号の説明
1,2,3 冷暖房箇所
4,5,6 冷暖房用熱交換器
4a,5a,6a 冷暖房用熱交換器の入口
4b,5b,6b 冷暖房用熱交換器の出口
10 第1容器
11 第2容器
12 真空ポンプ
14,15 第1循環管路
25,41 放吸熱用熱交換器
24,26 第2循環管路
17,18,19 入口側第1開閉弁
20,21,22 出口側第1開閉弁
28 バイパス供給管路
33 バイパス戻り管路
30,31,32 入口側第2開閉弁
34,35,36 出口側第2開閉弁
37 蒸気ダクト
38 ルーツ式圧縮機(蒸気圧縮機)
39,40 ルーツ式圧縮機の回転方向

Claims (3)

  1. 少なくとも,減圧に保持した第1容器及び第2容器と,複数の各冷暖房箇所の各々に設置した複数個の冷暖房用熱交換器と,大気との間で熱交換を行う放吸熱用熱交換器とを備え,更に,前記第1容器内における蒸発性液体を前記各冷暖房用熱交換器に並列に供給しこの各冷暖房用熱交換器から前記第1容器に戻るように循環する第1循環管路と,前記第2容器内における蒸発性液体を前記放吸熱用熱交換器に供給しこの放吸熱用熱交換器から前記第2容器に戻すように循環する第2循環管路とを備え,前記第1容器と第2容器の相互間を接続する蒸気ダクト中に設けた正逆回転可能な蒸気圧縮機を設け,この蒸気圧縮機を前記第1容器から第2容器の方向に蒸気圧縮するように正回転することで冷房運転にし,前記蒸気圧縮機を前記第2容器から第1容器の方向に蒸気圧縮するように逆回転することで暖房運転にするように構成して成り,
    前記複数の各冷暖房箇所における冷暖房用熱交換器の各々に,
    当該各冷暖房用熱交換器に対して前記第1容器における蒸発性液体を一斉に供給して,各冷暖房用熱交換器から前記第1容器に戻す第1状態と,
    前記各冷暖房用熱交換器のうち一部の冷暖房用熱交換器に対する前記第1容器からの蒸発性液体の供給を止めて当該一部の冷暖房用熱交換器に対して前記第2容器における蒸発性液体の一部を供給しこの一部の冷暖房用熱交換器から前記第2容器に戻す第2状態とに,
    切り換える手段を備えていることを特徴とする蒸発式空調装置。
  2. 前記請求項1の記載において,前記各切換手段が,
    前記第1状態と前記第2状態とに切り換える構成であることに加えて,
    前記各冷暖房用熱交換器のうち一部の冷暖房用熱交換器に対する両容器からの蒸発性液体の供給を止める第3状態にも切り換えできる,
    構成であることを特徴とする蒸発式空調装置。
  3. 前記請求項1又は2の記載において,前記各切換手段が,
    前記第2容器における蒸発性液体の一部を前記各冷暖房用熱交換器の入口に供給するバイパス供給管路と,
    前記各冷暖房用熱交換器の出口を前記第2容器又は前記第2循環管路に接続するバイパス戻り管路と,
    前記第1循環管路及び前記バイパス供給管路のうち前記各冷暖房用熱交換器の入口に接続する部分に設けた入口側開閉弁と,
    前記第1循環管路及び前記バイパス戻り管路のうち前記各冷暖房用熱交換器の出口に接続する部分に設けた出口側開閉弁とで,
    構成されていることを特徴とする蒸発式空調装置。
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