JP4956083B2 - 画像形成装置システム - Google Patents

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Description

本発明は、商用電源の電力で発熱する第一発熱装置と、蓄電された電力を用いて発熱する第二発熱装置とを有する定着装置を備える画像形成装置システムに関する。
従来より、印刷装置、複写機、ファックス、複合機等の画像形成装置が用いられている。これら画像形成装置においては、トナー像が定着された記録紙を加熱してトナー像の定着処理を行う定着装置が設けられる。かかる定着装置では、AC入力の電力を予め蓄電しておく、たとえば2次電池やキャパシタといった蓄電装置を設けて、画像形成装置の初期立ち上げ時等におけるプリント可能状態への移行時に、AC入力から直接、供給する電力に加えて、この蓄電装置からも電力を供給して、大きな電力により発熱を行わせて、立ち上がり時間を短縮するようにしている(下記特許文献1参照)
特開平10−282821号公報
しかしながら、かかる従来技術では、画像形成装置に蓄電装置を設けなくてはならず、装置構成が大掛かりになる。しかも、蓄電装置を設けることは、当然、製造コストを割高にしてしまう。さらに、ある場所に画像形成装置を設置した直後などの、画像形成装置への電力供給がされていなかった期間の直後には、蓄電装置の蓄電量が空になっていて、立ち上がり時間を短縮することができなくなってしまう。
本発明は、これらのことに鑑みてなされたものであり、装置構成を大掛かりにすることなく、またコストを高くしてしまうこともなく、しかも確実に、定着装置における急発熱を実現することができるようにすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、
商用電源の電力を取得して、蓄電する蓄電装置と、
商用電源の電力で発熱する第一発熱装置と、前記蓄電装置から供給される電力により発熱する第二発熱装置とを有する定着装置を備える複数の画像形成装置と
を備える画像形成装置システムであって、
前記第二発熱装置は、それぞれ、前記蓄電装置より当該第二発熱装置への電力供給を供給実行状態と供給停止状態との間で切り替える切替手段を備え、
前記各画像形成装置は、
当該画像形成装置システムに設けられたネットワークにより互いに接続されており、
それぞれ、自己の前記切替手段、および前記ネットワークを介して他の前記画像形成装置の前記切替手段へと制御信号を送信して、前記蓄電装置から複数の前記画像形成装置への電力供給を制御する統合管理を実行する統合制御手段を備え
複数の前記画像形成装置の前記統合制御手段は、前記ネットワークを介して互いに通信し、いずれか一つの前記画像形成装置の前記統合制御手段のみが前記統合管理を実行する画像形成装置システムである。
この構成であれば、商用電源の電力が取得されて、蓄電装置において蓄電がされる一方で、商用電源の電力で第一発熱装置において発熱がされるとともに、前記蓄電装置から供給される電力により第二発熱装置で発熱がされて、画像形成装置の定着装置における急速発熱が行われ、そして、かかる画像形成装置が複数設けられて画像形成装置システムが構成されていて、個々の画像形成装置に一々蓄電装置を設ける必要がなくなり、装置構成を小さくしたり、コストを低くしたりすることができ、しかも、確実に、画像形成装置とは別にある蓄電装置に蓄電されている電力により急速発熱を実行することができるようになる。
しかも、前記第二発熱装置においては、それぞれ、前記蓄電装置より当該第二発熱装置への電力供給が供給実行状態と供給停止状態との間で切替手段により切り替えられ、そして、当該画像形成装置システムに設けられたネットワークにより前記各画像形成装置は互いに接続されており、前記各画像形成装置の前記統合制御手段より、その画像形成装置の前記切替手段、および前記ネットワークを介して他の前記画像形成装置の前記切替手段へと制御信号が送信されて、これにより、前記蓄電装置から前記複数の画像形成装置への電力供給が制御され、たとえば上述の統合制御手段が行う制御と同様の制御を行う特別の制御手段を蓄電装置に敢えて設ける必要がなくなったり、蓄電装置と画像形成装置との間の接続線を簡単なものにすることができたりして、上記の構成であれば、特に小さな装置構成とすることができ、また、特に製造コストを低くすることができる。
上記構成において、
前記各統合制御手段は、それぞれ、当該統合制御手段以外の他の統合制御手段のすべてが電力供給の前記制御を停止していると前記ネットワークを通じた通信より判断される場合に、当該統合制御手段による前記制御を実行する
この構成であれば、ある統合制御手段以外の他の統合制御手段のすべてが電力供給の前記制御を停止していると前記ネットワークを通じた通信より判断される場合に、その統合制御手段による前記制御は実行される。
したがって、複数の統合制御手段によりバラバラに制御がされて、不適切な動作を画像形成システムがしてしまうということがないようにすることができる。
上記構成において
前記統合制御手段は、複数の前記画像形成装置のうち同時には一つの前記画像形成装置の前記第二の発熱装置に対してのみ前記蓄電装置から電力を供給させる
この構成であれば、同時に蓄電装置から複数の画像形成装置の第二の発熱装置へと電力供給がされて電力供給が不安定になってしまうことを避けることができる。
上記構成において
前記統合制御手段は、前記ネットワークに新たに接続された画像形成装置を探知して、探知された新たに当該ネットワークに接続された画像形成装置への前記蓄電装置からの電力供給を制御する
この構成であれば、前記ネットワークに新たに画像形成装置が接続されれば、統合制御手段により探知され、探知された新たに当該ネットワークに接続された画像形成装置への前記蓄電装置からの電力供給がその統合制御手段により自動的に制御され始める。したがって、新しい画像形成装置を画像形成システムに組み込む場合に、容易に、その画像形成装置への電力供給制御をさせることができるようになる。
本発明に係る画像形成装置は
商用電源の電力を取得して、蓄電する蓄電装置と、
商用電源の電力で発熱する第一発熱装置と、前記蓄電装置から供給される電力により発熱する第二発熱装置とを有する定着装置を備える複数の画像形成装置とを備え、
前記第二発熱装置は、それぞれ、前記蓄電装置より当該第二発熱装置への電力供給を供
給実行状態と供給停止状態との間で切り替える切替手段を備え、
前記各画像形成装置は、当該画像形成装置システムに設けられたネットワークにより互いに接続された画像形成システムに設けられる一の前記画像形成装置であって、
自己の前記切替手段、および前記ネットワークを介して他の前記画像形成装置の前記切替手段へと制御信号を送信して、前記蓄電装置から前記複数の画像形成装置への電力供給を制御する統合制御手段を備える画像形成装置である。
本発明によれば、定着装置における急発熱を、装置構成を大掛かりにすることなく、またコストを高くしてしまうこともなく、しかも確実に、行わせることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置システム1(画像形成装置システム)について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置システム1を示す図である。
画像形成装置システム1は、複写機100a〜100c(画像形成装置)と、これらの複写機100a〜100cへと電力を供給する補助電源装置100(蓄電装置)と、通信ラインnet(ネットワーク)とを備える。
複写機100a〜100cは、互いに同じ構成を有する。図1では、複写機100aのみ、その詳細な構成を示している。以下では、複写機100a〜100cのうち、この複写機100aを例にとって主な説明を行い、他の複写機100b,100cについては適宜、説明を省略する。
なお、図1においては、画像形成装置システムに三台の画像形成装置が設けられている場合を示しているが、これは一例であり、かかる場合に限定されることはない。
複写機100aは、積載された記録紙へとトナー像を形成し、形成されたトナー像を図示する定着装置150aによって記録紙に定着させて、画像形成を行う。
定着装置150aは、第一のヒータ151a(第一発熱装置)と、第二のヒータ152a(第二発熱装置)と、制御装置110aとを備える。
第一のヒータ151aは、AC入力300からの電力が直接、入力されて、発熱する。
第二のヒータ152aは、定着装置150aが駆動開始される場合などに、第一のヒータ151aと共に駆動される補助的なヒータであり、予め補助電源装置100にAC入力300より充電された電力を用いて、蓄電されたこの電力により発熱する。
このように、第二のヒータ152aが第一のヒータ151aと共に発熱されることにより、この定着装置150aでは、急速に発熱を行うことができ、短い立ち上がり時間で、定着処理を開始することができるようになっている。
電力取得制御スイッチ155aは、補助電源装置100と、第二のヒータ152aとの間にあり、補助電源装置100から第二のヒータ152aへの電力供給を、供給実行状態と、供給停止状態との間で切り替える。
制御装置110aは、CPU、ROM、RAM等を備える情報処理装置であり、複写機100aの動作を制御する。
制御装置110aは、前述した電力取得制御スイッチ155aをオン状態とオフ状態とに適切なタイミングで開閉制御し、これにより、第二のヒータ152aへの電力供給状態を停止状態と実行状態との間で切り替える。
また、制御装置110aは、他の複写機100b,100cにこの制御装置110aと同じく備えられた制御装置110b、110cと、通信ラインnetを介して通信する。制御装置110aは、電力取得制御スイッチ155a,155b,155cの統合管理を、この通信を用いて行う。具体的には、この統合管理処理で、制御装置110aは、電力取得制御スイッチ155a、155b,155cのうち2以上のスイッチが同時にオン状態とならないように、これらのスイッチの開閉を管理する。
なお、通信ラインnetは、複写機100a〜100cが接続するいわゆるLAN(Local Area Network)であるものとしてもよいし、また、USB(Universal Serial Bus)等のシリアルバスによって構成されているものとしてもよい。この通信ラインnetは、これらの有線接続をするものではなく、IEEE802.11bやbluetooth、あるいはIrDA(Infrared Data Association)などの電波や赤外線等による無線接続を行うものであってもよい。
補助電源装置100は、内部に、キャパシタによって構成された蓄電装置を備え、この蓄電装置へとAC入力300から充電を行い、蓄電を実行する。そして、複写機100aで電力取得制御スイッチ155aがオン状態とされれば、蓄電された電力が、オン状態とされた電力取得制御スイッチ155aを通じて第二のヒータ152aへと流れる。
補助電源装置100は、複写機100a〜100cの各定着装置(定着装置150a等)における1回の定着処理で、第二のヒータ(第二のヒータ152a等)に必要な電力を、ちょうど蓄電する。
なお、補助電源装置100を一個だけ用いるのではなく、補助電源装置100と同様の複数の補助電源装置をカスケード接続(直列接続)して補助電源システムを構成して、補助電源装置100に代えて用いるものとしてもよい。
図2は、制御装置110aに実現される機能ブロックを示す図である。制御装置110aは、ROMに記憶されたソフトウェアを実行して、図示する各機能ブロックを実現する。
制御装置110aには、通信部510と、オーナシップ処理部520(統合制御部)と、スイッチ切替処理部540と、定着処理制御部530とが実現される。
通信部510は、通信ラインnetを介した、他の複写機100b,100cの制御装置110b,110c(図1)とこの制御装置110aとの通信を実現する。この通信部510以外の他の機能ブロック、すなわち、オーナシップ処理部520とスイッチ切替処理部540と定着処理制御部530とは、この通信部510を介して複写機100bや複写機100cの制御装置110b,110c(図1)と通信することができる。
スイッチ切替処理部540は、電力取得制御スイッチ155aの開閉を制御する制御信号を電力取得制御スイッチ155aに入力する。
スイッチ切替処理部540および電力取得制御スイッチ155aが、特許請求の範囲記載の「切替手段」の一例に相当する。
オーナシップ処理部520は、この複写機100aおよび他の複写機100b,100cの電力取得制御スイッチ155a,155b,155cの開閉を統合管理する。オーナシップ処理部520は、上述のスイッチ切替処理部540および、スイッチ切替処理部540と同様に他の複写機100b、100cに実現されたスイッチ切替処理部に制御信号を入力し、電力取得制御スイッチ155a,155b,155cをオン状態にすることを禁止したり、許可したりし、これにより、同時には3つの電力取得制御スイッチ155a,155b,155cのうち2つ以上がオン状態にされていることがないようにする。
なお、スイッチ切替処理部540は、このオーナシップ処理部520、および、他の複写機100b,100cのオーナシップ処理部から、電力取得制御スイッチ155aをオン状態にすることを禁止されたり、許可されたりする。
先述の通り、複写機100aと同様の構成を、複写機100b,100cは有し、このため、制御装置110aが上記のような3つのスイッチの統合管理処理を行うのと同様に、他の複写機100b,100cの制御装置110b,110cも、それぞれ、同じく、スイッチの統合管理処理を行うことができる。ここで、各制御装置110a〜110cが行う処理のうちで、同時には、1つの装置の処理のみが実行されていれば足り、かつ、それが適切である。そこで、この画像形成装置システム1では、制御装置110a〜110cは互いに通信して、1台の制御装置110a〜110cのオーナシップ処理部のみが、自己を、補助電源装置100の電力利用を管理する管理者(オーナ)であると特定し、自己をオーナと特定したオーナシップ処理部のみがこの統合管理処理(以後、オーナシップ処理)を実行する。
なお、以下では、あるオーナシップ処理部がオーナである場合のことを、そのオーナシップ処理部が実現された複写機がオーナであるとも呼ぶこととする。
この画像形成装置システム1においては、このようなオーナシップ処理が、補助電源装置100によってではなく、複数ある複写機のうちの1つに過ぎない複写機100aの制御装置110aによって行われ、このため、補助電源装置100に特別な制御装置を設ける必要がなくなり、画像形成装置システム1の装置構成を簡潔にしたり小さくしたりし、また、製造コストを低下させることができる。
定着処理制御部530は、定着装置150aの動作制御を行い、たとえば、第一のヒータ151aおよび第二のヒータ152aの駆動制御を行う。ここで、第二のヒータ152aの駆動制御のために、第二のヒータ152aへと補助電源装置100から電力を入力させたいとき、この定着処理制御部530は、複写機100aのオーナシップ処理部520、または、他の複写機100bまたは100cのオーナシップ処理部のうち、そのときにオーナ(上述)であるオーナシップ処理部へと、電力取得制御スイッチ155aをオン状態にする許可を求める。定着処理制御部530は、この許可が制御装置110aに入力された後に、スイッチ切替処理部540により電力取得制御スイッチ155aをオン状態にさせて、第二のヒータ152aを発熱させる。定着処理制御部530は、通信ラインnetを介して複写機100a〜100cのオーナシップ処理部と通信して、オーナである複写機を特定することができる。
図3は、複写機100aの動作の流れを示す図である。なお、複写機100aと同じく、他の複写機100b,100cもこの処理と同様の処理を行うことができる。
ステップS01では、ユーザによって、複写機100aに電源が投入される。図示する処理は、複写機100aに電源が投入されることで開始される処理である。
ステップS02では、オーナシップ処理部520が、複写機100aが接続する通信ラインnetに接続する他の複写機を探索し、通信ラインnetに接続する複写機100b,100cのうちで、すでに電源が投入されているものがあるか否かを調べる。すでに電源が投入されているものがある場合、そのうちの1つがオーナとなっており、すでに電源投入されたものが1つもない場合、当然、オーナはまだ存在しない。
オーナシップ処理部520は、複写機100a以外に電源投入された複写機がない場合、自らがオーナとなることを決定し(ステップS02:no)、ステップS14〜S18で、オーナシップ処理を実行する。
ステップS14では、オーナシップ処理部520が、複写機100aがオーナとなることが決定された場合に(ステップS02:no)、オーナシップ処理を実行開始する。
ステップS15では、オーナシップ処理部520が、この複写機100a、または、他の複写機100b、100cから電力取得制御スイッチをオンにする許可要求が到着していないかを確認する。この要求は、複写機100aまたは100bまたは100cで定着処理が実行される際に、各複写機の定着処理制御部からそれぞれオーナであるこのオーナシップ処理部520へと送信されてくる。
ステップS16では、スイッチオンの許可要求がオーナシップ処理部520へと到着していた場合に(ステップS15:yes)、オーナシップ処理部520が、要求を送信した送信元の複写機100aまたは複写機100bまたは100cのスイッチ切替処理部へと許可信号を送信し、送信元の複写機のヒータへと補助電源装置100から電流を流させる。
なお、複数の複写機から要求が同時に到着していることもあるが、オーナシップ処理部520は、かかる場合には、1台ずつ、各複写機への電力供給を順次に実行させる。つまり、同時に2台以上へと並行して電力供給がされることがなく、したがって、各装置への電力供給は互いに排他的に行われる。オーナシップ処理部520は、かかる場合、1台への電力供給が終わるたびに、補助電源装置100の充電時間をとり、充電が完了してから次の複写機への電力供給を開始させる。
オーナシップ処理部520は、複数の要求が到着している場合、到着順に、各要求を送信した送信元の複写機への電力供給を行わせるものとしてもよいし、また、複写機間の優先順位を記憶しており、その優先順位に従った順番で各複写機への電力供給を行わせるものとしてもよい。
ステップS17では、オーナシップ処理部520が、この複写機100aの電源オフがユーザによって指示されたか否かを判定する。電源オフにはされず、続けてこの複写機100aが稼動される場合には(ステップS17:no)、ステップS15の処理に戻り、オーナシップ処理部520は、これまで説明したステップS15,ステップS16の処理を繰り返し実行する。
他方、ユーザにより電源オフが指示された場合には(ステップS17:yes)、ステップS18で、オーナシップ処理部520が、複写機100aの電源オフにより自己がオーナシップ処理をできなくなった後に、自己に代わって新たにオーナとなりオーナシップ処理を実行するオーナシップ処理部を、複写機100bまたは複写機100cのオーナシップ処理部から選択して、選択したオーナシップ処理部に対して、オーナシップ処理を実行開始することを指示する。
なお、この指示が、複写機100aではなく、他の複写機100b,100cのオーナシップ処理部によってされたときには、複写機100aは、これから説明するステップS23で指示を受信する。以下のステップS23の説明において、この指示のことについて、さらに詳しく述べる。
オーナシップ処理部520は、通信ラインnetに接続している、稼動中の複写機を検索して、そのうちの一つを次のオーナと特定する。オーナシップ処理部520は、優先的に新オーナに特定するべき複写機を記憶しているものとしてもよく、たとえば、電源オフされることが少ない複写機のアドレス等の識別情報がユーザにより制御装置110aへと記憶されていて、記憶された複写機を優先的に新しいオーナに選択するようにしてもよい。
また、オーナシップ処理部520は、定期的に複写機100b,100cへとアクセスして、これらの複写機100b,100cが電源オンとなっている期間の統計を記録するものとしてもよい。そして、かかる統計の記録に基づいて、電源オンになっている期間が長い複写機を新たなオーナに優先的に選択するものとしてもよい。
ステップS09では、こうして新しいオーナへと、新たにオーナになることが指示された後に(ステップS18)、指示を終えた複写機100aの動作が停止する。
他方、ステップS01で複写機100aの電源がオンされたとき、複写機100a以外の複写機に、すでに電源オンのものがあり、したがってある一台の複写機にすでにオーナであるものが存在すれば(ステップS02:yes)、この複写機100aによるオーナシップ処理(ステップS14〜S18)の実行は抑止される(ステップS23〜S27)。
ステップS23では、オーナシップ処理部520が、この複写機100a以外の他の複写機100b,100cのうち、オーナであるものから、そのオーナによってステップS18の処理が実行されることにより、当該複写機100aが次のオーナに指定されていないかを確認する。
ステップS01で複写機100aの電源がオンされたとき、複写機100a以外の複写機に、すでにオーナとなっており、オーナシップ処理部においてオーナシップ処理を実行しているものがあれば(ステップS02:yes)、すでにオーナとなっていた複写機が動作を停止するとき(ステップS17:yes、ステップS18〜S09)ないし、その複写機から指示される等によってその複写機のあとにオーナとなった複写機が動作を停止するときに(ステップS17:yes、ステップS18〜S09)、動作を停止してオーナであることをやめる複写機がステップS18の処理を実行することで、この複写機100aへと、次のオーナはこの複写機100aであることが指示されることがある。
ステップS23で、オーナシップ処理部520は、かかる指示が複写機100aに届いていないかどうかを確認する。
オーナシップ処理部520は、かかるオーナ交代指示があった場合(ステップS23:yes)、オーナシップ処理を実行する(S14〜S18)。
オーナ交代指示がある前に、ユーザにより複写機100aの電源オフが指示された場合(ステップS27:yes)、複写機100aはオーナシップ処理を実行することなく、動作停止する(ステップS09)。
ステップS23の処理は、ユーザにより複写機100aの電源オフが指示されるまで繰り返し実行され、複写機100aは、電源オフになるまでに、オーナ交代指示を受ければ、オーナシップ処理(ステップS14〜S18)を実行する。
なお、オーナシップ処理部520は、図3のステップS23において、新しいオーナに複写機100aが指定されたことを示すオーナ交代指示を取得するが、この指示が取得されるときには、画像形成装置システム1に一台しか存在しない、その指示を送信した送信元のオーナ複写機が動作停止をするときであるので、複写機100aが、このステップS23でのオーナ交代指示取得に応じて、オーナシップ処理(ステップS14〜S18)を開始しても、二台のオーナが画像形成装置システム1に存在してしまうという事態にはならない。
定着処理制御部530は、複写機100aがステップS14〜S18の処理(オーナシップ処理)を実行している途中に第二のヒータ152aを発熱させる場合には、自己の複写機100aのオーナシップ処理部520がこのときにはオーナであるので、このオーナシップ処理部520へと、電力取得制御スイッチ155aをオン状態にする許可を要求する一方で、ステップS23、S27の処理がされている間に第二のヒータ152aを発熱させる場合には、複写機100aはオーナでなく、他の複写機100bまたは100cのオーナシップ処理部へと電力取得制御スイッチ155aをオン状態にする許可を求める。
複写機100b,100cの定着処理制御部も同様であり、複写機100aがステップS14〜S18の処理を実行している間に複写機100bまたは100cで第二のヒータを発熱させる場合には、複写機100aのオーナシップ処理部520がオーナであるので、複写機100aのオーナシップ処理部520へと、複写機100bまたは100cの電力取得制御スイッチをオン状態にする許可を要求する一方で、複写機100aでステップS23、S27の処理がされている間に発熱させる場合には、複写機100bまたは100cのオーナシップ処理部へと許可要求を行うこととなる。また、複写機100aが電源オフの間に第二のヒータを発熱させる場合にも、複写機100bまたは100cの定着処理制御部は、複写機100bまたは100cのオーナシップ処理部へと許可要求を行うこととなる。
かかる画像形成装置システム1であれば、システム構成を大掛かりにしたり複雑にしたりすることを回避しつつ、また、製造コストを高くしてしまうことも回避しつつ、各画像形成装置の第二のヒータを確実に急発熱させることができる。
以下、変形例を説明する。
(A)複写機100aは、複写機100b、100cの識別情報等が特に人手等により設定されなくとも、複写機100b,100cを通信ラインnetに接続するだけで、通信ラインnetに接続されたこれら複写機100b,100cを自動的に探知して、探知されたこれら複写機100b,100cをオーナシップ処理の対象に含めるようになることが好ましい。
(B)上述の実施形態では、補助電源装置100は、1回の定着処理で第二のヒータ152a等に必要な分の電力を蓄電するものとして説明したが、かかる場合に限定されることはなく、たとえば、前述のカスケード接続による方法その他の方法により2回以上の分の電力が蓄電されるものとしてもよい。そして、この場合、互いに排他的に複写機100a〜100cへの電力供給が行われるのではなく、同時に2台以上へと補助電源装置100から電力供給がされることがあってもよい。
(C)上述した実施形態の説明においては、常時、いずれかの複写機のオーナシップ処理部がオーナになって、スタンバイして、待っているようにしたが、かかる場合に限定されることはなく、敢えてスタンバイ状態を維持しなければならない複写機がでてしまうことを回避し、通常時は、オーナは存在しないようにしてもよい。そして、定着処理を行わせたい定着処理制御部は、いつでも、自己の複写機のオーナシップ処理部に許可を要求する。この場合、定着処理制御部から要求を受けたオーナシップ処理部は、他のオーナシップ処理部に通信して、自己がオーナとなることの許可を受け、許可が受けられた場合に、オーナに一時的になり、自己の定着処理制御部に対してヒータのスイッチをオンにする許可を行う。もちろん、印刷が完了するとき等までは、スイッチオンを許可した定着処理制御部は、
このようにすれば、画像形成装置システム1の処理を簡潔にすることができる。
(D)上述の説明では、ステップS18で、旧オーナが新オーナに対して、次にオーナとなることを指示するものとしたが、かかる場合に限定されることはなく、このステップS18の処理は省略されると共に、ステップS23では、旧オーナが電源オフとなったことを旧オーナ以外のほかの複写機が検知して、検知に応じて、自らが新オーナになることを決定するものとしてもよい(ステップS23:yesの場合に相当)。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置システムを示す図である。 制御装置に実現される機能ブロックを示す図である。 複写機の動作の流れを示す図である。
符号の説明
net 通信ライン
1 画像形成装置システム
100 補助電源装置
100a〜100c 複写機
110a 各制御装置
110a〜110c 制御装置
150a 定着装置
151a 第一のヒータ
152a 第二のヒータ
155a 電力取得制御スイッチ
300 AC入力
510 通信部
520 オーナシップ処理部
530 定着処理制御部
540 スイッチ切替処理部

Claims (5)

  1. 商用電源の電力を取得して、蓄電する蓄電装置と、
    商用電源の電力で発熱する第一発熱装置と、前記蓄電装置から供給される電力により発熱する第二発熱装置とを有する定着装置を備える複数の画像形成装置と
    を備える画像形成装置システムであって、
    前記第二発熱装置は、それぞれ、前記蓄電装置より当該第二発熱装置への電力供給を供給実行状態と供給停止状態との間で切り替える切替手段を備え、
    前記各画像形成装置は、
    当該画像形成装置システムに設けられたネットワークにより互いに接続されており、
    それぞれ、自己の前記切替手段、および前記ネットワークを介して他の前記画像形成装置の前記切替手段へと制御信号を送信して、前記蓄電装置から複数の前記画像形成装置への電力供給を制御する統合管理を実行する統合制御手段を備え
    複数の前記画像形成装置の前記統合制御手段は、前記ネットワークを介して互いに通信し、いずれか一つの前記画像形成装置の前記統合制御手段のみが前記統合管理を実行する画像形成装置システム。
  2. 一つの前記画像形成装置に電源が投入されたとき、一つの前記画像形成装置の前記統合制御手段は、他の前記画像形成装置の前記統合制御手段の中に前記統合管理を実行しているものがあるか否かを、前記ネットワークを介して調べ、前記統合管理を実行しているものがないと判断すれば、前記統合管理を実行し、前記統合管理を実行しているものがあると判断すれば前記統合管理を実行しない請求項1記載の画像形成装置システム。
  3. 一つの前記画像形成装置の前記統合制御手段は、他の前記画像形成装置に電源が投入されているものがないと判断すれば、前記統合管理を実行し、他の前記画像形成装置に電源が投入されているものがあると判断すれば、前記統合管理を実行しない請求項2記載の画像形成装置システム。
  4. 前記統合管理を実行している前記統合制御手段を備える一つの前記画像形成装置の電源がオフされるとき、前記統合管理を実行している前記統合制御手段は、前記統合管理を終了し、電源が投入されている他の前記画像形成装置のいずれか一つの前記統合制御手段に前記統合管理の実行を指示する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置システム。
  5. 前記統合制御手段は、前記蓄電装置から前記第二発熱装置へ電力供給する複数の前記画像形成装置の優先順位を記憶しており、前記蓄電装置から前記第二発熱装置へ電力供給する要求が複数ある場合、前記優先順位に従った順番で前記画像形成装置に電力を供給する請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置システム。
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